JP2008036046A - 超音波治療診断装置、超音波プローブ保持装置 - Google Patents

超音波治療診断装置、超音波プローブ保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波プローブの位置及び角度の変更及び固定に係る操作性を向上させ、操作者及び被検体の負担を軽減することを可能とする超音波治療診断装置を提供する。
【解決手段】超音波プローブ保持装置21は、プローブ側プレート22、ホルダ23、ホルダ側内プレート24、ホルダ側外プレート25から構成される。プローブ側プレート22は、超音波プローブ1に連結固定される。ホルダ23は、各プレートを保持する部材である。ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25は、プローブ側プレート22の移動をガイドする案内部材である。各プレートの形状は、球面の一部である球殻形状である。この球面は、超音波プローブ1の表面の送受波部31を中心とする球面である。超音波プローブ1の角度を変更しても、送受波部31の位置は移動しない。ホルダ側内プレート24とホルダ側外プレート25とによりプローブ側プレート22を拘持して固定可能である。
【選択図】図12

Description

本発明は、被検体の診断用超音波像を撮像し、病変部に治療用超音波を照射して治療する超音波治療診断装置に関する。詳細には、超音波プローブの位置及び角度の変更及び固定を行う超音波治療診断装置に関する。
従来、血管梗塞の患者に対して、血栓溶解剤を投与しつつ梗塞部位に超音波の照射を行うと、血栓の溶解が加速されることが知られている。治療用超音波は、頭蓋骨の骨の薄い部分である音響窓から経頭蓋的に照射される。診断においても、超音波による経頭蓋的な照射を行う場合、音響窓が使用される。頭蓋骨における最大の音響窓は、側頭部にある。この音響窓の大きさは、日本人の平均で3cm×5cm程度の大きさである。
通常、頭蓋内探索時において、操作者は、超音波プローブの表面(先端の送受波部)をこめかみ部に当てて超音波画像を観察し、頭蓋内組織の見え易くなる音響窓を決定する。操作者は、この音響窓に超音波プローブを位置決めし、当該超音波プローブの角度(方向)を変えて、頭蓋内の目的部位を探索する。先述したように音響窓は狭い領域であるので、超音波ビームが照射対象に当たるように、超音波プローブの位置や角度を保持する必要がある。そこで、ボールジョイントを複数用いることにより、超音波プローブの位置や角度を保持する超音波診断装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
特開2005−204696号公報
しかしながら、[特許文献1]が示す技術では、超音波プローブの固定を緩めると、位置(X軸、Y軸、Z軸)と角度(ロール、ピッチ、ヨー)とが共に可動状態になるという問題点がある。例えば、音響窓にプローブを固定した後に超音波プローブの角度を変化させる場合、超音波プローブの固定を緩めてしまうと角度(ロール・ピッチ・ヨー)のみではなく位置(X軸、Y軸、Z軸)も可動状態になるため、角度変更と同時に位置変更も生じ、超音波プローブの表面(先端の送受波部)が音響窓を外してしまうことがあるという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、超音波プローブの位置及び角度の変更及び固定に係る操作性を向上させ、操作者及び被検体の負担を軽減することを可能とする超音波治療診断装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために本発明は、被検体との間で超音波の送受信を行う超音波プローブと、前記超音波プローブからの出力信号に基づいて断層画像を作成する撮像手段と、前記断層画像を表示する表示手段と、前記超音波プローブを保持する超音波プローブ保持手段と、を備える超音波治療診断装置であって、前記超音波プローブ保持手段は、前記超音波プローブに設けられる被案内部材と、前記超音波プローブの外径より大きい径の開口部を有し、前記被案内部材を狭持して案内する1組の第1案内部材と、を具備し、前記被案内部材及び前記第1案内部材の形状は、前記超音波プローブの送受波部を中心とする球面の一部である球殻形状であることを特徴とする超音波治療診断装置である。
第1の発明の超音波治療診断装置は、超音波プローブ保持手段により超音波プローブの位置及び角度を保持する。超音波プローブ保持手段は、超音波プローブに設けられる被案内部材(プローブ側プレート)と、被案内部材を狭持してガイドする1組の第1案内部材(ホルダ側内プレート及びホルダ側外プレート)と、を備える。
第1案内部材は、超音波プローブの外径より大きい径の開口部を有する。被案内部材及び第1案内部材の形状は、超音波プローブの表面の送受波部を中心とする球面の一部である球殻形状である。
これにより、超音波プローブの送受波部の位置を変更せずに超音波プローブの角度を変更及び固定することができる。送受波部の位置決めを一旦行えば、超音波プローブの角度を変更しても送受波部の位置は移動しないので、超音波治療あるいは超音波診断における操作性及び効率性を向上させることができる。
また、第1案内部材を狭持して案内する第2案内部材を設けてもよい。第2案内部材の形状は、超音波プローブの表面の送受波部を中心とする球面の一部である球殻形状である。
これにより、超音波プローブ保持手段全体の外径が同じでも超音波プローブの可動範囲(角度変更範囲)を大きくすることができる。
また、超音波プローブ保持手段を被検体に対して三次元移動して位置固定する移動固定手段を設けてもよい。移動固定手段は、伸縮可能あるいは回転可能な複数のアームを用いて構成することができる。
これにより、移動固定手段を用いて超音波プローブ保持手段と頭部固定具等の被検体固定手段とを組み合わせ、超音波プローブの送受波部の位置決めと超音波プローブの角度とをそれぞれ独立して固定あるいは固定解除することができる。
第2の発明は、被検体との間で超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する超音波プローブ保持装置であって、前記超音波プローブに設けられる被案内部材と、前記超音波プローブの外径より大きい径の開口部を有し、前記被案内部材を狭持して案内する1組の第1案内部材と、を具備し、前記被案内部材及び前記第1案内部材の形状は、前記超音波プローブの送受波部を中心とする球面の一部である球殻形状であることを特徴とする超音波プローブ保持装置である。
第2の発明は、被検体との間で超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する超音波プローブ保持装置に関する発明である。
本発明によれば、超音波プローブの位置及び角度の変更及び固定に係る操作性を向上させ、操作者及び被検体の負担を軽減することを可能とする超音波治療診断装置を提供することができる。
以下添付図面を参照しながら、本発明に係る超音波治療診断装置の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.超音波治療診断装置100の構成)
最初に、図1を参照しながら、超音波治療診断装置100について説明する。
図1は、超音波治療診断装置100の構成図である。
超音波治療診断装置100は、被検体に治療用超音波及び診断用超音波を射出する超音波プローブ1と、超音波プローブ1に治療用の駆動信号を供給する治療用送波部2と、超音波プローブ1に診断用の駆動信号を供給すると共に、超音波プローブ1から出力される反射エコー信号に基づき超音波断層像(以下、断層像という。)を撮像する手段としての撮像部3と、撮像部3により撮像された断層像を表示する手段としての表示部4と、各部を制御する制御部5、超音波プローブ1を保持する超音波プローブ保持装置21等から構成される。
超音波治療診断装置100は、治療領域の生体組織を変性(例えば、凝固壊死)させるために、治療領域に対して治療用超音波を数秒間(例えば、2〜10秒間)継続して射出する。また、超音波治療診断装置100は、患部全体に渡って生体組織を変性させるために、複数の治療領域に対し順に治療用超音波を射出する。患部周辺の健全な生体組織への影響を考慮して、治療用超音波の射出間隔は、比較的長く設定される。また、弱い超音波で長時間(最長60分)血栓に照射し続けてもよい。
超音波プローブ1は、被検体20に治療用超音波を射出する複数の振動子を配列してなる治療用探触子6と、被検体20との間で診断用超音波を送受する複数の振動子を配列してなる診断用探触子7を備える。治療用探触子6と診断用探触子7とは、並べて一体に形成してもよいし、積層して形成してもよい。治療用探触子6と診断用探触子7との相対位置を把握できればよい。また、治療用探触子6及び診断用探触子7は、複数の振動子が一次元に配設されたコンベックス型のものを用いることができるが、これに限られず、例えば、リニア型やセクタ型のものでもよい。
治療用送波部2は、治療用の駆動信号を発生する治療用パルス発生手段8と、治療用パルス発生手段8から出力される駆動信号にフォーカス処理を施す治療用遅延手段9と、治療用遅延手段9から出力される駆動信号を増幅して治療用探触子6の各振動子に出力する増幅手段10を備える。
撮像部3は、診断用の駆動信号を発生する診断用パルス発生手段11と、診断用パルス発生手段11から出力される駆動信号にフォーカス処理を施す診断用遅延手段12と、診断用遅延手段12から出力される駆動信号を増幅して診断用探触子7の各振動子に送受分離手段14を介して出力する増幅手段13を備える。また、撮像部3は、診断用探触子7から送受分離手段14を介して出力される反射エコー信号を受信して増幅する増幅手段15と、増幅手段15により増幅された反射エコー信号の位相を整相して加算する整相手段16と、整相手段16から出力される反射エコー信号に基づき断層像を再構成して表示部4に出力する画像処理手段17を備えている。尚、画像処理手段17は、再構成した断層像を一時的に格納する画像メモリ18を備える。
表示部4は、モニタ等の表示装置である。
制御部5は、操作卓19の入力信号により制御され、その入力信号に応じて各部を制御する。
超音波プローブ保持装置21は、超音波プローブ1を保持し、被検体20に対する位置及び角度の変更及び固定を行う装置である。超音波プローブ保持装置21の詳細については後述する。
(2.超音波プローブ保持装置21の構成)
次に、図2〜図5を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る超音波プローブ保持装置21の構成について説明する。
図2は、超音波プローブ保持装置21の斜視図である。
図3は、プローブ側プレート22の斜視図である。
図4は、(a)ホルダ側内プレート24及び(b)ホルダ側外プレート25を示す斜視図である。
図5は、超音波プローブ保持装置21の断面図である。
超音波プローブ保持装置21は、プローブ側プレート22、ホルダ23、ホルダ側内プレート24、ホルダ側外プレート25から構成される。
プローブ側プレート22は、超音波プローブ1に連結固定される。プローブ側プレート22の形状は、球面の一部である球殻形状(お椀型、ドーム型)である。この球面は、超音波プローブ1の表面上の送受波部31を中心とする球面である。
ホルダ23は、プローブ側プレート22及びホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25を保持する部材である。ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25は、プローブ側プレート22の移動をガイドする案内部材である。
ホルダ側内プレート24は、ホルダ23に連結固定される。ホルダ側内プレート24の形状は、プローブ側プレート22の形状と同様に、球面の一部である球殻形状である。この球面の中心は、プローブ側プレート22の場合と同様に送受波部31である。この球面の半径は、プローブ側プレート22の場合と比較して、若干小さい。
ホルダ側外プレート25は、ホルダ23に連結固定される。ホルダ側外プレート25の形状は、プローブ側プレート22の形状と同様に、球面の一部である球殻形状である。この球面の中心は、プローブ側プレート22の場合と同様に送受波部31である。この球面の半径は、プローブ側プレート22の場合と比較して、若干大きい。
プローブ側プレート22は、ホルダ側内プレート24とホルダ側外プレート25との間に狭持される。すなわち、プローブ側プレート22は、ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25と内接あるいは外接する。ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25の中央部には、それぞれ超音波プローブ1を通すための開口部26及び開口部27が設けられる。開口部26及び開口部27の径は、超音波プローブ1の径より大きく、プローブ側プレート22の外径より小さい。プローブ側プレート22は、ホルダ側内プレート24とホルダ側外プレート25との間を摺動可能である。ホルダ側内プレート24とホルダ側外プレート25とによりプローブ側プレート22を狭持して摩擦力により固定可能である。
(3.超音波プローブ保持装置21の動作)
次に、図6及び図7を参照しながら、超音波プローブ保持装置21の動作について説明する。
図6は、超音波プローブ1の移動時における、超音波プローブ保持装置21の断面図である。
図7は、超音波プローブ1の移動範囲を示す図である。
プローブ側プレート22がホルダ側内プレート24とホルダ側外プレート25との間を摺動するに伴い、超音波プローブ1が移動する。先述したように、プローブ側プレート22及びホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25は、超音波プローブ1の表面上の送受波部31を中心とする球殻形状である。
図7に示すように、超音波プローブ1の任意の点35は、送受波部31を中心とする球面36上を移動する。図6(a)及び図6(b)に示すように、超音波プローブ1が矢印32方向あるいは矢印33方向に移動して、超音波プローブ1の角度を変更しても、送受波部31は移動しない。
尚、超音波プローブ1の角度とは、超音波プローブ1の中心軸34の方向を示す。
(4.頭部固定部41への超音波プローブ保持装置21の装着)
次に、図8及び図9を参照しながら、頭部固定具41への超音波プローブ保持装置21の装着について説明する。
図8は、頭部固定具41を示す図である。
図9は、頭部固定具41に超音波プローブ保持装置21を装着した状態を示す図である。
頭部固定具41は、被検体20の頭部を固定する部材である。頭部固定具41には、頭部保持板42が設けられる。頭部保持板42には、アーム43及びアーム44及びアーム45が設けられる。超音波プローブ保持装置21は、アーム45の先端部46に連結固定される。
アーム43は、矢印47方向に伸縮可能であり、θ方向に回転可能である。アーム44は、矢印48方向に伸縮可能である。アーム45は、矢印49方向に伸縮可能である。
アーム43〜アーム45を伸縮あるいは回転させて超音波プローブ保持装置21を移動させることにより、超音波プローブ1の送受波部31をXYZ空間における任意の位置(X座標、Y座標、Z座標)に位置決めすることができる。
尚、図8では、アーム43とアーム45とは直角に連結され、それぞれのアームの伸縮方向は直角をなす。また、アーム45をアーム43に対して回転可能としてもよい。尚、アーム同士の連結角度や回転機構の設置は上記に限定されない。
アーム43の回転範囲に関しては、頭部固定具41の上方から左右に90度以上回転可能とすることが望ましい。これにより、被検体20の左右の側頭部に超音波プローブ1がアクセス可能となる。被検体20の体軸を中心軸とした円筒座標上で超音波プローブ1を被検体20の頭部に当接させることができる。
また、アーム43〜アーム45の回転及び伸縮はアーム制御部50で一括制御可能である。また、各可動部を留めたり緩めたりすることにより、固定及び固定解除を行うことができる。
また、アーム45の先端部46に関しては、外側に折れ曲がる構造とすることが望ましい。これにより、被検体20と超音波プローブ1とが接触することなく、被検体20の頭部を頭部固定具41に配置させたり、左右の側頭部間で超音波プローブ1を移動させたりすることができる。
また、各可動部には、被検体20から離れる方向や上方向に力を作用させるばね等を設けてテンションをかけることが望ましい。これにより、被検体20と超音波プローブ1とを不用意に接触させることがない。例えば、各可動部を緩めた状態で超音波プローブ1の持ち手を離した際に、重力の影響で超音波プローブ1が下方向に降下して被検体20と接触することを防止することができる。
(5.超音波プローブ1の位置及び角度の変更及び固定)
次に、超音波プローブ1の位置及び角度の変更及び固定の手順について説明する。
被検体20の頭部を頭部固定具41に載せる(ステップ1)。
操作者は、アーム43〜アーム45の可動部及び超音波プローブ保持装置21の可動部の固定を解除する。操作者は、超音波プローブ1を被検体20の側頭部に当接させて頭蓋内部の探索を行う(ステップ2)。
操作者は、最適な音響窓の位置を決定したら、アーム43〜アーム45の可動部を固定する。これにより、超音波プローブ保持装置21及び超音波プローブ1の送受波部31の位置(X座標、Y座標、Z座標)が固定される(ステップ3)。
操作者は、超音波プローブ保持装置21に保持される超音波プローブ1の回転・あおりを行い、超音波プローブ1の角度を変更しながら、頭蓋内を詳細に探索する(ステップ4)。
操作者は、目的部位に達したら、超音波プローブ保持装置21の可動部(プローブ側プレート22)の固定を行う。これにより、超音波プローブ1の角度(θ、φ、ψ)が固定される(ステップ5)。
操作者は、超音波プローブ1から被検体20の頭部に超音波照射を行い、治療あるいは診断を行う(ステップ6)。
被検体20の体動等により位置ずれが生じた場合は、ステップ2あるいはステップ4からの手順を繰り返す(ステップ7)。
(6.効果)
以上詳細に説明したように、本発明の実施の形態によれば、球殻形状の被案内部材(プローブ側プレート)を超音波プローブに設け、当該被案内部材をガイドする案内部材(ホルダ側内プレート及びホルダ側外プレート)も球殻形状とすることにより、送受波部を音響窓の位置から移動させることなく超音波プローブの角度を変更することができる。
また、伸縮可能あるいは回転可能な複数のアームを用いて、超音波プローブ保持装置と頭部固定具とを組み合わせることにより、超音波プローブの送受波部の位置決め(X座標、Y座標、Z座標)と超音波プローブの角度(θ、φ、ψ)とをそれぞれ独立して変更し、固定あるいは固定解除することができる。
送受波部の位置決めを一旦行えば、超音波プローブの角度を変更しても送受波部の位置は移動しないので、超音波治療あるいは超音波診断における操作性及び効率性を向上させることができる。また、超音波治療あるいは超音波診断に要する時間を短縮し、操作者及び被検体の負担を軽減することができる。
(7.第2の実施の形態)
次に、図10を参照しながら、第2の実施の形態について説明する。
図10は、超音波プローブ保持装置21bを示す図である。
第1の実施の形態の超音波プローブ保持装置21では、ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25は、それぞれ、1枚ずつ設けられる。第2の実施の形態の超音波プローブ保持装置21aでは、複数のホルダ側内プレート24−1、24−2、…、複数のホルダ側外プレート25−1、25−2、…が設けられる。
図10では、ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25は、それぞれ、2枚設けられる。ホルダ23に近い方のホルダ側内プレート24−2及びホルダ側外プレート25−2は、超音波プローブ1に近い方のホルダ側内プレート24−1及びホルダ側外プレート25−1と比較して、外径が大きい。
ホルダ側内プレート24−2及びホルダ側外プレート25−2は、ホルダ側内プレート24−1及びホルダ側外プレート25−1を狭持し、ホルダ側内プレート24−1及びホルダ側外プレート25−1は、プローブ側プレート22を狭持し、超音波プローブ1が保持・固定される。
尚、ホルダ側内プレート24−2及びホルダ側外プレート25−2の開口部の大きさは、狭持されるホルダ側内プレート24−1及びホルダ側外プレート25−1の外径より小さい。
また、ホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25をそれぞれ3枚以上設ける場合は、ホルダ23に近い方のプレートの外径を順次大きくすればよい。
このように、第2の実施の形態では、ホルダ側内プレート及びホルダ側外プレートをそれぞれ複数枚用いることにより、超音波プローブ保持装置全体の外径が同じでも超音波プローブの可動範囲(角度変更範囲)を大きくすることができる。
(8.第3の実施の形態)
次に、図11を参照しながら、第3の実施の形態について説明する。
図11は、超音波プローブ保持装置21bを示す図である。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、ホルダ23とホルダ側内プレート24及びホルダ側外プレート25とが連結固定されるものとして説明した。第3の実施の形態では、ホルダ23とホルダ側内プレート24とは、一体部材として構成される。
超音波プローブ保持装置21bのホルダ23bは、超音波プローブ保持装置21aにおけるホルダ23と最も内側のホルダ側内プレート24−2とを一体構成した部材である。最も外側のホルダ側外プレート25−2をホルダ23bに押し付けることのより、超音波プローブ保持装置21bが組み立てられる。
このように、第3の実施の形態では、ホルダとホルダ側内プレートとを一体部材とすることにより、超音波プローブ保持装置の組立に係る作業負担を軽減することができる。
(9.その他)
以上、第1の実施の形態〜第3の実施の形態について説明したが、これらを適宜組み合わせて超音波プローブ保持装置21を構成してもよい。
図12は、超音波プローブ保持装置21cを示す図である。図12は、超音波プローブ保持装置21cの一部を切り欠いて図示したものである。
超音波プローブ保持装置21cは、上述の第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせたものである。すなわち、超音波プローブ保持装置21cは、図10の超音波プローブ保持装置21aにおけるホルダ側内プレート24−2とホルダ23とを一体として、図11の超音波プローブ保持装置21bと同様にホルダ23bとしたものである。
また、ホルダ23bにばね28が設けられ、超音波プローブ1にばね29が設けられる。ばね28は、超音波プローブ1の固定前の角度を保持するものである。ばね29は、超音波プローブ1の送受波部31を被検体20に密着させるためのものである。
図12(a)と図12(b)とでは、超音波プローブ1の先端の送受波部31の位置は同一であるが、超音波プローブ1の角度が変更されている。
尚、頭部固定具に関しては、図8及び図9に示す枕型の頭部固定具のみならず、頭頂部を跨ぐ部材を用いるヘッドフォン型の頭部固定具、前後頭部及び側頭部を取り囲む部材を用いるヘッドバンド型の頭部固定具を用いることもできる。
また、超音波プローブ保持装置の少なくとも一部の部材をアクリル等の透明な素材としてもよい。これにより、超音波プローブと被検体との接点が見やすくなり、超音波プローブの装着に係る操作者及び被検体の負担を軽減することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る超音波治療診断装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
超音波治療診断装置100の構成図 超音波プローブ保持装置21の斜視図 プローブ側プレート22の斜視図 (a)ホルダ側内プレート24及び(b)ホルダ側外プレート25を示す斜視図 超音波プローブ保持装置21の断面図 超音波プローブ1の移動時における、超音波プローブ保持装置21の断面図 超音波プローブ1の移動範囲を示す図 頭部固定具41を示す図 頭部固定具41に超音波プローブ保持装置21を装着した状態を示す図 超音波プローブ保持装置21bを示す図(第2の実施の形態) 超音波プローブ保持装置21bを示す図(第3の実施の形態) 超音波プローブ保持装置21の一態様を示す図
符号の説明
100………超音波治療診断装置
1………超音波プローブ
2………治療用送波部
3………撮像部
4………表示部
5………制御部
20………被検体
21、21a、21b、21c………超音波プローブ保持装置
22………プローブ側プレート
23………ホルダ
24………ホルダ側内プレート
25………ホルダ側外プレート
26、27………開口部
28、29………ばね
31………送受波部
34………中心軸
41………頭部固定具
43、44、45………アーム
50………アーム制御部

Claims (6)

  1. 被検体との間で超音波の送受信を行う超音波プローブと、前記超音波プローブからの出力信号に基づいて断層画像を作成する撮像手段と、前記断層画像を表示する表示手段と、前記超音波プローブを保持する超音波プローブ保持手段と、を備える超音波治療診断装置であって、
    前記超音波プローブ保持手段は、
    前記超音波プローブに設けられる被案内部材と、
    前記超音波プローブの外径より大きい径の開口部を有し、前記被案内部材を狭持して案内する1組の第1案内部材と、
    を具備し、
    前記被案内部材及び前記第1案内部材の形状は、前記超音波プローブの送受波部を中心とする球面の一部である球殻形状であることを特徴とする超音波治療診断装置。
  2. 前記超音波プローブ保持手段は、さらに、
    前記第1案内部材を狭持して案内する少なくとも1組の第2案内部材を具備することを特徴とする請求項1に記載の超音波治療診断装置。
  3. 前記超音波プローブ保持手段を前記被検体に対して三次元移動して位置固定する移動固定手段を具備し、
    前記超音波プローブの角度と位置とをそれぞれ独立して変更あるいは固定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波治療診断装置。
  4. 被検体との間で超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する超音波プローブ保持装置であって、
    前記超音波プローブに設けられる被案内部材と、
    前記超音波プローブの外径より大きい径の開口部を有し、前記被案内部材を狭持して案内する1組の第1案内部材と、
    を具備し、
    前記被案内部材及び前記第1案内部材の形状は、前記超音波プローブの送受波部を中心とする球面の一部である球殻形状であることを特徴とする超音波プローブ保持装置。
  5. 前記第1案内部材を狭持して案内する少なくとも1組の第2案内部材を具備することを特徴とする請求項4に記載の超音波プローブ保持装置。
  6. 前記被検体に対して三次元移動して位置固定する移動固定手段を具備し、
    前記超音波プローブの角度と位置とをそれぞれ独立して変更あるいは固定することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の超音波プローブ保持装置。
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