JP2008034105A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PDPにおいて、無効電力やクロストークを効率的に低減することができ、表示特性がアライメントずれに大きく影響されないものを提供する。
【解決手段】表示電極12における主隔壁241と交差する位置には、欠片41,42が形成されている。
各欠片41,42は、欠片41、42の開口幅が、主隔壁241の幅よりも広く設定され、その深さ方向に進むに従って幅が狭くなり、欠片41,42の底部では主隔壁241の幅よりも狭くなっている。すなわち、欠片41の内縁傾斜部分41a及び内縁傾斜部分41bが、深さ方向に進むに従って互いに接近するように傾斜している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プラズマディスプレイ装置に関するものである。
気体放電からの放射を利用した平面表示装置として、プラズマディスプレイ装置(以下PDPと記す)の商品化が図られている。
PDPには直流型(DC型)と交流型(AC型)があるが、大型表示装置として現時点ではAC型PDPがより高い技術的ポテンシャルを持つ。さらに、AC型の内でも特に寿命特性のすぐれた面放電型PDPが商品としての主流になりつつある。
面放電型PDPは、一般に、前面基板と背面基板とが間隔をあけて互いに平行に配され、前面基板の片面に複数の表示電極対(走査電極と維持電極)がストライプ状に形成され、更にこれらの電極群を覆うように誘電体層および保護層が積層され、一方、背面基板の片面に複数のデータ電極がストライプ状に形成され、更にデータ電極を覆うように誘電体層が積層され、誘電体層上に隔壁が形成され、更に誘電体層の表面上及び隔壁の側壁上に蛍光体層が形成された構成となっている。
両基板は、外周部で貼り合わせられ、その内部空間には、放電用ガスとして、希ガスのキセノン・ネオンあるいはキセノン・ヘリウムなどの混合ガスが封入されており、表示電極対とデータ電極とが立体交差する箇所に放電セルが形成されている。
上記表示電極は通常、電気抵抗が比較的高いITO(酸化インジウムスズ)などからなる膜厚約100nmの透明電極上に、電力を供給するために、Agなどの金属からなる細幅で厚い膜厚のバス電極が積層された構造であって、対をなす透明電極は50〜100μmの放電ギャップを設けてほぼ平行に配列されている。
誘電体層は、低融点ガラスにより層厚数十μmで形成され、AC型PDP特有の壁電荷を蓄積する機能や電流制限機能を有している。
保護層は通常、電気絶縁性で透明なMgO膜であって、薄膜プロセス、または印刷法で数百nmの膜厚に形成される。
誘電体層および保護層は、放電によって発生した高エネルギーのイオンによって表示電極対の表面がスパッタリングされ劣化するのを防止する。また保護層は、放電セル内に2次電子を効率よく放出させて、放電開始電圧を低下させる働きもする。
上記隔壁は、隣接するデータ電極の間にストライプ状に形成されたり、或は井桁状に形成される。
PDP装置においては、PDPの各電極に電圧印加する駆動する駆動回路が接続され、これらを制御する制御回路なども備わっている。
走査電極とデータ電極との間に書き込みパルスを印加してプラズマ放電させ、空間電荷が発生し、それが表示電極上の誘電体保護層上に蓄積されて発光セルに書き込みが行なわれる。その後、走査電極と維持電極間維持電圧を印加して、壁電荷が蓄積された放電セルでは維持放電が行われ、それに伴って、各放電セルで放電発光して画像が表示される。
維持放電期間には、表示選択の有無にかかわらず全ラインに維持電圧が印加されるため、非選択セルにおいては、表示発光に寄与しないにもかかわらず表示電極間の容量に応じて充電電力が無効電力として消費される。
特開2003−92063号公報 特開2001−57156号公報
従って、PDPにおいて、上記充電電力を低減することによって、消費電力を低減する技術が望まれている。
このような課題に対して、特許文献1には、表示電極対の隔壁と交差する位置に矩形状の凹部を形成することによって、無効電力を低減する技術が示されている。また特許文献2には、表示電極の形状を、放電空間に対応する部分よりも隔壁上に対応する部分の電極幅を狭くすることが、クロストークの解消に有効であり、消費電力低減にも有効であることが示されている。
ところで、上記のように表示電極の隔壁に対応する位置に凹部を形成したPDPにおいて、封着工程でのアライメントずれにより、PDPにおいて最も重要な表示性能にばらつきが生じるという問題がある。
すなわち、前面板と背面板を貼り合わせる封着工程では、凹部と隔壁との位置がぴったり合うようにアライメントしながら封着するが、実際の工程ではアライメントのずれが10〜20μm生じて、表示電極の形成した凹部が隔壁位置にぴったりとは合わないこともある。そして、アライメントが正確になされたものと比べて、アライメントずれが生じたものでは、放電空間内に露出する表示電極面積が異なるので、表示特性が大きく異なってしまうという問題である。
このような課題に対して、表示電極において、隔壁に対応する部分に形成する凹部の幅を、隔壁幅と比べてかなり広く設定すれば、多少アライメントずれが生じても、放電空間内に露出する表示電極面積は変わらないので、表示特性が大きく異なることはない。しかしこの場合、放電空間内に露出する表示電極面積が小さくなるので、放電発光の輝度が低くなり、表示の明るさが低減するという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するもので、PDPにおいて、無効電力やクロストークを効率的に低減することができ、表示特性がアライメントずれに大きく影響されないものを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のPDPでは、表示電極に、隔壁上に対応する部分に欠片を形成し、欠片の内縁に、深さ方向に進むに従って互いの間隔が狭まるように隔壁伸張方向に対して傾斜する傾斜部分を設けることとした。
ここで「傾斜している」というのは、細かくみると階段状であるが全体的に傾斜している場合も含むこととする。
本発明において、更に以下のようにすることが好ましい。
欠片の開口幅は、隔壁の幅とほぼ同等であってもよいが、欠片の幅を、当該欠片の開口部分では隔壁の幅よりも広くし、傾斜部分で隔壁の幅よりも狭く縮小されていることが好ましい。
この場合、欠片の内縁は曲線状であってもよいが、欠片の好ましい形状として、三角形状、五角形状あるいは台形状が挙げられる。
欠片の幅を、当該欠片の開口部分では隔壁の幅よりも広くし、欠片の底部位置に突部を形成することも好ましい。
この場合、上記傾斜部分を第1傾斜部分とするとき、突部の縁に、深さ方向に幅が広がるように隔壁伸張方向に対して傾斜する1対の第2傾斜部分を設けることが好ましい。
また、1対の第1傾斜部分どうしの最小間隔を、隔壁の幅以上とし、1対の第2傾斜部分どうしの最大間隔を、隔壁の幅以下とすることが好ましい。
更に第1傾斜部分と第2傾斜部分とが、隔壁の縁に沿った線に対して、線対称的に傾斜していることが好ましい。
欠片の深さは、10μm以上100μm以下とすることが好ましい。
本発明のPDPによれば、表示電極には、隔壁上に対応する部分に欠片が形成されているので、クロストークや無効電力が低減されるが、表示電極に形成する欠片の内縁に、深さ方向に進むに従って互いの間隔が狭まるように隔壁伸張方向に対して傾斜する傾斜部分を設けているので、矩形状の欠片を設ける場合と比べて、輝度の低下を抑えながら効率的に無効電力を削減できると共に、PDP製造時に隔壁と欠片とのアライメントがずれたときに放電空間に臨む電極面積が低減する度合いを小さくすることができる。従って、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきが小さくなるので、PDP製造における歩留まりを向上させることが可能となる。
欠片の幅を、当該欠片の開口部分では隔壁の幅よりも広くし、傾斜部分で隔壁の幅よりも狭く縮小すれば、無効電力を低減する効果が大きくなる。
特に、欠片の形状を、三角形状、五画形状あるいは台形状とすれば、無効電力を低減する効果が大きくなり、アライメントずれにともなって放電空間に臨む電極面積が低減する度合いも小さくすることができる。
また、欠片の幅を、欠片の開口部分では隔壁の幅よりも広くし、欠片の底部位置に突部を形成すれば、アライメントずれに伴って放電空間に臨む電極面積が低減する度合いを更に小さくなるので、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきも更に小さくなる。
この場合、上記傾斜部分を第1傾斜部分とするとき、突部の縁に、深さ方向に幅が広がるように隔壁伸張方向に対して傾斜する1対の第2傾斜部分を設ければ、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきが更に小さくなる。
また、1対の第1傾斜部分どうしの最小間隔を、隔壁の幅以上とし、1対の第2傾斜部分どうしの最大間隔を、隔壁の幅以下とすれば、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきが更に小さくなる。
第1傾斜部分と第2傾斜部分とが、隔壁の縁に沿った線に対して、線対称的に傾斜していれば、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきをほとんどなくすことができる。
また、欠片の深さについては、欠片の形状によらず、深さ10μm以上とすることにより、無効電力を削減する効果が得られる。一方、欠片の深さを100μmよりも大きくしても、無効電力低減効果は大きくならず、もしくは逆に増加する。また、欠片の深さを大きくすると、放電空間に臨む電極面積も減少するため、輝度が低下する。
従って、欠片の深さを10μm以上100μm以下に設定すれば、輝度の低下を抑えながら効率的に無効電力を削減することができる。
〔実施の形態1〕
図1は、本発明の一実施形態にかかるPDPの構成を示す要部斜視図である。
このPDP100は、前面パネル10と背面パネル20とが貼り合わせられて構成されている。
前面パネル10は、ガラス板からなる前面基板11の片面上に複数の表示電極対12(走査電極121と維持電極122)がストライプ状に形成され、更にこれらの電極群を覆うように第1誘電体膜13および保護膜14が積層されて構成されている。
一方、背面パネル20は、ガラス板からなる背面基板21の片面上に複数のデータ電極22がストライプ状に形成され、更にデータ電極22を覆うように第2誘電体膜23が積層され、この第2誘電体膜23上には、隔壁24が形成され、更に誘電体膜23の表面上及び隔壁24の側壁上に蛍光体膜25が塗布されて構成されている。
隔壁24は、データ電極22どうしの間にあってデータ電極22に沿って伸長する主隔壁241と、主隔壁241どうしの間隙を仕切るように主隔壁241と直交する方向に伸長する副隔壁242とから構成されている。
上記前面基板11と背面基板21とは、隔壁24を介して互いに間隔をあけて平行に配されている。ここで、表示電極12(走査電極121と維持電極122)と主隔壁241とは直交するように配され、表示電極対12とデータ電極22とが立体交差する箇所には放電セルが形成されている。そして、主隔壁241と副隔壁242によって囲まれた内部が、各放電セルの放電空間30となっている。
このPDPは、駆動時において、点灯しようとする放電セルで、走査電極121とデータ電極22とに電圧を印加して書き込み放電を起こして壁電荷を貯め、その後、走査電極121と維持電極122とに交番で維持パルスを印加する。それによって、書き込み放電がなされた放電セルで選択的に維持放電が生じて発光し、画像表示されるようになっている。
走査電極121並びに維持電極122はそれぞれ、ITO,SnO2,ZnO等の導電性金属酸化物からなる幅広の透明電極121a,122a上に、抵抗の低い金属(例えばCr/Cu/Cr、Ag)からなる幅狭のバス電極121b,122bが積層されて構成されている。
(表示電極12の特徴)
図2〜5は、本実施形態にかかるPDPの構成を示す平面模式図であって、表示電極12および隔壁24だけが示されている。
当図に示されるように、表示電極12における主隔壁241と交差する位置には、欠片41,42が形成されている。詳しくは、透明電極121aにおける主隔壁241と交差する箇所に欠片41が形成され、透明電極122aにおける主隔壁241と交差する箇所に欠片42が形成されている。
そして、各欠片41,42は、平面視したときに主隔壁241の中央線Aに対して線対称であって、欠片41、42の開口幅が、主隔壁241の幅よりも広く設定され、その深さ方向に進むに従って幅が狭くなり、欠片41,42の底部では主隔壁241の幅よりも狭くなっている。
すなわち、欠片41の内縁における一方側(図2〜5における右側)の内縁傾斜部分41a及び他方側(図2〜5における左側)の内縁傾斜部分41bが、深さ方向(図2における上方向)に進むに従って互いに接近するように傾斜している。また、欠片42の内縁における一方側(図2〜5における右側)の内縁傾斜部分42a及び他方側(図2〜5における左側)の内縁傾斜部分42bが、深さ方向(図2〜5における下方向)に進むに従って互いに接近するように傾斜している。
そして、欠片41の内縁傾斜部分41aは、主隔壁241の縁241aと交差し、内縁傾斜部分41bは主隔壁241の縁241bと交差している。
図2〜図5に示す各実施例についてさらに詳細に説明する。
図2に示す実施例1は、欠片41,42が三角形状である。すなわち、内縁傾斜部分41a及び内縁傾斜部分41bがともに、欠片41の開口端から中央Bまで直線的に傾斜し、内縁傾斜部分42a及び内縁傾斜部分42bも共に、欠片42の開口端から中央Bまで直線的に傾斜している。
図3に示す実施例2は、欠片41,42が台形状である。すなわち、内縁傾斜部分41a及び内縁傾斜部分41bがともに、欠片41の開口端から直線的に傾斜しているが、欠片41の中央部B付近に内縁傾斜部分41aと内縁傾斜部分41bとを結ぶ直線状の底縁部分41cが存在する。また、内縁傾斜部分42a及び内縁傾斜部分42bもともに、欠片42の開口端から直線的に傾斜しているが、欠片42の中央部B付近に内縁傾斜部分42aと内縁傾斜部分42bとを結ぶ直線状の底縁部分42cが存在する。
図4に示す実施例3は、欠片41,42が、上記図2に示す三角形状に近いが、欠片41、42の開口端近傍の縁は、主隔壁241伸張方向と平行であって傾斜しておらず、欠片41,42の開口端から少し離れた位置から、直線的に傾斜する内縁傾斜部分41a,41b及び直線的に傾斜する内縁傾斜部分41a、41bが設けられている。すなわち、欠片41,42は五角形のホームベース形状である。
図5に示す実施例4は、内縁傾斜部分41a及び内縁傾斜部分41bがともに、欠片41の開口端から中央部Bまで連続的に傾斜が変化する曲線状であって、内縁傾斜部分42a及び内縁傾斜部分42bもともに、欠片42の開口端から中央部Bまで連続的に傾斜が変化する曲線状である。
(効果の説明)
本実施形態のPDPは、基本的な効果として、走査電極121に欠片41を形成し、維持電極122に欠片42を形成することによって、欠片41,42を形成した箇所では、走査電極121と維持電極122の間隙が大きくなるので、維持駆動時においてこの部分での電力消費が少なくなる。
従って、走査電極121、維持電極122に、欠片41,42を形成していない場合と比べて、無効電力は低減される。また、クロストークも低減される。
欠片41,42の深さについては、一般的に深さ10μm以上とすることにより、無効電力を削減する効果が十分に得られる。一方、欠片41,42の深さを100μmよりも大きくしても、無効電力低減効果は大きくならず、逆に増加することもある。また、欠片41,42の深さを大きくすると、放電空間に臨む電極面積も減少するため、輝度が低下する。
従って、欠片41,42の深さを10μm以上100μm以下に設定することが、輝度の低下を抑えながら効率的に無効電力を削減する上で好ましい。
そして、本実施の形態では、欠片41に内縁傾斜部分41a、41bが設けられるとともに、欠片42に内縁傾斜部分42a、42bが設けられ、欠片41,42の開口幅が主隔壁241の幅より広く、内縁傾斜部分41a、41bどうしの間隔、内縁傾斜部分42a、42bどうしの間隔は、欠片の底部側で主隔壁241の幅より狭くなっているので、以下の効果を奏する。
(1)発光輝度が確保される。
内縁傾斜部分41aと主隔壁241の縁241aとが近接した位置にあり、内縁傾斜部分41bと主隔壁241の縁241bとが近接した位置にあるので、電極121に欠片41を形成していない場合と比べて、放電空間30に臨む電極面積はあまり変わらない。同様に、欠片42の内縁傾斜部分42aが主隔壁241の縁241aと近接した位置にあり、内縁傾斜部分42bが主隔壁241の縁241bと近接した位置にあるので、電極122に欠片42を形成していない場合と比べて、放電空間30に臨む電極面積はあまり変わらない。
ここで、放電空間30に臨んでいる電極面積があまり変わらなければ、走査電極121と維持電極122間で維持放電させるときの放電規模も同等とみることができるので、電極121,122に欠片41,42を形成してない場合と比べて、PDPの発光輝度が大きく低下することはない。
(2)電極に矩形状の欠片を形成する場合と比べて、同等以上の電力消費低減ができ、アライメントずれが生じた場合の輝度変化が少ない。
電力消費低減効果が大きい点について、比較例と比べながら説明する。
図6は、比較例1にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。
このPDPは、上記図2のPDPと同様の構成であって、走査電極321が透明電極321aとバス電極121bからなり、維持電極322が透明電極322aとバス電極122bからなるが、透明電極321aには矩形状の欠片51が形成され、透明電極322aには矩形状の欠片52が形成されている。
すなわち、欠片51は、その内縁部分51a、51bが、主隔壁241伸張方向と平行であって、底縁部分52cは主隔壁241伸張方向と直交している。
この比較例1においても、欠片51、欠片52の幅を主隔壁241の幅と同程度に設定すれば、放電空間30に臨む電極面積を確保できるので、PDPの発光輝度が大きく低下することはない。
しかし、比較例1の表示電極321,322と比べて、本実施形態の表示電極121,122の方が欠片の開口幅が広くなるので、より大きな電力消費低減効果を得ることができる。
図7は、実施例1にかかるPDPの欠片42近傍と、比較例1にかかるPDPの欠片52近傍とを比較する図であって、当図では、主隔壁241の幅は40μm、欠片42と欠片52の深さを同等の50μmに設定している。そして、放電空間30に臨む電極面積が同等となるように、欠片52の幅は50μm、欠片42の開口幅は80μmに設定している。
図7(a),(b)からわかるように、実施例1の表示電極121,122と比較例1の表示電極321,322とを比べると、放電空間30に臨む電極面積は同等であって、欠片51,52よりも欠片41,42の方が開口幅がかなり広くなる。
ここで、欠片の開口幅が大きほど無効電力低減効果を得るのに有利であるので、放電空間30に臨む電極面積が同等ならば、実施例1の方が比較例1よりも大きな無効電力低減効果が得られる。
この点は以下の実験からも裏付けられる。
(無効電力低減効果の実験)
実施例1のPDPにおいて、欠片41,42の開口幅を80μm,120μm,150μmに設定したものについて、欠片の深さHを0〜100μmの範囲で変えて、無効電力を測定した。
比較例1のPDPにおいても、欠片51,52の開口幅を50μm,90μm,120μmに設定したものについて、欠片の深さHを0〜100μmの範囲で変えて、無効電力を測定した。
図8(a),(b)はその結果であって、欠片の深さに対する無効電力の大きさが示されている。なお、無効電力の大きさは、欠片を設けない場合を1としたときの相対値で示されている。
この実験結果から、いずれの場合も、欠片の深さHがある程度のところまでは、深さHが大きくなるにつれて無効電力の低減効果が大きくなるが、それ以上深さHを大きくしても無効電力の低減効果は大きくならず、むしろ減少する傾向にあることがわかる。
また、欠片の開口幅Wが大きいほど、無効電力の低減効果が大きいことがわかる。
以上の結果は、本実施の形態のように開口幅が大きい欠片形状では、比較例1のように矩形の欠片形状と比べて、より大きな無効電力低減効果が得るのに有利であることを示している。
次に、アライメントずれが生じた場合の輝度変化が少ない理由を説明する。
比較例1の場合、内縁部分51a、52a位置が、主隔壁241の縁241aの近くに位置し、内縁部分51b,52bの位置が主隔壁241の縁241bの近くに位置するので、アライメントずれが生じると、放電空間30に臨む電極面積が大きく減少する。これに対して、実施の形態においても、アライメントずれが生じると、放電空間30に臨む電極面積が減少するものの、内縁傾斜部分41a,42aが主隔壁241の縁241aに対して傾斜し、内縁傾斜部分41b,42bが主隔壁241の縁241bに対して傾斜しているので、その面積変化は少ない。
例えば、比較例1にかかる表示電極322の場合、図7(b)に示す状態ではアライメントがなされ、主隔壁241の中央線A上に、欠片52の中央部Bが位置しており、電極322における内縁部分52bの近傍領域は縁241bの外側(放電空間30)に臨んでいるが、図7(d)に示すように、欠片52の主隔壁241に対する位置が右方向にずれたとする(ずれ量は10〜20μmを想定している)と、この内縁部分52bの近傍領域(図中Eで示す斜線領域)が主隔壁241上に重なってしまう。主隔壁241上に重なっていた領域のうち、図中Fの斜線領域が新たに放電空間30に臨むが、(領域Eの面積ー領域Fの面積)だけ、電極322における放電空間30に臨む電極面積が減少する。従って、アライメントずれが生じた場合の輝度変化が大きい。
これに対して、図7(a)に示す実施例1にかかる表示電極122の場合、図7(a)のようにアライメントされている状態から、図7(c)に示すように欠片42の主隔壁241に対する位置が右方向にずれたとすると、電極122における放電空間30に臨んでいた領域のうち、図中Cの斜線領域が主隔壁241上に重なってしまう一方、主隔壁241上に重なっていた領域のうち、図中Dの斜線領域が新たに放電空間30に臨むことになる。従って、電極122における放電空間30に臨む電極面積は、トータルで(領域Cの面積−領域Dの面積)だけ減少することになるが、この電極面積の減少は、上記比較例1における電極面積の減少(領域Eの面積ー領域Fの面積)と比べると小さい。
更に、図7(a)に示す実施例1のPDPと、図7(b)に示す比較例1のPDPについて、アライメントずれ量を変化させ、放電空間に臨む電極面積の減少を計算した。図9は、その結果を示すもので、アライメントずれ量と、放電空間に臨む電極面積との関係が示されている。
図9の結果から、比較例1と比べて実施例1の方が、アライメントずれ量が数μmまでの範囲を除いて、放電空間に臨む電極面積の減少が少ないことがわかる。
実際のPDP製造工程では10〜20μm程度アライメントずれが生じ得ることを想定すると、この結果は、実施例1のPDPの方が、アライメントずれに起因する輝度のばらつきが少ないことを裏付けている。
〔実施の形態2〕
本実施形態のPDPは、上記実施の形態1のPDPと同様の構成であって、表示電極12における主隔壁241と交差する位置には、欠片41,42が形成され、そして、各欠片41,42は、平面視したときに主隔壁241の中央線Aに対して線対称であって、その深さ方向に進むに従って幅が狭くなり、欠片41,42の底部では主隔壁241の幅よりも狭くなっている。すなわち、欠片41の内縁における一方側(図10,12における右側)の内縁傾斜部分41a及び他方側(図10,12における左側)の内縁傾斜部分41bが、深さ方向に進むに従って互いに接近するように傾斜している。また、欠片42の内縁における一方側(図10,12における右側)の内縁傾斜部分42a及び他方側(図10,12における左側)の内縁傾斜部分42bが、深さ方向に進むに従って互いに接近するように傾斜している。
ただし、上記実施の形態1では、欠片41、42の開口幅が主隔壁241の幅よりも広く設定されていたが、本実施形態では、欠片41、42の開口幅が主隔壁241の幅に対して、同程度(同じか若干小さく)設定されている点が異なっている。
図10は、実施例5にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。この実施例5では、実施例1と同様に、欠片41、42が三角形状であるが、その開口幅が主隔壁241の幅と同等に設定されている。
図12(a)は、実施例5にかかるPDPの欠片42近傍を示す図、図12(b)は、実施例6にかかるPDPの欠片42近傍とを示す図であって、当図では、主隔壁241の幅は40μm、欠片42の深さを50μmに設定している。
実施例6では、図12(b)に示されるように、欠片41,42は半円状であって、内縁傾斜部分41a,41b及び内縁傾斜部分42a,42bは円弧状である。
本実施形態2のPDPも、表示電極12において、上記のように欠片41,42が形成されていることによって、無効電力やクロストークを低減する効果が得られる。
そして、欠片41,42の深さについては10μm以上100μm以下に設定することが、輝度の低下を抑えながら効率的に無効電力を削減する上で好ましい。
また、上記実施の形態1のPDPと同様に、矩形の欠片を設けた場合と比べて、アライメントずれが生じた場合の輝度変化が小さい。以下に、この効果について、比較例2と比較しながら説明する。
図11は、比較例2にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。このPDPは、上記図6の比較例1にかかるPDPと同様の構成であって、透明電極321aには矩形状の欠片51が形成され、透明電極322aには矩形状の欠片52が形成されているが、欠片51,52の開口幅は、主隔壁241と同等の40μmに設定されている。
図12(a),(b)に示す実施例5,6にかかる表示電極122において、アライメントされている状態では、主隔壁241の縁241a,241bは、当図実線のように欠片42の開口端と一致するが、欠片42の主隔壁241に対する位置が右方向にずれたとすると、縁241a,241bは破線の位置にずれることになる。このとき、電極122における放電空間30に臨んでいた領域のうち、図中Cの斜線領域が主隔壁241上に重なってしまうが、一方、主隔壁241上に重なっていた領域のうち、図中Dの斜線領域が放電空間30に新たに臨むことになる。従って、電極122における放電空間30に臨む電極面積は、トータルで(領域Cの面積−領域Dの面積)だけ減少することになる。
これに対して、比較例2にかかる表示電極322の場合、欠片52の主隔壁241に対する位置が同様に右方向にずれたとすると、(領域C)相当が主隔壁241上に重なって、領域Cにおける欠片52の深さ分だけ、電極322における放電空間30に臨む電極面積が減少する。
よって、比較例2のPDPと比べて、実施例5,6のPDPでは、領域Dにおける欠片52の深さ分だけ、アライメントずれによる放電空間30に臨む電極面積の減少が少なくなる。
更に、実施例5,6のPDPと、比較例2のPDPについて、アライメントずれ量を変化させ、放電空間に臨む電極面積の減少を計算した。図13は、その結果を示すもので、アライメントずれ量と、放電空間に臨む電極面積との関係が示されている。
図13に示されるように、アライメントずれ量が30μmまでの範囲全体において、比較例2と比べて実施例5,6の方が放電空間に臨む電極面積の減少が少なく、特に、実施例5では、放電空間に臨む電極面積の減少が少ないことがわかる。
この結果は、実際のPDP製造工程で、10〜20μm程度アライメントずれが生じる場合に、本実施形態のPDPでは輝度のばらつきが少ないことを示している。
〔実施の形態3〕
図14〜17は、本実施形態の実施例7〜9にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。
本実施形態のPDPは、上記実施の形態1のPDPと同様の構成であって、表示電極12における主隔壁241と交差する位置には、欠片41,42が形成され、そして、各欠片41,42は、平面視したときに主隔壁241の中央線Aに対して線対称であって、その深さ方向に進むに従って幅が狭くなっている。
すなわち、欠片41の内縁における一方側(図14〜17における右側)の内縁傾斜部分41a及び他方側(図14〜17における左側)の内縁傾斜部分41bが、深さ方向に進むに従って互いに接近するように傾斜している。また、欠片42の内縁における一方側(図14〜17における右側)の内縁傾斜部分42a及び他方側(図14〜17における左側)の内縁傾斜部分42bが、深さ方向に進むに従って互いに接近するように傾斜している。
ただし、本実施の形態では、欠片41,42の底部位置に突部61,62が形成されている。
すなわち、上記実施の形態1では、欠片41,42の底部で、内縁傾斜部分41aと内縁傾斜部分41bの間隔及び内縁傾斜部分42aと内縁傾斜部分42bの間隔が、主隔壁241の幅よりも狭く縮まっていたのに対して、本実施形態では、欠片41,42の底部でも、内縁傾斜部分41aと内縁傾斜部分41bの間隔は主隔壁241の幅より狭くはならず、両者の間に突部61,62が形成されている。
そして、突部61,62の最大幅は、主隔壁241の幅以下に設定されている。
また、突部61,62は、深さ方向に幅が広がる形状であって、突部61の縁は、主隔壁241の伸張方向に対して傾斜する傾斜部分61a,61bを有し、突部62の縁は、主隔壁241の伸張方向に対して傾斜する傾斜部分62a,62bを有している。
なお、傾斜部分62a,62bの最大間隔は主隔壁241の幅以下である。
また、図14〜17に示される例では、内縁傾斜部分41a,42aと傾斜部分61a,62aは主隔壁241の縁241aに沿った線に対して線対称的に傾斜し、内縁傾斜部分41b,42bと傾斜部分61b,62bも、主隔壁241の縁241bに沿った線に対して線対称的に傾斜している。
図14〜図17に示す各実施例についてさらに詳細に説明する。
図14に示す実施例7は、突部61,62が三角形状であって、内縁傾斜部分41a,41b,42a,42b、傾斜部分61a,61b,62a,62bは、すべて直線状で長さも同等である。また、内縁傾斜部分41a,41b,42a,42bの底側端部と、傾斜部分61a,61b,62a,62bの底側端部とが一致している。
図15に示す実施例8は、実施例7と同様に内縁傾斜部分41a,41b,42a,42b、傾斜部分61a,61b,62a,62bは、すべて直線状であるが、突部61,62が台形状であって、内縁傾斜部分41a,41b,42a,42bの長さより、傾斜部分61a,61b,62a,62bの長さが短い。
図16に示す実施例9は、上記実施例8と同様であるが、内縁傾斜部分41a,41b,42a,42bの底側端部と、傾斜部分61a,61b,62a,62bの底側端部とが一致しておらず、両者の間に平坦な底縁が存在する。
図17に示す実施例10は、内縁傾斜部分41a,41bと傾斜部分61a,61bがともに、連続的に傾斜が変化する曲線状であって、内縁傾斜部分42a,42bと傾斜部分62a,62bもともに、連続的に傾斜が変化する曲線状である。
本実施形態3のPDPも、上記実施の形態1のPDPと同様に、表示電極12において欠片41,42が形成されていることによって、無効電力やクロストークを低減する効果が得られる。そして、欠片41,42の深さについては10μm以上100μm以下に設定することが、輝度の低下を抑えながら効率的に無効電力を削減する上で好ましい。
また、本実施形態においては、欠片41,42の幅が、開口部分では主隔壁241の幅よりも広く、欠片41,42の底部位置に突部61、62が形成されているので、上記実施の形態1,2と比べて、アライメントずれに伴って放電空間30に臨む電極面積が低減する度合いが更に小さくなる。よって、アライメントずれが生じた場合の輝度変化も、上記実施の形態1,2と比べて更に小さくなる。
また、突部61の縁に深さ方向に幅が広がるように傾斜する傾斜部分61a,61bが設けられ、突部62の縁に深さ方向に幅が広がるように傾斜する傾斜部分62a,62bが設けられていることは、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきを更に小さくするのに寄与する。
また、内縁傾斜部分41a,41bどうしの最小間隔及び内縁傾斜部分42a,42bどうしの最小間隔が、主隔壁241の幅以上であり、傾斜部分61a,61bどうしの最大間隔及び傾斜部分62a,62bどうしの最大間隔が主隔壁241の幅以下になっていることも、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきを更に小さくするのに寄与する。
また、内縁傾斜部分41a,42aと傾斜部分61a,62aは主隔壁241の縁241aに沿った線に対して線対称的に傾斜し、内縁傾斜部分41b,42bと傾斜部分61b,62bも、主隔壁241の縁241bに沿った線に対して線対称的に傾斜していることによって、アライメントずれに伴うPDPの輝度ばらつきをほとんどなくすことができる。
この点について、図18を参照しながら説明する。
図18は、実施例7にかかるPDPにおける表示電極122の欠片42近傍を示す図である。
図18(a)のようにアライメントされている状態から、図18(b)に示すように欠片42の主隔壁241に対する位置が右方向にずれたとする(ずれ量は10〜20μm程度を想定している)と、電極122における放電空間30に臨んでいた領域のうち、図中Cの斜線領域が主隔壁241上に重なる一方、主隔壁241上に重なっていた領域のうち、図中Dの斜線領域が新たに放電空間30に臨むことになる。
ここで、表示電極122における新たに放電空間30に臨む箇所(領域D)には、突部62が形成されているので、領域Cの面積と領域Dの面積の差はわずかである。
よって、本実施形態によれば、アライメントずれに伴って放電空間30に臨む電極面積が減少する度合いはきわめて小さくなる。
また、上記のように、内縁傾斜部分41a,42aと傾斜部分61a,62aは主隔壁241の縁241aに沿った線に対して線対称的に傾斜し、内縁傾斜部分41b,42bと傾斜部分61b,62bも、主隔壁241の縁241bに沿った線に対して線対称的に傾斜している場合は、領域Cの面積と領域Dの面積は同等となる。
従って、アライメントずれが10〜20μm程度生じても、放電空間30に臨む電極面積は変わらない。
本発明によれば、PDPにおいて、輝度ばらつきの発生を抑えながら、無効電力の低減を図ることができるので、大型且つ薄型のディスプレイパネルにおいて、表示品質を改善しながら消費電力を低減するに有効である。
本発明の一実施形態にかかるPDPの構成を示す要部斜視図である。 実施例1かかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例2かかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例3かかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例4かかるPDPの構成を示す平面模式図である。 比較例1にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例1と比較例1にかかるPDPについて欠片近傍を比較する図である。 実施例1と比較例1のPDPについて、無効電力低減効果の実験結果を示すグラフである。 実施例1と比較例1のPDPについて、アライメントずれ量と放電空間に臨む電極面積との関係を示すグラフある。 実施例5にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 比較例2にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例5、6にかかるPDPの欠片近傍を示す図である。 実施例5,6と比較例2のPDPについて、アライメントずれ量と放電空間に臨む電極面積との関係を示すグラフある。 実施例7にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例8にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例9にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例10にかかるPDPの構成を示す平面模式図である。 実施例7にかかるPDPにおける表示電極の欠片近傍を示す図である。
符号の説明
11 前面基板
12 表示電極
13 誘電体膜
14 保護膜
21 背面基板
22 データ電極
23 誘電体膜
24 隔壁
25 蛍光体膜
30 放電空間
41,42 欠片
41a,41b,42a,42b 内縁傾斜部分
41c,42c 底縁部分
61,62 突部
61a,61b,62a,62b 傾斜部分
100 PDP
121,122 表示電極
121a,122a 透明電極
121b,122b バス電極
241 主隔壁
241a,241b 主隔壁の縁
242 副隔壁

Claims (10)

  1. 表示電極が配された第1基板と、第2基板とが、表示電極と交差する隔壁を介して対向配置されてなるプラズマディスプレイ装置において、
    前記表示電極は、
    隔壁上に対応する部分に欠片が形成され、
    当該欠片の内縁は、
    隔壁伸張方向に対して傾斜する1対の傾斜部分を有し、
    当該傾斜部分どうしの間隔は、深さ方向に進むに従って互いの間隔が狭まっていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記欠片の幅は、
    当該欠片の開口部分では、前記隔壁の幅よりも広く、
    前記傾斜部分で、前記隔壁の幅よりも狭く縮小されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記欠片は、
    三角形状、五角形状または台形状であることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記欠片は、
    内縁が曲線状であることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記欠片の開口幅は、
    前記隔壁の幅とほぼ同等であることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記欠片の幅は、
    当該欠片の開口部分では、前記隔壁の幅よりも広く、
    前記欠片の底部位置に突部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 前記傾斜部分を第1傾斜部分とするとき、
    前記突部の縁は、
    深さ方向に幅が広がるように隔壁伸張方向に対して傾斜する1対の第2傾斜部分を有していることを特徴とする請求項6記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 前記1対の第1傾斜部分どうしの最小間隔は、前記隔壁の幅以上であり、
    前記1対の第2傾斜部分どうしの最大間隔は、前記隔壁の幅以下であることを特徴とする請求項7記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 前記第1傾斜部分と第2傾斜部分とは、
    前記隔壁の縁に沿った線に対して、線対称的に傾斜していることを特徴とする請求項7記載のプラズマディスプレイ装置。
  10. 前記欠片の深さが、10μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
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