JP2007537568A - 固形電解燃料電池のためのセル - Google Patents
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Abstract
固形電解燃料電池は2つの双極板(3)、(4)間に位置する電極/膜(5)ユニットを有し、また、ある距離を隔てて双極板を保持するために一方の双極板(4)と電極/膜ユニット(5)との間に配置された少なくとも1つの導電性のクロス部材(6)を有し、電極/膜ユニット(5)は、双極板により画定された領域(10)を、第1のガス(8)の通過のための少なくとも1つのチャンネルと、第2のガス(9)の通過のための少なくとも1つのチャンネルに分割できるように、形状づけられる。燃料電池はセルのスタックから成る。
Description
本発明は、固形電解燃料電池(solid-electrolyte fuel cell)に関する。
固形電解燃料電池は電気を発生させるための電気化学装置であり、反応ガス(reagent gas)を供給される個々のセル(cell;小室)のスタック(stack;積み重ね)により構成され、そこでは、電気の発生及び熱の放出により達成される化学反応が生じる。個々のセルは2つの双極板間に介在する「膜電極組立体」(MEA;membrane electrode assembly)で構成される。膜電極組立体は陽子伝導性のポリマー膜により構成され、この膜は電解質として作用し、20マイクロメートル(μm)ないし200μmの範囲の厚さを有し、2つの多孔性の電極間にクランプされ、各電極は拡散層(紙又は炭素布の基体)上に付着した(プラチナ電気触媒を支持する多孔性炭素の)活性層により構成される。2つの双極板は電気を収集し、反応ガス及び冷却流体を分配するように作用する。
反応ガス(reagent gas)は、第1に、膜電極組立体の第1の側に適用される水素と、第2に、膜電極組立体の他の側に適用される酸素又は空気とを含む。2つの双極板が膜電極組立体と接触するように電気的に接続されると、水素は、アノードとなる対応する双極板により収集される電子と、膜電極組立体を通って拡散する水素イオン(H+)とに分解される。膜電極組立体の他の側に適用される酸素はH+イオン及びカソードとなる関連する双極板により供給される電子と反応し、水を発生させる。このような反応は2つの双極板間の電気接続部を通って流れる電流を発生させる。次いで、電流は種々の目的に使用することができる。反応の熱は双極板内を流れる冷却水により除去される。
周知の例においては、双極板はガス流れチャンネル及び冷却流体流れチャンネルを形成するためにその中に機械加工されたリブを有する厚い黒鉛板により構成される。膜電極組立体は燃料電池のための個々のセルを構成するように2つの双極板間に挟まれる。燃料電池のための複数の個々のセルは燃料電池を形成するように積層(スタック化)される。次いで、2つの隣接する個々のセルの双極板は互いに接触する。黒鉛板の形状及び機械加工の程度は、2つの隣接するセルの双極板間の接触が良好な電気的接触を保証するように均一となるような圧力を有する大きな領域にわたって生じるようなものである。このような技術は、特に5ミリメートル(mm)ないし1センチメートル(cm)程度であるそれぞれの個々のセルにとって必要な厚さのため、高価となり、燃料電池を大型化するという欠点を有する。
この形式の燃料電池の構成のコストを減少させるため、黒鉛板の代わりにステンレス鋼のシートを使用する提案がなされた。このような例においては、ガス流れチャンネル及び冷却回路はステンレス鋼のシートを折り畳むか又はスタンピング加工することにより形成されたリブによって構成される。この技術は先の技術よりも安価であるが、履行が困難であるという欠点を有する。特にその理由は、良好な電気的接触従って燃料電池の良好な効率を得るのに必要なような、複雑な形状のチャンネル及び高精度の寸法のチャンネルを形成するのが困難だからである。
本発明の目的は、黒鉛で作った双極板(bipolar plates)を有する燃料電池の構成よりも一層安価で、双極板を折り畳み及びスタンピング加工により形成されたステンレス鋼で構成したような燃料電池を使用して、良好な寸法的特性従って良好な電気的接触を達成する、固形電解燃料電池のための構成を提案することにより、上述の欠点を克服することである。
この目的のため、本発明は2つの双極板間に位置する膜電極組立体を有する形式の固形電解燃料電池のためのセルを提供し、このセルは、双極板を離間した状態で保持するような方法で、双極板の1つと膜電極組立体との間に位置する少なくとも1つの導電性のスペーサを更に有し、膜電極組立体は、双極板間で画定されたスペーサを、第1のガスを通過させるための少なくとも1つのチャンネルと、第2のガスを通過させるための少なくとも1つのチャンネルとに分割するように、形状づけられる。好ましくは、少なくとも1つのスペーサは冷却流体を受け入れるためのチューブである。
膜電極組立体は,波形とすることができ、少なくとも1つのスペーサは、少なくとも1つのガスがスペーサに平行に流れるのを許容するように、波形部に平行である。少なくとも1つのスペーサはまた、双極板と共働するその面に、ガスのための横方向の通路を提供するように少なくとも1つのくぼみを有し、それによって、第1のガスがスペーサに平行に流れ、第2のガスがスペーサに垂直に流れるのを可能にする。
少なくとも1つのスペーサは、膜電極組立体と共働するその面に、スペーサの下方で横方向の通路を提供するように少なくとも1つのくぼみを有し、活性の膜は、1つのガスがスペーサに平行に流れ、他方のガスがスペーサに垂直に流れるのを可能にするように少なくとも1つのくぼみと共働するような方法で形状づけられる。次いで、膜電極組立体は、膜電極組立体とのガスの接触面積を最大にするような方法でスペーサに平行に延びる空間内で広がるようにスペーサに対して垂直なガスの流れを許容するように、1方向において少なくとも1つのくぼみを有し、垂直方向においてくぼみを有する。好ましくは、膜電極組立体は複数のガス流れチャンネルを生じさせるように形状づけられる。好ましくは、双極板は平坦であり、例えばステンレス鋼のような導電性の金属のそれぞれのシートにより構成される。
本発明はまた本発明の少なくとも1つの燃料電池セルを有し、それと一緒に、その表面に垂直に少なくとも1つの燃料電池セルをクランプする手段を有する固形電解燃料電池を提供し、それによって、双極板とスペーサとセルとの間の接触地点で満足できる電気的接触を提供する。更に、固形電解燃料電池は、例えば、第1のガスが流れるのを許容するチャンネルと、第2のガスが流れるのを許容するチャンネルとを具備する周辺フレームを有することができ、これらのガス流れチャンネルは燃料電池のセルの対応するガス流れ空間内へ開口し、更に、燃料電池のセルの管状スペーサ内へ開口する冷却流体流れチャンネルを有する。
以下、添付図面を参照して非限定的な方法で本発明を一層詳細に説明する。図1は第1の実施の形態における燃料電池の2つの個々のセル1、1´のスタックを示す。ほぼ矩形の固形電解燃料電池の各個々のセル1、1´はスタックにより構成され、このスタックは、個々のセル1の底部から上方に向かって、ステンレス鋼の第1の平坦な板3と;膜電極組立体(MEA)5と;セルの長手方向に延び、2つの隣接するスペーサ間で利用できる空の空間8を残すように離間した相互に平行な管状のスペーサ6と;スペーサ6上に位置するステンレス鋼の第2の平坦な板4とを有する。
各スペーサ6に整合して、膜電極組立体5は対応するスペーサと第1のステンレス鋼の板3との間に挟まれる。2つの隣接するスペーサ6間で、膜電極組立体5はスペーサ6間の空間を2つの空間9、10に分割するように波形にされ、これら2つの空間は膜電極組立体の片側に位置し、活性ガスの流れを許容するように作用する。例として、第1のステンレス鋼の板3と膜電極組立体5との間に位置する空間9は水素ガスを受け取るのに適したチャンネルを構成し、一方、空間10は空気を受け取るのに適したチャンネルを構成する。
チャンネル9内を流れる水素及びチャンネル10内を流れる空気又は空気からの酸素は、膜電極組立体を通して、ステンレス鋼の板3により収集されている水素の分解により発生する電子、及び、水素イオンとステンレス鋼の板4及びスペーサ6を介して膜電極組立体5と接触している酸素とを組み合わせるのに必要な電子と反応する。反対の形状、すなわち、チャンネル9内を流れる水素及びチャンネル8を流れる空気も可能であることを認識すべきである。スペーサ6はチューブであり、例えば水のような冷却流体を運搬する。
個々のセル1に隣接する個々のセル1´は、それ自体第2のステンレス鋼の板5´と接触する膜電極組立体5´に支えられたスペーサ6´上に位置するステンレス鋼の板3と同じ方法で作られる。セル1と同じ方法において、膜電極組立体5は、水素及び空気の両方の流れのための空間9´、10´をスペーサ6´間に画定するように、波形にされる。この構成においては、ステンレス鋼の板3は両方の個々のセル1、1´に対して共通である。
複数の個々のセルが互いに積み重ねられた(スタック化された)とき、ステンレス鋼の板3、3´又は4は隣接するセルの対に対して共通となる。この構成は、ステンレス鋼の板3、3´又は4とスペーサ6又は6´と膜電極組立体5、5´との間の接触がスペーサ6、6´の直線状の側面に沿って生じるという利点を与える。この構成により、特別な平面をなんら必要とすることなく、可撓性のステンレス鋼の板3、3´、4を使用して、良好な電気接触を有する双極板を得ることができる。
膜電極組立体(MEA)は波形部を提供するように予め形成できるか、または、スペーサが適所に配置された後に引き続いて取り外されるジグを使用して、組み立て工程中に波形にすることができる。燃料電池の作動において、膜電極組立体(MEA)の波形部は他方のガスよりも大きな圧力での一方のガスを使用してシェーピングされる。
燃料電池を作るために、上述した種類の複数のセルが一緒に積み重ねられる。こうするため、ステンレス鋼の板が最初に適所に配置され、これに続き、(既に形成された又はジグを使用して形成された)膜電極組立体が配置され、次いで、その上に置かれた第2のステンレス鋼のシートを伴ってスペーサが適所に配置され、このシートの上に別の膜組立体が置かれ、これに続き、スペーサが配置され、次いで、別のステンレス鋼のシートが配置され、以下同様の配置が行われる。
個々のセルのスタックが形成された後、スタックは頂部の閉鎖板と底部の閉鎖板との間に置かれ、スタックはスペーサと双極板との間の限られたレベルの接触圧力を保証するように2つの閉鎖板間でクランプされる。次いで、組立体は、反応ガスを出入りさせるための及び冷却流体を出入りさせるための開口を有するフレーム(図示せず)内に置かれる。各ガスのための及び冷却流体のための出入り(導入及び排出)開口はガス又は流体を流れさせるチャンネルと整合させられる。閉鎖板及びフレームは詳細に説明しない。その理由は、例えば、これらは従来の燃料電池に使用されるものと同じものとすることができ、当業者は困難なくこれらを作る方法を知っているからである。
従って、燃料電池は、黒鉛の板を使用する代わりにステンレス鋼のシートのような安価な材料から形成することができ、厳しい公差を保証するための特殊な手段を使用する必要はない。これは、大幅なコスト節約を達成することを可能にする。燃料電池を作るこの方法はまたステンレス鋼の板のシェーピングに固有の危険性を回避し、スタック内の良好な電気的接触を保証する。この電気的接触の特性はまた燃料電池の効率を増大させるのに役立つ。
最後に、各セルの厚さを減少させることができるため、かなりの小型化を達成できる。従来既知の例と比べ、一層薄いステンレス鋼のシートを使用することが可能であり、それによって、セルの厚さを約5%減少させることができる。ガスと膜電極組立体との間の接触面積は増大し、それによって、燃料電池の比電力を増大させる。最後に、スペーサに平行な個々のセルの縁部において、膜電極組立体はステンレス鋼のシートに対して平坦化することができ、それによって、ガスケット機能を提供することが可能になる。
図2に示す第2の実施の形態においては、個々のセルは、長手方向において波形にされた膜電極組立体15をその上に有するステンレス鋼の板13により、及び、第1のステンレス鋼の板13に接触する膜電極組立体の部分上に置かれたスペーサ16上に位置する第2の平坦なステンレス鋼の板14により、上述のように構成される。各スペーサ16は第2のステンレス鋼の板14に接触するようになるその面に設けられたくぼみ17を有する。膜電極組立体15は、2つの平坦なステンレス鋼の板13、14間に位置する空間をガス流れ空間18、19に分割する。
平坦な板13と膜電極組立体15との間に位置する空間18は、スペーサ16に平行に延び、スペーサ16に平行な矢印G1で示す方向でのガスの流れを許容するチャンネルである。膜電極組立体15により、2つの隣接するスペーサにより、及び第2のステンレス鋼の板16により画定される空間19はくぼみ17を介して互いに連通する。その結果、第2のガスは第1のガスの流れ方向に対して垂直な矢印G2で示す方向に流れることができる。この構成は、各ガスのための出入り手段を明確に分離するという利点を有する。
図3に示す第3の実施の形態においては、個々のセルは、図4に示す形状を有する膜電極組立体25をその上に配置したステンレス鋼の第1の平坦な板23により構成される。複数の相互に平行な管状のスペーサ26は膜電極組立体25上に位置する。ステンレス鋼の第2の平坦な板24は管状のスペーサ26上に位置する。図4に示す膜電極組立体25は、膜電極組立体25の第1の方向に平行な第1の一連の長手方向のくぼみ20及び第1の方向に垂直な膜電極組立体の第2の方向に平行に横断方向に延びる第2の一連のくぼみ21により構成される格子構造体を有するように形状づけられる。
第1の一連のくぼみ20のくぼみは膜電極組立体の全長にわたって延びるが、各くぼみは両端で閉じられる。横断方向のくぼみ21は長手方向のくぼみ20よりも小さな高さを有し、膜電極組立体の全幅にわたって延び、膜電極組立体の縁部で開口する。スペーサ26は膜電極組立体の横断方向のくぼみ21に対して補足的な形状のくぼみ27を含む。その結果、膜電極組立体25の2つの長手方向のくぼみ20間に位置するスペーサ26は膜電極組立体の横断方向のくぼみ21に嵌合し、これらの横断方向のくぼみ21が矢印G2で示す横断方向のガスを通過させることができるようにする。
この実施の形態においては、2つのスペーサ26間で空の空間が存在し、膜電極組立体25及び第2のステンレス鋼の板24は矢印G1で示す方向にガスが流れるのを許容する。膜電極組立体の横断方向のくぼみ21と底部のステンレス鋼の板23との間で利用できる空間は第1の方向に垂直な方向G2において第2のガスを通過させるための横方向の流れチャンネル29を構成する。上述の実施の形態におけるように、この構成は、第1のガスのための出入り(導入及び排出)地点が第2のガスのための導入又は排出地点から分離されるのを可能にするという利点を有する。
更に、横断方向のチャンネル29内を流れるガスが長手方向のチャンネル20の下で広がることができるので、膜電極組立体とのガスの接触面積が最大となる。この構成においては、ガスの一方は矢印G1に対応する方向にほぼ直線状のチャンネル内を流れ、一方、第2のガスは端デッドゾーンを含む流れ空間内を流れる。その結果、ほぼ直線状のチャンネルに、水を形成するように反応するガス即ち空気、一層一般的には酸素を含むガスを供給するのが好ましい。次いで、デッド端部を含む形状を有するチャンネルには水素ガスが供給される。
上述の3つの実施の形態においては、燃料電池内での任意の1つの個々のセルの電極組立体はステンレス鋼の単一の平坦な板と一組のスペーサとの間に挟まれる。換言すれば、すべてのスペーサは膜電極組立体の同じ面上に存在する。しかし、他の構成を想定することができ、例えば、膜電極組立体は第1のステンレス鋼の板とひとつおきのスペーサとの間及び第2のステンレス鋼の板と中間のスペーサとの間の双方に挟むことができる。
膜電極組立体の特定の形状及びスペーサと平坦なステンレス鋼の板との間で膜電極組立体をクランプする方法が何であろうと、燃料電池を形成するように個々のセルのスタックを作ることが可能である。スタックは、膜電極組立体及びスペーサを第1のステンレス鋼の板上に配置し、次いで、これを第2の平坦なステンレス鋼の板で覆い、次いで、膜電極組立体及びスペーサを第2の平坦なステンレス鋼の板上に再度配置し、これを第3の平坦なステンレス鋼の板で覆い、以下これを繰り返すことにより、得られる。
出来上がったスタックは2つの閉鎖板間に配置され、スペーサと膜電極組立体との間で、平坦なステンレス鋼の板間の満足できる電気的接触を保証するように閉鎖板間でクランプされる。接触を満足できるようなものにするためには、適当な可撓性を提供するのに十分なほど平坦なステンレス鋼の板を薄くするだけで十分である。
個々のセルのスタックの一例を図5に概略的に示し、図5では、個々のセルのスタックの1/4のみを示す。この例においては、個々のセル30はクランプ手段(図示せず)により2つの端板31、32間でクランプされ、この手段は任意の形式のものとすることができ、その提供方法は当業者に知られているものである。個々のセルは、上述のように、交差する経路に沿って流体の流れを許容するような形式のものである。個々のセルのスタックの側面は4つの側板(その2つのみを図で部分的に示す)により構成される。
これらの側板は、第1に、スペーサ36に平行で、第1のガスのために流れチャンネル40内へ開口する穴39を備えた板33を有し、第2に、板33に垂直で、それに沿って冷却流体を流れさせることができるようにスペーサ36の内部に開口する穴3と、第2の反応ガスの流れを可能にするために個々のセルのチャンネル38内へ開口する穴35とを備えた板34を有する。図示の実施の形態においては、スペーサ36は側板34に固定される。しかし、このような形状は必須ではない。組立体は組立てられ、当業者により作り方が知られているガスケット(図示せず)によりシールが提供される。
燃料電池は閉じることができ、各流体のための流れチャンネルへ反応ガス及び冷却流体を運ぶことができ、ガス及び流体を収集することができる任意の構成を使用できることを理解されたい。
Claims (10)
- 2つの双極板(3、3´、4、13、14、23、24)間に位置する膜電極組立体(5、5´、15、25)を有する形式の固形電解燃料電池のためのセルであって、
双極板を離間した状態で保持するように、双極板(3、4、14,24)の1つと膜電極組立体(5、5´、15、25)との間に位置する少なくとも1つの導電性のスペーサ(6、6´、16、26)を更に有し;
膜電極組立体(5、5´、15、25)が、双極板間に画定される空間(10、10´)を、第1のガス(8、8´、18、28)を通過させるための少なくとも1つのチャンネルと、第2のガス(9、9´、19、29)を通過させるための少なくとも1つのチャンネルとに分割するように、形状づけられることを特徴とする燃料電池セル。 - 少なくとも1つのスペーサ(6、6´、16、26)が冷却流体を受け入れるためのチューブであることを特徴とする請求項1の燃料電池セル。
- 膜電極組立体(5、5´)が波形をしており、少なくとも1つのスペーサ(6、6´)は、少なくとも1つのガスがスペーサ(6、6´)に平行に流れるのを許容するように、波形部に平行となっていることを特徴とする請求項1又は2の燃料電池セル。
- 少なくとも1つのスペーサ(16)が、双極板(14)と共働するその一面に、ガスがスペーサ(16)に垂直に流れるのを可能にするように少なくとも1つのくぼみ(17)を有することを特徴とする請求項1の燃料電池セル。
- 少なくとも1つのスペーサ(26)が、膜電極組立体(25)と共働するその一面に、少なくとも1つのスペーサ(26)の下方で横方向の流れチャンネル(29)を提供するための少なくとも1つのくぼみ(27)を有し、活性の膜(25)は、1つのガスが少なくとも1つのスペーサ(26)に平行に流れるのを可能にし、かつ、他のガスが少なくとも1つのスペーサ(26)に垂直に流れるのを可能にするように、形状づけられることを特徴とする請求項1又は2の燃料電池セル。
- 活性の膜(25)が、膜電極組立体とのガスの接触面積を最大にするために少なくとも1つのスペーサ(26)に平行に延びる空間内で広がるように少なくとも1つのスペーサ(26)に対して垂直なガスの流れを許容するように、1方向において少なくとも1つの長手方向のくぼみ(20)を有し、垂直方向において少なくとも1つの横断方向のくぼみ(21)を有することを特徴とする請求項5の燃料電池セル。
- 膜電極組立体(5、5´、15、25)が複数のガス流れチャンネルを形成するように形状づけられることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの燃料電池セル。
- 双極板(3、3´、4、13、14、23、24)が平面であり、ステンレス鋼のような導電性の金属のそれぞれのシートにより構成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの燃料電池セル。
- 固形電解燃料電池であって、
双極板とスペーサとセルとの間の接触地点で満足できる電気的接触を提供するように、請求項1ないし8のいずれかの少なくとも1つの燃料電池セルと、少なくとも1つの燃料電池セルをその表面に垂直にクランプする手段とを有することを特徴とする固形電解燃料電池。 - 第1のガスの流れを許容するチャンネルと、第2のガスの流れを許容するチャンネルとを具備する周辺フレームを更に備え、ガス流れチャンネルが燃料電池のセルの対応するガス流れ空間内に開口しており、また、冷却流体流れチャンネルが燃料電池のセルの管状のスペーサ内へ開口していることを特徴とする請求項9の固形電解燃料電池。
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