JP2007537944A - 密封容器用の破断可能開口部 - Google Patents

密封容器用の破断可能開口部 Download PDF

Info

Publication number
JP2007537944A
JP2007537944A JP2007517481A JP2007517481A JP2007537944A JP 2007537944 A JP2007537944 A JP 2007537944A JP 2007517481 A JP2007517481 A JP 2007517481A JP 2007517481 A JP2007517481 A JP 2007517481A JP 2007537944 A JP2007537944 A JP 2007537944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
substrate
portions
launch
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007517481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007537944A5 (ja
JP4668267B2 (ja
Inventor
ヒューイット,スティーヴン・ジェイ
グスタフソン,カーラ・マリー
マウラー,マンフレッド・フリードリッヒ
ノーウッド,ロン・デュアン
ブッシュマン,アレクサンダー・クレイグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Paper Co
Original Assignee
International Paper Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/848,207 external-priority patent/US20050258221A1/en
Application filed by International Paper Co filed Critical International Paper Co
Publication of JP2007537944A publication Critical patent/JP2007537944A/ja
Publication of JP2007537944A5 publication Critical patent/JP2007537944A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4668267B2 publication Critical patent/JP4668267B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/22Details
    • B65D77/24Inserts or accessories added or incorporated during filling of containers
    • B65D77/28Cards, coupons, or drinking straws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31BMAKING CONTAINERS OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31B50/00Making rigid or semi-rigid containers, e.g. boxes or cartons
    • B31B50/74Auxiliary operations
    • B31B50/81Forming or attaching accessories, e.g. opening devices, closures or tear strings
    • B31B50/84Forming or attaching means for filling or dispensing contents, e.g. valves or spouts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31BMAKING CONTAINERS OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31B50/00Making rigid or semi-rigid containers, e.g. boxes or cartons
    • B31B50/74Auxiliary operations
    • B31B50/88Printing; Embossing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • B65D25/38Devices for discharging contents
    • B65D25/40Nozzles or spouts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2231/00Means for facilitating the complete expelling of the contents
    • B65D2231/02Precut holes or weakened zones

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

【解決手段】板紙積層材(10)から形成され、容器内容物にアクセスするための破断可能な開口部を含んでおり、この開口部が、容器の壁の打ち出し模様(28)により画定されている容器が提供されている。打ち出し部は、積層材の各層を含んでいる弱い領域を形成しているが、積層材のバリア/密封層(18、19)の選択された層には破壊も劣化も生じさせること無く形成している。方法も開示されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、閉鎖された(密封された)容器の内容物にアクセスするために利用できる破断可能な開口部に、及び同開口部を形成するための方法に関する。
液状の食料品は、一般に、板紙に少なくとも1つ又は複数の外側バリア層を重ねた積層材で作られた閉鎖(密封)容器に入れられて、消費者に提供されている。この様なバリア層は、板紙が、容器の内側又は外側何れかから発生する湿気に触れないように、板紙を隔離している。時には、バリア層は、更に、ガスが容器の壁を通過するのを防止又は低減する。外側の層は、加熱密封層を備えている場合もあり、この加熱密封層はバリア機能も兼ねている。
容器の内容物へのアクセスは、普通は、容器の上面の壁に形成されている開口部に、一般的な飲用ストローを差し込むことにより行われる。そのような領域には、中心から放射状に容器壁を部分的に又は完全に貫通して伸張する複数のスリット、容器の壁を貫通する部分的な打ち抜き孔、及び他の技法の様な、これまで多くの形態が採用されている。最も一般的には、この様な領域は、容器の壁の厚さの途中まで切り込まれた切込み部を採用し、例えば、一般的な飲用ストローを使用して当該領域を破断できるようにして、これにより容器の内容物にアクセスできるようにすることにより画定されている。更に、先行技術は、容器の壁の厚さの大部分又は全部を貫通するスリット又は切込みを、それらスリット又は切込みが、取り外し可能なパッチ、カバー、又は容器のフラップによって一時的に密封された状態で、提供する技法も含んでいる。業界には、例えば、ミルクの様な食料品用の容器が存在し、そのような容器は蓋付きカップ形態の容器であることに注目されたい。しかしながら、それら容器の中には、容器の内容物にアクセスするための開口部が、容器の底部、即ち、容器の蓋とは反対側の端にあるものもある。本開示では、容器の「上面」という用語は、ここで開示している開口部を採用して容器の内容物へのアクセスを実現できる容器の壁のことであると捉えられたい。従って、上記蓋付きカップでは、この様な容器の「上面」には、カップの実際の底面が含まれることもある。
例えば、飲用ストローを挿入するために、容器の壁を弱くするための先行技術の技法には、様々な問題がある。容器の壁の厚さを完全に貫通する密封状態にない切り込みは、明らかに許容できない。壁の厚さの途中まで切り込みを入れることにより容器の或る領域を弱くするには、最終的に容器と成る素材板を精密に切り込む必要がある。この目的に使用される既知の商業用生産設備は、そのような部分的な厚さの切れ目の製造には信頼性の不足することが分かっている。この様な信頼性の欠如は、切れ目を入れる積層材の厚さの変動や他の要因により一層悪化する。
容器の壁にパターンを打ち出し加工することにより、容器の壁に弱い領域を作成するという試みが、先行技術で行われている。板紙の積層材から形成され、中に液体を入れるように意図した或る種の容器では、容器の内容物に将来アクセスするために使用されることになる開口部を形成する過程で、積層材の全層より少ない範囲で1つ又はそれ以上の層が破断されることは許容される。これは、例えば、ミルクの様な保存期間が短い液体の容器に当てはまる。オレンジジュースの様な他の液体用の容器では、容器内の液体が、積層材の板紙基板の繊維にアクセスしてしまうのは許されない。既知の打ち出し加工模様及びその製造技法は、板紙基板の相対する二面の一方又は両方に積層された外側のバリア層又は密封用材料の層を破断してしまい、板紙の吸収性繊維が露出して、容器の内部から液体を吸い込んでしまうか、容器の外部から液体を吸い込んでしまう事態となり、何れの事態が起こっても、容器内に容器の内容物を入れておくという積層材の機能を破壊してしまうか、或いは、容器の壁の弱くなっている領域に不用意に穴を開けてしまうことになりかねないということが分かっている。更に深刻な場合には、容器の内容物の漏れが発生するが、このような事例はどれも、容器内用物の純度、風味などが危うくなる。先に指摘したように、液体用の容器の形成に使用される板紙積層材のバリア又は密封層の1つ又はそれ以上の層の破断は、或る種の容器では許されるが、その様な層の破断は、液体用の他の容器では許されない。既知の打ち出し模様を含む既知の先行技術の技法は、板紙積層材を採用している液体用容器の壁に弱い領域を安定して提供する能力に欠けていることが分かっており、この場合、弱くなっている領域は、容器内の内容物を保持するのに及び/又は容器の内容物を望ましくない容器内容物の変質から保護するために必要な程度には完全であり、なお且つ、一般的な飲用ストローにより容易に破断可能な状態にある。
本発明によれば、容器の内容物に選択的にアクセスするために、容器の壁に改良された破断可能領域が設けられており、その様な改良には、略中間点のような箇所で互いに交差する少なくとも第1及び第2の細長い、例えば、直線状の打ち出し部が含まれる。各打ち出し部は、実質的に半円形の、例えば丸い、断面形状をしており、これにより、交差箇所に直に隣接する領域は、打ち出し部の交差箇所の横方向外側に位置する打ち出し部領域に比べて、打ち出し部の交差箇所に押し付けられた飲用ストローの性質をもつ破断力が加えられた際の破断に対する抵抗力が実質的に弱くなっている。
本発明は、ポリマー材料のバリア又は密封外側層を板紙の片側又は両側の表面に貼り付けた板紙基板から形成された容器の内容物に、選択的なアクセスを行うのにとりわけ有用である。後者の実施形態では、容器を形成することになる素材板上に打ち出し加工が施される。打ち出し部は、完成した容器の壁の外面から外向きに突き出ているのが望ましいが、打ち出し加工は、必要に応じて、容器素材板の外面の何れの面に施してもよい。
本発明の方法では、容器に組み立てられることになる素材板は、本発明に従って、雄雌嵌め合いダイを採用して打ち出し加工されるが、この雄型ダイは、最終的には組み立てられた容器の内面となる素材板の面上に配置されるのが望ましい。積層板紙を間に配置した状態での雄型及び雌型ダイ間の接近度、及び雄型ダイ上の突起部並びに雌型ダイの陥凹部の大きさと形状、を選択することにより、本方法は、積層板紙の全層よりも少ない層を破断すること、又は、必要に応じて、積層材の何れの層も破断しないこと、又は気体や液体の容器への出入りに対するバリアとして、又は素材板から容器を形成する際に有用な加熱密封層として設計された少なくとも1つの層以外の1つ又は複数の積層材の層を破断しないこと、を一貫して行った均一的な打ち出し部を反復的に提供する。得られた打ち出し部は、一般的な飲用ストローを使用して、容易に破断される。
本発明の或る態様によれば、素材板は、複数の罫引き線を有する基板を備えている。基板は、複数の罫引き線に沿って折られ、密封された容器を形成するようになっている。構造的に弱い領域は、基板の一部に形成されている。構造的に弱い領域は、基板の両面に一対の雄型ダイインサートを作用させることにより作り出される複数の打ち出し部を備えている。構造的に弱い領域は、厚さが実質的に基板よりも薄くなっている。構造的に弱い領域は、力を加えることにより破断されて、密封された容器の内部にアクセスできるように作られている。
本発明の別の態様によれば、容器は、互いに反対側の面を有する板紙の層を有する素材板を備えている。素材板は、一体に折られ、上壁、底壁、及び側壁を有する密封容器を形成するようになっている。板紙層の互いに反対側の面の少なくとも一方の面の上に、複数のバリア及び密封層が配置されている。構造的に弱い領域は、上壁の一部に画定される。構造的に弱い領域は、一対の雄型ダイインサートにより作り出されることになる複数の打ち出し部を備えている。複数の打ち出し部は、それぞれ、厚さが基板の厚さよりも実質的に薄くなっており、また、複数の打ち出し部は、積層材を打ち出すときに、複数のバリア及び密封層が機能的に損なわれない状態に保たれるように、選択された幾何学的形状を含んでいる。構造的に弱い領域は、複数の打ち出し箇所の構造的に弱い領域に力を加えると破断するようになっている。
本発明の別の態様によれば、素材板成形装置は、素材板の当該部分に打ち出し部を作り出す。装置は、複数のダイシリンダを備えており、素材板成形装置上に長手方向に取り付けられるようになっている。複数の打ち出し部を有する複数のダイインサートは、複数のダイシリンダ上に、長手方向に取り外し可能に取り付けられている。複数のダイインサートは、互いに協働して、その間を通過する素材板の当該部分に構造的に弱い領域を作り出す。
本発明の別の態様によれば、素材板を作る方法が提供されている。本方法は、複数の罫引き線を有する基板を用意する段階と、一対の雄型ダイインサートを使用して基板上に打ち出し模様を作り出す段階と、を含んでいる。打ち出し模様は、複数の浅い凹みのある打ち出し部を互いに交差させることにより画定されている。複数の浅い凹みのある打ち出し部の交差中心が、打ち出し模様の残りの部分よりも破断に対する抵抗の少ない構造的に弱い領域を画定している。
本発明は、全ては先行技術で周知のことであり詳しい説明を必要としないであろうが、一般的な飲用ストローであって、容器の壁(通常は上壁)の比較的小さな弱い領域を破断して容器の内部へ通路を確保するためにも使用されるストローを介して、アクセスし、容器の内部から抜き出されるよう意図されている液体食料品を中に入れておくのにとりわけ有用な容器に関する。
図3と図4は、容器の上壁22の一部20と、容器の壁の弱い領域38を通して容器の内部にストロー26の端24を差し込む入口と、を示しており、この弱い領域は、ストローの端を使って破断される。
本発明の或る実施形態では、板紙積層材10(図13と図14)は、例えば、約15ミルと17ミルの間の厚さを有する板紙基板12を備えている。液体用の容器の形成に使用される代表的な板紙積層材では、板紙の互いに反対側の面14、16の少なくとも一方、そして一般的には両方に、普通は、ポリエチレンの様なポリマー材料製の、気体又は液体が容器の壁を通って中に入るか又は通り抜けるのを防止するバリアとして、及び/又は素材板を容器に形成する際の密封材としても機能する、バリア層18、19が貼り付けられている。このバリア又は密封層は、普通は、厚さが、例えば約25ミクロンである。図13及び図14に示す積層材は、それぞれ2層及び3層しか含んでいないが、積層材の具体的な用途にとって望ましいか又は必要な場合には、積層材は追加の層を含んでいてもよいものと理解されたい。
図1は、最終的には容器の上端になる素材板の上端34の一つのパネル32に画定された打ち出し模様28の1つの実施形態を含んでいる、一般的な頂部切り妻型容器の形成に採用される代表的な素材板30を示している。図示の素材板は、例えば、素材板の肉厚内に罫引き線として一般的に形成される各種折線36を含んでいる。
図2から図5に示すように、本発明の或る態様によれば、液体食料品用の容器の壁22には、例えば、一般的な飲用ストロー26を使用して破断するように設計された構造的に弱い領域38が設けられている。本発明では、この弱い領域は、容器の壁に画定され、少なくとも、例えば略中間点で互いに交差46している第1及び第2の概ね細長い(例えば直線状の)部分42と44それぞれを含んでいる、打ち出し部40の形態を取っている。図示した、そして好適な実施形態では、打ち出し部の直線部分は、図3、図5、図13、図14に見られるように、実質的に半円形をしている。打ち出し加工により形成した結果、直線区間それぞれは、第1度まで弱められており、破断に備えた状態にある。本発明の重要な点は、この様な交差する直線状の半円形断面の打ち出し部分42、44を採用することによって、本発明の発明者が、直線部分の交差部46内に、打ち出し部の直線部分それぞれの残り部分の破断に対する抵抗力よりも抵抗力が小さい第2度まで弱くした領域を提供していることである。こうして、この打ち出し模様は、打ち出し模様内に、一般的な飲用ストローの端を使用して力を加えることにより容易に破断する領域を提供し、略直線状の打ち出し部の弱くなっている交差部の破断に備え、破断が容易に開始されるようにしている。弱くなった交差領域の破断が一旦開始されると、交差領域の横方向の破断を、打ち出し模様の交差領域を起点とする直線部分の領域へと拡大させるのに要する力は少なくて済む。ストローを容器の内部に挿入した後の、打ち出し模様の破断部52、54に生じた変位を、図4に示している。
本発明の或る態様によれば、打ち出し模様は、相互に、優先的には二等分して交差している、少なくとも第1及び第2の略直線状の部分42、44を含むように選定される。直線部分42、44は、板紙基板の繊維の方向に対して45度回転させるのが望ましい。この向きに配置することで、破断力を確実に繊維に対して均一に働かせることができる。しかしながら、必要条件ではないが、3つ以上の直線部分を採用してもよい。直線部分は、それぞれ等しい長さであるのが望ましいが、例えば、交互に長さを変えるなど、長さの異なる直線部分を採用してもよい。図2に示す実施形態では、第1直線部分42の終端部56、58、及び第2直線部分44の終端部60、62は、それぞれ先細になり及び/又は丸くなっており、弱い領域の破断が、各直線部分の終端部を越えて拡大する可能性を小さくしている。或る代表的な実施形態では、打ち出し部の各直線部分の中心線64は、交差し、望ましくは、打ち出し模様の互いの直線部分の中心線66を二等分している。図2の実施形態では、2つの直線部分の終端部は、直線部分の交差点46と同心の仮想円68内に在る。どんなときにも、仮想円(図2)の直径は、弱い領域を破断するのに使用されるストローの直径よりも大きいが、最小直径を超えて、ストローが容器の内部に差し込まれたときに容器から液が容易に漏れるほどに大きくはしない。代表的な容器では、仮想円の直径は、約0.4インチから約0.6インチの範囲にある。また、打ち出し部の直線部分それぞれは、幅が同じであることを含めて、幾何学的形状が同じであるのが望ましいが、異なる幅の直線部分の組み合わせも採用できるものと理解されたい。打ち出し部分70―79の直線部分78―88の様々な配置例を、それぞれ図5から図11に示している。
図3、図5、図13、図14に示すように、本発明の打ち出し部の各直線部分は、断面が半円形状である。厚さ16ミルの板紙積層材を採用している代表的な実施形態では、各直線部分の幅「W」は、約0.039インチに選定されている。同様に、各直線部分の高さ「H」は、0.006インチに選定されている。この例では、打ち出し模様の弱くなっている部分(交差部)の面積は約0.002平方インチである。この実施形態では、直径4mmの飲用ストローを使用して約4.7lbf(平均値)の破断力を弱くなっている領域に加えると、打ち出し部を容易に破断することができた。
図5を見るとよく分かるように、打ち出し模様の複数の直線部分42、44の交差部46は、模様の中心の中に、及び望ましくはその周囲に、直線部分それぞれの幅の組み合わせである領域38を作り出している。この構造は、圧迫されてはいるが一体を保っている板紙積層材で形成された交差部上に弱い架橋部90(図13と図14参照)を画定している。本発明は、この引き延ばされた弱い領域は、打ち出し部の各直線部分の残りの部分よりも、破断に対する抵抗力が弱いことを見い出した。こうして、一般的な飲用ストローの端をこの様な引延領域38に押し当てて力を加えると、引延領域で瞬時且つ容易に破断が始まる。この破断は、引延領域から横方向に直線部分それぞれに沿って容易に拡がり、ストローの端を容器の内部に完全に差し込んで、ストローの反対側の端を吸うことにより容器内容物を引き出すのに十分な開口が形成される。
本発明では、素材板を容器に組み立てる前に、素材板30に各打ち出し模様を設けることが重要な点である。この目的で、本発明人は、断面が半円形状の所望の打ち出し部の形成は、雄雌ダイセットを採用して成形されることを見い出した。1つの適したダイセット92の断面を図12と図15に示している。このダイセットでは、雌型ダイ94には、積層板紙素材板の一部を受け入れるように作られた台形ピラミッド型のキャビテイ96が設けられ、積層板紙素材板の当該部分は、雄型ダイ102の台形ピラミッド型断面形状の噛み合い突起部100によりキャビティ内に押し込まれる。
或る実施形態では、突起の高さhは、雌型キャビティの深さより約60%高い。また、雄型ダイの突起の根元の幅は、雌型ダイのキャビティの口の幅より約57%大きい。
別の実施形態では、突起部の高さhは、雌型キャビティの深さより約22%低い。更に、雄型ダイの突起の根元の幅は、雌型ダイのキャビティの口の幅より約19%狭い。上記寸法関係では、雄型ダイと雌型ダイの間に挟まれた板紙積層材に圧力が実質的に均一に分散して掛かるようになるので、積層板紙が均一に変位し、打ち出し模様はその各構成部分が一様の肉厚となるように成形される。また、台形ピラミッド断面形状の雌型ダイキャビティと雄型突起を採用している上記寸法関係では、断面が実質的に半円形の打ち出し部が形成される。或る好適な実施形態では、各打ち出し部は、積層板紙の外側(場合によっては内側)表面の平面上方に、積層板紙の大凡の肉厚よりも高くは突き出ていないのが望ましい。積層板紙の打ち出し部分の最終的な高さは、ダイセットの接近度合い、即ち、容易に達成され、板紙積層部のシート形状から打ち出し部への均一的な変位を提供すると分かった関数を制限することにより選定される。雄型及び雌型ダイは、既存の容器素材板成形機に組み込まれ、即ち、組み込みが容易であり、比較的安価なので、本発明に使用しても、容器素材板の製造における費用増分は比較的小さい。更に重要なのは、雄型及び雌型ダイを使用すれば、容器素材板の自動生産には不可欠な打ち出し部成形時の板紙積層部の変位の均一性を制御できることである。また、断面形状が半円形の打ち出し部を画定するダイを採用すれば、積層板紙の外側ポリマー層の破壊の範囲又は程度を選択的に制御する能力に対し、従って、本発明による破断可能な領域を有する容器内用物の腐敗、汚染などを無くすことに対して、予想外の利益がもたらされることが分かっている。更に、積層板紙の外側層のこの様な無欠性が維持されることで、とりわけ、容器の外部又は内部の何れかから漏れた液が、板紙自体の露出した繊維に吸収されて、結果的に容器の強度が損なわれる事態が防止される。本発明は、台形ピラミッド状の雌型ダイキャビテイと相補的な幾何学的形状の雄型ダイ突起とを有する雄型ダイと雌型ダイの間での板紙積層材の打ち出し加工処理が、その間に挟まれた積層材を、その積層材の外側の層を破断すること無く、又は積層材の全層ではないが1層又は複数の層に限定した破断を伴って、所望の略半円形状断面の打ち出し部が得られるやり方で、押し潰すことを見い出した点で際立っている。
本発明の或る態様によれば、図15に概略的に示す装置のように、容器を形成することになる素材板の壁に破断可能領域を形成するための方法が提供されており、この方法は、断面が略半円形状の打ち出し部を画定するようになっている突起100とキャビティ96の造形をそれぞれ有している雄型ダイ94と雌型ダイ102の間に、図13と図14に示す様な、少なくとも1つの面に外側バリア層又は密封用材料を有する積層板紙10の一部を配置する段階と、前記打ち出し部を画定はするが、前記バリア材料の外層又は積層材の他の層の無欠性を破壊又は損傷しない程度に、前記雄型及び雌型ダイを互いに押圧する段階と、を含んでいる。図15に示す装置では、雄型及び雌型ダイは、それぞれニップロール104、106の外周上に取り付けられており、両ニップロールを通して連続的に送給される積層板紙シート上に、連続的に素材板の打ち出し部を形成することができる。
この好適な方法では、容器の壁の積層材料は、容器の内部から外向きに打ち出される。即ち、打ち出し部は、容器の内側に突き出た打ち出し部とは反対に、容器の外面から突き出でる。本発明の特徴は、破断可能領域の弱くなっている交差部がすっきりと破断して、その後、この破断が打ち出し部の個々の直線部分に沿って均一に広がるようにしている。しかしながら、必要に応じて、打ち出し部は、容器の外側から内向きに形成してもよい。
図16から図20は、一対の雄型ダイインサート110を示している。雄型ダイインサート110は、複数の打ち出し部112を含んでいる。複数の打ち出し部112は、互いに交差する浅い凹みのある打ち出し部114a、114b、114c、114dを含んでいる。浅い凹みのある打ち出し部114a−dは、それぞれ図19に示すように略半円形状の断面126を有している。
図17は、雄型ダイインサート110の側面図である。雄側ダイインサート110のそれぞれは、交差する2つの円筒面120と122となるように設計され製作されている。この特別な設計は、図18に示すように2つの雄型ダイインサートを素材板に押し付けると、確実に、素材板内で基板は弱くなるが、ポリマー層は打ち出しの間も無傷のままに保たれるようにしている。
図19は、本発明の第2実施形態での、構造的に弱い領域38を有する素材板30を示している。図20に示すように、2つの雄型ダイインサート110は、接近すると、素材板を圧迫して、素材板内に2つの滑らかな半球126を作り出す。上記半球の中心は、素材板内の最も弱い領域126であると考えられる。2つの雄型ダイインサート110が素材板を圧迫し、積層材の一部で最大許容応力を超えて基板を引き伸ばすことにより、最も弱い領域126が形成される。例えば、積層材の板紙部分は、破断までの伸び率が2%から3%であるが、積層材の他の層、例えば、ポリエチレン層は、破断までの伸び率が65%から70%なので、損傷してはいない。この様にして、破断可能層を基板構造内に設けることができる。
図20は、素材板の一部に打ち出し部を作り出すための素材板成形装置128を示している。この装置は、素材板成形装置に長手方向に取り付けられるように作られた複数のダイシリンダ130と132を備えている。複数の打ち出し部を有する複数のダイインサート110は、複数のダイシリンダ130と132上に長手方向に取り外し可能に取り付けられる。複数のダイインサート110は、孔134を通してボルト留めされ、孔135は、整列孔である。複数のダイインサートは、互いに協働して、その間を送られる素材板の当該部分に構造的に弱い領域を作り出す。
なお、構造的に弱い領域38は、素材板の肉厚よりも実質的に薄い厚さを有していることを指摘しておく。従って、弱い領域38に約4.7lbfの力が加えられると、素材板は弱い領域が破断する。
本発明の第2の実施形態によれば、図20に示すように、素材板を製造する方法が提供されている。工程として、この方法は、複数の罫引き線を有する基板を提供する段階を含んでいる。次いで、一対の雄型ダイインサートを使用して、基板に打ち出し模様を作り出す段階を行う。打ち出し模様は、互いに交差する複数の浅い凹みのある打ち出し部で画定される。複数の浅い凹みのある打ち出し部が交差する中心が、構造的に弱い領域であり、この領域は、破断に対する抵抗力が、打ち出し模様の他の箇所よりも低い。
以上、特定の値と用語を使用して本発明を説明してきたが、当業者には、本発明の許容可能な変更又は修正が理解頂けるであろうし、本発明は、特許請求の範囲の記載内容によってのみ限定されるものとする。
本発明による、容器の上壁に画定された破断可能領域を有する容器を形成するために有用な素材板の或る実施形態の展開図である。 本発明の打ち出し模様の或る実施形態の上面図である。 容器の上壁の一部の図2の3−3線に沿う断面図であり、本発明の各種態様を具現化している打ち出し模様と、図示の打ち出し部を破断しようと構えた飲用ストローとを併せて示している。 図3に示した容器の壁の一部の側面図であり、本発明の各種態様を採用している壁の破断可能孔を介して飲用ストローが壁に差し込まれた状態を概略的に示している。 本発明の各種特徴を具現化している容器の壁の打ち出し部の斜視図である。 本発明の各種特徴を具現化している別の打ち出し模様を示している。 本発明の各種特徴を具現化している別の打ち出し模様を示している。 本発明の各種特徴を具現化している別の打ち出し模様を示している。 本発明の各種特徴を具現化している別の打ち出し模様を示している。 本発明の各種特徴を具現化している別の打ち出し模様を示している。 本発明の各種特徴を具現化している別の打ち出し模様を示している。 本発明の打ち出し部の成形に採用された代表的なダイの側部断面図である。 本発明に有用な積層素材板の一部の断面図である。 本発明に有用な別の積層素材板の一部の断面図である。 本発明による、積層材を打ち出し加工するための装置の或る実施形態の概略図である。 本発明の打ち出し模様の第2実施形態の斜視図である。 図16に示した打ち出し部の側面図である。 互いに向かい合った一対の雄型ダイの側面図である。 本発明の第2の実施形態に有用な基板の一部の断面図である。 本発明による、素材板を打ち出すための装置の第2の実施形態の概略図である。

Claims (36)

  1. 板紙層と、前記板紙層の互いに反対側の表面の少なくとも一方の表面上の、バリア層として、又は密封層として、又はバリア及び密封層材料の両方として機能する層と、を有する積層材から形成された、頂端部を有する容器に関する改良において、
    前記容器の壁に付帯して形成された構造的に弱い領域、を含んでおり、
    前記弱い領域は、互いに交差する少なくとも第1及び第2の概ね細長い打ち出し部によって画定されており、
    前記打ち出し部のそれぞれは、前記積層材の層それぞれを無傷で含んでいる湾曲した断面形状を有しており、前記少なくとも第1及び第2の概ね細長い打ち出し部の略交差位置にある前記弱い領域に押し付けられた飲用ストローの性質をもつ破断力が加えられると破断するための弱い領域を形成している、改良。
  2. 前記少なくとも第1及び第2の交差する打ち出し部のそれぞれの前記断面形状は、その断面領域に亘って幾何学的形状が実質的に一定である、請求項1に記載の改良。
  3. 前記少なくとも第1及び第2の細長い打ち出し部の交差部は、前記交差位置に、前記積層材の破断抵抗が、前記少なくとも第1及び第2の打ち出し部の何れの、前記交差位置から横方向に離れた箇所での破断抵抗よりも、実質的に弱い領域を画定している、請求項1又は2に記載の改良。
  4. 前記打ち出し部のそれぞれは、前記容器から外向きに、前記積層材の外表面の面を越えて突き出ている、請求項1から3の何れかに記載の改良。
  5. 前記打ち出し部のそれぞれは、前記積層材の外表面の面を越えて、前記容器の壁の大凡の肉厚よりも少ない量だけ突き出ている、請求項1から4の何れかに記載の改良。
  6. 前記積層材は、前記積層材の互いに反対側の面それぞれの上に、ポリエチレンの層を含んでいる、請求項1から5の何れかに記載の改良。
  7. 前記打ち出し部は、前記積層材上の前記ポリエチレン層の連続性を破壊していない、請求項1から6の何れかに記載の改良。
  8. 前記打ち出し部は、実質的に直線状である、請求項1から7の何れかに記載の改良。
  9. 前記積層材の全ての層は、機能的に無傷のままである、請求項1から8の何れかに記載の改良。
  10. 前記少なくとも第1及び第2の打ち出し部は、前記打ち出し部の当該領域において前記積層材を構造的に弱めている、請求項1から9の何れかに記載の改良。
  11. 前記弱くなった領域は、破断に対して、直径が約4mmの飲用ストローによって加えられる約4.7lbfの抵抗を示す、請求項1から10の何れかに記載の改良。
  12. 前記ストローは、ポリマー材料製である、請求項11に記載の改良。
  13. 板紙積層材で形成され上壁を有している密封容器の液体内容物へのアクセス機能を強化する方法において、
    前記容器の上壁に打ち出し模様を提供する段階であって、それぞれの長さに沿って少なくとも一度は互いに交差する少なくとも第1及び第2の細長い打ち出し部を含んでいる打ち出し模様を提供する段階を含んでおり、
    前記細長い打ち出し部のそれぞれは、湾曲した略半円状の断面形状を有しており、
    前記打ち出し部の交差の中心部は、前記細長い打ち出し部の他の箇所よりも破断に対する抵抗が小さい、構造的に弱い領域を画定している、方法。
  14. 前記容器の内部を画定している積層材の外表面からの突起として、前記打ち出し部を配置する段階を含んでいる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記打ち出し部は、前記積層材の外表面から、前記容器の上壁の肉厚よりも少ない量だけ突き出ている、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記積層材の全ての層は無傷のままに保たれている、請求項13から15の何れかに記載の方法。
  17. 前記弱い領域は、前記打ち出し部の残りの部分の破断抵抗よりも弱い抵抗を示す、請求項14から16の何れかに記載の方法。
  18. 前記弱い領域は、直径が約4mmの飲用ストローによって前記弱い領域に加えられる約4.7lbfの破断抵抗平均値を示す、請求項14から17の何れかに記載の方法。
  19. 前記ストローは、ポリマー材料製である、請求項18に記載の方法。
  20. 素材板において、
    複数の罫引き線を有する基板であって、前記複数の罫引き線に沿って折られて、密封容器を形成するようになっている基板と、
    前記基板の一部に画定されている構造的に弱い領域であって、前記基板の互いに反対側の表面上に一対の雄型ダイインサートにより作り出されるようになっている複数の打ち出し部を備えており、前記基板の厚さよりも実質的に薄い厚さを含んでおり、力が加えられると破断して、前記密封容器の内部領域にアクセスできるように作られている、構造的に弱い領域と、を備えている素材板。
  21. 前記基板は、内表面及び外表面と、前記基板の前記内表面を被覆している内側ポリマー層と、前記基板の前記外表面を被覆している外側ポリマー層と、を更に備えており、前記内側層と外側層は、前記複数の打ち出し部の構造的に弱い領域に加えられる約4.7lbfの力に耐えるように作られている、請求項20に記載の素材板。
  22. 前記基板は、前記基板の前記内表面を被覆しているポリマー製の内表面層を更に備えており、前記基板は、前記構造的に弱い領域に加えられる約4.7lbfの力に耐えるように作られている、請求項20又は21に記載の素材板。
  23. 前記複数の打ち出し部は、前記構造的に弱い領域に、互いに交差している浅い凹みのある打ち出し部を更に備えており、浅い凹みのある打ち出し部それぞれは、略半円形の断面形状を有している、請求項20から22の何れかに記載の素材板。
  24. 前記打ち出し部は、前記基板から内向きに、前記基板の面の中へと突き出ている、請求項20から23の何れかに記載の素材板。
  25. 容器において、
    板紙層を有する素材板であって、前記板紙層は、互いに反対側の面を含んでおり、前記素材板は、一体に折られて、上壁と底壁と側壁とを有する密封容器を形成するように作られている、素材板と、
    前記板紙層の互いに反対側の面の少なくとも一方の上に配置されている複数のバリア又は密封層と、
    前記上壁の一部に画定されている構造的に弱い領域であって、前記素材板の互いに反対側の面の上に、一対の雄型ダイインサートにより作り出されるようになっている複数の打ち出し部を備えており、前記複数の打ち出し部のそれぞれは、前記基板の厚さより実質的に薄い厚さを含んでおり、前記複数の打ち出し部は、前記積層材が打ち出し加工されるときに、前記複数のバリア及び密封層が機能的に無傷のままに保たれるように選択された幾何学的形状を更に含んでいると共に、前記構造的に弱い領域は、前記複数の打ち出し部の当該位置にある前記構造的に弱い領域に力が加えられると破断するように作られている、構造的に弱い領域と、を備えている容器。
  26. 前記選択された幾何学的形状は、互いに交差している複数の浅い凹みのある打ち出し部を含んでおり、浅い凹みのある打ち出し部それぞれは、略半円形の断面を有している、請求項25に記載の容器。
  27. 前記浅い凹みのある打ち出し部それぞれの前記半円形の断面は、その断面領域に亘って幾何学的形状が実質的に一定である、請求項25又は26に記載の容器。
  28. 前記打ち出し部は、前記積層部から内向きに、前記板紙層の面の中へと突き出ている、請求項25から27の何れかに記載の容器。
  29. 前記構造的に弱い領域に加えられる力は、約4.7lbfの大きさを有している、請求項25から29の何れかに記載の容器。
  30. 素材板の一部に打ち出し部を作り出すための素材板成形装置において、
    前記素材板成形装置上に長手方向に取り付けられるように作られている複数のダイシリンダと、
    前記複数のダイシリンダ上に長手方向に取り外し可能に取り付けられた、複数の打ち出し部を有する複数のダイインサートであって、互いに協働して、その間を送られる前記素材板の当該部分に構造的に弱い領域を作り出すように作られている複数のダイインサートと、を備えている装置。
  31. 前記複数のダイインサートは、一対の雄型ダイインサートを含んでおり、各雄型ダイインサートは、互いに交差する4つの浅い凹み部を有する面形状を含んでいる。請求項30に記載の素材板成形装置。
  32. 各浅い凹み部は、略半円形の断面を呈している、請求項30又は31に記載の素材板成形装置。
  33. 素材板を作るための方法において、
    複数の罫引き線を有する基板を用意する段階と、
    一対の雄型ダイインサートを使用して、前記基板上に打ち出し模様を作り出す段階であって、前記打ち出し模様は、互いに交差する複数の浅い凹みのある打ち出し部により画定されており、前記複数の浅い凹みのある打ち出し部の交差の中心は、前記打ち出し模様の残りの箇所よりも破断に対する抵抗が小さい、構造的に弱い領域を画定している、打ち出し模様を作り出す段階と、から成る方法。
  34. 前記複数の罫引き線に沿って前記基板を折り曲げて容器を形成する段階を更に含んでいる、請求項33に記載の方法。
  35. 前記基板は、内表面及び外表面と、前記基板の前記内表面を被覆している内側ポリマー層と、前記基板の前記外表面を被覆している外側ポリマー層と、を更に備えており、前記内側層と外側層は、前記複数の打ち出し部の構造的に弱い領域に加えられる約4.7lbfの力に耐えるように作られている、請求項33又は34に記載の方法。
  36. 前記積層材の前記内側及び外側層は、前記積層材が打ち出し加工されるときに無傷のままに保たれる、請求項33から35の何れかに記載の方法。
JP2007517481A 2004-05-18 2005-05-17 密封容器用の破断可能開口部 Expired - Fee Related JP4668267B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/848,207 US20050258221A1 (en) 2004-05-18 2004-05-18 Repturable opening for sealed container
US10/892,961 US7556191B2 (en) 2004-05-18 2004-07-16 Rupturable opening for sealed container
PCT/IB2005/001331 WO2005113373A1 (en) 2004-05-18 2005-05-17 Rupturable opening for sealed container

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007537944A true JP2007537944A (ja) 2007-12-27
JP2007537944A5 JP2007537944A5 (ja) 2008-07-31
JP4668267B2 JP4668267B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=34968477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007517481A Expired - Fee Related JP4668267B2 (ja) 2004-05-18 2005-05-17 密封容器用の破断可能開口部

Country Status (13)

Country Link
US (1) US7556191B2 (ja)
EP (1) EP1751026B1 (ja)
JP (1) JP4668267B2 (ja)
KR (1) KR101194068B1 (ja)
AT (1) ATE443004T1 (ja)
BR (1) BRPI0510913A (ja)
CA (1) CA2565760C (ja)
DE (1) DE602005016672D1 (ja)
ES (1) ES2330024T3 (ja)
IL (1) IL179281A (ja)
MX (1) MXPA06013347A (ja)
TW (1) TWI341811B (ja)
WO (1) WO2005113373A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116168A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Nihon Tetra Pak Kk 液体食品容器のストロー開口部構造
JP2011020716A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nihon Tetra Pak Kk 液体食品用容器のストロー用開口装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2717935B1 (de) * 2011-06-07 2016-12-07 BSN medical GmbH Wundabdeckungsartikel mit vorbereitung zum anschluss einer unterdruckvorrichtung
US9205165B2 (en) 2012-10-22 2015-12-08 S.C. Johnson & Son, Inc. Volatile material dispensing system having an adjustable diffusion apparatus
WO2014116246A1 (en) 2013-01-28 2014-07-31 Curwood, Inc. Rupturable container having directional burst seal
GB201308927D0 (en) 2013-05-17 2013-07-03 Kraft Foods R & D Inc A beverage preparation system, a capsule and a method for forming a beverage
EP2996521B1 (en) 2013-05-17 2018-05-02 Koninklijke Douwe Egberts B.V. A beverage preparation system, a capsule and a method for forming a beverage
WO2015079314A2 (en) * 2013-11-26 2015-06-04 Kraft Foods R&D, Inc. Packaging and packaging blank
WO2016016237A1 (en) * 2014-07-28 2016-02-04 Unistraw Holdings Pte. Ltd. Filled and sealed beverage container
GB201420262D0 (en) 2014-11-14 2014-12-31 Kraft Foods R & D Inc A method of forming a cup-shaped body for a beverage capsule
US11198533B2 (en) * 2017-02-08 2021-12-14 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material and a method for providing a packaging material
JP7397004B2 (ja) * 2018-12-26 2023-12-12 株式会社Tanax ストロー及びその製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107646A (en) * 1979-02-07 1980-08-18 Tetra Pak Int Packing vessel
JPH0444351Y2 (ja) * 1985-10-22 1992-10-20
JPH0629827U (ja) * 1992-09-24 1994-04-19 株式会社イソワ 段ボールシートの折り目形成用罫型
JPH0848326A (ja) * 1994-06-10 1996-02-20 Tetra Laval Holdings & Finance Sa 容器及びその製造方法
JP2002036388A (ja) * 2000-07-25 2002-02-05 Isowa Corp 段ボールシート製函機の罫線付与装置
WO2003059777A1 (en) * 2002-01-21 2003-07-24 Smartseal As A device and a method for making a seal between a drinking container and drinking straw

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3361611A (en) * 1965-04-05 1968-01-02 Tetra Pak Ab Method of covering a stamped hole in a laminated packaging material by means of a wafer or the like, and a package to which the method has been applied
US3596829A (en) * 1966-10-26 1971-08-03 Conard O Gardner Container structures
US3494536A (en) * 1967-12-07 1970-02-10 Finn Ind Inc Self-forming closed carton
US3687358A (en) * 1971-05-27 1972-08-29 Cadillac Products Manually openable leakproof package construction
US3907193A (en) * 1974-04-08 1975-09-23 Autoplex Corp Plastic folding containers and process and apparatus for making same
DE2659275C3 (de) * 1976-12-29 1980-10-09 Papier- Und Kunststoff-Werke Linnich Gmbh, 4000 Duesseldorf Behälter für Flüssigkeiten mit einem einstechbaren Ausgießer
DE3037657A1 (de) * 1980-10-04 1982-04-22 Papier-und Kunststoff-Werke Linnich GmbH, 4000 Düsseldorf Getraenkepackung
US4438865A (en) * 1983-04-11 1984-03-27 Joseph J. Scattaregia Anti-spill lid for a drinking cup
JPS60134761U (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 東洋製罐株式会社 ストロ−タブ付包装容器
US4762514A (en) * 1985-11-01 1988-08-09 Fujimori Kogyo Co., Ltd. Method of making beverage packaging bag
US4660737A (en) * 1986-04-02 1987-04-28 General Foods Corporation Carton and pouch system
GB8701647D0 (en) * 1987-01-26 1987-03-04 Elopak Ltd Packaging
US4834244A (en) * 1988-03-31 1989-05-30 Toshimune Masui Dispensing case with ruled perforated line
DE3914497A1 (de) * 1989-05-02 1990-11-08 Pkl Verpackungssysteme Gmbh Fluessigkeitspackung
US5201459A (en) * 1990-08-21 1993-04-13 Tropicana Products, Inc. Beverage container with novel dispensing means
US5147065A (en) * 1991-11-04 1992-09-15 James River Corporation Of Virginia Disposable cup lid having a tear-resistant straw slot
WO1994020003A2 (en) * 1993-03-03 1994-09-15 Carnaudmetal Box Plc Drinking tube & container end
US5397023A (en) * 1993-12-06 1995-03-14 James River Corporation Of Virginia Disposable cup lid having a tear-resistant straw through-slit
US5997177A (en) * 1997-11-25 1999-12-07 Kraft Foods, Inc. Tamper-evident opening system for beverage container
US6368539B1 (en) * 1999-07-30 2002-04-09 Potlatch Corporation Methods of embossing materials
US20020145000A1 (en) * 2001-04-10 2002-10-10 Hongbiao Li Non-spillable beverage container
US20040149755A1 (en) * 2001-05-30 2004-08-05 Olivar Dante R. Combined saucer and cover for beverage cup
US6783019B2 (en) * 2001-09-14 2004-08-31 Jeffrey J. Zettle Container lid with selectable opening

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107646A (en) * 1979-02-07 1980-08-18 Tetra Pak Int Packing vessel
JPH0444351Y2 (ja) * 1985-10-22 1992-10-20
JPH0629827U (ja) * 1992-09-24 1994-04-19 株式会社イソワ 段ボールシートの折り目形成用罫型
JPH0848326A (ja) * 1994-06-10 1996-02-20 Tetra Laval Holdings & Finance Sa 容器及びその製造方法
JP2002036388A (ja) * 2000-07-25 2002-02-05 Isowa Corp 段ボールシート製函機の罫線付与装置
WO2003059777A1 (en) * 2002-01-21 2003-07-24 Smartseal As A device and a method for making a seal between a drinking container and drinking straw

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116168A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Nihon Tetra Pak Kk 液体食品容器のストロー開口部構造
JP2011020716A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nihon Tetra Pak Kk 液体食品用容器のストロー用開口装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2565760A1 (en) 2005-12-01
IL179281A0 (en) 2007-03-08
EP1751026A1 (en) 2007-02-14
ATE443004T1 (de) 2009-10-15
US7556191B2 (en) 2009-07-07
KR20070013304A (ko) 2007-01-30
BRPI0510913A (pt) 2007-11-13
TWI341811B (en) 2011-05-11
EP1751026B1 (en) 2009-09-16
US20050258222A1 (en) 2005-11-24
IL179281A (en) 2011-08-31
MXPA06013347A (es) 2007-01-23
KR101194068B1 (ko) 2012-10-24
ES2330024T3 (es) 2009-12-03
TW200600421A (en) 2006-01-01
DE602005016672D1 (de) 2009-10-29
WO2005113373A1 (en) 2005-12-01
JP4668267B2 (ja) 2011-04-13
CA2565760C (en) 2012-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4668267B2 (ja) 密封容器用の破断可能開口部
US7243798B2 (en) System and a method for a V-indent blister opening cavity
EP3740438B1 (en) A production method for producing a sealed break-open package
EP3089874B1 (en) Package material blank and method of forming the same
RU2690275C1 (ru) Самоскладывающаяся многоугольная герметичная коробка для пищевых продуктов и инструмент для ее формирования
EP0596747A1 (en) Easy open package, film and method of construction
US4429828A (en) Beverage package
EP0331792A2 (en) Easy opening gable top carton and sealing die for its manufacture
WO2008018533A1 (fr) filière de poinçonnage pour boîte en carton avec bande d'arrachement
JP2007537944A5 (ja)
EP3360811B1 (en) A packaging material and a method for providing a packaging material
CN107207118A (zh) 包装材料和由包装材料形成的包装容器
US20050258221A1 (en) Repturable opening for sealed container
WO2016016237A1 (en) Filled and sealed beverage container
WO2008018535A1 (fr) Boîte en carton avec bande déchirable
EP0303582B1 (en) A folding box

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071031

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080516

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4668267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees