JP2008013320A - ウエブ折り機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冊子本体よりもサイズが小さい印刷物が挿入された冊子を容易に作成でき、かつ、設置スペースを縮小できるウエブ折り機を提供する。
【解決手段】ウエブ折り機1は、第1のウエブ10aの幅方向中間部をその長手方向に沿って折り曲げる第1の三角板50と、第1の三角板50の裏側面に対しその表側面が対向した状態で配置され、第2のウエブ10bの幅方向中間部をその長手方向に沿って折り曲げる第2の三角板60と、第1の三角板50よりも第1のウエブ10aの走行方向の下流側に配置され、第1の三角板50によって折り曲げられた第1のウエブ10aを挟み込むニップローラ70とを備え、第2の三角板の頂点部が第1の三角板50とニップローラ70との間に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウエブ折り機に関するものである。
輪転印刷機等は、帯状に形成された印刷用紙(ウエブ)を折りたたむウエブ折り機を備えている。この種のウエブ折り機において、ウエブは、三角板によってその幅方向の中間部分がその長手方向に沿って折り曲げられるとともに、三角板よりも下流側に設けられたニップローラによって二つ折りに折りたたまれる。
ここで、ウエブ折り機は、2つの三角板を隣接して設置するとともにこれらの三角板に対して1条ずつウエブを供給し、これらのウエブをそれぞれ別個に折りたたむものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第1384471号公報
この従来のウエブ折り機は、ウエブに接着剤を供給するノズルを備えており、二つ折りにされた2条のウエブの折部同士、及び、折部と反対側の4つの端部のうち内側の2つの端部同士を接着することによって、一部のページのみが袋綴じとされた、袋綴じ付冊子を一回の折り加工で作成することができる。
しかし、この従来のウエブ折り機は、冊子本体よりもサイズの小さい冊子が挿入されるタイプの袋綴じ付冊子を作成することが困難である。
また、この従来のウエブ折り機は、2枚の三角板がウエブの幅方向に隣接して設置されており、その設置スペースが大きくなるという問題があった。
本発明の課題は、冊子本体よりもサイズが小さい印刷物が挿入された冊子を容易に作成でき、かつ、設置スペースを縮小できるウエブ折り機を提供することである。
本発明は、以下の解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、第1のウエブの幅方向中間部をその長手方向に沿って折り曲げる第1の三角板と、前記第1の三角板の裏側面に対しその表側面が対向した状態で配置され、第2のウエブの幅方向中間部をその長手方向に沿って折り曲げる第2の三角板と、前記第1の三角板よりも前記第1のウエブの走行方向の下流側に配置され、前記第1の三角板によって折り曲げられた前記第1のウエブを挟み込むニップローラとを備え、前記第2の三角板の頂点部が前記第1の三角板と前記ニップローラとの間に配置されることを特徴とするウエブ折り機である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のウエブ折り機において、前記第1の三角板及び前記第2の三角板の少なくとも一方が、その幅方向に移動可能に設けられることを特徴とするウエブ折り機である。
以上説明したように、本発明のウエブ折り機は、第2の三角板の頂点部を第1の三角板とニップローラとの間に配置したから、第2のウエブの折部が、第1のウエブの内面側に挟まれる。したがって、冊子本体の内面側にこれよりもサイズの小さい印刷物が挿入された冊子を容易に作成することができる。
また、第2の三角板は、第1の三角板の裏側面に対して、その表側面が対向した状態で配置されているので、ウエブ折り機の設置スペースを縮小することができる。
本発明は、冊子本体よりもサイズが小さい印刷物が挿入された冊子を容易に作成でき、かつ、設置スペースを縮小できるウエブ折り機を提供するという課題を、第1のウエブとこれよりも狭幅の第2のウエブとを鉛直方向に重ねて走行させるとともに、これらのウエブをそれぞれ折り曲げる第1の三角板と第2の三角板とを設け、第2の三角板の頂点部を第1の三角板と第1のウエブを折りたたむニップローラとの間に配置することによって解決した。
以下、図面を参照して、本発明のウエブ折り機の実施例1を説明する。
図1は、実施例1のウエブ折り機の構成を示す図であり、(a)、(b)は、それぞれ側面図、平面図である。
ウエブ折り機1は、帯状に形成された印刷用紙(ウエブ10)を冊子状に加工するものであり、第1のスリッタ20、ガイドローラ30、ターンバー40、第1の三角板50、第2の三角板60、ニップローラ70、第2のスリッタ80、裁断機90を備えている。
ウエブ折り機1に備えられた上記各要素は、ウエブ10の走行方向の上流側から下流側に向けて上記の順番で配置されている。
このウエブ折り機1によって加工されるウエブ10は、その面部に予め印刷がされた印刷物である。このウエブ10は、長手方向の一方の端部に巻取軸を備えるとともに、この巻取軸を中心に巻き取られることによってロール状に加工され、その長手方向の他方の端部側から巻き出されるようになっている。以下、このロール状に加工されたウエブ10をウエブロール11と称して説明する。
ウエブロール11は、巻取軸の軸線方向が水平とされた状態で設置されており、ウエブ10は、その面部が略水平とされた状態で巻き出される。
以下、ウエブ10の面部であって、ウエブロール11から巻き出されたときに下方を向いた面部を裏面部と、上方を向いた面部を表面部と称して説明する。
第1のスリッタ20は、ウエブ10の幅方向の中間部分をウエブ10の長手方向に沿って裁断するものである。
第1のスリッタ20は、鉛直方向に配列された一組のローラを備えている。これらのローラは、その軸線方向がウエブ10の幅方向と平行に配置されており、ウエブ10を挟みこんでいる。
一組のローラのうち、ウエブ10の上方に配置されたローラは、刃部21を備えている。この刃部21は、リング状に形成され、ローラの外周面の全周にわたって形成されている。
この刃部21は、ローラが回転すると回転刃として機能し、ウエブ10は、これによって長手方向に平行なスリット(切り込み)が形成され、その幅方向の中間部分から第1のウエブと第2のウエブとの2つの部分に分割される。
以下、第1のスリッタ20によって2つの部分に分割されたウエブ10のうち、ウエブ10の走行方向の上流側から見て右側に配置された第1のウエブをウエブ10a、左側に配置された第2のウエブをウエブ10bと称して説明する。
ここで、第1のスリッタ20に設けられた刃部21は、ウエブ10の幅方向のセンタよりもウエブ10の幅方向左端部寄りに配置されており、ウエブ10aの幅方向寸法は、ウエブ10bよりも大きく(広幅に)なっている。
ガイドローラ30は、第1のスリッタ20よりもウエブ10の走行方向下流側であって第1のスリッタ20の上方に設けられたローラである。ウエブ10は、第1のスリッタ20によって裁断された後、広幅のウエブ10aの走行方向が斜め上方に向けて屈曲され、ウエブ10aは、その裏面部がこのガイドローラ30に支持されるようになっている。
ターンバー40は、ウエブ10bの走行方向をその幅方向に平行に移動させるものであり、第1のバー41、第2のバー42を備えている。
これらの第1のバー41及び第2のバー42は、ともに断面形状が略円形とされた棒状の部材である。
第1のバー41、第2のバー42は、ともにその長手方向がウエブ10bの走行方向に対して例えば、45°傾斜した状態で平行に配置されている。ウエブ10bは、これらの第1のバー41、第2のバー42に巻き付いており、その走行方向が第1のバー41によって、例えば、90°、第2のバー42によってさらに、例えば、90°屈曲される。
ウエブ10bは、その走行方向の上流側(ウエブロール11側)から見た場合に、第1のバー41によってその走行方向が右方に屈曲され、その走行方向は、ウエブ10aの幅方向と平行になる。また、ウエブ10bは、第2のバー42によって走行方向が屈曲されることによって、その走行方向がウエブ10aと平行になる。
前述のように、ウエブ10aは、その走行方向が斜め上方に屈曲されているので、ウエブ10aとウエブ10bとは、ウエブ10aの裏面部とウエブ10bの表面部とが対向した状態で鉛直方向に重なって平行に走行するようになっている。そして、このウエブ10aとウエブ10bとは、これらを上方から見た場合、その幅方向のセンタが鉛直方向に重なっている(図1(b)参照)。
第1の三角板50、第2の三角板60は、それぞれウエブ10a、ウエブ10bの幅方向のセンタをその長手方向に沿って二つ折りにするものであり、フォーマとも称されるものである。
第1の三角板50、第2の三角板60は、それぞれ平面形が略二等辺三角形とされたボード状の部材であり、ともにその底辺部がウエブ10の幅方向と平行とされ、かつ、その頂点部(頂角部)が底辺部よりも下方に配置されている。
第1の三角板50、第2の三角板60は、ともにその表側面が水平面に対して傾斜した状態で配置されている。なお、本明細書において、三角板の表側面とは、三角板の面部のうちウエブ10を折り曲げる際にこのウエブ10の裏面部に当接する側の面部を意味するものとする。
ウエブ10a、ウエブ10bは、第1の三角板50、第2の三角板60よりも走行方向の上流側において、その面部が略水平とされた状態で走行し、第1の三角板50、第2の三角板60によって、その走行方向がそれぞれ、例えば、略90°屈曲されて鉛直方向とされる。
ここで、第1の三角板50、第2の三角板60は、その平面形が相似形であり、第1の三角板50が第2の三角板60よりも底辺寸法、高さ寸法が大きく設定されている。そして、第2の三角板60は、その表側面が第1の三角板50の裏側面に対向して配置されている。
また、第1の三角板50の表側面と第2の三角板60の表側面とは、略平行になっている。さらに、第1の三角板50の頂点部と第2の三角板60の頂点部とは、略同じ水平面に配置されている。
第1の三角板50、第2の三角板60は、それぞれ図示しない接着剤供給部を備えている。
接着剤供給部は、第1の三角板50、第2の三角板60の斜辺部に設けられた孔部からエマルジョン系の接着剤をウエブ10に供給するものであり、これによって、二つ折りにされたウエブ10a、ウエブ10bは、それぞれその内側面であって幅方向の両端部に接着剤が塗布される。
ここで、本明細書においてウエブ10の内側面とは、ウエブ10を折り曲げ、又は、折りたたんだときに対向する面部を意味するものとする。
ニップローラ70は、第1の三角板50、第2の三角板60の下方に設けられた一対のローラであり、ウエブ10a、ウエブ10bを併せて挟み込むことによって第1の三角板50、第2の三角板60によって折り曲げられたウエブ10a、ウエブ10bをそれぞれ二つ折りに折りたたむようになっている。
第2の三角板60は、その頂点部が第1の三角板50とこのニップローラ70との間に配置されている。
第2のスリッタ80は、第1のスリッタ20と同様に外周面にリング状の刃が設けられたローラを備え、このローラが回転することによってウエブ10aの折部12aが形成された側の端部にウエブ10の長手方向と平行なスリットを形成するものである(図2(a)参照)。
なお、ニップローラ70とこの第2のスリッタ80との間には、ウエブ10の走行方向を、例えば、略90°屈曲させる図示しないターンバーが備えられており、第2のスリッタ80は、その面部が水平とされた状態のウエブ10にスリットを形成するようになっている。
裁断機90は、第2のスリッタ80よりもウエブ10の走行方向下流側に配置されている。裁断機90は、連続用紙であるウエブ10の長手方向の中間部分を所定の間隔で裁断し、所定のサイズの冊子状に形成するものである。
次に、実施例1のウエブ折り機1の動作について説明する。
ウエブ10は、ウエブロール11から巻き出されるとともに、第1のスリッタ20によってウエブ10aとウエブ10aよりも狭幅なウエブ10bとに分割される。
このうちウエブ10aは、上方に屈曲されてガイドローラ30に支持される。また、ウエブ10bは、ターンバー40によってその進行方向がウエブ10bの幅方向に平行移動され、ウエブ10a、ウエブ10bは、鉛直方向に重なった状態でそれぞれ第1の三角板50、第2の三角板60に搬送される。このとき、ウエブ10a及びウエブ10bの幅方向のセンタは、鉛直方向に揃っている。
ウエブ10aは、第1の三角板50によって幅方向のセンタがその長手方向に沿って折り曲げられる。また、ウエブ10bも同様に、第2の三角板60によって幅方向のセンタがその長手方向に沿って折り曲げられる。
図2は、実施例1のウエブ折り機によって加工されたウエブを示す図であり、(a)は、図1のIIa−IIa矢視断面図であり、(b)は、図1のIIb−IIb矢視部断面図である。
なお、この図2、後述する図3及び図5は、理解を容易にするため、二つ折りにされたウエブの内側面を離間させて示している。
ウエブ10aは、第1の三角板50によって二つ折りにされることによって、その幅方向に折部12aを境界とした二つの領域が形成され、ニップローラ70によって折りたたまれるまで、その走行方向に直交する断面形状が略V字状となり、これらの二つの領域に挟まれた空間部が形成される。
前述のように、第2の三角板60は、その頂点部が第1の三角板50とニップローラ70との間に配置されており、ウエブ10bの折部12bは、ウエブ10aに形成される前述の空間部に挿入される(図2(a)参照)。
また、第1の三角板50の接着剤供給部は、ウエブ10aの内側面であって折部12aとは反対側の端部(図2において、矢印Gaで示す位置)に接着剤を供給する。また、第2の三角板60の接着剤供給部も、ウエブ10bの内側面であって折部12bとは反対側の端部の一方(図2において、矢印Gbで示す位置)に接着剤を供給する。
この後、ウエブ10a、ウエブ10bは、揃ってニップローラ70に挟まれて折りたたまれる。このとき、ウエブ10a、ウエブ10bの折部12a、12bとは反対側の端部が重なるように、第1の三角板50、第2の三角板60は予め設置されている。
次いで、ウエブ10aは、第2のスリッタ80によって、折部12aが形成された側の端部(図2(a)において破線で示す位置)にウエブ10の長手方向と平行なスリットが形成され、ウエブ10bと併せて裁断機90によって冊子状に裁断される。
ここで、ウエブ10aは、幅方向の一方の端部が折部12aであるとともに他方の端部が接着剤によって接着されるので、折部12aが形成された側の端部にスリットが形成されると、この端部側に前小口部を備えるとともに、これとは反対側の端部に背部が設けられた冊子状に形成される。
これに対し、ウエブ10bは、ウエブ10aよりも狭幅に形成されているので、ウエブ10aの折部12aが形成された側の端部にスリットが形成されても、その折部12bにスリットが形成されず、折部12bが残る。
また、ウエブ10bは、折部12bとは反対側の端部に接着剤が塗布され、かつ、この端部は、ウエブ10aの接着剤が塗布された端部に重るので、ウエブ10a及びウエブ10bは、冊子本体(ウエブ10a)よりも小さいサイズの冊子(ウエブ10b)が冊子本体に挿入された袋綴じ付の冊子として形成される。
以上、説明したように、実施例1のウエブ折り機1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第2の三角板60の頂点部を第1の三角板50とニップローラ70との間に配置したから、ウエブ10bの折部12bをウエブ10aの内面側に挿入することができる。
したがって、ウエブ10aによって形成される冊子よりもサイズが小さくかつ袋綴じとされた冊子がウエブ10aによって形成される冊子に挿入された袋綴じ付きの冊子を容易に作成することとができる。
(2)第1の三角板50の裏側面と第2の三角板60の表側面とを対向させて配置するとともに、ウエブ10aとウエブ10bとを鉛直方向に重ねて走行させるので、ウエブ折り機1の設置スペースを縮小することができる。
次に本発明のウエブ折り機の実施例2について説明する。
なお、以下説明する実施例2において、上述した実施例1と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
図3は、実施例2のウエブ折り機を示す図であり、(a)、(b)は、それぞれ平面図、正面図である。
実施例2のウエブ折り機2は、実施例1のウエブ折り機1に備えられた第2の三角板60に相当する第2の三角板160を備え、この第2の三角板160は、その幅方向に移動(スライド)可能に設けられている。
また、ウエブ折り機2は、ウエブ10aを折りたたむニップローラ70に隣接して、ウエブ10bを折りたたむニップローラ170を備えている。さらに、ウエブ折り機2は、これらのニップローラ70、170の下方に、ウエブ10a、10bを併せて折りたたむニップローラ270を備えている。
実施例2のウエブ折り機2は、第1の三角板50の裏側面と第2の三角板60の表側面とを対向させて配置することによって実施例1のウエブ折り機1と同様に機能し、第1のウエブ10aの内面側に第2のウエブ10bを挟むことができる(図2参照)。
これに対し、第2の三角板160をスライドさせると、ウエブ折り機2は、第2の三角板160の頂点部が第1の三角板50とニップローラ70との間に形成される領域から外れるので、二つの三角板がウエブの幅方向に隣接して配置された公知のウエブ折り機と同様に機能する。
図3(c)は、図3(b)のC−C矢視部におけるウエブの断面図である。
図3(c)に示すように、ウエブ10aによって形成された冊子、及び、ウエブ10bによって形成された冊子は、隣接して配置され、かつ、それぞれの一方の端部同士が接着されている。
このウエブ折り機2は、第2の三角板160をスライドさせることによって、図3(c)に示すようなウエブ10bがウエブ10aの内面側に挿入されていない冊子を作成することができる。
また、ウエブ10aとウエブ10bの幅方向寸法が同じとなるように第1のスリッタ20の刃部21の位置を設定することによって、断面形状が略W字状の冊子を作成することもできる。この場合、第1のウエブ10aによって形成される冊子と、第2のウエブ10bによって形成される冊子とを接着せず、これらの冊子を重ねて中綴じの冊子を作成することもできる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも技術的範囲内である。
(1)本発明のウエブ折り機の構成は、実施例に記載したものに限られず、適宜変更が可能である。例えば、実施例1のウエブ折り機1は、一条のウエブ10を第1のスリッタ20によって分割して2条のウエブ(ウエブ10a、ウエブ10b)を形成したが、これに限らず、予め2条のウエブを用意してもよい。
図4は、本発明のウエブ折り機の変形例を示す図であり、(a)、(b)は、それぞれ側面図、平面図である。
この変形例のウエブ折り機3は、ウエブ10aとウエブ10bとが予め上下方向に重なって走行するようにウエブロール11a、11bが配置されている。したがって、実施例1のウエブ折り機1に備えられた第1のスリッタ20、ガイドローラ30、ターンバー40に相当するものが不要である。したがって、装置の設置スペースを縮小できる。
(2)本発明のウエブ折り機は、接着剤の供給位置、スリットの位置を変更することによって、さまざまなバリエーションの冊子を作成することができる。
以下、本発明のウエブ折り機によって作成される冊子のバリエーションについて説明する。また、適宜ウエブ10aによって形成される冊子を冊子本体、ウエブ10bによって形成される冊子を小冊子と称して説明する。
図5は、本発明のウエブ折り機によって作成される冊子のバリエーションを示す図である。
図5(a)に示す冊子P1は、冊子本体の片方のページの端部に対し、小冊子の片方のページの端部が接着されたものである。この冊子P1は、ウエブ10aの折部12aとは反対側の端部のうちの一方にのみ接着剤を塗布するとともにウエブ10bに接着剤を塗布せず、また、ウエブ10aの折部10aをスリットしないことによって作成できる。
図5(b)に示す冊子P2は、冊子本体の片方のページの中央部に小冊子が設けられたものである。この冊子P2は、ウエブ10aには接着剤を塗布せず、折部12aもスリットしない。そして、ウエブ10bの外側面であって、折部12bに接着を塗布し、この部分を冊子本体に接着して作成する。
図5(c)に示す冊子P3は、冊子P1と同様に冊子本体の片方のページの端部に小冊子が設けられた冊子である。冊子P3は、ウエブ10bの折部がスリットされる。このスリットは、例えば、第2の三角板よりもウエブ10の走行方向上流側に第3のスリッタを設け、ウエブ10bを折り曲げる前に予め形成される。
この冊子P3は、ウエブ10aの折部12aとは反対側の端部のうちの一方にのみ接着剤を塗布し、かつ、ウエブ10bのスリットされた端部とは反対側の端部における内面側に接着剤を塗布して作成する。
図5(d)に示す冊子P4は、冊子P3と同様にウエブ10bの折部がスリットされ、ウエブ10bは、二枚の印刷物に分割されている。冊子P4は、この二枚の印刷物の端部が、冊子本体のそれぞれのページの端部に対して接着されたものである。
この冊子P4は、ウエブ10aの折部12aとは反対側の端部に接着剤を塗布し、ウエブ10aの折部12aをスリットしないことによって作成できる。
図5(e)に示す冊子P5は、冊子本体が表表紙と裏表紙の二枚に分割され、これらの一方の端部同士が、小冊子の端部によって接続されたものである。したがって、その断面形状は、図5(e)に示すように略M字状となっている。
この冊子P5は、実施例1と同様にウエブ10aの折部12aをスリットし、このスリットされた端部とは反対側の端部に接着剤を塗布して作成できる。
図5(f)に示す冊子P6は、冊子本体の背部に小冊子の背部が接着されたものである。この冊子P6は、ウエブ10aの折部12a及びウエブ10bの折部12bをともにスリットし、これとは反対側の端部を接着するとこによって作成できる。
図5(g)に示す冊子P7は、冊子本体及び小冊子が、ともに袋綴じとされたものである。冊子P7は、実施例1と同様な位置に接着剤を供給するとともに、実施例1においてウエブ10aにスリットが形成される位置にミシン目が形成されている。このようなミシン目は、第2のスリッタ80の刃部を交換することによって形成することができる。
実施例1のウエブ折り機を示す図である。 図1のウエブ折り機によって加工されたウエブの断面図である。 実施例2のウエブ折り機を示す図である。 変形例のウエブ折り機を示す図である。 本発明のウエブ折り機によって作成される冊子のバリエーションを示す図である。
符号の説明
1 ウエブ折り機
10、10a、10b ウエブ
50 第1の三角板
60 第2の三角板
70 ニップローラ

Claims (2)

  1. 第1のウエブの幅方向中間部をその長手方向に沿って折り曲げる第1の三角板と、
    前記第1の三角板の裏側面に対しその表側面が対向した状態で配置され、第2のウエブの幅方向中間部をその長手方向に沿って折り曲げる第2の三角板と、
    前記第1の三角板よりも前記第1のウエブの走行方向の下流側に配置され、前記第1の三角板によって折り曲げられた前記第1のウエブを挟み込むニップローラと
    を備え、
    前記第2の三角板の頂点部が前記第1の三角板と前記ニップローラとの間に配置されること
    を特徴とするウエブ折り機。
  2. 請求項1に記載のウエブ折り機において、
    前記第1の三角板及び前記第2の三角板の少なくとも一方が、その幅方向に移動可能に設けられること
    を特徴とするウエブ折り機。

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