JP2008002850A - 容器および分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛細管力による開口部への液体の這い上がりと内壁への気泡の付着とを低減した容器および当該容器を用いた分析装置を提供すること。
【解決手段】この発明にかかる容器は、液体の光学的特性を測定する分析装置に使用され、気液界面を形成させて液体を保持する液体保持部を備えた容器において、液体に接触する液体保持部の壁面に設けられた親水領域と、液体が形成する気液界面に接触する液体保持部の壁面に設けられ疎水領域と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、液体の光学的特性を測定する分析装置に使用される容器および該容器を備えた分析装置に関する。
従来、血液や体液等の検体を自動的に分析する装置として、試薬が分注された反応容器に検体を加え、反応容器内の試薬と検体の間で生じた反応を光学的に検出する分析装置が知られている。ここで、分析装置においては、反応容器を分析と洗浄を繰り返して複数回使用している。このような光学的測定用の反応容器の材料としては、合成石英などのガラス材料が一般的に使用される。また、疎水性の樹脂を材料として用いる、または、疎水性の材料を内壁へコートすることによって反応容器内壁を疎水性とし洗浄性を目論んだ反応容器も提案されている(特許文献1参照)。
特開平6−323986号公報
しかしながら、表面が親水性であるガラス製の反応容器においては、反応容器コーナー部分の液体が毛細管力によって反応容器の開口部に向かって上昇する液体の這い上がりが発生してしまう。この結果、反応容器内に収容された液体の攪拌不良、コーナー部分に試薬、検体および洗浄液などが残る洗浄不良が発生する。特に検体および試薬の反応容器への分注量は微量であるため、攪拌不良および洗浄不良が分析精度に大きく影響し、高い分析精度を確保することが困難であるという問題があった。
また、内壁全体を疎水性とした特許文献1の反応容器においては、検体および試薬の分注時に発生する気泡が内壁表面に付着し、特に透過領域に気泡が付着した場合には、液体を透過した光の光量を正確に測定することができず、高い分析精度を確保することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、毛細管力による開口部への液体の這い上がりと内壁への気泡の付着とを低減した容器および当該容器を用いた分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる容器は、液体の光学的特性を測定する分析装置に使用され、気液界面を形成させて前記液体を保持する液体保持部を備えた容器において、前記液体に接触する前記液体保持部の壁面に設けられ、表面上に置かれた水滴が第1の接触角を示す第1の領域と、前記液体が形成する気液界面に接触する前記液体保持部の壁面に設けられ、表面上に置かれた水滴が前記第1の接触角よりも大きい第2の接触角を示す第2の領域と、を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記第1の領域は、親水性であり、前記第2の領域は、疎水性であることを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記液体保持部に保持される前記液体を導入する開口をさらに有することを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記第2の領域は、少なくとも前記開口を含む領域に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記第2の領域は、少なくとも前記容器の隅部を含む領域に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記液体に接触する液体保持部の壁面は、前記液体の光学的特性の測定に使用される光が透過する領域である透過領域を含み、前記第1の領域は、少なくとも前記透過領域を含む領域に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記第1の領域は、当該容器の下方に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記第1の領域は、前記液体に接触する液体保持部の壁面のうち前記透過領域を含む壁面に設けられることを特徴とする。
また、この発明にかかる容器は、前記第2の領域は、前記液体に接触する液体保持部の壁面において疎水コートされた部分、または、前記液体に接触する液体保持部の壁面において親水コートされた部分以外の部分、であることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、液体の光学的特性を測定する分析装置において、請求項1〜9のいずれか一つに記載の容器を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液体が形成する気液界面に接触する液体保持部の壁面に、液体に接触する液体保持部の壁面に設けられた第1の領域における第1の接触角よりも大きい第2の接触角を示す第2の領域を設け、気液界面以外の領域における接触角よりも気液界面における接触角を大きくすることによって、毛細管力による開口部への液体の這い上がりと内壁の気泡への付着とを低減することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である容器および分析装置について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる分析装置1の構成を示す模式図である。図1に示すように、分析装置1は、分析対象である検体および試薬を反応容器20にそれぞれ分注し、反応容器20内で生じる反応を光学的に測定する測定機構2と、測定機構2を含む分析装置1全体の制御を行うとともに測定機構2における測定結果の分析を行う制御機構3とを備える。分析装置1は、これらの二つの機構が連携することによって複数の検体の生化学的、免疫学的あるいは遺伝学的な分析を自動的に行う。
測定機構2は、大別して検体移送部11、検体分注機構12、反応テーブル13、試薬庫14、読取部15、試薬分注機構16、攪拌部17、測光部18および洗浄部19を備える。また、制御機構3は、制御部31、入力部32、分析部33、記憶部34および出力部35を備える。測定機構2および制御機構3が備えるこれらの各部は、制御部31に電気的に接続されている。
検体移送部11は、血液や尿等、液体である検体を収容した複数の検体容器11aを保持し、図中の矢印方向に順次移送する複数の検体ラック11bを備える。検体移送部11上の所定位置に移送された検体容器11a内の検体は、検体分注機構12によって、反応テーブル13上に配列して搬送される反応容器20に分注される。
検体分注機構12は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行うアーム12aを備える。このアーム12aの先端部には、検体の吸引および吐出を行うプローブが取り付けられている。検体分注機構12は、図示しない吸排シリンジまたは圧電素子を用いた吸排機構を備える。検体分注機構12は、上述した検体移送部11上の所定位置に移送された検体容器11aの中からプローブによって検体を吸引し、アーム12aを図中時計回りに旋回させ、反応容器20に検体を吐出して分注を行う。
反応テーブル13は、反応容器20への検体や試薬の分注、反応容器20の攪拌、洗浄または測光を行うために反応容器20を所定の位置まで移送する。この反応テーブル13は、制御部31の制御のもと、図示しない駆動機構が駆動することによって、反応テーブル13の中心を通る鉛直線を回転軸として回動自在である。反応テーブル13の上方と下方には、図示しない開閉自在な蓋と恒温槽がそれぞれ設けられている。
試薬庫14は、反応容器20内に分注される試薬が収容された試薬容器14aを複数収納できる。試薬庫14には、複数の収納室が等間隔で配置されており、各収納室には試薬容器14aが着脱自在に収納される。試薬庫14は、制御部31の制御のもと、図示しない駆動機構が駆動することによって、試薬庫14の中心を通る鉛直線を回転軸として時計回りまたは反時計回りに回動自在であり、所望の試薬容器14aを試薬分注機構16による試薬吸引位置まで移送する。試薬庫14の上方には、開閉自在な蓋(図示せず)が設けられている。また、試薬庫14の下方には、恒温槽が設けられている。このため、試薬庫14内に試薬容器14aが収納され、蓋が閉じられたときに、試薬容器14a内に収容された試薬を恒温状態に保ち、試薬容器14a内に収容された試薬の蒸発や変性を抑制することができる。
試薬容器14aの側面部には、試薬容器14aに収容された試薬に関する試薬情報が記録された記録媒体が付されている。記録媒体は、符号化された各種の情報を表示しており、光学的に読み取られる。試薬庫14の外周部には、この記録媒体を光学的に読み取る読取部15が設けられている。読取部15は、記録媒体に対して赤外光または可視光を発し、記録媒体からの反射光を処理することによって、記録媒体の情報を読み取る。また、読取部15は、記録媒体を撮像処理し、撮像処理によって得られた画像情報を解読して、記録媒体の情報を取得してもよい。
試薬分注機構16は、検体分注機構12と同様に、試薬の吸引および吐出を行うプローブが先端部に取り付けられたアーム16aを備える。アーム16aは、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行う。試薬分注機構16は、試薬庫14上の所定位置に移動された試薬容器14a内の試薬をプローブによって吸引し、アーム16aを図中時計回りに旋回させ、反応テーブル13上の所定位置に搬送された反応容器20に分注する。攪拌部17は、反応容器20に分注された検体と試薬との攪拌を行い、反応を促進させる。
測光部18は、所定の測光位置に搬送された反応容器20に光を照射し、反応容器20内の液体を透過した光を受光して透過光量の測定を行う。この測光部18による測定結果は、制御部31に出力され、分析部33において分析される。
洗浄部19は、図示しないノズルによって、測光部18による測定が終了した反応容器20内の混合液を吸引して排出するとともに、洗剤や洗浄水等の洗浄液を注入および吸引することで洗浄を行う。反応容器20は、通常は傷や汚れの発生などを考慮した所定の交換時期が経過するまで分析と洗浄を繰り返して複数回使用される。
つぎに、制御機構3について説明する。制御部31は、CPU等を用いて構成され、分析装置1の各部の処理および動作を制御する。制御部31は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。入力部32は、キーボード、マウス等を用いて構成され、検体の分析に必要な諸情報や分析動作の指示情報等を外部から取得する。分析部33は、測光部18から取得した測定結果に基づいて吸光度等を演算し、検体の成分分析等を行う。記憶部34は、情報を磁気的に記憶するハードディスクと、分析装置1が処理を実行する際にその処理にかかわる各種プログラムをハードディスクからロードして電気的に記憶するメモリとを用いて構成され、検体の分析結果等を含む諸情報を記憶する。記憶部34は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記憶された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。出力部35は、ディスプレイ、プリンタ、通信機構等を用いて構成され、検体の分析結果を含む諸情報を出力するほか、図示しない通信ネットワークを介して所定の形式にしたがった情報を図示しない外部装置に出力してもよい。
以上のように構成された分析装置1では、列をなして順次搬送される複数の反応容器20に対して、検体分注機構12が検体容器11a中の検体を分注し、試薬分注機構16が試薬容器14a中の試薬を分注した後、測光部18が検体と試薬とを反応させた状態の試料の分光強度測定を行い、この測定結果を分析部33が分析することで、検体の成分分析等が自動的に行われる。また、洗浄部19が測光部18による測定が終了した後に搬送される反応容器20を搬送させながら洗浄することで、一連の分析動作が連続して繰り返し行われる。
つぎに、図2および図3を参照して図1に示す反応容器20について説明する。図2は、図1に示す反応容器20の斜視図であり、図3は、図2に示す反応容器の縦断面図である。図2および図3に示す反応容器20は、底部が設けられるとともに、上部が開口している。このため、反応容器20は、反応容器内部に気液界面を形成させて液体Sを保持することができ、上部の開口を介して反応容器20内部に保持される液体が導入される。
反応容器20の本体部である容器本体20mは、たとえば合成石英やパイレックス(登録商標)ガラスなどの親水性の材料によって形成されている。また、容器本体20mの内壁のうち開口部を含む上部領域には、疎水性の材料によって形成された疎水膜20hが設けられている。疎水膜20hは、反応容器20内に収容される液体の高さhsよりも高い高さhcを下端として設けられている。そして、疎水膜20hは、反応容器20の開口部を上端として設けられている。
したがって、反応容器20の内壁の高さhcよりも下方の領域は親水性となる。この親水性である下方領域は、特許請求の範囲における液体に接触する前記液体保持部の壁面に設けられ、表面上に置かれた水滴が第1の接触角を示す第1の領域に対応する。
また、反応容器20の内壁の高さhcよりも上方の領域は疎水性となる。上部領域の疎水膜20h上に置かれた水滴は、親水性である下方領域上に置かれた水滴が示す第1の接触角よりも大きい第2の接触角を示す。つまり、反応容器20においては、反応容器20内に収容された液体が接触する内壁面は親水性となり、収容された液体の液面よりも上方の内壁面は疎水性となる。なお、疎水膜20hの下端が位置する高さhcは、反応容器20内に収容される液体の種別、測定の項目によって設定される。
この反応容器20における疎水膜20hは、気相合成法を用いて形成される。疎水膜20hは、図4に示すような非疎水膜形成領域を被覆する栓M1を容器本体20m内に装着して非疎水膜形成領域をマスキングした後、気相合成法を用いて形成される。栓M1は、容器本体20m内部の底面積と同等の底面積および高さhcを有する直方体である。疎水膜20hは、たとえばフッ素系樹脂を主成分とする高分子材料からなる、厚さ数Åから数十Åの薄膜である。気相合成法は、平面形状のみならず内径の狭い管内壁に対しても、均一・均質である薄膜の形成が可能である。このため、気相合成法を用いることによって、反応容器20内壁の上部領域に対して、疎水膜20hを安定してさらに均一な膜厚で形成することができる。
図5は、液体を収容したガラスを材料とする従来の反応容器の縦断面図を拡大した図である。図5に示すように、ガラスのような親水性の材料によって形成された従来の反応容器20mの場合、内壁はすべて親水性となる。したがって、図5に示す気液界面との接触面を含む領域は親水領域Asであるため、反応容器コーナー部分の液体が毛細管力の作用によって反応容器の開口部まで上昇する液体の這い上がりが発生してしまう。この結果、反応容器内に収容された液体の攪拌不良、コーナー部分に試薬、検体および洗浄液などが残る洗浄不良が発生し、高い分析精度を確保することが困難であった。
これに対し、本実施の形態1においては、図6に示すように、親水性を示す容器本体20m内部の上方領域に疎水膜20hを形成して、内壁の一部に、まわりと性質の異なる部分を設けている。つまり、反応容器20内に収容された液体が接触するとともに測定に使用される光が透過する透過領域を含む領域は親水領域Asのままとしながら、収容された液体Sの液面よりも上方の領域を疎水領域Ahとしている。一般的に疎水性の場合、液体と反応容器内壁表面との接触角は90度以上である。したがって、疎水領域Ahでは接触角が90度以上となり、親水領域Asと疎水領域Ahとの境界においては、液体と内壁表面との接触角K1が図5に示す従来の反応容器における接触角K0よりも大きくなる。すなわち、気液界面に接触する液体保持部の壁面における接触角は、親水性である壁面における接触角よりも大きくなる。
このため、図6に示すように、反応容器20においては、反応容器コーナー部分の液体が毛細管力によって反応容器の開口部に向かって上昇する場合であっても、疎水膜20hが形成されている疎水領域Ah下端部よりも上方に液体が上昇することが難しい。
このように、本実施の形態1にかかる反応容器20においては、疎水膜20hの下端部において液体の這い上がりを阻止することができるため、従来は反応容器開口部まで上昇していた液体の這い上がりを、矢印Y1に示すように液面高さMから高さhu程度にまで抑制することができる。この結果、従来の反応容器に発生していた液体の這い上がりに起因する攪拌不良および洗浄不良の発生を低減することができるため、分析装置における分析精度の向上を図ることができる。
また、本実施の形態1においては、反応容器20内に収容された液体が接触する領域は親水領域Asであるため、内壁全体を疎水性とした従来の反応容器に比べ、反応容器内壁、特に、測定に使用される光が透過する透過領域への気泡の付着を防止することが可能になる。この結果、本実施の形態1においては、気泡の付着に起因した分析精度の低下を低減することができ、高い分析精度を確保することが可能になる。
なお、本実施の形態1においては、親水性の材料によって形成された容器本体20m内壁の上方領域に疎水性を示す疎水膜20hを設けることによって、反応容器内に収容される液体が接する領域を親水領域Asとし、親水領域Asよりも上方の領域を疎水領域Ahとしたが、これに限らない。疎水膜20hに代えて、親水性ではあるが容器本体20mにおける接触角よりも高い接触角を示すとともに容器本体20m表面よりも低い表面エネルギーを示す膜を、容器本体20m内の上部領域に気相合成法を用いて形成してもよい。この場合も、反応容器の上方領域における接触角を反応容器の下方領域における接触角よりも大きくすることができるため、液体の這い上がりを防止できる。また、反応容器内に収容される液体が接する領域は親水性であるため気泡の付着も防止できる。
また、疎水性の材料によって形成された容器本体に親水性を示す薄膜を形成してもよい。図7に、実施の形態1にかかる反応容器の他の例の斜視図を示し、図8に、図7に示す反応容器の縦断面図を示す。図7および図8に示す反応容器20aのように、たとえば環状オレフィン系樹脂などを材料とする疎水性の材料によって形成された容器本体20maを用い、液体高さhsよりも高い高さhcの下方に親水性を示す親水膜20sを形成してもよい。親水膜20sは、たとえばポリビニルアルコール系の樹脂を主成分とする厚さ数Åから数十Åの薄膜であって、気相合成法によって形成される。この場合も、反応容器20a内に収容される液体が接する領域を親水領域Asとし、親水領域Asよりも上方の領域を疎水領域Ahとすることができるため、液体の這い上がり、気泡の付着を防止できる。また、親水膜や疎水膜は、ウェット法やゾルゲル法、低温プラズマ法などによっても形成することができるが、たとえば、ウェット法を用いて反応容器内壁表面にコーティングした場合には、コーティングされた膜厚によっては波長の短い紫外域の光の透過率が低下し、紫外域の光に対応する測定精度を高く維持することができないという問題があった。しかし、気相合成法を用いることによって、紫外光の波長よりも大幅に小さい数nmの厚さの親水膜20sを形成できるため、紫外光の透過率低下の発生を防止し、紫外域の光に対応する測定精度を高く維持することができる。
また、液体の這い上がりは、平面領域よりも、角度が小さい反応容器のコーナー部分において顕著に認められる。このため、図9に示す反応容器20bのように、反応容器コーナー部分上方の4箇所に、疎水膜20hbを形成することによって、液体の這い上がりを低減してもよい。疎水膜20hbは、疎水膜20hbが形成される領域以外を被覆する栓を装着して気相合成法を用いて形成される。この場合も、反応容器20と同様に、従来の反応容器と比較して、液体の這い上がりおよび気泡の付着を防止することができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。図10は、実施の形態2にかかる反応容器の斜視図であり、図11は、図10に示す反応容器の正面図であり、図12は、図10に示す反応容器の平面図である。
図10〜図12に示すように、実施の形態2にかかる反応容器220は、親水性を示す材料によって形成された容器本体20mのコーナー部分を含む領域に、疎水性を示す疎水膜220hがそれぞれ形成されている。この疎水膜220hは、開口部から底部にかけて形成されている。疎水膜220hは、実施の形態1における疎水膜20hと同様の材料によって形成される。また、図11に示すように、疎水膜220hは、測定のために反応容器に入射される入射光Liが入射する領域Alを含まないように形成されている。また、図示しないが、疎水膜220hは、反応容器からの出射光Loが出射する領域を含まないように形成されている。したがって、反応容器220内に収容された液体が接触する領域であって、測定に使用される光が透過する透過領域は、疎水膜が形成されないため、親水性を示すこととなる。なお、反応容器220hの内部において、疎水膜220hが形成されていない領域は、特許請求の範囲における第1の領域に対応し、疎水膜220hが形成された領域は、特許請求の範囲における第2の領域に対応する。
疎水膜220hは、図13に示すような、非疎水膜形成領域を被覆する栓M2を容器本体20m内に装着して非疎水膜形成領域をマスキングした後、気相合成法を用いて形成される。栓M2は、容器本体20m内部形状と同等の形状を有する直方体から、容器本体20mの高さ方向と一致する方向の角部分を切り欠いた八角柱形状を有する。
つぎに、図14を参照して、反応容器220における液体の這い上がりについて説明する。図14は、液体を収容した反応容器220の正面図を拡大した図である。図14においては、曲線l0は、疎水膜220hを形成していない従来の反応容器に収容された液体の液面を示し、曲線l2は、反応容器220に収容された液体の液面を示す。
曲線l0に示すように、従来の反応容器においては、内壁の全領域は親水性となるため、反応容器コーナー部分の液体が毛細管力の作用によって反応容器の開口部まで上昇する液体の這い上がりが発生してしまう。
これに対し、反応容器220においては、液体の這い上がりが顕著に認められる反応容器内部のコーナー部分を含む領域に疎水膜を形成している。このため、反応容器内部のコーナー部分は接触角が90度以上である疎水領域となる。この結果、反応容器220においては、図14の曲線l2に示すように、液体と疎水膜220hとの接触角K2が曲線l0に示す従来における接触角K0よりも大幅に大きくなり、矢印Y2に示すように、従来において反応容器開口部まで上昇していた液体の這い上がりを抑制することが可能になる。
このように、本実施の形態2においては、反応容器内部のコーナー部分に疎水膜220hを形成することによって、液体の這い上がりに起因する攪拌不良および洗浄不良の発生を低減することができるため、分析装置における分析精度の向上を図ることができる。
また、本実施の形態2においては、反応容器220内に収容された液体が接触する領域であって測定に使用される光が透過する透過領域には、疎水膜が形成されず、親水性を維持する。このため、本実施の形態2においては、透過領域への気泡の付着を防止することができ、気泡の付着に起因した分析精度の低下を低減することができる。
なお、本実施の形態2においては、疎水性の材料によって形成された容器本体に親水性を示す薄膜を形成してもよい。図15は、実施の形態2にかかる反応容器の他の例の斜視図であり、図16は、図15に示す反応容器の正面図であり、図17は、図15に示す反応容器の平面図である。図15〜図17に示す反応容器220aのように、疎水性の材料によって形成された容器本体20maを用い、容器本体20ma内部の開口部から底部にかけたコーナー部分以外の領域に親水膜220sを形成してもよい。この場合、親水膜220sが形成された領域は、入射光Liが入射する領域Alおよび出射光Loが出射する領域を含むこととなる。この親水膜220sは、図7および図8に示す親水膜と同様の材料を用い、気相合成法によって形成される。この場合も、容器本体20maのコーナー部分は疎水性が維持されるため、液体の這い上がりに起因する攪拌不良および洗浄不良の発生を低減することができる。また、反応容器220内に収容された液体が接触する領域であって測定に使用される光が透過する透過領域には親水膜220sが形成されるため、透過領域への気泡の付着を防止することができる。また、気相合成法を用いることによって、紫外光の波長よりも大幅に小さい数nmの厚さの親水膜220sを形成できるため、紫外光の透過率低下の発生を防止し、紫外域の光に対応する測定精度を高く維持することができる。
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3について説明する。図18は、実施の形態3にかかる反応容器の斜視図であり、図19は、図18におけるX−X線断面図であり、図20は、図18におけるY−Y線断面図である。
図18および図19に示すように、実施の形態3にかかる反応容器320の内部においては、入射光Liが入射する面および出射光Loが出射する面では、測定に使用される光の透過領域以外の領域に疎水膜320hが形成されている。また、図18および図20に示すように、反応容器320の内部においては、入射光Liが入射しない面および出射光Loが出射しない面では、全面に疎水膜320hが形成されている。疎水膜320hは、実施の形態1における疎水膜20hと同様の材料によって形成される。なお、疎水膜320は、非疎水膜形成領域を被覆した後、気相合成法を用いて形成される。また、反応容器320hの内部において、疎水膜320hが形成されていない領域は、特許請求の範囲における第1の領域に対応し、疎水膜320hが形成された領域は、特許請求の範囲における第2の領域に対応する。
図18〜図20に示すように、反応容器320においては、反応容器320内に収容された液体が接触する領域のうち測定に使用される光が透過する透過領域には疎水膜320hが形成されないため、図21に示すように、透過領域は親水領域Asとなる。この結果、反応容器320への検体および試薬の分注処理などにおいて発生した気泡Bは、矢印Y4に示すように、親水領域Asである透過領域に付着しにくい。
したがって、反応容器320hにおいては、測定に使用される光が透過する透過領域への気泡の付着を防止することができ、気泡の付着に起因した分析精度の低下を低減することができる。
また、反応容器320の内部においては、透過領域以外の領域に疎水膜320hが形成されているため、気液界面が接触する領域は疎水性である。したがって、反応容器320内部において、気液界面接触面における接触角は90度以上となるため、液体の這い上がりを抑制することができる。この結果、反応容器320においては、液体の這い上がりに起因する攪拌不良および洗浄不良の発生を低減することができるため、分析装置における分析精度の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態3においては、疎水性の材料によって形成された容器本体に親水性を示す薄膜を形成してもよい。図22は、実施の形態3にかかる反応容器の他の例の斜視図であり、図23は、図18におけるX2−X2線断面図である。図22および図23に示す反応容器320aのように、疎水性の材料によって形成された容器本体20maを用い、測定に使用される光が透過する透過領域に親水膜320sを形成してもよい。この親水膜320sは、図7および図8に示す親水膜と同様の材料によって気相合成法を用いて形成される。この場合も、反応容器内部における透過領域を親水領域とすることができ、透過領域への気泡の付着を防止できる。また、反応容器320a内部の気液界面が接触する領域は疎水性であるため、液体の這い上がりを抑制することができる。また、気相合成法を用いることによって、紫外光の波長よりも大幅に小さい数nmの厚さの親水膜320sを形成できるため、紫外光の透過率低下の発生を防止し、紫外域の光に対応する測定精度を高く維持することができる。
また、本実施の形態1〜3においては、気相合成法を用いて疎水膜20h,20hb,220h,320hを形成する場合に付いて説明したが、これに限らない。電子温度がイオン、原子の温度よりも高い低温プラズマを利用した低温プラズマ法、または、ゾル状の薄膜材料を塗布後、乾燥させるゾルゲル法を用いて疎水膜20h,20hb,220h,320hを形成してもよい。低温プラズマ法またはゾルゲル法を用いた場合も、均一・均質な薄膜を形成することができる。また、疎水膜20h,20hb,220h,320h形成領域は透過領域を含まないため、膜材料を含む溶剤を用いるウェット法を用いて疎水膜20h,220h,320hを形成してもよい。また、親水膜20s,220s,320sは、透過領域を含む領域に形成されるため、均一・均質である薄膜を形成できる低温プラズマ法またはゾルゲル法を用いて形成してもよい。
また、実施の形態1〜3において使用する反応容器は、底無し容器であってもよい。また、実施の形態1〜3において使用する反応容器は、液体を乗せる板であってもよい。この場合も、気液界面接触面を疎水性とし、測定に使用される光の透過領域を親水性とすることによって、液体の這い上がりおよび気泡の付着を防止できる。また、親水性の素材と疎水性の素材とを組み合わせて、親水性の領域および疎水性の領域を有する反応容器を形成してもよい。
実施の形態1にかかる分析装置の要部構成を示す模式図である。 図1に示す反応容器の斜視図である。 図2に示す反応容器の縦断面図である。 図2および図3に示す疎水膜の形成方法を説明する図である。 液体を収容した従来の反応容器の縦断面図を拡大した図である。 図2に示す反応容器の縦断面図を拡大した図である。 図1に示す反応容器の他の例の斜視図である。 図7に示す反応容器の縦断面図である。 図1に示す反応容器の他の例の斜視図である。 実施の形態2にかかる反応容器の斜視図である。 図10に示す反応容器の正面図である。 図10に示す反応容器の平面図である。 図10〜図12に示す疎水膜の形成方法を説明する図である。 図11に示す反応容器の正面図を拡大した図である。 図10に示す反応容器の他の例の斜視図である。 図15に示す反応容器の正面図である。 図15に示す反応容器の平面図である。 実施の形態3にかかる反応容器の斜視図である。 図18におけるX−X線断面図である。 図18におけるY−Y線断面図である。 図18に示す反応容器内部を説明する図である。 図18に示す反応容器の他の例の斜視図である。 図18におけるX2−X2線断面図である。
符号の説明
1 分析装置
2 測定機構
3 制御機構
11 検体移送部
11a 検体容器
11b 検体ラック
12 検体分注機構
12a,16a アーム
13 反応テーブル
14 試薬庫
14a 試薬容器
15 読取部
16 試薬分注機構
17 攪拌部
18 測光部
19 洗浄部
20,20a,20b,220,220a,320,320a 反応容器
20h,20hb,220h,320h 疎水膜
20s,220s,320s 親水膜
31 制御部
32 入力部
33 分析部
34 記憶部
35 出力部

Claims (10)

  1. 液体の光学的特性を測定する分析装置に使用され、気液界面を形成させて前記液体を保持する液体保持部を備えた容器において、
    前記液体に接触する前記液体保持部の壁面に設けられ、表面上に置かれた水滴が第1の接触角を示す第1の領域と、
    前記液体が形成する気液界面に接触する前記液体保持部の壁面に設けられ、表面上に置かれた水滴が前記第1の接触角よりも大きい第2の接触角を示す第2の領域と、
    を有することを特徴とする容器。
  2. 前記第1の領域は、親水性であり、
    前記第2の領域は、疎水性であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記液体保持部に保持される前記液体を導入する開口をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の容器。
  4. 前記第2の領域は、少なくとも前記開口を含む領域に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 前記第2の領域は、少なくとも前記容器の隅部を含む領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  6. 前記液体に接触する液体保持部の壁面は、前記液体の光学的特性の測定に使用される光が透過する領域である透過領域を含み、
    前記第1の領域は、少なくとも前記透過領域を含む領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  7. 前記第1の領域は、当該容器の下方に設けられていることを特徴とする請求6に記載の容器。
  8. 前記第1の領域は、前記液体に接触する液体保持部の壁面のうち前記透過領域を含む壁面に設けられることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  9. 前記第2の領域は、前記液体に接触する液体保持部の壁面において疎水コートされた部分、または、前記液体に接触する液体保持部の壁面において親水コートされた部分以外の部分、であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  10. 液体の光学的特性を測定する分析装置において、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の容器を備えたことを特徴とする分析装置。
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