JP2008016308A - 電界放出型ライト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アノード側に配される透明導電性膜を改良し、カソード側から放出される電子をアノード側に配された蛍光体の一部に集束させることにより、輝度均一性の向上を図った電子放出型ライトを提供する。
【解決手段】ガラス基板上に電界放出型エミッタが配されたカソードと、ガラス基板に透明導電性膜を介して蛍光体が配されたアノードとを備え、電界放出型エミッタから放出された電子が蛍光体に衝突することにより発光する電界放出型ライト装置において、透明導電性膜をそれぞれ電源駆動回路に接続された複数のセグメントに分割し、電源駆動回路の制御により、複数のセグメントのうちの一部にのみ電圧を印加するとともに、該電圧を印加するセグメントを順次切り替えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイのバックライトや各種照明に用いられる電界放出型ライト装置の改良に関し、より詳細には、電界放出型ライト装置における輝度均一性の向上に関する。
従来、テレビやPC(パーソナルコンピュータ)の表示装置として、ブラウン管ディスプレイ(CRT)が用いられてきたが、薄型大画面用の表示装置に採用するには、重量や消費電力などに問題があるため、プラズマディスプレイ(PDP)や液晶ディスプレイ(LCD)などのフラットパネルディスプレイに移行しつつある。ところが、近年、フラットパネルディスプレイとして、微小で集積可能な冷電子源を利用する電界放出型ディスプレイ(FED)の開発が活発になってきている。
この電界放出型ディスプレイの発光原理は、その電子を画像表示面の画素毎に配置された蛍光物質に衝突させて発光させるようにしたものである(非特許文献1参照)。また、LCDのバックライトや各種照明などに用いられる電界放出型ライト装置は、蛍光物質を発光面全体に塗布した構造を有し、FEDの発光原理と同様、真空中に放った電子を蛍光体に衝突させるようにしたものである。例えば、図8および図9は、電界放出の原理を利用した従来の2極管あるいは3極管の発光構造を示す。
前者は、2極管の発光構造を示し、カソード101は、ガラス基板102上に透明な導電性膜(ITO膜)103を介して、電子放出源であるCNT104が塗布されている。一方、カソード101と数十μm〜数mmの間隙で対向するように配されたアノード105は、ガラス基板106に透明な導電性膜107を介して、メタルバック層108に被覆された蛍光体109が配された構造になっている。そして、電源Vaによってカソード101とアノード105との間に電圧が印加されると、カソード101側のCNT104から放出された電子110が、アノード105側の蛍光体109に衝突して発光する。
また、後者は、3極管の発光構造を示し、カソード121は、ガラス基板122に透明な導電性膜123を介して上部に、ゲート電極124を有する絶縁層125で構成されるゲート部126が設けられている。この絶縁層125の間には、多数の孔126aが設けられ、各孔126aに電子放出源であるCNT127が配置された構造になっている。一方、カソード121と数十μm〜数mmの間隙で対向するように配されたアノード128は、ガラス基板129に透明な導電性膜130を介して、メタルバック層131に被覆された蛍光体132が配された構造になっている。そして、電源Va、Vgによって、CNT127とゲート電極124との間に電圧が印加され、また、カソード121とアノード128との間にも電圧が印加され、カソード121側のCNT127から放出された電子133が、アノード128側の蛍光体132に衝突して発光する。なお、電源Vgは、電子放出用であり、また、電源Vaは、電子加速用として配されている。
特開平11‐317155号公報 特開2001‐325904号公報 「発光型ディスプレイ1」180〜181頁、共立出版(株)、2001年2月発行
ところで、上記従来のような発光構造では、カソード101,121から放出された電子110,133は、カソード101,121に対向するアノード105,128に向かってほぼ直進して衝突し、これにより発光するようになっている。したがって、このような発光構造では、カソード101,121側の電子放出源であるCNT104,127の一部が何らかの損傷により電子を放出できなくなった場合に、その箇所が暗くなる、あるいは全く光らない状態になり、発光点輝度の低下および発光点分布にムラが生じて輝度均一性が低下してしまう、という問題があった。
また、輝度均一性の向上を図る技術として、例えば特許文献1には、活性化ガス雰囲気中にて電子放出源にパルス電圧を印加することにより、輝度均一性の向上を図るものが開示されているが、これは技術的に非常に困難であるため、電界放出型ライト装置の輝度均一性を低コストで容易に向上させるのは困難であった。
また、特許文献2には、アノード側に配される電極を複数に分割し、各電極をそれぞれ抵抗体を介して加速電圧印加手段に接続し、かつ、分割された各電極毎に印加する電圧を設定する電圧印加装置が開示されているが、これは両極間での放電の影響を抑制することを目的としたものであり、輝度均一性を向上させるものではなかった。すなわち、上記電圧印加装置において、カソード側の電子放出素子から放出された電子は、アノード側の電極の対向する部位にほぼ直進して衝突するため、上述したように電子放出素子の一部が電子を放出できなくなった場合には、発光点輝度の低下および発光点分布にムラが生じてしまう虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、アノード側に配される透明導電性膜を改良し、カソード側から放出される電子をアノード側に配された蛍光体の一部に集束させることにより、輝度均一性の向上を図った電子放出型ライトを提供することにある。
本発明の上記目的は、ガラス基板上に電界放出型エミッタが配されたカソードと、ガラス基板に透明導電性膜を介して蛍光体が配されたアノードとを備え、前記電界放出型エミッタから放出された電子が前記蛍光体に衝突することにより発光する電界放出型ライト装置において、前記透明導電性膜は、それぞれが電源駆動回路に接続された複数のセグメントに分割され、前記電源駆動回路の制御により、前記複数のセグメントのうちの一部にのみ電圧が印加されるとともに、該電圧が印加されるセグメントが順次切り替わることにより、達成される。
また、上記目的は、前記複数のセグメントのうち、電圧が印加されるセグメントが1つであることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記複数のセグメントが前記ガラス基板の一方向に沿って所定の間隔で平行に配されることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記複数のセグメントが前記ガラス基板の縦方向および横方向に沿って所定の間隔で平行に配されることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記複数のセグメントの幅が0.02mmないし50mmであることにより、効果的に達成される。
さらに、上記目的は、前記複数のセグメントの間隔が0.02mmないし2mmであることにより、効果的に達成される。
本発明に係る電界放出型ライト装置によると、アノード側のガラス基板上に配される透明導電性膜をセグメント化するとともに、各セグメントを電源駆動回路に接続した。そして、電源駆動回路の制御により、複数のセグメントのうちの一部にのみ電圧を印加するとともに、該電圧を印加するセグメントを順次切り替えるようにした。これにより、カソード側の電界放出型エミッタから放出された電子は、電圧が印加された透明導電性膜のセグメント上の蛍光体に集束される。よって、何らかの損傷によりカソード側の電界放出型エミッタの一部が電子を放出できなくなった場合でも、電圧が印加されるセグメント上の蛍光体に衝突する電子を高密度に維持することができるので、電子放出分布のムラを緩和することができる。
また、本発明に係る電界放出型ライト装置では、アノード側に配される透明導電性膜をセグメント化し、各セグメントに対する電圧印加を電源駆動回路によって制御するという簡明な構造であるため、電界放出型ライト装置における輝度均一性を容易に向上させることができるとともに、その製造コストの軽減を図ることができる。
また、電圧が印加される透明導電性膜のセグメントは、電源駆動回路の制御によって、高速で順次切り替えられる(ドライビングされる)ので、発光部を見る人間の目には、全面が発光しているように見える。したがって、本発明に係る電界放出型ライト装置では、電圧が印加されていない透明導電性膜のセグメントが少なくとも1つは存在するので、アノード側の全面に電圧を印加していた従来の装置よりも消費電力の低減を図ることができ、透明導電性膜の複数のセグメントのうち、電圧が印加されるセグメントを1つとすることで、さらに消費電力を低減することができる。
また、透明導電性膜の複数のセグメントを、アノード側のガラス基板の一方向に沿って所定の間隔で平行に配された帯形状にすることによって、容易にエリアコントロールを行うことができる。さらに、透明導電性膜の複数のセグメントを、アノード側のガラス基板の縦方向および横方向に沿って所定の間隔で平行に配された矩形状にすることによって、より細かなエリアコントロールが可能である。
以下、図面を参照にしながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る2極管構造の電界放出型ライト装置の概略構成図であり、図2は、図1のII‐II線における断面を示す概略構成図である。図1において、電界放出ライト1は、2つのガラス基板2,3に挟まれて形成された真空の空間Aを有し、カソード4から空間Aに放出された電子がアノード5で蛍光物質と衝突することにより、発光を得るようになっている。
カソード4側のガラス基板2には、薄膜状の透明導電性膜6を介して、電子を真空中に放出する機能を有する電子放出型エミッタ7が塗布されている。このエミッタ7は、カーボンナノチューブ(以下、CNTという)などからなる部材で形成され、CNT7は、アーク放電法、レーザ蒸発法、化学的蒸発法などの公知の製造方法によって製造される微細中空炭素繊維である。ちなみに、CNT7の塗布方法としては、スクリーン印刷、スピンコート、スプレー法などが用いられる。スクリーン印刷の場合、CNTを有機バインダーに混ぜてペースト状とし、該ペーストをドットパターンまたは薄膜のベタ塗りパターンで塗布した後に、ベーキング処理を施すようになっている。
一方、アノード5側のガラス基板3には、透明導電性膜8を介して、メタルバック層9に被覆された蛍光体10が配されている。この蛍光体10は、複合金属化合物からなる可視光発光体であり、例えば青色発光体として、BaMgAl14O23:Eu2+、(Ca、Sr、Ba)10(PO4)6Cl2:Eu2+、Y2SiO5:Ce3+などを、緑色発光体として、LaPO4:Ce5+、Tb3+、Zn2SiO4:Mn2+、Y2SiO5:Tb3+などを、赤色発光体として、Y2O3:Eu2+、YVO4:Eu3+などを挙げることができる。また、蛍光体10は、スクリーン印刷法、沈殿法、スラリー法などにより形成することができる。この発光体の厚さに関しては、特に制限はないが、通常は1〜100μm、好ましくは10〜50μmである。
透明導電性膜6,8としては、例えばインジウム・ティン・オキサイド(ITO)などで形成された膜を挙げることができる。この透明導電性膜6,8を形成する方法としては、スプレー法をはじめとする化学的製膜法、真空蒸着法、およびスパッタ法で代表される物理的製膜法などがある。この透明導電性膜6,8の厚さに関しては、特に制限は無いが、通常は10〜400nmであり、好ましくは10〜100nmである。
また、本実施形態に係る電界放出型ライト装置1では、図2に示すように、アノード5側に配される透明導電性膜8が、帯状の複数のセグメント8A〜8Dに分割されている。この透明導電性膜8は、既存技術であるエッチング法またはマスク等を用いて形成され、実際には多数のセグメントに分割されているが、本実施形態では説明を簡略化するために、4つのセグメントに分割された透明導電性膜8について説明する。
図2において、アノード5側のガラス基板3上に配される透明導電性膜8は、帯形状を有する複数のセグメント8A〜8Dからなり、該複数のセグメント8A〜8Dは、それぞれが電源駆動回路11に接続されている。各セグメント8A〜8Dは、電源駆動回路11の制御により、1つのセグメントにのみ電圧が印加されるとともに、該電圧が印加されるセグメントが高速で順次切り替えられる(ドライビングされる)。この電源駆動回路11は、一般的には矩形波駆動であり、その周波数は、発光部が人間の目で全面発光していると認識できるようにするために、100Hz以上であることが望ましい。
また、帯形状のセグメント8A〜8Dは、ガラス基板3の一方向(本実施形態では図2の左右方向)に沿って、所定の間隔で平行に配されている。この帯形状のセグメント幅Wは、特に制限は無いが、0.02mm〜50mmであることが好ましく、また、セグメント間隔Sは、0.02mm〜2mmであることが好ましい。
次に、本実施形態に係る電界放出型ライト装置1の発光動作について、図3ないし図6を参照にしながら説明する。図3ないし図6は、本実施形態に係る電界放出型ライト装置1の第1〜第4発光状態を示す説明図である。
図3の第1発光状態では、最も左側に配された透明導電性膜8のセグメント8Aにのみ、電圧が印加され、該セグメント8Aに電気力線(図3の矢印直線)が集中する。すなわち、セグメント8Aより明らかに大きい表面積を有する電界放出型エミッタ7から放出された電子が、電気力線に沿って移動してセグメント8Aに集束される。そして、セグメント8A上の蛍光体10に電子が集中的に衝突し、セグメント8A上の蛍光体10が発光する。
その後、図4に示すように、電圧が印加される透明導電性膜8のセグメントは、電源駆動回路11の制御により、セグメント8Aから該セグメント8Aの右隣に配されたセグメント8Bに切り替えられる(第2発光状態)。電圧が印加されたセグメント8Bには、上述した第1発光状態と同様、電気力線(図4の矢印直線)が集中する。電界放出型エミッタ7から放出された電子は、電気力線に沿って移動し、セグメント8B上の蛍光体10に集中的に衝突して発光する。
さらにその後、図5に示すように、電圧が印加される透明導電性膜8のセグメントは、電源駆動回路11の制御により、セグメント8Bから該セグメント8Bの右隣に配されたセグメント8Cに切り替えられる(第3発光状態)。電圧が印加されたセグメント8Cには、上述した第1および第2発光状態と同様、電気力線(図5の矢印直線)が集中する。電界放出型エミッタ7から放出された電子は、電気力線に沿って移動し、セグメント8C上の蛍光体10に集中的に衝突して発光する。
さらにその後、図6に示すように、電圧が印加される透明導電性膜8のセグメントは、電源駆動回路11の制御により、セグメント8Cから該セグメントCの右隣に配されたセグメント8Dに切り替えられる(第4発光状態)。電圧が印加されたセグメント8Dには、上述した第1〜第3発光状態と同様、電気力線(図6の矢印直線)が集中する。電界放出型エミッタ7から放出された電子は、電気力線に沿って移動し、セグメント8D上の蛍光体10に集中的に衝突して発光する。
そして、第4発光状態のように最端のセグメント8Dまで電圧が印加された後は、電源駆動回路11の制御により、図3の第1発光状態に戻り、この順次切り替え(ドライビング)が繰り返される。このドライビングは、実際には非常に高速で行われ、これにより、発光部を見る人間の目には、全面が発光しているように見える。
以上のように、本実施形態では、透明導電性膜8を複数のセグメント8A〜8Dに分割するとともに、該複数のセグメント8A〜8Dをそれぞれ電源駆動回路11に接続した。そして、該電源駆動回路11の制御により、複数のセグメント8A〜8Dのうちの1つのセグメントにのみ電圧を印加するとともに、該電圧が印加されるセグメントを高速で順次切り替えるようにした。これにより、電圧が印加されるセグメントよりも明らかに大きい表面積を有する電界放出型エミッタ7から放出される電子を、電圧が印加されたセグメントに集束することができるので、該セグメント上の蛍光体10に高密度で衝突させることができる。この結果、何らかの損傷によりカソード4側の電界放出型エミッタ7の一部が電子を放出できなくなった場合でも、蛍光体10に衝突する電子密度を、損傷前の電子密度と同程度に維持できるので、カソードの電子放出分布のムラが緩和され、輝度均一性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、2極管構造の電界放出型ライト装置1について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば図9に示すような3極管構造の電界放出型ライト装置のアノード側の透明導電性膜を複数のセグメントに分割し、各セグメントへの電圧印加をドライビングするようにしても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、電圧が印加される透明導電性膜8のセグメントは、1セグメント単位で順次切り替えられるとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば隣接する2つのセグメントを1単位として、電圧が順次印加されるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る電界発光型ライト装置の変形例について、図7を参照にしながら説明する。
図7は、本実施形態に係る電界放出型ライト装置の変形例を示す概略構成図であって、アノード側の透明導電性膜の表面に沿った断面を示す図である。なお、同図において、上述した実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
上述した実施形態では、透明導電性膜8の複数のセグメント8A〜8Dは,帯形状を有し、ガラス基板3の一方向に沿って所定の間隔Sで平行に配されていたが、本変形例に係る透明導電性膜8´の複数のセグメントは、図7に示すように、矩形状を有し、アノード5´のガラス基板(図7では不図示)の縦方向および横方向に沿って所定の間隔S1,S2で平行に配されている。この透明導電性膜8´の各セグメントの縦方向のセグメント幅W1および横方向のセグメント幅W2は、特に制限は無いが、0.02mm〜50mmであることが好ましい。また、透明導電性膜8´の各セグメントの縦方向のセグメント間隔S1および横方向のセグメント間隔S2は、特に制限は無いが、0.02mm〜2mmであることが好ましい。
また、透明導電性膜8´の各セグメントは、それぞれ電源駆動回路11´に接続され、上述した実施形態の発光動作と同様、電源駆動回路11´の制御により、最端のセグメントから電圧が印加され、該電圧が印加されるセグメントが高速で順次切り替えられる。
以上のように、本変形例では、透明導電性膜8´の複数のセグメントを、上述した実施形態の帯形状のものよりも小型化した矩形状とし、アノード5´のガラス基板の横方向だけでなく縦方向に対しても、透明導電性膜8´の分割(セグメント化)を施した。これにより、上述した実施形態に係る電界放出型ライト装置1と同様の作用効果が得られることはもとより、さらに細かなエリアコントロール(画面上の光らせたいエリアの輝度をコントロールする技術)が可能であり、かつ、消費電力の低減化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係る電界放出型ライト装置の概略構成図である。 図1のII‐II線における断面を示す概略構成図である。 本実施形態に係る電界放出型ライト装置の第1発光状態を示す説明図である。 本実施形態に係る電界放出型ライト装置の第2発光状態を示す説明図である。 本実施形態に係る電界放出型ライト装置の第3発光状態を示す説明図である。 本実施形態に係る電界放出型ライト装置の第4発光状態を示す説明図である。 本実施形態に係る電界放出型ライト装置の変形例を示す概略構成図である。 従来の2極管構造である電界放出型ライト装置を示す概略構成図である。 従来の3極管構造である電界放出型ライト装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1 電界放出型ライト装置
2 ガラス基板(カソード側)
3 ガラス基板(アノード側)
4 カソード
5 アノード
6 透明導電性膜(カソード側)
7 電界放出型エミッタ(CNT)
8 透明導電性膜(アノード側)
8A〜8D (透明導電性膜の)セグメント
9 メタルバック層
10 蛍光体
11 電源駆動回路
S セグメント間隔
S1 (縦方向の)セグメント間隔
S2 (横方向の)セグメント間隔
W セグメント幅
W1 (縦方向の)セグメント幅
W2 (横方向の)セグメント幅

Claims (6)

  1. ガラス基板上に電界放出型エミッタが配されたカソードと、ガラス基板に透明導電性膜を介して蛍光体が配されたアノードとを備え、前記電界放出型エミッタから放出された電子が前記蛍光体に衝突することにより発光する電界放出型ライト装置であって、
    前記透明導電性膜は、それぞれが電源駆動回路に接続された複数のセグメントに分割され、前記電源駆動回路の制御により、前記複数のセグメントのうちの一部にのみ電圧が印加されるとともに、該電圧が印加されるセグメントが順次切り替わることを特徴とする電界放出型ライト装置。
  2. 前記複数のセグメントのうち、電圧が印加されるセグメントは1つである請求項1に記載の電界放出型ライト装置。
  3. 前記複数のセグメントは、前記ガラス基板の一方向に沿って所定の間隔で平行に配される請求項1または2に記載の電界放出型ライト装置。
  4. 前記複数のセグメントは、前記ガラス基板の縦方向および横方向に沿って所定の間隔で平行に配される請求項1または2に記載の電界放出型ライト装置。
  5. 前記複数のセグメントの幅は、0.02mmないし50mmである請求項3または4に記載の電界放出型ライト装置。
  6. 前記複数のセグメントの間隔は、0.02mmないし2mmである請求項1ないし5の何れかに記載の電界放出型ライト装置。
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