JP2008017197A - 画像合成装置および画像合成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載され、重複した撮像領域を持つ複数の車載カメラの画像を合成して車両周囲の画像を表示する際に、明るさや色合いの差異の小さな視認しやすい画像を表示するための画像合成装置を提供すること。
【解決手段】車載カメラ101から得られたそれぞれの車載カメラ画像を表示装置に表示する画像合成装置102において、互いに隣接して重複領域を含む車載カメラ画像を補正対象画像として選択する補正対象画像選択部111と、補正対象画像選択部111で選択された補正対象画像から互いにある重複領域の画像レベルに基づいて仮補正ゲインを算出する仮補正ゲイン算出部112と、仮補正ゲイン算出部112で算出された仮補正ゲインに基づいて車載カメラ101それぞれに対応する理想補正ゲインを更新して保持する理想補正ゲイン更新部113とを有し、理想補正ゲインを用いて車載カメラ画像それぞれの明るさまたは色合いを補正するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された複数台の車載カメラによる車載カメラ画像を合成して表示する画像合成装置および画像合成方法に関する。
近年、車両周囲に取り付けた複数台のカメラによる車載カメラ画像を、画像合成装置が、車両上方から見下ろした画像等、所定の仮想視点から見た画像に変形・合成することで、視認が容易な合成画像をリアルタイムで表示画面に表示する視点変換技術を用いた画像合成方法が開発されている。視点変換技術により、車内にいる運転者は、車両周囲の状況を表示画面で確認でき、駐車場での車庫入れ等の運転操作を容易にしたり、衝突事故を回避することが可能となる。
視点変換技術の一例を図を用いて示す。図7(a)は、車載カメラを搭載した自動車の上面図であり、図7(b)はその側面図である。この車両では、5台のカメラ0〜4を搭載し、カメラ0が車両の真後ろを監視し、車両の左サイドの前後に取り付けられたカメラ1、2が車両の左サイド斜め後方を監視し、車両の右サイドの前後に取り付けられたカメラ3、4が車両の右サイド斜め後方を監視する様になっている。
図8は、図7に示す5台のカメラ0〜カメラ4の各車載カメラ画像、および、合成画像を示す図である。この合成画像の例では、車両が駐車場にバックするときの画像を示している。運転者が5台のカメラ0〜カメラ4の車載カメラ画像を順番に表示画面で監視することは困難であるので、一度に監視でき、しかも自分の車両の近傍周りを見やすくするために、画像合成装置が、5台のカメラの車載カメラ画像を、車両の上方位置の仮想視点から下方を見下ろした画像に変換して合成し、表示画面に表示するようにしている。尚、図8に示した自分の車両を表す画像は、各車載カメラ画像による合成画像ではなく(カメラには写らないため)、イラストデータの画像である。
ところが、複数台のカメラを車両に搭載し、画像合成装置が、各カメラによる車載カメラ画像を合成して表示装置の画面に表示する場合、単に車載カメラ画像を合成しただけでは、同一規格のカメラであっても、輝度や色バランス等をカメラ毎に独立に制御を行っているため、各車載カメラ画像を合成する際の境界部においてカメラ間で明るさにレベル差ができてしまい、合成画像が非常に見づらくなってしまう、という問題があった。
そこで、特許文献1には、上述した境界部においてカメラ同士の撮像範囲の一部が重複するように各カメラが配置されており、各カメラによる車載カメラ画像を合成する際、各カメラによる車載カメラ画像の重なった重複領域のレベルを参照してカメラ間の輝度や色バランスが一致するように補正を行う画像合成処理の技術が提案されている。
例えば、基準となる第1のカメラを決定した後、第1のカメラの重複領域のレベルに合うように、隣接する第2のカメラの補正ゲインを求める。補正後の第2のカメラの逆側の重複領域のレベルにあるように、隣接する第3のカメラの補正ゲインを求め、という処理を繰り返しすべてのカメラの補正ゲインを求める、という方法が特許文献1で提示されている。
特開2002−324235号公報
しかしながら、従来の画像合成装置では、基準のカメラをもとに他のカメラの補正ゲインを決定しているため、基準のカメラのレベルの状態が画面全体に影響してしまうという課題が残されていた。例えば、基準となる第1のカメラの重複領域のレベルが低い場合、第2のカメラもそのレベルに合わせてしまうため、第2のカメラの補正ゲインは低くなり、さらにその先の第3のカメラは、第2のカメラのレベルに合わせるため、同様に低い補正ゲインになる。したがって、基準となる第1のカメラの重複領域のレベルに各補正ゲインが影響を受けて、画面全体が暗くなってしまう。
また、特定のカメラが異常になったときの考慮がなされていないため、特に基準カメラが異常になったときは、異常になった基準カメラのレベルに他のカメラのレベルを合わせようとするので、本来正常であるはずの他のカメラも補正によって異常になってしまう可能性があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、特定のカメラによる車載カメラ画像における明るさや色合いの影響を受けずに、また、異常なカメラによる車載カメラ画像が画像合成処理に影響するのを軽減しながら、互いに隣接したカメラ間による車載カメラ画像の輝度や色バランスの差異を軽減することのできる画像合成装置および画像合成方法を提供することを目的とする。
本発明の画像合成装置は、車両の周囲を一部重複して撮像する複数の車載カメラから得られたそれぞれの車載カメラ画像を合成して表示装置に表示する画像合成装置であって、
互いに隣接して重複領域を含む前記車載カメラ画像を補正対象画像として選択する補正対象画像選択部と、前記補正対象画像選択部によって選択された、互いに隣接した複数の補正対象画像の前記重複領域の画像レベルに基づいて、前記隣接した複数の補正対象画像の明るさまたは色合いの差異を小さくする仮補正ゲインを算出する仮補正ゲイン算出部と、前記仮補正ゲイン算出部によって算出された仮補正ゲインに基づいて前記車載カメラそれぞれに対応する理想補正ゲインを更新して保持する理想補正ゲイン更新部とを有し、前記理想補正ゲインを用いて前記車載カメラ画像それぞれの明るさまたは色合いを補正する構成を有している。
この構成により、特定の車載カメラ画像や、特定の車載カメラ画像間の境界部の状態のみで画面全体の明るさや色合いに影響を受けず、各車載カメラ画像の明るさや色合いの揃った合成画像が得られ、見やすい合成画像を得ることができる。
また、本発明の画像合成装置の前記補正対象画像選択部は、前記理想補正ゲインが算出された後、前記選択した複数の隣接した前記補正対象画像を1つの補正対象画像と見なした後、隣接した他の補正対象画像との組み合わせを再選択し、繰り返し前記理想補正ゲインが算出される構成を有している。
この構成により、理想補正ゲインの算出毎に、選択された補正対象画像の明るさや色合いを揃えるための補正ゲインが得られるため、明るさや色合いが不連続となる境界数は減少し、補正対象画像数を少なく数えることができる。
また、本発明の画像合成装置の前記補正対象画像選択部は、前記補正対象画像の数が2のべき乗である場合、前記理想補正ゲインが算出された後の前記補正対象画像の数が半分となるように、隣接した2つの前記補正対象画像の組み合わせを選択し、選択された各々の前記補正対象画像の組み合わせにおいて、前記理想補正ゲインが算出される構成を有している。
この構成により、明るさや色合いの異なる補正対象画像の数を、理想補正ゲインの算出毎に半分に減少させていくことができる。
また、本発明の画像合成装置の前記補正対象画像選択部は、前記補正対象画像の数が2のべき乗でない場合、前記理想補正ゲインが算出された後の前記補正対象画像の数が2のべき乗となるように、隣接した2つまたは3つの前記補正対象画像の組み合わせを選択し、選択された各々の前記補正対象画像の組み合わせにおいて、前記理想補正ゲインが算出される構成を有している。
この構成により、理想補正ゲインの算出後、補正対象画像の数を2のべき乗に減少させることができ、それ以降は、補正対象画像数が半分となるように2つの隣接した補正対象画像を選択していくことで、容易に明るさや色合いの異なる補正対象画像数を半分に減少させていくことができる。
また、本発明の画像合成装置の前記補正対象画像選択部は、前記補正対象画像の数が1つになるまで隣接した複数の前記補正対象画像を組み合わせて再選択することを繰り返す構成を有している。
この構成により、補正対象画像が1つになった際には各車載カメラ画像の明るさや色合いを揃えるための理想補正ゲインが得られており、各車載カメラ画像の繋ぎ目を目立たなくすることができる。
また、本発明の画像合成装置の前記理想補正ゲイン更新部は、前記仮補正ゲイン算出部によって算出された仮補正ゲインを既に保持している前記理想補正ゲインに乗じて前記理想補正ゲインを更新して保持する構成を有している。
この構成により、保持されている理想補正ゲインによって隣接した車載カメラ画像との明るさや色合いの揃っているものに対しては、揃った状態を保ちながら、さらに仮補正ゲイン算出に用いた補正対象画像を構成する車載カメラ画像との重複領域における明るさや色合いを揃えるための新たな理想補正ゲインを得ることができる。
また、本発明の画像合成装置は、前記理想補正ゲイン更新部が保持している各前記車載カメラに対応する理想補正ゲインを、前記補正対象画像選択部において選択された前記補正対象画像の重複領域の画像レベルに乗じた値を用いて、前記仮補正ゲインを算出する構成を有している。
この構成により、保持されている理想補正ゲインによって補正対象画像選択部で選択された補正対象画像を構成する各車載カメラ画像の明るさや色合いの揃っているものに対しては、明るさや色合いの揃った状態を保つことができる理想補正ゲインを反映しながら、補正対象画像選択部によって選択された補正対象画像との明るさや色合いを揃えるための理想補正ゲインの算出を行うことができる。
本発明の画像合成方法は、車両の周囲を一部重複して撮像する複数の車載カメラから得られたそれぞれの車載カメラ画像を合成して画像合成装置が表示装置に表示する画像合成方法において、互いに隣接して重複領域を含む前記車載カメラ画像を補正対象画像として選択する補正対象画像選択ステップと、前記補正対象画像選択ステップによって選択された、互いに隣接した複数の補正対象画像の前記重複領域の画像レベルに基づいて、前記隣接した複数の補正対象画像の明るさまたは色合いの差異を小さくする仮補正ゲインを算出する仮補正ゲイン算出ステップと、前記仮補正ゲイン算出ステップで算出された仮補正ゲインに基づいて前記車載カメラそれぞれに対応する理想補正ゲインを更新して保持する理想補正ゲイン更新ステップと、
前記理想補正ゲイン更新ステップで更新した理想補正ゲインを用いて前記車載カメラ画像それぞれの明るさまたは色合いを補正するステップとを有している。
この方法により、特定の車載カメラ画像や、特定の車載カメラ画像間の境界部の状態のみで画面全体の明るさや色合いに影響を受けず、各車載カメラ画像の明るさや色合いの揃った合成画像が得られ、見やすい合成画像を得ることができる。
以上のように本発明は、複数の車載カメラ画像を合成して表示装置に表示するときの視認が容易な合成画像をリアルタイムに生成する画像合成装置および画像合成方法に係り、特定の車載カメラによる車載カメラ画像における明るさや色合いの影響を受けずに、互いに隣接したカメラ間による車載カメラ画像の明るさ及び色合いの差異を小さくすることができ、視認しやすい合成画像を得るための画像合成装置および画像合成方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態の画像合成装置および画像合成方法について図面を用いて説明する。
(本発明の第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態における画像合成装置のブロック図を図1に示す。画像合成装置102は、n台の車載カメラ101、および、表示装置103が接続され、画像メモリ104と、画像抽出部105と、補正信号発生部106と、画像補正部107と、画像合成部108とを有する。補正信号発生部106は、画像レベル計測部110と、補正対象画像選択部111と、仮補正ゲイン算出部112と、理想補正ゲイン更新部113と、補正ゲイン決定部114とを有している。
n台の車載カメラ101から入力された画像データは、画像メモリ104に記憶される。画像抽出部105は、画像メモリ104から合成に使用される画像データを読み出す。補正信号発生部106は、画像メモリ104から読み出された画像データから補正ゲインを算出し、画像補正部107は、補正信号発生部106で算出した補正ゲインに基づいて画像データの補正を行う。画像合成部108は、補正後の画像データの合成を行い、表示装置103に合成画像を表示し、例えば図8に示すように、車載カメラ101の各カメラから得られたそれぞれの車載カメラ画像を視点変換、合成して、表示装置103に表示する。
図2は、図1に示す補正信号発生部106と画像補正部107の行う画像合成補正処理の手順を示すフローチャートである。例えば、各車載カメラ101の車載カメラ画像を1秒に30回ずつ画像合成装置102に取り込む場合、この画像合成補正処理は、車載カメラ画像を取り込む度に行われる。
まず、ステップS200で、画像レベル計測部110は、補正に必要な各車載カメラ画像の各重複領域における明るさのレベルを表す画像レベルを赤(R)、緑(G)、青(B)の色別に積算し、同時に画素数の計測を行う。このとき、画像レベル計測部110は、R、G、Bのどれか一色でもあらかじめ決められた閾値の範囲外になった画素を、画素数の計測から除外する。
次のステップS201で、画像レベル計測部110は、画面の有効期間の終わりの所定のタイミングで、各車載カメラ画像の各重複領域におけるR、G、Bの画像レベルの積算値を画素数で割り、各車載カメラ画像の各重複領域における画像レベルの平均値を算出する。また、これらの平均値は、次の画像合成補正処理が開始されるまで保持される。
次のステップS202で、補正対象画像選択部111は、隣接した複数の補正対象画像の組み合わせを複数組選択し、ステップS201で算出した車載カメラ画像の重複領域における画像レベルの平均値の内、各々の補正対象画像の組み合わせにおける重複領域の画像レベルの平均値の出力を指定する。また、補正対象画像数が2つしか無いときには補正対象画像の組み合わせを1組選択する。
次のステップS203では、画像レベル計測部110は、ステップS202にて指定された重複領域の画像レベルの平均値に、理想補正ゲイン更新部113にて保持している、それぞれの重複領域に対応した車載カメラの理想補正ゲイン値を乗じた値を出力する。なお、理想補正ゲインの初期値は、例えば1であり、これは車載カメラ画像を取り込む度に初期値に初期化される。
次のステップS204では、仮補正ゲイン算出部112は、補正対象画像選択部111がステップS202で選択した複数の隣接した補正対象画像の組み合わせの各々において、ステップS203にて出力された、隣接した補正対象画像の重複領域における画像レベルの平均値に理想補正ゲインを乗じた値の差異が小さくなるような、仮補正ゲインを算出する。
次のステップS205で、理想補正ゲイン更新部113は、保持されている各車載カメラ画像の理想補正ゲインに対し、ステップS204で算出した仮補正ゲインを、その補正対象画像に対応する各車載カメラ画像の理想補正ゲインに乗じることで理想補正ゲインの値を更新する。
次のステップS206で、補正対象画像選択部111はステップS202にて選択した、隣接した複数の補正対象画像の組み合わせの各々を1つの補正対象画像と見なす。
また、ステップS206以降は、すべての車載カメラ画像が1つの補正対象画像として見なせるまでステップS202〜ステップS206までの処理を繰り返し、すべての車載カメラ画像が1つの補正対象画像となったら、その時の理想補正ゲインを補正ゲイン決定部114に出力する。
次のステップS207で、補正ゲイン決定部114は、ステップS205で算出した理想補正ゲインをそのまま最終補正ゲインとするのではなく、ステップS205で算出した理想補正ゲインと現在決定されている最終補正ゲインとを比較し、比較結果に基づいて、例えば算出した理想補正ゲインと現在決定されている最終補正ゲインとの差が基準値以内であるとき、算出した理想補正ゲインを最終補正ゲインとして決定することにより、ゲインの急激な変動を防ぐ、いわゆる時定数処理を行う。
ここで、図3に示すように4台のカメラを車両周囲に取り付けた場合において、ステップS202〜ステップS206の処理の具体例について説明する。
図3の各カメラの斜線部分は、隣接する車載カメラ画像との重複領域であり、sigX_YZは、画像レベル計測部110によって算出された重複領域のR、G、Bのうち特定の一色の画像レベルの平均値で、車載カメラ画像Yと車載カメラ画像Zの重複領域における車載カメラ画像Xの画像レベルの平均値を表している。
図4は、補正対象画像の組み合わせの選択について説明するための図である。本発明の第1の実施の形態では車載カメラを4個使っているため、ステップS202において、補正対象画像選択部111は、これら4つの車載カメラ画像すべてを補正対象画像とし、それぞれ画像0_0、画像1_0、画像2_0、画像3_0とする。
第一段階において、図4(a)で"○"で囲まれた重複領域はそれぞれ、平均レベルを合わせるための重複領域を表している。補正対象画像数は4であり、4は2のべき乗であるため、補正対象画像選択部111は、重複領域の平均レベルを合わせるために、隣接した2つの補正対象画像の組み合わせを指定する。図4(a)の例では、仮補正ゲイン算出部112は、指定された画像0_0と画像3_0の組と、画像1_0と画像2_0の2組の重複領域の平均レベルを合わせるための仮補正ゲインの算出を行う。詳細には、画像0_0と画像3_0の重複領域の平均レベル(sig0_30、sig3_30)、および、画像1_0と画像2_0の重複領域の平均レベル(sig1_12、sig2_12)を合わせるための仮補正ゲインの算出を行う。
まず、仮補正ゲイン算出部112は、画像0_0と画像3_0の重複領域の平均レベルに、理想補正ゲイン更新部113にて保持されているカメラ0の理想補正ゲイン(gain0_0)、カメラ3の理想補正ゲイン(gain3_0)を乗じた値を(S203)、一致させるための画像0_0の仮補正ゲイン(gain_tmp0_0)、および、画像3_0の仮補正ゲイン(gain_tmp3_0)を、(1)式のように求める。ここでは、理想補正ゲインgain0_0、gain3_0の値は1(初期値)であるため、重複領域の平均レベルの値をそのまま算出に用いたものと同じ値となる。
また、仮補正ゲイン算出部112は、画像1_0と画像2_0の重複領域の平均レベルに、理想補正ゲイン更新部113にて保持されているカメラ1の理想補正ゲイン(gain1_0)、カメラ2の理想補正ゲイン(gain2_0)を乗じた値を(S203)、一致させるための、画像1_0の仮補正ゲイン(gain_tmp1_0)、および、画像2_0の仮補正ゲイン(gain_tmp2_0)を、(2)式のように求める。ここでは、理想補正ゲインgain1_0、gain2_0の値は1(初期値)であるため、重複領域の平均レベルの値をそのまま算出に用いたものと同じ値となる。
(1)式および(2)式で求めた各車載カメラ画像の仮補正ゲインについては、画像0_0の仮補正ゲイン(gain_tmp0_0)がカメラ0の仮補正ゲインであり、画像1_0の仮補正ゲイン(gain_tmp1_0)がカメラ1の仮補正ゲインであり、画像2_0の仮補正ゲイン(gain_tmp2_0)がカメラ2の仮補正ゲインであり、画像3_0の仮補正ゲイン(gain_tmp3_0)がカメラ3の仮補正ゲインである。
理想補正ゲイン更新部113は、各カメラの仮補正ゲインをそれぞれ(3)式のように、理想補正ゲイン更新部113で保持されている各カメラの理想補正ゲインgain0_0、gain1_0、gain2_0、gain3_0に乗じて、理想補正ゲインを更新して各カメラの理想補正ゲインgain0_1、gain1_1、gain2_1、gain3_1を求める(S205)。なお、各カメラの理想補正ゲインの初期値は1とするため、各仮補正ゲインの値がそのまま反映される。
次に、第二段階において、補正対象画像選択部111は、図4(b)に示すように第一段階で選択した隣接しあう補正対象画像である画像0_0と画像3_0の組を1つの画像0_1とし、画像1_0と画像2_0の組を1つの画像1_1として扱う(S206)。
図4(b)で"△"で印を付した2つの重複領域は、第二段階において、平均レベルを合わせるための重複領域を表しており、補正対象画像選択部111は、それぞれ1つの補正対象画像と見なして扱う画像0_1と画像1_1を選択し(S202)、仮補正ゲイン算出部112は、選択されたこの1組の重複領域の平均レベルを合わせるための仮補正ゲインの算出を行う。詳細には、画像0_1と画像1_1の重複領域の平均レベル(sig0_01、sig1_01、sig2_23、sig3_23)を合わせるための仮補正ゲインの算出を行う(S204)。
まず、画像レベル計測部110は、選択された画像0_1と画像1_1に対して重複領域は2箇所存在するため、それぞれの車載カメラ画像における重複領域の平均レベルと、第一段階で保持されている理想補正ゲインの値を用いて(S203)、重複領域の平均レベルを求める。詳細には、画像0_1の2箇所の重複領域の平均レベルの平均値(ave_sig30)、画像1_1の2箇所の重複領域の平均レベルの平均値(ave_sig12)を(4)式のように求める。次に、仮補正ゲイン算出部112は、画像0_1の仮補正ゲイン(gain_tmp0_1)、および、画像1_1の仮補正ゲイン(gain_tmp1_1)を、(5)式のように求める。
(5)式で求めた各車載カメラ画像の仮補正ゲインについては、画像0_1の仮補正ゲイン(gain_tmp0_1)がカメラ0とカメラ3の仮補正ゲインであり、画像1_1の仮補正ゲイン(gain_tmp1_1)がカメラ1とカメラ2の仮補正ゲインである。
理想補正ゲイン更新部113は、各カメラの仮補正ゲインをそれぞれ(6)式のように、理想補正ゲイン更新部113で保持されている各カメラの理想補正ゲインgain0_1、gain1_1、gain2_1、gain3_1に乗じて、理想補正ゲインを更新して各カメラの理想補正ゲインgain0_2、gain1_2、gain2_2、gain3_2とする(S205)。
第二段階が終了した後、第二段階で用いた画像0_1と画像1_1を1つの画像として扱うと(S206)、すべての各車載カメラの画像を1つの補正対象画像として見なすことが可能となり、これ以降の複数補正対象画像の組み合わせの選択は不可能であるため、ステップS207に処理を進めることができる。また、第二段階が終了した後、理想補正ゲイン更新部113に保持されている理想補正ゲインgain0_2、gain1_2、gain2_2、gain3_2の平均値を求め、各理想補正ゲインを平均値で割って規格化した理想補正ゲインが算出された時点でステップS207に処理を進めてもよい。
ステップS201〜ステップS207における画像合成補正処理をR、G、Bのそれぞれに対して行い、ステップS208において、画像補正部107は、ステップS207で決定した最終補正ゲインに基づいて画像メモリ104に記憶されている画像データの補正を行う。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における画像合成装置は、4台の車載カメラを用いて車両の周囲を撮像する場合において特定の車載カメラ画像や、特定の車載カメラ画像の重複領域の影響を受けることなく、隣接した車載カメラ画像の明るさや色合いを揃えることが可能となる。
また、車載カメラ数が8台の場合、第一段階において2つの車載カメラ画像の組み合わせを4組選択すると、第二段階において補正対象画像は4つとなるので、2つの車載カメラ画像の組み合わせを2組選択し、第三段階において補正対象画像は2つとなるので、2つの車載カメラ画像の組み合わせを1組選択することで、明るさや色合いの揃った合成画像を得ることができる。
以上のように、本発明の第1の実施の形態では、車載カメラが4個の場合に限定されるものではなく、車載カメラ数が8個の場合等、更に多くの2のべき乗個の車載カメラによって車両の周囲を撮影する場合にも、隣接する2つの補正対象画像の組み合わせを理想補正ゲイン算出後の補正対象画像数が半分になるよう選択し、理想補正ゲインの算出を繰り返すことによって、車載カメラが4個の場合と同様の処理が可能である。
(本発明の第2の実施の形態)
本発明における第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形態における画像合成装置の構成は、図1に示す通りであり、第1の実施の形態と同一であるため説明を省略する。
本発明における第2の実施の形態に係る画像合成補正処理については、図2を参照して説明する。本発明における第2の実施の形態では、図5に示すように5台のカメラを車両周囲に取り付け、視点変換、合成する際の、ステップS202〜ステップS206の動作について説明する。
図5の各カメラの斜線部分は、隣接する車載カメラ画像との重複領域であり、sigX_YZは、画像レベル計測部110によって算出された重複領域のR、G、Bのうち特定の一色の画像レベルの平均値で、車載カメラ画像Yと車載カメラ画像Zの重複領域における車載カメラ画像Xの画像レベルの平均値を表している。
図6は、補正対象画像の組み合わせの選択について説明するための図である。本発明の第2の実施の形態では車載カメラを5個使っているため、ステップS202において、補正対象画像選択部111は、これら5つの車載カメラ画像すべてを補正対象画像とし、それぞれ画像0_0、画像1_0、画像2_0、画像3_0、画像4_0とする。
第一段階において、図6(a)で"○"で囲まれた重複領域はそれぞれ、平均レベルを合わせるための重複領域を表している。第一段階においては補正対象画像数は2のべき乗ではないため、補正対象画像選択部111は、重複領域の平均レベルを合わせるために、隣接した2つの補正対象画像を1組、また、隣接した3つの補正対象画像を1組指定する。図6(a)の例では、補正対象画像選択部111は、画像2_0と画像3_0の組と、画像0_0と画像1_0と画像4_0の組を指定し、仮補正ゲイン算出部112は、指定された組の車載カメラ画像の重複領域の平均レベルを合わせるための仮補正ゲインの算出を行う。
まず、仮補正ゲイン算出部112は、画像2_0と画像3_0の重複領域の平均レベル(sig2_23、sig3_23)を合わせるための仮補正ゲイン(gain_tmp2_0、gain_tmp3_0)を、(1)式や(2)式と同様にして求める。
また、仮補正ゲイン算出部112は、画像0_0と画像1_0と画像4_0の重複領域の平均レベル(sig0_01、sig1_01、sig0_40、sig4_40)を合わせるために、画像0_0の仮補正ゲイン(gain_tmp0_0)の値を1とし、画像0_0と画像1_0との重複領域の平均レベルに、理想補正ゲイン更新部113にて保持されているカメラ0の理想補正ゲイン(gain0_0)、カメラ1の理想補正ゲイン(gain1_0)を乗じた値(S203)を基準として(S203)画像1_0の仮補正ゲイン(gain_tmp1_0)を求め、また、画像0_0と画像4_0との重複領域の平均レベルに、理想補正ゲイン更新部113にて保持されているカメラ0の理想補正ゲイン(gain0_0)、カメラ4の理想補正ゲイン(gain4_0)を乗じた値を基準として(S203)画像4_0の仮補正ゲイン(gain_tmp4_0)を求める。ここで、仮補正ゲイン算出部112は、画像1_0と画像4_0の仮補正ゲイン(gain_tmp1_0、gain_tmp4_0)を、(7)式のように求める。ここでは、理想補正ゲインgain0_0、gain1_0、gain4_0の値は1(初期値)であるため、重複領域の平均レベルの値をそのまま算出に用いたものと同じ値となる。
ここまでの計算で求めた各車載カメラ画像の仮補正ゲインについては、画像0_0の仮補正ゲイン(gain_tmp0_0)がカメラ0の仮補正ゲインであり、画像1_0の仮補正ゲイン(gain_tmp1_0)がカメラ1の仮補正ゲインであり、画像2_0の仮補正ゲイン(gain_tmp2_0)がカメラ2の仮補正ゲインであり、画像3_0の仮補正ゲイン(gain_tmp3_0)がカメラ3の仮補正ゲインであり、画像4_0の仮補正ゲイン(gain_tmp4_0)がカメラ4の仮補正ゲインである。
理想補正ゲイン更新部113は、各カメラの仮補正ゲインをそれぞれ(8)式のように、理想補正ゲイン更新部113にて保持されている各カメラの理想補正ゲインgain0_0、gain1_0、gain2_0、gain3_0、gain4_0に乗じて、理想補正ゲインを更新して各カメラの理想補正ゲインgain0_1、gain1_1、gain2_1、gain3_1、gain4_1を求める(S205)。なお、各カメラの理想補正ゲインの初期値は1とするため、各仮補正ゲインの値がそのまま反映される。
次に、第二段階において、補正対象画像選択部111は、図6(b)に示すように第一段階において指定した画像2_0と画像3_0の組を1つの画像0_1とし、画像0_0と画像1_0と画像4_0の組を1つの画像1_1として扱う(S206)。
図6(b)で"△" で印を付した2つの重複領域は、第二段階において、平均レベルを合わせるための重複領域を表しており、補正対象画像選択部111は、それぞれ1つの補正対象画像と見なして扱う画像0_1と画像1_1の組み合わせを選択し(S202)、仮補正ゲイン算出部112は、選択されたこの1組の重複領域の平均レベルを合わせるための仮補正ゲインの算出を行う。詳細には、画像0_1と画像1_1の重複領域の平均レベル(sig1_12、sig2_12、sig3_34、sig4_34)を合わせるための仮補正ゲインの算出を行う(S204)。
まず、画像レベル計測部110は、選択された画像0_1と画像1_1に対して重複領域は2箇所存在するため、それぞれの車載カメラ画像における重複領域の平均レベルと、第一段階で保持されている理想補正ゲインの値を用いて(S203)、重複領域の平均レベルを求める。詳細には、画像0_1の2箇所の重複領域の平均レベルの平均値(ave_sig23)、画像1_1の2箇所の重複領域の平均レベルの平均値(ave_sig014)を(9)式のように求める。次に、仮補正ゲイン算出部112は、画像0_1の仮補正ゲイン(gain_tmp0_1)、および、画像1_1の仮補正ゲイン(gain_tmp1_1)を、(10)式のように求める。
(10)式で求めた各車載カメラ画像の仮補正ゲインについては、画像0_1の仮補正ゲイン(gain_tmp0_1)がカメラ2とカメラ3の仮補正ゲイン、画像1_1の仮補正ゲイン(gain_tmp1_1)がカメラ0とカメラ1とカメラ4の仮補正ゲインである。
理想補正ゲイン更新部113は、各カメラの仮補正ゲインをそれぞれ(11)式のように、理想補正ゲイン更新部113で保持されている各カメラの理想補正ゲインgain0_1、gain1_1、gain2_1、gain3_1、gain4_1に乗じて、理想補正ゲインを更新して各カメラの理想補正ゲインgain0_2、gain1_2、gain2_2、gain3_2、gain4_2とする(S205)。
第二段階が終了した後、第二段階で用いた画像0_1と画像1_1を1つの画像として扱うと(S206)、すべての各車載カメラの画像を1つの補正対象画像として見なすことが可能となり、これ以降の複数補正対象画像の組み合わせの選択は不可能であるため、ステップS207に処理を進めることができる。また、第二段階が終了した後、理想補正ゲイン更新部113に保持されている理想補正ゲインgain0_2、gain1_2、gain2_2、gain3_2、gain4_2の平均値を求め、各理想補正ゲインを平均値で割って規格化した理想補正ゲインが算出された時点でステップS207に処理を進めてもよい。
ステップS201〜ステップS207における画像合成補正処理をR、G、Bのそれぞれに対して行い、ステップS208において、画像補正部107は、ステップS207で決定した補正ゲインに基づいて画像メモリ104に記憶されている画像データの補正を行う。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態における画像合成装置は、5台の車載カメラを用いて車両の周囲を撮像する場合において特定の車載カメラ画像や、特定の車載カメラ画像の重複領域の影響を受けることなく、隣接した車載カメラ画像の明るさや色合いを揃えることが可能となる。
また、本発明の第2の実施の形態では、5台の車載カメラを用いた場合、第一段階において補正対象画像選択部111は2つの補正対象画像の組み合わせと3つの補正対象画像の組み合わせを選択して仮補正ゲインを算出し、第二段階において2つの補正対象画像の組み合わせを選択して仮補正ゲインを算出したが、別の処理手順として、補正対象画像選択部111は、第一段階において2つの車載カメラ画像の組み合わせを1組だけ選択して理想補正ゲインを算出した後、第二段階において補正対象画像数は4つとなるので、それ以降は第1の実施の形態と同様の手順で、明るさや色合いの揃った合成画像を得るための各車載カメラの補正ゲインを算出することが可能である。
また、本発明の第2の実施の形態では、車載カメラの数を5台としたが、他の2のべき乗でない台数においても実施が可能である。例えば、車載カメラ数が6台の場合、補正対象画像選択部111は、第一段階において3つの補正対象画像の組み合わせを2組選択すると、第二段階において補正対象画像は2つとなるので、2つの補正対象画像の組み合わせを1組選択することで、明るさや色合いの揃った合成画像を得ることができる。
以上のように補正対象画像数が2のべき乗でない場合、補正対象画像選択部111は補正対象画像数が2のべき乗となるように、補正対象画像として、隣接した2つの車載カメラ画像の組み合わせ、もしくは隣接した3つの車載カメラ画像の組み合わせを選択する。従って、補正対象画像数が2のべき乗となった以降は、第1の実施の形態と同様の処理を行い、補正対象画像数を半減させていくことで、明るさや色合いの揃った合成画像を得ることが可能である。
本発明の実施の形態では、複数の車載カメラが車両の全周囲を撮像される場合に限定されるものではなく、車両の周囲の一部、例えば、車両の側方と後方のみを重複しながら撮像する場合にも全周囲を撮像する場合と同様の処理が可能である。
以上のように、本発明に係る画像合成装置および画像合成方法は、各々の車載カメラによる車載カメラ画像の明るさ或いは色合いを揃えるための補正ゲインを算出する際に、車載カメラ画像の個数及び位置に応じて、複数の隣接した補正対象画像を選択する補正対象画像選択部と、補正対象画像選択部にて選択された、重複した撮像範囲を持つ複数の隣接した補正対象画像の明るさ或いは色合いの差異を小さくするための仮補正ゲインを算出する仮補正ゲイン算出部と、仮補正ゲイン算出部にて算出された仮補正ゲインの値から、各車載カメラ画像の明るさ或いは色合いの補正を行うための理想補正ゲインを算出、保持する理想補正ゲイン更新部を有し、算出された理想補正ゲインに時定数処理を行ったものを用いて各車載カメラ画像の明るさ或いは色合いを補正し、複数の車載カメラの合成画像を表示装置に表示することにより、特定の車載カメラ画像や、特定の車載カメラ画像間の重複領域における明るさや色合いの影響を受けずに、互いに隣接した車載カメラ画像の明るさ及び色合いの差異を小さくすることができ、視認しやすい合成画像を得ることができる効果を有し、自車両の周囲を撮像する複数の車載カメラによる車載カメラ画像を合成して周囲の合成画像を表示装置に表示する車載カメラの画像合成装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における画像合成装置のブロック図 本発明の実施の形態における画像合成補正処理の手順を示すフローチャート 4台のカメラを車両周囲に取り付けた場合の隣接する車載カメラ画像との重複領域とを示す図 補正対象画像が4つあった場合の補正対象画像の組み合わせの選択について説明するための図 5台のカメラを車両周囲に取り付けた場合の隣接する車載カメラ画像との重複領域とを示す図 補正対象画像が5つあった場合の補正対象画像の組み合わせの選択について説明するための図 車載カメラを搭載した自動車を示す図 車載カメラによる各車載カメラ画像および合成画像を示す図
符号の説明
101 車載カメラ
102 画像合成装置
103 表示装置
104 画像メモリ
105 画像抽出部
106 補正信号発生部
107 画像補正部
108 画像合成部
110 画像レベル計測部
111 補正対象画像選択部
112 仮補正ゲイン算出部
113 理想補正ゲイン更新部
114 補正ゲイン決定部

Claims (8)

  1. 車両の周囲を一部重複して撮像する複数の車載カメラから得られたそれぞれの車載カメラ画像を合成して表示装置に表示する画像合成装置であって、
    互いに隣接して重複領域を含む前記車載カメラ画像を補正対象画像として選択する補正対象画像選択部と、
    前記補正対象画像選択部によって選択された、互いに隣接した複数の補正対象画像の前記重複領域の画像レベルに基づいて、前記隣接した複数の補正対象画像の明るさまたは色合いの差異を小さくする仮補正ゲインを算出する仮補正ゲイン算出部と、
    前記仮補正ゲイン算出部によって算出された仮補正ゲインに基づいて前記車載カメラそれぞれに対応する理想補正ゲインを更新して保持する理想補正ゲイン更新部とを有し、
    前記理想補正ゲインを用いて前記車載カメラ画像それぞれの明るさまたは色合いを補正することを特徴とする画像合成装置。
  2. 前記補正対象画像選択部は、前記理想補正ゲインが算出された後、前記選択した複数の隣接した前記補正対象画像を1つの補正対象画像と見なした後、隣接した他の補正対象画像との組み合わせを再選択し、繰り返し前記理想補正ゲインが算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像合成装置。
  3. 前記補正対象画像選択部は、前記補正対象画像の数が2のべき乗である場合、前記理想補正ゲインが算出された後の前記補正対象画像の数が半分となるように、隣接した2つの前記補正対象画像の組み合わせを選択し、選択された各々の前記補正対象画像の組み合わせにおいて、前記理想補正ゲインが算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像合成装置。
  4. 前記補正対象画像選択部は、前記補正対象画像の数が2のべき乗でない場合、前記理想補正ゲインが算出された後の前記補正対象画像の数が2のべき乗となるように、隣接した2つまたは3つの前記補正対象画像の組み合わせを選択し、選択された各々の前記補正対象画像の組み合わせにおいて、前記理想補正ゲインが算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像合成装置。
  5. 前記補正対象画像選択部は、前記補正対象画像の数が1つになるまで隣接した複数の前記補正対象画像を組み合わせて再選択することを繰り返すことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像合成装置。
  6. 前記理想補正ゲイン更新部は、前記仮補正ゲイン算出部によって算出された仮補正ゲインを既に保持している前記理想補正ゲインに乗じて前記理想補正ゲインを更新して保持することを特徴とする請求項1に記載の画像合成装置。
  7. 前記理想補正ゲイン更新部が保持している各前記車載カメラに対応する理想補正ゲインを、前記補正対象画像選択部において選択された前記補正対象画像の重複領域の画像レベルに乗じた値を用いて、前記仮補正ゲインを算出することを特徴とする請求項1に記載の画像合成装置。
  8. 車両の周囲を一部重複して撮像する複数の車載カメラから得られたそれぞれの車載カメラ画像を合成して画像合成装置が表示装置に表示する画像合成方法において、
    互いに隣接して重複領域を含む前記車載カメラ画像を補正対象画像として選択する補正対象画像選択ステップと、
    前記補正対象画像選択ステップによって選択された、互いに隣接した複数の補正対象画像の前記重複領域の画像レベルに基づいて、前記隣接した複数の補正対象画像の明るさまたは色合いの差異を小さくする仮補正ゲインを算出する仮補正ゲイン算出ステップと、
    前記仮補正ゲイン算出ステップで算出された仮補正ゲインに基づいて前記車載カメラそれぞれに対応する理想補正ゲインを更新して保持する理想補正ゲイン更新ステップと、
    前記理想補正ゲイン更新ステップで更新した理想補正ゲインを用いて前記車載カメラ画像それぞれの明るさまたは色合いを補正するステップとを有することを特徴とする画像合成方法。
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