JP2007530195A - 外科用器具および方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、外科用器具、例えば、鉗子、および組織を縫合するために用いられる方法に関し、この外科用器具は、近位端でスプリング連結される第1のアームおよび第2のアームを備え、その一方、遠位端では、この第1のアームと第2のアームは、互いに向かって移動し得、そしてここで、少なくとも第1のアームおよび/または第2のアームには、外科用ニードルを受容および固定するために適切である可撓性本体が提供され得、ここで、この可撓性本体は、アームの端部の遠位端、内側および/または下側に位置決めされるように設計される。

Description

本発明は、2004年3月31日に出願された和蘭国特許出願第NL1025852号、および2004年12月29日に出願された米国出願第11/025,727号からの優先権を主張し、その両方の内容は、それらの全体が参考として本明細書によって援用される。
(発明の分野)
本出願は、ニードル穿孔事故の可能性を減じながら、組織を縫合するために用いられる外科用器具に関する。
(背景)
標準的な縫合器具および技法は、患者および外科医の両者に、縫合ニードルが外科医のグローブを貫通する可能なグローブ穿孔事故によって顕著なリスクを提示する。このような穿孔事故は、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスおよびヒト免疫不全ウイルス(HIV)のような、しかしそれらに限定されない病原性生物が、患者から実施者に伝播されることを可能にし得る。
逆に、穿孔事故は、実施者と患者との間の滅菌障壁における破壊を生じ得、これは、患者の創傷が感染されるようになるリスクを増加する。
この問題を支援して避けるための1つのアプローチは、特許文献1に記載される種類の外科用鉗子の使用を含む。この出願に記載される外科用鉗子は、この鉗子のアームの遠位端近傍でその外側に、ニードル穿孔事故を防ぐことを試みるため、縫合の間に外科用ニードルを操作するために用いられ得る可撓性材料を有する。
これらおよびその他の鉗子の欠点の中には、外科用ニードルおよびそれに取り付けられる縫合糸を用いて縫合するとき、組織が損傷を受け得ることがある。これは、外科用ニードルが組織損傷を引き起こすことなく通過することが困難である繊細な組織が関与する場合に特に障害である。外科用ニードルの先端は、初期には、組織を前方に押し、次いでそれを切開し、これは、組織に損傷を引き起こす。さらに、上記の出願に記載される外科用鉗子では、上記アームの外側にある可撓性材料の配置は、ニードルを受容するために組織の遊離を必要とする。あるいは、上記器具は、創傷中にさらに押され得、それによって、組織および/または先に結ばれた縫合糸を損傷する可能性を増加する。
米国特許出願第US2003/0045833 A1号明細書
従って、グローブ穿孔事故および組織損傷のリスクを最小にする縫合鉗子の必要性が残っている。
(発明の要旨)
本発明は、従来の手術、内視鏡およびロボット手術において有用な外科用器具(縫合鉗子)に関する。この器具は、近位端で第1のアームおよび第2のアームを、これら両アームが開放形態に付勢するように、そしてこれらがこれらの間に減少または増加され得るスペースを規定するように連結して(必要に応じてスプリング連結される)備える。遠位端では、両アームは互いに向かって移動され得、それによってこれら両アーム間のスペースを低減する。この器具は、本明細書では「ブレット(bullet)」と称される、外科用ニードルを受容し、そして固定する部分を、少なくとも第1のアームおよび/または第2のアームの遠位端で、アームの遠位端の内側および/または下側にさらに備える。好ましくは、このブレットは、鉗子の組織を握る面の一部を形成する。このブレットは、器具から離脱可能であり得る。
本発明は、器具の1つのアーム、好ましくはブレットを欠くアームを、縫合手順の間に手術領域から離れて移動し得る、アーム操作手段を備える上記に記載の鉗子をさらに取り扱う。詳細には、操作されたアームは、縫合の間に外科用ニードルの移動によって規定される経路(これは、それ自身がニードルの湾曲によって規定される)から除去される。アームのこのような操作は、縫合されている組織との接触を避け、それによって組織損傷を防ぎ、そして縫合プロセスを容易にする。
これは、例えば、以下により詳細に記載されるように、器具の少なくとも1つのアームの近位端または遠位端に固定されたヒンジ機構を用いることを含む、種々の手段を用いて達成され得る。上記ブレットは、第1のアームの遠位端および/またはヒンジ機構の遠位端に配置され得る。このヒンジは、両アームの遠位端間の距離が増加するとき、アームの1つ(好ましくはブレットに対向するアーム)の遠位端を、手術領域から離して引くための手段を提供するように設計される。逆に、両アームの遠位端間の距離が減少するとき、ヒンジ機構によって作動されるアームの遠位端は、両アームの遠位端が互いに接触するとき類似の長さになるように延びる。
本発明は、さらに、本発明の器具を用いて組織を縫合するための方法に関し、1)上記器具の遠位端で縫合されるべき組織の第1の領域を固定および支持する工程、2)外科用ニードルおよびそれに取り付けられた縫合糸材料をニードル保持ツールと固定する工程、3)上記組織を支持するためにブレットを用いて縫合されるべき上記組織の第1の領域を外科用ニードルで穿孔する工程、4)上記組織を通って上記ブレット中またはその上に上記ニードルを通す工程、5)上記ニードル保持ツールから上記ニードルを解放する工程、6)上記器具の遠位端によって固定された上記組織の第1の領域を解放する工程、7)上記ニードルの湾曲に従って上記器具で上記固定されたニードルを案内する工程、8)上記ブレットから上記ニードルを、上記ニードル保持ツールで除去する工程、および9)損傷の第1の領域に縫合されるべき組織の第2の領域に対し工程1〜8を繰り返す工程であって、その際に、上記組織の第1の領域および第2の領域を通過する縫合糸が結び目に縛られる工程を包含する。あるいは、上記ブレットが上記外科用ニードルを受容および固定する前に、1つの動きで上記外科用ニードルは、縫合されるべき組織の第1の領域および第2の領域を穿孔し得る。縫合糸は、この縫合糸の端部を付けた上記ニードル保持ツールによって付与される力、および上記外科用ニードルが固定される上記器具によって付与される第2の引く力によって結ばれる。
本発明の重要な局面によれば、上記ブレットは、標準的な医療用鉗子に固定され得る使い捨て可能な品目として、またはその上に提供される。1つの重要な実施形態では、上記ブレットは、それ自身が標準的な医療用鉗子またはその他の適切な操縦デバイスに固定され得る使い捨て可能な鉗子様デバイス上に提供される。重要なことは、この使い捨て可能な部分は、好ましくは、単回使用構成要素として具現化される。再使用は、上記ブレットまたはそのホルダーと鉗子または操縦器との間で形成された連結が、一旦連結が開放されると破壊されることを確実にすることによって防がれ得る。上記ブレットは、次いで、上記縫合手順が終了する際に上記縫合ニードルとともに廃棄され得る。
本発明のなおさらなる局面によれば、上記ブレットは、縫合を実施するために必要なすべてのこれらの品目を備える外科用システムの一部として提供される。この外科用システムは、外科用ニードルおよび縫合糸とともに、ホルダーとともにまたはホルダーなくして本明細書中に記載のようなブレットを含み得る。適切な分与パッケージが、縫合手順の間に外科医に多くのニードルおよび縫合糸を簡易に分与するために提供され得る。特に、上記縫合は、目のないニードルおよび縫合糸が組み合わされる非外傷性タイプであり得る。このようなシステムは、上記鉗子および/またはブレットおよび/または外科用ニードルおよび縫合糸、および/または外科用メスブレードのようなその他の鋭い外科用器具の適切な提示および廃棄を、外科的および縫合プロセスを容易にし、そして経皮的損傷のさらなる可能性をなくするような様式で促進し得る。このシステムは、本明細書に記載される品目のいくつか、または全て、および関連するパッケージングを備え、このシステムの有効使用を容易にする。
本発明のさらなる利点は、添付の請求項を参照して認識され得る。
本発明は、ここで、添付の請求項に対する制限を形成せず、そして以下の図面を参照して例示的実施形態によってさらに説明される。
(発明の詳細な説明)
本発明は、外科用器具(縫合鉗子)に関し、それによって、ニードル穿孔事故が避けられ得、縫合の間の組織損傷が低減され得、そしてこれは実施されるべき縫合をより容易にする。
以下の説明は、例示によってなされ得、そして添付の請求項で提示される本発明を制限する意図はない。
本発明の鉗子は、1つの端部で連結され、そして、例えば、スプリング手段によって開放位置に付勢され得、そして減少または増加され得るそれらの間のスペースを規定する少なくとも第1および第2のアームを備える。上記器具はまた、好ましくは、遠位端で、アームの端部の内側および/または下側に位置決めされるブレットを受容および固定するニードルを備える。本発明の文脈で用語「開放」は、上記2つのアームの遠位端が離れる位置をいう。用語「閉鎖」は、上記2つのアームの遠位端が緊密に近接するか、または接触している位置をいう。用語「成形ロック(form lock)」は、外科用ニードルによって穿孔されるブレットの変形が、その当初の形態に戻るブレットの抵抗から外科用ニードル上に奏される圧力を生じ、それによって、このブレットに外科用ニードルを固定(係止)するブレットの実施形態の性質をいう。
縫合糸および外科用ニードルを用いて組織を縫合するとき、本発明の鉗子は、縫合プロセスを、外科用ニードルの先端点が組織を穿孔した直後、好ましくは外科用ニードルホルダーの使用で、外科医による除去までそれが保持される場所でブレット中に通過し得るような様式で制御することを可能にする。これは、外科用ニードルが、ニードルを手で触れることなく縫合の間に安全に操作されることを可能にし、それによって、ニードル穿孔事故の可能性を減じる。
上記ブレットはまた、本発明の鉗子を用いることによって、縫合される組織の部分のための支持を提供し、組織損傷を有効に避ける。なぜなら、上記ブレットが、縫合されるべき組織を支持するニードルの圧力に対して対抗する圧力を提供し、それによって、組織伸張を最小にするからである。さらに、この縫合操作は、手動でニードルに触れるか、またはニードル保持器具を用いる必要性なくして、このニードルを操作するために鉗子を用いて継続され得る。
上記ブレットは任意の材料を含み得るか、または、それが外科用ニードルを受容および離脱可能に固定し得るか、または保持し得るような任意の様式で設計され得る。例えば、上記材料は、合成ゴムまたはワイヤメッシュのように穿孔可能であり得る。ワイヤメッシュを含むブレットの例は、図8に示される。このブレットはまた、貫通されるとき、ブレットの第1の壁を貫通するニードルの圧力がブレットを変形し、そしてこの圧力が、第2の壁の貫通および引き続く変形によって生成される圧力とともに、「成形ロック」を生成するニードルに対して顕著な圧力を生成するような中空の合成材料を含み得、ニードルに対するブレットの握りを増大する。ブレットの成形ロックの実施形態の例は、図9に示される。あるいは、中空のスペースが、外科用ニードルを「係止する」ことに寄与し得るゲルのような物質で充填され得る。このブレットはまた、外科用ニードルを受容および保持するために適切な磁性性質をもつ材料、または接着剤によるような任意のその他の受容および保持手段を含み得る。
誘導可能な握る機構のようなその他の手段がまた、ニードルを受容および離脱可能に固定するために用いられ得る。例えば、上記ブレットは、上記アームの遠位端が離れるとき、上記アームの遠位端間の距離に依存するプランジャー機構が能動化され、そして開口部を通るニードルの部分を押すようにこのブレット中に外科用ニードルが摩擦なくして挿入されることを可能にする開口部を有して設計され得る。このプランジャーの押す力は、ギロチンとして作用し、そしてニードルに対する握りを生じ、それによってブレットにニードルを固定する。逆に、上記アームの遠位端が緊密に近接するとき、上記プランジャー機構は、プランジャーを退却すること、ニードルに対する圧力を除去することによって応答し、そしてニードルが解放される。あるいは、上記プランジャー機構は、上記鉗子の遠位端間の距離とは独立であり得、そして外科医によって手動で能動化され得る。上記ブレットはまた、例えば、レーザーを用いることによりこのブレットの部位の温度における変化を付与または誘導することにより、それを固化し、それによって、例えば、レーザー光を消すことによってブレットの部位で温度における変化を再び付与または誘導することによって解放され得る外科用ニードルを固定する、外科用ニードルを受容する物質、例えば、ソフトゲルを含み得る。上記で述べた実施形態のブレットは、このブレットの任意の部分が創傷中に落ちた場合、このブレットが身体中に無害に溶解し得るので、患者にさらなる害が引き起こされないであろう生分解性材料を含み得る。
上記ブレットはまた、外科用ニードルが、上記鉗子がニードルをつけるように操作されるとき、スリットのフラップが閉鎖し、それによってニードルをブレットに固定するように案内される狭いスリットを有するように設計され得る。このニードルは、それをフラップの方向に引くか、または押すことによって解放され、それによってフラップを開く。このような実施形態は、「サルーンドア(saloon door)」機構と称され得る。この実施形態の例は、図10に示される。
本発明のさらなる局面では、上記ブレットは、電気、またはその他の電荷、またはニードルをブレットにニードルがより容易に制御されかつ握られるように案内するレセプターで「負荷」され得る。
誘導可能な握る手段の1つの形態は、縫合するために用いられるとき、ブレットに対してある通常の力に起因するブレットに対する圧力によって作動され得る。鉗子が例えば保持組織上で閉鎖されるとき、ブレットは付与された閉鎖する圧力によって変形され、そしてそれによってニードルがより容易に挿入されるか抽出されることを可能にするより開いた形態に変形する。鉗子が開かれるとき、ブレットはその自然の形態に戻り、そしてその形態では、ニードルに対する抵抗性は増加され、ニードルを外に引くこと、またはそれをその中に貫通することをより困難にするが、鉗子の操作によってニードルの操作を容易にする。これは、ニードルが組織を通って引かれるときのような縫合の間の正常な作用をかなり支援する。
本発明のさらなる局面では、ブレットは、本明細書で例示されるような少なくとも1つのアーム上に離脱可能に配置されるホルダー上に提供される。ブレットを備えるホルダーは、従って、滅菌して提供され得る使い捨て可能な構成要素であり得、その一方、ホルダーが配置される鉗子は、ケース毎に保持され、そして滅菌され得る。ブレットを備えたホルダーは、図3に示された種類の鉗子上に離脱可能に配置されるように設計される。
本発明を用いる際に、縫合において、外科医が組織を通ってニードル(これは、ブレット中に既に固定されている)を引く瞬間がある。組織を害することなくそのようにするために、外科医は、ニードルの湾曲に従って鉗子を案内する。そのようにすることによって、ニードルが固定されるブレットを備えたアームに対向するアームは、組織に触れ、または組織で動きがとれなくなりさえし得る。上記2つのアームの遠位端が離れるとき手術領域から離れて対向するアームを移動するための手段を提供することは、この問題を緩和する。
この目的のために、本発明の好ましい実施形態は、ヒンジ機構を備えた等しくない長さである鉗子の2つのアームを含み、このヒンジ機構は、ブレットに対向するより短いアームに取り付けられたヒンジおよびレバーを含む。鉗子が閉鎖位置にあるとき、レバーの遠位端は延びて、ブレットが取り付けられるアームの遠位端に接触する。開放位置にあるとき、レバーは後退し、そしてニードルの湾曲に沿って組織を通りニードルを引くために鉗子と円形運動をなす様式にはもはやない。このような実施形態は「二重ヒンジ」と称され得る。この実施形態の例は、図12に示される。
この実施形態のために、このヒンジ機構は、レバーの中間に固定されるヒンジを備える。このヒンジはまた、ブレットに対向するより短いアームの遠位端で、レバーの遠位端が、より短いアームの伸長部として作用するように固定される。このレバーの近位端は、より長いアームの内側に沿ってスライド可能に配置される。この実施形態の例は、図11、12および13に示される。
本発明の代替の実施形態では、このヒンジ機構は、スライドするレバーの中間に固定されるスプリングの形態である。このスプリングは鉗子を開き、そしてスライドするレバーの動きによって、離れて移動されるべきアーム(すなわち、ブレットをもつアームに対向するアーム)の遠位端を、鉗子が開くとき近位方向にスライドするようにする。鉗子が閉鎖されるとき、このスライドするレバーは、鉗子の遠位端に向かってスライドし、組織の十分な握りを可能にする。このような実施形態は、「スプリングで押されてスライドするアーム」と称され得る。この実施形態の例は、図14に示される。
本発明の代替の実施形態では、このヒンジ機構は、鉗子のより短いアームの遠位端に固定される。さらに、上記ブレットは、ヒンジ機構の遠位端に配置される。ヒンジのスプリングで押される移動は、それを、鉗子のより長いアームからはじいて離し、そして外科医が、組織を損傷することなく自然のニードル経路に沿って外科用ニードルを通して引くことを可能にする。このような実施形態は、「フリップする(flipping)ブレット」と称され得る。この実施形態の例は、図15に示される。
本発明のさらなる実施形態では、鉗子の近位端にある楕円のヒンジ機構が用いられ得、そこでは、近位端における回転の点が、回転する運動が生じるときと同時に転位移動をさせる。この設計は、鉗子が開かれるとき、ブレットに対向するアームを「短くする」。このような実施形態は、「非中心軸(accentric axis)」と称され得る。この実施形態の例は、図16に示される。
本発明のさらなる実施形態では、このヒンジ機構は、二重スプリングを備える。第1のスプリングは2つのアームを開放位置に離して保持し、そこでは、ブレットを保持するアームと対向するアームはより短い。この第1のスプリングが係合され、そして上記2つのアームの遠位端が合わされるとき、器具の近位端に位置され、そしてより短いアームに固定された第2のスプリングがまた係合され、そしてより短いアームを、これら2つのアームの遠位端が、鉗子が閉鎖位置にあるとき会うように延ばす。このような実施形態は、「二重スプリング」と称され得る。この実施形態の例は、図17に示される。鉗子のアームの短縮化を達成するためのその他の手段は、当業者に容易に明らかである。
図面中で用いられる同一の参照番号は、類似のパーツをいう。
最初に図1を参照して、ここで、参照番号1は、本発明による外科用鉗子を示す。
これらの外科用鉗子1は、組織を縫合するために用いられることに適切であり、そして第1の鉗子アーム2および第2の鉗子アーム3、近位端4におけるスプリング連結、すなわち、鉗子1の操作の間に手に横たわる端部を備え、そしてこれらアームが減少および増加されるそれらの間のスペースを規定する。
遠位端5で、第1の鉗子アーム2および第2の鉗子アーム3は、互いに向かって移動され得る。
図1は、第1の鉗子アーム2にブレット6が提供されることを示す。このブレット6は、その好ましい実施形態では、以下にさらに説明されるように、外科用ニードルで穿孔されることに適切で、そして外科医によって除去されるまでニードルを離脱可能に保持するエラストマー材料のようなニードルを受容および保持する材料を含む。
このブレットはまた、第2のアーム3上に、または場合によっては、第2のアーム3上のみに提供され得る。しかし、本発明の枠組み内では、これら鉗子アーム2、3の少なくとも1つは、ブレット6とともに提供されなければならない。
図1に示されるように、ブレット6は、遠位端5の近傍に、または遠位端5に、第1の鉗子アーム2の端部の内側または下側に位置決めされる。
その実施形態の1つにおけるこのブレット6は、好ましくは、その中に貫通された外科用ニードルを受容および固定し得るように設計される。ブレット6として用いられる材料は、適切には、合成材料、例えば、合成ゴムまたはその他のエラストマー材料である。有利には、このブレット6は、それが配置されるアームの端部とともに、減少または増加され得る第1のアーム2と第2のアーム3との間のスペースを規定する。この製作は、当業者に周知であり、そしてさらなる説明は必要としない。
図2は、本発明による外科用鉗子1の側面図を示し、ここで、第1の鉗子アーム2と第2の鉗子アーム3とは、互いに向かって移動される。この実施形態では、ブレットが、組織に対する握りを解放する際に、アーム2からスライド可能に延び得ることが概略的に示される。
図3は、ブレット6が、示される事例におけるように、第1の鉗子アーム2から離脱されているが、またその上に離脱可能に配置され得るホルダー7上に提供されていることを示す。図3に示される手段、ねじのオンおよびオフ(screw on and off)取り付け手段、クリップオン、ルアーロックおよびその他を含む、取り付けおよび離脱の任意の手段が用いられ得る。
本発明による外科用鉗子1の使用は、組織を縫合するために本発明による外科用鉗子1の使用を示す、図4〜7に示される一連の連続工程の様式によって簡便に説明され得る。
図4は第1の工程を示し、ここで、縫合糸10が取り付けられた外科用ニードル9のニードル保持ツール(図示せず)によって、第1の組織部分11を第2の組織部分12と接続するために、この第1の組織部分を穿孔する。
参照番号13および14は、この第1の組織部分11および第2の組織部分12を通って先に作製された2つの縫合を示す。
図4は、内側遠位端にブレット6が提供される第1の鉗子アーム2が、縫合糸10が通過される第1の組織部分11を支持するために供されることを明瞭に示す。このようにして、本発明による外科用鉗子1は、この第1の組織部分11への損傷を避けるように第1の組織部分11を効率的に支持し得、その一方、同時に、外科用ニードル9の先端が、ブレット6に、その中に外科用ニードル9を受容および固定するように通過し得る。
図5は、次いで、外科用ニードル9が、本発明による外科用鉗子1を採用することにより、第1の組織部分11を通ってさらに通過され得ることを示す。
図6は、外科用ニードル9が、それに取り付けられた縫合糸10とともに、第1の組織部分11を通るその通過の進行されたステージにあることを示し、そして図7のように、この外科用ニードル9が、従って、ニードル保持ツール8を用いることにより操作のために再び利用可能になることをさらに示す。
図8〜10は、ブレット6が外科用ニードル9を受容および固定し得る種々の機構の実施形態を示す。これらのブレットは、本発明による鉗子と組み合わせて開示されているけれども、このようなブレットは、その他の器具に固定され得ることがまた企図され、そしてそれら自体本発明の主題であり得る。
図8は、ブレット6のワイヤメッシュの実施形態を示し、ここで、互いに対してスライドし得るワイヤ15を有する密接に織られたメッシュは、ワイヤ間にスライドする結び目のないいくつかの間隔を有する。外科用ニードル9は、ポア16の1つに挿入され、動かないコーナー17に遭遇するまでワイヤの位置ずれを生じる。動かないコーナー17の間隔は、ニードル9に対する握りを支援する。
図9は、「成形ロック」の実施形態を示し、ここで、ブレット6は、中空コアを有する合成ゴム材料の層18を含む。このブレットは、任意の形状であり得る。外科用ニードル9を、層18を通り、そして次に開口スペース19を通り、そしてブレット6の層18中に戻って挿入することの作用は、ブレット6の変形を引き起こす。その材料記憶に起因して、その自然の形状に戻ることを試みるブレット6の物理的動態は、ニードル9上に担われる増加した圧力を引き起こし、それによって、ニードル9上でブレット6が有する握りを増加する。発泡体のような複数の開口スペースを含む代替の形態がまた考慮され得る。
図10は、ブレット6の「サルーンドア」の実施形態を示し、ここで、この外科用ニードル9は、その間に非常に狭いスリット22を有する2片の材料またはフラップ21間に突き刺される。このニードル9は、2つのフラップ21間に行くように案内され、「開くサルーンドア」を生じる。鉗子が、組織から外科用ニードル9を引くように操作されるとき、フラップ21は閉じ、フラップ21間に占められるニードル9のさらなるスペースに起因して外科用ニードル9に対する握りを生じる。フラップ21に対するニードル9との間の摩擦がこれらのフラップをさらに緊密に押すので、付与される引く力が大きいほど、ニードル9に対する握りはより強い。ニードル9が組織を通じて引かれたのち、ニードル9は、それをフラップ21が開く方向に引くこと、または押すことにより解放される。
残りの図は、外科医が、組織を通して(ブレットに固定される)ニードルを引くことを欲する縫合で遭遇される潜在的な問題を取り扱う。組織を害することなくそうするために、外科医は、ニードルの湾曲に従って鉗子を案内することを欲する。そのようにすることによって、可撓性材料を有するアームに対向するアームは組織に触れ得るか、または動きがとれなくなりさえし得る。
図11〜13は、二重ヒンジ機構を備えた外科用鉗子を示す。図11では、器具は、より長い第1のアーム2、および、レバー23と第2のアーム3の遠位端5に固定されたヒンジ24を含むヒンジ機構をもつより短い第2のアーム3を備える。レバー23と組み合わせられるとき、レバー23の遠位端は、この器具がその閉鎖位置にあるとき、第1のアーム2の遠位端に接触する。
図12は、開いた位置にあるレバー23とヒンジ24を備えるヒンジ機構をもつ外科用鉗子1を示す。スプリング25は、鉗子が係合されないとき、開放位置に押すために用いられ得る。
図13は、開放位置および閉鎖位置の両方で外科用鉗子1を示す。開放位置および閉鎖位置にあるとき、鉗子の軸に沿ってレバー23と組み合わせた第2のアーム3の長さの差異に注目のこと。開放位置では、レバー23は、ニードルの湾曲に沿ってニードル(図示せず)を組織を通って引き、それによって組織との所望されない接触および/または損傷を避けるために鉗子と円形運動をするとき、常道を離れている。
図14は、外科用鉗子1のスプリングで押されてスライドするアームの実施形態を示し、ここで、第2のアーム3は、第1のアーム2より短い。この第2のアーム3は、遠位端でそれに取り付けられたスライドするレバー26を有する。スプリング27は、第1のアーム2の中間領域28とスライドするレバー26に、それが、スライドするレバー26の遠位端を、鉗子が開放位置にあるとき、近位方向にスライドするようにするよう固定される。鉗子が閉鎖されるとき、このスライドするレバー26は、器具の遠位端に向かってスライドし、縫合される第1の組織部分11の十分な握りを可能にする。
図15は、本発明のフリップするブレットの実施形態を示し、ここで、ブレット6が取り付けられる短いアーム29は、ヒンジ30によって第1のアーム2の遠位端で固定される。第1のアーム2は、第2のアーム3より短いが、閉鎖位置では、ブレット6が取り付けられる短いアーム29の遠位端は、第2のアーム3の遠位端に触れる。外科医が操作し得るヒンジ30のスプリングで押される移動は、鉗子のより長い第2のアーム3から短いアーム29を離してはじき、そして外科医が、組織を損傷することなく自然のニードル経路を通り、それに沿って外科用ニードル(図示せず)を引くことを可能にする。
図16は、本発明の非中心軸の実施形態を示し、ここで、楕円ヒンジ機構31は、その中で、鉗子の近位端における回転の点が、回転移動が生じるのと同時に転位移動を起こす。この設計下では、鉗子が閉鎖位置にあるとき、第2のアーム3の遠位端は、それが第1のアーム2の遠位端と出会うように延びる。開放位置では、この楕円ヒンジ機構31は、第2のアーム3’を短くし、それによって、組織への損傷を避ける。
図17は、本発明の二重スプリングの実施形態を示し、ここで、ブレット6に対向する第2のアーム3は、第2のアーム3が第1のアーム2より短い開放位置に第1のアーム2と第2のアーム3を離して保持する第1のスプリング32によって後退され、そして延ばされる。第1のスプリング32が係合され、そしてこれら2つのアームの遠位端が一緒にされるとき、鉗子の近位端4に位置し、そしてより短い第2のアーム3に固定される第2のスプリング33がまた係合され、そしてより短い第2のアーム3を、第1のアーム2と第2のアーム3の遠位端が、器具が閉鎖位置にあるときに出会うように延ばす。
図18A、18B、19および20は、本発明のミニ鉗子の実施形態を示し、これは、図11〜13の二重ヒンジ機構に類似の様式で作動する。それは、ブレット6がその上に取り付けられ得るホルダー7が、標準的な医療用鉗子またはその他の適切なホルダー/アクチュエーターへの連結のための使い捨て可能な品目として形成され得るというさらなる利点を有する。
図18Aは、開放位置にあるミニ鉗子の実施形態の概略図を示す。図18Aによれば、標準的な外科用鉗子1は、近位端4で一緒にスプリング連結された、第1のアーム2および第2のアーム3を備える。ブレット6を保持するブレットホルダー7は、第1のアーム2の遠位端5に離脱可能に連結される。このホルダー7は、ミニ鉗子として形成され、そして第1の部材35および第2の部材36を、それらの近位端でヒンジ37によって一緒に接続されて備える。このブレット6は、第1の部材35の遠位先端部で提供される。連結部材38は、鉗子1への連結のために第1の部材35から近位-方向に延びる。
図18Bは、閉鎖位置にあるミニ鉗子の実施形態の概略図を示す。この図から観察され得るように、アーム2、3に対して制限された長さの第1の部材35および第2の部材36は、ミニ鉗子7の角度をなす移動が、閉鎖位置と開放位置との間の移動に際し、鉗子1のそれよりかなりより大きいことを確実にする。この増加した角度をなす移動は、使用において、第2の部材36が外科用ニードル9の移動の経路から距離を置かれることを確実にする。
図19は、適切な医療用グレードのプラスチック材料から形成されるホルダー7の斜視図を示す。ヒンジ37は、開放位置への弾性付勢を有する一体ヒンジとして形成される。代替の材料がこのホルダーおよびヒンジを形成するために用いられ得、そして使い捨て可能なデバイスとしてのその構築が単なるオプションであることは明瞭である。さらに、種々の連結機構が、この連結部材38を鉗子1に取り付けるために想定され得る。
図20は、ホルダー(ミニ鉗子)7が、例えば、標準的な医療用鉗子1にどのように連結され得、連結された器具を形成するのかを示すミニ鉗子の実施形態の概略図である。
本発明による鉗子が「開放手術」で有用であるのみならず、その利点が、遠位端にブレットが取り付けられた単一アームが採用される内視鏡外科的手順、またはその他の内視鏡ツールとの組み合わせで活用され得ることはまた明らかである。上記ブレットは、外科用ニードルで穿孔される組織を同時に支持し、そしてその後、このニードルが器具で操作され得るようにニードルを受容かつ固定し得る。
図1は、本発明による外科用器具の斜視図を示す。 図2は、図1に示される外科用鉗子の側面図を示す。 図3は、図1に描写される外科用鉗子を示し、ここで、ブレットを備えるホルダーが鉗子から離脱されている。 図4は、組織を縫合する間の、本発明による外科用鉗子を用いるいくつかの連続ステージを示す。 図5は、組織を縫合する間の、本発明による外科用鉗子を用いるいくつかの連続ステージを示す。 図6は、組織を縫合する間の、本発明による外科用鉗子を用いるいくつかの連続ステージを示す。 図7は、組織を縫合する間の、本発明による外科用鉗子を用いるいくつかの連続ステージを示す。 図8は、ブレットのワイヤメッシュの実施形態を示す図を示す。 図9は、ブレットの成形ロックの実施形態を示す図を示す。 図10は、ブレットのサルーンドア実施形態を示す図を示す。 図11は、閉鎖位置にある二重ヒンジ機構を備えた外科用鉗子の好ましい実施形態の斜視図を示す。 図12は、開放位置にある二重ヒンジ機構を備えた外科用鉗子の好ましい実施形態の斜視図を示す。 図13は、開放位置および閉鎖位置の両方にある二重ヒンジを備えた外科用鉗子の好ましい実施形態の斜視図を示す。 図14は、外科用鉗子のスプリングで押されてスライドするアームの実施形態を示す図を示す。 図15は、外科用鉗子のフリップするブレットの実施形態を示す図を示す。 図16は、外科用鉗子の非中心軸の実施形態を示す図を示す。 図17は、外科用鉗子の二重スプリングの実施形態を示す図を示す。 図18は、開放位置および閉鎖位置にある外科用鉗子のミニ鉗子の実施形態の概略図を示す。 図19は、ミニ鉗子の実施形態を示す斜視図を示す。 図20は、ミニ鉗子の外科用器具への取り付けの概略図を示す。

Claims (43)

  1. 組織を縫合するために用いられる鉗子であって、近位端で連結され、そして互いに向かって、および互いから離れて移動可能である第1のアームおよび第2のアームを備え、そして該アームは、該アーム間に減少または増加され得るスペースを規定し、該鉗子が、該アームの端部の内側および/または下側で、該第1のアームおよび/または該第2のアームの遠位端に配置された、外科用ニードルを受容および固定するために適切なブレットをさらに備える、鉗子。
  2. 前記鉗子がスプリング連結をさらに備え、該スプリング連結が該鉗子の前記第1のアームおよび前記第2のアームを開放位置に付勢する、請求項1に記載の鉗子。
  3. 前記ブレットが、前記外科用ニードルで穿孔されるために適切である、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  4. 前記ブレットが、エラストマー材料を含む、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  5. 前記エラストマー材料が、合成ゴムである、請求項4に記載の鉗子。
  6. 前記ブレットが、成形ロックによって前記外科用ニードルを固定するために穿孔可能な層によって取り囲まれる中空コアを有し、それによって、前記穿孔される材料が、その変形の結果、挿入されたニードルに対し力を奏する、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  7. 前記開放スペースがフィラー材料を含み、該フィラーが、ゲル、発泡体、ビーズまたは液体を含む材料から選択される、請求項6に記載の鉗子。
  8. 前記ブレットが、ワイヤメッシュを含む、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  9. 前記ブレットが、磁性材料を含む、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  10. 前記ブレットが、接着剤材料を含む、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  11. 前記ブレットが、クランプを含む、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  12. 前記ブレットが、プランジャー機構を備える誘導可能な握る機構を含み、ここで、該プランジャー機構が、前記第1のアームおよび前記第2のアームの遠位端が開放位置に向かって離れて移動するとき能動化され、そしてここで、該両アームの遠位端が緊密に近接するとき、該プランジャー機構が退却され、それによって該ニードルを解放する、請求項1に記載の鉗子。
  13. 前記プランジャー機構が、前記鉗子の前記開放位置または閉鎖位置とは独立に手動で能動化される、請求項11に記載の鉗子。
  14. 前記ブレットが、前記外科用ニードルが案内され得る狭いスリットによって分離される少なくとも2つのフラップを含む中空構造を含み、該フラップが、該外科用ニードルを該ブレットに固定するために適切であり、そしてここで、該外科用ニードルが、該ブレットからそれを通って該外科用ニードルを引くことによって解放される、請求項1に記載の鉗子。
  15. 前記ブレットが、化学的条件または温度のような物理的条件における変化に応答する材料を含み、それによって、該ブレットが、該ブレットの部位における化学的条件または物理的条件における変化に際し、前記外科用ニードルを固定および解放する、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  16. 前記ブレットが、少なくとも1つのアーム上に配置される、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  17. 前記ブレットが、前記アームから取り外し可能であるホルダー上に提供される、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  18. 前記ブレットが、生分解性材料を含む、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  19. 前記第1のアームおよび第2のアームがプラスチック材料を含み、そして前記鉗子が使い捨て可能である、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  20. 前記第1のアームおよび第2のアームが、一体ヒンジによって一緒に連結される、請求項19に記載の鉗子。
  21. 前記鉗子に、医療用器具、特に医療用鉗子のアームへの離脱可能な連結のためのアタッチメントが提供される、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  22. 前記第2のアームを、縫合経路から間隔を置くための機構をさらに備える、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  23. 前記鉗子が、該鉗子の軸に沿って該鉗子の少なくとも1つのアームの長さを調節するために適切なヒンジ機構をさらに備え、該ヒンジ機構が、該鉗子の少なくとも1つのアームの前記近位端および/または遠位端で固定され、それによって、該第1のアームと第2のアームとの間の該鉗子の軸に沿った長さの差異が単独または該ヒンジ機構と組み合わせて、該両アームの遠位端の間の距離が増加するとき増加する、請求項22に記載の鉗子。
  24. 前記ヒンジ機構が、レバーに固定されたヒンジを備える、請求項23に記載の鉗子。
  25. 前記第2のアームが、前記第1のアームより長さが短い、請求項23または請求項24に記載の鉗子。
  26. 前記第1のアームと第2のアームとの間の前記鉗子の軸に沿った長さの差異が単独または前記ヒンジ機構と組み合わせて、該両アームの遠位端間の距離が減少するとき減少する、請求項23〜25のいずれかに記載の鉗子。
  27. 前記ヒンジ機構が、前記第1のアームの遠位端に、前記レバーの近位端が前記ヒンジに固定されるように固定され、ここで、ブレットが該レバーの遠位端に配置される、請求項24に記載の鉗子。
  28. 前記ヒンジ機構が、前記第2のアームの遠位端に、前記ヒンジが前記レバーの中間領域で固定されるように固定され、ここで、該レバーの近位端が、前記第1のアームの内側に沿ってスライド可能に配置される、請求項24に記載の鉗子。
  29. 前記ヒンジが、前記第1のアームの中間で固定され、かつ前記レバーの中間で固定され、前記レバーが前記第2のアームと平行であり、かつ該第2のアームに沿ってスライド可能に配置される、請求項24に記載の鉗子。
  30. 前記ヒンジ機構が、前記器具の前記近位端に位置され、それによって、前記第2のアームが、前記両アームの遠位端間の距離が増加するとき短くなる、請求項23に記載の鉗子。
  31. 前記ヒンジ機構が、前記第1のアームと前記第2のアームの遠位端が近接した位置にあるとき転位移動が該第2のアームの長さを延ばすように、該第2のアームと連続している楕円の非中心軸を備える、請求項30に記載の鉗子。
  32. 前記ヒンジ機構が二重スプリングシステム備え、ここで、第1のスプリングが前記第1のアームと第2のアームとの間の中間に固定されて該両アームを開放位置に付勢し、そして第2のスプリングが前記鉗子の近位端に固定され、ここで、該第2のスプリングが該第2のアームの近位端に固定され、該第1のアームと第2のアームが閉鎖位置にあるとき該第2のスプリングが該第2のアームを延ばし得る、請求項30に記載の鉗子。
  33. 前記ブレットが、圧力によって作動される誘導可能な握る機構を備え、それによって、組織と接触するブレットに奏される圧力が、容易なニードル進入を可能にし、そして該圧力の除去が該ニードルに対する増加した握りを引き起こす、先行する請求項のいずれかに記載の鉗子。
  34. 先行する請求項のいずれかに記載の鉗子を用いて組織を縫合する方法であって、該鉗子の遠位端で縫合されるべき組織の第1の領域を固定および支持する工程、外科用ニードルおよびそれに取り付けられた縫合糸材料をニードル保持ツールと固定する工程、該組織を支持するためにブレットを用いて縫合されるべき該組織の第1の領域を外科用ニードルで穿孔する工程、該組織の第1の領域を該鉗子の遠位端で固定しながら、該外科用ニードルを該組織に通し、そして該外科用ニードルを該鉗子のブレットに固定する工程、該ニードル保持ツールから該外科用ニードルを解放する工程、該鉗子によって固定された該組織の第1の領域を解放する工程、該外科用ニードルの湾曲に従って該鉗子で該外科用ニードルを案内する工程、および該鉗子のブレットから該外科用ニードルを、該外科用ニードルを該ニードル保持ツールで固定することによって除去する工程、を包含する、方法。
  35. 前記方法が、損傷の前記第1の領域に縫合されるべき組織の第2の領域に対して繰り返され、その際に、前記縫合糸が該組織の第1の領域を通過し、そして組織の第2の領域が結び目で縛られる、請求項34に記載の方法。
  36. 前記ブレットが前記外科用ニードルを受容および固定する前に、縫合されるべき前記組織の第1および第2の領域が1つの動きで該外科用ニードルによって穿孔される、請求項34に記載の方法。
  37. 前記縫合糸が、該縫合糸の端部を付けた前記ニードル保持ツールによって付与される力、および前記外科用ニードルが固定される前記鉗子によって付与される第2の引く力によって結ばれる、請求項34〜36のいずれかに記載の方法。
  38. 前記鉗子が使い捨て可能なプラスチック品目であり、そして前記方法が該鉗子の使い捨てをさらに包含する、請求項34〜37のいずれかに記載の方法。
  39. 前記外科用ニードルを前記鉗子で案内する間、該鉗子の第2のアームを、該外科用ニードルの湾曲の経路から実質的に距離を置く工程をさらに包含する、請求項34〜38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記ブレットまたは前記ホルダーが、その離脱に際し破壊される単回使用連結によって前記鉗子に連結される、請求項1〜33のいずれかに記載の鉗子。
  41. 組織を縫合するために用いられる外科用システムであって、請求項1〜33、および40のいずれかに規定される鉗子、ならびに/または外科用ニードルおよび縫合糸と組み合わせた請求項1〜33、および40のいずれかに規定されるブレット、を備える、外科用システム。
  42. 前記外科用ニードルおよび縫合糸が、非外傷性縫合糸として組み合わされる、請求項41に記載の外科用システム。
  43. 請求項1〜33のいずれかに規定される鉗子への取り付けのためのブレット。
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