JP2008003985A - 開発支援システム、開発支援方法および開発支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】修正後に実施すべきテストケースを必要最小限の範囲で抽出する。
【解決手段】開発支援システムにおいて、影響範囲管理データベースを予め作成して記憶しておく。影響範囲管理データベースには、「要求」(または「プログラム」)ごとに、当該要求(またはプログラム)が修正された場合に影響がある範囲を格納する。すなわち、「要求」と、当該要求が修正された場合に修正する必要があるプログラムと、修正後に実施しなければならないテストケースとを関連付ける。また、「プログラム」と、当該プログラムが修正された場合に実施しなければならないテストケースとを関連付ける。例えば、障害が発生してプログラムの修正が指示されたときに、修正される「プログラム」を特定し、当該「プログラム」の影響範囲を影響範囲管理データベースから取得して、取得した影響範囲に含まれるテストケースのみを、再動作試験として実施する。
【選択図】図11
【解決手段】開発支援システムにおいて、影響範囲管理データベースを予め作成して記憶しておく。影響範囲管理データベースには、「要求」(または「プログラム」)ごとに、当該要求(またはプログラム)が修正された場合に影響がある範囲を格納する。すなわち、「要求」と、当該要求が修正された場合に修正する必要があるプログラムと、修正後に実施しなければならないテストケースとを関連付ける。また、「プログラム」と、当該プログラムが修正された場合に実施しなければならないテストケースとを関連付ける。例えば、障害が発生してプログラムの修正が指示されたときに、修正される「プログラム」を特定し、当該「プログラム」の影響範囲を影響範囲管理データベースから取得して、取得した影響範囲に含まれるテストケースのみを、再動作試験として実施する。
【選択図】図11
Description
本発明は、プログラムの開発を支援する技術に関する。
プログラムを開発する工程では、作成したプログラムが正常に動作するか否かを確認するために、様々な動作試験が行われる。すなわち、プログラムの開発においては、様々な動作試験を行うことにより、プログラムの不具合(バグ)を検出しては、これを修正する作業が繰り返し行われる。
そして、動作試験における試験の内容(例えばプログラムに与える条件等)は、1つ1つの動作試験に対応した「テストケース」を作成することによって定められる。言い換えれば、複数のテストケースに従ってプログラムの動作試験をそれぞれ行い、全てのテストケースにおいて、動作試験の結果が良好であれば、当該プログラムを合格とする。
一方、通常のプログラム(メインプログラム)は、複数のプログラム(関数プログラム)の集合体として開発される。すなわち、テストケースに従ってメインプログラムの不具合を検出した場合、検出した不具合に応じて、関数プログラム(1つまたは複数)の修正作業が行われる。その後、再度、テストケースに従ってメインプログラムの動作試験(再動作試験)を行い、検出された不具合が治癒したか否かを確認する。
ところが、1つのプログラムに対して、通常、複数のテストケースが定められているため、不具合が検出されたテストケースにおいて当該不具合が治癒していても、他のテストケース(例えば、すでに結果が良好であったテストケース)において、新たな不具合が発生する場合もある。すなわち、プログラムを修正したことによる影響は、複数のテストケースに及ぶ場合があるため、不具合を検出したテストケースについてのみ、再動作試験を実施しただけでは不十分な場合がある。
しかし、障害が発生した場合に、当該障害に応じて修正される関数プログラムの組合せは様々であり、複数のテストケースから影響のあるテストケースのみを抽出することは困難である。一方で、1つのメインプログラムに対して定められるテストケースは膨大であり、障害が発生するたびに、これを全てやりなおすことは非効率的である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、プログラム等の修正後に実施すべきテストケースを必要最小限の範囲で抽出することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、プログラムの開発を支援する開発支援システムであって、オペレータの指示入力を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておく影響範囲管理部と、前記入力部が受け付けたプログラム修正を指示する指示入力に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力から修正対象プログラムを特定し、前記影響範囲管理部に保存されているプログラムの影響範囲の中から、前記修正対象プログラムの影響範囲を取得する取得部と、前記取得部によって取得された修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定部とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る開発支援システムであって、前記影響範囲管理部は、前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムに対する要求ごとに当該要求の影響範囲を予め保存しておき、前記取得部は、前記入力部が受け付けた要求修正をを指示する指示入力に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力から修正対象要求を特定し、前記影響範囲管理部に保存されている要求の影響範囲の中から、前記修正対象要求の影響範囲を取得し、前記取得部によって取得された修正対象要求の影響範囲に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象要求について完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、プログラムの開発を支援する開発支援システムであって、オペレータの指示入力を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムに対する要求ごとに当該要求の影響範囲を予め保存しておく影響範囲管理部と、前記入力部が受け付けた要求修正を指示する指示入力に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力から修正対象要求を特定し、前記影響範囲管理部に保存されている要求の影響範囲の中から、前記修正対象要求の影響範囲を取得する取得部と、前記取得部によって取得された修正対象要求の影響範囲に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象要求について完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定部とを備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の発明に係る開発支援システムであって、要求の影響範囲には、前記要求を修正することにより修正が必要となるプログラムが示されていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係る開発支援システムであって、前記入力部は、前記修正対象プログラムに対する修正が完了したことを示す修正済み情報を受け付け、前記修正済み情報に基づいて、前記影響テストケースが実施可能であるか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、プログラムの開発を支援する開発支援方法であって、オペレータの指示入力を受け付ける入力工程と、前記入力工程において受け付けた指示入力に基づいて、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておく影響範囲保存工程と、前記入力工程において受け付けたプログラム修正を指示する指示入力に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力から修正対象プログラムを特定し、前記影響範囲管理部に保存されているプログラムの影響範囲の中から、前記修正対象プログラムの影響範囲を取得する取得工程と、前記取得工程において取得された修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定工程とを備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、コンピュータ読み取り可能な開発支援プロクラムであって、前記開発支援プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、オペレータの指示入力を受け付ける入力工程と、前記入力工程において受け付けた指示入力に基づいて、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておく影響範囲保存工程と、前記入力工程において受け付けたプログラム修正を指示する指示入力に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力から修正対象プログラムを特定し、前記影響範囲管理部に保存されているプログラムの影響範囲の中から、前記修正対象プログラムの影響範囲を取得する取得工程と、前記取得工程において取得された修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定工程とを実行させることを特徴とする。
請求項1および2および4ないし7に記載の発明では、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておき、修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定することにより、プログラムの修正がされたときに、当該修正によって必要となるテストケースを容易に確認できる。したがって、プログラムに対して漏れのないテストを実施することができ、品質のよいプログラム開発が行える。
請求項3に記載の発明では、入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムに対する要求ごとに当該要求の影響範囲を予め保存しておき、修正対象要求の影響範囲に基づいて、要求修正を指示する指示入力に基づく修正が修正対象要求について完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定することにより、要求の修正がされたときに、当該修正によって必要となるテストケースを容易に確認できる。したがって、漏れのないテストを実施することができ、品質のよいプログラム開発が行える。
請求項4に記載の発明では、要求の影響範囲には、要求を修正することにより修正が必要となるプログラムが示されていることにより、要求の修正がされたときに、当該要求の修正によって修正が必要となるプログラムを容易に確認できる。したがって、修正が必要なプログラムを適切に修正できる。
請求項5に記載の発明では、修正対象プログラムに対する修正が完了したことを示す修正済み情報を受け付け、修正済み情報に基づいて、影響テストケースが実施可能であるか否かを判定することにより、修正後の動作確認が実施できるか否かを容易に判定できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る開発支援システム1を示す図である。図1に示す管理・設計部門とは、開発支援システム1において開発(生産)するプログラム(以下、「製品プログラム」と称する)を設計し、当該製品プログラムに関する様々な情報を管理する部門であり、管理装置2が配置される。また、プログラミング部門とは、製品プログラムを実際に制作する部門であり、プログラミング装置3が配置される。さらに、評価部門とは、プログラミングされた製品プログラムに対する動作試験(および再動作試験)を行うことにより当該製品プログラムの評価を行う部門であって、評価装置4が配置される。
図1は、本発明に係る開発支援システム1を示す図である。図1に示す管理・設計部門とは、開発支援システム1において開発(生産)するプログラム(以下、「製品プログラム」と称する)を設計し、当該製品プログラムに関する様々な情報を管理する部門であり、管理装置2が配置される。また、プログラミング部門とは、製品プログラムを実際に制作する部門であり、プログラミング装置3が配置される。さらに、評価部門とは、プログラミングされた製品プログラムに対する動作試験(および再動作試験)を行うことにより当該製品プログラムの評価を行う部門であって、評価装置4が配置される。
すなわち、開発支援システム1は、主に管理装置2、プログラミング装置3および評価装置4から構成され、これらが互いにネットワーク90によってデータ通信可能な状態で接続された構造を有している。なお、管理装置2や評価装置4は、複数の装置により実現されてもよい。また、プログラミング装置3は、2台に限定されるものではなく、1台であってもよいし、さらに多くのプログラミング装置3が配置されていてもよい。
図2は、管理装置2の構成を示す図である。
管理装置2は、CPU21、記憶部22、入力部26、表示部27および通信部28を備え、一般的なパーソナルコンピュータとしての機能を有する。詳細は後述するが、管理装置2は、主に管理者および設計者によって操作され、製品プログラムに関する情報を一元的に管理するために使用される。
CPU21は、各種データの演算を行って、管理装置2の各構成を制御する。記憶部22は、主にプログラム230を記憶するROM23、CPU21の一時的なワーキングエリアとして使用されるRAM24、および比較的大容量のデータを長期的に記憶するハードディスク25を備える。
図3は、管理装置2の機能ブロックを示す図である。図3に示すデータベース管理部210が、ハードディスク25に記憶された各種データベースを管理するため、主にCPU21がプログラム230に従って動作することにより実現される機能ブロックである。
データベース管理部210について説明する前に、まず、管理装置2のハードディスク25に記憶される各種データベースについて説明する。
ハードディスク25には、図3に示すように、要求管理データベース250、プログラム管理データベース251、テストケース管理データベース252、影響範囲管理データベース253および障害管理データベース254が記憶される。
要求管理データベース250は、個々の「要求」を識別する識別子(以下、「要求ID」と称する)と、当該要求IDによって識別される要求に関する情報とを関連付けて保存するためのデータベースである。すなわち、要求管理データベース250を構成する各レコードは、要求ごとに設けられており、これらのレコードに格納される情報は要求IDを用いて検索することが可能である。要求管理データベース250には、製品プログラムについて作成されるすべての要求が登録される。
なお、要求とは、製品プログラムに対する要求(仕様等)であり、プログラム管理の上位に位置する概念である。具体的には、件名、概要説明、詳細記述、開発ステータス、進捗状況等を含むが詳細は後述する。
プログラム管理データベース251は、個々の「関数プログラム」を識別する識別子(以下、「プログラムID」と称する)と、当該プログラムIDによって識別される関数プログラムに関する情報とを関連付けて保存するためのデータベースである。すなわち、プログラム管理データベース251を構成する各レコードは、関数プログラムごとに設けられており、これらのレコードに格納される情報はプログラムIDを用いて検索することが可能である。プログラム管理データベース251には、製品プログラムについて作成されるすべての関数プログラムが登録される。
なお、関数プログラムとは、製品プログラムを構成する複数の関数に対応するプログラムである。以下の説明において、関数プログラムを単にプログラムと略する場合がある。また、関数プログラムに関する情報とは、具体的には、プログラムカテゴリ、プログラム項目名、プログラム内容等を含むが詳細は後述する。
テストケース管理データベース252は、個々の「テストケース」を識別する識別子(以下、「テストケースID」と称する)と、当該テストケースIDによって識別されるテストケースに関する情報とを関連付けて保存するためのデータベースである。すなわち、テストケース管理データベース252を構成する各レコードは、テストケースごとに設けられており、これらのレコードに格納される情報はテストケースIDを用いて検索することが可能である。テストケース管理データベース252には、製品プログラムについて作成されるすべてのテストケースが登録される。
なお、テストケースとは、製品プログラム(または関数プログラム)を検査するための動作試験を規定するものである。また、テストケースに関する情報とは、具体的には、テストカテゴリ、テスト項目名、テスト内容、作成者等を含むが詳細は後述する。
影響範囲管理データベース253は、「プログラムID」と、当該プログラムIDによって識別される関数プログラムの影響範囲とを関連付けて保存するためのデータベースである。また、影響範囲管理データベース253は、「要求ID」と、当該要求IDによって識別される要求の影響範囲とを関連付けて保存する。
すなわち、影響範囲管理データベース253を構成する各レコードは、関数プログラムおよび要求ごとに設けられており、これらのレコードに格納される情報はプログラムIDおよび要求IDを用いて検索することが可能である。
なお、関数プログラムの影響範囲とは、当該関数プログラムについての修正が影響を及ぼす範囲であり、具体的には、当該関数プログラムが修正された場合に、実施しなければならないテストケース(以下、「影響テストケース」と称する)である。また、要求の影響範囲とは、当該要求についての修正が影響を及ぼす範囲であり、具体的には、当該要求が修正された場合に、修正されなければならない関数プログラムと、実施しなければならないテストケースとである。
障害管理データベース254は、個々の「障害」を識別する識別子(以下、「障害ID」と称する)と、当該障害IDによって識別される障害に関する情報とを関連付けて保存するためのデータベースである。すなわち、障害管理データベース254を構成する各レコードは、障害ごとに設けられており、これらのレコードに格納される情報は障害IDを用いて検索することが可能である。
なお、ここに言う障害とは、テストケースに従って製品プログラム(または関数プログラム)の動作試験を行ったときに発生するものである。また、障害に関する情報とは、具体的には、障害項目名、障害内容、発見テストケースID(当該障害を発見したテストケースのテストケースID)、発見者、重要度等を含むが詳細は後述する。
データベース管理部210は、登録情報240に示されるデータベースIDに基づいて、当該データベースIDによって識別されるデータベースに新しいレコードを作成する。さらに、作成した新たなレコードに登録情報240に示される各種情報を格納することによって、当該データベースに登録情報240を登録する。
なお、データベースIDとは、ハードディスク25に記憶されているデータベース(要求管理データベース250、プログラム管理データベース251、テストケース管理データベース252、影響範囲管理データベース253および障害管理データベース254)を個々に識別する識別子である。
また、データベース管理部210は、更新情報241に示されるデータベースIDに基づいて、当該データベースIDによって識別されるデータベースを更新する。より詳しくは、すでに当該データベースに登録されているレコードに格納されている情報を、当該更新情報241に含まれる情報によって書き換える。
さらに、データベース管理部210は、閲覧要求(図示せず)に基づいて、閲覧情報242を生成する。閲覧要求には、閲覧を要求した要求元を示す識別子(以下、「要求元ID」と称する)と、閲覧を要求するデータベースを示すデータベースIDと、当該データベースIDによって識別されるデータベースのレコードを示す識別子(以下、「閲覧レコードID」と称する)とが含まれる。
データベース管理部210は、閲覧要求に含まれるデータベースIDと、閲覧レコードIDとに基づいて、当該データベースIDによって識別されるデータベースを検索する。そして、閲覧レコードIDによって識別される当該データベースのレコードに格納されている情報を抽出して、閲覧情報242を生成する。
このようにして生成される閲覧情報242には、データベースに格納されている情報のうち、閲覧要求によって閲覧を要求された情報と、閲覧を要求した要求元ID(閲覧情報242の伝達先を示す情報となる)とが含まれる。すなわち、データベース管理部210は、ハードディスク25に記憶されている各データベースの検索エンジンとしての機能を有している。
なお、本実施の形態における開発支援システム1では、要求元IDとは、管理装置2、プログラミング装置3または評価装置4を識別する情報となる。また、閲覧レコードIDは、閲覧を要求する情報が格納されているデータベースごとに異なる情報であり、例えば、要求ID、プログラムID、テストケースIDあるいは障害ID等である。
また、登録情報240、更新情報241および閲覧要求は、入力部26から取得されるだけでなく、通信部28を介してプログラミング装置3や評価装置4から取得される場合もある。同様に、閲覧情報242は、表示部27に表示されるだけでなく、通信部28を介してプログラミング装置3や評価装置4に送信される場合もある。
図2に戻って、入力部26は、キーボードやマウス等から構成され、オペレータによって操作されることによって、オペレータからの様々な指示や情報を受け付ける。
表示部27は、一般的なディスプレイであって、各種データを画面に表示する。特に、表示部27は、閲覧情報242を表示する。
通信部28は、管理装置2をネットワーク90に接続する機能を有する。これにより、管理装置2は、プログラミング装置3および評価装置4との間でデータ通信を行うことができる。
図4は、プログラミング装置3の構成を示す図である。プログラミング装置3は、主にプログラマによって操作され、製品プログラム(関数プログラム)を制作するために使用されるとともに、プログラム情報340を入力するためにも使用される。なお、プログラム情報340は、プログラムIDと、当該プログラムIDによって識別される関数プログラムに関する情報とを含む。
プログラミング装置3は、CPU31、記憶部32、入力部36、表示部37および通信部38を備え、一般的なパーソナルコンピュータとしての機能を有する。なお、詳細は図示しないが、プログラミング装置3は、製品プログラム(関数プログラム)を作成するためのツール(エディタ、コンパイラ、リンカおよびデバッガ等)を有している。
CPU31は、各種データの演算を行って、プログラミング装置3の各構成を制御する。記憶部32は、主にプログラム330を記憶するROM33、CPU31の一時的なワーキングエリアとして使用されるRAM34、および比較的大容量のデータを長期的に記憶するハードディスク35を備える。ハードディスク35には、例えば、プログラマが制作した関数プログラム等が保存される。
入力部36は、キーボードやマウス等から構成され、オペレータ(プログラマ)によって操作されることによって、オペレータからの様々な指示や情報を受け付ける。特に、オペレータは、入力部36を操作することにより、プログラム情報340を入力する。
表示部37は、一般的なディスプレイであって、各種データを画面に表示する。特に、表示部37は、閲覧情報242を表示する。表示部37に表示される閲覧情報242としては、例えば、関数プログラムに対する修正を指示する情報等が考えられる。
通信部38は、プログラミング装置3をネットワーク90に接続する機能を有する。これにより、プログラミング装置3は、管理装置2および評価装置4との間でデータ通信を行うことができる。
図5は、評価装置4の構成を示す図である。評価装置4は、主に試験者によって操作され、製品プログラム(関数プログラム)に対するテストケースを実施するために使用されるとともに、評価情報440を入力するためにも使用される。なお、評価情報440は、テストケースIDと、当該テストケースIDによって識別されるテストケースを実施した際の結果に関する情報とを含む。
評価装置4は、CPU41、記憶部42、入力部46、表示部47および通信部48を備え、一般的なパーソナルコンピュータとしての機能を有する。なお、詳細は図示しないが、評価装置4は、製品プログラム(関数プログラム)の動作試験に必要な構成(例えば、製品プログラムが動作する装置)を有している。
CPU41は、各種データの演算を行って、評価装置4の各構成を制御する。記憶部42は、主にプログラム430を記憶するROM43、CPU41の一時的なワーキングエリアとして使用されるRAM44、および比較的大容量のデータを長期的に記憶するハードディスク45を備える。
入力部46は、キーボードやマウス等から構成され、オペレータ(試験者)によって操作されることによって、オペレータからの様々な指示や情報を受け付ける。特に、オペレータは、入力部46を操作することにより、評価情報440を入力する。
表示部47は、一般的なディスプレイであって、各種データを画面に表示する。特に、表示部47は、閲覧情報242を表示する。表示部47に表示される閲覧情報242としては、例えば、テストケースの一覧表等が考えられる。
通信部48は、評価装置4をネットワーク90に接続する機能を有する。これにより、評価装置4は、管理装置2およびプログラミング装置3との間でデータ通信を行うことができる。
以上が、本実施の形態における開発支援システム1の構成および機能の説明である。
次に、開発支援システム1の動作について説明する。
図6は、管理装置2のデータベースに情報を登録する動作を簡略的に示す流れ図である。
登録処理が開始されると、まず、オペレータによって入力される情報(入力情報)を受け付け(ステップS1)、入力が終了するまでステップS1を繰り返す(ステップS2)。なお、入力情報の受付は、入力部26,36,46のいずれかによって行われる。
入力が終了すると、入力情報に基づいて登録情報240を生成する(ステップS3)。なお、登録情報240が管理装置2以外の装置(プログラミング装置3または評価装置4)において生成される場合は、生成された登録情報240が管理装置2に送信される。すなわち、開発支援システム1において生成された登録情報240は、管理装置2のRAM24に伝達される。
次に、管理装置2のデータベース管理部210が、RAM24に伝達された登録情報240をデータベースに登録する(ステップS4)。
さらに、開発支援システム1は、登録処理を終了するか否かを判定し(ステップS5)、処理を継続する場合は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。一方、登録処理を終了する場合は、当該処理を終了する。
図6に示す登録処理を、各データベースごとに具体的に説明する。
<要求管理データベース250への登録処理>
要求管理データベース250に新たな「要求」を登録する処理は、主に設計者によって管理装置2を使用することにより実行される。ただし、プログラミング装置3を使用して実行されてもよい。
要求管理データベース250に新たな「要求」を登録する処理は、主に設計者によって管理装置2を使用することにより実行される。ただし、プログラミング装置3を使用して実行されてもよい。
まず、設計者は、登録処理を開始する際に、要求管理データベース250への登録処理を選択する。次に、ステップS1において、入力部26を操作することにより、入力情報として、「要求ID」、「要求カテゴリ」、「要求項目名」、「要求内容」等を入力する。なお、「要求ID」は、要求管理データベース250への登録処理が選択されたときに、例えば管理装置2によって自動的に付与されてもよい。
入力が終了すると(ステップS2においてYes)、入力情報に基づいて登録情報240が生成される。なお、先述のように、登録情報240には、登録先を示すデータベースIDが付加される。ここでは要求管理データベース250を示すデータベースIDが登録情報240に付加される。
データベース管理部210は、生成された登録情報240に含まれるデータベースIDを参照することにより、当該登録情報240の登録先のデータベースが要求管理データベース250であることを確認する。また、登録情報240に含まれる「要求ID」を取得して、要求管理データベース250に、取得した「要求ID」によって識別されるレコードを新たに追加する。さらに、新たに追加したレコードの各項目に、登録情報240に含まれる情報を適宜格納する。
図7は、要求管理データベース250に新たに登録されたレコードを例示する図である。図7に例示するように、要求管理データベース250には複数の項目が設けられる。これらの項目のうち、登録時に情報が格納されるのは、登録情報240に含まれる情報に対応する項目と、「リンク済み」を示す項目とであって、それ以外の項目に情報は格納されない。
なお、「リンク済み」項目とは、当該「要求」について、すでに要求の影響範囲が入力(登録)されたか否かを示す情報が格納される項目である。新たな「要求」が要求管理データベース250に登録された時点では、当該要求の影響範囲は未だ影響範囲管理データベース253に登録されていない。したがって、「要求」の登録時において、データベース管理部210は、「リンク済み」項目に「未」を示す情報を格納する。
このようにして、新たな「要求」が要求管理データベース250に登録される。設計者は、さらに「要求」を登録する場合には、要求管理データベース250への登録処理を継続するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。
必要な「要求」をすべて登録した場合、設計者は、要求管理データベース250への登録処理を終了するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、要求管理データベース250への登録処理を終了する。
<プログラム管理データベース251への登録処理>
プログラム管理データベース251に新たな「関数プログラム」を登録する処理は、主に設計者によって管理装置2を使用することにより実行される。ただし、関数プログラムを制作する過程において、新たな関数プログラムが必要になる場合も多々あるので、プログラマがプログラミング装置3を使用して実行してもよい。
プログラム管理データベース251に新たな「関数プログラム」を登録する処理は、主に設計者によって管理装置2を使用することにより実行される。ただし、関数プログラムを制作する過程において、新たな関数プログラムが必要になる場合も多々あるので、プログラマがプログラミング装置3を使用して実行してもよい。
まず、設計者は、登録処理を開始する際に、プログラム管理データベース251への登録処理を選択する。次に、ステップS1において、入力部26を操作することにより、入力情報として、「プログラムID」、「プログラムカテゴリ」、「プログラム項目名」、「プログラム内容」等を入力する。なお、「プログラムID」は、プログラム管理データベース251への登録処理が選択されたときに、例えば管理装置2によって自動的に付与されてもよい。
入力が終了すると(ステップS2においてYes)、入力情報に基づいて登録情報240が生成される。なお、先述のように、登録情報240には、登録先を示すデータベースIDが付加される。ここではプログラム管理データベース251を示すデータベースIDが登録情報240に付加される。
データベース管理部210は、生成された登録情報240に含まれるデータベースIDを参照することにより、当該登録情報240の登録先のデータベースがプログラム管理データベース251であることを確認する。また、登録情報240に含まれる「プログラムID」を取得して、プログラム管理データベース251に、取得した「プログラムID」によって識別されるレコードを新たに追加する。さらに、新たに追加したレコードの各項目に、登録情報240に含まれる情報を適宜格納する。
図8は、プログラム管理データベース251に新たに登録されたレコードを例示する図である。図8に例示するように、プログラム管理データベース251には複数の項目が設けられる。これらの項目のうち、登録時に情報が格納されるのは、登録情報240に含まれる情報に対応する項目と、「リンク済み」を示す項目とであって、それ以外の項目に情報は格納されない。
なお、「リンク済み」項目とは、当該「プログラム」について、すでにプログラムの影響範囲が入力(登録)されたか否かを示す情報が格納される項目である。新たな「プログラム」がプログラム管理データベース251に登録された時点では、当該プログラムの影響範囲は未だ影響範囲管理データベース253に登録されていない。したがって、「プログラム」の登録時において、データベース管理部210は、「リンク済み」項目に「未」を示す情報を格納する。
このようにして、新たな「プログラム」がプログラム管理データベース251に登録される。設計者は、さらに「プログラム」を登録する場合には、プログラム管理データベース251への登録処理を継続するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。
必要な「プログラム」をすべて登録した場合、設計者は、プログラム管理データベース251への登録処理を終了するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、プログラム管理データベース251への登録処理を終了する。
<テストケース管理データベース252への登録処理>
テストケース管理データベース252に新たな「テストケース」を登録する処理は、主に設計者によって管理装置2を使用することにより実行される。ただし、製品プログラムを評価する過程において、新たなテストケースが必要になる場合も多々あるので、試験者が評価装置4を使用することにより実行してもよい。
テストケース管理データベース252に新たな「テストケース」を登録する処理は、主に設計者によって管理装置2を使用することにより実行される。ただし、製品プログラムを評価する過程において、新たなテストケースが必要になる場合も多々あるので、試験者が評価装置4を使用することにより実行してもよい。
まず、設計者は、登録処理を開始する際に、テストケース管理データベース252への登録処理を選択する。次に、ステップS1において、入力部26を操作することにより、入力情報として、「テストケースID」、「テストカテゴリ」、「テスト項目名」、「テスト内容」、「作成者」等を入力する。なお、「テストケースID」は、テストケース管理データベース252への登録処理が選択されたときに、例えば管理装置2によって自動的に付与されてもよい。
入力が終了すると(ステップS2においてYes)、入力情報に基づいて登録情報240が生成される。なお、先述のように、登録情報240には、登録先を示すデータベースIDが付加される。ここではテストケース管理データベース252を示すデータベースIDが登録情報240に付加される。
データベース管理部210は、生成された登録情報240に含まれるデータベースIDを参照することにより、当該登録情報240の登録先のデータベースがテストケース管理データベース252であることを確認する。また、登録情報240に含まれる「テストケースID」を取得して、テストケース管理データベース252に、取得した「テストケースID」によって識別されるレコードを新たに追加する。さらに、新たに追加したレコードの各項目に、登録情報240に含まれる情報を適宜格納する。
図9は、テストケース管理データベース252に新たに登録されたレコードを例示する図である。図9に例示するように、テストケース管理データベース252には複数の項目が設けられる。これらの項目のうち、登録時に情報が格納されるのは、登録情報240に含まれる情報に対応する項目のみであって、それ以外の項目に情報は格納されない。
このようにして、新たな「テストケース」がテストケース管理データベース252に登録される。設計者は、さらに「テストケース」を登録する場合には、テストケース管理データベース252への登録処理を継続するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。
必要な「テストケース」をすべて登録した場合、設計者は、テストケース管理データベース252への登録処理を終了するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、テストケース管理データベース252への登録処理を終了する。
<影響範囲管理データベース253への登録処理>
影響範囲管理データベース253に新たな「影響範囲」を登録する処理は、「要求」の影響範囲を登録する場合と、「プログラム」の影響範囲を登録する場合とがある。
影響範囲管理データベース253に新たな「影響範囲」を登録する処理は、「要求」の影響範囲を登録する場合と、「プログラム」の影響範囲を登録する場合とがある。
まず、設計者は、登録処理を開始する際に、影響範囲管理データベース253への登録処理を選択する。影響範囲管理データベース253への登録処理が選択されると、データベース管理部210は、要求管理データベース250およびプログラム管理データベース251をサーチし、「リンク済み」項目に「未」を示す情報が格納されているレコードを抽出して、表示部27に一覧表示させる。すなわち、未だリンク済みとなっていない「要求」および「プログラム」を一覧表示する。
図10は、影響範囲が未登録の「要求」および「プログラム」をIDを用いて一覧表示する例を示す図である。
次に、設計者は、入力部26を操作して、表示された一覧から所望する「要求」または「プログラム」を選択する。図10では、「R03」という要求IDで識別される要求を、「影響範囲」を登録する「要求」として選択する例を示す。このように、一覧から選択されることにより、影響範囲を登録する「要求」または「プログラム」が指定される。ただし、任意の「要求ID」または「プログラムID」を入力することによって、直接指定してもよい。
設計者が「要求ID」を指定した場合、さらに当該「要求ID」によって識別される要求について、「要求の影響範囲」を入力する。「要求の影響範囲」としては「プログラムID」と、「テストケースID」とが入力され得る。
「要求の影響範囲」として入力される「プログラムID」は、当該要求が修正された場合に、その影響により修正が必要となるプログラムを示すプログラムIDである。また、「要求の影響範囲」として入力される「テストケースID」は、当該要求が修正された場合に、その影響により再度実行しなければならないテストケース(影響テストケース)を示すテストケースIDである。
一方、設計者が「プログラムID」を指定した場合、さらに当該「プログラムID」によって識別されるプログラムについて、「プログラムの影響範囲」を入力する。「プログラムの影響範囲」としては「テストケースID」が入力され得る。「プログラムの影響範囲」として入力される「テストケースID」は、当該プログラムが修正された場合に、その影響により再度実行しなければならなくなるテストケース(影響テストケース)を示すテストケースIDである。
図10に示す例では、「要求ID」が選択されているので、「要求の影響範囲」として「プログラムID」および「テストケースID」を入力できる。ここでは、「テストケースID」を2つ(T01,T02)入力したものとして説明する。
入力が終了すると(ステップS2においてYes)、入力情報に基づいて登録情報240が生成される。なお、先述のように、登録情報240には、登録先を示すデータベースIDが付加される。ここでは影響範囲管理データベース253を示すデータベースIDが登録情報240に付加される。
データベース管理部210は、生成された登録情報240に含まれるデータベースIDを参照することにより、当該登録情報240の登録先のデータベースが影響範囲管理データベース253であることを確認する。また、登録情報240に含まれる「要求ID」または「プログラムID」を取得して、影響範囲管理データベース253に、取得した「要求ID」または「プログラムID」によって識別されるレコードを新たに追加する。さらに、新たに追加したレコードの各項目に、登録情報240に含まれる情報を適宜格納する。
図11は、影響範囲管理データベース253に新しいレコードが登録された状態を例示する図である。図11に例示するように、影響範囲管理データベース253には、「要求」または「プログラム」ごとに、「影響範囲」項目が設けられる。図11に示す例では、「要求ID」が「R03」で示されるレコードが新たに登録されており、当該レコードの「影響範囲」の項目には、「T01,T02」という2つの「テストケースID」が格納されている。
このようにして、新たな「影響範囲」が影響範囲管理データベース253に登録される。なお、「要求の影響範囲」を登録した場合、データベース管理部210は、要求管理データベース250を検索して、当該要求の「リンク済み」項目に「済み」を示す情報を格納する。また、「プログラムの影響範囲」を登録した場合、データベース管理部210は、プログラム管理データベース251を検索して、当該プログラムの「リンク済み」項目に「済み」を示す情報を格納する。
次に、さらに続けて「影響範囲」を登録する場合(図10に示す一覧に他のIDが表示されている場合)、設計者は、影響範囲管理データベース253への登録処理を継続するよう指示を入力する。
これにより、開発支援システム1は、ステップS1に戻って処理を繰り返す。ただし、すでに「要求の影響範囲」を登録した「R03」の要求IDで識別される要求は、「リンク済み」の項目が「済み」となっているので、未登録の一覧には表示されない。
必要な「影響範囲」をすべて登録した場合、設計者は、影響範囲管理データベース253への登録処理を終了するよう指示を入力する。これにより、開発支援システム1は、影響範囲管理データベース253への登録処理を終了する。
このようにして、本実施の形態における開発支援システム1では、要求管理データベース250に登録されている全ての「要求」、およびプログラム管理データベース251に登録されている全ての「プログラム」について、それぞれ「影響範囲」が登録される。
<障害管理データベース254への登録処理>
障害管理データベース254に新たな「障害」を登録する処理は、主に試験者が評価装置4を操作することにより行われる。ただし、障害管理データベース254への登録処理は、テスト結果を入力する処理が行われるときに、間接的に実行されるので、別途後述する。
障害管理データベース254に新たな「障害」を登録する処理は、主に試験者が評価装置4を操作することにより行われる。ただし、障害管理データベース254への登録処理は、テスト結果を入力する処理が行われるときに、間接的に実行されるので、別途後述する。
<テストを実施するときの動作(動作確認処理)>
図12は、製品プログラム(または関数プログラム)の動作確認処理を示す流れ図である。開発支援システム1では、評価部門の試験者が評価装置4を操作することにより、製品プログラム(または関数プログラム)の動作試験が実施される。
図12は、製品プログラム(または関数プログラム)の動作確認処理を示す流れ図である。開発支援システム1では、評価部門の試験者が評価装置4を操作することにより、製品プログラム(または関数プログラム)の動作試験が実施される。
まず、試験者は、評価装置4の入力部46を操作することにより、テスト(動作試験)を開始する指示を与える。これにより、評価装置4は、テストケース管理データベース252に登録されているテストケースの一覧を送信するように一覧要求を管理装置2に送信する(ステップS11)。この動作は、評価装置4から管理装置2に閲覧要求を行うことを意味する。
管理装置2は、評価装置4からの当該閲覧要求を受信すると、テストケース管理データベース252に登録されている情報に基づいて閲覧情報242を生成し、評価装置4に送信する。
評価装置4は、閲覧情報242を受信するまで待機しており(ステップS12)、当該閲覧情報242を受信すると、受信した閲覧情報242に基づいて、当該テストケースの一覧を表示部47に表示する(ステップS13)。
これにより、試験者は、テストケース管理データベース252に、どのようなテストケースが登録されているかを容易に確認することができる。すなわち、実施するテストケースを容易に選択できる。
試験者は、表示部47に表示されたテストケースの一覧から、所望するテストケースを選択する。評価装置4は、試験者によって選択がされるまで待機しており(ステップS14)、当該選択がされることにより、評価装置4は、選択されたテストケースを識別するテストケースIDを含む閲覧要求を管理装置2に送信する(ステップS15)。なお、以下では「テストケースID」として、「T01」を送信する例について説明する。
ステップS15において送信された閲覧要求を受信すると、管理装置2のデータベース管理部210は、テストケース管理データベース252を検索し、当該テストケースIDによって識別されるテストケースのレコードを抽出して、閲覧情報242を生成する。さらに管理装置2の通信部28は、生成された閲覧情報242を評価装置4に送信する。
評価装置4は、閲覧情報242を受信するまで待機しており(ステップS16)、閲覧情報242を受信すると、当該閲覧情報242に基づいて、選択したテストケースに関する情報を表示部47に表示する(ステップS17)。
図13は、テストケースに保存されている情報の内容が表示される例を示す図である。このように、開発支援システム1では、テストケースを実行する前に、実行するテストケース(ここに示す例ではテストケースIDが「T01」)に関する情報が表示部47に表示される。したがって、試験者は、表示部47に表示されたテストケースに関する情報(特に「テスト内容」の項目に格納されている情報)を、動作試験の前に、確認することができる。
図13に示す例では、「結果」の項目に何も格納されていないことから、未だ当該テストケースは実行されていないことが分かる。また、「発生した障害ID」、「障害修正項目」および「障害修正状況」の各項目には、当該テストケースを実行することによって障害が発生しない限り情報が格納されることはない。したがって、未だ実行されていない当該テストケースに関してこれらの情報が格納されていることはない。
次に、評価装置4は、試験者の操作に従って、製品プログラムの動作試験を行い(ステップS18)、試験が終了したか否かを判定する(ステップS19)。そして、動作試験が終了するまで、動作試験を行いつつ待機し、試験が終了すると(ステップS19においてYes)、動作確認処理を終了する。
<テスト結果を入力する動作(結果入力処理)>
図14は、結果入力処理を示す流れ図である。結果入力処理とは、テストケースを実行することにより、動作確認処理を行った結果を入力する処理である。開発支援システム1では、評価部門の試験者が評価装置4を操作することにより、結果入力処理が行われる。
図14は、結果入力処理を示す流れ図である。結果入力処理とは、テストケースを実行することにより、動作確認処理を行った結果を入力する処理である。開発支援システム1では、評価部門の試験者が評価装置4を操作することにより、結果入力処理が行われる。
まず、試験者は、評価装置4の入力部46を操作することにより、結果入力処理を開始する指示を与える。これにより、評価装置4は、ステップS11と同様にテストケースの一覧を送信するように一覧要求を管理装置2に送信する(ステップS21)。
管理装置2は、評価装置4からの当該閲覧要求を受信すると、テストケース管理データベース252に登録されている情報に基づいて閲覧情報242を生成し、評価装置4に送信する。
評価装置4は、閲覧情報242を受信するまで待機しており(ステップS22)、当該閲覧情報242を受信すると、受信した閲覧情報242に基づいて、当該テストケースの一覧を表示部47に表示する(ステップS23)。実行されたテストケースは、必ずテストケース管理データベース252に登録されているので、このとき表示される一覧には、必ず結果を入力しようとするテストケースが表示される。
これにより、試験者は、テストケース管理データベース252に、どのようなテストケースが登録されているかを容易に確認することができるとともに、結果を入力しようとするテストケースを容易に選択できる。
試験者は、表示部47に表示されたテストケースの一覧から、所望するテストケースを選択する。評価装置4は、試験者によって選択がされるまで待機しており(ステップS24)、当該選択がされることにより、評価装置4は、選択されたテストケースを識別するテストケースIDを入力情報(評価情報440)として取得する(ステップS25)。なお、以下では「テストケースID」として、「T01」が選択された例について説明する。
試験者がテストケースIDに続いて、入力したテストケースIDによって識別されるテストケースを実行した結果を、入力部46を操作することにより入力する。これにより、評価装置4は、動作試験の「結果」を受け付ける(ステップS26)。本実施の形態では、「結果」として、良好な結果を示す「OK」、または障害発生を示す「NG」のいずれかが入力される。
次に、入力された「結果」が「OK」か否かを判定し(ステップS27)、「OK」でない場合は、結果の詳細内容を受け付ける(ステップS28)。ここで、結果の詳細内容の具体例としては、例えば、「障害項目名」、「障害内容」、「発見者」「重要度」等である。一方、「結果」が「OK」である場合は(ステップS26においてYes)、ステップS28をスキップする。
次に、ステップS25,S26,S28において入力された入力情報に基づいて、評価情報440を作成し、通信部48が管理装置2に向けて送信し(ステップS29)、結果入力処理を終了する。なお、評価情報440には、結果を入力する「テストケースID」、および当該テストケースIDで識別されるテストケースを実行した「結果」等が必ず含まれ、「結果」が「NG」の場合は、さらに「結果の詳細内容」が含まれる。
<テスト結果を登録する動作(結果登録処理)>
図15は、結果登録処理を示す流れ図である。結果登録処理とは、結果入力処理により入力された情報をテストケース管理データベース252や、障害管理データベース254に格納する処理である。開発支援システム1では、管理装置2が、評価部門の評価装置4から送信された評価情報440を受信することにより、結果登録処理が行われる。
図15は、結果登録処理を示す流れ図である。結果登録処理とは、結果入力処理により入力された情報をテストケース管理データベース252や、障害管理データベース254に格納する処理である。開発支援システム1では、管理装置2が、評価部門の評価装置4から送信された評価情報440を受信することにより、結果登録処理が行われる。
まず、通信部28が評価情報440を受信すると、受信した評価情報440から更新情報241を生成し、RAM24に転送する。このとき生成される更新情報241には、テストケース管理データベース252のデータベースIDが含まれ、さらに、評価情報440に含まれるテストケースIDと、「結果」を示す情報(「OK」または「NG」)とが含まれる。
評価情報440が生成されると、データベース管理部210が当該評価情報440に基づいて、テストケース管理データベース252を検索し、当該テストケースIDによって識別されるテストケースの「結果」の項目に、当該テストケースの結果を示す情報を格納する(ステップS31)。これにより、テストケース管理データベース252が更新される。
次に、評価情報440に含まれる「結果」が「OK」か否かを判定し(ステップS32)、「OK」であれば、結果登録処理を終了する。
一方、「結果」が「OK」でない場合(ステップS32においてNo)、管理装置2は、障害が発生したと判断し、当該障害を識別するための障害IDを自動的に付与し(ステップS33)、付与した障害IDに基づいて更新情報241を生成する。このとき生成される更新情報241には、テストケース管理データベース252のデータベースID、評価情報440に含まれるテストケースID、および「発生した障害ID」として付与された障害IDが含まれる。
評価情報440が生成されると、データベース管理部210が当該評価情報440に基づいて、テストケース管理データベース252を検索し、当該テストケースIDによって識別されるテストケースの「発生した障害ID」の項目に、ステップS33において付与された障害IDを格納する(ステップS34)。これによっても、テストケース管理データベース252が更新される。
図16は、動作試験において障害が発生したテストケースに関するテストケース管理データベース252を例示する図である。
図9と図16とを比較すれば明らかなように、テストケースの登録処理によって登録されたテストケースのレコード(図9)が、結果登録処理によって「発生した障害ID」の項目と「結果」の項目とに情報が格納され、更新されている。
このように、テストケース管理データベース252に登録されているテストケースは、当該テストケースに従った動作試験が実施されて、その結果が結果入力処理によって入力され、結果登録処理によって登録されることにより、その「結果」項目に動作試験の結果を示す情報が格納される。また、動作試験において障害が発生した場合は、「結果」項目に「NG」が格納されるとともに、当該テストケースを実施することにより発生した障害を示す障害IDが、「発生した障害ID」の項目に格納される。
次に、管理装置2は、付与した障害IDに基づいて登録情報240を生成する。このとき生成される登録情報240には、障害管理データベース254のデータベースID、評価情報440に含まれる「結果の詳細内容」、および付与された障害IDが含まれる。
登録情報240が生成されると、データベース管理部210が、当該登録情報240に含まれるデータベースIDに基づいて、検索対象のデータベースを障害管理データベース254と判定する。そして、障害管理データベース254に、当該登録情報240に含まれる障害IDによって識別される障害のレコードを新たに追加するとともに、当該登録情報240に含まれる「結果の詳細内容」を新たに追加したレコードに格納する。このようにして、データベース管理部210は、障害管理データベース254に「障害」を登録する(ステップS35)。
図17は、障害管理データベース254に新たに追加されたレコードを例示する図である。図17に示すように、障害管理データベース254には、複数の項目が設けられ、登録情報240(評価情報440)に含まれる情報が格納される。
このように、「結果」が「NG」となっている評価情報440を受信することにより、管理装置2は障害管理データベース254への登録処理を実行する。なお、障害管理データベース254に新たなレコード(障害)が登録されたとき、未だ、「再テスト担当者」は決定されていないので「未定」を示す情報が自動的に格納される。また、「修正状況」についても、未だ、障害に対する対策も決定されていないので、「修正検討中」を示す情報が自動的に格納される。
障害管理データベース254への登録処理(ステップS35)が終了すると、管理装置2は、結果登録処理を終了する。
<修正指示を入力における動作>
図18および図19は、修正入力処理を示す流れ図である。修正入力処理は、発生した障害に対する修正指示を入力する処理であり、主に設計者が管理装置2を使用することにより実行される。
図18および図19は、修正入力処理を示す流れ図である。修正入力処理は、発生した障害に対する修正指示を入力する処理であり、主に設計者が管理装置2を使用することにより実行される。
まず、設計者は、修正入力処理を開始する指示を入力部26を操作することにより入力する。これに応じて、入力部26が障害管理データベース254の一覧表を要求する閲覧要求を作成し、データベース管理部210が当該閲覧要求に基づいて障害管理データベース254を検索し、障害管理データベース254に登録されている障害の一覧表を閲覧情報242として生成する。さらに、生成された閲覧情報242を表示部27が表示する(ステップS40)。このようにして、設計者によって修正入力処理の開始が指示されると、管理装置2の表示部27に障害の一覧表が表示される。
設計者は、表示部27に表示された障害の一覧表を確認しながら、修正指示を入力する障害を、当該一覧表から選択する。障害が選択されると、管理装置2はステップS41においてYesと判定し、選択された障害の障害IDを取得する(ステップS42)。
次に、選択した障害に対する対策が決まると、設計者は、入力部26を操作して「要求ID」あるいは「プログラムID」を入力することにより、修正対象を1つ入力する。これにより、管理装置2は、修正を行うにあたっての修正対象となる「要求」あるいは「プログラム」を1つ受け付ける(ステップS43)。このとき、表示部27に「要求」および「プログラム」の一覧表を表示し、当該一覧表から選択することにより、修正対象を入力するようにしてもよい。
修正対象を受け付けると、管理装置2が、ステップS43で受け付けた修正対象は「要求」か否かを判定する(ステップS44)。ステップS44における判定は、例えば、ステップS43において入力されたID(要求IDかプログラムIDか)に基づいて行う。
ステップS43において受け付けた修正対象が「要求」でない場合(すなわち「プログラム」である場合)、当該プログラムに対する修正内容を受け付け、受け付けた修正内容をプログラム管理データベース251に格納する(ステップS45)。
具体的には、まず、設計者に対して修正内容を入力するように要求し、この要求に対して入力された情報を、当該プログラムに対する修正内容として受け付ける。さらに、ステップS43において入力されたプログラムIDに基づいて、データベース管理部210がプログラム管理データベース251を検索し、当該プログラムIDによって識別されるレコードの「修正内容」の項目に、受け付けた修正内容を格納する。これにより、プログラム管理データベース251が更新される。
図20は、プログラム管理データベース251が更新された様子を例示する図である。図20は、図8に示すレコードを修正入力処理により更新した例を示す。
修正指示がされるプログラムは、ステップS43においてプログラムIDが入力されたプログラムであり、図20では、「P01」で識別されるプログラムについて修正指示がされている。「修正内容」の項目には、ステップS45で受け付けた修正内容が格納されている。また、修正入力処理によって「修正内容」が格納されたので、「修正状況」の項目に「指示済み」を示す情報が自動的に格納されている。さらに、「修正指示障害ID」は、どの「障害」に対する対策として当該修正が指示されたかを示す項目であって、ステップS42において取得した障害IDが格納される。
なお、1つのプログラムが、複数の障害の対策として、それぞれ修正指示を受ける場合がある。したがって、「修正指示障害ID」、「修正内容」および「修正状況」は、修正指示を受けるたびに、図20に示すように欄が追加される。
次に、修正指示をしたプログラムの影響範囲を取得し(ステップS46)、取得した影響範囲を影響テストケースとして、格納する(ステップS47)。
具体的には、当該プログラムのプログラムIDに基づいて、データベース管理部210が影響範囲管理データベース253を検索し、当該プログラムIDによって識別されるレコードの「影響範囲」の項目に格納されている情報を取得する。なお、プログラムの影響範囲としては、テストケースIDのみ格納されているので、格納されているテストケースIDによって識別されるテストケースが影響テストケースである。
図11に示す影響範囲管理データベース253の例では、「P01」のプログラムIDによって識別されるレコード(プログラム)の「影響範囲」の項目には、「T01」および「T03」が格納されている。したがって、ここに示す例では、ステップS46において、影響範囲として「T01」と「T03」とが取得され、これらが影響テストケースとなる。
すなわち、データベース管理部210は、ステップS42で取得した障害IDに基づいて、障害管理データベース254を検索し、修正指示を与えた障害の「影響テストケースID」の項目に、影響範囲として取得したテストケースIDを格納する。
図21は、障害管理データベース254が更新された様子を例示する図である。図21は、図17に示すレコードを修正入力処理により更新した例を示す。
修正指示の元となった障害は、ステップS42において障害IDが入力された障害であり、図21では、「E01」で識別される障害の対策として修正指示がされている。「影響テストケース」の項目には、先述のように、「T01」と「T03」とが格納されている。また、修正入力処理によって「修正内容」が格納されたので、「修正状況」の項目に「指示済み」を示す情報が自動的に格納されている。
このように、修正指示がプログラムに対してされる場合において、ステップS47によって、当該プログラムが修正されることによって、再度実行しなければならない影響テストケースが格納される。これにより、オペレータは、障害管理データベース254に登録されている障害の「影響テストケース」を確認することにより、当該障害について必要なテストケースを容易に把握することができる。したがって、当該障害に対する修正が完了した後に、漏れのない動作試験を行うことができる。したがって、品質のよいプログラムを開発することができる。
また、障害の「修正状況」を確認することにより、当該障害に対しては、すでに修正が指示されていることが容易に確認できる。したがって、ステップS41等において、修正指示を入力する「障害」を選択する場合に、必要な「障害」を容易に選択することができる。
影響テストケースを障害管理データベース254に格納すると、さらに、データベース管理部210は、当該影響テストケースを示すテストケースIDに基づいて、テストケース管理データベース252を検索する。そして、当該テストケースIDによって識別されるレコードの「障害修正項目」に、ステップS42で取得した障害IDと、ステップS43で取得した修正対象を示すプログラムIDとを関連付けて格納する。また、当該レコードの「障害修正状況」に、「障害修正項目」と関連付けて「指示済み」を示す情報を格納する。
図22は、テストケース管理データベース252のレコードが更新される様子を例示する図である。図21に示した例では、影響テストケースのテストケースIDは、「T01」と「T03」である。したがって、図22では、テストケース管理データベース252の「T01」と「T03」とで識別されるレコードがそれぞれ更新されている。
図22から明らかなように、テストケースID「T03」で識別されるテストケースは、「結果」が「OK」となっており、動作試験において結果が良好であったことが容易に確認できる。この場合、当該テストケースを実施したときにおいて「障害」は発生していないので、「発生した障害ID」も格納されていない。
しかし、図21に示したように、開発支援システム1では、障害管理データベース254には、「T03」のテストケースのように良好な結果が得られたテストケースであっても、影響範囲管理データベース253に基づいて、「影響テストケース」にそのテストケースIDが格納される。したがって、「E01」の障害についての修正作業が完了した後に、再度、「T03」のテストケースによる動作試験を実施しなければならないことが容易に把握できる。したがって、漏れのない動作試験を実施できるので、品質のよいプログラムを開発することができる。
なお、テストケースは、1つの障害に対して複数の修正項目(修正対象)が選択される場合がある。また、他のテストケースにおいて発生した障害(すなわち複数の障害)に対してそれぞれ修正項目が選択される場合もある。したがって、「障害修正項目」およびこれに関連付けられる「障害修正状況」は、適宜、複数格納できるようになっている。
管理装置2は、当該障害に対する対策に必要な全ての修正対象に対して修正指示が終了したか否かを判定し(ステップS56)、未だ修正指示を入力していない修正対象が残っている場合は、ステップS43からの処理を繰り返し、全ての修正対象について処理を終了している場合は、修正入力処理を終了する。
一方、ステップS43において受け付けた修正対象が「要求」であった場合、当該要求に対する修正内容を受け付け、受け付けた修正内容を要求管理データベース250に格納する(ステップS48)。
具体的には、まず、管理装置2は表示部27にメッセージ等を表示することにより、修正内容を入力するように要求し、この要求に対して入力された情報を、当該要求に対する修正内容として受け付ける。さらに、ステップS43において入力された要求IDに基づいて、データベース管理部210が要求管理データベース250を検索し、当該要求IDによって識別されるレコードの「修正内容」の項目に、受け付けた修正内容を格納する。これにより、要求管理データベース250が更新される。
図23は、要求管理データベース250が更新された様子を例示する図である。図23は、図7に示すレコードを修正入力処理により更新した例を示す。
修正指示がされる要求は、ステップS43において要求IDが入力された要求であり、図23は、「R01」で識別される要求について修正指示がされていることを示している。「修正内容」の項目には、ステップS48で受け付けた修正内容が格納されている。また、修正入力処理によって「修正内容」が格納されたので、「修正状況」の項目に「指示済み」を示す情報が自動的に格納されている。さらに、「修正指示障害ID」は、どの「障害」に対する対策として当該修正が指示されたかを示す項目であって、ステップS42において取得した障害IDが格納される。
なお、要求においてもプログラムと同様に、複数の障害の対策として、それぞれ修正指示を受ける場合がある。したがって、「修正指示障害ID」、「修正内容」および「修正状況」は、修正指示を受けるたびに、欄が追加される。
次に、修正指示をした要求の影響範囲を取得し(ステップS49)、取得した影響範囲をのうち、影響テストケースを格納する(ステップS50)。
具体的には、当該要求の要求IDに基づいて、データベース管理部210が影響範囲管理データベース253を検索し、当該要求IDによって識別されるレコードの「影響範囲」の項目に格納されている情報を取得する。なお、要求の影響範囲としては、テストケースIDのみならず、プログラムIDも格納されている場合がある。ここでは、要求の「影響範囲」として格納されているテストケースIDによって識別されるテストケースのみを影響テストケースとする。
図11に示す影響範囲管理データベース253の例では、「R01」の要求IDによって識別されるレコード(要求)の「影響範囲」の項目には、「P01」、「T02」および「T03」が格納されている。したがって、ここに示す例では、ステップS46において、影響範囲として「P01」、「T02」および「T03」が取得され、これらのうち「T02」および「T03」が影響テストケースとなる。言い換えれば、「P01」のプログラムIDで示されるプログラムの「影響範囲」は、ステップS50では影響テストケースとはしない。
すなわち、データベース管理部210は、ステップS42で取得した障害IDに基づいて、障害管理データベース254を検索し、修正指示を与えた障害の「影響テストケースID」の項目に、「要求の影響範囲」として取得したテストケースIDを格納する。
また、このとき影響テストケースのテストケースIDに基づいて、テストケース管理データベース252を検索し、当該テストケースIDによって識別されるレコードの「障害修正項目」および「障害修正状況」を更新する。
図24は、テストケース管理データベース252のレコードが更新される様子を例示する図である。図24に示すように、「T02」および「T03」のテストケースについて、「障害修正項目」および「障害修正状況」が格納され、更新されている。
次に、ステップS49で取得した「要求の影響範囲」にプログラムが含まれているか否かを判定し(ステップS51)、プログラムが含まれていない場合は、ステップS56からの処理を実行する。
「要求の影響範囲」にプログラムが含まれている場合(ステップS51においてYes)、当該プログラムの一覧を表示部27に表示する(ステップS52)。具体的には、「要求の影響範囲」として取得したプログラムIDを表示部27に一覧表示する。
これにより、設計者は要求を修正することによって影響がでるプログラムを容易に確認することができる。このようなプログラムは、当該障害に対する対策において修正指示が必要となる確率が比較的高いと言える。開発支援システム1においても、修正指示が必要な「プログラム」や「要求」は、オペレータが判断して決定しなければならない。しかし、開発支援システム1は、修正指示の必要性が高いプログラムを一覧表示することによって、オペレータは修正指示が必要なプログラムについて、漏れなく確実に修正指示を行うことができる。
さらに、一覧表示から選択されたプログラムについて、修正内容を受け付け、受け付けた修正内容をプログラム管理データベース251に格納する(ステップS53)。
具体的には、管理装置2は表示部27にメッセージ等を表示することにより、修正内容を入力するように要求し、この要求に対して入力された情報を、当該プログラムに対する修正内容として受け付ける。さらに、ステップS49において「要求の影響範囲」として取得したプログラムIDに基づいて、データベース管理部210がプログラム管理データベース251を検索し、当該プログラムIDによって識別されるレコードの「修正内容」の項目に、受け付けた修正内容を格納する。これにより、「要求の影響範囲」として取得されたプログラムについても、必要であれば(選択されれば)、プログラム管理データベース251が更新され、修正内容が格納される。
ステップS52において一覧表示されたプログラム(「要求の影響範囲」として取得されたプログラム)のうち、修正指示が必要な全プログラムについてステップS53が終了すると、管理装置2はステップS54においてYesと判定する。なお、ステップS54の判定は、設計者が入力部26を操作して入力する情報に基づいて行う。
次に、管理装置2は、要求の影響範囲に含まれる全プログラムについて、影響範囲管理データベース253から「影響範囲」を取得し、これらを影響テストケースとして障害管理データベース254に格納する(ステップS55)。すなわち、修正指示が要求に対してされる場合においても、ステップS50,S55によって、当該要求が修正されることによって、再度実行しなければならない影響テストケースが格納される。
これにより、オペレータは、障害の「影響テストケース」を確認することにより、必要なテストケースを容易に把握することができる。したがって、当該障害に対する修正が完了した後に、漏れのない動作試験を行うことができる。したがって、品質のよいプログラムを開発することができる。
ステップS55において影響テストケースを格納すると、ステップS47,S50と同様に、影響テストケースのテストケースIDに基づいて、テストケース管理データベース252を更新する。
さらに、管理装置2は、当該障害に対する対策に必要な全ての修正対象に対して修正指示が終了したか否かを判定し(ステップS56)、未だ修正指示を入力していない修正対象が残っている場合は、ステップS43からの処理を繰り返し、全ての修正対象について処理を終了している場合は、修正入力処理を終了する。
なお、詳細は説明を省略したが、障害に対する対策において、新たな「要求」や「プログラム」を追加する必要がある場合や、要求(あるいはプログラム)の影響範囲が変化する場合には、修正入力処理のステップS43を実行する前に、要求管理データベース250、プログラム管理データベース251、あるいは影響範囲管理データベース253への登録処理を必要に応じて実行すればよい。
<修正作業における動作>
開発支援システム1においては、「要求」を修正する作業と、「プログラム」を修正する作業はほぼ同様に行われる。以下では、プログラムを修正する作業を例に、開発支援システム1における修正作業を説明する。
開発支援システム1においては、「要求」を修正する作業と、「プログラム」を修正する作業はほぼ同様に行われる。以下では、プログラムを修正する作業を例に、開発支援システム1における修正作業を説明する。
図25は、修正作業処理における動作を示す流れ図である。なお、修正作業処理は、プログラミング部門のプログラマが、プログラミング装置3の入力部36を操作して、修正作業処理を開始する指示を入力することにより、開始される。
修正作業処理が開始されると、プログラミング装置3は、管理装置2に対してプログラムの一覧について閲覧要求を行う。これに応じて、管理装置2からは、プログラム管理データベース251に登録されているプログラムの一覧を含む閲覧情報242が送信される。プログラムの一覧を含む閲覧情報242を受信すると、プログラミング装置3は、当該閲覧情報242に基づいて、プログラムの一覧表を表示部37に表示する。
次に、プログラマは、入力部36を操作して、表示された一覧から所望のプログラムを選択する。この操作に応じて、プログラミング装置3は、当該選択されたプログラムのプログラムIDとともに、当該プログラムについての閲覧要求を管理装置2に送信する。
この閲覧要求に対して、管理装置2から、当該プログラムのレコードに格納されている情報を含む閲覧情報242が送信され、これを受信したプログラミング装置3は、当該閲覧情報242を表示部37に表示する(ステップS61)。これにより、プログラマは、所望のプログラムについて、プログラム管理データベース251に格納されている情報を閲覧することができる。
図20に示す例のように、プログラムについて修正指示がされている場合、その内容が、「修正内容」の項目に表示される。これにより、プログラマは、プログラムについて修正指示があったことを確認できるとともに、その内容についても把握することができる。
次に、プログラマは、「修正内容」として表示されている情報に従って、当該プログラムの修正作業を行う。
プログラミング装置3はこの修正作業を受け付けつつ(ステップS62)、修正作業が終了したか否かを判定し(ステップS63)、修正作業が終了するまでステップS62の処理を継続する。
プログラマによるプログラムの修正作業が終了すると、ステップS63においてYesと判定し、修正状況を受け付ける(ステップS64)。具体的には、修正状況を示す情報の入力を促すメッセージを表示部37に表示し、これに応じて入力された情報を修正状況を示す情報として受け付ける。
プログラミング装置3は、プログラマが選択したプログラム(修正作業を行ったプログラム)のプログラムIDと、修正指示の元となった障害ID(修正指示障害ID)と、受け付けた情報とに基づいてプログラム情報340を生成する。
ステップS64では、例えば、「修正中」、あるいは「修正済み」等の情報がプログラム情報340に含まれる。なお、1つのプログラムについて、複数の修正指示が表示されている場合は、各修正指示ごとにプログラム情報340が生成される。
プログラム情報340が生成されると、プログラミング装置3は生成したプログラム情報340を管理装置2に送信する。管理装置2の通信部28がプログラム情報340を受信すると、データベース管理部210が、プログラム情報340に含まれるプログラムIDに基づいて、プログラム管理データベース251を検索する。そして、当該プログラムIDによって識別されるレコードの「修正状況」の項目に、プログラム情報340に含まれる修正状況を示す情報を格納する。
このように、データベース管理部210は、プログラム情報340に基づいて、プログラム管理データベース251を更新する(ステップS65)。すなわち、プログラマの修正作業の進捗に応じて、当該プログラムの「修正状況」の項目に、入力された修正状況を示す情報が格納される。
次に、データベース管理部210は、テストケース管理データベース252を更新する(ステップS66)。具体的には、プログラム情報340に含まれる修正指示障害IDとプログラムIDとに基づいて、テストケース管理データベース252の「障害修正項目」を検索し、「障害修正項目」の項目に当該障害IDとプログラムIDとが関連付けて格納されている障害修正項目を抽出する。さらに、抽出した障害修正項目に関連付けられている「修正状況」の項目に、プログラム情報340に含まれる修正状況を示す情報を格納する。これにより、テストケース管理データベース252に格納されている「障害修正状況」が更新される。
さらに、データベース管理部210は、障害管理データベース254を更新する(ステップS67)。具体的には、障害管理データベース254に登録されている障害ごとに、「影響テストケースID」に示される全てのテストケースIDを取得する。次に、障害ごとに取得したテストケースIDに基づいて、テストケース管理データベース252を検索し、当該テストケースIDに示されるレコードの「障害修正状況」に格納される情報が全て「修正済み」となっている場合にのみ、当該障害の「修正状況」を「修正済み」に更新する。
すなわち、テストケースのレコードにおいて、「障害修正状況」の項目が全て「修正済み」となっている場合には、当該テストケースに従って動作確認を実施することが可能である。この状態のテストケースを「実施可能テストケース」と称する。
そして、ある障害について、動作確認処理(後述)が可能であるためには、「影響テストケースID」の項目によって示される全てのテストケースが「実施可能テストケース」となっている必要がある。したがって、データベース管理部210は、先述の処理によって、障害ごとに、全ての影響テストケースが「実施可能テストケース」となっているか否かを検出し、この場合にのみ、当該障害の「修正状況」を「修正済み」に更新する。
このように、開発支援システム1では、プログラマによる修正作業の進捗状況が、各データベース(プログラム管理データベース251、テストケース管理データベース252および障害管理データベース254)に格納されるので、必要に応じて、修正状況を容易に確認できる。
障害管理データベース254の更新が終了すると、修正作業処理を終了するか否か判定し(ステップS68)、さらに修正作業処理を継続する場合は、ステップS61に戻って処理を繰り返す。一方、修正作業処理を終了する場合は、処理を終了する。
<再動作確認処理>
プログラムの開発過程では、テストケースに従って動作確認を行い、これにより障害が発生した場合、当該障害に対する対策(修正作業)が完了した時点で、再度、動作確認を行う必要がある。
プログラムの開発過程では、テストケースに従って動作確認を行い、これにより障害が発生した場合、当該障害に対する対策(修正作業)が完了した時点で、再度、動作確認を行う必要がある。
試験者は、評価装置4の入力部46を操作して、再動作確認処理を開始する指示を入力することにより、当該処理を開始する。この指示に応じて、評価装置4は、これまでに発生した障害の一覧を閲覧するための閲覧要求を管理装置2に送信する。
当該閲覧要求に応じて、管理装置2のデータベース管理部210は、障害管理データベース254に登録されている障害の一覧を含む閲覧情報242を生成し、評価装置4に送信する。
当該閲覧情報242を受信した評価装置4は、受信した閲覧情報242を表示部47に表示する。これにより、試験者は、障害管理データベース254に登録されている障害を容易に把握できる。
次に、試験者は、入力部46を操作して、障害の一覧から所望する障害(再動作確認する障害)を選択する。これにより、評価装置4は選択された障害を識別する障害IDを取得し、取得した障害IDとともに、当該障害を閲覧するための閲覧要求を管理装置2に送信する。
この閲覧要求に応じて、管理装置2のデータベース管理部210は、障害管理データベース254を検索して、当該障害IDによって識別されるレコードを抽出する。さらに抽出したレコードに基づいて閲覧情報242を生成し、評価装置4に送信する。
当該閲覧情報242を受信した評価装置4は、受信した閲覧情報242を表示部47に表示する。これにより、試験者は、所望する障害の情報を閲覧することができる。
次に、評価装置4は、閲覧情報242に示される「修正状況」の項目が「修正済み」を示す情報となっているか否かを判定し、「修正済み」となっていない場合には、当該障害について再動作確認処理を実施することができないことを表示部47に表示し、処理を終了する。
一方、「修正済み」を示す情報となっている場合は、当該障害の「影響テストケースID」に格納されている全てのテストケースIDに基づいて、管理装置2に閲覧要求を送信し、これにより受信した閲覧情報242を表示部47に表示する。これにより、表示部47には、全ての影響テストケースのレコードに格納されている情報が表示される。したがって、試験者は、当該障害について、再動作確認を行うためのテスト内容を容易に把握することができる。したがって、漏れのない動作試験を実施することができ、品質のよいプログラムを開発することができる。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、本実施の形態では、制作されるプログラムに関する情報の入力と、当該プログラムの制作とが、いずれもプログラミング装置3において行われる。しかし、開発支援システム1は、制作されるプログラムに関する情報を取得することができれば十分なので、プログラムの制作は、外部の他の装置において行われてもよい。
同様に、本実施の形態では、テストケースの結果に関する情報の入力と、当該テストケースの実施とが、いずれも評価装置4において行われる。しかし、開発支援システム1は、テストケースの結果に関する情報を取得することができれば十分なので、テストケースの実施は、外部の他の装置において行われてもよい。
また、上記実施の形態では、プログラミング装置3と評価装置4との間においてもデータ通信が可能であると説明した。しかし、各データベースが管理装置2に記憶されている場合、プログラミング装置3および評価装置4は、管理装置2との間でデータ通信が可能であれば十分である。すなわち、プログラミング装置3と評価装置4との間は、データ通信が可能でなくともよい。
また、上記実施の形態では、5つのデータベースを構築するとして説明したが、必要な情報を容易に管理することが可能であれば、データベースの構造はこれに限られるものではない。例えば、「影響範囲」という項目を要求管理データベース250およびプログラム管理データベース251の各レコードにそれぞれ設け、影響範囲管理データベース253に格納している情報を、当該項目に格納してもよい。このように構成すれば、影響範囲管理データベース253を他のデータベースと独立して設けなくてもよい。
1 開発支援システム
2 管理装置
210 データベース管理部
22 記憶部
230 プログラム
240 登録情報
241 更新情報
242 閲覧情報
250 要求管理データベース
251 プログラム管理データベース
252 テストケース管理データベース
253 影響範囲管理データベース
254 障害管理データベース
26,36,46 入力部
27,37,47 表示部
3 プログラミング装置
330 プログラム
340 プログラム情報
4 評価装置
430 プログラム
440 評価情報
90 ネットワーク
2 管理装置
210 データベース管理部
22 記憶部
230 プログラム
240 登録情報
241 更新情報
242 閲覧情報
250 要求管理データベース
251 プログラム管理データベース
252 テストケース管理データベース
253 影響範囲管理データベース
254 障害管理データベース
26,36,46 入力部
27,37,47 表示部
3 プログラミング装置
330 プログラム
340 プログラム情報
4 評価装置
430 プログラム
440 評価情報
90 ネットワーク
Claims (7)
- プログラムの開発を支援する開発支援システムであって、
オペレータの指示入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておく影響範囲管理部と、
前記入力部が受け付けたプログラム修正を指示する指示入力に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力から修正対象プログラムを特定し、前記影響範囲管理部に保存されているプログラムの影響範囲の中から、前記修正対象プログラムの影響範囲を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定部と、
を備えることを特徴とする開発支援システム。 - 請求項1に記載の開発支援システムであって、
前記影響範囲管理部は、前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムに対する要求ごとに当該要求の影響範囲を予め保存しておき、
前記取得部は、前記入力部が受け付けた要求修正をを指示する指示入力に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力から修正対象要求を特定し、前記影響範囲管理部に保存されている要求の影響範囲の中から、前記修正対象要求の影響範囲を取得し、
前記取得部によって取得された修正対象要求の影響範囲に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象要求について完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定することを特徴とする開発支援システム。 - プログラムの開発を支援する開発支援システムであって、
オペレータの指示入力を受け付ける入力部と、
前記入力部が受け付けた指示入力に基づいて、プログラムに対する要求ごとに当該要求の影響範囲を予め保存しておく影響範囲管理部と、
前記入力部が受け付けた要求修正を指示する指示入力に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力から修正対象要求を特定し、前記影響範囲管理部に保存されている要求の影響範囲の中から、前記修正対象要求の影響範囲を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された修正対象要求の影響範囲に基づいて、前記要求修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象要求について完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定部と、
を備えることを特徴とする開発支援システム。 - 請求項2または3に記載の開発支援システムであって、
要求の影響範囲には、前記要求を修正することにより修正が必要となるプログラムが示されていることを特徴とする開発支援システム。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の開発支援システムであって、
前記入力部は、前記修正対象プログラムに対する修正が完了したことを示す修正済み情報を受け付け、
前記修正済み情報に基づいて、前記影響テストケースが実施可能であるか否かを判定することを特徴とする開発支援システム。 - プログラムの開発を支援する開発支援方法であって、
オペレータの指示入力を受け付ける入力工程と、
前記入力工程において受け付けた指示入力に基づいて、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておく影響範囲保存工程と、
前記入力工程において受け付けたプログラム修正を指示する指示入力に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力から修正対象プログラムを特定し、前記影響範囲管理部に保存されているプログラムの影響範囲の中から、前記修正対象プログラムの影響範囲を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定工程と、
を備えることを特徴とする開発支援方法。 - コンピュータ読み取り可能な開発支援プロクラムであって、前記開発支援プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
オペレータの指示入力を受け付ける入力工程と、
前記入力工程において受け付けた指示入力に基づいて、プログラムごとに当該プログラムの影響範囲を予め保存しておく影響範囲保存工程と、
前記入力工程において受け付けたプログラム修正を指示する指示入力に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力から修正対象プログラムを特定し、前記影響範囲管理部に保存されているプログラムの影響範囲の中から、前記修正対象プログラムの影響範囲を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された修正対象プログラムの影響範囲に基づいて、前記プログラム修正を指示する指示入力に基づく修正が前記修正対象プログラムについて完了した後に実施すべきテストケースを影響テストケースとして特定する特定工程と、
を実行させることを特徴とする開発支援プログラム。
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2006
- 2006-06-26 JP JP2006174918A patent/JP2008003985A/ja not_active Abandoned
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