JP2008027432A - 認証用icカード及び入場認証処理システム - Google Patents

認証用icカード及び入場認証処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008027432A
JP2008027432A JP2007163837A JP2007163837A JP2008027432A JP 2008027432 A JP2008027432 A JP 2008027432A JP 2007163837 A JP2007163837 A JP 2007163837A JP 2007163837 A JP2007163837 A JP 2007163837A JP 2008027432 A JP2008027432 A JP 2008027432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication
authentication method
card
method information
entrance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007163837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5034709B2 (ja
Inventor
Takashi Haginiwa
崇 萩庭
Fukio Handa
富己男 半田
Yoshihiro Yano
義博 矢野
Taizo Shima
泰三 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2007163837A priority Critical patent/JP5034709B2/ja
Publication of JP2008027432A publication Critical patent/JP2008027432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5034709B2 publication Critical patent/JP5034709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】複数の入出用ゲート装置が設置されていても、認証処理時間の短縮化を図り、利用者の面倒を軽減できる認証用ICカード及び入場認証処理システムを提供する。
【解決手段】ICカードは、その利用者が、認証を受けた時に用いた認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込む認証方式情報記憶エリアを有し、入出用ゲート装置は、所定の認証方式により認証を行う認証処理手段と、前記認証された場合に、該認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を、ICカードの認証方式情報記憶エリアに書き込む手段と、認証処理を行う際に、ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取る手段と、前記読み取った認証方式情報で特定される認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には認証処理を行わないで、入場又は出場を可能な状態に制御する手段とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の場所に入る際の認証処理用として使用される認証用ICカードと、複数の場所に連続して入場する場合に、前回入場した場所の入口で認証が受けられた認証方式と、次の場所での認証方式とが同じ場合には、認証処理を省略できるようにした入場認証処理システムに関する。
従来、入場が管理されている場所への入場管理方法として、入場時に暗証番号や生体情報などに基づく照合処理することで、入場する正当な権限を有する者であるか否かの判定を行う種々の認証方式が知られている。
これらの認証方式としては、例えば、暗証番号による認証方式や、指紋、虹彩、血管パターン、網膜、などの生体情報による認証方式を用いた方式などがある。(例えば、特許文献1参照)
生体情報による認証方式は、暗証番号による認証方式と比べて本人認証の信用性が高くなるので、入場する権限のない者が不正に入場することを高いセキュリティレベルで阻止できるものの、装置や設備などにコストがかかるという問題がある。
特開2003−296770号公報
したがって、例えば、建物内に入る際には、暗証番号による認証方式を用いて、更に、建物内に備えられた各部屋の入口には、その部屋毎の重要度に応じて種々の認証方式を備えるようにすることもできる。
つまり、ある建物内にある部屋のうち、内部に秘密性の高い書類や製品などが置かれている場合には、生体情報による認証方式の中でも、より高い精度を有する本人認証方式を採用して、社内でも特定の人物だけが入れるようにしたりすることができる。
例えば、複数の部屋がある場合に、各部屋の重要度に応じた認証方式を各部屋の入口に設けることで、セキュリティレベルに対応させた入場管理が可能になっている。
しかしながら、生体情報による認証方式は、認証処理に時間がかかったり、利用者が所定の位置に指や手を置いたり、顔を当てたりなどしなければならず面倒であるという問題がある。
特に、上記したような、部屋の重要度に応じた認証方式を各部屋の入口に設けてセキュリティ管理を行う場合には、各部屋に入ろうとする度に面倒な処理を行なう必要があるという問題がある。
そこで、本発明は、各々の場所に複数の入出用ゲート装置が設置され、利用者がそれらの異なる入出用ゲート装置を連続して入場する場合に、前回の入出用ゲート装置での認証処理で認証された認証方式が、今回の入出用ゲート装置の認証処理で用いられる認証方式と同じ方式の場合には、その認証処理を省略して認証を受けられるようにして、認証処理時間の短縮化を図り、利用者が所定の位置に指や手を置いたり、顔を当てたりなどする面倒を軽減できるようにした認証用ICカード及び入場認証処理システムを提供する。
前述した目的を達成するために第1の発明は、所定の場所に入る際の認証処理用として使用されるICカードであって、前記ICカードの記憶手段に、該ICカードを用いて認証を受けた際に、使用された認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込むための認証方式情報記憶エリアが設けられていることを特徴とする認証用ICカードである。
前記ICカードは、前記認証方式情報記憶エリアに利用者の識別番号、一つ以上の認証方式情報等を有する。
第2の発明は、認証を受ける利用者が所持するICカードと、認証処理により入場が管理された場所内に設けられた複数の入出用ゲート装置と、からなる入出認証処理システムであって、前記ICカードは、該ICカードの利用者が、認証を受けた時に用いた認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込む認証方式情報記憶エリアを有し、前記入出用ゲート装置は、所定の認証方式により認証を行う認証処理手段と、前記認証処理手段で認証された場合に、該認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに書き込む手段と、前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取る手段と、前記読み取った認証方式情報で特定される認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段と、を有していることを特徴とする入場認証処理システムである。
前記入出用ゲート装置は、前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記読み取った認証方式情報で特定されるいずれかの認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と一致する場合には、一致した認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段を有する。
前記入出用ゲート装置は、前記ICカードから読み取った前記認証方式情報で特定されるいずれかの認証方式が、認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御した後、前記認証方式情報を初期化するようにしてもよい。
入場認証処理システムの前記入出用ゲート装置には、前記ICカードの前記認証方式情報記憶エリアに保持される識別番号が有効かどうかを判定する手段を有するサーバが接続される。
第3の発明は、認証を受ける利用者が所持するICカードの認証処理により入場が管理された場所内に設けられた複数の入出用ゲート装置であって、所定の認証方式により認証を行う認証処理手段と、前記認証処理手段で認証された場合に、該認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに書き込む手段と、前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取る手段と、前記読み取った認証方式情報で特定される認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段と、を有していることを特徴とする入出用ゲート装置である。
本発明の認証用ICカードは、ICカードの記憶手段に、該ICカードを用いて認証を受けた際に、使用された認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込むための認証方式情報記憶エリアが設けられているので、連続して異なる入出用ゲート装置から入場する場合に、前回の認証処理で認証された認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込むことができるので、次の認証処理の際に前回の認証処理で用いた認証方式の確認を行うことができるという効果がある。
また、本発明の入場認証処理システムは、入出用ゲート装置が、認証処理手段で認証処理を行う際に、認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取り、その読み取った認証方式情報で特定される認証方式が同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段と、を有しているので、複数の入出用ゲート装置が設置されていても、連続して異なる入出用ゲート装置から入場する場合に、前回の認証処理で認証された認証方式が、今回の認証処理で用いられる認証方式と同じ方式の場合には、その認証処理を省略して認証を受けられるようにして、認証処理時間の短縮化を図ることができ、利用者が所定の位置に指や手を置いたり、顔を当てたりなどする面倒を軽減できるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施形態に係る認証用ICカード及び入場認証処理システムを図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る入場認証処理システムの概要を説明する図、図2は、本発明の実施形態に係る入場認証処理システムに使用する非接触ICカードの平面図、図3は、本発明の実施形態に係る入場認証処理システムに使用する入出用ゲート装置を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る入場認証処理システムのシステムブロック図、図5は、本発明で利用される認証方式と認証方式番号との関係を示す図、図6は、本発明の第1の実施形態に係る入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図である。
まず、本発明の第1の実施形態に係る入場認証処理システムの概要を図1に基づいて説明する。
尚、本発明における認証処理により入場が管理された場所とは、例えば、建物、部屋、ビル、施設、特定場所、特定エリア、特定領域、特定地域、などが含まれるが、この実施形態の説明においては、一例として1つの建物1の所定階に複数の部屋として、A室1a、B室1b、C室1cの3つの部屋が設けられている場合について説明する。
そして、各部屋の入出口には、それぞれ入出用ゲート装置2が備えられている。
図1に示すように、A室1aの入出口であるAゲートには、入出用ゲート装置2aが設置され、B室1bの入出口であるBゲートには、入出用ゲート装置2bが設置され、C室1cの入出口であるCゲートには、入出用ゲート装置2cが設置されている。
これらの入出用ゲート装置2は、建物1の利用者がゲートを通過しようとする際に、所定の認証方式による認証を受けることを条件に、ゲートの通過を可能にする機能を有している。
これらの認証時には、予め利用者に配布された記憶媒体である非接触ICカード3が使用され、認証方式としては、暗証番号による認証方式や、指紋、虹彩、血管パターン、網膜、などの生体情報による認証方式などが用いられる。
A室1a、B室1b、C室1cの3部屋のセキュリティレベルに応じて、複数種類の認証方式の中から任意に、どのゲートにどの認証方式を用いるかを自由に設定することができる。
部屋の利用者4が所持する非接触ICカード3は、図2に示すように、ICモジュール5と、そのICモジュール5に接続されたアンテナコイルからなる送受信手段6とが内蔵された構造を有しており、非接触方式により入出用ゲート装置2との間で情報の送受信が可能になっている。
また、非接触ICカード3は、図4に示すように、送受信手段6、記憶手段7、制御手段8を有し、記憶手段7には、認証方式情報記憶エリア7aと照合用情報記憶エリア7bが設けられている。
認証方式情報記憶エリア7aは、利用者4が入出用ゲート装置2を通過する際に、認証処理に用いられた認証方式を特定可能な認証方式番号を含む認証方式情報を、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に送信して書き込むための記憶エリアである。
この認証方式情報記憶エリア7aに記憶された情報は、新たな情報が書き込まれた際に更新されて、常に新しい認証方式情報だけが登録される。
また、照合用情報記憶エリア7bには、本人認証を行う際に使用される照合用情報が予め記憶されている。
この照合用情報としては、例えば照合用の共通鍵、暗証番号、指紋情報、虹彩パターンなどの認証方式に応じた情報が用いられる。
入出用ゲート装置2の記憶手段には、図5に示すように、予め認証方式9と、その認証方式を特定するための認証方式番号10とが関係付けられて登録されている。
したがって、利用者4が入出用ゲート装置2を通過する際に、認証方式番号を含む認証方式情報を非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aに書き込むことで、利用者4が次に通過する入出用ゲート装置2において、非接触ICカード3から認証方式番号を含む認証方式情報を読み取った場合に、その利用者が前回にどの認証方式による認証を受けたのかがわかるようにしてある。
また、入出用ゲート装置2は、図3及び図4に示すように、送受信手段11、照合処理手段12、認証方式情報書込手段13、認証方式情報読取手段14、入出制限切替制御手段15、認証方式情報照合手段16、記憶手段17、生体情報読取手段18、入力手段19、制御手段20などが備えられている。
照合処理手段12は、非接触ICカード3の照合用情報記憶エリア7bに登録されている照合用情報と、利用者が入力した暗証番号や利用者の身体から読み取った生体情報などの照合用情報とを照合する機能を有している。
また、記憶手段17には、入出用ゲート装置2の認証方式の種類と、各認証方式を特定するための認証方式番号とが関係付けられた情報が登録されている。
そして、認証方式情報書込手段13は、その入出用ゲート装置2の認証処理で認証が行われた際に、その使用された認証方式の認証方式番号情報を、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に送信する機能を有し、送信された認証方式番号情報は非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aに書き込まれる。
利用者が連続して複数の入出用ゲート装置2を通過することで、各入出用ゲート装置2で順次に認証を受けた場合には、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aには、前回の認証時の認証方式番号情報だけが登録されているように更新登録される。
また、認証方式情報読取手段14は、入出用ゲート装置2を通過しようとする利用者が所持する非接触ICカード3から、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aに書き込まれている認証方式番号情報の読み取りを行う機能を有している。
また、認証方式情報照合手段16は、その入出用ゲート装置2を通過しようとする利用者に対して認証処理を行う認証方式番号情報と、非接触ICカード3から読み取った認証方式番号情報とを照合する機能を有している。
認証方式情報照合手段16による認証方式番号情報の照合が一致した場合には、その入出用ゲート装置2を通過しようとする利用者が、その入出用ゲート装置2に来る前に通過した入出用ゲート装置2において、既に同じ認証方式で認証が受けられていることから、通常行う認証処理を省略して通過可能にする。
また、入出制限切替制御手段15は、利用者が入出用ゲート装置2の通過しようとする際に、通過可能な状態と通過できない状態に切り替えるように制御する機能を有している。
入出用ゲート装置2には、開閉板21が備えられ、入出制限切替制御手段15からの指示信号に基づいて、閉じたり、開いたりして通行の管理ができるようにしてある。
入出制限切替制御手段15は、認証方式情報照合手段16での認証方式情報の照合一致や、照合処理手段12での照合用情報の照合一致が受けられた場合に、開閉板21に対して開閉板21を開いて利用者の通行が可能な状態にさせる指示信号の送信を行なう。
これにより、利用者が入出用ゲート装置2のゲートを通過できるようにしてある。
また、認証方式情報照合手段16による認証方式番号情報の照合が不一致の場合には、その入出用ゲート装置2を通過しようとする利用者に通常行う認証処理をしてもらい、照合処理手段12での照合用情報の照合一致が受けられた場合に、開閉板21に対して開閉板21を開いて利用者の通行が可能な状態にさせる指示信号の送信を行なう。
次に、本発明の第1の実施形態に係る入場認証処理システムの処理手順を、図5のフローチャート図に基づいて説明する。
ゲートから入る際に、入出用ゲート装置2で非接触ICカード3の記憶手段における認証方式情報記憶エリアの登録情報7aを読み取る(ステップS1)。
次に、入出用ゲート装置2の登録情報と読み取られた照合方式番号とを照合する(ステップS2)。
この照合で一致した場合には、設定された認証処理を省略し、開閉板21を開いてゲートを通過することができる状態にする(ステップS3)。
また、この照合で不一致の場合には、入出用ゲート装置2に設定された認証方式の認証処理を受ける必要があり、認証に必要な照合用情報を入力させるように利用者に要求する(ステップS4)。
そして、設定された認証方式の認証処理を行う(ステップS5)。
この認証方式の認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である認証方式情報として送信される(ステップS6)。
入出用ゲート装置2から認証方式番号である認証方式情報を受信した非接触ICカード3は、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aに認証方式番号を含む認証方式情報を登録させる(ステップS7)。
そして、入出用ゲート装置2の開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする(ステップS8)。
以上の処理により、利用者4は、前回に認証が受けられた認証方式を省略できようにしてあり、複数の入出用ゲート装置が設置されていても、認証処理時間の短縮化や、利用者が所定の位置に指や手を置いたり、顔を当てたりなどする面倒を軽減できるようにしてある。
次に、本発明の第1の実施形態に係る入場認証処理システムの実施例として、図1に基づいて、利用者4が矢印に示す順番に行動した際の具体的な処理手順について説明する。
まず、各ゲートに備えられている入出用ゲート装置2毎で処理する認証方式を設定する。
Aゲートの入出用ゲート装置2aでは、認証方式として共通鍵による認証が行われ、Bゲートの入出用ゲート装置2bでは、認証方式として指紋認証が行われ、Cゲートの入出用ゲート装置2cでは、認証方式として暗証番号による認証と、更に指紋認証とが行われるものとする。
つまり、入出用ゲート装置2aの記憶手段17には、照合方式番号として「1」が登録され、入出用ゲート装置2bの記憶手段17には、照合方式番号として「3」が登録され、入出用ゲート装置2cの記憶手段17には、照合方式番号として「2」と「3」が登録されている。
また、利用者4が所持する非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aには、初期状態となっていて「0」が登録されているものとする。
上記の設定は、一例であって任意に設定することができる。
また、この処理手順の説明では、利用者4が、各室に備えられたゲートA、ゲートB、ゲートC、を順番に通過して、最後にゲートAから外部に出るまでの処理について説明する。
まず、利用者4が、Aゲートから入る際に、入出用ゲート装置2aに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの登録情報として、「0」が読み取られる。
入出用ゲート装置2aの記憶手段17に登録されている照合方式番号と、読み取られた照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2aの記憶手段17に登録されている照合方式番号が「1」で、また非接触ICカード3から読み取られた照合方式番号が「0」であるので、照合不一致となり、認証処理の省略処理を行わないで、共通鍵を用いた認証処理が行われる。
また、この照合処理で照合一致となった場合には、認証処理の省略処理を行うことで、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする(ステップS6)。
そして、共通鍵を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2aから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である「1」が認証方式情報として送信される。
非接触ICカード3は、受信した認証方式番号「1」を含む認証方式情報を、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aに更新させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2aの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
尚、共通鍵を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
A室に入った利用者4が、更に、BゲートからB室に入る際に、入出用ゲート装置2baに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの登録情報が読み取られる。
そして、入出用ゲート装置2bの記憶手段17に登録されている照合方式番号と、読み取られた照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2bの記憶手段17に登録されている照合方式番号が「3」で、また非接触ICカード3から読み取られた照合方式番号が「1」であるので、照合不一致となり、認証処理の省略処理を行わないで、指紋を用いた認証処理が行われる。
また、この照合処理で照合一致となった場合には、認証処理の省略処理を行うことで、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。
そして、指紋を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2bから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である「3」が認証方式情報として送信される。
非接触ICカード3は、受信した認証方式番号「3」を含む認証方式情報を、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aに登録させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2bの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
また、この指紋を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
次に、B室に入った利用者4が、B室を出て、更に、CゲートからC室に入る際に、入出用ゲート装置2cに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの登録情報が読み取られる。
そして、入出用ゲート装置2cの記憶手段17に登録されている照合方式番号と、読み取られた照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2cの記憶手段17に登録されている照合方式番号が「2」と「3」で、また非接触ICカード3から読み取られた照合方式番号が「3」であるので、「3」が照合一致で、「2」が照合不一致となる。
上記の場合には、照合一致した認証方式番号「3」の指紋照合が前回の入出用ゲート装置2bで認証が受けられているので、今回の認証処理では省略され、照合不一致となった認証方式番号「2」の暗証番号により認証処理だけが行われる。
そして、暗証番号を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2cから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である「2」が認証方式情報として送信される。
非接触ICカード3は、受信した認証方式番号「2」を含む認証方式情報を、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aに登録させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2cの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
また、この暗証番号を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
そして、利用者4が、C室を出て、更にA室から入出用ゲート装置2aを通過して外部に出る場合には、入出用ゲート装置2aから情報を消去させるための指示信号が送信されて、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの登録情報を初期化させて、「0」を登録する。
これにより、利用者が外部に出た場合には、認証処理の省略が行えない状態に初期化させる。
以上の処理により、利用者4は、前回に認証が受けられた認証方式を省略できようにしてあり、複数の入出用ゲート装置が設置されていても、認証処理時間の短縮化や、利用者が所定の位置に指や手を置いたり、顔を当てたりなどする面倒を軽減できるようにしてある。
次に、本発明の第2の実施形態に係る認証用ICカード及び入場認証処理システムを図面に基づいて詳細に説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る入場認証処理システムのシステムブロック図、図8は、第2の実施形態の非接触ICカード3の記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの詳細を示す図、図9は、第2の実施形態の入出用ゲート装置2の記憶手段17の詳細を示す図、図10は、第2の実施形態に係る入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図である。
まず、本発明の第2の実施形態に係る入場認証処理システムの概要は、図1に示す第1の実施形態に係る入場認証処理システムとほぼ同じであるが、入出用ゲート装置が認証処理手段で認証処理を行う際に、認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取り、その読み取った認証方式情報で特定される認証方式が同じ場合には、1回のみ、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する。即ち、複数の入出用ゲート装置が設置されていて、連続して異なる入出用ゲート装置から入場する場合に、前回の認証処理で認証された認証方式が今回の認証処理で用いられる認証方式と同じ方式の場合には、その認証処理を省略して認証を受けられるようにするが、2回以上続けて認証処理を省略することは許可せず、再度、利用者に対して認証処理を要求することにより、セキュリティを強化する。
図7に示すように、非接触ICカード3は、受信手段6、記憶手段7、制御手段8を有し、記憶手段7には、認証方式情報記憶エリア7aと照合用情報記憶エリア7bが設けられている。
認証方式情報記憶エリア7aは、図8に示すように利用者4の社員番号等の識別番号を表すID41、利用者の名前42、利用者4が入出用ゲート装置2を通過する際に、認証処理に用いられた認証方式を特定可能な認証方式番号を含む認証方式情報43を有する。認証方式情報43に記憶された情報は、新たな情報が書き込まれた際に更新されて、常に新しい認証方式情報だけが登録される。
照合用情報記憶エリア7bには、本人認証を行う際に使用される照合用の共通鍵、暗証番号、指紋情報、虹彩パターンなど、認証方式に応じた照合用情報が予め記憶されている。
入出用ゲート装置2は、図7に示すように、送受信手段11、照合処理手段12、認証方式情報書込手段13、認証方式情報読取手段14、入出制限切替制御手段15、認証方式情報照合手段16、記憶手段17、生体情報読取手段18、入力手段19、制御手段20、通信手段22などが備えられている。
照合処理手段12、認証方式情報書込手段13、認証方式情報読取手段14、入出制限切替制御手段15、認証方式情報照合手段16、生体情報読取手段18、入力手段19、制御手段20は、第1の実施形態の入出用ゲート装置と同じ機能を有する。
記憶手段17は、図9に示すように、入出用ゲート装置2の認証方式の種類と、各認証方式を特定するための認証方式番号とが関係付けられた情報が登録される認証方式情報17aを有する。
利用者が連続して複数の入出用ゲート装置2を通過することで、各入出用ゲート装置2で順次に認証を受けた場合には、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43には、前回の認証時の認証方式番号情報だけが登録されているように更新登録される。
入出用ゲート装置2の認証方式情報照合手段16による非接触ICカード3の認証方式情報43と入出用ゲート装置2の認証方式情報17aの照合が一致した場合には、その入出用ゲート装置2を通過しようとする利用者が、その入出用ゲート装置2に来る前に通過した入出用ゲート装置2において、既に同じ認証方式で認証が受けられていることから、通常行う認証処理を省略して通過可能にする。それと略同時に、認証方式情報書込手段13は、非接触ICカード3の認証方式情報43を「0」に初期化する。これにより、同じ認証方式の入出用ゲート装置2を3回通過しようとする場合、2回目は認証処理を省略して通過することができるが、そのとき、認証方式情報43は「0」に初期化されているため、3回目は認証方式番号情報の照合が不一致となるため、再度認証処理を受けることが必要となる。
入出用ゲート装置2は、ネットワーク等を介してサーバ30に接続している。通信手段22は、サーバ30との通信を制御する。
サーバ30は、通信手段31、入力手段32、印刷手段33、表示手段34、記憶手段35、メディア入出力手段36、制御手段37などが備えられている。
通信手段31は、ネットワーク等を介した入出用サーバ2との通信を制御する。
入力手段32は、キーボード、マウス等の入力装置である。印刷手段33はプリンタで、ユーザからの要求により必要な情報等の印刷を行う。
表示部34は、CRT(Cathode−Ray Tube)あるいはLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
メディア入出力手段36は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)あるいはCD−RW(CD−ReWritable)、フレキシブルディスク、MO(Magneto Optic Disc)等の媒体のドライブで、媒体からのデータの読み出し、媒体へのデータの書き込みを行う。
制御手段37は、プログラムの実行を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリから構成される。制御手段37は、サーバ30全体の動作を制御する。
記憶手段35は、サーバ30の動作に必要となるプログラム、データ等を保存しており、ID情報記憶エリア35aを有する。
ID情報記憶エリア35aは、入場認証処理システムの利用者4の社員番号のような識別番号、名前等を保持する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る入場認証処理システムの処理手順を、図10のフローチャート図に基づいて説明する。
ゲートから入る際に、入出用ゲート装置2で利用者4の非接触ICカード3の記憶手段における認証方式情報記憶エリア7aの登録録情報を読み取る(ステップS11)。
入出用ゲート装置2は、読み取られた認証方式情報記憶エリア7aのID41と一致するID情報があるかどうか、サーバ3に問い合わせる(ステップS12)。
サーバ3は、記憶手段35のID情報記憶エリア35aに該当するID情報があるかどうか照合し、無い場合、利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
該当するID情報がある場合、入出用ゲート装置2の認証方式情報17aと非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43とを照合する(ステップS13)。
この照合で一致した場合には、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に対して認証方式情報43の初期化を要求し、非接触ICカード3は、認証方式情報43を「0」に初期化する(ステップS14)。入出用ゲート装置2は、設定された認証処理を省略し、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。(ステップS15)
入出用ゲート装置2の認証方式情報17aと非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43との照合で不一致の場合には、入出用ゲート装置2に設定された認証方式の認証処理を受ける必要があるため、認証に必要な照合用情報を入力させるように利用者4に要求する(ステップS16)。
そして、設定された認証方式の認証処理を行う(ステップS17)。
この認証方式の認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である認証方式情報として送信される(ステップS18)。
入出用ゲート装置2から認証方式番号である認証方式情報を受信した非接触ICカード3は、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43に送信された認証方式情報を登録させる(ステップS19)。
そして、入出用ゲート装置2の開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする(ステップS20)。
以上の処理により、利用者4は、2回続けて同じ認証方式の場合、前回に認証が受けられた認証方式を省略できるが、3回続けて同じ認証方式の場合は、再度認証を受けることが必要となるため、セキュリティが強化される。
次に、本発明の第2の実施形態に係る入場認証処理システムの実施例として、図1に基づいて、利用者4が矢印に示す順番に行動した際の具体的な処理手順について説明する。
まず、各ゲートに備えられている入出用ゲート装置2毎で処理する認証方式を設定する。
Aゲートの入出用ゲート装置2aでは、認証方式として共通鍵による認証が行われ、Bゲートの入出用ゲート装置2bでは、認証方式として共通鍵による認証が行われ、Cゲートの入出用ゲート装置2cでは、認証方式として共通鍵による認証と、更に指紋認証とが行われるものとする。
つまり、入出用ゲート装置2aの記憶手段17の認証方式情報17aには「1」が登録され、入出用ゲート装置2bの記憶手段17の認証方式情報17aには「1」が登録され、入出用ゲート装置2cの記憶手段17の認証方式情報17aには「1」と「3」が登録されている。
また、利用者4が所持する非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43は、初期状態として「0」が登録されているものとする。
上記の設定は、一例であって任意に設定することができる。
また、この処理手順の説明では、利用者4が、各室に備えられたゲートA、ゲートB、ゲートC、を順番に通過して、最後にゲートAから外部に出るまでの処理について説明する。
まず、利用者4が、Aゲートから入る際に、入出用ゲート装置2aに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43として、「0」が読み取られる。
入出用ゲート装置2aの記憶手段17の認証方式情報17aと、読み取られた認証方式情報43との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2aの認証方式情報17aに登録されている照合方式番号が「1」で、また非接触ICカード3の認証方式情報43から読み取られた照合方式番号が「0」であるので、照合不一致となり、認証処理の省略処理を行わないで、共通鍵を用いた認証処理が行われる。
また、この照合処理で照合一致となった場合には、認証処理の省略処理を行うことで、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。
そして、共通鍵を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2aから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である「1」が認証方式情報として送信される。
非接触ICカード3は、受信した認証方式番号「1」を含む認証方式情報を、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43に更新させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2aの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
尚、共通鍵を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
A室に入った利用者4が、更に、BゲートからB室に入る際に、入出用ゲート装置2bに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43が読み取られる。
そして、入出用ゲート装置2bの記憶手段17の認証方式情報17aに登録されている照合方式番号と、読み取られた照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2bの記憶手段17の認証方式情報17aに登録されている照合方式番号が「1」で、また非接触ICカード3の認証方式情報43から読み取られた照合方式番号が「1」であるので、照合一致となる。入出用ゲート装置2bは、非接触ICカード3に認証方式情報エリアの初期化を要求し、非接触ICカード3は、認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報を「0」に初期化する。そして、認証処理の省略処理を行うことで、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。
次に、B室に入った利用者4が、B室を出て、更に、CゲートからC室に入る際に、入出用ゲート装置2cに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43が読み取られる。
そして、入出用ゲート装置2cの記憶手段17の認証方式情報17aに登録されている照合方式番号と、読み取られた照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2cの記憶手段17の認証方式情報17aに登録されている照合方式番号が「1」と「3」で、また非接触ICカード3から読み取られた照合方式番号が「0」であるので、照合不一致となる。
上記の場合には、照合不一致となった認証方式番号「1」の共通鍵を用いた認証処理と、照合不一致となった認証方式番号「3」の指紋認証による認証処理が行われる。
そして、共通鍵、指紋認証を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2cから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である「1」と「3」が認証方式情報として送信される。
非接触ICカード3は、受信した認証方式番号「1」と「3」を、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43に登録させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2cの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
また、この共通鍵、指紋認証を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
そして、利用者4が、C室を出て、更にA室から入出用ゲート装置2aを通過して外部に出る場合には、入出用ゲート装置2aから情報を消去させるための指示信号が送信されて、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43を初期化させて、「0」を登録する。
これにより、利用者が外部に出た場合には、認証処理の省略が行えない状態に初期化させる。
このように、共通鍵を用いた認証処理を行うAゲート、Bゲート、共通鍵と指紋認証を用いた認証処理を行うCゲートを連続して通過しようとする場合、共通鍵を用いた認証処理が2回目となるBゲートでは認証処理を省略することができるが、共通鍵を用いた認証処理が3回目となるCゲートでは再度、共通鍵を用いた認証処理が要求される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る認証用ICカード及び入場認証処理システムを図面に基づいて詳細に説明する。
図11は、第3の実施形態の非接触ICカード3の記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの詳細を示す図、図12は、第3の実施形態の入出用ゲート装置2の記憶手段17の詳細を示す図、図13は、第3の実施形態に係る一つの認証処理を必要とする入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図、図14は、第3の実施形態に係る二つの認証処理を必要とする入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図である。
まず、本発明の第3の実施形態に係る入場認証処理システムの概要は、図1、図7に示す第2の実施形態に係る入場認証処理システムとほぼ同じである。
認証方式情報記憶エリア7aは、図11に示すように利用者4の社員番号等の識別番号を表すID41、利用者の名前42、利用者4が入出用ゲート装置2を通過する際に、認証処理に用いられた認証方式を特定可能な認証方式番号を含む認証方式情報43a、43bを有する。認証方式情報43a、43bに記憶された情報は、新たな情報が書き込まれた際に更新されて、常に新しい認証方式情報だけが登録される。
また、入出用ゲート装置2の記憶手段17は、図12に示すように、入出用ゲート装置2の認証方式の種類と、各認証方式を特定するための認証方式番号とが関係付けられた情報が登録される認証方式情報17a、17bを有する。
非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aは、認証方式情報43aと43bを、入出用ゲート装置2の記憶手段17は、認証方式情報17aと17bを、というようにそれぞれ二つの認証処理方式を記憶することが可能であるが、一つのゲートにおいて三つ以上の認証処理が必要となる場合は、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7a及び入出用ゲート装置2の記憶手段17が必要となる認証処理の数だけ認証方式情報を持つようにしてもよい。
利用者が連続して複数の入出用ゲート装置2を通過することで、各入出用ゲート装置2で順次に認証を受けた場合には、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bには、前回の認証時の認証方式番号情報だけが登録されているように更新登録される。
入出用ゲート装置2の認証方式情報照合手段16による非接触ICカード3の認証方式情報43a、43bのいずれかと、入出用ゲート装置2の認証方式情報17a、17bのいずれかが一致した場合には、一致した認証方式については、その入出用ゲート装置2を通過しようとする利用者が、その入出用ゲート装置2に来る前に通過した入出用ゲート装置2において、既に同じ認証方式で認証が受けられていることから、通常行う認証処理を省略して通過可能にする。
次に、本発明の第3の実施形態に係る入場認証処理システムにおいて、入出用ゲート装置2が一つの認証処理を必要とする場合の処理手順を、図13のフローチャート図に基づいて説明する。
入場認証処理システムで一つの認証処理を必要とする場合、入出用ゲート装置2の記憶手段17の認証方式情報17aには必要となる認証処理の認証方式番号が登録され、認証方式情報17bには「0」が登録されている。
ゲートから入る際に、入出用ゲート装置2で利用者4の非接触ICカード3の記憶手段における認証方式情報記憶エリア7aの登録情報を読み取る(ステップS21)。
入出用ゲート装置2は、読み取られた認証方式情報記憶エリア7aのID41と一致するID情報があるかどうか、サーバ3に問い合わせる(ステップS22)。
サーバ3は、記憶手段35のID情報記憶エリア35aに該当するID情報があるかどうか照合し、無い場合、利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
該当するID情報がある場合、入出用ゲート装置2の認証方式情報17aと非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43a、43bとを照合する(ステップS23)。
入出用ゲート装置2の認証方式情報17aが非接触ICカード3の認証方式情報43a、43bのいずれかと一致した場合、入出用ゲート装置2は、設定された認証処理を省略し、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。(ステップS24)
入出用ゲート装置2の認証方式情報17aが、非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43a、43bのいずれとも不一致の場合、入出用ゲート装置2に設定された認証方式の認証処理を受ける必要があるため、認証に必要な照合用情報を入力させるように利用者4に要求する(ステップS25)。
そして、設定された認証方式の認証処理を行い(ステップS26)、この認証方式の認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2の開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする(ステップS27)。
入出用ゲート装置2で設定された認証方式の認証処理を省略してゲートを通過した場合、あるいは認証処理を受けて認証されゲートを通過した場合、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に対して、認証方式情報17a、17bを送信する(ステップS28)。
入出用ゲート装置2から認証方式番号である認証方式情報17a、17bを受信した非接触ICカード3は、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bに送信された認証方式情報を登録させる(ステップS29)。
次に、本発明の第3の実施形態に係る入場認証処理システムにおいて、入出用ゲート装置2が二つの認証処理を必要とする場合の処理手順を、図14のフローチャート図に基づいて説明する。
入場認証処理システムで二つの認証処理を必要とする場合、入出用ゲート装置2の記憶手段17の認証方式情報17a、17bには、それぞれ必要となる認証処理の認証方式番号が登録されている。
ゲートから入る際に、入出用ゲート装置2で利用者4の非接触ICカード3の記憶手段における認証方式情報記憶エリア7aの登録情報を読み取る(ステップS31)。
入出用ゲート装置2は、読み取られた認証方式情報記憶エリア7aのID41と一致するID情報があるかどうか、サーバ3に問い合わせる(ステップS32)。
サーバ3は、記憶手段35のID情報記憶エリア35aに該当するID情報があるかどうか照合し、無い場合、利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
該当するID情報がある場合、入出用ゲート装置2の第1の認証処理の認証方式を示す認証方式情報17aと非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43a、43bとを照合する(ステップS33)。
非接触ICカード3の認証方式情報43a、43bのいずれかが入出用ゲート装置2の認証方式情報17aと一致した場合、入出用ゲート装置2の第2の認証処理の認証方式を示す認証方式情報17bと非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43a、43bとを照合する(ステップS34)。
入出用ゲート装置2の認証方式情報17bが非接触ICカード3の認証方式情報43a、43bのいずれかと一致した場合、入出用ゲート装置2は、設定された二つの認証処理を省略し、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。(ステップS35)
入出用ゲート装置2の認証方式情報17a、17bのいずれか、あるいは両方が、非接触ICカード3から読み取られた認証方式情報43a、43bのいずれと一致しない場合、一致しなかった一つ、あるいは二つの認証処理を受ける必要があるため、認証に必要な照合用情報を入力させるように利用者4に要求する(ステップS36)。
そして、設定された一つ、あるいは二つの認証方式の認証処理を行い(ステップS37)、この認証方式の認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2の開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする(ステップS38)。
入出用ゲート装置2で設定された認証方式の認証処理を省略してゲートを通過した場合、あるいは認証処理を受けて認証されゲートを通過した場合、入出用ゲート装置2から非接触ICカード3に対して、認証方式情報17a、17bを送信する(ステップS39)。
入出用ゲート装置2から認証方式番号である認証方式情報17a、17bを受信した非接触ICカード3は、非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bに送信された認証方式情報を登録させる(ステップS40)。
次に、本発明の第3の実施形態に係る入場認証処理システムの実施例として、図1に基づいて、利用者4が矢印に示す順番に行動した際の具体的な処理手順について説明する。
まず、各ゲートに備えられている入出用ゲート装置2毎で処理する認証方式を設定する。
Aゲートの入出用ゲート装置2aでは、認証方式として共通鍵による認証が行われ、Bゲートの入出用ゲート装置2bでは、認証方式として指紋認証による認証が行われ、Cゲートの入出用ゲート装置2cでは、認証方式として指紋認証による認証と、更に暗証番号による認証とが行われるものとする。
つまり、入出用ゲート装置2aの記憶手段17の認証方式情報17aには「1」、認証方式情報17bには「0」が登録され、入出用ゲート装置2bの記憶手段17の認証方式情報17aには「3」、認証方式情報17bには「0」が登録され、入出用ゲート装置2cの記憶手段17の認証方式情報17aには「3」、認証方式情報17bには「2」が登録されている。
また、利用者4が所持する非接触ICカード3の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bには、初期状態として「0」が登録されているものとする。
上記の設定は、一例であって任意に設定することができる。
また、この処理手順の説明では、利用者4が、各室に備えられたゲートA、ゲートB、ゲートC、を順番に通過して、最後にゲートAから外部に出るまでの処理について説明する。
まず、利用者4が、Aゲートから入る際に、入出用ゲート装置2aに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bとして「0」、「0」が読み取られる。
入出用ゲート装置2aは、共通鍵の認証方式の認証処理一つが設定されているため、入出用ゲート装置2の記憶手段17の認証方式情報17aと、読み取られた認証方式情報43a、43bとの照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2aの認証方式情報17aに登録されている照合方式番号が「1」で、また非接触ICカード3の認証方式情報43a、43bから読み取られた照合方式番号が「0」、「0」であるので、照合不一致となり、認証処理の省略処理を行わないで、共通鍵を用いた認証処理が行われる。
また、この照合処理で照合一致となった場合には、認証処理の省略処理を行うことで、開閉板21を開いて利用者4がゲートを通過することができる状態にする。
そして、共通鍵を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2aから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証処理の認証方式情報として「1」「0」送信される。
非接触ICカード3は、認証方式番号「1」「0」を受信し、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43aを「1」に、認証方式情報43bを「0」に更新させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2aの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
尚、共通鍵を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
A室に入った利用者4が、更に、BゲートからB室に入る際に、入出用ゲート装置2bに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bが読み取られる。
そして、入出用ゲート装置2bの記憶手段17の認証方式情報17a、17bに登録されている照合方式番号と、読み取られた照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2bの記憶手段17の認証方式情報17a、17bに登録されている照合方式番号が「3」、「0」で、非接触ICカード3の認証方式情報43a、43bから読み取られた照合方式番号が「1」「0」であるので、照合不一致となるため、認証処理の省略処理を行わないで、指紋認証を用いた認証処理が行われる。
次に、B室に入った利用者4が、B室を出て、更に、CゲートからC室に入る際に、入出用ゲート装置2cに非接触ICカード3を近づけることで、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bが読み取られる。
そして、入出用ゲート装置2cの記憶手段17の認証方式情報17a、17bに登録されている照合方式番号と、読み取られた非接触ICカード3の照合方式番号との照合が行われる。
尚、上記条件の場合には、入出用ゲート装置2cの記憶手段17の認証方式情報17a、17bに登録されている照合方式番号が「3」、「2」で、また非接触ICカード3から読み取られた照合方式番号が「3」、「0」であるので、照合方式番号「3」は照合一致となり、照合方式番号「2」は照合不一致となる。
上記の場合には、照合不一致となった認証方式番号「2」の暗証番号を用いた認証処理が行われる。
そして、暗証番号を用いた認証処理で認証された場合には、入出用ゲート装置2cから非接触ICカード3に対して、認証が受けられた認証方式番号である「3」と「2」が認証方式情報として送信される。
非接触ICカード3は、受信した認証方式番号「3」と「2」を、記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bにそれぞれ登録させる。
また、上記の処理と略同時に、入出用ゲート装置2cの開閉板21が開いて、利用者4がゲートを通過できる状態にする。
また、この暗証番号を用いた認証処理で認証されない場合には、そのままの状態で利用者4がゲートを通過することができない状態のまま処理が終了される。
そして、利用者4が、C室を出て、更にA室から入出用ゲート装置2aを通過して外部に出る場合には、入出用ゲート装置2aから情報を消去させるための指示信号が送信されて、非接触ICカード3の記憶手段7における認証方式情報記憶エリア7aの認証方式情報43a、43bを初期化させて、それぞれ「0」を登録する。
これにより、利用者が外部に出た場合には、認証処理の省略が行えない状態に初期化させる。
このように、利用者4は、前回に認証が受けられた認証方式を省略でき、複数の入出用ゲート装置が設置されていても、認証処理時間の短縮化や、利用者が所定の位置に指や手を置いたり、顔を当てたりなどする面倒を軽減できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る認証用ICカード及び入場認証処理システムの好適な実施形態について説明したが、前述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の実施形態に係る入場認証処理システムの概要を説明する図 本発明の実施形態に係る入場認証処理システムに使用する非接触ICカードの平面図 本発明の実施形態に係る入場認証処理システムに使用する入出用ゲート装置を示す斜視図 本発明の実施形態に係る入場認証処理システムのシステムブロック図 本発明で利用される認証方式と認証方式番号との関係を示す図 本発明の第1の実施形態に係る入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図 本発明の第2の実施形態に係る入場認証処理システムのシステムブロック図 第2の実施形態の非接触ICカード3の記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの詳細を示す図 第2の実施形態の入出用ゲート装置2の記憶手段17の詳細を示す図 第2の実施形態に係る入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図 第3の実施形態の非接触ICカード3の記憶手段7の認証方式情報記憶エリア7aの詳細を示す図 第3の実施形態の入出用ゲート装置2の記憶手段17の詳細を示す図 第3の実施形態に係る一つの認証処理を必要とする入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図 第3の実施形態に係る二つの認証処理を必要とする入場認証処理システムの処理手順を示すフローチャート図
符号の説明
1・・・・・・・・・建物
2・・・・・・・・・入出用ゲート装置
3・・・・・・・・・非接触ICカード
4・・・・・・・・・利用者
5・・・・・・・・・ICモジュール
6,11・・・・・・・・・送受信手段
7,17,35・・・・・・・・・記憶手段
7a・・・・・・・・・認証方式情報記憶エリア
7b・・・・・・・・・照合用情報記憶エリア
8,20,37・・・・・・・・・制御手段
9・・・・・・・・・認証方式
12・・・・・・・・・照合処理手段
13・・・・・・・・・認証方式情報書込手段
14・・・・・・・・・認証方式情報読取手段
15・・・・・・・・・入出制限切替制御手段
16・・・・・・・・・認証方式情報照合手段
18・・・・・・・・・生体情報読取手段
19,32・・・・・・・・・入力手段
21・・・・・・・・・開閉板
22,31・・・・・・・・・通信手段
30・・・・・・・・・サーバ
33・・・・・・・・・印刷手段
34・・・・・・・・・表示手段
35a・・・・・・・・・ID情報記憶エリア
36・・・・・・・・・メディア入出力手段

Claims (11)

  1. 所定の場所に入る際の認証処理用として使用されるICカードであって、
    前記ICカードの記憶手段に、該ICカードを用いて認証を受けた際に、使用された認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込むための認証方式情報記憶エリアが設けられていることを特徴とする認証用ICカード。
  2. 前記ICカードは、前記認証方式情報記憶エリアに利用者の識別番号、一つ以上の認証方式情報等を有することを特徴とする請求項1記載の認証用ICカード。
  3. 認証を受ける利用者が所持するICカードと、認証処理により入場が管理された場所内に設けられた複数の入出用ゲート装置と、からなる入出認証処理システムであって、
    前記ICカードは、該ICカードの利用者が、認証を受けた時に用いた認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を書き込む認証方式情報記憶エリアを有し、
    前記入出用ゲート装置は、
    所定の認証方式により認証を行う認証処理手段と、
    前記認証処理手段で認証された場合に、該認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに書き込む手段と、
    前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取る手段と、
    前記読み取った認証方式情報で特定される認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段と、
    を有していることを特徴とする入場認証処理システム。
  4. 前記ICカードは、前記認証方式情報記憶エリアに利用者の識別番号、名前、一つ以上の認証方式情報等を有することを特徴とする請求項3記載の入場認証処理システム。
  5. 前記入出用ゲート装置は、前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記読み取った認証方式情報で特定されるいずれかの認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と一致する場合には、一致した認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段を有していることを特徴とする請求項3から4のいずれかに記載の入場認証処理システム。
  6. 前記入出用ゲート装置は、前記ICカードから読み取った前記認証方式情報で特定されるいずれかの認証方式が、認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御した後、前記認証方式情報を初期化することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の入場認証処理システム。
  7. 前記入出用ゲート装置に接続されたサーバを更に有することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の入場認証処理システム。
  8. 前記サーバは、前記ICカードの前記認証方式情報記憶エリアに保持される識別番号が有効かどうかを判定する手段を有することを特徴とする請求項7記載の入場認証処理システム。
  9. 認証を受ける利用者が所持するICカードの認証処理により入場が管理された場所内に設けられた複数の入出用ゲート装置であって、
    所定の認証方式により認証を行う認証処理手段と、
    前記認証処理手段で認証された場合に、該認証方式の種類を特定することができる認証方式情報を、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに書き込む手段と、
    前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記認証用ICカードの認証方式情報記憶エリアに記憶されている認証方式情報を読み取る手段と、
    前記読み取った認証方式情報で特定される認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段と、
    を有していることを特徴とする入出用ゲート装置。
  10. 前記入出用ゲート装置は、前記認証処理手段で認証処理を行う際に、前記読み取った認証方式情報で特定されるいずれかの認証方式が、その認証処理装置で用いられる認証方式と一致する場合には、一致した認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御する手段を有していることを特徴とする請求項9記載の入出用ゲート装置。
  11. 前記入出用ゲート装置は、前記ICカードから読み取った前記認証方式情報で特定されるいずれかの認証方式が、認証処理装置で用いられる認証方式と同じ場合には、認証処理を行わないで入場を可能な状態に制御した後、前記認証方式情報を初期化することを特徴とする請求項9から10のいずれかに記載の入出用ゲート装置。
JP2007163837A 2006-06-21 2007-06-21 入場認証処理システム及び入出用ゲート装置 Active JP5034709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007163837A JP5034709B2 (ja) 2006-06-21 2007-06-21 入場認証処理システム及び入出用ゲート装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006170828 2006-06-21
JP2006170828 2006-06-21
JP2007163837A JP5034709B2 (ja) 2006-06-21 2007-06-21 入場認証処理システム及び入出用ゲート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008027432A true JP2008027432A (ja) 2008-02-07
JP5034709B2 JP5034709B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=39117956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007163837A Active JP5034709B2 (ja) 2006-06-21 2007-06-21 入場認証処理システム及び入出用ゲート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5034709B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065376A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Dainippon Printing Co Ltd ファイルアクセス管理端末装置及びファイルアクセス管理システム
JP2009206716A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Kyocera Corp 基地局および移動機
JP2010016634A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Sharp Corp 認証システム及び端末装置
JP2010250852A (ja) * 2010-06-21 2010-11-04 Kyocera Corp 基地局
JP2012238231A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hitachi Ltd セキュリティ装置
JP2014021688A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Konica Minolta Inc セキュリティー管理システム、サーバー、画像形成装置、セキュリティー管理プログラム、およびセキュリティー管理方法
JP6039029B1 (ja) * 2015-09-18 2016-12-07 ヤフー株式会社 選択装置、選択方法、選択プログラム及び認証処理システム
WO2019138839A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 日本電気株式会社 顔認証装置
CN114038100A (zh) * 2021-11-05 2022-02-11 深圳市商汤科技有限公司 一种通行核验方法、装置、电子设备及储存介质
WO2022208598A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 日本電気株式会社 認証システム及び認証方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259235A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Dainippon Printing Co Ltd 携帯可能情報記憶媒体、申請者情報入力装置、携帯可能情報記憶媒体システム、及び携帯可能情報記憶媒体のデータアクセス方法
JPH11134451A (ja) * 1997-10-27 1999-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Icカード及びicカードの認証切替方法及びシステム及びicカードの認証切替プログラムを格納した記憶媒体
JP2001126040A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Icカードの利用者認証システム及び方法並びに前記システムにおける認証方法の判定プログラムを記録した記録媒体
JP2001148001A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Oki Electric Ind Co Ltd 本人認証装置及び本人認証方法
JP2003203213A (ja) * 2002-01-08 2003-07-18 Dainippon Printing Co Ltd 認証管理アプリケーション、認証アプリケーション及びicカード

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259235A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Dainippon Printing Co Ltd 携帯可能情報記憶媒体、申請者情報入力装置、携帯可能情報記憶媒体システム、及び携帯可能情報記憶媒体のデータアクセス方法
JPH11134451A (ja) * 1997-10-27 1999-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Icカード及びicカードの認証切替方法及びシステム及びicカードの認証切替プログラムを格納した記憶媒体
JP2001126040A (ja) * 1999-10-27 2001-05-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Icカードの利用者認証システム及び方法並びに前記システムにおける認証方法の判定プログラムを記録した記録媒体
JP2001148001A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Oki Electric Ind Co Ltd 本人認証装置及び本人認証方法
JP2003203213A (ja) * 2002-01-08 2003-07-18 Dainippon Printing Co Ltd 認証管理アプリケーション、認証アプリケーション及びicカード

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065376A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Dainippon Printing Co Ltd ファイルアクセス管理端末装置及びファイルアクセス管理システム
JP2009206716A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Kyocera Corp 基地局および移動機
JP4592769B2 (ja) * 2008-02-27 2010-12-08 京セラ株式会社 基地局および移動機
US8532615B2 (en) 2008-02-27 2013-09-10 Kyocera Corporation Base station and mobile terminal
JP2010016634A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Sharp Corp 認証システム及び端末装置
JP4709254B2 (ja) * 2008-07-03 2011-06-22 シャープ株式会社 認証システム及び端末装置
JP2010250852A (ja) * 2010-06-21 2010-11-04 Kyocera Corp 基地局
JP2012238231A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Hitachi Ltd セキュリティ装置
JP2014021688A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Konica Minolta Inc セキュリティー管理システム、サーバー、画像形成装置、セキュリティー管理プログラム、およびセキュリティー管理方法
JP6039029B1 (ja) * 2015-09-18 2016-12-07 ヤフー株式会社 選択装置、選択方法、選択プログラム及び認証処理システム
JP2017060103A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 ヤフー株式会社 選択装置、選択方法、選択プログラム及び認証処理システム
WO2019138839A1 (ja) * 2018-01-12 2019-07-18 日本電気株式会社 顔認証装置
JP2019125001A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 日本電気株式会社 顔認証装置
US11210879B2 (en) 2018-01-12 2021-12-28 Nec Corporation Face authentication apparatus
US11682255B2 (en) 2018-01-12 2023-06-20 Nec Corporation Face authentication apparatus
WO2022208598A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 日本電気株式会社 認証システム及び認証方法
CN114038100A (zh) * 2021-11-05 2022-02-11 深圳市商汤科技有限公司 一种通行核验方法、装置、电子设备及储存介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP5034709B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5034709B2 (ja) 入場認証処理システム及び入出用ゲート装置
KR100292547B1 (ko) 개인 식별 장치 및 접근 제어 시스템
US6735695B1 (en) Methods and apparatus for restricting access of a user using random partial biometrics
US8407762B2 (en) System for three level authentication of a user
US20040021552A1 (en) Method, device, and system for door lock
JPH11224236A (ja) 遠隔認証システム
JP2010533344A (ja) 識別認証および保護アクセスシステム、構成要素、および方法
US20080122577A1 (en) System and Method for Selectively Activating Biometric Sensors
JP2018124622A (ja) 入場受付端末、入場受付方法、入場受付プログラム、および入場受付システム
WO2009009819A1 (en) A method and arrangement for user validation
JP4089294B2 (ja) 個人認証システム及び個人認証用端末装置
JP2018173923A (ja) 端末装置、ゲート管理方法、ゲート管理プログラム及びゲート管理システム
JP4968456B2 (ja) 機器管理システム
KR100902623B1 (ko) 부정 등록 방지 장치, 부정 등록 방지 방법, 부정 등록방지 프로그램을 기록한 컴퓨터로 판독 가능한 기록 매체및 부정 등록 방지 시스템
JP2007094892A (ja) セキュリティ管理装置
US20070157019A1 (en) Location-based network access
Nandhini et al. Mobile communication based security for atm pin entry
JP2020038684A (ja) モバイル端末を用いた資格認証システム、資格認証用ツール、及び、資格認証方法
KR100803536B1 (ko) 일회용 인증정보에 의한 인증기능을 구비한 출입관리장치및 그 방법
JP2002297256A (ja) 個人識別システム
JP4510600B2 (ja) ユーザー認証プログラム及びユーザー認証装置
JP2005208995A (ja) 出欠管理システム
JP4858880B2 (ja) セキュリティシステム、セキュリティ通行証用icカード更新方法、そのプログラムおよびプログラム記録媒体
JP4608527B2 (ja) カード型媒体判定装置及び判定システム
JP2002258975A (ja) 指紋認証装置および指紋認証方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5034709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150