JP2008007637A - 接着性材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接着層、接着層の上の基材層、および基材層の上の仮基材層を有する積層シートからなる接着性材料において、接着層を、融点が80℃以下の樹脂からなり、ホットメルト接着性を有する層とし、仮基材層を、接着層と接着しない層とする。また、この接着性材料を別素材に積層してディスプレー材料とする。
【選択図】図1
Description
図1に本発明の接着性材料の層構成を模式的に示す。本発明の接着性材料100は、接着層30、この接着層30の上に形成される基材層20、およびこの基材層20の上に形成される仮基材層10を有する積層フィルムから構成されている。言い換えると、この積層フィルムは、基材層20の片面に接着層30が形成され、他方の面に仮基材層10が形成されている。
接着層30は、ホットメルト接着性を有する層であり、後で説明する基材層20および別素材40と、接着剤を使用せずに積層することができる。接着層30は、融点が80℃以下の、ホットメルト接着性を有する樹脂から構成されている層である。融点が80℃以下の、ホットメルト接着性を有する樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体系、ポリエステル系、ゴム系の樹脂を挙げることができる。接着層30を構成するホットメルト接着性を有する樹脂の融点が大きすぎると、ホットメルト接着性を発揮する温度が高すぎてしまい、積層するときの熱で基材層20や別素材40に変形などの悪影響が生じる(別素材40については図2を参照。)。
基材層20としては、例えば、ハンドリングの良い二軸延伸ポリエステルフィルム、耐候性の良いアクリルシート、加工性の良いポリエステルやポリ塩化ビニル等の無延伸フィルム、透明性と耐衝撃性のよいポリカーボネートシート等を用いることができる。特に画像の視認性を良好なものとするため、できる限り透明性の高いフィルムを用いることが必要である場合は、ポリエステル樹脂からなるフィルムを用いることが好ましい。
仮基材層10は、基材層20において接着層30を形成した面とは反対の面に形成され、接着性材料100の表層を形成する。また、接着性材料100における接着層30側が、別素材40にホットメルト接着して、後に説明するディスプレー材料200が形成されるので、仮基材層10は、ディスプレー材料200の表層を形成する。このように、仮基材層10は、基材層20の上に存在し、接着性材料100およびディスプレー材料200の保護フィルムとしての役割を有する。仮基材層10は、必要によって取り除かれ、表面に汚れおよび傷がない基材層20を有する接着性材料100およびディスプレー材料200とすることができる。
本発明の接着性材料100の製造方法について以下説明する。本発明の接着性材料100は、接着層30、基材層20、仮基材層10が、この順で積層された構成を有するが、各層を積層する順序は特に限定されず、どれを先に積層してもよい。
本発明のディスプレー材料200は、接着性材料100における接着層30の基材層20が積層された面とは反対の面を、別素材40にホットメルト接着することによって製造することができる。別素材40としては、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ABS等の樹脂からなるシート、プレート、発泡成形体等を用いることができる。このように、本発明のディスプレー材料200は、接着剤を使用せずに、単純な工程により製造することができる。よって、得られたディスプレー材料200は、外的環境によって反りが生じることがない。
(実施例1)
エチレングリコールにエチレンオキシドを付加重合した後、ブチレンオキシドを付加重合し、さらにエチレンオキシドを付加重合して得たポリアルキレンオキシドにオクタデカン−1,18−ジカルボン酸メチルを加えエステル交換反応を行って重量平均分子量15万の樹脂A(融点50℃、分解温度230℃)を得た。
実施例1において、市販のホットメルト接着剤(ヤスハラケミカル社製ヒロダイン7524)を用いて接着層を形成した外は、実施例1と同様にして、接着性材料を得た。
実施例1において、基材層上の接着層が積層された面とは反対側の面に、仮基材層を積層しなかった以外は、実施例1と同様にして、接着性材料を得た。
実施例2において、基材層上の接着層が積層された面とは反対側の面に、仮基材層を積層しなかった以外は、実施例2と同様にして、接着性材料を得た。
市販のインクジェット記録材料「ピクトリコ(透明フィルム品)」(ピクトリコ社製)を使用した。
(耐熱ブロッキング性)
上記実施例および比較例で得られた、接着性材料およびインクジェット記録材料を、幅300mm、長さ20mの大きさとし、これを直径2インチ(5.08cm)の紙巻で巻き取って、小巻加工を施した。そして、この小巻加工を施したサンプルに対して、熱風乾燥機内で80℃にて24時間保管した。その後、サンプルを巻き出した際に、フィルム同士が接着することなくスムーズに広げることができた場合を「○」、フィルム同士が接着しているためスムーズに広げることができない箇所が一部でもある場合を「×」として評価した。
上記実施例および比較例で得られた、接着性材料およびインクジェット記録材料を、HP社製インクジェットプリンタ「デザインジェット5500」にセットして印刷を行った。そして、プリンタの光学センサーがサンプルの端部を感知して用紙幅を認識でき、問題なく印刷ができた場合を「○」、プリンタの光学センサーに感知されず用紙幅が認識できないため、印刷時に用紙エラーが発生した場合を「×」として、プリンタ適性を評価した。
上記実施例1、実施例2、比較例1、および比較例2で得られた接着性材料について、上記のプリンタ適性における印刷を行った後に、接着層をポリ塩化ビニル板(厚さ:1mm)に熱ラミネートしてディスプレー材料を作製した。熱ラミネートは、ロール温度100℃、ロール線圧118N/cm、の一対のロール間で、0.5m/分の速度で行った。
実施例1および実施例2の接着性材料においては、すべての評価項目において良好な結果を示した。なお、実施例2および比較例2においては、インクジェット印刷可能な接着層を用いていないので、プリンタ適性については評価していない。
20 基材層
30 接着層
40 別素材
100 接着性材料
200 ディスプレー材料
Claims (9)
- 接着層、前記接着層の上の基材層、および前記基材層の上の仮基材層を有する積層シートであって、
前記接着層が、融点が80℃以下の樹脂からなると共に、ホットメルト接着性を有する層であり、前記仮基材層が、前記接着層と接着しない層である、接着性材料。 - 前記接着層および前記仮基材層の溶解度パラメーター(SP値)の差が、3以上である、請求項1に記載の接着性材料。
- 前記仮基材層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、または、ポリエチレンおよびポリプロピレンの混合物のいずれかからなる層である、請求項1または2に記載の接着性材料。
- 前記仮基材層が充填剤を含有している層である、請求項1〜3のいずれかに記載の接着性材料。
- 前記仮基材層の光線透過率が30%以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の接着性材料。
- 前記接着層がインク受容性を有する層である、請求項1〜5のいずれかに記載の接着性材料。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の接着性材料、および、この接着性材料における接着層側がホットメルト接着した別素材を有する、ディスプレー材料。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の接着性材料の接着層側を、別素材にホットメルト接着する工程、を有するディスプレー材料の製造方法。
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JP2006179548A JP2008007637A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | 接着性材料 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005305709A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート材 |
WO2006019134A1 (ja) * | 2004-08-19 | 2006-02-23 | Mitsubishi Plastics, Inc. | インクジェット記録材料 |
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