JP2008036448A - 干渉低周波治療器 - Google Patents

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達敏 林
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Abstract

【課題】簡単なマニュアル選択で効果的な刺激が与えられる高周波の出力態様が得られる干渉低周波治療器の提供。
【解決手段】2つの周波数変換回路15B、15Cは、低周波βを設定する低周波回路16からの低周波信号と、高周波αを設定する高周波発生回路11からの高周波信号と合成して、所定の高周波を出力する。一方の周波数変換回路15Bから出力される高周波はα+β、他方の周波数変換回路15Cから出力される高周波はα+2βである。第1組と第2組との接続端子1A、1Bと2A、2Bとの間での干渉により生じる低周波はβとなり、第2組と第3組との接続端子2A、2Bと3A、3Bとの間での干渉により生じる低周波はβとなり、第1組と第3組との接続端子1A、1Bと3A、3Bとの間での干渉により生じる低周波は2βとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は干渉低周波治療器に関するものである。
干渉低周波治療器としては、対となる電極を2組有する、つまり電極を4個有する4極干渉低周波治療器が実用化されており、2組の電極には、互いに若干周波数の異なる高周波電流が印加されて、2つの高周波の干渉により生じる低周波を利用した治療が行われる(干渉部位は、隣り合う電極間の合計4か所)。このような干渉低周波治療器においては、患者の体表面に接触させるための電極が吸盤内に配設されて、吸盤内を負圧吸引することによって、吸盤の体表面に対する強い吸引作用を利用して、電極の体表面に対する電気的な接触を確保するようにされるのが一般的である。
最近の干渉低周波治療器の中には、6極干渉低周波治療器が一部実用化されている。このものにあっては、3組の電極(合計6個の電極)のうち、一方側の3個の電極を大きな2つの吸盤の一方にまとめて配置し、他方側の3個の吸盤を他方の吸盤内に配置したものとなっている。
干渉低周波治療器においては、効果的な治療を行うには、刺激の適当な変化が望まれるが、この刺激の変化のために高周波電流を変調したり、出力レベルを相違させたりする等のことを一々マニュアル設定することは面倒であり、特に干渉低周波治療器においては変化させることの可能なパラメ−タの数が極めて多くなるので、マニュアル設定が面倒となるばかりでなく、個々のパラメ−タをそれぞれマニュアル設定したのでは効果的な治療とならない場合すら生じてしまう。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、簡単なマニュアル選択によって、効果的な刺激を与えることのできる高周波の出力態様が得られるようにした干渉低周波治療器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあってはその第1の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
偶数組の電極間に、互いに若干異なる周波数の高周波電流を印加するようにした干渉低周波治療器において、
高周波電流の変調の有無と、各組の電極間での出力レベルを相違させるベクトルの有無との組合せとなる複数種の第1モ−ドがあらかじめ設定され、
各組の電極の間での高周波電流の周波数の相違のレベルが複数段階に第2モ−ドとしてあらかじめ設定され、
前記第1モ−ドの中からいずれか1つがマニュアル選択可能とされ、
前記第2モ−ドがの中からいずれか1つがマニュアル選択可能とされ、
それぞれマニュアル選択された第1モ−ドと第2モ−ドとを組合せた態様でもって、電極に対して高周波電流が出力される、
ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2に記載のとおりである。
前記目的を達成するため、本発明にあってはその第2の解決手法として次のようにしてある。すなわち、特許請求の範囲における請求項3に記載のように、
偶数組の電極間に、互いに若干異なる周波数の高周波電流を印加するようにした干渉低周波治療器において、
高周波電流の変調の有無および変調の度合と、各組の電極間での出力レベルを相違させるベクトルの有無との組合せとなる複数種の第1モ−ドがあらかじめ設定され、
前記あらかじめ設定された複数種の第1モ−ドについてそれぞれ、各組の電極間での高周波電流の周波数の相違のレベルを複数段階に異ならせた周波数相違レベルと、該複数の周波数相違レベルでのそれぞれの運転時間とがあらかじめ設定されており、
前記第1モ−ドの中からいずれか1つがマニュアル選択可能とされて、マニュアル選択された組合せの態様でもって電極に対して高周波電流が出力される、
ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項4以下に記載のとおりである。
請求項1によれば、あらかじめ設定された複数の適切な高周波電流の出力態様の中から、マニュアル選択によって所望の出力態様を容易に選択することができる。特に、治療効果に大きな影響を与える一方、適切に選択されないと十分な治療効果が得ることが難しい変調態様とベクトルとの適切な組合せを容易にマニュアル選択できる。また、治療効果の速効性と持続性とに大きな影響を与える干渉低周波の周波数相違レベルを別途マニュアル選択でき、マニュアル選択できる自由度というものもかなり高いものとなる。
請求項2によれば、変調の度合をもあらかじめ設定されているので、マニュアル選択できる選択幅が広がることになる。
請求項3によれば、請求項1、請求項2に対応した効果とほぼ同様の効果を、1回のマニュアル選択によって一挙に得ることができる。また、相違した干渉低周波毎の運転時間割合も合せて一挙に設定することができる。
請求項4によれば、周波数の相違した複数段階の干渉低周波の中でそれぞれ、さらに上限周波数と下限周波数とを設定して、この上限周波数と下限周波数との間で徐々に周波数変更を行うので、より効果的な治療を行うことができる。
請求項5によれば、上限周波数と下限周波数との間で徐々に周波数変更を行う1回当たりの時間をマニュアル設定して、患者に応じたきめ細かい治療を行う上で好ましいものとなる。
図1は、干渉低周波治療器において、干渉用の3種類の高周波電流(高周波電圧)を発生させるための回路図を示すものであり、実施形態では、第1組の接続端子1A、1Bと第2組の接続端子2A、2Bと第3組の接続端子3A、3Bとを有する6極干渉用とされている。
図1中11は、基本搬送波(周波数=α)を発生させる高周波発生回路(第1高周波回路)であり、例えば2500HZまたは5000HZとのいずれか一方の高周波を選択的に発生することが可能となっている。高周波発生回路11は、周波数切換切替回路12からの信号に基づいて、上記2つの高周波のうちいずれか一方を出力する。
高周波発生回路11で出力された高周波(α)は、第1変調回路13A、第1出力回路14Aを経て、前記第11組の接続端子1A、1Bに印加される。また、高周波発生回路11で発生された高周波は、周波数変換回路15B(第2高周波回路)、第2変調回路13B、第2出力回路14Bを経て、前記第2組の接続端子2A、2Bに印加される。さらに、高周波発生回路11で発生された高周波は、周波数変換回路15C(第3高周波回路)、第3変調回路13C、第3出力回路14Cを経て、前記第3組の接続端子3A、3Bに印加される。
図1中、16は、所定の低周波(周波数=βで、例えばβ=1〜199HZ)を発生させる周波数設定回路(低周波回路)である。前記2つの周波数変換回路15B、15Cは、低周波βを設定する周波数設定回路16からの低周波信号と、高周波αを設定する高周波発生回路11からの高周波信号と合成して、所定の高周波を出力するものとなっている。実施形態では、一方の周波数変換回路15Bから出力される高周波はα+βの大きさとされ、他方の周波数変換回路15Cから出力される高周波はα+2βの大きさとされる。
前記3組の接続端子相互の間で発生する干渉によって生じる低周波は、相互の差分となるβと2βの2種類となる。より具体的には、第1組と第2組との接続端子1A、1Bと2A、2Bとの間での干渉により生じる低周波はβとなり、第2組と第3組との接続端子2A、2Bと3A、3Bとの間での干渉により生じる低周波はβとなり、第1組と第3組との接続端子1A、1Bと3A、3Bとの間での干渉により生じる低周波は2βとなる。
図1中、Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成された制御ユニット(コントロ−ラ)であり、各回路12、13A〜13C、14A〜14Cおよび16を制御する。すなわち、制御ユニットUは、前記周波数切替回路12には2500HZか5000HZかの選択指令信号出力を出力し、周波数設定回路16には1〜199HZの範囲で低周波βの選択指令信号を出力し、変調回路13A〜13Cには変調の実行有無の指令信号と、変調する場合の変調度合いの指令信号とを出力し、出力回路14A〜14Cには、出力の大きさ(出力レベル)と、出力を断続させるバースト制御の実行有無の指令信号と、バースト度合いの指令信号(例えば出力時間に対する出力停止時間の割合)を出力する。なお、図6には、基本信号(波形)と、バースト信号の一例と、変調された信号の一例とが示される。制御ユニットUは、さらに、4極干渉低周波治療とする場合、例えば、接続端子3A、3Bに対応した各回路13C〜15Cを休止させる(電源OFF)。
図2は、前記各接続端子1A、1Bと2A、2Bと3A、3Cとに対応して個々独立して設けられた吸盤付き電極(電極付き吸盤)と、吸盤に対する負圧吸引を行うための負圧回路とを示す。各接続端子1A、1Bと2A、2Bと3A、3Bとは、後述するように、電極に対する電気的接続と、吸盤に対する負圧伝達のための圧力接続とを行う機能を有する。
図2において、リザ−バ21内が、モータ22により駆動されるポンプ23によって吸引されて、負圧とされる。リザ−バ21に接続された通路24が、最終的に接続端子1A〜3Bの数に応じた数(実施形態では6本)の分岐通路25A〜27Bに分岐されて、各分岐通路が対応する接続端子に個々独立して接続される。すなわち、分岐通路25Aが接続端子1Aに接続され、分岐通路25Bが接続端子1Bに接続され、分岐通路26Aが接続端子2Aに接続され、分岐通路26Bが接続端子2Bに接続され、分岐通路27Aが接続端子3Aに接続され、分岐通路27Bが接続端子3Bに接続されている。
通路24、つまり分岐通路25A〜27Bよりもリザ−バ21側の通路には、電磁式の切換弁28が接続されている。この切換弁28は、分岐通路25A〜27B、つまり接続端子1A〜3Bを、リザ−バ21と大気とのいずれか一方に選択的に接続する切換機能を有する。
前記制御ユニットUは、モータ22の運転制御と、切換弁28の切換制御とを行う。このため、制御ユニットUには、切換弁28よりも接続端子1A〜3B側において通路24に接続された圧力センサPSからの圧力信号が入力される。勿論、圧力センサPSは、接続端子25A〜27Bの圧力(後述する吸盤内の圧力)を検出するものとなる。モータ22つまりポンプ23の運転と切換弁28の制御とが、圧力センサPSで検出される圧力が所定圧力となるようにフィ−ドバック制御される。
図2において、31A〜33Bは電極、41A〜43Bは吸盤である。この電極31A〜33Bは、対応する吸盤41A〜43B内に配設されており、その一例が図3に示される。図3では、電極31Aと吸盤41Aとを例に示してあるが、他の電極、吸盤も同じように構成されている。この図3において、電極31Aは、スポンジ等の導電性部材34を介して、患者の体表面35に接触される。吸盤41A内が負圧吸引されることにより、吸盤41Aが体表面35に吸着され、これにより電極31Aが、導電性部材34を介して体表面35に電気的に確実に接触(接続)されることになる。
再び、図2において、各電極31A〜33Bは、個々独立して、電気配線を介して接続ジャック51A〜53Bに接続される。同様に、各吸盤41A〜43Bは、個々独立して、負圧配管を介して上記接続ジャック51A〜53Bに接続される。上記電気配線と負圧配管とは、各電極(各吸盤)毎に1本の可撓性を有する接続コード61A〜63Bにまとめられている。
接続端子1A〜3Bと、接続ジャック51A〜53Bとの接続構造の一例が、図4に示される。図4では、1Aと51Aとを例にして示してあるが、他の接続端子と接続ジャックとも同じように構成されている。まず、接続端子1Aは、絶縁機能を有するその本体71内に弁室72を有し、弁室72の基端部側に対して前記分岐通路25Aが接続されている。弁室72の先端部側は、接続通路73を介して外部に開口されている。この接続通路73の内面には、電気的接続用の導電性部材73aが固定配置され、導線性部材73aに対して、図1で説明したような高周波電気信号が印加される。
弁室72内には、逆止弁(チェック弁)74が構成されている。この逆止弁74は、接続通路73の基端部に形成された弁座75と、弁座75に離着座されるボール76と、ボール76を弁座75に向けて付勢するスプリング77とから構成されている。スプリング77の付勢力は、分岐通路25A側から最大負圧でもって吸引されたときでも、ボール76が弁座77に着座されるような大きさとされている。
一方接続ジャック51Aは、導電性部材からなる細長い嵌合部81を有する。この嵌合部81は、円筒状とされて、前記接続通路73に対してがたつきなく挿入できる太さとされている。そして、嵌合部81を接続通路73に所定深さ挿入した状態では、嵌合部81がスプリング77に抗してボール76を押圧、変位させて、接続通路73を開く。この状態では、嵌合部81が、弁室72を介して分岐通路25Aに連通されて、当該分岐通路25Aを吸盤41Aと連通させる。また、嵌合部81の外周面が導電性部材73aに接触される(電極31Aへの通電)。なお、図示は略すが、嵌合部81は例えばクリック機構等によって、接続通路73から容易には嵌合はずれしないようにされている。
図5は、前述した各接続端子1A〜3Bの、低周波治療器に対する配置例を示すが、図中81は低周波治療器の本体ケースである。図5の配置例では、接続端子1A〜2Bが、4極干渉低周波治療用として用いられるために、集合状態で配置される。また、残る2つの接続端子3A、3Bは、6極干渉低周波治療のときにのみ用いられる関係上、上記4つの接続端子1A〜2Bとは離間した位置とされている。図5において、符号82〜84は、対となる接続端子を明確に示すための色分け表示(線状)である。
実施形態において、干渉低周波治療は例えば次のようにして行われる。まず、6極干渉低周波治療の場合は、6個の電極31A〜33B(6個の吸盤41A〜43B)が用いられる。例えば、患者の膝を治療するとき、第1組の電極31Aと31Bとが、膝の表と裏に配置(吸着)される(X軸方向配置)。また、第2組の電極32Aと32Bとが、膝の左と右とに配置される(Y軸方向配置)。さらに、第3組の電極33Aと33Bとが、膝の前方と後方とに配置される(Z軸方向配置)。勿論、各電極は、対応する吸盤の体表面への吸着を利用して、体表面に固定される。
各電極31A〜33Bに、図1で説明したような互いに周波数が若干異なる3種類の高周波を印加することにより、その干渉により生じた低周波による治療が、立体的に行われることになる。
4極干渉低周波治療のときは、電極31A〜32B(吸盤41A〜42B)のみが用いられ、電極33A、33B(吸盤43A、43B)は用いられない。この使用されない電極33A、33Bに対応した接続ジャック51A、51Bを、接続端子27A、27Bから取外しておくことにより、逆止弁74の作用によって、使用されない接続端子27A、27Bからの負圧漏れが防止される。
制御ユニットUは、マニュアル操作される各種スイッチの操作状態に応じて、前述した各回路等を制御するが、このマニュアル操作されるスイッチとしては、例えば次のようなものが含まれる。まず、負圧制御のためのスイッチとして、吸引のON、オフ(実行、停止)切換スイッチP1、吸引態様の切換スイッチP2、吸引圧の切換スイッチP3(例えば最小30mmHg〜最大300mmHgの範囲で設定可能)、自動吸引モ−ドのON、オフ切換スイッチP4、吸引開始の指令スイッチP5、吸引時間の切換スイッチP6(前記スイッチD6の治療時間と同じに自動設定する場合は不要)である。
吸盤内の負圧吸引態様としては、例えばモ−ド1とモ−ド2とが設定される。モ−ド1はさらに、選択された一定負圧値での連続吸引の他に、この一定負圧値を中心として上下に所定分だけ吸引負圧を高周波でもって変化させる変化回数が設定される(例えば1秒あたりに、15回、30回、60回、15〜30回の間での自動可変、30〜60回の間での自動可変)が設定されている。また、モ−ド2は、吸引負圧の自動可変であるが、特にもみ効果のためにゆっくりと負圧を自動変化させるものであり、例えば『強』、『中』、『弱』の3種類が設定されている。より具体的には、『強』のときは例えば1秒あたり0.3秒だけ電磁弁28を大気に解放し、同様に『中』のときは0.2秒開放し、『弱』のときは0.1秒だけ解放する。
自動吸引モ−ドがONされたときは、マニュアル設定された負圧吸引態様に優先して、吸引開始時からの第1所定時間(例えば30秒)と、マニュアル設定された吸引時間終了から第2所定時間(例えば30秒)との間だけ、自動設定される一定負圧値でもって連続吸引を行うものである。上記第1所定時間の間は、吸盤を患者の体表面に吸着させるのに好適な一定負圧の大きさに自動設定される(例えば100mmHgによる連続吸引)。上記第2所定時間の間は、吸引負圧が一定値とされるが、このときの負圧の大きさは、吸盤が体表面から落下しない範囲で、極力小さく設定するのが好ましい。
次に、干渉低周波の出力関係として、4極干渉治療と6極干渉治療との切換(変更)スイッチD1、基本周波数αの切換スイッチD2、周波数βの切換スイッチD3、変調の有無とその変調度合いの切換スイッチD4、バーストの有無とその度合いの切換スイッチD5、治療時間(出力時間)の切換スイッチD6、出力の強さの切換スイッチD7である。
上記スイッチD1〜D7の他に、出力関係の複数種の組合せが、第1モ−ドとしてあらかじめ複数種設定されて、この複数種の組合せの中から任意の1つの出力態様を選択するためのマニュアルスイッチD8が装備される。上記複数種の組合せとしては、変調の有無および変調の度合と、ベクトルの有無との組合せとさされる(ベクトルについては後述する)。
上記組合せは、例えば次の7種類が設定されている。
組合せ1:変調なし、ベクトルなし
組合せ2:変調なし、ベクトル5秒
組合せ3:変調75%、ベクトルなし
組合せ4:変調100%、ベクトルなし
組合せ5:変調25%、ベクトル5秒
組合せ6:変調50%、ベクトル5秒
組合せ7:変調75%、ベクトル5秒
前記ベクトルについて説明するト、ベクトル有りとは、各組の電極間での出力レベルを相違させて、干渉部位を変更することの意味であり、ベクトルなしとは、各組の電極間での出力レベルが同じ場合を言う。図7にベクトル有りの場合の一例が、簡単化のために4極干渉低周波治療の場合を例に示される。図7の例では、ある組の電極を設定出力レベルに所定時間(ベクトル時間で、図7では5秒)維持しつつ、この所定時間の間だけ、他の組の電極を設定出力レベルと設定出力レベルの所定割合(図7では50%)レベルとの間で徐々に変更を行うことにより行うようになっている。なお、図7の例では、治療開始から所定時間(図7では30秒)経過するまでの間は、各組の電極共に設定出力レベルに維持される。
上記各組合せに対して、干渉低周波(β、2β)の大きさ(頻度)があらかじじめ設定されている。例えば、干渉低周波の大きさとして、小さい方から大きい方(低頻度から高頻度)へ、小(低頻度で、例えば1〜10HZ))、中(中頻度で、例えば3〜30HZ)、大(高頻度で、例えば80〜120HZ)の3種類に分類されて、上記各組合せについては、低頻度を所定時間(例えば240秒)行い、次いで高頻度を所定時間(例えば120秒)行い、以後はこの繰り返しとなる(頻度変更のときは、徐々に干渉周波数変更を行うのが好ましい)。上記各頻度において、その上限周波数と下限周波数との間で自動的に、徐々に周波数変更することもできる。この場合、上限周波数から下限周波数へ移行して再び上限周波数へ復帰する1回当たりの時間(掃引時間)を、自動設定してもよく、マニュアル設定してもよく(あらかじめ設定された複数の掃引時間の中からマニュアル選択する場合も含む)、さらにはいわゆる『ゆらぎ』と呼ばれる1/F(Fは周波数)での制御とすることもできる。
前記各組合せについてそれぞれ、あらかじめ治療時間(例えば15分)をも自動設定しておいてもよく、さらに、基本搬送波の周波数を例えばソフトとなる5000HZに自動設定しておくこともできる。
上述した干渉低周波の大きさ(頻度)を、前記各組合せとは別に複数種あらかじめ設定して、この複数種の頻度の中から、別途設けたマニュアルスイッチを利用してマニュアル選択するようにしてもよい。図1の周波数切換回路15B、15Cは、設定された低周波の周波数βに基づいて、基本高周波の周波数αから減算した周波数を出力するようにしてもよい(15Bがα−βを出力し、15Cがα−2βを出力する)。
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。例えば、図1の周波数設定回路16の出力を、周波数変換回路15C、変調回路13Cをバイパスして出力回路14Cに入力させることにより、2極(接続端子3A、3B)のみを利用した低周波治療を行うこともでき(2極、4極、6極の切換を行うマニュアルスイッチによる選択)、2極低周波治療選択のときは、使用しない他の電極に対応した回路は休止される。
使用しない一部の吸盤への負圧伝達の防止(負圧漏れ防止)のために、図4で示すような構造のものは、6極干渉低周波治療のみに用いる電極33A、33Bについてのみに用いるようにしてもよい。また、図4に示す構造の代わりにあるいは加えて、図2の一点鎖線で示すように、上記電極33A、33Bに対応した負圧通路に電磁開閉弁85を設けて、当該電極33A、33Bを使用しないときはこの電磁弁を閉じておくようにすることもできる。
図1の周波数変換回路15Bと15Cとの間では、干渉周波数が、一方が他方の整数倍の関係(実施形態では2倍の関係)になるように設定しておくのが、周波数設定回路16を共通化しつつ、異なる干渉周波数を得る上で好ましいものとなる。勿論、各周波数変換回路15B、15C毎に周波数設定回路16を別途設けておけば、よりきめ細かい干渉周波数を選択することが可能になる。
センサやスイッチ等の各種部材は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現することができる。また、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。さらに、本発明は、制御方法として表現することも可能である。
本発明の一実施形態を示すもので、電気信号系統を示す図。 本発明の一実施形態を示すもので、負圧系統を示す図。 電極付き吸盤の一例を示す簡略側面断面図。 接続端子部分の詳細を示す断面図。 低周波治療器に設けた接続端子の配置例を示す図。 高周波信号が変化される様子を示す図。 ベクトルを説明するための図。
符号の説明
1A〜3B:接続端子
11:周波数発生回路(第1高周波回路)
12:周波数切換回路(発生高周波切換回路)
13A〜13C:変調回路
14A〜14C:出力回路
15B:周波数変換回路(第2高周波回路)
15C:周波数変換回路(第3高周波回路)
16:周波数設定回路(低周波回路)
31A〜33B:電極
41A〜43B:吸盤
51A〜53B:接続ジャック
61A〜63B:接続コード
74:チェック弁
85:電磁切換弁
U:制御ユニット

Claims (5)

  1. 偶数組の電極間に、互いに異なる周波数の高周波電流を印加するようにした干渉低周波治療器において、
    高周波電流の変調の有無と、各組の電極間での出力レベルを相違させるベクトルの有無との組合せとなる複数種の第1モ−ドがあらかじめ設定され、
    各組の電極の間での高周波電流の周波数の相違のレベルが複数段階に第2モ−ドとしてあらかじめ設定され、
    前記第1モ−ドの中からいずれか1つがマニュアル選択可能とされ、
    前記第2モ−ドがの中からいずれか1つがマニュアル選択可能とされ、
    それぞれマニュアル選択された第1モ−ドと第2モ−ドとを組合せた態様でもって、電極に対して高周波電流が出力される、
    ことを特徴とする干渉低周波治療器。
  2. 請求項1において、
    前記第1モ−ドとして、さらに、変調の度合の相違を含めた組合せが設定されている、ことを特徴とする干渉低周波治療器。
  3. 偶数組の電極間に、互いに異なる周波数の高周波電流を印加するようにした干渉低周波治療器において、
    高周波電流の変調の有無および変調の度合と、各組の電極間での出力レベルを相違させるベクトルの有無との組合せとなる複数種の第1モ−ドがあらかじめ設定され、
    前記あらかじめ設定された複数種の第1モ−ドについてそれぞれ、各組の電極間での高周波電流の周波数の相違のレベルを複数段階に異ならせた周波数相違レベルと、該複数の周波数相違レベルでのそれぞれの運転時間割合とがあらかじめ設定されており、
    前記第1モ−ドの中からいずれか1つがマニュアル選択可能とされて、マニュアル選択された組合せの態様でもって電極に対して高周波電流が出力される、
    ことを特徴とする干渉低周波治療器。
  4. 請求項3において、
    前記周波数相違レベル毎に、上限周波数と下限周波数とが設定されており、
    高周波電流出力中に、前記上限周波数と下限周波数との間で周波数が徐々に変更される、
    ことを特徴とする干渉低周波治療器。
  5. 請求項4において、
    前記上限周波数と下限周波数との間での1回あたりの変更開始から変更終了までの掃引時間が、マニュアル操作によって変更可能とされている、ことを特徴とする干渉低周波治療器。
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