JP2008023016A - アップライト型掃除機 - Google Patents

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Shuzo Ueyama
修三 植山
Jun Yoshida
潤 吉田
Kazumasa Kamatani
和将 鎌谷
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Abstract

【課題】 電動送風機の配置方向を工夫して、吸引力の低下や部品点数の増大を抑えることができるアップライト型掃除機を提供する。
【解決手段】 底面側に吸込口3を有する床用吸込具2と、この床用吸込具2上に起立した状態から後方に傾倒した状態に回動可能に連結された掃除機本体1とを有して、起立状態の掃除機本体1の下部に吸引用の電動送風機6を内蔵し、下部前面には電動送風機6からの排気を外部に排出する排気口7を形成すると共に、電動送風機6を、その吸引側を起立状態の掃除機本体1の背面側に向け、排気側を起立状態の掃除機本体1の前面側に向けて配置した。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、掃除機本体が床用吸込具上に起立可能に構成されたアップライト型掃除機に関するものである。
アップライト型掃除機は、底面側に吸込口を有する床用吸込具と、この床用吸込具上に起立した状態から後方に傾倒した状態に回動可能に連結された掃除機本体とを有し、掃除機本体の上部にハンドルが設けられている。
特許文献1には、その図7や図12に示されているように、起立状態の掃除機本体の下部に吸引用の電動送風機を内蔵し、下部前面には前記電動送風機からの排気を外部に排出する排気口を形成したものが開示されている。
上記電動送風機は、その回転軸方向を掃除機本体の幅方向(左右方向)に向けて配置されており、同じく床用吸込具の幅方向(左右方向)に向けて配置された回転ブラシの回転軸が上記電動送風機の回転軸にベルト等を介して連結されて回転駆動されるようになっている。
特開平10−127538号公報
上述したアップライト型掃除機においては、電動送風機が、その回転軸方向を掃除機本体の幅方向(左右方向)に向けて配置されて回転ブラシのベルト駆動等は容易になるが、電動送風機の後部(電動機部)の排気側が掃除機本体の幅方向の左右いずれかに片寄って位置している。従って、電動送風機からの排気を掃除機本体の下部前面に形成された排気口全体を使用して排出することができないので、充分な排気量を排出することができずに、排気圧による圧力損失が発生して、吸引力が低下する要因になっていた。
また、電動送風機の吸引口も掃除機本体の幅方向の左右いずれかに片寄って位置するため、集塵室の通気口に配置されて塵埃を濾過するフィルタと電動送風機の吸引口とを連通する吸引流路が屈曲して、流路抵抗の増大により吸引力が低下すると共に、吸引流路を形成する金型構造が複雑になって、部品点数も増大する。
また、床用吸込具の吸込口に連通させる吸引用ホースを、掃除機本体の幅方向に向けて配置された電動送風機の外側に配して吸込口の幅方向端部側に接続しなければならないので、床用吸込具の幅方向左右の吸引力差が大きくなる不具合が生じると共に、床用吸込具の幅を必要に応じて小さくすることができなくなるので、小型化や軽量化の妨げとなっている。
同様に、掃除機本体の幅方向に向けて配置された電動送風機のため、床用吸込具の車輪(前車輪)の配置スペースが狭くなるので、その車輪径がどうしても小さくなる。車輪径は大きい方が走行性は向上するので、車輪径を大きくできないことは走行性を阻害する要因となっていた。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、電動送風機の配置方向を工夫して、吸引力の低下や部品点数の増大を抑えることができるアップライト型掃除機を提供することを目的とするものである。
また、床用吸込具の幅方向左右の吸引力差が少なくなると共に小型化や軽量化も可能となり、また走行性が改善できるアップライト型掃除機を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願の請求項1に係る発明は、底面側に吸込口を有する床用吸込具と、この床用吸込具上に起立した状態から後方に傾倒した状態に回動可能に連結された掃除機本体とを有して、起立状態の掃除機本体の下部に吸引用の電動送風機を内蔵し、下部前面には前記電動送風機からの排気を外部に排出する排気口を形成すると共に、前記電動送風機を、その吸引側を起立状態の掃除機本体の背面側に向け、排気側を起立状態の掃除機本体の前面側に向けて配置したことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、前記請求項1記載のものにおいて、起立状態の掃除機本体における電動送風機の上部に集塵室を配置し、その背面側通気口に塵埃を濾過するフィルタを配置して、当該フィルタと前記電動送風機の吸引側とを連通する吸引流路を形成したことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、前記請求項2記載のものにおいて、前記電動送風機を、その吸引側を起立状態の掃除機本体の背面側斜め上方に向けて配置したことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、前記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記床用吸込具の吸込口に連通する吸引用ホースを前記電動送風機の下部に生じるデッドペースを利用して配置したことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記床用吸込具の車輪を前記電動送風機の下部に生じるデッドペースを利用して配置したこと特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、前記請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記電動送風機は、起立状態の掃除機本体の前ケースと後ケースにそれぞれ電動機部側と送風機部側がクッション材を介して個別に支持されていることを特徴とするものである。
本願の請求項1記載の発明によれば、起立状態の掃除機本体の下部に吸引用の電動送風機を内蔵し、下部前面には電動送風機からの排気を外部に排出する排気口を形成すると共に、電動送風機を、その吸引側を起立状態の掃除機本体の背面側に向け、排気側を起立状態の掃除機本体の前面側に向けて配置したことにより、電動送風機からの排気を掃除機本体の下部前面に形成された排気口全体を使用して排出することができるので、排気圧による圧力損失を少なくして、吸引力の低下を抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、起立状態の掃除機本体における電動送風機の上部に集塵室を配置し、その背面側通気口に塵埃を濾過するフィルタを配置して、当該フィルタと前記電動送風機の吸引側とを連通する吸引流路を形成したことにより、吸引流路を掃除機本体の背面側に上下方向に直線状に配置できるため、流路抵抗が少なくなって吸引力の低下を少なく抑えることができる。また、吸引流路が簡素化できることにより、その金型構造が複雑になることなく、部品点数の増大も抑えることができる。
請求項3記載の発明によれば、前記電動送風機を、その吸引側を起立状態の掃除機本体の背面側斜め上方に向けて配置することにより、電動送風機の吸引口が上部の集塵室からの吸引流路側に向くようになるので、流路抵抗が更に少なくなって吸引力の低下をより少なく抑えることができる。
請求項4記載の発明によれば、前記床用吸込具の吸込口に連通する吸引用ホースを前記電動送風機の下部に生じるデッドペースを有効利用して配置したことにより、吸引用ホースを床用吸込具の幅方向中央寄りに接続することができて、床用吸込具の幅方向左右の吸引力差が少なくなり、吸込性能の改善が可能となる。また、床用吸込具の幅を必要に応じて小さくすることもできるので、小型化や軽量化も可能となる。
請求項5記載の発明によれば、前記床用吸込具の車輪を前記電動送風機の下部に生じるデッドペースを有効利用して配置することにより、車輪径を大きくすることができて、走行性が改善でき、操作性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、前記電動送風機が、起立状態の掃除機本体の前ケースと後ケースにそれぞれ電動機部側と送風機部側がクッション材を介して個別に支持されていることにより、電動送風機の電動機部側と送風機部側がそれぞれ前ケースと後ケース間に位置しないので、組立性や気密性の向上を図ることができる。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明に係るアップライト型掃除機の一実施形態における掃除機本体の起立状態時を示す側断面図、図2はそのダストボックスを取り外して示した正面図、図3は更に電動送風機部分を露出させて示した正面図、図4は図1のA−A断面図、図5は図1のB−B断面図である。なお、各図において、白抜き矢印は電動送風機の駆動時に生じる空気の流れを示している。
このアップライト型掃除機は、起立状態で縦長の掃除機本体1と、その下部に連結された床用吸込具2とから成り、床用吸込具2は前部底面側に吸込口3を有し、掃除機本体1は床用吸込具2上に起立した状態から後方に傾倒した状態に回動可能に連結されている。
床用吸込具2には、後端側に左右一対の後車輪4が設けられていると共に、前側にも図9,図10に示すような左右一対の前車輪5が設けられている。
起立状態の掃除機本体1の前ケース1aと後ケース1b内には、下部に吸引用の電動送風機6が内蔵されると共に、下部前面には幅方向全体にわたって格子状に形成された排気口7が形成されており、それらの上部側に前面開口の集塵室8が形成されている。この集塵室8には、集塵した塵埃が溜まるダストボックス9が着脱可能に装着されるように構成されている。また、掃除機本体1の上部には、その幅方向に形成されたリング状ハンドル10と、上方に伸びて上端側に円弧状のグリップ部11aが形成された棒状ハンドル11とが備えられている。
電動送風機6は、駆動源となる電動機部6aと、この電動機部6aによって回転駆動される送風機部6bとが一体に構成されており、送風機部6bの吸引口6cから吸い込まれた空気は、電動機部6a内を通って駆動部を冷却した後に、そのブラケット6dに形成された排気孔6eから排出されるようになっている。
一方、集塵室8の背面(奥壁)側には、上部に床用吸込具2の吸込口3と吸引用ホース12及び吸引用パイプ13を介して連通する吸引筒14が突設され、その下部側に電動送風機6の吸引口6cに吸引流路15を介して連通する通気口16が形成されている。この通気口16には、集塵室8からの塵埃を濾過するフィルタ17が着脱可能に装着されている。
本実施形態においては、上記電動送風機6が、その吸引側(送風機部6bの吸引口6c側)を起立状態の掃除機本体1の背面側に向け、排気側(電動機部6aの排気孔6e側)を起立状態の掃除機本体1の前面側に向けて配置されている。
これにより、電動送風機6からの排気を図1,図2に示すように掃除機本体1の下部前面に形成された排気口7全体を使用して排出することができるので、排気圧による圧力損失を少なくして、吸引力の低下を抑えることができる。
また、集塵室8の背面側通気口16に配置されたフィルタ17と電動送風機6の吸引口6cとを連通する吸引流路15を掃除機本体1の背面側に上下方向に直線状に配置できるため、流路抵抗が少なくなって吸引力の低下を少なく抑えることができる。また、合成樹脂で形成される吸引流路15が簡素化できることにより、その金型構造が複雑になることなく、部品点数の増大も抑えることができる。
さらに、電動送風機6は、起立状態の掃除機本体1の前ケース1aと後ケース1bにそれぞれ電動機部6a側と送風機部6b側がクッション材18a,18bを介して個別に支持されている。
このように構成することにより、電動送風機6の電動機部6a側と送風機部6b側がそれぞれ前ケース1aと後ケース1b間には位置しないので、組立性や気密性の向上を図ることができる。
また、本実施形態においては、床用吸込具2の吸込口3に連通する吸引用ホース12を、上述したように配置した電動送風機6の外郭の円弧によって斜め下部に生じるデッドペースを有効利用して、図6〜図8に示すように出来るだけ床用吸込具2の幅方向中央寄りに配置している。
このように構成することによって、吸引用ホース12を床用吸込具2の幅方向中央寄りに接続することができるので、床用吸込具2の幅方向左右の吸引力差が少なくなり、吸込性能の改善が可能となる。また、床用吸込具2の幅を必要に応じて小さくすることもできるので、どうしても大型で重量も重くなりがちなアップライト型掃除機の小型化や軽量化も可能となる。
また、図9,図10に示すように、床用吸込具2の前車輪5を、上述したように配置した電動送風機2の外郭の円弧によって両側の斜め下部に生じるデッドペースを有効利用して配置している。
このように構成することにより、図9,図10に示すように、前車輪5の車輪径を大きくすることができるので、走行性が改善でき、操作性が向上する。
図11は、本願発明に係るアップライト型掃除機の他の実施形態における掃除機本体の起立状態時を示す側断面図、図12はそのD−D断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態においては、図11に示すように、電動送風機6を、その吸引側(送風機部6bの吸引口6c側)を起立状態の掃除機本体1の背面側斜め上方に向けて配置したものである。
このように構成すれば、図11に示す如く、電動送風機6の吸引口6cが上部の集塵室8からの吸引流路15側に向くようになるので、フィルタ17と電動送風機6の吸引口6cとの吸引流路15が短くなる。従って、流路抵抗が更に少なくなって吸引力の低下をより少なく抑えることができる。
なお、電動送風機6を上述したように配置したことにより、その回転軸方向が床用吸込具2の幅方向に配置される回転ブラシの回転軸方向と交差したものとなり、電動送風機6の回転軸にベルト等を介して回転ブラシの回転軸を連結して回転ブラシを回転駆動することが困難になるが、回転ブラシは必ずしも必要なものではないと共に、回転ブラシが必要であれば、回転ブラシ駆動専用のモータを備えたり、回転ブラシの回転軸内に固定子を内蔵して回転軸を回転子として回転駆動したり、吸込風力によって回転駆動する所謂タービンブラシを備えることも可能である。
ところで、上記のように電動送風機の回転軸にベルト等を介して回転ブラシの回転軸とを連結し、電動送風機の動力を回転ブラシに伝達して回転駆動するものにおいては、例えば特開平8−117158号公報に開示されているように、床用吸込具の後部右側又は後部左側に前記動力伝達を断続するために操作される操作ペダルを備えたものが開示されている。
この構成によれば、掃除機本体を後方に傾倒して移動しながら行う掃除中に、掃除機を停止せずに、操作ペダルを足で操作して、瞬間的に回転ブラシの駆動のオンオフ切替えができるようになり、例えば絨毯敷きの床から板張りの床へ移行する場合やその逆に移行する場合に、掃除機を止めることなく回転ブラシの駆動のオンオフ切替えをして掃除を連続して行えるようになる。
しかしながら、アップライト型掃除機においては、一時的な掃除中断や、床用吸込具以外のサイドホース等による掃除の際は、掃除機本体を起立状態にしなければならない。この時、上記のように回転ブラシのオンオフ切替えが行えるものでは、回転ブラシの駆動をオフ,すなわち停止させるのが一般的である。これは、騒音の低減や、同じ場所で回転ブラシが回転し続けることによる被掃除面の損傷を防止するためである。なお、掃除機本体の起立状態時には回転ブラシが床面に接触しないように構成することも可能であるが、その場合でも毛足の長い絨毯上や、サイドホース等による掃除の際に、ホースを引っ張ったときに掃除機本体が前方に傾斜すると、回転ブラシが床面等に接触して損傷する畏れがある。
掃除機本体の起立状態時に回転ブラシの駆動を停止するには、掃除機本体を起立させる時に足操作等により操作ペダルの切替え操作が必要となるが、忘れることもあり、また煩雑でもある。なお、回転ブラシを専用の駆動モータで駆動するものでは、掃除機本体の起立動作に連動するスイッチ等を設けて回転ブラシを停止させることも可能であるが、回路構成が複雑になるという課題が生じる。
図13〜図25は、上述したような課題を解決したアップライト型掃除機の構成及び作用を示す図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
このアップライト型掃除機では、床用吸込具2の前部に底面側の吸込口3に臨ませて回転ブラシ20が内蔵されており、この回転ブラシ20を電動送風機6の動力を後述する駆動ベルト36によって伝達して駆動するため、電動送風機6はその回転軸6fを掃除機本体1の幅方向に向けて配置されている。
後車輪4は、掃除機本体1の後部下端に取り付けられており、掃除機本体1が起立状態の時は図13,図14に示すように回転ブラシ20は被掃除面には接触せず、掃除機本体1を図15に示すように後方に傾倒させると、後車輪4が床用吸込具2の後部下側に回り込んで床用吸込具2の後部側を持ち上げることにより、回転ブラシ20が被掃除面に接触するように構成されている。
また、ダストボックス9が装着される集塵室(図示せず)は、図16〜図19等に示す第1の吸引用ホース(サイドホース)21によって床用吸込具2に連通している。
掃除機本体1の上部から上方に伸びる棒状ハンドル11は、図21に示すように掃除機本体1の筒状部22から引き抜くことにより吸引用ノズル23として用いることができるようになっている。この吸引用ノズル23は第2の吸引用ホース24によって、ダストボックス9が装着される集塵室に連通している。通常の床面掃除の際は、吸引用ノズル23を掃除機本体1の筒状部22に挿入した状態で、棒状ハンドル11のグリップ部11aを持って掃除機本体1を後方に傾倒させて掃除機を移動させることにより床面掃除を行うことができる。一方、家具と壁等の隙間のような狭い場所や階段や窓枠等の高所を掃除する際は、図21に示したように起立状態の掃除機本体1の筒状部22から吸引用ノズル23を引き抜いて吸引用ノズル23を用いて掃除を行うことができる。
床用吸込具2は、図22,図23に示すように、底面側に吸込口3が形成された吸込口部31の両端側から後方に側部32を突設したコ字状に形成され、両側部32間に掃除機本体1の下部を挟み、電動送風機6の回転軸6fと同軸の支軸33を中心に回動可能に掃除機本体1に連結されている。
回転ブラシ20の回転軸20aの一端側には、内側に駆動プーリ34が配置され、その外側に自由プーリ35が配置されており、電動送風機6の回転軸6fに掛けられた駆動ベルト36が切り替えレバー37によって駆動プーリ34と自由プーリ35のいずれか一方に掛け替えられる。駆動ベルト36が駆動プーリ34に掛かると回転ブラシ20は回転し、自由プーリ35に掛かると自由プーリ35は空回りするだけで回転ブラシ20は回転しない。
上記切り替えレバー37は、その先端側で駆動ベルト36を遊びを持たせて挟み、基端側の内側部位が支軸38に取り付けれて先端側を内外方向に回動可能に取り付けられている。基端側の外側部位には連結部39を介して、図13〜図15等に示すように床用吸込具2の一方の側部32における後方上面に取り付けられた切り替えペダル40が連結されている。
切り替えペタル40は、図14,図15に示すように、支軸41を介して前後に回動可能に取り付けられており、切り替えペダル40の前部上面を足で踏んで前側に回動させると、図23に示すように切り替えレバー37との連結部39が後方に引っ張られて切り替えレバー37がその先端側を外側に向けて回動し、駆動ベルト36が外側の自由プーリ35に掛け替わって、電動送風機6の動力が回転ブラシ20に伝達されなくなる。この状態から切り替えペダル40の後部上面を足で踏んで後側に回動させると、切り替えレバー37との連結部39が前方に押し出されて、図22に示すように切り替えレバー37がその先端側を内側に向けて回動し、駆動ベルト36が内側の駆動プーリ34に掛け替わって、電動送風機6の動力が回転ブラシ20に伝達されるようになる。
さらに、本実施形態では、上記切り替えペダル40に対向する掃除機本体1の側面に、掃除機本体1の起立状態移行時に、切り替えペダル40の前部上面に当接する長さの第1の突起42を設けると共に、切り替えペダル40の前部内側側面に形成された凹部43に嵌合する長さで弾力性と耐摩耗性を有する第2の突起44を形成している。
すなわち、掃除機本体1の起立状態移行時には、図24に示すように第1の突起42と第2の突起44が円弧を描いて回動し、第1の突起42が切り替えペダル40の前部上面に当接することにより、前部上面を足で踏み込んだ時と同様に作用して切り替えペダル40を前側に回動させる。この時、第2の突起44は、切り替えペダル40の前部内側側面に弾接しながら凹部43に嵌合する。この状態から掃除機本体1を後方に傾倒させると、切り替えペダル40の前部内側側面の凹部43に嵌合した第2の突起44が切り替えペダル40の前部を持ち上げることにより、切り替えペダル40の後部上面を足で踏み込んだ時と同様に作用して切り替えペダル40を後側に回動させる。
以上のように構成することにより、掃除機本体1を後方に傾倒して回転ブラシ20を回転駆動しながら行う通常の床面掃除時に、一時的な掃除中断や図21に示したように吸引用ノズル23を掃除機本体1から引き抜いて行う隙間掃除等のため掃除機本体1を起立状態にすると、上述したように第1の突起42が切り替えペダル40の前部上面に当接して、切り替えペダル40を前側に回動させるので、切り替えペダル40を足で操作することなく自動的に回転ブラシ20の回転を停止させることができる。
従って、掃除機本体1の起立状態時の騒音の低減や、同じ場所で回転ブラシ20が回転し続けることによる被掃除面の損傷を、切り替えペダル40の操作忘れや操作の煩雑さを伴うことなく防止することができ、使い勝手が向上する。なお、このアップライト型掃除機は、前述したように掃除機本体1の起立状態時には回転ブラシ20が床面に接触しないように構成されているが、毛足が長い絨毯上や、吸引用ノズル23による掃除の際に、図25に示すようにホース24を引っ張った時に掃除機本体1が前方に傾斜すると、回転ブラシ20が床面に接触して床面を損傷する畏れがあるが、このような場合に対応できる。
一方、上述した掃除機本体1の起立状態時から掃除機本体1を後方に傾倒して床面掃除を再開する場合は、掃除機本体1を後方に傾倒させると、上述したように切り替えペダル40の前部内側側面の凹部43に嵌合している第2の突起44が切り替えペダル40の前部を持ち上げて、切り替えペダル40を後側に回動させるので、切り替えペダル40を足で操作することなく自動的に回転ブラシ20の回転を再開させることができる。
従って、切り替えペダル40の操作忘れや操作の煩雑さを伴うことなく、自動的に回転ブラシ20を用いた絨毯等の床面掃除に移行することもできるので、使い勝手が格段に向上する。
なお、切り替えペダル40が後側一杯まで回動すると、凹部43に嵌合していた第2の突起44は切り替えペダル40の前部内側側面に弾接しながら凹部43から離脱する。従って、掃除機本体1を後方に傾倒して行う通常の床面掃除時には、上記第1の突起42及び第2の突起44は、切り替えペダル40から離間しているので、切り替えペダル40を足で操作して回転ブラシ40の駆動/停止を切り替え操作することができる。
なお、上記実施形態では、第1の突起42に加えて第2の突起44及び凹部43を設けたが、第1の突起42だけでも、掃除機本体1を起立状態にすると回転ブラシ20が自動的に停止するので、初期の目的は達成することができる。
本願発明に係るアップライト型掃除機の一実施形態における掃除機本体の起立状態時を示す側断面図。 そのダストボックスを取り外して示した正面図。 更に電動送風機部分を露出させて示した正面図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 吸引用ホースの配置構成を示すために一部を破断して示した正面図。 同じく吸引用ホースの配置構成を示すための背面図。 図6のC−C断面図。 前車輪の配置構成を示すための側断面図。 同じく前車輪の配置構成を示すために一部を破断して示した正面図。 本願発明に係るアップライト型掃除機の他の実施形態における掃除機本体の起立状態時を示す側断面図。 そのD−D断面図。 アップライト型掃除機の他の実施形態における掃除機本体の起立状態時を示す右側面図。 その要部断面図。 掃除機本体が後方に傾倒した状態を示す要部断面図。 掃除機本体の起立状態時の正面図。 同じく背面図。 掃除機本体が後方に傾倒時の上面図。 掃除機本体の起立状態時の左側面図。 その側断面図。 吸引用ノズルを用いた掃除動作を示す側面図。 掃除機本体の電動送風機から床用吸込具の回転ブラシへの動力伝達の構成と作用を示す横断面図。 同じく他の作用を示す横断面図。 掃除機本体の起立状態への移行時の作用を示す要部断面図。 吸引用ノズルを用いた掃除動作例を示す側面図。
符号の説明
1 掃除機本体
1a 前ケース
1b 後ケース
2 床用吸込具
3 吸込口
4 後車輪
5 前車輪
6 電動送風機
6a 電動機部
6b 送風機部
6c 吸引口
6d ブラケット
6e 排気孔
6f 回転軸
7 排気口
8 集塵室
9 ダストボックス
10 リング状ハンドル
11 棒状ハンドル
11a グリップ部
12 吸引用ホース
13 吸引用パイプ
14 吸引筒
15 吸引流路
16 通気口
17 フィルタ
18a,18b クッション材
20 回転ブラシ
20a 回転軸
21 第1の吸引用ホース
22 筒状部
23 吸引用ノズル
24 第2の吸引用ホース
31 吸込口部
32 側部
33 支軸
34 駆動プーリ
35 自由プーリ
36 駆動ベルト
37 切り替えレバー
38 支軸
39 連結部
40 切り替えペダル
41 支軸
42 第1の突起
43 凹部
44 第2の突起

Claims (6)

  1. 底面側に吸込口を有する床用吸込具と、この床用吸込具上に起立した状態から後方に傾倒した状態に回動可能に連結された掃除機本体とを有して、起立状態の掃除機本体の下部に吸引用の電動送風機を内蔵し、下部前面には前記電動送風機からの排気を外部に排出する排気口を形成すると共に、前記電動送風機を、その吸引側を起立状態の掃除機本体の背面側に向け、排気側を起立状態の掃除機本体の前面側に向けて配置したことを特徴とするアップライト型掃除機。
  2. 起立状態の掃除機本体における電動送風機の上部に集塵室を配置し、その背面側通気口に塵埃を濾過するフィルタを配置して、当該フィルタと前記電動送風機の吸引側とを連通する吸引流路を形成したことを特徴とする請求項1記載のアップライト型掃除機。
  3. 前記電動送風機を、その吸引側を起立状態の掃除機本体の背面側斜め上方に向けて配置したことを特徴とする請求項2記載のアップライト型掃除機。
  4. 前記床用吸込具の吸込口に連通する吸引用ホースを前記電動送風機の下部に生じるデッドペースに利用して配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のアップライト型掃除機。
  5. 前記床用吸込具の車輪を前記電動送風機の下部に生じるデッドペースを利用して配置したこと特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のアップライト型掃除機。
  6. 前記電動送風機は、起立状態の掃除機本体の前ケースと後ケースにそれぞれ電動機部側と送風機部側がクッション材を介して個別に支持されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のアップライト型掃除機。

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