JP2008028810A - ポーリング方式通信システム、ホスト装置、ターミナル装置、ポーリング方式通信方法及びプログラム - Google Patents

ポーリング方式通信システム、ホスト装置、ターミナル装置、ポーリング方式通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ポーリング対象から漏れている移動局30が任意発呼を送信できるようにしているポーリング方式通信システム10において、通信効率を改善する。
【解決手段】任意発呼の送受信期間はポーリング期間内に設定する。移動局30は、基地局20からのポーリングに対して、自局がポーリング対象から漏れており、かつ基地局20への緊急の応答が必要と判断する場合には、次のポーリング期間に任意発呼を基地局20へ送信する。任意発呼を送信する移動局30は、任意発呼を送信するポーリング期間におけるポーリングの受信は困難となるが、自局がポーリング先に含まれている可能性は十分に低い。また、もし、該ポーリング期間に該移動局30がポーリング対象となっていても、基地局20がポーリングを再送信するので、支障はない。ポーリング方式通信システム10全体としての通信効率を大幅に改善できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信効率を改善したポーリング方式通信システム、ホスト装置、ターミナル装置、ポーリング方式通信方法及びプログラムに関するものである。
特許文献1は、ポーリング方式通信システムにおいて、単一の親機が各子機に対するポーリングを実施する場合に、親機から子機No.1へのポーリング、子機No.1から親機への応答、親機から子機No.2へのポーリング、子機No.2から親機への応答、・・・、親機から子機No.nへのポーリング、子機No.nから親機への応答というように、親機のポーリングと該ポーリングに対応する子機の応答とを交互に繰り返す方式(特許文献1の図1)と共に、親機が子機No.1,No.2,・・・,No.nへのポーリングを一方的にかつ連続して行い、その後、子機No.1,No.2,・・・,No.nが親機へ順番に応答する方式(特許文献1の図5)を開示する。前者の通信方式に比して後者の通信方式では、全体の通信時間を短縮することができる。
ターミナル装置としての移動局は、例えばタクシー、トラック、バス等の車両に搭載されるが、車両の中には、現在、休憩中又は長い停車中のものが含まれており、それら休憩中等の移動局についてのデータ更新は必要性が低い。ポーリング方式通信システムの通信効率を高めるためには、ポーリング先を、データ更新の可能性の高い移動局に適当に絞り込んで行なうのが優れているが、その場合、ポーリング対象から漏れた移動局に、緊急情報等、基地局へ速やかに伝達したい情報が生じているときに、基地局がそれを収集するのに遅れが生じてしまう。この対策として任意発呼が用意されており、ポーリング先から漏れている移動局は任意発呼を使って基地局へ緊急の情報を適宜通知できるようになっている。
図10はポーリング方式通信システムにおける任意発呼に関する第1の従来方式を示している。基地局のポーリングの時間間隔は、不定長であるとともに、十分に長くなっている。任意発呼は、基地局に対する対応の全移動局からの応答が終了してから、次のポーリングまでの十分に長い時間Tを利用して、ポーリング期間(ポーリングが送信される期間)と重ならないように、実施される。第1の従来方式は、移動局の収容台数が少なく、かつ頻繁なデータ収集が不要である場合に、採用される。また、十分に長い時間Tが確保されれば、任意発呼の実施する期間を長く取れるので、第1の従来方式は、任意発呼を重視する場合には、都合がよい。
図11はポーリング方式通信システムにおける任意発呼に関する第2の従来方式を示している。ポーリングは一定の周期で発生する。該周期は、基地局に対する対応の全移動局からの応答が終了した後、次のポーリングが発生するまでに、所定の時間Tが挟まれるように、設定される。任意発呼は、該時間Tを使用して、実施される。
特開平10−242887号公報
特許文献1は任意発呼について言及していない。第1の従来方式では、十分に長い時間Tが確保される必要があり、また、該時間T内に任意発呼が生じるとは限らず、通信効率が低下する。第2の従来方式でも、任意発呼用に時間Tが、ポーリング期間及び応答期間とは別個に設定されるとともに、該時間T内に任意発呼が生じるとは限らず、通信効率が低下する。
本発明の目的は、任意発呼を保証しつつ、通信効率を改善するポーリング方式通信システム、ホスト装置、ターミナル装置、ポーリング方式通信方法及びプログラムを提供することである。
本発明のポーリング方式通信システムは、単一のホスト装置と、該ホスト装置からのポーリングに対して自局がポーリング対象に含まれている場合には該ホスト装置へ応答する複数のターミナル装置とを備える。そして、ターミナル装置の任意発呼の実施期間はホスト装置のポーリング期間内とされる。
本発明のホスト装置は次の手段を備えている。
複数のターミナル装置に対してポーリングを行なうポーリング手段、及び
ポーリング期間においてターミナル装置からの任意発呼を受付ける受付け手段。
本発明のターミナル装置は次の手段を備えている。
ポーリング期間を検出するポーリング期間検出手段、及び
ポーリング期間に同期して任意発呼を実施する任意発呼実施手段。
ポーリング方式通信システムについての本発明のポーリング方式通信方法は、ホスト装置を制御するホスト装置制御方法と、ターミナル装置を制御するターミナル装置制御方法とを備えている。ホスト装置制御方法は、ポーリング期間にターミナル装置からの任意発呼を受信するステップを備える。ターミナル装置制御方法は、ポーリング期間を検出するステップ、及び検出したポーリング期間に任意発呼を実施するステップを備える。
本発明のプログラムは、本発明のホスト装置の各手段としてコンピュータを機能させる。本発明のプログラムは、また、ターミナル装置の各手段としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、任意発呼はポーリング期間を利用して実施される。したがって、ポーリング期間の終了時から次のポーリング期間の開始までの期間に、任意発呼用の期間を挟む必要がなく、ポーリング方式通信システムの通信効率を向上させることができる。
図1はポーリング方式通信システム10の構成図である。ポーリング方式通信システム10は、単一の基地局20と、複数の移動局30a,30b,30c,・・・とを含む。ポーリング方式通信システム10は、例えばタクシー、トラック、バス等の配車管理システムとして利用される。その場合、各移動局30a,30b,30c,・・・は各車両に搭載される。
基地局20はPC(パーソナルコンピュータ)21、基地局モデム22及び無線機23を備えている。基地局モデム22は、PC21からのポーリングコマンド対応する送信信号を生成し、該送信信号は、無線機23において所定の周波数の電波に変換されて、周囲へ放出される。無線機23は、各移動局30a,30b,30c,・・・からの電波を受信して、受信信号は、所定の中間周波数へ変換されてから、基地局モデム22へ送られ、基地局モデム22における復調によりデータを抽出される。基地局モデム22は復調後のデータ及び独自に生成したデータや信号等をPC21へ送る。
各移動局30a,30b,30c,・・・の構成及び作用は同一であるので、以降、特に必要がなければ、それらを代表する1個の移動局についてその符号を30にして、その構成等について説明することにする。移動局30は、移動局モデム31及び無線機32を備え、所定の地域範囲内で移動して、該地域範囲内の任意の箇所から基地局20と通信するようになっている。移動局モデム31及び無線機32の構成は基地局モデム22及び無線機23と同一である。
図2はポーリング方式通信システム10における通信状況説明図である。図3は図2における隣接ポーリング間の時間範囲を詳細に示す図である。基地局20は、休憩中や長時間の停車中等の理由により重要性の低い移動局30へのポーリングは省略し、現在、ポーリング対象としている移動局30の個数は所定値nであるとする。したがって、基地局20が管理対象としている移動局30の全個数はnより大となる。
基地局20のポーリングに対して、そのポーリング対象となっている計n個の移動局30は、該ポーリングの送信終了後、所定の順番で自局の応答を基地局20へ返す。ポーリング対象から漏れた移動局30は、次のポーリング期間を利用して、任意発呼を実行する。基地局20がポーリングに使用する電波の周波数と、各移動局30が応答に使用する電波の周波数とは、別の値となっている。
なお、本明細書において、「ポーリング期間」とは、移動局30がポーリングを送信している期間と定義する。また、ポーリング周期とは、ポーリングの送信開始から次のポーリングの送信開始までの時間と定義する。ポーリング周期は、ポーリング送信期間とポーリング対象の全移動局30の応答期間との和であり、その時々のnによって変動する。
各ポーリングには、該ポーリングについてのポーリング先の移動局30及び応答順番の情報が内容として含まれている。したがって、各移動局30は、各ポーリングに対して自局が応答すべきか否か、及び応答する場合には、何番目に応答すべきか、すなわち自局の応答時期はいつにすべきか、及びポーリング先の全移動局30の応答が終了して、次のポーリング期間の開始時刻がいつになるかを検出したり、計算したりすることが可能になっている。
任意発呼を送信する移動局30は、受信したポーリング内容に基づき、自局は該ポーリング先に含まれていないことを検出し、かつ次のポーリングの開始時刻を算出する。したがって、該移動局30は、ポーリング期間に同期して任意発呼を送信するために、次のポーリング期間の開始の受信電波から一々検出しなくてもよい。任意発呼を送信する移動局30は、次のポーリング期間について算出した開始時刻になりしだい、該任意発呼を実施する。
任意発呼は、自局がポーリング対象から漏れた移動局30が、ポーリング対象の移動局30と同様に、今回のポーリングに応答するもの(以下、適宜、「応答用任意発呼」という。)であってもよいし、基地局20に対して自局への呼び出し用ポーリングを要求するもの(以下、適宜、「ポーリング要求用任意発呼」という。)であってもよい。なお、ポーリング要求用任意発呼の方が応答用任意発呼より送信時間が短くて済む。
複数の移動局30が同一のポーリング期間に同時に任意発呼を送信する場合が生じる。このような場合には、各移動局30からの同一周波数の電波が干渉し合い、基地局20はどの移動局30からの任意発呼も正しく受信できない。任意発呼を送信した移動局30は、任意発呼の電波が干渉していることを検出し、これに基づき、次回のポーリング期間以降に任意発呼を再送信する。任意発呼送信についての再度の衝突を回避するために、例えば、ネットワークにおけるCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)に類似の送信方式が採用することができる。すなわち、任意発呼電波の衝突が検出されると、任意発呼を送信した各移動局30は、自局内で乱数を発生し、乱数に対応する所定時間が経過した時刻以降の最初のポーリング期間に任意発呼を再送信する。
図3において、ポーリング方式通信システム10では、ポーリングの一周期は、ポーリング期間(基地局20がポーリングを送信している期間)+応答期間(ポーリング対象の各移動局30からの応答期間の合計)となる。したがって、通信効率を、通信効率=(ポーリング期間+応答期間)/ポーリングの一周期の式で定義した場合には、該ポーリング方式通信システム10の通信効率=100%となる。図11の場合では、通信効率=(ポーリング期間+応答期間)/(ポーリング期間+応答期間+T)<100%となる。
図4は1個のポーリング期間を複数のスロットに分割する任意発呼方式の説明図である。1個のポーリング期間を複数(図4では3個)のスロットに分割することにより、1個のポーリング期間において複数の移動局30からの任意発呼を受信することができる。
各スロットは、応答用任意発呼及びポーリング要求用任意発呼のいずれを割り当ててもよいが、スロットは、ポーリング期間を分割したもので、短くなっており、かつポーリング要求用任意発呼の方が送信時間が短くて済みむので、ポーリング要求用任意発呼の送信期間として各スロットを使用することが好ましい。
各移動局30が、同一のポーリング期間のどのスロットを自局の任意発呼の送信期間にするかは、例えば所定のハッシュ関数を使用する。各ポーリング期間のスロット数を3とした場合、スロットに番号0,1,2を付与し、各移動局30は、各自、所定範囲の乱数を発生して、該乱数に対応する整数をスロット数で割り、剰余を番号とするスロットを今回の任意発呼の送信期間に決定する。
ポーリング期間の各スロットは、それぞれ異なる移動局30がその任意発呼の送信用に使用してもよいし、同一の移動局30が、複数の任意発呼を持つ場合に、該同一の移動局30の別々の任意発呼の送信用に使用してもよい。
ポーリング方式通信システム10は、ポーリング期間の長さが固定されている固定方式であってもよいし、各ポーリングごとにポーリング期間の長さが可変である可変方式であってもよい。可変方式を採用する場合には、ポーリング期間の最小長さを決めておく。そして、任意発呼を実施する移動局30は、ポーリング期間の開始から該最小長さの経過前までに、任意発呼を完了させる。こうして、任意発呼期間が、ポーリング期間を超えて、次の応答期間と重複してしまう事態を回避する。
可変方式において、ポーリング期間を複数のスロットに分割する場合には、例えば、ポーリング期間の最小長さをスロット数に等分割することになる。具体的な数値例を述べると、ポーリング期間の最小長さを300ms、スロット数を3とすると、各スロットの長さは100msに設定される。例えば、1スロットの長さをTsとした場合、前回のポーリングの内容(ポーリング先の移動局30の総数)に基づき今回のポーリングの開始時刻t0を計算するとともに、Ti=(選択したスロットの順番−1)×Tsを計算し、移動局30が今回のポーリング期間において任意発呼を送信するタイミングtaは、t0+Ti≦ta<t0+Ti+Tsとなる。
図5は基地局モデム22において実行される送信ルーチンのフローチャートである。S35では、PC21からポーリングコマンドを受信したか否かを判定し、受信しだい、S36へ進む。S36では、S35で受信したポーリングコマンドの送信タイミングを計算し、該送信タイミングになると、無線機23からポーリングコマンドを送信し、その後、S35へ戻る。
図6は基地局モデム22において実行される受信ルーチンのフローチャートである。S37では、移動局30からデータを受信したか否かを判定し、受信しだい、S38へ進む。S38では、受信したデータをPC21へ送信し、その後、S37へ戻る。
S37における受信データには、応答期間における移動局30からの応答データたけでなく、ポーリング期間における移動局30からの任意発呼データも含まれる。S37における任意発呼データ受信期間と、図5のS36におけるポーリングの送信期間とは時間的に重複する。なお、ポーリング期間の長さが固定式でなく、可変式である場合には、図5のS36におけるポーリングの送信期間の少なくとも最小長さ部分がS37における任意発呼データ受信期間と重複する。
図7は移動局モデム31において実行される送受信ルーチンのフローチャートである。S40では、基地局20からのポーリングを受信したか否かを判定し、受信しだい、S41へ進む。S41では、受信したポーリングに、自局がポーリング先として含まれているか否かを判定し、判定が正であれば、S42へ進み、否であれば、S44へ進む。
S42では、受信したポーリングの内容に基づき自局の応答タイミングを算出する。ポーリングには、今回のポーリングについて、ポーリング先となっている全移動局30の情報及び応答順番に係る情報が含まれているので、各移動局モデム31は該情報に基づき自局の応答タイミングを計算する。
S43では、自局の応答タイミングになりしだい、無線機32を使って、応答を送信する。その後は、S40へ戻る。
S44では、任意発呼する必要があるか否かを判定し、判定が正であれば、S45へ進み、否であれば、S40へ戻る。
S45では、任意発呼する送信タイミング、すなわち次のポーリング期間の開始時刻を計算する。S42で述べたように、ポーリングには、今回のポーリング先の全移動局30の個数に係る情報が含まれているので、該情報に基づき次のポーリング期間の開始時刻を計算できる。
S46では、任意発呼のタイミングになりしだい、無線機32を使って、任意発呼を送信する。その後は、S40へ戻る。
図8はポーリング方式通信システム50のブロック図である。ポーリング方式通信システム50は、単一のホスト装置53と、該ホスト装置53からのポーリングに対して自局がポーリング対象に含まれている場合には該ホスト装置53へ応答する複数のターミナル装置63とを備えている。また、ターミナル装置63の任意発呼の実施期間はホスト装置53のポーリング期間内とされる。
ポーリング方式通信システム50の具体例は前述のポーリング方式通信システム10(図1)である。ホスト装置53及びターミナル装置63の具体例は前述の基地局20及び移動局30である。ターミナル装置63は、移動局でなく、固定局であってもよい。ポーリング方式通信システム50における通信媒体は、典型的には電波であるが、これに限定されない。ポーリング方式通信システム50は、有線の通信システムや、インターネットを利用するものであってもよい。
ポーリング方式通信システム50の通信媒体が電波で行なわれる場合、任意発呼の電波周波数は、ポーリングの電波周波数とは異なるものであり、典型的には、各ターミナル装置63がポーリングに対する応答用として使用している電波の周波数と同一である。ホスト装置53は、ポーリング期間では、所定周波数の電波でポーリングを送信しつつ、別の周波数の電波で任意発呼を受信する。
ポーリング期間に任意発呼の送受信を実施することにより、ポーリング期間の終了から次のポーリング期間の開始までの期間には、任意発呼の送受に使用する期間を応答期間とは別個に確保する必要がなくなり、ポーリング方式通信システム50における通信効率を上げることができる。
ホスト装置53はポーリング手段54及び受付け手段55を備えている。ポーリング手段54は、複数のターミナル装置63に対してポーリングを行なう。受付け手段55は、ポーリング期間においてターミナル装置63からの任意発呼を受付ける。
ポーリング期間は複数のスロットに区切られていてもよい。受付け手段55は、各スロットにおいてターミナル装置63からの任意発呼を1個ずつ受付け可能になっている。こうして、ホスト装置53は、各ポーリング期間において複数の任意発呼を受信することができる。
ターミナル装置63はポーリング期間検出手段64及び任意発呼実施手段65を備えている。ポーリング期間検出手段64はポーリング期間を検出する。任意発呼実施手段65は、ポーリング期間に同期して任意発呼を実施する。場合によっては、複数のターミナル装置63からの任意発呼が、時間的に重複して、同一のポーリング期間に生じて、ホスト装置53がそれら任意発呼を受信不能になることがある。これに対処するために、例えば前述のCSMA/CDのような送信方式を採用して、各ターミナル装置63は、任意発呼の送信が、別々のポーリング期間になるように調整し合って、再送信を実行する。
好ましくは、ターミナル装置63は、さらに、スロット検出手段70及びスロット選択手段71を備えている。スロット検出手段70は、ポーリング期間を複数に区切るスロットを検出する。スロット選択手段71は、複数のスロットの中から1個を選択する。任意発呼実施手段65は、選択したスロットにおいて任意発呼を実施する。
同一ポーリング期間の複数のスロットは、同一のターミナル装置63が、相互に異なる複数の任意発呼を送信するのに利用されてもよいし、相互に異なる複数のターミナル装置63がそれぞれの任意発呼を送信するのに使用されてもよい。
ポーリング期間の長さとしては、固定方式及び可変方式のいずれであってもよい。可変方式が採用される場合には、ポーリングの内容によっては、ポーリング期間が短く、ターミナル装置63が該ポーリング期間に任意発呼を送信すると、任意発呼の後端部分の送信がポーリング期間を超えて応答期間の最初の部分と時間的に重複する恐れがある。これを回避するために、好ましくは、ポーリング期間には最小長さが設定される。そして、任意発呼実施手段65は、ポーリング期間においてその開始時刻から前記最小長さの経過する時刻までに任意発呼を完了させる。
なお、ターミナル装置63は、自局がポーリング先に含まれていなかったポーリングに対して、その応答用任意発呼を次回以降(典型的には次回)のポーリング期間に送信してもよいが、ポーリング要求用任意発呼を次回以降(典型的には次回)のポーリング期間にホスト装置53へ送信することもできる。ポーリング要求用任意発呼は、応答用任意発呼より送信時間が少なくて済み、有利である。
図9はポーリング方式通信方法80のフローチャートである。ポーリング方式通信方法80は、ホスト装置53を制御するホスト装置制御方法83と、ターミナル装置63を制御するターミナル装置制御方法90とを備えている。図5の送信ルーチン及び図6の受信ルーチンはホスト装置制御方法83の具体例である。図7の送受信ルーチンはターミナル装置制御方法90の具体例である。
ホスト装置制御方法83では、ポーリング期間にターミナル装置63からの任意発呼を受信する。すなわち、S84では、ポーリング期間であるか否かを判定し、判定が否であるならば、ホスト装置制御方法83を終了し、正であるならば、S85へ進んで、任意発呼を受信する。
ターミナル装置制御方法90では、ポーリング期間を検出し、検出したポーリング期間に任意発呼を実施する。すなわち、S91において、任意発呼の必要性があるか否かを判定し、判定が否であるならば、ターミナル装置制御方法90を終了し、判定が正である場合に限り、S92へ進む。S92において、現在がポーリング期間であるか否かを判定し、現在がポーリング期間になりしだい、S93へ進んで、任意発呼を実施する。
ホスト装置制御方法83のS84,S85の処理は、ホスト装置53(図8)のポーリング手段54及び受付け手段55の機能に対応しており、ポーリング手段54及び受付け手段55について述べた具体的態様はS84,S85の具体的態様としても適用可能である。また、ターミナル装置制御方法90のS92,S93の処理は、ターミナル装置63(図8)のポーリング手段54及び任意発呼実施手段65の機能に対応しており、ポーリング期間検出手段64及び任意発呼実施手段65について述べた具体的態様はS84,S85の具体的態様としても適用可能である。
図8のスロット検出手段70及びスロット選択手段71の機能をターミナル装置制御方法90に実装する場合には、S92とS93との間にステップを追加する。追加ステップでは、現在がポーリング期間の何番目のスロットであるかを判定し、所定のスロット(選択したスロット)の時間が到来したら、S93へ進むようにする。
所定のスロット(選択したスロット)の開始時刻は、例えば、ポーリングにおけるポーリング先のターミナル装置63から次回のポーリング期間の開始時刻を計算して、次回のポーリング期間の開始時刻+(選択したスロットの番数−1)×1スロットから算出できる。
ポーリング期間が可変である場合には、ポーリング期間に最小長さを設定するとともに、S93における任意発呼の送信期間を、ポーリング期間の開始から最小長さが経過するまでに、制限するようにする。
本発明を適用したプログラムは、コンピュータをホスト装置53又はターミナル装置63の各手段として機能させる。本発明を適用した別のプログラムは、ホスト装置制御方法83又はターミナル装置制御方法90の各ステップをコンピュータに実行させる。
本発明を各種具体的形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種具体的形態における各構成要素を変形(削除も含む。)して具体化できる。また、各種具体的形態間において、構成要素を置換したり、各種具体的形態の複数の構成要素を組み合わせたりすることにより、種々の発明を形成することもできる。
ポーリング方式通信システムの構成図である。 ポーリング方式通信システムにおける通信状況説明図である。 図2における隣接ポーリング間の時間範囲を詳細に示す図である。 1個のポーリング期間を複数のスロットに分割する任意発呼方式の説明図である。 基地局モデムにおいて実行される送信ルーチンのフローチャートである。 基地局モデムにおいて実行される受信ルーチンのフローチャートである。
移動局モデムにおいて実行される送受信ルーチンのフローチャートである。 ポーリング方式通信システムのブロック図である。 ポーリング方式通信方法のフローチャートである。 ポーリング方式通信システムにおける任意発呼に関する第1の従来方式を示す図である。 ポーリング方式通信システムにおける任意発呼に関する第2の従来方式を示す図である。
符号の説明
50:ポーリング方式通信システム、53:ホスト装置、54:ポーリング手段、55:受付け手段、63:ターミナル装置、64:ポーリング期間検出手段、65:任意発呼実施手段、70:スロット検出手段、71:スロット選択手段、80:ポーリング方式通信方法、83:ホスト装置制御方法、90:ターミナル装置制御方法。

Claims (10)

  1. 単一のホスト装置と、該ホスト装置からのポーリングに対して自局がポーリング対象に含まれている場合には該ホスト装置へ応答する複数のターミナル装置とを備えるポーリング方式通信システムであって、
    前記ターミナル装置の任意発呼の実施期間は前記ホスト装置のポーリング期間内とされることを特徴とするポーリング方式通信システム。
  2. 複数のターミナル装置に対してポーリングを行なうポーリング手段、及び
    ポーリング期間においてターミナル装置からの任意発呼を受付ける受付け手段、
    を備えることを特徴とするホスト装置。
  3. ポーリング期間を複数のスロットに区切り、
    前記受付け手段は、各スロットにおいてターミナル装置からの任意発呼を1個ずつ受付け可能になっていることを特徴とする請求項2記載のホスト装置。
  4. ポーリング期間を検出するポーリング期間検出手段、及び
    ポーリング期間に同期して任意発呼を実施する任意発呼実施手段、
    を備えることを特徴とするターミナル装置。
  5. ポーリング期間を複数に区切るスロットを検出するスロット検出手段、
    複数のスロットの中から1個を選択するスロット選択手段、及び
    選択したスロットにおいて任意発呼を実施する前記任意発呼実施手段、
    を備えることを特徴とする請求項4記載のターミナル装置。
  6. ポーリング期間の長さは可変となっているとともに、ポーリング期間には最小長さが設定されており、ポーリング期間においてその開始時刻から前記最小長さの経過する時刻までに任意発呼を完了させる前記任意発呼実施手段、
    を備えることを特徴とする請求項4又は5記載のターミナル装置。
  7. 前記任意発呼実施手段が実施する任意発呼は、自局への呼び出し用ポーリングをホスト装置に要求するものであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のターミナル装置。
  8. 単一のホスト装置と、該ホスト装置からのポーリングに対して自局がポーリング対象に含まれている場合には該ホスト装置へ応答する複数のターミナル装置とを備えるポーリング方式通信システムについてのポーリング方式通信方法であって、
    該ポーリング方式通信方法は、前記ホスト装置を制御するホスト装置制御方法と、前記ターミナル装置を制御するターミナル装置制御方法とを備え、
    前記ホスト装置制御方法は、
    ポーリング期間にターミナル装置からの任意発呼を受信するステップ、
    を備え、
    前記ターミナル装置制御方法は、
    ポーリング期間を検出するステップ、及び
    検出したポーリング期間に任意発呼を実施するステップ、
    を備えることを特徴とするポーリング方式通信方法。
  9. 請求項2又は3記載のホスト装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
  10. 請求項4〜7のいずれかに記載のターミナル装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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