JP2008022156A - 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より精度の高い動きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法を提供する。
【解決手段】ブロック設定部4により設定された複数種類のブロックを採用して動きベクトル候補算出部3は隣接するフレームPm,Pm+1間でブロックマッチングにより複数の動きベクトル候補を算出し、動きベクトル決定部6は、対応画素間での相関量が最も大きくなるものに対応する動きベクトル候補を動きベクトルとして決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレーム補間等を行う場合に用いられる動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法に関する。
液晶テレビジョン受像機等、動画を表示する装置においては、表示特性を向上する等を目的として、補間フレーム画像を生成するフレーム補間装置が設けられる場合がある。 このフレーム補間装置は、時間点に前後する例えば現フレーム画像と過去フレーム画像との動きベクトルを求めて補間フレーム画像を生成する。
このように補間フレーム画像を生成するためには、動きベクトルを求めることが必要になり、動きベクトルを求めるためにマクロブロック等の単位ブロックが採用される。
図9は従来例におけるフレーム補間の説明図を示す。
時間的に隣接する第m番目及びm+1番目のフレーム画像(以下単にフレームと略記)Pm,Pm+1からこれらの間を補間する補間フレームを生成する場合、補間フレームを複数に分割した各ブロックBの画像が2つのフレーム間でどのように移動したかを示す動きベクトルVをブロックマッチングにより算出する。
図9においては、静止した背景に対して長円形Eの物体が、時間的に下側に移動する様子を示している。2つのフレームPm,Pm+1上でのブロックマッチングにより、補間フレーム上のブロックBが算出される。図10は、図9における補間フレームを拡大して示す。
図10に示すブロックBは、1点鎖線で示す長円形Eの一部と、この長円形Eの外側となる斜線で示す部分を含む。このため、このブロックBの画像は、移動している物体と共に、移動していない部分も移動しているように補間したものとなってしまう。
つまり、この従来例では誤った動きベクトルを割り当ててしまう。
一方、特許文献1においては、入力画像と参照画像とを分割した大ブロックをさらに分割した小ブロック毎及び大ブロック毎に入力画像と参照画像とのブロックマッチング誤差を算出する動きベクトル検出方法が開示されている。
この特許文献1の方法は、上述した図9に示す1種類のブロックBのみで動きベクトルを検出する方法に比べるとより精度が高い動きベクトルを検出できる可能性がある。
特開2003−111082号公報
しかしながら、上記特許文献1の方法は、小ブロックが大ブロックを分割して生成されるものに限定されるため、実質的には小ブロック1種類の場合よりも精度の高い動きベクトルを検出することが困難になる。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、より精度の高い動きベクトルを検出することができる動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る動きベクトル検出装置は、時間的に前後する第1及び第2のフレーム画像間を補間する補間フレームを複数に分割する第1のブロック及び少なくとも該第1のブロックを複数に分割した関係とは異なる種類の第2のブロックそれぞれに対して、前記第1及び第2のフレーム画像間でブロックマッチングを行い、前記第1及び第2のブロックそれぞれに対する第1及び第2の動きベクトル候補を算出する動きベクトル候補算出手段と、
前記第1及び第2の動きベクトル候補から最も相関の高いものに対応する動きベクトル候補を、前記第1及び第2のブロックに共通に含まれる1画素以上からなる補間画素に対する動きベクトルとして決定する動きベクトル決定手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る動きベクトル検出方法は、時間的に前後する第1及び第2のフレーム画像間を補間する補間フレームを複数に分割する第1のブロック及び少なくとも該第1のブロックを複数に分割した関係とは異なる種類の第2のブロックそれぞれに対して、前記第1及び第2のフレーム画像間でブロックマッチングを行い、前記第1及び第2のブロックそれぞれに対する第1及び第2の動きベクトル候補を算出する動きベクトル候補算出ステップと、
前記第1及び第2の動きベクトル候補から最も相関の高いものに対応する動きベクトル候補を、前記第1及び第2のブロックに共通に含まれる1画素以上からなる補間画素に対する動きベクトルとして決定する動きベクトル決定ステップと、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、単に一方を分割した関係とは異なる2種類以上のブロックを用いて動きベクトルを算出するので、より精度の高い動きベクトルを検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示す。この動きベクトル検出装置1は、その入力端に入力される時系列の画像信号における複数のフレーム画像(単にフレームと略記)を一時的に格納するフレームメモリ2を有する。
フレームメモリ2は、第m番目及び第m+1番目のフレームPm、Pm+1をそれぞれ格納する第1フレームメモリ2a及び第2フレームメモリ2bを有する。
第1フレームメモリ2a及び第2フレームメモリ2bに格納された第m番目及び第m+1番目のフレームPm、Pm+1の画像は、動きベクトル候補算出部3に入力される。この動きベクトル候補算出部3は、シンメトリックサーチによるブロックマッチングにより動きベクトル候補を算出する。なお、シンメトリックサーチによるブロックマッチングに関しては図3にて後述する。
動きベクトル候補算出部3は、ブロック設定部4により設定される複数のブロックそれぞれに対して上記シンメトリックサーチによるブロックマッチングを行い、それぞれ算出した動きベクトルを(後述する複数のブロックに共通に含まれる補間画素の)動きベクトル候補として算出する。
この動きベクトル候補算出部3により算出された複数の動きベクトル候補は、動きベクトル候補メモリ5に格納され、動きベクトル決定部6により参照される。
この動きベクトル決定部6は、フレームPm,Pm+1上において複数の動きベクトル候補から、複数のブロックに共通に含まれる補間対象の画素、つまり補間画素に対応する対応画素間の相関演算を行い、最も相関の大きい(高い)動きベクトル候補をその補間画素の動きベクトルとして決定する。
この動きベクトル決定部6により決定された動きベクトルは、補間画素の位置情報と共にフレーム補間部7に送られ、このフレーム補間部7は、動きベクトルと補間画素の位置情報とにより、第m番目及び第m+1番目のフレームPm、Pm+1を補間する補間フレームQmを作成する。
このフレーム補間部7は、Pm,Qm,Pm+1の順序でフレーム及び補間フレームを液晶ディスプレイ等の画像を表示する画像表示装置側に出力する。画像表示装置は、例えば時間的に隣接する第m番目及び第m+1番目のフレームPm、Pm+1との間が補間フレームQmで補間された所定のフレームレートを倍速にした動画を表示する。
そして、所定のフレームレートを倍速にすることにより、動画の表示特性を向上する。 図2は、ブロック設定部4により設定された、例えば3つのブロックBa,Bb,Bcを用いてブロックマッチングする様子を示す。
図2の左右の中央部分は、ブロック設定部4により、補間フレームQmを算出するための補間用フレームQ上に設定された、例えば3種類のブロックBa,Bb,Bcを示す。これら3種類のブロックBa,Bb,Bcは、ユーザにより選択設定することができる。 このブロック設定部4により、設定できるブロックは、2種類以上のブロックであり、画素数サイズ、形状が互いに異なるものを選択できる。
なお、図2に示す3種類のブロックBa,Bb,Bcは、単なる1例を示すものであり、このようなブロックに限定されるものでない。
本実施形態においては、第1のブロックと、その第1のブロック及びその分割ブロックとは少なくとも異なる関係となる第2のブロックとの少なくとも2種類のブロックを有する。
換言すると、本実施形態は、従来例における大ブロックを分割することにより小ブロックとなるような関係の実質的に小ブロック1種類に近似されるようなブロックのみの場合を排除した、実質的に種類が異なる2種類以上のブロックを含む。
なお、3種類以上のブロックを設定する場合には、1つのブロックを複数に分割したような分割関係となるブロックを含むようにしても良い。
図2に示したように3種類のブロックBa,Bb,Bcは、補間用フレームQを縦横方向に規則的に分割して形成される。
このように補間用フレームQに設定された各ブロックBa,Bb,Bcに対して、その左右に示す2つのフレームPm、Pm+1間で、動きベクトル候補算出部3は、ブロックマッチングを行う。
つまり、補間用フレームQ上での補間画素を生成するために、該補間画素を内側に含む各ブロックBa,Bb,Bcに対して、動きベクトル候補算出部3は、それぞれ動きベクトルを算出する。
これら複数の動きベクトルは、補間画素に対する動きベクトル候補となり、後述する動きベクトル決定部6により1つの動きベクトルが決定される。
なお、図2に示す例では、動き検出の説明を分かり易くするため、従来例の説明の場合と同様に第m番目のフレームPmにおける長円形Eの物体が第m+1番目のフレームPm+1に示すように下側に移動した様子を示している。
また、図2に示す例では、長円形E付近の位置のブロックBa,Bb、Bcを示しているが、動きベクトル候補算出部3は、例えば左上隅から右下隅の位置まで、各ブロックBa,Bb、Bcの動きベクトル候補を算出する。
図3は、ブロックBaの場合において、シンメトリックサーチによるブロックマッチングで、動きベクトル候補を算出する様子を示す。
補間用フレームQ上に設定されたブロックBaに対して、第m番目及び第m+1番目のフレームPm、Pm+1上において幾何学的な対称位置に探索範囲Ra、Ra′が設定される。
そして、この対称位置に設定された対となる探索範囲Ra、Ra′内において、動きベクトル候補算出部3は、このブロックBaと同じ画素数サイズの対となる画像ブロックWai、Wai′(i=1、…、n)をブロックBaに関して対称位置となる関係を維持して、水平及び垂直方向に1画素分づつシフトしながら対となる画像ブロックWai、Wai′間でブロックマッチングを行う。
このようにブロックBaに関して対称な位置に探索範囲Ra、Ra′を設定し、かつブロックBaに関して対称位置となる関係を維持して、対となる画像ブロックWai、Wai′を1画素分づつシフトすることをシンメトリックサーチという。そして、このシンメトリックサーチを行いながら対となる画像ブロックWai、Wai′間でブロックマッチングを行う。
図3の場合、画像ブロックWai、Wai′として、最初に実線で示す画像ブロックWa1、Wa1′間において対応する画素間で差分の絶対値の積算値Σ1が算出される。次に、画像ブロックWa1、Wa1′が水平方向に1画素分(対称関係を保つように互いに逆方向に)シフトされて、同様に対応する画素間で差分の絶対値の積算値Σ2が算出される。
このようにして図3における点線で示す最後の画像ブロックWan、Wan′において対応する画素間で差分の絶対値の積算値Σnが算出される。
そして、動きベクトル候補算出部3は、積算値Σ1からΣnにおけるその積算値が最も小さくなるものに相当する動きベクトルを、このブロックBaに含まれる補間画素に対する動きベクトル候補として算出する。
なお、より正確には、ブロックマッチングにより算出される動きベクトルの1/2にしたものが、このブロックBaに含まれる補間画素に対する動きベクトル候補として算出される。
他のブロックBb,Bcの場合にも同様にシンメトリックサーチによるブロックマッチングにより、動きベクトル候補がそれぞれ算出される。
このようにして、各ブロックBa,Bb,Bcに対してそれらに共通に含まれる補間画素に対する動きベクトル候補が算出されることになる。
例えば図2に実線で示すブロックBa,Bb,Bcに対して図3に示すシンメトリックサーチにより、図2上に示した動きベクトル候補Va、Vb,Vcが算出される。
なお、各動きベクトル候補Va、Vb,Vcに対応するフレームPm,Pm+1上の画像ブロックを、それぞれWa、Wa′と、Wb,Wb′と、Wc、Wc′とにより示している。
図4は、長円形E付近における補間画素αを共通に含む動きベクトル候補Va、Vb,Vcに対応するブロックBa,Bb,Bcを拡大して示す(なお、簡単化のため、動きベクトル候補Va、Vb,Vc算出前のブロックBa,Bb,Bcと同じ符号を用いる)。 このようにして算出された複数の動きベクトル候補Va、Vb,Vcは、各ブロックBa,Bb,Bcの情報と共に、動きベクトル候補メモリ5に格納される。
本実施形態においては、このようにして算出された複数の動きベクトル候補Va、Vb,Vcに対して、動きベクトル決定部6は、相関量の大きさを算出することにより、各補間画素毎に1つの動きベクトルを決定する。
図5は相関量の大きさ、より具体的には差分値の絶対値の大きさを算出することにより、各補間画素毎に1つの動きベクトルを決定する様子を示す。
つまり、図5は、図2において上述したブロックマッチングにより、算出された動きベクトル候補Va、Vb,Vcで規定される画像ブロックWa、Wa′、Wb,Wb′、Wc、Wc′における補間画素αに対応する各画素を示す。
図5におけるブロックBa中の中央の上部に位置する補間画素αは、ブロックBb中においては左上の隅に位置し、さらにブロックBc中においては、その中央よりも左側にシフトした位置の上部に位置する。
図5において、動きベクトル候補Va,Vb、Vcにより、この補間対象となる補間画素αを規定するフレームPm,Pm+1上の画像ブロックWa、Wa′、Wb,Wb′、Wc、Wc′における(補間画素αに対応する)対応画素は、それぞれNa,Na′、Nb,Nb′、Nc,Nc′で示されている。
そして、動きベクトル決定部6は、補間画素αに対応する対応画素Na,Na′間、Nb,Nb′間、Nc,Nc′間それぞれにおいて、以下の差分の絶対値Da、Db、Dcの大きさをそれぞれ算出する。
Da=|Na′−Na|
Db=|Nb′−Nb| (1)
Dc=|Nc′−Nc|
また、動きベクトル決定部6は、これら3つの差分の絶対値Da、Db、Dcの中で最小となる値を補間画素αの動きベクトルと決定する。
例えば、Daが最小の値となる場合には、ブロックBaで求めた動きベクトル候補Vaを動きベクトルと決定する。
例えば、Dbが最小の値となる場合には、ブロックBbで求めた動きベクトル候補Vbを動きベクトルと決定する。
例えば、Dcが最小の値となる場合には、ブロックBcで求めた動きベクトル候補Vcを動きベクトルと決定する。
このようにして補間画素αを1つづつシフトしながら、各補間画素α毎に動きベクトルを決定する。
また、図5では、長円形E付近のブロックBa,Bb,Bcに含まれる補間画素αの場合で説明したが、補間用フレームQを分割する全ての位置のブロックBa,Bb,Bcに対して行う。
本実施形態は、このように各補間画素α毎に複数の動きベクトル候補から、相関量が最も大きくなるものに対応する動きベクトル候補を動きベクトルとして決定(採用)するようにしている。
従って、各ブロック内に動きのある部分と動きがない静止部分とが混在して含まれるような場合においても、動きのある画素と動きのない画素それぞれに対して相関量が最も大きくなるようなベクトルを選択してする採用することができる。
以上の方法で、各補間画素αに対してより精度の高い動きベクトルを当てはめることができる。そして、各補間画素αに対して、以上の方法で動きベクトルを当てはめることで、誤った動きベクトルの割り当てを削減することができる。そして、画質の良い補間フレームを生成できるようになる。
上述した本実施形態による動きベクトル検出方法の概略は、図6のフローチャートのようになる。
最初のステップS1において、ユーザはブロック設定部4により、動きベクトル検出に用いる複数種類のブロックを設定する初期設定を行う。
ユーザは、例えば2種類或いは図2の中央に示すように3種類のブロックBa,Bb,Bc等を設定する。
複数種類のブロックの設定などの初期設定が終了すると、次のステップS2において動きベクトル候補算出部3は、図2及び図3に示したように、複数種類のブロックを用いてシンメトリクサーチによるブロックマッチングにより、複数の動きベクトル候補を算出する。
そして、算出された複数の動きベクトル候補は、動きベクトル候補メモリ5に格納される。
次のステップS3において動きベクトル決定部6は、対応画素間の相関量の算出から、より具体的には対応画素間の差分の絶対値が最小となる値に対応する動きベクトル候補が動きベクトルとして決定する。そして、動きベクトル検出の処理が終了する。
以上のべた本実施形態によれば、複数修理のブロックを用いて複数の動きベクトル候補を算出しさらに複数の動きベクトル候補から1つの動きベクトルを決定するようにしているので、精度の高い動きベクトルを検出することができる。
また、本実施形態においては、1画素の補間画素単位で動きベクトル候補から動きベクトルを決定するようにしているので、非常に高い精度で動きベクトルを検出することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を説明する。図7は第2の実施形態に係る動きベクトル検出装置1の構成を示す。この動きベクトル検出装置1は、図1の動きベクトル検出装置1において、動きベクトル決定部6に対して補間画素の単位を設定する補間画素設定部8が設けてある。
上述した第1の実施形態においては1つの画素からなる補間画素単位で動きベクトルを決定していたが、本実施形態においては補間画素設定部8により設定された例えば複数画素からなる補間画素単位で動きベクトルを決定する。
第1の実施形態においては、1画素単位で動きベクトルを算出するため、精度の高い動きベクトルを検出できる反面、処理量が増大する。
このため、本実施形態では、補間画素設定部8により、複数画素を単位とする補間画素を設定できるようにして、処理量を低減し、かつ精度の高い動きベクトルの検出を確保する。
その他の構成は、第1の実施形態と同様の構成である。
例えば第1の実施形態のように3種類のブロックBa,Bb,Bcを設定した場合には、長円形E付近の補間画素αを含むブロックの関係は図4に示したようになっている。 本実施形態では、図4の一部を拡大した図8の斜線で示すように3種類のブロックBa,Bb,Bcに共通に含まれる共通画素Cを補間画素として設定することができるようにしている。
このように複数画素からなる共通画素Cを補間画素の単位として設定した場合には、動きベクトル決定部6は、上記(1)式の対応画素間の差分の絶対値を算出する代わりに、共通画素Cに対応する複数画素からなる対応画素間の差分の絶対値の積算値を算出する。そして、その積算値が最も小さい値となるものに対応する動きベクトル候補をその共通画素Cの動きベクトルと決定する。
このように設定することにより、第1の実施形態の場合よりも処理量を大幅に削減することができる。また、この場合においても、互いに異なる複数種類のブロックを用いているので、1種類のブロック或いはこれに近い場合よりも、より高い精度の動きベクトルを検出することができる。
なお、補間画素の設定は、図8に示した設定例に限らず、共通画素Cにおける水平方向に例えば2分割した2つの分割画素部分を補間画素の単位として設定したり、垂直方向に例えば複数に分割したりして補間画素の単位を設定することもできる。このようにすると、共通画素Cの場合よりもより高い動きベクトルを検出することができる。
なお、上述した実施形態においては、複数種類のブロックを設定する場合、図2等に示すようにそれぞれ等分割されたもので設定しているが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば周辺部分では一部が欠けた状態となるような分割方法でブロックの設定を行うようにしても良い。
図1は本発明の第1の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図。 図2は複数種類のブロックを用いてブロックマッチングにより動きベクトル候補を算出する様子を示す説明図。 図3はシンメトリクサーチによるブロックマッチングの動作の説明図。 図4は動きベクトル候補算出後における補間画素を共通して含む3種類のブロックを示す図。 図5は複数の動きベクトル候補から1つの動きベクトルを決定する動作の説明図。 図6は第1の実施形態の動作の概略を示すフローチャート。 図7は本発明の第2の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示すブロック図。 図8は補間画素設定部により設定される補間画素の設定例を示す図。 図9は従来例におけるフレーム補間の説明図。 図10は図9の補間フレームの一部を拡大して示す図。
符号の説明
1…動きベクトル検出装置
2…フレームメモリ
3…動きベクトル候補算出部
6…動きベクトル決定部

Claims (5)

  1. 時間的に前後する第1及び第2のフレーム画像間を補間する補間フレームを複数に分割する第1のブロック及び少なくとも該第1のブロックを複数に分割した関係とは異なる種類の第2のブロックそれぞれに対して、前記第1及び第2のフレーム画像間でブロックマッチングを行い、前記第1及び第2のブロックそれぞれに対する第1及び第2の動きベクトル候補を算出する動きベクトル候補算出手段と、
    前記第1及び第2の動きベクトル候補から最も相関の高いものに対応する動きベクトル候補を、前記第1及び第2のブロックに共通に含まれる1画素以上からなる補間画素に対する動きベクトルとして決定する動きベクトル決定手段と、
    を具備することを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 前記ブロックマッチングは、前記第1及び第2のブロックそれぞれに対して前記第1及び第2のフレーム画像間で幾何学的に対称位置に設定される探索範囲内において、前記第1及び第2のブロックそれぞれに対して幾何学的に対称な関係を保つようにそれぞれ設定された対となる画像ブロック間で行われることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。
  3. 前記動きベクトル決定部は、前記第1及び第2のブロックに共通に含まれる1画素からなる各補間画素に対応して、前記第1及び第2の動きベクトル候補で規定される前記第1及び第2のフレーム画像上における対応画素間の差分の絶対値が最も小さくなるものに対応する動きベクトル候補を前記動きベクトルとして決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の動きベクトル検出装置。
  4. 前記動きベクトル決定部は、前記第1及び第2のブロックに共通に含まれる複数画素からなる補間画素に対応して、前記第1及び第2の動きベクトル候補で規定される前記第1及び第2のフレーム画像上における対応画素間の差分絶対値の積算値が最も小さくなるものに対応する動きベクトル候補を前記動きベクトルとして決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の動きベクトル検出装置。
  5. 時間的に前後する第1及び第2のフレーム画像間を補間する補間フレームを複数に分割する第1のブロック及び少なくとも該第1のブロックを複数に分割した関係とは異なる種類の第2のブロックそれぞれに対して、前記第1及び第2のフレーム画像間でブロックマッチングを行い、前記第1及び第2のブロックそれぞれに対する第1及び第2の動きベクトル候補を算出する動きベクトル候補算出ステップと、
    前記第1及び第2の動きベクトル候補から最も相関の高いものに対応する動きベクトル候補を、前記第1及び第2のブロックに共通に含まれる1画素以上からなる補間画素に対する動きベクトルとして決定する動きベクトル決定ステップと、
    を具備することを特徴とする動きベクトル検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8494055B2 (en) 2008-09-03 2013-07-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for frame interpolation based on accurate motion estimation

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