JP2008035669A - 電気接続箱および該電気接続箱の組立方法 - Google Patents

電気接続箱および該電気接続箱の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】極数を増大させながらコネクタ収容部の大型化を抑制する。
【解決手段】ケース内にバスバー13とプリント基板16を収容し、該ケースの外面に設けた少なくとも1つのコネクタ収容部20、21では、その底壁より、前記バスバー13に設けたバスバー側端子30と、前記プリント基板16より突設した基板側端子31とを突出させている。基板側端子31は端子用台座40で保持し、一端をプリント基板16の銅箔パターンと接続し、他端をコネクタ収容部20、21内に突出させている。
【選択図】図2

Description

本発明は電気接続箱および該電気接続箱の組立方法に関し、詳しくは、車載用の電気接続箱において、該電気接続箱に設けるコネクタにおける内部回路と外部回路との接続を改良して電気接続箱の小型化を図るものである。
従来、この種の車載用の電気接続箱では、ケース内部にバスバーを絶縁板と交互に積層配置し、該バスバーの一部を折り曲げ加工して突設した端子(所謂、タブ端子)を、ケースの上壁等の壁面に形成したコネクタ収容部の端子挿通穴に突出し、該コネクタ収容部に嵌合する電線端末のコネクタ内の端子と嵌合接続して、電気接続箱内の内部回路と外部回路となる電線とを接続している。
しかしながら、電気接続箱の内部回路をバスバーのみで構成し、コネクタ収容部に突設する端子とすると、各回路を構成するバスバーの幅や回路間のクリアランスとの関係で、コネクタ内に端子を小さいピッチで突出させることができない場合が多く、よって、1つのコネクタ収容部の多極化も困難となる場合が多い。その場合、バスバーを多層化してコネクタ収容部内に所定ピッチで端子を突出しているが、バスバーが多層化して電気接続箱の厚さが大となり、かつ、構成部品が増加すると共にバスバーの層間接続も必要となる等の問題がある。
多層化しない場合には、コネクタ収容部1の底面1aから端子2を一定ピッチで突出させることはできないため、図7に示すように、コネクタ収容部1が大型化し、それに伴い電気接続箱が大型化する問題がある。
前記問題に対して、例えば、本出願人は特開2002−64920号公報(特許文献1)で、図8に示すように、端子4を別体で形成し、該端子4を予めモールド等で一体化した共用パーツ5を設け、該共用パーツ5から突出した端子4の脚部4aをケース内のバスバー6に溶接する一方、共用パーツ5を電気接続箱のカバー7に貫通して設けたコネクタ収容壁7a内の底面に内嵌し、電線端末のコネクタGと嵌合している。
特許文献1の構成とすると、バスバー6から一体的に端子を折り曲げ加工で突出せずに、端子を別体で設けて、所要位置でバスバー6に溶接しているため、コネクタの端子を一定ピッチとすることはできる。
しかしながら、バスバーと端子とを一体化せずに、別体として溶接する必要があるため、作業手数がかかる問題点がある。かつ、別体の端子はバスバーとのみ接続しているため、やはりバスバーの幅やクリアランスに制約を受け、コネクタ内の端子ピッチを狭くすることには寄与せず、よって、同一面積のコネクタ内での端子接続箇所を増大させることはできない。
また、特開2000−114739号公報(特許文献2)では、図9に示すように、バスバー6に設けたタブ端子6aをカバー7のコネクタ収容部7aに突出していると共に、バスバー6と絶縁板との積層体からなる主配線板の下方に垂直方向に対向して電子回路基板(副回路基板)8A、8Bを配置し、これら電気回路基板8A、8Bに設けたコネクタ部9A、9Bを主配線板を通して、カバー7の開口7bを通して突出している。
特許文献2では、電気接続箱内にバスバーからなる主配線板と共に電気回路基板からなる副回路基板を収容しているため、バスバーと外部回路とを接続するコネクタ収容部6aのほかに、副回路基板用のコネクタ部9A、9Bを突出する開口7bをカバー7に設けている。
このように、バスバー用のコネクタと、基板用のコネクタとを別々に設けると、カバー7を大きくする必要があり、電気接続箱が大型化する。また、バスバーの端子からなる電源側端子と基板側の端子からなる信号用端子とを1つのワイヤハーネスを介して1つの電気部品に接続する場合にも、バスバー側と接続するコネクタと基板側と接続するコネクタとが別となるため、コネクタおよび電線が夫々別々に必要となり、部品点数が増加し、組付工程が増加する問題がある。
特開2002−64920号公報 特開2001−114739号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、コネクタ内での端子の配置を改良して、コネクタを大型化することなく、電気接続箱の内部回路とワイヤハーネスを構成する外部回路の電線とを効率良く接続できる構成とすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ケース内にバスバーとプリント基板を収容し、該ケースの外面に設けた少なくとも1つのコネクタ収容部では、その底壁に設けた端子挿通穴より、前記バスバーに設けたバスバー側端子と、前記プリント基板より突設した基板側端子とを突出していることを特徴とする電気接続箱を提供している。
前記のように、本発明では、バスバーと一体のバスバー側端子とプリント基板の導電パターンと接続した基板側端子と1つのコネクタ収容部内に混在して突設している。
該構成とすると、バスバー側端子を並列できない箇所には、基板側端子を突出させて、1つのコネクタ収容部内のスペースを有効に利用できる。特に、バスバー側端子間のピッチに比較して基板側端子間のピッチを小さくすることができるため、バスバー側端子と基板側端子とを混在した1つのコネクタ収容部の多極化をスペースをさほど増大することなく達成できる。このように、電気接続箱に設けるコネクタ収容部のスペースを減少することにより、電気接続箱自体の小型化を図ることができる。
また、バスバー側端子に電源線、基板側端子に信号線を接続する構成とすると、これら電源線接続用端子と信号線接続用端子を備えた1つのコネクタ収容部に対して、同一の電気機器に接続する電源線と信号線とからなるワイヤハーネス端末の1つのコネクタを接続することができる。ワイヤハーネスのコネクタ接続構造およびワイヤハーネス自体の構成も簡単とすることができる。
なお、ケースの外面に複数のコネクタ収容部を設けている場合、全てのコネクタ収容部を前記のようにバスバー側端子と基板側端子とを突出させる構成としても良いし、一部のコネクタ収容部にはバスバー側端子のみを突出させ、他の一部の端子には基板側端子のみを突出させてもよい。
本発明の電気接続箱は、具体的には、前記バスバー側端子は前記コネクタ収容部の底壁に設けた端子挿通穴よりキャビテイ内にそれぞれ突出させていると共に、前記基板側端子は端子用台座に貫通して固定しており、該端子用台座の上面を前記コネクタ収容部の底壁に前記端子挿通穴と並列に設けた台座用穴に位置させ、該端子用台座の上面より基板側端子をバスバー側端子と並列にキャビテイ内に突出していると共に、前記端子用台座から突出した下端部をプリント基板の導電部と接続固定している。
前記のように、基板側端子を端子用台座に予め挿通して位置決め保持しておくと、該端子用台座を基板上に搭載して、基板側端子を基板の端子孔に挿通した状態で、基板側端子をしっかりと位置決め保持して半田付けすることができ、該半田付けにより同時に端子用台座を基板に固定することができる。かつ、基板から突設する基板側端子は長尺となるが端子用台座を通して保護していると共に、該端子用台座をコネクタ収容部に設けた台座用穴に嵌合しているため、基板側端子をそれぞれ端子孔に挿通させる必要はなく、基板の端子孔への挿通作業時に発生しやすい端子の変形を防止できる。
また、前記コネクタ収容部は前記ケースの上壁に設け、該ケースの内部の上部に前記バスバーと絶縁板とを交互に配置した積層体を配置し、該積層体の下部に前記プリント基板を配置し、前記上部側に水平姿勢で配置したバスバーの一部を折曲加工して設けた前記バスバー側端子を前記コネクタ収容部に突設し、
前記プリント基板上に前記端子用台座を搭載し、前記バスバーと絶縁板との積層体に設けた開口を通して前記端子用台座を前記コネクタ収容部の下部に位置させ、かつ、
該端子用台座の貫通孔に貫通した前記基板側端子の下端部は前記プリント基板の端子孔を通してプリント基板下面の導体と半田付けしていることが好ましい。
前記のように、ケースの上壁にコネクタ収容部を形成した場合、ケース内部の上部側にバスバーを配置して、バスバー側端子をコネクタ収容部に突出させると、バスバー側端子を長尺とする必要とないため、バスバー側端子を形成しやすくなる。
なお、ケース外面に設けるコネクタ収容部の形成位置(上壁、下壁あるいは/および側壁)、ケース内部に収容するバスバーの配置姿勢(水平配置のバスバー、垂直配置のバスバー)、さらに、プリント基板の配置位置や配置形状が相違しても、バスバーに設ける端子の形状や、基板と接続する端子の接続形態を適宜に調製することで、本発明を容易に適用することができる。
また、前記基板側端子には、プリント基板の端子孔を挿通する部分に仮保持用の屈曲部を設け、該屈曲部による端子孔への圧接で該基板側端子の先端をプリント基板のランド部と半田付けするまで基板側端子を仮固定し、かつ、該端子用台座の脚部を前記プリント基板上に配置した絶縁板を通してプリント基板の上面に当接させていることが好ましい。
前記のように、基板側端子に仮保持用の屈曲部を設けて、プリント基板の端子孔の内周面に圧接して仮保持しておくと、端子用台座をプリント基板上に搭載しただけの状態で基板側端子とプリント基板との半田付け作業を容易に行うことができる。基板側端子をプリント基板と半田づけすることで、端子台座をプリント基板に位置決め保持することができる。
さらに、本発明として前記電気接続箱の組立方法を提供している。該組立方法は、
前記プリント基板上に前記絶縁板および前記基板側端子を貫通させた端子用台座を取り付けている基板側アッセンブリには、前記絶縁板の外周面の対向位置に治具用切欠部を設けておき、
前記ケース内にバスバーと絶縁板との積層体を収容固定した状態で、前記ケースのプリント基板収容側の開口を上部として位置させ、
挿入加圧装置の狭持アームの先端を、前記基板側アッセンブリの前記治具用切欠部に係止して狭持し、該挿入加圧治具の動作で前記基板側アッセンブリを前記ケース内に収容すると共に、収容後に前記プリント基板の全体に均等圧を負荷して、前記基板側端子を前記コネクタ収容部の底壁より突出させている電気接続箱の組立方法からなる。
前記した本発明の組立方法によると、電気接続箱への基板挿入時に基板全体に均等に力を加えるため、基板に発生する歪みを低減することができ、該基板に固定した端子用台座をコネクタ収容部の底壁に設けた台座用穴に精度よく押し込んで、基板側端子をコネクタ収容部内の所定位置に精度よく突出させることができる。
前記した本発明の電気接続箱によると、バスバー側端子を並列できない箇所には、基板側端子を突出させて、1つのコネクタ収容部内のスペースを有効に利用できる。特に、バスバー側端子間のピッチに比較して基板側端子間のピッチを小さくすることができるため、バスバー側端子と基板側端子とを混在した1つのコネクタ収容部の多極化をスペースをさほど増大することなく達成でき、よって、電気接続箱に設けるコネクタ収容部のスペースを減少することにより、電気接続箱自体の小型化を図ることができる。
前記した本発明の組立方法によると、電気接続箱への基板挿入時に基板全体に均等に力を加えるため、基板に発生する歪みを低減することができ、該基板に固定した端子用台座をコネクタ収容部の底壁に設けた台座用穴に精度よく押し込んで、基板側端子をコネクタ収容部内の所定位置に精度よく突出させることができる。
以下、本発明に係わる車載用の電気接続箱の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1に示すように、電気接続箱はアッパーケース11とロアケース12とからなるケース10の内部に、バスバー13と絶縁板14とを交互に積層した積層体15を収容すると共に、該積層体15の下部にプリント基板16を配置し、該プリント基板16の上面側と前記積層体15の下面との間に絶縁板17を配置している。
前記アッパーケース11の上壁にコネクタ収容部20、21、23、リレー収容部24、ヒューズ収容部25を設けている。
コネクタ収容部20は図2(A)、コネクタ収容部21は図2(B)に示す構成としており、バスバー13と一体のバスバー側端子30とプリント基板16の導体と接続したピン状の基板側端子31とを突出させた混在コネクタ収容部としている。コネクタ収容部23はバスバー側端子30のみを突出させたコネクタ収容部としている。
図2(A)に示す混在コネクタ収容部20では、その底壁20aに、図中、左側の2段の端子挿通穴形成領域Aでは、左右両側端に各段1極(上下で2極)のバスバー用端子30を通す端子挿通穴25を設け、その間に1段7極(上下で14極)の基板側端子31を突出する端子用台座40を嵌合する台座用穴26を設けている。
中央の端子形成領域Bでは、1段目を4極の基板側端子31を突出する端子用台座40の台座用穴26として、2段目に2極のバスバー側端子用の端子挿通穴25を設けている。
右側の端子挿通穴形成領域Cでは、左右両側に各段5極(上下で10極)のバスバー側端子用の端子挿通穴25を設け、中央部に各段3極(上下で6極)の基板側端子31を突出する端子用台座40の台座用穴26を設けている。
このように、コネクタ収容部20では、バスバー側端子30を18極、基板側端子31を24極とし、合計42極の多極コネクタの収容部としている。
図2(B)に示すコネクタ収容部21においても、その底壁21aに、同様に、バスバー用端子30を突出させる端子挿通穴25と、基板側端子31を突出する端子用台座40の台座用穴26とを設けている。
また、図2(A)(B)に示すように、バスバー用端子30間のピッチP1と基板側端子31間のピッチP2とは、P1>P2で、P2/P1=約1/2となっている。
前記基板側端子31と端子用台座40との組付構造は、図3(A)〜(D)に示す構造としている。
前記基板側端子31は、前記混在コネクタ収容部20、21に隣接して突出する基板側端子31を1つのブロックとして1つの端子用台座40に貫通して保持している。例えば、前記コネクタ収容部20の右側の端子挿通穴形成領域Cの中央部の各段3極(上下で6極)で突出する基板側端子31を1ブロックとして、図3に示す端子用台座40に取り付けている。
詳細には、基板側端子31は比較的長尺なピン状の端子で、樹脂成形品からなる端子用台座40に所要ピッチで設けた貫通孔40aに圧入固定して貫通させ、上下両側部31a、31bを突出させている。なお、基板側端子31を樹脂モールドして端子用台座40を形成しても良い。
該端子用台座40の断面形状は矩形状で、前記コネクタ収容部20、21の底壁20a、21aに設けた台座用穴26に丁度嵌合し、端子用台座40の上面40bをコネクタ収容部の底壁20a、21aの上面と連続させ、端子用台座40の上面40bでコネクタ収容部20、21の底壁の一部を構成している。
端子用台座40は図3(C)に示すように、下端開口の中空状とし、かつ、左右両側に脚部40cを突設しており、各脚部40c間は半田上がりを視認可能な視認孔となっている。脚部40cは必要最低限の本数を設け、材料費を削減することができると共に、軽量化を図っている。
該端子用台座40より下方へ突出する基板側端子31の下側部31bには、基板側端子31を端子孔16bへ一時的に保持するための仮保持用の屈曲部31cを設けている。
端子用台座40に基板用端子31を圧入により貫通固定して一体化させたものを予め設け、これをプリント基板16の上面16cに図4に示すように搭載し、プリント基板16の上下面16c、16dの銅箔パターン16aと基板側端子31とを接続固定する。さらに、前記プリント基板16の上面16cには絶縁板17を積層配置して基板側アッセンブリ50を設けている。
プリント基板16は、プリント基板上面16cにはコンデンサ、ダイオード、トランジスタ、抵抗等の電子部品P1を搭載していると共に、プリント基板下面16dにはリレー等の電気・電子部品P2を搭載している。
端子用台座40に圧入した基板側端子31の下側部31bを該銅箔パターン16aのランド部に設けている端子孔16bへ挿入すると、端子用台座40の脚部40cがプリント基板16の上面16cに当接する。
絶縁板17の対角線上には位置決めボス17bを設けていると共に、プリント基板16には該ボス17bに対応する貫通穴16eを設けている。該ボス17bをプリント基板16の貫通穴16eに挿入して、絶縁板17をプリント基板上面16cからボス17bの高さ分の隙間Sをあけてプリント基板16にガタつきなく固定する。該隙間Sにはプリント基板上面16cの電子部品P1を収容している。
前記絶縁板17の外周面の対向位置には、電気接続箱の組立時にプリント基板16と積層体15とを電気的および機械的に接続するためにケース内に挿入する際に用いる挿入加圧治具を取り付けるための治具用切欠部17aを設けている。
前記基板用端子31を保持した端子用台座40は、その脚部40cをプリント基板16の上面16cに乗せ、基板側端子31をプリント基板16の端子孔16bに貫通している。其の際、仮保持用の屈曲部31cを端子孔16bの内周面に圧接し、基板側端子31の下端部をプリント基板16のランド部より突出させた状態で位置決め保持している。
この状態で、基板側端子31の下端部と端子孔16bの周縁のランド部とを半田付けして半田Hで固着すると共に電気接続している。ついで、絶縁板17をプリント基板16の上面16cに配置すると、開口17cに端子用台座40が突出する。
前記電気接続箱の組立方法を説明すると、図5に示すように、アッパーケース11をコネクタ収容部20、21等が下向きに突出するように、天地逆転して配置する。この状態で、バスバー13と絶縁板14との積層体15をアッパーケース11内に上面開口より収容する。該積層体15の収容時にバスバー13から突設したバスバー側端子30をコネクタ収容部20、21の端子挿通孔25に挿入すると共に、バスバー側端子30のみを突出させるコネクタ収容部23の端子孔にも突出させる。
ついで、前記基板側アッセンブリ50を、端子用台座40をプリント基板16よりの下向きに突出させた状態で、図6に示すように、絶縁板17の治具用切欠部17aに挿入加圧装置55の狭持アーム56の先端係止部57を、基板側アッセンブリ50の治具用切欠部17aに係止し、プリント基板16を水平状態で狭持する。
次いで、挿入加圧装置55を下降し、基板側アッセンブリ50をアッパーケース11内に挿入していく。
アッパーケース11内に挿入していく最終過程で、端子用台座40の上端をコネクタ収容部20、21の台座用穴26に押し込み内嵌させる。其の際、挿入加圧装置55により基板側アッセンブリ50の全体に均等圧を負荷しているため、プリント基板16及び絶縁板17に歪みを発生させることなく水平状態を保持したままアッパーケース11内に押し込んでいるため、端子用台座40をコネクタ収容部20、21の台座用穴26に精度良く内嵌させるこができると共に、プリント基板16に歪みを生じさせることなく、半田付けした基板端子31や電気・電子部品における半田クラックの発生を抑えることができる。
このように、アッパーケース11の混在コネクタ収容部20、21の端子挿通孔25からバスバー側端子30をキャビテイ内に突出させると共に、台座用穴26に端子用台座40の上端面を位置させ、該上端面から基板用端子31をキャビテイ内に突出させている。
前記のように基板側アッセンブリ50をアッパーケース11内に装着した後に、ロアケース12を被せて、アッパーケース11とロック結合して電気接続箱を組み立てている。
前記構成からなる本発明の電気接続箱においては、コネクタ収容部20、21には、それぞれバスバー30から一体的に突設したバスバー側端子31と、プリント基板16の銅箔パターン16aと接続した基板側端子32との両方を突出させている。
よって、バスバー側端子を突出させたコネクタ収容部と、基板側端子を突出させたコネクタ収容部とを別個に設ける必要はないため、電気接続箱の構成を簡単にできると共に電気接続箱の小型化を図ることができる。
また、基板側端子間のピッチをバスバー側端子間のピッチよりも小さくして、1つのコネクタ収容部に設けていることで、バスバー側端子のコネクタ収容部と基板側端子のコネクタ収容部を別個に設けて、これらコネクタ収容部の占有面積を合わせた合計占有面積よりも大幅に占有面積を減少することができ、この点からも電気接続箱の小型化を促進することができる。
さらに、バスバー側端子を電源回路用、基板側端子を信号回路用として、1つのコネクタ収容部に設けると、1つの電気製品と接続する1つのワイヤハーネスの電源線と信号線との端末に前記コネクタ収容部に嵌合接続する1つのコネクタを接続すればよくなり、ワイヤハーネス側の構成も簡単とすることができる。
さらに、本発明の電気接続箱の組み立て方法においては、基板側アッセンブリを挿入加圧装置を用いてケース内部に挿入しているため、プリント基板を水平状態に保持して、プリント基板の全体を均等に加圧しながら挿入することができる。よって、作業員が手作業で挿入する場合には発生しがちなプリント基板の歪みを防止でき、該プリント基板に突設した端子用台座を精度良くコネクタ収容部の台座用孔に嵌合して、基板側端子をコネクタ収容部内の正規位置に位置させて、バスバー側端子と並設することができる。
本発明の電気接続箱の断面図である。 (A)(B)はコネクタ収容部の平面図である。 基板側端子と端子用台座との組みつけ状態を示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は(B)のC−C線断面図、(D)は基板側端子の一部拡大図である。 基板側アッセンブリを示し、(A)は正面図、(B)は要部拡大断面図、(C)は挿入加圧装置との係止部を示す拡大斜視図である。 本発明の電気接続箱の組み立て時の位置関係を示す図面である。 (A)は挿入加圧装置を用いて組み立てる状態を示す図面、(B)は挿入加圧装置の係止アームと基板側アッセンブリとの係止部を示す図面である。 従来のコネクタ収容部を示す図面である。 特許文献1の従来例を示す図面である。 特許文献2の従来例を示す図面である。
符号の説明
10 ケース
11 アッパーケース
12 ロアケース
13 バスバー
14、17 絶縁板
15 積層体
16 プリント基板
20、21 コネクタ収容部
25 バスバー用の端子挿通孔
26 台座用穴
30 バスバー側端子
31 基板側端子
40 端子用台座
55 挿入加圧装置

Claims (5)

  1. ケース内にバスバーとプリント基板を収容し、該ケースの外面に設けた少なくとも1つのコネクタ収容部では、その底壁より、前記バスバーに設けたバスバー側端子と、前記プリント基板より突設した基板側端子とを突出させていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記バスバー側端子は前記コネクタ収容部の底壁に設けた端子挿通穴よりキャビテイ内にそれぞれ突出させていると共に、前記基板側端子は端子用台座に貫通して固定しており、該端子用台座の上面を前記コネクタ収容部の底壁に前記端子挿通穴と並列に設けた台座用穴に位置させ、該端子用台座の上面より基板側端子をバスバー側端子と並列にキャビテイ内に突出していると共に、前記端子用台座から突出した下端部をプリント基板の導電部と接続固定している請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記コネクタ収容部は前記ケースの上壁に設け、該ケースの内部の上部に前記バスバーと絶縁板とを交互に配置した積層体を配置し、該積層体の下部に前記プリント基板を配置し、前記上部側に水平姿勢で配置したバスバーの一部を折曲加工して設けた前記バスバー側端子を前記コネクタ収容部に突設し、
    前記プリント基板上に前記端子用台座を搭載し、前記バスバーと絶縁板との積層体に設けた開口を通して前記端子用台座を前記コネクタ収容部の下部に位置させ、かつ、
    該端子用台座の貫通孔に貫通した前記基板側端子の下端部は前記プリント基板の端子孔を通してプリント基板の導体と半田付けしている請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記基板側端子には、プリント基板の端子孔を挿通する部分に仮保持用の屈曲部を設け、該屈曲部による端子孔への圧接で該基板側端子の先端をプリント基板のランド部と半田付けするまで基板側端子を仮固定し、かつ、該端子用台座の脚部を前記プリント基板上に配置した絶縁板を通してプリント基板の上面に当接させている請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 請求項4に記載の電気接続箱の組立方法であって、
    前記プリント基板上に前記絶縁板および前記基板側端子を貫通させた端子用台座を取り付けている基板側アッセンブリには、前記絶縁板の外周面の対向位置に治具用切欠部を設けておき、
    前記ケース内にバスバーと絶縁板との積層体を収容固定した状態で、前記ケースのプリント基板収容側の開口を上部として位置させ、
    挿入加圧装置の狭持アームの先端を、前記基板側アッセンブリの前記治具用切欠部に係止して狭持し、該挿入加圧治具の動作で前記基板側アッセンブリを前記ケース内に収容すると共に、収容後に前記プリント基板の全体に均等圧を負荷して、前記コネクタ収容部の底壁より基板側端子を突出させている電気接続箱の組立方法。
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