JP2008028952A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻データ等のキャラクタデータをオンスクリーン表示回路を用いてオンスクリーン表示する際に、使用するメモリ容量を削減することができ、キャラクタデータの周辺領域にバックグラウンドを表示するのに用いるソフトウェアの負担を軽減できる表示制御装置を提供することである。
【解決手段】表示制御装置は、少なくともアトリビュートデータとしてのブランクコードを記憶した表示メモリ37と、表示メモリ37に記憶したデータを入力し、ブランクコードをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行って、表示装置60に出力するオンスクリーン表示回路38Aと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画面上にオンスクリーン表示(以下、OSDという)回路を用いて時刻などのキャラクタデータをフォアグラウンドとして文字表示する際に、メモリやソフトウェアの負担を軽減できる表示制御装置に関する。
一般に、テレビジョン受信機等の画面上に文字,数字,記号等からなるキャラクタを表示する表示制御装置には、OSD(オンスクリーンディスプレイ)回路が用いられている。
また、文字多重放送受信回路を備えたテレビジョン受信機では、テレビジョン放送信号の垂直帰線期間(VBIと呼ばれる)に多重されて送信されてくる現在時刻を示す時刻データを拡張データ(修飾データとも呼ばれる)として拡張データメモリに取り込み、この時刻データを一旦ページメモリの一部の領域に転送し、そのページメモリの他の領域にスペースコードを書き込んで、表示メモリに転送した後、OSD回路にて時刻データをフォアグラウンド(Foreground)表示に制御し、その他の領域をバックグラウンド(Background)非表示に制御して、表示装置に出力することで、テレビジョン画像の表示データに重ねて時刻データを表示させることができる。このとき、OSD回路にて時刻データ以外の全てのバックグラウンドを非表示とし、TV画像に重ねると、時刻データが見にくくなる。そこで、時刻データを見易くするために時刻データの周辺領域にバックグラウンドを付けることが行われる(図7参照)。しかしながら、時刻データの周辺領域にバックグラウンドを付ける場合には、バックグラウンドを表示する部分にCPUのソフトウェアで表示機能を持たせる必要がある。
一方、従来のOSD回路を用いた表示制御装置は、例えば特許文献1のように、テレビジョン受信機等の画面上に文字,数字,記号等からなるキャラクタを表示する際に、表示すべきキャラクタが存在しないブランク部分を示すブランクコードがキャラクタコードの中に含まれているか否かを検出し、ブランコードが検出された場合には表示出力制御回路に入力される表示クロック信号をブランクコードによって示される表示領域の画素数の分だけ停止させることによって、表示しないキャラクタの情報のためにOSDRAMのメモリエリアが占有されるのを低減するようにしたことが述べられている。
特許文献1の図1,図3,図5,図7及び図9に示されているOSD回路は、キャラクタコードを出力するOSDRAMと、そのキャラクタコードに基づいてキャラクタパターンであるキャラクタデータを出力するOSDROMとを用いて表示用のキャラクタ出力を生成するものであり、特許文献1でブランクコードと述べているのはキャラクタコード表示装置で定められているキャラクタコードとしてのスペースを示すスペースコードと同じ意味で使用されている。つまり、後で述べる本願発明のアトリビュートデータとしてのブランクコードを意味するものではない。
一方、前述の文字多重放送受信回路を備えたテレビジョン受信機において、文字多重放送受信回路によって抽出される時刻データ等のキャラクタコードをOSD回路を用いてオンスクリーン表示する際には、予め時刻データ表示用に文字多重放送ページ取込み用のページメモリを1ページ分準備し、その一部の領域に時刻データを転送し他のバックグラウンドとなる領域にスペースコードを書き込む必要があった。そのため、ページメモリを余分に使う必要があることと、時刻データの周辺領域にバックグラウンドを表示するのにソフトウェアで表示機能を制御するために、ソフトウェアの負担を増やすことになるという問題があった。
特開2004−61654号公報
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、 時刻データ等のキャラクタデータをOSD回路を用いてオンスクリーン表示する際に、使用するメモリ容量を削減することができ、キャラクタデータの周辺領域にバックグラウンドを表示するのに用いるソフトウェアの負担を軽減できる表示制御装置を提供することを目的とするものである。
本願発明の一態様によれば、少なくともアトリビュートデータとしてのブランクコードを記憶した表示メモリと、前記表示メモリに記憶したデータを入力し、前記ブランクコードをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行って、表示装置に出力するオンスクリーン表示回路と、を具備したことを特徴とする表示制御装置が提供される。
本願発明のもう一つの態様によれば、キャラクタデータとしてのスペースコードを文字・図形の形状に配置して記憶する一方、それ以外の領域にアトリビュートデータとしてのブランクコードを記憶した表示メモリと、前記表示メモリに記憶したデータを入力し、前記ブランクコードをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行う一方、前記スペースコードに対してバックグラウンド表示の制御を行って、表示装置に文字・図形の形状を出力するオンスクリーン表示回路と、を具備したことを特徴とする表示制御装置が提供される。
本発明によれば、時刻データ等のキャラクタデータをOSD回路を用いてオンスクリーン表示する際に、表示メモリ以外のメモリを用いることなく、キャラクタデータの周辺領域にバックグラウンドを表示するのにソフトウェアの負担を軽減できる表示制御装置を提供することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図5で本発明の実施形態を説明する前に、図6及び図7を参照して一般的な文字多重放送(テレテキスト)受信回路を備えたテレビジョン受信機、及び、文字多重放送受信回路内の表示制御装置について説明する。
図6において、テレビジョン受信機は、テレビジョン放送電波を受信するアンテナ部10と、受信したテレビジョン放送信号を復調して映像信号を再生するテレビジョン受信回路20と、テレビジョン受信回路20で復調された映像信号の時間的な隙間(例えば垂直帰線期間)に多重されている文字・図形信号である文字多重放送信号を抽出して復号する文字多重放送受信回路30と、テレビジョン受信回路20で復調されたテレビジョン映像信号と文字多重放送受信回路30で復号された文字・図形信号とを切り換えて、或いは、両信号を混合(スーパーインポーズ)して出力する混合・切換部50と、混合・切換部50からの信号を表示する表示装置60と、を備えている。
そして、文字多重放送受信回路30は、テレビジョン映像信号の垂直帰線期間(VBI)に多重された文字・図形信号を抽出するVBI回路31と、抽出した文字・図形信号が文字多重放送のものであることを判定するACQ回路32と、CPU36によって制御され、周辺装置間或いはメモリ装置間のデータ転送をCPUを介することなく行うダイレクトメモリアクセス(DMA)回路33と、DMA回路33に対して並列的に接続される拡張データメモリ(エンハンストメモリと呼ばれる、EMと略記)34及び複数(図では10ページ)のページメモリ(PM0〜PM9と略記)35と、リモコン等の操作部40からの指令信号を入力し、DMA回路33を含む少なくとも文字多重放送受信回路30の各部を制御して所定の信号処理を行わせるCPU36と、複数のページメモリ35からのページデータや拡張データメモリ34からの拡張データ(ページデータを修飾或いは拡張するためのデータ)をページ単位で読み込んで記憶する表示メモリ(ディスプレイメモリ、DMと略記)37と、表示メモリ37に記憶したデータを入力し、その入力データに応じて文字・図形パターンを生成して出力するOSD回路38と、を備えている。
なお、DMA回路33は、VBI回路31及びACQ回路32で抽出した文字多重放送の文字・図形信号をページ単位で複数のページメモリ35の各ページメモリに取り込み、取り込み後は拡張データメモリ34に取り込んである拡張データと共に表示メモリ37にページ単位で読み出す制御を行う。複数のページメモリ35は、図6ではPM0〜PM9の10ページ分で構成されているが、更に多い枚数(数十或いは数百ページ)であっても少ない枚数であってもよい。
上記の構成において、通常、操作部40の文字放送ボタンを押し、文字多重放送を受信すると、VBI回路31及びACQ回路32で抽出した文字多重放送の文字・図形データをページ単位で複数のページメモリ35の各ページメモリに順次に取り込む一方、文字・図形データを修飾する拡張データを拡張データメモリ34に取り込む。その後、ページメモリ35及び拡張データメモリ34に取り込んだデータを順次に読み出して表示メモリ37にページ単位で書き込む。表示メモリ37に書き込まれた文字・図形データは、OSD回路38によって文字・図形パターンとなって読み出されて、混合・切換部50の一方の入力端に入力する。混合・切換部50の他方の入力端にはテレビジョン受信回路20からのテレビジョン映像信号が入力している。混合・切換部50は、2つの入力信号の一方を選択して出力し、或いはテレビジョン映像信号に文字・図形パターンを合成(混合)して出力し、表示装置60の画面上に表示する。
図7は、上記のような構成において、文字多重放送信号と共に放送局より送信されてくる時刻データ(TIME)の表示設定方法を説明する図である。図7では混合・切換部を省略してある。
放送局からはテレビジョン放送信号における映像信号の垂直帰線期間に文字多重放送用の文字・図形データの1つとして時刻データも、多重されて送信されてくる。
文字多重放送を受信している状態では、ページメモリPM0,PM1…にはDMA回路33を経由してページデータが取り込まれ、拡張データメモリ34には時刻データや文字修飾データを含む拡張データが取り込まれている。
表示装置60におけるテレテキスト表示のバックグラウンド表示/非表示はOSD回路38にてページ単位で制御される。時刻データ(TIME)や状態データ(STATUS)のように時刻や状態(例えば画面に何ページ目を表示しているかの状態)を表示する場合に、その文字表示を見易くするために文字の周辺領域のような一部のバックグラウンドのみ表示する際には、拡張データメモリ34に取り込まれている時刻データ(図7では13:20:54)を一旦ページメモリPM0の一部の領域に転送して書込み、ページメモリPM0のその他の領域にキャラクタコードのスペースコード(space code)を書き込む(図7の矢印部分参照)。このとき、ページメモリPM0には既に取り込んだテレテキストの文字・図形データが書き込まれているが、ここではその文字・図形データをTV画面上に表示せずに時刻のみを表示するので、CPU36はその時刻以外の表示領域にスペースコードを書き込んでクリアな状態にする。その後、この時刻データとスペースコードとが書き込まれたページメモリPM0のデータを表示メモリ37へ転送する。そして、OSD回路38によって、表示メモリ37におけるスペースコード部分をバックグラウンド非表示に制御し(図7の符号61)、時刻データの周辺領域のバックグラウンドを表示する部分にCPU36によるソフトウェアで制御する表示機能を配置する(図7の符号62)。以上の図7で説明した一連の表示設定動作は、操作部40に設けてあるタイムボタンを押すことによって実行される。
このようにTIMEやSTATUSを画面上に表示する際には、TIMEやSTATUS表示用にページメモリが1ページ分(図7のPM0)使用されることになり、その分だけページメモリのページ取り込み可能容量が減少し、しかも時刻データの周辺領域にソフトウェアで表示機能を配置して制御するため、ソフトウェアの負担を増すことになる。
そこで、本願発明では、以下に示す実施形態で説明するように、テレテキストの表示機能を用いてテレビジョン画面の一部に文字・図形データ等をオンスクリーン表示する場合、文字単位でフォアグラウンド、バックグラウンドの非表示を制御できるアトリビュートデータとしてブランクコードを用いることによって、従来使用していた一部文字表示のバックグラウンド表示を行うためのソフトウェアで制御する表示機能と、バックグラウンド非表示データ(スペースコード)を書き込むためのページメモリが不要になる。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の表示制御装置を文字多重放送受信回路に適用した場合の時刻データの表示設定動作に関わる構成を示すブロック図である。また、図2は図1の実施形態の表示制御装置におけるOSD回路の詳細な構成を示している。本実施形態の表示制御装置が適用される文字多重放送受信回路のハードウェア構成は、図6と同様である。図6と同一部分には同一符号を付して説明する。図6と異なる点はOSD回路の構成であり、本実施形態ではOSD回路38Aとして説明する。また、図6とはCPUの機能も異なっており、本実施形態ではCPU36Aとして説明する。なお、図1では混合・切換部を省略してある。
図1において、表示制御装置は、少なくともアトリビュートデータとしてのブランクコード(BLANK code)を記憶した表示メモリ37と、表示メモリ37に記憶されたデータを入力し、ブランクコードをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行って、表示装置60に出力するOSD回路38Aと、を備えている。
表示メモリ37は、ブランクコードのほかに、キャラクタデータとしてのキャラクタコードを記憶している。
OSD回路38Aは、表示メモリ37のブランクコード及びキャラクタコードを入力し、ブランクコードに対してバックグラウンド非表示の制御を行う一方(図1の符号61)、キャラクタコードに対してフォアグラウンド表示の制御を行う。
表示メモリ37に記憶されるキャラクタコードは、文字多重放送受信回路30における拡張データメモリ34においてページデータの拡張データとして取り込まれた例えば現在時刻を示す時刻データである。
図1の実施形態では、拡張データメモリ34に取り込まれている時刻データを本来のバックグラウンドデータを保持したままで拡張データメモリ34から表示メモリ37へデータ転送する。そして、文字表示する一部の領域(キャラクタコードの領域)以外の非表示にする領域に、CPU36Aから文字単位で設定できるシリアルアトリビュート(serial attribute)データとしてのブランクコードを表示メモリ37へ書き込み、OSD回路38Aによってフォアグラウンドの表示とバックグラウンドの非表示を制御する。
これにより、テレテキストのシリアルアトリビュートデータであるブランクコードは、文字単位でフォアグラウンド、バックグラウンドの非表示を制御できる。ブランクコードを設定した文字単位の位置は非表示に制御される。一部の文字のみ表示する部分はキャラクタデータとしてのキャラクタコードがフォアグラウンド表示に制御される。従来のようにバックグラウンドを非表示にするためにページメモリをキャラクタコードのスペースコードで埋める必要がなく、ページメモリにテレテキストのページデータを転送して取り込んでおくことが可能である。また、従来のように文字の周辺領域のバックグラウンドを表示するためにソフトウェアで制御する表示機能を制御する必要がなく、ソフトウェアの負担が軽減される。
次に、図1及び図2を参照して表示設定動作を説明する。キャラクタデータ例えば時刻データ(TIME)の表示設定の際のバックグラウンド表示/非表示制御方法を説明する。
放送局からはテレビジョン放送信号の映像信号の垂直帰線期間に文字多重放送用の文字・図形データの1つとして時刻データも、多重されて送信される。
文字多重放送を受信している状態では、ページメモリPM0,PM1…にはDMA回路33を経由してページデータが取り込まれ、拡張データメモリ34には時刻データや文字修飾データを含む拡張データが取り込まれる。
この状態で、操作部40のタイムボタンが押されることによって、CPU36Aは、DMA回路33を制御して拡張データメモリ34に取り込まれている時刻データを表示メモリ37へ転送する。このとき、拡張データメモリ34に格納されている時刻データを本来のバックグラウンドデータを保持したままで表示メモリ37へデータ転送する。
CPU36Aは、時刻データを表示メモリ37へ転送して書き込んだ後、表示メモリ37の時刻データ以外の表示領域にブランクコード(BLANK code)を書き込む。
時刻データ及びその周辺の表示範囲は拡張データメモリ34からのデータのまま表示され、ブランクコードが書き込まれた領域はフォアグラウンド非表示、バックグラウンド非表示に制御される。
OSD回路38Aは、周辺領域にバッククラウンド(斜線にて示す部分)が付けられた時刻データ表示はキャラクタデータとして表示処理するが、時刻データの文字部分はフォアグランド表示に制御し、そのフォアグランドの表示色及び時刻データ周辺のバックグラウンド(斜線部分)の表示色はアトリビュートデータで設定している。
第1の実施形態によれば、拡張データメモリ34からページメモリ35を経由することなく表示メモリ37へ時刻データを転送するので、従来技術とは異なり、ページメモリ35の少なくとも一部を占有する必要がなくなる。また、本実施形態では、時刻データを本来のバックグラウンドデータを保持したままで表示メモリ37へデータ転送するので、時刻データのバックグラウンドにソフトウェアで表示機能を制御する必要がなく、ソフトウェア負担の軽減になる。
なお、上記の説明では、時刻データを例に説明したが、ページデータを表示する際に使用する状態データ(STATUS)を表示装置60にフォアグラウンド表示する際にも応用することができる。
次に、図2を参照してOSD回路38Aの構成及び動作について説明する。
OSD回路38Aは、アトリビュートデータとしてのブランクコードとキャラクタコードとを判別するキャラクタコード/アトリビュート判別回路381と、OSD回路38Aに入力するブランクコードに対してバックグラウンド非表示の制御を行う第1の処理回路としてのアトリビュート処理回路382と、OSD回路38Aに入力するキャラクタコードに対してフォアグラウンド表示の制御を行う第2の処理回路としてのキャラクタRAM383と、アトリビュート処理回路382で制御された信号とキャラクタRAM383で制御された信号とを選択的に切り換えて、表示装置60に出力する表示設定回路384と、を備えている。
キャラクタコード/アトリビュート判別回路381は、ブランクコードとしてFFh(hは16進数を表す)が入力され、またキャラクタコードとしてFFh(hは16進数を表す)が入力されたとしても、それぞれのコードデータにはブランクコードかキャラクタコードかの認識、即ちアトリビュートデータかキャラクタデータかの認識が可能な識別子が付けられているので、その識別子の検出によってアトリビュートデータとキャラクタデータの判別が可能となっている。
キャラクタRAM383には、キャラクタパターンのデータが書き換え可能に記憶されており、キャラクタRAM383にキャラクタコードが入力されると、そのキャラクタコードに対応するキャラクタパターンがフォアグラウンド表示のデータとして読み出されて設定されるようになっている。
図2の構成では、OSD回路38Aは、ブランク表示するブランクコードのデータをキャラクタコードとして認識するのではなく、アトリビュートデータとして認識する。キャラクタコードとして扱う場合、表示メモリ37から出力されたキャラクタコードに対応して、キャラクタRAM383からキャラクタデータ(画像データ:ドット単位のデータ)を出力する。そして、そのキャラクタデータからフォアグラウンドの表示とバックグラウンドの表示を制御する。ブランク表示するブランクコードのデータをアトリビュートデータとして扱う場合、キャラクタデータRAM383へのアクセスの必要がなくなる。アトリビュートデータからフォアグラウンドの非表示とバックグラウンドの非表示を制御する。
図1及び図2において、キャラクタコードは、文字多重放送受信回路30(図6参照)における拡張データメモリ34(図1参照)においてページデータの拡張データとして取り込まれ例えば現在時刻を示す時刻データである。
ブランクコードはアトリビュートデータとしてバックグラウンド表示され、バッククラウンド(斜線部分)付きの時刻データはキャラクタデータとして表示される。
従来技術では、時刻データのフォアグラウンド(数字の部分)は表示、バックグラウンド(数字表示範囲の数字以外の部分)は非表示(バックグラウンドの色情報を持たない)のデータ情報でページメモリ35へ書き込んでいる。種々の制約により、この時点で時刻データの範囲のみバックグラウンドに色情報を持せることはできない。よって、そのまま表示装置60のTV画面に表示すると時刻データのバックグラウンドは透明(TV画面が透けて見える)になっている。
しかし、時刻データ部分のバックグラウンドには見易くするために色を付ける方がよいので、従来技術では、テレテキストデータとは関係ないソフトウェアにて制御する表示機能を利用して、あたかも時刻データにバックグラウンドがあるかのように表示している。
本実施形態の技術では、時刻データを本来のバックグラウンドデータを保持したままで表示メモリ37へデータ転送するので、ソフトウェアで制御する表示機能を必要としなくなる。
時刻データなどの表示(或いは音量などの表示)がフォアグラウンドとして通常のTV画面の上に重ねた時にフォアグラウンドを透かして下地のTV画面も見ることができる。このときは、バックグラウンドデータ部分(キャラクタデータの0の部分)(図1の符号62a)の色を例えば透明になるように設定している。この色設定は何色でも変えることができる。即ち、透明でなくても、黒、赤などに設定することができる。この表示色はアトリビュートデータで設定する。
次に、アトリビュートデータについて説明する。
アトリビュートには、1カラム分のスペースを使って修飾設定されるシリアルアトリビュート(serial attribute)と1カラム分のスペースをとらずに修飾設定できるパラレルアトリビュート(parallel attribute)の2種類がある。本願明細書で、単にアトリビュートと表現する場合は、シリアルアトリビュートを意味している。
図3は従来技術のシリアルアトリビュート(serial attribute)データの設定方法を説明する図である。シリアルアトリビュートでは、修飾は設定したカラムの次から有効になる。仮に、行の先頭(カラム1)から表示変更したい場合、シリアルアトリビュートでは実現できない。また、カラム3だけブランク表示にしたい場合、従来技術ではブランクにするための修飾設定をまずカラム2で設定しなければならず、カラム2はスペース表示になる。つまり、カラム2に修飾設定のアトリビュートが入るため、「B」が表示されず、カラム3のようにスペースになる。
本実施形態では、ブランクにしたい場合は、アトリビュートデータとしてのブランクコード(例えばFFh(hは16進数を表す))を文字単位で書き込めばよく、ブランクにしたい1カラム(文字単位)のみを前カラムをつぶすことなく設定できる。OSD回路38Aでは、バックグランドとフォアグランドの非表示,表示の制御(設定)は、アトリビュートデータとしてのブランクコードがあるか否かを判別することによって行われる。
次に、バックグラウンド表示、バックグラウンド非表示の違いについて説明する。
図4(a),(b)は、表示状態を模式的に表した断面を示している。表示キャラクタ(フォアグラウンド)とバックグラウンドを合わせてテレテキスト表示したものである。
図4(a)はテレテキスト表示において、バックグラウンド表示が表示装置60のTV画面に設定されている場合を示している。この場合は、バックグラウンドがあるため、その下のTV表示は見えない。
図4(b)はテレテキスト表示において、バックグラウンド非表示が表示装置60のTV画面に設定されている場合を示している。この場合は、バックグラウンドがないため、TV表示の上にキャラクタのみが表示されて見える。TV表示全部が見える。
以上述べた第1の実施形態によれば、文字多重放送受信回路によって抽出される時刻データ等をOSD回路を用いてオンスクリーン表示する際に、文字多重放送のページ取込み用のページメモリを時刻データ表示用に用いることなく、及び、時刻データの周辺領域にバックグラウンドをソフトウェアを用いて表示する必要がなく、ソフトウェアの負担を軽減することができる。
[第2の実施形態]
図5は本発明の第2の実施形態の表示制御装置を文字多重放送受信回路に適用した場合の文字設定動作に関わる構成を示すブロック図である。本実施形態の表示制御装置が適用される文字多重放送受信回路のハードウェア構成は図6と同様である。図6と同一部分には同一符号を付して説明する。図6と異なる点はOSD回路の構成であり、本実施形態では第1の実施形態と同様なOSD回路38A(即ちハードウェア構成は図2と同様である)として説明する。また、図6とはCPUの機能も異なっており、本実施形態では第1の実施形態とは異なったCPU36Bとして説明する。さらに、図6とは操作部のキー構成も異なっており、本実施形態では第1の実施形態とは異なった操作部40Aとして説明する。操作部40Aは、文字作成のための文字設定ボタンを備えている。なお、図5では混合・切換部を省略してある。
図5において、表示制御装置は、キャラクタデータとしてのスペースコードSCを文字・図形の形状に配置して記憶する一方、それ以外の領域にアトリビュートデータとしてのブランクコードBCを記憶した表示メモリ37と、表示メモリ37に記憶したデータを入力し、ブランクコードBCをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行う一方、スペースコードSCに対してバックグラウンド表示の制御を行って、表示装置60に文字・図形の形状を出力するOSD回路38Aとを備えている。
文字多重放送受信回路30においては、表示メモリ37に記憶する文字・図形の形状に配置するスペースコードSC、及び、表示メモリ37のその他の領域に配置するブランクコードBCは、CPU36Bによって予めページメモリ35の1つのページメモリPM0に対して書き込んでおき、そのページメモリPM0に書き込んだデータをDMA回路33を用いて表示メモリ37へ転送して表示メモリ37内に記憶している。
図5の実施形態は、第1の実施形態に挙げた時刻データや状態データの表示のみに制約されることなく、ユーザーが絵や文字を生成し、テレテキスト画面を使ってTV画面に表示することができることを示している。生成される文字や絵は、例えば音量表示やチャンネル表示のために使用することもできる。
次に、図5を参照してユーザー設定文字の生成方法について説明する。
まず、ページメモリ領域(図4のPM0)に、フォアグラウンド非表示、バックグラウンド表示になるデータ、例えばキャラクタのスペースコードSCを文字・図形の形状に配置してユーザー設定文字表示位置に書き込み、非表示にする部分にブランクコードBCを書き込む。
そして、表示するページメモリデータを表示メモリ37へ転送する。OSD回路38Aは、表示メモリ37に記憶したデータを入力し、ブランクコードBCをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行い、スペースコードSCをキャラクタコードとして認識してバックグラウンド表示の制御を行って、表示装置60に文字・図形の形状(パターン)を出力する。TV画面には、スペースコードが設定された部分のみ表示される。
以上述べた第2の実施形態によれば、ユーザーが絵や文字を生成し文字多重放送受信用のTV画面を使って絵や文字表示することができる。
本発明の第1の実施形態の表示制御装置を文字多重放送受信回路に適用した場合の時刻データの表示設定動作に関わる構成を示すブロック図。 図1の実施形態の表示制御装置におけるOSD回路の詳細な構成を示すブロック図。 従来技術のシリアルアトリビュートデータの設定方法を説明する図。 バックグラウンド表示及びバックグラウンド非表示についてそれらの表示状態を模式的に表した断面図。 本発明の第2の実施形態の表示制御装置を文字多重放送受信回路に適用した場合の文字設定動作に関わる構成を示すブロック図。 一般的な文字多重放送(テレテキスト)受信回路を備えたテレビジョン受信機の構成を示すブロック図。 文字多重放送受信回路内の表示制御装置による従来の時刻データの表示設定方法を説明するブロック図。
符号の説明
30…文字多重放送受信回路
34…拡張データメモリ
35…ページメモリ
37…表示メモリ
38A…オンスクリーン表示回路(OSD回路)
50…混合・切換回路
60…表示装置

Claims (5)

  1. 少なくともアトリビュートデータとしてのブランクコードを記憶した表示メモリと、
    前記表示メモリに記憶したデータを入力し、前記ブランクコードをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行って、表示装置に出力するオンスクリーン表示回路と、
    を具備したことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示メモリには、前記ブランクコードのほかに、キャラクタデータとしてのキャラクタコードを記憶しており、
    前記オンスクリーン表示回路は、前記ブランクコードに対してバックグラウンド非表示の制御を行う一方、前記キャラクタコードに対してフォアグラウンド表示の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記オンスクリーン表示回路は、前記アトリビュートデータとしてのブランクコードと前記キャラクタコードとを判別する判別回路と、前記ブランクコードに対してバックグラウンド非表示の制御を行う第1の処理回路と、前記キャラクタコードに対してフォアグラウンド表示の制御を行う第2の処理回路と、前記第1の処理回路で制御された信号と前記第2の処理回路で制御された信号とを選択的に切り換えて、前記表示装置に出力する表示設定回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記キャラクタコードは、文字多重放送受信回路における拡張データメモリにおいてページデータの拡張データとして取り込まれた現在時刻を示す時刻データであることを特徴とする請求項2又は3に記載の表示制御装置。
  5. キャラクタデータとしてのスペースコードを文字・図形の形状に配置して記憶する一方、それ以外の領域にアトリビュートデータとしてのブランクコードを記憶した表示メモリと、
    前記表示メモリに記憶したデータを入力し、前記ブランクコードをアトリビュートデータとして認識してバックグラウンド非表示の制御を行う一方、前記スペースコードに対してバックグラウンド表示の制御を行って、表示装置に文字・図形の形状を出力するオンスクリーン表示回路と、
    を具備したことを特徴とする表示制御装置。
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