JP2008001521A - Sill device for elevator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、かごと乗場との間の出入口の下部に設けられているエレベータの敷居装置に関するものである。 The present invention relates to an elevator sill device provided at a lower part of an entrance between a car and a landing.
一般に、エレベータのかご敷居と乗場敷居との間には、かごの走行時にドア係合装置が通過する隙間を確保する必要があるため、30mm程度の敷居隙間が確保されている。しかし、敷居隙間は、かごが階床に停止しているときには不要であり、全戸開時の敷居隙間の縮小が要求されることがある。このような要求に対して、従来の敷居隙間閉塞装置では、かご床下に格納された閉塞板が全戸開時に乗場側へ向けて突出され、敷居隙間が閉塞される(例えば、特許文献1参照)。 Generally, a clearance of about 30 mm is secured between the elevator car sill and the landing sill because it is necessary to secure a clearance through which the door engaging device passes when the car travels. However, the sill gap is unnecessary when the car is stopped on the floor, and the sill gap may be required to be reduced when all the doors are open. In response to such a requirement, in the conventional sill gap closing device, the closing plate stored under the car floor projects toward the landing side when all the doors are open, and the sill gap is closed (see, for example, Patent Document 1). .
しかし、上記のような従来の敷居隙間閉塞装置では、モータにより閉塞板を駆動しているため、専用のモータ及び駆動回路が必要となり、コストが高く、実現が困難であった。 However, in the conventional sill gap closing device as described above, since the closing plate is driven by a motor, a dedicated motor and a driving circuit are required, which is expensive and difficult to implement.
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができるエレベータの敷居装置を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to obtain an elevator sill device that can reduce the sill gap size when all the doors are open with an inexpensive and simple configuration. .
この発明に係るエレベータの敷居装置は、出入口の下部に固定された敷居本体、敷居本体の前端部に隣接して設けられ、エレベータドアの開閉方向に平行に往復動可能な敷居延長部材、及び全戸開時に敷居延長部材が出入口の幅の範囲内に位置し、全戸閉時には敷居延長部材が全戸開時の位置から退避されるように、エレベータドアの開閉動作に機械的に連動させて敷居延長部材を変位させる変位機構を備えている。 An elevator sill apparatus according to the present invention includes a sill body fixed to a lower part of an entrance, a sill extension member provided adjacent to a front end of the sill body, and capable of reciprocating parallel to an opening / closing direction of the elevator door, and all doors The sill extension member is mechanically interlocked with the opening / closing operation of the elevator door so that the sill extension member is located within the width of the doorway when opened and the sill extension member is retracted from the position when all doors are open when all the doors are closed. A displacement mechanism is provided for displacing.
この発明のエレベータの敷居装置は、敷居延長部材を変位機構によりエレベータドアの開閉動作に機械的に連動させるので、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。 In the elevator sill device of the present invention, the sill extension member is mechanically interlocked with the opening / closing operation of the elevator door by the displacement mechanism, so that the sill gap size when all the doors are open can be reduced with an inexpensive and simple configuration.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのかご敷居装置を乗場側から見た正面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、図4は図1の要部を矢印IV方向から見た側面図である。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
1 is a front view of an elevator car sill device according to
図において、かご出入口1は、エレベータドアである第1のかごドア(高速の戸)2及び第2のかごドア(低速の戸)3により開閉される。かご出入口1の幅方向一端部(反戸袋側端部)には、第1の出入口柱4が立設されている。また、かご出入口1の幅方向他端部(戸袋側端部)には、第2の出入口柱5が立設されている。
In the figure, a
かご出入口1の下部(床部)には、かご敷居本体6が固定されている。かご敷居本体6の上部には、第1のかごドア2の下端部が係合する第1の敷居溝6aと、第2のかごドア3の下端部が係合する第2の敷居溝6bとが設けられている。敷居溝6a,6bは、かごドア2,3の開閉時に、かごドア2,3の下端部の移動を案内する。
A
第1のかごドア2の前面には、一対のベーン7a,7bが互いに平行に固定されている。ベーン7a,7bには、かごが階床に着床した際、乗場ドア装置のドア係合装置である乗場インターロックローラ8(図2)が係合する。これにより、乗場ドアは、かごドア2,3に連動して開閉される。
A pair of
平板状の敷居延長部材9は、かご敷居本体6の乗場側端部(前端部)に隣接して設けられている。また、敷居延長部材9は、かごドア2,3の開閉方向に平行に往復動可能である。さらに、敷居延長部材9の上面及び下面は、かご敷居本体6の上面及び下面とそれぞれ面一である。
The flat
かご敷居本体6には、敷居延長部材9の往復動を案内する延長部材案内溝6cが設けられている。敷居延長部材9には、延長部材案内溝6cに係合する複数の案内部材10が敷居延長部材9の長さ方向に互いに間隔をおいて取り付けられている。案内部材10としては、延長部材案内溝6c内を転動するローラ、又は延長部材案内溝6c内を摺動する摺動部材を用いることができる。
The
延長部材案内溝6cの敷居延長部材9側の開口幅は、案内部材10の高さ寸法よりも小さくなっており、これにより案内部材10及び敷居延長部材9の乗場側への変位は規制されている。従って、敷居延長部材9は、かご敷居本体6の乗場側端面に接合したまま往復動される。
The opening width of the extension
敷居延長部材9は、変位機構であるリンク機構11を介して第1のかごドア2に連結されている。これにより、敷居延長部材9は、第1のかごドア2の開閉動作に連動して第1のかごドア2とは逆方向に変位される。
The
具体的には、敷居延長部材9は、全戸開時に、図5及び図6に示すように、かご出入口1の幅の範囲内に位置する。これに対して、全戸閉時には、敷居延長部材9は、図1及び図2に示すように全戸開時よりも戸袋側に位置する。即ち、敷居延長部材9は、全戸開時には、かご出入口1の幅の範囲内でかご敷居本体6と乗場敷居との間に位置し、実質的な敷居隙間寸法を縮小させる。また、全戸閉時には、敷居延長部材9は、かごが昇降しても乗場インターロックローラ8と干渉しない位置まで戸袋側へ退避される。
Specifically, the
リンク機構11は、軸12を中心に回動可能にかごに取り付けられた第1のリンク13、第1のリンク13と第1のかごドア2とを連結する第2のリンク14、及び第1のリンク13と敷居延長部材9とを連結する第3のリンク15を有している。
The link mechanism 11 includes a
第1のリンク13の一端部は、第2のリンク14の一端部にピン16を介して回動自在に連結されている。第2のリンク14の他端部は、第1のかごドア2にピン17を介して回動自在に連結されている。第1のリンク13の他端部は、第3のリンク15の一端部にピン18を介して回動自在に連結されている。第3のリンク15の他端部は、敷居延長部材9にピン19を介して回動自在に連結されている。
One end of the
このようなエレベータの敷居装置によれば、敷居延長部材9がリンク機構11によりかごドア2の開閉動作に機械的に連動して変位されるので、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。また、ドア係合装置の種類によらず、かごの走行中にドア係合装置と敷居延長部材9とが接触することはない。従って、既設のエレベータに適用する場合にも、ドア係合装置の取り替えは不要である。また、乗場敷居の改造は不要であるため、階床数の増加によってコストが高くなることもない。
According to such an elevator sill apparatus, the
実施の形態2.
次に、図7はこの発明の実施の形態2によるエレベータの敷居装置の要部を示す側面図であり、図1の矢印IV方向から見た図に相当する。この例では、敷居延長部材9の上部に固定された取付金21を介して第3のリンク15が敷居延長部材9に連結されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、取付金21を介してリンク機構11を敷居延長部材9に連結してもよく、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。
Next, FIG. 7 is a side view showing a main part of an elevator sill apparatus according to
In this way, the link mechanism 11 may be connected to the
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3によるエレベータの敷居装置の要部断面図であり、図1のIII−III断面に相当する。図において、かご敷居本体6には、敷居延長部材9の往復動を案内する延長部材案内溝6dが設けられている。延長部材案内溝6dの断面形状は、単なる矩形である。敷居延長部材9には、延長部材案内溝6dに挿入される凸部9aが設けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、単なる凹凸の組み合わせにより敷居延長部材9を案内するようにしてもよく、構成を簡単にすることができる。
FIG. 8 is a cross-sectional view of an essential part of an elevator sill apparatus according to
In this way, the
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータの敷居装置の要部断面図であり、図1のIII−III断面に相当する。図において、かご敷居本体6には、敷居延長部材9の往復動を案内する延長部材案内凸部(レール)6eが設けられている。延長部材案内凸部6eは、かごドア2,3の開閉方向に平行に連続して設けられている。敷居延長部材9には、延長部材案内凸部6eが挿入される係合溝9bが設けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、かご敷居本体6側を凸形状、敷居延長部材9側を凹形状としてもよい。
FIG. 9 is a cross-sectional view of an essential part of an elevator sill apparatus according to
In this way, the
実施の形態5.
図10はこの発明の実施の形態5によるエレベータの敷居装置の要部断面図であり、図1のIII−III断面に相当する。図において、延長部材案内溝6dの底面には、上方へ突出する下部係合レール6fが設けられている。下部係合レール6fは、かごドア2,3の開閉方向に平行に連続して設けられている。また、凸部9aには、下部係合レール6fに係合する下部係合溝9bが設けられている。他の構成は、実施の形態3と同様である。
このような構成により、敷居延長部材9をより安定して往復動させることができる。
FIG. 10 is a cross-sectional view of an essential part of an elevator sill apparatus according to
With such a configuration, the
実施の形態6.
図11はこの発明の実施の形態6によるエレベータの敷居装置の要部断面図であり、図1のIII−III断面に相当する。図において、延長部材案内溝6dの上面には、下方へ突出する上部係合レール6gが設けられている。上部係合レール6gは、かごドア2,3の開閉方向に平行に連続して設けられている。また、凸部9aには、上部係合レール6gに係合する上部係合溝9cが設けられている。他の構成は、実施の形態3と同様である。
このような構成により、敷居延長部材9をより安定して往復動させることができる。
FIG. 11 is a cross-sectional view of an essential part of an elevator sill apparatus according to
With such a configuration, the
実施の形態7.
図12はこの発明の実施の形態7によるエレベータの敷居装置の要部断面図であり、図1のIII−III断面に相当する。この例では、延長部材案内溝6dに下部係合レール6f及び上部係合レール6gの両方が設けられている。これに対応して、凸部9aには、下部係合溝9b及び上部係合溝9cの両方が設けられている。他の構成は、実施の形態3と同様である。
このような構成により、敷居延長部材9をより安定して往復動させることができる。
Embodiment 7 FIG.
FIG. 12 is a cross-sectional view of an essential part of an elevator sill apparatus according to Embodiment 7 of the present invention, and corresponds to a section taken along line III-III in FIG. In this example, both the
With such a configuration, the
実施の形態8.
次に、図13はこの発明の実施の形態8によるエレベータの敷居装置の要部断面図であり、図1のIII−III断面に相当する。図において、かご敷居本体6には、敷居延長部材9の往復動を案内する延長部材案内溝6hが設けられている。延長部材案内溝6hは、かご敷居本体6の下面に開口している。
Next, FIG. 13 is a fragmentary sectional view of an elevator sill apparatus according to
敷居延長部材9には、延長部材案内溝6hに係合する複数の案内部材22が敷居延長部材9の長さ方向に互いに間隔をおいて取り付けられている。各案内部材22は、延長部材案内溝6hに挿入された断面T字形の係合部22aを有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
A plurality of
このように、かご敷居本体6及び敷居延長部材9の下面側に配置される案内部材22を用いてもよく、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。
Thus, the
実施の形態9.
図14はこの発明の実施の形態9によるエレベータの敷居装置の要部を示す側面図であり、図1の矢印IV方向から見た図に相当する。この例では、実施の形態8の案内部材22に断面コ字形の延長部材保持部22bが形成されており、延長部材保持部22bの内側に敷居延長部材9が保持されている。また、延長部材保持部22bの上部には、実施の形態2と同様の取付金21を介して第3のリンク15が連結されている。他の構成は、実施の形態8と同様である。
このような構成によっても、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。
14 is a side view showing an essential part of an elevator sill apparatus according to
Even with such a configuration, the size of the sill gap when all the doors are open can be reduced with an inexpensive and simple configuration.
実施の形態10.
次に、図15はこの発明の実施の形態10によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図16は図15の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図である。図において、ベーン7bは、ベーン7aとの間の間隔が変化する方向へ可変である。ベーン7bには、第1及び第2のベーン駆動リンク23,24が連結されている。リンク機構11は、第1のベーン駆動リンク23と敷居延長部材9との間に連結されている。即ち、第2のリンク14の他端部は、第1のベーン駆動リンク23の中間部にピン17を介して回動自在に連結されている。
15 is a front view showing a state of the elevator sill device according to
このように、実施の形態10では、リンク機構11は、第1のかごドア2の開閉動作を敷居延長部材9に直接伝達するのではなく、第1のかごドア2の開閉動作に伴うベーン駆動リンク23,24の変位を敷居延長部材9に伝達する。このような構成によっても、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。
As described above, in the tenth embodiment, the link mechanism 11 does not directly transmit the opening / closing operation of the
なお、敷居延長部材をエレベータドアの開閉動作に連動させるためには、例えばエレベータドアの駆動リンク又は駆動プーリ等の部材と敷居延長部材との間にリンク機構を連結してもよい。 In order to link the sill extension member to the opening / closing operation of the elevator door, for example, a link mechanism may be connected between a member such as a drive link or a drive pulley of the elevator door and the sill extension member.
実施の形態11.
次に、図17はこの発明の実施の形態11によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図18は図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図、図19は図17の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図、図20は図19のXX−XX線に沿う断面図である。
Embodiment 11 FIG.
Next, FIG. 17 is a front view showing a state in which all the doors of the elevator sill apparatus according to Embodiment 11 of the present invention are closed, FIG. 18 is a sectional view taken along line XVIII-XVIII in FIG. 17, and FIG. FIG. 20 is a sectional view taken along line XX-XX in FIG. 19.
図において、かご敷居本体6の乗場側端面には、全戸開時に敷居延長部材9の反戸袋側端部に隣接するように、かつ全戸閉時に乗場インターロックローラ8との干渉を避けるように、固定延長部材25が固定されている。固定延長部材25は、かごドア2,3の開閉状態によらずかご敷居本体6に固定したままであり、かご敷居本体6に一体に形成することも可能である。また、固定延長部材25の上面は、かご敷居本体6の上面と面一である。他の構成は、実施の形態1と同様である。
In the figure, the landing side end face of the
このような固定延長部材25を用いることにより、可動の敷居延長部材9の長さを短縮することができ、敷居延長部材9の移動量を小さくすることができる。
By using such a fixed
なお、実施の形態1〜11では、かご敷居装置について説明したが、乗場ドア又は乗場ドアの駆動に関連する部材と敷居延長部材との間をリンク機構で連結することにより、この発明は乗場敷居装置にも適用できる。 In addition, although Embodiment 1-11 demonstrated the car sill apparatus, this invention is the boarding sill by connecting between the member related to the driving of a landing door or a landing door, and a sill extension member with a link mechanism. It can also be applied to devices.
実施の形態12.
次に、図21はこの発明の実施の形態12によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図22は図21のXXII−XXII線に沿う断面図、図23は図21の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図、図24は図23のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。
Next, FIG. 21 is a front view showing a state of the elevator sill device according to
図において、かご出入口1の上部には、支持部材31が固定されている。支持部材31には、かごドア2,3の開閉を案内するドアレール(図示せず)が設けられている。かごドア2,3は、ドアハンガ32,33を介してドアレールに吊り下げられている。ドアハンガ32,33には、ドアレールに沿って転動される複数のハンガローラ(図示せず)が設けられている。
In the figure, a
かごの上部には、かごドア2,3を駆動するドアモータ34が設けられている。ドアモータ34の駆動力は、駆動用ベルト35等のベルトや複数のプーリを含む開閉伝達機構を介してかごドア2,3に伝達される。また、ドアモータ34の駆動力は、変位機構36を介して敷居延長部材9に伝達される。
A
変位機構36は、第1ないし第3の伝達ベルト37〜39、第1ないし第5の伝達プーリ40〜44、延長部材駆動ギヤ45及びラック46を有している。伝達プーリ40〜44は、ドアモータ34の回転軸と平行、即ち水平な回転軸を中心として回転される。
The
第1の伝達ベルト37は、ドアモータ34に直結されたプーリ34aと第1の伝達プーリ40との間に巻かれている。第2の伝達プーリ41は、第1の伝達プーリ40と同軸に設けられ、第1の伝達プーリ40と一体に回転する。
The
第2の伝達ベルト38は、第2の伝達プーリ41と第3の伝達プーリ42との間に巻かれている。第4の伝達プーリ43は、第3の伝達プーリ42と同軸に設けられ、第3の伝達プーリ42と一体に回転する。
The
第3の伝達ベルト39は、第4の伝達プーリ43と第5の伝達プーリ44との間に巻かれている。延長部材駆動ギヤ45は、第5の伝達プーリ44と同軸に設けられ、第5の伝達プーリ44と一体に回転する。ラック46は、敷居延長部材9の下部に設けられ、延長部材駆動ギヤ45と噛み合っている。
The
敷居延長部材9は、変位機構36により、かごドア2,3の開閉動作に連動してかごドア2,3とは逆方向に変位される。具体的には、敷居延長部材9は、全戸開時に、図23及び図24に示すように、かご出入口1の幅の範囲内に位置する。これに対して、全戸閉時には、敷居延長部材9は、図21及び図22に示すように全戸開時よりも戸袋側に位置する。即ち、敷居延長部材9は、全戸開時には、かご出入口1の幅の範囲内でかご敷居本体6と乗場敷居との間に位置し、実質的な敷居隙間寸法を縮小させる。また、全戸閉時には、敷居延長部材9は、かごが昇降しても乗場インターロックローラ8と干渉しない位置まで戸袋側へ退避される。
The
このようなエレベータの敷居装置によれば、敷居延長部材9が変位機構36によりかごドア2,3の開閉動作に機械的に連動して変位されるので、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。また、ドア係合装置の種類によらず、かごの走行中にドア係合装置と敷居延長部材9とが接触することはない。従って、既設のエレベータに適用する場合にも、ドア係合装置の取り替えは不要である。また、乗場敷居の改造は不要であるため、階床数の増加によってコストが高くなることもない。
According to such an elevator sill device, the
実施の形態13.
次に、図25はこの発明の実施の形態13によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図26は図25のXXVI−XXVI線に沿う断面図、図27は図25の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図、図28は図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。
Next, FIG. 25 is a front view showing a state in which the elevator sill apparatus according to
図において、変位機構36は、第1及び第2の伝達ベルト37,38、第1ないし第3の伝達プーリ40〜42、伝達ギヤ47、延長部材駆動ギヤ45及びラック46を有している。伝達ギヤ47は、第3の伝達プーリ42と同軸に設けられ、第3の伝達プーリ42と一体に回転する。また、伝達ギヤ47は、延長部材駆動ギヤ45と噛み合っている。即ち、実施の形態13では、第3の伝達プーリ42から延長部材駆動ギヤ45への駆動力の伝達が伝達ギヤ47により行われる。また、ラック46は、敷居延長部材9の上部に設けられている。他の構成は、実施の形態12と同様である。
In the figure, the
このように、駆動力の伝達の一部を、プーリとベルトとの組み合わせに代えて、伝達ギヤ47により行ってもよく、敷居延長部材9をかごドア2,3の開閉に機械的に連動させることができる。
In this way, part of the transmission of the driving force may be performed by the
実施の形態14.
次に、図29はこの発明の実施の形態14によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図30は図29のXXX−XXX線に沿う断面図、図31は図29の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図、図32は図31のXXXII−XXXII線に沿う断面図である。
Next, FIG. 29 is a front view showing the state where the elevator sill apparatus according to
図において、変位機構36は、第1ないし第3の伝達ベルト37〜39、第1ないし第5の伝達プーリ40〜44、一対の連動プーリ48a,48b、ロープ49及び接続部材50を有している。第3のベルト39は、中間部が交差するように第4の伝達プーリ43と第5の伝達プーリ44との間に巻かれている。これにより、第5の伝達プーリ44は、第4の伝達プーリ43とは逆方向へ回転される。
In the figure, the
連動プーリ48aは、第5の伝達プーリ44と同軸に設けられ、第5の伝達プーリ44と一体に回転する。連動プーリ48a,48bは、かご出入口1の幅方向に互いに間隔をおいて配置されている。ロープ49は、連動プーリ48a,48b間に巻かれている。ロープ49の両端部は、接続部材50を介して敷居延長部材9の下部に接続されている。他の構成は、実施の形態12と同様である。
The interlocking pulley 48 a is provided coaxially with the
このような敷居装置では、ドアモータ34の駆動力が伝達されて連動プーリ48aが回転されることにより、ロープ49が循環され、敷居延長部材9が変位される。即ち、第5の伝達プーリ44から敷居延長部材9への駆動力の伝達は、連動プーリ48a,48b及びロープ49により行ってもよく、敷居延長部材9をかごドア2,3の開閉に機械的に連動させることができる。
In such a sill device, the driving force of the
ここで、図33は図21のロープ49の敷居延長部材9への接続構造の第1の例を示す断面図、図34は図21のロープ49の敷居延長部材9への接続構造の第2の例を示す断面図である。第1の例では、接続部材50が敷居延長部材9の下部に取り付けられているので、接続部材50の敷居延長部材9への取付が容易である。また、第2の例では、ロープ49が延長部材案内溝6c内に配置されているので、全体をコンパクトに構成することができる。
Here, FIG. 33 is a sectional view showing a first example of the connection structure of the
実施の形態15.
次に、図35はこの発明の実施の形態15によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図36は図35のXXXVI−XXXVI線に沿う断面図、図37は図35の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図、図38は図37のXXXVIII−XXXVIII線に沿う断面図である。
Next, FIG. 35 is a front view showing a state in which the elevator sill apparatus according to
図において、かご敷居本体6の乗場側端面には、全戸開時に敷居延長部材9の反戸袋側端部に隣接するように、かつ全戸閉時に乗場インターロックローラ8との干渉を避けるように、固定延長部材25が固定されている。他の構成は、実施の形態12と同様である。即ち、実施の形態15は、実施の形態11で示した固定延長部材25を実施の形態12に適用した例である。
In the figure, the landing side end face of the
このような固定延長部材25を用いることにより、可動の敷居延長部材9の長さを短縮することができ、敷居延長部材9の移動量を小さくすることができる。
By using such a fixed
なお、実施の形態12〜15では、かご敷居装置について説明したが、乗場側に乗場ドアを駆動するドアモータがある場合、この発明は乗場敷居装置にも適用できる。 In addition, although Embodiment 12-15 demonstrated the car sill apparatus, when there is a door motor which drives a landing door in the landing side, this invention is applicable also to a landing sill apparatus.
実施の形態16.
次に、図39はこの発明の実施の形態16によるエレベータの敷居装置の全戸閉時の状態を示す正面図、図40は図39のXXXX−XXXX線に沿う断面図、図41は図39の敷居装置の全戸開時の状態を示す正面図、図42は図41のXXXXII−XXXXII線に沿う断面図である。
Next, FIG. 39 is a front view showing a state in which all the doors of the elevator sill apparatus according to
図において、かご敷居本体6の長手方向両端部近傍には、一対の連動プーリ51,52が配置されている。連動プーリ51,52は、鉛直な回転軸を中心として回転される。連動プーリ51,52間には、無端状のロープ53が巻かれている。ロープ53の一側は、第2の敷居溝6b内を通されており、第1及び第2の接続部53a,53bで第2のかごドア3の下端部(戸の脚)に接続されている。これにより、ロープ53は、第2のかごドア3の開閉動作に連動して循環される。
In the figure, a pair of interlocking
また、ロープ53の他側は、敷居延長部材9に接続されている。ロープ53の敷居延長部材9への接続構造は、図33又は図34と同様である。実施の形態16の変位機構54は、連動プーリ51,52、ロープ53及び接続部材50(図33、図34)を有している。
The other side of the
このようなエレベータの敷居装置によれば、敷居延長部材9が変位機構54によりかごドア2,3の開閉動作に機械的に連動して変位されるので、安価で簡単な構成により全戸開時の敷居隙間寸法を縮小することができる。また、ドア係合装置の種類によらず、かごの走行中にドア係合装置と敷居延長部材9とが接触することはない。従って、既設のエレベータに適用する場合にも、ドア係合装置の取り替えは不要である。また、乗場敷居の改造は不要であるため、階床数の増加によってコストが高くなることもない。
According to such an elevator sill device, the
なお、実施の形態16では、かご敷居装置について説明したが、この発明は乗場敷居装置にも適用できる。
また、実施の形態1〜16では、片開き式のドア装置を示したが、この発明は、両開き式のドア装置にも適用できる。
In the sixteenth embodiment, the car sill apparatus has been described. However, the present invention can also be applied to a landing sill apparatus.
In the first to sixteenth embodiments, the single-open door device is shown, but the present invention can also be applied to a double-open door device.
1 かご出入口、2 第1のかごドア(エレベータドア)、3 第2のかごドア(エレベータドア)、6 かご敷居本体、6c,6d,6e,6h 延長部材案内溝、9 敷居延長部材、10,22 案内部材、11 リンク機構、25 固定延長部材、34 ドアモータ、36,54 変位機構、37〜39 伝達ベルト、40〜44 伝達プーリ、51,52 連動プーリ、53 ロープ。 1 car doorway, 2 first car door (elevator door), 3 second car door (elevator door), 6 car sill body, 6c, 6d, 6e, 6h extension member guide groove, 9 sill extension member, 10, 22 guide members, 11 link mechanisms, 25 fixed extension members, 34 door motors, 36, 54 displacement mechanisms, 37-39 transmission belts, 40-44 transmission pulleys, 51, 52 interlocking pulleys, 53 ropes.
Claims (8)
上記敷居本体の前端部に隣接して設けられ、エレベータドアの開閉方向に平行に往復動可能な敷居延長部材、及び
全戸開時に上記敷居延長部材が上記出入口の幅の範囲内に位置し、全戸閉時には上記敷居延長部材が全戸開時の位置から退避されるように、上記エレベータドアの開閉動作に機械的に連動させて上記敷居延長部材を変位させる変位機構
を備えていることを特徴とするエレベータの敷居装置。 The main body of the sill fixed to the lower part of the doorway,
A sill extension member provided adjacent to the front end of the sill body and capable of reciprocating in parallel with the opening / closing direction of the elevator door, and the sill extension member when the door is fully open is located within the width of the doorway, A displacement mechanism for displacing the sill extension member mechanically interlocked with the opening / closing operation of the elevator door so that the sill extension member is retracted from the position when all the doors are opened when the door is closed. Elevator sill device.
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Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008001521A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013314A (en) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Nippon Otis Elevator Co | Sill gap closing device of elevator |
JP2010208767A (en) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | Sill structure for elevator |
CN106276546A (en) * | 2016-10-09 | 2017-01-04 | 德森克电梯(中国)有限公司 | A kind of emergency staircase |
-
2007
- 2007-01-17 JP JP2007008025A patent/JP2008001521A/en active Pending
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