JP2007530107A - 飲料抽出アセンブリ - Google Patents

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Abstract

カートリッジに収容される粒子状物質から飲料を抽出する飲料抽出機械に適用される飲料抽出アセンブリ(60)は、飲料抽出機械の蛇口に接続可能な支持体(62、63)と、粒子状物質を収容するカートリッジ(21)を保持するため支持体上に取外し可能に取り付けられたカートリッジホルダ(64)とを備え、カートリッジは、圧力下で水を受けるために、上面から外に突き出る少なくとも1つの第1カートリッジポート(26b)を備える。支持体は、第1カートリッジポートに水を送るため、蛇口に接続可能な水注入ポート(65)を備え、カートリッジホルダは、抽出飲料のための逃げ路を提供する下部開口(267)を備え、水注入ポートは、水注入ポートと第1カートリッジポートの間の放射状の流体密封シールを提供するシール手段(266)を備える。

Description

本発明は、カートリッジに収容された、挽いたコーヒー、インスタントコーヒー、茶、粉末チョコレート、粉ミルクなどの粒子状物質から飲料を抽出するための飲料抽出機械へ適用するための飲料抽出アセンブリに関する。
通常、粒子状物質から飲料を抽出するための機械は、機械に取り付けられたフィルタ容器に粒子状物質が置かれることを必要とすることが知られている。特に、自動/半自動のエスプレッソコーヒーメーカーは、フィルタホルダとも呼ばれ、コーヒー飲料抽出前に1回分の挽いたコーヒーが収容されるフィルタ容器を備える。
実質的に、粉末状の物質から飲料を作成する他の自動機械と同等なエスプレッソコーヒーメーカーで、コーヒー飲料を抽出するための一般的なステップは、フィルタ容器を備える抽出チャンバへ適切な圧力下で湯を運ぶ段階、抽出段階、および抽出飲料を、飲めるように外部カップもしくはグラスへ運搬する段階を含んでいる。
醸造飲料を作成するための他の粒子状物質と同様に、挽いたコーヒーは、味、芳香、および醸造飲料の濃度のような感覚的品質が挽いたコーヒーが濡れることで直ちに失われてしまうので、通常使い捨て物質である。従って、エスプレッソコーヒーメーカーと他の醸造機械では、粒子状物質は抽出醸造毎に除去されなければならない。これが、使用済みの挽いたコーヒーの容器を空にし、新しい1回分の挽いたコーヒーで満たせるようにするため、1回分の挽いたコーヒーを収容したフィルタ容器が、通常エスプレッソコーヒーメーカーから手動で取り外し可能である理由である。
フィルタ容器を満たし、また空にする動作を容易にするために、エスプレッソコーヒーメーカーのフィルタホルダに直接取り付けるためのろ紙袋、もしくは小袋に収容される1回分の挽いたコーヒーからなる挽いたコーヒーの1回分を予め包装したタブレットが供給される。この構成は便利さをもたらしたが、いくつかの欠点に影響される。特に、タブレットは気密ではないので、保管中に外部環境から汚染されない状態を保つため、1回分を入れるために第2気密パッケージが提供されなければならない。
さらには、タブレットがフィルタホルダに配置された場合に、使用者の手がタブレットに接触するので、衛生要件が完全には保証されない。
ここ数年では、挽いたコーヒーを収容する使い捨てカプセルも提供されてきた。そのようなカプセルは、概して、錐台形で、プラスチックまたはアルミニウムで作成され、タブレットで使用されるろ紙よりも外部環境に対するより良い気密バリアを提供する。
既知のカプセルは、圧力下で、カプセル内に水を注入するため、エスプレッソコーヒーメーカーの注入針/ノズルにより貫通可能な上面、および浸出流体の圧力下で破れる、弱められた領域を備える底面を有する。また、固体物質がコーヒー飲料と共にカプセルから排出されるのを防ぐために、内部フィルタがカプセル内部に設けられる。
他の既知のカプセルは、1回分の挽いたコーヒー中に湯を流すための複数の開口を有する上面、底面を備えるポリプロピレン製の円筒体を含み、さらに、抽出段階の間に、底面の開口から外部へ挽いたコーヒーが通ることを防ぐための1枚の紙フィルタを備える。通常、これらのカプセルは、多層プラスチック小袋などのように、さらなるパッケージに配置されなければならない。
コーヒー飲料を準備するために、既知のカプセルとカートリッジは、コーヒーメーカーに設置される時に、コーヒーのための抽出チャンバを構成するフィルタホルダに配置される。抽出段階の間、浸出流体は決定的に外部コーヒーカップに流出する前に、抽出チャンバの内面に接触する。そのような接触は、フィルタホルダと同様に抽出チャンバを汚染し、多数回のコーヒー抽出動作後、飲料の質は著しく低下し、抽出チャンバ内の残留物と汚染によって害を被る。
従って、抽出チャンバおよびフィルタホルダを備える抽出アセンブリは、ある回数のコーヒー抽出動作の後にきちんと清浄にされなければならない、さらに、脱石灰は定期的に実行されなければならない。
そのような清浄動作が定期的に実行される時でさえ、機械の抽出チャンバ内部における流体乱流、または水注入中のカプセルの開口上部における不十分な流体密封シールは、抽出飲料、またはカプセル自体の外面のラップ部分への注入水をもたらすので、抽出環境要件を危うくする。
既知のカプセルの他の欠点は、抽出が終了した時、および/またはカプセルが機械から取り外された時に、カプセルをドリップさせ、コーヒーメーカーの周囲を汚させるように、カプセルの上面、および/または底部のミシン目または開口が流体残留物の逃がしを提供し、カプセル中の浸出流体残留物を保持しないということである。さらに、既知のカプセルとエスプレッソコーヒーメーカーは、制限された衛生的特性だけが欠点でないが、しばしば湯の挽いたコーヒーへのあまり効率的ではない分配、および/またはコーヒー飲料の送出に影響される。事実上、錐台形の既知のカプセルでは、湯は底面よりも小さい直径の上面を貫くノズルにより、湯を1回分のコーヒー全体に均一に浴びせるよりも、1点から散布されるように、内部に注入される。従って、湯は、不均一にコーヒー粒子を洗浄する。
特許文献1で開示されたカートリッジでは、複数の流路を作成するため、2つのディスクが、複数の開口および複数のエンボス加工を有するカートリッジ内部に提供されているので、この欠点は、部分的に解決された。
ヨーロッパ特許出願公開第EP−A−1344722号
あいにく、そのような既知のカートリッジは、飲料を抽出するため、上面と下面の両方を貫通しなければならず、またカートリッジの内部は、分配ディスクなどの追加の要素を負わされねばならない。
従来技術カートリッジのさらに他の欠点は、抽出機械にカートリッジを取り付けるとき、使用者が挿入指示を制御しなければならないといった点で、それほど便利でないということである。この制御は、抽出機械におけるカートリッジ容器の特定の形によって容易になるが、使用者が特に急ぐ場合(たとえば、使用者が、絶え間なくおよび迅速にたくさんの客にコーヒーを用意するように割り当てられたバーテンである時)には軽度の制御でさえ許容できない。
本発明の目標は、粒子状物質から飲料を生産するための機械のいかなる部品の汚染も著しく抑えまたは排除する抽出アセンブリを提供することにより、従来技術の飲料抽出システムの欠点の克服することである。
本目標の範囲では、本発明の目的は、異なる複数の種類の粒子状物質からの飲料連続抽出を可能にする無汚染構造を利用する一般的な飲料抽出システムを提供することである。
本発明の第2の特定の目的は、飲料抽出機械によって従来から実行される大部分のタスクを、そのような飲料抽出機械で使用されるカートリッジに移すことである。
本発明の他の特定の目的は、カートリッジが飲料抽出機械内部に取り付けられるまで、カートリッジ内部の粒子状物質の保存を高いレベルで保証することで、外部環境から由来する粒子状物質の汚染を低減することである。
他の目的は、飲料抽出機械内部へ取り付けるカートリッジを準備するために実行される動作の数を減少させることで、カートリッジ使用を簡素化することである。
さらなる目的は、カートリッジの全量の粒子状物質を通して注入流体の改善された均一な分配を提供することである。
さらに他の目的は、最終的な飲料の品質に影響せずに、カートリッジと飲料抽出機械の内部負荷を簡素化し、減少させることである。
発明の他の目的は、飲料準備操作の速度を上げるカートリッジおよび抽出アセンブリを供給することである。
この目標、これらの目的および以下で明らかになる他の目的は、カートリッジに収容された粒子物質から飲料を抽出するために飲料抽出機械に用いるための飲料抽出アセンブリによって達成される。この飲料抽出アセンブリは、飲料抽出機械の水注出口に接続可能な支持体と、粒子物質を収容するカートリッジを保持するカートリッジホルダとからなる。前記カートリッジホルダは、前記支持体に取り外し可能に取り付けられ、かつ、少なくとも、圧力下で水を受けるため上面から外向きに突出する第1カートリッジポートを備える。前記支持体は、飲料抽出機械の前記水注出口に接続可能な水注入ポートを含み、前記水注入ポートは、前記第1カートリッジポートへ前記の水を運ぶ。前記カートリッジホルダは、抽出された飲料のための逃げ路となる下部開口を備える。前記支持体の前記水注入ポートは、前記水注入ポートと前記第1カートリッジポートの間に放射状流体密封シールを提供するシール手段を備える。
発明のさらなる特徴と利点が、非制限的な実施形態を示す添付図面を用いて、好ましいが限定的でない実施形態の以下の説明によってより明らかになる。
図1と図2を参照すると、本発明の第1の好ましい実施形態のカートリッジ1が示されている。カートリッジ1は、概して円筒状であり、カップ部分2とその上に固定されたふた部分3を備える。
特に、カップ部分2は、実質的に円形の底部7と、底部7から存在する円筒状側壁8と、実質的に底部7とは反対に配置され、カップ部分2の開放端を規定する縁9aとを備える。
内部は、ふた部分がカップ部分に固定されている時、カップ底部7、側壁8およびふた部分3によって区画される。1回分の挽いたコーヒー4は、そのような内部に収容され、好ましくは第1紙フィルタ5bと第2紙フィルタ5aからなるフィルタ手段に挟み込まれる。別の実施形態では、以後に説明されるように、既知の種類のタブレットを提供できる。
カップ部分2は、カップポート6aを備え、カップポート6aは、好ましくはカップ底部7の中央領域に位置し、カートリッジの内部に対して外向きに突き出て注ぎ口を形成する。図2に示すように、カップポート6aは、実質的に円筒状であり、カートリッジの内部への開放されたアクセスのために提供され、その結果カートリッジの内部との流体の流動を可能にする。このため、開口部103aは、図4に示すように、カップポート6aと対応するカップ底部7に提供される。
カップ底部7は、側壁8と整列し、任意に、カートリッジの内部に対して外向きに突出するフランジ105aを備える。そのようなフランジは、好ましくは、取り扱いおよび自動生産プロセスを容易にしかつ促進する突き出し形状になるよう提供される。そのうえ、カプセルは、傾きまたは回転のないテーブル表面上の水平位置に配置でき、より簡単にパッケージし、積み重ねることができ、「ストリップ」パッケージにもされ得る。言い換えると、ポリラミネートフィルムの2つのストリップの間に固定され、かつ密封される。
ふた部分3は、カップ部分2の開放端を取り付けるよう成形され、ふた底部7bを備える。そこから、実質的に円筒状側壁105bが上向きに、かつわずかに外向きに存在し、そして、それは、実質的にふた底部7bに垂直である。側壁105bは、実質的にふた底部7bと反対に位置し、カップ部分2のリム9aに取り付け、かつ傾けるため、側壁105bから外側に突き出した環状縁9bで終わる。好ましくは、図3に示すように、カップ部分2のリム9aに位置する補足的な支持体と係合するように、環状縁9bには実質的に段付きの断面がある。別の形態では、環状縁9bおよびリム9aの他の断面形状が、カップ部分上のふた部分を固定できるならば、提供でき得る。
好ましい実施形態では、ふた部分およびカップ部分は、超音波剪断溶接技術を用いて互いに溶接される。その代り、たとえば普通の超音波溶接、熱溶接、ボンディングなど他の既知の溶接技術が使用され得る。また、発明のカートリッジは、単一の成型部品として製造されてもよい。
好ましくは、剪断溶接領域をコーヒータブレットから離すのと同様に、取り扱いおよび自動生産プロセスを、容易にし、かつ促進するために、突出側壁105bが提供され、その結果、その厳しいシール特性を解決するプラスチック溶接と移動するコーヒー粒子との干渉を最小限にする。
図1と図2に示す好ましい実施形態では、ふた部分3は、ほぼ円筒形であり、底部7bの中央領域におけるふたポート6bを備える。ふたポート6bは、カートリッジの内部に対して外向きに底部7bから突出する。ふたポート6bは、カートリッジの内部への開放されたアクセスのために提供され、その結果、内部に通じる流体の流れを許容する。このため、図2に示すように、開口部103bは、ふたポート6bに対応するふた底部7bに提供される。後述される代りの実施形態では、ふたポートはふた底部7bから突出しないか、または普段は閉じられていて、抽出段階の間は、注入針またはノズルで貫通可能である。同様の種類の代りの実施形態は後に示す。
本発明のカートリッジでは、ふたポート6bまたはカップポート6aのどちらかが、流体流れをそらせるためのハードルを含んでもよい。特に、図2から図4の実施形態に戻ると、注ぎ口6aが突出する中央開口部103aに放射状に交差するように、第1バリア104aがカップ底部7の内側に提供され、第2バリア106a、107aが第1バリアおよび開口部103aからある距離だけ離れてカップポート6aの内面に提供される。
好ましくは、カップポート6aを通る流体用の多少のジグザグ経路を区画するように、第2バリア106a、107aは、互いに面し、かつ、カップポート6aの内面から突出する。その結果、カートリッジの内部に行き来する直接的な流体流れを断ち、スパッタなどのジェットスプレー効果を引き起こし得る甚だしく加速された流体流れが避けられる。
第1バリア104aは、流体流れをそらせること、または、水力抽出流体圧から生じる濾紙の変形に対する支持体の提供のどちらかに有用である。従って、開口部103aの障害および濾紙破壊の可能性は回避される。
さらに、または、その代りに、図2で示されるように、対応する流体流れバリア104b、107bがふたポート6bで提供される。特に、カップポート6a内に形成されたものに実質的に類似した流体流れ経路を区画するため、バリア104bはふた開口部103bにわたり、また、バリア107bが同一バリアに面するふたポート6bの内面から突出する。
本発明のカートリッジの好ましい実施形態が、図2から図4に示されたような流体流れハードルを含んでいるにもかかわらず、当業者は、同じ目的に使用できる流体流れハードルの代りの構成または形状を容易に理解できる。たとえば、十字形流体流れバリアは、濾紙を支持し、かつ流体流れを4つの別個の流れへ直接分けることをなくすために提供されてもよい。その代りに、図27を参照して後述されるように、放射状突起が、ふたもしくはカップ開口部の回りに形成され、そのような開口部の中央へ向かって放射状に突出されてもよい。
流体流れハードルは、カートリッジ内面に直接に形成されなくてもよいが、カートリッジの吸入ポートまたは排出ポートに挿入され、固定的に取り付けられる別個の手段であってもよい。たとえば、両開放端を有する小さなプラスチックチューブは、流体透過性フィルタ材料(たとえば、熱可塑性ふるい材料、または、開放迷路組織または紙のフィルム)によって閉じられる。独立の流体流れハードルの例は、図27を参照して後で説明される。
さらに、流体流れハードルは、流体流れの要求に従って、ふたとカップポートの両方か、そのようなポートのうちの1つだけに提供されてもよく、または、全く提供されなくてもよい。
さらにカップ部分6aは、複数のリッジ101aを備え、リッジ101aは、直接に底部7に形成され、かつカートリッジの内部に向かって、特に濾紙5aの外面に向かって突出する。カップポート6aを伴なうフィルタコーヒーアセンブリ4、5aの全底面に流体連通させる複数の小さいチャンネル102a、102bを形成するように、リッジ101aは濾紙5aに直接接触する。好ましくは、そのようなチャンネルは平均約1mmの幅/高さである。
同様に、リッジ101bはカートリッジの内部に向かって、特に濾紙5bの上面に向かって突出するふた部分3上に提供される。その結果、複数の小さいチャンネルは、フィルタコーヒーアセンブリ4,5bの上面全体にふたポート6bを接続するフィルタ5bとふた底部7bとの間に提供される。
その代わりの実施形態では、小さい流体チャンネルがカップ部分のみ、または、ふた部分のみに提供されるか、または全く提供されない。そのような場合には、減少された数のリッジは、好ましくはカップ底部とふた底部のどちらかに形成され、カップ/ふた底部とフィルタ手段との間の空隙を形成するために、カートリッジの内部に向けて突出する。それらの典型的構成は、図11を参照して後で説明される。
その代わりに、挽いたコーヒーの投与量およびフィルタ手段の上面または底面のうちの1つと対面するカートリッジの内面の少なくとも一部分に微細な水路を提供するため、多孔質材料のディスクはそのような挽いたコーヒーおよびカップポートまたはふたポートの間に配置されてもよい。好ましくは、そのようなディスクは挽いたコーヒーの上面または底面中に存在している。
図1から図4には明らかには示されていないが、好ましくはふたポートおよび/またはカップポートは、たとえば多層プラスチック製のフィルムでふさがれている。このフィルムは、抽出段階の間に手動で取り外しでき、または機械で貫いたり裂いたりできる。
その代わりに、ふたポートもしくはカップポートが、後述するように、ふた部分製作中に生成される一体化表面、もしくはゴムプラグまたはシールによってふさがれてもよく、または、全カートリッジが、使用前に手動で開封できるように小袋に入れられるか包装されてもよい。小袋もしくは包装が、排気され、または圧力下で不活性ガスで満たされるポリラミネートで作られてもよい(調整気相包装すなわちMAP技術など)。
ふたポートとカップポートのどちらかが、空気不浸透性、および水溶性または注入水温で溶ける食用固形物質(たとえば、多糖類、タンパク質、および脂質)によってその代わりにシールされてもよい。
好ましくは、カートリッジ1はポリプロピレン製であり、また既知の射出成形技術を使用して製造される。とにかく、本発明によるいずれのカートリッジにも同様に、このカートリッジは以下のいずれかの材料で作成されていてもよい。PETなどの他の熱可塑性材料、SANTOPRENEすなわちノンインターレースのEPDMおよびポリプロピレンの混合物などのエラストマー熱可塑性材料またはTPE、ポリエステルなどの熱硬化性組成物、シリコーンまたはMVQなどのゴムまたはエラストマー、たとえば、PE、PETおよびPVDCからなる複合シートなどのポリラミネート熱可塑性材料、アルミニウム、PE、PETおよびアルミニウムからなる複合シートなどの他のポリラミネート材料。また、カートリッジ1は、熱成形などの他の技術を使用して製造されてもよい。
図1に示されるカートリッジのように、典型的カートリッジの本体は、高さが30−35mm、幅が35−40mmであり、ふたポートおよびカップポートは、高さがおよそ7−8mm、幅がおよそ8−10mmである。しかし、抽出必要条件および飲料抽出機械の構造に従って、本発明のカートリッジのサイズが異なってもよいことは、当業者が容易に理解できる。
カートリッジ1の主要な特徴を明確にしたので、次のことが理解される。すなわち、カップポート/注ぎ口6aが、飲むために使用される外部カップへの直接的な抽出飲料の注出口の役割を果たす場合、このカートリッジがコーヒーメーカーの抽出チャンバのこれまでの汚れをきれいにする。したがって、注ぎ口6aは、既知のフィルタホルダに適合させるため、または専用フィルタホルダに対して外向きに突出するように形成され、その結果、フィルタホルダ内面が完全に清潔に保たれ、カートリッジにある抽出飲料がそれらの表面に接触することが防止される。
さらに、カップ部分内面に直接形成された小チャンネルは、カートリッジ内部から追加の流体ディレクター部材を排除し、抽出飲料用の一体化コンベアを区画するようにカップポートと有利に結合できる。同時に、小チャンネルは、挽いたコーヒーの全量が利用され、結果として生じる飲料の感覚的品質を高めることができるように、コーヒーケーキの上域と下域の間での実質的に低い値でのカートリッジの内圧レベル降下を保つことを許容する。
機能的な理由のため、コーヒーケーキとカップ部分の底部またはふた部分の底部の間の空間をできる限り小さくするのが好ましい。
図1の特定のカートリッジによって生じる他の改善点は、それがリバーシブルであるということ、すなわち逆さまでも挿入できるということである。実際、カートリッジ本体は、水注入軸に垂直な仮想平面に対して実質的に対称になるように形成される。特に、カップポート6aおよびふたポート6bは、形状とサイズにおいて実質的に同一であり、それらは同一水噴射軸上に整列され、また、フランジ105aの高さは、図2に示すように、円筒状側壁105bの高さと実質的に等しい。微細水路は、カップ部分とふた部分の両方の内面に有利に提供される。
従って、どのポートが注入ポートとして作動するか、またどれが排出ポートとして作動するかにかかわらず、カートリッジ1はフィルタ容器に取り付けられ、その結果、抽出機械にカートリッジを挿入する作業が大いに容易になる。
特性が図1から図4の典型的実施形態に関して示されているが、本発明のいくつかの代りの実施形態は、既に示された基本的特性を適切に組み合わせるか、本発明の範囲内の他の特徴を付加することで提供できる。
図5を参照すると、本発明の第2の好ましい実施形態が示されている。特に、図5は、本体は外観的には図1のものと類似しているが、内部変形を特色とするカートリッジ11の断面図である。
図5にはカートリッジ11の断面図だけが示されているが、この断面が明瞭さの理由で図示されない実際のカートリッジ全体を半分にする仮想ラジアル平面に沿っているのが分かる。図5の断面図から始まって、全体のカートリッジ11の構造を簡単に描写することができるのは当業者に自明である。
カートリッジ11は、ほぼ円筒形をしており、カップ部分12およびふた部分13を含んでいる。カップ部分12は、底部17、側壁18、および、実質的に底部17と反対側に配置されたリム19aを含み、カップ部分12の開放端を区画する。
カートリッジ11の内部は、ふた部分がカップ部分12の開放端に取り付けられる時、カップ底部17、側壁18およびふた部分13によって区画される。1回分の挽いたコーヒーは、後でよりよく説明されるように、内部に収容され、この内部は、図2に示されるのと同様に、または、既知の種類のタブレットすなわちケーキにおけるようにフィルタ手段により囲まれる。
図5では、挽いたコーヒーとフィルタ手段の両方が簡単化のために省略されているが、図2の実施形態で起きたように、カートリッジの内部を実質的に満たすことを意図している。
カップ部分12は、好ましくは、カップ底部17の中央領域に位置し、カートリッジの内部に対して外向きに突出しているカップポート16aを備える。カップポート16aは、実質的に円筒形であり、カートリッジの内部への開放されたアクセスに備え、その結果、流体のカートリッジの内部に対する流動を許容する。このため、開口部113aは、カップポート16aに対応してカップ底部17上に提供される。
好ましくは、カップ底部17は、フランジ115aを備え、フランジ115aは、側壁18と整列しカートリッジの内部に対して外向きに突出する。
ふた部分13は、ふた底部17bを備えるが、ふた底部17bは、カップ部分12の開放端と嵌合するように形成され、実質的円筒状側壁115bが上向き、かつわずかに外向きに存在している。側壁115bは、環状端19bで終わり、環状端19bは、ふた底部17bと実質的に反対側に位置し、カップ部分12のリム19aに嵌合しかつもたれるために、側壁115bから外向きに突出する。
好ましくは、環状端19bには、図5に示されるようなカップ部分12のリム19aに位置する補足的支持体と係合するように、実質的な段付き断面がある。その代わりに、カップ部分上のふた部分に嵌合するのを許容する限り、環状端19bとリム19aの他の断面形状を提供できる。ふた部分13は、好ましくは、底部17bの中央領域に位置し、カートリッジ11の内部に対して外向きに突出する常閉型のふたポート16bを備える。ここで示される「常閉型」という用語は、抽出前に気密シールされ、またそれは、使用者によって手動で開封されるか、たとえばポートをふさぐ表面を貫通することにより、飲料抽出機械によって自動的に開封されるポートを示している。
図5の実施形態では、ふたポート16bは、ふたポート16bと一体化された小さい弱められた表面14によってふさがれている。その代わりに、ふたポートは、ふたポートの外部口に溶接されたプラスチックフィルム、または、以降で説明されるゴム、または、ゴムのようなプラグまたはシールによってふさがれてもよい。
ふたポート16bの内面は、実質的に滑らかであるが、図2の実施形態に関して説明したように、その代わりに流体流れハードルを提供できる。
カップ部分12は、カップ底部17上に位置し、好ましくは実質的に円筒形のカップポート16aを備える。図5に示される好ましい実施形態では、カップポート16aは底部17の中央領域に位置し、カートリッジ11の内部に対して外向きに突出し、カップポートを直接通り抜ける流体流れを防ぐためにハードル114、117a、117bを備える。
第1ハードル114は、カップポートの内部に放射状に交差するよう、出力口近傍のカップポート16a内部に形成され、一方、第2ハードル117a、117bはカップポート内面にフランジをつけ、互いに面している。
図2に示される実施形態と同様に、カップ部分12は、底部内側に直接形成され、カートリッジの内部に向かって突出する複数のリッジ111aを備える。リッジ111aは、抽出された飲料をカップポート16aに運ぶため、カップ底部17とフィルタ手段の間に複数の小チャンネル112a、112bを区画する。図5に示される特定の実施形態では、ふた部分3と異なり、微細水路は、ふた部分と挽いたコーヒーおよびフィルタ手段で構成されるアセンブリの間には提供されない。代わりに、まばらなリッジlllbは、ふた部分13の下側に提供され、ふた部分と挽いたコーヒーの間の隙間を非常に小さくするために役立つ。しかし、ふた部分3に関して上述したように、この構成の代わりとして水路がまだ提供されているのは明らかである。カートリッジ11は、カップポート16aを通る流体流れ通路を規制するため、バルブ手段を備えることが好都合である。バルブ手段は、カップポートへの適用のために特に着想されるが、発明に従ってカートリッジのカップポートおよびふたポートの両方、またはカートリッジの機能要件に従ってふたポートだけに適用できる。
図5に示される実施形態では、バルブ手段は、開口部113aの周りに形成され、開口部113aを覆う環状凹部15に依存する。このため、底部17の厚みは、凹部15の形成を許容するために、好ましくはカップポート16aから周囲に向かって徐々に減っていく。
好ましくは、バルブ手段は、狭い通過スリット、またはパッドの上面と底面を接続するようそこに形成されたオリフィスを有するゴム(たとえばシリコーンゴム)、ゴムのような、エラストマーの、またはプラスチックのパッドまたはディスクを備える。軸方向圧力が印加されないと、スリットは気密にシールされる。一方、挽いたコーヒーから抽出された浸出流体の圧力のような軸方向圧力が印加されると、パッドの一部がゆがみ、スリットはわずかに拡がり、その結果、浸出流体、すなわち飲料の通路が確保される。
図5に示される特定の実施形態に従って、バルブ手段は、カップポートの開口113aを気密に閉じ、隔壁として機能するように、凹部15に依存するゴムパッドまたはディスク116を備える。パッド116は、単に凹部15に依存すると説明されているが、それは任意にそのような凹部に付着させられ、または既知の技術を使用して別のやり方で固定されてもよい。
パッド116は、上部球状面、底部球状面、および、上面中央から底面中央までパッドを軸方向に横切るスリット118を備える。
スリット118は、事前に貫通されたものであり、好ましくは、薄い針の使用によって作られる。その代わりに、このスリットは、放射線形または交差形の切れ目か切れ込みであってもよく、または、複数のスリットは、これらのスリット、切れ目または切れ込みが、カートリッジが流体圧力下になく、飲料抽出段階の間に浸出流体が通れる時に、実質的にカートリッジ内に空気の通り道を確保しない限り、パッドを通して提供されてもよい。
挽いたコーヒーを囲むフィルタ手段のための支持体を提供するため、また、抽出された飲料をパッド116に運ぶため、シム119はカップ底部17上に、およびパッド116の上流に取りつけられるのが好都合である。
図7の切欠図を特に参照すると、シム119はパッド116に面する底面を備え、それはシムとパッドの間の流体流れチャンネル319を区画するように形成される。このため、シム119の底面は放射状に方向づけられたリッジ219を備える。
シム119の上面は、コーヒーフィルタ手段アセンブリを支持するリブを含み、リブは、好ましくは、シム119の厚みが実質的にカップ部分12のリッジ111aの高さと等しくなるような寸法をもつ。
図示されていない代りの実施形態では、シムが、ゴムパッドまで浸出流体を運ぶための貫通穴を含み、または後で説明される図27に示されるように、ゴムパッドから1回分の挽いたコーヒーを分離する任意の他の支持手段で置換されてもよい。
さらに他の実施形態では、バルブ手段は別々のシムを全く含まない。たとえば、そのような代りのバルブ手段を備える本発明の第3実施形態は、ゴム、ゴムのような、エラストマーの、またはどちらにしても弾性の材料で作られたパッドかディスクだけを備える。
特に、図6を参照すると、本発明の第3の好ましい実施形態のカートリッジ21は、底部27、側壁28、および、カートリッジの内部を規定するためにふた部分23が係合する開放端を備える円筒形カップ部分22を備える。カートリッジ内では、1回分の挽いたコーヒーおよび対応するフィルタ手段は、以前に説明されたカートリッジにおけるように設けられるが、簡単化のために図6には示されていない。
ふた部分23は、常閉型のふたポート26bを含み、それは既に説明されたふた部分13と実質的に同様の特徴を有する。
カップ部分22は、カップポート26aを備え、そこには流体流れハードル124、127a、127bが設けられている。さらに、底部27の上面は、実質的にはリッジ111aのように、底部27の表面を通して分配され、環状凹部25に集中する複数のリッジ121を備える。気密にカップポート26aの開口123aをふさぐため、円形ゴムパッド126は凹部25に依存する。パッド126が単に凹部25に依存すると説明されているにもかかわらず、それは、任意にそのような凹部の端に接着され、または、そうでなければ、既知の手段で固定されてもよい。
パッド116と同様に、パッド126は、その中央に、常閉型の、わずかに広がった貫通スリットを含み、その結果、飲料抽出段階の間に、浸出流体の流路が確保される。
1回分の挽いたコーヒーとフィルタ手段を支持するために、好ましくは、パッド126は、コーヒー/フィルタ・アセンブリおよびリッジ121により区画されたチャンネルから直接抽出される流体の流路を確保するように上面に直接形成され、成形されるリブ129を備える。
パッド116、126は、ゴム、エラストマーの、もしくは他の可撓性の材料で作られていると説明されている。そのような材料の弾性特性は、事前に貫通されたオリフィス、またはスリット118やスリット128のような気密シールとして機能するチャンネルを確保するが、同時に、カートリッジの内部へ向けて、またはそこから方向付けられた圧力ストレスへの応答を容易にする。言い換えれば、そのようなパッドは、バルブまたはバッフルとして機能する。したがって、そのようなパッドを備えるカートリッジは、パッドが、フィルム、または貫通可能なダイヤフラムなどの上述されたものと同様の方法でふたポートに適用される場合には、カップポートまたはふたポートをふさぐ手段を全く必要としない。同時に、抽出段階が終わった後、内圧の急落はスリットを初期停止状態に戻し、内部流体残留物がカートリッジから垂れるおそれを防止する。
否定的環境の影響からカートリッジを保護するそのバルブのような機能を超えて、カートリッジおよび抽出後に低下する抽出流体をガス抜きするのと同時に、前述したパッドもまた、カプセルを調整し、保存期間をより長くするためにそれを準備するために、包装段階(MAP)の間に、外部から中空針によって液体不活性ガスを注入できるようにする。針が引き抜かれた後、ゴムパッドは自身の弾性で自動的に閉じる。同じ針は、前記スリットを形成するために、パッドを貫くものであってもよい。
同時に、発明のパッドによってもたらされる他の重要な利点は、抽出飲料の上の評価されるクリーム層の形成、および安定性の多大な改善である。これは、エスプレッソコーヒー抽出方法が参照される時、イタリアの用語“crema”と通常は同じである。
エスプレッソ抽出方法は、多相飲料をもたらし、この多相飲料は、分散気泡と固体粒子とともに多成分水溶液において、微細な油滴の乳剤上に、典型的かつ特定のタイガーテールパターンを作り出す分散微粒子を伴なう、小気泡の泡層によって構成される。
泡の形成は、コーヒーに自然に存在する界面活性剤、およびエスプレッソ抽出方法によって引き起こされる多くの現象に関連する。
エスプレッソコーヒーまたはcremaの表面に浮かぶ泡は、非常に重要な感覚的な特性であり、エスプレッソコーヒーと他の調整品の間の区別のしるしを表す。
泡の特性が、完全な調合のサインであることはよく知られていて、これは、エスプレッソの泡の色、外観、および持続によって直ちに責められる(たとえばコーヒー粉砕、水温、水圧、フィルタ時間および/または飲料の量などにおける)何らかのエラー、またはいずれかの変化(コーヒーブレンド、ローストなど)である。上述のように、発明の好ましい実施形態のバルブ手段は、たとえば、開放時に0.1〜0.5mmのオーダーの非常に小さな直径の貫通スリットを有する、少なくともゴム、ゴムのようなパッドまたはディスクを備える。抽出されたコーヒーを強制的に通すことで、cremaの濃度と安定性が大いに増加するのが分かった。この効果は、比較的軽量で単純な性質の統合により、エスプレッソコーヒー飲料の品質を特徴付ける重要な効果を達成できるので、とても好ましい。
そのうえ、crema構成のためのゴムパッドは、概して使い捨てのカートリッジと一体化しているので、crema形成を促進するデバイスが機械の一部で、多数回の抽出プロセスに使用され、時間が経つにつれて抽出されたコーヒー品質が悪化する既知のエスプレッソコーヒーメーカーと反して、抽出されたエスプレッソコーヒーには、最高品質のcrema層が保証される。
本発明のカートリッジは、以前に説明された実質的に円筒形のカートリッジに限定されない。特に、用語「シリンダ」は、広義な意味で読まれなければならず、固定軸に平行に動いて、閉じた線を切り取る任意の線にたどられる表面を示す。たとえば、本発明の特定の実施形態のカートリッジ本体もまた、平行六面体形、もしくは円盤形である。その上、用語「実質的に円筒状」も、わずかに錐台形の、つまり、本発明のカートリッジ側壁の勾配が完全な円筒表面から1−2度ずれている円筒形カートリッジを示す。
小さい使用床面積が必要であるとき、図示されていない平行六面体形カートリッジは特に好ましい。
代わりに、円盤状カートリッジが、他の理由で代替手段として有利に提供できる。それは、ここで説明される。図8および図9にカートリッジの本体が実質的に円盤形をしている本発明の典型的実施形態が示される。この種のカートリッジ31は、上述のカートリッジの特徴のいくつかを実施し、特に、両方とも実質的に皿の形のカップ部分32とふた部分33を備える。
カップ部分32は底部37、環状側壁、および、実質的に底部37に平行に向けられるフランジリム39aを備え、そして同様に、ふた部分33は底部、側壁、およびリム39aと係合するよう成形されたフランジリム39bを備え、その結果、カートリッジの内部を区画する。カートリッジの内部は、E.S.E.(登録商標)と呼ばれるタブレットなどのように、既知の種類の挽いたコーヒータブレット、またケーキ34を完全に収容するよう成形される。
そのような既知のタブレットは、カートリッジ31が組み立てられた状態のとき、周辺端部がリム39a、リム39bによってしっかりと保持されている濾紙小袋内に封入される1回分の挽いたコーヒーを含む。リム39a、リム39bは、超音波溶接、熱要素溶接、または他の溶接技術(接着剤でつけること、または、これらと共通境界鍛造または変形方法の組み合わせ)などの既知の任意の方法を使用することで相互に固定されてもよい。
カップ部分32はさらに、カップポートを通して直接流れる流体流れを防ぐため、前述したハードル117a、117b、114と類似している内部ハードル137a、134aが有利に提供されるカートリッジ31の内部に対して外向きに突出する、実質的に円筒状のカップポート36aを備える。
底部37は、その平面的な内側で分配され、タブレット34と底部37の間に複数の小チャンネルを規定する複数のリッジ131を備える。リッジ131は、ゴムパッド136が依存する上述の凹部15,25と同様の中央環状凹部35を囲んでいる。
パッド136は、タブレット34を支持し、その間に流体流路を確保するため、中央に貫通した、常閉型のスリットを、上面に支持リブを有する。パッド136が上述したパッド126と同様であることがわかる。
ふたポート36bは、ふた部分33の中央領域から突出し、その内面に相互に対面するハードル137bを備える。図9は、カートリッジ31の断面図であり、そういうものとして一つだけハードル137bを示すが、同一のハードルが、示されたものに対面するふたポートの内面の反対側に存在することが分かる。さらに、ふたポート36bが外に突出する開口部は、前述のバリア104bと実質的に同一である流体流れバリア134bによって埋められる。
ふたポート36bは、アルミニウムフィルムもしくはポリラミネートプラスチックフィルム38によってふさがれ、カートリッジをエスプレッソコーヒーメーカーに設置する前に、ふたポート用の気密シールを形成する。フィルム38は、好ましくは、その機械の注入針によって穴を開けられるが、手動によって除去可能なフィルムがその代わりに提供されてもよい。図5、図6示されているカートリッジのように、ふた部分33は、内部へと向いた表面上にわずかなリッジを含んでおり、それはコーヒータブレット34とそれ自身のふた部分との間に非常に小さな隙間を規定している。
カートリッジ31は、既存のコーヒータブレットと完全に互換性があるという点で特に好都合である。また、このカートリッジの製造プロセスは、カートリッジに挿入されなければいけないフィルタ手段がないので、迅速化される。
さらに、カートリッジ31は、上述の他のカートリッジと同様、一体化されたカートリッジであることがわかり、換言すると、標準的なエスプレッソコーヒーメーカーの、カートリッジは濾過、配水、crema増量、飲料送出のような機能的特長のほとんどが、カートリッジ自身内に組み込まれていることがわかる。エスプレッソコーヒーメーカー機能は、主として、カートリッジを支持し、水を加圧下でその中に注入することである。
図10は本発明のさらに他の実施形態の、カートリッジ41の断面図である。このカートリッジは、カートリッジの特徴の大部分、すなわち流体流れバリア144、147、1回分の挽いたコーヒー4とろ紙5a、5bとともに、その底部47に複数のリッジ141aと注ぎ口46aを備える円筒型カップ部分42を備える。アルミニウムフィルムまたは多層プラスチックフィルム45が注ぎ口46aの外部口をふさぎ、それは手動で取り外し可能である。
カートリッジ1の実施形態とは異なり、実質的に平らな形状のふた部分43を備え、ふた部分の平面からわずかに突き出るふたポート46bと、ふた部分の外形からわずかに突出する環状端49bを備える。
図10と図11を参照して、ふた部分43の内側は、上部フィルタ手段5bとふた部分43の間のわずかな隙間を作り出すため、カートリッジの内部にわずかに突出するわずかな放射状のリッジ141bを備えている。
さらに、ふた部分43は、ふた部分46bによって区画される口と係合するゴム/ゴム状プラグまたはシール48を備える。プラグ48は、好ましくは、EPRまたはSBSのような熱可塑性エラストマー(TPE)で作製され、たとえば、エスプレッソコーヒーメーカーの注入針またはノズルで穴を開けられるより薄い中心部分を有しており、ふた部分46bの口をとらえるそのような中心部分を囲むより厚い部分を有している。
プラグ48のより厚い、中心部分は、水をカートリッジへ送るチューブやノズルとぴったりはまるような大きさになっている。言い換えると、プラグ48は、注入チューブやノズルのための放射状の流体密閉シールの役割を果たし、飲料抽出段階の間に、注入された水がふたポート46bの外にもれることを防止する。抽出段階が終わり、カートリッジ41が注入ノズルから分離されるとき、プラグ48は、たとえ穴が開いていようと、弾力的な性質に起因して弾力的に静止部分へと戻り、プラグ48は、固体残留物と液体の残留物のための良い保持体であり、固体残留物と液体残留物は機械から取り出されるとすぐにカートリッジ内部に保たれる。
プラグ48がカートリッジ41内に示されるか、そのようなプラグが、以前に説明されたカートリッジのような、任意の他のカートリッジに適用可能であることが理解される。
図27は、本発明のさらなる実施形態のカートリッジ81を表す。このカートリッジは、カートリッジ21の機構に実質的に対応する機構、すなわち、複数のリッジ181、その上に直接形成されたチャンネル182、および外部に突出するカップポート86aを備える底部87aを有する円筒状のカップ部分82aを備える。ここで、ふた部分83aは、挽いたコーヒーのケーキおよびフィルタ手段(図示せず)が収容されている内部を区画するように、カップ部分82aの上部リムにしっかり取り付けられている。
ふた部分83aは底部87bを含み、その上にはリッジ111bと同様なわずかなリッジが形成され、さらに常閉型のふたポート86bも備え、それは、好ましくは、底部87bの中心領域に位置し、カートリッジ81の内部に対して外向きに突出する。ふたポート86bはアルミニウムフィルムまたはポリラミネートプラスチックフィルムでふさがれる。
ふたポート86bの内面は実質的に滑らかであり、断面形状の流体流れハードル89は、ふたポート86bが突出する開口部183bを四分する。ハードル89は、好ましくは、カートリッジの内部に向かって突出し、それによって粒子物質のケーキを覆うフィルタ手段が、ふた部分83aの底部87bからある距離だけ離れたままにされる。
ふたポート86bの直径は、カートリッジの内部にアクセスするための針を使用することなく、完全に水注入ノズルを受けるために、概して、上述の他のふたポートの直径より大きい。ふたポートの内径は、好ましくは少なくとも5mmの幅であるが、その直径はさらに広く、たとえばふた底部87bの直径と実質的に等しくてもよい。
底部87aのリッジ181は、カップポート86aが突出する開口部183aの周りに形成される中央環状凹所を囲む。開口部183aを近接して囲むリッジは、開口部183aの中心に向かって放射状に存在し、リッジ181自体と同じ厚さの突出部を備える。突出部184は、粒子物質のケーキおよびフィルタ手段の支持体として、および、直流流体流れを防ぐ流体流れハードルとして機能する。
カートリッジ81は、さらに、ゴムパッド186を備え、それは、突出部184と環状凹所85aの間に取り付けられ、中央貫通スリットを備える。ゴムパッド186は、上で意図されるようにバルブ手段である。
カップポート86aは、好ましくは流体流れハードル187を備え、それは、カップポートに挿入され、カップポートの内面にしっかりと係合される別々の部品である。別々の流体流れハードルを提供し、およびポートの内面上に直接形成されるハードルを除去すると、いわゆるシーケンシャルモールディング製造技術に特に適切な好ましい構成となる。
“別々の”ハードル187は、好ましくは小さなプラスチック中空チューブ188を備え、その開口端が流体流動可能なフィルタ物質たとえばプラスチックシーブ物質のフィルム、または開放されたメイズティッシュ/紙で終わっている。その代わりに、内部バリアは、チューブ188の内面上に形成可能であり、それは、上述のバリア114、117a、117bと実質的に同様である。
図27に示される実施形態では、チューブ188は、上部シーブフィルム185bおよび下部シーブフィルム185aを備える。ハードル187をカップポート86aの内面へ取り付けるために、チューブ188は、カップポート86aの内面の周りに形成された対応する環状凹所189bにスナップはめするために、外部側壁上に、環状リブ189aを備える。明らかに、別々のハードル手段をカップポートまたはふたポートへ取りつけるための多くの他の構成は当業者にとって明白である。
図12から図15を参照すると、本発明のさらなる実施形態のカートリッジまたはカプセル51は、閉じた底部57とその口の上の周辺フランジ59aを有するカップ部分52を備える。実質的に平坦なふた部分53は、たとえばフランジ59aへのふた部分53の周辺端部を軸方向へ熱溶接することによって、カップ部分52にしっかりと取り付けられている。明らかに、既知の任意の他の結合技術、たとえば、超音波溶接、接着剤での取り付け、または、これらと鍛造や変形技術との組み合せなどは、ふた部分をカップ部分へしっかりと取り付けるための代替技術として提供できる。
ふた部分53は、Mのような断面を持つ、常閉型のふたポート56bを含み、さらに、ふた部分とカプセル51を満たし濾紙のようなフィルタ手段で挟まれる1回分の挽いたコーヒーとの間に小さな隙間を作り出すための、突出部151a、151bを備える。
底部57と1回分の挽いたコーヒーは、タペット159が収納される実質的に円錐状の空洞部を形成する。本明細書で、タペットは、タペットの支持部分157から突出するいくらかのスパイク156を持つプラスチックのような、実質的に、堅い物質の貫通部材として規定される。
図13に示されるように、スパイク156を用いて、タペット159がカップポート56aに普通に保持するように、タペット159は、上述の円錐状空洞部内に配置される。
好ましい実施形態では、タペットの支持部分157は1回分の挽いたコーヒーの下部表面を通して存在するディスクであり、ディスクは、その上面に均等に分散される複数の貫通穴55を備える。その上、タペット159の下部側は、好ましくは放射状リブ154、158を備える。
図15に示される好ましい実施形態では、タペット156は、スパイク156をフィリップスねじ回しの先端のようにするため、スパイクの先端からディスク157の下部表面の方へ縦方向に走る表面溝を備える。これらの形状によって、タペットがカプセルの底部57を貫通することが可能な限り、明らかに、この形状は任意であり、他の代りの形状がスパイク156に提供されることが可能である。飲料抽出段階の初期に、フィルタホルダがバヨネットホルダに挿入される時には、機械的圧力が底部57に加えられ、それがタペットのほうへ曲がる傾向がある。結果として、カップポート56aはスパイク156によって穴を開けられ、抽出された飲料のための流出口が自動的に作製される。抽出飲料を外側へ運ぶための隙間は、リブ154、158によって、かつ溝155によって維持される。
その代わり、抽出機械の注入ノズルとふた部分53の表面状態を用いて挽いたコーヒーの上面へ広がる注入水によって、ふたポート56bは穴をあけられる。
好ましくは、カプセル51は、たとえば、PE、PET、PVDCからなる多層シートなどの、ポリラミネート熱可塑性または熱硬化性のプラスチック材料のフィルムまたはシートから始めて、熱成形により製造される。この製造技術で、結果としてもたらされるカプセルは非常に軽く、扱いやすく、適度の量の包装材料も使用する。
したがって、カプセル51でさえ、標準の抽出チャンバの大部分の機構を一体化しており、本発明の他のカートリッジと同様に、挽いたコーヒーの気密保存を確実にすることがわかる。
その上、抽出段階の間に、注ぎ口が自動的にカップポート56aに形成され、カートリッジまたはフィルタホルダを汚染することなく、抽出された飲料が外部のコップまたはグラスに直接注がれることとなる。
本発明の、カートリッジのさまざまな実施形態は以上に説明されている。本発明の第2の態様によると、製造する飲料のために圧力下で、熱湯または他の注入流動体を送り込むことができる標準のエスプレッソコーヒーメーカー、または他の機械に適用するための抽出アセンブリを、ここで詳細に説明する。
図16から図18を参照すると、本発明の好ましい実施形態の抽出アセンブリ60は、エスプレッソコーヒーメーカーと接続可能な支持体を含み、それは、好ましくは、抽出アセンブリを飲料抽出機械の水注入チューブ、およびバヨネットホルダ63へ接続するための、コネクタ部材62から成り立っている。
コネクタ部材62には、底部、および、底部から立上がり、たとえばねじを使って支持体を抽出機械(図示せず)に取り付けるのに役立つフランジリムで終わる環状側壁がある。コネクタ部材62の底部は、抽出機械の水出口と接続可能な突出した注入ポート65、および、底部の反対側の円形のガイド壁259を備える。これは以下で説明される。
バヨネットホルダ63は、実質的に円筒型の形状であり、コネクタ部材62の円筒形の側壁がはめ込まれる上部開口端を備える。好ましくは、バヨネットホルダ63は、コネクタ部材を抽出機械に取り付けるのに使われるのと同じねじを用いて、コネクタ部材62に固定されている。明らかに、バヨネットホルダ及びコネクタ部材は、既知の任意の他の方法で、相互に固定されてもよい。たとえば、コネクタ部材の円筒型の側壁の外側表面、および、バヨネットホルダの円筒型の側壁の上部内側表面はねじ山をつけられていてもよい。その代わりに、コネクタ部材とバヨネットホルダは、一体として製造されてもよい。
さらに、バヨネットホルダ63は、その上に、既知の種類のガイド263のカートリッジホルダ64とのバヨネット嵌合のために提供される下部開口端を備える。
カートリッジホルダ64は、カートリッジ21を完全に収容するために、内部的に形成される実質的に円筒型の本体を備える。特に、それはカートリッジの側壁28を補足する円筒型の側壁を備える。
その上、カートリッジホルダ64の底部は環状溝261、および底部250を含み、その溝にはカートリッジのフランジ125aがスライド式に嵌合し、底部は、カートリッジホルダの円筒型の本体内部に位置し、中央領域に開口部267を備える。
環状溝の深さは、フランジ125の高さと実質的に同じでありカートリッジ21がカートリッジホルダ64へ挿入される際に、底部27の表面がほとんど完全に底部250へもたれ、カップポート26aが開口部267から突出する。
さらに、抽出アセンブリ60は、たとえばねじ山の嵌合調整により、カートリッジホルダに面する注入口65の下部開放端上に固く取り付けられる注入ノズルアセンブリ265a、265bを備える。その代わりに、ノズルアセンブリと水注入ポート65は、一体に形成されてもよい。
図21および図22を参照すると、ノズルアセンブリは、空洞ノズル本体265aおよびノズル本体の内面にしっかり取り付けられる穿孔部分すなわち針265bを備える。より詳細には、ノズル本体は、実質的に管状であり、2つの開口端251と254を備える。
開口端254はノズル本体の下部端に位置し、本発明の、カートリッジの突出したふたポート、たとえばふたポート26b、を受けるのに十分な広さである。
開口端251は、壁253によってノズル本体の上部端で区画され、それは、注入口の下部開口端の内面としっかりと固定されるように形成される。上部壁253の外面と注入口65の内面は、ノズル本体をコネクタ部材62へ取り付けるためにねじ山をつけられてもよい。流体密封嵌合がそれらの間で確保される限りノズルアセンブリをコネクタ部材の注入口へ結合する代りの機構が提供されてもよい。
ノズル本体265aの外面は、以下で説明されるように、カートリッジイジェクタ269の軸方向変位を制限するために放射状に突出する段階部分257を備える。代わりに、ノズル本体265aの内面には、内向きに存在し、好ましくはノズル本体の内面の中間領域に位置する、環状突出部252を備える。針265bは、環状の突出部252によって規定される開口に、軸方向に挿入され、固定される。上部開口端251から下部開口端254への流体の流路を許容するため、環状突出部252に貫通開口256が提供される。
ノズル本体265aの内面は、さらに、環状凹所255を含み、それは、同じ内面、好ましくは下部開口端254の周りの下部領域に位置している。そのような凹所はOリング266を収納し、それは飲料抽出段階の間に、ノズルアセンブリとカートリッジ21の注入ポート26bの間に放射状流体密封シールを提供する手段として機能する。
Oリング266によってもたらされる大きな利点は、注入された水が、任意の内部の部品または抽出アセンブリ60の表面を汚すことを防止すること、および、使用者によって触れられ、扱われなければならないカートリッジの外面をラップすることを防止することである。従って、優れた衛生状態が保証され、抽出機械は、カートリッジホルダ64や支持体62、63のような抽出アセンブリの部品を掃除しなければならないことはなく、何百回も使うことが可能である。
そのような、汚れない構成はまた、本発明のカートリッジにおける流出口の一体化と有利に組み合わせられる。連続した飲料抽出の抽出結果を汚染し、悪影響を及ぼす共通システムの主な不都合を組み込むことなく、コーヒー、チョコレート、茶、またはハーブ煎じ薬、スープ、他の温かい乳飲料のような、異なる食用物質を収容するカートリッジのために、同じ飲料抽出機械と同じ抽出アセンブリが連続して使用できる。
そのうえ、半径サイズがノズルアセンブリの下部開口部254の平均的直径を越えない限り、Oリング266の弾性のために異なる半径サイズの注入ポートを持つさまざまなカートリッジを使うことができる。
抽出アセンブリの実用性を高めるために、カートリッジイジェクタ269は、ガイド壁259および、水注入口65から突出するノズル本体265aの部分によって区画される環状空間に取り付けられる。カートリッジイジェクタ269は、実質的にドーナツ状であり、好ましくは、ガイド壁259、コネクタ部材62の底部、カートリッジのふた部分、抽出段階の間に水注入口65から突出するノズル本体265aの部分によって区画される環状空間に取り付けられるための形をしている。
カートリッジイジェクタ269は、それぞれの中空ハウジングに位置する複数のバネ268を含み、中空ハウジングは、そこからバネが伸びることができる開口端を持つ。バネ268は、コネクタ部材62の底部とカートリッジイジェクタの中空ハウジング内に提供されたそれぞれの隣接表面で終わる。
カートリッジホルダ64がバヨネットホルダ63に取り付けられるとき、イジェクタ269は、コネクタ部材62の底部に向かって押され、バネ268は圧縮される。図18に見られるように、この位置では、ふたポート26bが針265bによって突き抜けられ、水は、上述のようにカートリッジ内に注入できる。
カートリッジホルダが取り除かれるとすぐに、図20から分かるように、イジェクタ269はカートリッジホルダ64内にカートリッジ21を保つ。カートリッジホルダが解放されるとき、イジェクタの進みを止めるために、カートリッジイジェクタのドーナツ型をした本体の内面の周りに環状突出部258が提供される。そしてそれはイジェクタがカートリッジホルダに向かって下向きにスライドする時にノズル本体265aの段付き部分257で接する。
エスプレッソコーヒーメーカー用の抽出アセンブリの特定の実施形態が、図6で示される種類のカートリッジに関連して説明されたが、本発明の任意のカートリッジに特に適合する任意の均等な抽出アセンブリが提供可能であることがわかる。
たとえば図19を参照すると、本発明の円盤状のカートリッジ71にふさわしい特定の抽出アセンブリ70は、上記の教示によって設計できる。
円盤状のカートリッジ71は今まで詳細には説明されていなかったが、すでに詳細に説明した本発明の、カートリッジの実施形態の機構を組み合わせることにより、すぐに導き出される。この結果、この組み合わせは、同じ発明概念に明らかに含まれ、当業者にとって明らかなさらなる実施形態を得るために、異なる実施形態からの要素が組み合わされてもよいことを示すために提示される。
カートリッジ71は、カートリッジ11、31、41の複数の機構を組み込む。詳細には、それは、ほぼ円盤状であり、カートリッジ31として既知の種類のコーヒータブレットを収納する。カートリッジ71のカップ部分はカップ部分37と同様であるが、シム119、および、カートリッジ11で用いられる種類のゴムバルブまたはパッド116を備え、パッド116は変形した状態で表わされ、それは抽出段階の間に到達する。カートリッジ31と異なり、ふたポートはふた部分に対してわずかに突出し、カートリッジ41で使われたプラグ48と同じであるゴムプラグまたはシール78によって閉じられる。
従って、抽出アセンブリ70は、抽出アセンブリを飲料抽出機械の水注入チューブに接続するために、好ましくはコネクタ部材72とバヨネットホルダ73に構成されるエスプレッソコーヒーメーカーと接続可能な支持体を備える。
コネクタ部材72は、飲料抽出機械の水注入ポートとの接続のための、水入口ポート75、および、コネクタ部材に取り付けられる時にバヨネットホルダ73の内部の方へ突出する環状壁359を備える。
バヨネットホルダ73は、実質的に円筒形であり、コネクタ部材72の環状壁359が嵌合する上部開口端を備える。好ましくは、コネクタ部材を抽出機械に取り付けるために用いられる同じねじによって、バヨネットホルダ73はコネクタ部材72に固定される。明らかに、バヨネットホルダ及びコネクタ部材は、既知の任意の他の方法で、相互に固定されてもよい。たとえば、コネクタ部材の円筒状側壁の外側表面、および、バヨネットホルダの円筒状の側壁の上部内面はねじが設けられてもよい。その代わりに、コネクタ部材とバヨネットホルダは、一体に製造されてもよい。
さらに、バヨネットホルダ73は、既知の種類のガイド263がカートリッジホルダ74を用いたバヨネットフィッティングのために提供される下部開口端を備える。
カートリッジホルダ74は、内部形態がカートリッジ71のカップ部分に補足的な実質的に平らにされた本体を備える。その上、カートリッジホルダ74の底部は、それを通ってカートリッジ71のカップポート76aが配置されるその中央領域に開口部377を備えている。
カートリッジホルダ74がしっかりとバヨネットホルダ73に取り付けられるとき、カートリッジ71の周辺の平坦なリム79は環状壁359とカートリッジホルダ74のリムの間にしっかりと保たれる。
抽出アセンブリは、さらに、注入ポート75に取り付けられ、カートリッジホルダに向かって突出するノズル275を備える。
図23を参照すると、ノズル275は、水注入口75から水を受けるための内部軸方向空洞、およびそこで一体化された針または穿孔切材358を有する実質的に円筒状の空洞部品である。空洞359が針まで存在する。それは軸方向には空であり、実質的に放射方向に水を供給するための放射状貫通開口部356を備える。
輪状の凹所355は、さらに、ノズル275内に、特に針358の周りに、提供される。凹所355は、カートリッジホルダ74がバヨネットホルダ73に取り付けられるとすぐに、プラグ78のより厚い周辺部分を受けるために形成されている。図19からわかるように、この位置ではプラグ78は、水がカートリッジ内部に噴射できるように、針358によって貫かれ、また、プラグ78はノズル275とカートリッジ71のふたポートの間の流体密封シールに備える。
したがって、プラグ78は、抽出アセンブリの水注入ポートとカートリッジの間に放射状流体密封シールを提供するシール手段として機能し、その結果、注入水がカートリッジの外面をラップすることを防止する。
好ましくは、抽出アセンブリ70は、壁359とノズル275によって区画される環状空間に収納され、イジェクタ269と同様なカートリッジイジェクタ269を備える。
カートリッジホルダ74がバヨネットホルダ73に固定される場合、イジェクタ369は、適度に圧縮されたバネ368を用いてコネクタ部材72に向かって、上向きに押される。代わりに、カートリッジホルダ74がバヨネットホルダ73から取り外される場合、イジェクタ269はカートリッジ71をカートリッジ74内に保持する。カートリッジホルダが解放される際にイジェクタの動きを止めるために、環状突出部378がカートリッジイジェクタ369のドーナツ状本体の内面の周りに提供される。それは、イジェクタがカートリッジホルダに向かっての下向きにスライドする時にノズル本体275のステップ付き部分357で終わる。
図24から図26を参照すると、本発明のさらに他の実施形態の抽出アセンブリは、好ましくは抽出アセンブリを飲料抽出機械の水注入チューブに接続するための、コネクタ部材82と、バヨネットホルダ83で構成されるエスプレッソコーヒーメーカーに接続可能な支持体を備える。
コネクタ部材82は、底部、および底部から立ち上がり、たとえば、ねじを用いることにより、抽出機械(図示せず)に支持体を取り付けるのに役立つフランジリムで終わる円筒形側壁を有する。コネクタ部材82の底部は、抽出機械の水送出部への接続可能な突出する注入ポート85、および、底部の反対側に円形のガイド壁459を備える。コネクタ部材82は、以前に説明されたコネクタ部材62と実質的に同様である。
バヨネットホルダ83は、実質的に円筒形であり、コネクタ部材82の円筒状側壁が嵌合する上部開口端を備える。好ましくは、バヨネットホルダ83は、コネクタ部材を抽出機械に取り付けるのに使われるのと同じねじによってコネクタ部材82に固定される。明らかに、バヨネットホルダとコネクタ部材は、既知の任意の他の方法で、相互に固定されてもよい。たとえば、コネクタ部材の円筒状側壁の外面と、バヨネットホルダの円筒状側壁の上部内面はねじれがつけられていてもよい。その代わりに、コネクタ部材とバヨネットホルダは、一体に構成されてもよい。
そのうえ、バヨネットホルダ83は、既知の種類のガイドがカートリッジホルダ84に取り付けるバヨネットに提供される下部開口端を備える。
水をカートリッジ51内に運ぶため、ノズル285が注入ポート85に固定され、カートリッジホルダ84に向けて突出する。
図26を参照すると、ノズル285は、内部軸方向キャビティ459が水注入部85からの水を受けるために形成される、実質的に円筒状の空洞部品である。空洞459が針まで存在するように、中空針または穿孔部材458をノズル285と一体化している。好ましくは、針458は、実質的に放射方向に水を供給するために放射状貫通開口部456を備える。環状凹部455は、飲料抽出段階の間にノズルアセンブリと、カートリッジ51の注入ポート56bの間に、放射状流体密封シールを提供するためのシール手段として機能するOリング466を収容するために、ノズル285内、特に針458の周りにさらに提供される。
好都合には、抽出アセンブリ80は、壁459とノズル285によって区画される環状空間に収納され、イジェクタ269と同様なカートリッジイジェクタ469を備える。
好ましくは、イジェクタ469は、その底側の周辺環状リブ470を含み、周辺環状リブ470は、カートリッジホルダがバヨネットホルダに固定されるとき、カートリッジ51のふた部分の周辺突出部151aを係合させるために成形される。
カートリッジホルダ84は、カプセル51を収納するために内部が成形された実質的に円筒状の本体を有する。特に、それは、カプセルの側壁を実質的に補足するよう成形され、上部領域の環状肩部、および、カプセルホルダの底部領域の開口部477で終わる内部側壁を備える。
カートリッジホルダ84の底部は、カプセル51の底部57と同じ傾きではない。好ましくは、カプセルホルダ84の底部領域は、タペット159のリブ154、158に対して実質的に平行に傾斜している。従って、カートリッジホルダが完全にはバヨネットホルダに固定されていない初期状態において、カートリッジホルダ84の環状肩部に対して、立ち上がった位置にある、カップポート56aとフランジ59a、59bの周辺の領域の一致でのみ、カプセル51は開口部477の輪郭上に自身を支持する。
カートリッジホルダ84をバヨネットホルダ83に固定するために手動で回転させるとすぐに、まずカプセル51のふた部分がイジェクタ469の下部表面で終わり、次に環状壁459で終わる。従って、圧力は、スパイク156にカップポート56aと底部57を貫通させ、タペット159の下部側に留めさせる底部57に加えられる。
カプセルホルダ84が完全にバヨネットホルダ83に固定され、システムが飲料抽出段階の用意ができている、図25で見られる位置、すなわち、最終位置では、カップポート56aが完全に開き、抽出される飲料は外部のカップへ直接供給され得る。また、図25は、飲料抽出位置でノズル285がカプセル51の注入ポート56bを貫いていることを示している。注入ポート56bのM状の形態は、ノズル285の針の部分との簡単な係合を備えていることが好都合である。カプセルホルダ84がバヨネットホルダから取り外されるとすぐに、イジェクタ469によってカートリッジ51がカートリッジホルダ84内部に保持されることが好都合である。カートリッジホルダが解放されるときにイジェクタの進みを止めるために、環状突出部478がカートリッジイジェクタのドーナツ型本体の内面の周りに提供され、それはイジェクタが下向きにスライドする時にノズル本体285の取付印57で止まる。
上の抽出アセンブリは、カートリッジの上部ポートのプラグまたはシールを壊すため、かつカートリッジの内部にアクセスするために針が提供される注入ノズルを備える。その上、上のカートリッジの上部ポートは、対応する雌ノズルに挿入可能な大きさである。しかし、本発明の範囲から離れずに、インジェクションノズルとカートリッジの上部ポートの間に反対の結合を提供することは可能である。たとえば、図28を参照すると、本発明の他の実施形態の抽出アセンブリは、エスプレッソコーヒーメーカーに接続可能な支持体を含んでおり、この抽出アセンブリは、好ましくは、飲料抽出機械の水注入チューブへ抽出アセンブリを接続するためのコネクタ部材582と、バヨネットホルダ583とからなる。
コネクタ部材582には、底部、および、底部から上がり、たとえばねじを用いて支持体を抽出機械(図示せず)に取り付けるのに役立つフランジリムで終わる、円筒状の側壁がある。コネクタ部材582の底部は、抽出機械の水放出部と接続可能な突出した注入ポート585、および、底部の反対側の円形のガイド壁559を備える。
バヨネットホルダ583は、実質的に円筒形であり、コネクタ部材582が適合する、上部開口端を備える。好ましくは、上に説明されている実施形態でのように、コネクタ部材を抽出機械へ取り付けるために用いられる同じねじによって、バヨネットホルダ583はコネクタ部材582に固定される。明らかに、バヨネットホルダとコネクタ部材は、既知の任意の他の方法で、相互に固定されてもよく、たとえば、コネクタ部材の円筒状の側壁の外的表面とバヨネットホルダの円筒状側壁の上部内面にねじれがつけられていてもよい。その代わりに、コネクタ部材とバヨネットホルダは、一体として構成されてもよい。
バヨネットホルダ583はさらに、既知の種類のガイドがカートリッジホルダ584とのバヨネットフィッティングのために提供される、下部開口端を備える。
カートリッジホルダ584は、上述のカートリッジ81を完全に収容するために、内部が成形される実質的に円筒状の本体を備える。特に、それは、カートリッジの側壁に補足的な円筒状の内部側壁を備える。その上、カートリッジホルダ584の底部は、カートリッジ81の低いフランジがスライド式に適合する円筒状溝561、およびカートリッジホルダの円筒状本体内に位置し、その中央領域に開口部567を備える底部550を備える。環状溝561と底部550は、カートリッジ81がカートリッジホルダ584に挿入されるとき、その底部87aの表面がほぼ完全に底部550にもたれ、カップポート86aが開口部567から突出するように成形される。
図28の抽出アセンブリは、さらに、たとえばねじ取り付けによって、カートリッジホルダに面する注入部585の下部開放端にしっかり取り付けられる注入ノズル575を備える。その代わりに、ノズルアセンブリと水注入口ポート585は、一体に製造されてもよい。
ノズル575は、反対の開口端を伴なう空洞の円筒状本体を含み、その中間領域にフランジ557を備える。
実質的に円筒状の中空の先端558は、カートリッジホルダに向かってノズルのフランジ557から軸方向に突出し、ふたポート86bの内径より概して小さい外径を持たせるように成形される。従って、カートリッジホルダ584がバヨネットホルダ583にしっかり取り付けられる際、適切な大きさのふたポート56bのために、先端558はふたポートへ完全に挿入可能である。
先端558は(一般の)注射針より実質的に大きいが、それは雌ポートとしてふたポート86bのようなカートリッジポートへ挿入されることが可能なほど小さい。好ましくは、先端558は、Oリング566のようなシール手段を収納するために、外面の周りに形成される環状凹所を備える。
好ましくは、抽出アセンブリは、ドーナツ状のカートリッジイジェクタ569を備え、それは、コネクタ部材の壁559とノズル575によって規定される環状スペースに収納され、上述の他のカートリッジイジェクタと同様である。
イジェクタ569の軸方向の進行は共通のスナップブラケット578によって制限され、それは上向きに存在し、ノズル575を囲む適切な環状凹所579へスライド式に挿入される。スナップブラケット578のための制限停止はノズル575のフランジ557によって規定される。
好都合には、ドーナツ状のカートリッジイジェクタ569は、インジェクションノズルの先端558との間の環状の隙間を規定する大きさの内部同心側壁568を含み、その隙間は、カートリッジ81が抽出アセンブリに取り付けられる際に、ふたポート86bの側壁で完全に満たされる。従って、図28に示される特定の構成では、カートリッジインジェクターは、また、抽出段階の間にふたポートの可能な拡張に対する保持壁として機能する。
図28の抽出アセンブリは、穿孔針をなくする単純な構成という利益があり、同時に、カートリッジ、抽出チャンバおよび水注入チャンバの間に付く汚れがないことを保証する。実際には、ふたポートが閉まっているか、それを抽出アセンブリインストールする前かにかかわらず、注入ノズルは雄部分として、ふたポートは雌部分として機能し、注入ノズルは、適切な針を必要とせず、もしあれば、ふたポートの上部シールを貫くことができる。
抽出アセンブリの注入部分575、585は、外部Oリングを用いて、カートリッジによって規定される抽出チャンバから隔離され続け、同じ、または異なる飲料の連続する膨大な抽出プロセスが、任意の方法で抽出アセンブリを洗浄し、または補修することなく、行われる。
その上、注入ノズルの外部Oリング566は、注入ノズル自体の内部部分にアクセスする必要なく、簡単に交換でき、または補修できる。
従って、本発明が提案された目標と目的を成就することが分かる。明らかに、本発明のカートリッジおよび抽出アセンブリの何れかに対するさまざまな変更は本発明の範囲から外れることなく、当業者に明白であり、すぐになされ得る。したがって、特許請求の範囲は、図示、または、例の形での説明に与えられる好ましい実施形態によって限定されるべきではなく、むしろ特許請求の範囲は、当業者によって均等物として扱われるである全ての特長を含み、本発明に存在する、特許可能な新規な全ての特徴を備えるべきである。
本出願が優先権を主張する基礎となっているヨーロッパ特許出願第04007297.7での開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の第1の実施形態のカートリッジの斜視図である。 図1のA−A平面に沿う、図1のカートリッジの斜視断面分解図である。 図1のカートリッジのカップ部分の平面図である。 B−B平面に沿う、図3のカップ部分の断面図である。 本発明の第2の実施形態のカートリッジの斜視断面図である。 本発明の第3の実施形態のカートリッジの斜視断面図である。 図5のシムの斜視破断図である。 本発明の第4の実施形態のカートリッジの斜視図である。 図8のカートリッジの斜視断面分解図である。 本発明の第5の実施形態のカートリッジの斜視断面図である。 図10のカートリッジのふた部分の内側の斜視図である。 本発明の第7の実施形態のカートリッジの斜視図である。 ラジアル平面に沿う、図12のカートリッジの斜視断面図である。 貫かれた状態における本発明の第7の実施形態の、カートリッジのラジアル平面に沿う斜視断面図である。 図12のカートリッジに収容されたタペットアセンブリの斜視図である。 本発明の第2の態様の抽出アセンブリの斜視図である。 図16の抽出アセンブリの分解図である。 カートリッジをインストールさせ、飲料抽出位置に配置された図16の抽出アセンブリの斜視切欠図である。 円盤状カートリッジをインストールさせ、飲料抽出位置に配置された抽出アセンブリの斜視切欠図である。 カートリッジ排除位置に配置された図16の抽出アセンブリの斜視切欠図である。 図16の抽出アセンブリで使用されるノズルの底面図である。 図16の抽出アセンブリで使用されるノズルの部分断面側面図である。 図19の抽出アセンブリで使用されるノズルの断面側面図である。 図12のカプセルが取付られている、本発明のさらなる実施形態の、抽出アセンブリの切欠図である。 飲料抽出位置に配置された場合の、図24の抽出アセンブリの切欠図である。 図24の抽出アセンブリで使用される注入ノズルの側面断面図である。 本発明のさらなる実施形態の、カートリッジの、ラジアル平面に沿う斜視断面図である。 図27のカートリッジが取り付けられた、本発明のさらなる実施形態の抽出アセンブリの切欠図である。
符号の説明
21 カートリッジ、 26b 第1カートリッジポート、 60 飲料抽出アセンブリ、 62,63 支持体、 64 カートリッジホルダ、 65 水注入ポート、 266 シール手段、 267 下部開口。

Claims (17)

  1. カートリッジに収容された粒子物質から飲料を抽出するために飲料抽出機械に用いるための飲料抽出アセンブリであって、
    飲料抽出機械の水注出口に接続可能な支持体と、
    粒子物質を収容するカートリッジを保持するカートリッジホルダとからなり、
    前記カートリッジホルダは、前記支持体に取り外し可能に取り付けられ、かつ、少なくとも、圧力下で水を受けるため上面から外向きに突出する第1カートリッジポートを含み、
    前記支持体は、飲料抽出機械の前記水注出口に接続可能な水注入ポートを含み、前記水注入ポートは、前記第1カートリッジポートへ前記の水を運び、
    前記カートリッジホルダは、抽出された飲料のための逃げ路となる下部開口を含み、
    前記支持体の前記水注入ポートは、前記水注入ポートと前記第1カートリッジポートの間に放射状流体密封シールを提供するシール手段を備える
    飲料抽出アセンブリ。
  2. さらに、前記水注入ポートに一体化され、または接続されるノズルアセンブリを含み、
    このノズルアッセンブリは、カートリッジホルダに面し、圧力下でカートリッジに水を注入するように前記第1カートリッジポートと係合可能である
    ことを特徴とする請求項1の飲料抽出アセンブリ。
  3. 請求項1の飲料抽出アセンブリであって、前記ノズルアセンブリが
    内部貫通キャビティを有する中空ノズル本体と、
    前記第1カートリッジポート内部へのアクセスを提供するための、前記ノズル本体と一体化された針とを含み、
    前記中空ノズル本体は、前記水注入ポートに接続されているノズル本体の第1開口端から、前記第1カートリッジポートを受け入れる前記ノズル本体の第2開放端までの流路である
    ことを特徴とする飲料抽出アセンブリ。
  4. 前記針が、前記内部貫通キャビティに形成される環状突起の中に固定される別個の部品であることを特徴とする請求項3の飲料抽出アセンブリ。
  5. 前記針が、前記ノズル本体の内部貫通キャビティと連通する軸方向キャビティを含み、
    前記針が、さらに、前記の軸方向キャビティと連通する放射状貫通開口部を含み、前記放射状貫通開口部は実質的に放射方向に水を供給することを特徴とする請求項3の飲料抽出アセンブリ。
  6. 前記ノズル本体が、前記シール手段を収容するように、前記第2開口端に環状凹部を備えることを特徴とする請求項3から請求項5の何れかの飲料抽出アセンブリ。
  7. 前記シール手段がOリングを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの飲料抽出アセンブリ。
  8. 前記シール手段が、中央の貫通可能部分と周囲のより厚い部分とを有するゴムガスケットを備え、このゴムガスケットは、前記針が貫通する前に、前記第1カートリッジポートをふさぐことを特徴とする、請求項1から請求項7の何れかの飲料抽出アセンブリ。
  9. 前記支持体に取り付けられたカートリッジイジェクタを備え、このカートリッジイジェクタは、前記カートリッジホルダが少なくとも部分的に前記支持体から取り外されるまで、前記カートリッジを、前記カートリッジホルダ内部に押圧し続ける、ことを特徴とする、請求項1から請求項8の何れかの飲料抽出アセンブリ。
  10. 前記カートリッジイジェクタが、実質的にドーナツ状であり、前記ノズルアセンブリの周りに取り付けられ、さらに、前記支持体の上面および下面に接するバネ手段を備えることを特徴とする請求項9の飲料抽出アセンブリ。
  11. 前記支持体が、前記水注入ポートを備えるコネクタ部材、および、バヨネットフィッティングにより固定できる前記カートリッジホルダ上のバヨネットホルダを備えることを特徴とする、請求項1から請求項10の何れかの飲料抽出アセンブリ。
  12. 前記カートリッジホルダが、前記カートリッジを収容するように実質的にカップ形であり、前記カートリッジホルダの内面が、前記カートリッジの外面と実質的に相補的に成形されていることを特徴とする、請求項1から請求項11の何れかの飲料抽出アセンブリ。
  13. 前記カートリッジから出力される抽出飲料によってカートリッジが汚染されるのを防ぐために、したがって、同じ飲料抽出機械と同じ抽出アセンブリが、異なる粒子状物質を収容する複数のカートリッジを用いて長期にわたって連続使用できるようにするために、前記カートリッジホルダの前記下部開口が、前記カートリッジの中に一体化された飲料出口が通過可能な大きさであることを特徴とする、請求項1から請求項12の何れかの飲料抽出アセンブリ。
  14. 請求項1から請求項13の何れかの飲料抽出アセンブリであって、前記ノズルアセンブリは、前記水注入ポートと接続されている前記ノズル本体の第1開口端から、前記第1カートリッジポートに係合可能な前記ノズル本体の第2開口端までの水路を確保するための内部空洞を有する中空ノズル本体を備え、この中空ノズル本体は、圧力下で、注入針を使用することなく前記カートリッジ内部に前記水を運ぶように、第1カートリッジポートに挿入可能な前記第2開口端に先端を備えることを特徴とする飲料抽出アセンブリ。
  15. 前記先端が、前記シール手段を備え、放射状流体密封シールがその外面に取り付けられることを特徴とする、請求項14の飲料抽出アセンブリ。
  16. 前記シール手段が、前記ノズルアセンブリの前記先端の外面に形成された環状凹部に取り付けられるOリングを備えることを特徴とする、請求項14または請求項15の飲料抽出アセンブリ。
  17. 請求項1の抽出アセンブリであって、前記カートリッジは、
    カップ部分とふた部分とからなる本体であって、前記カップ部分は、底部、側壁、および、底部と反対側のリムを含み、前記ふた部分は、前記カートリッジの内部を区画するようにカップ部分の前記リムにしっかり取り付けられ、前記ふた部分は、前記水のための注入流路を区画する前記カートリッジポートを備える、本体、
    前記粒子物質を保有し流体物質を浸透させるフィルタ手段内に含まれる前記粒子物質を収容する前記カートリッジの前記内部、および
    前記内部に向けて前記底部に圧力が加えられる時に前記底部を貫通するように、前記フィルタ手段および前記底部の間に区画にされる円錐中空部内に配置され、その結果、常閉型のカップポートを開き、注ぎ口を形成するタペットを備え、
    前記支持体にカートリッジホルダが固定されるとき、前記内部に向かって前記カートリッジの前記底部に前記圧力を加えるように、前記カートリッジホルダの内面が形成されることを特徴とする、飲料抽出アセンブリ。
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