JP2007529805A - センサの応答 - Google Patents

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Abstract

編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、第2の導電テキスタイル平面、および機械的な相互作用のもとで前記第1の導電テキスタイル平面と前記第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面を備える3層構造を有しているセンサ。中間の分離平面が、機械的な相互作用のもとで前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が前記第2の導電テキスタイル平面に向かって変形できる構造上の端点を定めている。編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、ステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有するとともに、それらステッチのそれぞれが、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPを有している。

Description

(発明の背景)
(1.発明の分野)
本発明は、機械的な相互作用に対するセンサの応答の一様性の改善に関し、特には編み上げによる導電テキスタイル層を少なくとも1つ有しているセンサの感度の一様性の改善に関する。
(2.関連技術の説明)
多数ある手動操作のタッチセンサの用途においては、センサが可撓性であり、所定の許容範囲において加えられた圧力に対して敏感に反応する必要がある。3層構造を有する形式の織物式タッチセンサは、2つの外側の導電テキスタイル層と、複数の開口を定めている中央の分離層とを有している。分離層が、センサに圧力が加わっていないときには、導電テキスタイル層を離間させるように構成されており、機械的な相互作用のもとでは、これらの層の間の電気的接触を可能にする。
この形式のテキスタイル・センサにおける問題は、センサが意図せず動作してしまう頻度が、或る種の用途にとっては受け入れできないほどに頻繁であるという点にある。意図せぬ動作は、センサの曲げまたはたわみによって生じる可能性があり、あるいは製造の際のセンサパターンからの逸脱、もしくはセンサの製造または使用の際に生じる1つ以上の層における皺または他のゆがみに起因するセンサ内の内力によって生じる可能性がある。
特許文献1が、2つの外側導電テキスタイル層および中央の絶縁分離層を有するテキスタイル・センサを開示しており、これらの層が分離層の開口を横切って平たく保持されるよう、フレームを横切って引き伸ばされている。この構成は、可撓性が求められるタッチセンサの用途には適しておらず、さらにはフレームゆえに、検出領域内の種々の位置において、機械的な相互作用に対する感度が受け入れがたいほどにばらつく可能性がある。
特許文献2には、5つの層から構成された形式のテキスタイル・センサが記載されており、感度の改善および意図せぬ動作に対する耐性がもたらされている。しかしながら、このより複雑なセンサの製造コストは、このセンサの適用可能範囲を狭くするものと考えられる。
米国特許第4,659,873号明細書 国際公開第00/072239号パンフレット
したがって、可撓性であって、一様な感度を呈し、かつ経済的に製造できるセンサを提供することが望まれている。
(発明の要旨)
本発明の一態様によれば、編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、第2の導電テキスタイル平面、および機械的な相互作用のもとで前記第1の導電テキスタイル平面と前記第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面、を有しているセンサであって、前記中間の分離平面が、機械的な相互作用のもとで前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が前記第2の導電テキスタイル平面に向かって変形できる複数の開口のそれぞれの構造的な境界を定めており、前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、ステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有するとともに、前記ステッチのそれぞれが、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPを有しており、前記分離平面が、開口占有面積AFを有する開口Aを定めており、少なくとも1つのループ部分占有面積LPFが、少なくとも1つの開口占有面積AFの中に完全に含まれることができるセンサが提供される。
本発明の一態様によれば、編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、第2の導電テキスタイル平面、および機械的な相互作用のもとで前記第1の導電テキスタイル平面と前記第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面、を有しているセンサであって、前記中間の分離平面が、機械的な相互作用のもとで前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が前記第2の導電テキスタイル平面に向かって変形できる仮想の多角形の開口窓の境界の頂点である前記第1の導電テキスタイル層に向かって延びる構造上の端点を定めており、前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、ステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有するとともに、前記ステッチのそれぞれが、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPを有しており、前記分離平面が、開口窓占有面積AWFを有する仮想の多角形の開口窓AWを定めており、少なくとも1つのループ部分占有面積LPFが、少なくとも1つの開口窓占有面積AWFの中に完全に含まれることができるセンサが提供される。
(発明を実施するためのベストモードの記述説明)
(図1)
位置センサの分解図が、図1に示されている。センサ101は、第1の電気導電層102、第2の電気導電層103、および中間の分離層104を備える3層構造を使用しており、この例においては、中間の分離層104が電気絶縁材料から製造されたメッシュであって、2つの導電テキスタイル層102、103の間に配置されている。
電気導電層は、好ましくは、電気導電性の繊維と絶縁性の繊維との混合物から機械によって作られる織物の形態である。この種の織物の一例が、国際公開第WO00/72240号パンフレットに開示されている。
第1の電気導電層102には、導電部材105、106からなる第1のペアが、1つがこの層において向かい合う縁からなる第1のペアのそれぞれの縁に沿って延びるように設けられている。これらの導電部材105、106の間に加えられる電位に応答して、電流が矢印107によって示されている方向に、第1の層102を横切って流れることができる。
同様に、第2の電気導電層103には、導電部材108、109からなる第2のペアが、1つがこの層において向かい合う縁からなる第2のペアのそれぞれの縁に沿って延びるように設けられている。これらの導電部材108、109の間に加えられる電位に応答して、電流が矢印110によって示されている方向に、第2の層103を横切って流れることができる。
センサ101において、第2の層103において向かい合う縁からなる第2のペアは、第1の層102において向かい合う縁からなる第1のペアに対して、逆のペアである。したがって、直交する方向に流れる2つの電流を、センサ101において生成することができる。
欧州特許公開第EP 0 989 509号に記載されているように、この電気的構成によってセンサは、検出領域における機械的な相互作用の位置(X軸およびY軸データ)、ならびに例えば機械的な相互作用の程度または圧力といった機械的な相互作用についての他の特性(Z軸データ)の両者を、検出することができる。
(図2)
センサ101の断面が、図2に示されている。電気導電層102、103のそれぞれは、たわんで波状となる特性を持つ導電テキスタイル層である。
センサ101に圧力が加えられていないとき、上側の第1の電気導電層102は、中間の分離層104によって第2の電気導電層103から隔てられていることを、見て取ることができる。
図2は、中間の分離層104の支持部202と隣接する支持部203との間の位置に手によって圧力が加えられたときの機械的な相互作用を示している。第1の導電層102を押す指201の作用によって、第1の導電層102が第2の導電層103に接触させられている。このように、圧力が加えられた場合に、導電層102、103が合わさって位置204に示されているように電気的接触を形成し、このやり方でセンサ101を通過する導電路が形成される。
この形式のセンサの特徴は、加えられる圧力への応答が、圧力を加えているアクチュエータの追従性に依存するという点にある。アクチュエータが、導電層を分離層の開口の中へと局所的に変形させることができるよう、Z軸において充分な追従性を有していなければならない。実際において、アクチュエータが尖っている場合には、加えられる圧力によって織物がただ1つの開口にしか押し込まれず、接触がただ1つしか発生しない可能性がある。一方で、圧力がより広い領域にわたって加えられた場合には、中間の分離層の複数の穴を通じて複数の接触が生じる。固くて平坦な表面を有するアクチュエータは、柔らかくて追従性がある表面を有するアクチュエータに比べ、電気的接触を達成するためにより程度の大きな力の使用を必要とする。この特性は、センサの上部または下部に、Z軸について追従性である追加の層を取り入れることによって変更することが可能である。この追加の層は、織物または発泡材層であってよい。
(図3)
各層が曲げ可能である3層構造を、可撓センサの形成に利用することができる。図3の可撓位置検出器301が、そのような構成を利用しており、キーパッドのキーを輪郭付けるカバーを備えている。可撓検出器301の各層は、縁302において検出器301の周囲を巡って一体に保持されている。全体としての可撓検出器301を、曲げることが可能であり、図示のとおり折り畳むことができる。
機械的な相互作用に対する検出器301の応答は、検出器301の製造感度、検出器301の各層におけるゆがみの存在、および検出器301の検出領域における機械的な相互作用の位置に関係する要因に依存する。
センサの製造感度は、全体としての固有の感度であり、これに合わせてセンサが製造される。検出器301が、手によって加えられる圧力によって動作しなければならないが、検出器301が意図的に押されたのではない場合に動作するほど敏感であってはならないことを、理解すべきである。
可撓センサは、意図せぬ動作を生じやすい傾向を有する可能性がある。意図せぬ動作は、例えば製造時のセンサパターンからの逸脱が、各層のずれを生む可能性があり、あるいは層内に襞またはひきつれを生じる可能性があるなど、製造時に持ち込まれるセンサ内の内力によって生じうる。センサの意図せぬ動作は、例えばセンサの曲げまたはたわみ、あるいは全体的な磨耗または裂けなど、センサの使用によって生じるセンサ内の内力からも発生しうる。
さらに、製造用の素材において自然に生じるばらつきが、センサの性能を左右し、センサの応答につきものの不整合を生じうることも、理解すべきである。
センサの構成におけるばらつきが、検出領域の各所における各層の追従性を左右しうる。或る場合には、センサの各層の全域にわたる引っ張り力の勾配ゆえに、或る位置における機械的な相互作用が、他の位置における機械的な相互作用よりも識別困難なものになるかもしれない。例えば、検出器301を眺めると、縁302の付近における機械的な相互作用が、より中央よりの位置における機械的な相互作用よりも識別しにくいことに、気付くかもしれない。
動作応答にばらつきをもたらしうる他の要因は、検出を達成するために使用される電気的な構成である。例えば、1つ以上の導電部材に対する機械的な相互作用の反応位置が、その機械的な相互作用がどのようにセンサにとって検出可能であるかを決定しうる。すなわち、加えられる圧力が同じであっても、圧力が加えられる位置によってセンサの応答が異なることに、気付くことができる。
個々のセンサの応答の一様性を改善し、とくには商業的な観点から、同種のセンサ間の応答の一様性を改善することが、望まれている。すなわち、センサの感度において不可避であるばらつきを「取り除く」ことが、望まれている。
(図4)
センサが製造されるときの製造感度は、製造公差にもとづいており、全検出領域にわたって適用できるセンサの作動力の指標をもたらしている。製造公差は、特定の用途について適切なセンサの選択を容易にすべく機能し、さらには、品質管理を容易にすべく機能する。
センサの製造公差は、センサへと加えられたときに出力を引き起こさない下方のしきい値力、およびセンサへと加えられたときに出力を引き起こす上方のしきい値力を、定めることができる。すなわち、これら下方および上方の力のしきい値は、センサの感度について2つの指標をもたらしている。最適な感度の一様性および知覚される性能の品質は、上方および下方のしきい値が最も近いときに得られる。
製造公差は、A±Bの形態で表現することができ、ここでAは公称の作動力であって、Bは公差パラメータである。第1の例として、機械式のキーボードの製造公差が、50g±10gとして与えられるとする。これは、キーボードの公称の作動力が50gであり、いずれのキーも40gの力が加えられたときには動作せず、かつすべてのキーが60gの力が加えられたときに動作することを示している。第2の例として、センサの製造公差が、50g −25g,+100gとして与えられるとする。これは、キーボードの公称の作動力が50gであり、検出領域のどこに25gの力が加えられてもセンサが動作せず、かつ検出領域のどこかに150gの力が加えられるたびに、センサが動作することを示している。
センサの用途においては、上方または下方の力のしきい値のうちの一方についてのセンサの一致が、他方についてのセンサの一致よりも重要であると考えられることを、理解すべきである。例えば、図3の可撓検出器301を考慮すると、意図せぬ動作を回避すべきである場合には、主として下方の作動しきい値についての一致が重要である。
図4は、センサが所定の製造公差に一致しているか否かを検査するための手順について、各段階を説明するフロー図401を示している。この手順は、センサが上方のしきい値力に一致しているかについて検査する前に、まずは下方のしきい値力に一致しているかについて検査する。
ステップ402において、機械式のフィンガーまたは突き棒が、センサの検出領域内のサンプル位置に下方のしきい値力の大きさの力を加えるために使用される。ステップ403において、センサからの出力が検出されたか否かが問われる。ステップ403における問いの答えが否である場合、下方のしきい値力に従っていることを示しており、ステップ404へと進む。一方で、ステップ403における問いの答えがイエスである場合、下方のしきい値力に従っていないことを示しており、ステップ405へと進んで、そのセンサは検査の手順に不合格であったと判断される。
ステップ404においては、下方のしきい値力についてのさらなる検査を別のサンプル位置において実行すべきであるか否かが問われる。ステップ404における問いの答えがイエスである場合、さらに検査を行なうべきであることを示しており、制御がステップ402へと戻る。一方で、ステップ404における問いの答えが否である場合、検査すべきすべてのサンプル位置について下方のしきい値力における検査が成功であると判断されたことを示しており、ステップ406へと進む。
ステップ406においては、ステップ402において使用されたものと同じであっても、同じでなくてもよいが、機械式のフィンガーまたは突き棒が、センサの検出領域内のサンプル位置に上方のしきい値力の大きさの力を加えるために使用される。ステップ407において、センサからの出力が検出されたか否かが問われる。ステップ403における問いの答えがイエスである場合、上方のしきい値力に従っていることを示しており、ステップ408へと進む。一方で、ステップ407における問いの答えが否である場合、上方のしきい値力に従っていないことを示しており、ステップ404へと進んで、そのセンサは検査の手順に不合格であったと判断される。
ステップ408において、上方のしきい値力についてのさらなる検査を別のサンプル位置において実行すべきであるか否かが問われる。ステップ408における問いの答えがイエスである場合、さらに検査を行なうべきであることを示しており、制御がステップ406へと戻る。一方で、ステップ408における問いの答えが否である場合、検査すべきすべてのサンプル位置について上方のしきい値力における検査が成功であると判断されたことを示しており、ステップ409へと進んで、そのセンサが検査手順に合格したと判断される。
(図5)
図5は、本発明を具現化するセンサの断面を示しており、その構成において、編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、第2の導電テキスタイル平面、および中間の分離平面を使用している。
センサ501が、編み上げによる第1の導電テキスタイル層502、第2の導電テキスタイル層503、および第1および第2の導電テキスタイル層の間に配置された中間の分離層504という3つの層のみから構成されている。編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、機械的な相互作用のもとで第1の導電テキスタイル平面と第2の導電テキスタイル平面とが電気的に接触できるよう、中間の分離層504を貫通可能である。このように、センサ501の構成によれば、使用される編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、第2の導電テキスタイル平面、および中間の分離平面が、それぞれ別個の層によって設けられている。第1の代案となる構成においては、中間の分離平面および外側の導電テキスタイル平面が、第1の別個独立の層構造に設けられ、残りの外側導電テキスタイル平面が、第2の別個独立の層構造によってもたらされる。第2の代案となる構成においては、中間の分離平面および両方の外側導電テキスタイル平面が、ただ1つの独立した層構造に設けられる。
編み上げによる導電テキスタイル層502は、中間の分離層504の開口を通って押し付けられて第2の導電テキスタイル層503と電気的に接触できる能力を織物に付与する程度の追従性を備えて製造される。センサ501の構成によれば、第2の導電テキスタイル層503も、織物に同様の能力を付与する程度の追従性を備えて製造されるが、他の実施形態においては、第2の導電テキスタイル層のこの特徴が、備えられていなくてもよい。
編み上げによる導電テキスタイル層502は、平面全体にわたって編み上げられた導電性の糸を含んでおり、織物を平面の方向および/または平面に直交する方向に伸ばすことができるようにしている。編み上げによる第1の導電テキスタイル層502は、縦編みパターンまたは横編みパターンに従って構成することが可能である。
第2の導電テキスタイル層503は、導電性の繊維を含んでおり、編み上げ、織成、またはフェルトのパターンに従って構成することが可能である。織成による織物は、良好な導電特性を有しているが、大きな伸びまたは圧縮ができない傾向にあり、いくつかの織成によるテキスタイルは、横方向に伸びることができない。
(図6)
横編み構成を有するテキスタイルが、図6に示されている。
編み上げは、ループおよびループ内のループを形成すべく糸を絡み合わせることによって織物を構成する技法である。編み上げによる織物の単位は、ループまたはステッチであり、ステッチは、糸が先行のループを通って引かれるときに形成される。
テキスタイル産業においては、コス(course)という用語が、編物の縦の列のステッチを指して使用され、ウェール(wale)という用語が、編物を横切る列のステッチを指して使用される。
テキスタイル601を眺めると、コスが、矢印602によって示される方向に延びており、ウェールが、矢印603によって示される方向に延びている。典型的には、横編みによる編物は、コスとウェールとが等しいコスとウェールとの間の比〜コスがウェールよりも最大50%多いコスとウェールとの間の比を有している。
ステッチの寸法は、ステッチの或る指定された点と隣のステッチの対応する点との間の距離を測定することによって導出され、したがって編物のコスおよびウェールに沿った測定値が、長さおよび幅方向のステッチ間隔を示している。
テキスタイル601を眺めると、ステッチ幅は、ステッチ605の点604と隣のステッチ607の点606との間の距離であり、すなわちステッチ幅は、ウェールに沿って測定される。テキスタイル601のステッチ長さは、ステッチ609の点608と隣のステッチ611の点610との間の距離であり、すなわちステッチ長さは、コスに沿って測定される。
編物の他の寸法としては、ウェール・ステッチ繰り返しピッチおよびコス・ステッチ繰り返しピッチが挙げられ、これらは典型的には、一般的には1”(1英国インチ)/2.54cmである所定の距離における繰り返しの数を計数することによって測定される。
テキスタイル601の横編み構成の各糸が、他の糸と絡み合い、織物の上面または下面からz軸方向に突出する重なり合い部分を形成していることを、見て取ることができる。例えば、糸612が、糸613および糸614と絡み合い、ループ部分を形成している。
編物の糸620のループ部分が、621に示されている。ループ部分621は、編物内の糸において少なくとも180°を超えて方向を変化させている部分である。点622と点623の間のループ部分621における糸の経路が、ウェール方向に繰り返されていることを、見て取ることができる。さらに、点622、623、および624がすべて、糸の湾曲に沿って連続する転換点に位置し、ウェールを形成していることを、見て取ることができる。
ループ幅は、ループ部分を横切る最大の距離として測定される。これは、ループの最大の弦であり、ループ部分621について線625で示されている。ループにおけるこの線の上方の部位が、矢印626によって示されているが、本明細書においてループ部分占有面積LPFと称される。
(図7)
縦編み構成を有するテキスタイルが、図7に示されている。テキスタイル701の構成も、やはりループ部分を含んでいる。編物テキスタイル701の糸702のループ部分が、703に示されている。ループ幅は、ループ部分を横切る最大の距離として測定される。ループの最大の弦が、線704によって示されており、その長さがループ幅である。ループにおける線704の上方の部位の面積が、このループのループ部分占有面積LPFであり、矢印705によって示されている。
ループ部分の形状、寸法、および向き、ループ部分の突出の程度、ならびにループ部分が突出する表面が、特定の編物の構成に依存して決まることを、理解すべきである。
好ましくは、本発明を具現化してなるセンサの編み上げによる第1の導電テキスタイル層は、きわめて細かい縦編みの形態をとる。0.1mm〜0.3mmのステッチ間間隔が、隆起および瘤がほとんどない平滑で均一な表面をもたらしている。この層の構成は、すべて電気導電性の糸からなってもよく、電気導電性の糸と電気絶縁性の糸との混合からなってもよい。好ましくは、この縦編みの構成は、電気導電性の糸および電気絶縁性の糸の同じ割合の混合を取り入れている。
(図8)
センサ501の中間分離層504は、テキスタイル構造またはメッシュ構造によって設けることができる。
図8は、編み上げテキスタイル構造801を示している。テキスタイル構造801は、規則的なパターンに従って複数の開口を定めている。テキスタイル構造801のパターンによれば、2つの種類の開口が定められており、開口802など第1の種類は、実質的に円形の形状を有しており、開口803など第2の種類は、実質的に楕円形の形状を有している。開口802の開口占有面積AFは、陰で図示されている開口の面積であり、この例においては、メッシュによって定められる開口の構造境界の内側の面積である。この例では、開口802の開口占有面積AFが、開口802と同じ形状である。開口803の開口占有面積AFも、やはり図8において陰で図示されている。線I−Iに沿ったテキスタイル構造801の断面が、804に示されている。
手による相互作用に対して敏感であるためには、検出器が、比較的弱い圧力に対して敏感でなければならない。平均的な指が、100mmの面積を覆うこと、および手動操作のセンサの用途の大部分においては、0.5ニュートン〜1ニュートンの力を加えるときにユーザが快適であると考えることが分かっており、結果として加えられる圧力は、5kPa〜10kPaである。
センサの性能を左右するメッシュの特性は、穴の寸法およびメッシュの厚さである。センサの感度を、開口の寸法および/または分離層の厚さを変えることによって変化させることができる。
検出器の特性が、絶対的なメッシュの厚さまたは絶対的な穴の面積によって決定されるわけではなく、これら2つの量の間の比およびメッシュと導電層との間の物理的な相互作用によって決定されることが、分かっている。したがって、本明細書の開示の目的においては、メッシュ密度パラメータを、メッシュの厚さを実効穴面積で除算したものとして定義することができる。
メッシュの穴の寸法は、導電テキスタイル層の糸がメッシュを貫いて電気的な接触をなすことができるよう、充分でなければならず、メッシュを選択するときには、テキスタイル導電層の糸の種類および直径を考慮しなければならない。さらには、センサにおいて、編み上げによる導電テキスタイル層のループ部分が中間の分離層の支持部分に整列することで、検出器の検出領域のいたる所に感度の異なる領域が生じうる。
0.09mmの厚さおよび3.8mmの平均穴面積を有する薄いメッシュを利用する位置検出器が、誤作動に陥りやすいことが知られている。これは、メッシュ密度が0.23であって、10kPaの作動圧力を必要とするメッシュをもたらしている。
他の種類のメッシュとしては、規則的および不規則的な形状を有する複数の開口を不規則なパターンに従って定めているメッシュ、およびただ1種類または3種類以上の開口を含むパターンに従って複数の開口を定めているメッシュが挙げられる。
(図9)
図9は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層902、第2の導電テキスタイル層903、および中間の分離メッシュ904のみから構成されたセンサ901について、機械的な相互作用の際の層の変形を説明している。中間の分離メッシュ904が、構造的な境界906を有する実質的に円形の開口905を定めている。
図示のとおり、中間の分離メッシュ904によって定められた開口の上方の位置において、編み上げによる第1の導電テキスタイル層902へと圧力が加えられたとき、この編み上げによる第1の導電テキスタイル層902が縮まって、第2の導電テキスタイル層903に向かって開口内へと変形する。編み上げによる第1の導電テキスタイル層902が、開口905の構造的な境界906の構造上の端点907および908など、開口の構造的な境界を巡る構造上の端点から開口内へと変形していることを、見て取ることができる。この変形は、織物が平面の方向および/または平面に直交する方向に伸びることができるよう、層が追従することによって、容易にされている。
(図10)
図10は、延長部分を有するメッシュを説明している。メッシュ1001が、それぞれが実質的に三角形の形状を有している開口1002などの開口を定めている。開口1002の開口占有面積AFは、陰で図示されている開口の面積であり、この例においては、メッシュによって定められる開口の構造的な境界の内側の面積である。この例においては、開口1002の開口占有面積AFは、開口1002と同じ形状である。図示のとおり、メッシュ1001は、開口からなる繰り返しパターンを定めている。
メッシュ1001は、延長部分1003など、メッシュ上の延長位置1004から延びる複数の延長部分を有している。メッシュ1001のパターンによれば、延長部分は、メッシュの交点の位置において発生している。この例では、メッシュ1001に、繰り返しのパターンに従って延長部分が設けられている。さらに、メッシュ1001のすべての延長部分が、メッシュ1001の同じ表面から延びている。
線II−IIに沿ったメッシュ1001の断面が、1005に示されている。メッシュ1001の直立する延長部分はそれぞれ、実質的に卵の半分の形状を有している。延長部分はそれぞれ、延長部分1007の構造上の端点1006など、その頂点に構造上の端点を有している。
メッシュの延長部分の構造上の端点が、仮想の多角形開口窓の境界の頂点を形成している。例えば、端点1008、1009、および1010は、陰付きの領域1011によって示された三角形の仮想の開口窓の境界の頂点であり、端点1012、1013、1014、および1015は、陰付きの領域1016によって示された矩形の仮想の開口窓の境界の頂点である。
延長部分を備える他の形式のメッシュとしては、2種類以上の開口を含むパターンに従って複数の開口を定めているメッシュ、2種類以上の延長部分を含むパターンに従って複数の延長部分を有しているメッシュ、およびメッシュの交点以外の位置に延長部分を有しているメッシュが挙げられる。
延長部分を表面に備えているこの形式のメッシュは、英国BristolのApplied Extrusion Technologies Limitedから入手可能である。延長部分は、ボスと称されており、この素材を、メッシュの厚さおよびボスの数という形で定義することができる。
適切な製品の一例が、Delnet X550という商標で販売されている。これは、押し出しおよび型押しされた高密度ポリエチレンから作られている。この材料は、1平方メートル当たり12gの重量を有し、0.11mmの厚さを有している。典型的には、1cm当たりのボスの数が、第1の方向において8.3であり、直交する方向において9.4である。
他の製品は、Delnet X220という商標で販売されている。やはり、この材料も、高密度ポリエチレンから押し出しおよび型押しされ、1平方メートル当たり27gの重量を有している。厚さは0.26mmであり、長さ1cm当たりのボスの数は4.3である。
他の材料が、Delnet X215という商標で販売されている。この材料は、1平方メートル当たり34gの重量、0.25mmの厚さ、および直線1cm当たり5.5個のボスを有する同様の構成である。
(図11)
図11は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102、第2の導電テキスタイル層1103、および延長部分を有する中間の分離メッシュ1104のみから構成されたセンサ1101について、機械的な相互作用の際の層の変形を説明している。中間の分離メッシュ1104が、構造的な境界1106を有する実質的に三角形の開口1105、および構造上の端点1108を有する延長部分1107を定めている。
中間の分離メッシュ1104が、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102と第2の導電テキスタイル層1103との間に、メッシュの延長部分の先端が編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102に向かうように位置している。センサ1101が動作していない状態においては、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102が、中間の分離メッシュ1104の延長部分に当接して位置し、延長部分の構造上の端点が、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102を離間した状態に支持している。
図示のように、延長部分の間の位置において編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102に圧力が加えられると、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102が、第2の導電テキスタイル層1102に向かって変形する。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102が、延長部分1107、1111、および1112のそれぞれの構造上の端点1108、1109、および1110など、圧力の印加点を囲んでいる延長部分の構造上の端点から変形していることを、見て取ることができる。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102が、開口1105などのメッシュ1101の開口に達すると、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102は、開口1105の端点1113など、開口の構造的な境界の周囲の構造上の端点から、開口内へと変形する。
このように、延長部分を備える中間の分離メッシュが、3層式センサの構成において使用される場合、一方の外側導電テキスタイル層が、他方の外側導電テキスタイル層へと向かって2段階の変形を生じうる。すなわち、延長部分の構造上の端点からの第1段階の変形、および開口の構造上の端点からの第2段階の変形である。
したがって、延長部分を有するメッシュは、延長部分が設けられておらず二次元であると考えることができるメッシュと比べて、三次元であると考えることができる。
メッシュに延長部分を設けることで、第1の導電層が第2の導電層からさらに遠ざけられ、誤作動の発生が少なくなるという効果がある。このような延長部分を設けることは、センサまたはカバーのうねりまたは皺によって生じる誤作動の発生を少なくするうえで、とくに有効である。しかしながら、メッシュにおいてこれらの延長部分によって覆われている面積は、比較的小さいため、メッシュ表面の大部分にわたってメッシュの実際の厚さを大きく増すことはない。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1102が、延長部分の構造上の端点から変形するとき、この層の変形が、圧力印加の位置の周囲の延長部分の間を超えて圧力印加の点から外向きに広がることを、図11から見て取ることができる。結果として、意図的な機械的相互作用に対してもたらされる抵抗の増加が、最小限である。このように、延長部分を設けることによって誤作動の程度を少なくすることができる一方で、意図された層の相互作用に対する抵抗の増加はわずかである。
(図12)
図12は、本発明の一態様を特徴としているセンサについて、中間分離層1202に重ねられた編み上げによる導電テキスタイル層の導電性の糸1201を示している。導電性の糸1201は、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPからなるステッチの繰り返しパターンを形成すべく編み上げられている。
中間分離層1202は、開口占有面積AFを有する複数の開口Aを定めている。中間分離層1202には、延長部分は設けられていない。
図示のとおり、ステッチループ部分SLPのループ部分占有面積LPFは、開口占有面積AFの中に完全に含まれることができる。糸1201が、例えば開口1204に整列したループ部分1203であるが、ステッチのループ部分が開口内を横切って延びるが開口の境界を超えないように、分離メッシュ1202に対して位置していることを、見て取ることができる。開口に整列したステッチループ部分のこの状態を、本明細書においては、ループ−開口整列と称する。
編み上げによる導電テキスタイル層の導電性の糸1201は、ステッチループ部分において容易に変形する。そのような変形は、小さなパドルまたはレバーとして機能するループの物理的特性により、繰り返し可能かつ制御可能である。ループを、絡み合った先行のループから延びる位置を始点に下方へと回動(pivot)可能であると見ることができる。
1205に示されているように、加えられた圧力によって開口内へと変形すべく利用できるループの数を増やすため、開口AAに対して複数のループを利用可能にすることが好ましい。1205に、センサの導電層を構成している編み上げによるテキスタイル1206が示されている。編み上げテキスタイル1206のステッチが、ループからなるアレイが開口AAに整列して生じるよう、開口AAの寸法に比べて比較的小さい寸法である。これは、手によって加えられる圧力のもとで変形できるより多くのループを利用可能にすることによって、センサの応答の一様性を向上させる。これは、開口の位置に加えられる圧力に対する所望の反応の発生率を高めるとともに、正確な印加点および圧力印加の方向にあまり依存しないようにする。
複数のステッチループ部分について中間分離層の各開口とのループ−開口整列を保証する仕様に合わせて、センサを製造することが望まれる。センサにおいて、中間分離層の1つの開口にループ−開口整列するループ部分の実際上の最大数は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層と第2のテキスタイル層との間の距離、ならびに編み上げによる第1の導電テキスタイル層の追従性に応じて、さまざまでありうる。
(図13)
図13は、本発明の一態様を特徴としているセンサについて、中間分離層1301に重ねられた編み上げによる導電テキスタイル層の導電性の糸1301を示している。導電性の糸1301は、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPからなるステッチの繰り返しパターンを形成すべく編み上げられている。
中間分離層1302は、開口占有面積AFを有する複数の開口Aを定めている。中間分離層1302には、延長部分が設けられており、開口窓占有面積AWFを有する仮想の多角形の開口窓AWを定めている。
図13から見て取れるように、ステッチループ部分SLPのループ部分占有面積LPFは、開口窓占有面積AWFの中に完全に含まれることができる。ループ−開口窓整列が、1303に示されている。
1304に示されているように、開口ABに対して複数のループを利用可能にすることが好ましい。1304に、センサの導電層を構成している編み上げによるテキスタイル1305が示されている。編み上げテキスタイル1305のステッチは、ループからなるアレイが開口ABに整列して生じるよう、開口ABの寸法に比べて比較的小さい寸法である。
このように、開口を定めかつ延長部分を有している中間分離層を使用しているセンサにおいて、ループ−開口窓整列およびループ−開口整列の両者を存在させることができる。
(図14)
図14は、本発明の一態様を特徴とするセンサ1401の断面を示しており、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402、第2の導電テキスタイル層1403、および第1および第2の導電テキスタイル層の間に配置された中間の分離層1404という3層のみから構成されている。中間の分離層1404が、複数の開口を定めている。
編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402は、ステッチの繰り返しパターンを形成すべく編み上げられた導電性の糸を含んでいる。
センサ1402は、これら編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402のステッチと中間の分離層1404の開口との間に、第1の寸法関係を取り入れている。この第1の寸法関係は、圧力が加えられたときの1404の開口を通っての層1402の均一な変形を促進している。
図14は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402のコスの列を示しており、矢印1405によって示された第1の方向に生じるコスピッチ寸法CPDを有している。中間の分離層1404は、矢印1405によって示された同じ第1の方向において測定した開口の横断寸法である第1の開口寸法FADを有している。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402のコスピッチ寸法CPDは、中間の分離層1404の第1の開口寸法FADよりも小さい。
これに加え、あるいはこれに代えて、センサ1402は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402のステッチと中間の分離層1404の開口との間に、第2の寸法関係を取り入れることができる。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402のウェールが、矢印1405によって示された第1の方向に直交する第2の方向に延びている。中間の分離層1404は、第2の方向において測定した開口の横断寸法である第2の開口寸法SADを有している。第2の寸法関係によれば、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402のウェールピッチ寸法WPDが、中間の分離層1404の第2の開口寸法SADよりも小さい。この第2の寸法関係が、圧力が加えられたときの1404の開口を通っての層1402の均一な変形を促進している。
(図15)
図15は、本発明の一態様を特徴とするセンサ1501の断面を示しており、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502、第2の導電テキスタイル層1503、および第1および第2の導電テキスタイル層の間に配置された中間の分離層1504という3層のみから構成されている。中間の分離層1504が、複数の開口を定めるとともに、延長部分を有している。
センサ1502は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502の導電性の糸のステッチと中間の分離層1504の開口窓との間に、少なくとも1つの寸法関係を取り入れている。
図15は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502のウェールの列を示しており、矢印1505によって示された第1の方向に生じるウェールピッチ寸法WPDを有している。中間の分離層1505は、矢印1505によって示された同じ第1の方向において測定した開口窓の横断寸法である第1の開口窓寸法FAWDを有している。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502のウェールピッチ寸法WPDは、中間の分離層1504の第1の開口窓寸法FAWDよりも小さい。
これに加え、あるいはこれに代えて、センサ1502は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502のステッチと中間の分離層1504の開口窓との間に、第2の寸法関係を取り入れることができる。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502のコスが、矢印1505によって示された第1の方向に直交する第2の方向に延びている。中間の分離層1504は、第2の方向において測定した開口窓の横断寸法である第2の開口窓寸法SAWDを有している。第2の寸法関係によれば、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1502のコスピッチ寸法CPDが、中間の分離層1504の第2の開口窓寸法SAWDよりも小さい。
このようにして、センサは、編み上げによる第1の導電テキスタイル層のループ部分占有面積LFPが、中間の分離層の開口占有面積AFまたは開口窓占有面積AWFの中に完全に含まれうることを特徴とすることができる。これに加え、あるいはこれに代えて、センサは、第1の方向において測定した編み上げによる第1の導電テキスタイル層のステッチピッチ寸法が、同じ第1の方向において測定した第1の開口寸法FADまたは第1の開口窓寸法FAWDよりも小さいことを特徴とすることができる。
(図16)
図16は、手によって加えられた圧力に応答している図14のセンサ1401を示している。中間の分離層1404の2つの支持部1602、1603の間の位置で編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402を押している指1601が示されている。編み上げによる第1の導電テキスタイル層1402が、この機械的な相互作用のもとで変形し、いくつかのステッチが第2の導電テキスタイル層1403に向かって中間の分離層1404の開口内へとつぶれて電気的接触をなしていることを、見て取ることができる。
上述した編み上げによる第1の導電テキスタイル層と中間の分離層との間の寸法関係のうちの少なくとも1つを、センサに取り入れることによって、センサに優れた感度の一様性がもたらされる。中間の分離層の各開口または各開口窓にそれぞれループ−開口整列またはループ−開口窓整列をもたらすため、編み上げによる導電テキスタイル層に充分なループ部分を設けることで、加えられた圧力に応答する編み上げによる第1の導電テキスタイル層のつぶれに、センサの全域にわたって優れた一様性がもたらされる。
再び図12を参照すると、導電層のステッチループ部分のすべてがメッシュの開口に整列しているわけではない。この構造上の特徴が、加えられる圧力に対するセンサの応答に、非一様性を持ち込む可能性がある。
編み上げによる第1の導電テキスタイル平面または層を、センサの中間の分離平面または層に整列させることが、適切な度合いのループ−開口整列を保証するために好ましい。この特徴は、センサの応答に、より高度な一貫性をもたらすべく機能する。整列は、2つの分離層の間で実行することができ、あるいは2つの平面をただ1つの層または構造へと製造することができ、後者が、より精密な整列を、この品質をもたらすべく設計されたパターンに従って平面を製作することによって達成することができるため、好都合である。例えば、中間の分離平面を、テキスタイル構造の形態で設けることができ、中間の分離平面および編み上げによる第1の導電テキスタイル層を、所定のループ−開口窓整列パターンを取り入れているテキスタイル構造を形成するため、機械で一体に作ることができる。
(図17)
図17は、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1702、第2の導電テキスタイル層1703、および第1および第2の導電テキスタイル層の間に配置された中間の分離層1704という3層のみから構成されたセンサ1701の断面を示している。
中間の分離層1702は、矢印1705によって示した方向、すなわちセンサ1701の平面に直交する方向において、追従性である。したがって、図示のように、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1702を第2の導電テキスタイル層1703に接触させるべく圧力が加えられたとき、例えば支持部1706であるが、押された位置の周囲の中間分離層の支持部が、圧縮を受ける。中間分離層のこの圧迫が、外側層1702、1703の平面間の距離を小さくすべく機能する。一方で、加えられていた圧力が除かれると、メッシュの弾性が、導電テキスタイル層間のすき間を、センサの休止状態における距離へと復帰させる。
圧縮可能な中間分離平面は、15〜20のショアA硬さを有するエラストマー・シリコーン・ポリマーなどの弾性材料から製造することが可能である。
(図18Aおよび18B)
加えられる力の印加の領域を集中および局所化して、検出器へと加わる圧力を大きくするため、センサに力集中装置を設けることができる。力集中装置を備えることで、より密な中間分離層を使用することが可能になる。力集中装置をより密な分離層構造と組み合わせることによって、検出器が、触覚の機械的な相互作用に対して充分に敏感でありながら、同時に、例えば検出器のたわみによって引き起こされる誤動作に対して大幅に強いことが、保証される。また、力集中装置を備えることによって、より厚い中間分離層を使用することが可能になるであろう。
図18Aおよび図18Bはそれぞれ、編み上げによる第1の導電テキスタイル層1802、第2の導電テキスタイル層1803、および第1および第2の導電テキスタイル層の間に配置された中間の分離テキスタイル層1804という3層のみから構成されているセンサ1801の断面を示している。さらに、センサ1801には、キー位置を定める外側キー層1805が設けられている。
キー層1805のキー位置は、上面1807および下面1808を有する上部1806を備えている。上面1807は、添えられる指を支持し、この操作を助けるため、上面1807は、随意により近付いて来る指に対してわずかに凹状の輪郭を呈することができる。
接触位置1808が、下面1808から上部1806へと延びており、加えられる力の印加の領域を局所化するための力集中装置をもたらしている。図18Aは、休仕状態にあるキー層1805を示している。圧力が加えられていないとき、接触部1809は、矢印1810によって示されているとおり、好ましくは0.2mmである変位によって、位置検出器から離間している。他の実施形態においては、この距離を、例えば0〜0.8mmの変位へと変更することできる。0.1〜0.3mmの変位が、好ましいと考えられる。
壁部分1811が、支持領域1812と上部1806との間を延びている。接触部1809を囲んでいる上部の壁部分下方領域1812は、厚さが減じられている。この厚さの減少は、指が好ましい中央位置から押し込まれるときに、つぶれやすさを向上させるために設けられている。
図18Aに示したキーが押し込まれたときの結果が、図18Bに示されている。指による圧力が、矢印1813によって特定される方向に加えられるが、この例においては、これが、矢印1814によって特定される上部1806の最適な中央位置からずれている。このような状況において、近い方の壁部分1815がつぶれ、上部1806が、矢印1816によって示されているように、遠方の壁部分1817に関して回転する。この回転が生じるにつれて、接触位置1808が、接触領域1818の上方においてセンサへと接触力を加える。
このように、下面に力集中装置を有する層を、センサに設けることができる。図18Aおよび18Bの例によれば、力集中装置が、追加の層の下面、すなわちこの場合には追加の上乗せ層の下面に設けられている。他の用途においては、力集中装置を、編み上げによる第1の導電テキスタイル層の下面に設けてもよい。
センサにおいて使用される力集中装置の大きさ、形状、位置および配向、ならびに接触部の輪郭は、特定の用途に合わせて最適化することができる。
(図19)
組み立てられた可撓センサ1901が、図19に示されている。可撓センサ1901には、センサの編み上げによる第1の導電テキスタイル層を覆う保護カバー1902が設けられている。可撓センサ1901は、検出領域内における機械的な相互作用の位置(X軸およびY軸データ)を割り出すとともに、例えば圧力であるが当該機械的な相互作用のさらなる特性(Z軸データ)を検出するように、構成されている。
力集中装置が、スタイラス1903の形態で設けられている。スタイラス1903は、スタイラス先端1904を有しており、ユーザによる手作業の最中にスタイラスへと加えられる力が、スタイラス1903の先端1904に集中される。
力集中装置を、力集中装置を使用しない直接接触の場合と同じ力で使用することによって、機械的な相互作用の認識の可能性が向上する。したがって、いくつかの用途において、力集中装置を使用して、そうでない場合に使用される力よりも小さい力でなされる機械的な相互作用の認識の可能性を、向上させることができる。
(図20)
センサの応答の一様性を、少なくともセンサの編み上げによる第1の導電テキスタイル層の構成において追従性を有する糸を使用することによって、改善することが可能である。
図20は、3つの糸2001、2002、および2003を示している。第1の追従性を持たない糸2001が、単繊維の糸である一方で、第1の追従性を有する糸2002は、多繊維(multifilament)の糸である。多繊維の糸は、或る程度は固有の追従性を有するが、例えばLycra(登録商標)またはElastane(登録商標)といった弾性糸を含ませることによって、追従性を改善することが可能である。第1の追従性を有する糸2002は、撚られていない多繊維の糸であるが、多繊維の糸は典型的には撚られており、撚られた形式の多繊維の糸は、同等またはより優れた性能をもたらすと考えられる。
第2の追従性を有する糸2003は、テクスチャ加工された糸である。このような糸は、典型的には、織物の感触を向上させるべくさらなる柔軟性および追従性をもたらすために使用される。テクスチャ加工された糸を製造するために、糸の冷却時に空気ジェットを使用するプロセス、または多繊維の糸を撚り、加熱し、撚りを戻すプロセスなど、種々のプロセスを使用することができる。製造プロセスにかかわらず、テクスチャ加工された糸は、「綿毛状」である。テクスチャ加工された糸を使用することによって編み上げによる第1の導電テキスタイル平面に導入されるさらなる追従性は、加えられた圧力のもとでのこの平面のより制御されたつぶれをもたらす。これが、感度の一様性をさらに改善し、加えられた圧力に対する充分に敏感な応答をもたらす。
第2の導電テキスタイル層を考えると、この層は、大きな固有の弾性を有する糸を使用して構成される織物の形態をとることができる。このようにして、この層の或る程度の追従性を、糸そのものの弾性によってもたらすことができる。代案として、例えば、この層が、この層の弾性が仕上げられた素材の性質によってもたらされるよう、非弾性の糸を使用して構成された縦編みの形態をとってもよい。
図1は、位置センサの分解図を示している。 図2は、図1のセンサの断面を示している。 図3は、可撓検出器を示している。 図4は、センサの検査手順の各段階を説明している。 図5は、3層から構成されたセンサを示している。 図6は、横編みの編物を示している。 図7は、縦編みの編物を示している。 図8は、メッシュを示している。 図9は、センサの層の変形を示している。 図10は、延長部分を有するメッシュを示している。 図11は、センサの層の変形を示している。 図12は、センサの各層の特徴の間の第1の寸法関係を示している。 図13は、センサの各層の特徴の間の第2の寸法関係を示している。 図14は、センサの各層の特徴の間の第3の寸法関係を示している。 図15は、センサの各層の特徴の間の第4の寸法関係を示している。 図16は、図14のセンサを示しており、手によって加えられた圧力に応答している。 図17は、センサの断面を示している。 図18Aおよび18Bは、センサの力集中装置を示している。 図19は、力集中装置を示している。 図20は、種々の種類の糸を示している。

Claims (20)

  1. センサであって、
    編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、
    第2の導電テキスタイル平面、および
    機械的な相互作用のもとで該第1の導電テキスタイル平面と該第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面
    を有し、該中間の分離平面が、機械的な相互作用のもとで該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が該第2の導電テキスタイル平面に向かって変形できる複数の開口のそれぞれの構造的な境界を定めており、該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、ステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有するとともに、該ステッチのそれぞれが、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPを有しており、該分離平面が、開口占有面積AFを有する開口Aを定めており、少なくとも1つのループ部分占有面積LPFが、少なくとも1つの開口占有面積AFの中に完全に含まれることができる、センサ。
  2. センサであって、
    編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、
    第2の導電テキスタイル平面、および
    機械的な相互作用のもとで該第1の導電テキスタイル平面と該第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面
    を有し、該中間の分離平面が、機械的な相互作用のもとで該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が該第2の導電テキスタイル平面に向かって変形できる仮想の多角形の開口窓の境界の頂点である該第1の導電テキスタイル層に向かって延びる構造上の端点を定めており、該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、ステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有するとともに、該ステッチのそれぞれが、ループ部分占有面積LPFを有するステッチループ部分SLPを有しており、該分離平面が、開口窓占有面積AWFを有する仮想の多角形の開口窓AWを定めており、少なくとも1つのループ部分占有面積LPFが、少なくとも1つの開口窓占有面積AWFの中に完全に含まれることができる、センサ。
  3. 前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、第1の方向に生じるウェールピッチ寸法WPDと第2の方向に生じるコスピッチ寸法CPDとを有するステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有しており、前記分離平面が、該第1の方向に測定した第1の開口寸法FADと該第2の方向に測定した第2の開口寸法SADとを有する開口を有しており、該ウェールピッチ寸法WPDおよび該コスピッチ寸法CPDの少なくとも一方が、該第1の開口寸法FADおよび/または該第2の開口寸法SADの少なくとも一方よりも小さい、請求項1に記載のセンサ。
  4. 前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、第1の方向に生じるウェールピッチ寸法WPDと第2の方向に生じるコスピッチ寸法CPDとを有するステッチの繰り返しパターンを形成するように編み上げられた導電性の糸を有しており、前記分離平面が、該第1の方向に測定した第1の開口窓寸法FAWDと該第2の方向に測定した第2の開口窓寸法SAWDとを有する仮想の多角形の開口窓を有しており、該ウェールピッチ寸法WPDおよび該コスピッチ寸法CPDの少なくとも一方が、該第1の開口窓寸法FAWDおよび/または該第2の開口窓寸法SAWDの少なくとも一方よりも小さい、請求項2に記載のセンサ。
  5. 前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、前記第2の導電テキスタイル平面、および前記中間の分離平面が、それぞれ別個の層の形態で設けられている、請求項1に記載のセンサ。
  6. 前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、前記第2の導電テキスタイル平面、および前記中間の分離平面が、それぞれ別個の層の形態で設けられている、請求項2に記載のセンサ。
  7. 前記中間の分離平面が、テキスタイル構造の形態で設けられており、該中間の分離平面および前記編み上げによる第1の導電テキスタイル層が、所定のループ−開口整列パターンを取り入れたテキスタイル構造を形成すべく機械によって一体に作られている請求項1に記載のセンサ。
  8. 前記中間の分離平面が、テキスタイル構造の形態で設けられており、該中間の分離平面および前記編み上げによる第1の導電テキスタイル層が、所定のループ−開口窓整列パターンを取り入れたテキスタイル構造を形成すべく機械によって一体に作られている、請求項2に記載のセンサ。
  9. 前記所定のループ−開口整列パターンが、複数のループの1つの開口に対するループ−開口整列を取り入れている、請求項7に記載のセンサ。
  10. 前記所定のループ−開口整列パターンが、複数のループの1つの開口窓に対するループ−開口整列を取り入れている、請求項8に記載のセンサ。
  11. 前記中間の分離平面が、プラスチックメッシュの形態で設けられている、請求項5に記載のセンサ。
  12. 前記中間の分離平面が、プラスチックメッシュの形態で設けられている、請求項6に記載のセンサ。
  13. 前記中間の分離平面が、圧縮可能なメッシュの形態で設けられている、請求項5に記載のセンサ。
  14. 前記中間の分離平面が、圧縮可能なメッシュの形態で設けられている、請求項6に記載のセンサ。
  15. キー位置の接触部およびスタイラスのうちの一方を有する力集中装置が設けられている、請求項1に記載のセンサ。
  16. キー位置の接触部およびスタイラスのうちの一方を有する力集中装置が設けられている、請求項2に記載のセンサ。
  17. 前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、弾性糸、テクスチャ加工された糸、および多繊維の糸のうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項1に記載のセンサ。
  18. 前記編み上げによる第1の導電テキスタイル平面が、弾性糸、テクスチャ加工された糸、および多繊維の糸のうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項2に記載のセンサ。
  19. センサであって、
    編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、
    第2の導電テキスタイル平面、および
    機械的な相互作用のもとで該第1の導電テキスタイル平面と該第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面
    を有し、実質的に添付の図1〜9、12、および14〜20を参照して本明細書において説明され添付の図1〜9、12、および14〜20に示されている、センサ。
  20. センサであって、
    編み上げによる第1の導電テキスタイル平面、
    第2の導電テキスタイル平面、および
    機械的な相互作用のもとで該第1の導電テキスタイル平面と該第2の導電テキスタイル平面とが電気的接触をなすことができるよう、該編み上げによる第1の導電テキスタイル平面によって貫通が可能である中間の分離平面
    を有し、実質的に添付の図1〜7、10、11、および13〜20を参照して本明細書において説明され添付の図1〜7、10、11、および13〜20に示されている、センサ。
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