JP2008033130A - プロジェクタ台 - Google Patents

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Abstract

【課題】どのようなプロジェクタであってもユーザの手間を省いて投影画像の補正を行うことができるプロジェクタ台を提供する。
【解決手段】基台31と、プロジェクタ77を上面に設置させるために基台31に設けられたテーブル部32と、基台31を支持すべく、基台の少なくとも3カ所以上の部位において伸縮可能に設けられた複数の脚部34と、プロジェクタ77の投影方向に向けられた撮像装置46と、撮像装置46によって撮像された画像を処理する画像処理装置48と、画像処理装置48が処理した結果に基づいて、プロジェクタ77の投影画像61が適正となるように各脚部34の長さを自動的に調整する制御部50とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタを載置するためのプロジェクタ台に関する。
画像を投影するプロジェクタは、会議やセミナーなどの場所で使用されたり、あるいは手軽に大画面を楽しめるために家庭用でも使用されてきており、その用途が広がってきている。
プロジェクタは、画像をスクリーンや壁に向けて投影するが、投影画像が台形になっている場合には、これを補正する必要がある。このような台形補正については、プロジェクタ自身で自動的に実行する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、スクリーンや壁などの投影面に対して投影画面が左右方向にずれているときには、左右方向のずれを補正するためにプロジェクタの前脚に車輪を設け、自動的に水平方向へ移動して位置を調整するプロジェクタも従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
このように、プロジェクタ自体に投影画像の補正を実行させる機能は近年になって急速に発展してきた。
しかし、旧来の補正機能を有していないプロジェクタでは、投影画像の補正をするためにプロジェクタの下面に設けられている複数の脚の長さを調節することによって人手により補正を実行しなくてはならない。そこで、前後左右に自由に動作する台であるプロジェクタースライド台が従来より提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−150919号公報 特開2005−201954号公報 特開2006−53491号公報
旧来のプロジェクタであって、自動的に投影画像の補正を実行する機能を有していないプロジェクタを使用する場合には、人手により補正作業を行う必要があり、投影前の手間が問題となっているという課題があった。
また、特許文献3のような台については、プロジェクタを持ち上げたりする必要がないのでユーザの負担は軽減される。しかし、どの場所がよいかはユーザがスライド台をスライドさせて判断しなくてはならず結局手間がかかっているという課題があると共に、ユーザ自身が補正するのでは、補正中にどの箇所が最も投影画像の状態がよいかの判断も付きにくく、補正終了までの時間がかかってしまうという課題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、どのようなプロジェクタであってもユーザの手間を省いて投影画像の補正を行うことができるプロジェクタ台を提供することにある。
本発明は上記目的を達成すべく、以下の構成を備える。
すなわち、本発明にかかるプロジェクタ台によれば、基台と、プロジェクタを上面に設置させるために基台に設けられたテーブル部と、基台を支持すべく、基台の少なくとも3カ所以上の部位において伸縮可能に設けられた複数の脚部と、プロジェクタの投影方向に向けられた撮像装置と、撮像装置によって撮像された画像を処理する画像処理装置と、画像処理装置が処理した結果に基づいて、プロジェクタの投影画像が適正となるように各脚部の長さを自動的に調整する制御部とを具備することを特徴としている。
この構成を採用することによって、自動補正機能を有していないプロジェクタであっても、テーブル部に載置して画像を投影するだけで、自動的にその投影画像が適正となるように傾きの調整ができる。
前記テーブル部は、水平面内でモータによって回転可能に設けられていることを特徴としてもよい。
これによれば、プロジェクタの水平面における左右方向の向き(パン)の調整もモータを駆動することで人手によらずに行うことができる。
また、前記制御部は、プロジェクタの投影画像の左右の輪郭線が同じ長さとなるように、前記モータを回転駆動することを特徴としてもよい。
この構成によれば、水平方向の向き(パン)の調整を、人手を介さずに自動的に実行することができる。
さらに、前記画像処理装置は、撮像装置から取り込んだ室内の構造物の鉛直線または水平線を抽出し、鉛直線が鉛直であるかどうか、または水平線が水平であるかどうかを判定し、前記制御部は、鉛直線が鉛直でない場合には、鉛直線が鉛直方向を向くように各脚部の長さを調整し、画像の水平線が水平でない場合には、水平線が水平方向を向くように各脚部の長さを調整することを特徴としてもよい。
この構成によれば、プロジェクタ台の左右水平方向における傾きを、室内の壁に形成されたラインやスクリーンの外枠等の構造物を基準として調整することができる。
また、前記画像処理装置は、前記室内の構造物の鉛直線および水平線を検出し、鉛直線および水平線のうち本数が多い方の線について鉛直か水平かを判定することを特徴としてもよい。
この構成によれば、本数が多い方の線については、鉛直方向または水平方向に対する信頼性が高いと思われるので、より正確に左右水平方向の傾きを調整することができる。
なお、前記画像処理装置は、プロジェクタの投影画像の輪郭を形成する鉛直線または水平線と、室内の構造物の鉛直線または水平線とを検出し、前記制御部は、投影画像の鉛直線または水平線が、室内の構造物の鉛直線または水平線と、平行または直交する方向になるように、各脚部の長さを調整することを特徴としてもよい。
この構成によれば、プロジェクタの投影画像の左右水平方向における傾きを、室内の壁に形成されたラインやスクリーンの外枠等の構造物を基準として調整することができる。
さらに、前記画像処理装置は、前記室内の構造物の鉛直線および水平線のうち本数が多い方の線について、投影画像の鉛直線または水平線を平行または直交させる際の基準とすることを特徴としてもよい。
すなわち、本数が多い方の線については、鉛直方向または水平方向に対する信頼性が高いと思われるので、より正確に左右水平方向の傾きを調整することができる。
また、前記制御部は、プロジェクタの投影画像の中心位置を、人手によって指示された指示位置に合致するように、各脚部の長さを調整することを特徴としてもよい。
この構成によれば、プロジェクタの前面側の上下方向の傾き(チルト)の調整を手間をかけずに自動的に実行することができる。
さらに、取り込んだ画像の合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、合焦位置検出手段が合焦位置を検出した際に、合焦位置である旨をユーザに告知する告知手段とを有することを特徴としてもよい。
この構成を採用することによる作用は以下の通りである。
すなわち、ピントの自動合わせ機能を有していないプロジェクタにおいては、ユーザが手動でピントを合わせる必要がある。しかし、プロジェクタのピント合わせは、どの位置が適正な位置かというのがわかりにくい場合も多く、ピント合わせに多くに時間を費やしているという現状がある。そこで、ユーザが手動でピント合わせをしている間に、画像処理装置が、適正なピント位置を判断してユーザに告知する構成とすることにより、適正なピント位置をユーザが知ることとなり、ピントを手動で合わせる際のユーザの判断の目安とすることができる。告知手段としては、ユーザがわかるように音を発したり、光を発したり、音と光を同時に発する手段が考えられる。
本発明にかかるプロジェクタ台によれば、補正機能を有していないプロジェクタであっても、ユーザが手間をかけることなく、自動的に投影画像が適正となるような補正をすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1および図2に基づいて、プロジェクタ台の外観構成について説明する。
プロジェクタ台30は、平面視四角形状の基台31の上面に、プロジェクタを載置させるためのテーブル部32が設けられている。基台31の下面四隅には上下方向に伸縮可能な脚部34,34・・が設けられている。
テーブル部32は、平面視円形であって、モータ36によって水平面内で回転可能となるように設けられている。モータ36としては、ステッピングモータやサーボモータを用いることができる。
各脚部34,34・・は、人手によらずに自動的に伸縮可能となるような構成を採用する。例えば、ボールねじ、ラック・ピニオンギア、リードスクリューなどを用いて脚部34の伸縮を実行することができる。
例としてラック・ピニオンギアを用いた脚部34の構成を、図3に示す。
脚部34は上下方向に移動するように軸受37に保持された棒状のシャフト38と、シャフト38の側面に上下方向に延びるように設けられたラックギア40と、シャフト38の下端部に設けられた接地部42とから構成されている。
シャフト38に設けられているラックギア40には、ラックギア40にかみ合うようにピニオンギア44が配置される。ピニオンギア44は、モータ39(図4参照)の回転軸に連結されている。モータ39は、各脚部34,34・・に対してそれぞれ1つずつ配置されており、4つの脚部34,34・・はそれぞれ独立してモータ39の駆動によって伸縮可能となっている。
基台31の正面側壁には、撮像装置46が設けられている。撮像装置46として具体的には、CCDカメラを用いることができる。
CCDカメラ46は、後述する画像処理装置48に接続されている。CCDカメラ46で撮像された画像データは、画像処理装置48に取り込まれ、画像処理される。
基台31には、ユーザが操作するためのスイッチが設けられている。
スイッチとしては、プロジェクタの設置角度を自動的に調整する自動調整作業の実行開始を指示する角度調整スイッチ55、およびユーザが手動でピント調整をしたときに合焦位置をユーザに知らせる動作の実行開始を指示するピント調整スイッチ56がある。
さらに、基台31には、スピーカ57が設けられている。
スピーカ57は、CCDカメラ46で撮像したプロジェクタの投影画像のピントが合っている場合には、ピントが合っている旨をユーザに知らせるためにアラーム音を出力する。スピーカ57が、特許請求の範囲でいう告知手段に該当する。
図4に、プロジェクタ台30の制御系のブロック図について示す。
CCDカメラ46で撮像された画像データは、画像処理装置である画像処理エンジン48に入力される。画像処理エンジン48は、取り込んだ画像データにおいてプロジェクタの投影画像の輪郭線(外枠のライン)を検出する機能、スクリーンや壁等の室内の構造物に形成されたラインを検出する機能、検出されたラインの長さを検出する機能、検出されたラインと他のラインとが平行かどうか(または直角かどうか)を検出する機能を有している。
さらに、画像処理エンジン48は、取り込んだ画像データのコントラストを検出することで投影画像の合焦位置(ピントが合っているかどうか)を検出する機能を有している。
画像処理エンジン48の上記各機能によって検出された結果は、CPU50に入力される。CPU50が特許請求の範囲でいう制御部に該当する。CPU50は、画像処理エンジン48で得られた検出結果に基づいて、各脚部34の伸縮動作およびテーブル部32の回転動作を制御する。
CPU50は、各脚部34,34・・に連結されているモータ39の回転駆動を制御するように、各モータ39に接続されたモータ制御回路52,52・・のそれぞれに、別個に制御信号を出力して各モータ39を独立して制御する。また、CPU50はテーブル部32を回転させるモータ36の回転駆動を制御するモータ制御回路54にも制御信号を出力し、テーブル部32の回転を制御する。
CPU50には、角度調整スイッチ55とピント調整スイッチ56とが接続されている。
CPU50は、ユーザの操作により角度調整スイッチ55がオンになったことを検出すると、画像処理エンジン48の各検出機能に基づいて脚部34の高さ調整と、テーブル部32の水平面内の角度調整を自動的に実行する。
また、CPU50は、ユーザの操作によりピント調整スイッチ56がオンになったことを検出すると、画像処理エンジン48の各検出機能に基づいて、取り込んだ投影画像のピントが合った時点でスピーカ57からアラーム音を出力するように制御する。
次に、プロジェクタ台30が実行する動作について説明する。
ユーザが、テーブル部32にプロジェクタ77を設置し、プロジェクタ77からスクリーンや壁などの投影面66に向けて何らかの画像または単なる光を投影する。
ユーザが角度調整スイッチ55をオンにすると、CPU50が角度調整動作の実行を開始するようにプロジェクタ台30の全体動作を制御する。
図5に、画像処理エンジン48がCCDカメラ46から取り込んだ画像データの中から、プロジェクタ77の投影画像ではなくスクリーンや壁の鉛直方向のライン60を検出したところを示す。
画像処理エンジン48は、スクリーンや壁の鉛直方向のライン60を検出した後、スクリーンや壁の鉛直方向のライン60が鉛直方向に向いているか否かを判定する。スクリーンや壁の鉛直方向のライン60が鉛直ではない場合、プロジェクタ台30自体が左右どちらかに傾いているということである。
そこで、画像処理エンジン48がスクリーンや壁の鉛直方向のライン60が鉛直ではないと判定した場合には、傾いているライン60を鉛直方向に戻すために、CPU50が下方に下がっている側の脚部34を上昇させるように、モータ制御回路52へ制御信号を出力する。モータ制御回路52は、対応するモータ39へドライブ信号を出力してモータ39を回転させる。モータ39の回転によりピニオンギア44が回転し、ピニオンギア44にかみ合っているラックギア40によって脚部34のシャフト38が上下動する(図6参照)。
CPU50は、画像処理エンジン48が検出するスクリーンや壁の鉛直方向のライン60が鉛直方向に向くまでいずれかの脚部34のモータ39を駆動させ、画像処理エンジン48がスクリーンや壁の鉛直方向のライン60が鉛直方向に向いたと判定した場合には、モータ39の駆動による脚部34の伸縮動作を停止する。
これにより、プロジェクタ台30を建物に対して水平にさせることができる。
なお、ここで左右水平方向の傾きを調整するに際しては、CPU50は、鉛直方向のライン60を検出するのではなく、水平方向のラインを検出して水平方向のラインを水平方向に向けるように脚部34の長さを調整するようにしてもよい。
また、画像処理エンジン48は、鉛直方向または水平方向のそれぞれのラインのうち、数が多い方のラインのいずれかを抽出し、CPU50は、数が多い方のラインを調整するように制御してもよい。
次に、CPU50は、プロジェクタ77の投影方向を左右に調整(パン)するように制御する。
画像処理エンジン48は、プロジェクタ77が投影した投影画像の画像データを読み込む。
図7に示すように、投影画像61の外枠が左右非対称になっている場合(輪郭線が左右非対称となっている場合)、プロジェクタ77がスクリーンや壁などの投影面66に対してプロジェクタ77の投影方向が水平面内で曲がっていると考えられる。
そこで、画像処理エンジン48は、投影画像61の外枠の左右の両ライン62a,62bの長さを求める。画像処理エンジン48が、左右のライン62a,62bの長さが異なっていると判定した場合には、CPU50が、モータ制御回路54へ制御信号を出力し、モータ36を回転させてテーブル部32を水平面内で回転させる(図8参照)。
CPU50は、画像処理エンジン48が検出する投影画像61の左右のライン62a,62bが同じ長さになるまでモータ36を回転させ、画像処理エンジン48が投影画像61の左右のライン62a,62bが同じ長さになったと判定した場合には、モータ36の駆動によるテーブル部32の水平面内での回転動作を停止する。
これにより、プロジェクタ77を投影面66に対して平面視垂直に向けることができ、投影画像を左右対称にできる。
なお、図9に示すように、上述した左右方向の調整をしても、設置場所の条件等によっては投影画像61の左右のライン62a,62bが同じ長さにならない場合も考えられる。
一方で、チルト調整は各調整の最後に実行することが好ましく、且つチルト調整の前段階では、投影画像61は長方形または上下のライン62c,62dが平行な台形であることが好ましいと考えられる。
したがって、チルト調整の前段階において、CPU50は、画像処理エンジン48が検出する投影画像61の左右のライン62a,62bが同じ長さになっていない場合(投影画像の上ライン62cと下ライン62dが平行ではない場合)には、左のライン62aの中点と右のライン62bの中点とを結ぶ線分63を画像処理エンジン48に作成させ、線分63が水平となるまでいずれかの脚部34のモータ39を駆動させ、画像処理エンジン48が線分63が水平方向に向いたと判定した場合には、モータ39の駆動による脚部34の伸縮動作を停止するように制御する。
このようにチルト調整前において、水平方向の傾き調整をさらに行うことにより、チルト調整後の投影画像61がより適正となるようにすることができる。
次に、CPU50は、プロジェクタ77の前面側の上下方向の角度であるチルトの調整を実行する。
ただし、チルトの調整はCCDカメラ46で撮像されたプロジェクタ77の投影画像61のみに基づいて調整するのは困難である。そこで、ユーザは、投影画像の中心としたい箇所にレーザポインタ70等を用いて指示を出す(図10参照)。この指示位置67は、レーザポインタによるものに限られることはなく、他の手段で投影画像の中心としたい箇所を示すようにしてもよい。
画像処理エンジン48は、ユーザが示したレーザポインタ70の指示位置67と、プロジェクタ77の投影画像61の外枠とを認識する。
そして、投影画像61の中心にレーザポインタ70の指示位置67がきているか否かを判定する。画像処理エンジン48が、投影画像61の中心にレーザポインタ70の指示位置67がきていないと判定した場合には、CPU50が投影画像61をレーザポインタ70の指示位置67に上昇させるか下降させるように脚部34を伸縮させるべく、モータ制御回路52へ制御信号を出力する。モータ制御回路52は、対応するモータ39へドライブ信号を出力してモータ39を回転させる。モータ39の回転によりピニオンギア44が回転し、ピニオンギア44にかみ合っているラックギア40によって脚部34のシャフト38が上下動する(図11参照)。
CPU50は、画像処理エンジン48が検出するレーザポインタ70の指示位置67が投影画像61の中心にくるまでいずれかの脚部34のモータを駆動させ、画像処理エンジン48がレーザポインタ70の指示位置67が投影画像61の中心にきたと判定した場合には、モータ39の駆動による脚部34の伸縮動作を停止する。
これにより、プロジェクタ77の上下方向の角度を投影面に対して適正な角度とすることができる。
次に、ピント調整について説明する。
ここではピントの自動調整機能を有していないプロジェクタ77を用いる場合を想定している。ピントの調整をプロジェクタ77自体をユーザ自身が操作して行う場合、どの位置がピントが合っている位置なのかはユーザ自身でも判断がつきにくい。そこで、本発明のプロジェクタ台30は、ピントがあった合焦位置をユーザに知らせる機能を持たせた。
ユーザが、ピント調整スイッチ56をオンにすると、CPU50が合焦位置をユーザに知らせる実行を開始するようにプロジェクタ台30の全体動作を制御する。
ユーザは、プロジェクタ77から何らかの画像を投影するようにプロジェクタ77を操作する。投影した画像は画像データとしてCCDカメラ46から画像処理エンジン48へ取り込まれる。
画像処理エンジン48は、取り込んだ画像データのコントラストを検出する。画像処理エンジン48は、コントラストが最も強くなったときがピントが合った合焦位置であると判定する。CPU50は、画像処理エンジン48が合焦位置を判定したときに、スピーカ57から一定時間アラーム音を鳴らすように制御する。
このアラーム音を目安としてユーザはピントが合った位置を知ることができ、手動のピント調整を短時間で実行することができる。
なお、画像処理エンジン48における合焦位置の判定は、上述したようなコントラスト方式に限定するものではなく、他の方式であってもよい。
また、ユーザへの告知の方式としてもスピーカ57から出力されるアラーム音に限定されることはなく、LED等を設けて合焦位置で点灯するようにしてユーザの視覚に訴えるような構成を設けてもよい。また、スピーカ57とLED等とを組み合わせて設けてもよい。
上述してきた実施形態では、脚部34は基台31の四隅に設けるようにした。しかし、脚部34の本数としては少なくとも3カ所以上に設けられていればよい。
なお、上述した実施形態では、左右水平方向の傾きを調整するに際して、室内の構造物であるスクリーンや壁の鉛直方向のライン(鉛直線)または水平方向のライン(水平線)を抽出し、プロジェクタ台30自体が左右どちらかに傾いているか否かを判定した。
しかし、このような形態ではプロジェクタ台30は室内の構造物に対して水平とすることできるが、プロジェクタ自体がすでに傾斜している場合には、プロジェクタ台が水平となってもプロジェクタの投影画像は傾斜したままである。
そこで、例えば図12に示すように、室内の構造物のラインと投影画像61の輪郭のラインとを比較して、投影画像61のラインの傾きを室内の構造物のラインに一致させるように、各脚部34の長さを調整する形態が考えられる。
この例では、画像処理エンジン48は、スクリーンや壁の鉛直方向のライン71a,72,73および水平方向のライン71bを検出するとともに、プロジェクタ77の投影画像61を検出する。
画像処理エンジン48は、鉛直方向または水平方向のそれぞれのラインのうち、数が多い方のラインのいずれかを抽出し、投影画像61の比較対象とする。ここでは、鉛直方向のラインの方が水平方向のラインよりも多いので、鉛直方向のライン71aを投影画像61の鉛直方向のライン74aを調整するための対象とする。
画像処理エンジン48は、スクリーンや壁の鉛直方向のライン71aに対して、投影画像61の輪郭の鉛直方向のライン74aが傾いているか否か(平行か否か)を判定する。投影画像61の鉛直方向のライン74aがスクリーンや壁の鉛直方向のライン71aに平行では無いと判定された場合、傾いているライン74aをスクリーンや壁の鉛直方向のライン71aに平行となるように、CPU50が脚部34の長さを自動調整する。
CPU50は、モータ制御回路52へ制御信号を出力する。モータ制御回路52は、対応するモータ39へドライブ信号を出力してモータ39を回転させる。モータ39の回転によりピニオンギア44が回転し、ピニオンギア44にかみ合っているラックギア40によって脚部34のシャフト38が上下動する。
なお、投影画像61の輪郭のラインを室内の構造物のラインを基準として調整する動作は、スクリーンや壁の同方向のラインと平行となるように揃える動作に限定することはない。鉛直方向のラインと水平方向のラインとが直交するように揃える動作であってもよい。
また上述してきた実施形態では、制御部が実行する制御動作は、左右方向の傾き調整、水平面内での左右方向の調整(パン)、前方側の傾き調整(チルト)の順番に実行する場合について説明した。
しかし、制御部が実行する制御動作としては、水平面内での左右方向の調整(パン)、左右方向の傾き調整、前方側の傾き調整(チルト)の順番に実行するようにしてもよい。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
本発明のプロジェクタ台の正面図である。 プロジェクタ台の平面図である。 脚部の伸縮構造の一例について説明する説明図である。 プロジェクタ台の内部構成を示すブロック図である。 スクリーンや壁のラインの画像を取り込んだところを示す説明図である。 図5の画像に基づいてプロジェクタ台の左右方向の傾きを調整しようとするところを示すプロジェクタ台の正面図である。 プロジェクタから投影された画像を取り込んだところを示す説明図である。 図7の画像に基づいてテーブル部を水平面内で回転させてプロジェクタの左右方向の向き(パン)を調整しようとするところを示すプロジェクタ台の平面図である。 投影画像の上下ラインが平行となっていない場合における調整方法を示す説明図である。 ユーザが示した中心の指示位置と、プロジェクタから投影された画像とを取り込んだところを示す説明図である。 図10の画像に基づいてプロジェクタ台の前方側の角度(チルト)を調整しようとするところを示すプロジェクタ台の側面図である。 スクリーンや壁のラインに投影画像のラインを平行に揃える動作について説明する説明図である。
符号の説明
30 プロジェクタ台
31 基台
32 テーブル部
34 脚部
36 モータ
37 軸受
38 シャフト
39 モータ
40 ラックギア
42 接地部
44 ピニオンギア
46 撮像装置(CCDカメラ)
48 画像処理装置(画像処理エンジン)
50 CPU
52、54 モータ制御回路
55 角度調整スイッチ
56 ピント調整スイッチ
57 スピーカ
61 投影画像
62a,62b 左右ライン
62c,62d 上下ライン
63 左右のラインの中点を結ぶ線分
66 投影面
67 指示位置
70 レーザポインタ
60,71a,72,73,74a 鉛直方向のライン
71b 水平方向のライン
77 プロジェクタ

Claims (9)

  1. 基台と、
    プロジェクタを上面に設置させるために基台に設けられたテーブル部と、
    基台を支持すべく、基台の少なくとも3カ所以上の部位において伸縮可能に設けられた複数の脚部と、
    プロジェクタの投影方向に向けられた撮像装置と、
    撮像装置によって撮像された画像を処理する画像処理装置と、
    画像処理装置が処理した結果に基づいて、プロジェクタの投影画像が適正となるように各脚部の長さを自動的に調整する制御部とを具備することを特徴とするプロジェクタ台。
  2. 前記テーブル部は、水平面内でモータによって回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ台。
  3. 前記制御部は、
    プロジェクタの投影画像の左右の輪郭線が同じ長さとなるように、前記モータを回転駆動することを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ台。
  4. 前記画像処理装置は、
    撮像装置から取り込んだ室内の構造物の鉛直線または水平線を抽出し、鉛直線が鉛直であるかどうか、または水平線が水平であるかどうかを判定し、
    前記制御部は、
    鉛直線が鉛直でない場合には、鉛直線が鉛直方向を向くように各脚部の長さを調整し、画像の水平線が水平でない場合には、水平線が水平方向を向くように各脚部の長さを調整することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のプロジェクタ台。
  5. 前記画像処理装置は、
    前記室内の構造物の鉛直線および水平線のうち本数が多い方の線について鉛直か水平かを判定することを特徴とする請求項4記載のプロジェクタ台。
  6. 前記画像処理装置は、
    プロジェクタの投影画像の輪郭を形成する鉛直線または水平線と、室内の構造物の鉛直線または水平線とを検出し、
    前記制御部は、
    投影画像の鉛直線または水平線が、室内の構造物の鉛直線または水平線と、平行または直交する方向になるように、各脚部の長さを調整することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のプロジェクタ台。
  7. 前記画像処理装置は、
    前記室内の構造物の鉛直線および水平線のうち本数が多い方の線について、投影画像の鉛直線または水平線を平行または直交させる際の基準とすることを特徴とする請求項6記載のプロジェクタ台。
  8. 前記制御部は、
    プロジェクタの投影画像の中心位置を、人手によって指示された指示位置に合致するように、各脚部の長さを調整することを特徴とする請求項1〜請求項7のうちのいずれか1項記載のプロジェクタ台。
  9. 取り込んだ画像の合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、
    合焦位置検出手段が合焦位置を検出した際に、合焦位置である旨をユーザに告知する告知手段とを有することを特徴とする請求項1〜請求項8のうちのいずれか1項記載のプロジェクタ台。
JP2006208374A 2006-07-31 2006-07-31 プロジェクタ台 Pending JP2008033130A (ja)

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