JP2008001128A - ショックアブソーバの減衰力調節装置 - Google Patents
ショックアブソーバの減衰力調節装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008001128A JP2008001128A JP2006169958A JP2006169958A JP2008001128A JP 2008001128 A JP2008001128 A JP 2008001128A JP 2006169958 A JP2006169958 A JP 2006169958A JP 2006169958 A JP2006169958 A JP 2006169958A JP 2008001128 A JP2008001128 A JP 2008001128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shock absorber
- damping force
- mass
- vehicle
- rotating plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
【課題】車両の旋回初期から後半の全工程で操縦安定性能を向上することができるショックアブソーバの減衰力調節装置を提供する。
【解決手段】ショックアブソーバの室に連通する円筒体1に、ストローク加速度で上下する第1マス2と、横加速度で回転変位する回転板3,4を収容して、その第1マス2の上下変位と回転板3,4の回転変位によって流路面積を変更することで、車両が旋回して車両に横加速度が作用している状態において、ショックアブソーバが圧縮される過程では減衰力を増加し、ショックアブソーバが伸びる過程では減衰力を減少するように調節する。
【選択図】 図2
【解決手段】ショックアブソーバの室に連通する円筒体1に、ストローク加速度で上下する第1マス2と、横加速度で回転変位する回転板3,4を収容して、その第1マス2の上下変位と回転板3,4の回転変位によって流路面積を変更することで、車両が旋回して車両に横加速度が作用している状態において、ショックアブソーバが圧縮される過程では減衰力を増加し、ショックアブソーバが伸びる過程では減衰力を減少するように調節する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両に搭載されたショックアブソーバの減衰力を車両の走行状態に応じて調節する減衰力調節装置に関する。
ショックアブソーバの減衰力調節装置としては、例えば特許文献1に記載される技術がある。この減衰力調節装置は、車両旋回時に、ショックアブソーバが圧縮される旋回外輪側のショックアブソーバの減衰力を高く調節し、ショックアブソーバが伸びる旋回内輪側のショックアブソーバの減衰力を低く調節することで、旋回時における車体のロール角度の増加を抑制して、操縦安定性を向上させるものである。
特開平11−091328号公報
上記従来技術の減衰力調節方法では、車体のロール角度が増加する過程である旋回初期においては所望の効果を得ることができる。しかし、増加したロール角度が減少する旋回後半においては、旋回内輪側はショックアブソーバの減衰力が小さいため圧縮方向に早いストローク速度で縮もうとし、旋回外輪側はショックアブソーバの減衰力が大きいため伸び側に遅いストローク速度で伸びようとするため、旋回外輪側の車輪が地面から離れてしまうジャッキアップ現象が生じてしまうおそれがある、という課題がある。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、車両の旋回初期から後半の全工程で操縦安定性能を向上することができるショックアブソーバの減衰力調節装置を提供することを課題としている。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、車両の旋回初期から後半の全工程で操縦安定性能を向上することができるショックアブソーバの減衰力調節装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のショックアブソーバの減衰力調節装置は、車両に設けられたショックアブソーバの減衰力を車両の走行状態に応じて調節する減衰力調節装置であって、車両が旋回して車両に横加速度が作用している状態において、ショックアブソーバが圧縮される過程では減衰力を増加し、ショックアブソーバが伸びる過程では減衰力を減少するように調節することを特徴とするものである。
本発明によれば、車両の旋回初期の車体ロール角度の増加を抑制しつつ、旋回後半の旋回外輪側のジャッキアップを回避でき、車両旋回中の全工程において操縦安定性能を向上することができる。
次に本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る減衰力調節装置の配置を示す車両前後方向からみた模式図、図2は、減衰力調節装置の構造を示す断面図である。
(構成)
減衰力調節装置100は、図2に示すように、軸を上下に向けた筒体である円筒体1の中に、当該円筒体1の軸に沿って上下移動可能に配置された第1マス2と、その第1マス2の上下に配置された上側回転板3及び下側回転板4とが収容されて構成される。上記第1マス2は、上下移動体を構成する。下側回転板4は、第2回転板を構成する。
図1は、本実施形態に係る減衰力調節装置の配置を示す車両前後方向からみた模式図、図2は、減衰力調節装置の構造を示す断面図である。
(構成)
減衰力調節装置100は、図2に示すように、軸を上下に向けた筒体である円筒体1の中に、当該円筒体1の軸に沿って上下移動可能に配置された第1マス2と、その第1マス2の上下に配置された上側回転板3及び下側回転板4とが収容されて構成される。上記第1マス2は、上下移動体を構成する。下側回転板4は、第2回転板を構成する。
詳説すると、上記円筒体1の中心軸位置に軸部材5が固定されている。その軸部材5は、上側回転板3、第1マス2、及び下側回転板4の中央部を貫通することで、第1マス2は、軸部材5にガイドされて上下に移動可能となっていると共に、上側回転板3及び下側回転板4は、軸部材5を中心軸として回転変位可能となっている。
上記第1マス2は、所定の質量を持つ質量体であって、円筒体1が上下に移動した際に、慣性によって現在の位置にとどまり易くなっている。なお、図2では、円筒体1の内径面と第1マス2とが接触している状態を示しているが、離れていても良い。
上記第1マス2は、所定の質量を持つ質量体であって、円筒体1が上下に移動した際に、慣性によって現在の位置にとどまり易くなっている。なお、図2では、円筒体1の内径面と第1マス2とが接触している状態を示しているが、離れていても良い。
その第1マス2には、図2及び図3のように、軸対称の位置に上下に貫通する一対の流路(以下、マス側流路6と呼ぶ。)が形成されている。このマス側流路6は貫通路を構成する。
また、その第1マス2は、スプリングによる位置決め機構7によって、円筒体1の中途位置(上側回転板3及び下側回転板4との両方から離れている位置)に付勢されていると共に、円周方向の位置も規制している。なお、円筒体1内径面と第1マス2との間に第1マス2を上下方向にのみ案内するガイドを別途設けたり、第1マス2が上下変位する部分の軸部材5を断面矩形などとして第1マス2の回転変位を規制したりするなどしても良い。
また、その第1マス2は、スプリングによる位置決め機構7によって、円筒体1の中途位置(上側回転板3及び下側回転板4との両方から離れている位置)に付勢されていると共に、円周方向の位置も規制している。なお、円筒体1内径面と第1マス2との間に第1マス2を上下方向にのみ案内するガイドを別途設けたり、第1マス2が上下変位する部分の軸部材5を断面矩形などとして第1マス2の回転変位を規制したりするなどしても良い。
また、上側回転板3及び下側回転板4からそれぞれ外径方向にロッド8,9が張り出している。各ロッド8,9は、車両前後方向に延びて円筒体1の外側まで突出し、その先端部に上下方向に延びる質量体からなる第2マス10に連結されている。なお、円筒体1の外側には、上記第2マス10を収容するケース11が当該円筒体1に固定されている。
ここで、図4に示すように、上記上側回転板3の外径面には、上記ロッド8の突出位置を挟んだ上下の位置にそれぞれ円周方向に延びて円環状となっているシール部材40が設けられていて、その上下にシール部材40が円筒体1の内径面に摺接することで、ロッド8の位置が水密されている。また、図5に示すように、下側回転板2に設けられたロッド9円筒体1を貫通するための貫通部には、水密板41が設けられることで、当該貫通部の水密が確保されている。これによって、ケース11内に作動液が侵入することを抑制している。
上記第2マス10は、車両前後方向に延びるロッド8,9を介して上側回転板3及び下側回転板4と連結しているので、上記軸部材5を回転中心として車幅方向に変位可能となっている。本実施形態では、第2マス10の横断面形状を、車幅方向を長径とした楕円形状として、第2マス10が車幅方向に変位する際の抵抗を小さくしている。
上記第2マス10は、図6及び図7のように2本のスプリングからなる位置決め機構12で回転方向の位置が初期位置に付勢されている。
上記第2マス10は、図6及び図7のように2本のスプリングからなる位置決め機構12で回転方向の位置が初期位置に付勢されている。
ここで、上記ロッド8,9,第2マス10、および位置決め機構12は回転変位手段を構成する。
上記構成によって、第2マス10に所定の横加速度が作用して当該第2マス10が車幅方向に変位することで、弁体を構成する上側回転板3及び下側回転板4が同期をとって、軸部材5を中心として同じ量だけ回転変位し(図8及び図9参照)、更に、第2マス10に作用していた横加速度が無くなると、位置決め機構の付勢力によって初期位置に戻る(図6及び図7参照)。
上記構成によって、第2マス10に所定の横加速度が作用して当該第2マス10が車幅方向に変位することで、弁体を構成する上側回転板3及び下側回転板4が同期をとって、軸部材5を中心として同じ量だけ回転変位し(図8及び図9参照)、更に、第2マス10に作用していた横加速度が無くなると、位置決め機構の付勢力によって初期位置に戻る(図6及び図7参照)。
上記上側回転板3には、軸対称の位置に上下に貫通する上側弁孔13が形成されていて、その一対の上側弁孔13は、上側回転板3が初期位置にある状態では、第1マス2のマス側流路6と同軸且つ同径の断面円形の貫通孔となるように配置されている。
下側回転板4には、軸対称の位置に、上下に貫通する第1下側弁孔14及び第2下側弁孔15が形成されている。第1下側弁孔14は、下側回転板4が初期位置にある状態で、一対のマス側流路6の一方と同軸且つ同径の断面円形の貫通孔となるように配置されている。また、第2下側弁孔15は、横断面が軸部材5を中心として半円の円弧状に延びるU字形状の開口に形成され、下側回転板4が初期位置にある状態では、一対のマス側流路6の他方が、延在方向中央部に位置し、下側回転板4に回転変位が発生しても、常に、一対のマス側流路6の他方は、第2下側弁孔15と連通した状態になって流通が確保されている。
下側回転板4には、軸対称の位置に、上下に貫通する第1下側弁孔14及び第2下側弁孔15が形成されている。第1下側弁孔14は、下側回転板4が初期位置にある状態で、一対のマス側流路6の一方と同軸且つ同径の断面円形の貫通孔となるように配置されている。また、第2下側弁孔15は、横断面が軸部材5を中心として半円の円弧状に延びるU字形状の開口に形成され、下側回転板4が初期位置にある状態では、一対のマス側流路6の他方が、延在方向中央部に位置し、下側回転板4に回転変位が発生しても、常に、一対のマス側流路6の他方は、第2下側弁孔15と連通した状態になって流通が確保されている。
また、上記円筒体1の底板1aには、3つの連通用の開口16,17が設けられ、その3つの開口は、下側連通管30によって、ショックアブソーバ20の下室20aに連通している。図7及ぶ図9に示すように、3つの開口のうち1つの開口である第1開口16は、下側回転板4が初期位置にある状態で、上記U字形状の第2下側弁孔15の中央部と対向するように配置されて、下側回転板4が回転変位しても、同量の連通面積を確保可能となっている。また、3つの開口のうちの残り二つの開口である第2開口17は、対をなしていて、下側回転板4が初期位置にある状態では、上記第1下側弁孔14が、上下方向からみて、その対をなす第2開口17の間に位置してどちらの第2開口17とも連通していない状態となっている。そして、下側回転板4が回転変位することで、第1下側弁孔14は一方の第2開口17と連通するようになっている。
すなわち、ショックアブソーバ20の下室20aと、円筒体1における下側回転板の上方位置とは、第1開口16とU字状の第2下側弁孔15とによって常時所定量の連通が確保されていると共に、下側回転板4が回転変位するにつれて第1下側弁孔14が徐々に第2開口17と重なることで連通面積が増大するようになっている。
なお、下側回転板4は底板1aと接触している。一方、下部スペーサ21によって下側回転板4に第1マス2の下面が接触することが無く、常に、下側回転板4と第1マス2の下面との間に空間が形成される。
なお、下側回転板4は底板1aと接触している。一方、下部スペーサ21によって下側回転板4に第1マス2の下面が接触することが無く、常に、下側回転板4と第1マス2の下面との間に空間が形成される。
また、上記円筒体1の上板1bには、連通用の2つの開口22が形成されている。その開口22を介して円筒体1は、ショックアブソーバ20の上室20bと連通する。その2つの開口22は、上側回転板3が初期位置にある状態では、上側回転板3に形成した一対の上側弁孔13と同軸となるように配置されている。
なお、上側回転板3と上板1bとの間は、スペーサ23によって所定の間隔が開けられている。
また、上側回転板3の下面と下側スペーサ21の上面にはゴム膜24が固着されていて、第1マス2が上側回転板3の下面若しくは下側スペーサ21と当接する際の衝撃及び異音発生を抑制している。
なお、上側回転板3と上板1bとの間は、スペーサ23によって所定の間隔が開けられている。
また、上側回転板3の下面と下側スペーサ21の上面にはゴム膜24が固着されていて、第1マス2が上側回転板3の下面若しくは下側スペーサ21と当接する際の衝撃及び異音発生を抑制している。
(装置の配置位置)
上記構成の減衰力調節装置100は、ショックアブソーバ20毎に設けられて、接続されるショックアブソーバ20側の当該ショックアブソーバ20の上方に位置するバネ上部材、本実施形態では図1のように車体に固定されている。すなわち、車体ロール時に上下ストロークする位置に設定する。
上記構成の減衰力調節装置100は、ショックアブソーバ20毎に設けられて、接続されるショックアブソーバ20側の当該ショックアブソーバ20の上方に位置するバネ上部材、本実施形態では図1のように車体に固定されている。すなわち、車体ロール時に上下ストロークする位置に設定する。
(作用効果)
(通常走行時)
車体に作用する横加速度が小さいかゼロの状態である通常走行時においては、横加速度を検出する第2マス10は回転しないので、図10及び図11のように、上板1bの開口22、上側回転板3の上側弁孔13と第1マス2のマス側流路6が同軸の状態となり、また、下側回転板4のU字状の第2下側弁孔15が底板1aの第1開口16と常時全開で連通する事で、一定の流路面積が確保されて、ショックアブソーバ20の減衰力を変更しない。ここで、第1マス2が軸部材5に案内されつつ上下に移動することもあるが、
上板1bの開口22、上側回転板3の上側弁孔13と第1マス2のマス側流路6が同軸の状態であるため、流路面積が変更されることがないか小さい。
(通常走行時)
車体に作用する横加速度が小さいかゼロの状態である通常走行時においては、横加速度を検出する第2マス10は回転しないので、図10及び図11のように、上板1bの開口22、上側回転板3の上側弁孔13と第1マス2のマス側流路6が同軸の状態となり、また、下側回転板4のU字状の第2下側弁孔15が底板1aの第1開口16と常時全開で連通する事で、一定の流路面積が確保されて、ショックアブソーバ20の減衰力を変更しない。ここで、第1マス2が軸部材5に案内されつつ上下に移動することもあるが、
上板1bの開口22、上側回転板3の上側弁孔13と第1マス2のマス側流路6が同軸の状態であるため、流路面積が変更されることがないか小さい。
また、車両の加減速によって上記第2マス10に車両前後方向の加速度が作用するが、ロッド8,9が車両前後方向に延びるように配置されていることで、第2マス10を回転変位させるモーメントが発生しないので当該第2マス10が回転変位することはない。
このように、減衰力調節装置100によって内外輪で減衰力の加減がないため、乗り心地重視の減衰特性の状態で走行するように、ショックアブソーバ20自体の特性を設定すれば良い。
このように、減衰力調節装置100によって内外輪で減衰力の加減がないため、乗り心地重視の減衰特性の状態で走行するように、ショックアブソーバ20自体の特性を設定すれば良い。
(車両旋回時)
次に、定常状態から操舵によって車両が旋回する場合の動作について説明する。
車両旋回時に、旋回外輪側のショックアブソーバ20は定常状態よりも縮み、旋回内輪側のショックアブソーバ20の減衰力は定常状態よりも伸びる。この旋回中の内外輪のストローク速度(ストローク変位)は、図12に示すように、旋回前半(Iの領域)ではゼロから増加方向に変化し始め、旋回後半(IIの領域)では再度ゼロに向けて減少して定常旋回へと移行する。この際、上下方向のストローク加速度は、図12のように、上下方向のストローク速度が最大(最小)の時に、正負の符号が逆転する。すなわち旋回前半と旋回後半とで上下方向のストローク加速度の向きが反対となる。本実施形態の減速力調節機構は、この上下方向のストローク加速度の正負の切り代わりと、横加速度を利用してマスを変位させることで、流路面積を変更して減衰力を調節するものである。
次に、定常状態から操舵によって車両が旋回する場合の動作について説明する。
車両旋回時に、旋回外輪側のショックアブソーバ20は定常状態よりも縮み、旋回内輪側のショックアブソーバ20の減衰力は定常状態よりも伸びる。この旋回中の内外輪のストローク速度(ストローク変位)は、図12に示すように、旋回前半(Iの領域)ではゼロから増加方向に変化し始め、旋回後半(IIの領域)では再度ゼロに向けて減少して定常旋回へと移行する。この際、上下方向のストローク加速度は、図12のように、上下方向のストローク速度が最大(最小)の時に、正負の符号が逆転する。すなわち旋回前半と旋回後半とで上下方向のストローク加速度の向きが反対となる。本実施形態の減速力調節機構は、この上下方向のストローク加速度の正負の切り代わりと、横加速度を利用してマスを変位させることで、流路面積を変更して減衰力を調節するものである。
(旋回の動作)
次に、その旋回時の動作について図を参照しながら説明する。
(旋回前半)
定常状態からの操舵直後においては、旋回横加速度が発生しながら、図13に示すように、旋回外輪は沈む方向にストロークすることで、外輪側では、ショックアブソーバ20の下室20aは圧縮されて、下側連通管30から作動液が減衰力調節装置100に流れる。また旋回内輪は浮き上がる方向にストロークすることで、内輪側では、ショックアブソーバ20の上室20bが圧縮されて、上側連通管31から作動液が減衰力調節装置100へ流れてくる。
次に、その旋回時の動作について図を参照しながら説明する。
(旋回前半)
定常状態からの操舵直後においては、旋回横加速度が発生しながら、図13に示すように、旋回外輪は沈む方向にストロークすることで、外輪側では、ショックアブソーバ20の下室20aは圧縮されて、下側連通管30から作動液が減衰力調節装置100に流れる。また旋回内輪は浮き上がる方向にストロークすることで、内輪側では、ショックアブソーバ20の上室20bが圧縮されて、上側連通管31から作動液が減衰力調節装置100へ流れてくる。
(外輪側)
このとき、旋回外輪側ではストローク加速度が上向きに働くことで、図14に示すように、円筒体1が下方に変位しても第1マス2は同じ位置に止まろうとする結果、第1マス2は相対的に上側に移動して上側回転板3に当接する。
このとき、第2マス10に横加速度が作用することで第2マス10が車幅方向内方に変位することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位することで、図8のように、上側弁孔13とマス側流路6の軸がずれて流路面積が小さくなる。同様に、下側回転板4も横加速度に応じた量だけ回転変位することで、第1上側弁孔13と第1開口16との間の流路が、横加速度に応じた量だけ連通状態となる。
これによって、ショックアブソーバ20の下室20aから底板1aの開口16,17を通じて流れてくる流路は、上側回転板3と第1マス2との間の流路面積が絞られることで、旋回外輪側は高減衰状態となる。
このとき、旋回外輪側ではストローク加速度が上向きに働くことで、図14に示すように、円筒体1が下方に変位しても第1マス2は同じ位置に止まろうとする結果、第1マス2は相対的に上側に移動して上側回転板3に当接する。
このとき、第2マス10に横加速度が作用することで第2マス10が車幅方向内方に変位することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位することで、図8のように、上側弁孔13とマス側流路6の軸がずれて流路面積が小さくなる。同様に、下側回転板4も横加速度に応じた量だけ回転変位することで、第1上側弁孔13と第1開口16との間の流路が、横加速度に応じた量だけ連通状態となる。
これによって、ショックアブソーバ20の下室20aから底板1aの開口16,17を通じて流れてくる流路は、上側回転板3と第1マス2との間の流路面積が絞られることで、旋回外輪側は高減衰状態となる。
(内輪側)
一方、旋回内輪では、旋回外輪側ではストローク加速度が下向きに働くことで、円筒体1が上方に変位しても第1マス2は同じ位置に止まろうとする結果、図15に示すように、第1マス2は相対的に下側に移動する。このとき、下側スペーサ21によって第1マス2が下側回転板4に当接することが防止されて、下側回転板4が回転変位しても流路が確保される。
このとき、第2マス10に横加速度が作用することで第2マス10が車幅方向外方に変位することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位する。上側回転板3の上側弁孔13の軸が、上板1bの開口22及び第1マス2の流路の軸とずれるが、上側回転板3と上板1b及び第1マス2上面との間に空間が確保されることで上側部分の流路が確保される。
一方、旋回内輪では、旋回外輪側ではストローク加速度が下向きに働くことで、円筒体1が上方に変位しても第1マス2は同じ位置に止まろうとする結果、図15に示すように、第1マス2は相対的に下側に移動する。このとき、下側スペーサ21によって第1マス2が下側回転板4に当接することが防止されて、下側回転板4が回転変位しても流路が確保される。
このとき、第2マス10に横加速度が作用することで第2マス10が車幅方向外方に変位することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位する。上側回転板3の上側弁孔13の軸が、上板1bの開口22及び第1マス2の流路の軸とずれるが、上側回転板3と上板1b及び第1マス2上面との間に空間が確保されることで上側部分の流路が確保される。
一方、下側回転板4も、第2マス10が車幅方向外方に変位することで横加速度に応じた量だけ回転変位する。第1開口16とU字状の第2下側弁孔15との流路は、下側回転板4の回転変位によって流路面積は変更されないが、第2開口17は、図9のように、下側回転板4の回転変位に応じて第1下側弁孔14と連通して流路面積が増大する。
このように、横加速度によって下部側の流路面積が広くなることで、旋回内輪側では低減衰状態となる。
このように、横加速度によって下部側の流路面積が広くなることで、旋回内輪側では低減衰状態となる。
(旋回後半)
旋回後半においては、旋回外輪側のショックアブソーバ20では、定常状態よりも縮んでいるが縮み過程から伸び過程に移行し、旋回内輪側のショックアブソーバ20では、定常状態よりも伸びているが伸び過程から縮み過程に移行する。このため、図16に示すように、旋回外輪では、上下方向のストローク加速度が下向きに働くと共に、旋回内輪側では、上下方向のストローク加速度が上向きに働く。
旋回後半においては、旋回外輪側のショックアブソーバ20では、定常状態よりも縮んでいるが縮み過程から伸び過程に移行し、旋回内輪側のショックアブソーバ20では、定常状態よりも伸びているが伸び過程から縮み過程に移行する。このため、図16に示すように、旋回外輪では、上下方向のストローク加速度が下向きに働くと共に、旋回内輪側では、上下方向のストローク加速度が上向きに働く。
(外輪側)
すなわち、旋回外輪側では、ストローク加速度が下向きに働くことで(ストローク加速度が負)、図17に示すように、円筒体1に対し相対的に第1マス2が下側に移動することで、上側回転板3と第1マス2上側の流路が確保される。
ここで、第2マス10に横加速度が作用することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位して、上側回転板3の上側弁孔13の軸が上板1bの開口22及び第1マス2の流路の軸とずれているが、上側回転板3と上板1b及び第1マス2上面との間に空間が確保されることで上側の流路が確保される。
一方、下側回転板4については、第1開口16とU字状の第2下側弁孔15との流路は、下側回転板4の回転変位によって流路面積は変更されないが、第2開口17は、下側回転板4の回転変位に応じて第1下側弁孔14と連通して流路面積が増大する(図9参照)。すなわち、定常状態よりも流路面積が広くなっている。
このため、旋回外輪側では低減衰状態となる。
すなわち、旋回外輪側では、ストローク加速度が下向きに働くことで(ストローク加速度が負)、図17に示すように、円筒体1に対し相対的に第1マス2が下側に移動することで、上側回転板3と第1マス2上側の流路が確保される。
ここで、第2マス10に横加速度が作用することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位して、上側回転板3の上側弁孔13の軸が上板1bの開口22及び第1マス2の流路の軸とずれているが、上側回転板3と上板1b及び第1マス2上面との間に空間が確保されることで上側の流路が確保される。
一方、下側回転板4については、第1開口16とU字状の第2下側弁孔15との流路は、下側回転板4の回転変位によって流路面積は変更されないが、第2開口17は、下側回転板4の回転変位に応じて第1下側弁孔14と連通して流路面積が増大する(図9参照)。すなわち、定常状態よりも流路面積が広くなっている。
このため、旋回外輪側では低減衰状態となる。
(内輪側)
一方、旋回内輪側では、旋回内輪では、ストローク加速度が上向きに働き、図18に示すように、円筒体1に対し相対的に第1マス2が上側に移動して、上側回転板3に第1マス2の上面が当接する。
このとき、第2マス10に横加速度が作用することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位して、上側回転板3の上側弁孔13の軸が上板1bの開口22及び第1マス2の流路の軸とずれることで、上側での流路面積が小さく若しくは遮断される。
このため、旋回内輪側では高減衰状態となる。
以上のことから、本実施形態の減衰力調節装置100による減衰特性は、旋回前半にあっては、図17(a)のような特性となり、旋回後半にあっては、図19(b)のような特性となる。すなわち、図12における、旋回前半(I領域)と旋回後半(II領域)で内外輪の減衰特性を変化させる。
一方、旋回内輪側では、旋回内輪では、ストローク加速度が上向きに働き、図18に示すように、円筒体1に対し相対的に第1マス2が上側に移動して、上側回転板3に第1マス2の上面が当接する。
このとき、第2マス10に横加速度が作用することで上側回転板3が横加速度に応じた量だけ回転変位して、上側回転板3の上側弁孔13の軸が上板1bの開口22及び第1マス2の流路の軸とずれることで、上側での流路面積が小さく若しくは遮断される。
このため、旋回内輪側では高減衰状態となる。
以上のことから、本実施形態の減衰力調節装置100による減衰特性は、旋回前半にあっては、図17(a)のような特性となり、旋回後半にあっては、図19(b)のような特性となる。すなわち、図12における、旋回前半(I領域)と旋回後半(II領域)で内外輪の減衰特性を変化させる。
このように、旋回時における旋回外輪側のショックアブソーバ20は、旋回前半の圧縮される過程で減衰力が増加し、旋回後半の伸びる過程で減衰力が減少するように調節される。一方、旋回時における旋回内輪側のショックアブソーバ20は、旋回後半の伸びる過程で減衰力が減少し、旋回後半の圧縮される過程で減衰力が増加するように調節される。すなわち、上記減衰力調節装置100は、車両旋回時において、つまり所定以上の横加速度が発生している状態では、ショックアブソーバ20が圧縮される過程では減衰力を増加し、ショックアブソーバ20が伸びる過程では減衰力を減少するように調節する
これによって、旋回初期の車体ロールの角度増加を抑制しつつ、旋回後半の旋回外輪側でのジャッキアップ減少を回避することが出来る。
これによって、旋回初期の車体ロールの角度増加を抑制しつつ、旋回後半の旋回外輪側でのジャッキアップ減少を回避することが出来る。
すなわち、内輪側の減衰力(伸び工程)は、初期において低減衰にして内輪浮きによる接地荷重の抜け量を低減し、後半において高減衰にして内輪浮き上がり量を少なくすることで、ジャッキアップ量を減らす。外輪側の減衰力(縮み工程)は、初期において高減衰にして外輪の接地荷重を増大させ、後半において低減衰にしてストロークさせることで、ジャッキアップ量を減らす。
以上のことによって、車両旋回の全工程において操縦安定性を向上させることが出来る。
ここで、上記実施形態では、下側スペーサ21によって、第1マス2下面と下側回転板4との間に確実に間隙を持たせて下側の流路が確実に確保しているが、この下側スペーサ21を省略して第1マス2が相対的に下方に変位した際に当該第1マス2が下側スペーサ21に当接させるようにしても良い。この場合であっても、U字状の第2下側弁孔15が常に第1マス2の一方のマス側流路6と連通した状態が確保されるので、上記作用効果を得ることが出来る。この下側スペーサ21はチューニング用に設けている。
ここで、上記実施形態では、下側スペーサ21によって、第1マス2下面と下側回転板4との間に確実に間隙を持たせて下側の流路が確実に確保しているが、この下側スペーサ21を省略して第1マス2が相対的に下方に変位した際に当該第1マス2が下側スペーサ21に当接させるようにしても良い。この場合であっても、U字状の第2下側弁孔15が常に第1マス2の一方のマス側流路6と連通した状態が確保されるので、上記作用効果を得ることが出来る。この下側スペーサ21はチューニング用に設けている。
また、上記実施形態では、下側回転板4に設ける第2下側弁孔15を円弧状のU字形状として常に同一流路断面積を確保出来るようにしているが、この第2下側弁孔15を上記のような円弧状のU字形状とは別の形状としても良い。得たい減衰力に応じて適宜、開口形状を変更すれば良い。
また、上板1bに形成する開口を、上記下側回転板4に形成した第2下側弁孔15のような円弧状のU字形状とすることで、上側のスペーサ21を省略して上側回転板3を上板1bに接触させても良い。
また、上板1bに形成する開口を、上記下側回転板4に形成した第2下側弁孔15のような円弧状のU字形状とすることで、上側のスペーサ21を省略して上側回転板3を上板1bに接触させても良い。
また、上記実施形態の説明では、第1マス2を所定質量を持った質量体とし、上下方向のストローク加速度で上下に移動する場合で挙動を説明しているが、第1マス2を軽量体として、ショックアブソーバ20の上室20b及び下室20aからの作動液の圧によって作動するようにしても良い。第1マス2の移動方向と作動液の移動方向が同じになることで上記と同様な作用・効果を得る。
また、上記実施形態では、筒体として円筒体1を例示しているが、筒体は断面円形である必要はない、上側回転板3及び下側回転板4が回転可能であれば、他の断面形状であっても良い。
また、上記実施形態では、上側回転板3を回転変位される質量体と、下側回転板4を回転変位される質量体とを同じ第2マス10としたが、別の質量体で構成しても良い。
また、上記実施形態では、上側回転板3を回転変位される質量体と、下側回転板4を回転変位される質量体とを同じ第2マス10としたが、別の質量体で構成しても良い。
また、下側回転板4を省略しても良い。なお、常時、マス側流路6と底板1aに設けた開口とが連通するように下側スペーサ21は設ける。この場合、車両旋回中で横加速度が作用している状態で、ショックアブソーバ20が圧縮される過程の減衰力は増加し、その圧縮される過程の減衰力よりも、ショックアブソーバ20が伸びる過程の減衰力を減少させることが出来るが、下側の流路面積を定常状態よりも大きくなることが無い。
また、上記実施形態では、貫通孔6と上側弁孔13とを、初期位置(回転変位する前の位置)で同軸に配置することで、上側回転板3が回転変位すると貫通孔6と上側弁孔13との連通面積が減少するようにしているが、これに限定されない。貫通孔6と上側弁孔13とを同軸に配置しなくても、例えば貫通孔6の開口断面形状を変更することで、上側回転板3が回転変位すると貫通孔6と上側弁孔13との連通面積が減少するように設定しても良い。
1 円筒体
1a 底板
1b 上板
2 第1マス
3 上側回転板
4 下側回転板
5 軸部材
6 マス側流路(貫通路)
7、12 位置決め機構
8,9 ロッド
10 第2マス
13 上側弁孔
14 第1下側弁孔
15 第2下側弁孔
20 ショックアブソーバ
20a 下室
20b 上室
21、23 スペーサ
24 ゴム膜
30 下側連通管
31 上側連通管
1a 底板
1b 上板
2 第1マス
3 上側回転板
4 下側回転板
5 軸部材
6 マス側流路(貫通路)
7、12 位置決め機構
8,9 ロッド
10 第2マス
13 上側弁孔
14 第1下側弁孔
15 第2下側弁孔
20 ショックアブソーバ
20a 下室
20b 上室
21、23 スペーサ
24 ゴム膜
30 下側連通管
31 上側連通管
Claims (8)
- 車両に設けられたショックアブソーバの減衰力を車両の走行状態に応じて調節する減衰力調節装置であって、
車両が旋回して車両に横加速度が作用している状態において、ショックアブソーバが圧縮される過程では減衰力を増加し、ショックアブソーバが伸びる過程では減衰力を減少するように調節することを特徴とするショックアブソーバの減衰力調節装置。 - 軸を上下に向けて配置され、上部にショックアブソーバの上室と連通する上側開口が形成されると共に下部にショックアブソーバの下室と連通する下側開口が形成された筒体と、
その筒体内に配置されて筒体に沿って上下に移動する上下移動体と、
その上下移動体を上下に貫通する貫通路と、
上記筒体内における上側開口と上下移動体との間に対し、筒体の中心軸周りに回転可能な状態で配置された回転板と、
上記回転板を上下に貫通し上面開口が上側開口と連通する上側弁孔と、
上記回転板を車両に作用した横加速度に応じて回転変位させる回転変位手段と、を備え、
上記回転板の回転変位に応じて上記上側弁孔の下面開口と上記貫通路との連通面積が減少することを特徴とするショックアブソーバの減衰力調節装置。 - 上記回転変位手段は、回転板に連結し且つ回転板の回転中心に対して車両前後方向にオフセットして配置された質量体と、質量体を初期位置に付勢する位置決め機構と、からなることを特徴とする請求項2に記載したショックアブソーバの減衰力調節装置。
- 上記回転板と上側開口との間に隙間を確保することで、上側開口と上側弁孔とを常時連通状態にすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載したショックアブソーバの減衰力調節装置。
- 上記上下移動体を質量体で構成することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載したショックアブソーバの減衰力調節装置。
- 上記筒体内における下側開口と上下移動体の下面との間に対し、筒体の中心軸周りに回転可能な状態で配置された第2回転板と、第2回転板を貫通する下側弁孔と、第2回転板を車両に作用した横加速度に応じて回転変位させる回転変位手段と、を備え、
上記下側弁孔は、常時上記貫通路及び下側開口と連通状態となると共に、第2回転板の回転変位に応じて下側開口との連通面積が増大するように弁孔の位置や形状が設定されていることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載したショックアブソーバの減衰力調節装置。 - 上記回転変位手段は、第2回転板に連結し且つ第2回転板の回転中心に対して車両前後方向にオフセットして配置された質量体と、質量体を初期位置に付勢する位置決め機構と、からなることを特徴とする請求項6に記載したショックアブソーバの減衰力調節装置。
- 上記上下移動体の上下移動可能な下端位置を第2回転板の上面よりも上側の位置に規制するスペーサを設けることで、下側弁孔を、常時、貫通路と連通状態にすることを特徴とする請求項6または請求項7に記載したショックアブソーバの減衰力調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169958A JP2008001128A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | ショックアブソーバの減衰力調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169958A JP2008001128A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | ショックアブソーバの減衰力調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008001128A true JP2008001128A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39005870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006169958A Pending JP2008001128A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | ショックアブソーバの減衰力調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008001128A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102205781A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 日立汽车系统株式会社 | 悬架控制装置及车辆控制装置 |
JP2011213256A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置及び車両制御装置 |
JP2012066677A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置 |
-
2006
- 2006-06-20 JP JP2006169958A patent/JP2008001128A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102205781A (zh) * | 2010-03-31 | 2011-10-05 | 日立汽车系统株式会社 | 悬架控制装置及车辆控制装置 |
JP2011213256A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置及び車両制御装置 |
KR101833064B1 (ko) * | 2010-03-31 | 2018-02-27 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 서스펜션 제어 장치 |
JP2012066677A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | サスペンション制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2810861A1 (en) | Straddle-type vehicle | |
KR102570753B1 (ko) | 감쇠력 가변 밸브 조립체 및 이를 포함하는 감쇠력가변식 쇽업소버 | |
KR19980702646A (ko) | 유량 감응 및 가속 감응 쇽 업소버 | |
KR101162307B1 (ko) | 감쇠력 가변식 쇽업소버 | |
JP2008001128A (ja) | ショックアブソーバの減衰力調節装置 | |
JP4417823B2 (ja) | 緩衝器 | |
JP2002127727A (ja) | サスペンション装置 | |
US20210070130A1 (en) | Shock absorber for vehicle | |
JP2008008384A (ja) | 油圧装置、及びこれを備えた産業車両の車輪懸架装置 | |
JP4356544B2 (ja) | ショックアブソーバ | |
JP2002193100A (ja) | 鉄道車両の左右動減衰装置 | |
KR100769523B1 (ko) | 감쇠력 가변형 쇽 업소버 | |
JP2000097277A (ja) | 減衰力可変ダンパ | |
CN113085467B (zh) | 一种汽车、悬架及防侧倾装置 | |
JP2010216601A (ja) | ショックアブソーバのオリフィス機構 | |
JP4155371B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
JP4175594B2 (ja) | ロール制御装置 | |
KR101410449B1 (ko) | 유압식 스토퍼 장착형 쇽 업소버 | |
KR100447617B1 (ko) | 감쇠력 가변형 쇽 업소버 | |
JP4506444B2 (ja) | 車両用ショックアブソーバ | |
KR20050067790A (ko) | 차량의 안티롤 시스템 | |
KR100618637B1 (ko) | 쇼크업소버용 밸브구조 | |
JP4229377B2 (ja) | 緩衝器 | |
KR20080030748A (ko) | 감쇠력 가변형 쇽업소버 | |
KR100390750B1 (ko) | 고속감응형쇽업소버 |