JP2007533289A - 地絡回路のための方法および安全装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、家電などの器具を使用する間に漏れ電流から人を保護するための方法および装置(1)に関する。装置(1)は、通常開である差動スイッチ(20)、漏れ電流に比例した信号を生成する差動電流変圧器(39)、および論理合成ユニット(50)を備える。論理合成ユニット(50)は差動電流変圧器(39)に接続され、前記信号を取得するとともに、リミット値より大きな信号が取得される危険状態になるまでスイッチ(20)の閉状態を維持する。

Description

本発明は、漏れ電流に対する保護方法およびその実施のための装置に関する。
電力回路網によって給電され人に直接触れやすい装置を使用する場合、常に電撃(fulguration)の危険性が高いことが知られている。このため、安全基準は保護差動回路遮断器を規定している。
通常、単相システムでは、電気装置(すなわち一般には負荷)は、公共の電力回路網(幹線とも呼ばれる)によって2本の電線を介して給電される。2本の一方は「活き」線または「電力」線(phase wire)と呼ばれ、他方は「中性」線と呼ばれる。通常、電力会社は配電キャビン近くで中性線を接地する。
家庭での傷害の一般的なものは、人が電力回路網から給電される装置を使用するとき、入浴中または水たまりの近くで起こる。水が経路になって、「活き」線からアースに、漏れ電流または地絡と呼ばれる電流が流れる。この漏れ電流が人体を通って流れると電撃になり得る。人がアースへの導電性表面に触れるかその上に立っているとき「活き」線に触れると、同じことが起こる。
接地事故回路遮断器すなわちGFCIと呼ばれるこのような危険事象向けの民生用保護回路は、差動電流変圧器を備える。その1次巻線は活き線および中性線によって形成され、2次巻線は増幅段に接続される。活き線の電流が負荷に達し、アースへの漏れなしに中性線を通って戻る場合、前記変圧器のコアには2次電流を誘起する起磁力は生じない。
一方、電流が漏れる場合、活き線電流と中性線電流の差に比例した電流が2次巻線に生成される。この信号は増幅され、次いで適切な安全上の閾値と比較され、それを上回ると継電器(または回路遮断器)がトリップして、活き線および中性線を負荷から切り離す。
これらの装置は家屋の電気系統を全体的に保護するので、システムに必然的に流れる小さな寄生漏れ電流を無視するように、感度が30mAに制限されている。
電気器具または手工具を、ある状況で、すなわち湿気がある状態で、または導管や衛生器具などの水設備と接触する可能性があるときに使用する場合は、安全上の理由から、電力回路網に接続するプラグ内に実装することができる、より高感度の保護回路に頼るのが望ましい。この場合、3mAまたはさらに小さな電流にまで感応する装置さえ実現可能である。
電極が患者に接触する電気医療用途では、危険電流のレベルは様々な要素および基準に依存し、保護回路には最大3mAの閾値が要求される。しかし、保護回路のトリップ時間では危険事象が起こり得る以前の電流遮断が保証されない場合、1mA未満の電流でも危険の可能性がある。
このような高感度の場合、保護回路は作業者の安全を保証することができるが、それはこの保護回路が適切に作動する場合に限られる。現在使用されている従来の器具には、回路の適切な動作のチェックを可能にするためにテスト押しボタンが設けられており、これを押すと回路感度よりわずかに大きな漏れ電流がシミュレートされて、保護回路をトリップさせる。しかし、ユーザにチェックの負担が残され、ユーザは、毎回器具を幹線に接続してテストボタンを押し、トリップ後に回路を再起動しなければならない。
最大の信頼性を保証するためには、保護システムはユーザによる手動操作に頼るべきではない。
現況技術では、いくつかの解決方法が開示されている。
地絡保護を組み込んだ回路遮断器が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このような保護は、保護回路自体の確実な作動をテストするための試験回路をさらに備える。しかし、このような試験回路はテストボタンで作動可能になるものである。
アーク障害保護をテストするための電流波形を生成するシステムが開示され(例えば、特許文献2参照。)、差動変圧器の2次電流を検出しそれをマイクロプロセッサ自体に格納された閾値と比較するマイクロプロセッサの使用が簡単に記載されている。検出された電流がこの閾値より大きい場合、マイクロプロセッサは、継電器をトリップさせるとともに幹線との接続を遮断する信号を送る。
しかし、マイクロプロセッサとその関連回路がどのようにこの機能を実施するかについて詳細が示されていない。また、マイクロプロセッサによって実施される他の機能についても記載がない。
幹線から負荷への電流の流れを制御するための回路遮断器が言及されている(例えば、特許文献3参照。)。マイクロプロセッサは、この電流の流れをマイクロプロセッサ内部に格納された、かつ/または格納され得る動作パラメータと比較し、回路遮断器用の制御信号を生成するために使用される。マイクロプロセッサが適切に動作するかテストするのは近隣の回路のみであり、保護システム全体ではない。さらに、システムのための較正段階が存在しない。
自動的にGFCIをテストするための電子回路が言及されている(例えば、特許文献4参照。)。この発明の重要な特徴は、それが既に実現されているGFCIと結合されるか、またはGFCIの基本要素を備えなければならないということである。
周期的に、人工の漏れ電流がマイクロコントローラによって生成され、GFCIによって生成された信号が調べられる。これらの信号が正常な場合にはテストが終了し、そうでなければ、GFCIによって制御された負荷が、このシステムに必然的に付加されるべき第2の回路遮断器をトリップさせることにより幹線から切り離される。
この解決方法の難点は、過度の回路冗長性である。というのは、GFCIが既に有しているはずの機能、すなわち非効率の自動検出によって複雑になるからである。さらに、この発明が適用されるGFCI回路構成は公知のアプリオリなものと考えられ、必ずしもアクセスがそれほど簡単とは限らない電圧サンプリング用の重要ノードを確定するために、一方では配線およびシステム費用が増加する。回路構成が異なる場合は、この発明によるシステムは完全に設計し直さなければならない。
米国特許第5982593号明細書 米国特許第6426632号明細書 米国特許第5875087号明細書 米国特許第6262871号明細書
したがって、現況技術では、以下の点を同時に満たすGFCIは存在しない。
− 完全に自動的で、手動操作を必要としない。
− 漏れ電流に対する感度が高い。
− サイズが小さく、どんなプラグ、ソケットまたは分流器要素中にも実装されるようにコンパクトである。
− 安全な動作のために、GFCIの電源投入時の初期化段階中、または負荷に電力を供給した後、周期的に自己試験を行う機能を備える。
− ユーザにその故障のタイプを示す。
− 保護が適切で効率良く作動していることをチェックした後に初めて幹線による電力供給を可能にする。
− 漏れ電流検出回路の較正中、そのような検出回路の作動とは独立に動作し、そのドリフトおよびオフセットを補償することができる。
− 危険な漏れ電流を検出すると幹線から負荷を切り離し、電力供給を再確立するためにユーザの手動操作を要求する。
本発明の一般的な目的は、上述のすべての特徴を備えるGFCIを提供することである。
添付の特許請求の範囲に従ってGFCIが実現されると、上記の目的は達成される。
本発明によるGFCIのすべての利点は、好ましいものであるが唯一ではない実施形態の説明から、より容易かつ明らかに理解されよう。以下に添付図面を参照して、その実施形態を単に非限定的な例として示す
次に、本発明を、家庭用電気製品、すなわちヘアドライヤについて説明するが、本発明は、工具、工場の機械、または他の電気器具に信頼性のあるGFCIを装備するためなど、他の用途にも関するものであることが当業者には明白である。
ある特定の実施形態では、これが本発明に対する制限と見なしてはならないが、GFCIはヘアドライヤの電力供給ケーブルの端のプラグに組み込まれる。ただし、本発明のGFCIを、ヘアドライヤまたは別の家庭電気装置のプラグをソケットに差し込む壁ソケット中に組み込んでも、同等に有利な解決方法を得ることができる。
図1を参照すると、本発明によるGFCI1のブロック図が記載されており、単相の電力回路網すなわち幹線が10で示されている。活き線12および接地された中性線14が、回路網10を継電器20の切り離し可能な接点22a、22bに接続する。他のタイプの制御されたスイッチ(または回路遮断器)、すなわち半導体装置を使用してもよい。継電器20が通電すると前記接点22a、22bが2つの端子24a、24bに接触する。これらの端子からは、2本の導線12a、12bが引き回されてヘアドライヤ16の端子に接続される。
導線12、14は、導線12、14自体の中の漏れ電流検出回路(この場合は公知の技術でトロイダルコア上に実現された差動電流変圧器30)に包まれている。前記変圧器の1次巻線は導線12、14で得られ、一方、2次側は概略的に32で示された同じトロイド上の別の巻線によって実現される。直流の漏れ電流を検出するには、例えば電流プローブ、またはLEM製品を使用してもよい。
テスト用発電回路40は、2本の導線42、44によって、前記導線12、14を分流する。回路40の機能は、以下により良く説明するように、導線42、44を流れ、したがって導線12、14を流れる正確に分かっている電流を意図的に誘起することである。この電流が変圧器30の差動成分であるため、変圧器30はこの記電流を検出して、それに比例する振幅を有する2次信号を生成することになる。
以下で明らかにするように、この信号は論理合成ユニット(logic elaboration unit)50によって取得(またはサンプリング)され、2次側32は増幅段を介してユニット50とインターフェースされる。論理合成ユニット50は、テスト用発電回路40および継電器20にもインターフェースされ、それぞれにコントロール信号および/または許可信号を、結線36および38を介して送る。また、この論理合成ユニット50は、少なくとも2進演算を行う演算モジュール、RAM、ROM、およびA/D変換器(すべて図示せず)を備える。
図2を参照して、本発明によるGFCI1の詳細な回路図を説明する。図1中の該当部分と同じ参照番号が使用されている。
具体的には、単相電力回路網10は、2つのヒューズ11を介して、継電器20の分離可能な接点22a、22bに達する導線12および14に接続されている。継電器20のコイル21が通電すると前記接点22a、22bは2つの端子24a、24bに接触する。これらの端子からは、2本の導線12a、12bが引き回されてヘアドライヤ16の端子に接続される。
本発明のこの実施形態の構成要素は、ヘアドライヤ16の電源プラグ55の内部に好都合に収容される。電源プラグ55は、図2中の破線内に概略的に示されている。
この図から分かるように、テスト用発電回路40(破線の内部に示される)に接続された導線41、42ならびに導線45が電力回路網10の導線12、14を分流する。
破線の内部に示された抵抗−コンデンサ引込み回路46が導線45に接続され、導線44を介して電力回路網10に直接接続されている整流ブリッジ47に達する。前記ブリッジ47の出力は、電解コンデンサ48によってフィルタリングされ、ツェナーダイオード49によってこの実施形態では30Vに均される。この電圧はGFCI1の第1の電源である。コンデンサ48のプラス端子は、導線200を介して2つのPNPトランジスタ60、70のエミッタに接続され、マイナス端子は、GFCI回路1用のアースを構成する導線100に接続される。このアースを以下アース100という名前で呼ぶことにする。トランジスタ60のエミッタとベースの間に抵抗61が設けられ、このベースは制限抵抗62を介してNPNトランジスタ80のコレクタに接続され、NPNトランジスタ80のエミッタはアース100に接続され、ベースはバイアス抵抗63および導線38を介して論理演算ユニット50の出力ピンに接続されている。そのようなユニットとして、例えばモトローラのマイクロコントローラMC908Q2を使用することができる。トランジスタ60のコレクタに、フリーホイーリングダイオード64のカソード、トランジスタ70のベースにバイアスをかける抵抗65、および継電器20のコイル21の端子が接続されている。フリーホイーリングダイオード64のアノードはアース100に接続されている。コイル21の別の端子は、電圧調整ツェナーダイオード92とフィルタリングコンデンサ91の並列接続部に引き回され、フィルタリングコンデンサ91のマイナス端子はアース100に接続され、プラス端子は導線110に接続されて第2の供給電圧(この場合5.1V)のプラス側を形成する。第2の供給電圧が論理演算ユニット50および演算増幅器90(例えばLPV321)に供給される。トランジスタ70のコレクタ電流は、制限抵抗71を介して前記導線110に達する。トランジスタ70にはミラーコンデンサ72が付与されている。
増幅器90の出力90uは、ユニット50の入力ピンおよびスター接続されたフィードバック抵抗74、75、76の両方に接続されている。フィードバック抵抗74、75、76のうち直列接続された最初の2つの抵抗が増幅器90の非反転のピンに接続され、3番目の抵抗によって、抵抗74、75の共通ノードが5.1Vの第2の供給電圧を分流する抵抗分割器に結合されている。
この分割器は、直列接続された2つの等しい抵抗76、77によって形成され、その共通ノードに抵抗76の端子が接続されている。2つのバイパスコンデンサ78、79が、それぞれ抵抗76、77に並列に設けられている。
増幅器90の反転入力端には直列接続された抵抗82とデカップリングコンデンサ83が、非反転入力端には抵抗84が、それぞれ接続されている。これらの構成要素のグループは、変圧器30の2次側32から来る2本の導線32a、32bに直列に接続された負荷抵抗85の両端の電圧を検出する。負荷抵抗85の端子も、抵抗76、77によって形成された分割器の出力に接続されている。
テスト用発電回路40の以下の構成要素が、破線で囲まれグループ化されている。トライアック88のアノードは、精密テスト抵抗86によって導線42を介して導線12に接続され、カソードは、導線44を介して導線14に接続されている。抵抗86は、前記抵抗86中を流れる電流が導線44および14を通って回路網10に戻るが変圧器30のトロイダルコアを通って流れることのないように、変圧器30の下流のノードで導線12を分流する。実際には、導線44は変圧器30の上流で導線12と接触する。変圧器30が抵抗86中を流れる電流を検出するだけでよいので、導線が他の位置にあることも同様に可能である。前記抵抗86と並列に別の補償抵抗87が設けられ、これが代わりに導線12を変圧器30の上流で導線41を介して分流する。前記トライアック88のゲートとカソードの間に、抵抗89が設けられている。前記ゲートに、直列接続された抵抗101とダイオード104、ならびに直列接続された抵抗103とダイオード102が接続され、ダイオード102のアノードは前記ゲートの方へ向いている。前記ダイオード104と103は逆並列接続されている。NPNトランジスタ105のコレクタは抵抗103に接続され、エミッタはアース100に接続され、ベースはユニット50の出力ピンから給電される抵抗106によってバイアスされる。この出力ピンには、抵抗101と直列接続されたダイオード104のアノードも接続されている。
論理演算ユニット50の2本のピンが、2つの直列抵抗111、113を介して、それぞれ発光ダイオード112、114に給電する。論理演算ユニット50は、前記発光ダイオードを駆動することによって、GFCI 1のユーザに視覚的な警告または信号を提供することができる。これらの警告を強調するために、発光ダイオード112は緑色であり、発光ダイオード114は赤色である。ブザーまたは同様のものなど、音による警告の使用も考えられる。
直列接続された2つの抵抗28、29が分割器を形成している。分割器は一端がアース100に、他端が引込み抵抗46に直列に接続され、回路網10の周波数の矩形波電圧をユニット50のピンに供給する。このユニット50は、この矩形波で電力線の周期(50Hzの幹線では20ミリ秒。60Hzの幹線では16.66ミリ秒)をカウントすることにより、内部タイミングに使用する。内部タイミングの別の供給源は、ユニット50のクロックから再生され除数によって適切にスケールダウンされた矩形波信号でもよい。
ここで、ユーザがソケットにプラグ55を接続する初期設定から、安全にヘアドライヤ16を使用する定常状態までの、GFCI1の動作の段階を説明する。これらの段階は以下の通りである。
I.ユーザはプラグ55を関連するソケットに挿入する。継電器20は常時開であり、通電しておらず、ヘアドライヤ16は電力回路網10に接続されていない。したがって、ヘアドライヤ16は作動していない。ダイオードブリッジ47によってコンデンサ48が充電され、その端子間の電圧は、ツェナーダイオード49の降伏電圧に達すると安定する。トランジスタ60は、トランジスタ80によるバイアスがかかっていないのでオフであり、トランジスタ80もまた、ユニット50による抵抗63を介してベースにバイアスがかけられていないのでオフである。その代わりに、トランジスタ70は、抵抗65、継電器20のコイル21、およびツェナーダイオード92を通るベース電流用の電流経路によって飽和状態にある。このベース電流は小さすぎるので、継電器20は励磁されない。トランジスタ70が飽和状態にあるので、抵抗71を介してツェナーダイオード92に給電され、ツェナーダイオード92の電圧がコンデンサ91によってフィルタリングされ、演算増幅器90および論理演算ユニット50に給電する。
II.ヘアドライヤ16に電流が流れておらず、したがって変圧器30の1次巻線中にも電流が流れないので、変圧器30の2次側にも電流が流れず、その結果抵抗85の両端間には電圧がかかっていない。したがって、増幅器90の出力電圧90uは、抵抗78、79によって形成された分割器によって設定される増幅器90の電源電圧の約半分の定常値を維持する。ユニット50は、内蔵のA/D(この実施形態では8ビット)変換器によって増幅器90の出力電圧90uの連続した収集(サンプリング)を行い、内蔵の演算モジュールで65536(216)点のサンプルの平均をとる。この動作の実行には1秒未満の時間しか必要でない。前記平均値は、127、すなわちフルスケールの半分でなければならず、許容差を考慮して偏差は上下3ビットである。そのような値は、抵抗76、77によって形成された分割器が供給電圧の半分に等しい公称電圧を出力するときに得られる。得られた値がこの範囲から外れる場合、段階IIを最初から繰り返し、そうでなければ次の段階IIIに進む。この段階では、発光ダイオード112、114は両方ともオンである。
III.ユニット50は、段階IIで得た平均値を格納し、段階IIと同様に、増幅器90の出力電圧90uをさらに65536回サンプリングしてその平均値を計算する。得られた平均値は、先の平均値と最大でも1ビットの差で等しくなければならず、そうでなければ、システムは再び段階IIへジャンプする。これにより、第2の供給電圧が安定しており、A/D変換器が適切に作動していることが保証される。この段階で計算された平均値は、ユニット50の内部に格納され、A/D変換器用ゼロ基準値と見なされる。発光ダイオード112、114は引き続きオンである。
IV.ユニット50は、増幅器90の出力電圧90uを取得する通常モードに入る。増幅器90の出力電圧90uのサンプル値と段階IIIで格納したゼロ基準値の差の絶対値が計算される。これらの処理されたすべての値のうちから最大値が格納され、回路網10の数周期分の遅延の後、ユニット50は、最大値が2未満、すなわちA/D変換において最小有効ビットしか変化しないということを確認する。これによって、システムのノイズがGFCI1の動作を邪魔しない程十分に低いことが保証される。この条件が満たされない場合、ユニット50は再び段階Iにジャンプする。この段階中、発光ダイオード112、114は両方とも点滅する。
V.ユニット50は、導線36に正電圧のバイアスをかけ、抵抗106でトランジスタ105にバイアスをかけて飽和状態にする。トライアック88のゲートは、直列接続されたダイオード104と抵抗101によって、導線12上の回路網10の電圧が正の半波中は正のバイアスがかけられる。一方、負の半波中は、トライアック88のバイアス電流の経路は、ダイオード102、抵抗103およびトランジスタ105から成る。どちらの場合でも、抵抗89を通って電流が流れ、トライアック88はオンである。
VI.このトライアック88のオン状態は回路網10の電圧の2周期の間維持される。トライアック88がオンのとき、非常に精密な抵抗値のテスト抵抗86が変圧器30用の差動電流の流れを発生させ、変圧器30がこれを検出して2次側32に電流を誘起し、それによって抵抗85の両端に電圧を生成する。この交流電圧は演算増幅器90によって増幅され、その出力90uに与えられる。前の段階と同様に、ユニット50は内蔵A/D変換器でこの電圧信号をサンプリングし、デジタル量に変換して、その最大値を格納する。次いで、ユニット50は、前記最大値があらかじめユニット50のROMに格納された上閾値と下閾値の間に含まれることを確認する。これは、差動電流を検出するための回路全体が適正に作動しており、許容できる感度を有することを保証するためである。前記最大のサンプル値が低すぎる場合、緑色発光ダイオード112が短時間点滅し、システムは段階IIから再スタートする。前記最大のサンプル値が高すぎる場合、赤色発光ダイオード114が点滅し、やはりシステムは段階IIから再スタートする。前記最大のサンプル値が許容できる場合、この値はGFCI1によって与えられたテスト値として格納され、次の段階VIIに進む。
VII.ここでユニット50は、導線38に正電圧のバイアスをかけ、抵抗63でトランジスタ80にバイアスをかけて飽和状態にする。この時点で、第1の30V電源から抵抗61、62を通って、アース100まで電流が流れることができる。それによって、トランジスタ60が飽和状態になり、継電器20のコイル21が第1の電源から給電される。継電器20を励磁するのに十分な大きさの電流がコイル21に流れることができる。それによって、ヘアドライヤ16は回路網10に接続され使用可能になる。同時に、ユニット50は緑色発光ダイオード112をずっとオンにし、赤色発光ダイオード114をオフにする。
VIII.ユニット50は、継電器20を励磁し、それによってヘアドライヤ16を回路網10から給電した後に、前の段階と同様に、演算増幅器90の出力電圧90uの監視を続ける。具体的には、前記ユニット50は、前記出力電圧90uをA/D変換器でデジタル値へ変換した後に、ゼロ値からその最大値を引き、次いでその係数(または絶対値)を計算して、実際の漏れ電流の最大値を得る。この最大値がリミット値(この場合は段階VIの最後に格納された値、すなわちテスト値)より大きい場合、ユニット50は、連続10回すなわち10回のデータ収集(約0.lmsで作成される)より長い時間、抵抗38から電圧を除去し、それによって継電器20をトリップさせて、ヘアドライヤ16を回路網10から切り離す。論理演算ユニット50は赤色発光ダイオード114を点滅させて危険状態を知らせる。この危険状態では、GFCI1はロックされたままであり、それによって継電器20のさらなる励磁を防ぎ、再度オフ、オンと切り替えることによってのみ再び作動させることができる。このことは、この場合、ユーザが壁ソケットからプラグ55を抜いて切り離し、GFCI 1をトリップさせる障害を解除し、再びプラグ55を接続しなければならないことを意味する。その時点で、GFCI1は前述の段階Iから作動を開始することになる。
段階VIIIの間、すなわちヘアドライヤ16が給電されているとき、GFCI1の良好な作動を確認するために、段階VおよびVIにおけるようなテスト処置を周期的に行うことができる。この場合、テストの間、すなわち段階VおよびVIで説明された動作が行われるとき、ユーザの安全性を何とかして保証するために、継電器20をトリップさせないために必要な演算増幅器90の出力90uの許容できる最大値、すなわちリミット値を2倍にする。
以上の説明により、本発明の別の利点が、すなわちテスト抵抗86の値を変更することによってGFCI1の動作閾値を容易に設定できることにあることは明白である。比較のための閾値が、ユニット50の内部にアプリオリに格納された固定値ではなく、初期化段階中にGFCI1によって実際に検出されなければならないプリセット電流の結果であるので、GFCI1は、実際には動作閾値がGFCI1用には低すぎるかどうかチェックされることさえ保証する。その場合、実際には、給電されるはずの負荷は分離されたままということになる。
本発明の別の利点は、上述の保護に、短絡回路またはアーク障害の保護のような他のタイプの有効な保護を容易に付加できることにある。
短絡回路状態は、図2において導線12aと導線12bがたとえ一時的であっても接触するか、または、例えば人が導線12aおよび12bに触れて負荷が極めて低いインピーダンス値に達するときに起こる。この時点で、大電流が導線12aおよび12bを通って流れることになり、これも致命的である。ヒューズ11(図2参照)では急速なトリップ動作は保証されない。
この不具合は、図3に示す本発明の変形形態を実現することにより克服することができる。図3には追加構成要素に関する数字が示されており、回路の残りの部分は以前に説明されたものと同じである。
この変形形態では、導線14に変流器300を挿入することにより、短絡電流に対する保護が付加されている。
変流器300は、同様に導線12に挿入してもよく、または継電器20の下流でもよい。そのような変流器300の1次巻線は導線14それ自体であり、センタータップのある2次側は2次巻線330によって実現される。センタータップは、非常に低い値の抵抗111a(数オーム)の端子に接続され、抵抗111aの別の端子には2つのダイオード310、311のアノードが接続され、2つのダイオードのカソードは変流器300の2次巻線の両端子に接続されている。
図2では発光ダイオード112に直接接続されていた抵抗111は、この場合はダイオード310とダイオード312のカソードが結合するノードに接続されている。導線320が、変流器300の2次側330のセンタータップと発光ダイオード112を接続し、発光ダイオード112には相対的に高い値(約10kΩ)の抵抗111bが並列に付加されている。
したがって、変流器300の2次巻線330の電圧が発光ダイオード310および発光ダイオード311によって整流されるので、抵抗111aの両端に、導線14に流れ込む電流に比例した脈動信号(pulsing signal)が供給されることになることが理解されよう。
回路の動作は以下の通りである。抵抗111が接続されるユニット50のピン(A0と定義される)は、初期化中に出力ピンとして使用され、既に説明したように抵抗111および抵抗111aを介して赤色発光ダイオード112を駆動する。一方、抵抗111bは発光ダイオード112の動作に影響を及ぼさない。初期化段階の最後に、赤色発光ダイオード112はオフになり、ユニット50のA0ピンは、ユニット50内蔵プログラムの適切な命令により、アナログの入力端になる。
そのとき、前記A0ピンは、印加される電圧をA/D変換器にサンプリングさせることができ、したがって変流器300によって負荷に供給される電流を間接的に測定することができる。ユニット50は、導線14を流れる電流が既定の閾値を越える場合には、既に説明したのと同様にして、スイッチ(継電器)20を確実に切り離し、それによって短絡回路保護を保証する。
本発明による装置の第2の変形形態を図4に示す。これは第1の変形形態とほとんど同じであり、簡単にするために新しい数字だけが示してある。回路の残りの部分は、以前に説明したものと同じである。
負荷に接続された導線12bに変流器3001が挿入されている。変流器3001の挿入は、導線14b、またはスイッチ(継電器)20の上流でもよい。変流器3001の1次巻線は導線12bによって実現され、2次側は2次巻線3301で実現される。
非常に低い値(数オーム)の抵抗1111aが、2次巻線3301の両端子を接続する。図2では発光ダイオード112に接続されていた抵抗111は、この場合は発光ダイオード112のアノードに給電する抵抗1111aに接続されている。発光ダイオード112のカソードは、トランジスタ370のコレクタに接続されており、トランジスタ370のエミッタはアース100に接続され、ベースは、2つの抵抗346、344によって形成されトランジスタ70のコレクタによって給電される分割器によってバイアスされる。前記トランジスタ370と並列にコンデンサ340が付与されており、トランジスタ370のコレクタは、抵抗342を介して演算増幅器90の出力90uに接続されている。
抵抗342とコンデンサ340から成る組立体は、増幅器90の出力90uにおける電圧用のローパスフィルタを形成し、それによって、トランジスタ370のコレクタにおいて第2の供給電圧の半分に等しい直流電圧を維持する。
回路の動作は以下の通りである。
初期化段階の間、既に説明したように、ユニット50のピンA0は出力ピンとして使用され、抵抗111および抵抗1111aを介して赤色発光ダイオード112を駆動する。一方、トランジスタ70も同様に飽和状態にあるのでトランジスタ370は飽和状態であり、継電器20が励磁されず、発光ダイオード112がオンになることができる。初期化段階の最後に、赤色発光ダイオード112がオフになり、ユニット50のピンA0がプログラムの適切な命令によってアナログの入力端になる。
トランジスタ70がオフになるため、トランジスタ370がオフになり、同時に継電器20が励磁される。次いで、トランジスタ370のコレクタに、増幅器90の出力90uの電圧のDC成分がかかることになる。この直流電圧が、変流器3001によって生成されて抵抗1111aの両端にかかる信号に加えられ、A/D変換器によってサンプリングされる。したがって、ユニット50は、負荷に吸収された電流を間接的に測定することができる。
ピンA0の電圧の読取りは、増幅器90の出力電圧90uの読取りと同じように実行される。ピンA0の電圧とゼロ電圧(上述の段階IVの間にゼロ値として格納されたもの)の差の絶対値がユニット50のROMに格納されたリミット値と比較され、リミット値より大きい場合は、継電器20がトリップすることにより負荷16を切り離す。
ただし、これまでの説明および添付の図面によって表されるような保護方法および関連する電子回路からの重要でない逸脱は、添付の特許請求の範囲に含まれることを理解されたい。
本発明によるGFCIのブロック図である。 図1のGFCIの詳細な回路図である。 図2の回路の一変形形態の回路図である。 図2の回路の別の一変形形態の回路図である。

Claims (35)

  1. 電気回路網(10)に接続された負荷(16)の給電中に生成された漏れ電流に対して保護する方法であって、
    既定のテスト用漏れ電流を生成し、検出することによって、効率および/または漏れ電流検出の較正を確認する段階と、
    実際の漏れ電流を検出し、それに比例する信号を生成する段階と、
    前記比例信号を取得し、リミット値より大きな信号が取得される危険状態に至ったとき、前記電気回路網(10)から前記負荷(16)を切り離す段階と、
    を組み合わせて含むことを特徴とする方法。
  2. 効率および/または較正を確認する前記段階は、前記回路網(10)に前記負荷(16)を接続する前に実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 効率および/または較正を確認する前記段階は、テスト用漏れ電流を生成し、それに対応する比例信号を生成し、その信号が既定の範囲に含まれることを確認することにより実施されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記負荷(16)を前記回路網(10)に接続する前に、テスト用漏れ電流を生成せずに1回または複数回前記比例信号を取得することにより前記比例信号のゼロ基準値を得ることを特徴とする請求項1から3に記載の方法。
  5. より信頼性の高いゼロ基準推定値を得るために平均化操作を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記回路網(10)から前記負荷(16)を切り離しておいて、テスト用漏れ電流を生成した後に、前記ゼロ基準値と取得信号(90u)の大きさの差の絶対値をとることにより前記リミット値を得ることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 前記負荷(16)を前記回路網(10)に接続した後に、少なくともテスト用電流を生成することにより、漏れ電流の定期的検出を周期的に確認する段階をさらに含むことを特徴とする前記請求項に記載の方法。
  8. 漏れ電流の定期的検出を周期的に確認する前記段階の間、取得信号(90u)の大きさの係数中最大のものが、前記リミット値と前記負荷(16)を前記回路網(10)から切り離しておいてテスト用漏れ電流を生成した後に取得した取得信号(90u)の大きさとの和より大きいときはいつも、負荷(16)を回路網(10)から切り離す段階をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 漏れ電流の前記検出は、導線(12、14)によって形成され前記負荷(16)に給電する1次巻線および漏れ電流に比例した前記信号を生成するための2次巻線(32)を備える差動変圧器(30)を使用して行われることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の方法。
  10. 負荷(16)を切り離す前記段階は、開のとき前記負荷(16)を前記回路網(10)から切り離し、閉のとき前記負荷(16)を前記回路網(10)に接続する、電気的に制御されるスイッチ(20)を使用して行われることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 危険状態の間、前記電気的に制御されるスイッチ(20)は、同スイッチ(20)が回路網(10)から切り離されるまで、強制的に開かれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記負荷(16)に接続された少なくとも1本の導線中の電流を検出し、前記電流が既定の閾値より大きいときはいつも同負荷(16)を切り離す段階をさらに含むことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の方法。
  13. 前記負荷(16)に接続された少なくとも1本の導線中の電流を検出する前記段階は、前記回路網(10)への前記負荷(16)の接続の前および/または後に行われることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記負荷(16)に接続された少なくとも1本の導線中の電流の前記検出は、変流器を使用して行われることを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記負荷(16)の前記切離しは、前記電気的に制御されるスイッチ(20)によって行われることを特徴とする請求項12から14に記載の方法。
  16. 前記請求項に記載の方法を実施するための装置(1)において、
    前記回路網(10)と前記負荷(16)の間に設けられ、開いているときは前記負荷(16)を前記回路網(10)から切り離し、閉じているときは接続する、電気的に制御されるスイッチ(20)と、
    漏れ電流に比例する信号を生成する、漏れ電流のための検出手段(30)と、
    漏れ電流のための前記比例信号を得るために検出手段(30)に接続され、あるいは危険状態のときはいつも、制御信号(38)でスイッチ(20)を駆動して開くためにスイッチ(20)に接続される、論理合成ユニット(50)と、
    を備える装置(1)であって、
    テスト用漏れ電流を生成し、それによって効率ならびに/あるいは検出手段(30)およびスイッチ(20)の較正を確認する発電回路(40)を備えることを特徴とする装置。
  17. 前記発電回路(40)は、前記論理合成ユニット(50)により、少なくとも1つの制御信号(36)で制御されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記スイッチ(20)は、前記論理合成ユニット(50)からの制御信号(38)によって制御される励磁コイル(21)を備える継電器であることを特徴とする請求項16または17に記載の装置。
  19. 前記論理合成ユニット(50)はマイクロコントローラであることを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  20. 前記論理合成ユニット(50)用の安定した電源を生成する回路をさらに備え、前記回路は前記電気回路網(10)から給電されることを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  21. 単相交流電圧によって給電されることを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  22. 漏れ電流のための前記検出手段(30)は、導線(12、14)によって形成され前記負荷(16)に給電する1次巻線が上に施されたコアと前記1次巻線に流れ込む電流に比例した信号を生成する2次巻線(32)とを有する差動変圧器(30)を含むことを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  23. 前記発電回路(40)は、前記論理合成ユニット(50)が生成する信号(36)によってその導通が制御されるトライアック(88)に直列接続された抵抗(86)を備え、前記直列接続されたものが、前記負荷(16)に給電する導線(12、14)を、前記検出手段(30)の下流の端子および上流の端子において分流することを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  24. 漏れ電流のための前記検出手段(30)の下流に、前記電流に比例する前記信号用の増幅器(90)が設けられることを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  25. 前記増幅器(90)用の安定した電源(91、92)を生成する回路をさらに備え、前記回路は電気回路網(10)から給電されることを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 前記論理合成ユニット(50)は、視覚的警告(112、114)および/または音による警告を駆動することを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  27. 前記論理合成ユニット(50)は、スイッチ(20)が閉となる前および/または後に、漏れ電流の大きさの周期的な制御を走査するように適合されたタイミング手段(28、29)を備えることを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  28. 前記論理合成ユニット(50)は、漏れ電流用の前記検出手段(30)によって取得した値を既定値またはリアルタイムで得られた値と比較するように適合された演算モジュールを含むことを特徴とする前記請求項に記載の装置。
  29. 前記既定値は、論理合成ユニット(50)の内蔵ROMに格納されることを特徴とする請求項28に記載の装置。
  30. 前記負荷(16)に接続された少なくとも1本の導線中の電流のための検出手段(300、3001)をさらに備え、前記手段(300、3001)が前記電流に比例する信号を生成し、危険状態のときスイッチ(20)のトリップ動作を制御するために前記論理合成ユニット(50)に接続されていることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の装置。
  31. 前記負荷(16)に接続された少なくとも1本の導線中の電流のための前記検出手段(300、3001)は、変流器を含むことを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 前記論理合成ユニット(50)は、危険状態のときに制御信号(38)で前記スイッチ(20)のトリップ動作を制御するために、前記負荷(16)に接続された少なくとも1本の導線中の電流のための前記検出手段(300、3001)または前記スイッチ(20)のいずれかに接続されることを特徴とする請求項30または31に記載の装置。
  33. 電気器具を電気回路網(10)に接続するためのプラグ(55)を備え、請求項16乃至32のいずれかに記載の保護装置(1)を備えることを特徴とする電気器具。
  34. ヘアドライヤまたは他の任意の家庭電気装置であることを特徴とする請求項33に記載の器具。
  35. 請求項16乃至32のいずれかに記載の保護装置(1)を備えることを特徴とする電気器具に給電するためのソケット。
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