JP2008021358A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光変換素子と偏光ビームスプリッタを用いてレーザ光が入射される対物レンズを動的に切り替える光ピックアップ装置において、簡単な構成の追加により円滑に、光検出器上のセンサパターンに対する反射光の位置調整を行えるようにする。
【解決手段】半導体レーザ11を点灯し、レーザ光がS偏光にて偏光ビームスプリッタ13に入射するようアクティブ偏光素子12を駆動する。そして、HD用センサ251の出力をモニタしながら、ディスクからの反射光がHD用センサ251上に適正に照射されるよう、光学素子の位置を調整する。次に、レーザ光がP偏光にて偏光ビームスプリッタ13に入射するようアクティブ偏光素子12を駆動し、BD用センサ252の出力をモニタしながら、ディスクからの反射光がBD用センサ252上に適正に照射されるよう、偏光性回折格子23の光軸方向位置と回転方向位置を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関するものであり、特に、複数の対物レンズが配された互換型の光ピックアップ装置に用いて好適なものである。
基板厚の異なる数種のディスクに対応可能な互換型光ピックアップでは、2つ以上の対物レンズを用いる方式が考えられる。この場合、レーザ光を何れの対物レンズに導くかを適宜設定できる構成が光学系内に必要となる。この構成として、たとえば、以下の特許文献1、2に示す構成を用いることができる。
図11に、特許文献1、2に記載の構成例を示す。図において、1は半導体レーザ、2はコリメータレンズ、3は偏光変換素子、4は偏光ビームスプリッタ、5はミラー、6はλ/4波長板、7は第1の対物レンズ、8は第2の対物レンズ、9は光検出系である。
半導体レーザ1から出射されたレーザ光は、コリメータレンズ2で平行光とされた後、偏光変換素子3によって偏光方向が調整される。レーザ光の偏光方向が第1の方向にあるとき、レーザ光は、偏光ビームスプリッタ4にて、第1の対物レンズ7に向かう方向に反射される。また、レーザ光の偏光方向が第1の方向に直交する第2の方向にあるとき、レーザ光は、偏光ビームスプリッタ4を透過し、ミラー5を介して、第2の対物レンズ8に入射される。このように、偏光変換素子3によってレーザ光の偏光方向を第1の方向と第2の方向の間で切り替えることにより、レーザ光が入射される対物レンズが変更される。
特開平9−212905号公報 特開2001−344803号公報
しかし、上記従来の構成例では、第1の対物レンズ7を経由したディスクからの反射光(第1の反射光)と、第2の対物レンズ8を経由したディスクからの反射光(第2の反射光)を、それぞれ光検出器上の対応するセンサパターン上に導くのが困難であるとの問題が生じる。
上記構成例の場合には、通常、半導体レーザ1から光検出器9までの光学素子をシャーシ上に配置した後、たとえば、第1の反射光が、対応するセンサパターン上に適正に照射されるよう、各光学素子の位置が調整される。しかし、この調整によっては、必ずしも、第2の反射光が、対応するセンサパターン上に適正に照射されるとは限らず、通常は、正規の位置に対する第2の対物レンズ8の位置ずれ(光軸に垂直な方向、あるいは、チルト方向における位置ずれ)等に起因して、第2の反射光が、対応するセンサパターンからずれた位置に照射される。
ところが、上記構成例では、既に、各光学素子が第1の反射光との関係で位置調整されているため、これらの光学素子の位置をさらに調整して、第2の反射光の照射位置を調整することはできない。この場合、第1および第2の反射光に対応するそれぞれのセンサパターンを、光検出器上において個別に位置調整できるようにすれば、第2の反射光を対応するセンサパターン上に照射させ得るが、こうすると、構成が複雑化するとの問題が生じる。また、この手法は、第1および第2の反射光に対応して個別にセンサパターンが配される場合に講じ得るものであり、第1および第2の反射光を共通のセンサパターン上に照射させる場合には、最早、このような手法を取ることすらできない。
このように、上記構成例では、第1の反射光と第2の反射光を、ともに、対応するセンサパターン上に位置づけるのが困難であるとの問題が生じる。
本発明は、このような問題を回避するためになされたものであり、簡単な構成の追加により円滑に、光検出器上のセンサパターンに対する第1および第2の反射光の位置調整を行える光ピックアップ装置を提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、それぞれ、以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、光ピックアップ装置において、レーザ光を出射する第1の光源と、前記第1の光源から出射されたレーザ光が入射される偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタに対する前記レーザ光の偏光方向を制御信号に応じて切り替える偏光変換素子と、前記偏光ビームスプリッタを通過した第1のレーザ光が入射されるとともに該第1のレーザ光を記録媒体上に収束させる第1の対物レンズと、前記偏光ビームスプリッタにて反射された第2のレーザ光が入射されるとともに該第2のレーザ光を記録媒体上に収束させる第2の対物レンズと、前記偏光ビームスプリッタと前記第1および第2の対物レンズとの間に配されたλ/4板と、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光を受光する光検出器と、前記λ/4板と前記光検出器の間に配されるとともに前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光の偏光方向に応じた回折作用を発現する偏光性回折素子とを備え、前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が前記光検出器上の対応するセンサパターン上に照射されるよう位置調整されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記光検出器は、前記第1のレーザ光を受光する第1のセンサパターンと前記第2のレーザ光を受光する第2のセンサパターンを個別に有し、前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が前記第1および第2のセンサパターン上にそれぞれ照射されるよう位置調整されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記光検出器は、前記第1および第2のレーザ光を受光する共通のセンサパターンを有し、前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が前記共通のセンサパターン上に照射されるよう位置調整されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記偏光変換素子は、前記レーザ光が前記偏光ビームスプリッタを略全透過する第1の偏光方向と、前記レーザ光が前記偏光ビームスプリッタによって略全反射される第2の偏光方向との間で、前記レーザ光の偏光方向を切り替えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光のうち何れか一方のみに前記回折作用を発現することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が収束光となる光路上に配置されていることを特徴とする。
請求項7請求項1ないし6の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記第1の光源から出射されるレーザ光とは異なる波長のレーザ光を出射する第2の光源をさらに備え、前記第2の光源からのレーザ光は、前記第1の光源からのレーザ光に光軸が整合し、且つ、前記第1および第2のレーザ光の何れか一方に偏光方向が一致する状態にて前記偏光ビームスプリッタに入射されることを特徴とする。
本発明によれば、偏光性回折素子を位置調整することにより、ディスクによって反射された第1および第2のレーザ光が光検出器上の対応するセンサパターン上に適正に照射される。すなわち、本発明によれば、新たに、偏光性回折素子を光路中に配置し、これを、光軸方向および回転方向に位置調整することにより、第1および第2のレーザ光が光検出器上の対応するセンサパターン上に適正に照射される。本発明によれば、簡単な構成の追加により、円滑に、光検出器上のセンサパターンに対する第1および第2の反射光の位置調整を行うことができる。
本発明の特徴ないし効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
なお、本実施の形態は、基板厚0.6mmのHDDVD(High Definition Digital Versatile Disc:以下、“HD”と称す)と基板厚0.1mmのBD(ブルーレイディスク)に対応可能な再生専用タイプの互換型光ピックアップ装置に本発明を適用したものである。
図1に、実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す。
図示の如く、光ピックアップ装置の光学系は、半導体レーザ11と、アクティブ偏光素子12と、偏光ビームスプリッタ13と、コリメータレンズ14と、ミラー15と、コリメータレンズ16と、立ち上げミラー17と、λ/4板18と、HD用対物レンズ19と、BD用対物レンズ20と、レンズホルダ21と、対物レンズアクチュエータ22と、偏光性回折素子23と、検出レンズ24と、光検出器25と、レンズアクチュエータ26と、駆動モータ27を備えている。
半導体レーザ11は、青色波長(400nm程度)のレーザ光を出射する。アクティブ偏光素子12は、制御信号に応じて、レーザ光の偏光方向を、レーザ光が偏光ビームスプリッタ13によって略全反射される第1の偏光方向(S偏光)と、レーザ光が偏光ビームスプリッタ13を略全透過する第2の偏光方向(P偏光)に切り替える。なお、アクティブ偏光素子12は、図11に示す構成例の偏光変換素子3に対応するものである。
偏光ビームスプリッタ13は、第1の偏光方向(S偏光)を有するレーザ光(第1のレーザ光)を略全反射し、第2の偏光方向(P偏光)を有するレーザ光(第2のレーザ光)を略全透過する。コリメータレンズ14は、偏光ビームスプリッタ13によって反射された第1のレーザ光を平行光に変換する。ミラー15は、偏光ビームスプリッタ13を透過した第2のレーザ光をコリメータレンズ16の方向に反射する。コリメータレンズ16は、ミラー15によって反射された第2のレーザ光を平行光に変換する。
立ち上げミラー17は、コリメータレンズ14、16によって平行光とされた第1および第2のレーザ光を、それぞれ、HD用対物レンズ19およびBD用対物レンズ20に向かう方向に反射する。λ/4板18は、立ち上げミラー17側から入射された第1および第2のレーザ光を円偏光に変換するとともに、HD用対物レンズ19およびBD用対物レンズ20側から入射された第1および第2のレーザ光を、立ち上げミラー17側から入射される際の偏光方向に直交する直線偏光に変換する。
HD用対物レンズ19およびBD用対物レンズ20は、λ/4板18側から入射された第1および第2のレーザ光を、それぞれHDおよびBD上に収束する。なお、HD用対物レンズ19は、青色波長のレーザ光を、基板厚0.6mmのHD上に適正に収束できるよう設計されており、BD用対物レンズ20は、青色波長のレーザ光を、基板厚0.1mmのBD上に適正に収束できるよう設計されている。これらHD用対物レンズ19およびBD用対物レンズ20は、レンズホルダ21に一体的に保持されている。
対物レンズアクチュエータ22は、サーボ信号に応じて、レンズホルダ21をフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する。これにより、HD用対物レンズ19とBD用対物レンズ20はフォーカス方向およびトラッキング方向に一体的に駆動される。なお、対物レンズアクチュエータ22には、たとえば、従来周知の電磁駆動方式のアクチュエータが用いられる。
偏光性回折素子23は、ディスクからの反射光のうち、偏光ビームスプリッタ13を略全透過する第1の反射光(P偏光)には回折作用を付与せず、偏光ビームスプリッタ13によって略反射される第2の反射光(S偏光)に回折作用を付与して、第2の反射光の進行方向を一定角度だけ変更する。なお、偏光性回折素子23の詳細は、追って、図2を参照して説明する。
検出レンズ24は、ディスクによって反射された第1および第2の反射光を光検出器25上に収束させる。検出レンズ24は、集光レンズとシリンドリカルレンズから構成され、ディスクからの反射光に非点収差を導入する。
光検出器25は、受光した反射光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサパターンを有している。ここで、光検出器25には、第1および第2のレーザ光をそれぞれ個別に受光する2つのセンサパターンが配されている。なお、本実施の形態では、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号の生成手法として、非点収差法および1ビームプッシュプル法が採用されている。
コリメータレンズ14、16は、レーザ光の光軸方向に一体的に変位可能となるようレンズアクチュエータ26に保持されている。駆動モータ27は、サーボ信号に応じて、レンズアクチュエータ26に駆動力を付与する。これにより、コリメータレンズ14、16は、レーザ光の光軸方向に一体的に変位される。
コリメータレンズ14、16には、たとえば、再生RF信号が最適となるよう、サーボが掛けられる。このサーボ動作によって、光ディスク上および光検出器25上における収差が抑制される。
本光学系における動作は次のとおりである。
半導体レーザ11から出射されたレーザ光をHD用対物レンズ19に導く場合、アクティブ偏光素子12が、第1の偏光方向(S偏光)にて偏光ビームスプリッタ13にレーザ光が入射するよう駆動制御される。これにより、レーザ光は、偏光ビームスプリッタ13にて略全反射され、HD用対物レンズ19に導かれる。このとき、ディスクからの反射光は、λ/4板18による作用によって、偏光ビームスプリッタ13にP偏光にて入射する。このため、この反射光は、偏光ビームスプリッタ13を略全透過し、偏光性回折素子23へと入射される。この場合、反射光は、偏光性回折素子23に対しP偏光の状態で入射するため、後述の如く、偏光性回折素子23によって回折作用を受けずにそのまま直進し、光検出器25上の対応するセンサパターン上に照射される。
半導体レーザ11から出射されたレーザ光をBD用対物レンズ20に導く場合には、アクティブ偏光素子12が、第2の偏光方向(P偏光)にて偏光ビームスプリッタ13にレーザ光が入射するよう駆動制御される。これにより、レーザ光は、偏光ビームスプリッタ13を略全透過し、BD用対物レンズ20に導かれる。このとき、ディスクからの反射光は、λ/4板18による作用によって、偏光ビームスプリッタ13にS偏光にて入射する。このため、この反射光は、偏光ビームスプリッタ13により略全反射され、偏光性回折素子23へと入射される。この場合、反射光は、偏光性回折素子23に対しS偏光の状態で入射するため、後述の如く、偏光性回折素子23によって回折作用を受けて進行方向が曲げられ、光検出器25上の対応するセンサパターン上に照射される。
図2に、偏光性回折素子23の構成を示す。なお、同図は、図1における偏光性回折素子23をX−Y平面に平行な面で切断したときの断面構造である。
図示の如く、偏光性回折素子23は、透明基板231上に、複屈折材料からなるブレーズ型回折構造232を形成し、その上に、ガラス層233と、透明基板234を形成して構成される。ブレーズ型回折構造232は、一定高さの鋸歯状ホログラムが一定ピッチにて形成されたものとなっている。
ここで、ブレーズ型回折構造232の屈折率は、レーザ光がP偏光およびS偏光にて入射するときの屈折率をそれぞれnpおよびnsとし、ガラスの屈折率をn1とすると、np=n1、ns≠n1となるよう設定されている。したがって、レーザ光がP偏光にて偏光性回折素子23に入射する場合には、ブレーズ型回折構造232の屈折率(np)とガラスの屈折率(n1)の間に差が生じず、このため、ブレーズ型回折構造232は、回折格子として機能しない。これに対し、レーザ光がS偏光にて偏光性回折素子23に入射する場合には、ブレーズ型回折構造232の屈折率(ns)とガラスの屈折率(n1)の間に差が生じ、ブレーズ型回折構造232は、回折格子として機能する。
なお、複屈折材料を用いた偏光性回折素子の原理については、たとえば、特開2002−365416号公報に示されている。
図2に示す偏光性回折素子23では、ブレーズ型の回折構造によってレーザ光に回折作用を付与するようにしたため、+1次光のみ、または、−1次光のみによる回折作用をレーザ光に付与することができ、よって、レーザ光の回折効率を高めることができる。
本実施の形態では、レーザ光がS偏光にて偏光性回折素子23に入射する場合にのみレーザ光に回折作用が付与されるため、上記の如く、半導体レーザ11からのレーザ光をHD用対物レンズ19に導く場合には、ディスクからの反射光(P偏光)に偏光性回折素子23による回折作用は付与されず、半導体レーザ11からのレーザ光をBD用対物レンズ20に導く場合に、ディスクからの反射光(S偏光)に偏光性回折素子23による回折作用が付与される。このため、HD用対物レンズ19を経由したディスクからの反射光は、偏光性回折素子23をそのまま直進して、光検出器25上の2つのセンサパターンのうち、一方のセンサパターン上に照射され、BD用対物レンズ20を経由したディスクからの反射光は、偏光性回折素子23によって進行方向が曲げられて、他方のセンサパターン上に照射される。
図3(a)は、光検出器25の構成を示す図である。
図示の如く、光検出器25上には、HD用対物レンズ19を経由したディスクからの反射光を受光するためのHD用センサ251と、BD用対物レンズ20を経由したディスクからの反射光を受光するためのBD用センサ252の2つのセンサパターン(4分割センサ)が配されている。
図1に示す光学系をシャーシ上に装着する際には、それぞれの光学素子を対応する位置に配置した後、半導体レーザ11を点灯し、さらに、半導体レーザ11からのレーザ光がS偏光にて偏光ビームスプリッタ13に入射するようアクティブ偏光素子12を駆動する。そして、HD用センサ251のセンサ出力をモニタしながら、HD用対物レンズ19を経由したディスクからの反射光が、HD用センサ251上に適正に照射されるよう、これら光学素子の位置を調整する。次に、半導体レーザ11からのレーザ光がP偏光にて偏光ビームスプリッタ13に入射するようアクティブ偏光素子12の駆動を切り替え、BD用センサ252のセンサ出力をモニタしながら、BD用対物レンズ20を経由したディスクからの反射光が、BD用センサ252上に適正に照射されるよう、偏光性回折格子23の光軸方向位置と回転方向位置を調整する。この調整が終了した後、各光学素子の位置を固定する。これにより、シャーシに対する光学系の配置が終了する。
以上、本実施の形態によれば、偏光性回折素子23を位置調整することにより、ディスクによって反射されたBD用レーザ光を、BD用センサ252上に適正に導くことができる。本実施の形態によれば、偏光性回折素子23のみを光学系に追加することにより、円滑に、光検出器上のセンサパターンに対するHD用レーザ光とBD用レーザ光の位置調整を行うことができる。
なお、本実施の形態では、HD用レーザ光(反射光)とBD用レーザ光(反射光)が収束状態にある光路中に、偏光性回折素子23を配置するようにしている。これは、偏光性回折素子23を光軸方向に変位させることにより、光検出器25の受光面上におけるBD用レーザ光の照射位置を円滑に変化させ得るようにするためである。
図4は、平行光中に偏光性回折格子23を配置したときの結像状態を示す図である。なお、図中点線は、偏光性回折格子23によって回折作用を受けない場合のレーザ光の収束状態を示している。
偏光性回折格子23を平行光中に配置した場合、偏光性回折格子23は、レーザ光に対する回折作用によって、レンズLに対して画角αを与える。レンズLにレーザ光が平行光の状態で入射する場合、レーザ光の集光点は、レンズLに対する画角αによって決まる。ところが、同図のように、平行光中に偏光性回折格子23を配置した場合には、レーザ光の回折角は、光軸上における偏光性回折格子23の位置に拘わらず一定であるため、レンズLに対する画角αは、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させても一定である。このため、レーザ光の集光点は、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させても不変となり、よって、回折作用を受けない場合のレーザ光の収束点と、偏光性回折格子23によって回折されたレーザ光の収束点の間の距離(像高)は、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させても変化しない。
したがって、図1の光学系においても同様に、偏光性回折格子23を、たとえばコリメータレンズ16とλ/4板18の間の平行光中に配置すると、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させても、光検出器25の受光面上におけるBD用レーザ光の照射位置は変化しないこととなる。
図5は、拡散光中に偏光性回折格子23を配置したときの結像状態を示す図である。なお、図中点線は、上記図4と同様、偏光性回折格子23によって回折作用を受けない場合のレーザ光の収束状態を示している。
偏光性回折格子23を同図の位置(1)に配置すると、偏光性回折格子23による回折作用によって、像高(1)と虚像高(1)の位置に実像と虚像が結ばれる。この場合、横倍率M(lateral magnification)は、M=像高/虚像高によって与えられる。
同図において、偏光性回折格子23の位置を光軸方向に変位させると、これに応じて虚像高が変化する。すなわち、偏光性回折格子23は、虚像高を変えるように作用する。ここで、上記横倍率Mの関係式から、像高=M×(虚像高)であるから、光軸方向における偏光性回折格子23の変位に伴って虚像高が変化すると、これに応じて、像高も変化する。たとえば、図6に示すように、偏光性回折格子23を位置(1)から位置(2)に変位させると、虚像高が、虚像高(1)から虚像高(2)に変化し、これに伴って、像高が、像高(1)から像高(2)に変化する。したがって、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させることにより、回折作用を受けない場合のレーザ光の収束点と、偏光性回折格子23によって回折されたレーザ光の収束点の間の距離(像高1、2)を変化させることができる。
この現象は、同様の理論から、偏光性回折格子23を収束光中に配置した場合にも同様に生じる。すなわち、偏光性回折格子23を収束光中に配置すれば、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させることにより、回折作用を受けない場合のレーザ光の収束点と、偏光性回折格子23によって回折されたレーザ光の収束点の間の距離(像高1、2)を変化させることができる。
したがって、上記図1の光学系においても同様に、偏光性回折格子23を収束光中に配置すれば、偏光性回折格子23を光軸方向に変位させることにより、光検出器25の受光面上におけるBD用レーザ光の照射位置を変化させることができる。
このような理由から、上記図1の光学系では、偏光ビームスプリッタ13と検出レンズ24の間に偏光性回折格子23が配置されている。なお、上記説明から明らかなとおり、偏光性回折格子23の配置位置は、これに限らず、レーザ光が収束光の状態にある光路中であれば、これ以外の位置に設定しても良い。
なお、上記図4を参照した説明は、画角α(回折角)によってレーザ光に収差(非点収差、コマ収差、等)が生じないことを前提とするものである。つまり、上記図4による説明は、理想的なレンズLを想定したものである。
しかし、レンズLが理想的なものではなく、画角α(回折角)によってレーザ光に収差(非点収差、コマ収差、等)が生じるような場合には、レーザ光は、1点に集光されず、一定の広がりを持った強度分布となる。この場合、像面上における主光線の高さは、主光線がレンズLを通過するときの高さに応じて変化する。
図4を参照して明らかなとおり、光軸上における偏光性回折格子23の位置を変化させると、レンズLを通過するときの主光線の高さが変化する。よって、レンズLが理想的なものでない場合には、光軸上における偏光性回折格子23の変位に応じて、像面上における主光線の位置が変化し、これに応じて、像面上におけるレーザ光の強度分布が変わるため、像面上において集光点が変位するのと等価の現象が生じる。
このように、レンズLが理想的なものではない場合には、偏光性回折格子23を平行光中に配置しても、光軸上における偏光性回折格子23の位置を変化させることによって、像面上において集光点が変位するのと等価な作用を発現させることができる。よって、図1の光学系においても、コリメータレンズ16が理想的なものでなく、画角α(回折角)によってレーザ光に収差(非点収差、コマ収差、等)が生じるような場合には、偏光性回折格子23を、たとえばコリメータレンズ16とλ/4板18の間の平行光中に配置するようにしても、偏光性回折格子23を位置調整することにより、BD用センサ252に対するBD用レーザ光の照射位置の調整を行うことができる。
ただし、この場合の調整量は、収束光中に偏光性回折格子23を配置する場合に比べて小さいため、より円滑に調整を行うためには、図1に示す如く、偏光性回折格子23を収束光中に配置する方が好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態は、再生専用タイプの互換型光ピックアップ装置に本発明を適用したものであるが、記録/再生タイプの互換型光ピックアップ装置にも本発明を適用可能である。
図7に、記録/再生タイプの互換型光ピックアップ装置に本発明を適用した場合の光学系の構成例を示す。
この光学系では、図1の場合に比べ、回折格子28が追加されている。また、光検出器25のセンサパターンが、図3(b)のように変更される。すなわち、本構成例では、トラッキングエラー信号の生成手法として、DPP(Differential Push Pull)法が用いられている。なお、インライン方式のDPP法を用いる場合には、回折格子28として、格子溝の位相が調整された回折格子が用いられ得る(たとえば、特開2004−145915号公報参照)。
図7の構成例では、半導体レーザ11からのレーザ光が、回折格子28にてメインビームと2つのサブビームに分割される。ドライブに記録タイプのHDが装着された場合には、アクティブ偏光素子12が、S偏光にて偏光ビームスプリッタ13にレーザ光が入射するよう駆動制御される。これにより、メインビームと2つのサブビームは、偏光ビームスプリッタ13によって略全反射され、HD用対物レンズ19を介して、HD上に収束される。
HDからの反射光は、λ/4板18による作用によって、偏光ビームスプリッタ13にP偏光にて入射する。これにより、この反射光は、偏光ビームスプリッタ13を略全透過し、偏光性回折素子23へと入射される。この場合、反射光は、偏光性回折素子23に対しP偏光の状態で入射するため、偏光性回折素子23による回折作用を受けずにそのまま直進し、光検出器25上のHD用センサ251に照射される。反射光のうち、メインビームは、センサ251aに導かれ、2つのサブビームはそれぞれセンサ251b、251cに導かれる。
ドライブに記録タイプのBDが装着された場合には、アクティブ偏光素子12が、P偏光にて偏光ビームスプリッタ13にレーザ光が入射するよう駆動制御される。これにより、メインビームと2つのサブビームは、偏光ビームスプリッタ13を略全透過し、BD用対物レンズ20を介して、BD上に収束される。
BDからの反射光は、λ/4板18による作用によって、偏光ビームスプリッタ13にS偏光にて入射する。これにより、この反射光は、偏光ビームスプリッタ13によって略全反射され、偏光性回折素子23へと入射される。この場合、反射光は、偏光性回折素子23に対しS偏光の状態で入射するため、偏光性回折素子23による回折作用を受けて進路が曲げられ、光検出器25上のBD用センサ252に照射される。反射光のうち、メインビームは、センサ252aに導かれ、2つのサブビームはそれぞれセンサ252b、252cに導かれる。
なお、本発明は、HD、BDの他に、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)にも対応可能な互換型光ピックアップ装置に適用することも可能である。
図8に、HD/BD/CD/DVD互換型の光ピックアップ装置に本発明を適用した場合の光学系の構成例を示す。
この構成例では、図1の場合に比べ、半導体レーザ31、32と、ダイクロイックプリズム33、34と、開口制限素子35が追加されている。HD用対物レンズ19は、HD用レーザ光の他、CD用レーザ光およびDVD用レーザ光をCDおよびDVD上に適正に収束できるよう設計されている。なお、CD用レーザ光を用いる場合には、開口制限素子35によって、HD用対物レンズ19に対するCD用レーザ光の入射瞳が制限される。
半導体レーザ31は、波長650nm程度の赤色レーザ光(DVD用レーザ光)を出射する。半導体レーザ32は、波長780nm程度の赤外レーザ光(CD用レーザ光)を出射する。ダイクロイックプリズム33は、半導体レーザ31から出射されたDVD用レーザ光を反射し、半導体レーザ32から出射されたCD用レーザ光を透過する。ダイクロイックプリズム34は、半導体レーザ31、32から出射されたDVD用レーザ光とCD用レーザ光を反射し、半導体レーザ11から出射されたレーザ光(HD/BD用レーザ光)を透過する。
なお、半導体レーザ31、32は、DVD用レーザ光とCD用レーザ光がS偏光にて偏光ビームスプリッタ13に入射するよう位置調整されている。また、半導体レーザ31、32とダイクロイックプリズム33、34は、偏光ビームスプリッタ13に入射する際のDVD用レーザ光とCD用レーザ光の光軸がHD/BD用レーザ光の光軸に整合するよう位置調整されている。
開口制限素子35は、CD用レーザ光のみ外周部を遮断し、HD用対物レンズ19に対するCD用レーザ光の入射瞳を制限する。開口制限素子35として、たとえば、波長選択性の開口制限素子を用いることができる。この場合、開口制限素子35にはCD用レーザ光の外周部位置に波長選択性の回折格子が配され、これにより、CD用レーザ光の外周部が外方に拡散される。
本構成例において、HD/BD用レーザ光を用いる場合の動作は、上記図1の場合と同様である。DVD用レーザ光またはCD用レーザ光を用いる場合、これらレーザ光は、S偏光にて偏光ビームスプリッタ13に入射するため、偏光ビームスプリッタ13にて略全反射され、HD用対物レンズ19に導かれる。
ディスク(DVD/CD)からの反射光は、λ/4板18による作用によって、偏光ビームスプリッタ13にP偏光にて入射する。このため、この反射光は、偏光ビームスプリッタ13を略全透過し、偏光性回折素子23へと入射される。この場合、反射光は、偏光性回折素子23に対しP偏光の状態で入射するため、偏光性回折素子23によって回折作用を受けずにそのまま直進し、光検出器25上のHD用センサ251(図3(a)参照)上に照射される。
なお、この構成例においては、HD/BD用レーザ光の他に、DVD用レーザ光とCD用レーザ光が偏光性回折素子23に入射されるため、青色波長帯のレーザ光がP偏光にて入射する場合に加え、赤色波長帯および赤外波長帯のレーザ光がP偏光にて入射するときもまた、回折構造232の屈折率npがガラスの屈折率n1に一致するよう、回折構造232を構成する複屈折材料を選択する必要がある。すなわち、青色波長帯、赤色波長帯および赤外波長帯に対する屈折率の分散がガラスの屈折率の分散に略一致するような複屈折材料を、回折構造232を構成する複屈折材料として選択する。
ところで、上記実施の形態では、光検出器25上に、HD用レーザ光とBD用レーザ光を個別に受光するための2つのセンサパターン(HD用センサ251、BD用センサ252)を配置し、偏光性回折素子23にて、BD用レーザ光がBD用センサ252上に適正に照射されるよう調整するものとしたが、光検出器25上に、HD用レーザ光とBD用レーザ光を共通に受光するための1つのセンサパターンを配置し、偏光性回折素子23にて、HD用レーザ光とBD用レーザ光がこのセンサパターン上に適正に照射されるよう調整するものとしてすることもできる。
図9に、この場合の光学系の構成例を示す。この構成例では、光検出器25上のセンサパターンが、図10(a)に示す如く、唯一つのセンサパターン(4分割センサ)にて構成されている点を除き、図1の光学系と同じである。ただし、図1の光学系では、HD用レーザ光の光軸からBD用レーザ光の光軸を引き離すよう、偏光性回折素子23の位置を調整したが、本構成例では、HD用レーザ光の光軸からBD用レーザ光の光軸を近付けるよう、偏光性回折素子23の位置(光軸方向位置および回転方向位置)が調整される。
なお、記録タイプの光学系とする場合(図7参照)には、光検出器25上のセンサパターンが図10(b)のものに変更される。
本構成例においては、光検出器25上に配するセンサパターンがHD用レーザ光とBD用レーザ光とで共通化されるため、光検出器25の構成を簡素化することができる。その一方、偏光性回折素子23の回折効率が100%でない場合には、不要な回折光がセンサパターン上に照射され、これがセンサ出力にノイズとして現れる可能性がある。このような不都合を回避するには、上記図1に示す場合のように、偏光性回折素子23によってHD用レーザ光とBD用レーザ光を明確に分離し、それぞれのレーザ光を個別にセンサパターンで受光するようにする方が良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す図 実施の形態に係る偏光性回折素子の構成を示す図 実施の形態に係る光検出器の構成を示す図 実施の形態に係る偏光性回折素子の配置を説明する図 実施の形態に係る偏光性回折素子の配置を説明する図 実施の形態に係る偏光性回折素子の配置を説明する図 実施の形態の変更例に係る光ピックアップ装置の光学系を示す図 実施の形態の変更例に係る光ピックアップ装置の光学系を示す図 実施の形態の変更例に係る光ピックアップ装置の光学系を示す図 実施の形態の変更例に係る光検出器の構成を示す図 従来例を説明する図
符号の説明
11 半導体レーザ(第1の光源)
12 アクティブ偏光素子(偏光変換素子)
13 偏光ビームスプリッタ
18 λ/4板
19 HD用対物レンズ
20 BD用対物レンズ
23 偏光性回折素子
25 光検出器
31、32 半導体レーザ(第2の光源)
33、34 ダイクロプリズム
251 HD用センサ(センサパターン)
252 BD用センサ(センサパターン)
253 HD/BD用センサ(センサパターン)

Claims (7)

  1. レーザ光を出射する第1の光源と、
    前記第1の光源から出射されたレーザ光が入射される偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタに対する前記レーザ光の偏光方向を制御信号に応じて切り替える偏光変換素子と、
    前記偏光ビームスプリッタを通過した第1のレーザ光が入射されるとともに該第1のレーザ光を記録媒体上に収束させる第1の対物レンズと、
    前記偏光ビームスプリッタにて反射された第2のレーザ光が入射されるとともに該第2のレーザ光を記録媒体上に収束させる第2の対物レンズと、
    前記偏光ビームスプリッタと前記第1および第2の対物レンズとの間に配されたλ/4板と、
    前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光を受光する光検出器と、
    前記λ/4板と前記光検出器の間に配されるとともに前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光の偏光方向に応じた回折作用を発現する偏光性回折素子とを備え、
    前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が前記光検出器上の対応するセンサパターン上に照射されるよう位置調整されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1において、
    前記光検出器は、前記第1のレーザ光を受光する第1のセンサパターンと前記第2のレーザ光を受光する第2のセンサパターンを個別に有し、
    前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が前記第1および第2のセンサパターン上にそれぞれ照射されるよう位置調整されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1において、
    前記光検出器は、前記第1および第2のレーザ光を受光する共通のセンサパターンを有し、
    前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が前記共通のセンサパターン上に照射されるよう位置調整されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項において、
    前記偏光変換素子は、前記レーザ光が前記偏光ビームスプリッタを略全透過する第1の偏光方向と、前記レーザ光が前記偏光ビームスプリッタによって略全反射される第2の偏光方向との間で、前記レーザ光の偏光方向を切り替える、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項において、
    前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光のうち何れか一方のみに前記回折作用を発現する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項において、
    前記偏光性回折素子は、前記ディスクによって反射された前記第1および第2のレーザ光が収束光となる光路上に配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項において、
    前記第1の光源から出射されるレーザ光とは異なる波長のレーザ光を出射する第2の光源をさらに備え、
    前記第2の光源からのレーザ光は、前記第1の光源からのレーザ光に光軸が整合し、且つ、前記第1および第2のレーザ光の何れか一方に偏光方向が一致する状態にて前記偏光ビームスプリッタに入射される、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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