JP2008017952A - 遊技機及び遊技機の変動入賞装置 - Google Patents

遊技機及び遊技機の変動入賞装置 Download PDF

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Abstract

【課題】取付基板の縦幅を縮小させることで、変動入賞装置の小型化を図るとともに、開閉扉の先端部とガラス枠との間隙に遊技球が滞留して開閉扉が閉鎖できなくなる事態を防止することが可能な変動入賞装置および、その変動入賞装置を備えた遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】遊技機1は、遊技盤20の遊技領域Tに画成されたセンター役物25の下方に始動入賞装置27と、さらにその下方に変動入賞装置28を備え、変動入賞装置28を開閉する開閉扉34の閉鎖時において、変動入賞装置28を遊技盤20に取り付ける取付基板28aの当接部41の一部に、変動入賞装置28を開閉する開閉扉34の後面の上端部が一部当接するよう構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、入賞装置を有する遊技機および遊技機の変動入賞装置に関する。
従来、遊技球を使用した遊技機として、いわゆるセブン機と呼ばれる遊技機が広く普及している。従来からこのセブン機をはじめとする遊技機には、遊技盤における遊技領域に、回転ドラムや表示画面(例えば、LCD;Liquid Crystal Display)等の演出部材および、LED(Light Emitting Diode)等の装飾部材を備えたセンター役物が、遊技領域の中央から上部にかけて設けられている。
センター役物は、液晶画面やドラム、ベルト式画面などの表示画面をはじめとする演出部材およびLEDなどの装飾部材が一体となり、表示画面などに所定の図柄等を可変表示(更新表示やスクロール表示など)する。この可変表示によって、例えば、所定の図柄等を変動させ、図柄変動表示ゲームの内容等を表示している。このセンター役物における表示画面は、近年の遊技機においては遊技者の感興を誘い、遊技機の興趣を高めるものとして、遊技機の構成部品の中でも重要な役割を果たしている。
近年、さらに図柄変動ゲームの表示演出効果を高めて、遊技者の感興・遊技機の興趣を高めるために、遊技機の装飾部材および演出装置・演出部材等が大型化され、遊技盤における遊技領域に占める割合も大きくなってきている。
また、遊技機には、センター役物の他に、入賞すると図柄変動ゲームが開始されることとなる始動入賞装置や、遊技者が遊技の結果、大当たりを獲得した際に作動する変動入賞装置などを備えて構成されている。
この変動入賞装置は、従来その配置領域が制限されていたこと、また、演出効果を高めるためにセンター役物等の配設領域は遊技領域の中央部であることが多いことなどの理由により、センター役物の直下に配設されることが多かった。
また、演出装置・演出部材を大型化するために遊技機自体を大型化すると、遊技機の大幅な設計変更や遊技機の設置場所の大幅な設計変更をともなうため、演出装置・演出部材を大型化しても遊技機自体は大型化しないようにする必要がある。
したがって、前述のように遊技機の装飾部材および演出装置・演出部材等が大型化され、センター役物全体の配設領域も必然的に広範となってきていることにともない、センター役物の下方に配置される始動入賞装置や変動入賞装置の配設方法や構成・構造は、省スペース化、小型化等する必要がある。ただし、始動入賞装置や変動入賞装置の省スペース化、小型化はその配設領域上または、構造上、様々な問題をともなう。
例えば、表示画面・センター役物および変動入賞装置間の省スペース化を図るために、変動入賞装置の開閉部材としての開閉扉の縦幅を縮小する場合、以下のような問題がある。すなわち、変動入賞装置の開閉部材は、変動入賞装置と遊技盤を接合する取付基板に形成された開口部の内方域に収容されており、また、開放駆動時には当該開口部から突出して、遊技領域を流下する遊技球を受け入れるように構成されている。さらに、遊技盤の前方(遊技盤と遊技者の間)には、前面ガラスが配置されており、開閉部材は遊技盤と前面ガラスとの間で開閉する。したがって、開閉部材の縦幅を一定幅以下(例えば、遊技球の直径程度以下)に縮小させてしまうと、開閉部材の先端と前面ガラスとの間に隙間が生じ、流下してきた遊技球が滞留して、開閉部材を閉鎖することができなくなるおそれが生じる。
また、単純に取付基板の周縁部を薄型化すると、その薄型化により取付基板の強度が不足してしまう。さらに、開閉部材の開放時において、変動入賞装置から、遊技盤に形成された変動入賞装置取付孔の端縁が露出して、美観を損ねるおそれがある。
これらの問題に対して、遊技機の遊技盤前面かつ変動入賞装置の開閉部材を覆うように、カバーを設け、当該カバーと変動入賞装置との間隔は遊技球が通過可能なように設けるとともに、開口した開閉部材の上端より上方に位置するカバーの上縁部分の内側に上方から落下する遊技球を開閉部材の上面に導く遊動部を設けた、遊技機の変動入賞装置が提案されている(例えば、特許文献1)。これにより、開閉部材の縦幅を縮小させても、遊技球の滞留が起こらず、変動入賞装置を開閉部材の縮小分だけ小型化できる。
さらに、開閉部材の縦幅を縮小させることによる遊技球の滞留を防止するような配慮がなされている。
特開平8−206295号公報
しかしながら、特許文献1によれば、変動入賞装置の開閉部材の縦幅を縮小させるために、遊技機の遊技盤前面かつ変動入賞装置の開閉部材を覆うように、カバーを設ける構成となっていることから、美観を損なうおそれがある。また、当該カバーを、遊技機の前面ガラスと遊技盤との間に形成しつつ、カバーと前面ガラスとの間で遊技球の滞留が生じないような構成としなければならず、従来の遊技機の製造になかった工程を経なければならない上、その工程は、若干の誤差が生じても隙間が生じてしまうことから、非常に精緻な作業が要求されることになり、製造工程が煩雑となる問題が生じる。さらには、変動入賞装置に適した当該カバーを新たに作成する必要があり、遊技機における部品点数の増加という問題が生じる。
また、変動入賞装置の縦幅を縮小させるために、変動入賞装置を取付孔に取り付けるための取付基板の周縁部を薄型化する構成が考えられる。しかし、この構成によると、開閉部材の開放駆動時に、変動入賞装置から変動入賞装置の取付孔の端縁が露出して美観が損われ、取付基板の強度が損われてしまうおそれがある。さらにこの美観や強度を損なう問題に対して、取付基板の取付孔をより広く形成して当該露出の問題を解消しようとすると、当該取付孔の加工誤差や取付基板の製造誤差が若干でも生じれば、その誤差が隙間を生じさせる原因となる。したがって、この問題を解消するためには、非常に精緻な作業が要求されることになり、製造工程が煩雑となる問題が生じ、歩留まりが低下する問題が生じうる。
また、上記とは全く異なる観点で、変動入賞装置等の設置領域そのものを従来とは異なる領域、例えば遊技領域において空いている領域に変更することにより、演出装置・演出部材等の大型化に対応することも可能である。しかし、この場合、遊技領域におけるゲージ構成の大幅な変更をともなうことになってしまう。さらに、ゲージ構成を変更することにより、遊技機による遊技の感興がそがれてしまうおそれがある。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、遊技機を大型化することなく、かつ、ゲージ構成に対する影響を可及的に低減しつつ、遊技領域のスペースを拡大し、そのスペースを他の用途のスペースに供することができるとともに、開閉部材の先端部と遊技機の前面ガラスとの隙間に遊技球が滞留してしまうことによって開閉部材が閉鎖できなくなる事態を防止することが可能な変動入賞装置および、その変動入賞装置を備えた遊技機の提供を目的とする。
上述の課題を解決するために請求項1に記載の発明は、遊技盤に画成された遊技領域の略中央に位置して図柄変動ゲームを表示する表示手段と、前記遊技領域における前記表示手段の上方または下方に形成された取付孔に取付基板を介して取り付けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生にともなって、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第2の状態とに変動する変動入賞装置とが設けられた遊技機であって、前記取付基板には前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な開口部が設けられ、前記開口部の下縁近傍には回動軸が設けられ、前記変動入賞装置には前記回動軸を中心に前後方向に回動して前記開口部を開閉する開閉部材が設けられ、前記変動入賞装置を前記第1の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を開放し、前記変動入賞装置を前記第2の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を閉鎖し、前記開閉部材により、前記開口部が閉鎖しているときは、前記取付基板の前面上縁部の一部に前記開閉部材の後面上端部が当接すること、を特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記開閉部材の前面上端部は曲面となっていること、を特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、前記取付基板の前面上縁部は、前記遊技盤の盤面前方かつ下方に向かって傾斜する形状の傾斜部と、該傾斜部の下方に形成され前記開閉部材の後面上端部と前記一部当接する当接部とを有し、前記傾斜部と前記当接部との境界は段部となっており、前記当接部は前記傾斜部の下端より遊技盤の盤面方向へ後退した位置になるように形成されていること、を特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、前記取付基板における前記当接部の位置は、前記傾斜部より前記開閉部材の先端部の厚さと略等しい距離だけ遊技盤の盤面方向へ後退した位置となっていること、を特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3または4のいずれかに記載の遊技機において、前記開閉部材の前面上端部は、前記傾斜部の下端と略等しい傾斜を有するように形成されていること、を特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機において、前記開閉部材が前記開口部を閉鎖しているときに、前記開閉部材の上端部における先端が、前記遊技盤に形成された変動入賞装置の取付孔の上縁部より上方に位置すること、を特徴とする。
請求項8の発明は、遊技機に用いられ、前記遊技機における遊技盤の遊技領域に取り付けられる取付基板と外接し、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生にともなって、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第2の状態とに変動する変動入賞装置であって、前記変動入賞装置には、遊技球を取り込み可能とする開口部が形成され、前記開口部の下縁近傍には回動軸が形成され、前記変動入賞装置には前記回動軸を中心に前後方向に回動して前記開口部を開閉する開閉部材が形成され、前記変動入賞装置を前記第1の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を開放し、前記変動入賞装置を前記第2の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を閉鎖し、前記開閉部材により、前記開口部を閉鎖しているときは、前記取付基板の前面上縁部の一部に前記開閉部材の後面上端部が当接すること、を特徴とする。
請求項9の発明は、遊技盤に画成された遊技領域の略中央に位置して図柄変動ゲームを表示する表示手段と、前記遊技領域における前記表示手段の周辺に形成された取付孔に取付基板を介して取り付けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生にともなって、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第2の状態とに変動する変動入賞装置とが設けられた遊技機であって、前記取付基板には前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な開口部が設けられ、前記開口部の下縁近傍には回動軸が設けられ、前記変動入賞装置には前記回動軸を中心に前後方向に回動して前記開口部を開閉する開閉部材が設けられ、前記変動入賞装置を前記第1の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を開放し、前記変動入賞装置を前記第2の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を閉鎖し、前記開閉部材により、前記開口部が閉鎖しているときは、前記取付基板の前面上縁部の一部に前記開閉部材の後面上端部が当接すること、を特徴とする。
本発明に係る請求項1に記載の遊技機における変動入賞装置または請求項8に記載の変動入賞装置は、開口部を開閉する開閉部材が開口部を閉鎖しているときに、変動入賞装置を取付孔に取り付けるための取付基板の前面上縁部と、開閉部材の後面上端部とが一部当接するように構成されている。
これにより、遊技盤における従来の変動入賞装置と比べ、変動入賞装置を取付孔に取り付けるための取付基板の前面上縁部と、開閉部材の後面上端部とが一部当接している分、取付基板と変動入賞装置とが占有する配設領域の省スペース化が図られ、その空いたスペースを他の用途に用いることができる。例えば、表示画面の大型化にも対応することができる。
また、変動入賞装置を取付孔に取り付けるための取付基板の前面の上縁部と、開閉部材の裏面上端部とを一部当接させることにより、遊技球を受ける開閉部材の縦幅を縮小しなくとも省スペース化が図られるため、開閉部材と前面ガラスとの間に遊技球の滞留が生じるという問題を解消できる。さらに、この構成であれば、従来の遊技機の製造工程を大幅に変更する必要がなく、煩雑な製造工程を経る必要もない。加えて、新たに部品を作成する必要がなく、遊技機を構成する部品点数の増加という問題も生じることがない。
また、変動入賞装置の取付基板の前面の上縁部と、開閉部材の裏面上端部とを一部当接させることにより、取付基板の周縁部を薄型化することなく、省スペース化を図っているため、開閉部材の開放駆動時に、変動入賞装置から変動入賞装置の取付孔の端縁が露出して美観を損ねる事態を防止し、取付基板の強度を損なうこともない。
本発明に係る請求項2に記載の遊技機における変動入賞装置の開閉部材は、前面上端部が曲面となるように形成されている。したがって、開閉部材の閉鎖時において開閉部材の上端部に流下してきた遊技球が当たった場合でも、その衝撃で開口部が開放してしまう事態を防止することができ、意図しないタイミングで変動入賞装置に遊技球が入賞してしまうことがなく、遊技機における遊技に支障をきたすおそれがなくなる。
本発明に係る請求項3に記載の遊技機は、変動入賞装置を取付孔に取り付けるための取付基板の前面上縁部における、遊技盤の盤面前方かつ下方に向かって傾斜する形状の傾斜部と、開閉部材の裏面の上端部と当接する当接部との境界は段部となっている。さらに当接部は、傾斜部の下端より後方に位置するように形成されている。
これにより、取付基板の前面上縁部と当接している開閉部材の後面上端部に、流下してきた遊技球が当たることがなく、開閉部材の後面上端部に、流下してきた遊技球が当たった衝撃で開口部が開放してしまうことによって、意図しないタイミングで変動入賞装置に遊技球が入賞してしまうことがなく、遊技機における遊技に支障をきたすおそれがなくなる。
本発明に係る請求項4に記載の遊技機の変動入賞装置の取付基板における当接部は、取付基板における傾斜部の下端より開閉部材の先端部の厚さと略等しい距離だけ遊技盤の盤面方向へ後退した位置に形成されている。したがって、開閉部材の閉鎖時において、当該開閉部材の先端部が取付基板の傾斜部および段部の下方に収容されるので、開閉部材の閉鎖時において開閉部材の上端部に流下してきた遊技球が当たった場合でも、その衝撃で開口部が開放してしまう事態を防止することができ、意図しないタイミングで変動入賞装置に遊技球が入賞してしまうことがなく、遊技機における遊技に支障をきたすおそれがなくなる。
さらに、当該開閉部材の先端部が取付基板の傾斜部および段部の下方に収容されることにより、開閉部材の後面先端部が当接部と当接し、当該当接部と段部により画成される収容空間に収容されているため、例えば、針金等の器具を当該後面先端部に引っ掛けて開閉扉を開放させるなど、不正に変動入賞装置を開放させる行為を行い難くし、不正行為を防止しうる。
本発明に係る請求項5に記載の遊技機の変動入賞装置の開閉部材における前面上端部は、取付基板における傾斜部の下端と略等しい傾斜を有するように形成されている。したがって、開閉部材の閉鎖時において、当該開閉部材の前面上端部と傾斜部の下端とが略連続した傾斜面を形成するので、開閉部材の閉鎖時において開閉部材の上端部に流下してきた遊技球が当たった場合でも、その衝撃で開口部が開放してしまう事態を防止することができ、意図しないタイミングで変動入賞装置に遊技球が入賞してしまうことがなく、遊技機における遊技に支障をきたすおそれがなくなる。
本発明に係る請求項7に記載の遊技機は、変動入賞装置の開閉部材が取付基板の開口部を閉鎖しているときに、開閉部材の上端部における先端は、前記遊技盤に形成された変動入賞装置の取付孔の上縁部より上方に位置するような構成となっている。
これにより、遊技盤における従来の変動入賞装置と比べ、変動入賞装置の取付孔の上縁部より開閉部材の上端部が上方に位置している分、変動入賞装置が占有する配設領域の省スペース化が図られ、その空いたスペースを他の用途に用いることができる。例えば、表示画面の大型化にも対応することができる。
また、変動入賞装置の取付孔の上縁部より開閉部材の上端部が上方に位置していることにより、遊技球を受ける開閉部材の縦幅を縮小しなくとも省スペース化が図られるため開閉部材と前面ガラスとの間に遊技球の滞留が生じるという問題を解消できる。さらに、この構成であれば、従来の遊技機の製造工程を大幅に変更する必要がなく、煩雑な製造工程を経る必要もない。加えて、新たに部品を作成する必要がなく、遊技機を構成する部品点数の増加という問題も生じることがない。
本発明に係る請求項9に記載の発明は、表示手段の周辺に配置される変動入賞装置の開閉部材が取付基板の開口部を閉鎖しているときに、開閉部材の上端部における先端は、前記遊技盤に形成された変動入賞装置の取付孔の上縁部より上方に位置するような構成となっている。したがって、当該変動入賞装置の上方および下方の省スペース化を図ることができ、空いたスペースを他の用途に用いることができる。例えば、遊技機を遊技領域の左方または右方に変動入賞装置を配置する構成をとった場合において、遊技盤における遊技部材の構成を多様なものとすることができる。
以下、本発明の実施形態の一例として、本発明をパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に適用した実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
なお、以下の説明において、「前方」とは、パチンコ機において遊技盤の盤面のうち、遊技釘等が形成される側の面と、当該面を覆うガラス枠の面(以下、「ガラス面」という)が対向するよう配置された場合に、遊技盤の盤面と直交する方向かつ、遊技盤の盤面からガラス面に向かった方向をいう。「後方」とは当該「前方」と対向する方向である。同様に、「前面」とは「前方」側の面をいい、「後面」とは、「後方」の面をいう。また、「上」、「下」、「左」、「右」とは、パチンコ機1に対して「前方」に遊技者がいる場合の、当該遊技者から見た「上」、「下」、「左」、「右」をいう。
[全体構成]
図1は、本発明の実施形態にかかるパチンコ機1の概略正面図である。パチンコ機1は、その背面おいて、縦長方形の外枠10により、図示しない遊技機設置台(例えば、パチンコ店などの遊技場においてパチンコ機を設置するための台)に取り付けられる。また外枠10には、前面の左側にヒンジ11が設けられ、当該ヒンジ11には、開口部を有し各種の遊技用構成部材がセットされる縦長方形の中枠12が開閉および着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、パチンコ機内部に配置された遊技盤20を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠13と、遊技者が遊技球を貯留しておくための上球皿14が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。なお、遊技盤を透視保護する部材はガラス枠に限定されず、アクリル板であってもよい。
また、前枠13の周囲前面側および遊技盤20には、パチンコ機1の各種遊技の状態(図柄変動、大当り状態、リーチ状態など)に応じて点灯(点滅)または消灯して、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う装飾ランプ15が設けられている。この装飾ランプ15は、LEDなどの発光体を備え、その発光体にレンズ部材を覆い被せて構成されている。また、上球皿14には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿16および発射装置18が装着されている。
また、上球皿14の両側方には、前記遊技の状態に応じて各種音声(効果音など)を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ17が設けられている。さらに、中枠12の下部には、下球皿16および発射装置18などが装着されている。
なお、上球皿14と下球皿16とはともに、遊技者が遊技球を貯留しておくためのものであるが、上球皿14には、図示しない球貸ボタンを押した時に貸し出される遊技球や、賞球(払い出し)された遊技球が貯留され、ここに貯留される遊技球は、発射装置18から発射される。一方、下球皿16は、上球皿14に貯留された遊技球を誘導させて貯留させておくものであり、通常は上球皿14に遊技球が入りきらないときに下球皿16に過剰な遊技球を誘導して貯留させる。この下球皿16には、上球皿14に遊技球が入りきらない場合に自動的に過剰な遊技球を誘導させるように構成してもよく、下球皿16にも遊技球が入りきらなくなった場合は遊技球の発射を一時的に止めるように構成してもよい。
[遊技盤の構成]
図2は、本発明の実施形態にかかるパチンコ機1の遊技盤20の概略正面図である。
図2に示すように、パチンコ機1に設けられる遊技盤20は、略矩形状に形成されている。
遊技盤20の盤面前側には、外ガイドレール21a、内ガイドレール21bが立設され、遊技盤20の盤面には、この外ガイドレール21aおよび内ガイドレール21bに囲われた略円形状の遊技領域Tが形成される。また、遊技盤20の左側には、内ガイドレール21bの外側と外ガイドレール21aの内側によって形成された遊技球誘導路22が形成される。この遊技球誘導路22は、発射装置18から発射された遊技球を遊技領域Tへ誘導する。
遊技領域Tには、装飾部材や演出部材などの様々な遊技部材が配設される。例えば、遊技領域に打ち出された遊技球の流下方向を変動させるためのゲージ構成をなす複数の遊技釘や風車24などがあり、また、遊技盤20の略中央から上方には、遊技用部材としてのセンター役物25が配設されている。センター役物25には、複数種類の図柄を変動させて図柄組み合わせによる図柄変動ゲーム(遊技演出(表示演出))を表示する可変表示装置23が設けられている。このセンター役物25および可変表示装置23は本発明における「表示手段」を構成する。また、センター役物25には、発光することにより遊技演出(発光演出)を行う装飾ランプが設けられている。
また、遊技盤20における遊技領域Tの左下側および右下側には、遊技用部材としての一般入賞口26c・26dが配設されている。一般入賞口26c・26dは、取付基板26e・26fによって遊技盤20に据え付けられる。また、左右の一般入賞口26c・26dの近傍には、サイドランプ26g・26hが同じく取付基板26e・26fにより据え付けられる。このサイドランプ26g・26hは、発光に基づく遊技演出(発光演出)を行う。
遊技盤20の略中央に位置するセンター役物25の下方には、始動入賞装置27が配設されている。始動入賞装置27には、アクチュエータ(図示せず)の作動により開閉動作を行う開閉羽根27a・27bが設けられている。また、始動入賞装置27のさらに下方には、変動入賞装置28が配設されている。
さらに、遊技盤20における遊技領域Tの最下部には、アウト口29が配設されている。このアウト口29は、いずれの入賞装置にも入賞せず、遊技領域Tの最下部中央まで流下した遊技球を回収してパチンコ機1の内部へ送出し、機外排出を行うために設けられるものである。
また、これらの遊技部材は遊技釘のように打設されるものと、センター役物25のように遊技盤20にルーター等で取付孔を形成して取り付けられるものがある。図2に示すように、本実施形態において遊技盤20の取付孔に取り付けられるものには、センター役物25、始動入賞装置27、変動入賞装置28、アウト口29があり、その順に、遊技領域Tの略中心を通る略鉛直線上に間隔を開けて配設されている。
[各入賞装置の構成]
次に、本実施形態にかかる各入賞装置について説明する。
(一般入賞口)
一般入賞口26cおよび26dには、遊技球を入賞可能とする開口部(図示せず)が形成されている。この開口部は略上方に開放され、その幅は、遊技球を少なくとも1個通過可能となるように形成されている。これら一般入賞装置26cまたは、26dの開口部から入賞した遊技球は、当該開口部の下方から後方に向かって形成された遊技球通過ゲート(図示せず)を通って回収される。この回収された遊技球は、遊技球通過ゲートのさらに後方に配置された遊技球検出センサ(図示せず)によって検出される。このようにして遊技球検出センサが検遊技球を検出すると、入賞状態となり、1回(1個)の入賞につき、例えば、賞球として10個の遊技球が上球皿14に払い出される。
(始動入賞装置)
始動入賞装置27には、アクチュエータ(図示せず)の作動により開閉動作を行う開閉羽根27a・27bが設けられている。この開閉羽根27a・27bは、通常、対向するような位置にあり、開閉羽根27a・27bが当該位置にある場合、開閉羽根27aと27bとの間隔は、遊技球が少なくとも1個通過可能とするように形成されている。
また、開閉羽根27a・27bの下端は、始動入賞装置27を遊技盤に取り付けるための取付板に軸支されており、所定の条件の下では、開閉羽根27aはアクチュエータにより左方向に回動するとともに、開閉羽根27bはアクチュエータにより右方向に回動する。すなわち開閉羽根27aと27bとの間隔が広がる。さらに、当該開閉羽根27aと27bとの間の下端から後方に向かって形成された遊技球通過ゲート(図示せず)が形成されている。
また、遊技球が始動入賞装置27における開閉羽根27aと27bとの間を通過して、始動入賞装置に入賞すると、遊技球通過ゲートを通ってパチンコ機1の内部に回収される。この回収された遊技球は、遊技球通過ゲートのさらに後方に配置された始動装置センサ(図示せず)によって検出される。このようにして始動装置センサが検遊技球を検出すると、入賞状態となり、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与する。
ここで図柄変動ゲームの概略について説明する。可変表示装置23には、例えば3つの図柄が横並びに表示される。これら各図柄は、「0」〜「9」の10種類の数字図柄で構成されている。可変表示装置23は、入賞状態でないときは、この図柄を各図柄ごとに停止した状態で表示させている。また、始動装置センサが遊技球を検出すると、各図柄を上下方向にスクロールさせて変動表示を行う。なお、特別図柄の変動表示は、本発明の「図柄変動ゲーム」に相当する。なお、可変表示装置23で表示する図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号、キャラクタ図柄等でもよい。
また、可変表示装置23は、変動表示すなわち図柄をスクロールさせてから所定時間後に、スクロールを停止させ、所定の図柄が停止した状態で表示される。例えば、可変表示装置23の左方に表示される図柄、右方に表示される図柄、中央に表示される図柄の順で、スクロールが停止するように表示する。
ここで、遊技者は、可変表示装置23に表示された停止された状態で表示された左・右・中央の図柄の組み合わせから特定遊技状態(大当り状態)、リーチ状態又はハズレ状態のいずれかの状態を認識することができる。例えば、停止された状態で表示された左・右・中央の全列の図柄の全部が同一の図柄を表示している場合には、特別遊技状態となり、後述する変動入賞装置28が遊技者に有利な状態となり、遊技球が入賞可能となる。また、左・右・中央の図柄のうちいずれか2列が停止された状態で同一の図柄を表示している場合は、その図柄の組み合わせからリーチ状態を認識することができる。また、左・右・中央の図柄の全列が停止された状態のときに、全列の図柄が同一とならない場合は、ハズレ状態を認識することができる。なお、特別遊技状態については図4を用いて後述する。
(変動入賞装置)
次に、変動入賞装置28について図3〜図6を用いて説明する。図3は、本実施形態にかかるパチンコ機1の変動入賞装置28の分解斜視図である。図3に示すように、変動入賞装置28は、変動入賞装置28を遊技盤20に取り付けるための取付基板28aを前方に備えている。この取付基板28aは後面において当該装置本体をなす箱枠30とねじなどで固着され、また、その隅部に形成した4箇所の通孔を介して遊技盤20の前面にねじ止め固定される。また、取付基板28aの前面中央には、次に述べる箱枠30の遊技球入賞口を臨むように形成された開口部28bが設けられている。この開口部28bは、遊技球を少なくとも1個通過可能な高さを有するように形成される。また、本実施形態において開口部は、横長の長方形の形状となっている。
また、取付基板28aの開口部28bの裏面の左右両端にはLED基板収容部28cが備えられており、このLED基板収容部28cの内部には、LED基板28dが収容されている。LED基板収容部28cの前面には、開口部28bの左方および右方において取付基板28aに形成された取付孔に、透光性のLED前面カバー28eが設けられている。また、LED基板収容部28cの後面には、LED背面カバー28fが設けられている。このLED基板は、LEDを備え、発光に基づく遊技盤20の遊技演出(発光演出)を行う。
箱枠30には、前面中央に遊技球入賞口が設けられている。この遊技球入賞口は、取付基板28aの開口部28bと略同一の形状となっており、取付基板28aと箱枠30が固着された際に遊技球入賞口と開口部28bとが同一の開口を形成するように設けられている。また、この遊技球入賞口は、遊技球を少なくとも1個通過可能な大きさを有するように形成される。
また、箱枠30は前面下方の右側に軸受31を備え、左側に扉リブ36bを備えている。この軸受31と扉リブ36bには回動軸33と係合する孔部が水平方向に設けられており、この孔部には回動軸33が回動自在に嵌合されている。また、この回動軸33が、開閉扉34の下端の左右両端に設けられた軸受孔34aとも回動自在に嵌合されていることにより、開閉扉34は箱枠30に設けられた回動軸33において回動自在に軸支されて開閉自在となっている。
なお、本実施形態において回動軸33は、箱枠30の下端に設けられているが、取付基板28aにおける開口部28bの下縁近傍に設けられていればよい。ここでいう開口部28bの下縁近傍とは、例えば、当該開口部28bの下縁(機前後方向における当該下縁)よりも上方の領域であって、かつ、開口部28bの上縁から遊技球の直径と略同一の幅をおいた下方の領域が該当する。この遊技球の直径と略同一の幅は、開閉扉34の開放時において、変動入賞装置28の遊技球入賞口に遊技球を少なくとも1個通過させることを可能とするために設定するものである。よって、回動軸33の軸受31等が設けられている部分以外の開閉扉34の後面域に遊技球を遊技球入賞口へと案内することができる程度の幅を確保でき、その後面域から開口部28bの上縁までの距離を少なくとも遊技球の直径分確保することができるのであれば、開口部28bの左右両端に設けられる回動軸33の軸受31等の上端から開口部28bの上縁までの幅を、遊技球の直径より若干低くなるように設定してもよい。
また、箱枠30内部左側には、開閉扉34を開閉動作させるソレノイド35、扉テコ36aおよび扉リブ36b、扉プランジャ37およびバネ38が設けられている。ここで、図4を用いてソレノイド35によって開閉扉を開閉動作させる構成および本発明の特別遊技状態について説明する。図4(A)は、ソレノイド35が通電せず、開閉扉34が閉鎖状態となっている状態を示す図面である。また、図4(B)は、ソレノイド35が通電し、開閉扉34が開放状態となっている状態を示す図面である。
箱枠30の内部左側に設けられたソレノイド35の前面には、図3に示すようにバネが設けられており、バネ38には扉プランジャ37が前後方向に移動可能に係合されている。この扉プランジャ37は、図3に示すように、バネ38と嵌合する軸部37aと、扉テコ36aの後面と当接して嵌合されている当接面37bが設けられている。
後面において扉プランジャ37の当接面37bと当接する扉テコ36aは、図3に示すように、左右の側部に回動軸部を備えており、この回動軸部は箱枠30の内部に回動可能に軸支される。当該回動軸部による回動方向は、図4(A)に示すX1方向または、図4(B)に示すX2方向であり、回動可能な範囲は、扉リブ36bにより定まる。また、扉テコ36aは、図3に示すように、前面に突起部が設けられており、当該突起部は先端部において、図4(A)に示すように扉リブ36bと係合する。
この扉リブ36bは、略コ字形状をなしており、開閉扉34の左端面に固着されている。なお、扉リブ36bは、開閉扉34と一体となるように形成してもよい。また、この扉リブ36bにおける略コ字形状の上部リブ36cと下部リブ36dとの間隔は、扉テコ36aにおける突起部が、図4(A)に示すX1方向または、図4(B)に示すX2方向に回動可能となる程度に形成される。
また、ソレノイド35は、扉プランジャ37を前方に押出して、開閉扉34を開放させるための駆動装置である。図4(A)に示すような開閉扉34の閉鎖時においては、ソレノイド35は通電せず、消磁している状態である。
このとき扉プランジャ37は、ソレノイド35と扉テコ36aとの間に設けられたバネ38が付勢することによって前方に押出されており、扉プランジャ37が前方に押出されることにより、扉プランジャ37の当接面37bが、扉テコ36aの後面を押出す。扉テコ36aの後面が押出されると、扉テコ36aの回動軸部により、扉テコ36aにおける突起部がX1方向に回動し、当該突起部の先端下部が扉リブ36bの下部リブ36dに当接し、扉リブ36bを押し下げる。扉リブ36bが押し下げられると、扉リブ36bに固着されている開閉扉34が図4(A)に示すY1方向に回動し、開閉扉34が取付基板28aの開口部28bを閉鎖する。
それに対し、ソレノイド35が励磁した場合は、図4(B)に示すように、開閉扉34が開放状態となる。すなわち、ソレノイド35が通電し、ソレノイド35が励磁の状態となると、扉プランジャ37における当接面37bが、バネ38の弾性力に抗して後方に押し戻されることにより、当該当接面37bと後面上端において係合している扉テコ36aも押戻される。扉テコ36aの後面が押戻されると、扉テコ36aの回動軸部により、扉テコ36aにおける突起部がX2方向に回動し、当該突起部の先端上部が上部リブ36cに当接し、それにより、扉リブ36bに固着されている開閉扉34がY2方向に回動し、開閉扉34が取付基板28aの開口部28bを開放する。
また、箱枠30の内部右側には、カウントスイッチ39が設けられている。このカウントスイッチ39は、開閉扉34が開放して、変動入賞装置28(箱枠30)に入賞した遊技球を検知するものである。カウントスイッチ39は遊技球が通過可能な通過孔が形成されており、通過孔を遊技球が通過するとカウントスイッチ39が遊技球を検出し、特別入賞状態となる。このようにして特別入賞状態となると、1回(1個)の入賞につき、例えば、賞球として15個の遊技球が上球皿14に払い出される。なお、図3に示すように箱枠30には、変動入賞装置28に入賞した遊技球をカウントスイッチ方向に誘導するガイド30aが設けられている。
以上のように、特別遊技状態とは、ソレノイド35が励磁の状態となると開閉扉34を開放して特別入賞状態となり遊技者にとって有利となる第1の状態が形成される。一方、ソレノイド35が消磁の状態となると、開閉扉34を閉鎖状態となり遊技者に不利となる第2の状態とに変換可能な状態にするものである。
(開閉扉および取付基板の構成)
次に、図5〜図8を用いて開閉扉34および取付基板28aについて、詳細に説明する。図5は、本発明の実施形態にかかるパチンコ機1の変動入賞装置28において開閉扉34が閉鎖している状態を示す図面である。図6は、本発明の実施形態にかかるパチンコ機1の変動入賞装置28において開閉扉34が開放している状態を示す図面である。また、また、図7は、本発明の実施形態におけるパチンコ機1の取付基板28aと開閉扉34の状態を示すための図6におけるA−A断面図である。また、図8(A)は、図7(A)の点線で囲んだ部分を示す図面であり、図8(B)は、図7(B)の点線で囲んだ部分を示す図面である。
図7および図8に示すように、本実施形態にかかるパチンコ機1の取付基板28aは、当接部41、段部42、傾斜部43が設けられており、取付基板の周縁部は前方かつ下方に傾斜している。この傾斜と傾斜部43は、遊技領域Tを流下してきた遊技球が取付基板28の周縁部に当接したときに球溜まりを生じさせることなくスムーズに流下させるためのものである。また、段部42は、開口部28bを形成する取付基板28aを形成する取付基板28aの上縁を、遊技盤20の盤面方向へ退避させて形成して、当該上端部の収容空間を形成するためのものである。また、当接部41は、取付基板28aの面より後方に退避した位置に形成されており、開閉扉34の閉鎖時には、開閉扉34の後面上端部の一部と当接する。
また、取付基板28aの開口部28bの上縁側、すなわち当接部41の最下端から傾斜部43の最上端までの間隔は、取付基板28aの強度を考慮して形成される。さらに変動入賞装置28の取付孔の周縁部が開閉扉34の開放時に露出してしまうと、外観を損なってしまうため、当接部41の最下端から傾斜部43の最上端までの間隔は、開放時においても当該周縁部が露出しない程度の間隔に形成される。
また、本実施形態にかかる開閉扉34は、縦幅(上下方向の幅、高さ)が遊技盤20と遊技盤20を覆うガラス枠との間隔より小さくなるように形成される。さらに、開閉扉34の縦幅は、図6に示すような開閉扉34の開放状態において、ガラス枠と開閉扉34の先端との間に遊技球が球詰まりを起こさない程度の幅に形成される。この球詰まりを起こさない程度の縦幅とは、開閉扉34の開放状態において、開閉扉34の先端とガラス枠との間に遊技球が通過しない程度(遊技球の直径よりも)であって、なおかつ、開閉扉34の先端とガラス枠との間に遊技球が詰まってしまわないような開閉扉34の幅である。これら球詰まりを起こさないための開閉扉34の縦幅は、遊技球の直径(例えば11mm)に基づいて定められる。
また、図7(A)および図8(A)に示すように、取付基板28aは、取付基板28aにおける当接部41が、傾斜部43の段部42との境界部分を基準として後方に位置するように形成される。また、傾斜部43の最下端から当接部41の最上端までの間隔(すなわち段部42の幅)は、開閉扉34の先端の厚みと略同一となるように形成される。その結果、開閉扉34の閉鎖時において、開閉扉34の上端は取付基板28aの傾斜部43の下方に収容される。当該開閉扉34の上端が取付基板28aの傾斜部43および段部42の下方に収容されることにより、開閉扉34の後面上端が当接部41と当接し、段部42と当接部41とにより画成される収容空間に収容されているため、開閉扉34の閉鎖時において開閉部材の上端部に流下してきた遊技球が当たった場合でも、その衝撃で開閉扉34が開放してしまう事態を防止することができ、意図しないタイミングで変動入賞装置28に遊技球が入賞してしまうことがなく、パチンコ機1における遊技に支障をきたすおそれがなくなる。さらに、針金等の不正器具を当該後面先端部に引っ掛けることが困難となるから、不正に変動入賞装置を開放させることを防止しうる。
また、図5に示すように、開閉扉34が閉鎖状態となっているときは、本実施形態におけるパチンコ機1の開閉扉34の最上端が、取付基板28aにおける当接部41の最下端より上となるとともに、後面の上端部が、取付基板28aにおける当接部41と当接するように構成されている。また、図7(B)に示すように遊技盤20に形成された変動入賞装置28の取付孔の上縁は、開閉扉34の閉鎖時において開閉扉34の先端より下方になるように形成されている。
すなわち、図5および図7(B)に示すように、開閉扉34の縦幅より、取付基板28aの開口部28bおよび箱枠30の遊技球入賞口の縦幅が小さくなるように形成されておいる。また、取付基板28aを変動入賞装置28の取付孔に取り付けたときに、取付基板28aにおける当接部41の上端は、当該取付孔の上縁部より上方に位置する構成となっている。このように、これら取付基板28aの開口部28bおよび箱枠30の遊技球入賞口の縦幅を、遊技球の取り込みに支障がない程度に縮小して形成することにより、変動入賞装置28および取付基板28aの遊技領域Tにおける配置スペースを低減させることができ、その分の空きスペースを他の用途に利用することができるようになる。
また、図7(B)に示すように遊技盤20に形成された変動入賞装置28の取付孔の上縁は、開閉扉34の閉鎖時において開閉扉34の先端より下方になるように形成されている。
また、図7および図8に示すように、開閉扉34の前面の上端部50は、前方かつ下方に傾斜するとともに曲面となっている。同様に、取付基板28aの傾斜部43も前方かつ下方に傾斜するとともに曲面となっている。図8(B)に示すように、この上端部50の曲面と傾斜部43の曲面は、開閉扉34が閉鎖状態となっているときに略1つの曲面を形成するように形成されており、例えば略同一の曲率を有するように形成される。これにより、開閉扉34の前面上端に遊技球が当接して、特別遊技状態でないときに変動入賞装置28の開閉扉34が開放してしまうという問題が解消される。
[パチンコ機の制御]
次に、本実施形態にかかるパチンコ機1の制御の概略について説明する。パチンコ機1は主制御基板60と、副制御基板70を備えている。主制御基板60は、CPU(Central Proccessing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、ROM(Read Only Memory)63を備えて構成される。また、副制御基板70はサブCPU71、RAM72、ROM73を備えて構成される。ROM63・73には、パチンコ機1に必要な制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムをメインCPU61またはサブCPU71がRAM62またはRAM72上に展開することにより、各種制御および処理を行うようになっている。主制御基板60は、始動入賞装置27の検出センサ・アクチュエータや、変動入賞装置28のソレノイド35や、副制御基板70の制御を行う。副制御基板70では、表示制御、音声制御およびランプ制御などを行う。
例えば、発射装置18によって遊技盤20の遊技領域Tに打ち込まれた遊技球が始動入賞装置28を通過して内部の遊技球検出器センサで検出されると、検出信号が送信され、主制御基板60が副制御基板70を制御する。このとき副制御基板70は、ランプ制御により保留ランプを点灯させ、表示制御により可変表示装置23のデジタル表示が変動させる。一定時間が経過するとその変動を停止させる。そして、その停止時の表示が予め設定された表示(例えば、可変表示装置の全列に同一の図柄が表示されたとき)となると特別遊技状態(大当たり)となる。特別遊技状態によって主制御基板60は、装飾ランプ15を点灯または点滅させ、また、変動入賞装置28のソレノイド35を励磁させ、開閉扉34を一定時間または所定個数の遊技球が入賞するまで開放状態とする。さらに変動入賞装置28においてカウントスイッチ39が遊技球を検出すると、賞球として例えば15個の遊技球を上球皿14に払い出させる。
[変形例]
次に、本発明にかかるパチンコ機の変形例について説明する。
以上において説明したパチンコ機1の構成は、本発明を好適に実施するための一構成例に過ぎないものである。したがって、本発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜施すことが可能である。
以上に説明した本発明の実施形態におけるパチンコ機1では、変動入賞装置28の取付基板28aにおける開口部28b周縁の傾斜部43および開閉扉34の前面の上端が曲面となるように形成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、取付基板の傾斜部および開閉扉の上端を略同一の傾斜とする平面とし、これらの傾斜は、開閉扉が閉鎖したときに略連続した傾斜面を形成するように構成してもよい。また、取付基板の傾斜部を曲面とせずに前方かつ下方に傾斜する平面として形成し、開閉扉の前面上端部のみを曲面としてもよい。この変形例においても、以上に説明した本発明の実施形態のパチンコ機1における取付基板28aおよび開閉扉34と同様に、開閉扉の上端が傾斜していない場合と比較して、遊技領域Tを流下してきた遊技球が変動入賞装置の開閉扉上端に当接しても、その衝撃で開閉扉が前方に回動するように作用し難く、開口部が開放してしまう事態を防止することができる。
また、変動入賞装置の取付基板における傾斜部と段部の境界から当接部までの間隔を開閉扉の厚みと略同一とする構成であってもよい。このとき開閉扉の厚みを薄型化するか、または、変動入賞装置の取付孔の上縁部近傍において遊技盤面を後方に切削し、当該切削されて後方に位置する遊技盤面に合わせて、取付基板を配置することが好ましい。この変形例では、変動入賞装置における開閉扉の上端部が、取付基板の傾斜部の下方に収容されることにより、遊技領域Tを流下してきた遊技球が変動入賞装置の開閉扉上端に当接しないように構成されており、遊技球により開閉扉が開放してしまう事態を防止することができる。また、変動入賞装置における開閉扉の上端部が、取付基板の傾斜部の下方に収容されることにより、針金等の不正器具を当該後面先端部に引っ掛けることが困難となるから、不正に変動入賞装置を開放させることを防止しうる。
また、以上に説明した本発明の実施形態にかかるパチンコ機1では、遊技盤の遊技領域Tにおいて、センター役物25や可変表示装置23を略中央から上方に配置し、その下方に始動入賞装置27を配置し、その始動入賞装置27のさらに下方に変動入賞装置28を配置するように構成されているが本発明はこれに限定されず、例えば、センター役物(可変表示装置)の左方域、または右方域において、始動入賞装置および変動入賞装置を上下に配置するように構成してもよい。この変形例においても、本発明にかかる変動入賞装置、取付基板および変動入賞装置の取付孔を適用することにより、開閉扉の上端が取付基板と当接する分または、取付孔の上縁部より上方に位置する分、遊技領域Tの省スペース化を図ることができ、空いたスペースを他の用途に利用することができる。特に、センター役物25(表示手段としての可変表示装置23)と変動入賞装置28と始動入賞装置27とが同一方向に併設される場合は、余剰スペースが極めて少なくなるためにセンター役物25や可変表示装置23の拡大を図ることが困難であったが、本発明の変動入賞装置28を採用することにより、所要の機能を充足するために縮小化に限界のある始動入賞装置27やゲージ構成に影響を与えることなく、遊技領域Tの鉛直方向に空きスペースを拡大することができる。通常、センター役物25、可変表示装置23、変動入賞装置28および、始動入賞装置27は、遊技領域Tにおける上下方向(鉛直方向)に並設されるものであるところ、センター役物25や可変表示装置23の左方域または右方域など、比較的スペースに余裕のある場所に当該変動入賞装置28を配設することに比べ、上方域または下方域に当該変動入賞装置28を配設することは、より好適にセンター役物25や可変表示装置23の拡大に貢献し得るといえる。
また、以上に説明した本発明の実施形態にかかるパチンコ機1では、遊技盤の遊技領域Tにおいて、センター役物25や可変表示装置23を略中央から上方に配置し、その下方に始動入賞装置27を配置し、その始動入賞装置27のさらに下方に変動入賞装置28を配置するように構成されているが本発明はこれに限定されず、例えば、センター役物(可変表示装置)の上方に始動入賞装置を配置し、下方に変動入賞装置を配置するように構成してもよい。また、センター役物(可変表示装置)の上方に変動入賞装置を配置し、下方に始動入賞装置を配置するように構成してもよく、センター役物(可変表示装置)の上方に始動入賞装置および変動入賞装置を配置するように構成してもよい。これらの変形例においても、本発明にかかる変動入賞装置、取付基板および変動入賞装置の取付孔を適用することにより、開閉扉の上端が取付基板と当接する分または、取付孔の上縁部より上方に位置する分、遊技領域Tの省スペース化を図ることができ、空いたスペースを他の用途に利用することができる。
また、以上に説明した本発明の実施形態にかかるパチンコ機1では、開閉扉34の後面上端が、取付基板28aの当接部41の下端より上方に位置し、開閉扉34の後面上端と、取付基板28aの当接部が一部当接する本発明の構成を変動入賞装置に適用しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、始動入賞装置に下端が軸支されて前後方向に回動する開閉扉を設け、これに当該構成を適用してもよい。これらの変形例においても、以上に説明した本発明の実施形態のパチンコ機1と同様に、遊技領域Tの省スペース化を図ることができ、空いたスペースを他の用途に利用することができる。
また、以上に説明した本発明の実施形態にかかるパチンコ機1では、変動入賞装置および始動入賞装置がともに1つずつ配置される構成となっているが、本発明はこれに限定されず、例えば、遊技盤の遊技領域において変動入賞装置をさらに1つ加えて配置する構成であってもよい。この変形例においては、本実施形態と比較して、さらに遊技領域の省スペース化が要求され、本発明を適用した際より大きな効果を奏する。
なお、以上において説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。また、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する任意の設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明の実施形態にかかるパチンコ機の概略正面図である。 本発明の実施形態にかかるパチンコ機の遊技盤の概略正面図である。 本発明の実施形態にかかるパチンコ機の変動入賞装置の分解斜視図である。 (A)本発明の実施形態における、パチンコ機において変動入賞装置のソレノイドが通電せず、開閉扉が閉鎖状態となっている状態を示す図面である。 (B)本発明の実施形態における、パチンコ機において変動入賞装置のソレノイドが通電し、開閉扉が開放状態となっている状態を示す図面である。 本発明の実施形態にかかるパチンコ機の変動入賞装置において開閉扉が開放している状態を示す図面である。 本発明の実施形態にかかるパチンコ機の変動入賞装置において開閉扉が閉鎖している状態を示す図面である。 本発明の実施形態におけるパチンコ機の取付基板と開閉扉の状態を示すための図6におけるA−A断面図である。 本発明の実施形態におけるパチンコ機の取付基板と開閉扉の状態を示すための図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の制御ブロック図である。
符号の説明
1 パチンコ機
10 外枠
11 ヒンジ
12 中枠
13 前枠
14 上球皿
15 装飾ランプ
16 下球皿
17 スピーカ
18 発射装置
20 遊技盤
21a 外ガイドレール
21b 内ガイドレール
22 遊技球誘導路
23 可変表示装置
25 センター役物
26c 一般入賞口
26e 取付基板
26g サイドランプ
27 始動入賞装置
27a 開閉羽根
28 変動入賞装置
28a 取付基板
28b 開口部
30 箱枠
33 回動軸
34 開閉扉
35 ソレノイド
36a 扉テコ
36b 扉リブ
37 扉プランジャ
41 当接部
42 段部
43 傾斜部
50 上端部
60 主制御基板
61 メインCPU
62 RAM
63 ROM
70 サブCPU
T 遊技領域

Claims (9)

  1. 遊技盤に画成された遊技領域の略中央に位置して図柄変動ゲームを表示する表示手段と、
    前記遊技領域における前記表示手段の上方または下方に形成された取付孔に取付基板を介して取り付けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生にともなって、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第2の状態とに変動する変動入賞装置とが設けられた遊技機であって、
    前記取付基板には前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な開口部が設けられ、
    前記開口部の下縁近傍には回動軸が設けられ、
    前記変動入賞装置には前記回動軸を中心に前後方向に回動して前記開口部を開閉する開閉部材が設けられ、
    前記変動入賞装置を前記第1の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を開放し、前記変動入賞装置を前記第2の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を閉鎖し、
    前記開閉部材により、前記開口部が閉鎖しているときは、前記取付基板の前面上縁部の一部に前記開閉部材の後面上端部が当接すること、
    を特徴とする遊技機。
  2. 前記開閉部材の前面上端部は曲面となっていること、
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機
  3. 前記取付基板の前面上縁部は、前記遊技盤の盤面前方かつ下方に向かって傾斜する形状の傾斜部と、該傾斜部の下方に形成され前記開閉部材の後面上端部と前記一部当接する当接部とを有し、
    前記傾斜部と前記当接部との境界は段部となっており、前記当接部は前記傾斜部の下端より遊技盤の盤面方向へ後退した位置になるように形成されていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記取付基板における前記当接部の位置は、前記傾斜部より前記開閉部材の先端部の厚さと略等しい距離だけ遊技盤の盤面方向へ後退した位置となっていること、
    を特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記開閉部材の前面上端部は、前記傾斜部の下端と略等しい傾斜を有するように形成されていること、
    を特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記表示手段と前記変動入賞装置との並設方向であって、前記表示手段の上方または下方に設けられたゲームの始動条件を形成する始動入賞装置をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記開閉部材が前記開口部を閉鎖しているときに、前記開閉部材の上端部における先端が、前記遊技盤に形成された変動入賞装置の取付孔の上縁部より上方に位置すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 遊技機に用いられ、前記遊技機における遊技盤の遊技領域に取り付けられる取付基板と外接し、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生にともなって、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第2の状態とに変動する変動入賞装置であって、
    前記変動入賞装置には、遊技球を取り込み可能とする開口部が設けられ、
    前記開口部の下縁近傍には回動軸が設けられ、
    前記変動入賞装置には前記回動軸を中心に前後方向に回動して前記開口部を開閉する開閉部材が設けられ、
    前記変動入賞装置を前記第1の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を開放し、前記変動入賞装置を前記第2の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を閉鎖し、
    前記開閉部材により、前記開口部を閉鎖しているときは、前記取付基板の前面上縁部の一部に前記開閉部材の後面上端部が当接すること、
    を特徴とする遊技機の変動入賞装置。
  9. 遊技盤に画成された遊技領域の略中央に位置して図柄変動ゲームを表示する表示手段と、
    前記遊技領域における前記表示手段の周辺に形成された取付孔に取付基板を介して取り付けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生にともなって、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第2の状態とに変動する変動入賞装置とが設けられた遊技機であって、
    前記取付基板には前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能な開口部が設けられ、
    前記開口部の下縁近傍には回動軸が設けられ、
    前記変動入賞装置には前記回動軸を中心に前後方向に回動して前記開口部を開閉する開閉部材が設けられ、
    前記変動入賞装置を前記第1の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を開放し、前記変動入賞装置を前記第2の状態とするときは、前記開閉部材により前記開口部を閉鎖し、
    前記開閉部材により、前記開口部が閉鎖しているときは、前記取付基板の前面上縁部の一部に前記開閉部材の後面上端部が当接すること、
    を特徴とする遊技機。
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