JP2008010409A - 電磁調理器用汚れ防止マット - Google Patents

電磁調理器用汚れ防止マット Download PDF

Info

Publication number
JP2008010409A
JP2008010409A JP2007142732A JP2007142732A JP2008010409A JP 2008010409 A JP2008010409 A JP 2008010409A JP 2007142732 A JP2007142732 A JP 2007142732A JP 2007142732 A JP2007142732 A JP 2007142732A JP 2008010409 A JP2008010409 A JP 2008010409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
electromagnetic cooker
antifouling
top plate
pan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007142732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4613185B2 (ja
Inventor
Giichi Ishida
義一 石田
Takashi Higaki
高志 檜垣
Taku Nakamura
卓 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aluminium Ekco Products Co Ltd
Original Assignee
Toyo Aluminium Ekco Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aluminium Ekco Products Co Ltd filed Critical Toyo Aluminium Ekco Products Co Ltd
Priority to JP2007142732A priority Critical patent/JP4613185B2/ja
Publication of JP2008010409A publication Critical patent/JP2008010409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4613185B2 publication Critical patent/JP4613185B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】 鍋やトッププレートを傷つけたり割れたりする虞のない、取扱いの容易な電磁調理器用汚れ防止マットを提供する。
【解決手段】 汚れ防止マット21はガラス繊維よりなる織布23の両面にシリコーンコート24a及び24bを施したものを円形に切り出したものであり、その外周縁は全周にわたってバイアステープ26によって縁取られている。このように形成された汚れ防止マット21はクッション性を有するため、その使用によって電磁調理器のトッププレレート17や鍋19を傷つける虞がなく、割れる虞も無いので利用者にとって取扱いの容易な汚れ防止マットとなる。又、バイアステープ26によって外周縁が縁取られているため、吹きこぼれ液43をせき止めると共に、端部からの劣化が最小に抑えられ、耐久性の高い汚れ防止マットとなる。
【選択図】 図4

Description

この発明は電磁調理器用汚れ防止マットに関し、特に加熱すべき鍋の底面の汚れや吹きこぼれ等を電磁調理器のトッププレートに付着させない電磁調理器用汚れ防止マットに関するものである。
電磁調理器を用いて調理を行う際には、鍋が電磁調理器のトッププレート上に直接置かれた状態で使用されるため、鍋の底の汚れや料理のハネ等がトッププレート上に付着するという問題があった。
上記のような事態を防止するために、電磁調理器のトッププレートと鍋の底との間に挟んで使用する汚れ防止マットが用いられている。
図5は、通常の電磁調理器を組み込んだ調理用加熱装置上で、汚れ防止マットを使用している状態の概略形状を示した平面図であり、図6は図5で示したVI−VIラインの断面図であって、電磁調理器の構成を模式的に示した図である。
これらの図を参照して、調理用加熱装置61のトッププレート17には、手前の左右に電磁調理器13a,電磁調理器13bが設置されている。又、トッププレート17の後方には、ニクロム線がトッププレート17の下面に組み込まれた発熱線加熱器63が設置されている。更にトッププレート17の奥側には吸・排気パネル65が配置されている。
図においては電磁調理器13bに対して磁力透過性及び耐熱性を有する、耐熱ガラスよりなる汚れ防止マット51が配置され、更にその上に加熱すべき鍋19が配置された状態が示されている。そこで図6を参照して、電磁調理器の概略構造及びその加熱原理について簡単に説明する。
トッププレート17の下方には電磁調理器13bを構成する磁力発生コイル14が配置されている。この磁力発生コイル14に図示しないスイッチをオンにすることによって電流が流れると、磁力発生コイル14の周りに二点鎖線で示されているような磁力線15が発生する。この磁力線15はトッププレート17及び汚れ防止マット51を貫通し、更にトッププレート17上に載置されている鍋19の底をも貫通してループ状に形成されることになる。鍋19は所定の導電性を有する材料によって構成されているため、この磁力線15の発生に伴ってその鍋底にうず電流16が発生する。このようにして発生したうず電流16が鍋19の鍋底の電気抵抗によって熱に代わり、鍋底の温度が上昇することになる。これによって鍋19内に収納された料理物が火を介することなく加熱されることになる。
磁力発生コイル14の通電を停止すると磁力線15は消滅し、これによって鍋19の鍋底に発生していたうず電流16も消滅する。その結果、鍋19の鍋底の温度は降下し、加熱状態が終了することになる。
汚れ防止マット51は、その使用により、鍋19の底面に汚れが付着していたり、料理のハネが飛んだ際にも、トッププレート17に直接付着することが無く美麗な状態が保たれ、掃除等の手間をかけずに済む効果を奏するものである。
図7は、図6で示した汚れ防止マット51の概略形状を示した拡大斜視図であり、図8は、図7で示したVIII−VIIIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、汚れ防止マット51は、耐熱ガラス板53を円形に切り出した構成となっている。このためコストが上昇し、又汚れ防止マット51の使用の際に、トッププレート17や鍋19を傷つける虞があるばかりでなく、鍋19との接触等によってそれ自身が割れる虞もあるため、取扱いに注意を払う必要がある。
図9は、図6の “Y”部分に対応した拡大図であり、鍋19の内容物41が吹きこぼれて、吹きこぼれ液43が流出している状態を示したものである。
図を参照して、従来の汚れ防止マット51は耐熱ガラス板53を円形に切り出したものであるため、表面は完全に平坦な形状であり、吹きこぼれ液43は一定量以上となると、汚れ防止マット51から更にトッププレート17まで伝ってしまい、その結果トッププレート17が汚れてしまう。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、使用によって電磁調理器のトッププレートや鍋を傷つける虞がなく、又割れる虞もない、取扱いが容易な電磁調理器用汚れ防止マットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、電磁調理器のトッププレートと電磁調理器によって加熱される鍋の底面との間に挟んで使用される電磁調理器用汚れ防止マットであって、耐熱性を有する繊維より構成され、磁力線の透過性を有するシート状の素材と、素材の少なくとも一方面の全面に形成され、非透水性を有するコート材とを備えたものである。
このように構成すると、クッション性のある汚れ防止マットになると共に、少なくとも一方面は、非透水性を有する面となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、コート材は素材の両面に形成されるものである。
このように構成すると、コート材によって素材が挟まれた状態となる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明の構成において、コート材が形成された面には、その外周縁に沿うように全周にわたって取付けられた、堰状の突起体を備えたものである。
このように構成すると、コート材が形成された面は、完全な平面では無く、突起体によって外周縁が全周にわたって盛り上がった形状となる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、突起体は、素材の外周端の全周を覆うように形成された断面コの字状の縁取り体の一部を形成するものである。
このように構成すると、素材の端部は外面に露出せず、コート材と素材との境目も、縁取り体によって隙間無く覆われる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、縁取り体は、綿素材のバイアステープを含むものである。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、縁取り体は、ガラス繊維の外面全面にシリコーンコートが施されたバイアステープを含むものである。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明の構成において、素材はガラス繊維を含むものである。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明の構成において、コート材は、シリコーンコート材を含むものである。
このように構成すると、汚れ防止マットの表面は防滑性、耐熱性、撥水性等の特性を持ったものとなる。
請求項9記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の発明の構成において、素材は織布を含むものである。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、クッション性のある汚れ防止マットとなるため、使用の際に電磁調理器のトッププレートや鍋を傷つける虞や、割れる虞の無い、取扱いが容易な汚れ防止マットとなる。又、少なくとも1面は非透水性を有する面となるため、使用時に吹きこぼれ等による液体が汚れ防止マットを透過して電磁調理器のトッププレートが汚れることが防止される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、コート材によって素材が挟まれた構成の汚れ防止マットとなるため、使用面を選ぶ必要がない。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、コート材が形成された面は、完全な平面では無く、突起体によって外周縁が全周にわたって盛り上がった形状となる。そのため、この面を上に、すなわち鍋の底面と接するようにして使用すると、吹きこぼれ等により汚れ防止マットにこぼれた液体の少なくとも一部は、突起体によってせき止められ、電磁調理器のトッププレートが汚れることが低減される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、素材は外面に露出せず、コート材と素材との境目も、縁取り体によって隙間無く覆われるため、外部からの直接的な刺激を受けず、素材のほつれ等の劣化が防止されると共にコート材の剥離等も防止され、汚れ防止マットの耐久性が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、縁取り体の部材として綿素材のバイアステープを含むものを用いるため、曲部にも適合しやすく、縫製等により容易に取付けが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、縁取り体の部材としてガラス繊維の外面全面にシリコーンコートが施されたバイアステープを含むものを用いるため、曲部にも適合しやすく、縫製等により容易に取付けが可能となると共に、マット全体の耐熱性が向上する。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、素材はガラス繊維を含むものであるため、耐熱性、耐衝撃性、柔軟性、コスト性に優れた汚れ防止マットが実現される。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、汚れ防止マットの表面は防滑性、耐熱性、撥水性等の特性を持ったものとなるため、より使い勝手の良い汚れ防止マットが実現される。
請求項9記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、素材は織布を含むものであるため、表面が平坦に近い状態となり、コート材を形成し易くより使い勝手の良い汚れ防止マットが実現される。
図1はこの発明の第1の実施の形態による電磁調理器用汚れ防止マットの使用状態を示した図であって、従来例で示した図6に対応した図である。
図を参照して、その下方に電磁調理器13が組み込まれているトッププレート17の上面と加熱すべき鍋19の底面との間に汚れ防止マット21が挟まれている。
図2は、図1で示した汚れ防止マット21の概略形状を示した拡大斜視図であり、図3は図2で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、汚れ防止マット21は磁力線の透過性を有するガラス繊維よりなる織布23(厚さ:0.5mm)両面に非透水性のシリコーンコート24a及び24b(各々厚さ:10μm)を全面に施したものを円形に切り出したもので、外周端は全周にわたって、断面がコの字状となるようなバイアステープ26によって縁取られている。バイアステープ26は綿素材の細長形状のものであり、縫合糸27によってシリコーンコート24a、24b及び織布23と共に縫製され、端部は継ぎ目28を縫い合わせることによって接続されている。
上記のように構成した汚れ防止マット21は、その中心素材として織布23を用いているため、クッション性を有する汚れ防止マットとなる。又、その両面に非透水性のシリコーンコート24a及び24bを施しているため、これらによって織布23の目が埋まり、汚れ防止マット21全体が非透水性を有することとなって、汚れが織布23内部まで到達することが妨げられる。
つまり、汚れ防止マット21を、図1に示したように電磁調理器13のトッププレート17上に配置し、その上に鍋19を置いて使用すると、鍋19の底面に付着した汚れや料理のハネ等がトッププレート17上に直接付着することが防止される効果に加えて、上述したクッション性のため、使用の際にトッププレート17や鍋19を傷つける虞が無く、割れる虞も無いため、取扱いが容易な汚れ防止マットとなる。
又、ガラス繊維よりなる織布23は、クッション性ばかりでなく、耐熱性や耐衝撃性にも優れた素材であるため、使用の際の信頼性が更に向上し、安価な素材でもあるため、コスト性に優れた汚れ防止マットが実現される。
又、汚れ防止マット21表面のシリコーンコート24a及び24bは、耐熱性を有するため加熱調理の際にも変性や融解等の危険がなく、鍋19の底面とトッププレート17に対して防滑性を発揮するため、より使い勝手が向上する。
更に、シリコーンコート24a及び24bは撥水性を有するため、液体状の汚れが織布23内部まで浸透する虞が無いばかりでなく、容易に水洗いを行うことが出来るので、汚れ防止マット21のより衛生的な使用が実現される。
次に、調理の際に鍋から内容物の吹きこぼれが発生した場合について説明する。
図4は、図1の “X”部分に対応した拡大図であり、鍋19の内容物41が吹きこぼれて、吹きこぼれ液43が流出している状態を示したものである。尚、本図は従来の汚れ防止マットの問題点の1つとして示した図9に対応したものである。
図4を参照して、汚れ防止マット21は、先に述べたように、外周縁が全周にわたってバイアステープ26によって縁取られており、このため汚れ防止マット21の外周縁はバイアステープ26の厚み分盛り上がった形状となっている。すなわち、バイアステープ26の一部はシリコーンコート24a及び24bの外周縁に沿う形の堰状の突起体を構成する。この盛り上がりと汚れ防止マット21本体のクッション性とによって、その上に鍋19を載置すると、鍋19の重みとバイアステープ26の厚みによる盛り上がりとによって、汚れ防止マット21の端部は若干上方に反るように変形する。つまり、吹きこぼれ液43が鍋19を伝って汚れ防止マット21上に到達した場合も、汚れ防止マット21の表面は端部から鍋19の底面との接触部に向かって若干傾斜しているため、外周縁までは到達しにくい。又、外周縁まで到達した場合であっても、一定量以下であれば、吹きこぼれ液43は、図示するようにバイアステープ26の堰効果によってせき止められる。このため、汚れ防止マット21の汚れ防止効果は、突起体に相当するものがない従来のものと比べてより高いものとなる。
この事を実証するために、従来品である汚れ防止マット51(ガラス板マット)と、本願発明の汚れ防止マット21(シリコーンコートガラス繊維マット)とのそれぞれについて、吹きこぼれが起こった場合のトッププレート17の汚れ防止効果の確認実験を行った。まず、直径18cmのステンレス製片手鍋(満水容量2L)に水1Lとそうめん80gとを入れ、電磁調理器13の火力を強にして吹きこぼれを発生させ、トッププレート17の汚れ具合を評価した。次に、直径20cmのステンレス製両手鍋(満水容量3L)に水1.5Lとそうめん100gを入れ、同じく電磁調理器13の火力を強にしてふきこぼれを発生され、トッププレート17の汚れ具合を評価した。いずれの実験においても、汚れ防止マット51及び汚れ防止マット21の各々の直径は20cmであり、対照実験として汚れ防止マットを用いない場合の実験も行った。
このようにして得られた実験結果を示したのが以下の表である。
Figure 2008010409
上記の表に示した実験結果から明らかなように、いずれの実験においても、汚れ防止マットを用いない場合及び従来の汚れ防止マット51(ガラス板マット)を用いた場合では、トッププレート17上に吹きこぼれによる汚れが確認され、本願発明の汚れ防止マット21(シリコーンコートガラス繊維マット)を用いた場合では、トッププレート17上には吹きこぼれによる汚れは確認されなかった。
これによって、従来の汚れ防止マット51は、吹きこぼれによるトッププレート17への汚れの付着を防止する効果が低いのに対し、本願発明の汚れ防止マット21は、同汚れの付着を防止する効果が高いことが判明した。
このように、バイアステープ26で汚れ防止マット21の外周縁の全周を縁取ると、従来の汚れ防止マット51に比べ、吹きこぼれによるトッププレート17への汚れが低減する効果が生じる。又、この効果に加えて、バイアステープ26は汚れ防止マット21の端部の補強の役割も果たす。つまり、織布23のほつれや、シリコーンコート24a及び24bの端部からの剥離等が防止されるため、耐久性の高い汚れ防止マットが実現される。
上記のような綿素材のバイアステープ26は、曲部に沿うように取付ける縁取りとして適した素材であり、汚れ防止マット21は織布23とシリコーンコート24とで構成されているため、縫製によって容易に取付けることが出来る。
尚、上記第1の実施の形態では、素材としてガラス繊維よりなる織布を用いているが、これに代えてガラス繊維よりなる織布以外の例えば不織布を用いても良く、カーボン繊維やセラミック繊維等、少なくとも磁力透過性及びクッション性を有する他の繊維よりなる織布又は不織布等でも良い。
又、上記第1の実施の形態では、コート材としてシリコーンコート材を用いているが、少なくとも非透水性及及び弾力性を有する他の部材を用いても良い。コート材は磁力線の透過性を有するものが好ましいが、所定厚さ以上では非透過性のものであっても、施工厚さにおいて透過性が確保出来るものであれば、同様に使用出来る。
更に、上記第1の実施の形態では、素材の両面にコート材が形成されているが、コート材は片面のみに形成したものであっても良い。
更に、上記第1の実施の形態では、汚れ防止マットの端部の縁取り部材として綿素材のバイアステープを用いているが、他の部材を用いても良い。
更に、上記第1の実施の形態では、断面がコの字状になるように、汚れ防止マットの端部全周にわたって縁取り部材を取付けているが、コート材が形成された面における外周縁全周にわたって沿うように他の構造や部材よりなる突起体を取付けたものであっても良い。その際、コート材及び突起体が形成された面が上面となるように使用すれば良い。又、縁取り部材等の突起体は取付けないものであっても良い。
更に、上記第1の実施の形態では、汚れ防止マットは円形形状となっているが、円形形状以外の、例えば矩形形状やドーナツ形状等の他の形状としても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、汚れ防止マットの厚さを0.5mmとしているが、加熱効率の観点からは、0.5mm以下であれば良く、より好ましくは、0.35mm以下であれば良い。
次に、この発明の第2の実施の形態による電磁調理器用汚れ防止マットについて説明する。説明に際しては、先の第1の実施の形態によるものとの相違点を主に行う。
先の実施の形態による汚れ防止マットにあっては、その外周端が綿素材によるバイアステープ26によって縁取られていた。第2の実施の形態にあっては、このバイアステープ26としてガラス繊維(厚さ:0.2mm)の一方面(外面側)の全面にシリコーンコート(厚さ:0.05mm)を施したものを使用し、これを断面コの字状に折り曲げてシリコーンコート24a,24b及び織布23と共に縫製したものである。これによって、第1の実施の形態による汚れ防止マットと同様の効果を奏すると共に、全体の耐熱性が更に向上することになる。
尚、第2の実施の形態による電磁調理器用汚れ防止マットの厚さも、加熱効率の観点から0.5mm以下であれば良く、より好ましくは、0.35mm以下であれば良い。
次に、第2の実施の形態による電磁調理器用汚れ防止マットについて耐熱試験を行った。
(1)試験対象
・本発明品:素材及びバイアステープ(いずれもシリコーンコートされたガラス繊維)
大きさ:直径20cm、厚さ0.3mm
・従来品 :素材(シリコーンゴム)
大きさ:直径20cm、厚さ1.0mm
(2)試験条件
・使用電磁調理器:松下電器産業株式会社製(品番:KZ−MS60B)
・出力:最大出力3kW
・加熱条件:8(火力目盛)で6分間継続加熱
・調理器具:口径24cmのフライパン(ティファール製)
・加熱食材:牛肉100g
(3)試験結果
・本発明品
加熱中、加熱後共に、特に変化が無かった。
・従来品
加熱中に発火し、劣化した素材により電磁調理器の天板が汚れた。又、全体が大きく変形してしまい、繰り返しの使用に耐えなかった。
尚、上記の第2の実施の形態では、バイアステープとしてガラス繊維の片面にシリコーンコートを施したものを使用しているが、ガラス繊維の両面にシリコーンコートを施しても良い。
この発明の第1の実施の形態による電磁調理器用汚れ防止マットの使用状態を示した概略断面図である。 図1で示した電磁調理器用汚れ防止マットの概略構造を示した拡大斜視図である。 図2で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。 図1における“X”部分の拡大図に対応した図であり、鍋から吹きこぼれが発生した状態を示した概略図である。 電磁調理器を組み込んだ一般の調理用加熱装置において、従来の電磁調理器用汚れ防止マットを使用した状態の外観形状を示した平面図である。 図5で示したVI−VIラインに対応した図であって、電磁調理器の作動原理を模式的に示した断面図である。 図6で示した従来の電磁調理器用汚れ防止マットの概略構造を示した拡大斜視図である。 図7で示したVIII−VIIIラインの拡大断面図である。 図6における“Y”部分の拡大図に対応した図であり、鍋から吹きこぼれが発生した状態を示した概略図である。
符号の説明
13…電磁調理器
15…磁力線
17…トッププレート
19…鍋
21…汚れ防止マット
23…織布
24…シリコーンコート
26…バイアステープ
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (9)

  1. 電磁調理器のトッププレートと前記電磁調理器によって加熱される鍋の底面との間に挟んで使用される電磁調理器用汚れ防止マットであって、
    耐熱性を有する繊維より構成され、磁力線の透過性を有するシート状の素材と、
    前記素材の少なくとも一方面の全面に形成され、非透水性を有するコート材とを備えた、電磁調理器用汚れ防止マット。
  2. 前記コート材は前記素材の両面に形成される、請求項1記載の汚れ防止マット。
  3. 前記コート材が形成された面には、その外周縁に沿うように全周にわたって取り付けられた、堰状の突起体を備えた、請求項1又は請求項2記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
  4. 前記突起体は、前記素材の外周端の全周を覆うように形成された断面コの字状の縁取り体の一部を形成する、請求項3記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
  5. 前記縁取り体は、綿素材のバイアステープを含む、請求項4記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
  6. 前記縁取り体は、ガラス繊維の外面全面にシリコーンコートが施されたバイアステープを含む、請求項4記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
  7. 前記素材はガラス繊維を含む、請求項1から請求項6のいずれかに記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
  8. 前記コート材はシリコーンコート材を含む、請求項1から請求項7のいずれかに記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
  9. 前記素材は織布を含む、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電磁調理器用汚れ防止マット。
JP2007142732A 2006-05-31 2007-05-30 電磁調理器用汚れ防止マット Active JP4613185B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007142732A JP4613185B2 (ja) 2006-05-31 2007-05-30 電磁調理器用汚れ防止マット

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151010 2006-05-31
JP2007142732A JP4613185B2 (ja) 2006-05-31 2007-05-30 電磁調理器用汚れ防止マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008010409A true JP2008010409A (ja) 2008-01-17
JP4613185B2 JP4613185B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=39068400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007142732A Active JP4613185B2 (ja) 2006-05-31 2007-05-30 電磁調理器用汚れ防止マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4613185B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017084760A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 三菱電機株式会社 温度検知装置および加熱調理器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286690A (ja) * 1985-10-09 1987-04-21 東亜化成工業株式会社 滑り止めシ−ト
JPH097749A (ja) * 1995-06-21 1997-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2006015667A (ja) * 2004-05-31 2006-01-19 Daisen:Kk 吸水性シート及び吸水性シートを用いた和装用の補正下着

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286690A (ja) * 1985-10-09 1987-04-21 東亜化成工業株式会社 滑り止めシ−ト
JPH097749A (ja) * 1995-06-21 1997-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2006015667A (ja) * 2004-05-31 2006-01-19 Daisen:Kk 吸水性シート及び吸水性シートを用いた和装用の補正下着

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017084760A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 三菱電機株式会社 温度検知装置および加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4613185B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4045606A (en) Protective cover for an electric range
JP4613185B2 (ja) 電磁調理器用汚れ防止マット
JP5155637B2 (ja) 誘導加熱容器
ES2417859T3 (es) Revestimiento de protección y un sistema que comprende una superficie de cocción y el revestimiento de protección
JP5097524B2 (ja) 電磁調理器用汚れ防止マット
KR100893320B1 (ko) 생선구이용 내부 투시 프라이팬
GB2295308A (en) Grill pan liner
JP3148651U (ja) Ihクッキングヒーター用保護シート
JP6153560B2 (ja) 電磁調理器用保護マット
JP4285498B2 (ja) 誘導加熱式調理器
JP3111559U (ja) 電磁調理器用保護シート
JP5121019B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器用シート
JP6074457B2 (ja) 電磁調理器用汚れ防止マット
EP3524106B1 (en) Splatter screen
JPH11329692A (ja) アルミハクを具備した電磁調理器のプレート
JPH0722490U (ja) 電磁調理器用の保護シート
JP2023152794A (ja) 電磁調理器用汚れ防止マット
JPH08196416A (ja) 調理器
CN206062866U (zh) 一种电热锅及其配套使用的食物承载装置
JP3160183U (ja) 焙煎用調理器具
JP3191459U (ja) 電磁調理器用保護シート
JPH11332759A (ja) 電磁調理器用マット
JP3800142B2 (ja) 誘導加熱調理器の汚れ除去方法
GB2483232A (en) Removable PTFE and silicone induction stovetop cover
JPH09285392A (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101018

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4613185

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250