JP2008023290A - インソール及びインソールを備えた履物 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴に対するフィッティング機能及び歩行支援機能を向上させることが可能なインソール及びインソールを備えた靴を提供できるようにする。
【解決手段】使用者の足底先端部に対応する中敷20上に、前記使用者の足底先端部201に当接して前記使用者の足200が靴100の内部において前方向に移動するのを規制する足底先端部支持体30を着脱自在に設けることにより、前記足底先端部支持体30と靴の踵部101とにより、使用者の足200が中敷20の内部において前後方向に移動するのを規制できるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】使用者の足底先端部に対応する中敷20上に、前記使用者の足底先端部201に当接して前記使用者の足200が靴100の内部において前方向に移動するのを規制する足底先端部支持体30を着脱自在に設けることにより、前記足底先端部支持体30と靴の踵部101とにより、使用者の足200が中敷20の内部において前後方向に移動するのを規制できるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明はインソール及びインソールを備えた履物に関し、特に、履物を履いている人(以下、使用者とする)の足のサイズ及び形状にフィットした靴を提供するために用いて好適な技術に関する。
従来から、種々の目的に合わせて中敷を靴の中に配置することが知られている。このような中敷においては、例えば、足の形状や大きさ等に対して靴の形状や大きさ等を合わせるようにする、所謂、フィッティングを目的として利用されていることが多い。また、通気性や消臭の機能、クッション機能等を付加した中敷も市販されている。
しかしながら、多くの中敷は、単に略一定の厚さ寸法のプレートを足型に成形したものに過ぎなかった。これでは、靴に対するフィッティング機能や歩行時の足のサポート機能等に対して、有効な効果が期待できない場合が多い問題点があった。
このような問題に鑑み、機能性の高い中敷も幾つか提案されている。例えば、特許文献1や特許文献2等に示された中敷では、所定の箇所にパッドを設けて、外反母趾や内反小趾等によって突出した部位または突出する恐れのある部位にあてがい、該部位の突出変形を拘束することにより、外反母趾の矯正等を実現するようにしている。
しかしながら、前記特許文献1や特許文献2等に示された中敷の場合は、外反母趾によって突出した部位だけを局部的に押し付けるに過ぎないことから、これでは、突出部位だけに圧力が集中してしまうことになるので、歩行に苦痛を伴うおそれがある。また、外反母趾によって突出した部位を無理に押さえつけるだけでは、有効な治療や予防にはならなかった。
特に、既製品で内部形状が限定された靴を、各個人によって千差万別の形状の足に対して過不足がないように合わせるフィッティングは、殆ど望むことができなかった。すなわち、靴の長さのサイズは5mm刻みが一般的であり、各長さはサイズ毎に、幅寸法の異なる靴は1種類しか店頭にないことが多い。その場合に、靴底部に敷く中敷だけで過不足がないようにフィッティングすることは困難であった。
また、足指先に加わる負担を小さくするために大きめの靴を着用すると、歩行や走行等の動的な状態においては靴の内部で足が前後方向に移動することにより、結局は足指先が靴のアッパー部に当接してしまうので、必ずしも目的とする作用効果を発揮することができない問題点があった。さらに、大きめな靴は動的な歩行に際して歩きづらくなってしまう問題点もあった。
特に、女性用の靴、中でもハイヒール等においては、靴の内部において足が前方に移動する力が常に作用しているので、足指先に加わる力が非常に大きくなり、外反母趾等の障害が発生しやすい問題点があった。また、足指先が靴によって圧迫されている結果、足指先が自由に運動する機能を妨げていた。
本発明は上述の問題点にかんがみ、靴に対するフィッティング機能及び足指の運動機能を向上させることが可能なインソール及びインソールを備えた履物を提供できるようにすることを目的とする。
本発明は上述の問題点にかんがみ、靴に対するフィッティング機能及び足指の運動機能を向上させることが可能なインソール及びインソールを備えた履物を提供できるようにすることを目的とする。
本発明のインソールは、履物に装着して使用されるインソールであって、使用者の足底先端部に対応する位置に、前記使用者の足底先端部に当接して前記使用者の足が前記履物の内部において前方向に移動するのを規制する足底先端部支持体を着脱自在に設けたことを特徴とする。
また、本発明のインソールの他の特徴とするところは、前記足底先端部支持体は、支持体本体に固定された一方の面ファスナと、中敷の裏面に固定された他方の面ファスナとを介して前記中敷に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記支持体本体は、その中央部が厚く形成されるとともに、両側に行くに従って薄く形成されていることを特徴とする。
また、本発明のインソールの他の特徴とするところは、前記足底先端部支持体は、支持体本体に固定された一方の面ファスナと、中敷の裏面に固定された他方の面ファスナとを介して前記中敷に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記支持体本体は、その中央部が厚く形成されるとともに、両側に行くに従って薄く形成されていることを特徴とする。
本発明のインソールを備えた履物は、前記の何れかに記載のインソールを装着したことを特徴とする。
本発明によれば、使用者の足底先端部に対応する位置に、前記使用者の足底先端部に当接して前記使用者の足が前記履物の内部において前方向に移動するのを規制する足底先端部支持体を着脱自在に設けたので、履物に対するフィッティング機能及び運動機能を向上させることが可能なインソール及びインソールを備えた履物を提供することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、足底先端部支持体を中敷に対して着脱自在に設けたので、左右の足のサイズが微妙に異なる使用者に対しても良好に対応することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、足底先端部支持体を中敷に対して着脱自在に設けたので、左右の足のサイズが微妙に異なる使用者に対しても良好に対応することができる。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本実施形態の中敷20は中敷本体20a及び足底先端部支持体30とにより構成されており、中敷20を靴内に装着した状態で前記足底先端部支持体30が中敷本体20aと靴底10との間に介在する。
図1に示すように、本実施形態の中敷20は中敷本体20a及び足底先端部支持体30とにより構成されており、中敷20を靴内に装着した状態で前記足底先端部支持体30が中敷本体20aと靴底10との間に介在する。
足底先端部支持体30は、図2(a)の断面図及び図2(b)の斜視図に示すように、支持体本体31と一方の面ファスナ32とにより構成されている。支持体本体31は、中央部が厚く形成されており、その両側に行くに従って薄くなるように形成されている。これは、後述するように、使用者の足底先端部を支持した際に、足底先端部の横アーチに沿ってサポートすることができるようにするためである。
支持体本体31の構成部材の柔軟性は、中敷本体20aを構成する材質(柔軟性)に応じて適宜に選択するのが好ましい。すなわち、中敷本体20aが適度の厚みを有する柔軟性部材で構成されている場合には、比較的に剛性が強い合成ゴム(合成高分子化合物の総称。例えば、ブタジエン−ゴム・イソプレン−ゴム・スチレン−ブタジエン−ゴム)等の材料を使用するのが好ましい。また、中敷本体20aが薄くてクッション性が少ない材質で構成されている場合には、弾性及び剛性を兼ね備えた合成ゴム等の材料で構成するのが好ましい。このように構成することにより、使用者の足底の先端部をしっかりと、かつ柔軟に支持することができる。
また、本実施形態においては、支持体本体31の中心には保形性を有する剛性部材、具体的には鋼線30aが配設されている。この鋼線30aは、支持体本体31を中敷本体20aに取り付ける際に、支持体本体31の形状を使用者の足底の先端部の形状に合わせたアーチ形状に湾曲させ、その形状を保持するために設けられているものである。なお、鋼線30aは必ずしも配設しなくてもよい。
前述のような材料で構成されている支持体本体31の上面側には鉤状の突起が一面についた一方の面ファスナ32が固着されている。この一方の面ファスナ32は、図3の中敷本体20aの裏面に取り付けられた、パイル状の面を有する他方の面ファスナ33とで一組の面ファスナを構成する。
このように、足底先端部支持体30に取り付けられた一方の面ファスナ32と、中敷本体20aの裏面に取り付けられた他方の面ファスナ33とで、足底先端部支持体30を中敷本体20aに対して着脱自在に取り付けることができる。この足底先端部支持体30を中敷本体20aの裏面に取り付ける場合には、後述するように、足底先端部支持体30が使用者の足底先端部201に当接する位置に、使用者の足底先端部201の形状に沿ってアーチ形状に取り付ける。
図4の斜視図に示すように、本実施形態の中敷20は、足底先端部支持体30が中敷本体20aの裏面に取り付けられているので、中敷本体20aの表面には異物が何も存在しない状態である。したがって、使用者の足の先端部を中敷本体20aの表面上を滑らかに進退させることが可能であり、使用者が靴を着脱する際に足底先端部支持体30が使用者の足の先端部に引っ掛かる不都合が生じることはない。
図5は、使用者が本実施形態の中敷20を装着している靴100を履いている状態の一例を示す図である。図5に示したように、本実施形態の中敷20を内部に装着した靴100においては、使用者の足底先端部201に足底先端部支持体30が当接するように、足底先端部支持体30を中敷本体20aの裏面に取り付ける位置を調節する。前述したように、本実施形態においては一方の面ファスナ32と他方の面ファスナ33とを介して足底先端部支持体30を中敷本体20aの裏面に取り付けるようにしたので、足底先端部支持体30の取り付け位置の調節を容易に行うことができ、かつ何回でも行うことができる。
足底先端部支持体30を中敷本体20aの裏面の適正位置に取り付けると、使用者が靴100を履いた状態において、足底先端部支持体30が使用者の足底先端部201に当接する。すなわち、足指の付け根202の下側に足底先端部支持体30が位置することになる。これにより、使用者の足200が靴100の内部において前後方向に移動するのを、踵部101と足底先端部支持体30とで支持することができるようになる。
すなわち、本実施形態においては、図5において示した「使用者の足底寸法x」を、使用者に固有の「足支持寸法」として捉え、「使用者の足底寸法x」を足底先端部支持体30によりしっかりと支持することができる。
従来は、靴の踵部101から足指の先端部203である「使用者の足のサイズy」を、使用者に固有の「足支持寸法」として捉え、この「使用者の足のサイズy」を靴の踵部101と靴の先端部102とで支持するようにしていた。このため、使用者の足200が靴100の内部において後方向に移動するのを靴の踵部101で規制し、前方向に移動するのを使用者の足指の先端部203で規制していた。
したがって、靴の踵部101から先端部102までの「靴のサイズz」を大きくしても、歩行は走行に伴って使用者の足200が前方向に移動する限り、使用者の足指に大きな力が作用するのを確実に避けることが非常に困難である。このため、良く知られているように、使用者の足の状態や靴の形状によっては「外反母趾」や「内反母趾」等の障害が発生する危険を確実に回避することができなかった。
それに対して、本実施形態においては「使用者の足底寸法x」位置に取り付けた足底先端部支持体30と靴の踵部101とにより、使用者の足200を靴100の内部において前後方向に移動するのを確実に規制することができる。
特に、本実施形態においては、足底先端部支持体30を中敷本体20aの裏面側に取り付けるようにしたので、中敷本体20aの表面には異物が存在しない。これにより、前述したように使用者が靴を脱いだり履いたりする際には、使用者の足指204を中敷本体20aの表面を滑らかに進退させることができる。
また、使用者が靴100を履いている状態においては、中敷本体20aが使用者の足に押されることにより、図6の詳細図に示すように、足指の付け根202が足底先端部支持体30に確りと受け止められ、白抜きの矢印600で示したように使用者の足200が前方向に移動するのを確実に規制することができる。したがって、この状態において、足底先端部支持体30は使用者の足指の付け根202に位置し、使用者の足底先端部201及び足指の付け根202を適度に押圧刺激する。
本実施形態の中敷20は、前述したように使用者の足底先端部201を支持するので、例えば、図7に示すようなハイヒール700に適用して特に有効である。すなわち、700のように、使用者の足200が白抜きの矢印で示したように前方向に移動し易い場合においても、使用者の足200が前方向に移動するのを、足底先端部支持体30で確りと支持することができる。これにより、ファッション性を優先させたハイヒール700のような、先細に形成された靴においても足指の先端部に「自由空間103」を確保することが可能となり、使用者の足指204に靴の側面から大きな力が作用するのを確実に防止することができる。すなわち、本実施形態のインソール及びインソールを備えた靴においては、お洒落と足指の健康の両方を満足させることができる。
また、本実施形態のインソール及びインソールを備えた靴は、足底先端部支持体30による押圧刺激の強さを、使用者の意思に応じて任意に調節することができる。すなわち、図8に示す使用例の説明図の(a)に示すように、通常は足底先端部支持体30が使用者の足底先端部201に位置して足指の付け根202の下側を押圧している。この場合、足底先端部支持体30は使用者の足底先端部201が前方に移動するのを規制するものであるから、使用者の足底先端部201を痛いほど押圧することになる。
これにより、図8(b)に示すように、使用者に足先の状態に注意を喚起することができるので、図8(b)において白抜きの矢印で示したように、使用者の足指204を足底先端部支持体30に掛けて手前に引き寄せる運動を繰り返し行うような運動を行うことを忘れずに励行させることが可能となり、足底筋210を鍛えるのに有効である。このような、足底先端部支持体30を使用者の足指204で引き寄せる運動は何時でも行うことができるので、脚部の運動不足を解消に大きく役立つことができる。
例えば、本実施形態の中敷20を通勤用(通学用)の靴に装着すると、脚に有効な運動を電車の中で行うために寄与することができる。すなわち、本実施形態の中敷20は剛性を有する足底先端部支持体30が使用者の足底先端部201に常に当接している。前述したように、本実施形態の足底先端部支持体30は、図5で説明したように、「使用者の足底寸法x」を決めるためのものであるから、従来の中敷に用いられているサポート部材と比較して格段と硬いものである。このため、足底先端部201に異物が当接するのを使用者は常に意識することになる。換言すれば、足底先端部支持体30の存在が痛いほどである。
したがって、例えば通勤(通学)電車の中で脚の運動をすることを決めておけば、足底先端部支持体30の存在を折に触れて感じることにより、脚の運動を忘れてしまうことは無くなり、脚の運動を習慣的に継続することができるようになる。前述したように、本実施形態のインソール及びインソールを備えた靴は、靴100を履いている状態において、その先端部に「自由空間103」を得ることができる。このため、使用者は足指204を自由に運動させることが可能となり、靴100の内部で足200の運動をするのに都合が良い。
また、図8(c)に示すように、使用者の足指204を図8(c)において白抜きの矢印で示したように、上方に反らす運動を行うことにより、図8(b)の運動を行なった際に使用した筋肉をストレッチすることができるとともに、足の脛側の筋肉及びその他、図8(b)の運動の際にはあまり使用しなかった筋肉を鍛えることができる。
図8(b)、(c)に示したような運動を行うことにより、足底筋210を鍛えることができるのは勿論のこと、脚部全体の筋肉を運動させることができる。これにより、例えば長時間に亘って乗り物に乗っているような場合において、下半身が運動不足になって発生する深部静脈血栓症(DVT、別名:エコノミック症候群)を有効に防止することができる。このような運動を行うことにより足底の筋肉を鍛えることができ、横及び縦アーチを形成することにも有効である。
また、本実施形態のインソール及びインソールを備えた靴は、使用者の足指204を靴100に押し付けることを常に意識させることができるので、種々のスポーツ用靴に適用するのに好都合である。
例えば、ゴルフシューズを例に説明する。ゴルフスイングの基本は下半身を確りと踏ん張ることであるとされている。このようにするために、足の裏で地面を掴むようにしてアドレスを行うようにすると良いのであるが、実際にゴルフボールを打つときには上半身ばかり力が入り、下半身で踏ん張ることがおろそかになってしまうのが殆どである。
本実施形態のインソール及びインソールを備えた靴は、前述したように使用者の足底先端部201に硬い足底先端部支持体30が当接しているので、ゴルフボールを打つ際のアドレス時において、足の状態を確実に意識することができる。これにより、ゴルフボールを打つことに気をとられて、足の裏で確りと踏ん張ってアドレスすることを忘れてしまうのを防止することができ、基本に忠実なスイングを行うようにすることができる。具体的には、図8(b)に示したように、使用者の足指204を立てるようにして靴底を確りとつかんで踏ん張るアドレスを行うことを忘れてしまうのを防止することができる。
前述したように、本実施形態の足底先端部支持体30は、図9に示すように、その中央部が厚く形成されており、その両側に行くに従って薄くなるように形成されている。これにより、本実施形態の足底先端部支持体30は使用者の足底先端部201の横アーチ250に沿ってサポートすることができ、各足指211〜215に沿って形成される横アーチ250の落ち込みにより足の骨格が崩壊する不都合を防止することができる。
前述した実施形態においては、「使用者の足底寸法x」に合わせて位置を調整して足底先端部支持体30を取り付けるために、一方の面ファスナ32及び他方の面ファスナ33を介して支持体本体31と中敷本体20aとを着脱自在に取り付けた例を示した。しかしながら、前記足底先端部支持体30と中敷本体20aとの取り付けは、例えば両面テープを介して取り付けるようにしてもよい。
また、足底先端部支持体30を中敷本体20aに取り付ける位置が確定したら、その位置に対する取り付け強度を補強するようにしてもよい。取り付け強度の補強例として、簡便な補強例としては、ガムテープ等の固定用テープを貼り付けることが考慮される。
また、長期間に亘って安定的に取り付けるためには、接着剤を用いて固着するのがよい。いずれにしても、中敷本体20a及び足底先端部支持体30をパッケージする場合には、ガムテープまたは接着剤のどちらか一方、またはガムテープ及び接着剤を同梱しておくのが好ましい。
前述した実施形態においては、前記足底先端部支持体30を中敷本体20aの下側に取り付けた例を示したが、足底先端部支持体30を中敷本体20aの表面に取り付け、その上に表面カバー等で被覆する構成とすることもできる。
次に、図10を参照しながら本発明の中敷20の変形例を説明する。
この中敷20は、足底先端部支持体30の後方部に中足骨頭部を柔軟に支持するサポートパッド31aを設けて構成した足底先端部支持体300の例を示している。
この中敷20は、足底先端部支持体30の後方部に中足骨頭部を柔軟に支持するサポートパッド31aを設けて構成した足底先端部支持体300の例を示している。
前記サポートパッド31aは柔軟部材により形成されており、サポートパッド31aを設けることにより、使用者の足底先端部201を柔軟に支持することができるとともに、使用者の横アーチをサポートする機能を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、図11を参照しながら第2の実施形態を説明する。
本実施形態は、中敷20の変形例を示している。すなわち、本実施形態においては、足裏の前側半分程度のサイズの中敷20とした例を示している。このようなハーフサイズの中敷は女性用のハイヒールシューズに用いられる場合が多い。
次に、図11を参照しながら第2の実施形態を説明する。
本実施形態は、中敷20の変形例を示している。すなわち、本実施形態においては、足裏の前側半分程度のサイズの中敷20とした例を示している。このようなハーフサイズの中敷は女性用のハイヒールシューズに用いられる場合が多い。
本実施形態の中敷20においては、足底先端部支持体30が取り付けられていて、使用者の足底先端部201に足底先端部支持体30が当接するようになっている。また、この靴100の場合にはヒール200aが高く形成されている。したがって、使用者の足200が靴100の内部において前方向に移動する力が大きく働く。
本実施形態においては、靴100の底部分に一方の面ファスナ32を取り付けるとともに、中敷20の裏面に他方の面ファスナ33を取り付けている。中敷20の裏面に他方の面ファスナ33を取り付けるのは、予め工場出荷時に予め取り付けておいてもよい。また、一方の面ファスナ32を靴100の底部に取り付けるのは、中敷20の配置位置が決まった後で、他方の面ファスナ33に対応する位置に取り付けるようにすればよい。一方の面ファスナ32を靴100の底部に取り付けるのは、例えば、両面テープを介して行うことができる。使用者の足底を踵部101と足底先端部支持体30とで支持することができるのは、図5を参照しながら前述した場合と同様である。
本実施形態において説明したように、中敷20と靴100の底部分とを一方の面ファスナ32と他方の面ファスナ33とで固定することは、フルサイズの中敷20の場合にも適用することができる。このように、一方の面ファスナ32と他方の面ファスナ33とを介して中敷20と靴100の底部分とを固定することにより、中敷20のサイズを靴100の内部サイズに合わせなくても良好に使用することができる。
この利点は、例えば、大サイズ、中サイズ、小サイズ程度の大雑把な大きさに形成しておき、詳細な配設位置の調整は一方の面ファスナ32と他方の面ファスナ33とを係合させて行うようにすることができる。この利点は、鋏を用いて中敷20を切る作業を不要にすることができる他、鋏を使用することが困難な飛行機の内部において都合が良い。すなわち、エコミークラス症候群が一番問題となっている飛行機内で、鋏を使用することなく、中敷20を靴100の内部に配設することが可能となる。
10 靴底
20 中敷
20a 中敷本体
30 足底先端部支持体
30a 鋼線
31 支持体本体
32 一方の面ファスナ
33 他方の面ファスナ
100 靴
200 使用者の足
201 使用者の足底先端部
202 足指の付け根
203 使用者の足指の先端部
20 中敷
20a 中敷本体
30 足底先端部支持体
30a 鋼線
31 支持体本体
32 一方の面ファスナ
33 他方の面ファスナ
100 靴
200 使用者の足
201 使用者の足底先端部
202 足指の付け根
203 使用者の足指の先端部
Claims (5)
- 履物に装着して使用されるインソールであって、
使用者の足底先端部に対応する位置に、前記使用者の足底先端部に当接して前記使用者の足が前記履物の内部において前方向に移動するのを規制する足底先端部支持体を着脱自在に設けたことを特徴とするインソール。 - 前記足底先端部支持体は、支持体本体に固定された一方の面ファスナと、中敷の裏面に固定された他方の面ファスナとを介して前記中敷に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のインソール。
- 前記支持体本体は、その中央部が厚く形成されるとともに、両側に行くに従って薄く形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインソール。
- 前記足底先端部支持体は、柔軟性を有する支持体本体と保形性を有する剛性部材とにより形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のインソール。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載のインソールを装着したことを特徴とするインソールを備えた履物。
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---|---|---|---|
JP2006222116A JP2008023290A (ja) | 2006-07-20 | 2006-07-20 | インソール及びインソールを備えた履物 |
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Cited By (1)
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JP2011152390A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Mieko Kaneko | インソール及びインソールを備えた履物 |
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2006
- 2006-07-20 JP JP2006222116A patent/JP2008023290A/ja active Pending
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