JP2008028420A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーク電流防止用として電源線にスイッチを挿入する際のレイアウト設計の負担を軽減できるとともに、スイッチで生じる電圧降下が信号遅延に与える影響を緩和できる半導体集積回路を提供する。
【解決手段】複数の回路セルの配置領域が、第1の領域(2線式)と第2の領域(3線式)に区分される。両領域とも、第1の回路セルとこれに接続された第1の分岐線、第2の回路セルとこれに接続された第2の分岐線、電源線、第1の分岐線と電源線との遮断を制御する電源スイッチセルを有する。ただし、第1の領域(2線式)では、第1の回路セル内に第1の分岐線が、第2の回路セル内に第2の分岐線が、それぞれ配置されるのに対し、第2領域(3線式)では、第1の回路セルと第2の回路セルの両方において、第1の分岐線と第2の分岐線が共に配置される。
【選択図】図19

Description

本発明は、半導体集積回路に係り、特に、未使用の回路セルへの電源供給を遮断することにより消費電力の削減を図る半導体集積回路に関するものである。
低消費電力化や加工寸法の微細化に対応するため、半導体集積回路の電源電圧は年々低下している。電源電圧の低下により信号振幅が小さくなると、トランジスタのしきい電圧が信号振幅に対して相対的に高くなるため、トランジスタのオン電流が減少し、遅延が増大する。そのため、トランジスタのしきい電圧も電源電圧に応じて低下させる必要がある。しかしながら、トランジスタのしきい電圧を低下させると、オフ状態におけるリーク電流が増えるため、低消費電力化が阻害されるという不利益が生じる。
このようなリーク電流の増大を防止する技術として、MTCMOS(multi-threshold complementary metal oxide semiconductor)と称される回路技術が知られている。MTCMOSでは、例えば特定の機能を果たす回路ブロックごとに、その電源線に高しきい電圧のトランジスタスイッチが挿入される。そして回路ブロックが未使用状態になったとき、トランジスタスイッチがオフに設定されて、回路ブロック中の各トランジスタに流れるリーク電流が遮断される。これにより、未使用の回路ブロックに流れる無駄なリーク電流を大幅に減らすことができる。
しかしながら、従来、こうしたMTCMOS技術を取り入れた半導体集積回路を設計するにあたって、電源線に挿入するトランジスタスイッチのレイアウト設計は人手により行われている。例えば、特定の機能を果たす回路ブロックごとに、その内部の回路セルの配置や配線をCAD装置で自動設計し、その後、回路ブロックの外側の電源線にトランジスタスイッチを配置する作業が人手で行われている。
そのため、設計作業の負担が増え、製品の開発期間が長くなるという不利益が生じている。
一方、電源電圧の低下に伴って、電源線の抵抗成分に生じる僅かな電圧降下が、信号の遅延に大きく影響を与えるようになっている。すなわち、電源電圧が低くなると、トランジスタのしきい電圧に対する信号振幅の余裕が小さくなるため、電源電圧が僅かに低下しても大きな信号遅延が生じる。
このような状況下で、トランジスタスイッチが電源線に挿入されると、これによる電圧降下が更に加わるため、上記の問題はより深刻になる。特に、外部の電源線からの距離が長くなる回路ブロックの中心部での信号遅延が大きくなるため、回路ブロックの単体を設計した段階では正常に動作しても、後から電源線にトランジスタスイッチを挿入すると動作しなくなるといった問題が生じる。また、回路ブロックを更に上位階層のブロックに接続した場合に、要求されるタイミングを満たせなくなる問題が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源スイッチを挿入するレイアウト設計の負担を軽減できるとともに、電源スイッチで生じる電圧降下が信号遅延に与える影響を緩和できる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の一形態に関わる半導体集積回路は、複数の回路セルを有し、上記複数の回路セルの配置領域が第1の領域と第2の領域に区分され、上記第1,第2の領域のそれぞれが、第1の回路セルと、第2の回路セルと、電源線と、上記第1の回路セルに接続される第1の分岐線と、上記電源線と上記第2の回路セル間に接続される第2の分岐線と、入力される制御信号に応じて、上記電源線と上記第1の分岐線との遮断を制御するスイッチ回路を含む電源スイッチセルと、を有し、上記第1領域では、上記第1の回路セル内に上記第1の分岐線が、上記第2の回路セル内に上記第2の分岐線が、それぞれ配置され、上記第2領域では、上記第1の回路セルと上記第2の回路セルの両方において、上記第1の分岐線と上記第2の分岐線が共に配置される。
上記本発明の一形態によると、電源遮断を行う回路セルを含む領域が第1の領域と第2の領域に区分されている。第1の領域と第2の領域は、それぞれ、第1の回路セルと、第2の回路セルと、電源線と、上記第1の回路セルに接続される第1の分岐線と、上記電源線と上記第2の回路セル間に接続される第2の分岐線と、入力される制御信号に応じて、上記電源線と上記第1の分岐線との遮断を制御するスイッチ回路を含む電源スイッチセルと、を有する。
第1の領域は、電源遮断が可能な第1の回路セルに第1の分岐線が配置されるが、第2の領域内の第1の回路セル内には、第1の分岐線に加えて、電源線に常時接続されている第2の分岐線が配置されている。
本発明の上記一形態では、以上のように第1の回路セルにおいて、第1領域では、電源線に接続または接続制御される分岐線が1本であるのに対し、第2の領域では2本であるため、第2の領域の第1の回路セルは、電源遮断、非電源遮断のどちらにも設計できる。一方、第1の領域の第1の回路セルは、電源遮断制御が可能な回路セルである。また、第2の回路セルは、第1の領域、第2の領域の双方で、常時電源供給がなされる回路セルである。
このため、電源供給の遮断が必要な回路セルと、当該遮断が不必要な回路セルが混在している回路を第2領域に形成し、分離している回路を第1領域に形成すると、電源遮断制御と非電源遮断制御の設定が容易である。
つまり、上記電源スイッチセルによる電源供給の遮断は、形成する回路に応じて、第1領域と第2領域に分けて決定される。これにより、回路ブロックごとに電源スイッチを設ける従来の方法に比べて、電源スイッチによる電源の電圧降下が小さくなるとともに、上記電源スイッチセルの配置の自由度が高まる。
本発明の上記一形態では好適に、上記第1の領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、平面パターンにおいて上記電源スイッチセルを挟んで直線状に配置され、上記第2領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、平面パターンにおいて、上記電源スイッチセルから延びて互いに平行に配置される。
この場合、さらに好適に、上記第1の分岐線は、上記第1の領域と上記第2の領域の両方において、隣接する2つの上記第1の回路セルで共有され、上記第2の分岐線は、上記第1の領域において、隣接する2つの上記第2の回路セルで共有され、上記第2の領域において、隣接する2つの上記第2の回路セルで共有される上記第1の分岐線と各々平行に、一方の上記第2の回路セル内と他方の上記第2の回路セル内に配置される。
本発明の上記一形態では、あるいは好適に、上記第1の領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、平面パターンにおいて、上記電源スイッチセルを挟んで直線状に配置され、上記第2領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、多層配線構造の異なる階層に形成され、平面パターンにおいて重なっている。
この場合、さらに好適に、上記第1の分岐線は、上記第1の領域と上記第2の領域の両方において、隣接する2つの上記第1の回路セルで共有され、上記第2の分岐線は、上記第1の領域と上記第2の領域の両方において、隣接する2つの上記第2の回路セルで共有される。
本発明の他の実施形態に関わる半導体集積回路は、複数の回路セルを有し、上記複数の回路セルの配置領域が第1の領域と第2の領域に区分され、上記第1領域が、第1の回路セルと、電源線と、上記第1の回路セルに接続される第1の分岐線と、入力される制御信号に応じて、上記電源線と上記第1の分岐線との遮断を制御するスイッチ回路を含む電源スイッチセルと、を有し、上記第2の領域が、第1の回路セルと、第2の回路セルと、電源線と、上記第1の分岐線と、上記電源線と上記第2の回路セル間に接続される第2の分岐線と、上記スイッチ回路を含む上記電源スイッチセルと、を有し、上記第1領域では、上記第1の回路セル内に上記第1の分岐線が配置されるのに対し、上記第2領域では、上記第1の回路セルと上記第2の回路セルの両方において、上記第1の分岐線と上記第2の分岐線が共に配置される。
本発明によれば、電源スイッチセルの配置の自由度が高くなり、CAD装置によるレイアウトの自動設計を容易に実現できるため、レイアウト設計の負担を軽減できる。
また、電源スイッチセルによる電源の電圧降下を抑えることができるため、電源スイッチセルで生じる電圧降下が信号遅延に与える影響を緩和できる。
以下、本発明の6つの実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。同図においては、電源に関連する配線と、これに接続される回路セルとが概略的に図解されている。
図1に示す半導体集積回路は、複数の電源線群PL1と、複数の電源線群PL2と、複数の分岐線群BL1,BL2と、複数の回路セル10と、複数の電源スイッチセル20と、回路ブロック30と、複数の電源入力用セル41,42とを有する。
なお、電源線群PL1は、本発明の電源線群の一実施形態である。
分岐線群BL2は、本発明の分岐線群の一実施形態である。
回路セル10は、本発明の回路セルの一実施形態である。
電源スイッチセル20は、本発明の電源スイッチセルの一実施形態である。
電源線群PL1は、縞状に配置されており、図1の例では、ほぼ等間隔で平行に配置されている。
電源線群PL2は、電源線群PL1に対して直交する向きで、縞状に配置されている。図1の例では、ほぼ等間隔で平行に配置されている。
そして、この縞状の電源線群PL1と縞状の電源線群PL2とが互いに交わり合って、格子縞状の電源線パターンを形成している。
電源線群PL1およびPL2は、それぞれ電源線VDDおよびVSSを有しており、上述した格子縞状の電源線パターンの交点において、互いの電源線VDD同士および電源線VSS同士が接続されている。
この格子縞状の電源線パターンにおいて、四方の外枠の電源線群PL1,PL2には、それぞれ電源入力用セル41,42が接続されている。電源線VSSは電源入力用セル41、電源線VDDは電源入力用セル42に接続される。
この電源入力用セル41および42を介して、半導体集積回路の外部から電源線VSSおよびVDDに電源電圧が供給される。
分岐線群BL1およびBL2は、電源線群PL1から分岐して、半導体集積回路における回路の基本単位である回路セル10に電源を供給する。
また、分岐線群BL1およびBL2は、それぞれ、電源線群PL1と所定の角度をなす方向に伸びて形成される。例えば図1に示すように、電源線群PL1と直交する方向に伸びて形成される。
1つの電源線群PL1から、このような分岐線群が複数分岐しており、それぞれの分岐線群には、複数の回路セル10が接続される。
半導体集積回路に含まれる回路セル10は、基本的に、こうした分岐線群から電源供給を受ける。ただし、常時動作する等により電源線の遮断が不要な回路については、例えば図1に示す回路ブロック30のように、分岐線群を経由せず、電源線群から直接電源供給を受けるものも含まれる。
分岐線群BL1は、2つの分岐線(VDDAおよびVSSA)を有する。分岐線VDDAは電源線VDD、分岐線VSSAは電源線VSSにそれぞれ接続される。
一方、分岐線群BL2も、2つの分岐線(VDDBおよびVSSB))を有する。分岐線VDDBは電源線VDD、分岐線VSSBは電源線VSSにそれぞれ接続される。
分岐線群BL1とBL2との違いは、電源スイッチセル20の挿入の有無にある。すなわち、両者のうち、分岐線群BL2上には、電源スイッチセル20が挿入される。
電源スイッチセル20は、図示しない制御信号を入力し、これに応じて、分岐線群BL2に接続される回路セル10への電源の供給を遮断する。
例えば、電源スイッチセル20は、スイッチ用トランジスタを含んでおり、入力される制御信号に応じて、分岐線群BL2の少なくとも一方の分岐線を切断する。
MTCMOS型の半導体集積回路の場合、このスイッチ用トランジスタには、高しきい電圧のMOSトランジスタが用いられる。例えば、分岐線VSSBを制御信号に応じて切断する場合、スイッチ用トランジスタとして高しきい電圧のn型MOSトランジスタが用いられる。分岐線VDDBを制御信号に応じて切断する場合は、高しきい電圧のp型MOSトランジスタが用いられる。
図2は、本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。
図2において、符号‘40’は、電源入力用セル41および42を含む入出力用セルを示す。その他、図1と図2の同一符号は同一の構成要素を示している。
半導体集積回路が形成される矩形状の半導体チップの4つの辺には、それぞれ複数の入出力用セル40が列をなして配列されており、これらの入出力用セル40に囲まれた内側に、上述した格子縞状の電源線パターンが形成されている。
格子縞状の電源線パターンの内部には、大まかに分けて、分岐線群BL1に接続された回路セル10が配置される電源非遮断領域A1と、分岐線群BL2に接続された回路セル10が配置される電源遮断領域A2と、分岐線群BL1,BL2に接続されないその他の領域(図3の例では回路ブロック30の領域)とがある。
図2に示す電源非遮断領域A1と電源遮断領域A2は、各分岐線群における電源スイッチセル20の挿入の有無を選択することによって、それぞれの範囲を自由に定めることが可能である。
図3は、本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウト例の拡大図である。図1と図3の同一符号は同一の構成要素を示している。
図3の例において、電源スイッチセル20は、その一部が電源線群PL1の下層領域に含まれている。電源線群PL1から電源スイッチセル20へ分岐する配線には、例えば、電源線群PL1から配線層を貫いて下層に伸びるコンタクト配線が用いられる。
以上のように、本実施形態に係る半導体集積装置によれば、複数の電源線群PL1が縞状に配置されており、この電源線群PL1から分岐する複数の分岐線群BL2によって、回路セル10に電源が供給される。そして、この分岐線群BL2上に挿入される電源スイッチセル20により、回路セル10への電源供給が遮断される。
そのため、電源スイッチセル20を、回路セル10の配置可能な領域に広く分散して配置して、電源スイッチセル20による電源供給の遮断を、比較的少数の回路セルごとに、きめ細かく行うことが可能になる。
これにより、回路ブロックごとに電源スイッチを設ける従来の方法に比べて、電源スイッチセル20に流れる電源電流が減少して、その電源電圧降下が小さくなるため、電源スイッチセル20で生じる電圧降下が信号遅延に与える影響を緩和できる。
また、回路ブロックの外部に電源スイッチを配置する従来の方法に比べて、電源スイッチセル20の配置の自由度が高くなり、図2や図3に示すように電源遮断領域を自由に定めることが可能になるため、電源スイッチセル20を含めたレイアウトの自動設計を容易に実現できる。したがって、従来人手で行われていた設計作業の負担を軽減し、開発期間の短縮を図ることができる。
更に、分岐線群BL2は、分岐元の電源線群PL1と直交する方向に伸びて形成されるため、電源の配線構造の対称性が高くなる。これにより、電源スイッチセル20を含めたレイアウトの自動設計をより容易に実現することが可能になる。
また、図3に示すように、電源スイッチセル20を、その少なくとも一部が電源線群PL1の下層領域に含まれるように配置することによって、電源線群PL1の下層領域を有効に活用できるため、回路面積の無駄な増大を防ぎ、回路セル10の配置密度を向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を述べる。
第2の実施形態に係る半導体集積回路は、電源スイッチセルおよび回路セルの構成と、これらを接続する分岐線群の構造について、第1の実施形態に係る半導体集積回路をより具体化したものである。電源線群の配置等の全体的な構成については、第1の実施形態に係る半導体集積回路と同様である。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る回路セル11の構成の一例を示す図である。
図4に示す回路セル11は、p型MOSトランジスタQp1およびn型MOSトランジスタQn1の直列回路として構成されるインバータ回路と、このインバータ回路に電源を供給する配線L111およびL112を有する。
なお、図4においては一例としてインバータ回路セルを示しているが、本実施形態で述べる回路セル11には、例えばNAND回路セルなどのように、基本回路として用いられる他の種々の回路セルも含まれる。
配線L111は、分岐線VSSBに接続される配線であり、後述する電源スイッチセル21がオン状態のとき、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L112は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
この配線L111とL112は、矩形状の回路セル11の対向する辺部に形成されており、その間にインバータ回路が配置されている。
図5は、本実施形態に係る電源スイッチセル21の構成の一例を示す図である。
電源スイッチセル21は、n型MOSトランジスタQn2と、配線L211〜L213とを有する。
n型MOSトランジスタQn2は、本発明のスイッチ回路の一実施形態である。
配線L211は、本発明の第1の配線の一実施形態である。
配線L212は、本発明の第2の配線の一実施形態である。
配線L211は、それぞれ異なる回路セル11に電源を供給する2つの分岐線VSSBに接続される配線である。この2つの分岐線VSSBは、図6に示すように、電源スイッチセル21を間に挟んで、互いに反対方向に伸びて形成されている。
配線L212は、電源線VSSからの分岐線に接続される配線であり、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L213は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
n型MOSトランジスタQn2は、ドレインが配線L211に接続され、ソースおよび基板が配線L212に接続されている。また、ゲートに制御信号Scが入力されており、この信号レベルに応じてオンまたはオフする。
n型MOSトランジスタQn2がオンすると、配線L211と配線L212とが接続され、2つの分岐線VSSBにつながる回路セル11に電源が供給される。n型MOSトランジスタQn2がオフすると、配線L211と配線L212とが切り離され、回路セル11への電源供給が遮断される。
配線L211は、矩形状の電源スイッチセル21の一辺部に形成されており、その一部が電源スイッチセル21の内側に向かってコ字状に凹んでいる。配線L212は、このコ字状の凹み部分に形成されている。配線L213は、配線L211と向かい合う辺部に形成される。n型MOSトランジスタQn2は、配線L211とL213との間に配置されている。
図6は、本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。
図6の例では、電源線群PL1から分岐線群BL2−1〜BL2−4が分岐している。分岐線群BL2−1〜BL2−4は、それぞれ分岐線VDDBおよびVSSBを有しており、何れも電源線群PL1と直交する方向に伸びている。
分岐線群BL2−1およびBL2−2は、互いに隣接しており、分岐線VSSB共有している。
分岐線群BL2−3およびBL2−4は、互いに隣接しており、分岐線VSSB共有している。
分岐線群BL2−1およびBL2−3は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、共通の電源スイッチセル21を経由して、互いに反対方向に伸びている。
分岐線群BL2−2およびBL2−4は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、共通の電源スイッチセル21を経由して、互いに反対方向に伸びている。
また、分岐線群BL2−1およびBL2−3につながる電源スイッチセル21と、分岐線群BL2−2およびBL2−4につながる電源スイッチセル21は、何れも、その少なくとも一部が、電源線群PL1の下層領域に含まれている。
電源線VSSから配線L212へ分岐する配線には、配線層を貫いて電源線VSSとその下層の配線L212とを接続するコンタクト配線CT2が用いられる。
電源線VDDから配線L213へ分岐する配線には、配線層を貫いて電源線VDDとその下層の配線L213とを接続するコンタクト配線CT1が用いられる。
また、この2つの電源スイッチセル21は、互いに隣接しており、両者の配線L211が電気的につながっているため、並列接続された2つのスイッチとして機能する。したがって、この2つの電源スイッチセル21のn型MOSトランジスタQn2は、同一の制御信号Scによってともにオンオフするように制御される。
以上説明したように、本実施形態によれば、電源線群PL1を構成する2つの電源線(VDD,VSS)の代わりに、分岐線VSSBを構成する2つの分岐線(VDDB,VSSB)が回路セル11に接続される配線構造であるため、従来の半導体集積回路で用いられる一般的な回路セルを、本実施形態の回路セル11として流用することが可能である。
また、電源スイッチセル21を、その少なくとも一部が電源線群PL1の下層領域に含まれるように配置するため、回路セル11の配置密度を向上させることができる。
更に、互いに隣接する分岐線群同士、電源スイッチセル同士において配線を共有するため、回路面積を削減することができる。
図6の例では、2つの電源スイッチセル21が並列接続される構造になるため、これを1つの電源スイッチセル21に減らしても動作可能である。すなわち、1つの電源スイッチセル21で4つの分岐線群の電源供給を制御することも可能である。
その他、第1の実施形態に係る半導体集積回路と同様な構成によって、これと同様な効果を奏することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を述べる。
第3の実施形態に係る半導体集積回路は、上述した第2の実施形態における電源スイッチセルの構成および配線構造の一部を変更したものである。電源線群の配置等の全体的な構成や、回路セルの構成については、第1および第2の実施形態に係る半導体集積回路と同様である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る電源スイッチセル22の構成の一例を示す図である。
電源スイッチセル22は、n型MOSトランジスタQn3と、配線L221〜L223とを有する。
n型MOSトランジスタQn3は、本発明のスイッチ回路の一実施形態である。
配線L221は、本発明の第1の配線の一実施形態である。
配線L222は、本発明の第2の配線の一実施形態である。
配線L221は、回路セル11に電源を供給する分岐線VSSB1に接続される配線である。上述した電源スイッチセル21の配線L211とは異なり、接続される分岐線の数は1つである。
配線L222は、電源線VSSからの分岐線VSSB2に接続される配線である。この配線VSSB2は、図8に示すように、電源スイッチセル22を間に挟んで、分岐線VSSB1とは反対の方向に伸びて形成されている。
配線L223は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
n型MOSトランジスタQn3は、ドレインが配線L221に接続され、ソースおよび基板が配線L222に接続される。また、ゲートに制御信号Scが入力され、この信号レベルに応じてオンまたはオフする。
n型MOSトランジスタQn3がオンすると、配線L221と配線L222とが接続され、分岐線VSSB1につながる回路セル11に電源が供給される。n型MOSトランジスタQn3がオフすると、配線L221と配線L222とが切り離され、回路セル11への電源供給が遮断される。
配線L222は、矩形状の電源スイッチセル22の1つの角部を起点として辺に沿って伸びており、その終端が、他方の角部に届く手前で止まっている。配線L221は、当該他方の角部を起点として配線L222と同じ辺に沿って伸びており、その途中で、配線L221をよけるために電源スイッチセル22の内側に階段状に折れ曲がり、この折れ曲がり部から終端まで、配線L221と並んで平行に伸びている。配線L223は、配線L222が形成される辺部と向かい合う他方の辺部に形成される。n型MOSトランジスタQn3は、配線L221と配線L223との間の領域に配置される。
図8は、本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。
図8の例では、電源線群PL1から分岐線群BL3−1〜BL3−4が分岐している。分岐線群BL3−1〜BL3−4は、それぞれ分岐線VDDBおよびVSSBを有しており、分岐線VSSBは、更に分岐線VSSB1とVSSB2とを含んでいる。
分岐線VDDBは、電源線VDDとコンタクト配線CT3を介して接続される。
分岐線VSSB2は、電源線VSSとコンタクト配線CT4を介して接続される。
分岐線VSSB1は、電源スイッチセル22を介して分岐線VSSB2と接続される。
これらの分岐線は、何れも電源線群PL1と直交する方向に伸びている。
分岐線群BL3−1およびBL3−2は、互いに隣接しており、分岐線VSSB(VSSB1およびVSSB2)を共有している。
分岐線群BL3−3およびBL3−4は、互いに隣接しており、分岐線VSSB(VSSB1およびVSSB2)を共有している。
分岐線群BL3−1およびBL3−3は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、この分岐点から互いに反対方向に伸びている。
分岐線群BL3−2およびBL3−4は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、この分岐点から互いに反対方向に伸びている。
分岐線群BL3−1およびBL3−2にそれぞれ挿入される電源スイッチセル22は、互いに隣接しており、配線L221が電気的につながっている。そのため、この2つの電源スイッチセル22は、並列接続された2つのスイッチとして機能する。したがって、この2つの電源スイッチセル22のn型MOSトランジスタQn3は、同一の制御信号Scによってともにオンオフするように制御される。
分岐線群BL3−1およびBL3−2に挿入される2つの電源スイッチセル22についても同様であり、同一の制御信号Scによって制御される。
以上説明したように、本実施形態によれば、上述した第2の実施形態と同様に、電源線群PL1を構成する2つの電源線(VDD,VSS)の代わりに、分岐線VSSBを構成する2つの分岐線(VDDB,VSSB)が回路セル11に接続される配線構造であるため、従来の半導体集積回路で用いられる一般的な回路セルを、本実施形態の回路セル11として流用することが可能である。
また、電源スイッチセル22を挟んで反対方向に伸びる2つの分岐線VSSB1およびVSSB2のうち、分岐線VSSB1はn型MOSトランジスタQn3によって電源供給を制御され、分岐線VSSB2は電源線VSSから常に電源が供給される。
そのため、常に動作させる回路セル11については、図8に示すように、電源線群PL1と電源スイッチセル22との間の空きスペースに配置して、そこで分岐線VSSB2およびVDDBから電源を供給することも可能である。
また、このような常に動作させる回路セル11が無い場合には、電源スイッチセル22を、その少なくとも一部が電源線群PL1の下層領域に含まれるように配置しても良い。これにより、回路セル11の配置密度を向上させることができる。
更に、図8の例では、2つの電源スイッチセル22が並列接続される構造になるため、これを1つの電源スイッチセル22に減らしても動作可能である。すなわち、1つの電源スイッチセル21で2つの分岐線群の電源供給を制御することも可能である。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、互いに隣接する分岐線群同士、電源スイッチセル同士において配線を共有するため、回路面積を削減することができる。
その他、第1の実施形態に係る半導体集積回路と同様な構成によって、これと同様な効果を奏することができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を述べる。
第4の実施形態に係る半導体集積回路は、第2および第3の実施形態に係る半導体集積回路において2本の分岐線で構成されていた分岐線群を3本の分岐線で構成されるように変更し、常に電源供給が必要な回路セルを分岐線群上に自由に配置できるようにしたものである。電源線群の配置等の全体的な構成については、第1の実施形態に係る半導体集積回路と同様である。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る回路セル12の構成の一例を示す図である。
図9に示す回路セル12は、p型MOSトランジスタQp1およびn型MOSトランジスタQn1の直列回路として構成されるインバータ回路と、このインバータ回路に電源を供給する配線L121〜L123を有する。
なお、図9においては一例としてインバータ回路セルを示しているが、本実施形態で述べる回路セル12には、例えばNAND回路セルなどのように、基本回路として用いられる他の種々の回路セルも含まれる。
インバータ回路(Qp1,Qn1)は、配線L121およびL123の間に接続されており、これらの配線から電源供給を受ける。したがって、後述する電源スイッチセル23がオフ状態の場合、インバータ回路への電源供給は停止される。
なお、図9の例では、p型MOSトランジスタQp1の基板が配線L123に接続され、n型MOSトランジスタQn1の基板が配線L122に接続されている。後述するように、配線L122およびL123は常に電源線VSSおよびVDDに接続されるため、電源遮断の有無に関わらず、これらのMOSトランジスタの基板電位を安定に保つことができる。
配線L121は、分岐線VSSB3に接続される配線であり、後述する電源スイッチセル23がオン状態のとき、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L122は、分岐線VSSB3と同一配線層の分岐線VSSB4に接続される配線であり、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L123は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
配線L122とL123は、矩形状の回路セル12の対向する辺部にそれぞれ形成されている。配線L121は、配線L122と隣接した位置に、これと平行な方向に伸びて形成されている。インバータ回路は、この配線L121とL123との間の領域に配置される。
図10は、本実施形態に係る回路セル13の構成の一例を示す図である。
図10に示す回路セル13は、p型MOSトランジスタQp1およびn型MOSトランジスタQn1の直列回路として構成されるインバータ回路と、このインバータ回路に電源を供給する配線L131〜L133を有する。
回路セル13における配線L131,L132,L133は、上述した回路セル12における配線L121,L122,L123とそれぞれ対応しており、両者の構造や接続先の分岐線は同じである。
回路セル12と回路セル13との違いは、インバータ回路(Qp1,Qn1)に電源を供給する配線にある。すなわち、回路セル12は配線L121およびL123から電源供給を受けるため、電源スイッチセル23がオフのときに電源供給が遮断されるが、回路セル13は配線L132およびL133から電源供給を受けるため、電源スイッチセル23の状態に関わらず常に電源が供給される。
図11は、本実施形態に係る電源スイッチセル23の構成の一例を示す図である。
電源スイッチセル23は、n型MOSトランジスタQn4と、配線L231〜L233とを有する。
n型MOSトランジスタQn4は、本発明のスイッチ回路の一実施形態である。
配線L231は、本発明の第1の配線の一実施形態である。
配線L232は、本発明の第2の配線の一実施形態である。
配線L231は、回路セル12に電源を供給する分岐線VSSB3に接続される配線である。n型MOSトランジスタQn4がオンのとき、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L232は、電源線VSSからの分岐線VSSB4に接続される配線であり、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L233は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
n型MOSトランジスタQn4は、ドレインが配線L231に接続され、ソースおよび基板が配線L232に接続される。また、ゲートに制御信号Scが入力され、この信号レベルに応じてオンまたはオフする。
n型MOSトランジスタQn4がオンすると、配線L231と配線L232とが接続され、分岐線VSSB3につながる回路セル12に電源が供給される。n型MOSトランジスタQn4がオフすると、配線L231と配線L232とが切り離され、回路セル12への電源供給が遮断される。
配線L232とL233は、矩形状の電源スイッチセル23の対向する辺部にそれぞれ形成されている。配線L231は、配線L232と隣接した位置に、これと平行な方向に伸びて形成されている。n型MOSトランジスタQn4は、この配線L231とL233との間の領域に配置される。
図12は、本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。
図12の例では、電源線群PL1から分岐線群BL4−1〜BL4−4が分岐している。分岐線群BL4−1〜BL4−4は、それぞれ分岐線VDDB、VSSB3、およびVSSB4を有している。ただし、分岐線VSSB3は、電源線VSSと直接接続されておらず、電源スイッチセル23がオンのときに、分岐線VSSB4を介して電源線VSSと接続される。また、これらの分岐線は、何れも電源線群PL1と直交する方向に伸びている。
分岐線群BL4−1およびBL4−2は、互いに隣接しており、分岐線VSSB4を共有している。
分岐線群BL4−3およびBL4−4は、互いに隣接しており、分岐線VSSB4を共有している。
分岐線群BL4−1およびBL4−3は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、共通の電源スイッチセル23を経由して、互いに反対方向に伸びている。
分岐線群BL4−2およびBL4−4は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、共通の電源スイッチセル23を経由して、互いに反対方向に伸びている。
また、分岐線群BL4−1およびBL4−3につながる電源スイッチセル23と、分岐線群BL4−2およびBL4−4につながる電源スイッチセル23は、何れも、その少なくとも一部が、電源線群PL1の下層領域に含まれている。
電源線VSSから配線L232へ分岐する配線には、配線層を貫いて電源線VSSとその下層の配線L232とを接続するコンタクト配線CT6が用いられる。
電源線VDDから配線L233へ分岐する配線には、配線層を貫いて電源線VDDとその下層の配線L233とを接続するコンタクト配線CT5が用いられる。
図13は、回路セル12および回路セル13の配置例を示す図である。
図13に示すように、回路セル12および13は、分岐線群上の任意の位置に混在して配置することが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、電源スイッチセル23のスイッチ回路(Qn4)を介して電源線VSSに接続される分岐線VSSB3(第1の分岐線)と、スイッチ回路(Qn4)を介さずに直接電源線VSSに接続される分岐線VSSB4(第2の分岐線)とを有しており、分岐線VSSB3から電源を供給される回路セル12(第1の回路セル)と、分岐線VSSB4から電源を供給される回路セル13(第2の回路セル)とをそれぞれ別に設けている。
そのため、図13に示すように、電源スイッチセル23によって電源供給の遮断が可能な回路セル12と、常に電源を供給する回路セル13とを、分岐線群上の任意の位置に混在して配置することができる。これにより、電源遮断を行う回路と常時通電する回路とを非常に自由に配置することが可能になるため、レイアウトの制約が少なくなり、電源スイッチセル23を含めたレイアウトの自動設計がより簡易な処理で実現可能になる。
また、電源スイッチセル23を、その少なくとも一部が電源線群PL1の下層領域に含まれるように配置するため、回路セル12,13の配置密度を向上させることができる。
更に、本実施形態では、互いに隣接する分岐線群同士において分岐線を共有する。
例えば図13の例において、分岐線群BL4−5とBL4−6、分岐線群BL4−7とBL4−8、分岐線群BL4−9とBL4−10は、それぞれ、分岐線VDDBを共有している。また、分岐線群BL4−6とBL4−7、分岐線群BL4−8とBL4−9、分岐線群BL4−10とBL4−11は、それぞれ、分岐線VSSB4を共有している。
そのため、分岐線を別々に設ける場合に比べて、回路面積を削減することができる。
その他、第1の実施形態に係る半導体集積回路と同様な構成によって、これと同様な効果を奏することができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態を述べる。
第5の実施形態に係る半導体集積回路は、第4の実施形態に係る半導体集積回路において同一配線層に並んで形成された分岐線(第1の分岐線、第2の分岐線)を、異なる配線層において互いに向かい合って形成された分岐線に変更したものである。電源線群の配置等の全体的な構成については、第1の実施形態に係る半導体集積回路と同様である。
図14は、本発明の第5の実施形態に係る回路セル14の構成の一例を示す図である。
図14に示す回路セル14は、p型MOSトランジスタQp1およびn型MOSトランジスタQn1の直列回路として構成されるインバータ回路と、このインバータ回路に電源を供給する配線L141〜L143を有する。
なお、図14においては一例としてインバータ回路セルを示しているが、本実施形態で述べる回路セル14には、例えばNAND回路セルなど、基本回路として用いられる他の種々の回路セルも含まれる。
インバータ回路(Qp1,Qn1)は、配線L141およびL143の間に接続されており、これらの配線から電源供給を受ける。したがって、後述する電源スイッチセル24がオフ状態の場合、インバータ回路への電源供給は停止される。
なお、図14の例では、p型MOSトランジスタQp1の基板が配線L143に接続され、n型MOSトランジスタQn1の基板が配線L142に接続されている。後述するように、配線L142およびL143は常に電源線VSSおよびVDDに接続されるため、電源遮断の有無に関わらず、これらのMOSトランジスタの基板電位を安定に保つことができる。
配線L141は、分岐線VSSB5に接続される配線であり、後述する電源スイッチセル24がオン状態のとき、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L142は、分岐線VSSB5に対して下層の分岐線VSSB6に接続される配線であり、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L143は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
配線L142とL143は、矩形状の回路セル12の対向する辺部にそれぞれ形成されている。配線L141は、配線L142に対して上の配線層に、配線L142と向かい合って形成されている。インバータ回路は、配線L143と配線L142との間の領域に配置される。
図15は、本実施形態に係る回路セル15の構成の一例を示す図である。
図15に示す回路セル15は、p型MOSトランジスタQp1およびn型MOSトランジスタQn1の直列回路として構成されるインバータ回路と、このインバータ回路に電源を供給する配線L151〜L153を有する。
回路セル15における配線L151,L152,L153は、上述した回路セル14における配線L141,L142,L143とそれぞれ対応しており、両者の構造や接続先の分岐線は同じである。
回路セル14と回路セル15との違いは、インバータ回路(Qp1,Qn1)に電源を供給する配線にある。すなわち、回路セル14は配線L141およびL143から電源供給を受けるため、電源スイッチセル24がオフのときに電源供給が遮断されるが、回路セル15は配線L152およびL153から電源供給を受けるため、電源スイッチセル24の状態に関わらず常に電源が供給される。
図16は、本実施形態に係る電源スイッチセル24の構成の一例を示す図である。
電源スイッチセル24は、n型MOSトランジスタQn5と、配線L241〜L243とを有する。
n型MOSトランジスタQn5は、本発明のスイッチ回路の一実施形態である。
配線L241は、本発明の第1の配線の一実施形態である。
配線L242は、本発明の第2の配線の一実施形態である。
配線L241は、回路セル14に電源を供給する分岐線VSSB5に接続される配線である。n型MOSトランジスタQn5がオンのとき、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L242は、電源線VSSからの分岐線VSSB6に接続される配線であり、電源線VSSと同様な電位を有する。
配線L243は、分岐線VDDBに接続される配線であり、電源線VDDと同様な電位を有する。
n型MOSトランジスタQn5は、ドレインが配線L241に接続され、ソースおよび基板が配線L242に接続される。また、ゲートに制御信号Scが入力され、この信号レベルに応じてオンまたはオフする。
n型MOSトランジスタQn5がオンすると、配線L241と配線L242とが接続され、分岐線VSSB5につながる回路セル14に電源が供給される。n型MOSトランジスタQn5がオフすると、配線L241と配線L242とが切り離され、回路セル14への電源供給が遮断される。
配線L242とL243は、矩形状の電源スイッチセル24の対向する辺部にそれぞれ形成されている。配線L241は、配線L242に対して上の配線層に、配線L242と向かい合って形成されている。ただし、辺の中央部において、電源スイッチセル24の内側に向かってコ字状に凹んでいる。この凹み部分には、配線L242と電源線VSSとを接続するコンタクト配線CT8(図17参照)が配置される。n型MOSトランジスタQn5は、配線L241と配線L243との間の領域に配置される。
図17は、本実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。
図17の例では、電源線群PL1から分岐線群BL5−1〜BL5−4が分岐している。分岐線群BL5−1〜BL5−4は、それぞれ分岐線VDDB、VSSB5、およびVSSB6を有している。ただし、分岐線VSSB5は、電源線VSSと直接接続されておらず、電源スイッチセル24がオンのときに、分岐線VSSB6を介して電源線VSSと接続される。また、これらの分岐線は、何れも電源線群PL1と直交する方向に伸びている。
分岐線群BL5−1およびBL5−2は、互いに隣接しており、分岐線VSSB5およびVSSB6を共有している。
分岐線群BL5−3およびBL5−4は、互いに隣接しており、分岐線VSSB5およびVSSB6を共有している。
分岐線群BL5−1およびBL5−3は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、共通の電源スイッチセル24を経由して、互いに反対方向に伸びている。
分岐線群BL5−2およびBL5−4は、電源線群PL1の共通の分岐点から分岐しており、共通の電源スイッチセル24を経由して、互いに反対方向に伸びている。
また、分岐線群BL5−1およびBL5−3につながる電源スイッチセル24と、分岐線群BL5−2およびBL5−4につながる電源スイッチセル24は、何れも、その少なくとも一部が、電源線群PL1の下層領域に含まれている。
電源線VSSから配線L242へ分岐する配線には、配線層を貫いて電源線VSSとその下層の配線L242とを接続するコンタクト配線CT8が用いられる。
電源線VDDから配線L243へ分岐する配線には、配線層を貫いて電源線VDDとその下層の配線L243とを接続するコンタクト配線CT7が用いられる。
また、この2つの電源スイッチセル24は、互いに隣接しており、配線L241が電気的につながっているため、並列接続された2つのスイッチとして機能する。したがって、この2つの電源スイッチセル24のn型MOSトランジスタQn5は、同一の制御信号Scによってともにオンオフするように制御される。
以上説明したように、本実施形態によれば、分岐線VSSB5およびVSSB6が異なる配線層に重ねて形成されているため、これを同一配線層に形成する場合に比べて、回路面積を削減することができる。
また、電源スイッチセル24を、その少なくとも一部が電源線群PL1の下層領域に含まれるように配置するため、回路セル14,15の配置密度を向上させることができる。
更に、図17の例では、2つの電源スイッチセル24が並列接続される構造になるため、これを1つの電源スイッチセル24に減らしても動作可能である。すなわち、1つの電源スイッチセル24で4つの分岐線群の電源供給を制御することも可能である。
その他、第4の実施形態に係る半導体集積回路と同様な構成によって、これと同様な効果を奏することができる。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態を述べる。
電源スイッチセルに用いられるスイッチ用トランジスタは、電源電圧の降下を小さくするためには、なるべく大きな駆動能力を有することが望ましいが、これをあまり大きくすると、回路面積やリーク電流の増大といった不利益を招く。
そこで、本実施形態に係る半導体集積回路では、スイッチ用トランジスタの駆動能力を、このスイッチ用トランジスタによって電源供給が遮断される回路セルの非電源遮断時における消費電力に応じて設定する。例えば、非電源遮断時における消費電力が大きいほど駆動能力が大きいスイッチ用トランジスタを用いる。
すなわち、第2の実施形態に係る半導体集積回路では、電源スイッチセル21の配線L211と分岐線VSSBとを介してn型MOSトランジスタQn2のドレインに接続される回路セル11の消費電力に応じて、このn型MOSトランジスタQn2の駆動能力を設定する。
第3の実施形態に係る半導体集積回路では、電源スイッチセル22の配線L221と分岐線VSSB1とを介してn型MOSトランジスタQn3のドレインに接続される回路セル11の消費電力に応じて、このn型MOSトランジスタQn3の駆動能力を設定する。
第4の実施形態に係る半導体集積回路では、電源スイッチセル23の配線L231と分岐線VSSB3とを介してn型MOSトランジスタQn4のドレインに接続される回路セル12の消費電力に応じて、このn型MOSトランジスタQn4の駆動能力を設定する。
第5の実施形態に係る半導体集積回路では、電源スイッチセル24の配線L241と分岐線VSSB5とを介してn型MOSトランジスタQn5のドレインに接続される回路セル14の消費電力に応じて、このn型MOSトランジスタQn5の駆動能力を設定する。
図18は、本発明の第6の実施形態に係る電源スイッチセル20A〜20Cの一例を示す図である。
図18の例では、非電源遮断時における消費電力の大きさに応じて、スイッチ用トランジスタの駆動能力が異なる3種類の電源スイッチセル(20A〜20C)を使い分けている。すなわち、消費電力が大きい回路には駆動能力が最大の電源スイッチセル20A、消費電力が中程度の回路には駆動能力が中間の電源スイッチセル20B、消費電力が小さい回路には駆動能力が最小の電源スイッチセル20Cを用いている。
このように、スイッチ用トランジスタの駆動能力を、スイッチ用トランジスタを介して電源が供給される回路セルの消費電力に応じた適切な大きさに設定することによって、スイッチ用トランジスタの駆動能力を一律に設定する場合に比べて、電源電圧の降下を抑えつつ、回路面積やリーク電流を小さくすることができる。
以上、本発明の好ましい幾つかの実施形態について述べたが、本発明はこれらの形態のみに限定されるものではない。
例えば、第2および第3の実施形態における2線式の電源構造と、第4および第5の実施形態における3線式の構造とを、1つの半導体集積回路の中で組み合わせて用いても良い。
図19および図20は、2線式構造と3線式構造とを組み合わせる例を示す図である。
このように、様々な配線構造を組み合わせることによって、設計の自由度が向上するため、設計対象の回路に応じたより適切な配線構造を選択することが可能になる。
また、上述した実施形態では、電源線群に含まれる電源線の数が2本であるが、これに限らず、3本以上の電源線を含んでも良い。
また、上述した実施形態では、低電圧側の電源線VSSにつながる分岐線を電源スイッチセルで切断する例が示されているが、これに限らず、高電圧側の電源線VSSにつながる分岐線を電源スイッチセルで切断しても良いし、この両方を電源スイッチセルで切断しても良い。
また、上述した実施形態では、格子縞状の電源線パターンにおいて、縦縞の電源線のみから分岐線が分岐しているが、これに限らず、横縞の電源線から分岐線が分岐する領域を含んでも良い。
第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体集積回路のレイアウト例の拡大図である。 第2の実施形態に係る回路セルの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電源スイッチセルの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。 第3の実施形態に係る電源スイッチセルの構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。 第4の実施形態に係る、電源遮断型の回路セルの構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る、常時通電型の回路セルの構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る電源スイッチセルの構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。 電源遮断型の回路セルと、常時通電型の回路セルの配置例を示す図である。 第5の実施形態に係る、電源遮断型の回路セルの構成の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る、常時通電型の回路セルの構成の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る電源スイッチセルの構成の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る半導体集積回路のレイアウトの一例を示す図である。 第6の実施形態に係る、駆動能力が異なる複数の電源スイッチセルの一例を示す図である。 2線式構造と3線式構造とを組み合わせる例を示す第1の図である。 2線式構造と3線式構造とを組み合わせる例を示す第2の図である。
符号の説明
10,11,12,13,14,15…回路セル、20,21,22,23,24…電源スイッチセル、30…回路ブロック、40…入出力用セル,41,42…電源入力用セル、PL1,PL2…電源線群、BL1,BL2,BL2−1〜BL2−4、BL3−1〜BL3−4,BL4−1〜BL4−11,BL5−1〜BL5−4…分岐線群、VDD,VSS…電源線、VDDA,VSSA,VDDB,VSSB,VSSB1〜VSSB6…分岐線、L111,L112,L121〜L123,L131〜L133,L211〜L213,L221〜L223,L231〜L233,L241〜L243…配線、CT1〜CT8…コンタクト配線、Qp1…p型MOSトランジスタ、Qn1〜Qn5…n型MOSトランジスタ

Claims (6)

  1. 複数の回路セルを有し、
    上記複数の回路セルの配置領域が第1の領域と第2の領域に区分され、
    上記第1,第2の領域のそれぞれが、
    第1の回路セルと、
    第2の回路セルと、
    電源線と、
    上記第1の回路セルに接続される第1の分岐線と、
    上記電源線と上記第2の回路セル間に接続される第2の分岐線と、
    入力される制御信号に応じて、上記電源線と上記第1の分岐線との遮断を制御するスイッチ回路を含む電源スイッチセルと、を有し、
    上記第1領域では、上記第1の回路セル内に上記第1の分岐線が、上記第2の回路セル内に上記第2の分岐線が、それぞれ配置され、
    上記第2領域では、上記第1の回路セルと上記第2の回路セルの両方において、上記第1の分岐線と上記第2の分岐線が共に配置される
    半導体集積回路。
  2. 上記第1の領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、平面パターンにおいて上記電源スイッチセルを挟んで直線状に配置され、
    上記第2領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、平面パターンにおいて、上記電源スイッチセルから延びて互いに平行に配置される
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 上記第1の領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、平面パターンにおいて、上記電源スイッチセルを挟んで直線状に配置され、
    上記第2領域では、上記第1の分岐線および上記第2の分岐線が、多層配線構造の異なる階層に形成され、平面パターンにおいて重なっている
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 上記第1の分岐線は、上記第1の領域と上記第2の領域の両方において、隣接する2つの上記第1の回路セルで共有され、
    上記第2の分岐線は、
    上記第1の領域において、隣接する2つの上記第2の回路セルで共有され、
    上記第2の領域において、隣接する2つの上記第2の回路セルで共有される上記第1の分岐線と各々平行に、一方の上記第2の回路セル内と他方の上記第2の回路セル内に配置される
    請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. 上記第1の分岐線は、上記第1の領域と上記第2の領域の両方において、隣接する2つの上記第1の回路セルで共有され、
    上記第2の分岐線は、上記第1の領域と上記第2の領域の両方において、隣接する2つの上記第2の回路セルで共有される
    請求項3に記載の半導体集積回路。
  6. 複数の回路セルを有し、
    上記複数の回路セルの配置領域が第1の領域と第2の領域に区分され、
    上記第1領域が、
    第1の回路セルと、
    電源線と、
    上記第1の回路セルに接続される第1の分岐線と、
    入力される制御信号に応じて、上記電源線と上記第1の分岐線との遮断を制御するスイッチ回路を含む電源スイッチセルと、を有し、
    上記第2の領域が、
    第1の回路セルと、
    第2の回路セルと、
    電源線と、
    上記第1の分岐線と、
    上記電源線と上記第2の回路セル間に接続される第2の分岐線と、
    上記スイッチ回路を含む上記電源スイッチセルと、を有し、
    上記第1領域では、上記第1の回路セル内に上記第1の分岐線が配置されるのに対し、上記第2領域では、上記第1の回路セルと上記第2の回路セルの両方において、上記第1の分岐線と上記第2の分岐線が共に配置される
    半導体集積回路。
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