JP2008252586A - 無線通信システム、無線移動端末、無線基地局、アクセススイッチおよび基地局探索方法 - Google Patents

無線通信システム、無線移動端末、無線基地局、アクセススイッチおよび基地局探索方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末移動中のハンドオーバ先探索プロセスにおいて、接続先の基地局との通信中断の時間を低減した無線通信システムを提供する。
【解決手段】異なるチャネルが割り当てられた複数の無線基地局と、複数の無線基地局のうちいずれか1つの無線基地局と接続中に、接続変更先の無線基地局を探索するために、基地局探索信号を順次チャネルを切り替え、基地局探索信号に対する応答信号である基地局探索応答信号の受信を待たずに送信する無線移動端末と、複数の無線基地局と接続され、複数の無線基地局から基地局探索応答信号をそれぞれ受信するアクセススイッチとを有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、ハンドオーバの際に基地局探索を行うための無線通信システム、無線移動端末、無線基地局、アクセススイッチおよび基地局探索方法に関する。
無線LAN(Local Area Network)の急速普及により、無線LANを利用したIP(Internet Protocol)電話通信であるVoWLAN(Voice over Wireless LAN)システムも容易に構築できるようになっている。しかし、その構築における簡易さの反面、音声品質を維持するには課題が多い。その中の一つに、端末の移動によりハンドオーバを行う際、端末移動中の基地局となるアクセスポイント(AP)間の通信が切断してしまうという課題がある。
図17はハンドオーバ時の従来のスキャンプロセスの一例を示す図である。無線移動端末は移動先で基地局との通信を確立するために、APとなる基地局を探すためのスキャンを行う。スキャンプロセスでは、無線移動端末は、基地局探索信号に相当するProbe Requestのメッセージをチャネル毎に送信し、APからの基地局探索応答信号に相当するProbe Responseのメッセージを待つ。図17に示す例では、CH1の場合にスキャンに失敗し、CH2の場合でスキャンに成功している。
特許文献1は、所定のハンドオーバ先の基地局での認証やアドレス取得に時間がかかる問題に着目し、無線移動端末がセルラ携帯電話システムのような別通信システムに一旦通信接続を切り替え、所定のハンドオーバ先の基地局での認証やアドレス取得が完了次第、接続をそのハンドオーバ先基地局に切り返すことによって通信無切断(以下では、シームレスと称する)ハンドオーバを実現する方法についてのものである。
特開2006−80981号公報
上述したように、従来の無線LANシステムにおけるハンドオーバ先探索プロセスでは、無線移動端末は、多数のチャネルから最適なチャネルを見つけるまで、全ての対象チャネルについて順次Probe Request発信とProbe Response受信を行う必要がある。さらに、実際にはこれら対象チャネルのほとんどについては対応するAPが近い場所に存在せず、Probe Responseを受信できないままtime-outを迎えてしまう。そのため、この中断時間が長引いて通信品質に深刻な影響をもたらしてしまう。
特許文献1の方法では、通信者が別通信システムのサービスに加入する必要がある上、無線移動端末が両方のシステムに接続できるデュアル方式のものでなければならない。また、無線LANのようなシステムにおいては、無線移動端末がもつ無線LANインタフェースは1つのみ(1つのAPのみと同時に通信可能)であるのが一般的で、ハンドオーバ先を発見するためのスキャンの間に通信が一時中断され、その中断時間が長くなるおそれがあるが、特許文献1はこの問題を解決対象としていない。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、端末移動中のハンドオーバ先探索プロセスにおいて、接続先の基地局との通信中断の時間を低減した無線通信システム、無線移動端末、無線基地局、アクセススイッチ、および基地局探索方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の無線通信システムは、
異なるチャネルが割り当てられた複数の無線基地局と、
前記複数の無線基地局のうちいずれか1つの無線基地局と接続中に、接続変更先の無線基地局を探索するために、基地局探索信号を順次チャネルを切り替え、前記基地局探索信号に対する応答信号である基地局探索応答信号の受信を待たずに送信する無線移動端末と、
前記複数の無線基地局と接続され、該複数の無線基地局から前記基地局探索応答信号をそれぞれ受信するアクセススイッチと、
を有する構成である。
本発明では、無線移動端末は各基地局からの基地局探索応答信号を待たなくてすむため、複数の基地局探索応答信号を受信する場合のそれぞれの待ち時間や基地局探索応答信号を受信できない場合のタイムアウトまでの待ち時間を設ける必要がなく、通信中断の時間が低減する。
また、上記本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局探索信号にユーザデータが添付され、前記無線基地局は前記基地局探索信号に添付された前記ユーザデータを前記基地局探索応答信号に添付して前記アクセススイッチに送信し、前記アクセススイッチは前記基地局探索応答信号に添付された前記ユーザデータを前記無線移動端末の通信相手に送信することとしてもよい。
この場合、基地局探索信号にユーザデータが添付されているため、ユーザデータを無線移動端末の通信相手に送信することで、基地局探索中でも無線移動端末の通信を続行可能となる。
本発明によれば、ハンドオーバ先基地局探索プロセスにおいて、最適なハンドオーバ先基地局を発見するのに必要な時間が大幅に短縮され、従来のスキャン方式よりも通信中断の時間を低減できる。
本実施形態の無線通信システムの全体構成を説明する。図1は本実施形態の無線通信システムのネットワークの構成例を示す図である。
図1に示すように、所定の通信エリアをカバーする狭域基地局4−1〜4−n(nは2以上の整数)と、狭域基地局よりも広い通信エリアをカバーする広域基地局3とが設けられている。狭域基地局4−1〜4−nおよび広域基地局3はアクセススイッチ2を介して外部ネットワーク1と接続される。
無線移動端末5は狭域基地局4−1〜4−nおよび広域基地局3のうちいずれかと無線通信を行う。アクセススイッチ2は、外部ネットワーク1と、狭域基地局4−1〜4−nおよび広域基地局3とを接続し、受信するパケットを宛先に送信する。
第1の実施形態においては無線移動端末が狭域基地局とだけ通信可能な場合を説明し、第2の実施形態においては無線移動端末が狭域基地局だけでなく広域基地局とも通信可能な場合を説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の無線通信システムの構成を説明する。
図2は本実施形態の無線通信システムの一構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態では、図1に示した広域基地局3が設けられていない。無線移動端末5aは、狭域基地局4−1〜4−nと通信するための無線インタフェースを備えている。各基地局には、基地局毎に異なる、通信制御のためのチャネルが割り当てられている。以下に、無線移動端末5aについて詳細に説明する。
図3は本実施形態における無線移動端末の一構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、無線移動端末5aは、アンテナ10と、チャネル設定部11と、基地局発見部12と、無線送信部13と、無線受信部14と、通信接続部15と、パケット振分部16と、パケット処理部17と、データ処理部18と、各部を制御する制御部19とを有する。
アンテナ10は狭域基地局4−1〜4−nより受信する無線信号を無線受信部14に送信し、無線送信部13から受け取る無線信号を狭域基地局4−1〜4−nに送信する。無線受信部14はアンテナ10より受信する無線信号を復調してパケットを生成し、パケットの種類に応じて基地局発見部12、通信接続部15およびパケット処理部16のいずれかにパケットを送信する。
基地局発見部12は、制御部19の指示により、狭域基地局4−1〜4−nのうち通信可能な基地局を発見するために無線LANのProbe Requestに相当する、ブロードキャストの基地局探索パケットを無線送信部13に送信する。その際、基地局探索パケットのチャネルを順次変更するようにチャネル設定部11に要求する。基地局探索パケットにはパケット振分部16より受信するデータパケットを付与することも可能である。データパケットとは、音声や動画などのアプリケーションデータがパケット化されたものである。
また、基地局発見部12は、無線受信部14より無線LANのProbe Responseに相当する基地局探索応答パケットを受信すると、基地局の候補から帰属すべき最適な基地局を狭域基地局4−1〜4−nから1つ決定する。さらに、基地局探索応答パケットで指定された狭域基地局4−k(kは1からnのいずれかの整数)が最適か否かを判断する。
チャネル設定部11は、基地局発見部12の指示により無線送信部13および無線受信部14における無線チャネルの設定を行う。
通信接続部15は、制御部19の指示により基地局発見部12で最適と認識した狭域基地局4−kに帰属するために無線LANのAssociation Requestに相当する基地局接続要求パケットをユニキャストで無線送信部13に送信する。また、通信接続部15は無線受信部14より無線LANのAssociation Responseに相当する基地局接続応答パケットを受信し、最適と認識した狭域基地局4−kに帰属することにより、狭域基地局4−kとのユニキャスト通信が可能となる。
パケット処理部17は、制御部19の指示にしたがい、データ処理部18より受信する音声や動画などのアプリケーションデータのパケット化を行ってデータパケットを生成し、生成したデータパケットをパケット振分部16に送信する。また、無線受信部14より受信するデータパケットのデパケット化を行ってアプリケーションデータに戻し、そのアプリケーションデータをデータ処理部18に送信する。
パケット振分部16は、制御部19の指示により、パケット処理部17から受け取るデータパケットを無線送信部13または基地局発見部12に送信する。
制御部19には、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)が設けられている。制御部19は、基地局との通信接続中に、自装置から送信したパケットの基地局での受信の電波強度や自装置からの送信成功率などの通信条件を反映する指標数値を監視し、その指標数値が所定の閾値以下になると、他の基地局を探索するために基地局発見部12に基地局探索信号を送信することを指示する。その際、複数のチャネルに対して順次チャネルを切り替え、基地局探索応答信号の受信を待たずに、チャネルの異なる基地局探索信号を連続して送信させる。
また、制御部19は、近隣の狭域基地局4−1〜4−nを探索するときに基地局発見部12にパケット送信の開始を要求し、探索が終了するとパケット送信の停止を要求する。狭域基地局4−1〜4−nのうち選択された最適な狭域基地局に帰属するときに通信接続部15にパケット送信の開始を要求し、接続を切断する際にパケット送信の停止を要求する。また、パケットを送出させる際、その宛先をパケット処理部17に通知し、パケットに宛先を設定することをパケット処理部17に指示する。さらに、基地局を探索中にデータパケットを送信する際には、基地局探索パケットにデータパケットを伴って送出することをパケット振分部16に指示する。
無線送信部13は、基地局発見部12、通信接続部15およびパケット振分部16のそれぞれより各種パケットを受信すると、パケットの変調を行い、変調したパケットの無線信号を規定のタイミングにしたがってアンテナ10に送信する。
なお、本実施形態では認証処理を省略しているが、端末と狭域基地局との間で認証処理を行ってもよい。
次に、狭域基地局4−1〜4−nについて詳細に説明する。
図4は本実施形態における狭域基地局の一構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、狭域基地局4−1〜4−nのそれぞれは、アンテナ100と、無線受信部105と、パケット振分部106と、発見応答部107と、通信接続部108と、パケット処理部103と、有線向けのパケットを合成するパケット合成部109と、有線送信部110と、有線受信部104と、無線向けのパケットを合成するパケット合成部102と、制御部111とを有する。制御部111は、パケット処理部103、発見応答部107および通信接続部108を制御する。
アンテナ100は無線移動端末5aより受信した無線信号を無線受信部105に送信し、無線送信部101から受け取る無線信号を無線移動端末5に送信する。無線受信部105はアンテナ100より受信した無線信号を復調してパケットを生成し、パケット振分部106にパケットを送信する。パケット振分部106はパケットの種類に応じてパケット処理部103、発見応答部107、および通信接続部108のうちいずれかにパケットを送信する。
パケット処理部103は、制御部111の指示にしたがって、有線受信部104より受信する有線パケットを無線パケットに変換してパケット合成部102に送信し、パケット振分部106より受信する無線パケットを有線パケットに変換してパケット合成部109に送信する。有線パケットの一例としてEthernet(登録商標)パケットがあり、無線パケットの一例として無線LANパケットがある。
発見応答部107は、制御部111の指示により、無線移動端末5aより送信されたブロードキャストの基地局探索パケットを受信すると、基地局探索パケットの受信強度または通信トラヒック状況等の通信条件および自分のアドレスの情報を基地局探索応答パケットに付与して、送信元の無線移動端末5aに返信するためにパケット合成部109に送信する。基地局探索パケットには、無線移動端末5aが付与したデータパケットが含まれている可能性があり、その場合は基地局探索応答パケットにそのデータパケットを付与する。
通信接続部108は、無線移動端末5aより送信された基地局接続要求パケットを受信すると、制御部111の指示によりその無線移動端末5aの帰属可否判定を行い、その結果を基地局接続応答パケットに付与してパケット合成部102に送信する。パケット合成部109はパケット処理部103および発見応答部107より受信するパケットを合成して、有線送信部110に送信する。また、有線受信部104および有線送信部110はアクセススイッチ2とのインタフェースを備えている。パケット合成部102はパケット処理部103および通信接続部108より受信するパケットを合成して、無線送信部101に送信する。無線送信部101はパケット合成部102よりパケットを受信して変調を行い、変調したパケットの無線信号を規定のタイミングにしたがってアンテナ100に送信する。
次に、アクセススイッチ2について詳細に説明する。
図5は本実施形態におけるアクセススイッチの一構成例を示すブロック図である。なお、アクセススイッチの構成は、基地局の種類が狭域基地局の場合と図1に示した広域基地局3の場合とで同様であるため、ここでは、通信対象の基地局が広域基地局3の場合も含めて説明する。
図5に示すように、アクセススイッチ2は、基地局との間でパケットを送受信する内部通信部250−1〜250−nと、外部ネットワーク1との間でパケットを送受信する外部通信部251と、パケットスイッチ部209とを有する。説明を簡単にするために、内部通信部を狭域基地局の数に対応させてn個としているが、内部通信部250−1〜250−nのうちいずれかが広域基地局と接続されていてもよい。
内部通信部は、基地局に対応して設けられている。k番目(kは1からnの任意の整数)の基地局に対応する内部通信部250kは、有線受信部204−k、パケット分離部205−k、パケット振分部203−k、発見応答処理部202−k、パケット合成部201−k、および有線送信部200−kを有する。外部通信部251は、有線受信部208、パケット廃棄部207、および有線送信部206を有する。
有線受信部204−kは、狭域基地局4−kまたは広域基地局3よりパケットを受信すると、受信したパケットをパケット分離部205−kに送信する。パケット分離部205−kは、有線受信部204−kより受信する基地局探索応答パケットのうち、データパケットが付与されていれば、基地局探索応答パケットとデータパケットを分離してパケットスイッチ部209に送信する。
有線受信部208は外部ネットワーク1よりパケットを受信すると、受信したパケットをパケットスイッチ部209に送信する。パケットスイッチ部209は、内部通信部250−kのパケット分離部205−kからデータパケットを受信すると、外部ネットワーク1に送信する。有線受信部208からパケットを受け取ると、パケットの宛先に応じてパケットのスイッチングを行う。
このようにして、アクセススイッチ2から送出される基地局探索応答パケットは、この時点で無線移動端末5aが帰属している狭域基地局4−k経由で無線移動端末5aに送信される。また、無線移動端末5aから送出されるデータパケットは基地局およびアクセススイッチ2経由で外部ネットワーク1に送信される。
パケット振分部203−kは、パケットスイッチ部209よりパケットを受信し、受信したパケットが基地局探索応答パケットであればそのパケットを発見応答処理部202−kに送信し、受信したパケットがその他の種類のパケットであればそのパケットをパケット合成部201−kに送信する。発見応答処理部202−kは、複数の狭域基地局4−1〜4−nからの基地局探索応答パケットを受け取ると、基地局探索信号の受信強度または通信トラヒック状況等の情報を示す通信条件を基地局間で比較する。比較の結果、通信条件が最もよい狭域基地局を決定して基地局探索応答パケットにその結果を付与してパケット合成部201−1〜201−nに送信する。
パケット合成部201−kは発見応答処理部202−kおよびパケット振分部203−kより受信するパケットを合成して有線送信部200−kに送信する。有線送信部200−kはパケット合成部201−kから受信するパケットを狭域基地局4−kまたは広域基地局3に送信する。
パケット廃棄部207は、パケットスイッチ部209よりパケットを受信すると、複数の狭域基地局4−1〜4−nより受け取る複数の基地局探索応答パケットのそれぞれに添付されたデータパケットが同一であれば、1つのみ外部ネットワーク1に送信するために、1番目に到着したデータパケットを有線送信部206に送信し、2番目以降に到着した同一のデータパケットを廃棄する。有線送信部206はパケット廃棄部207から受信するパケットを外部ネットワーク1に送信する。
次に、本実施形態の無線移動端末5aにおけるハンドオーバの動作手順を説明する。ここでは、無線移動端末5aが初めに狭域基地局4−1と接続され、その後にハンドオーバ先の基地局となる狭域基地局4−3と接続される場合で説明する。狭域基地局4−1はハンドオーバ元基地局に相当し、狭域基地局4−3はハンドオーバ先基地局に相当する。
図6は無線移動端末のハンドオーバの動作手順を示すフローチャートである。
無線移動端末5aが現在接続中の狭域基地局4−1と通常の通信を行っている間、制御部19は、通信条件を反映する指標数値を定期的に観測する(ステップS10)。そして、観測した指標数値が所定の閾値以下になっているか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11で、観測した指標数値が所定の閾値以下に低下していると判定すると、現在、通信中のチャネルを含む全てのチャネルへ順次Probe Requestメッセージのブロードキャストを行う(ステップS12およびS13)。これらの各チャネルに対するProbe Requestを、連続的にチャネルを切り替えながら全てのチャネルについて送出する。その際、1つのチャネルのProbe Requestに対応するProbe Responseの受信を待たずに、次ぎのチャネルのProbe Requestの送信を行う。なお、通信中のチャネルにおける中断時間を可能な限り削減するために、Probe Requestを送信する度に元の通信中のチャネルに一旦戻ってしばらくの間、データ通信用のパケットの送受信を行ってから、次のチャネルへのProbe Requestを送出するようにしてもよい。
制御部19は、全てのチャネルのProbe Requestを送信し終えたら、元の通信中のチャネルに戻り、通常の通信を継続する(ステップS14)。Probe Requestを受信した基地局が複数存在すれば、これらの基地局はハンドオーバ先基地局の候補となり、アクセススイッチ2は、これらの候補のうち最適な基地局を選択し、選択した基地局のチャネルおよびアドレス情報をProbe Responseメッセージに含めて、通信中の基地局を経由して無線移動端末5aに送信する。
無線移動端末5aがProbe Responseを受信すると(ステップS15)、制御部19は、メッセージに含まれる基地局のアドレス情報を読み出す。そして、読み出したアドレス情報の基地局がアクセススイッチ2により指定されたハンドオーバ先基地局であることを認識し、その基地局へ接続要求メッセージに相当する基地局接続要求パケットを送信する(ステップS16)。ハンドオーバ先基地局は狭域基地局4−3である。無線移動端末5aは、そのハンドオーバ先基地局と接続されると、その基地局と通信を開始する(ステップS17)。これでハンドオーバプロセスが完了する。
次に、ハンドオーバ先の狭域基地局4−3の動作を説明する。
図7はハンドオーバ先の狭域基地局の動作手順を示すフローチャートである。
狭域基地局4−3の制御部111は、既に接続済みの他の無線移動端末(不図示)との通信中に(ステップS20)、無線移動端末5aからProbe Requestを受信したと判断すると(ステップS21)、Probe Requestの受信強度または通信トラヒック状況等の通信条件と自己のアドレスの情報をProbe Responseに載せたメッセージをアクセススイッチ2に送信する(ステップS22)。その後、通常の通信に戻る(ステップS23)。後にこの基地局がハンドオーバ先基地局に選ばれ、接続要求メッセージを無線移動端末5aより受信すると(ステップS24)、無線移動端末5aとの接続処理を行い(ステップS25)、無線移動端末5aと通信を開始する(ステップS26)。
次に、ハンドオーバ元の狭域基地局4−1の動作を説明する。ここでは、ハンドオーバ元基地局は狭域基地局4−1である。
図8はハンドオーバ元の狭域基地局の動作手順を示すフローチャートである。
狭域基地局4−1の制御部111は、無線移動端末5aと通信中に(ステップS30)、アクセススイッチ2よりProbe Responseを受信すると(ステップS31)、そのProbe Responseを無線移動端末5aに転送する(ステップS32)。そして、通常の通信に戻る(ステップS33)。無線移動端末5aより切断要求を受け付けると(ステップS34)、切断処理を行う(ステップS35)。その後、接続している他の無線移動端末(不図示)と通常の通信を続ける(ステップS36)。
次に、無線移動端末5aのハンドオーバ時のアクセススイッチ2の動作を説明する。
図9はアクセススイッチの動作手順を示すフローチャートである。
アクセススイッチ2は、狭域基地局4−2〜4−nのいずれか任意の基地局よりProbe Responseを初めて受信すると(ステップS40、S41)、一定時間に設定されたタイマーを起動する(ステップS42)。このタイマーの設定時間が過ぎるまでに、他の異なる基地局から送出されたProbe Responseを受け付けると(ステップS44とS45)、これらProbe Responseに付加された通信条件を複数の基地局の間で比較し、通信条件の最もよい基地局を最適なハンドオーバ先基地局として選択する(ステップS43)。そして、タイマーが切れた時点で(ステップS47とS48)、選択した基地局のチャネルおよびアドレスの情報を含むProbe Responseを無線移動端末5a宛でハンドオーバ元基地局に送信する(ステップS49)。なお、ステップS44でタイマーが切れると、アクセススイッチ2は、その後に受信するProbe Responseを廃棄する(ステップS46)。
次に、本実施形態の無線通信システムにおける各装置の動作手順をまとめて説明する。
図10は各装置の動作手順をまとめたシーケンス図である。
狭域基地局4−1と通信していた無線移動端末5aが通信条件の低下によりハンドオーバ先基地局を探索する。無線移動端末5aは、狭域基地局4−2から4−nのそれぞれに対してProbe Request−2から−nのそれぞれを送信する。狭域基地局4−2はProbe Request−2の受信に失敗するが、狭域基地局4−3〜4−nのそれぞれは、無線移動端末5aからProbe Requestを受信すると、通信条件の情報をProbe Responseに付加してアクセススイッチ2に送信する。
アクセススイッチ2は、狭域基地局4−3〜4−nのうちハンドオーバ先を狭域基地局4−3に決定すると、Probe Response−3を狭域基地局4−1に転送する。狭域基地局4−1はアクセススイッチ2から受信したProbe Response−3を無線移動端末5aに転送する。なお、図10にはハンドオーバ先が狭域基地局4−nの場合も示している。
無線移動端末5aは、Probe Response−3を狭域基地局4−1から受け取ると、接続要求する旨のメッセージである接続要求メッセージを狭域基地局4−3に送信する。狭域基地局4−3は、無線移動端末5aから接続要求メッセージを受信すると、無線移動端末5aとの接続処理を行い、無線移動端末5aと接続処理した旨をアクセススイッチ2に通知する。アクセススイッチ2は、狭域基地局4−3から接続処理した旨の通知を受け取ると、接続を了承した旨(接続OK)を通知する。その後、無線移動端末5aおよび狭域基地局4−3間と、狭域基地局4−3およびアクセススイッチ2間で、通信が開始される。
本実施形態では、無線移動端末が新たな接続先の基地局を探索する際、各チャネルに順次基地局探索信号を送信するのみで、各基地局からの基地局探索応答信号を待たなくてすむため、複数の基地局探索応答信号を受信する場合のそれぞれの待ち時間や基地局探索応答信号を受信できない場合のタイムアウトまでの待ち時間を設ける必要がなく、通信中断の時間が低減する。これにより、最適なハンドオーバ先基地局を発見するのに必要な時間が大幅に短縮され、従来のスキャン方式よりも通信中断の時間を低減できる。
本実施例は、第1の実施形態において、最適なハンドオーバ先基地局の決定を無線移動端末が行うものである。
本実施例では、Probe Responseの受付期間を設定するためのタイマーが無線移動端末5aの制御部19に設けられ、制御部19は、図9に示すステップS43およびS45の処理を行い、最適なハンドオーバ先基地局を決定する。
本実施例の無線通信システムの動作を簡単に説明する。
アクセススイッチ2は、基地局を介してProbe Responseを受信する毎に、Probe Responseを、無線移動端末5aが通信中の基地局を経由して無線移動端末5aに転送する。その際、アクセススイッチ2の発見応答処理部202−kは複数の狭域基地局4−1〜4−nから受信する複数のProbe Responseを1パケットに集約して、各Probe Responseに添付された情報を一度に送るようにしてもよい。無線移動端末5aの制御部19は、最初にProbe Responseを受信した時点でタイマーを起動させ、タイマーが切れるまでに受信したProbe Responseを対象として、Probe Responseに付加された通信条件を比較する。比較の結果、最適なハンドオーバ先基地局を決定し、その基地局に接続要求をするために基地局接続要求パケットを送信する。
本実施例では、ハンドオーバを実行する無線移動端末の数が多くなっても、アクセススイッチ側の情報処理の負荷を軽減することが可能となる。
本実施例は、第1の実施形態において、無線移動端末が送出するProbe Requestに、上記アプリケーションデータのパケットにヘッダを添付したユーザデータを含むようにしたものである。
アクセススイッチ2は、Probe Responseを基地局経由で無線移動端末5aに送信し、ユーザデータを外部ネットワーク1に転送する。また、異なる基地局から同一のユーザデータを含むProbe Requestを複数受信すると、重複するユーザデータを廃棄する。
本実施例では、基地局探索信号にユーザデータが添付されているため、ユーザデータを無線移動端末の通信相手に送信することで、基地局探索中でも無線移動端末の通信を続行可能となる。最適なハンドオーバ先の基地局を探す間にユーザデータを通信先に送信することが可能となり、通信中断時間をより低減できる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、基地局としては図2に示した狭域基地局4−1〜4−nの他に広域基地局3が設けられている。また、無線移動端末は、狭域基地局4−1〜4−nおよび広域基地局3のそれぞれと通信可能にするために、2種類の無線インタフェースを備えている。
本実施形態の無線通信システムの構成を説明する。図11は本実施形態の無線通信システムの一構成例を示すブロック図である。図11に示すように、アクセススイッチ2に狭域基地局4−1〜4−nおよび広域基地局3が接続されている。広域基地局3は、狭域基地局4−1〜4−nのいずれかより送出された基地局探索応答パケットをアクセススイッチ2経由で受信すると、基地局探索応答パケットを無線移動端末5bにユニキャストで送信する。
図12は本実施形態における無線移動端末の一構成例を示すブロック図である。ここでは、第1の実施形態の無線移動端末と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第1の実施形態と異なる構成および動作について詳細に説明する。
図12に示すように、無線移動端末5bには、広域基地局3との通信のためのアンテナ21、無線送信部22および無線受信部23が設けられている。
アンテナ21は広域基地局3より受信する無線信号を無線受信部23に送信し、無線送信部22より受信する無線信号を広域基地局3に送信する。無線受信部23はアンテナ21より受信する無線信号を復調してパケットを生成する。生成したパケットが基地局接続応答パケットである場合、基地局接続応答パケットを基地局発見部12に送信し、それ以外のパケットである場合、そのパケットをパケット合成部20に送信する。
制御部19は、第1の実施形態で説明した動作の他に、データパケットを基地局に送出する際、無線送信部13、基地局発見部12および無線送信部22のうちいずれから送出させるかをパケット振分部16に指示する。パケット振分部16は、制御部19からの指示にしたがってデータパケットを送信する。通信接続された狭域基地局にデータパケットを送出する場合にはデータパケットを無線送信部13に送信し、基地局探索中にデータパケットを送出する場合にはデータパケットを基地局発見部12に送信し、通信接続された広域基地局にデータパケットを送出する場合にはデータパケットを無線送信部22に送信する。
無線送信部22は、パケット振分部16よりデータパケットを受信すると、データパケットの変調を行い、変調したデータパケットの無線信号を規定のタイミングにしたがってアンテナ21に送信する。
なお、広域基地局3に対する通信接続についての構成と動作は、狭域基地局の場合と同様になるため、その詳細な説明を省略する。広域基地局3の構成は狭域基地局と同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、広域基地局を狭域基地局に置き換え、無線移動端末5bが狭域基地局との通信用の無線インタフェースを2つ備えていてもよい。
次に、本実施形態の無線移動端末5bにおけるハンドオーバの動作手順を説明する。ここでは、無線移動端末5bが初めに狭域基地局4−1と接続されており、通信条件が低下すると、広域基地局3と接続され、その後、ハンドオーバ先の基地局となる狭域基地局4−3と接続される場合とする。また、第1の実施形態と同様な動作については、その詳細な説明を省略する。
図13は無線移動端末のハンドオーバの動作手順を示すフローチャートである。図6に示したフローチャートと比べると、通信接続先を現在の狭域基地局から広域基地局に切り替えるステップS111、および広域基地局3との接続を切断するステップS171を追加している。
制御部19は、ステップS11で通信条件が閾値以下になると、通信接続先を狭域基地局4−1から広域基地局3に切り替える(ステップS111)。また、ステップS17で新たな接続先である狭域基地局4−3と通信を開始すると、広域基地局3との接続を切断する(ステップS171)。
図14はハンドオーバ元の狭域基地局の動作手順を示すフローチャートである。図8に示したフローチャートと比べると、Probe Response受信と処理に関連するステップS31〜S33を削除している。制御部111は、無線移動端末5bと通信中に切断要求を受信すると(ステップS34)、切断処理を行う(ステップS35)。
図15はハンドオーバ元の広域基地局の動作手順を示すフローチャートである。図8に示したフローチャートと比べると、無線移動端末の切り替え接続要求に応じて接続を処理するステップS50を追加している。広域基地局3は、無線移動端末5bからの接続要求に応じて無線移動端末5bと接続する(ステップS50)。
図16はアクセススイッチの動作手順を示すフローチャートである。図9に示したフローチャートと比べると、無線移動端末5bの接続先が狭域基地局4−1から広域基地局3に切り替えたことに応じた処理ステップS400を追加している。また、ステップS49において、狭域基地局4−1の替わりに広域基地局3にProbe Responseを送信している。
本実施形態では、第1の実施形態の効果が得られる他に、広域基地局を介してハンドオーバ先の基地局の基地局探索応答信号を受信するため、ハンドオーバ元の狭域基地局の通信エリアからはずれてしまっても、接続変更先の基地局の応答信号をより確実に受信することが可能となる。
本実施例は、第2の実施形態において、最適なハンドオーバ先基地局の決定を無線移動端末が行うものである。
本実施例では、Probe Responseの受付期間を設定するためのタイマーが無線移動端末5bの制御部19に設けられ、制御部19は、図16に示すステップS43およびS45の処理を行い、最適なハンドオーバ先基地局を決定する。なお、本実施例の動作は実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例は、第2の実施形態において、無線移動端末が送出するProbe Requestに、アプリケーションデータに限らず、ユーザデータを含むようにしたものである。
アクセススイッチ2は、Probe Responseを広域基地局経由で無線移動端末5aに送信し、ユーザデータを外部ネットワーク1に転送する。また、異なる基地局から同一のユーザデータを含むProbe Requestを複数受信すると、重複するユーザデータを廃棄する。
本実施例では、最適なハンドオーバ先の基地局を探す間にユーザデータを通信先に送信することが可能となり、通信中断時間を従来よりも低減することができる。
また、無線移動端末から基地局への上り回線の通信を狭域基地局経由で行い、基地局から無線移動端末への下り回線の通信を広域基地局経由で行えば、広域基地局のトラヒック負荷を減らせる効果がある。
なお、本発明は、携帯電話のような細かいチャネル制御の仕組みの通信規格ではなく、無線LANのような簡便な仕組みの通信規格に有効であり、また、無線LANの場合に限られない。
本実施形態の無線通信システムのネットワークの構成例を示す図である。 第1の実施形態の無線通信システムの一構成例を示すブロック図である。 図2に示した無線移動端末の一構成例を示すブロック図である。 図2に示した狭域基地局の一構成例を示すブロック図である。 図2に示したアクセススイッチの一構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態における無線移動端末のハンドオーバの動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態において、ハンドオーバ先の狭域基地局の動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態において、ハンドオーバ元の狭域基地局の動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態のアクセススイッチの動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態において、ハンドオーバ時の各装置の動作手順をまとめたシーケンス図である。 第2の実施形態の無線通信システムの一構成例を示すブロック図である。 図11に示した無線移動端末の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における無線移動端末のハンドオーバの動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、ハンドオーバ元の狭域基地局の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態において、ハンドオーバ元の広域基地局の動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態のアクセススイッチの動作手順を示すフローチャートである。 図17はハンドオーバ時の従来のスキャンプロセスの一例を示す図である。
符号の説明
2 アクセススイッチ
3 広域基地局
4−1〜4−n 狭域基地局
5、5a、5b 無線移動端末
12 基地局発見部
16 パケット振分部
19 制御部

Claims (14)

  1. 異なるチャネルが割り当てられた複数の無線基地局と、
    前記複数の無線基地局のうちいずれか1つの無線基地局と接続中に、接続変更先の無線基地局を探索するために、基地局探索信号を順次チャネルを切り替え、前記基地局探索信号に対する応答信号である基地局探索応答信号の受信を待たずに送信する無線移動端末と、
    前記複数の無線基地局と接続され、該複数の無線基地局から前記基地局探索応答信号をそれぞれ受信するアクセススイッチと、
    を有する無線通信システム。
  2. 前記アクセススイッチは、
    前記複数の無線基地局から受信する基地局探索応答信号に添付された通信条件を前記複数の無線基地局間で比較し、該通信条件が最もよい無線基地局を変更先に決定し、決定した無線基地局の前記基地局探索応答信号を前記無線移動端末に接続中の無線基地局を介して該無線移動端末に送信する、請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記アクセススイッチは、
    前記複数の無線基地局から受信する基地局探索応答信号を前記無線移動端末に接続中の無線基地局を介して該無線移動端末に送信し、
    前記無線移動端末は、
    前記アクセススイッチを介して前記基地局探索応答信号を受信すると、該基地局探索応答信号に添付された通信条件を前記複数の無線基地局間で比較し、該通信条件が最もよい無線基地局を変更先に決定する、請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局探索信号にユーザデータが添付され、
    前記無線基地局は、前記基地局探索信号に添付された前記ユーザデータを前記基地局探索応答信号に添付して前記アクセススイッチに送信し、
    前記アクセススイッチは、前記基地局探索応答信号に添付された前記ユーザデータを前記無線移動端末の通信相手に送信する、請求項1から3のいずれか1項記載の無線通信システム。
  5. 複数の無線基地局のうち接続中の無線基地局から他の無線基地局に接続を変更する無線移動端末であって、
    変更先の無線基地局を探索するために、基地局探索信号を無線送信部に対して外部に送出させる基地局発見部と、
    複数のチャネルに対して順次チャネルを切り替え、前記基地局探索信号に対する応答信号である基地局探索応答信号の受信を待たずに前記基地局探索信号を送信する旨を前記基地局発見部に指示し、前記複数の無線基地局に接続されたアクセススイッチで決定された変更先の無線基地局の前記基地局探索応答信号を接続中の無線基地局を介して受信する制御部と、
    を有する無線移動端末。
  6. 複数の無線基地局のうち接続中の無線基地局から他の無線基地局に接続を変更する無線移動端末であって、
    変更先の無線基地局を探索するために、基地局探索信号を無線送信部に対して外部に送出させる基地局発見部と、
    複数のチャネルに対して順次チャネルを切り替え、前記基地局探索信号に対する応答信号である基地局探索応答信号の受信を待たずに前記基地局探索信号を送信する旨を前記基地局発見部に指示し、接続中の無線基地局を介して前記複数のチャネルの基地局探索応答信号を受信すると、該基地局探索応答信号に添付された通信条件を前記複数の無線基地局間で比較し、該通信条件が最もよい無線基地局を変更先に決定する制御部と、
    を有する無線移動端末。
  7. 前記制御部の指示にしたがって、前記基地局探索信号とともにユーザデータを前記無線送信部に送出させるパケット振分部をさらに有する請求項5または6記載の無線移動端末。
  8. 外部ネットワークとの通信を中継するアクセススイッチ、および無線移動端末と接続された無線基地局であって、
    基地局探索信号を前記無線移動端末から受信すると、該基地局探索信号に応答する信号である基地局探索応答信号を前記アクセススイッチに送信し、前記無線移動端末の接続変更先の無線基地局の前記基地局探索応答信号を前記アクセススイッチから受信すると、受信した基地局探索応答信号を前記無線移動端末に送信する無線基地局。
  9. 前記基地局探索応答信号が、前記基地局探索信号の受信の電波強度の情報を含むものである請求項8記載の無線基地局。
  10. 複数の無線基地局と接続されたアクセススイッチであって、
    前記複数の無線基地局のうちいずれか1つの無線基地局と接続中の無線移動端末から送出された基地局探索信号に対して、前記基地局探索信号に応答する信号である基地局探索応答信号を前記複数の無線基地局からそれぞれ受信すると、該基地局探索応答信号に添付された通信条件を前記複数の無線基地局間で比較し、該通信条件が最もよい無線基地局を変更先に決定し、決定した無線基地局の前記基地局探索応答信号を前記無線移動端末に接続中の無線基地局を介して該無線移動端末に送信するアクセススイッチ。
  11. 前記通信条件が前記基地局探索信号の受信の電波強度の情報を含むものである請求項10記載のアクセススイッチ。
  12. 複数の無線基地局と該複数の無線基地局が接続されたアクセススイッチとを有する無線通信システムにおける基地局探索方法であって、
    前記複数の無線基地局のうちいずれか1つの無線基地局に接続された無線移動端末が、接続先を変更するために、前記複数の無線基地局に対して基地局探索信号を前記チャネルを切り替えながら順次送信し、
    前記複数の無線基地局が前記基地局探索信号に応答する信号である基地局探索応答信号を前記アクセススイッチに送信し、
    前記アクセススイッチが前記複数の無線基地局から前記基地局探索応答信号をそれぞれ受信する、基地局探索方法。
  13. 前記アクセススイッチは、前記複数の無線基地局から受信する基地局探索応答信号に添付された通信条件を前記複数の無線基地局間で比較し、該通信条件が最もよい無線基地局を変更先に決定し、決定した無線基地局の前記基地局探索応答信号を前記無線移動端末に接続中の無線基地局を介して該無線移動端末に送信する、請求項12記載の基地局探索方法。
  14. 前記アクセススイッチは、前記複数の無線基地局から受信する基地局探索応答信号を前記無線移動端末に接続中の無線基地局を介して該無線移動端末に送信し、
    前記無線移動端末は、前記アクセススイッチを介して前記基地局探索応答信号を受信すると、該基地局探索応答信号に添付された通信条件を前記複数の無線基地局間で比較し、該通信条件が最もよい無線基地局を変更先に決定する、請求項12記載の基地局探索方法。
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