JP2008021419A - 車両用灯具およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続部材と基板とを電気的に接続する時に基板が塑性変形してしまうおそれを低減する。
【解決手段】光源1が実装された基板2と、光源4が実装された基板5とを具備する車両用灯具において、基板2を支持部材3によって支持すると共に、基板2および支持部材3に対してほぼ平行になるように基板5を支持部材3の下側に配置し、基板2と基板5とを接続するための接続部材10を設け、基板2の端子部分2aを隔てて支持部材3の反対側に接続部材10の端子部分10aを配置すると共に、接続部材10の端子部分10aを基板2の端子部分2aに対して押圧することにより、接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとを機械的に接合し、それにより、接続部材10と基板2とを電気的に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】光源1が実装された基板2と、光源4が実装された基板5とを具備する車両用灯具において、基板2を支持部材3によって支持すると共に、基板2および支持部材3に対してほぼ平行になるように基板5を支持部材3の下側に配置し、基板2と基板5とを接続するための接続部材10を設け、基板2の端子部分2aを隔てて支持部材3の反対側に接続部材10の端子部分10aを配置すると共に、接続部材10の端子部分10aを基板2の端子部分2aに対して押圧することにより、接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとを機械的に接合し、それにより、接続部材10と基板2とを電気的に接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具およびその製造方法に関し、特には、接続部材と第1の基板とを電気的に接続する時に第1の基板が塑性変形してしまうおそれを低減することができる車両用灯具およびその製造方法に関する。
従来から、第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具が知られている。この種の車両用灯具の例としては、例えば特開2005−150036号公報に記載されたものがある。
特開2005−150036号公報に記載された車両用灯具では、第1の基板と第2の基板とが45°以上の角度をなすように、第1の基板および第2の基板が配列されている。更に、特開2005−150036号公報に記載された車両用灯具では、第1の基板および第2の基板が比較的厚い板材によって構成されている。そのため、特開2005−150036号公報に記載された車両用灯具では、第1の基板および第2の基板の全面が支持部材によって支持されるのではなく、第1の基板および第2の基板の一部分のみが支持部材によって支持されている。
特開2005−150036号公報に記載された車両用灯具を改良し、第1の基板および第2の基板を比較的薄い板材によって構成することが考えられる。そのように車両用灯具を構成する場合には、第1の基板および第2の基板のほぼ全面を支持部材によって支持することが必要になる。更に、特開2005−150036号公報に記載された車両用灯具を改良し、第1の基板および第2の基板をほぼ平行に配列することが考えられる。
図8は従来の車両用灯具を改良したものを示した図である。詳細には、図8は特開2005−150036号公報に記載された車両用灯具を改良したものを示した図である。図9は図8に示した車両用灯具の光路を示した図である。
図8および図9において、101は例えばLEDのような光源を示しており、102は光源101が実装された基板を示しており、102aは基板102の端子部分を示している。図8および図9に示す車両用灯具では、基板102が比較的薄い板材によって構成されている。
更に、図8および図9において、103は基板102を支持するための支持部材を示している。図8および図9に示す車両用灯具では、基板102が、例えばねじ(図示せず)によって支持部材103に固定され、支持部材103によって補強されている。
また、図8および図9において、104は例えばLEDのような光源を示しており、105は光源104が実装された基板を示しており、105aは基板105の端子部分を示している。図8および図9に示す車両用灯具では、基板105が、基板102と同様に、比較的薄い板材によって構成されている。
更に、図8および図9において、106は基板105を支持するための支持部材を示している。図8および図9に示す車両用灯具では、基板105が、例えばねじ(図示せず)によって支持部材106に固定され、支持部材106によって補強されている。
また、図8および図9において、107は車両用灯具ハウジングを示している。107aは車両用灯具ハウジング107の一部を構成するリフレクタ部分の反射面を示しており、107bは車両用灯具ハウジング107の一部を構成するリフレクタ部分の反射面を示している。108は基板102および支持部材103を車両用灯具ハウジング107に対して固定するためのねじを示しており、109は基板105および支持部材106を車両用灯具ハウジング107に対して固定するためのねじを示している。110は基板102と基板105とを電気的に接続するためのジャンパー線を示しており、110aは基板102の端子部分102aと嵌合せしめられるソケット部分を示しており、110bは基板105の端子部分105aと嵌合せしめられるソケット部分を示している。
図8に示すように、この車両用灯具では、基板102および支持部材103に対してほぼ平行になるように基板105が支持部材103よりも下側に配置されている。更に、この車両用灯具では、ジャンパー線110のソケット部分110aが、基板102の端子部分102aに対して図8の上向きに差し込まれる。また、ジャンパー線110のソケット部分110bが、基板105の端子部分105aに対して図8の右向きに差し込まれる。その結果、基板102と基板105とが電気的に接続される。
また、図8および図9に示すように、この車両用灯具では、光源101から放射された光が、車両用灯具ハウジング107のリフレクタ部分の反射面107aによって反射され、概略水平な反射光が車両用灯具の照射方向(図9の右側)に照射される。同様に、光源104から放射された光が、車両用灯具ハウジング107のリフレクタ部分の反射面107bによって反射され、概略水平な反射光が車両用灯具の照射方向(図9の右側)に照射される。
ところで、図8および図9に示す車両用灯具では、比較的薄い板材によって構成された基板102を補強するために、基板102が支持部材103によって図8および図9の下側から支持されているものの、基板102の端子部分102aが支持部材103によって補強されていないため、ジャンパー線110のソケット部分110aが基板102の端子部分102aに差し込まれ、基板102の端子部分102aが図8および図9の上向きに力を受ける時に、基板102の端子部分102aが塑性変形してしまうおそれがある。
換言すれば、図8および図9に示す車両用灯具では、基板102が支持部材103によって補強されているにもかかわらず、接続部材としてのジャンパー線110と基板102とを電気的に接続する時に、基板102が塑性変形してしまうおそれがある。
前記問題点に鑑み、本発明は、接続部材と基板とを電気的に接続する時に基板が塑性変形してしまうおそれを低減することができる車両用灯具およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具において、前記第1の基板を支持部材によって支持すると共に、前記第1の基板および前記支持部材に対してほぼ平行になるように前記第2の基板を前記支持部材の下側に配置し、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続するための接続部材を設け、前記第1の基板を隔てて前記支持部材の反対側に前記接続部材の一部を配置すると共に、その接続部材の一部を前記第1の基板に対して押圧することにより、前記接続部材と前記第1の基板とを機械的に接合し、それにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続することを特徴とする車両用灯具が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、前記接続部材と前記第1の基板とを抵抗溶接によって機械的に接合することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、ねじによって前記接続部材の一部を前記第1の基板に対して押圧することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、前記接続部材の一部を前記第1の基板の側に突出させたことを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、剛性を有する材料によって前記接続部材を形成し、前記接続部材を介して前記第1の基板と前記第2の基板とを機械的に接合した後に、前記第1の基板と前記第2の基板とを車両用灯具ハウジングに装着することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具の製造方法が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具の製造方法において、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続するための接続部材を、前記第1の基板に対して冶具を用いて予め機械的に接合し、それにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続し、次いで、前記第1の基板と前記接続部材との組立体を支持部材に対して固定することを特徴とする車両用灯具の製造方法が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具において、前記第1の基板を支持部材によって支持すると共に、前記第1の基板および前記支持部材に対してほぼ平行になるように前記第2の基板を前記支持部材の下側に配置し、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続するための接続部材を弾性材料によって形成し、前記第1の基板を隔てて前記支持部材の反対側に前記接続部材の一部を配置すると共に、その接続部材の一部を前記第1の基板に対してバネ性を利用して当接させることにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続することを特徴とする車両用灯具が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、前記接続部材の一部のうち、前記第1の基板に当接せしめられる面に凸部を形成したことを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具が提供される。
請求項9に記載の発明によれば、第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具において、前記第1の基板を支持部材によって支持すると共に、前記第1の基板および前記支持部材に対してほぼ平行になるように前記第2の基板を前記支持部材の下側に配置し、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続するための接続部材を設け、前記第1の基板を弾性部材によって形成すると共に、前記第1の基板にタブ付き穴を形成し、前記タブ付き穴内に前記接続部材の一部を挿入すると共に、前記第1の基板のタブを前記接続部材の一部に対してバネ性を利用して当接させることにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続することを特徴とする車両用灯具が提供される。
請求項1〜4に記載の車両用灯具では、第1の基板が支持部材によって支持されると共に、第1の基板および支持部材に対してほぼ平行になるように第2の基板が支持部材の下側に配置されている。また、第1の基板と第2の基板とを接続するための接続部材が設けられている。
更に、請求項1〜4に記載の車両用灯具では、第1の基板を隔てて支持部材の反対側に接続部材の一部が配置されると共に、その接続部材の一部を第1の基板に対して押圧することにより、接続部材と第1の基板とが機械的に接合され、それにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
換言すれば、請求項1〜4に記載の車両用灯具では、第1の基板のうち、支持部材によって背面側から補強されている部分に対して、接続部材の一部が押圧され、接続部材と第1の基板とが機械的に接合され、それにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
そのため、請求項1〜4に記載の車両用灯具によれば、接続部材と第1の基板とを電気的に接続する時に第1の基板が塑性変形してしまうおそれを低減することができる。
好ましくは、請求項1〜4に記載の車両用灯具では、接続部材と第1の基板とが抵抗溶接によって機械的に接合される。更に、好ましくは、請求項1〜4に記載の車両用灯具では、ねじによって接続部材の一部が第1の基板に対して押圧される。また、好ましくは、請求項1〜4に記載の車両用灯具では、接続部材の一部が第1の基板の側に突出せしめられている。
請求項5に記載の車両用灯具の製造方法では、剛性を有する材料によって接続部材が形成され、接続部材を介して第1の基板と第2の基板とが機械的に接合された後に、第1の基板と第2の基板とが車両用灯具ハウジングに装着される。
換言すれば、請求項5に記載の車両用灯具の製造方法では、1つの工程において、第1の基板と第2の基板とが組立体として車両用灯具ハウジングに装着される。
そのため、請求項5に記載の車両用灯具の製造方法によれば、第1の基板が車両用灯具ハウジングに装着される工程と、第2の基板が車両用灯具ハウジングに装着される工程とが別個に設けられている場合よりも、工程数を低減することができる。
請求項6に記載の車両用灯具の製造方法では、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続するための接続部材が、第1の基板に対して冶具を用いて予め機械的に接合され、それにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。次いで、第1の基板と接続部材との組立体が支持部材に対して固定される。
換言すれば、請求項6に記載の車両用灯具の製造方法では、第1の基板が冶具によって補強された状態で、第1の基板に対して接続部材が機械的に接合され、それにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
そのため、請求項6に記載の車両用灯具の製造方法によれば、接続部材と第1の基板とを電気的に接続する時に第1の基板が塑性変形してしまうおそれを低減することができる。
請求項7及び8に記載の車両用灯具では、第1の基板が支持部材によって支持されると共に、第1の基板および支持部材に対してほぼ平行になるように第2の基板が支持部材の下側に配置されている。また、第1の基板と第2の基板とを接続するための接続部材が弾性材料によって形成されている。
更に、請求項7及び8に記載の車両用灯具では、第1の基板を隔てて支持部材の反対側に接続部材の一部が配置されると共に、その接続部材の一部を第1の基板に対してバネ性を利用して当接させることにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
換言すれば、請求項7及び8に記載の車両用灯具では、接続部材の一部が第1の基板に対して強い力で押圧されるのではなく、接続部材の一部が第1の基板に対してバネ性を利用して当接せしめられ、それにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
そのため、請求項7及び8に記載の車両用灯具によれば、接続部材と第1の基板とを電気的に接続する時に第1の基板が塑性変形してしまうおそれを低減することができる。
好ましくは、請求項7及び8に記載の車両用灯具では、接続部材の一部のうち、第1の基板に当接せしめられる面に凸部が形成されている。
請求項9に記載の車両用灯具では、第1の基板が支持部材によって支持されると共に、第1の基板および支持部材に対してほぼ平行になるように第2の基板が支持部材の下側に配置されている。また、第1の基板と第2の基板とを接続するための接続部材が設けられている。
更に、請求項9に記載の車両用灯具では、第1の基板が弾性部材によって形成されると共に、第1の基板にタブ付き穴が形成されている。また、タブ付き穴内に接続部材の一部が挿入されると共に、第1の基板のタブを接続部材の一部に対してバネ性を利用して当接させることにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
換言すれば、請求項9に記載の車両用灯具では、接続部材の一部が第1の基板に対して強い力で押圧されるのではなく、接続部材の一部と第1の基板のタブとがバネ性を利用して当接せしめられ、それにより、接続部材と第1の基板とが電気的に接続される。
そのため、請求項9に記載の車両用灯具によれば、接続部材と第1の基板とを電気的に接続する時に第1の基板が塑性変形してしまうおそれを低減することができる。
以下、本発明の車両用灯具の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の車両用灯具の概略的な断面図、図2は第1の実施形態の車両用灯具の光路を示した図である。
図1および図2において、1は例えばLEDのような光源を示しており、2は光源1が実装された基板を示しており、2aは基板2の端子部分を示している。第1の実施形態の車両用灯具では、基板2が比較的薄い板材によって構成されている。
更に、図1および図2において、3は基板2を支持するための支持部材を示している。第1の実施形態の車両用灯具では、基板2が、例えばねじ(図示せず)によって支持部材3に固定され、支持部材3によって補強されている。
また、図1および図2において、4は例えばLEDのような光源を示しており、5は光源4が実装された基板を示しており、5aは基板5の端子部分を示している。第1の実施形態の車両用灯具では、基板5が、基板2と同様に、比較的薄い板材によって構成されている。
更に、図1および図2において、6は基板5を支持するための支持部材を示している。第1の実施形態の車両用灯具では、基板5が、例えばねじ(図示せず)によって支持部材6に固定され、支持部材6によって補強されている。
また、図1および図2において、7は車両用灯具ハウジングを示している。7aは車両用灯具ハウジング7の一部を構成するリフレクタ部分の反射面を示しており、7bは車両用灯具ハウジング7の一部を構成するリフレクタ部分の反射面を示している。8は基板2および支持部材3を車両用灯具ハウジング7に対して固定するためのねじを示しており、9は基板5および支持部材6を車両用灯具ハウジング7に対して固定するためのねじを示している。10は基板2と基板5とを電気的に接続するための接続部材を示しており、10aは基板2の端子部分2aと接触せしめられる接続部材10の端子部分を示しており、10bは基板5の端子部分5aと接触せしめられる接続部材10の端子部分を示している。
第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、基板2および支持部材3に対してほぼ平行になるように基板5が支持部材3よりも下側に配置されている。
更に、第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、基板2の端子部分2aを隔てて支持部材3の反対側に接続部材10の端子部分10aが配置されている。更に、接続部材10の端子部分10aを基板2に対して押圧することにより、接続部材10と基板2とが機械的に接合され、それにより、接続部材10と基板2とが電気的に接続されている。詳細には、接続部材10の端子部分10aを基板2に対して抵抗溶接することにより、接続部材10と基板2とが機械的に接合され、それにより、接続部材10と基板2とが電気的に接続されている。
換言すれば、第1の実施形態の車両用灯具では、基板2のうち、支持部材3によって背面側から補強されている端子部分2aに対して、接続部材10の端子部分10aが押圧され、接続部材10と基板2とが機械的に接合され、それにより、接続部材10と基板2とが電気的に接続されている。そのため、第1の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板2とを電気的に接続する時に基板2が塑性変形してしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、基板5の端子部分5aを隔てて支持部材6の反対側に接続部材10の端子部分10bが配置されている。更に、接続部材10の端子部分10bを基板5に対して押圧することにより、接続部材10と基板5とが機械的に接合され、それにより、接続部材10と基板5とが電気的に接続されている。詳細には、接続部材10の端子部分10bを基板5に対して抵抗溶接することにより、接続部材10と基板5とが機械的に接合され、それにより、接続部材10と基板5とが電気的に接続されている。
換言すれば、第1の実施形態の車両用灯具では、基板5のうち、支持部材6によって背面側から補強されている端子部分5aに対して、接続部材10の端子部分10bが押圧され、接続部材10と基板5とが機械的に接合され、それにより、接続部材10と基板5とが電気的に接続されている。そのため、第1の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板5とを電気的に接続する時に基板5が塑性変形してしまうおそれを低減することができる。
更に、第1の実施形態の車両用灯具では、図1および図2に示すように、光源1から放射された光が、車両用灯具ハウジング7のリフレクタ部分の反射面7aによって反射され、概略水平な反射光が車両用灯具の照射方向(図2の右側)に照射される。同様に、光源4から放射された光が、車両用灯具ハウジング7のリフレクタ部分の反射面7bによって反射され、概略水平な反射光が車両用灯具の照射方向(図2の右側)に照射される。
第1の実施形態の車両用灯具では、基板2および支持部材3が車両用灯具ハウジング7に対して固定され、基板5および支持部材6が車両用灯具ハウジング7に対して固定された後に、接続部材10が抵抗溶接によって基板2,5に対して接合されるが、第2の実施形態の車両用灯具では、代わりに、剛性の高い材料によって接続部材10を形成し、接続部材10を介して基板2と基板5とが機械的に接合された後に、基板2と基板5とを組立体として車両用灯具ハウジング7に装着することも可能である。
また、第1の実施形態の車両用灯具では、基板2と、基板5と、接続部材10とが別個の部材として構成されているが、第3の実施形態の車両用灯具では、代わりに、基板2と接続部材10とを一部材として形成することも可能である。あるいは、第4の実施形態の車両用灯具では、代わりに、基板5と接続部材10とを一部材として形成することも可能である。
更に、第1の実施形態の車両用灯具では、基板2に1個の端子2aが設けられ、基板5に1個の端子5aが設けられ、基板2の端子2aと基板5の端子5aとを接続するために1個の接続部材10が設けられているが、第5の実施形態の車両用灯具では、代わりに、基板2,5のそれぞれに複数の端子を設けると共に、それらの端子を接続するために複数の接続部材を設けることも可能である。
また、第1の実施形態の車両用灯具では、2枚の基板2,5が積層して配列されているが、第6の実施形態の車両用灯具では、代わりに、3枚以上の任意の数の基板を積層して配列すると共に、複数の接続部材によってそれらの基板を相互に接続することも可能である。
以下、本発明の車両用灯具の第7の実施形態について説明する。第7の実施形態の車両用灯具は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様に構成されている。従って、第7の実施形態の車両用灯具によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様の効果を奏することができる。
図3は第7の実施形態の車両用灯具の一部を示した断面図である。第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、抵抗溶接によって接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとが接触せしめられるが、第7の実施形態の車両用灯具では、図3に示すように、ねじ11によって接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとが接触せしめられる。
詳細には、第7の実施形態の車両用灯具では、図3に示すように、基板2の端子部分2aの側に突出せしめられた凸部10a1が、接続部材10の端子部分10aに形成され、接続部材10の端子部分10aの側に突出せしめられた凸部2a1が、基板2の端子部分2aに形成され、接続部材10の端子部分10aの凸部10a1が、ねじ11によって基板2の端子部分2aの凸部2a1に対して押圧されている。そのため、第7の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板2とを電気的に確実に接続することができる。
同様に、第7の実施形態の車両用灯具では、接続部材10の端子部分10b(図1参照)が、ねじ(図示せず)によって基板5の端子部分5a(図1参照)に対して押圧され、それにより、接続部材10と基板5とが電気的に接続されている。
以下、本発明の車両用灯具の第8の実施形態について説明する。第8の実施形態の車両用灯具は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様に構成されている。従って、第8の実施形態の車両用灯具によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様の効果を奏することができる。
図4は第8の実施形態の車両用灯具の製造工程の一部を示した断面図である。詳細には、図4(A)は接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとが冶具12a,12bによってかしめられる前の状態を示した図、図4(B)は接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとが冶具12a,12bによってかしめられた後の状態を示した図である。
第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、抵抗溶接によって接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとが接触せしめられるが、第8の実施形態の車両用灯具では、図4に示すように、かしめによって接続部材10の端子部分10aと基板2の端子部分2aとが接触せしめられる。
詳細には、第1の実施形態の車両用灯具の製造時には、図1に示すように、基板2がねじ(図示せず)によって支持部材3に固定され、基板2と支持部材3との組立体が車両用灯具ハウジング7に対して固定された後に、接続部材10が基板2に対して接合されるが、第8の実施形態の車両用灯具の製造時には、代わりに、図4に示すように、接続部材10が基板2に対して接合された後に、接続部材10と基板2との組立体がねじ(図示せず)によって支持部材3に固定され、次いで、それらの組立体が車両用灯具ハウジング7に対して固定される。
更に詳細には、第8の実施形態の車両用灯具の製造時には、接続部材10と基板2,5とがかしめによって接合された後に、それらの組立体と支持部材3,6とが結合され、それらの組立体が車両用灯具ハウジング7に対して固定される。
以下、本発明の車両用灯具の第9の実施形態について説明する。第9の実施形態の車両用灯具は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様に構成されている。従って、第9の実施形態の車両用灯具によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様の効果を奏することができる。
図5は第9の実施形態の車両用灯具の概略的な断面図である。第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、弾性を有さない材料によって接続部材10が形成されているが、第9の実施形態の車両用灯具では、図5に示すように、弾性材料によって接続部材10が形成され、接続部材10がねじ13によって車両用灯具ハウジング7に固定されている。
詳細には、第9の実施形態の車両用灯具では、図5に示すように、基板2の端子部分2aの側に突出せしめられた凸部10a1が、接続部材10の端子部分10aに形成されている。更に、接続部材10の端子部分10aの凸部10a1が、接続部材10のバネ性によって基板2の端子部分2aに対して押圧されている。そのため、第9の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板2とを電気的に確実に接続することができる。
また、第9の実施形態の車両用灯具では、図5に示すように、基板5の端子部分5aの側に突出せしめられた凸部10b1が、接続部材10の端子部分10bに形成されている。更に、接続部材10の端子部分10bの凸部10b1が、接続部材10のバネ性によって基板5の端子部分5aに対して押圧されている。そのため、第9の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板5とを電気的に確実に接続することができる。
以下、本発明の車両用灯具の第10の実施形態について説明する。第10の実施形態の車両用灯具は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様に構成されている。従って、第10の実施形態の車両用灯具によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の車両用灯具とほぼ同様の効果を奏することができる。
図6は第10の実施形態の車両用灯具の基板2の一部および接続部材10の一部を示した図である。詳細には、図6(A)は基板2の一部を示した平面図、図6(B)は接続部材10の一部を示した斜視図である。図7は第10の実施形態の車両用灯具の概略的な断面図である。第1の実施形態の車両用灯具では、図1に示すように、弾性を有さない材料によって基板2が形成されているが、第10の実施形態の車両用灯具では、図6および図7に示すように、弾性材料によって基板2が形成され、基板2の端子部分2aにタブ2a11および穴2a12が形成されている。
詳細には、第10の実施形態の車両用灯具では、図6および図7に示すように、基板2の端子部分2aの穴2a12内に挿入された接続部材10の端子部分10aに対して、基板2の端子部分2aのタブ2a11が、基板2のバネ性によって押圧されている。そのため、第10の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板2とを電気的に確実に接続することができる。
また、第10の実施形態の車両用灯具では、図7に示すように、基板5の端子部分5aの穴5a12内に挿入された接続部材10の端子部分10bに対して、基板5の端子部分5aのタブ5a11が、基板5のバネ性によって押圧されている。そのため、第10の実施形態の車両用灯具によれば、接続部材10と基板5とを電気的に確実に接続することができる。
第11の実施形態では、上述した第1から第10の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
1,4 光源
2,5 基板
2a,5a 端子部分
3,6 支持部材
7 車両用灯具ハウジング
10 接続部材
10a,10b 端子部分
2,5 基板
2a,5a 端子部分
3,6 支持部材
7 車両用灯具ハウジング
10 接続部材
10a,10b 端子部分
Claims (9)
- 第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具において、前記第1の基板を支持部材によって支持すると共に、前記第1の基板および前記支持部材に対してほぼ平行になるように前記第2の基板を前記支持部材の下側に配置し、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続するための接続部材を設け、前記第1の基板を隔てて前記支持部材の反対側に前記接続部材の一部を配置すると共に、その接続部材の一部を前記第1の基板に対して押圧することにより、前記接続部材と前記第1の基板とを機械的に接合し、それにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続することを特徴とする車両用灯具。
- 前記接続部材と前記第1の基板とを抵抗溶接によって機械的に接合することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- ねじによって前記接続部材の一部を前記第1の基板に対して押圧することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記接続部材の一部を前記第1の基板の側に突出させたことを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
- 剛性を有する材料によって前記接続部材を形成し、前記接続部材を介して前記第1の基板と前記第2の基板とを機械的に接合した後に、前記第1の基板と前記第2の基板とを車両用灯具ハウジングに装着することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具の製造方法。
- 第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具の製造方法において、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続するための接続部材を、前記第1の基板に対して冶具を用いて予め機械的に接合し、それにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続し、次いで、前記第1の基板と前記接続部材との組立体を支持部材に対して固定することを特徴とする車両用灯具の製造方法。
- 第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具において、前記第1の基板を支持部材によって支持すると共に、前記第1の基板および前記支持部材に対してほぼ平行になるように前記第2の基板を前記支持部材の下側に配置し、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続するための接続部材を弾性材料によって形成し、前記第1の基板を隔てて前記支持部材の反対側に前記接続部材の一部を配置すると共に、その接続部材の一部を前記第1の基板に対してバネ性を利用して当接させることにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続することを特徴とする車両用灯具。
- 前記接続部材の一部のうち、前記第1の基板に当接せしめられる面に凸部を形成したことを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具。
- 第1の光源が実装された第1の基板と、第2の光源が実装された第2の基板とを具備する車両用灯具において、前記第1の基板を支持部材によって支持すると共に、前記第1の基板および前記支持部材に対してほぼ平行になるように前記第2の基板を前記支持部材の下側に配置し、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続するための接続部材を設け、前記第1の基板を弾性部材によって形成すると共に、前記第1の基板にタブ付き穴を形成し、前記タブ付き穴内に前記接続部材の一部を挿入すると共に、前記第1の基板のタブを前記接続部材の一部に対してバネ性を利用して当接させることにより、前記接続部材と前記第1の基板とを電気的に接続することを特徴とする車両用灯具。
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JP2006189643A JP2008021419A (ja) | 2006-07-10 | 2006-07-10 | 車両用灯具およびその製造方法 |
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- 2006-07-10 JP JP2006189643A patent/JP2008021419A/ja active Pending
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