JP2008020357A - 音源探査装置及び風洞試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自由せん断層の影響により生じる音波の劣化を低減して高精度に音源を探査することができる音源探査装置及び風洞試験装置を提供する。
【解決手段】 壁部7は、主流F1中から発生する音を収音するマイクロホンアレイ6を収容する部材であり、主流F1の周囲に形成される自由せん断層F2内における主流近傍に配置されている。壁部7は、主流F1の速度に対する自由せん断層F2内の気流の速度の比が0.65を下回る位置に配置されると、主流F1からの音の音波Wが自由せん断層F2によって乱されるおそれがあるため、主流F1の速度に対する自由せん断層F2内の気流の速度の比が0.65〜1.00の範囲内になる位置に配置することが好ましい。壁部7は、主流F1による変動力を可能な限り受けないように、風洞試験装置2のノズル端面と略同一平面に配置することが特に好ましい。
【選択図】図1

Description

この発明は、風洞試験装置の開放型測定部内の試験対象物が気流を受けるときに、この気流の主流中から発生する音の音源を探査する音源探査装置、及び開放型測定部内の試験対象物が気流を受けるときに、この気流によって生ずるこの試験対象物の挙動を測定する風洞試験装置に関する。
図7は、従来の風洞試験装置の開放型測定部を概略的に示す平面図である。
従来の風洞試験装置102は、図7に示すように、試験対象物(物体)101を台車103a上に設置する風洞測定部103と、この風洞測定部103に空気を吹き出すノズル(吹出口)104aと、風洞測定部103から空気を回収する吸込口104bと、この風洞測定部103内の試験対象物101から発生する騒音を測定するマイクロホンアレイ106などを備えている(例えば、特許文献1参照)。図7に示す従来の風洞試験装置102は、ノズル104aと吸込口104bとの間の風洞測定部103が開放されている開放胴型風洞試験装置である。従来の風洞試験装置102では、試験対象物101に空気の流れを当てたときに、この試験対象物101から発生する空力音などの騒音をマイクロホンアレイ106によって測定して、主流F1中から発生する音の音源の位置を同定している。従来の風洞試験装置102では、空気の流れがマイクロホンアレイ106に直接当たらないように、空気の流れから離れた位置にマイクロホンアレイ106が配置されている。
特表2000-507360号公報
図7に示す自由せん断層F2は、ノズル104aから吹き出した空気流が周囲の静止空気と摩擦を起こし乱れながら拡大するときに、この空気流の乱れの強い領域である。図7に示す従来の風洞試験装置102では、音源に近い主流F1内にマイクロホンアレイ106を設置したときには、主流F1によって変動力を受けるためマイクロホンアレイ106を強固に固定する必要があるとともに、マイクロホンアレイ106と空気の流れとが干渉して雑音が大きくなるのを防ぐ必要がある、このため、マイクロホンアレイ106を主流F1の影響を受けないように主流F1の外側に配置していた。しかし、従来の風洞試験装置102では、主流F1中から発生する音の音波Wが自由せん断層F2を通過する際に散乱してしまう。このため、従来の風洞試験装置102では、マイクロホンアレイ106によって測定される音のパワーが減衰しS/Nが劣化してしまう問題点があるとともに、音源探査時に実際の音源の位置がずれて見えて、位置同定精度が悪化してしまう問題点がある。
この発明の課題は、自由せん断層の影響により生じる音波の劣化を低減して高精度に音源を探査することができる音源探査装置及び風洞試験装置を提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、風洞試験装置(2)の開放型測定部(3)内の試験対象物(1)が気流を受けるときに、この気流の主流(F1)中から発生する音の音源を探査する音源探査装置であって、前記主流中から発生する音を収音するマイクロホンアレイ(6)を収容する壁部(7)を備え、前記壁部は、前記主流の周囲に形成される自由せん断層(F2)内における前記主流の近傍に配置されることを特徴とする音源探査装置(5)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の音源探査装置において、前記壁部は、前記主流の速度に対する前記自由せん断層内の気流の速度の比が0.40〜1.00の範囲内になる位置に配置されることを特徴とする音源探査装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の音源探査装置において、前記壁部は、前記風洞試験装置のノズル端面(4d)と略同一平面内に配置されることを特徴とする音源探査装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の音源探査装置において、前記マイクロホンアレイからの出力信号をクロススペクトル法によって演算処理する演算処理部(8c)を備えることを特徴とする音源探査装置である。
請求項5の発明は、開放型測定部(3)内の試験対象物(1)が気流を受けるときに、この気流によって生ずるこの試験対象物の挙動を測定する風洞試験装置であって、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の音源探査装置(5)を備えることを特徴とする風洞試験装置(2)である。
この発明によると、自由せん断層の影響により生じる音波の劣化を低減して高精度に音源を探査することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る風洞試験装置の風洞測定部を概略的に示す平面図である。図2は、図1のII方向から見た平面図である。図3は、この発明の実施形態に係る音源探査装置の壁部の一部を破断して示す平面図である。
図1に示す試験対象物1は、模型又は実物の試験体(供試体)である。試験対象物1は、例えば、実際の鉄道車両や集電装置(パンタグラフ)などを模擬(縮小)した模型である。風洞試験装置2は、開放型測定部内の試験対象物1が気流を受けるときに、この気流によって生ずるこの試験対象物1の挙動を測定する装置である。風洞試験装置2は、例えば、風洞測定部3内の試験対象物1に空気を流し、この空気の流れによってこの試験対象物1から発生する空力音などの音響を測定する。風洞試験装置2は、図1に示すように、風洞測定部3と、風洞4と、音源探査装置5などを備える開放胴型風洞試験装置である。
風洞測定部3は、試験対象物1を設置する部分である。風洞測定部3は、風洞4のノズル4aと吸込口4bとの間に配置されて試験対象物1を支持する台車3aを備えている。風洞4は、空気力学的な諸問題を実験的に調査するために人工的な空気の流れを作る装置である。風洞4は、一定の性状の風を人工的に送風する図示しない送風機、ダクト及び整流装置などと、ノズル4aと、吸込口4bとを備えている。ノズル4aは、空気を噴出して風洞測定部3に一様な流れを作りこの風洞測定部3に空気を吹き出す部分であり、図2に示すように開口部の形状が四角形になるように、平板状の一対の水平端面4c及び一対の垂直端面4dによって構成されている。吸込口4bは、風洞測定部3から空気を回収する部分であり、ノズル4aと同様に平板状の端面によって開口部の形状が四角形に形成されている。
音源探査装置5は、風洞試験装置2の開放型測定部の試験対象物1が気流を受けるときに、この気流の主流F1中から発生する音の音源を探査する装置である。音源探査装置5は、図1〜図3に示すように、マイクロホンアレイ6と、壁部7と、信号処理装置8などを備えている。音源探査装置5は、気流の主流F1中から発生する音を、この主流F1の近傍に配置されたマイクロホンアレイ6によって検出し、このマイクロホンアレイ6の出力信号を信号処置装置8によって処理して主流F1中から発生する音の音源を同定する。
マイクロホンアレイ6は、主流F1中から発生する音を収音する装置である。マイクロホンアレイ6は、図1〜図3に示すように、複数のマイクロホン(マイクロホン素子)6aから構成される受音装置であり、1つのマイクロホン6aでは取得が困難である音の空間的な情報を取得して音の到来方向を推定するために使用される。
マイクロホン6aは、試験対象物1に空気を流したときにこの試験対象物1から発生する騒音を検出する装置であり、音響エネルギーを電気エネルギーに変換する音響電気変換器である。マイクロホン6aは、図1〜図3に示すように、所定の間隔をあけて複数配置されており、これらが二次元のマイクロホンアレイ6を構成する。マイクロホン6aは、図3に示すように、振動面を保護する保護キャップ部6bを備えており、この保護キャップ部6bの先端面が壁部7の壁面7aと略同一面(略同一高さ)になるように配置されている。
壁部7は、マイクロホンアレイ6を収容する部材である。壁部7は、図1に示すように、主流F1の周囲に形成される自由せん断層F2内における主流F1の近傍に配置されている。壁部7は、主流F1の速度に対する自由せん断層F2内の気流の速度の比が0.65を下回る位置に配置されると、主流F1からの音の音波Wが自由せん断層F2によって乱されるおそれがあるため、主流F1の速度に対する自由せん断層F2内の気流の速度の比が0.65〜1.00の範囲内になる位置に配置することが好ましい。壁部7は、図2に示すように、垂直端面4dと略同一平面に配置することが特に好ましい。壁部7は、図1〜図3に示すように、四角形の端板状の部材であり、図3に示すように壁面7aと、曲面部7bと、収容部7cと、被覆部7dなどを備えている。壁面7aは、試験対象物1と対向する側の表面であり、平坦面状に形成されている。曲面部7bは、空気の流れを乱さず空気抵抗を低減するための部分であり、壁部7の縁部に滑らかな曲線状に形成されている。収容部7cは、マイクロホン6aを収容する部分である。収容部7cは、壁部7に形成された貫通孔又は凹部であり、この壁部7に所定の間隔をあけて複数形成されている。被覆部7dは、マイクロホン6aの先端部を被覆する部材である。被覆部7dは、マイクロホン6aの保護キャップの先端部を覆うように、壁部7の壁面7aに取り付けられたウレタン製の被覆材などである。
信号処理装置8は、マイクロホンアレイ6の出力信号を処理する装置である。信号処理装置8は、マイクロホンアレイ6の各マイクロホン6aの振動板が出力する電気信号(アナログ信号)から所定の周波数成分を除去するフィルタ部8aと、このフィルタ部8aを通過するアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部8bと、主流F1中から発生する音の音源を同定するために、このA/D変換部8bの出力信号をクロススペクトル法によって演算処理する演算処理部8cと、演算処理部8cの演算結果を記憶する記憶部8dなどを備えている。信号処理装置8は、例えば、パーソナルコンピュータなどによって構成されており、主流F1中から発生する音の音源を探査するための音源探査プログラムに従って所定の処理を実行する。
次に、この発明の実施形態に係る風洞試験装置及び音源探査装置の動作を説明する。
図1及び図2に示すように、風洞測定部3内に試験対象物1を設置して、ノズル4aから空気を噴出させ試験対象物1に空気を流す。その結果、空気の流れが試験対象物1に当たってこの試験対象物1から空力音が発生し、この空力音をマイクロホンアレイ6によって検出してこの空力音が測定される。このとき、自由せん断層F2内における主流F1の近傍に壁部7が配置されているため、主流F1中から発生する音の音波Wが自由せん断層F2によって大きく乱される前に、マイクロホンアレイ6によってこの音が測定される。マイクロホンアレイ6の出力信号が信号処理装置8に入力すると、 このマイクロホンアレイ6からの出力信号をクロススペクトル法によって演算処理部8cが演算処理し、主流F1中から発生する音の音源の位置が同定される。
この発明の実施形態に係る音源探査装置及び風洞試験装置には、以下に記載するような効果がある。
(1) この実施形態では、マイクロホンアレイ6を収容する収容部7cを表面に有する壁部7を自由せん断層F2内における主流F1の近傍に配置する。このため、主流F1中からの音の音波Wを自由せん断層F2によって乱される前に測定することができる。その結果、図7に示す従来の風洞試験装置102のような自由せん断層F2の影響により生ずる音波Wの劣化を防ぐことができるとともに、主流F1による移流効果によって生じる音源位置の同定精度の誤差を改善することができる。また、マイクロホンアレイ6を壁部7に収容することができるため、マイクロホンアレイ6を主流F1の近傍で強固に固定することができる。
(2) この実施形態では、主流F1の速度に対する自由せん断層F2内の気流の速度の比が0.40〜1.00の範囲内になる位置に壁部7が配置される。例えば、この実施形態では、風洞試験装置2の垂直端面4dと略同一平面内に壁部7が配置される。このため、高精度に信号を検出して音源位置の同定精度を向上させることができる。
(3) この実施形態では、マイクロホンアレイ6からの出力信号をクロススペクトル法によって演算処理部8cが演算処理する。このため、マイクロホン6aと主流F1との干渉によって各マイクロホン6aに入射する無相関な雑音成分を信号処理によって除去することができ、信号成分を効果的に抽出することができる。
図4は、この発明の実施例に係る風洞試験装置の風洞測定部を模式的に示す平面図である。図5は、この発明の実施例に係る風洞試験装置の風洞測定部における流速分布を示すグラフである。
図4に示す風洞試験装置20のノズル40aから風洞測定部30に空気を吹き出し、風洞測定部30における速度分布を測定した。測定は、財団法人鉄道総合技術研究所の風洞技術センター(米原)内における開放胴型の風洞試験装置を使用して行った。図4に示すXarrayは、ノズル40aの先端部からマイクロホンアレイ中心までの下流方向の距離(X軸方向距離)であり、Yarrayはノズル40aの先端部の中心から壁部70の表面までの距離(Y軸方向距離)である。ノズル40aの形状は、幅3000mm、高さ2500mmの四角形である。図5に示す縦軸は、主流速度との比であり、図1に示す主流F1の速度に対する自由せん断層F2内の気流の速度の比を表し、横軸はY軸方向距離(m)である。
図5に示すグラフは、風速300km/hの空気が流れる風洞測定部30の台車30a上の高さ1255mmの位置に音源装置(ジェットノイズ発生装置)10を設置し、X軸方向の速度成分をY軸方向分布で示した測定結果である。このグラフでは、図4に示すX軸方向距離=2000mm,4000mmの2点において、Y軸方向距離が異なる複数の位置で測定したときの主流速度との比を表している。図5に示すように、主流の外側に向かって徐々に気流の速度が低下し、下流側ほど速度分布がなだらかになっており、ノズル40aから噴出した空気流が周囲の静止空気と摩擦を起こし乱れながら拡大して、主流の周囲に自由せん断層が形成されていることが分かる。また、図5に示す主流速度との比が0.65を下回ると、音のパワーが減衰して音源位置の同定精度が悪化し、主流速度との比が0.65以上であると、信号を精度よく検出し音源位置の同定精度が向上することが確認された。
図6は、この発明の実施例に係る風洞試験装置の風洞測定部に設置した音源装置の周囲の音圧レベル分布を示す図であり、図6(A)は自由せん断層の外側に壁部を設置したときの音圧レベル分布を示し、図6(B)は主流近傍に壁部を設置したときの音圧レベル分布を示す。
図4に示す音源装置10を供試体として、風洞測定部30の台車30a上の高さ1255mmの位置にこの音源装置10を設置し、マイクロホンアレイによって空力騒音を測定してクロススペクトル法によって音源を探査した。図6に示す音圧レベル分布は、風速300km/h、周波数10khz帯における測定結果であり、1/3オクターブバンド毎に得られた最大レベル値を0dbとした相対音圧レベルによって示している。図4に示すノズル40aの中心(風洞中心)からYarray=2400mm離れた位置(自由せん断層から離れた位置)に壁部70を設置したときには、図6(A)に示すように音源が不明瞭であった。しかし、図4に示す風洞中心からYarray=1500mm離れた主流の近傍に壁部70を設置したときには、図6(B)に示すように音源を明瞭に捉えらることができた。以上より、主流の近傍に壁部70を設置してマイクロホンアレイの出力信号をクロススペクトル法によって信号処理したときには、主流中の音の音源を高精度に探査可能であることが確認された。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。例えば、この実施形態では、風洞測定部3に空気を流す場合を例に挙げて説明したが、空気以外の気体を風洞測定部3に流す場合についても、この発明を適用することができる。また、この実施形態では、マイクロホンアレイ6からの出力信号をクロススペクトル法によって演算処理する場合を例に挙げて説明したが、他の信号処理方法によって演算処理することもできる。さらに、この実施形態では、ノズル4aの開口部の形状が四角形である場合を例に挙げて説明したが、開口部の形状が円形又は楕円形である場合についてもこの発明を適用することができる。
この発明の実施形態に係る風洞試験装置の風洞測定部を概略的に示す平面図である。 図1のII方向から見た平面図である。 この発明の実施形態に係る音源探査装置の壁部の一部を破断して示す平面図である。 この発明の実施例に係る風洞試験装置の風洞測定部を模式的に示す平面図である。 この発明の実施例に係る風洞試験装置の風洞測定部における流速分布を示すグラフである。 この発明の実施例に係る風洞試験装置の風洞測定部に設置した音源装置の周囲の音圧レベル分布を示す図であり、(A)は自由せん断層の外側に壁部を設置したときの音圧レベル分布を示し、(B)は主流近傍に壁部を設置したときの音圧レベル分布を示す。 従来の風洞試験装置の開放型測定部を概略的に示す平面図である。
符号の説明
1 試験対象物
2 風洞試験装置
3 風洞測定部
3a 台車
4 風洞
4a ノズル
4b 吸込口
4c 水平端面
4d 垂直端面(ノズル端面)
5 音源探査装置
6 マイクロホンアレイ
6a マイクロホン
6b 保護キャップ部
7 壁部
7a 壁面
7b 曲面部
7c 収容部
7d 被覆部
8 信号処理装置
8a フィルタ部
8b A/D変換部
8c 演算処理部
8d 記憶部
1 主流
2 自由せん断層
W 音波

Claims (5)

  1. 風洞試験装置の開放型測定部内の試験対象物が気流を受けるときに、この気流の主流中から発生する音の音源を探査する音源探査装置であって、
    前記主流中から発生する音を収音するマイクロホンアレイを収容する壁部を備え、
    前記壁部は、前記主流の周囲に形成される自由せん断層内における前記主流の近傍に配置されること、
    を特徴とする音源探査装置。
  2. 請求項1に記載の音源探査装置において、
    前記壁部は、前記主流の速度に対する前記自由せん断層内の気流の速度の比が0.40〜1.00の範囲内になる位置に配置されること、
    を特徴とする音源探査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の音源探査装置において、
    前記壁部は、前記風洞試験装置のノズル端面と略同一平面内に配置されること、
    を特徴とする音源探査装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の音源探査装置において、
    前記マイクロホンアレイからの出力信号をクロススペクトル法によって演算処理する演算処理部を備えること、
    を特徴とする音源探査装置。
  5. 開放型測定部内の試験対象物が気流を受けるときに、この気流によって生ずるこの試験対象物の挙動を測定する風洞試験装置であって、
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の音源探査装置を備えること、
    を特徴とする風洞試験装置。
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