JP2008037042A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する記録用液状体の乾燥性溶媒の種類を問わず、しかも当該記録装置の駆動タイミングを意識することなく、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの溶媒成分の乾燥による記録用液状体の増粘を抑え、ノズルから吐出する液滴の吐出量不足やノズル詰まりなどを防止し、汎用性に富み高画質記録が可能な記録装置を得ること。
【解決手段】溶媒蒸気制御手段51、記録ヘッド1のノズル面に、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を5×ρ[g/m3]以上で、かつ、飽和蒸気量未満にする比重ρの乾燥性溶媒の蒸気を供給し、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの液状体溶媒成分の乾燥による記録用液状体の増粘を防止する。併せて、フラッシング吐出を100sec以下の所定時間毎に実行し、1発吐出〜1000発連続吐出を行うことで、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの液状体溶媒成分の乾燥防止効果をさらに高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥性溶媒を含む記録用液状体を記録ヘッドのノズルから液滴の形で記録媒体上に吐出して文字や画像を印刷記録する記録装置に関するものである。
乾燥性溶媒を含む記録用液状体を記録ヘッドのノズルから吐出する記録装置において記録画質不良を起こす原因の一つに、記録ヘッドのノズルからの吐出量不足やノズル詰まりがある。
即ち、記録ヘッドのノズル開口部は、記録装置の非稼働時では、キャッピングによって塞がれているので、ノズル開口部からの溶媒成分の乾燥は抑制されるが、記録装置の稼働時では、記録用液状体の吐出に備えて常にノズル開口部は露出した状態にあるので、吐出が行われないノズルでは溶媒成分の乾燥によって記録用液状体が乾燥し易くなる。特に、記録動作時間が長くなると、吐出が行われない状態が継続するノズルでは、その開口部に滞留している記録用液状体の粘度が増加する。その結果、上記した記録ヘッドのノズルからの吐出量不足やノズル詰まりが起こる。
そこで、記録装置の記録動作時における上記した記録ヘッドのノズル付近の乾燥を防止するため、ノズル付近に加湿空気を供給する加湿器を設ける方法が提案されている(例えば、特許文献1,2など)。
特開2000−255053号公報 特開2000−79696号公報
しかしながら、この種の記録装置で用いる記録用液状体は、使用する乾燥性溶媒の種類によって、水を溶媒とする水性系、低分子量タイプの炭化水素などを溶媒とする油性系、エタノールなどを溶媒とする溶剤系、光重合開始剤などを溶媒とするUV硬化系など各種あるが、上記加湿器を設ける従来の技術では、加湿空気の供給であるので、使用できる記録用液状体は、水溶媒を含む記録用液状体に限られる。つまり、汎用性に欠けるという問題がある。
そして、上記加湿器を設ける従来の技術では、ノズル開口部の液状体表面(メニスカス面)からの水溶媒乾燥による記録用液状体の増粘を抑え、吐出量不足やノズル詰まりなどを防止できる加湿器の駆動条件が明確でないので、加湿器駆動時の記録装置駆動のタイミングを判断できないという問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、使用する記録用液状体の乾燥性溶媒の種類を問わず、しかも当該記録装置の駆動タイミングを意識することなく、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの溶媒成分の乾燥による記録用液状体の増粘を抑え、ノズルから吐出する液滴の吐出量不足やノズル詰まりなどを防止し、汎用性に富み高画質記録が可能な記録装置を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、乾燥性溶媒を含む記録用液状体の液滴をノズルから吐出して、記録媒体の記録面上に液状体液滴によるドットパターンを形成する記録ヘッドを有する記録装置において、前記記録ヘッドの配置位置に対し前記記録媒体の供給側に設けられ、前記記録ヘッドのノズル面におけるノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を所定の量にする溶媒蒸気を前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体の記録面との間に向けて供給する溶媒蒸気制御手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を制御するので、使用する記録用液状体の乾燥性溶媒の種類を問わず、しかも当該記録装置の駆動タイミングを意識することなく、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの溶媒成分の乾燥による記録用液状体の増粘を抑えることができるので、ノズルから吐出する液滴の吐出量不足やノズル詰まりなどを防止することができ、汎用性に富み高画質記録が可能な記録装置を得ることができる。
本発明によれば、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を制御するので、使用する記録用液状体の乾燥性溶媒の種類を問わず、しかも当該記録装置の駆動タイミングを意識することなく、ノズルから吐出する液滴の吐出量不足やノズル詰まりなどを効果的に防止することができるので、汎用性に富み高画質記録が可能な記録装置が得られるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、本発明にかかる記録装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるシリアル方式の記録装置の外観構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、シリアル方式の記録装置Aは、一般に、シリアルヘッドタイプの記録ヘッド1と、この記録ヘッド1を記録用紙41の幅方向(主走査方向)Xに往復移動させる機構(キャリッジ31、キャリッジ軸32等)と、記録用紙41を主走査方向Xと直交する方向(副走査方法)Yに搬送する機構(搬送ローラ42等)とを備えている。
具体的に説明すると、記録ヘッド1は、キャリッジ31に固定支持されている。このキャリッジ31は、主走査方向Xに延びるキャリッジ軸32に移動自在に支持されている。そして、キャリッジ31には、図示しないキャリッジモータが設けられており、このキャリッジモータによって、記録ヘッド1およびキャリッジ31がキャリッジ軸32にガイドされて主走査方向Xに往復動するようになっている。
前記記録用紙41は、図示しない搬送モータによって回転駆動される2つの搬送ローラ42の間を通るよう給送されるので、この搬送モータおよび各搬送ローラ42により、記録用紙41が記録ヘッド1の下方を主走査方向Xと垂直な副走査方向Yに搬送されるようになっている。
記録ヘッド1は、その上面側から「乾燥性溶媒を含む記録用液状体」が充填された液状体カートリッジ35が装着され、記録用紙41と対面するその下面側はノズル配置面(図2参照)となっている。
この液状体カートリッジ35が装着された記録ヘッド1が主走査方向Xに移動し、記録用紙41が副走査方向Yに移動する過程で、図2〜図4に示す構造によって、その下面に設けたノズルから、液状体カートリッジ35の充填された「乾燥性溶媒を含む記録用液状体」を記録用紙41上に吐出することで、記録用紙41上に文字や画像を示すドットパターンを形成する。
このような記録装置Aにおいて、図示しない蒸気量検出手段と溶剤蒸気制御手段51と液状体排出部52と溶剤蒸気回収手段53とを設けてある。
図示しない蒸気量検出手段は、記録ヘッド1の下面に設けたノズル近傍の液状体溶媒の蒸気量を検出する。溶剤蒸気制御手段51は、例えば、記録用紙41上において記録ヘッド1の配置位置に対して記録用紙41の給紙端側(イ)の所定位置に、記録用紙41を主走査方向Xに跨ぎ、かつ記録用紙41の記録面に非接触の状態で配置される。溶剤蒸気回収手段53は、記録用紙41上において記録ヘッド1の配置位置に対して記録用紙41の排出端側(ロ)の所定位置に、記録用紙41を主走査方向Xに跨ぎ、かつ記録用紙41の記録面に非接触の状態で配置される。また、液状体排出部52は、記録ヘッド1の移動方向(主走査方向X)の一端側であって記録用紙41の搬送路を外れた位置に配置される。
これらの説明の前に、本発明の理解を容易にするため、図2〜図4を参照して、記録ヘッド1における記録用液状体の吐出構造及び吐出動作を概略説明する。なお、図2は、図1に示す記録ヘッドのノズル配置面側から見た内部構造を説明する概念図である。図3は、図2に示すa−a線矢視断面図である。図4は、図2に示すb−b線矢視断面図である。
図2において、左右方向は主走査方向Xを示し、上下方向は副走査方向を示している。9は、記録ヘッド1の本体下面に貼り付けてあるノズル板である。ノズル板9には、ノズル14が副走査方向に所定の間隔で設けられている。
また、3は、記録ヘッド1の本体内に設けられる圧力室用凹部である。圧力室用凹部3は、所定幅を有して主走査方向Xに所定長延在し両端部がほぼ半円形状となる形で、副走査方向にノズル14と対応して所定の間隔で設けられる。数値例を示すと、各圧力室用凹部3は、幅が例えば約130μmであり、全長が例えば約1250μmである。
各圧力室用凹部3内には、圧力室4がその内周形状に沿って形成される。圧力室4の長手方向一端側には記録用液状体を圧力室4内の取り込む供給口3aが設けられ、長手方向他端側には記録用液状体をノズル14に向けて吐出する吐出口3bが設けられる。23は、圧力室4の天井側に設けられる圧電素子である。
また、11は供給用液状体流路であり、12は吐出用液状体流路である。供給用液状体流路11は、圧力室用凹部3とノズル板9との間において、記録ヘッド1に装着した液状体カートリッジ35と副走査方向に並ぶ各圧力室4の供給口3aとを連通するように設けられている。吐出用液状体流路12は、圧力室用凹部3とノズル板9との間において、吐出口3bとノズル14とを1対1の関係で連通するように設けられている。
図3は、副走査方向に並ぶ各ノズル14に関わる構成を示し、図4は、1つの圧力室用凹部3に関わる構成を示している。図3及び図4において、記録ヘッド本体2内に設けられる各圧力室用凹部3は、所定高さの圧力室部品6で図2に示した形状に区画される形で形成され、圧力室4は、この圧力室部品6を側壁部としている。この圧力室部品6は、以降、側壁部6というが、例えば約200μm厚さの感光性ガラス製で構成されている。
側壁部6の下端面には、各圧力室用凹部3の底部面(つまり各圧力室4の床面)を構成する液状体流路部品7が接着固定され、この液状体流路部品7の下端面にノズル板9が接着固定されている。
液状体流路部品7は、肉厚の厚い5枚のステンレス鋼板と肉厚の薄い1枚のステンレス鋼板との積層体であり、そのうち一番上が肉厚の厚いステンレス鋼板で、2番目が肉厚の薄いステンレス鋼板で、その下の4つが肉厚の厚いステンレス鋼板である。この液状体流路部品7内に、供給用液状体流路11と吐出用液状体流路12とが形成されている。
即ち、各圧力室4の供給口3aに対応する位置では、肉厚の薄いステンレス鋼板の下に積層される肉厚の厚い4つのステンレス鋼板がかなり広い幅だけ副走査方向に向かって除かれて供給用液状体流路11が形成され、一番上の肉厚の厚いステンレス鋼板が所定幅だけ副走査方向に向かって除かれ、露出した肉厚の薄いステンレス鋼板に、各供給口3aと供給用液状体流路11とを連通するオリフィス8が形成されている。オリフィス8の孔径は、例えば約38μmである。
また、各圧力室4の吐出口3bに対応する位置では、液状体流路部品7を構成する6枚のステンレス鋼板に、各吐出口3bと対応する各ノズル14とを連通する吐出用液状体流路12が円形状に設けられている。
ノズル板9は、ステンレス鋼板であり、その下面は、撥水膜9aで被覆されている。各ノズル14は、ノズル径が吐出方向の内端側から外端側に向かって小さくなるテーパ部と、このテーパ部の外端側からノズル板9の下面まで一定のノズル径で垂直に降下するストレート部とからなり、このストレート部のノズル径は、例えば約20μmに設定されている。つまり、ノズル14から記録用紙41上に吐出される記録用液状体の液滴15の外径は、約20μmである。
そして、各圧力室用凹部3の上部には、圧電アクチュエータ21が設けられている。この圧電アクチュエータ21は、全ての圧力室4に共通の電極となる振動板22と、この振動板22上に各圧力室4と1対1の関係で設けられるアクチュエータ部(23,24,25)とで構成される。
振動板22は、全ての圧力室用凹部3の上端開口を塞ぐように側壁部6の上端面に接着固定され、各圧力室4に共通の振動する天井板となっている。この振動板22は、Cr製の薄膜で形成され、その厚みは、例えば約6μmに設定されている。
アクチュエータ部(23,24,25)は、各圧力室4に対応した位置において、振動板22側から上に向かって、Cu製の中間層25、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる圧電素子23及びPt製の個別電極24とこの順に積層されている。
各圧電素子23、各個別電極24および各中間層25は、全て薄膜で形成されている。具体的には、各圧電素子23は厚みが8μm以下(例えば約3μm)の薄膜であり、各個別電極24は厚みが例えば約0.2μmの薄膜であり、各中間層25は厚みが例えば約3μmの薄膜である。
各圧電アクチュエータ21は、各圧力室4の共通電極である振動板22と各圧力室4に1対1の関係で対応した各個別電極24とを介して各圧電素子23にパルス電圧を印加して振動板22の圧力室4に対応する部分を変形させることで、当該圧力室4内の記録用液状体を吐出口3bからノズル14に向けて押し出し、ノズル14から液滴15を吐出させるようになっている。
即ち、振動板22と個別電極24との間にパルス電圧を印加すると、圧電素子23はその圧電効果によって、パルス電圧の立ち上がりに応答してその厚み方向と垂直な幅方向に収縮し、パルス電圧の立ち下がりに応答してその厚み方向と垂直な幅方向に伸張するのに対し、振動板22、個別電極24及び中間層25はそのような変動を起こさないので、圧力室4では、いわゆるバイメタル効果が起こり、圧電素子23の収縮・伸張に応じて容積が変化する。
圧電素子23がパルス電圧の立ち上がりに応答してその厚み方向と垂直な幅方向に収縮すると、振動板22の圧力室4に対応する部分が圧力室4側へ凸状に撓んで変形する。圧力室4では容積が小さくなるので、圧力室4内の圧力が高まり、この圧力で圧力室4内の記録用液状体が吐出口3b、吐出用液状体流路12を経由してノズル14から押し出される。
そして、圧電素子23が当該パルス電圧の立ち下がりに応答してその厚み方向と垂直な幅方向に伸張すると、振動板22の圧力室4に対応する部分が元の状態に復帰し、圧力室4では容積が大きくなるので、圧力室4内の圧力が低くなる。すると、吐出口3bから吐出用液状体流路12に向けて押し出されていた記録用液状体が圧力室4内に引き戻されるので、ノズル14から押し出されていた記録用液状体は、吐出用液状体流路12内の液状体から引きちぎられて液状体液滴15(例えば3pl)となって記録用紙41に吐出される。これによって、記録用紙41面上に液状体液滴15がドット状に付着することとなる。
また、振動板22が凸状に撓んで変形した状態から元の状態に復帰して圧力室4内の圧力が低くなるのに伴い、圧力室4内には、液状体カートリッジ35から供給用液状体流路11、供給口3aを介して記録用液状体が充填される。
なお、各圧電素子23に印加するパルス電圧としては、前記のように押し引きタイプの他に、例えば、第1の電圧から当該第1の電圧よりも低い第2の電圧まで立ち下がった後に当該第1の電圧まで立ち上がる引き押しタイプのものも使用される。
以上説明した圧電アクチュエータ21の動作を踏まえて図1に示した記録装置Aで行われる記録用紙41への記録動作を具体的に説明する。
各圧電素子23への駆動パルス電圧の印加は、記録ヘッド1及びキャリッジ31を主走査方向Xにおいて記録用紙41の一端から他端まで略一定速度で移動させている間に、所定時間(例えば50μs程度:吐出駆動周波数20kHz)毎に行われる。この場合、記録ヘッド1が記録用紙41における液状体液滴15を着弾させない箇所に達したときには駆動パルス電圧を印加しない制御も並行して行われる。これによって、記録用紙41の所定位置に液状体液滴15を着弾させる。
そして、1走査分の記録が終了すると、搬送モータ及び各搬送ローラ42によって記録用紙41を副走査方向Yに所定量搬送し、再度、記録ヘッド1及びキャリッジ31を主走査方向Xに移動させながら液状体液滴15を吐出させ、新たな1走査分の記録を行なう。この動作を繰り返すことによって、記録用紙41の記録面全体に所望の文字や画像が形成される。
次に、図5〜図8を参照して、本発明が問題とする記録用液状体の溶媒に関する事項について説明し、図示しない蒸気量検出手段、溶剤蒸気制御手段51、液状体排出部52及び溶剤蒸気回収手段53の内容を明らかにする。なお、図5は、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量と正常吐出ノズル率との関係を示す特性図である。図6は、ノズル開口部の液状体メニスカス面の溶媒蒸気平衡層を説明する図である。図7は、ノズル開口部の液状体が増粘したことで液状体液滴の吐出量不足を起こした状態を示す図である。図8は、ノズル開口部の液状体が増粘したことでノズル詰まりを起こした状態を示す図である。
記録装置Aで用いる記録用液状体の種類は、前記したが、詳細に説明すると、使用する溶媒によって、(1)水を溶媒とする水性系、(2)低分子量タイプの炭化水素やシリコーンを溶媒とする油性系、(3)エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、シクロヘキサン、ジエチレングリコール誘導体、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、N−メチル−2−ピロリドン、酢酸エチルなどを溶媒とする溶剤系、(4)光重合開始剤やアクリレートを溶媒とするUV硬化系など各種ある。
これらの液状体溶媒は乾燥性を有するが、その蒸気量は、その蒸気中に含まれる水や、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、炭化水素等の特定ガス量と液状体溶媒蒸気の蒸気量との相関性を予め計測して1つの特定ガス量に対する検量線を定め、その検量線と実際に測定した1つの特定ガス量とを比較することで間接的に検量することができる。
また、水、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素、炭化水素等の特定ガス量を測定する装置としては、水蒸気であれば湿度計が使用でき、酸素や二酸化炭素、一酸化炭素、炭化水素等であれば気体熱電動式、隔膜ガルバニ電池式、ジルコニア限界電流方式、赤外線式吸収法等の検知原理の測定装置が使用できる。
つまり、図示しない蒸気量検出手段は、このような方法で、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を検出する。そして、検出した蒸気量に応じて溶剤蒸気制御手段51の駆動を制御するようになっている。溶剤蒸気制御手段51は、駆動指令を受けると、溶媒蒸気の発生を制御する。溶媒蒸気制御手段51が発生した溶媒蒸気は、記録用紙41上を給紙端側(イ)から排出端側(ロ)に向かって向かって流れるので、ノズル板9のノズル面に溶媒蒸気を効率良く供給することができる。このことから、溶媒蒸気制御手段51は、前記の通り記録用紙41上において記録ヘッド1の配置位置から給紙端側(イ)に非接触の状態で配備することが適しているが、ノズル面に充分な溶媒蒸気を供給することができればよいので、記録用紙41上ではない給紙端側(イ)外部に配備してもよい。
この溶媒蒸気制御手段51で利用できる溶媒蒸気発生方式の種類は大きく分けて、液体噴霧方式、蒸気噴霧方式及び気化式の3種類がある。液体噴霧方式には、流体ノズル方式や超音波方式、遠心式がある。蒸気噴霧方式には、蒸気ボイラー式や蒸気皿式、電極式、電熱式がある。また、気化式には、回転式や静止式、透湿膜式がある。
ところで、液状体溶媒には、上記したように種々ある。それらと「乾燥」との関係について図5〜図8を参照して説明する。これによって、検出した蒸気量に応じて溶剤蒸気制御手段51の駆動を制御する内容を明らかにする。
図5では、400個のノズルが配設された記録ヘッド1の液状体カートリッジ35に、比重ρ=1の水溶媒を用いた記録用液状体を充填し、記録ヘッド駆動時の液状体液滴吐出に対するノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量[g/m3]を測定した結果が示されている。図7は、この場合に記録ヘッド1のノズル開口部に形成される液状体メニスカスを示している。図7に示すように、液状体メニスカス面16の周囲には、液状体メニスカス面16での水分乾燥量と水分溶解量とが平衡状態にある溶媒蒸気平衡層17が形成される。
図6と図7において、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量が5[g/m3]未満であると、液状体メニスカス面16の溶媒蒸気平衡層17の体積が小さく、つまり、液状体メニスカス面16の溶媒蒸気(今の例では水分蒸気)被覆割合が低く、記録用液状体への水分溶解量が不十分であるので、水分乾燥量の方が水分供給量より多くなり液状体が増粘する。その結果、吐出される液状体液滴の吐出量不足(図8)やノズル詰まり(図9)を起こし易い。
これと同様の現象が、比重ρの乾燥性溶媒を使用する油性系、溶剤系またはUV硬化系の記録用液状体でも認められ、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を5×ρ[g/m3]未満であると、液状体メニスカス面16の溶媒蒸気平衡層17の体積が小さく、記録用液状体への溶媒溶解量が不十分であるので、溶媒乾燥量の方が溶媒供給量よりも多くなり、記録用液状体が増粘する。その結果、上記と同様に、吐出される液状体液滴の吐出量不足(図8)やノズル詰まり(図9)を起こし易い。
一方、液状体溶媒蒸気の飽和蒸気量以上の過飽和状態では、ノズル面で溶媒蒸気が凝結し、液状体液滴の飛行曲がりや不吐出を起こす要因となり好ましくない。実際、例えば、水溶媒(比重ρ=1)の記録用液状体を用いた記録装置Aでは、25℃環境において、飽和蒸気量未満の相対湿度99%RHでは、液状体液滴の飛行曲がりや不吐出を起こすことなく良好に吐出したが、飽和蒸気量に達した相対湿度100%RHの環境下では、ノズル面が結露し、液状体液滴の飛行曲がりを起こした。
図6では、吐出環境温度が25℃の場合を示しているが、その他の吐出環境温度(例えば、5℃〜40℃)においても、正常に記録用液状体を吐出するノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量は、5×ρ[g/m3]以上で、かつ、飽和蒸気量未満が妥当な範囲ということになる。
水の飽和水蒸気量V[g/m3]は、温度t℃における飽和水蒸気圧E[hPa]を次のTetensの(式1)を用いて導き、それを水蒸気の状態方程式から導かれる(式2)に適用することで得ることができ、前記の25℃環境での飽和水蒸気量Vは23[g/m3]と求められる。
E=6.11×10^(7.5×t/(t+237.3))・・・(式1)
V=217×E/(t+273.15)・・・(式2)
したがって、水溶媒(比重ρ=1)の記録用液状体を用いた記録装置Aでは、25℃環境においては、ノズル近傍の有効な液状体溶媒蒸気の蒸気量は、5[g/m3」以上であり、かつ、飽和水蒸気量23[g/m3]未満の範囲内が妥当である。
以上の検討結果から、この実施の形態では、溶剤蒸気制御手段51の駆動を制御する好適な基準として乾燥性溶媒の比重ρを用い、図示しない蒸気量検出手段は、検出したノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量が、5×ρ[g/m3]未満の場合に溶媒蒸気制御手段51を駆動し、飽和蒸気量以上になると、溶媒蒸気の不必要な供給を防止するため溶媒蒸気制御手段51の駆動を停止するようにしている。
なお、図示しない蒸気量検出手段は、溶剤蒸気制御手段51の駆動を制御する機能も添えているとしたが、図示しない蒸気量検出手段は、単に蒸気量の検出機能のみを有し、溶剤蒸気制御手段51が、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量が5×ρ[g/m3]以上で、かつ、飽和蒸気量未満となるように、図示しない蒸気量検出手段にて検出された蒸気量が5×ρ[g/m3]未満であるとき溶媒蒸気の供給を開始し、図示しない蒸気量検出手段にて検出された蒸気量が飽和蒸気量を超えると溶媒蒸気の供給を停止するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、図示してないが、ノズル面の温度及びノズル近傍の液状体溶媒蒸気の温度をそれぞれ検出する温度検出手段を備え、溶媒蒸気制御手段51は、各温度検出手段の検出温度に基づき、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気温度がノズル面温度以下となるように、供給する溶媒蒸気温度を制御するようになっているので、ノズル面での溶媒蒸気の凝結を防止し、液状体液滴の飛行曲がりや不吐出を防止することができる。
そして、記録用紙41上において記録ヘッド1の配置位置に対して記録用紙41の排出端側(ロ)の所定位置に配置した溶媒蒸気回収手段53が、例えば吸引方式で溶媒蒸気を吸引し所定容器にガス状で貯蔵する方式、または、冷却により液化した上で貯蔵する方式によって、溶媒蒸気制御手段51がノズル面に供給した溶媒蒸気のうち、ノズル面直下を通過して記録用紙41の排出端側(ロ)に向かって流れてくる溶媒蒸気を効率良く回収するようにしている。
加えて、記録装置Aでは、記録ヘッド1内の吐出用液状体流路12及びノズル14の開口部をフラッシングするためのフラッシング吐出が行われるが、この実施の形態では、液状体排出部52を記録用紙41の搬送路を外れた位置に設け、記録ヘッド1をそのノズル面がこの液状体排出部52を覆うようにこの液状体排出部52の直上位置に移動して待機させた状態で、この液状体排出部52に向けてフラッシング吐出を行うようにしているので、記録用紙41を全く汚すことなく記録することができる。
この場合に、このフラッシング吐出は、100sec以下の所定時間毎に実行するようにし、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの液状体溶媒成分の乾燥を防止する効果をさらに高めるようにしている。
但し、フラッシング吐出が連続1000発を超えると、過度のフラッシングとなる上に記録用液状体消費量が不必要に多くなるので適当でない。したがって、フラッシング吐出は、1発吐出〜1000発連続吐出としている。また、フラッシング吐出を記録時と同一の吐出駆動周波数で行うことで吐出制御をシンプルにするようにしている。
以上説明したように、実施の形態1によれば、使用する記録用液状体の溶媒の種類を問わず、しかも当該記録装置の駆動タイミングを意識することなく、ノズル開口部の液状体メニスカス面からの溶媒成分の乾燥による記録用液状体の増粘を抑えることができるので、ノズル開口部の液状体メニスカスを安定的に形成することができ、ノズルから吐出する液滴の吐出量不足やノズル詰まりなどを効果的に防止することができる。
そして、フラッシング吐出を併用することで、より一層確実に吐出量不足やノズル詰まりなどを防止することができ、またフラッシング吐出を行っても記録用紙を汚さずに記録することができる。
したがって、汎用性に富み高画質記録が可能な記録装置が実現できるので、民生用や産業用のインクジェット記録装置、印刷機や複写機、基板配線パターン描画装置など広い分野での利用が可能である。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2によるライン方式の記録装置の外観構成を示す概略斜視図である。なお、図9では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図9に示すように、ライン方式の記録装置Bでは、図1(実施の形態1)に示した構成において、液状体排出部52を除いた構成となる。ラインヘッドタイプの記録ヘッド60は、シリアルヘッドタイプの記録ヘッド1の複数個で構成されるので、実施の形態1での説明をそのまま適用することができる。
つまり、実施の形態1と異なる点は、この実施の形態2によるライン方式の記録装置Bでは、記録動作を維持したまま記録用紙41の記録面に向けてフラッシング吐出を行う方式を採る点である。
したがって、この実施の形態2によれば、実施の形態1にて説明した作用・効果に加えて、記録動作を中断せずに高速記録が可能になる効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる記録装置は、使用する記録用液状体の乾燥性溶媒の種類を問わず、しかも当該記録装置の駆動タイミングを意識することなく、ノズル開口部の液状体メニスカスを安定的に形成してノズルから吐出する液滴の吐出量不足やノズル詰まりなどを効果的に防止するのに有用であり、特に、民生用や産業用のインクジェット記録装置、印刷機や複写機、基板配線パターン描画装置など広い分野での利用に好適である。
本発明の実施の形態1によるシリアル方式の記録装置の外観構成を示す概略斜視図 図1に示す記録ヘッドのノズル配置面側から見た内部構造を説明する概念図 図2に示すa−a線矢視断面図 図2に示すb−b線矢視断面図 ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量と正常吐出ノズル率との関係を示す特性図 ノズル開口部の液状体メニスカス面の溶媒蒸気平衡層を説明する図 ノズル開口部の液状体が増粘したことで液状体液滴の吐出量不足を起こした状態を示す図 ノズル開口部の液状体が増粘したことでノズル詰まりを起こした状態を示す図 本発明の実施の形態2によるライン方式の記録装置の外観構成を示す概略斜視図
符号の説明
1 記録ヘッド
2 記録ヘッド本体
3 圧力室用凹部
3a 供給口
3b 吐出口
4 圧力室
6 圧力室部品(側壁部)
7 液状体流路部品
8 オリフィス
9 ノズル板
9a 撥水膜
11 供給用液状体流路
12 吐出用液状体流路
14 ノズル
15 液状体液滴
16 液状体メニスカス面
17 溶媒蒸気平衝層
21 圧電アクチュエータ
22 振動板
23 圧電素子
24 個別電極
25 中間層
31 キャリッジ
32 キャリッジ軸
35 液状体カートリッジ
41 記録用紙
42 搬送ローラ
51 溶媒蒸気制御手段
52 液状体排出部
53 溶媒蒸気回収手段
60 ラインヘッドタイプの記録ヘッド
A シリアル方式の記録装置
B ライン方式の記録装置

Claims (10)

  1. 乾燥性溶媒を含む記録用液状体の液滴をノズルから吐出して、記録媒体の記録面上に液状体液滴によるドットパターンを形成する記録ヘッドを有する記録装置において、
    前記記録ヘッドの配置位置に対し前記記録媒体の供給側に設けられ、前記記録ヘッドのノズル面におけるノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を所定の量にする溶媒蒸気を前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体の記録面との間に向けて供給する溶媒蒸気制御手段、
    を備えていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドのノズル面におけるノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を検出する蒸気量検出手段を備え、
    溶媒蒸気制御手段は、前記乾燥性溶媒の比重をρとしたとき、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量が5×ρ[g/m3]以上で、かつ、飽和蒸気量未満となるように、前記蒸気量検出手段にて検出された蒸気量が5×ρ[g/m3]未満であるとき溶媒蒸気の供給を開始し、前記蒸気量検出手段にて検出された蒸気量が飽和蒸気量を超えると溶媒蒸気の供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録ヘッドのノズル面におけるノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量を検出する蒸気量検出手段であって、前記乾燥性溶媒の比重をρとしたとき、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の蒸気量が5×ρ[g/m3]以上で、かつ、飽和蒸気量未満となるように、検出した蒸気量が5×ρ[g/m3]未満であるとき前記溶媒蒸気制御手段を駆動し、検出した蒸気量が飽和蒸気量を超えると前記溶媒蒸気制御手段の駆動を停止する蒸気量検出手段、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドのノズル面の温度とノズル近傍の液状体溶媒蒸気の温度とをそれぞれ検出する温度検出手段を備え、
    前記溶媒蒸気制御手段は、検出された両温度に基づき、ノズル近傍の液状体溶媒蒸気の温度がノズル面の温度以下となるように、供給する溶媒蒸気の温度を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の記録装置。
  5. 前記記録ヘッドの配置位置に対し前記記録媒体の排出側に設けられ、前記記録ヘッドのノズル面と前記記録媒体の記録面との間を通過してくる溶媒蒸気を回収する溶媒蒸気回収手段、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドでのフラッシング吐出を制御する手段は、当該フラッシング吐出を100sec以下の所定時間毎に実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の記録装置。
  7. 前記記録ヘッドがシリアルヘッドタイプであるときは、当該記録ヘッドの配置位置において前記記録媒体の搬送路を外れた位置に配置した液状体排出部に向けて前記フラッシング吐出を行うことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドがラインヘッドタイプであるときは、記録動作を維持したまま前記フラッシング吐出を行うことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  9. 前記フラッシング吐出は、1発吐出〜1000発連続吐出で行われることを特徴とする請求項7または8に記載の記録装置。
  10. 前記フラッシング吐出は、記録動作時と同じ吐出駆動周波数で行われることを特徴とする請求項7または8に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021098303A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 セーレン株式会社 インクジェット記録装置
JP2023104219A (ja) * 2022-01-17 2023-07-28 三菱鉛筆株式会社 筆記具製品

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