JP2008014619A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱室を所望の温度まで昇温させる時間を短縮することにより加熱処理時間を短縮することができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】熱源室30において空気を加熱するために螺旋状に形成されている熱源31と循環ファン32との距離が10mm未満と近いので、送風効率が向上する。このため、熱源室30において熱源31によって昇温された熱い空気を循環ファン32によって加熱室20に送って加熱処理を行う際に、熱源室30の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱室に収容された被加熱物を熱源からの熱風により加熱処理する加熱調理器に関するものである。
従来の加熱調理器の一例として、図11に示すような加熱調理器が知られている(例えば特許文献1参照)。
図11に示すように、特許文献1に開示されている加熱調理器100では、本体101の内部に加熱室102があり、食品を出し入れするための加熱室102の開口103には扉104が開閉自在に設けられている。加熱室後壁105の後方には熱風室110が設けられており、熱風室110には電熱ヒータ106およびモータ108によって回転駆動される熱風循環ファン107が設けられている。なお、一般に、加熱室102の上面、左右側面および加熱室後壁105の加熱室側面は塗装されているが、加熱室後壁105の熱風室110側面は無塗装である。
従って、電熱ヒータ106によって熱風室110の空気を加熱し、加熱された熱い空気を熱風循環ファン107によって加熱室後壁105に設けられている吹き出し口から加熱室102に送り込んで、載置台109に載置されている食品を加熱処理することになる。
特許3259473号公報(第1図)
ところで、加熱調理器では、加熱室の温度を、室温と同じ状態から所定の調理温度に昇温させて加熱処理を行うため、加熱処理時間の短縮化を図るためにはいわゆる立ち上がり時間の短縮が求められている。また、省エネの観点からも、加熱処理時間の短縮化が望まれている。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、加熱室を所望の温度まで昇温させる時間を短縮することにより加熱処理時間を短縮することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の加熱調理器は、筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、前記熱源と前記循環ファンとの離間寸法が10mm未満である構成を有している。
この構成により、熱源室において空気を加熱するために螺旋状に形成されている熱源と循環ファンとの距離が10mm未満と近いので、熱交換効率が向上する。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、熱源室の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
また、本発明の加熱調理器は、筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、前記循環ファンの回転軸線に沿った平面形状が外周に向かって拡開する形状である構成を有している。
この構成により、熱源室において熱源により加熱された空気を加熱室に送る循環ファンの形状が、外周に向かって拡開しているので面積が大きくなり、熱源からの熱を蓄熱しやすくなる。従って、熱源からの熱が循環ファンに蓄熱され、次いで循環ファンから送風作用により放熱することにより第2の熱源として熱源室の空気を熱することになる。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、熱源室の空気を昇温させる時間を短縮することができる。また、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
さらに、本発明の加熱調理器は、筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、前記循環ファンの羽根部における立上方向の先端が前記熱源の螺旋軸線方向端部から突出しない構成を有している。
この構成により、循環ファンの羽根部が螺旋状の熱源の内側の範囲で回転するので、熱交換効率が向上する。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、熱源室の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
さらに、本発明の加熱調理器は、筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、前記加熱室の奥行方向に沿った前記加熱室の平面積に対して、前記加熱室の奥行方向に沿った前記熱源室の平面積がほぼ同一である構成を有している。
この構成により、熱源室の断面積と加熱室の断面積とがほぼ同一なので、加熱室の隅部から送風することができ、送風効率が向上するとともに、加熱室の隅部までまんべんなく送風することができる。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、加熱室における熱分布の均一化を実現し、かつ、熱源室の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
さらに、本発明の加熱調理器は、筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、前記熱源が周回して形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、 前記熱源を前記熱源室の奥行面に固定するための固定部材が前記熱源室の側面に当接する壁部を有する構成を有している。
この構成により、周回する熱源を熱源室に固定するための固定部材が熱源室の側面に当接する壁部を有しているので、この壁部により空気の循環方向を規制して効率的に加熱室に熱風を供給できる。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、熱源室の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
本発明は、熱源室において空気を加熱するために螺旋状に形成されている熱源と循環ファンとの距離を近くしたので、熱交換効率を向上させることができる。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、熱源室の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができるという効果を有する加熱調理器を提供することができるものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態の加熱調理器について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る加熱調理器の内部構成図、図2は循環ファンと電熱ヒータとの正面図、図3は循環ファンの羽根部の先端形状を示す斜視図、図4は循環ファンと電熱ヒータとの位置関係を示す断面図、図5(A)は図1中Va−Va位置の断面図、図5(B)は図1中Vb−Vb位置の断面図、図6(A)は電熱ヒータを熱源室に固定した状態を示す熱源室30の正面図、図6(B)は固定部材の斜視図、図7(A)は従来のファンの諸量および本発明の形状のファンの諸量を示す表、図7(B)は(A)のファンによる流量を比較するグラフである。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る加熱調理器10は、筒部21および仕切板22により形成され、被加熱物である例えば肉Mを収容可能な加熱室20と、仕切板22を介して加熱室20に隣接するとともに熱源である例えば電熱ヒータ31およびこの電熱ヒータ31によって加熱された熱風11を循環させるべくモータ33によって回転駆動される循環ファン32を収容する熱源室30とを有している。
加熱室20は、矩形断面の筒部21と加熱室後壁である仕切板22とにより形成される前面開放の立方体形状の箱形の本体ケース23と、本体ケース23の前面である被加熱物取出口に開閉可能に設けられた扉24とを有している。加熱室20における筒部21の内面(上面および左右両側面)および仕切板22の加熱室20側面には耐熱塗装が施されている。扉24は、例えば下端が本体ケース23の下縁にヒンジ結合されることで、上下方向に開閉可能となっている。
なお、この加熱調理器10では、加熱室20と熱源室30とを別個に設けて、仕切板22を介して加熱室20と熱源室30とを接続してある。あるいは、本体ケース23の後端部付近に仕切板22を取り付けて、加熱室20と熱源室30を設けることも可能である。
仕切板22の中央部には加熱室20側から熱源室30側への吸気を行う吸気用通風孔22aが設けられ、仕切板22の周辺部は熱源室30側から加熱室20側への送風を行う送風用通風孔22bが設けられている。各通風孔22a、22bは、多数のパンチ孔として形成することができる。従って、循環ファン32によって加熱室20の空気が吸気用通風孔22aから熱源室30に吸気され、熱源室30において電熱ヒータ31によって加熱された空気が送風用通風孔22bから加熱室20に送り込まれるようになっている。
また、仕切板22における熱源室30側の面は、吸熱効率、蓄熱効率、放熱効率等が良好な例えばセラミック系塗料を20〜30μm厚で塗装して塗膜25が形成されている。これにより、電熱ヒータ31からの熱が一旦仕切板22の塗膜25に蓄熱され、次いで塗膜25から放熱することにより第2の熱源として熱源室30の空気を熱することになる。このため、電熱ヒータ31によって熱源室30の空気を昇温する際に、昇温時間を短縮することができるとともに、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
図2に示すように、循環ファン32は、中心部から放射状に複数枚(例えば8枚)の羽根部32aが設けられており、中心はモータ33の回転軸33aに固定されている。循環ファン32の羽根部32aは、図3に示すように、回転平面と平行な底面32bと、回転平面に対して傾斜している傾斜面32cとから形成されている。従って、図1中矢印で示すように、モータ33によって循環ファン32を回転させると、傾斜面32cによって空気を後方(図1において右側)に移動させ、仕切板22の吸気用通風孔22aから加熱室20の空気を熱源室30に吸気するとともに、熱源室30の内壁に沿って送風用通風孔22bから加熱室20へ熱風を送ることになる。
図2に示すように、電熱ヒータ31は循環ファン32の外側を周回しており、電熱ヒータ31と循環ファン32との離間寸法dがd<10mmである構成を有している。すなわち、熱源室30において空気を加熱するために例えば螺旋状に周回して形成されている電熱ヒータ31と循環ファン32の最外周との距離dが小さいので、電熱ヒータ31によって加熱された熱風を加熱室20に送る熱交換効率を向上させることができ、加熱室20を所望の温度まで加熱する時間を短縮することができる。また、これに伴い、省電力化を図ることができる。
図2および図3に示すように、循環ファン32の回転平面における平面形状が、外周に向かって拡開する形状となっている。すなわち、図3において、先端部の幅B1は途中部分の幅B2に対してB1>B2となっている。このように、循環ファン32の形状が、外周に向かって拡開しているので羽根部32aの面積を大きくすることができ、この面積の大きい部分に蓄熱しやすくなるので電熱ヒータ31からの熱が循環ファン32に蓄熱される。そして、循環ファン32から放熱することにより第2の熱源として熱源室30の空気を熱することになる。このため、熱源室30の空気を昇温させる時間を短縮することができる。また、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
また、図4に示すように、循環ファン32の羽根部32aにおける立上方向の先端32dが電熱ヒータ31の螺旋軸線方向(図4において上方)端部31aから突出しない構成となっている。すなわち、循環ファン32において螺旋軸線方向に立ち上がっている羽根部32aの傾斜面32cの先端32dは、電熱ヒータ31の厚みに含まれている。従って、電熱ヒータ31の周囲の高温部に効率的に送風し、熱交換に寄与しない無駄な送風をすることなく、電熱ヒータ31によって加熱された空気を、効率よく加熱室20に送り込むことができる。このため、加熱室20を所望の温度まで昇温させる時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
さらに、図5(A)に示す加熱室20の奥行方向に沿った平面積A1に対して、図5(B)に示す加熱室20の奥行方向に沿った熱源室30の平面積A2がほぼ同一(例えば、A2=0.8×A1程度)となっている。すなわち、熱源室30の断面積A2と加熱室20の断面積A1とがほぼ同一となっているので、熱源室30によって加熱された空気は、熱源室30の周辺部を通って加熱室20の隅部へスムーズに送風することができ、送風効率が向上するとともに、加熱室20の隅部までまんべんなく送風することができる。このため、加熱室20を所望の温度まで昇温させる時間を短縮することができるとともに、加熱室内の熱分布を均一にすることができ、かつ、省電力化を図ることができる。
また、図6(A)に示すように、電熱ヒータ31は熱源室30の奥行面30aに固定部材34により固定されている。また、図6(B)に示すように、固定部材34は例えば碍子から形成されていて、奥行面30aに取り付けるためのベース部34aを有しており、ネジ等によって奥行面30aに固定される。ベース部34aには、直角に立ち上がる平面状の壁部34bが設けられており、この壁部34bの一端面34dは熱源室30の側面(図6においては天井面および底面)に当接するようになっている。また、壁部34bの他端部には、周回する電熱ヒータ31を所定間隔で把持するための把持部34cが設けられている。従って、壁部34bが循環ファン32による空気の循環方向を規制するので、効率的に加熱室に熱風を供給することができる。このため、熱源室30において電熱ヒータ31によって昇温された熱い空気を循環ファン32によって加熱室20に送って加熱処理を行う際に、加熱室20の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができる。
図7では、従来の循環ファンと、本発明に係る循環ファン32との送風流量Qを比較している。図7(A)に示す寸法を有する従来のファンおよび本発明に係るファンを用いて、静圧を変化させながら流量Qの比較を行った。実験の結果、図7(B)に示すように、本発明に係る循環ファン32を用いた場合は、従来の循環ファンを用いた場合と比較して、加熱室内と熱源室内での風のやり取りなので静圧Hsは近似的に0とすることができると仮定すると、風量が40%増えたことがわかる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る加熱調理器10においては、循環ファン32の外側を周回している電熱ヒータ31と循環ファン32との離間寸法dを1mm<d<10mmとなるように近くしたので、電熱ヒータ31によって加熱された熱風を加熱室20に送る送風効率を向上させることができ、加熱室20を所望の温度まで加熱する時間を短縮することができる。また、これに伴い、省電力化を図ることができる。
また、熱源室30と加熱室20との境である仕切板22の熱源室30側面に塗膜25を形成したので、電熱ヒータ31からの熱が塗膜25に蓄熱され、次いで塗膜25から放熱することにより第2の熱源として熱源室30の空気を熱することになる。このため、熱源室30において電熱ヒータ31によって昇温された熱い空気を循環ファン32によって加熱室20に送って加熱処理を行う際に、熱源室30の空気を昇温させる時間を短縮することができる。また、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る加熱調理器について説明する。
図8に示すように、この加熱調理器10Bにおいては、筒部21および仕切板26により形成され、被加熱物である例えば肉Mを収容可能な加熱室20と、仕切板26を介して加熱室20に隣接するとともに熱源である例えば電熱ヒータ31およびこの電熱ヒータ31からの熱を循環させる循環ファン32を収容する熱源室30とを有し、仕切板26が筒部31とは異なる材質で形成されている。なお、前述した第1実施形態に係る加熱調理器10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
仕切板26には前述した第1実施形態の仕切板22と同様に吸気用通風孔22aおよび送風用通風孔22bが設けられており、仕切板26を形成する材料としては、筒部31を形成する材料とは異なり、吸熱効率、蓄熱効率、放熱効率等が良好な例えばアルミメッキ、鋼板に鉄、マンガン等を含んだセラミック系の塗装を25ミクロン程度の厚みにしたもの、また熱伝導性をよくするために工業用のダイヤモンドを含有させた塗装をしたもの等を用いることができる。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係る加熱調理器10Bにおいては、前述した第1実施形態における作用・効果を有するとともに、熱源室30と加熱室20との境である仕切板26を筒部21とは異なって、吸熱効率、蓄熱効率、放熱効率等が高い材質で形成したので、電熱ヒータ31からの熱が仕切板26に蓄熱され、次いで仕切板26から放熱することにより第2の熱源として熱源室30の空気を熱することになる。このため、熱源室30において電熱ヒータ31によって昇温された熱い空気を循環ファン32によって加熱室20に送って加熱処理を行う際に、熱源室30の空気を昇温させる時間を短縮することができる。また、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る加熱調理器について説明する。
図9に示すように、この加熱調理器10Cにおいては、筒部21および仕切板27により形成され、被加熱物である例えば肉Mを収容可能な加熱室20と、仕切板27を介して加熱室20に隣接するとともに熱源である例えば電熱ヒータ31およびこの電熱ヒータ31からの熱を循環させる循環ファン32を収容する熱源室30とを有し、仕切板27における熱源室30側の側面に凹凸27aが形成されている。なお、前述した第1実施形態に係る加熱調理器10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
仕切板27には前述した第1実施形態の仕切板22と同様に吸気用通風孔22aおよび送風用通風孔22bが設けられており、仕切板27の熱源室30側面に設ける凹凸27aは、例えばサンドブラストにより設けることができる。
以上説明したように、本発明の第3実施形態に係る加熱調理器10Cにおいては、前述した第1実施形態における作用・効果を有するとともに、熱源室30と加熱室20との境である仕切板27の熱源室30側面に凹凸27aを設けて表面積を大きくしたので、仕切板27の吸熱効率、蓄熱効率、放熱効率を高めることができる。従って、電熱ヒータ31からの熱が仕切板27に蓄熱され、次いで仕切板27から放熱することにより第2の熱源として熱源室30の空気を熱することになる。このため、熱源室30において電熱ヒータ31によって昇温された熱い空気を循環ファン32によって加熱室20に送って加熱処理を行う際に、熱源室30の空気を昇温させる時間を短縮することができる。また、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る加熱調理器について説明する。
図10に示すように、この加熱調理器10Dにおいては、筒21および仕切板28により形成され、被加熱物である例えば肉Mを収容可能な加熱室20と、仕切板28を介して加熱室20に隣接するとともに熱源である例えば電熱ヒータ31およびこの電熱ヒータ31からの熱を循環させる循環ファン32を収容する熱源室30とを有し、仕切板28における熱源室30側の側面に金属層28aが形成されている。なお、前述した第1実施形態に係る加熱調理器10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
仕切板28には前述した第1実施形態の仕切板22と同様に吸気用通風孔22aおよび送風用通風孔22bが設けられている。また、金属層28aとしては、別の金属板を仕切板28に重ねて、例えばリベット留め等により接合することにより設けることができる。なお、金属層28aにも、仕切板28と同じ位置および形状で両通風孔22a、22bを設けるようにする。
以上説明したように、本発明の第4実施形態に係る加熱調理器10Dにおいては、前述した第1実施形態における作用・効果を有するとともに、熱源室30と加熱室20との境である仕切板28の熱源室30側面に金属層28aを設けたので、仕切板28の吸熱効率、蓄熱効率、放熱効率を高めることができる。従って、熱源である電熱ヒータ31からの熱が仕切板28および金属層28aに蓄熱され、次いで仕切板28および金属層28aから放熱することにより第2の熱源として熱源室30の空気を熱することになる。このため、熱源室30において電熱ヒータ31によって昇温された熱い空気を循環ファン32によって加熱室20に送って加熱処理を行う際に、熱源室30の空気を昇温させる時間を短縮することができる。また、昇温に必要な時間を短縮するので、省電力化を図ることができる。
なお、本発明の加熱調理器は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、熱源室において空気を加熱するために螺旋状に形成されている熱源と循環ファンとの距離を近くしたので、送風効率を向上させることができる。このため、熱源室において熱源によって昇温された熱い空気を循環ファンによって加熱室に送って加熱処理を行う際に、熱源室の空気を所定の温度まで昇温するための時間を短縮することができるとともに、省電力化を図ることができるという効果を有し、加熱室に収容された被加熱物を熱源からの熱風により加熱処理する加熱調理器等として有用である。
本発明の第1実施形態に係る加熱調理器の内部構成図 循環ファンと電熱ヒータとの正面図 循環ファンの羽根部の先端形状を示す斜視図 循環ファンと電熱ヒータとの位置関係を示す断面図 (A)は図1中Va−Va位置の断面図 (B)は図1中Vb−Vb位置の断面図 (A)は電熱ヒータを熱源室に固定した状態を示す正面図 (B)は固定部材の斜視図 (A)は従来のファンの諸量および本発明の形状のファンの諸量を示す表 (B)は(A)のファンによる流量を比較するグラフ 本発明の第2実施形態に係る加熱調理器の内部構成図 本発明の第3実施形態に係る加熱調理器の内部構成図 本発明の第4実施形態に係る加熱調理器の内部構成図 従来の加熱調理器の断面図
符号の説明
10 加熱調理器
20 加熱室
21 筒部
22 仕切板
30 熱源室
30a 奥行面
31 電熱ヒータ(熱源)
32 循環ファン
32a 羽根部
34 固定部材
M 肉(被加熱物)

Claims (5)

  1. 筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、
    前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、
    前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、
    前記熱源と前記循環ファンとの離間寸法が10mm未満であることを特徴とする加熱調理器。
  2. 筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、
    前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、
    前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、
    前記循環ファンの回転軸線に沿った平面形状が外周に向かって拡開する形状であることを特徴とする加熱調理器。
  3. 筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、
    前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、
    前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、
    前記循環ファンの羽根部における立上方向の先端が前記熱源の螺旋軸線方向端部から突出しないことを特徴とする加熱調理器。
  4. 筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、
    前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、
    前記熱源が複数螺旋状に形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、
    前記加熱室の奥行方向に沿った前記加熱室の平面積に対して、前記加熱室の奥行方向に沿った前記熱源室の平面積がほぼ同一であることを特徴とする加熱調理器。
  5. 筒部および仕切板により形成され、被加熱物を収容可能な加熱室と、
    前記仕切板を介して前記加熱室に隣接するとともに熱源および前記熱源からの熱を循環させる循環ファンを収容する熱源室とを有し、
    前記熱源が周回して形成されているとともに、前記循環ファンが前記熱源の周回内側に配置された加熱調理器であって、
    前記熱源を前記熱源室の奥行面に固定するための固定部材が前記熱源室の側面に当接する壁部を有していることを特徴とする加熱調理器。
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