JP2008026654A - 立体表示装置 - Google Patents

立体表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008026654A
JP2008026654A JP2006199773A JP2006199773A JP2008026654A JP 2008026654 A JP2008026654 A JP 2008026654A JP 2006199773 A JP2006199773 A JP 2006199773A JP 2006199773 A JP2006199773 A JP 2006199773A JP 2008026654 A JP2008026654 A JP 2008026654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
dimensional image
image display
microlens
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006199773A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Koike
崇文 小池
Michio Oikawa
道雄 及川
Chigiri Utsugi
契 宇都木
Masami Yamazaki
眞見 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Displays Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Displays Ltd filed Critical Hitachi Displays Ltd
Priority to JP2006199773A priority Critical patent/JP2008026654A/ja
Priority to US11/819,946 priority patent/US20080036759A1/en
Publication of JP2008026654A publication Critical patent/JP2008026654A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133526Lenses, e.g. microlenses or Fresnel lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/10Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images using integral imaging methods
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays

Abstract

【課題】3次元画像表示装置の視域の拡大、画質の向上。
【解決手段】3次元画像の画像データを与える2次元画像表示装置1には多数の画素51、52等が形成されている。2次元画像表示装置1の上には多数のマイクロレンズ3を有するレンズアレイ2が設置される。各マイクロレンズ3毎に同一色を出射する複数の画素5が対応する。3次元画像において必要な視域θを確保するため、マイクロレンズの径LDと、2次元表示装置の画素5とマイクロレンズ3の距離DFLを適切に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は3次元画像表示装置の、特に裸眼立体視ディスプレイに関連する。
裸眼立体視ディスプレイとは、眼鏡等の特殊な装置を観察者が使用することなく、立体像を観察することができる表示装置である。裸眼立体視ディスプレイの方式としては、レンチキュラーレンズ方式やホログラフィー方式等、各種存在するが、そのほとんどの方式の原理は、観察者の目に入射する光線情報を制御することにより左右の目に違う光線情報が入射し、その両眼視差によって、裸眼立体視を実現するものである。
上記のような裸眼立体視ディスプレイ方式のひとつにインテグラルフォトグラフィ(IP)方式がある。このIP方式の3次元画像装置に関連する公知文献として「特許文献1」「特許文献2」「非特許文献1」があげられる。これらの文献のうち、「非特許文献1」はIP方式の原理を説明したものである。特許文献1はレンズアレイを用いて3次元の物体を2次元のデータに変換し、同様のレンズアレイを用いて3次元画像を再生するシステムについての記載がある。特許文献2には、IP方式を用いた場合に色モアレが発生する対策としてレンズアレイの各マイクロレンズに対応するカラーフィルタは1色のカラーフィルタを使用することを開示している。
特開平7−7747号公報 特開2004−85965号公報 M.G.Lippmann, Epreuves reversibles donnant la sensation du relief, pp.821-825, Vol.7,de Physi, 1908
IP方式はその原理から他の方式に比べて非常に立体感のある立体像の表示が可能であるが、解像度が低い、3次元画像を認識できる範囲が十分ではない(以後視域という)、色モアレが発生する等の問題がる。
色モアレは、一般のディスプレイのように、赤、緑、青の画素が隣接して配置された場合、マイクロレンズを通して画像を見ると、赤、緑、または青の画像しか見えなくなるという現象である。また、見る位置をわずか移動するだけで、画像の色が変化するという現象である。この色モアレを対策する方法として、「特許文献2」ではレンズアレイの各マイクロレンズには1色のカラーフィルタだけを対応させることによって色モアレを解消する技術が開示されている。
「特許文献2」に記載の技術では色モアレについては改善されるものの、視域、解像度等の向上については解決策を与えるものではない。色モアレが改善されても視域が充分でなければ視点を固定しなければならないという問題点は解決できないし、必要な解像度が無ければ高画質の3次元画像は得られない。
本発明は以上のような問題点を対策し、IP方式の3次元画像表示装置において、色モアレを解決すると同時に、視域の拡大、解像度の向上等について解決手段を与えるものである。具体的な構成は以下のとおりである。
(1)画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記画素と前記マイクロレンズの中心との距離をDFLとし、前期マイクロレンズの直径をLDとしたとき、LD/DFLの値は0.19以上であることを特徴とする3次元画像表示装置。
(2)前記LD/DFLの値は0.41以上であることを特徴とする(1)に記載の3次元画像表示装置。
(3)前記LD/DFLの値は0.83以上であることを特徴とする(1)に記載の3次元画像表示装置。
(4)前記LD/DFLの値は0.1.67以上であることを特徴とする(1)に記載の3次元画像表示装置。
(5)前記2次元画像表示装置は液晶表示装置であり、前記画素と前記マイクロレンズとの距離DFLは液晶表示装置のカラーフィルタと前記マイクロレンズの中心との距離であることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の3次元画像表示装置。
(6)前記2次元画像装置は有機EL表示装置であり、前記画素と前記マイクロレンズとの距離DFLは前記有機EL表示装置の発光部と前記マイクロレンズのレンズ中心であることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の3次元画像表示装置。
(7)前記2次元画像表示装置はトップエミッションタイプの有機EL表示装置であることを特徴とする(6)に記載の3次元画像表示装置。
(8)画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズは片面が凸面で、他の面が略々フラットであり、前記画素と前記マイクロレンズの中心との距離をDFLとし、前期マイクロレンズの直径をLDとしたとき、LD/DFLの値は0.19以上であることを特徴とする3次元画像表示装置。
(9)前記マイクロレンズの前記凸面は前記2次元画像表示装置の反対側にあることを特徴とする(8)に記載の3次元画像表示装置。
(10)前記マイクロレンズの前記凸面は前記2次元画像表示装置の側にあることを特徴とする(8)に記載の3次元画像表示装置。
(11)前記2次元画像表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする(9)に記載の3次元画像表示装置。
(12)前記2次元画像表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする(9)に記載の3次元画像表示装置。
(13)前記2次元画像表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする(10)に記載の3次元画像表示装置。
(14)前記2次元画像表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする(10)に記載の3次元画像表示装置。
(15)画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記マイクロレンズに対応する複数の画素は略々長方形であり、前記画素の短辺の方向は3次元画像を見る者の眼の並びの方向に略々一致することを特徴とする3次元画像表示装置。
(16)画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記マイクロレンズに対応する複数の画素は略々長方形であり、前記画素の長辺の方向は前記2次元画像表示装置の画面垂直方向と一致することを特徴とする3次元画像表示装置。
(17)画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記マイクロレンズは片面が凸面で、他の面が略々フラットであり、前記マイクロレンズは垂直方向、水平方向ともにスペースをもって形成されていることを特徴とする3次元画像表示装置。
(18)前記マイクロレンズは樹脂のシートで形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
(19)前記マイクロレンズは樹脂であり、ガラスシート上に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
(20)前記2次元画像表示は液晶表示装置であり、前記マイクロレンズは樹脂であって、前記液晶表示装置の偏光板上に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
(21)前記2次元画像表示はボトムエミッションタイプの有機EL表示装置であり、前記マイクロレンズは樹脂であって、前記有機EL表示装置の有機ELが形成されている基板に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
(22)前記マイクロレンズの間のスペースにはブラックマトリクスが形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
各手段による効果は次のとおりである。
手段(1)ないし(7)によれば、各マイクロレンズには同一色を発光する画素あるいはカラーフィルタのみが対応するために色モアレの発生は抑えられると同時に、マイクロレンズの径とマイクロレンズとカラーフィルタあるいはカラー発光部との距離を特別な関係に保つことによって、3次元画像に対する必要な視域を確保することができる。
手段(8)ないし(14)によれば、マイクロレンズの片面を凸面とし、他の面を略々フラットとしているので、レンズアレイをシート状に形成することが容易であり、3次元画像を形成するための画像情報の源となる2次元画像表示装置との組み合わせも容易となる。
手段(15)および手段(16)によれば、3次元画像に対して水平方向の画像情報を垂直方向の画像情報よりも多くすることによって、見かけ上、3次元画像の精細度が向上するような効果を得ることができる。
手段(17)ないし(22)によれば、マイクロレンズを間隔をおいて形成するために、レンズアレイを色々な方法で形成することができ、様々な特性を有するの3次元画像表示装置を実用的なコストで実現することができる。
実施例にしたがって、本発明の詳細な内容を開示する。
図1は本発明の基本構成図を示す。2次元画像表示装置1の上には多数のマイクロレンズ3からなるレンズアレイ2が設置される。本実施例での2次元画像表示装置1は液晶表示パネルである。複数のマイクロレンズ3から任意の場所に光点4を生成する。各レンズアレイ2の下には複数の画素5があり、その画素5のひとつが光点4を形成する。
従来技術では、各マイクロレンズ3の下には赤、緑、青を発光、あるいは射出する画素5が設置されるが、本発明では、各マイクロレンズ3の下には1色のカラーフィルタのみが設置される。本実施例では、マイクロレンズ3の下という場合、マイクロレンズ3の直下という意味ではない。例えば、画面周辺において光が斜め方向に出射する場合もあり、この場合はマイクロレンズ3とフィルタあるいは画素5が直下ではなく、若干ずれるがこの場合もマイクロレンズ3の下という言い方をする。
図2は図1の点線で切断した断面図を示す。レンズアレイ2に対する水平線を含む平面で切断した断面図である。図2において、3次元画像情報を与える2次元画像表示装置1の上には多数のマイクロレンズ3を有するレンズアレイが設置されている。2次元画像表示装置内には多数の画素51、52等が形成されている。視点Aから見たときは各レンズをとおして画素51が見え、視点Bから見たときは各レンズをとおして画素52が見える。したがって、左右の目で異なる画像を認識するため、立体視が可能になっている。
ここで、仮に、従来のように、画素51が赤フィルタの画像であり、画素52が緑フィルタの画像であると、視点Aでは赤い画像のみを認識し、視点Bでは緑の画像のみを認識することになり、不自然な画像となる。また、視点をわずかに動かすと異なった色の画像が次々と現れ、いわゆる色モアレが発生し、画質の低下が著しい。本発明では、各マイクロレンズ3の下には1色のカラーフィルタのみを対応させるので、このようなモアレの発生は生じない。
各マイクロレンズ3に1色のカラーフィルタのみを対応させることによって、視点を少々ずらせても色モアレが発生することは防止することはできるが、マイクロレンズ3を使用することによる視域の問題は依然残る。図3は視域の問題を説明するための模式図である。各構成は図2で説明したものとほぼ同様である。図3においては、各マイクロレンズ3には4つの画素が対応している。これらの4画素にはすべて同一色のカラーフィルタが対応する。
図3において、同一色のカラーフィルタ下の一番右からの画素PRから出射してレンズ中心を通る光線101と、同一色のカラーフィルタ60下の一番左からの画素PLから出射してレンズ中心を通る光線102とのなす角θが視域の最大の範囲である。すなわち、光線101あるいは102よりも大きな角度で画素PRあるいはPLから出射する光は担当のマイクロレンズ3を通過しないため、3次元画像を形成しない。したがって、3次元画像を見たい場合は画面に対する垂直線を挟んで角度θ以内で見なければならいという制約がある。なお、2次元画像表示装置の透明外囲器とレンズアレイの屈折率が同じであれば光は直進すると考えてよい。
視域θをどの程度とれるかは、図3におけるマイクロレンズ3の直径LDと画素、あるいはカラーフィルタ60との距離DFLによって決まる。すなわち、tan(θ/2)=LD/2/DFLであるから、θ=tan−1LD/DFLとなる。視域θを大きくするためにマイクロレンズ3の直径LDを大きくすると解像度が小さくなる。本発明では色の分解能はマイクロレンズ3の大きさで決まるからである。したがって、色分解能を決めた場合、視域の大きさは、大略、画素、またはカラーフィルタとマイクロレンズ3の距離DFLによって決まることになる。
図4は図1を上方から見た平面図の拡大図である。図4において、破線の丸はマイクロレンズ3の平面図である。各マイクロレンズ3には赤、緑、青等のうちの1色のカラーフィルタのみが対応している。マイクロレンズ3は赤、緑、青用がデルタ配置で並んでいる。マイクロレンズ3のピッチは縦方向には隙間なく並んでいるが、横方向には間隔をあけて並んでいる。これによって、水平方向の視域は垂直方向の視域に比して大きくなる。人間の目は水平に間隔をもって並んでいるので、水平方向に視域を大きくしたものである。その代わり、水平方向の単位長さあたりの色解像度は垂直方向よりも悪くなる。
図4において実線の6角形は画面を細密充填する形状を示す。すなわちこの6角形の繰り返しによって、画面を隙間無く埋めることができる。以後この6角形をセル7という。また、図4における縦長の格子状のものが画素5である。画素5はマイクロレンズ3の下に配置され、マイクロレンズ3の水平方向に12個、垂直方向に4個配置されている。そしてこれらの画素5には同一色のカラーフィルタが形成されている。この同一色のカターフィルタが形成された画素5はマイクロレンズ3の下のみでなく、画面を細密充填する6角形に合わせる形で充填される。画素5の形が長方形であるので、細密充填する6角形に完全に沿わせることは出来ず、細密充填する6角形に近似した形で配置する。
各画素5も6角形ではないが、画面を隙間無く埋めている。例えば、図4における斜線部は赤フィルタを持つ画素5で形成されたセルである。緑、青のカラーフィルタ60を持つ画素5の集合も赤のフィルタを持つ画素5の集合と同様のセル形状によって、画面全体を完全に充填することができる。
このような構成により、同一色カラーフィルタ60を持つ画素5は、水平方向に18個、垂直方向に4個配置されることになる。すなわち、各色ごとに、水平方向ならば、16個の画素情報を、垂直方向ならば4個の画素情報をもつことになる。すなわち、水平方向には1画素毎に18個の3次元画像を表示するための情報を保持できることになる。また、水平方向の画像情報のほうが、垂直方向に画像情報よりも多い。IP方式をはじめとする3次元画像は、右眼を左眼の視差を利用して3次元画像を表示するものであり、人間の目は水平方向に並んでいるため、水平方向に3次元画像情報を多くもたせたものである。1個のセルあたり、画素の数は60個である。すなわち、1色あたり、3次元画像を表示するための画像情報を60個有していることになる。
図5は図4における画素の水平方向の配置例を示す。図4のように、3次元画像表示装置を上方から見た場合は、液晶表示装置50では各画素に対応するカラーフィルタ60が見えることになる。画素すなわちカラーフィルタ60の水平ピッチPHは28μm、垂直ピッチPVは84μmである。カラーフィルタ60の大きさは、水平方向の径は20μmで垂直方向の径は76μmである。この配置はいわゆる300BPIの解像度の液晶表示装置50に対応している。各カラーフィルタ60の間にはブラックマトリクス(BM)61が形成されている。BM61の役割はバックライトからの光漏れを防止すること、コントラストを向上させることである。
一般の液晶表示装置では、隣りあうカラーフィルタは異なる色のカラーフィルタが形成されるが、本実施例では、図4に示すように、一定の領域、すなわち、1個のマイクロレンズ3に対応する領域は同一色のカラーフィルタ60が連続して形成されている。そして一定距離はなれた別のマイクロレンズ3の下には別の色のカラーフィルタ60が連続して形成されている。
図6は本実施例で使用される液晶表示装置50の概略断面図である。図6において、バックライト53からの光が液晶表示パネルに入射し、バックライト53からの光を液晶表示パネルによって制御することによって精細な2次元画像が形成される。液晶表示パネルではTFT基板51およびカラーフィルタ基板52の外側に偏光板54がはりつけられる。TFT基板51とカラーフィルタ基板52との間に液晶58が挟持され、シール材62によって封止される。TFT基板51上にはTFT(Thin Film Transistor)が形成され、TFTによって液晶58に印加される電圧を制御する。
TFT基板51には透明電極ITOからなる画素電極56が形成され、カラーフィルタ基板52に形成された透明電極ITOからなる対向電極59との間の液晶58に電圧を印加することによって2次元画像が形成される。TFT基板51およびカラーフィルタ基板52の液晶58と接する面には液晶58を配向させるための配向膜57が形成されている。
カラーフィルタ基板52と対向電極59の間にカラーフィルタ60が形成される。通常の液晶表示装置では、各画素電極56ごとに赤、緑、青等の異なったフィルタが形成されるが、本実施例においては、図4における各セル7ごとに同一の色のフィルタが形成される。各フィルタ間にはBM61が形成さる。BM61はバックライト53等からの斜め方向からの光を阻止することにより、画像のコントラストを上げる。したがって、隣り合う画素に同一色のカラーフィルタ60が使用される場合もBM61の使用は好ましい。
図7は、本実施例における3次元画像表示装置の概略断面図である。図7において液晶表示装置50の断面は簡略化して記載されている。TFT基板51上には画素電極56が形成され、カラーフィルタ基板52上には画素電極56と対応するカラーフィルタ60が形成されている。カラーフィルタ60の間にはBM61が形成されている。カラーフィルタ60は1個のマイクロレンズ3の下は同一色のカラーフィルタ60が形成されている。
図7において、液晶表示パネルのカラーフィルタ基板52上には透明接着剤6を介してレンズアレイ2が設置される。本実施例のレンズアレイ2は金属の型に透明樹脂を流しこんで形成したものである。図7においては図を簡単化するため、1個のマイクロレンズ3あたり、4個の画素5が割り当てられているが、実際は図4に示すように、水平方向では例えば、16個の画素5がわりあてられる。
レンズアレイ2、接着剤6とも透明度の高いアクリル系の樹脂を使用している。アクリル系の樹脂は屈折率が約1.5である。液晶表示装置側のカラーフィルタ基板52はノンアルカリガラスが用いられているが、この屈折率も約1.5である。したがって、カラーフィルタ60から出射される光は図7に示すようにマイクロレンズ3までほぼ同一の屈折率の媒体を通過することになるので、ほとんど屈折せず、直進することになる。さらに、マイクロレンズ3の中心を通過する光は直進するため、マイクロレンズ3の周辺に位置するカラーフィルタ60から出射し、レンズの中心を通過する光は図7の矢印のように直進すると考えてよい。
したがって、3次元画像装置の視域θは図3の説明で示したような簡単な式θ=tan−1LD/DFLによって表すことができる。本実施例においては、カラーフィルタ基板52の厚さTCFが0.5mm、接着剤6の厚さTADが20μm、マイクロレンズ3アレイ2の厚さTLAが0.3mmであるので、カラーフィルタ60からマイクロレンズ3までの厚さは0.82mmである。マイクロレンズ3の直径は0.336mmとすると、LD/DFL=0.41で、視域θは22度である。したがって看者は画面の垂直線から11度以内から見れば3次元画像として認識することができる。
本実施例においては、マイクロレンズ3間の水平方向ピッチをマイクロレンズ3の直径よりも大きくして0.42mmとしているので、LD/DF=0.51となり、この分視域が拡大して視域θは約27度となっている。ただし水平方向のピッチが拡大した分、色解像度は劣化する。
上記実施例において、マイクロレンズ3の直径を0.336mmに保ち、レンズアレイ2の厚さを0.5mmとし、偏光板54を含めたカラーフィルタ基板52の板厚を0.5mmとし、接着剤66の厚さを0.02mmとしたとき視域は縮小したが、実用範囲は維持することが出来た。この場合はLD/DFL=0.33となり、視域をθ=tan−1LD/DFLで評価すると18度である。
視域θを広げたい場合は、マイクロレンズ3の直径LDを大きくするか、カラーフィルタ60とマイクロレンズ3の距離DFLを小さくする必要がある。マイクロレンズ3を大きくすると色の解像度が劣化する。マイクロレンズ3の直径を0.336mm以上とするのは画質の点からは困難である。一方カラーフィルタ60とマイクロレンズ3の距離DFLをさらに小さくすることは可能である。
液晶表示装置50のカラーフィルタ基板52は現在は0.5mm程度のものを使用できるが、このガラス基板を研磨することによって、0.2mm程度までは薄くすることができる。さらに、マイクロレンズ3アレイ2も成型法によって0.1mm以下にすることは可能である。マイクロレンズ3の直径を0.336mmとし、カラーフィルタ基板52を0.3mm、マイクロレンズ3アレイ2の板厚を0.1mm、接着剤66の厚さを0.02mmとした場合は、LD/DFL=0.8で視域θを39度にまで拡大できる。
視域を39度にまで拡大する必要がない場合は、マイクロレンズ3の径を小さくして色解像度を上げることができる。同時に画素5の大きさも小さくすることによって、3次元画像の解像度を上げることが出来る。カラーフィルタ基板52を0.2mm、マイクロレンズ3アレイ2の板厚を0.1mm、接着剤66の厚さを0.02mmとした場合はマイクロレンズ3アレイ2の径を0.2mmとしたときはLD/DFL=0.48で視域θを25度に保つことができ、マイクロレンズ3の径を0.1mmにした場合はLD/DFL=0.31で視域θを17度に保つことができる。マイクロレンズ3径を0.1mmにまで小さくできれば、3次元画像として十分な解像度を持つといえる。
図8に本発明の第2の実施例を示す。実施例2の全体構成は図1に示す実施例1の全体構成図と同じである。また、液晶表示装置50が使用されることも同様である。液晶表示装置内の構成も実施例1と同じである。実施例2においては、レンズアレイ2を実施例1とは逆向きにしてマイクロレンズ3を液晶表示装置50のカラーフィルタ基板52側に設置している。これによって、カラーフィルタ60とマイクロレンズ3との距離を小さくしている。
図8において、各マイクロレンズ3の周辺に位置しているカラーフィルタ60からレンズ中心に向かう光は直進するとしてよい。実施例2においては、カラーフィルタ60からマイクロレンズ3の中心までの距離はレンズアレイ2のシート部の厚さが無い分短くなっている。また、本実施例においてはマイクロレンズ3自体がマイクロレンズ3の中心をカラーフィルタ60との距離を決めるスペーサとなっている。
本実施例においてはカラーフィルタ60からマイクロレンズ3の中心までの距離DFLはカラーフィルタ基板52の板厚TCFとマイクロレンズ3の厚さHLの和である。実施例においてはカラーフィルタ基板52の板厚TCFは0.5mmでマイクロレンズ3の厚さHLは0.03mmである。また、マイクロレンズ3の径は0.336mmであるから、LD/DFL=0.65で視域θは33度になる。実施例1の場合に比較してかなり大きな視域を得ることができる。逆に言えば、その分、マイクロレンズ3の径を小さくして3次元画像の色分解能を向上させることができる。
実施例2において、色分解能を挙げるためにマイクロレンズ3の径を小さくした場合でも、実施例1に比して大きな視域を確保することができる。例えば、マイクロレンズ3の径を0.2mmまで小さくした場合、レンズの厚さはその分小さくなる。この場合例えば、0.02mm程度のレンズ厚さである。カラーフィルタ基板52の厚さを0.5mmとしたとき、LD/DFL=0.38で、視域θは21度を確保できる。マイクロレンズ3の径が0.1mmのときLD/DFL=0.19であり、視域θは11度を確保することができる。視域はこの程度が限界である。
本実施例はレンズアレイ2全体の厚さは視域に影響しないため、レンズアレイ2の板厚を大きくしてレンズアレイ2の精度を向上するこが可能である。
図9に本発明の第3の実施例を示す。実施例3では、2次元画像表示装置1としてボトムエミッションタイプの有機EL表示装置70を使用している。ボトムエミッションタイプの有機EL表示装置70の1画素の断面図を図10に示す。
図10において、カラス基板上にアンダーコート72が形成され、アンダーコート72の下にTFTとなる半導体層73が形成される。半導体層73を覆ってゲート絶縁膜74が形成され、ゲート絶縁膜74上にゲート電極75が形成される。ゲート電極75を覆って層間絶縁膜76が形成される。層間絶縁膜76上には信号配線と同層のソースドレイン(SD)配線77が形成される。SD配線層77は層間絶縁膜76およびゲート絶縁膜74に形成されたスルーホールを通して半導体層73のドレイン部と接続する。SD配線77を覆って、TFTを保護するためのパッシベーション膜78が形成される。
パッシベーション膜78上には発光部となる有機EL層81の下部電極79となる透明電極であるITO膜が形成される。ITO膜はパッシベーション膜78に形成されたスルーホールを通してSD配線77と接続し、TFTからの信号を有機EL膜に伝えることになる。この場合下部電極79は有機EL層81の陽極となる。下部電極79を形成後、各画素を区別するためのバンク80が形成される。その後、有機EL層81が蒸着される。有機EL層81は下部電極79側から、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層等を含む複数層で形成される。有機EL層81の上部には上部電極82が金属、例えば、AlまたはAl合金等で形成される。この場合、上部電極82は陰極となる。有機EL層81で発光した光は上部電極82で反射されて矢印Lの方向(ボトム)へ向かう。
図9では図10で説明したボトムエミッションタイプの有機EL表示装置70を簡略化して記載している。図9においては、有機EL表示装置70のガラス基板71上にバンク80と有機EL発光部811が記載されている。有機EL発光部811の上部にはわずかなギャップ、例えば0.1mmから0.2mmを隔てて封止ガラス板83または封止缶が設置される。この役割は有機EL層81を気密に封止して、内部を乾燥し、外部からのの水分等の影響を排除することである。
ガラス基板71に透明接着材6を介して多数のマイクロレンズ3を有するレンズアレイ2が設置される。本実施例では1個のマイクロレンズ3に対応する複数の有機EL画素は同一の発光をする有機EL層81が配置される。図10における有機EL層81の材料によって発光色が異なる。有機EL層81は一般にはマスク蒸着によって形成されるが、マスク蒸着は画素が小さくなると形成が困難となる。本実施例では1個のマイクロレンズ3に対応する画素は同一の有機EL層81を蒸着すればよいので、画素毎に異なる色となる有機EL層81を蒸着するよりは蒸着プロセスは容易となる。図10においては、有機EL層81は画素毎に分離して形成されているが、同一色の有機EL層81を蒸着する範囲では有機EL層81を連続して蒸着してもよい。
実施例3においても画像表示装置の概略平面図は実施例1の図4と同様である。図9においては簡単のために、1個のマイクロレンズ3には4個の画素5が対応しているとしているが、実際にはこれより多い例えば16個の画素5が対応し、各画素が3次元画像についての画像情報を有していることになる。
本実施例における視域に関係する各部材の寸法は実施例1とほぼ同様である。すなわち、本実施例においても、カラーフィルタ基板52の厚さTCFが0.5mm、接着剤6の厚さTADが20μm、マイクロレンズ3アレイ2の厚さTLAが0.3mmであるので、カラーフィルタ60からマイクロレンズ3までの厚さは0.82mmである。マイクロレンズ3の直径は0.336mmとすると、LD/DFL=0.41で視域θは22度である。
また、基板を研磨して薄くする、あるいは、レンズアレイ2を薄くする等によって視域を拡大できること等も実施例1と同様である。
図11に本発明の第4の実施例を示す。本実施例でも図10で説明したボトムエミッションタイプの有機EL表示装置70を使用する。レンズアレイ2は実施例3の配置とは逆にマイクロレンズ3を有機EL表示装置側に向けている。この配置は実施例2において液晶表示装置50を有機EL表示装置70に置き換えたものとなっている。
したがって、視域についての原理も実施例3の場合と同じである。すなわち、本実施例においてもカラーフィルタ60からマイクロレンズ3中心までの距離DFLはカラーフィルタ基板52の板厚TCFとマイクロレンズ3の厚さHLの和である。実施例においてはカラーフィルタ基板52の板厚TCFは0.5mmでマイクロレンズ3の厚さHLは0.03mmである。また、マイクロレンズ3の径は0.336mmであるから、LD/DFL=0.63であり、視域θは32度になる。実施例3の場合に比較してかなり大きな視域を得ることができる。
本実施例では実施例3に比して大きな視域がとれるため、視域が拡大した分、マイクロレンズ3を小さくして色解像度を上げることが出来る等、実施例2と同様である。
図12に本発明の第5の実施例を示す。実施例2では2次元画像表示装置1としていわゆるトップエミッションタイプの有機EL表示装置70を用いる。その他の構成は実施例1と同様である。図13にトップエミッションタイプの有機EL表示装置70の1画素分の断面図を示す。トップエミッションタイプであっても有機EL層81およびその周辺を除いてはボトムエミッションタイプと同様の構成である。
図13において、SD配線77が形成されるまでは図10のボトムエミッションタイプの有機EL表示装置の場合と同一である。図13において、SD配線層77を覆って無機パッシベーション膜781と有機パッシベーション膜782がコートされる。トップエミッションタイプでは発光面積を大きくするために、TFT上にも発光部を形成する場合があるので、発光部となる有機EL層81の下地を平坦化するために有機パッシベーション膜782がコートされる。
有機パッシベーション膜782上には下部電極79が形成される。下部電極79は有機パッシベーション膜782および無機パッシベーション膜781に形成されたスルーホールを通してSD配線77と接続し、TFTからの電圧を有機EL層81に印加する。下部電極79はこの場合は有機EL層81の陰極となる。そして下部電極79は反射率の高いAlまたはAl合金等で形成される。下部電極形成後各画素を区別するためのバンク80が形成される。その後有機EL層81が蒸着によって形成される。
有機EL層81は、下部電極79側から順に、例えば、電子注入層、電子輸送層、発光層、ホール輸送層、ホール注入層のように複数層形成される。有機EL層81の上部電極82は陽極である。上部電極82はITOのような透明電極で形成され、有機EL層81で発光した光は透明電極ITOを通して図13の矢印Lのように上部に出て行く(トップエミッション)。
図12では図13で説明したトップエミッションタイプの有機EL表示装置70を簡略化して記載している。ガラス基板71上にバンク80と発光部である有機EL発光部811が形成されている。各マイクロレンズ3の下には同一の色を発光する有機EL層81が形成されている。有機EL層81は一般には蒸着マスクを用いて形成されるため、同一の有機EL材料を複数の画素にわたって形成することは、画素毎に異なる有機EL層81を形成する場合よりも工程が容易になる。
図12において、レンズアレイ2がわずかなギャップ例えば、0.1mm、を挟んで有機EL層81の上方に設置される。レンズアレイ2によって有機EL層81を気密に封止する。レンズアレイ2が無い場合は封止用ガラス板83で有機ELを気密に封止するので、実施例ではレンズアレイ2が封止用ガラスを兼用することになる。
図12において、視域θを評価すると次のようになる。有機EL発光部811とマイクロレンズ3中心の距離DFLは有機EL発光部811とレンズアレイ2の間隔GAPとレンズアレイ2の厚さHLAとの和である。ここで、有機EL発光部811とレンズアレイ2の間隔GAPを0.1mm、レンズアレイ2の厚さHLAを0.3mmとする。マイクロレンズ3の直径は0.336mmであるから、LD/DFL=0.84であり、視域θは40度となり、ボトムエミッションの場合の対応する構成である実施例3の場合の約倍の視域をとることができる。ただし、本実施例ではレンズアレイ2が有機EL層81の気密封止部材および保護部材を兼用するため、レンズアレイ2の板厚を極端に小さくすることは出来ない。
図14に本発明の第6の実施例を示す。本実施例は2次元画像表示装置1としてトップエミッションタイプの有機表示装置を使用することは実施例5と同じである。実施例5とはレンズアレイ2が外向きではなく、有機EL表示装置側を向いていることが異なる。また、マイクロレンズ3と画素5との平面的な関係は実施例1の図4と同様である。
図14からわかるように、本実施例の特徴は有機EL発光部811とマイクロレンズ3の距離を非常に小さくすることができ、その分視域θを大きくできることである。本実施例での視域を評価すると、つぎのとおりである。有機EL発光部811とマイクロレンズ3との距離はレンズアレイ2と有機EL発光部811とのギャップ0.1mmとマイクロレンズ3の厚さHL0.03mmの和である。マイクロレンズ3の直径は0.336mmであるから、LD/DFL=2.6となり、視域は69度となる。他の実施例に比してきわめて大きくすることができる。
したがって本実施例においては、視域を若干小さくしてその分色解像度を向上させることは他の実施例に比して容易である。例えば、マイクロレンズ3の直径を0.2mmとした場合、マイクロレンズ3の厚さは0.02mm程度であり、有機EL層81とマイクロレンズ3のギャップを0.1mmとすると、LD/DFL=1.67であり、視域θは59度とすることができる。マイクロレンズ3の直径を0.1mmにまで小さくした場合、マイクロレンズ3の厚さは0.02mm程度であり、有機EL発光部811とマイクロレンズ3のギャップを0.1mmとすると、LD/DFL=0.83であり、視域θは40度を維持することができる。本実施例においては、レンズアレイ2のシートの板厚は実質的には視域θに影響を与えないため、レンズアレイ2を0.5mm程度の比較的厚いガラス等で形成することにより、有機EL膜の保護部材として信頼性の高いものとすることが出来る。
図15に本実施例におけるレンズアレイ2の部分平面拡大図を示す。マイクロレンズ3は球面の一部であり、平面図は円である。本実施例ではマイクロレンズ3間に垂直方向、水平方向とも間隔LSを設けている。図16は図15のA−A断面図である。このようにマイクロレンズ3に間隔を持たせることによって、各マイクロレンズ3間の干渉を排することができる。これによってマイクロレンズ3の周辺まで所定の曲率を持たせることができる。図15では水平方向も垂直方向も間隔LSは同一であるとしたが、水平方向、垂直方向で間隔LSを変化させてもよい。
マイクロレンズ3の間隔LSの大きさは、図5に示す画素配置でのBM61の幅(BMXまたはBMY)程度とっても画質に影響は無い。図5における水平方向のピッチPHの2倍程度であれば画質に与える影響は実質的には無い。マイクロレンズ3の製作方法によってはそれ以上の間隔が必要なこともあるが、これは画質との関係でLSを設定すればよい。
実施例1等では金属の型に樹脂を流し込んでレンズアレイ2を形成したが、マイクロレンズ3を間隔LSをもって配置すれば、マイクロレンズ3を色々な方法で製作することができる。レンズアレイ2を樹脂で製作する場合は、実施例で示したほかに、アクリル等の透明樹脂をプレスによって形成する方法もある。
一方、樹脂を液状としておいて、ガラス板等レンズアレイ基板の上にオフセット印刷することもできる。この場合、図17に示すように、液状の樹脂をガラス等の基板との濡れ性を適当に設定することにより、図17に示すように、ガラス等の基板との接触角φを設計し、マイクロレンズ3を形成することが出来る。
図18および図19に示すように、マイクロレンズ3間のスペース全域にBMを形成することによって、他のマイクロレンズ3に対応する画素の干渉を防止することが出来る。BM31はフォトリソグラフィ方式によって形成するが、本実施例ではマイクロレンズ3間の平坦部にBM31を形成するため、製作精度を上げることが出来る。
図20に本発明の第8の実施例を示す。本実施例は2次元画像表示装置1として液晶表示装置50を用いるが、別部品としてのレンズアレイ2は使用せず、マイクロレンズ3はオフセット印刷法によって、形成される。すなわち、液晶表示パネルはTFT基板51とカラーフィルタ基板52の外側に偏光板54を貼り付けて完成するが、その後、本実施例ではカラーフィルタ側の偏光板54上にマイクロレンズ3をオフセット印刷する。マイクロレンズ3間に間隔LSが形成されているために、このようなオフセット印刷によるマイクロレンズ3の形成が可能になる。
マイクロレンズ3の配置は図15と同じであり、このマイクロレンズ3ごとに同一の色を発する画素5を多数有する図4におけるセル7が形成される。このセル7の形は実施例1等では横長の6角形であるが、本実施例ではセル7の形は正6角形である。もちろん、正6角形にこだわる必要はなく、解像度と視域の要請から6角形の縦横比を変更すればよい。
本実施例では高価なレンズアレイ部品を省略できるためにコスト的に大きなメリットがある。本実施例でのもうひとつのメリットは、レンズアレイ部品を使用しない分、レンズアレイのシートの厚みが無いために視域を大きくとれるという点である。
実施例8における視域を評価すると次のとおりである。カラーフィルタ基板52の厚さTCFは0.5mmで偏光板54の厚さを0.1mmとする。マイクロレンズ3の直径を0.336mmとすると、LD/DFL=0.56となり、視域θは29度となって、実施例1等に比べると大幅に広がっている。
実施例8では2次元画像表示装置1として液晶表示装置を用いるとして説明したが、ボトムエミッションタイプの有機EL表示装置であっても同様に適用できる。
以上の実施例において、カラーフィルタあるいは発光色は赤、緑、青であるとして説明した。しかし。明るさを向上させるため、あるいは色再現範囲を増すために、他の色のフィルタあるいは発光を用いる場合もあるが、この場合も本発明が適用可能である。
2次元画像表示装置として液晶表示装置を使用した場合はカラーフィルタを使用するものを実施例として説明した。カラー液晶表示装置としてはこのほかに、カラーフィルタを用いずに、バックライトに例えば、赤、緑、青の光源を用い、各色の光源を時分割で発光させることによってカラー表示をするいわゆるフィールドシーケンシャルという駆動方法がある。この場合も本発明が適用できることは言うまでもない。
本発明の基本構成図である。 本発明の基本原理図である。 本発明での視域の説明図である。 本発明の画面の平面図である。 本発明で使用される2次元画像表示装置の画素構成図である。 液晶表示装置の断面図である。 実施例1の断面図である。 実施例2の断面図である。 実施例3の断面図である。 ボトムエミッションタイプの有機EL表示装置の断面図である。 実施例4の断面図である。 実施例5の断面図である。 トップエミッションタイプの有機EL表示装置の断面図である。 実施例6の断面図である。 実施例7の平面図である。 実施例7の断面図である。 実施例7の他の形態の断面図である。 実施例7のさらに他の形態の平面図である。 実施例7のさらに他の形態の断面図である。 実施例8の断面図である。
符号の説明
1…2次元画像表示装置、2…レンズアレイ、 3…マイクロレンズ、 4…光点、 5…画素、 6…接着剤、 7…セル、 31…レンズアレイのBM、 50…液晶表示装置、 51…TFT基板、 52…カラーフィルタ基板、 53…バックライト、 54…偏光板、 55…TFT部、 56…画素電極、 57…配向膜、 58…液晶、59…対向電極、60…カラーフィルタ、 61…BM、 62…シール材、 70…有機EL表示装置、 71…有機EL素子用基板、 79…下部電極、 80…バンク、 81…有機EL層、82…上部電極、 83…封止用ガラス板、811…有機EL発光部

Claims (22)

  1. 画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記画素と前記マイクロレンズの中心との距離をDFLとし、前期マイクロレンズの直径をLDとしたとき、LD/DFLの値は0.19以上であることを特徴とする3次元画像表示装置。
  2. 前記LD/DFLの値は0.41以上であることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像表示装置。
  3. 前記LD/DFLの値は0.83以上であることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像表示装置。
  4. 前記LD/DFLの値は0.1.67以上であることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像表示装置。
  5. 前記2次元画像表示装置は液晶表示装置であり、前記画素と前記マイクロレンズとの距離DFLは液晶表示装置のカラーフィルタと前記マイクロレンズの中心との距離であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の3次元画像表示装置。
  6. 前記2次元画像装置は有機EL表示装置であり、前記画素と前記マイクロレンズとの距離DFLは前記有機EL表示装置の発光部と前記マイクロレンズのレンズ中心であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の3次元画像表示装置。
  7. 前記2次元画像表示装置はトップエミッションタイプの有機EL表示装置であることを特徴とする請求項6に記載の3次元画像表示装置。
  8. 画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズは片面が凸面で、他の面が略々フラットであり、前記画素と前記マイクロレンズの中心との距離をDFLとし、前期マイクロレンズの直径をLDとしたとき、LD/DFLの値は0.19以上であることを特徴とする3次元画像表示装置。
  9. 前記マイクロレンズの前記凸面は前記2次元画像表示装置の反対側にあることを特徴とする請求項8に記載の3次元画像表示装置。
  10. 前記マイクロレンズの前記凸面は前記2次元画像表示装置の側にあることを特徴とする請求項8に記載の3次元画像表示装置。
  11. 前記2次元画像表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする請求項9に記載の3次元画像表示装置。
  12. 前記2次元画像表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする請求項9に記載の3次元画像表示装置。
  13. 前記2次元画像表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする請求項10に記載の3次元画像表示装置。
  14. 前記2次元画像表示装置は有機EL表示装置であることを特徴とする請求項10に記載の3次元画像表示装置。
  15. 画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記マイクロレンズに対応する複数の画素は略々長方形であり、前記画素の短辺の方向は3次元画像を見る者の眼の並びの方向に略々一致することを特徴とする3次元画像表示装置。
  16. 画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記マイクロレンズに対応する複数の画素は略々長方形であり、前記画素の長辺の方向は前記2次元画像表示装置の画面垂直方向と一致することを特徴とする3次元画像表示装置。
  17. 画素がマトリクス状に多数配置された2次元画像表示装置と、前記2次元画像表示装置上に多数のマイクロレンズを配置することによって3次元画像を表示する3次元画像表示装置であって、前記マイクロレンズの各々には同一の色を放射する複数の画素が対応し、前記マイクロレンズは片面が凸面で、他の面が略々フラットであり、前記マイクロレンズは垂直方向、水平方向ともにスペースをもって形成されていることを特徴とする3次元画像表示装置。
  18. 前記マイクロレンズは樹脂のシートで形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
  19. 前記マイクロレンズは樹脂であり、ガラスシート上に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
  20. 前記2次元画像表示は液晶表示装置であり、前記マイクロレンズは樹脂であって、前記液晶表示装置の偏光板上に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
  21. 前記2次元画像表示はボトムエミッションタイプの有機EL表示装置であり、前記マイクロレンズは樹脂であって、前記有機EL表示装置の有機ELが形成されている基板に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
  22. 前記マイクロレンズの間のスペースにはブラックマトリクスが形成されていることを特徴とする請求項17に記載の3次元画像表示装置。
JP2006199773A 2006-07-21 2006-07-21 立体表示装置 Withdrawn JP2008026654A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006199773A JP2008026654A (ja) 2006-07-21 2006-07-21 立体表示装置
US11/819,946 US20080036759A1 (en) 2006-07-21 2007-06-29 Three-dimensional display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006199773A JP2008026654A (ja) 2006-07-21 2006-07-21 立体表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008026654A true JP2008026654A (ja) 2008-02-07

Family

ID=39050259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006199773A Withdrawn JP2008026654A (ja) 2006-07-21 2006-07-21 立体表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080036759A1 (ja)
JP (1) JP2008026654A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8368745B2 (en) 2008-09-19 2013-02-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method to concurrently display two and three dimensional images
CN105911706A (zh) * 2016-06-15 2016-08-31 深圳爱易瑞科技有限公司 高清晰三维显示面板及三维显示装置
WO2018062593A1 (ko) * 2016-09-30 2018-04-05 엘지전자 주식회사 디스플레이 모듈 및 이를 구비하는 헤드 마운티드 디스플레이 장치
JP2018084828A (ja) * 2010-06-16 2018-05-31 株式会社ニコン 表示装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090207103A1 (en) * 2008-02-15 2009-08-20 Igor Gregory Mative Light-emitting hologram based on Organic Polymeric Diode - (OLED/PLED)
DE102008043621A1 (de) * 2008-11-10 2010-05-12 Seereal Technologies S.A. Holografisches Farbdisplay
JP2011101229A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Sony Corp 表示制御装置、表示制御方法、プログラム、出力装置、および送信装置
JP6149339B2 (ja) * 2010-06-16 2017-06-21 株式会社ニコン 表示装置
JP2012247783A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Samsung Corning Precision Materials Co Ltd ディスプレイ装置
US9372349B2 (en) 2011-06-30 2016-06-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Glasses-free 3D display for multiple viewers with a resonant subwavelength lens layer
CN102289016A (zh) * 2011-09-19 2011-12-21 深圳超多维光电子有限公司 一种显示装置、液晶面板、彩色滤光片及其制造方法
US10215895B2 (en) * 2012-03-15 2019-02-26 Boe Technology Group Co., Ltd. Liquid crystal grating forming lenticular lenses
CN102662208B (zh) * 2012-03-15 2015-05-20 京东方科技集团股份有限公司 柱透镜光栅、液晶光栅及显示器件
CN103236222B (zh) * 2013-04-27 2015-12-09 中国科学院重庆绿色智能技术研究院 基于集成成像原理并具有动态立体效果的防伪安全薄膜
KR102486430B1 (ko) * 2015-09-25 2023-01-10 엘지이노텍 주식회사 영상 처리 장치
KR102647969B1 (ko) 2016-10-28 2024-03-18 삼성디스플레이 주식회사 광 필드 표시 장치 및 이의 제조 방법
CN106444063A (zh) * 2016-11-17 2017-02-22 胡晓明 全光显示装置及方法
CN109143663B (zh) * 2018-09-05 2021-09-24 上海天马微电子有限公司 一种液晶面板及3d打印机
DE112019005173T5 (de) * 2018-10-16 2021-07-29 Sony Corporation Anzeigevorrichtung
FR3093569B1 (fr) * 2019-03-04 2021-03-12 Alioscopy Procédé de fabrication d’un écran autostéréoscopique et procédé de transformation d’un écran d’affichage d’une image bidimensionnelle en un écran d’affichage d’une image autostéréoscopique
US20210140764A1 (en) * 2019-11-07 2021-05-13 Spectricity Collimating array for an optical sensing device
CN111175982B (zh) * 2020-02-24 2023-01-17 京东方科技集团股份有限公司 近眼显示装置和可穿戴设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003177355A (ja) * 2001-08-30 2003-06-27 Byoungho Lee 立体映像表示装置
JP2004085965A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 立体撮像装置および立体表示装置
JP2005189864A (ja) * 2005-01-17 2005-07-14 Konica Minolta Holdings Inc 3次元画像表示装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3199313B2 (ja) * 1997-11-10 2001-08-20 キヤノン株式会社 反射型液晶表示装置及びそれを用いた投射型液晶表示装置
US6859240B1 (en) * 2000-01-27 2005-02-22 Mems Optical Inc. Autostereoscopic display
JP5067684B2 (ja) * 2001-06-14 2012-11-07 Nltテクノロジー株式会社 液晶表示装置及びその製造方法
GB0209513D0 (en) * 2002-04-25 2002-06-05 Cambridge Display Tech Ltd Display devices
US7372629B2 (en) * 2003-11-06 2008-05-13 Nec Corporation Three-dimensional image display device, portable terminal device, display panel and fly eye lens
KR101071137B1 (ko) * 2005-06-29 2011-10-10 엘지디스플레이 주식회사 렌티큘러방식 입체영상표시장치

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003177355A (ja) * 2001-08-30 2003-06-27 Byoungho Lee 立体映像表示装置
JP2004085965A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 立体撮像装置および立体表示装置
JP2005189864A (ja) * 2005-01-17 2005-07-14 Konica Minolta Holdings Inc 3次元画像表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8368745B2 (en) 2008-09-19 2013-02-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method to concurrently display two and three dimensional images
JP2018084828A (ja) * 2010-06-16 2018-05-31 株式会社ニコン 表示装置
CN105911706A (zh) * 2016-06-15 2016-08-31 深圳爱易瑞科技有限公司 高清晰三维显示面板及三维显示装置
WO2018062593A1 (ko) * 2016-09-30 2018-04-05 엘지전자 주식회사 디스플레이 모듈 및 이를 구비하는 헤드 마운티드 디스플레이 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US20080036759A1 (en) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008026654A (ja) 立体表示装置
US10274742B2 (en) Display device
US9766470B2 (en) Three-dimensional (3D) display device
JP5838290B1 (ja) 自動立体視表示装置
EP2813886A1 (en) 3d display device and manufacturing method therefor
TWI382207B (zh) 彩色濾光基板、多視液晶顯示裝置及彩色濾光基板的製作方法
US9417454B2 (en) Autostereoscopic display device
WO2016119712A1 (zh) 一种应用于三维显示器的图形反射结构及其制作方法
US11378816B2 (en) Display device
US8730576B2 (en) Microretarder film
JP5568409B2 (ja) 立体表示装置
WO2015149648A1 (zh) 一种三维显示器件
US20120225216A1 (en) Method for Forming a Microretarder Film
JP2009115920A (ja) 表示装置
JP2007052041A (ja) マルチプル視野型の表示装置
JP2015082115A (ja) 表示装置
KR20120075319A (ko) 영상 표시장치
CN114545648A (zh) 一种显示面板及其制作方法
KR20120125001A (ko) 영상 표시장치
US20130271676A1 (en) Display device
KR20160091498A (ko) 입체 영상 표시장치
US7868975B2 (en) Color filter substrate and fabricating method thereof and liquid crystal display panel
US20120306864A1 (en) Display device, barrier device, and method of manufacturing barrier device
KR20120126562A (ko) 영상 표시장치
JP2009157301A (ja) 電気光学装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090417

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110218

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20111110