JP2007537751A - 特定の核酸を同時に増幅する方法 - Google Patents

特定の核酸を同時に増幅する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007537751A
JP2007537751A JP2007527104A JP2007527104A JP2007537751A JP 2007537751 A JP2007537751 A JP 2007537751A JP 2007527104 A JP2007527104 A JP 2007527104A JP 2007527104 A JP2007527104 A JP 2007527104A JP 2007537751 A JP2007537751 A JP 2007537751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
selector
target
sequence
fragment
nucleic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007527104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5140425B2 (ja
JP2007537751A5 (ja
Inventor
ダール、フレドリック
Original Assignee
オリンク・アーベー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリンク・アーベー filed Critical オリンク・アーベー
Publication of JP2007537751A publication Critical patent/JP2007537751A/ja
Publication of JP2007537751A5 publication Critical patent/JP2007537751A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5140425B2 publication Critical patent/JP5140425B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6844Nucleic acid amplification reactions
    • C12Q1/6853Nucleic acid amplification reactions using modified primers or templates
    • C12Q1/6855Ligating adaptors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

増幅アーティファクトを最小限にする複数の標的配列を増殖する方法を提供する。各フラグメントが少なくとも1つの定められた末端配列を有する標的配列を含むようにフラグメントを断片化する。プライマーペアモチーフ及び標的配列を含んでいるフラグメントの定められた配列に相補的な1つ又は2つの突出末端を全て含むセレクター構築物をフラグメントに接触させる。結合のあと、選択された標的配列はセレクターに共通するプライマーペアモチーフに特異的なプライマーペアを用いて同時に増幅させる。
【選択図】図2

Description

発明の分野
本発明は、従来法において見られる増幅アーティファクトを生成せずに、同時に複数の特定の核酸を増幅するためのPCR法に関する。本発明は増幅生成物の解析にも関係する。
ヒトゲノムの解明に改革をもたらした技術の中でPCRは最も貢献した技術である。今日、ヒトゲノムの配列を同定するための方法の大部分はPCRを用いた標的配列の増幅を含む。
PCRの重要な問題は、多数の特定のDNA配列が同じ反応管の中で同時に増幅されるときに、不要な増幅生成物が生じることである。マルチプレックス(multiplex)PCR中の望まれない増幅生成物は、添加されたプライマーペアの数に関係し、それに応じて増加する。プライマーの設計に十分な注意を払ったとしても、PCRは通常、10回の増幅反を行うと以降、応不正確な増幅生成物が生成する。それゆえ、多くの核酸配列の同定および解析を含む研究のためには、多くの分離したPCRを行わなければならなかった。
今日、PRCを行うには、通常、約2時間を要し、ある程度の量の標的物質を必要とする。多くのPCRを行う研究において、評価のために、多くの時間及び、高い費用、標的DNAを多く収集することを必要していた。
従来のマルチプレックス(multiplex)PCRに関係する問題を克服するための多くの方法が開発されてきたが、十分に成功を伴うものは存在しない。
国際公開公報第96/41012号は、2回の増幅を伴い、各3’末端におけるテンプレート特異配列と各5’末端におけるユニバーサルプライマー配列を含むプライマーペアを用いるマルチプレックス(multiprex)PCRの方法を開示していた。増幅の第一反応は、特定のプライマー配列を用い、第二反応はユニバーサルプライマー配列を用いた。
DOP−PCR(変性オリゴヌクレオチドプライムPCR)は、変性されたプライマーを使用することによりいくつかの異なる生成物を生産するために設計されたPCRの一形態である(チャン等(Zang, et al.)著、米国科学アカデミー紀要(Proc. Natl. Acad. Sci. USA)89巻,P.5847−5851、1992年;チャン及びネルソン(Cheung and Nelson)著、米国科学アカデミー紀要(Proc. Natl. Acad.Sci. USA)93巻,P.14676−14679、1996年)。この方法は、主に「全ゲノム増幅」のために用いるものであり、同時に増幅される多数の標的を選択的に選ぶ手段を欠いている。
更に、アダプターリゲーションPCR(adaptor−ligation PCR)と言われる多くのDNAを増幅する方法が異なる方式で開発されてきた。ブルー等(Broute, et al.)による米国科学アカデミー紀要(Proc.Natl. Acad. Sci. USA)98巻,P.206−211、2001年)には各標的に対する一の特異的プライマーと一の共通のプライマーとを用いたアプローチが開示されている。ケネディー等(Kennedy,et al.)(ネイチャーバイオレクノロジー(Nat Biotechnol)21巻,P.1233−1237、2003年)は、消化された全ゲノムサンプルにおいてアダプター連結反応を用いたフラグメントの選択、及び複雑性を低減する(complexity reduction)ための方法を開示した。この消化されたサンプルへのアダプターの結合のあとに特定のサイズを増幅するためのPCRを行う。これら全ての方法は、多くの特定のフラグメントを増幅すると、必ず、多くの不要なDNA標的が増幅する点において共通する。
カロウ(Callow, et al.)(核酸リサーチ(Nucleic Acids Res)32巻、E21、2003年)はタイプII制限酵素切断の工程を含む標的の特異的選択と同時にアダプター−リゲーションPCRを使用するための技術を開示した。この方法は同時に大きなセットの特定の標的を増幅するため能力を欠いており、それゆえ、適用に制限があった。
この方法は、ゲノムを32768のオーバーハング変異体(非方向性)へフラグメント化するために消化されたゲノムDNAの5’−オーバーハングである4塩基を生産することができるタイプII制限酵素を用いる。自己のダブルサイドアダプターへのハイブリダイゼーションおよび結合が生じてしまうと、あらゆるタイプII制限酵素について88%の成功率を生じることから、全16パリンドローム4塩基の組み合わせは避けなければならない。他の4塩基のオーバーハングでない1のダブルサイドアダプターのハイブリダイゼーションおよび結合を避けるために、他のアダプターのオーバーハングに相補的な組み合わせを用いることができる。このような制限が存在することにより、増幅する標的の数の増加に対して適切なアダプターを検出することが困難となる。
選択の1例として、ヒトDNAからの10フラグメントのランダムセットが同時に増幅するために選択された場合、全てに対応しているアダプターを見つける可能性はたった50%である。または、より悪い場合には、50フラグメントのランダムセットは、同時に増幅するために選択されたときには50フラグメント全てを選択する対応するアダプターのプールを見つけるチャンスはほとんど無い(2.2×10−9%)。ヒトゲノムのような複雑なDNAサンプルにおける全てのフラグメントを選択するために4塩基の組み合わせのみを用いる、この制限は、特定の標的の大きなセットの同時増幅のための方法とはなり得ない。この方法はゲノムのサブセットの増幅および少数の標的の増幅に用いることはできるが、不要なDNAを増幅せずに、特定の標的を多量に増幅するような自由性を欠いている。
国際公開第03/012119号および国際公開第03/044229号は、ローリング環状増幅と呼ばれる、ゲノムフラグメントを環状化し、それらを増幅する方法を開示した。これらの2の刊行物は選択されたフラグメントのPCR増幅を開示しておらず、セレクターの設計に関する記載を含んでいない。
したがって、増幅アーティファクトを生成せずに、同一反応で複数の特定のDNA配列を増幅する方法に対する必要性がいまだ存在する。
本発明は、多数の特定の核酸配列のマルチプレックス(multiplex)DNA増幅反応において不要な増幅生成物を減らす新規な方法を導入することにより、これらの要求を満たし、より少ない反応生成物を生じ、それゆえ少数の標的物質を使用する方法を提供する。他の側面において、本発明は同時に増幅されるべきDNAの複合サンプルから複数の所望の核酸配列を選択する方法を提供する。
本発明は、標的特異的オリゴヌクレオチド構築物である「セレクター」の特定の標的核酸配列へのハイブリダイゼーションおよび連結に基づく。このセレクターは全て一般的なプライマーペアモチーフである共通の配列を含む。すべての特異的に結合された配列は1または少数のプライマーペアを用いたマルチプレックス(multiplex)方式において増幅することができる。
本発明の第一の側面はセレクター構築物である。
本発明の第二の側面において、本発明は請求項1において定義する方法を提供する。
第一の工程において、サンプル核酸は、セレクターに結合させることができるフィッティング末端を生成するために、任意のあらかじめ決められた位置で切断される。このステップは制限酵素の1またはプールをサンプルに付加することにより行うことが好ましい。
次のステップにおいて核酸が二本鎖であれば消化した核酸を1本鎖に変性する。
次のステップにおいてセレクターを個々の標的配列末端へハイブリダイズ及び連結させる。
最後のステップにおいて、新しく形成された分子(対応しているセレクターに結合している選択された標的)を1つの共通プライマーペアを用いて同じ反応管の中で同時に増幅する。
増幅反応の後、この生成物は、DNAマイクロアレイ、ゲル電気泳動またはマススペクトロメトリー等の、当分野で知られている核酸解析方法を用いて解析することができる。
本発明の好ましい態様において、核酸サンプルはDNAサンプルである。
本発明の第三の側面は本発明の方法を実行するための試薬のキットに関係する。
本発明の第4の側面は、本発明の方法に用いるためのセレクターの設計と制限酵素の選択の方法である。
本発明の態様を示し、以下の記載と共に本発明の説明するために図面を添付する。
図1は本発明の方法の第一工程を示す。制限酵素の1つまたはプールを用いてゲノムDNAを消化することにより、定められた末端を有するフラグメントが生成する。消化されたフラグメントを1本鎖DNAへと変性し、設計されたセレクターと混合する。各セレクターは、お互いにハイブリダイズしている長および短の2のオリゴヌクレオチドからなる。一方は1又は2の標的特異末端と少なくとも1のプライマーモチーフとを含み、より短い他方は少なくとも1のプライマーモチーフを含む。
図2は次なる工程を説明する。セレクターは選択され消化された1本鎖DNA(SSDNA)である標的の各末端に連結される。この工程は、以下のA、B、及びCのような別の方法で行うこともできる。A.セレクターを直鎖の消化された1本鎖標的に結合する。B.環状DNA分子を形成するために1のセレクターを1の選択された1本鎖標的の両末端に結合する。C.セレクターの1の末端を1本鎖選択標的の1の末端に結合し、他の末端を標的の内部にハイブリダイズさせる。この構築物をエンドヌクレアーゼ分解活性を有する酵素の添加により切断し、連結反応によりセレクターに結合するのに適した標的の両末端を作る。
図3はセレクターの標的への各結合を同時に行うことができ、共通のプライマーペアを用いてマルチプレックスPCRにおいて増幅することができる、本手段のスキームの例を示す。
図4および図5は実施例1の実験の結果を示す。
以下の方法の説明において、セレクター/標的分子の増幅はPCRにより例証されるが、他の増幅方法も度同様に用いることができる。増幅される各テンプレートに対するプライマーペアを用いて同時に多くのテンプレートを増幅する方法と比較して、有利なことに、本明細書で開示される発明は同時に行われる核酸増幅の性能が改善されている。このような従来のPCRは所望の増幅された標的の解析を阻害する増幅アーティファクトを生成することが当業者に知られている。
本発明の目的のために、以下の語句を以下のように定義する。
「セレクター構築物」または「セレクター」は標的の特異なオリゴヌクレオチド構築物である。本明細書のセレクターは1つまたは2つの標的特異的末端と少なくとも1つのプライマーモチーフとを有する1の長いオリゴヌクレオチド、及び少なくとも1つのプライマーモチーフを含む1つの短いオリゴヌクレオチドである、2の部分的にハイブリダイズしているオリゴヌクレオチドを意味する。この長いオリゴヌクレオチドオおよび短いオリゴヌクレオチドはそれぞれ独立してDAN、RNA、PNAまたは任意の他の合成核酸誘導体であってもよい。好ましくは、両ヌクレオチドはDNAである。
「プライマーモチーフ」の語はPCR反応におけるプライマーハイブリダイゼーションに適したセグメントを含む核酸配列である。その様なプライマーモチーフは当業者に知られており、任意のその様なモチーフを本発明に用いることができる。
「定められた末端配列(defined end)」は、核酸分野の当業者に知られているあらゆる核酸の5’または3’末端を意味する。通常、この定められた末端配列は、少なくとも1の制限酵素または制限酵素のプールを用いて核酸サンプルを処理することにより得られる。同様に、「定められた内部配列」の語は核酸分野の当業者に知られている核酸の内部配列である。
「標的」、「標的配列」または「標的核酸配列」の語は、サンプル由来の増幅されるサブシークエンスである。核酸サンプルはいくつかの標的配列を含む。例えば、実施例1の核酸配列サンプルは96個の標的配列を含むが、数百個またはそれ以上の標的配列を含むサンプルもある。
「同時」増幅の語は、通常、同じ反応管内で、同時に起こる複数の増幅反応を意味する。マルチプレックス(multiplex)PCRは同時増幅のバリエーションの一つである。
本発明の第一の側面はセレクター構築物自体である。
通常、セレクターの中の長いオリゴヌクレオチドは、1つまたは2つの標的に特異的な末端及び少なくとも1のプライマーモチーフを含んでいる。各標的に特異的な末端は、通常、5乃至50ヌクレオチド長であり、好ましくは10乃至20ヌクレオチドであり、プライマーモチーフは通常10乃至50ヌクレオチド長であり、好ましくは30乃至40ヌクレオチドである。
セレクター中の短いオリゴヌクレオチドは通常10乃至50ヌクレオチド長、好ましくは30乃至40ヌクレオチドであり、少なくとも1つのプライマーモチーフをそれぞれに含んでいる。この短いオリゴヌクレオチドは長いオリゴヌクレオチドの中のプライマーモチーフに相補的である。
セレクターの突出末端は選択された標的核酸へ特異的にハイブリダイズするように設計されている。ハイブリダゼーションの後、セレクター及び標的核酸は連結反応により共有結合的に結合される。多くの個々の設計されたセレクターのそれぞれ特異的な標的配列へのハイブリダイズ及び連結は同時に行うことができる。もしセレクターが不完全にハイブリダイズしても、すなわち、セレクターの末端が標的核酸に正しくハイブリダイズしない場合は、連結イベントが起こらないので、続くPCRにおいて増幅生成物が生成しない。
本発明の第二の側面に関する方法は、増幅および評価しようとする配列を含むフラグメントへDNAサンプルを切断する工程を含む。サンプルDNAはセレクターに結合させることができるように定められた末端配列を生成するために、制限酵素の1またはプールを添加して好ましくは切断することが好ましい。消化されたDNAサンプルを、その後1本鎖DNAへ変性し、セレクターの標的特異末端へのハイブリダイズによる選択のために調製される。この工程は異なる方法で行うことができる。A)選択された1本鎖標的の各末端にセレクターを特異的にハイブリダイズさせ、連結する(図2A)。B)環状分子を形成するために、選択された1本鎖標的を、各標的の両末端に結合する1のセレクターをハイブリダイズし連結する(図2B)。C)セレクターの1の特定の末端を標的の3’末端に結合し、およびセレクターの他の末端を標的の内部配列にハイブリダイズさせる。標的の突出5’アームは、リミアキヴ等(Lymiachev et al.,)(サイエンス(Science)、260巻、P.778−783、1993年)に記載の方法により、ハイブリダイゼーション二重(duplex)ポジションにおいて、内部ヌクレオチド分解酵素により切断する。セレクターの両端は環状分子を形成するために、選択された一本鎖標的に結合する(図2C)。この前駆体を用いて、制限酵素の認識配列の存在による制限なしに、標的の5’末端を選択することができる。この工程も所望の配列のみを含み、且つ構築物及び定められた配列を有する構築物を生成することができる。幾つかの適用のためには均一な長さの増幅フラグメントを生成することが好ましく、また、他の製品のためには、フラグメントの同定のためにフラグメントの長さを用いる場合、又は、各フラグメントからの全ての関係する情報が増幅生成物に含まれていることを確認する場合には、均一でない長さのフラグメントを生成することが有利である。
上の側面は、DNAを用いて説明される。しかし、RNA、例えばmRNAを用いても行われる。DNAはcDNAでもよく、ゲノムDNA又は他の起源由来のDNAでもよい。
選択された1本鎖標的に対するセレクターの結合は酵素的連結反応により行うことが好ましい。
環状のセレクター/標的構築物が生成されると、残りのDNAフラグメントを除去するためにヌクレオチド分解酵素を用いることが可能であり、したがって、このフラグメントから非特異的増幅生成物が生じるリスクを減らすことができる。
さらにこの側面において、本発明は選択された標的のマルチプレックスPCRを提供する。選択された標的は同じプライマーモチーフを持つ(選択手順により選択された)1つ又は2つのセレクターを含み、1つのジェネラルプライマーのみを用いたマルチプレックスPCRに用いることができる。これは、セレクターに結合した標的のみが増幅されることになり、かつ、セレクターに結合した全ての標的が、幾つかのプライマーペアを用いた従来のマルチプレックスPCRにおいて生成していたあらゆる増幅アーティファクトを生成することなく増幅される。
この側面の1つの態様において、セレクターは幾つかのサブセットに分けられる。これらのサブセットの各々は独特のプライマーペアモチーフを有する。従って、異なるプライマーペアモチーフは異なる標的配列に用いられる。
PCRは好ましい増幅方法であるけれども、他の方法を用いることも可能である。これらの方法は、例えば、リザルディ他(Lizardi et al.) (Lizardi, P.M.、 Huang, X.、Zhu, Z.,Bray-Ward, P.、Thomas, D.C. & Ward, D.C.、ネイチャージェネティクス(Nat Genet)19巻、P.225−32. 1998年)が開示したHRCA(Hyperbranched rolling−circle−amplification)、NASBA及びSDA(ランデグレン(Landegren U.)トレンドジェネティクス(Trends Genet)9巻, P.199-204(1993年))を含む。
各種選択方法に応じて、最適サイズの選択された標的を構築することが可能である。このような性質は本発明の方法を異なる核酸解析方法に適応することを容易ならしめる。
増幅生成物の解析は例えば、ゲル電気泳動、マイクロアレイ技術、ハイブリダイゼーションアッセイ、合成による配列決定、液体クロマトグラフィー、マスクロマトグラフィー等の本発明の技術分野で既知の方法により行われる。
この方法は、例えば、遺伝的変異解析、微生物の同定、発現解析、ゲノムの配列決定、又はDNAコピー数の測定の目的で使用することができる。
例えば、セレクターコンセプトは診断医療の分野において有望な性質を有する。スハウテン等(Schouten et al.)(核酸リサーチ(Nucleic Acids Res)、30巻,e57(2002年))は、例えば染色体の欠失及び複製のような特定の染色体配列におけるコピー数の変化を検出するための、多重結合依存プローブ増幅法(multiplexed ligation−dependent probe amplification method)(MLPA)を発展させた。この量的解析は電気泳動によるPCR増幅されたサイズ標識されたMLPAプローブのセットの分離に基づいている。
MLPAプローブのセットの分離の替わりに、セレクター反応から生成された異なるサイズのPCRプローブがサイズ分離手段を用いて分離することができる。セレクターは病原標的を選択するように設計することができ、標的の同時増幅の後に増幅生成物の量的解析を行う。
反応のマルチプレックスの性質により、増幅された生成物は大容量配列決定、ジェノタイピング、ヘパトタイピング、又は比較ゲノムハイブリダイゼーションのような高度な並行分析にも適している。454ライフサイエンスにより発展した合成方法による大量並行行配列決定はセレクター技術からの利益を得る大容量配列決定システムの一例である。
本発明の第三の側面は、本発明のマルチプレップPCRを実施するための試薬を含むキットである。このキットは少なくとも増幅する標的に対するセレクターを、別個に、または混合物として含む。このセレクターは特定の制限酵素または制限酵素のプールを用いたときに、所望の標的を選択するように設計されている。このキットは追加的にこれらの制限酵素を含んでいる。
更に、このキットは、上で説明したように、緩衝液、リガーゼ及び/又はポリメラーゼ、チューブのような用具、並びに本発明の第二の側面の方法におけるキットの使用方法に関する取り扱い説明書を含む。
本発明の第四の側面は、セレクターの設計及び制限酵素の選択方法である。好ましくは、核酸サンプルの配列が知られているものが好ましい。セレクターの設計及び制限酵素の選択のための方法は、x)核酸配列の中に、増幅されるべき標的配列に隣接している制限部位を見つける工程と、
xi)a)標的配列を含む一本鎖フラグメントが、標的配列中にのみ見られる2の定められた末端配列を有するような、または、
b)標的配列を含む1本鎖フラグメントが標的配列中に見られる1つの定められた末端及び1つの定められた内部配列を有するようにサンプル配列を切断する制限酵素を選択する工程と、
xii)各セレクターが、a)標的配列を含むフラグメントの1つの定められた配列に相補的な1つの定められた末端配列、
b)プライマーモチーフ
c)妥当な場合、標的配列含有フラグメントの他の定められた末端配列または標的配列の定められた内部配列のいずれかに相補的な1つ以上の定められた末端配列、
を含有するように標的配列を含む各フラグメントのためのセレクターを設計する工程とを、含む。
好ましくは、本発明のこの側面は、コンピュータプログラムにおいて実施される。したがって、本発明のこの側面の1つの態様は、本発明の第一の側面に関する方法の特定に態様において使用するための、セレクターの設計及び制限酵素の選択の方法を実施するためのソフトウェアーコード手段を含むコンピュータプログラム製品である。
以下の実施例は、本発明の方法に手順を説明する。このこの実施例は、説明のために参照され、本発明を限定するものではない。
実施例1
実施例1は、96個の特定の標的核酸に対する96セレクターのハイブリダイズ及び連結並びに図3に記載の、その後に続く1つのプライマーペアを用いたマルチプレックス(multiplex)PCRを説明する。増幅された生成物はマイクロアレイ及びゲル電気泳動を用いて解析された。プライマーペアの配列及びセレクターに含まれる2つのタイプのオリゴヌクレオチド(長及び短)を表1に記載する。
オリゴヌクレオチド及び設計
セレクター設計のために選択された96個のcDNAクローン配列のヒトゲノム配列を解析した。各cDNA配列について、最も高いスコアリングヒットを生じるゲノム配列を標的配列として用いた。この標的配列及び両サイドの配列情報の付加的な700ヌクレオチドをダウンロードし、in silicoで制限消化を行った。制限フラグメントは、前記cDNAに相補的な連続した少なくとも70ヌクレオチドを含み、かつ、それらが140乃至750ヌクレオチドの長さである場合、選択に適しているとされた。セレクタープローブは各標的の1の適したフラグメントに対して設計された。このセレクター(長)、5’−リン酸化ベクター(短)、及びプライマー配列を表1に示す。
96個のフラグメントの環化及び増幅
ゲノムDNAはヒト血液サンプルから抽出された(フレキシゲン(Flexigene),キアゲン)。I;10UのFsp(ファーメンタス(Fermentas))及び10UのHpyCH4 V(ニューイングランドバイオラボ(Nwe England Biolabs))並びにII;10UのAcu I(ニューイングランドバイオラボ(New England Biolabs))及び10UのCviA II(ニューイングランドバイオラボ(New England Biolabs))の2つの制限酵素の組み合わせを10μgのゲノムDNA及び0.5μgのBSAに添加し、NEB緩衝液で、総量を50μlにした。制限消化は37℃で1時間行った。16pMのそれぞれ異なる87個及び9個のセレクターを含む2つの異なる環状反応物を1μgのDNAI及びIIからの制限酵素消化物と混合した。10nMのMgCl、1mMのNAD、及び3.2nMのベクターオリゴヌクレオチドを補い、2.5UのプラチナDNAポリメラーゼ(インビトロジェン)オリゴヌクレオチド5Uのアンプリガーゼ(Ampligase)(Epocenture)を用いて、総量25μlのPCR緩衝液(インビトロジェン)の中でこの環化反応を行った。この環化反応は95℃で15分間、60℃で20分間、インキュベートし50℃で一晩インキュベーションした。セレクターを含む直鎖を分解して、環化DNAの濃度を高めるために、10μlの環化混合物(0.4μg DNA)を、5UのExonuclease I(New England Biolabs)、110mMのトリス−HCl pH9.0、3mMのMgCl2及び0.2μgのBSAの混合物に添加し、37℃で2時間及びその後95℃で10分間インキュベーショトした。0.5UプラチナタックDNAポリメラーゼ(インビトロジェン)、0.25mMdNTP、0.4μMCy−3標識前方向及び後ろ方向プライマー及び2mMMgCl2を含む、1XPCRバッファー(インビチロジェン)へ添加された、4μlの各エンドヌクレアーゼが処理した環反応物(各80μg DNA)を用いて増幅を行った。サイクルは95℃2分間、その後、59℃30秒、55℃30秒及び72℃20秒を40サイクル行った。同じ手順をリガーゼなしで行った。
アレイハイブリダイゼーション
cDNAアレイはウプサラ(Uppsala)大学におけるマイクロアレイコア施設から入手した。アレイはこの施設の製造基準に従って調製された。つまり、7500のcDNAクローンを配列確定してる既知のジーンコレクション(Sepuence Verified known Genes Collection(Resarch Genetics)から得た。クローン挿入は標準手順を用いて調製し、カルテシアン プロシス(Cartesian Prosys)5510A(カルテシアンテクノロジー)Cartesian Technologies))プリンターを用いたウルトラギャップ(Ultragap)スライド(コーニングライフサイエンス(Corning Life Science))上で二重にプリントした。スライドはUV−stratalinker1800(ストラタジェン(Strataegn))を用いた450mJUV−ライトを用いてクロス−リンクさせた。アレイの質を検証するために、Cy−3標識したランダム9マーをこのアレイの1つにハイブリダイズさせた(オペロン)。25μlの増幅反応物を、55℃一晩で、25μlのMICROMAXハイブリダイゼーションバッファー(NEW)を用いてハイブリダイズさせた。このアレイを2分間、0.02×SSC及び0.1%トライトンX−100で洗浄し、0.1mMNaClで5秒間、トランスファーし、その後、ジーンピックス(GenePix)4000B(アキオンインスツルメンツ(Axon Instuments))を用いてスキャンした。イメージをジーンピックス(GenePix)Pro5.0(アキオンインスツルメンツ(Axon Instuments))を用いて解析した。シグナルは、局所的なバックグラウンドに対する蛍光が二重スポットの両方に対して基準値を超える場合、陽性であると定義された。この基準値は、陰性であると期待されるスポットの0.5%未満が陽性として得点されるように設定されていた。
この方法の性能は、増幅のための96個のゲノムフラグメントのセットの公平な選択、及びその後の7500ヒトcDNA配列のアレイへのハイブリダーゼーションによる生成物の解析により評価された。UU(ウプサラ大学における(Uppsala University))のパターン中のアレイの96ポジションにおけるcDNA配列に対応するゲノムの中の標的が選択された。96個のセレクターの設計における第一の工程は、全ての標的に対して適したフラグメントを生成した制限酵素の組み合わせを見つけるための、ヒトゲノムDNA配列のin silicoでの制限消化を行うことである。87個及び9個の適したフラグメントを形成する、酵素を用いた2つの異なる制限酵素の組み合わせが、それぞれ、選択された。全てのセレクタープローブは約190bpの増幅生成物を生成するために設計された。このセレクタープローブは標準96穴プレート合成として得られ、87個のセレクタープローブを含むプール及び9個のセレクタープローブを含むプールの、2つのプール中で混合された。各プールはその後、2つの別々の環化反応において適切に消化されたゲノムDNAサンプル由来のDNAに結合された。これらはその後、エキソヌクレアーゼ処理、結合、及びユニバーサルCy−3環状プライマーペアを用いたシングルPCRで増幅させた。このPCR生成物を1.5%アガロースゲル(図4A)上で解析した。このゲル解析は約190bpのシャープなバンドを示した。このことは、特異的な増幅が行われたことを示している。このPCR生成物はその後、7.5kのcDNAマイクロアレイへハイブリダイズさせた(図4B)。
この方法の再現性を評価するために、5つの異なるDNAサンプルを用いて実験を繰り返した。第一にアレイの質を確認するために、Cy−3標識されたランダム9マーを同じスポット区画由来のアレイにハイブリダイズさせた。この解析結果は96個のセレクターの7個の選択されたスポットがcDNAを欠くことを示した(データ示さず)。このことは、解析可能なスポット数の限界が89個であることを示している。次にこのサンプルを5つの異なるスライドにハイブリダイズし、基準値が各スライドに対して7684個のうちのの38個(0.5%)のスポットがUUパターンの外の陽性と評価された。これらのスポットは不正確な増幅生成物又はミスプリンティング又はクロスハイブリダーゼーションを示す。陽性シグナルを生成する選択されたフラグメントの79個(89%)及び71個(80%)が5の実験全てにおいて陽性と評価された。79個の陽性フラグメントの平均シグナル強度を図5に示す。このシグナル強度は、24%の平均偏差で再現可能であった。
これらの結果から、本方法は、平行して複数の特定の標的を特異的に増幅可能であることが確認された。ゲル解析は更に、検出されたバンドが200ヌクレオチド長のみであり、これが選択標的のサイズであることから、本方法が選択された配列のみを増幅することが確認された。
Figure 2007537751
Figure 2007537751
図1は本発明の第一の工程を示す。 図2は本発明の第二の工程を示す。 図3は本発明のマルチプレックス(multipulez)PCRの例を示す。 図4は実施例1の実験の結果を示す。 図5は実施例1の実験の結果を示す。

Claims (17)

  1. 核酸サンプル中の複数の標的配列を増幅する方法であって、
    iv)標的配列を含む各フラグメントが少なくとも1つの定められた末端配列を有するフラグメントに、前記核酸サンプルをフラグメント化する工程と、
    v)前記核酸サンプルが二本鎖である場合に、前記核酸サンプルを変性させる工程と、
    vi)全てのセレクターがプライマーペアモチーフを含み、且つ個々のセレクターが標的配列を含むフラグメントの前記定められた末端配列に相補的な1つまたは2つの突出た末端配列を含む、複数の2本鎖のセレクター構築物と1本鎖フラグメントとを接触させる工程と、
    vii)前記セレクターの末端配列および前記フラグメントをハイブリダイズさせる工程と、
    viii)連結応によりセレクターとフラグメントを結合する工程と、
    ix)前記セレクターに共通なプライマーペアモチーフに特異的なプライマーペアを用いて前記選択された標的配列を同時に増幅する工程、とを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記全てのセレクターの共通するプライマーモチーフを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記標的配列のDNAをフラグメント化する工程が少なくとも1の制限酵素を用いて行われることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記増幅する工程がPCRで行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1請求項に記載の方法。
  5. 前記セレクターが2の部分的にハイブリダイズしているオリゴヌクレオチドを含み、前記2つの部分にハイブリダイズしているオリゴヌクレオチドが標的含有フラグメントの1または2の末端に対して特異的な1または2の末端と少なくとも1のプライマーモチーフとを有する1つの長いオリゴヌクレオチド、及び少なくとも1つのプライマーモチーフを含む1の短い相補的なオリゴヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1請求項に記載の方法。
  6. 選択された一本鎖標的の1つの末端へ2つのセレクターをハイブリダイズさせ、及び結合することを特徴とする請求項1乃至5に記載のいずれか1請求項に記載の方法。
  7. 少なくとも1つのセレクターの長いオリゴヌクレオチドが標的含有核酸フラグメントの定められた末端配列に相補的な1つの末端と同じ標的含有核酸フラグメントにおける内部配列に相補的な1の末端とを有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. ハイブリダイゼーションの後、標的含有核酸フラグメントの突出末端をリゲーションの前にハイブリダイゼーション2重(duplex)ポジションにおいて、FLAPエンドヌクレオチド分解酵素により切断することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 環状分子を形成するために、選択された一本鎖標的を、標的細胞の両末端に結合している1つのセレクターに結合することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1請求項に記載の方法。
  10. セレクター/標的の環状化および結合の後、残った直鎖DNAフラグメントを酵素的消化により除去することを特徴とする請求項7乃至9に記載の方法。
  11. ゲル電気泳動、ハイブリダイゼーションアレイ、合成による配列決定、液体クロマトグラフィーおよび/またはマススペクトロメトリーを用いて生成された増幅生成物を解析する工程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1請求項に記載の方法。
  12. 遺伝的変異、微生物の同定、発現解析、ゲノムの配列決定および/またはDNAコピー数の測定のために、請求項1乃至11のいずれか1請求項に記載の方法を使用する方法。
  13. 全てのセレクターが共通のPCRプライマーペアモチーフを含み、各セレクターがDNAの定められた末端配列に相補的な1または2の突出末端配列を含むことを特徴とするセレクター構築物の複数を含むキット。
  14. 請求項1乃至10のいずれか1請求項に記載の方法を行うための使用説明書、及び少なくとも1の制限酵素、リガーゼまたはポリメラーゼを更に含む請求項13に記載のキット。
  15. 請求項1乃至11のいずれか1請求項に記載の方法を実施するために請求項13または14に記載のキットを使用する方法。
  16. 請求項1に記載の方法において用いるためのセレクター構築物を設計し、制限酵素を選択する方法であって、
    x)核酸配列の中に、増幅されるべき標的配列に隣接している制限部位を見つける工程と、
    xi)a)標的配列を含む一本鎖フラグメントが、標的配列中にのみ見られる2つの定められた末端配列を有するような、または、
    b)標的配列を含む1本鎖フラグメントが標的配列中に見られる1つの定められた末端及び1つの定められた内部配列を有するようにサンプル配列を切断する制限酵素を選択する工程と、
    xii)各セレクターが、
    a)標的配列を含むフラグメントの1の定められた配列に相補的な1の定められた末端配列、
    b)プライマーモチーフ
    c)妥当な場合、標的配列含有フラグメントの他の定められた末端配列または標的配列の定められた内部配列のいずれかに相補的な1以上の定められた末端配列、
    を含有するように標的配列を含む各フラグメントのためのセレクターを設計する工程とを、含む方法。
  17. 請求項16の方法を実施するためのソフトウェアコード手段を含むコンピュータプログラム製品。
JP2007527104A 2004-05-18 2005-03-31 特定の核酸を同時に増幅する方法 Active JP5140425B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0401270A SE0401270D0 (sv) 2004-05-18 2004-05-18 Method for amplifying specific nucleic acids in parallel
SE0401270-4 2004-05-18
PCT/SE2005/000464 WO2005111236A1 (en) 2004-05-18 2005-03-31 Method for amplifying specific nucleic acids in parallel

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007537751A true JP2007537751A (ja) 2007-12-27
JP2007537751A5 JP2007537751A5 (ja) 2008-05-29
JP5140425B2 JP5140425B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=32501910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007527104A Active JP5140425B2 (ja) 2004-05-18 2005-03-31 特定の核酸を同時に増幅する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7883849B1 (ja)
EP (1) EP1747285B1 (ja)
JP (1) JP5140425B2 (ja)
SE (1) SE0401270D0 (ja)
WO (1) WO2005111236A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533314A (ja) * 2009-07-23 2012-12-27 アジレント・テクノロジーズ・インク 核酸の特異的解析のためのプローブ
JP2016537990A (ja) * 2013-12-02 2016-12-08 バナディス ダイアグノスティクス 核酸プローブ及びゲノム断片検出方法

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2378245A (en) 2001-08-03 2003-02-05 Mats Nilsson Nucleic acid amplification method
WO2008033442A2 (en) 2006-09-12 2008-03-20 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Methods and compositions for performing low background multiplex nucleic acid amplification reactions
US20100291636A1 (en) * 2007-06-11 2010-11-18 Olink Genomics Ab Method for introducing common and/or individual sequence elements in a target nucleic acid molecule
EP2425240A4 (en) 2009-04-30 2012-12-12 Good Start Genetics Inc METHOD AND COMPOSITION FOR EVALUATING GENETIC MARKERS
GB0921264D0 (en) * 2009-12-03 2010-01-20 Olink Genomics Ab Method for amplification of target nucleic acid
WO2011161549A2 (en) 2010-06-24 2011-12-29 Population Genetics Technologies Ltd. Methods and compositions for polynucleotide library production, immortalization and region of interest extraction
US20120003657A1 (en) * 2010-07-02 2012-01-05 Samuel Myllykangas Targeted sequencing library preparation by genomic dna circularization
US9163281B2 (en) 2010-12-23 2015-10-20 Good Start Genetics, Inc. Methods for maintaining the integrity and identification of a nucleic acid template in a multiplex sequencing reaction
GB2492042B (en) * 2011-05-11 2020-04-15 Agilent Technologies Inc Selector probes for nucleic acid analysis comprising at each end a non-adjacent target specific region
US9228233B2 (en) 2011-10-17 2016-01-05 Good Start Genetics, Inc. Analysis methods
US20130123117A1 (en) * 2011-11-16 2013-05-16 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Capture probe and assay for analysis of fragmented nucleic acids
ES2741099T3 (es) 2012-02-28 2020-02-10 Agilent Technologies Inc Método de fijación de una secuencia de recuento para una muestra de ácido nucleico
US8209130B1 (en) 2012-04-04 2012-06-26 Good Start Genetics, Inc. Sequence assembly
US8812422B2 (en) 2012-04-09 2014-08-19 Good Start Genetics, Inc. Variant database
US10227635B2 (en) 2012-04-16 2019-03-12 Molecular Loop Biosolutions, Llc Capture reactions
US9365896B2 (en) 2012-10-19 2016-06-14 Agilent Technologies, Inc. Addition of an adaptor by invasive cleavage
CN104919057B (zh) 2012-11-14 2018-09-25 欧凌科公司 基于rca的局部扩增方法
CN104854246B (zh) 2012-12-06 2018-05-01 安捷伦科技有限公司 无限制酶的靶标富集
WO2014089536A1 (en) * 2012-12-07 2014-06-12 Invitae Corporation Multiplex nucleic acid detection methods
CN105026577B (zh) * 2013-03-05 2020-01-03 安捷伦科技有限公司 通过序列捕获检测基因组重排
AU2014248759B2 (en) 2013-03-13 2020-02-27 Meso Scale Technologies, Llc. Improved assay methods
US10114015B2 (en) 2013-03-13 2018-10-30 Meso Scale Technologies, Llc. Assay methods
EP2971159B1 (en) 2013-03-14 2019-05-08 Molecular Loop Biosolutions, LLC Methods for analyzing nucleic acids
EP3005200A2 (en) 2013-06-03 2016-04-13 Good Start Genetics, Inc. Methods and systems for storing sequence read data
US11041203B2 (en) 2013-10-18 2021-06-22 Molecular Loop Biosolutions, Inc. Methods for assessing a genomic region of a subject
US10851414B2 (en) 2013-10-18 2020-12-01 Good Start Genetics, Inc. Methods for determining carrier status
GB201321123D0 (en) 2013-11-29 2014-01-15 Linea Ab Q Amplification of circular molecules
GB2520765A (en) 2013-12-02 2015-06-03 Vanadis Diagnostics Ab Multiplex detection of nucleic acids
WO2015175530A1 (en) 2014-05-12 2015-11-19 Gore Athurva Methods for detecting aneuploidy
KR102497054B1 (ko) 2014-05-15 2023-02-06 메소 스케일 테크놀러지즈, 엘엘시 개선된 분석 방법
GB201413718D0 (en) 2014-08-01 2014-09-17 Olink Ab Method for selecting a target nucleic acid sequence
GB201413717D0 (en) 2014-08-01 2014-09-17 Olink Ab Method for selecting a target nucleic acid sequence
WO2016040446A1 (en) 2014-09-10 2016-03-17 Good Start Genetics, Inc. Methods for selectively suppressing non-target sequences
CA2999708A1 (en) 2014-09-24 2016-03-31 Good Start Genetics, Inc. Process control for increased robustness of genetic assays
US10066259B2 (en) 2015-01-06 2018-09-04 Good Start Genetics, Inc. Screening for structural variants
ES2788737T3 (es) 2015-09-18 2020-10-22 Vanadis Diagnostics Conjunto de sondas para analizar una muestra de ADN y método para usar el mismo
JP6876785B2 (ja) 2016-07-18 2021-05-26 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 単分子配列決定のための一本鎖環状dnaライブラリーを生成するための方法
GB201621514D0 (en) 2016-12-16 2017-02-01 Q-Linea Ab Padlock probe detection method
EP3601610A1 (en) 2017-03-30 2020-02-05 Pioneer Hi-Bred International, Inc. Methods of identifying and characterizing gene editing variations in nucleic acids
GB201919032D0 (en) 2019-12-20 2020-02-05 Cartana Ab Method of detecting an analyte
GB201919029D0 (en) 2019-12-20 2020-02-05 Cartana Ab Method of detecting an analyte
JP2023526280A (ja) * 2020-05-15 2023-06-21 コーデックス ディーエヌエー インコーポレイテッド ポリヌクレオチド配列のオンデマンド合成

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02191676A (ja) * 1988-10-21 1990-07-27 Toyo Ink Mfg Co Ltd ジスアゾ顔料組成物および印刷インキ組成物
WO2003002107A2 (en) * 2001-06-29 2003-01-09 Ab Science Use of tyrosine kinase inhibitors for treating multiple sclerosis (ms)
JP2003503007A (ja) * 1998-12-23 2003-01-28 プレバン ルクソウ 拡大タグを使用したシークエンシング方法
WO2003012119A2 (en) * 2001-08-03 2003-02-13 Biocyclica Ab Nucleic acid amplification method
EP1350853A1 (en) * 2002-04-05 2003-10-08 ID-Lelystad, Instituut voor Dierhouderij en Diergezondheid B.V. Detection of polymorphisms
WO2003091406A2 (en) * 2002-04-25 2003-11-06 Geneohm Sciences Amplification of dna to produce single-stranded product of defined sequence and length
JP2004113240A (ja) * 2002-09-20 2004-04-15 Bayer Healthcare Llc 二次構造形成の破壊による向上したハイブリダイゼーションアッセイを提供するための二目的プライマーおよびプローブ
WO2004044549A2 (en) * 2002-11-06 2004-05-27 Geneohm Sciences Universal tag assay
JP2004290055A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Toshiba Corp ターゲットの製造方法、標的配列検出方法、ターゲットおよび標的配列検出用アッセイキット

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5882856A (en) 1995-06-07 1999-03-16 Genzyme Corporation Universal primer sequence for multiplex DNA amplification
US5994068A (en) 1997-03-11 1999-11-30 Wisconsin Alumni Research Foundation Nucleic acid indexing
AU3601599A (en) 1998-03-25 1999-10-18 Ulf Landegren Rolling circle replication of padlock probes
EP1124990B1 (en) * 1998-10-27 2006-01-18 Affymetrix, Inc. Complexity management and analysis of genomic dna
US6274320B1 (en) 1999-09-16 2001-08-14 Curagen Corporation Method of sequencing a nucleic acid
US6706476B1 (en) 2000-08-22 2004-03-16 Azign Bioscience A/S Process for amplifying and labeling single stranded cDNA by 5′ ligated adaptor mediated amplification
GB2382137A (en) 2001-11-20 2003-05-21 Mats Gullberg Nucleic acid enrichment
WO2003093504A1 (de) * 2002-05-06 2003-11-13 Noxxon Pharma Ag Verfahren zur amplifikation von nukleinsäuren

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02191676A (ja) * 1988-10-21 1990-07-27 Toyo Ink Mfg Co Ltd ジスアゾ顔料組成物および印刷インキ組成物
JP2003503007A (ja) * 1998-12-23 2003-01-28 プレバン ルクソウ 拡大タグを使用したシークエンシング方法
WO2003002107A2 (en) * 2001-06-29 2003-01-09 Ab Science Use of tyrosine kinase inhibitors for treating multiple sclerosis (ms)
WO2003012119A2 (en) * 2001-08-03 2003-02-13 Biocyclica Ab Nucleic acid amplification method
EP1350853A1 (en) * 2002-04-05 2003-10-08 ID-Lelystad, Instituut voor Dierhouderij en Diergezondheid B.V. Detection of polymorphisms
WO2003091406A2 (en) * 2002-04-25 2003-11-06 Geneohm Sciences Amplification of dna to produce single-stranded product of defined sequence and length
JP2004113240A (ja) * 2002-09-20 2004-04-15 Bayer Healthcare Llc 二次構造形成の破壊による向上したハイブリダイゼーションアッセイを提供するための二目的プライマーおよびプローブ
WO2004044549A2 (en) * 2002-11-06 2004-05-27 Geneohm Sciences Universal tag assay
JP2004290055A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Toshiba Corp ターゲットの製造方法、標的配列検出方法、ターゲットおよび標的配列検出用アッセイキット

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6011010822; Nuc Aci Res., 32[2] (2004 Jan) p.e21 *
JPN6011010824; Nat Biotech., 21[10] (2003) p.1233-1237 *

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533314A (ja) * 2009-07-23 2012-12-27 アジレント・テクノロジーズ・インク 核酸の特異的解析のためのプローブ
JP2016537990A (ja) * 2013-12-02 2016-12-08 バナディス ダイアグノスティクス 核酸プローブ及びゲノム断片検出方法
US10240198B2 (en) 2013-12-02 2019-03-26 Vanadis Diagnostics Nucleic acid probe and method of detecting genomic fragments
JP2019176867A (ja) * 2013-12-02 2019-10-17 バナディス ダイアグノスティクス 核酸プローブ及びゲノム断片検出方法
JP2019216734A (ja) * 2013-12-02 2019-12-26 バナディス ダイアグノスティクス 核酸プローブ及びゲノム断片検出方法
US10731214B2 (en) 2013-12-02 2020-08-04 Vanadis Diagnostics Nucleic acid probe and method of detecting genomic fragments

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005111236A1 (en) 2005-11-24
EP1747285A1 (en) 2007-01-31
JP5140425B2 (ja) 2013-02-06
US7883849B1 (en) 2011-02-08
EP1747285B1 (en) 2016-10-12
SE0401270D0 (sv) 2004-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5140425B2 (ja) 特定の核酸を同時に増幅する方法
US10900068B2 (en) Methods and systems for solution based sequence enrichment
US9745614B2 (en) Reduced representation bisulfite sequencing with diversity adaptors
US8986958B2 (en) Methods for generating target specific probes for solution based capture
EP2880182B1 (en) Recombinase mediated targeted dna enrichment for next generation sequencing
EP3910068A1 (en) Molecular tagging methods and sequencing libraries
CN108707652B (zh) 核酸探针和检测基因组片段的方法
US9206473B2 (en) Methods for rapid production of double-stranded target DNA
WO2016040446A1 (en) Methods for selectively suppressing non-target sequences
EP2334802A1 (en) Methods of generating gene specific libraries
US20040126760A1 (en) Novel compositions and methods for carrying out multple pcr reactions on a single sample
EP2494069B1 (en) Method for detecting balanced chromosomal aberrations in a genome
US20230056763A1 (en) Methods of targeted sequencing
EP1047794A2 (en) Method for the detection or nucleic acid of nucleic acid sequences
WO2020219759A1 (en) Methods and compositions for enrichment of target nucleic acids
WO2001088174A1 (en) Novel compositions and methods for carrying out multiple pcr reactions on a single sample
WO2022007863A1 (zh) 一种靶基因区域快速富集方法
WO2018081666A1 (en) Methods of single dna/rna molecule counting
CN114929896A (zh) 用于多重靶扩增pcr的有效方法和组合物
US10066262B2 (en) Methods for amplification of nucleic acids utilizing hairpin loop or duplex primers
JP4755973B2 (ja) Dna断片を製造する方法およびその適用
Barry Overcoming the challenges of applying target enrichment for translational research
JP2016512696A (ja) アセンブラ配列を利用する断片化された標的核酸の増幅方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110526

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110629

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110706

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110725

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120622

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5140425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250