JP2008029247A - コンバインの前処理部における伝動構造 - Google Patents

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譲 塚原
Masato Nakajima
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Abstract

【課題】穀稈の株元を掻き込んで後送する複数の掻込ホイールを連続並置して噛み合い伝動させるコンバインの前処理部において、穀稈の通過する掻込ホイール間に掻き込まれる穀稈の稈量が増加して搬送不良が発生することを防止する。
【解決手段】各株元掻込装置20L,20C,20Rに備える掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fを噛み合い駆動させるにあたり、刈り取られる穀稈の通過しない掻込スターホイール18b,18c間の噛み合い率よりも、刈り取られる穀稈の通過する掻込スターホイール18aと18b,18cと18d,18eと18f間の噛み合い率が小さくなるように構成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンバインの前処理部に備える株元掻込装置の伝動構造に関する。
従来、コンバインの前処理部では、刈刃により刈り取られる穀稈の株元を掻き込んで後送する掻込部を、センターデバイダフレームを中心として左右に相対応する掻込スターホイールと、該掻込スターホイールの上方において機体前方に向けてハの字状に開放する掻込ベルト等で構成すると共に、左側の掻込部の掻込スターホイール、即ち左端の掻込スターホイールを中心として3個の掻込スターホイールを連続並置して歯合させ、前記左端の掻込スターホイールを駆動源として3個の掻込スターホイールを順次噛み合い駆動させるように構成にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−196132号公報(第3−4頁、図3)
しかし、上述した特許文献1のように、3個以上の掻込スターホイールを連続並置して順次噛み合い駆動させる構成のものでは、その噛み合い誤差が蓄積されて伝動下手側の掻込スターホイールが回転不良やロックを起こす不具合を有していた。また、各掻込スターホイール間の噛み合い伝動が効率的に行なわれるようにするには、各掻込ホイールの歯合部の遊びが小さくなるように噛み合い率の大きい円弧歯厚を形成すればよいが、その反面、歯合する掻込ホイール間の穀稈の掻き込み搬送隙間が狭くなり、掻き込まれる稈量が増加すると搬送不良が発生する虞があった。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、機体の左右方向に並設した複数の分草体と、各分草体の後方に設けた分草穀稈を引起す引起装置と、該引起装置の後方に設けた刈取装置と、穀稈の株元を掻込む複数の株元掻込装置と、各株元掻込装置により掻き込んだ穀稈の株元を合流部に集束する複数の株元側集束搬送装置を備えたコンバインの前処理部における伝動構造において、前記各株元掻込装置に備える掻込スターホイールを噛み合い駆動させるにあたり、穀稈の通過しない掻込スターホイール間の噛み合い率よりも、穀稈の通過する掻込スターホイール間の噛み合い率が小さくなるように構成したことを第1の特徴としている。
そして、掻込スターホイールの各回転軸の心間寸法を変えて噛み合い率を異にしたことを第2の特徴としている。
請求項1の発明によれば、各株元掻込装置に備える掻込スターホイールを噛み合い駆動させるにあたり、穀稈の通過しない掻込スターホイール間の噛み合い率よりも、穀稈の通過する掻込スターホイール間の噛み合い率が小さくなるように構成したことによって、穀稈の通過しない掻込スターホイール間の動力伝達を確実に行いながら、穀稈の通過する掻込スターホイール間の掻き込み搬送隙間を広げ、刈り取られる穀稈の稈量が増加した場合でも良好な穀稈の掻き込み性能を維持することができるようになる。
そして、請求項2の発明によれば、掻込スターホイールの各回転軸の心間寸法を変えて噛み合い率を異にしたことによって、形状の異なる2種類の掻込スターホイールを製作することなく安価な構成で掻込スターホイール間の噛み合い率を変更することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る6条刈りコンバインの前処理部1の左側面図、図2は、同じく平面図である。前処理部1は、従来と同様に前処理フレーム2に、分草体3、引起装置4、刈取装置6、及び穀桿搬送部7等を設けて構成されている。
更に詳しくは、前処理フレーム2は、主フレームとして機体の前後方向に向く縦伝動筒8と、この縦伝動筒8の前端に設けた機体の左右方向に向く横伝動筒9を備えている。そして、横伝動筒9から前方に突設した分草体支持フレーム11の先端に刈り取り穀稈を分草する複数の分草体3を取り付けると共に、この分草体3の後方には、該分草体3により分草された後の穀稈を引き起す引起装置4と、該引起装置4により引き起こされた穀稈の株元を切断する刈刃6aを備える刈取装置6を横伝動筒9の前方に横設している。
また、横伝動筒9の一端からは、各引起装置4に駆動力を伝達する引起伝動筒12を上方に向けて立設している。そして、縦伝動筒8の基端部は、コンバインの機体に昇降自在に軸支してあり、縦伝動筒8の下面と機体との間に介装した図示しない油圧シリンダを伸縮作動させることにより前処理部1の昇降を可能にしている。
また、図3〜図5に示すように、縦伝動筒8内には縦伝動軸13を内装している。そして、横伝動筒9内には、縦伝動軸13から駆動力を伝達する横伝動軸14を内装している。また縦伝動軸13には、縦伝動筒8の基端部側に設けた入力プーリ15から駆動力が入力されるようになっている。更に、引起伝動筒12内には、横伝動軸14から駆動力を伝達する引起伝動軸16を内装しており、上述した縦伝動軸13、横伝動軸14、及び引起伝動軸16を介して前処理部1の各部に駆動力が入力されるようになっている。
そして、穀稈搬送部7は、引起装置4によって引き起こされた穀稈を掻き込む掻込みベルト17a,17b,17c,17d,17e,17fと、これら掻込みベルト17a,17b,17c,17d,17e,17fに対応する掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fとを備える左右及び中央(複数)の株元掻込装置20L,20R,20Cと、刈刃6aにより切断された後の穀稈の株元を搬送する左右及び中央の株元側集束搬送装置19L,19R,19Cと、刈刃6aにより切断された後の穀稈の穂側を搬送する左右及び中央の穂先側搬送装置21L,21R,21Cと、両搬送装置19L,19R,19C,21L,21R,21Cにより搬送される穀稈の稈長を検出して自動的に適正な扱ぎ深さに調節する扱深搬送装置22と、該扱深搬送装置22から穀稈の株元側を受け継いで図示しない脱穀フィードチェンに搬送する中継株元搬送チェン23を備えている。
上述したように、本実施形態の前処理部1は6条刈りであり、左右方向に並設した6個の掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fの上方には、左右一対ごとに前方に向かって略ハの字状に拡開する掻込みベルト17a,17b,17c,17d,17e,17fを設けている。これらの掻込みベルト17a,17b,17c,17d,17e,17fは、駆動プーリ24及び図示しない従動プーリに巻回してあり、当該駆動プーリ24の回転駆動により穀稈の搬送方向に回転する。
そして、右側にある穂先側搬送装置21Rを前処理部1の後端まで延出すると共に、当該穂先側搬送装置21Rと左側にある穂先側搬送装置21Lとを平面視で略y字状をなすように配置している。一方、中央にある穂先側搬送装置21Cと左側にある穂先側搬送装置21Lとは、右側にある穂先側搬送装置21Rと比較して穀稈の搬送距離が短く、中央にある穂先側搬送装置21Cは、左右の穂先側搬送装置21L,21Rの合流部Mの近傍まで延出させてある。
また、左右及び中央の穂先側搬送装置21L,21R,21Cの下方には、これらの穂先側搬送装置21L,21R,21Cに対応する左右及び中央の株元側集束搬送装置19L,19R,19Cが設けてあり、上述した左右及び中央の株元掻込装置20L,20R,20Cにより掻き込んだ穀稈の株元は、当該株元側集束搬送装置19L,19R,19Cによって上述の合流部Mで集束されるようになっている。
そして、扱深搬送装置22は、その前端部22aを支点として上下揺動自在に設けてあり、当該扱深搬送装置22により扱ぎ深さが調節された後の穀稈は、その株元側が扱深搬送装置22から中継株元搬送チェン23に受け継がれる。但し、穂先側は右側にある穂先側搬送装置21Rによって継続的に搬送される。
尚、扱深搬送装置22と、左右及び中央の株元側集束搬送装置19L,19R,19C、及び中継株元搬送チェン23は、駆動力が入力される図示しない駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に搬送チェンを掛け回した構造となっており、これらの搬送チェンと該搬送チェンに対向して設けた挟持レールとの間に穀稈の株元を挟持しながら、当該穀稈の株元側を後方に搬送することができる。
一方、左右及び中央の穂先側搬送装置21L,21R,21Cは、駆動力が入力される図示しない駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に、穀稈の穂先側を受け継ぐ樹脂製の起伏可能な搬送爪を複数取り付けた搬送チェンを掛け回した構造となっており、前処理フレーム2に支持した搬送レールと前記搬送爪との間に穀稈の穂先側を保持しながら、当該穀稈の穂先側を後方に搬送することができる。
そして、上述した掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fは、前処理フレーム2に固定または回転自在に設けた支軸26a,26b,26c,26d,26e,26fに一体的または回転自在に軸支している。詳述すると、図3及び図6に示すように、左最外側の掻込スターホイール18aを軸支した支軸26aを、前処理フレーム2に固定した筒軸27aに回転自在に内挿すると共に、当該支軸26aには、左側の株元側集束搬送装置19Lの従動スプロケット28aを回転自在に取り付けている。尚、支軸26aの上端には、この支軸26aと一体回転するように左側の株元掻込装置20Lに備える掻込みベルト17aの駆動プーリ24を取り付けている。
また、左側の株元側集束搬送装置19Lの駆動スプロケット29Lは、引起伝動筒12から突出する左駆動軸31に軸支すると共に、該左駆動軸31の先端には、左側にある穂先側搬送装置21Lの駆動スプロケット32Lも軸支している。そして、左駆動軸31によって左側にある穂先側搬送装置21Lの駆動スプロケット32Lと左側の株元側集束搬送装置19Lの駆動スプロケット29Lに駆動力が伝達されると、左側にある穂先側搬送装置21Lと左側の株元側集束搬送装置19Lが駆動する。
一方、図3に示すように、右最外側の掻込スターホイール18fは、前処理フレーム2に固設した支軸26fに回転自在に外嵌する筒軸27fの下部に固設されると共に、この筒軸27fには、右側の株元側集束搬送装置19Rの従動スプロケット28fを一体回転可能に取り付けている。そして、筒軸27fは、従動スプロケット28fの上方位置に右側の株元掻込装置20Rに備える掻込みベルト17f用の駆動プーリ24を一体回転可能に取り付けている。尚、右側の株元側集束搬送装置19Rの駆動スプロケット29Rは、縦伝動筒8から突出する右駆動軸33に軸支してある。
前記右駆動軸33によって右側の株元側集束搬送装置19Rの駆動スプロケット29Rに駆動力が伝達されると、右側の株元側集束搬送装置19Rが駆動すると共に、右最外側の掻込スターホイール18fと該掻込スターホイール18fの上方に位置する掻込みベルト17fが駆動する。
そして、右最外側の掻込スターホイール18fの左側には、該掻込スターホイール18fに隣接して歯合する掻込スターホイール18eを配置している。この掻込スターホイール18eを軸支する支軸26eは、前処理フレーム2に固設した筒軸27eに回転自在に内挿してあり、当該支軸26eには、筒軸27eの下方位置に掻込スターホイール18eを固設すると共に、筒軸27eの上方位置には、右側の株元掻込装置20Rに備える掻込みベルト17e用の駆動プーリ24を取り付けてある。したがって、右最外側の掻込スターホイール18fが回転駆動すると、このスターホイール18fに歯合する機体の中央側の掻込スターホイール18eが回転駆動すると共に、該掻込スターホイール18eの上方に位置する掻込みベルト17eも駆動する。
次に、機体の中央側に配置されているその他(3個)の掻込スターホイール18b,18c,18dと、左最外側の掻込スターホイール18aへの動力伝達構造について説明する。
上述した縦伝動軸8の前端近傍には、上方に向く中伝動筒34が突出しており、この中伝動筒34内には、縦伝動軸13から駆動力が伝達される伝動軸36を内装すると共に、当該中伝動筒34の端部にギヤ37,38を収容したギヤケース39を備えている。そして、ギヤケース39からは、機体の略中央に相当する位置に配置した株元側集束搬送装置19Cの駆動スプロケット29Cを軸支した中駆動軸41が突出している。
即ち、中駆動軸41には、前記伝動軸36に伝達された駆動力がギヤ37,38を介して伝達されると共に、機体の略中央に配置した株元側集束搬送装置19Cの駆動スプロケット29Cの上方位置には、該駆動スプロケット29Cと中央の穂先側搬送装置21Cの駆動スプロケット32Cが一体回転するように取り付けてあり、両駆動スプロケット29C,32Cに駆動力が伝達されると中央の株元側集束搬送装置19Cと穂先側搬送装置21Cが駆動する。
また、縦伝動筒8の基端部側からは、右側の穂先側搬送装置21Rの駆動スプロケット32Rと,中継株元搬送チェン23の駆動スプロケット42を一体回転するように取り付けた駆動軸43と、扱深搬送装置22の駆動スプロケット44を一体回転するように取り付けた駆動軸46が突出しており、右側の穂先側搬送装置21R、中継株元搬送チェン23、及び扱深搬送装置22は、駆動軸43または駆動軸46を介して駆動されるようになっている。
そして、左側から3番目の掻込スターホイール18cを、前処理フレーム2に固設した支軸26cに回転自在に外嵌する筒軸27cの下部に固設すると共に、この筒軸27cの上部には、中央の株元側集束搬送装置19C用の従動スプロケット28cを一体回転可能に取り付けると共に、前記従動スプロケット28cの上方位置に、中央の株元掻込装置20Cに備える掻込みベルト17c用の駆動プーリ24を一体回転可能に取り付けている。
また、掻込スターホイール18cの左側に隣接して歯合する掻込スターホイール18bを軸支する支軸26bは、前処理フレーム2に固設した筒軸27bに回転自在に内挿してあり、この掻込スターホイール18bを支軸26bの下部に固設すると共に、該支軸26bの上部には、左側の株元掻込装置20Lに備える掻込みベルト17b用の駆動プーリ24を一体回転可能に取り付けている。
そして、中央側に配置されている株元掻込装置20Cに備える掻込スターホイール18
18cと、左側の株元掻込装置20Lに備える掻込スターホイール18bは、刈り取った穀稈の通過しない位置において互いに歯合すると共に、掻込スターホイール18bは、刈り取った穀稈の通過する位置において左側の株元掻込装置20Lに備える左最外側の掻込スターホイール18aと歯合し、同じく掻込スターホイール18cは、穀稈の通過する位置において株元掻込装置20Cに備える掻込スターホイール18dと歯合している。
また、掻込スターホイール18cの右側に隣接して歯合する掻込スターホイール18dを軸支する支軸26dは、前処理フレーム2に固設した筒軸27dに回転自在に内挿してあり、当該支軸26dには、筒軸27dの下方位置に掻込スターホイール18dを固設すると共に、筒軸27dの上方位置に中央の株元掻込装置20Cに備える掻込みベルト17d用の駆動プーリ24を取り付けてある。したがって、掻込スターホイール18cが回転駆動すると、この掻込スターホイール18cの右側に隣接して歯合する掻込スターホイール18dが回転駆動すると共に、該掻込スターホイール18dの上方に位置する掻込みベルト17dも駆動する。
一方、掻込スターホイール18bの左側に隣接して歯合する左最外側の掻込スターホイール18aは、上述の如く前処理フレーム2に固定した筒軸27aに回転自在に内挿されている支軸26aに軸支してあって、掻込スターホイール18bが回転駆動すると、このスターホイール18bに歯合する掻込スターホイール18aが回転駆動すると共に、該掻込スターホイール18aの上方に位置する掻込みベルト17aも駆動する。
以上説明したように、左右方向に並設した6個の掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fのうち、左側の4つの掻込スターホイール18a,18b,18c,18dは、図7に示すように、掻込スターホイール18cを駆動源として順次噛み合い駆動すると共に、右側の2つの掻込スターホイール18e,18fは、掻込スターホイール18fを駆動源として噛み合い駆動するように構成している。
そして、前記左側の4つの掻込スターホイール18a,18b,18c,18dのうち、左側の3つの掻込スターホイール18a,18b,18cは、刈取装置6により刈り取られる穀稈の通過しない伝動上手側の掻込スターホイール18b,18c間の噛み合い率よりも、刈取装置6により刈り取られる穀稈の通過する伝動下手側の掻込スターホイール18a,18b間の噛み合い率が小さくなるように構成してあり、それによって穀稈の通過しない伝動上手側の掻込スターホイール18b,18c間の歯合部の遊びを小さくして動力伝達を確実に行いながら、穀稈の通過する伝動下手側の掻込スターホイール18a,18b間の掻き込み搬送隙間を広げ、刈り取られる穀稈の稈量が増加した場合でも良好な穀稈の掻き込み性能を維持することができるようになる。
また、前記左側の4つの掻込スターホイール18a,18b,18c,18dのうち、右側の2つの掻込スターホイール18c,18dは、刈取装置6により刈り取られる穀稈が通過するので、両掻込スターホイール18c,18d間の噛み合い率は、穀稈の通過しない伝動上手側の掻込スターホイール18b,18c間の噛み合い率よりも小さくなるように構成している。
そして、左右方向に並設した6個の掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fのうち、右側の2つの掻込スターホイール18e,18fも、刈取装置6により刈り取られる穀稈が通過するので、両掻込スターホイール18e,18f間の噛み合い率は、穀稈の通過しない上述した掻込スターホイール18b,18c間の噛み合い率よりも小さくなるように構成している。
尚、上述の如く穀稈の通過しない掻込スターホイール18b,18c間の噛み合い率よりも、穀稈の通過する掻込スターホイール18aと18b,18cと18d,18eと18f間の噛み合い率が小さくなるように構成するには、穀稈の通過しない掻込スターホイール18b,18cの外形形状に対して、穀稈の通過する掻込スターホイール18a,18d,18e,18fの歯厚を小さくして小径ホイールに形成するか、或いは、順次噛み合い駆動する左側の4つの掻込スターホイール18a,18b,18c,18dと、右側の2つの掻込スターホイール18e,18fの各回転軸の心間寸法を変えて噛み合い率を異にすればよく、後者の場合は形状の異なる2種類の掻込スターホイールを製作することなく安価な構成で噛み合い率を変更することができる。
以上、6条刈りの前処理部1を有するコンバインの株元掻込装置20L,20C,20Rに備える複数の掻込スターホイール18a,18b,18c,18d,18e,18fの伝動構造について説明したが、5条刈りや3条刈りの前処理部を有するコンバインにおいても噛み合い駆動する掻込スターホイールを設ける場合は、上述したように、刈取装置6により刈り取られる穀稈の通過しない掻込スターホイール間の噛み合い率と、刈取装置6により刈り取られる穀稈の通過する掻込スターホイール間の噛み合い率を異にする実施形態を適用可能である。
前処理部の要部側面図。 前処理部の要部平面図。 前処理部の要部伝動図。 各穂先側搬送装置を除いた状態の前処理部の要部平面図。 中央の株元側集束搬送装置を示す前処理部の要部側面図。 左側の掻込スターホイールの取り付け状態を示す要部正面断面図。 掻込スターホイール配置を示す平面図。
符号の説明
3 分草体
4 引起装置
6 刈取装置
18a 左側の株元掻込装置に備える左側の掻込スターホイール
18b 左側の株元掻込装置に備える右側の掻込スターホイール
18c 中央の株元掻込装置に備える左側の掻込スターホイール
18d 中央の株元掻込装置に備える右側の掻込スターホイール
18e 右側の株元掻込装置に備える左側の掻込スターホイール
18f 右側の株元掻込装置に備える右側の掻込スターホイール
19C 株元側集束搬送装置(中央)
19L 株元側集束搬送装置(左側)
19R 株元側集束搬送装置(右側)
20C 株元掻込装置(中央)
20L 株元掻込装置(左側)
20R 株元掻込装置(右側)
M 合流部

Claims (2)

  1. 機体の左右方向に並設した複数の分草体(3)と、各分草体(3)の後方に設けた分草穀稈を引起す引起装置(4)と、該引起装置(4)の後方に設けた刈取装置(6)と、穀稈の株元を掻込む複数の株元掻込装置(20L,20C,20R)と、各株元掻込装置(20L,20C,20R)により掻き込んだ穀稈の株元を合流部(M)に集束する複数の株元側集束搬送装置(19L,19C,19R)を備えたコンバインの前処理部における伝動構造において、前記各株元掻込装置(20L,20C,20R)に備える掻込スターホイール(18a,18b,18c,18d,18e,18f)を噛み合い駆動させるにあたり、穀稈の通過しない掻込スターホイール(18bと18c)間の噛み合い率よりも、穀稈の通過する掻込スターホイール(18aと18b,18cと18d,18eと18f)間の噛み合い率が小さくなるように構成したことを特徴とするコンバインの前処理部における伝動構造。
  2. 掻込スターホイール(18a,18b,18c,18d,18e,18f)の各回転軸の心間寸法を変えて噛み合い率を異にした請求項1に記載のコンバインの前処理部における伝動構造。
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