JP2008022083A - 廃棄原稿判別装置および廃棄判別方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の廃棄可否の判断を容易にする。
【解決手段】 MFPは、プリントデータとプリントデータに関連する付加情報とを受信するとそれらを受け付けるデータ受付部11と、プリントデータを画像形成するための画像に付加情報を合成した合成画像を生成する合成画像生成部13と、合成画像を用紙に形成する画像形成制御部15と、ユーザが合成画像の形成された原稿をMFP100に読み取らせると、その原稿を読み取って得られる画像データを受け付ける原稿読取制御部23と、画像データから付加情報を抽出する付加情報抽出部25と、抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断する判断部27と、判断結果を表示する報知部29と、を備える。
【選択図】 図3
【解決手段】 MFPは、プリントデータとプリントデータに関連する付加情報とを受信するとそれらを受け付けるデータ受付部11と、プリントデータを画像形成するための画像に付加情報を合成した合成画像を生成する合成画像生成部13と、合成画像を用紙に形成する画像形成制御部15と、ユーザが合成画像の形成された原稿をMFP100に読み取らせると、その原稿を読み取って得られる画像データを受け付ける原稿読取制御部23と、画像データから付加情報を抽出する付加情報抽出部25と、抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断する判断部27と、判断結果を表示する報知部29と、を備える。
【選択図】 図3
Description
この発明は廃棄原稿判別装置および廃棄判別方法に関し、特に、画像が形成された原稿の廃棄可否を判別する廃棄原稿判別装置および廃棄判別方法に関する。
近年、複写機やプリンタに代表される画像形成装置の普及により、データが用紙に印字され、記録される。一方で、用紙に印字されたデータは、時間の経過とともに不要になる場合がある。不要となったデータが印字された用紙は、廃棄するのが通常である。しかしながら、用紙に印字されている情報が有用な情報であるか否かを判断するためには、印字された情報を人が見て判断しなければならない。
特開2000−255909号公報には、原稿トレイに載置された原稿を原稿搬送路中に搬送する間に画像読取部によって原稿の画像を読み取り、用紙給紙部に収納された用紙を用紙搬送路中に搬送する間に画像読取部が読み取った画像に基づいて画像形成部によって用紙に画像形成処理を行う画像形成装置において、用紙選別処理時に、使用済用紙を原稿トレイから原稿搬送路中に搬送する間に画像読取部によって使用済用紙における画像の有無を検出し、画像が形成されていない使用済用紙を、画像が形成された使用済用紙と選別して用紙搬送路を経由して用紙給紙部に搬送することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
しかしながら、従来の画像形成装置は、画像が形成されていない使用済用紙と、画像が形成された使用済用紙とを選別することはできるが、用紙に形成された画像が有用な情報であるか否かを判断することはできない。
特開2000−255909号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別装置を提供することである。
この発明の他の目的は、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、廃棄原稿判別装置は、データの入力を受け付けるデータ受付手段と、受け付けたデータを画像形成するための画像にデータに関連する付加情報を合成し、合成画像を生成する合成手段と、合成画像を用紙に形成する画像形成手段と、合成画像が形成された原稿を読み取り、画像データを取得する原稿読取手段と、取得された画像データから付加情報を抽出する抽出手段と、抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断する判断手段と、判断結果を報知する報知手段と、を備える。
この局面に従えば、データを画像形成するための画像に、そのデータに関連する付加情報が合成され、合成画像が用紙に形成される。そして、合成画像が形成された原稿を読み取って得られる画像データから抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否が判断され、判断結果が報知される。このため、原稿を読み取るだけの簡単な操作で、その原稿の廃棄可否を判断することができる。その結果、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別装置を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、廃棄原稿判別装置は、データを表す画像と該データに関連する付加情報を表す画像とが形成された原稿を読み取り、画像データを取得する原稿読取手段と、取得された画像データから付加情報を抽出する抽出手段と、抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断する判断手段と、判断結果を報知する報知手段と、を備える。
この局面に従えば、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別装置を提供することができる。
好ましくは、付加情報は、データの有効期限を含み、判断手段は、現在の日時と有効期限とを比較する日時比較手段を含む。
好ましくは、付加情報は、データが記憶されている位置情報を含み、判断手段は、位置情報にデータが記憶されているか否かを判断する。
好ましくは、付加情報は、データが画像形成された部数を含み、判断手段は、部数が2以上であれば原稿を廃棄可と判断する。
好ましくは、付加情報は、データが機密情報であるか否かを示す情報をさらに含み、判断手段により廃棄すると判断された場合、付加情報が機密情報であることを示す情報を含んでいる場合、警告を出力する警告出力手段をさらに備える。
この発明のさらに他の局面によれば、廃棄原稿判別方法は、データの入力を受け付けるステップと、受け付けたデータを画像形成するための画像にデータに関連する付加情報を合成し、合成画像を生成するステップと、合成画像を用紙に形成するステップと、合成画像が形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、取得された画像データから付加情報を抽出するステップと、抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断するステップと、判断結果を報知するステップと、を含む。
この局面に従えば、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、廃棄原稿判別方法は、データを表す画像と該データに関連する付加情報を表す画像とが形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、取得された画像データから付加情報を抽出するステップと、抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断するステップと、判断結果を報知するステップと、を含む。
この局面に従えば、廃棄可否の判断を容易にした廃棄原稿判別方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、MFPの外観を示す斜視図である。図2は、MFPの機能の概要を示す機能ブロック図である。図1および図2を参照して、MFP(Multi Function Peripheral)100は、画像形成装置であり、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザインターフェースとしての操作パネル160とを含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)115と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)116と、ファクシミリ部117と、フラッシュメモリ118Aが装着されるカードインターフェース(I/F)118とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部160Aと操作部160Bとを含む。表示部160Aは、液晶表示装置(LCD)、有機ELD等の表示装置であり、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部160Bは、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受付ける。操作部160Bは、表示部160A上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
通信I/F部112は、MFP100をネットワークに接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してPC200との間で通信し、データを送受信する。
ファクシミリ部117は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部117は、受信したファクシミリデータを、HDD116に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部117により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部117は、HDD116に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
カードI/F118は、フラッシュメモリ118Aが装着される。CPU111は、カードI/F118を介してフラッシュメモリ118Aにアクセス可能である。CPU111は、カードI/F118に装着されたフラッシュメモリ118Aに記録された廃棄原稿判別プログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、フラッシュメモリ118Aに記録された廃棄原稿判別プログラムに限られず、HDD116に記憶された廃棄原稿判別プログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワークに接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD116に記憶された廃棄原稿判別プログラムを書換える、または、新たな廃棄原稿判別プログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピュータから廃棄原稿判別プログラムをダウンロードして、その廃棄原稿判別プログラムをHDD116に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図3は、CPUの機能の概要を示す機能ブロック図である。図3を参照して、CPU111は、画像形成するためのプリントデータを受け付けるデータ受付部11と、プリントデータと付加情報とに基づき合成画像を生成する合成画像生成部13と、合成画像を用紙に印刷する画像形成制御部15と、廃棄条件を受け付ける廃棄条件設定部21と、原稿を読み取って画像データを取得する原稿読取制御部23と、画像データから付加情報を抽出する付加情報抽出部25と、付加情報と廃棄条件とに基づき廃棄可否を決定する判断部27と、判断結果を表示する報知部29と、警告部31とを含む。
データ受付部11は、通信I/Fが外部のコンピュータからプリントデータと付加情報とを受信すると、通信I/Fからプリントデータと付加情報とを受け付ける。ユーザがコンピュータでデータとプリント条件とを指定すると、コンピュータがデータをプリントデータに変換し、プリントデータと付加情報とをMFP100に送信する。付加情報は、ファイル属性情報と、プリント条件とを含む。ファイル属性情報は、プリントデータの元のデータ(以下「原稿データ」という)のファイル名と、原稿データの格納場所と、原稿データの作成者と、原稿データの作成日時と、原稿データが機密情報であるか否かを示す機密レベルとを含む。プリント条件は、保存期限と印刷部数とを含む。保存期限は、原稿データが有効な期間を示す。換言すれば、プリントデータの画像が形成された用紙において、その画像が有効な期間である。
合成画像生成部13は、プリントデータを画像形成するための画像に変換し、その画像に付加情報を合成し、合成画像を生成する。合成画像生成部13は、付加情報を透かし画像または地紋画像として、プリントデータの画像に埋め込む。また、合成画像生成部13は、付加情報を画像形成するための画像に変換し、付加情報の画像とプリントデータの画像とを合成するようにしてもよい。この場合、付加情報の画像は、文字を含んでいてもよいが、バーコードまたは2次元コードとするのが、後で付加情報を読み取る際に読み取りが容易となるので好ましい。合成画像生成部13は、合成画像を画像形成制御部15に出力する。画像形成制御部15は、画像形成部140を制御して、合成画像を用紙に形成させる。
廃棄条件設定部21は、表示部160Aに廃棄条件設定画面を表示し、ユーザが廃棄条件設定画面に従って操作部160Bに入力する廃棄条件を操作部160Bから受け付ける。廃棄条件設定部21は、受け付けた廃棄条件を判断部27に出力する。
図4は、廃棄条件設定画面の一例を示す図である。図4を参照して、廃棄条件設定画面は、廃棄条件の設定を受け付けるための画図である。廃棄条件は、(1)保存期限切れ、(2)原稿データの記憶、(3)複数部数印刷、の3つを含む。(1)保存期限が切れの廃棄条件は、データの保存期限が切れた場合に廃棄可とする条件である。(2)原稿データ記憶の廃棄条件は、MFP100がネットワークを介して接続された他の装置のいずれかに、原稿データが記憶されている場合に廃棄可とする条件である。(3)複数部数印刷の廃棄条件は、同じプリントデータが、複数の用紙に画像形成された場合に廃棄可とする条件である。廃棄条件設定画面は、上記3つの廃棄条件を任意に設定が可能なように、3つの廃棄条件それぞれに対応したチェックボックスを有する。ユーザがチェックボックスをチェックすると、チェックされた廃棄条件が設定される。
原稿読取制御部23は、原稿読取部130を制御し、原稿読取部130が原稿を読みとて出力する画像データを受け付け、画像データを付加情報抽出部25に出力する。ここで、原稿読取部130が読み取る原稿は、上述した画像形成制御部15が合成画像を形成した用紙である。なお、原稿は、MFP100が合成画像を形成した用紙に限らず、MFP100と同様の機能を有する画像形成装置により、データの画像に付加情報を合成した合成画像が形成された用紙であってもよい。
付加情報抽出部25は、画像データから付加情報を抽出する。また、画像データは、プリントデータの画像に付加情報が透かし画像または地紋画像として埋め込まれた画像である。したがって、付加情報抽出部25は、画像データの画像から透かしとして表された画像の部分または地紋として表された画像の部分を抽出し、その抽出した部分を解析することによって、付加情報を抽出する。付加情報抽出部25は、抽出した付加情報を判断部27に出力する。
判断部27は、付加情報に基づいて、原稿読取部130が読み取った原稿が、廃棄可能か否かを判断する。判断部27は、廃棄条件設定部21で設定された廃棄条件に従って判断する。上述したように、廃棄条件は、(1)保存期限切れ、(2)原稿データの記憶、(3)複数部数印刷、の3つを含むが、判断部27は、3つの廃棄条件のいずれか1つの廃棄条件が成立するならば、他の廃棄条件が成立しなくても廃棄可と判断する。
廃棄条件に(1)保存期限切れが設定されている場合、判断部27は、付加情報のファイル作成日と保存期限とで定まる有効期間と、現在の日付とから、廃棄条件を満たすか否かを判断する。現在の日付が有効期間に含まれていなければ廃棄不可と判断し、含まれていれば廃棄不可と判断する。廃棄条件に(2)原稿データの記憶が設定されている場合、判断部27は、付加情報のファイル属性情報のうち原稿データのファイル名とそのデータの格納場所とに基づいて判断する。判断部27は、付加情報の格納場所にファイル名で特定されるデータが記憶されていれば、廃棄可と判断し、そのようなデータが記憶されていなければ廃棄不可と判断する。廃棄条件に(3)複数部数印刷が設定されている場合、判断部27は、付加情報の印刷部数が複数であれば廃棄可と判断し、印刷部数が1であれば廃棄不可と判断する。判断部27は、廃棄可と判断した場合、報知部29および警告部31に廃棄可を示す信号を出力し、廃棄不可と判断した場合、報知部29に廃棄不可を示す信号を出力する。
報知部29は、原稿読取制御部23が受け付けた画像データと付加情報抽出部25が抽出した付加情報とを表示部160Aに表示するとともに、判断部27による判断結果を表示部160Aに表示する。すなわち、報知部29は、廃棄可を示す信号が入力される場合は「廃棄可」の文字列を表示部160Aに表示し、廃棄不可を示す信号が入力される場合は「廃棄不可」の文字列を表示部160Aに表示する。これによって、報知部29は、ユーザに対して、原稿読取部130に置かれている原稿の廃棄可否を報知する。
警告部31は、原稿データが機密情報であるか否かを判断する。警告部31は、判断部27より廃棄可を示す信号が入力され、かつ原稿データが機密情報である場合、表示部160Aに警告を表示する。具体的には、「この原稿は機密情報を含んでいます。廃棄に注意してください。」等のメッセージを表示する。これにより、ユーザに注意を喚起することができる。その結果、機密情報を含む原稿は、焼却する等の適切な廃棄ルートで廃棄されることになるので、機密が漏れるのを防止することができる。
図5は、プリント処理の流れの一例を示すフローチャートである。プリント処理は、MFP100が備えるCPU111が、原稿廃棄判別プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理の一部である。図5を参照して、CPU111は、プリントデータを受信したか否かを判断する(ステップS01)。プリントデータを受信したならば処理をステップS02に進め、そうでなければ待機状態となる(ステップS01でNO)。すなわち、プリント処理は、プリントデータを受信することを条件に実行される処理である。ステップS02においては、プリントデータを画像形成するのに適した画像データに変換し、画像データを生成する。そして、プリントデータと共に受信した付加情報を、画像データに合成する(ステップS03)。付加情報を透かし画像として画像データに合成してもよいし、付加情報を地紋画像として画像データに合成してもよい。ステップS04においては、付加情報を合成した合成画像の画像データを画像形成部140に出力し、画像形成部140に画像を形成させる。これにより、画像形成部140は、付加情報を合成した合成画像を用紙に形成する。
図6は、廃棄原稿判別処理の流れの一例を示すフローチャートである。廃棄原稿判別処理は、MFP100が備えるCPU111が、原稿廃棄判別プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理の一部である。図6を参照して、CPU111は、スキャン指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS11)。ユーザが操作部160Bに予め設けられたスキャン指示ボタンを押下したならば、操作部160Bからスキャン指示を受け付ける。スキャン指示を受け付けたならば処理をステップS12に進め、そうでなければ待機状態となる(ステップS11でNO)。すなわち、廃棄原稿判別処理は、スキャン指示を受け付けることを条件に実行される処理である。
ステップS12においては、原稿読取部130にスキャン画面を表示部160Aに表示する。そして、廃棄判別指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS13)。廃棄判別指示を受け付けたならば処理をステップS14に進め、そうでなければ処理をステップS22に進める。ステップS22においては、通常のスキャンを実行する。
図7は、スキャン画面の一例を示す図である。図7を参照して、スキャン画面は、通常のスキャン処理のためのスキャン条件を設定するためのボタンに加えて、「廃棄判別」の文字が表されたボタンを含む。ユーザがこのボタンを指示すれば、操作部160Bが「廃棄判別」の文字が表されたボタンの指示を検出し、CPU111が操作部160Bから廃棄判別指示を受け付ける。
図6に戻って、ステップS14においては、廃棄条件設定画面を表示部160Aに表示し、廃棄条件の設定を受け付ける。そして、処理をステップS15に進める。ステップS15においては、原稿をスキャンする。具体的には、原稿読取部130にそれに置かれた原稿を読み取らせ、原稿読取部130が出力する画像データを受け付ける。そして、原稿読取部130が出力する画像データから付加情報を抽出し(ステップS16)、判別処理を実行する(ステップS17)。判別処理については後述するが、原稿の廃棄可否を判別するための処理である。
そして、ステップS15で原稿を読み取ってして取得した画像データと、ステップS16で画像データから抽出した付加情報と、ステップS17で実行した判別処理による判別結果とを含む判別結果表示画面を表示部160Aに表示する(ステップS18)。次のステップS19においては、原稿データが機密情報を含むか否かを判断する。付加情報に含まれる機密レベルにより判断する。原稿データが機密情報であれば処理をステップS20に進め、そうでなければ処理をステップS21に進める。ステップS20においては、表示部160Aに、警告メッセージを表示する。警告メッセージは、例えば「この原稿は機密情報を含んでいます。廃棄に注意してください。」等である。なお、警告メッセージを音声で出力するようにしてもよい。
図8は、判別結果表示画面の一例を示す図である。図8を参照して、判別結果表示画面は、判別結果を表示する領域201と、原稿の画像202と、付加情報を表示する領域203とを含む。領域201には、判別結果が表示されるので、ユーザは、原稿の内容を見ることなく、廃棄可否を判断することができる。また、原稿の画像202と、付加情報とが表示されるので、廃棄可否が正しいか否かを判断することができる。たとえば、ユーザが廃棄条件の設定を誤った場合、または、廃棄条件とは異なる条件で廃棄可否を判断しなければならない場合、その原稿を誤って廃棄してしまうのを防止することができる。また、原稿データが機密情報の場合には、領域201に警告メッセージが、例えば赤色等他の文字と異なる色で表示される。
「次へ」の文字が表されたボタンは、原稿の廃棄可否の判別を継続して行う際に、ユーザが指示するためのボタンである。ユーザが、原稿読取部130に載せられている原稿を別の原稿に載せ代えた後、このボタンを指示すれば、操作部160Bがそのボタンの指示を検出し、CPU111が操作部160Bから別の原稿の廃棄可否を判別する指示を受け付ける。「終了」の文字が表されたボタンは、原稿の廃棄可否の判別を終了する際に、ユーザが指示するためのボタンである。ユーザが、このボタンを指示すれば、操作部160Bがそのボタンの指示を検出し、CPU111が操作部160Bから原稿の廃棄可否の判別を終了する指示を受け付ける。
図6に戻って、ステップS21においては、次の原稿のスキャン指示を受け付けたか否かを判断する。判別結果表示画面の「次へ」の文字が表されたボタンがユーザにより指示されたならば処理をステップS15に戻し、「終了」の文字が表されたボタンがユーザにより指示されたならば処理を終了する。
図9は、判別処理の流れの一例を示すフローチャートである。判別処理は、図6のステップS17において実行される処理である。図9を参照して、ステップS31においては、廃棄条件に保存期限切れが設定されているか否かを判断する。廃棄条件に保存期限切れが設定されているならば処理をステップS32に進め、そうでなければ処理をステップS33に進める。ステップS32においては、保存期限を過ぎているか否かを判断する。具体的には、付加情報のファイル作成日と保存期限とで定まる有効期間に、現在の日付が含まれているか否かを判断する。現在の日付が有効期間に含まれていなければ保存期限を過ぎていると判断し、そうでなければ保存期限を過ぎていないと判断する。保存期限を過ぎていれば処理をステップS38に進め、保存期限を過ぎていなければ処理をステップS33に進める。
ステップS33においては、廃棄条件に原稿データの記憶が設定されているか否かを判断する。廃棄条件に原稿データの記憶が設定されているならば処理をステップS34に進め、そうでなければ処理をステップS35に進める。ステップS34においては、原稿データが記憶されているか否かを判断する。具体的には、付加情報の格納場所にファイル名で特定されるデータが記憶されているか否かを判断する。そのようなデータが記憶されていれば、原稿データが記憶されていると判断し、そうでなければ原稿データが記憶されていないと判断する。原稿データが記憶されていれば処理をステップS38に進め、原稿データが記憶されていなければ処理をステップS35に進める。
ステップS35においては、廃棄条件に複数部数印刷が設定されているか否かを判断する。廃棄条件に複数部数印刷が設定されているならば処理をステップS36に進め、そうでなければ処理をステップS37に進める。ステップS36においては、複数部数が印刷されたか否かを判断する。具体的には、付加情報の印刷部数が複数か否かを判断する。印刷部数が複数ならば複数部数が印刷されたと判断し、そうでなければ複数部数が印刷されていないと判断する。複数部数が印刷されたならば処理をステップS38に進め、複数部数が印刷されていなければ処理をステップS37に進める。
ステップS37においては、判別結果に廃棄不可を設定し、処理を終了する。一方、ステップS38においては、判別結果に廃棄可を設定し、処理を終了する。
以上説明したように本実施の形態におけるMFP100は、プリントデータとその原稿データに関連する付加情報とを受信すると、プリントデータを画像形成するための画像に、付加情報を合成した合成画像を生成し、合成画像を用紙に形成する。そして、ユーザが合成画像の形成された原稿をMFP100に読み取らせると、MFP100は、その原稿を読み取って得られる画像データから抽出された付加情報に基づいて、原稿の廃棄可否を判断し、判断結果を表示する。このため、ユーザは、原稿を読み取らせるだけの簡単な操作で、その原稿の廃棄可否を判断することができる。
なお、上述した実施の携帯においては、MFP100について説明したが、図図5、図6および図9に示した処理をMFP100に実行させるための廃棄原稿判別方法または廃棄原稿判別プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記合成手段は、前記受け付けたデータに対応する画像に前記付加情報に対応する画像と埋め込む埋め込み手段を含む、請求項1に記載の廃棄原稿判別装置。
(2) (1)において、前記埋め込み手段は、前記付加情報に対応する画像を透かし画像として前記受け付けたデータに対応する画像に埋め込む。
(3) (1)において、前記埋め込み手段は、前記付加情報に対応する画像を地紋画像として前記受け付けたデータに対応する画像に埋め込む。
(4) 前記抽出手段は、前記画像データに埋め込まれている部分画像を抽出する部分画像抽出手段と、
前記抽出された部分画像から前記付加情報を抽出する、請求項1または2に記載の廃棄原稿判別装置。
(5) データの入力を受け付けるステップと、
前記受け付けたデータを画像形成するための画像に前記データに関連する付加情報を合成し、合成画像を生成するステップと、
前記合成画像を用紙に形成するステップと、
前記合成画像が形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出するステップと、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断するステップと、
前記判断結果を報知するステップと、をコンピュータに実行させる廃棄原稿判別プログラム。
(6) データを表す画像と該データに関連する付加情報を表す画像とが形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出するステップと、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断するステップと、
前記判断結果を報知するステップと、をコンピュータに実行させる廃棄原稿判別プログラム。
(1) 前記合成手段は、前記受け付けたデータに対応する画像に前記付加情報に対応する画像と埋め込む埋め込み手段を含む、請求項1に記載の廃棄原稿判別装置。
(2) (1)において、前記埋め込み手段は、前記付加情報に対応する画像を透かし画像として前記受け付けたデータに対応する画像に埋め込む。
(3) (1)において、前記埋め込み手段は、前記付加情報に対応する画像を地紋画像として前記受け付けたデータに対応する画像に埋め込む。
(4) 前記抽出手段は、前記画像データに埋め込まれている部分画像を抽出する部分画像抽出手段と、
前記抽出された部分画像から前記付加情報を抽出する、請求項1または2に記載の廃棄原稿判別装置。
(5) データの入力を受け付けるステップと、
前記受け付けたデータを画像形成するための画像に前記データに関連する付加情報を合成し、合成画像を生成するステップと、
前記合成画像を用紙に形成するステップと、
前記合成画像が形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出するステップと、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断するステップと、
前記判断結果を報知するステップと、をコンピュータに実行させる廃棄原稿判別プログラム。
(6) データを表す画像と該データに関連する付加情報を表す画像とが形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出するステップと、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断するステップと、
前記判断結果を報知するステップと、をコンピュータに実行させる廃棄原稿判別プログラム。
11 データ受付部、13 合成画像生成部、15 画像形成制御部、21 廃棄条件設定部、23 原稿読取制御部、25 付加情報抽出部、27 判断部、29 報知部、31 警告部、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 EEPROM、116 HDD、117 ファクシミリ部、118 カードI/F、118A フラッシュメモリ、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、160A 表示部、160B 操作部、118 カードI/F。
Claims (8)
- データの入力を受け付けるデータ受付手段と、
前記受け付けたデータを画像形成するための画像に前記データに関連する付加情報を合成し、合成画像を生成する合成手段と、
前記合成画像を用紙に形成する画像形成手段と、
前記合成画像が形成された原稿を読み取り、画像データを取得する原稿読取手段と、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断する判断手段と、
前記判断結果を報知する報知手段と、を備えた廃棄原稿判別装置。 - データを表す画像と該データに関連する付加情報を表す画像とが形成された原稿を読み取り、画像データを取得する原稿読取手段と、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断する判断手段と、
前記判断結果を報知する報知手段と、を備えた廃棄原稿判別装置。 - 前記付加情報は、前記データの有効期限を含み、
前記判断手段は、現在の日時と前記有効期限とを比較する日時比較手段を含む、請求項1または2に記載の廃棄原稿判別装置。 - 前記付加情報は、前記データが記憶されている位置情報を含み、
前記判断手段は、前記位置情報に前記データが記憶されているか否かを判断する、請求項1または2に記載の廃棄原稿判別装置。 - 前記付加情報は、前記データが画像形成された部数を含み、
前記判断手段は、前記部数が2以上であれば前記原稿を廃棄可と判断する、請求項1または2に記載の廃棄原稿判別装置。 - 前記付加情報は、前記データが機密情報であるか否かを示す情報をさらに含み、
前記判断手段により廃棄すると判断され、かつ前記付加情報が機密情報であることを示す情報を含んでいる場合、警告を出力する警告出力手段をさらに備えた、請求項1または2に記載の廃棄原稿判別装置。 - データの入力を受け付けるステップと、
前記受け付けたデータを画像形成するための画像に前記データに関連する付加情報を合成し、合成画像を生成するステップと、
前記合成画像を用紙に形成するステップと、
前記合成画像が形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出するステップと、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断するステップと、
前記判断結果を報知するステップと、を含む廃棄原稿判別方法。 - データを表す画像と該データに関連する付加情報を表す画像とが形成された原稿を読み取り、画像データを取得するステップと、
前記取得された画像データから前記付加情報を抽出するステップと、
前記抽出された付加情報に基づいて、前記原稿の廃棄可否を判断するステップと、
前記判断結果を報知するステップと、を含む廃棄原稿判別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006189816A JP2008022083A (ja) | 2006-07-10 | 2006-07-10 | 廃棄原稿判別装置および廃棄判別方法 |
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JP2006189816A Pending JP2008022083A (ja) | 2006-07-10 | 2006-07-10 | 廃棄原稿判別装置および廃棄判別方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010140236A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Canon Marketing Japan Inc | 出力制御装置、出力制御システム、出力制御方法及びプログラム。 |
JP2013103397A (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-30 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム |
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2006
- 2006-07-10 JP JP2006189816A patent/JP2008022083A/ja active Pending
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