JP2008038429A - シリンダー錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】連番の鍵を用い、上位の鍵による鍵変更で、下位の鍵を使用不能にし、特別な鍵変更キーを必要としないようにする。
【解決手段】外タンブラー6と内タンブラー7,中間ピン8,中間ピン収納部3b,ストッカーピン9,中間ピン待避孔2b,及び抑え上ピン10とが、使用する鍵のNo.1〜No.nに対応して内筒3または外筒2にn段に分けてそれぞれ設けられ、使用中の鍵に対して鍵番号が上位の鍵で鍵変更操作したときに、前記中間ピンが中間ピン基準位置の内筒側における収納部から中間ピン収納部へと移動して収納され、前記中間ピン基準位置の内筒側収納部に中間ピンが無いことで外筒側の外タンブラーの先端部がシャーラインを超えて内筒側に進出して、当該上位の鍵よりも下位の鍵では解錠できなくなり、当該上位の鍵よりも更に上位の鍵では前記外タンブラーの先端部をシャーラインに押し戻すことで解錠できるシリンダー錠とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、鍵の交換できるシリンダー錠において、新しい鍵を鍵穴に挿入して使用することで鍵の交換が完了するとともに、リセットすることも可能なシリンダー錠に関するものである。
従来、ホテル、マンション、賃貸マンション等の集合住宅におけるシリンダー錠のキーチェンジ方法は、例えば、外筒と該外筒に回転自在に内包される内筒と、前記外筒に設けられ常に内筒の中心部に向かって付勢される複数個のタンブラーと、前記内筒に設けられる複数個のタンブラーと、前記対向する外筒と内筒とのタンブラー間に適宜に設けられる補助タンブラーとでなり、前記補助タンブラーを異なる鍵により当該錠から排除することでキーチェンジを可能にするものが知られている(特許文献1参照)。
特開平11−125039号公報
しかし、従来のシリンダー錠では、キーチェンジを繰り返して最後のキーとなった後は、キーチェンジが不可能となり、新しいシリンダー錠に交換するしかない。しかも、キーチェンジする度に、補助タンブラーがシリンダー錠から撤去されるので、リセットさせるには、内筒を外筒から脱着してその内筒のタンブラーに補助タンブラーを装着しなければならずきわめて手間が掛かる。また、グランドマスターキーが使用できても、過去に使用したオーナーキーを再使用することができない。前記内筒・外筒の交換無しで前記補助タンブラーの状態を復帰させることが出来れば、再び最初のキーから使用することができて便宜に成ると共にランニングコストの低減となる。本発明に係るシリンダー錠は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るシリンダー錠の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、外部部材に固定する固定手段を有する外筒と、該外筒に回転自在に内包され先端部から鍵孔が設けられ後端部で施解錠ドライバーに係合する内筒と、前記外筒に配設され前記内筒の鍵孔に向かって各々が弾性手段で付勢される複数の外タンブラーと、前記内筒に配設され前記外筒側の外タンブラーと各々が対向配置に配設され鍵孔にその先端部が臨む複数の内タンブラーと、対向する前記外タンブラーの先端部と前記内タンブラーの後端部との間で前記外タンブラーに付勢されて内筒側に配設される中間ピンと、該中間ピンがマスターキー若しくは使用中の鍵よりも上位の鍵である鍵変更キーによって中間ピン基準位置の収納部から外筒側の収納部に残された際に、鍵変更方向への回転により当該中間ピンを内筒側に収納する中間ピン用収納部と、前記中間ピン用収納部に設けられ前記中間ピンを外筒側の収納孔に移動させるためのストッカーピンと、前記中間ピン収納部に対向して外筒側に設けられている中間ピン待避孔と、該中間ピン待避孔内に設けられるとともに内筒と外筒との境目のシャーラインを超えることなく内筒の半径方向に付勢するされている抑え上ピンと、があり、前記外タンブラーと内タンブラー,中間ピン,中間ピン収納部,ストッカーピン,中間ピン待避孔,及び抑え上ピンとが、使用する鍵のNo.1〜No.n(nは、2以上の整数)に対応して前記内筒または外筒にn段に分けてそれぞれ設けられ、使用中の鍵に対して鍵番号が上位の鍵で鍵変更操作したときに、前記中間ピンが中間ピン基準位置の収納部から中間ピン収納部へと移動して収納され、前記中間ピン基準位置の収納部に中間ピンが無いことで外筒側のカウンターピンの先端部がシャーラインを超えて内筒側に進出して、当該上位の鍵よりも下位の鍵では解錠できなくなり、当該上位の鍵よりも更に上位の鍵では前記カウンターピンの先端部をシャーラインに押し戻すことで解錠できることである。
前記リセット用鍵には、鍵孔に沿って該鍵孔に前記リセット用鍵を装着した場合に外部にまで露出する凹溝が設けられ、このリセット用鍵により内筒を鍵変更位置に回動させた後に、外部から前記凹溝にリセットロッドを差し込んで、中間ピン収納部の中間ピンを外筒側に収納させ、前記リセット用鍵を前記鍵変更位置から中間ピン基準位置に戻して引き抜くことで前記中間ピンが中間ピン基準位置の外筒側の収納部から内筒側の収納部に移動され、各段の中間ピンが初期状態に戻されること、を含むものである。
本発明のシリンダー錠によれば、No.1の鍵から使用して、このNo.1鍵に対して上位のNo.Xの鍵は常に施錠・解錠が可能であり、鍵変更操作を行うと、その鍵変更操作を行った鍵よりも下位のNo.X−1鍵以下の鍵は使用できなくなる。
また、常に施錠・解錠が可能なリセット用鍵を鍵孔に差し込み、鍵変更位置に内筒を回転させ、元の位置に内筒を戻すと、各段における中間ピンが中間ピン収納部に移動する。これにより、No.1〜No.nまでの全ての鍵が使用できなくなる。
更に、前記リセット用鍵で鍵変更位置に内筒を回して、このリセット用鍵の凹溝にリセットロッドを差し込んで、内筒の奥まで差し込むと、中間ピンが中間ピン収納部のストッカーピンによって中間ピン基準位置の外筒側の収納部に移動され、その状態で前記リセット用鍵を元の位置に戻すと、外筒側に移動した中間ピンが外タンブラーを介して弾性部材で押されて、内筒側の収納部に移動され、各段の中間ピンが初期状態に戻る。
このように、本発明のシリンダー錠は、上位のNo.の鍵が鍵変更キーとなり、鍵変更キーを特別に必要とせず、リセット用鍵により、それ以外の鍵の使用を禁止することができるとともに、リセットロッドを使用することで、初期状態に戻すことができる。
リセット用鍵は、これによる鍵変更操作しないで、単に、解錠方向に回転させて解錠させて、また、元の施錠位置に戻すと、施錠・解錠ができて、中間ピンも各段に亘って元の位置ままに維持され鍵使用番号が変わらず、マスターキーとして使用できる。
本発明に係るシリンダー錠1は、図1に示すように、外部部材に固定する固定手段を有する円筒状の外筒2と、該外筒2に回転自在に内包され先端部から鍵孔3aが設けられ後端部で施錠・解錠ドライバー4に係合する円筒状の内筒3とがある。
前記外筒2に配設され前記内筒3の鍵孔3aに向かって各々が弾性手段5で付勢される複数の外タンブラー6と、前記内筒3に配設され前記外筒側の外タンブラー6と各々が対向配置に配設され鍵孔3aにその先端部が臨む複数の内タンブラー7とがある。そして、対向する前記外タンブラー6の先端部と前記内タンブラー7の後端部との間で前記外タンブラー6に付勢されて内筒側に配設される中間ピン8がある。
前記中間ピン8がマスターキー若しくは使用中の鍵よりも上位の鍵である鍵変更キーによって中間ピン基準位置Aの収納部3bから外筒側の収納部2aに残された際に、鍵変更方向(図2では反時計方向)への回転により当該中間ピン8を内筒側に収納する中間ピン用収納部3cと、前記中間ピン用収納部3cに設けられ前記中間ピン8を外筒側の収納孔2aに移動させるためのストッカーピン9と、前記中間ピン収納部3cに対向して外筒側に設けられている中間ピン待避孔2bと、該中間ピン待避孔2b内に設けられるとともに内筒3と外筒2との境目のシャーラインaを超えることなく内筒3の半径方向に付勢されている抑え上ピン10とがある。
図1乃至図2に示すように、前記外タンブラー6と内タンブラー7,中間ピン8,中間ピン収納部3c,ストッカーピン9,中間ピン待避孔2b,及び抑え上ピン10とが、使用する鍵のNo.1〜No.n(nは、2以上の整数)に対応して、前記内筒3または外筒2において、鍵孔3aの軸心に沿って、手前を1段目として奥の方にn段に分けて、この第1実施例では、2段目からそれぞれ設けられている。勿論、1段目から設けるようにしても良い。また、1段目〜n段目の各段において、内タンブラー7a,外タンブラー6aが、周方向に間隔をおいて中心から放射状に配置され、異鍵による解錠を防止している。
このシリンダー錠1の鍵変更操作に関して、前記中間ピン8の有無によって、解錠が可能になったり不可能になったりする。図2に示すように、中間ピン基準位置Aに、内筒側の収納部3bに中間ピン8があるのが、シリンダー錠1の2段目からn段目における初期状態である。この状態から、時計方向に約90度回転させるのが解錠操作であり、逆に、反時計方向に約45度回転させるのが鍵変更操作である。初期状態の鍵孔3aの位置が施錠状態である。
そして、No.1の鍵11を鍵孔3aに差し込んだ状態が図3に示す状態である。前記初期状態では、外タンブラー6の先端部が、シャーラインaを超えて内筒3側に進出し、収納部3bには、中間ピン8と内タンブラー7とがある。
そして、図3に示す状態では、No.1の鍵11のキー溝の深さ程度により、前記内タンブラー7及び中間ピン8が半径方向で外側に押され、前記中間ピン8の先端がシャーラインaに揃う。また、中間ピン収納部3cにおいては、ストッカーピン9が半径方向外側に押し出され、その先端面がシャーラインaに揃っている。
これにより、ストッカーピン9を収納する中間ピン収納部3cに、施錠や鍵変更の操作時において外タンブラー6,6aが入り込まないようにされる。他の外タンブラー6aや内タンブラー7aは、それぞれ、シャーラインaを境にして対向して当接していて、No.1の鍵11による、内筒3の回転を許容している。
図4に示すように、No.1の鍵11を反時計方向に回転させても、内筒3側の内タンブラー7,7a及びストッカーピン9の先端がシャーラインaに揃っているので、外タンブラー7,7aがシャーラインaを超えることはない。
次に、鍵孔3aにNo.2の鍵12を差し込むと、図5に示すように、2段目における、中間ピン基準位置Aのキー溝12aの深さが、前記鍵11の場合よりも浅いので、内タンブラー7及び中間ピン8が半径方向外側に押し出され、前記内タンブラー7の先端がシャーラインaに揃い、前記中間ピン8が、シャーラインaを超えて外筒2側の収納孔2aに進出する。これにより、収納孔2a内の外タンブラー6は、弾性手段であるコイルスプリング5の付勢力に抗して外側に押し込まれる。
また、中間ピン収納部3cにおいては、前記鍵12のキー溝12bの深さが、前記鍵11の場合に比べて深いので、ストッカーピン9は半径方向外側に押されることなく、このストッカーピン9の先端とシャーラインaとの間には、中間ピン8が入るほどの十分な間隙がある。
この状態から鍵12を時計方向に回転させて、解錠することが可能である。なお、鍵のNo.Xが上位の鍵は全部、施錠・解錠が可能である。そして、図6に示すように、鍵12を鍵変更位置にまで(この実施例では約45度程度、図ではその回転途中)、反時計方向に回転させると、2段目において、中間ピン基準位置Aの収納孔2aと中間ピン収納部3cとが半径方向において一致し、コイルスプリング5の付勢力により、外タンブラー6を介して半径方向の内側に押されるので、中間ピン8がシャーラインaを超えて中間ピン収納部3cに入り込む。なお、中間ピン待避孔2bにおける抑え上ピン10においては、内筒3側の収納孔が一致しようとしまいと関係なく、抑え上ピン10の先端がシャーラインaに揃っている。
そして、前記鍵12を時計方向に戻して回転させ元の位置に戻して鍵孔3aから引き抜くと、図7に示すようになる。2段目においては、中間ピン基準位置Aに中間ピン8が無くなり、中間ピン収納部3c前記中間ピン8が収納される。これにより、中間ピン基準位置Aに置いて中間ピン8の分の高さが不足することになる。従って、図8に示すように、No.1の鍵11を鍵孔3aに差し込んでも、図3と比較して判るように、中間ピン基準位置Aにおける収納部3bに中間ピン8が存在しないので、コイルバネ5に付勢するされた外タンブラー6の先端がシャーラインaを超えて内筒3側に入り込む。これにより、鍵11で内筒3を回転させようとしても、前記外タンブラー6が引っかかり、回転不能となる。
また、前記鍵11が鍵孔3aに挿入されたことで、ストッカーピン9が半径方向外側に押し出され、その先端がシャーラインaに揃い、それによって、前記中間ピン8がシャーラインaを超えて外筒2側に移動し、中間ピン待避孔2bに収納され待避する。抑え上ピン10はコイルバネ5に抗して外側に押し込まれる。このように、中間ピン待避孔2bは、キー溝の浅いものが使用された場合に、中間ピン収納部3cに収納された中間ピン8が強制的に外筒2側へ移動させられるので、内筒3の回転に支障ないように外筒2側へ待避させるためにある。
こうして、No.2の鍵12を使用して、鍵変更操作すると、2段目の中間ピン8は、中間ピン収納部3cに移動して、下位のNo.の鍵11は、もはや使用できなくなる。また、前記鍵12自身がチェンジキーの機能を持つ。なお、図5に示す状態で、この鍵12を鍵孔3aに差し込んで直ちに鍵変更操作をしないで、解錠操作して内筒3を時計方向に回転させた場合でも、中間ピン収納部3cの孔径が、他の外タンブラー用の孔径よりも小さいので、解錠操作中に外タンブラー6aが前記中間ピン収納部3cに入り込むことはない。
こうして、2段目の中間ピン8が、中間ピン基準位置Aから中間ピン収納部3cに移動したことで、No.2の鍵12とそれ以上の上位の鍵で、施錠・解錠が可能であるが、下位の鍵11では施錠・解錠できなくなる。更に、3段目において、No.3の鍵による鍵変更操作で、中間ピン8が中間ピン基準位置Aから中間ピン収納部3cに移動されると、No.1とNo.2との鍵11,鍵12は、中間ピン基準位置Aにおける外タンブラー6が内筒3側に進入するので、内筒3が回転不能となり使用不可能になる。
前記シリンダー錠1の2段目、3段目の中間ピン8が、中間ピン基準位置Aから中間ピン収納部3cに移動すると、それがリセット用鍵で元の位置に戻されるまで、この中間ピン8は中間ピン収納部3cから移動することがない。
このような連番の鍵を複数枚、用意しておけば、例えば、使用者が鍵を不注意で無くしても、鍵の管理者から使用者に次の上位のNo.Xの鍵を渡すことで、その上位の鍵で直ちに鍵変更が可能で、すぐ使用できる。シリンダー錠の交換等をすることもなく、また、特別な鍵変更用の鍵を用意することもない。このような関係を表で示すと、以下のようになる。
中間ピン8の有無は、各段における中間ピン基準位置Aにおいての有無を示す。また、○印は、施錠・解錠できることを示す。

Figure 2008038429
次に、図9に示す前記リセット用鍵13で、各段の前記中間ピン8を全部、中間ピン基準位置Aに戻す方法を説明する。リセット用鍵13は、掴み部13aと鍵孔に差し込む本体部13bとがあり、これらを貫いて片面側に一条のリセット用凹溝13cが設けられている。前記凹溝13cには、図10に示す、全体棒状のリセットロッド14が挿入されるものである。14aが掴み部、14bがロッド本体部を示している。
前記リセット用鍵13による初期状態への復帰方法は、図11に示すように、まず、シリンダー錠1の鍵孔3aに前記リセット用鍵13を差し込む。すると、この鍵の本体部13bの上角部にある溝13cにより半径方向の押し出しが少ないので、各段の中間ピン収納部3cにおいて、ストッカーピン9の先端とシャーラインaとの間の間隙に中間ピン8が収納される。
そして、図12に示すように、反時計方向にリセット用鍵13を約45度ほど回転させ鍵変更位置にセットする。すると、中間ピン基準位置Aに、前記中間ピン収納部3cが至り、収納孔2aと半径方向で位置が一致する。そこで、図13に示すように、リセット用鍵13の前記凹溝13cに、鍵13の掴み部13aからリセットロッド14を凹溝13cに差し込んで、奥に突き当たるまで差し込む。
これにより、前記凹溝13cにリセットロッド14が埋め込まれたので、半径方向にストッカーピン9が押し出されてその先端がシャーラインaに揃い、同時に、中間ピン8がシャーラインaを超えて、外筒2側の収納部2aに進入する。この収納部2a内の外タンブラー6がコイルバネ5の付勢力に抗して外側に押し込まれる。前記リセットロッド14は、各段に亘って凹溝13cに差し込まれるので、各段の全部の中間ピン8が外筒2の収納部2aに収納される。
図13に示す鍵変更位置から、リセット用鍵13を時計方向に回転させて元の位置に戻す。これにより、全ての中間ピン8が、中間ピン基準位置Aにおける、外筒2側の収納部2aに残る。そして、鍵孔3aから前記リセット用鍵13及びリセットロッド14を一緒に抜くと、図1及び図2に示すように、中間ピン基準位置Aにおける前記中間ピン8が、外筒2側の収納部2aからコイルバネ5によって、内筒3側の収納部3bに戻る。これで、シリンダー錠1の初期状態となる。
このように、リセット用鍵13で中間ピン8を中間ピン基準位置Aに戻すことができるが、図13に示す状態で、仮に、リセットロッド14を凹溝13cに差し込まないで、リセット用鍵13を元に戻して鍵孔3aから抜くと、全部の中間ピン8が、中間ピン収納部3cに移動してしまい、No.1鍵〜No.n鍵のどれでも施錠・解錠できなくなる。よって、このリセット用鍵13で、単に、鍵変更操作をして、他の鍵では施錠・解錠できないようにすることができるのである。これも、使用者にNo.1〜No.nまでのいずれかの鍵を引き渡す前において、管理者がシリンダー錠1を施錠しておくことができて、新築のマンション等において便宜である。
本発明に係るシリンダー錠1の縦断面図である。 同本発明のシリンダー錠1における、中間ピン8がある各段の断面図である。 同シリンダー錠1の初期状態において、鍵孔3aにNo.1鍵11を挿入した状態の断面図である。 同シリンダー錠1において、No.1鍵11で内筒3を鍵変更操作方向(反時計方向)に回転させている状態の断面図である。 同シリンダー錠1の初期状態において、No.2の鍵12を鍵孔3aに差し込んだ状態の断面図である。 同No.2の鍵12を、鍵変更操作している状態の断面図である。 同シリンダー錠1がNo.2の鍵12によって、2段目の中間ピン8が鍵変更された状態の断面図である。 同シリンダー錠1の2段目の中間ピン8が、中間ピン基準位置Aから移動したため、下位のNo.1鍵11では、内筒3が回転しない状態で有ることを示す断面図である。 リセット用鍵13の平面図(A)と、B−B線に沿った断面図(B)である。 リセットロッド14の正面図(A)と、側面図(B)とである。 本発明のシリンダー錠1に、リセット用鍵13を鍵孔3aに差し込んだ状態の断面図である。 リセット用鍵13で、各段の中間ピン8を、中間ピン基準位置Aに戻す様子を示す断面図である。 リセット用鍵13で鍵変更位置に内筒3を回転させ、更に、凹溝13cに差し込むリセットロッド14で中間ピン8を外筒2側に移動させる様子を示す断面図である。
符号の説明
1 シリンダー錠、
2 外筒、 2a 収納部、
2b 中間ピン待避孔、
3 内筒、 3a 鍵孔、
3b 収納部、 3c 中間ピン収納部、
4 施錠・解錠ドライバー、
5 弾性手段(コイルスプリング)、
6,6a 外タンブラー、
7,7a 内タンブラー、
8 中間ピン、
9 ストッカーピン、
10 抑えピン、
11 No.1鍵、 12 No.2鍵、
13 リセット用鍵、 13a 掴み部、
13b 本体部、 13c 凹溝、
14 リセットロッド、 14a 掴み部、
14b ロッド本体部。

Claims (2)

  1. 外部部材に固定する固定手段を有する外筒と、
    該外筒に回転自在に内包され先端部から鍵孔が設けられ後端部で施解錠ドライバーに係合する内筒と、
    前記外筒に配設され前記内筒の鍵孔に向かって各々が弾性手段で付勢される複数の外タンブラーと、
    前記内筒に配設され前記外筒側の外タンブラーと各々が対向配置に配設され鍵孔にその先端部が臨む複数の内タンブラーと、
    対向する前記外タンブラーの先端部と前記内タンブラーの後端部との間で前記外タンブラーに付勢されて内筒側に配設される中間ピンと、
    該中間ピンが使用中の鍵よりも上位の鍵である鍵変更キーによって中間ピン基準位置の内筒側の収納部から外筒側の収納部に残された際に、鍵変更方向への回転により当該中間ピンを内筒側に収納する中間ピン用収納部と、
    前記中間ピン用収納部に設けられ前記中間ピンを外筒側の収納孔に移動させるためのストッカーピンと、
    前記中間ピン収納部に対向して外筒側に設けられている中間ピン待避孔と、
    該中間ピン待避孔内に設けられるとともに内筒と外筒との境目のシャーラインを超えることなく内筒の半径方向に付勢するされている抑え上ピンと、があり、
    前記外タンブラーと内タンブラー,中間ピン,中間ピン収納部,ストッカーピン,中間ピン待避孔,及び抑え上ピンとが、使用する鍵のNo.1〜No.n(nは、2以上の整数)に対応して前記内筒または外筒にn段に分けてそれぞれ設けられ、
    使用中の鍵に対して鍵番号が上位の鍵で鍵変更操作したときに、前記中間ピンが中間ピン基準位置の内筒側における収納部から中間ピン収納部へと移動して収納され、
    前記中間ピン基準位置の内筒側収納部に中間ピンが無いことで外筒側の外タンブラーの先端部がシャーラインを超えて内筒側に進出して、当該上位の鍵よりも下位の鍵では解錠できなくなり、
    当該上位の鍵よりも更に上位の鍵では前記外タンブラーの先端部をシャーラインに押し戻すことで解錠できること、
    を特徴とするシリンダー錠。
  2. リセット用鍵には、鍵孔に沿って該鍵孔に前記リセット用鍵を装着した場合に外部にまで露出する凹溝が設けられ、このリセット用鍵により内筒を鍵変更位置に回動させた後に、外部から前記凹溝にリセットロッドを差し込んで、中間ピン収納部の中間ピンを外筒側に収納させ、前記リセット用鍵を前記鍵変更位置から中間ピン基準位置に戻して引き抜くことで前記中間ピンが中間ピン基準位置の外筒側の収納部から内筒側の収納部に移動され、各段の中間ピンが初期状態に戻されること、
    を特徴とする請求項1に記載のシリンダー錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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