JP2008034906A - 無線基地局ハンドオーバ方法、及びデータ通信システム、並びに無線基地局、中継装置 - Google Patents

無線基地局ハンドオーバ方法、及びデータ通信システム、並びに無線基地局、中継装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステーションのハンドオーバ技術に関し、特に、IEEE802.11の無線LANにおけるステーションにおいて、最適なハンドオーバ先アクセスポイントを短時間で決定可能なハンドオーバ方法を提供すること。
【解決手段】ルータ3は、アクセスポイント2から送信されたプローブ要求受信通知フレームを解析するプローブ要求受信通知解析部34、プローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント2からステーション1のハンドオーバ先のアクセスポイントを決定するアクセスポイント決定部35、アクセスポイント決定部35が決定したアクセスポイント2に送信するプローブ応答送信指示フレームを作成するプローブ応答送信指示作成部36、アクセスポイント決定部35が決定したアクセスポイント2にステーション1宛のデータを複製するデータ複製部37で構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステーションの無線基地局ハンドオーバ技術に関し、特に、IEEE802.11の無線LANにおいて、高速に切り替え可能なハンドオーバ方法、及びデータ通信システム、並びに無線基地局、中継装置に関するものである。
無線LAN等の無線通信システムにおいて、ステーション(移動端末)は、移動等によって所属アクセスポイント(基地局)との間で確立されている通信の強度が弱くなると、通信強度が強い他のアクセスポイントに通信接続を切り換えるハンドオーバを行う。
以下、無線LANのアクセスポイントのみならず、PHS等において基地局と称される様な固定無線通信装置も、一括してアクセスポイント(またはAP)と称する。また、その固定無線通信装置と無線通信する移動端末(例えば、無線LANにおけるPDA(Personal Digital Assistant)等の端末、および、PHS等における移動局と称される端末)を、以下、一括してステーションと称する。
無線LANには、ステーション同士で接続するアドホック接続と呼ばれるネットワークと、アクセスポイントに複数のステーションが接続し、アクセスポイントを介してステーションとステーションが通信を行うインフラストラクチャ接続と呼ばれるネットワークとがある。
このインフラストラクチャ接続において、複数のアクセスポイントが隣接する、または、各アクセスポイントのカバーエリアが重なるネットワーク環境で、ステーションが移動しながら通信を行う場合、接続している所属アクセスポイントから別の周辺アクセスポイントへ接続し直すハンドオーバが必要である。ここでは、説明の便宜のため、必要の際には、ステーションからみて接続中のアクセスポイントを所属アクセスポイント、周辺に位置するアクセスポイントを周辺アクセスポイントと呼称することとする。
ハンドオーバの際、ステーションでは、ハンドオーバ先のアクセスポイントを探すためにスキャンとよばれる接続可能な周辺アクセスポイントを検索する作業を行う。このスキャンには2種類の方法がある。一つは、アクセスポイントが定期的に送信しているステーションとアクセスポイントとの同期をとるための信号であるビーコン(同期)信号を受信するパッシブスキャンと呼ばれる方法である。もう一つは、ステーションが不特定なアクセスポイントに対しプローブ要求フレームと呼ばれるサーチフレームを送信し、そのレスポンスフレームであるプローブ応答フレームを受信するアクティブスキャンと呼ばれる方法である。
通常、ハンドオーバの際には、全て、または予め定めた無線チャネルに対してアクティブスキャンを行い、そのレスポンスからハンドオーバ先の周辺アクセスポイントをハンドオーバ先アクセスポイントとして選択し接続する方法が採られる。
無線LAN規格の一つであるIEEE802.11bの場合、日本では2.412GHzから2.483GHzまでの周波数帯で14チャンネルが使用されている。そのためハンドオーバの際にステーションは、上記アクティブスキャンまたはパッシブスキャンにおいて14チャネルの全てか、または予め定めたチャネルで周辺アクセスポイントを検索する必要がある。
一般にハンドオーバ時のステーションの動作は、接続中のアクセスポイントからの受信電界強度強度(RSSI)が所定の閾値より下回ると、全ての周波数チャネルを順にスキャンし、RSSIが所定の閾値を超え、かつ最大のRSSIが得られるチャネルを使用しているアクセスポイントをハンドオーバ先として接続を行う。このハンドオーバ時のスキャン時間は通信の中断につながるという課題がある。
従来のハンドオーバ技術としては、ステーションがアクセスポイントから受信するプローブ応答フレームの受信電界強度と、プローブ応答フレームに含まれるトラフィック負荷情報とに基づいてハンドオーバするアクセスポイントを決定し、再接続を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、別の従来技術として、ステーションがアクセスポイントから受信するビーコンの受信電界強度と、ビーコンに含まれる接続ステーション台数情報とに基づいてハンドオーバするアクセスポイントを決定し、再接続を行うものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、通信の中断の影響を抑える従来技術として、アクセスポイントを、近接地区ごとにグループ化して、ステーションが接続しているアクセスポイントが登録されているグループのアクセスポイントにデータを複製配信し、ハンドオーバ時のデータの途切れを回避するものがある(例えば、特許文献3参照)。
図13は、特許文献1に記載された従来のシステムの構成図である。
特許文献1に記載されたシステムは、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワーク1000、有線ネットワーク1000に接続するアクセスポイント1001A〜1001C、任意のアクセスポイント1001に帰属してデータ通信を行うステーション1002、アクセスポイント1001A〜1001Cと有線ネットワーク1000を介して接続し、ステーション1002のデータを帰属しているアクセスポイント1001に配信するルータ1003で構成される。
以下の動作説明では、ステーション1002がアクセスポイント1001Aからアクセスポイント1001Bにハンドオーバする場合を例に説明する。
まず、ステーション1002は、周辺のアクセスポイント1001を探索するため、プローブ要求フレームをブロードキャストで送信する。ここでは、プローブ要求フレームは、アクセスポイント1001B、1001Cで受信されたものとする。
プローブ要求フレームを受信したアクセスポイント1001B、1001Cは各アクセスポイントの無線トラフィック負荷情報を含むプローブ応答フレームを作成し、プローブ要求フレームを送信したステーション1002に送信する。
ステーション1002は、受信したプローブ応答フレームの受信電界強度とプローブ応答フレームに含まれる各アクセスポイントの無線トラフィック負荷情報とに基づいて、ハンドオーバするアクセスポイントを決定する。ここでは、アクセスポイント1001Bをハンドオーバするアクセスポイントと決定する。
これにより、ステーション1002は、決定したアクセスポイント1001Bに再接続処理を行う。
なお、ステーション1002は、プローブ応答フレームを送信したアクセスポイントよりもアクセスポイント1001Aの方が接続先のアクセスポイントに適していると判断してもよい。この場合は、ステーション1002は、現在の状態でデータ通信を継続する。
以上のようにして、特許文献1に記載のシステムでは、ステーションが最適なアクセスポイントを決定し、決定したアクセスポイントに再接続する。
図14は、特許文献2に記載された従来のシステムの構成図である。
特許文献2に記載されたシステムは、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワーク2000、有線ネットワーク2000に接続するアクセスポイント2001A〜2001C、任意のアクセスポイント2001に帰属してデータ通信を行うステーション2002、アクセスポイント2001A〜2001Cと有線ネットワーク2000を介して接続し、ステーション2002のデータを帰属しているアクセスポイント2001に配信するルータ2003で構成される。
以下の動作説明では、ステーション2002がアクセスポイント2001Aからアクセスポイント2001Bにハンドオーバする場合を例に説明する。
まず、ステーション2002は、周辺のアクセスポイント2001を探索するため、周辺アクセスポイントから間欠送信されるビーコンを受信する。ここでは、アクセスポイント2001B、2001Cのビーコンを受信したとする。
ステーション2002は、受信したビーコンの受信電界強度とビーコンを送信したアクセスポイントのステーションの接続台数とに基づいて、ハンドオーバするアクセスポイントを決定する。ここでは、アクセスポイント2001Bをハンドオーバするアクセスポイントとする。
これにより、ステーション2002は、決定したアクセスポイント2001Bに再接続処理を行う。
なお、ステーション2002は、ビーコンを送信したアクセスポイントよりもアクセスポイント2001Aの方が接続先のアクセスポイントに適していると判断してもよい。この場合は、ステーションは2002は、現在の状態でデータ通信を継続する。
以上のようにして、特許文献2に記載のシステムでは、ステーションが最適なアクセスポイントを決定し、決定したアクセスポイントに再接続する。
図15は、特許文献3に記載された従来のシステムの構成図である。
特許文献3に記載のシステムは、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワーク3000、有線ネットワーク3000に接続するアクセスポイント3001A〜3001C、任意のアクセスポイント3001に帰属してデータ通信を行うステーション3002、アクセスポイント3001A〜3001Cと有線ネットワーク3000を介して接続し、ステーション3002のデータを帰属しているアクセスポイント3001に配信するルータ3003で構成される。
以下の動作説明では、ステーション3002がアクセスポイント3001Aからアクセスポイント3002Bにハンドオーバする場合を例に説明する。
ルータ3003は、あらかじめアクセスポイントを、近接地区ごとにグループ化したリスト所持しており、ステーション3002のデータをステーションが帰属したアクセスポイント3001A以外の周辺アクセスポイントに複製配信する。ここでは、アクセスポイント3001Bとアクセスポイント3001Cを周辺アクセスポイントしてデータを複製配信する。
ステーションは、帰属しているアクセスポイント3001A以外からのデータは無視する。
ステーション3002は、スキャンにより、ハンドオーバするアクセスポイントを決定する。ここでは、アクセスポイント3001Bをハンドオーバするアクセスポイントとする。
ステーション3002は、決定したアクセスポイント3001Bに再接続処理を行う。
ステーション3002は、アクセスポイント3001Bに接続するとアクセスポイント3001Bから送信されたデータのみを受信し、アクセスポイント3001Aとアクセスポイント3001Cのデータは無視する。
以上のようにして、特許文献3に記載のシステムでは、ルータがステーションが接続しているアクセスポイントの周辺アクセスポイントにデータを複製配信することにより、ハンドオーバ時においてデータの途切れを低減している。
特開2005−27313号公報(第47−56頁、図5) 特開2002−359864号公報(第14−32頁、図1、4) 特開2003−259455号公報(第37−51頁、図4、5)
無線LAN規格のIEEE802.11では、ステーションはプローブ要求フレームを送信後、タイマを起動してプローブ応答フレームを受信するためにチャネルを監視するよう決められている。
チャネルを監視するための時間には2種類あり、それぞれMinChannelTime(最小チャネル監視時間)とMaxChannelTime(最大チャネル監視時間)と呼ばれる。ステーションはプローブ要求フレームを送信した後、タイマがMinChannelTimeに達するまでにプローブ応答フレームを受信しなければ、次のチャネルを検索しに行く。
一方、MinChannelTime以内にプローブ応答フレームを受信した場合には、タイマがMaxChannelTimeに達するまでチャネルの監視を行い、その時点までのすべてのプローブ処理を行い、次のチャネルを検索する。
MaxChannelTimeまで時間に余裕を設けることにより、伝搬状態によるパケット誤りや、同一チャネルの周辺アクセスポイントが同時にプローブ応答フレームを送信して発生する衝突による再送遅延も許容できる。
しかしながら、特許文献1記載の構成では、ステーションはプローブ要求を送信したチャネルで動作している周辺アクセスポイントが1台しかない場合、プローブ応答フレームは周辺アクセスポイントから1回しか送信されないにもかかわらず、プローブ応答フレームを受信後、MaxChannelTimeになるまでチャネルの監視を行い、スキャン時間に無駄が発生している。
また、特許文献1、2記載の構成では、ステーションは、各アクセスポイントが管理する無線の伝送路の状態のみでハンドオーバ先のアクセスポイントを決定している。ネットワーク1000、2000が電灯線伝送(PLC:Power Line Communication)などのネットワークインフラの場合には、ルータと各アクセスポイント間の伝送路の状態によって確保できるネットワーク帯域が異なる。よって、無線でネットワーク帯域を確保できても、ネットワーク1000、2000でネットワーク帯域が確保できず通信品質が劣化する場合がある。
また、特許文献3記載の構成では、ステーション3002のデータを常に周辺アクセスポイントに複製配信しているので、特に、ステーションがハンドオーバしないときは、ネットワーク帯域のトラフィック増加が無駄となる。
また、複製配信を行わずマルチキャスト配信を行うと、マルチキャスト配信では受信誤りによる再送を行わないので、パケット誤りが発生するPLC等のネットワークでは、マルチキャスト配信を行うと通信品質が劣化を発生することになる。特に、ステーションが映像や音声のリアルタイム通信中であると映像や音声の乱れや・途切れがハンドオーバしないときにも発生するのでユーザにとって不都合である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ステーションがハンドオーバを行うときの、スキャン時間の短縮を行った上で、無線または、無線と無線に接続された有線の伝送路の状態を考慮して最適なハンドオーバ先のアクセスポイントを決定することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のハンドオーバ方法は、無線端末局と、自局のサービスエリア内に位置する無線端末局とデータ通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局と有線または無線のバックボーンネットワークにより接続され、データの中継処理を行う中継装置とを備えたデータ通信システムにおいて、前記無線端末局が、プローブ要求フレームを送信するプローブ要求フレーム送信ステップと、前記プローブ要求フレームを受信した無線基地局が、プローブ要求受信通知フレームを前記中継装置に送信するプローブ要求受信通知フレーム送信ステップと、前記中継装置が、前記プローブ要求受信通知フレームを送信した前記無線基地局からあらかじめ設定した条件を満たす無線基地局を選択する無線基地局選択ステップと、前記中継装置が、前記無線基地局選択ステップで選択した無線基地局に対してプローブ応答送信指示フレームを送信するプローブ応答送信指示フレーム送信ステップと、前記プローブ応答送信指示フレームを受信した前記無線基地局が、前記無線端末局にプローブ応答フレームを送信するプローブ応答フレーム送信ステップと、前記無線端末局が、受信した前記プローブ応答フレームに基づいてハンドオーバ先無線基地局を決定する無線基地局決定ステップとを有する。
本構成によって、中継装置が決定した無線基地局のみがプローブ応答フレームを無線端末局に送信するので、無線端末局は1つプローブ応答フレームを受信すればスキャンが終了することができるため、プローブ応答フレーム待ちタイマをMaxChannelTime(最大チャネル監視時間)まで待つ必要がなくスキャン時間の短縮が可能になる。
また、プローブ応答フレームを送信する無線基地局が1台のみなのでプローブ応答の衝突の発生を回避できる。
本発明のハンドオーバ方法によれば、ルータが決定したハンドオーバ先アクセスポイントのみからプローブ応答フレームを送信するので、ステーションは1回プローブ応答フレームを受信すればMaxChannelTime(最大チャネル監視時間)を待たずにスキャンを終了できる。よって、ハンドオーバ処理時間が短縮できる。
また、ルータが、ルータからステーションのEnd to Endの伝送路状態を考慮しアクセスポイントを決定し、決定したアクセスポイント間はステーションが再接続処理を行う前にQoS設定を行った上で、データを送信するので、ステーションは再接続後には安定したデータ通信が可能である。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるステーションの機能ブロック図である。
図1のステーション1は、無線ネットワークから入力されるデータの復調と有線ネットワークに出力するデータに対して変調を行う無線送受信部11、無線送受信部11を介して入力されたデータを解析するデータ識別部12、周辺アクセスポイントをサーチするために送信するプローブ要求フレームを作成するプローブ要求作成部13、プローブ要求フレームに対する応答であるプローブ応答フレームを解析するプローブ応答解析部14、プローブ要求作成部13の指示であらかじめ設定した時間のカウントダウンを開始するプローブ応答タイマ15、あらかじめ設定した条件と比較しハンドオーバの要否を決定した上でプローブ要求作成部13にプローブ要求フレームの作成を指示するハンドオーバ開始指示部16で構成される。
図2は、本発明の実施の形態1におけるアクセスポイントの機能ブロック図である。
図2のアクセスポイント2は、無線ネットワークから入力されるデータの復調と無線ネットワークに出力するデータに対して変調を行う無線送受信部21、有線ネットワークから入力されるデータの復調と有線ネットワークに出力するデータに対して変調を行う有線送受信部22、無線送受信部21と有線送受信部22を介して入力されたデータを解析するデータ識別部23、ステーション1から受信したプローブ要求フレームを解析するプローブ要求解析部24、プローブ要求フレームを受信したことを通知するためのプローブ要求受信通知フレームを作成するプローブ要求受信通知作成部25、使用中の無線ネットワーク帯域や接続ステーション台数等の情報を保持する無線基地局情報保持部26、プローブ要求の応答であるプローブ応答フレームの送信指示の情報を含むプローブ応答送信指示フレームの解析を行うプローブ応答送信指示解析部27、プローブ応答送信指示解析部27の指示によってプローブ応答フレームを作成するプローブ応答作成部28で構成される。
図3は、本発明の実施の形態1におけるルータの機能ブロック図である。
図3のルータ3は、有線ネットワークから入力されるデータの復調と有線ネットワークに出力するデータに対して変調を行う有線送受信部31、外部ネットワークから入力されるデータの復調と外部ネットワークに出力するデータに対して変調を行う外部ネットワーク送受信部32、有線送受信部31と外部ネットワーク送受信部32を介して入力されたデータを解析するデータ識別部33、アクセスポイント2から送信されたプローブ要求受信通知フレームを解析するプローブ要求受信通知解析部34、プローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント2からステーション1のハンドオーバ先のアクセスポイントを決定するアクセスポイント決定部35、アクセスポイント決定部35が決定したアクセスポイント2に送信するプローブ応答送信指示フレームを作成するプローブ応答送信指示作成部36、アクセスポイント決定部35が決定したアクセスポイント2にステーション1宛のデータを複製するデータ複製部37で構成される。
次に、実施の形態1のステーション1、アクセスポイント2、ルータ3の動作について図4〜図5を用いて説明する。
図4は、本実施の形態におけるシステムの構成図である。
ステーション1、アクセスポイント2(2A〜2D)、ルータ3、ステーション1とアクセスポイント2A〜2Dを接続するIEEE802.11の規格に準拠した無線ネットワーク100、アクセスポイント2A〜2Dとルータ3を接続するIEEE802.3の規格(イーサネット(登録商標))に準拠した有線ネットワーク101と、ルータ3とステーション1の相手端末(非図示)を接続している外部ネットワーク102で構成される。
なお、外部ネットワーク102はプロバイダーによって異なる方式が使用される。例えば、光ファイバーやADLSがある。本発明は、いずれの方式を使用してもよい。
図5は、本実施の形態におけるハンドオーバ方法のシーケンス図である。図5では、ステーション1がアクセスポイント2Aからアクセスポイント2Bにハンドオーバする場合を例として示す。
ステーション1は、アクセスポイント2Aと無線ネットワーク100を介して相手端末からのデータを受信している(1)。
ステーション1の無線送受信部11は、データを受信するとデータの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。またデータの受信電界強度を抽出してハンドオーバ開始指示部16に受信電界強度の値を渡す。
データ識別部12は、データが入力されるとデータの受信誤りチェックを行い、結果をハンドオーバ開始指示部16に渡す。
ハンドオーバ開始指示部16は、データの受信電界強度と受信誤りの結果の一定期間ごとの平均値を求め、あらかじめ保持している値と比較し、平均値があらかじめ保持している値を下回ればハンドオーバ開始条件を満たしたとして、プローブ要求作成部13にプローブ要求フレームの作成を指示する。
プローブ要求作成部13は、ハンドオーバ開始指示部16からプローブ要求フレームの指示を受けるとプローブ要求フレームを作成して無線送受信部11に転送する。またプローブ応答タイマ15にプローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントダウンを指示する。
プローブ応答タイマ15は、プローブ要求作成部13からフレーム受信待ちタイマのカウントダウンの指示を受けると、プローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントダウンを開始する。
なお、プローブ応答タイマ15のカウントが0になるまでにプローブ応答フレームを受信しなければ、プローブ要求作成部13はプローブ要求フレームを送信したチャネルでは周辺アクセスポイントが存在しないと判定し別チャネルでプローブ要求フレームを送信する。
無線送受信部11は、プローブ要求作成部13からプローブ要求フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(2)。
なお、プローブ要求フレームの送信先アドレスは不特定多数に送信するブロードキャストアドレスとする。
周辺アクセスポイント2B〜2Dの無線送受信部は、ステーション1が送信したプローブ要求フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、プローブ要求フレームが入力されるとプローブ要求解析部24に転送する。
プローブ要求解析部24は、プローブ要求フレームが入力されると、プローブ要求フレームを解析し、プローブ要求フレームを送信したステーション1のアドレス情報をプローブ要求受信通知作成部25に渡す。
プローブ要求受信通知作成部25は、プローブ要求解析部24からステーション1のアドレス情報を受けると無線基地局情報保持部26から、あらかじめ設定した無線の負荷情報として使用中の無線ネットワーク帯域や接続ステーション台数の情報を取得し、ステーション1のアドレス情報と無線の負荷情報を含むルータを送信先としたプローブ要求受信通知フレームを作成して有線送受信部22に転送する。
有線送受信部22は、プローブ要求受信通知作成部25からプローブ要求受信通知フレームが入力されると変調処理を行い、有線ネットワーク101に出力する(3)。
ルータ3の有線送受信部31は、周辺アクセスポイント2B〜2Dが送信したプローブ要求受信通知フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部33に転送する。
データ識別部33は、プローブ要求受信通知フレームが入力されるとプローブ要求受信通知解析部34に転送する。
プローブ要求受信通知解析部34は、プローブ要求受信通知フレームが入力されると、プローブ要求受信通知フレームを解析し、プローブ要求受信通知フレームに含まれるステーション1のアドレス情報と無線の負荷情報とプローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント2のアドレス情報をアクセスポイント決定部35に渡す。
アクセスポイント決定部35は、プローブ要求受信通知解析部34からステーション1のアドレス情報と無線の負荷情報とアクセスポイント2のアドレス情報を受けると、あらかじめ設定した時間に他の周辺アクセスポイントから送信されたプローブ要求受信通知フレームを受け付ける。ここでは、あらかじめ設定した時間以内にアクセスポイント2B〜2Dからプローブ要求受信通知フレームを受け付けたとする。
アクセスポイント決定部35は、プローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント2B〜2Dの内から無線基地局情報に基づいてステーション1のハンドオーバ先アクセスポイントを決定する。ここでは、アクセスポイント決定部35が決定したアクセスポイント2はアクセスポイント2Bとする。
アクセスポイント決定部35は、決定したアクセスポイント2Bのアドレス情報とステーション1のアドレス情報をプローブ応答送信指示作成部36とデータ複製部37に渡す。
プローブ応答送信指示作成部36は、アクセスポイント決定部35からアクセスポイント2Bとステーション1のアドレス情報を受けるとステーション1のアドレス情報を含むアクセスポイント2Bを送信先としたプローブ応答送信指示フレームを作成して有線送受信部31に転送する。
有線送受信部31は、プローブ応答送信指示作成部36からプローブ応答送信指示フレームが入力されると変調処理を行い、有線ネットワーク101に出力する(4)。
データ複製部37は、アクセスポイント2Bとステーション1のアドレス情報を受けるとアクセスポイント2Aに送信しているステーション1宛のデータを複製化してアクセスポイント2Bを送信先として有線送受信部31に転送する。
有線送受信部31は、データ複製部37から複製データが入力されると変調処理を行い、有線ネットワーク101に出力する(5)。
アクセスポイント2Bの有線送受信部21は、ルータ3が送信したプローブ応答送信指示フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、プローブ応答送信指示フレームを受信すると復調処理を行いプローブ応答送信指示解析部27に転送する。
プローブ応答送信指示解析部27は、プローブ応答送信指示フレームが入力されると、プローブ応答送信指示フレームを解析し、プローブ応答送信指示フレームに含まれるステーション1のアドレス情報をプローブ応答作成部28に渡す。
プローブ応答作成部28は、プローブ応答送信指示解析部27からステーション1のアドレス情報を受ける、ステーション1を送信先としたプローブ応答フレームを作成して無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、プローブ応答作成部28からプローブ応答フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(6)。
アクセスポイント2Bの有線送受信部21は、ルータ3が送信したステーション1宛の複製データを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、ステーション1宛の複製データが入力されると無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、データ識別部23からステーション1宛の複製データが入力されると、ステーション1が再接続処理を行うまでステーション1宛の複製データをバッファリングする。
ステーション1の無線送受信部11は、アクセスポイント2Bが送信したプローブ応答フレームを受信するとプローブ応答フレームの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。
データ識別部12は、プローブ応答フレームが入力されるとプローブ応答解析部14に転送する。
プローブ応答解析部14は、プローブ応答フレームが入力されると、プローブ応答フレームを解析し、プローブ応答フレームを送信したアクセスポイント2Bを介して相手端末からのデータを受けるための再接続処理をアクセスポイント2Bと行う(7)。また、プローブ応答タイマ15にプローブ応答フレーム待ちタイマのストップを指示する。
アクセスポイント2Bは、再接続処理が終了すると無線送受信部21でバッファリングしていたステーション1宛のデータから順次ステーション1に送信しデータ通信を再開する(8)。
かかる構成によれば、無線の負荷情報に基づいてルータ3が決定したアクセスポイント2のみがプローブ応答フレームをステーション1に送信するので、ステーション1は1つプローブ応答フレームを受信した時点でスキャンを終了することができるため、プローブ応答フレーム待ちタイマをMaxChannelTime(最大チャネル監視時間)まで待つ必要がなくスキャン時間の短縮が可能になる。
また、プローブ応答フレームを送信するアクセスポイントが1台のみなのでプローブ応答の衝突の発生を回避できる。
また、ルータ3は、決定したアクセスポイント2にあらかじめステーション1の複製データを送信するので、バッファリングデータ転送の遅延による映像や音声の途切れを抑えることが可能である。
なお、本実施の形態は、ルータ3にハンドオーバ先アクセスポイント2を決定する機能を備えたが、これに限定されるものではない。例えば、ブリッジ機能を有した装置でもよいし、あらかじめ設定した有線ネットワーク101または外部ネットワーク102に接続された他の装置にこの機能を備えてもよい。
なお、ハンドオーバ開始指示部16は、受信電界強度と受信誤りの結果から、ハンドオーバの要否を判定したが、これに限定されるものではない。
なお、本実施の形態は、プローブ要求受信通知フレームには無線の負荷情報のみを含むものとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、アクセスポイント2は受信したプローブ要求フレームの受信電界強度の値や、動画のストリーミング配信や音声通信などのリアルタイム性の求められるQoS(Quality of Service)機能のサポート情報を含んでもよい。また、有線ネットワーク102側の情報を含んでもよい。
なお、本実施の形態では、ステーション1はプローブ応答フレームを受信したら、プローブ応答フレームを送信したアクセスポイント2に再接続処理を行ったが、これに限定されるものではない。
例えば、次チャネルにおいて同様の処理を行いプローブ応答フレームの受信電界強度を測定し受信電界強度が最も高いアクセスポイント2に再接続処理を行ってもよい。
また、次チャネルでも処理を行うかの判定は、ステーション1が接続中のアクセスポイント2Aから送られてくるデータの受信電界強度があらかじめ設定した閾値(ハンドオーバ開始条件の値よりは小さい値)以上なら次チャネルでの処理を行うとしてもよい。また、ステーション1のバッファに蓄積されたパケット残量があらかじめ設定した値以上でもよいし、これに限定されるものではない。
なお、本実施の形態では、ルータ3は、決定したアクセスポイント2に対してデータを複製配信していたが、これに限定されるものではない。
例えば、マルチキャストで送信してもよい。
なお、本実施の形態では、無線通信システムとして無線LANシステムに適用した例を示したが、これに限定するものではない。また、有線ネットワーク101は、IEEE802.3の規格(イーサネット(登録商標))に準拠したとしたが、これに限定するものではなく、他の方式でもよい。
なお、本実施の形態では、ルータ3は決定したアクセスポイント2Bに複製データを送信していたが、これに加え、ルータ3はデータの複製を開始したことを示す複製開始通知フレーム(アクセスポイント2のアドレス情報を含む)をアクセポイント2Aからステーション1に送信し、ステーション1は複製開始通知フレームを受信したら、アクセスポイント2Bに再接続処理を開始するとしてもよい。
この場合、ステーション1は、プローブ要求フレーム送信後にアクセスポイント2Aのチャネルに戻る。
なお、一般的なハンドオーバ方法では、再接続処理中にアクセスポイント2Aに送信されるステーション1宛てのデータは、アクセスポイント2Aにバッファリングされる。そして、ステーション1がアクセスポイント2Bに再接続後に、アクセスポイント2Bがアクセスポイント2Aにステーション1宛てのデータの転送要求を送り、アクセスポイント2Aはバッファリングされたステーション1宛のデータをアクセスポイント2Bに転送する。以上のようにしてハンドオーバが行われる。これに対して、本実施の形態ではスキャン中にルータ3がハンドオーバ先アクセスポイントを決定するので、ルータ3はステーション1が帰属しているアクセスポイント2Aに対して、アクセスポイント2Aがバッファリングしているステーション1宛のデータをアクセスポイント2Bに複製転送する要求を行い、アクセスポイント2Aは、ルータ3が複製した手前までのデータを有線ネットワーク101通じてアクセスポイント2Bに複製転送してもよい。
なお、本実施の形態は、アクセスポイント2Bは、ステーション1が再接続するまで複製データをバッファリングするとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、あらかじめ設定した時間以内に再接続処理を行わない場合は、複製データを破棄してもよい。
なお、本実施の形態では、アクセスポイント決定部35は、プローブ要求受信通知フレームを送信した周辺アクセスポイント2から1台のアクセスポイントを決定したが、これに限定されるものではない。
例えば、アクセスポイント2は、プローブ要求受信通知フレームに自局が使用している無線チャネルの情報を含めてルータ3に送信し、ルータ3では、あらかじめ設定した時間以内に別チャネルで動作しているアクセスポイント2から同じステーション1に対するプローブ要求受信通知フレームを受信する場合は、前チャネルで決定したハンドオーバ先アクセスポイント2の無線基地情報より好条件時のみにプローブ応答送信指示フレームを送信するとしてもよい。
また、ステーション1は、同一ハンドオーバ時のプローブ要求フレームを識別させるため、MACヘッダーのシーケンス番号を同一ハンドオーバ時には変更せず送信するとして送信してもよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2のステーションの機能ブロック図である。図6において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図6のステーション4は、無線送受信部11、データ識別部12、プローブ要求作成部13、ハンドオーバ開始指示部16は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、プローブ要求フレームに対する応答であるプローブ応答フレームを解析するプローブ応答解析部41、プローブ要求作成部13の指示であらかじめ設定した時間のカウントダウンを開始するプローブ応答タイマ42で構成される。
図7は、本発明の実施の形態2のアクセスポイントの機能ブロック図である。図7において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図7のアクセスポイント5は、無線送受信部21、有線送受信部22、データ識別部23、プローブ要求受信通知作成部25、無線基地局情報保持部26、プローブ応答送信指示解析部27は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、ステーション4から受信したプローブ要求フレームを解析するプローブ要求解析部51、プローブ要求解析部51の指示によって第1プローブ応答フレームを作成する第1プローブ応答作成部52、プローブ応答送信指示解析部27の指示によって第2プローブ応答フレームを作成する第2プローブ応答作成部53で構成される。
本実施の形態は、アクセスポイント5は、プローブ要求フレーム受信時に第1プローブ応答フレームをステーション4に送信し、ステーション4は第1プローブ応答フレームの受信によって、プローブ要求フレームを送信したチャネルで動作する周辺アクセスポイントの存在を検知するところが実施の形態1と異なる。
なお、本実施の形態におけるシステムの構成図は、図4のステーション1がステーション4に、アクセスポイント2がアクセスポイント5に変更した構成とする。
次に、実施の形態2のステーション4、アクセスポイント5、ルータ3の動作について図8を用いて説明する。
図8は、本実施の形態におけるハンドオーバ方法のシーケンス図である。図8では、ステーション4がアクセスポイント5Aからアクセスポイント5Bにハンドオーバする場合を例として示す。
ステーション4は、アクセスポイント5Aと無線ネットワーク100を介して相手端末からのデータを受信している(1)。
ステーション4の無線送受信部11は、データを受信するとデータの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。またデータの受信電界強度を抽出してハンドオーバ開始指示部16に受信電界強度の値を渡す。
データ識別部12は、データが入力されるとデータの受信誤りチェックを行い、結果をハンドオーバ開始指示部16に渡す。
ハンドオーバ開始指示部16は、データの受信電界強度と受信誤りの結果の一定期間ごとの平均値を求め、あらかじめ保持している値と比較し、平均値があらかじめ保持している値を下回ればハンドオーバ開始条件を満たしたとして、プローブ要求作成部13にプローブ要求フレームの作成を指示する。
プローブ要求作成部13は、ハンドオーバ開始指示部16からプローブ要求フレームの指示を受けるとプローブ要求フレームを作成して無線送受信部11に転送する。またプローブ応答タイマ42にプローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントダウンを指示する。
プローブ応答タイマ42は、プローブ要求作成部13からフレーム受信待ちタイマのカウントダウンの指示を受けると、第1プローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントダウンを開始する。
なお、プローブ応答タイマ42の第1プローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントが0になるまでに第1プローブ応答フレームを受信しなければ、プローブ要求作成部13はプローブ要求フレームを送信したチャネルでは周辺アクセスポイントが存在しないと判定し、別チャネルでプローブ要求フレームを送信する。
無線送受信部11は、プローブ要求作成部13からプローブ要求フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(2)。
なお、プローブ要求フレームの送信先アドレスは不特定多数に送信するブロードキャストアドレスとする。
周辺アクセスポイント5B〜5Dの無線送受信部は、ステーション4が送信したプローブ要求フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、プローブ要求フレームが入力されるとプローブ要求解析部51に転送する。
プローブ要求解析部51は、プローブ要求フレームが入力されると、プローブ要求フレームを解析し、プローブ要求フレームを送信したステーション4のアドレス情報をプローブ要求受信通知作成部25と第1プローブ応答作成部52に渡す。
第1プローブ応答作成部52は、プローブ要求解析部51からステーション4のアドレス情報を受けるとステーション4を送信先とした第1プローブ応答フレームを作成して無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、第1プローブ応答作成部52から第1プローブ応答フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(3)。
ステーション4の無線送受信部11は、周辺アクセスポイント5B〜5Dが送信したプローブ応答フレームを受信すると第1プローブ応答フレームの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。
データ識別部12は、第1プローブ応答フレームが入力されるとプローブ応答解析部41に転送する。
プローブ応答解析部41は、第1プローブ応答フレームが入力されると、第1プローブ応答フレームを解析し、プローブ応答タイマ42に第1プローブ応答フレーム待ちタイマのストップと、第2プローブ応答フレーム待ちタイマのカウントダウンを指示する。
プローブ応答タイマ15は、プローブ応答解析部41の指示に従い第1プローブ応答フレーム待ちタイマをストップし、第2プローブ応答フレーム待ちタイマのカウントダウンを行う。
アクセスポイント5のプローブ要求受信通知作成部25は、プローブ要求解析部24からステーション4のアドレス情報を受けると無線基地局情報保持部26から、あらかじめ設定した無線の負荷情報として使用中の無線ネットワーク帯域や接続ステーション台数の情報を取得し、ステーション4のアドレス情報と無線の負荷情報を含むプローブ要求受信通知フレームを作成して有線送受信部22に転送する。
有線送受信部22は、プローブ要求受信通知作成部25からプローブ要求受信通知フレームが入力されると変調処理を行い、有線ネットワーク101に出力する(4)。
ルータ3の有線送受信部31は、周辺アクセスポイント5B〜5Dが送信したプローブ要求受信通知フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部33に転送する。
データ識別部33は、プローブ要求受信通知フレームが入力されるとプローブ要求受信通知解析部34に転送する。
プローブ要求受信通知解析部34は、プローブ要求受信通知フレームが入力されると、プローブ要求受信通知フレームを解析し、プローブ要求受信通知フレームに含まれるステーション4のアドレス情報と無線の負荷情報とプローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント5のアドレス情報をアクセスポイント決定部35に渡す。
アクセスポイント決定部35は、プローブ要求受信通知解析部34からステーション4のアドレス情報と無線の負荷情報とアクセスポイント5のアドレス情報を受けると、あらかじめ設定した時間に他の周辺アクセスポイントから送信されたプローブ要求受信通知フレームを受け付ける。ここでは、あらかじめ設定した時間以内にアクセスポイント5B〜5Dからプローブ要求受信通知フレームを受け付けたとする。
アクセスポイント決定部35は、プローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント5B〜5Dの内から無線基地局情報に基づいてステーション4のハンドオーバ先アクセスポイントを決定する。ここでは、アクセスポイント決定部35が決定したアクセスポイント5はアクセスポイント5Bとする。
アクセスポイント決定部35は、決定したアクセスポイント5Bのアドレス情報とステーション4のアドレス情報をプローブ応答送信指示作成部36とデータ複製部37に渡す。
プローブ応答送信指示作成部36は、アクセスポイント決定部35からアクセスポイント5Bとステーション4のアドレス情報を受けるとステーション4のアドレス情報を含むアクセスポイント5Bを送信先としたプローブ応答送信指示フレームを作成して有線送受信部31に転送する。
有線送受信部31は、プローブ応答送信指示作成部36からプローブ応答送信指示フレームが入力されると変調処理を行い、有線ネットワーク101に出力する(5)。
データ複製部37は、アクセスポイント5Bとステーション4のアドレス情報を受けるとアクセスポイント5Aに送信しているステーション4宛のデータを複製化してアクセスポイント5Bを送信先として有線送受信部31に転送する。
有線送受信部31は、データ複製部37から複製データが入力されると変調処理を行い、有線ネットワーク101に出力する(6)。
アクセスポイント5Bの有線送受信部21は、ルータ3が送信したプローブ応答送信指示フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、プローブ応答送信指示フレームを受信すると復調処理を行いプローブ応答送信指示解析部27に転送する。
プローブ応答送信指示解析部27は、プローブ応答送信指示フレームが入力されると、プローブ応答送信指示フレームを解析し、プローブ応答送信指示フレームに含まれるステーション4のアドレス情報を第2プローブ応答作成部53に渡す。
第2プローブ応答作成部53は、プローブ応答送信指示解析部27からステーション4のアドレス情報を受けると、ステーション4を送信先とした第2プローブ応答フレームを作成して無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、第2プローブ応答作成部53から第2プローブ応答フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(7)。
アクセスポイント5Bの有線送受信部21は、ルータ3が送信したステーション4宛の複製データを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、ステーション4宛の複製データが入力されると無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、データ識別部23からステーション4宛の複製データが入力されると、ステーション4が再接続処理を行うまでステーション4宛の複製データをバッファリングする。
ステーション4の無線送受信部11は、アクセスポイント5Bが送信した第2プローブ応答フレームを受信すると第2プローブ応答フレームの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。
データ識別部12は、第2プローブ応答フレームが入力されるとプローブ応答解析部41に転送する。
プローブ応答解析部41は、第2プローブ応答フレームが入力されると、第2プローブ応答フレームを解析し、第2プローブ応答フレームを送信したアクセスポイント5Bを介して相手端末からのデータを受けるための再接続処理をアクセスポイント5Bと行う(8)。
また、プローブ応答解析部41は、プローブ応答タイマ42に第2プローブ応答フレーム待ちタイマのストップを指示する。
アクセスポイント5Bは、再接続処理が終了すると無線送受信部21でバッファリングしていたステーション4宛のデータから順次ステーション4に送信しデータ通信を再開する(9)。
かかる構成によれば、ステーション4は、第1プローブ応答フレームを受信することによりプローブ要求フレームを送信したチャネルで動作している周辺アクセスポイント5の存在を認識することができる。つまり、ルータ3から指示されたアクセスポイント5が送信する第2プローブ応答フレームを受信する前に認識できる。よって、ステーション4は、第1プローブ応答フレーム待ちタイマが0になれば別チャネルでのスキャン開始の判断ができるのでスキャン時間の短縮になる。
なお、本実施の形態は、ルータ3にハンドオーバ先アクセスポイント5を決定する機能を備えたが、これに限定されるものではない。例えば、ブリッジ機能を有した装置でもよいし、あらかじめ設定した有線ネットワーク101または外部ネットワーク102に接続された他の装置に備えてもよい。
なお、ハンドオーバ開始指示部16は、受信電界強度と受信誤りの結果から、ハンドオーバの要否を判定したが、これに限定されるものではない。
なお、本実施の形態は、プローブ要求受信通知フレームには無線の負荷情報のみを含んだが、これに限定されるものではない。
例えば、アクセスポイント5は受信したプローブ要求フレームの受信電界強度の値や、動画のストリーミング配信や音声通信などのリアルタイム性の求められるQoS(Quality of Service)機能のサポート情報を含んでもよい。また、有線ネットワーク102側の情報を含んでもよい。
なお、本実施の形態では、ステーション4は第2プローブ応答フレームを受信したら、第2プローブ応答フレームを送信したアクセスポイント5に再接続処理を行ったが、これに限定されるものではない。
例えば、次チャネルにおいて同様の処理を行い第2プローブ応答フレームの受信電界強度を測定し受信電界強度が最も高いアクセスポイント5に再接続処理を行ってもよい。
また、次チャネルでも処理を行うかの判定は、ステーション4が接続中のアクセスポイント5Aから送られてくるデータの受信電界強度があらかじめ設定した閾値(ハンドオーバ開始条件の値よりは小さい値)以上なら次チャネルでの処理を行うとしてもよい。また、ステーション4のバッファに蓄積されたパケット残量があらかじめ設定した値以上でもよいし、これに限定されるものではない。
なお、本実施の形態では、ルータ3は、決定したアクセスポイント5に対してデータを複製配信していたが、これに限定されるものではない。
例えば、マルチキャストで送信してもよい。
なお、本実施の形態では、無線通信システムとして無線LANシステムに適用した例を示したが、これに限定するものではない。また、有線ネットワーク101は、IEEE802.3の規格(イーサネット(登録商標))に準拠したとしたが、これに限定するものではなく、他の方式でもよい。
なお、本実施の形態では、ルータ3は決定したアクセスポイント5Bに複製データを送信していたが、これに加え、ルータ3はデータの複製を開始したことを示す複製開始通知フレーム(アクセスポイント2のアドレス情報を含む)をアクセポイント5Aからステーション4に送信し、ステーション4は複製開始通知フレームを受信したら、アクセスポイント5Bに再接続処理を開始するとしてもよい。
この場合、ステーション4は、プローブ要求フレーム送信後にアクセスポイント5Aのチャネルに戻る。
なお、一般的なハンドオーバ方法では、再接続処理中にアクセスポイント5Aに送信されるステーション4宛てのデータは、アクセスポイント5Aにバッファリングされる。そして、ステーション4がアクセスポイント5Bに再接続後に、アクセスポイント5Bがアクセスポイント5Aにステーション4宛てのデータの転送要求を送り、アクセスポイント5Aはバッファリングされたステーション4宛のデータをアクセスポイント5Bに転送する。以上のようにしてハンドオーバが行われる。これに対して、本実施の形態ではスキャン中にルータ3がハンドオーバ先アクセスポイントを決定するので、ルータ3はステーション4が帰属しているアクセスポイント5Aに対して、アクセスポイント5Aがバッファリングしているステーション4宛のデータをアクセスポイント5Bに複製転送する要求を行い、アクセスポイント5Aは、ルータ3が複製した手前までのデータを有線ネットワーク101通じてアクセスポイント5Bに複製転送してもよい。
なお、本実施の形態は、アクセスポイント5Bは、ステーション4が再接続するまで複製データをバッファリングするとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、あらかじめ設定した時間以内に再接続処理を行わない場合は、複製データを破棄してもよい。
なお、本実施の形態では、アクセスポイント決定部35は、プローブ要求受信通知フレームを送信した周辺アクセスポイント5から1台のアクセスポイントを決定したが、これに限定されるものではない。
例えば、アクセスポイント5は、プローブ要求受信通知フレームに自局が使用している無線チャネルの情報を含めてルータ3に送信し、ルータ3では、あらかじめ設定した時間以内に別チャネルで動作しているアクセスポイント5から同じステーション4に対するプローブ要求受信通知フレームを受信する場合は、前チャネルで決定したハンドオーバ先アクセスポイント5の無線基地情報より好条件時のみにプローブ応答送信指示フレームを送信するとしてもよい。
また、ステーション4は、同一ハンドオーバ時のプローブ要求フレームを識別させるため、MACヘッダーのシーケンス番号を同一ハンドオーバ時には変更せず送信するとして送信してもよい。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3のアクセスポイントの機能ブロック図である。図9において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図9のアクセスポイント6は、無線送受信部21、データ識別部23、プローブ要求解析部24、プローブ要求受信通知作成部25、無線基地局情報保持部26、プローブ応答送信指示解析部27、プローブ応答作成部28は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、PLCネットワークから入力されるデータの復調とPLCネットワークに出力するデータに対して変調を行うPLC送受信部61、無線ネットワークのQoS設定を行う無線QoS設定部62で構成される。
図10は、本発明の実施の形態3のルータの機能ブロック図である。図10において、図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図10のルータ7は、外部ネットワーク送受信部32、データ識別部33、プローブ要求受信通知解析部34、プローブ応答送信指示作成部36、データ複製部37は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、PLCネットワークから入力されるデータの復調とPLCネットワークに出力するデータに対して変調を行うPLC送受信部71、指定されたアクセスポイント6と自局のPLCネットワークの伝送路状態を判定するPLC区間判定部72、PLCネットワークと無線ネットワークの伝送路状態から、ハンドオーバ先にアクセスポイント6を決定するアクセスポイント決定部73、アクセスポイント決定部73が決定したアクセスポイント6とのPLCネットワークのQoSを設定するPLCQoS設定部74で構成される。
本実施の形態は、ルータ7は、無線ネットワークとPLCネットワークの両方の伝送路の状態から、ハンドオーバ先のアクセスポイント6を決定するとことが実施の形態1、2と異なる。
次に、実施の形態3のステーション1、アクセスポイント6、ルータ7の動作について図11〜図12を用いて説明する。
図11は、本実施の形態におけるシステムの構成図である。
ステーション1、アクセスポイント6(6A〜6D)、ルータ7、ステーション1とアクセスポイント6A〜6Dを接続するIEEE802.11の規格に準拠した無線ネットワーク100、アクセスポイント6A〜6Dとルータ7を接続するPLCネットワーク103と、ルータ7とステーション1の相手端末(非図示)を接続している外部ネットワーク102で構成される。
なお、外部ネットワーク102はプロバイダーによって異なる方式が使用される。例えば、光ファイバーやADLSがある。本発明は、いずれの方式を使用してもよい。
図12は、本実施の形態におけるハンドオーバ方法のシーケンス図である。図12では、ステーション1がアクセスポイント6Aからアクセスポイント6Bにハンドオーバする場合を例として示す。
図12は、本実施の形態におけるハンドオーバ方法のシーケンス図である。図11では、ステーション1がアクセスポイント6Aからアクセスポイント6Bにハンドオーバする場合を例として示す。
ステーション1は、アクセスポイント6Aと無線ネットワーク100を介して相手端末からのデータを受信している(1)。
ステーション1の無線送受信部11は、データを受信するとデータの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。またデータの受信電界強度を抽出してハンドオーバ開始指示部16に受信電界強度の値を渡す。
データ識別部12は、データが入力されるとデータの受信誤りチェックを行い、結果をハンドオーバ開始指示部16に渡す。
ハンドオーバ開始指示部16は、データの受信電界強度と受信誤りの結果の一定期間ごとの平均値を求め、あらかじめ保持している値と比較し、平均値があらかじめ保持している値を下回ればハンドオーバ開始条件を満たしたとして、プローブ要求作成部13にプローブ要求フレームの作成を指示する。
プローブ要求作成部13は、ハンドオーバ開始指示部16からプローブ要求フレームの指示を受けるとプローブ要求フレームを作成して無線送受信部11に転送する。またプローブ応答タイマ15にプローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントダウンを指示する。
プローブ応答タイマ15は、プローブ要求作成部13からプローブ応答フレーム受信待ちタイマのカウントダウンの指示を受けると、フレーム受信待ちタイマのカウントダウンを開始する。
なお、プローブ応答タイマ15のカウントが0になるまでにプローブ応答フレームを受信しなければ、プローブ要求作成部13はプローブ要求フレームを送信したチャネルでは周辺アクセスポイントが存在しないと判定し別チャネルでプローブ要求フレームを送信する。
無線送受信部11は、プローブ要求作成部13からプローブ要求フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(2)。
なお、プローブ要求フレームの送信先アドレスは不特定多数に送信するブロードキャストアドレスとする。
周辺アクセスポイント6B〜6Dの無線送受信部は、ステーション1が送信したプローブ要求フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、プローブ要求フレームが入力されるとプローブ要求解析部24に転送する。
プローブ要求解析部24は、プローブ要求フレームが入力されると、プローブ要求フレームを解析し、プローブ要求フレームを送信したステーション1のアドレス情報をプローブ要求受信通知作成部25に渡す。
プローブ要求受信通知作成部25は、プローブ要求解析部24からステーション1のアドレス情報を受けると無線基地局情報保持部26から、あらかじめ設定した無線情報として使用中の無線ネットワーク帯域やQoS機能のサポート情報を取得し、ステーション1のアドレス情報と無線情報を含むルータを送信先としたプローブ要求受信通知フレームを作成してPLC送受信部61に転送する。
PLC送受信部61は、プローブ要求受信通知作成部25からプローブ要求受信通知フレームが入力されると変調処理を行い、PLCネットワーク103に出力する(3)。
ルータ7のPLC送受信部71は、周辺アクセスポイント6B〜6Dが送信したプローブ要求受信通知フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部33に転送する。
データ識別部33は、プローブ要求受信通知フレームが入力されるとプローブ要求受信通知解析部34に転送する。
プローブ要求受信通知解析部34は、プローブ要求受信通知フレームが入力されると、プローブ要求受信通知フレームを解析し、プローブ要求受信通知フレームに含まれるステーション1のアドレス情報とプローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント6のアドレス情報をPLC区間判定部72に渡す。
PLC区間判定部72は、プローブ要求受信通知解析部34からステーション1のアドレス情報とアクセスポイント6のアドレス情報を受けると、現在、ステーション1宛のデータに対して設定しているPLC区間のQoS設定を確認し、同様のQoS保証がプローブ要求受信通知フレームを送信した周辺アクセスポイント6B〜6Dで設定可能か判定する。
PLC区間判定部72は、判定結果をプローブ要求受信通知解析部34に渡す。
プローブ要求受信通知解析部34は、PLC区間判定部72から判定結果を受けると、判定結果とステーション4のアドレス情報と無線情報とプローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント2のアドレス情報をアクセスポイント決定部73に渡す。
アクセスポイント決定部73は、プローブ要求受信通知解析部34からステーション4のアドレス情報と無線情報とアクセスポイント6のアドレス情報とPLC区間判定部72での判定結果を受けると、あらかじめ設定した時間に他の周辺アクセスポイント6から送信されたプローブ要求受信通知フレームを受け付ける。ここでは、あらかじめ設定した時間以内にアクセスポイント6B〜6Dからプローブ要求受信通知フレームを受け付けたとする。また、PLC区間判定部72の判定結果は、アクセスポイント6B、6DがQoS保証可能であると判定したとする。
アクセスポイント決定部73は、プローブ要求受信通知フレームを送信したアクセスポイント6B〜6Dの内から1台を決定する。ここでは、PLC区間判定部72でPLCネットワーク103のQoS保証が可能なアクセスポイント6の中で、最も使用中の無線ネットワーク帯域が少ないアクセスポイント6を選択する。ここでは、アクセスポイント決定部73が決定したアクセスポイント6はアクセスポイント6Bとする。
アクセスポイント決定部73は、決定したアクセスポイント6Bのアドレス情報とステーション1のアドレス情報とステーション1に設定しているQoS設定情報をプローブ応答送信指示作成部36とデータ複製部37とPLCQoS設定部74に渡す。
PLCQoS設定部74は、アクセスポイント決定部73からアクセスポイント6Bとステーション1のアドレス情報とQoS設定情報を受けると、アクセスポイント6Bとの間のPLCネットワーク103にステーション1宛のデータに対するQoS設定を行う。
プローブ応答送信指示作成部36は、アクセスポイント決定部73からアクセスポイント6Bとステーション1のアドレス情報とQoS設定情報を受けるとステーション1のアドレス情報とQoS設定情報を含むアクセスポイント6Bを送信先としたプローブ応答送信指示フレームを作成してPLC送受信部71に転送する。
PLC送受信部71は、プローブ応答送信指示作成部36からプローブ応答送信指示フレームが入力されると変調処理を行い、PLCネットワーク103に出力する(4)。
データ複製部37は、アクセスポイント6Bとステーション1のアドレス情報を受けるとアクセスポイント6Aに送信しているステーション1宛のデータを複製化してアクセスポイント6Bを送信先としてPLC送受信部71に転送する。
PLC送受信部71は、データ複製部37から複製データが入力されると変調処理を行い、PLCネットワーク103に出力する(5)。
アクセスポイント6BのPLC送受信部71は、ルータ7が送信したプローブ応答送信指示フレームを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、プローブ応答送信指示フレームを受信すると復調処理を行いプローブ応答送信指示解析部27に転送する。
プローブ応答送信指示解析部27は、プローブ応答送信指示フレームが入力されると、プローブ応答送信指示フレームを解析し、プローブ応答送信指示フレームに含まれるステーション1のアドレス情報とステーション1のQoS設定に必要なパラメータを無線QoS設定部62に渡す。また、ステーション1のアドレス情報をプローブ応答作成部28に渡す。
無線QoS設定部62は、プローブ応答送信指示解析部27からステーション1のアドレス情報とQoS設定情報を受けると、無線ネットワーク101にステーション1宛のデータに対するQoS設定を行う。
プローブ応答作成部28は、プローブ応答送信指示解析部27からステーション1のアドレス情報を受ける、ステーション1を送信先としたプローブ応答フレームを作成して無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、プローブ応答作成部28からプローブ応答フレームが入力されると変調処理を行い、無線ネットワーク100に出力する(6)。
アクセスポイント2Bの有線送受信部21は、ルータ3が送信したステーション1宛の複製データを受信すると復調処理を行いデータ識別部23に転送する。
データ識別部23は、ステーション1宛の複製データが入力されると無線送受信部21に転送する。
無線送受信部21は、データ識別部23からステーション1宛の複製データが入力されると、ステーション1が再接続処理を行うまでステーション1宛の複製データをバッファリングする。
ステーション1の無線送受信部11は、アクセスポイント6Bが送信したプローブ応答フレームを受信するとプローブ応答フレームの復調処理を行いデータ識別部12に転送する。
データ識別部12は、プローブ応答フレームが入力されるとプローブ応答解析部14に転送する。
プローブ応答解析部14は、プローブ応答フレームが入力されると、プローブ応答フレームを解析し、プローブ応答フレームを送信したアクセスポイント6Bを介して相手端末からのデータを受けるための再接続処理をアクセスポイント6Bと行う(7)。また、プローブ応答タイマ15にプローブ応答フレーム待ちタイマのストップを指示する。
アクセスポイント6Bは、再接続処理が終了すると無線送受信部21でバッファリングしていたステーション1宛のデータから順次ステーション1に送信しデータ通信を再開する(8)。
かかる構成によれば、ルータ7は、プローブ受信通知フレームを送信したアクセスポイント6ごとのPLCネットワークから無線ネットワークの伝送路の状態を比較して、ステーション1のハンドオーバ先アクセスポイント6を決定することが可能になる。
また、スキャン時にハンドオーバ先アクセスポイント6を決定するので、ステーション1が再接続処理前にPLCネットワーク103と無線ネットワーク100のQoS設定が可能になり、ステーション1は再接続後に安定したデータ通信が行える。
なお、本実施の形態と他の実施の形態を組み合わせてもよい。
例えば、プローブ要求フレームを受信した周辺アクセスポイントは、第1プローブ応答フレームをステーション1に送信してもよい。
なお、なお、本実施の形態では、無線ネットワーク100をIEEE802.11の規格に準拠としたがこれに限定されるものではない。
例えば、IEEE802.11eに準拠し、無線QoS設定部62はパケットの優先度に基づいた優先制御、あるいはアドミッションコントロールなどの設定をおこなってもよい。
また、無線ネットワーク帯域をあらかじめ予約するHCCAに必要な無線ネットワーク帯域をあらかじめ確保するとしてもよい。この場合、ステーション1がアクセスポイント6Bに再接続後に送信するAdd Ts Requestに対して、確保したネットワーク帯域を割当てるとする。
また、他の無線規格に準拠した無線ネットワークでもよい。
なお、本実施の形態は、ルータ7とアクセスポイント6をPLCネットワーク103で接続したが、これに限定されるものではない。
たとえば、ケーブルテレビなどの同軸ケーブルを利用して高速な通信を行うc−Linkでもよい。また、他の無線規格に準拠した無線ネットワークでもよい。
また、上述の各実施の形態の構成は、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)で実現されているものとしてもよい。これらは、個別に1チップ化されていてもよいし、全ての構成又は一部の構成を含むように1チップ化されてもよい。集積回路は、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。また、集積回路の手法は、LSIに限定されるものではなく、専用回路又は汎用プロセッサを用いて実現してもよい。更に、FPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成することができるリコンフィギュアラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらに、半導体技術の進歩により、又は派生する別技術により現在の半導体技術に置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。例えば、バイオ技術の応用等が考えられる。
本発明にかかるハンドオーバ方法は、複数の周辺アクセスポイントからハンドオーバ先を決定する場合でもQoSを考慮して高速にハンドオーバ可能な特徴を有し、宅内やイベント会場等での無線LAN機能を搭載した携帯端末への映像ストリーミングシステム等に対して有用である。また無線LAN上でのVoIPシステム等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1におけるステーションの機能ブロック図 本発明の実施の形態1におけるアクセスポイントの機能ブロック図 本発明の実施の形態1におけるルータの機能ブロック図 本発明の実施の形態1における無線LANシステムの機能を示す図 本発明の実施の形態1におけるハンドオーバ方法のシーケンス図 本発明の実施の形態2におけるステーションの機能ブロック図 本発明の実施の形態2におけるアクセスポイントの機能ブロック図 本発明の実施の形態2におけるハンドオーバ方法のシーケンス図 本発明の実施の形態3におけるアクセスポイントの機能ブロック図 本発明の実施の形態3におけるルータの機能ブロック図 本発明の実施の形態3における無線LANシステムの機能を示す図 本発明の実施の形態3におけるハンドオーバ方法のシーケンス図 特許文献1の従来のハンドオーバ方法のシーケンス図 特許文献2の従来のハンドオーバ方法のシーケンス図 特許文献3の従来のハンドオーバ方法のシーケンス図
符号の説明
1 ステーション
2,2A,2B,2C,2D アクセスポイント
3 ルータ
4 ステーション
5,5A,5B,5C,5D アクセスポイント
6,6A,6B,6C,6D アクセスポイント
7 ルータ
11 無線送受信部
12 データ識別部
13 プローブ要求作成部
14 プローブ応答解析部
15 プローブ応答タイマ
16 ハンドオーバ開始指示部
21 無線送受信部
22 有線送受信部
23 データ識別部
24 プローブ要求解析部
25 プローブ要求受信通知作成部
26 無線基地局情報保持部
27 プローブ応答送信指示解析部
28 プローブ応答作成部
31 有線送受信部
32 外部ネットワーク送受信部
33 データ識別部
34 プローブ要求受信通知解析部
35 アクセスポイント決定部
36 プローブ応答送信指示作成部
37 データ複製部
41 プローブ応答解析部
42 プローブ応答タイマ
51 プローブ要求解析部
52 第1プローブ応答作成部
53 第2プローブ応答作成部
61 PLC送受信部
62 無線QoS設定部
71 PLC送受信部
72 PLC区間判定部
73 アクセスポイント決定部
74 PLCQoS設定部
100 無線ネットワーク
101 有線ネットワーク
102 外部ネットワーク
103 PLCネットワーク
1000 有線ネットワーク
1001A,1001B,1001C アクセスポイント
1002 ステーション
1003 ルータ
2000 有線ネットワーク
2001A,2001B,2001C アクセスポイント
2002 ステーション
2003 ルータ
3000 有線ネットワーク
3001A,3001B,3001C アクセスポイント
3002 ステーション
3003 ルータ

Claims (22)

  1. 無線端末局と、自局のサービスエリア内に位置する無線端末局とデータ通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局と有線または無線のバックボーンネットワークにより接続され、データの中継処理を行う中継装置とを備えたデータ通信システムにおける、前記無線端末局の無線基地局ハンドオーバ方法であって、
    前記無線端末局が、プローブ要求フレームを送信するプローブ要求フレーム送信ステップと、
    前記プローブ要求フレームを受信した無線基地局が、プローブ要求受信通知フレームを前記中継装置に送信するプローブ要求受信通知フレーム送信ステップと、
    前記中継装置が、前記プローブ要求受信通知フレームを送信した前記無線基地局からあらかじめ設定した条件を満たす無線基地局を選択する無線基地局選択ステップと、
    前記中継装置が、前記無線基地局選択ステップで選択した無線基地局に対してプローブ応答送信指示フレームを送信するプローブ応答送信指示フレーム送信ステップと、
    前記プローブ応答送信指示フレームを受信した前記無線基地局が、前記無線端末局にプローブ応答フレームを送信するプローブ応答フレーム送信ステップと、
    前記無線端末局が、受信した前記プローブ応答フレームに基づいてハンドオーバ先無線基地局を決定する無線基地局決定ステップと、を有する無線基地局ハンドオーバ方法。
  2. 前記プローブ要求受信通知フレーム送信ステップでは、前記無線基地局は自局の通信状態を示す無線基地局情報をプローブ要求受信通知フレームに含めて送信し、
    前記無線基地局選択ステップでは、前記中継装置は前記無線基地局情報に基づいて無線基地局を選択する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  3. 前記プローブ要求受信通知フレーム送信ステップでは、前記無線基地局は受信したプローブ要求フレームの受信電界強度をプローブ要求受信通知フレームに含めて送信し、
    前記無線基地局選択ステップでは、前記中継装置は前記受信電界強度に基づいて無線基地局を選択する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  4. 無線基地局選択ステップでは、前記中継装置は1台の無線基地局を選択してプローブ応答送信指示フレームを送信し、
    無線基地局決定ステップでは、前記無線端末局はプローブ要求フレームを送信した無線周波数においてプローブ応答フレームを1つ受信した時点で前記無線周波数でのプローブ応答フレームの監視を終了する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  5. 前記プローブ要求フレーム送信ステップから前記プローブ応答フレーム送信ステップまでの各ステップは、複数の無線周波数について実行され、
    前記無線基地局決定ステップでは、前記無線端末局は各無線周波数で受信したプローブ応答フレームを送信した無線基地局の中からハンドオーバ先無線基地局を決定する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  6. 前記無線基地局ハンドオーバ方法は、
    前記中継装置が、前記無線基地局選択ステップで選択した無線基地局に対して前記無線端末局のデータを複製して送信する複製データ送信ステップと、
    前記複製したデータを受信した前記無線基地局が、前記複製データをバッファリングするバッファリングステップと、をさらに有する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  7. 前記無線基地局ハンドオーバ方法は、
    前記中継装置が、前記無線基地局選択ステップで選択した無線基地局に対して前記無線端末のデータをマルチキャスト配信するマルチキャスト配信データ送信ステップと、
    前記マルチキャストしたデータを受信した前記無線基地局が、前記マルチキャスト配信データをバッファリングするバッファリングステップと、をさらに有する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  8. 前記無線基地局ハンドオーバ方法は、
    前記無線基地局が、前記プローブ要求受信通知フレームステップ前に、前記無線端末局に先行プローブ応答フレームを送信する先行プローブ応答フレーム送信ステップと、
    前記無線端末局が、前記プローブ要求フレーム送信後に、先行プローブ応答フレーム待ちタイマを起動して先行プローブ応答フレームまたはプローブ応答フレームを受信するために使用無線周波数を監視する監視ステップと、をさらに有し、
    前記無線端末局は、前記先行プローブ応答フレーム待ちタイマの時間以内に、前記先行プローブ応答フレームまたはプローブ応答フレームを受信しない場合は、前記監視ステップを終了する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  9. 前記無線基地局情報は、前記各無線基地局における無線端末局と自局間の無線周波数の使用率とQoSサポート情報に関するものであり、
    無線基地局選択ステップは、各無線基地局からの前記無線周波数の使用率と前記QoSサポート情報とに基づいて無線基地局を選択する請求項2記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  10. 前記無線基地局選択ステップでは、前記中継装置は前記プローブ要求受信通知フレームを送信した前記無線基地局の中から、前記バックボーンネットワークにおいて前記無線端末に中継しているデータに対するQoS保証を満たす無線基地局を選択し、
    前記ハンドオーバ方法は、
    前記中継装置が、前記選択した無線基地局間のバックボーンネットワークにおけるQoSを設定するバックボーンネットワークQoS設定ステップをさらに有する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  11. 前記プローブ応答送信指示フレーム送信ステップでは、前記中継装置は前記無線端末に中継しているデータのQoS設定パラメータを前記プローブ応答送信指示フレームに含めて送信し、
    前記ハンドオーバ方法は、
    前記無線基地局が、前記QoS設定パラメータに基づいて前記無線端末局間の無線ネットワークのQoSを設定する無線ネットワークQoS設定ステップをさらに有する請求項1記載の無線基地局ハンドオーバ方法。
  12. 無線端末局と、自局のサービスエリア内に位置する無線端末局とデータ通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局と有線または無線のバックボーンネットワークにより接続され、データの中継処理を行う中継装置を備えたデータ通信システムであって、
    前記無線端末局は、プローブ要求フレームを送信し、
    無線基地局は、前記プローブ要求フレームの受信した場合にプローブ要求受信通知フレームを前記中継装置に対して送信し、
    前記中継装置は、前記プローブ要求受信通知フレームを送信した前記無線基地局からあらかじめ設定した条件を満たす無線基地局を選択し、
    選択した前記無線基地局に対してプローブ応答フレームの送信を指示するプローブ応答送信指示フレームを送信し、
    前記無線基地局は、前記プローブ応答送信指示フレームを受信した場合に、プローブ要求フレームを送信した前記無線端末局にプローブ応答フレームを送信し、
    前記無線端末局は、受信した前記プローブ応答フレームに基づいてハンドオーバ先無線基地局を決定するデータ通信システム。
  13. 無線端末局との間で無線ネットワークを使用して通信を行い、前記無線端末局のデータを中継する中継装置との間で有線または無線のバックボーンネットワークを使用して通信を行う無線基地局であって、
    無線ネットワークから入力されるデータの復調と無線ネットワークに出力するデータに対して変調を行う無線ネットワーク送受信部と、
    バックボーンネットワークから入力されるデータの復調とバックボーンネットワークに出力するデータに対して変調を行うバックボーンネットワーク送受信部と、
    無線ネットワーク送受信部とバックボーンネットワーク送受信部を介して入力されたデータを解析するデータ識別部と、
    前記無線端末局から受信したプローブ要求フレームを解析するプローブ要求解析部と、
    前記中継装置にプローブ要求フレームを受信したことを通知するためのプローブ要求受信通知フレームを作成するプローブ要求受信通知作成部と、
    前記中継装置から受信したプローブ要求の応答であるプローブ応答フレームの送信指示の情報を含むプローブ応答送信指示フレームの解析を行うプローブ応答送信指示解析部と、
    前記プローブ応答送信指示解析部の指示によって前記無線端末局に送信するプローブ応答フレームを作成するプローブ応答作成部と、を備えた無線基地局。
  14. 前記無線基地局は、
    自局の無線の通信状態を示す無線基地局情報を保持する無線基地局情報保持部をさらに備え、
    前記プローブ要求受信通知作成部は、前記無線基地局情報を含むプローブ要求受信通知フレームを作成する請求項13に記載の無線基地局。
  15. 前記無線基地局は、
    前記無線端末局に送信する先行プローブ応答フレームを作成する先行プローブ応答作成部をさらに備える請求項13記載の無線基地局。
  16. 前記無線基地局は、
    前記プローブ応答送信指示フレームに含まれるQoS設定パラメータに基づいて無線ネットワークのQoS設定を行う無線QoS設定部をさらに備える請求項13記載の無線基地局。
  17. 複数の無線基地局と有線または無線のバックボーンネットワークにより接続され、前記バックボーンネットワークと外部ネットワークとの間で、前記複数の無線基地局のうちのいずれかの無線基地局に帰属している無線端末局宛のデータを中継する中継装置であって、
    前記バックボーンネットワークから入力されるデータの復調と前記バックボーンネットワークに出力するデータの変調を行うバックボーンネットワーク送受信部と、
    前記外部ネットワークから入力されるデータの復調と前記外部ネットワークに出力するデータの変調を行う外部ネットワーク送受信部と、
    バックボーンネットワーク送受信部と外部ネットワーク送受信部を介して入力されたデータを解析するデータ識別部と、
    前記複数の無線基地局から送信されたプローブ要求受信通知フレームを解析するプローブ要求受信通知解析部と、
    前記プローブ要求受信通知フレームを送信した無線基地局からあらかじめ設定した条件を満たす無線基地局を選択する無線基地局選択部と、
    前記無線基地局選択部が選択した無線基地局に送信するプローブ応答送信指示フレームを作成するプローブ応答送信指示作成部と、を備えた中継装置。
  18. 前記中継装置は、
    前記無線基地局選択部が選択した無線基地局に送信する前記無線端末宛のデータを複製するデータ複製部をさらに備える請求項17記載の中継装置。
  19. 前記無線基地局選択部は、プローブ要求受信通知フレームを送信した無線基地局から1台を選択する請求項17記載の中継装置。
  20. 前記無線基地局選択部は、前記プローブ要求受信通知フレームに含まれるプローブ要求受信通知フレームを送信した無線基地局の無線基地局情報に基づいて無線基地局を選択する請求項17記載の中継装置。
  21. 前記中継装置は、
    前記バックボーンネットワークのQoS設定を行うバックボーンネットワークQoS設定部をさらに備え、
    前記無線基地局選択部は、前記プローブ要求受信通知フレームを送信した前記無線基地局の中から、前記無線端末宛のデータに対して前記バックボーンネットワークのQoS保証を満たす無線基地局を選択し、
    前記バックボーンネットワークQoS設定部は、選択した前記無線基地局と自局間の前記バックボーンネットワークのQoSを設定する請求項17記載の中継装置。
  22. 前記プローブ応答送信指示作成部は、前記無線端末宛のデータのQoS設定パラメータをプローブ応答送信指示フレームに含めて送信する請求項17記載の中継装置。
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