JP2008023374A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パチンコ機から受信した大当り信号や変動短縮スイッチの操作に伴う変動短縮信号の履歴情報に基づいて大当りの直前の所定期間を注目期間として設定し(S380,S382)、この注目期間における変動短縮信号の履歴情報に基づいて変動短縮信号の連続ON時間やON回数を演算して正常値か異常値かを判定し(ステップS384,S386)、共に正常値であるときには変動短縮スイッチの操作内容を正常操作と判定し(S388)、いずれかが異常値であるときには異常操作と判定する(S390)。この結果、一般の遊技者により操作可能な変動短縮スイッチなどを用いた不正行為をより適切に発見できるようにすることができる。
【選択図】 図19
Description
所定条件が成立したときに遊技者に有利な特別遊技を実行し、遊技の進行を制御する制御手段と、
遊技者による操作に伴って前記制御手段へ所定の操作信号を出力する操作手段と、
前記操作手段から前記制御手段へと出力される前記所定の操作信号を含む管理用信号を外部出力する外部出力手段と、
を備える遊技機の状態を管理する管理装置であって、
前記遊技機の外部出力手段から出力される管理用信号を受信する信号受信手段と、
該受信した管理用信号に基づいて前記遊技機の操作手段の異常操作を判定する異常操作判定手段と、
該判定結果を出力する判定結果出力手段と、
を備えることを要旨とする。
用すると共に識別要素の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」を挙げることができる。こうした遊技機には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態とが存在するものとすることもできる。
[メインルーチン]
メインルーチンが実行されると、メイン制御装置70のCPU72は、図8に例示する始動入賞処理(ステップS100),図9に例示する変動開始処理(ステップS102),図10に例示する変動終了処理(ステップS104),図11に例示するカウンタ更新処理(ステップS106),図18に例示する賞球コマンド送信処理(ステップS108)を実行し、その後、図12に例示するハズレ図柄カウンタ更新処理(ステップS110)を繰り返し実行する。説明の容易のために、まず、カウンタ更新処理とハズレ図柄カウンタ更新処理とを説明し、その後その他の各処理について説明する。
[カウンタ更新処理]
カウンタ更新処理では、図11に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、内部乱数カウンタC1,リーチ乱数カウンタC2,当り図柄カウンタC3,変動パターンカウンタC4の各々のカウンタをインクリメントする処理を実行する(ステップS240)。内部乱数カウンタC1は、大当たりか否かを判定する際に用いられるカウンタであり、実施例では0〜629までを順に値1ずつインクリメントする。リーチ乱数カウンタC2は、リーチ遊技を行なうか否かを判定する際に用いられるカウンタであり、実施例では0〜11までを順に値1ずつインクリメントする。当り図柄カウンタC3は、大当たりのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(当り図柄)を決定する際に用いられるカウンタであり、実施例では0〜11までを順に値1ずつインクリメントする。変動パターンカウンタC4は、特別図柄表示装置40の左,中,右の3個の図柄L,M,Rを変動表示させるパターンを決定する際に用いられるカウンタであり、実施例では0〜99までを順に値1ずつインクリメントする。こうして各カウンタを更新すると、各カウンタをRAM76の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに格納して(ステップS242)、カウンタ更新処理を終了する。
[ハズレ図柄カウンタ更新処理]
ハズレ図柄カウンタ更新処理では、図12に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、ハズレ図柄左カウンタClをインクリメントする処理を実行する(ステップS250)。ハズレ図柄左カウンタClは、ハズレのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(ハズレ図柄)のうち左の図柄Lを決定する際に用いられるカウンタであり、実施例では0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントする。続いてハズレ図柄左カウンタClが値0であるかを判定し(ステップS252)、ハズレ図柄左カウンタClが値0であるときには、ハズレ図柄右カウンタCrをインクリメントする(ステップS254)。ハズレ図柄右カウンタCrは、ハズレのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(ハズレ図柄)のうち右の図柄Rを決定する際に用いられるカウンタであり、実施例ではハズレ図柄左カウンタClと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントする。同様に、ハズレ図柄右カウンタCrが値0であるかを判定し(ステップS256)、ハズレ図柄右カウンタCrが値0であるときには、ハズレ図柄中カウンタCmをインクリメントする(ステップS258)。ここで、ハズレ図柄中カウンタCmは、ハズレのときに特別図柄表示装置40で変動表示している左,中,右の3個の図柄L,M,Rの変動停止時の図柄(ハズレ図柄)のうち中の図柄Mを決定する際に用いられるカウンタであり、実施例ではハズレ図柄左カウンタClやハズレ図柄右カウンタCrと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントする。
[始動入賞処理]
始動入賞処理では、図8に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、遊技球が入賞したか否かを判定する(ステップS200)。この判定は、特別図柄始動口スイッチ44がオンされたか否か,10カウントスイッチ54がオンされたか否か,普通入賞口60a〜60dの入賞を検知する図示しないスイッチがオンされたか否かにより行なうことができる。遊技球が入賞したと判定されると、入賞球数N0を値1だけインクリメントし(ステップS201)、その遊技球の入賞が始動口42への入賞であるかを判定し(ステップS202)、始動口42への入賞であると判定されると、さらに保留球数Nが4未満であるか否かを調べる(ステップS203)。前述したように、実施例では保留球数は最大4個までだからである。
[変動開始処理]
変動開始処理では、図9に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、変動許可フラグF1が値1であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS220)。変動許可フラグF1が値1でないときには、保留球数Nが値0であるか特別図柄表示装置40によって左,中,右の3個の図柄L,M,Rが変動表示中であるか、大当り中であるかのいずれかの場合であると判断して、本ルーチンを終了する。
[表示コマンド決定処理]
表示コマンド決定処理では、図14に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値が大当りか否かを判定する(ステップS300)。この大当り判定は、内部乱数カウンタC1の値が大当りの値、例えば「7」か「322」のいずれかであるか否かを判定することにより行なわれる。実施例では、内部乱数カウンタC1は0〜629までを順にカウントアップしているから、大当りの確率は1/315となる。大当りと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている当り図柄カウンタC3の値を停止図柄コマンドに設定し(ステップS310)、図15に例示する大当り時変動パターンコマンド決定処理を行なって(ステップS312)、本ルーチンを終了する。大当り時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76の所定領域に設定されたバッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(ステップS340)、変動パターンカウンタC4が20未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(ステップS342)、変動パターンカウンタC4が20以上60未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(ステップS344)、変動パターンカウンタC4が60以上のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定する(ステップS346)。各パターンについては後述する。
[変動終了処理]
変動終了処理では、図10に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、大当り中であるか否かを判定する(ステップS230)。ここで、大当り中には、大当りの際に特別図柄表示装置40で表示される特別遊技の最中と特別遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。特別遊技終了後の所定時間は、例えばパチンコ機20の各状態を整えるのに要する時間などとして設定される。大当り中ではないと判定されると、ホールコンピュータ10が接続された盤用外部端子板99に大当り信号をOFF出力して(ステップS231)、変動パターンにおける変動時間が終了しているか否かを判定する(ステップS232)。この処理は、各変動パターンはパターン毎に変動時間が設定されているから、その時間を経過したか否かを判定することにより行なわれる。変動時間が終了しているときには、変動表示の停止と確認のために設定されている停止図柄を確定コマンドとして表示用制御装置96に送信する(ステップS234)。そして、大当りか否かを判定して(ステップS236)、大当りのときには大当り実行コマンドを表示用制御装置96や大入賞口駆動装置52などに送信して(ステップS238)、本ルーチンを終了する。ここで、ステップS236の大当りの判定は、変動開始処理におけるステップS227の表示コマンド決定処理(図14)で行なわれているからその判定結果を用いるものとしてもよいし、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値を用いて判定するものとしてもよい。なお、ステップS230で大当り中と判定されたときにはホールコンピュータ10が接続された盤用外部端子板99に大当り信号をON出力して(ステップS239)、本ルーチンを終了し、ステップS232で変動時間が終了していないと判定されたときには図17に例示した変動短縮処理を実行して本ルーチンを終了し、ステップS236の大当り判定で大当りでないと判定されたときには、そのまま本ルーチンを終了する。ここで、図17に例示した変動短縮処理について説明する。
[変動短縮処理]
変動短縮処理では、図17に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、短縮許可フラグF2の値が0か1かを判定し(ステップS360)、F2の値が0のときつまり変動短縮が許可されていないときには本ルーチンを終了し、F2の値が1のときつまり変動短縮が許可されているときには変動短縮スイッチ27がオンされたか否かを判定し(ステップS362)、オンされていないときにはそのままこのルーチンを終了する。一方、ステップS362で変動短縮スイッチ27がオンされているときには、確定コマンドを表示用制御装置96に送信し(ステップS364)、変動終了処理のステップS236,S238と同様に、大当りか否かを判定すると共に大当りのときには大当り実行コマンドを表示用制御装置96や大入賞口駆動装置52などに送信して(ステップS366,S368)、本ルーチンを終了する。このように、変動短縮が許可されている状態で遊技者により変動短縮スイッチ27がオンされると、変動パターンにおける変動時間に拘らず確定コマンドを送信して変動表示を停止することにより変動時間を短縮するのである。
[賞球コマンド送信処理]
賞球コマンド送信処理では、図18に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、図8の始動入賞処理のステップS201でインクリメントされる入賞球数N0の値を調べる(ステップS370)。入賞球数N0が値0よりも大きいときには、入賞球数N0を値1だけデクリメントすると共に(ステップS372)、上受け皿24や下受け皿26に払い出すべき賞球数nを設定する処理を行なう(ステップS374)。ここで、賞球数nは、実施例では、遊技球が入賞した入賞口の種類(実施例では、始動口42や大入賞口50,普通入賞口60a〜60d)と賞球数nとを予め関係付けておき、この関係に基づいて入賞した始動口から賞球数nを導出して設定するものとした。そして、設定した賞球数nの賞球の払い出しを指示する賞球コマンドを払出用制御装置90に送信する処理を行なって(ステップS376)、本ルーチンを終了する。賞球コマンドを受信した払出用制御装置90では、賞球コマンドとして設定された賞球数nの払い出しが行なわれるよう払出用モータ92を駆動制御すると共に、払い出した賞球数nを示す賞球信号を枠用外部端子板98を介してホールコンピュータ10に出力する。なお、賞球信号の出力は、例えば、賞球を10個払い出すごとに賞球信号として100msecのON信号を出力することにより行なわれる。
[異常操作判定処理]
異常操作判定処理では、図19に示すように、ホールコンピュータ10は、まず、パチンコ機20から受信した大当り信号の履歴情報や変動短縮信号の履歴情報を読み込む処理を実行する(ステップS380)。これらの情報は、パチンコ機20から大当り信号や変動短縮信号などを受信する都度ホールコンピュータ10の図示しないハードディスクなどに蓄積され、パチンコ機20毎に履歴として記憶されている。大当り信号の履歴や変動短縮信号の履歴の一例を図20に示す。なお、読み込む履歴情報の期間は、当日分の履歴情報のみを読み込むものとしたり、指定された期間の履歴情報を読み込むものとしたりすることができる。
Claims (4)
- 所定条件が成立したときに遊技者に有利な特別遊技を実行し、遊技の進行を制御する制御手段と、
遊技者による操作に伴って前記制御手段へ所定の操作信号を出力する操作手段と、
前記操作手段から前記制御手段へと出力される前記所定の操作信号を含む管理用信号を外部出力する外部出力手段と、
を備える遊技機の状態を管理する管理装置であって、
前記遊技機の外部出力手段から出力される管理用信号を受信する信号受信手段と、
該受信した管理用信号に基づいて前記遊技機の操作手段の異常操作を判定する異常操作判定手段と、
該判定結果を出力する判定結果出力手段と、
を備える遊技機の管理装置。 - 前記異常操作判定手段は、前記受信した管理用信号のうち前記所定の操作信号の出力態様が所定の通常範囲外であるときに前記遊技機の操作手段の異常操作と判定する手段である請求項1記載の遊技機の管理装置。
- 請求項1または2記載の遊技機の管理装置であって、
前記管理用信号は前記特別遊技の実行を示す特別遊技実行信号を含み、
前記異常操作判定手段は前記受信した管理用信号に基づいて前記特別遊技が実行されたタイミングを基準とした所定期間における前記所定の操作信号に基づいて前記遊技機の操作手段の異常操作を判定する手段である、
遊技機の管理装置。 - 請求項1ないし3いずれか記載の遊技機の管理装置であって、
前記遊技機は、所定の始動条件の成立に伴って識別要素を変動表示する変動表示手段を備え、
前記遊技機の操作手段は、遊技者による操作に伴って前記変動表示手段による変動表示時間の短縮を指示する変動短縮指示信号を前記制御手段へ出力する変動時間短縮スイッチであり、
前記遊技機の制御手段は、前記変動短縮指示信号の受信に伴って前記識別要素の変動表示時間が短縮されるよう前記変動表示手段を制御する手段である、
遊技機の管理装置。
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