JP2008023936A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列を用いた画像形成装置にて、発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを解消する。
【解決手段】発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体であり、各色毎に副走査方向に複数の発光素子を備えて構成される発光素子列と、前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯するための露光データを生成し、該露光データを用いて副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動することにより、副走査方向に1画素を露光する制御を行うことが可能な発光素子列駆動制御部と、を備え、基準となる色の発光素子列に対して、その他の色の発光素子列における1画素未満の副走査ずれを解消すべく、本来露光すべき露光位置に対応した露光データで発光点灯駆動をする制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列(LEDアレイなど)を有する画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置において、画像データに基づく露光に応じた静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像を記録紙上に転写するものがある。
そして、このような露光を行うことで静電潜像・トナー像を形成する画像形成装置では、像担持体に対して主走査方向のレーザ光を照射するタイプと、像担持体に主走査方向に長手方向のLEDアレイから光を照射するタイプとが存在している。
そして、このような画像形成装置において、カラー画像を形成するためには、各色毎の露光を行う必要がある。ここで、各色毎の露光位置がずれていると、最終的に色ずれとして画像を劣化させる原因になる。この露光位置のずれは、各色の発光素子列の取り付け誤差、発光素子列自体の精度によるずれなど各種の要因が考えられる。
なお、画像形成装置において、副走査方向の色ずれに対しては、以下の特許文献1〜3に記載のように、1画素単位で画像データをシフトすることで対処することは可能である。
特開2004−191600公報(第1頁、図1) 特開平10−67140公報(第1頁、図1) 特開平11−237778公報(第1頁、図1)
以上の特許文献1〜3に記載の発明によれば、ずれに応じて1画素単位で画像データをシフトさせることで、色ずれを解消することは可能である。しかし、1画素未満の色ずれに関しては対処することができない問題が存在していた。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列を用いた画像形成装置において、前記発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを解消することが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、画像データに応じた各色の露光により画像を形成する画像形成装置であって、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体であり、各色毎に副走査方向に複数の発光素子を備えて構成される発光素子列と、前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯するための露光データを生成し、該露光データを用いて副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動することにより、副走査方向に1画素を露光する制御を行うことが可能な発光素子列駆動制御部と、を備え、基準となる色の発光素子列に対して、その他の色の発光素子列における1画素未満の副走査ずれを解消すべく、本来露光すべき露光位置に対応した露光データで発光点灯駆動をする制御を行うことを特徴とする画像形成装置である。
(2)請求項2記載の発明は、前記発光素子列駆動制御部は、画像データを受けて前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成する際に、副走査方向の複数の発光素子の位置に応じてそれぞれ各露光データの露光時間が異なるものにする、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
(3)請求項3記載の発明は、前記発光素子列駆動制御部は、画像データを受けて前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成する際に、基準となる色の発光素子列以外の発光素子列では、それぞれの副走査方向の1画素未満のずれに応じて、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動をする制御を行えるように、画像データに基づく露光データを該ずれに応じて副走査方向にシフトすることにより生成する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
以上の各発明によれば、以下に列記するような効果を得ることが可能である。
(1)請求項1記載の発明では、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列について、発光点灯駆動する際の制御を各色毎の発光素子列駆動制御部が各色毎に行う際に、発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成し、該露光データを用いて副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動することにより副走査方向に1画素を露光する制御を行う、と共に、基準となる色の発光素子列以外の発光素子列では、それぞれの副走査方向の1画素未満のずれに応じて、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動をする制御を行う。
これにより、1画素の露光が副走査方向に複数回に分けて実行されると共に、副走査方向の1画素未満のずれ量に応じて、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動が実行されるため、ずれが相殺された状態で露光が実行された状態になる。
この結果、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列を用いた画像形成装置において、発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを解消することが可能な画像形成装置を実現できる。
(2)請求項2記載の発明では、画像データを受けて発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成する際に、副走査方向の複数の発光素子の位置に応じてそれぞれ各露光データの露光時間が異なるものにしている。
この結果、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列を用いた画像形成装置において、各画素で階調表現を実現しつつ、発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを解消することが可能な画像形成装置を実現できる。
(3)請求項3記載の発明では、副走査方向のずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動をする制御を行えるように、画像データに基づく露光データを該ずれに応じて副走査方向にシフトすることにより生成するため、ずれ解消のための制御をデータシフト処理により実現できるため、発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを容易に解消することが可能な画像形成装置を実現できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
なお、原稿読み取り部(スキャナ)により複写対象物の内容を画像情報として読み取って複写する機能を備えた画像形成装置(複写装置)であっても、原稿読み取り部(スキャナ)が存在しない画像形成装置であっても、本発明を適用することが可能である。また、ファクシミリ機能を備えた複合機などの画像形成装置であっても、本発明を適用することが可能である。
〈第1の実施形態〉
まず図1により本実施形態の基本構成要素を説明し、つぎに、図2を参照して実施形態の画像形成装置が適用される装置の全体構成の機械的構成を説明する。
〈画像形成装置の電気的構成〉
まず、図1を参照して画像形成装置の電気的な構成を機能別に説明する。なお、ここでは、原稿の画像をカラー(R,G,B)で読み取って画像データを生成し、この画像データに画像処理部で画像処理を施し、画像データに基づいて画像形成部が画像形成を実行する画像形成装置を本実施形態の具体例として用いる。また、ここでは、電子写真方式のカラー4色(Y,M,C,K)で画像形成する画像形成装置を具体例として用いる。
この実施形態の画像形成装置100は、画像形成装置全体の制御に加えて色ずれの制御を行う制御手段としてCPUなどで構成された制御部101と、原稿を読み取って画像データを生成する画像読み取り部110と、画像読み取り部110で得られた画像データについて色変換等の必要な処理を行うスキャナ処理部120と、スキャナ処理部120で生成された画像データについて画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部130と、画像処理部130での画像処理に使用されるメモリ140と、各色毎に露光を行うLEDプリントヘッド(LPH)の発光点灯駆動制御をするLPH制御部150と、各色毎のLPH制御部150での制御の際に使用される各色毎のメモリ160と、LPH制御部150により発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行うLED発光素子の集合体である各色毎の発光素子列(LED発光素子列)としてのLEDプリントヘッド(LPH)170を備えて構成されている。
なお、この実施形態に示される具体例では、画像読み取り部110ではRGBの読み取りによりRGBの画像データが生成され、スキャナ処理部120で、RGB画像データから画像形成の色に合わせてYMCK画像データに変換される。
また、この実施形態では、各色毎に露光を行う発光素子の具体例としてはLEDを用い、各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列としてLED発光素子列(LEDアレイ)を具体例として用いて説明を行う。
また、この実施形態では、各色毎に露光を行う発光素子の具体例としては、LEDを用い、各素子毎に、発光/非発光のようなオン/オフ制御により、また、各素子毎に発光の時間(露光時間)を変えた状態で階調表現を行う、発光点灯駆動をおこなうものを具体例として用いる。なお、LED発光素子列以外に、連続点灯光源に光変調素子を組み合わせた固体走査型光書込装置を用いることも可能である。
また、この実施形態では、後述するように、各色のLEDプリントヘッド(LPH)170Y〜170Kに含まれる発光素子列は、副走査方向には1画素を4列(4素子)に分けた状態で構成されているため、LPH制御部150では、1画素の画像データを副走査方向に4分割した露光データを生成している。
〈画像形成装置の機械的構成〉
ここで、図2を参照して画像形成装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、画像処理部と画像形成部を中心にして、画像データに基づいて画像形成を実行する画像形成装置を本実施形態の具体例として用いる。また、ここでは、電子写真方式のカラー4色で画像形成する画像形成装置を具体例として用いる。
この図2において、画像処理部130は与えられた画像データに対して画像形成に必要な変倍や濃度設定などの各種の画像処理を実行し、各色のLPH制御部150Y,150M,150C,150Kに対して、画像処理済みの各色の画像データを供給する。
LPH制御部150Y〜150Kは、メモリ160Y〜160Kを用いて画像処理部130からの各色の画像データについて露光用のための露光データに変換し、各色のLEDプリントヘッド(LPH)170Y〜170Kの発光点灯駆動制御を行う。
そして、各色のLEDプリントヘッド(LPH)170Y〜170Kによって、各色の感光体ドラム180Y〜180Kに露光がなされ、各色の感光体ドラム180Y〜180Kの表面には画像データに応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は図示されない現像装置によって現像され、各色毎のトナー像になる。この各色毎のトナー像は、転写ベルト190上でカラー合成された後、記録紙に転写される。なお、各色の露光に際しては、各色毎のセンサ181Y〜181Kのトナー濃度の検出結果に応じて、発光強度の調整がなされる。
〈本実施形態の動作説明(1)〉
以上のような画像形成装置において、図3と図4のフローチャートを参照して動作説明を行う。なお、この図3と図4のフローチャートは、制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。
なお、各色のLEDプリントヘッド(LPH)170Y〜170Kに含まれる発光素子列は、この実施形態では、たとえば、図5(a)に示すように、発光素子列の配列長手方向を主走査方向、該主走査方向と直交する方向を副走査方向とした場合に、各画素で、主走査方向・副走査方向に所定の解像度であるものの、副走査方向には4列(4素子)に分けて構成されているとする。
また、LEDプリントヘッド170と感光体ドラム180との関係は、図4(b)のようになっており、LEDプリントヘッド170により主走査方向のライン状の露光を感光体ドラム180上に行い、この際に感光体ドラム180が回転することにより副走査が実行され、主走査と副走査とにより2次元の画像が形成される。
なお、副走査については、LEDプリントヘッド170と感光体ドラム180とが相対的に副走査方向に移動すればよいため、他の方式や他の感光体を用いて副走査を実行することも可能である。
なお、以下の実施形態の動作説明では、制御部101と画像形成制御プログラム(コンピュータプログラム)のサブルーチンによる制御や動作を、単に制御部101の制御という言い方で説明する。
なお、この実施形態における色ずれの検知と色ずれ検知結果に基づくずれ調整とは、工場出荷時などに行われるものであるが、所定の点検時期などにおいてサービスマンによって実行されてもよい。
まず、図示されない操作部から所定のキー入力がなされると、このキー入力を受けた制御部101の指示により、画像処理部130で所定のテストパターンを発生して、このテストパターンに基づいて色ずれの発生具合を検知するためのずれ検知チャートを画像形成出力する(図3中のステップS301)。そして、このずれ検知チャートが画像形成出力されると、読み取り部110、あるいは、検査担当者の目視により、色ずれの有無、程度が検知される(図3中のステップS302)。なお、この実施形態では、副走査方向のずれに関して以下の処理が実行される。
ここで、副走査方向に1画素以上のずれが存在していれば(図3中のステップS303でY)、画素の大きさを基準としたずれ量の整数部分の数値に応じて、LPH制御部150における副走査方向ずらし量が設定される(図3中のステップS304)。なお、このLPH制御部150における副走査方向ずらし量とは、画像処理部130からの画像データに基づいてLPH制御部150で生成する露光データを、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データを出力するようにタイミング調整することを意味する。そして、この時点では、ずれの1画素単位のタイミング調整を行う。
この場合、YMCKの4色について、ある色、たとえば、Mを基準として、YCKについてMからどれだけ副走査方向にずれが生じているかによって、ずれ検知と調整とを行う。
ここで、副走査方向に1画素未満のずれが存在していれば(図3中のステップS305でY)、1画素の大きさ未満のずれ量に応じて、LPH制御部150における副走査方向の発光タイミング変更が設定される(図3中のステップS306)。なお、このLPH制御部150における副走査方向の発光タイミング変更とは、画像処理部130からの画像データに基づいてLPH制御部150で生成する露光データを、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データを出力するようにタイミング調整することを意味するもので、図4により別途説明を行う。
そして、Yについてずれが無いか、あるいは、以上の調整が完了したら(図3中のステップS307でN)、C,K(図3中のステップS308)についても同様の処理を実行する(図3中のステップS303〜306)。そして、すべての色について処理が完了したら、このルーチンを終了する(図3中のステップS307でY)。
ここで、副走査方向発光タイミング変更のサブルーチンについて図4のフローチャート、図5以降の説明図を参照して説明を行う。
なお、以下の説明では、ずれについて+方向は後の副走査に向かう方向、ずれについて−方向は前の副走査に向かう方向を意味する。
たとえば、図6(a)は、ずれ調整なしの状態で、ずれが生じたままの発光素子列を用いて、YMCKについて1画素ずつ隣接する位置に露光を行った場合の一例を示している。ここで、Mを基準として、Yは副走査方向に−3/4画素のずれが生じており、Cは副走査方向に−2/4画素のずれが生じており、Kは副走査方向に+1画素のずれが生じている場合を示している。また、図7は、ずれ調整を考慮しない場合の、一般的な画像データからの露光データの生成タイミングを示している。この場合、発光素子列の副走査方向のずれにより、色ずれが発生する。なお、この場合、N−1,N,N+1は、副走査ラインを意味している。
ここでは、副走査方向発光タイミング変更として、画像処理部130からの画像データに基づいてLPH制御部150で生成する露光データを、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データを出力するように、副走査1画素分の時間をtとした場合、以下のように発光タイミング変更を設定する。
ここで、検知された副走査方向の1画素未満のずれが+1/4画素であれば(図4中のステップS401でY)、発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t+(1/4)tとする(図4中のステップS402)。
また、検知された副走査方向の1画素未満のずれが+2/4画素であれば(図4中のステップS403でY)、発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t+(2/4)tとする(図4中のステップS404)。
また、検知された副走査方向の1画素未満のずれが+3/4画素であれば(図4中のステップS405でY)、発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t+(3/4)tとする(図4中のステップS406)。
また、検知された副走査方向の1画素未満のずれが−1/4画素であれば(図4中のステップS407でY)、発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t−(1/4)tとする(図4中のステップS408)。
また、検知された副走査方向の1画素未満のずれが−2/4画素であれば(図4中のステップS409でY)、発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t−(2/4)tとする(図4中のステップS410)。
また、検知された副走査方向の1画素未満のずれが−3/4画素であれば(図4中のステップS411でY)、発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t−(3/4)tとする(図4中のステップS412)。
たとえば、図6(a)と同じずれが生じたままの発光素子列を用いた場合における副走査方向発光タイミング変更によると、発光状態は図6(b)、露光データのタイミングは図8のようになる。
なお、図6(b)は、ずれが生じた発光素子列を用いて、ずれ調整を伴った状態で、YMCKについて1画素ずつ隣接する位置に露光を行った場合の一例を示している。
ここで、Yは副走査方向に−3/4画素のずれが生じているため(図4中のステップS411)、LPH制御部150で発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t−(3/4)tと副走査方向発光タイミング変更を実行する(図4中のステップS412)ことで、Y(N−1)2,Y(N−1)3,Y(N−1)4,Y(N)1,の露光データを生成する(図6(b)のY、図8(b))。
また、Cは副走査方向に−2/4画素のずれが生じているため(図4中のステップS409)、LPH制御部150で発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t−(2/4)tと副走査方向発光タイミング変更を実行する(図4中のステップS410)ことで、C(N−1)3,C(N−1)4,C(N)1,C(N)2,の露光データを生成する(図6(b)のC、図8(d))。
また、Kは副走査方向に+1画素のずれが生じているため(図3中のステップS303)、LPH制御部150で発光素子列のずれた位置で本来露光すべき露光データとなるようにt=t+(1)tと副走査方向発光タイミング変更を実行する(図3中のステップS304)ことで、K(N+1)1,K(N+1)2,K(N+1)3,K(N+1)4,,の露光データを生成する(図6(b)のK、図8(e))。
また、N−1、N、N+1ラインの3副走査を実行した場合の発光状態は、図9のようになる。各副走査については、同じハッチングで塗りつぶされた箇所が同じタイミングの副走査により発光した発光素子を意味している。すなわち、この実施形態では、本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動が実行されるため、Y(N)1〜4、M(N)1〜4、C(N)1〜4、K(N)1〜4、が横並びに揃った状態になっており、ずれが相殺された状態で露光が実行された状態になる。
すなわち、本実施形態は、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体であり、各色毎に副走査方向に複数の発光素子を備えて構成される発光素子列と、前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯するための露光データを生成し、該露光データを用いて副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動することにより、副走査方向に1画素を露光する制御を行うことが可能な発光素子列駆動制御部と、を備え、基準となる色の発光素子列に対して、その他の色の発光素子列における1画素未満の副走査ずれを解消すべく、本来露光すべき露光位置に対応した露光データで発光点灯駆動をする制御を行うことを特徴とする。
これにより、1画素の露光が副走査方向に複数回に分けて実行されると共に、副走査方向の1画素未満のずれ量に応じて、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動が実行されるため、ずれが相殺された状態で露光が実行された状態になる。この結果、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列を用いた画像形成装置において、発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを解消することが可能な画像形成装置を実現できる。
〈本実施形態の動作説明(2)〉
なお、以上のように各画素を副走査方向に複数の発光により発光点灯駆動すると共に、副走査方向の1画素未満のずれ量に応じて、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動を実行する際に、LPH制御部150は、1画素の画像データを受けて発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成する際に、副走査方向の複数の発光素子の位置に応じてそれぞれ各露光データの露光時間が異なるものにすることが可能である。
図10に示す具体例では、以上の実施形態と同様に1画素を副走査方向に4発光素子で発光点灯駆動しており、発光素子列のずれに応じた露光データのずらしを実行し、この際に、1画素の露光時間Tであったもの、T,T/2,T/4,T/8の4種類の露光時間に分ける。なお、ここでは、図9と同様に、同じハッチングで塗りつぶされた箇所が同じタイミングの副走査により発光した発光素子を意味している。
ここで、T,T/2,T/4,T/8の4種類の露光時間を組み合わせることで、1画素について、0,T/8,2T/8,3T/8,4T/8,5T/8,6T/8,7T/8,8T/8,9T/8,10T/8,11T/8,12T/8,13T/8,14T/8,15T/8,の16通りの露光時間を組み合わせが得られる。すなわち、1画素において、16階調の表現が可能になる。なお、1画素の副走査方向分割数により、この組み合わせと、表現できる階調数とは異なったものとなる。
したがって、LPH制御部150が、画像データの各画素の階調に応じて、この露光時間の組み合わせを変更することで、各画素で階調表現を伴った画像形成が可能になる。
この場合は、ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動を実行するようにシフトしており、この結果、各露光時間の異なる素子の順番も所定の順番になるようにシフトしている。
この結果、発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体である各色毎の発光素子列を用いた画像形成装置において、各画素で階調表現を実現しつつ、発光素子列の配列長手方向と直交する副走査方向の1画素未満のずれを解消することが可能な画像形成装置を実現できる。
〈その他の実施形態〉
なお、ここでは、Mを基準にして他の色で複数列の発光素子列で露光データをずらすようにしていたが、他の色を基準にして全体の制御を行う構成としてもよい。
以上の各実施形態では、4列の発光素子列を用いて、1画素未満のずれ量に応じて1画素の露光を複数回に分けて実行し、露光位置の分布によりずれが相殺されるようにしていたが、3列、あるいは、5列以上の発光素子列を用いて同様の制御を行うことも可能である。
また、発光素子列の解像度の具体的数値は一例であり、他の解像度の発光素子列で構成することも可能である。
なお、以上の実施形態ではLEDアレイのような発光点灯駆動を行う発光素子列を具体例として用いてきたが、請求項における発光素子列としては連続点灯光源に光変調素子を組み合わせた固体走査型光書込装置も含むものとする。
本発明の実施形態の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置で使用される発光素子列と感光体ドラムとの関係を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置における動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置における動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置における動作を示す説明図である。
符号の説明
101 制御部
110 画像読み取り部
120 スキャナ処理部
130 画像処理部
140 メモリ
150 LPH制御部
160 メモリ
170 LPH
180 感光体ドラム

Claims (3)

  1. 画像データに応じた各色の露光により画像を形成する画像形成装置であって、
    発光点灯駆動されることにより各色毎に露光を行う発光素子の集合体であり、各色毎に副走査方向に複数の発光素子を備えて構成される発光素子列と、
    前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯するための露光データを生成し、該露光データを用いて副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動することにより、副走査方向に1画素を露光する制御を行うことが可能な発光素子列駆動制御部と、を備え、
    基準となる色の発光素子列に対して、その他の色の発光素子列における1画素未満の副走査ずれを解消すべく、本来露光すべき露光位置に対応した露光データで発光点灯駆動をする制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発光素子列駆動制御部は、画像データを受けて前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成する際に、副走査方向の複数の発光素子の位置に応じてそれぞれ各露光データの露光時間が異なるものにする、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記発光素子列駆動制御部は、画像データを受けて前記発光素子列の副走査方向に複数の発光素子を発光点灯駆動するための露光データを生成する際に、
    基準となる色の発光素子列以外の発光素子列では、それぞれの副走査方向の1画素未満のずれに応じて、該ずれに応じた露光位置において本来露光すべき画像データに基づいた露光データにより発光点灯駆動をする制御を行えるように、画像データに基づく露光データを該ずれに応じて副走査方向にシフトすることにより生成する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016068370A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 露光装置および画像形成装置

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