JP2007525710A - ディスプレイスクリーン - Google Patents

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Abstract

広視野角と正確な3D画像の両方を達成することができる表面特徴を有する投影スクリーンを含む組立体およびその製造方法を提供することを目的とする。本発明は、投影スクリーンに使用される組立体であって、金属反射面と、2つの異なる方向に偏光された光における前記金属反射面の反射率の差の量を減少させるための該金属反射面上に形成される層と、を含む組立体である。前記層は、光の2つの偏光に対する前記組立体の反射率の差の量を減少させる。前記金属反射面の上の層は、50から200nmの基準厚さを有する。

Description

この記述はディスプレイスクリーンに関する。
例えば、投影スクリーンは、異なる偏光を有する光を使用した2つの画像をそのスクリーンに投影することによって3次元(3D)画像を見るために使用されることができ、それぞれの画像は、そのシーンの前にいる仮想の視聴者の左右の目の一方で見られるシーンの画像を表す。投影スクリーンの前の視聴者は、2つの画像の一方のみがそれぞれの目まで通過することを可能にする偏光接眼レンズ(アイピース)を身につける。これは視聴者の左右の目が異なった見地からのシーンを見ることを可能にし、3Dシーンの錯覚を作り出す。
典型的なスクリーンで投影光は視聴空間の後方に向けて散乱され、そして、ある範囲の視角から見ることが可能である。
広視野角と正確な3D画像の両方を達成することができる表面特徴を有する投影スクリーンを含む組立体およびその製造方法を提供することを目的とする。
一般に、一形態において、本発明は、投影スクリーンに使用される組立体であって、金属反射面と、2つの異なる方向に偏光された入射光に対する前記金属反射面の反射率の差の量を減少させるための前記金属反射面の上の層と、を含む組立体を特徴とする。
実施形態は、以下の特徴の1つまたはそれ以上を含んでもよい。前記層は、光の2つの偏光に対する前記組立体の反射率の差の量を減少させる。前記金属反射面の上の層は、50から200nmの基準厚さを有する。前記金属反射面の上の層は、60から70nm、又は、170から19nmの基準厚さを有する。前記金属反射面の上の層は、酸化物、酸化珪素、二酸化珪素または二酸化チタンのうち少なくとも何れか1つを含む。前記層は、前記金属反射面より硬い保護層を含む。鉛筆硬度計を用いて前記保護層に隣接した前記組立体の側部から測定した前記組立体は、HBより高い硬度を有する。前記金属反射面は、200nm未満の厚さを有する。前記金属反射面は、アルミニウム、銀、チタン及びニオブのうち少なくとも1つを含む。前記金属反射面は、前記投影スクリーンに使用される際に、投影される画像を受ける前記組立体の少なくとも一部を覆う。前記金属表面の上の層は、前記金属反射面の50%より多くを覆う。前記組立体は、前記金属反射面を支持する基材も含む。前記基材は、前記基材表面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きいような表面特徴を有する。前記表面特徴は、0.5から500μmの範囲の寸法を有する。前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する。40から90度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度の割合は、5%未満である。前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する。前記金属反射面の上の層は、複数の副層を含む。前記組立体は、耐汚染性を改善するための他の層もさらに含む。前記耐汚染性を改善するための層は、シリコーンと過フッ化炭化水素の少なくとも何れか一方を含む。
一般に、一形態において、本発明は、投影スクリーンに使用される組立体であって、金属反射面;前記金属反射面の上の保護層であって、前記金属反射面で反射された光の偏光解消を減少させる特定の材料と厚さを有するところの保護層;前記金属反射面を支持する基材であって、前記金属反射面は、前記金属反射面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20殿範囲の表面角度の割合が5%より大きい表面特徴を有し、前記表面特徴が1から100μmの範囲の寸法を有するところの基材;を含む組立体を特徴とする。
実施形態は、以下の特徴の1つまたはそれ以上を含んでもよい。前記基材、前記金属反射面及び前記保護層の結合体は、鉛筆硬度計を用いて前記保護層の表面から測定された硬度がHBより大きい硬度を有する。
一般に、一形態において、本発明は、投影スクリーンに使用される装置であって、表面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きく、40から90度の範囲の表面角度と−90からー40度の範囲の表面角度の割合が5%未満であり、前記表面が400nmから700nmの間の波長を有する光において70%より大きい反射率を有する表面特徴であって、1mmより小さい寸法を有するところの表面特徴を有する表面と、前記表面を支持する基材と、を有する装置を特徴とする。
実施形態は、以下の特徴の1つまたはそれ以上を含んでもよい。前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する。また、前記表面を支持するための基材がある。前記基材は、プラスチックの上に形成されたプラスチックまたは高分子コーティングを含む。前記表面は、金属反射面を含む。20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合は、10%より大きい。40から90度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度の割合は、2.5%未満である。50から90度の範囲の表面角度と−90から−50度の範囲の表面角度の割合は、3%未満である。前記装置の反射率は、−32から32度の間の視角において50%より大きい。
一般に、一形態において、本発明は、金属反射面を有する投影スクリーンと、前記金属反射面上の酸化珪素の保護層と、を有する装置を特徴とする。
実施形態は、以下の特徴の1つまたはそれ以上を含んでもよい。酸化珪素の保護層は、50から200nmの範囲の基準厚さを有する。
一般に、一形態において、本発明は、投影スクリーンに使用される組立体を製造するための方法であって、金属反射面を準備し、偏光の2つのモードにおいて前記組立体の反射率の差の量を減少させるために前記金属反射面の上に層を配置する方法を特徴とする。
実施形態は、以下の特徴の1つまたはそれ以上を含んでもよい。前記偏光の2つのモードは、第1方向に沿って直線偏光された光である第1モードと、第2方向に沿って直線偏光された光である第2モードと、を含み、前記第2方向は前記第1方向に垂直である。前記金属反射面の上の層は、前記金属反射面の組立体より硬い保護層を含む。耐汚染性を改善するために前記保護層の上に他の層が配置される。また、追加の層は、同じく洗浄溶剤に対する抵抗を改善する。投影スクリーンの表面の反射率が−32から32度の間の水平視角において0度における反射率と比較して50%より大きく、偏光解消の量が1%未満であるように構成された表面特徴とコーティングを有する投影スクリーン上に画像が投影される。前記表面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きく、90から40度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度の割合が5%未満であるように、前記表面特徴が構成される。前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する。
本発明の他の特徴と利点は、詳細な説明と特許請求の範囲から明らかになるであろう。
図1は、室内で使用される投影スクリーンを示す。図2は、スクリーンの概略側面図を示す。図3、6、8は、顕微鏡写真である。図4は、表面の隆起部(バンプ)を示す。図5、7、9は、確率密度プロットを示す。図10、12は、表面で反射した光を示す。図11、13は、s偏光とp偏光の反射率を示す。図14は、スクリーンの概略側面図である。図15、16は、スペクトル曲線を示す。図17は、偏光分離曲線を示す。
図1に示されるように、投影スクリーン100は、2D画像と3D画像(または一連の画像である映像)を見るために適している。3D画像を見るために、投影機102は、第1方向に偏光された光を用いて左目を対象とした画像を投影し(例えば、その偏光ベクトルは、左回り(反時計回り)に垂直から45度傾けられることができる)、また、第2方向に偏光された光を用いて右目を対象とした関連する画像を投影する(例えば、その偏光ベクトルは、右回り(時計回り)に垂直から45度傾けられることができる)。そのスクリーン100の前に座っている視聴者104は、偏光接眼レンズ110が付いているゴーグル106を装着しており、その偏光接眼レンズ110は、その視聴者の左と右の目が、それぞれ左と右の目を対象とする画像を見ることを可能にし、それぞれ右と左の目を対象とする画像を見ないようにすることを可能にする。フロントスピーカー108とリアサラウンドスピーカー(不図示)のセットは、サラウンドサウンド効果を提供する。投影スクリーン100は、そのスクリーンが広い視角と正確な3D画像の両方を達成することを可能にする表面特徴(以下に記述された)を有する。
図2に示されるように、いくつかの例では、投影スクリーン100は艶消面122を有する基材120を含む。ある場合には、基材120は、コネチカット州スタンフォードにあるロスコ研究所有限会社(Rosco Laboratories Inc.)から市販されているRosco116または3026と呼ばれる製品である。その基材は、例えばプラスチックの上にプラスチックまたは高分子コーティングされたものであってもよい。約50nmの厚さを有するアルミニウムの反射層124は、その基材120上にスパッタされる。その金属は、そのスクリーンを構成する基材の全体を覆うようにスパッタされてもよく、その基材の一部のみを覆うようにスパッタされてもよい。その反射層124は薄いので、反射層124の表面126は、一般に表面122に従い(コンフォーマルになり)、同様の表面特徴を有するだろう。例として、反射層124は、可視スペクトル(主に400nmから700nm)の入射光の80%以上を反射し、その残りは吸収される。あるいは、望ましい形状の表面特徴を有するが、基材の表面に従わない反射層を形成することが可能であるかもしれない。
約50から200nmの厚さの基準厚さを有する酸化珪素の保護層128は、反射層124上に堆積される。基準厚さとは、コーティングが粗い基材に施されるのと同時にコーティングされる滑らかな基材上の厚さを意味する。粗い基材のコーティングの実際の厚さは、位置によって変化し、粗い基材の平均厚さは、基準厚さより小さいだろう。保護層128は、反射層124より硬く、反射層上における引っかき傷の発生を減らすことができる。例えば、Rosco3026基材上のアルミニウム反射層の硬度は、“6B”より小さいかもしれなく(鉛筆硬度計を用いて)、一方、Rosco3026基材上に保護層を有するアルミニウム反射層の硬度は、“F”であるかもしれない。他の例において反射層と保護層の硬度は、異なっているかもしれない。以下に記述されるように、酸化珪素の保護層128は、偏光解消(デポラリゼーション)を減少させ、より鮮明な3D画像をもたらす。
図3に示された3次元のグラフ130は、原子間力顕微鏡(デジタルイントルメント(Digital Instruments)社製の“Nanoscope”)を用いて、投影スクリーン100の一部の表面走査から生成される。z軸139はx軸136とy軸138の上の特定の座標において表面122の上のポイントの高さを表す。その走査領域は、100×100μmであり、測定された点の数は、x軸とy軸方向に共に512個であった。その表面122は、様々な方向に広く光を反射させる様々な角度の面を有する“隆起部(バンプ)”や“凹部(クレビス)”を有する。
図4に示されるように、隆起部(バンプ)132の例は、基材120の基準面140の上に示される(例えば、基準面は、基材の底面にあってもよい)。使用中、投影スクリーン100は、図1に描写されるように起伏があるが平らに見えるかもしれないし、または、ドーム劇場で使用される場合は、湾曲(及び起伏がある)しているかもしれない。基準面140は、スクリーンの湾曲が小さい局所領域における基材120の平面を表す。表面122のポイントPにおける表面角度は、基準面140に対する表面法線ベクトル136と138の間の角θとして定義される。いくつかの例では、その表面122の5%以上は、その絶対値が20から40度の範囲にある表面角度を有し、その表面122の5%以下は、その絶対値が40から90度の範囲にある表面角度を有する。
図5において、グラフ150は、表面122上で測定された表面角度の確率密度を示す。グラフ150は、図3に示された原子間力顕微鏡の走査から得られる。横軸160は表面の角度を表し、縦軸162は角度毎の確率密度を表す。曲線152と154は、それぞれx軸とy軸に沿って測定された表面角度の確率密度を示す。
もし曲線152(または154)の下の全体領域を表面122において“1”であると標準化すれば、20から40度の範囲の角度と−40度から−20度の範囲の角度における曲線152(または154)の下の領域156は、0.05より大きくなり、40から90度の範囲の角度と−90から−40度の範囲の角度における曲線152(または154)の下の領域158は0.05未満になる。20度から40度の範囲の表面角度と−40度から−20度の範囲の表面角度を有する表面領域の量は、全表面領域の5%より大きいので、投影スクリーン100は、光度がある閾値(0度の視角で存在する強度の50%のような)以上である、より広い視角を達成することができる。
同時に、表面122において、40から90度の範囲の表面角度と−40度から−90度の範囲の表面角度を有する表面領域の合計は、偏光解消の量を減少させるために表面領域全体の5%以下に維持される。反射後にs偏光の入射光線がp偏光要素を含む場合(または、反射後にp偏光の入射光線がs偏光要素を含む場合)、偏光解消は起こる。s偏光は入射面に垂直な方向に偏光された光を表し、p偏光は入射面に平行な方向に偏光された光を表す。入射面は、入ってくる光線と反射した光線の両方を含む平面として定義される。s偏光とp偏光における反射率に比較的大きな相違があるので、−90度からー40度の範囲の表面角度または40度から90度の範囲の表面角度を有する表面領域は、偏光解消を引き起こす傾向がある。この例では、s偏光やp偏光を参照するけれども、他の例ではその偏光は異なったものになり得る。
垂直から時計方向に45度傾いた偏光ベクトルを有するような、ある特定の方向に偏光された光を用いて投影機102が画像を投影する際、スクリーン100上にある隆起部(バンプ)の傾いた表面上への入射光は、入射点の表面に対するs偏光要素とp偏光要素を有するかもしれない(その光は、入射面に対して完全に平行であったり、垂直であったりしないので)。もしs偏光とp偏光における反射率が同じであれば、反射光のs偏光要素とp偏光要素は、入ってくる光と同様に偏光ベクトルを有する反射光を共同して作り出すだろう。しかしながら、もしs偏光とp偏光における反射率が異なれば、反射光のs偏光要素とp偏光要素は、入ってくる光とは異なる偏光ベクトルを有する反射光を共同して作り出すだろう。
表面122は、散乱無しに拡散反射(乱反射)を作り出すために主として1マイクロメートル(μm)から100μmの範囲の寸法の表面特徴を有し、それによって重大な偏光解消なしに広い視角を有する。表面122が水平に置かれると仮定して、表面特徴の寸法は、隣接する隆起部(図14に示されるように)のピーク間の水平距離“p”で表される隆起部(または凹部)の大きさを参照する。そのスクリーン上に目に見える点(スポット)がないように、表面特徴は、主として100μmより小さい。表面特徴は、偏光解消を生じさせる傾向にある光散乱を避けるために、主として1μm(可視光の波長より大きい)より大きい。表面122は、あるピークと近接する凹部(クレビス)との間の垂直距離“a”を有し、その距離も1から100μmの範囲である。グラビア印刷は、1から100μmの範囲の表面特徴を有する拡散表面を形成するために使用されてもよい。大部分が光散乱を生じる小さな表面特徴(1μmより小さい)になる傾向があるけれども、研磨(アブレージョン)も拡散表面を形成するために使用されてもよい。
左目を対象とする画像が右目によって部分的に見られるかもしれず、逆もまたしかりなので、偏光解消が3D画像の鮮明度に影響を与え、結果としてゴースト像をもたらす。40から90度の範囲の表面角度と−40から−90度の範囲の表面角度を有する表面領域の量を全表面領域の5%より小さく維持することによって、ゴースト像は、容易に視聴者104に認識できないレベルに下げられることができる。
減少した偏光解消とより広い視角の間の交換(トレードオフ)は、上述の範囲内にある表面角度の種々の選択された割合によって影響を受けるかもしれない。表面122は、選択された割合に適合する種々の方法で構成されるかもしれない。例として特定の基材材料が使われたが、他の基材材料が他の表面の凹凸(不規則性)とその不規則性の分布を用いて選択された割合を達成してもよい。
しかしながら、少なくとも投影スクリーン100の表面122の特性と異なる特性を有する幾つかの投影スクリーン表面がスクリーン100の利点のすべてを達成しないかもしれない。
例えば、図6と図7は、表面122より多くのより大きい表面角度を有する表面領域を有するスクリーン表面の測定から得られるグラフを示す。他方、図8と図9は、表面122ほど大きい表面角度を有していない表面領域を有するスクリーン表面の測定から得られるグラフを示す。
図6のグラフ170(原子間力顕微鏡法の表面走査から生成された)は、40から90度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度を有する表面領域の量が投影スクリーン100の表面122のそれより大きい表面172を表す。図7において、グラフ180は、その表面172(図6参照)を横断して測定した表面角度の確率密度を示す。曲線182と184は、それぞれx軸とy軸に沿って測定された表面角度の確率密度を表す。曲線152と154(図3参照)に対する曲線182と184の比較から、表面172の表面領域のより広い部分(この場合、約10%)が、図4と図5のスクリーンと比較して−90から−40度の範囲または40から90度の範囲の表面角度(曲線182と184の下にある領域186で表される)を有するこが分かる。これがより良い視角をもたらす(より多くの光がより広い角度に拡散されるので)一方で、偏光解消の量はより大きくなり、その結果、スクリーンの3D効果を低下させるゴースト像をもたらす。
図8のグラフ190(原子間力顕微鏡法の表面走査で生成された)は、20から40度の範囲の表面角度と−20から−40度の表面角度を有する表面領域の割合が投影スクリーン100の表面122のそれよりも小さい表面192を表す。図9のグラフ200は、表面192を横断する測定された表面角度の確率密度を示す。曲線202と204は、それぞれx方向とy方向に沿って測定された表面角度の確率密度を表す。曲線152と154(図3参照)に対する曲線202と204の比較から、表面192の表面領域のより小さな割合(この場合、約2%)が、−40から−20度の範囲の表面角度または20から40度の表面角度(曲線202または204の下にある曲線206で表される)を有することが分かる。投影された光が表面から反射され、入射角は平均してより小さくなるので、これはより小さい量の偏光解消(表面172と比較して)をもたらす。しかしながら、投影された光のより広い部分が狭い範囲の角度内で反射されるので、視角は減少され、それによって、視聴者がそのスクリーン上で均一に照射された3D画像を十分に見ることができる位置の範囲は制限される。これは画像の中心が非常に明るく、端部が比較的薄暗い(ぼんやりした)「ホットスポット」をもたらすかもしれない。
図10を参照すると、s偏光要素とp偏光要素とを有する入射光222は、アルミニウム層220の表面で反射され、そのs偏光要素とp偏光要素との反射率は様々な入射角θにおいて異なるかもしれない。s偏光要素はドットで表され、p偏光要素は線分で表される。図11を参照すると、グラフ210は、その光がアルミニウム層220の平滑面で反射されるときの異なる入射角θにおいてそれぞれs偏光とp偏光の反射率のシミュレーションを表す曲線212と214を含む。そのシミュレーションは、オレゴン州ポートランドにあるソフトウェアスペクトル社(Software Spectra, Inc.)のTFCalcソフトウェアを使用して実行された。そのシミュレーションにおける光の波長は、550nmである。入射角θが小さい場合、s偏光要素とp偏光要素の反射率は類似する。しかしながら、入射角θが増加すると、反射率の差も増加する。入射角θが約80度であるとき、反射率の差は15%より大きくなりえる。この差(偏光分離(スプリット)と呼ばれる)は、偏光解消を引き起こし、その結果、ゴースト像をもたらす。
s偏光要素とp偏光要素の反射率の差は、図12に示されるように、酸化珪素(SiO)226の薄層を反射アルミニウム層220に適用することによって減らされることができる。SiOはアルミニウムと共に偏光スプリットを防止するようによく機能することができる屈折率(n=1.55)を有するから、SiOは効果的である。図13を参照すると、グラフ232は、光がその酸化珪素層とアルミニウム層226、220で反射される時における、異なる入射角θでそれぞれs偏光とp偏光の反射率のシミュレーションを表す曲線228と230を含む。光の波長は550nmであり、酸化珪素層226の厚さは67nmであり、アルミニウム層の厚さは約50nmより大きい。曲線228、232はで十分に重なっており、それは、偏光解消が無視してもよいくらいまで減少されるであろうことを意味する。図15は、0度の入射角において層の同じ組み合わせにおけるスペクトル曲線である。
もう1つのシミュレーションにおいて、可視光の反射が増加する一方で、180nmの厚さを有する酸化珪素の層が同じく、偏光解消を減らすことが示された。図16は、0度の入射角において50nmのアルミニウムの上に形成された180nmの酸化珪素層におけるスペクトル曲線である。図17は、550nmの波長において層のその組み合わせにおける偏光スプリット曲線を示す。
図12で、光222が酸化珪素層の表面で反射することが示される。酸化珪素は可視光線に対して透過性であるので、光222が反射される前に、その光222は実際に酸化珪素層226とアルミニウム層220の両方と相互作用する。
特定の厚さを有する酸化珪素の単層を使用することは、特定の波長(言い換えれば、狭い範囲の波長)を有する光の偏光解消を効果的に減少させることができるが、他の波長においては、それほど効果的でない。多層のコーティングは、より広い範囲の波長のために偏光解消を減らすために使われることができる。
投影スクリーンのコーティングと層に関する追加情報は、この出願と同日に出願され、“Selective Reflecting”というタイトルが付され、ここで参照することによってその記載が完全に本願に含まれる米国特許出願に記述されている。
図11と13に示されるシミュレーションは、平滑なアルミニウム層220と酸化珪素層226の表面に基づいていたけれども、もしその表面が図3に示される表面のように粗くても、酸化珪素層226のためにs偏光要素とp偏光要素の反射率の相違の減少は生じるだろう。平滑面におけるその計算は、隆起部(バンプ)が非常により小さいスケールでかなり滑らかである限り、隆起部(バンプ)の小さい部分を代表することができる。
典型的なリビングルームで使用される投影スクリーンにおいて、引っかき傷を減少させるために、投影スクリーンの表面が“HB”(鉛筆硬度計に基づく)より大きい硬度を有することは有用である。例えば、酸化珪素の保護層128は、“F”の硬度を達成する。
ホームシアター用に十分に広い視角を達成するために、いくつかの例では、−32から32度の視角における反射光強度は、直接見られるとき(すなわち、視角が0であるとき)の反射した光の強度の50%より大きい。いくつかの例では、32度の視角における反射光強度が、直接見られるときの反射した光の強度の約65%であるように、表面122は設計されるかもしれない。
逆に、偏光解消の量を1%以下に維持することは有用である。偏光解消は次のように測定されることができる。垂直偏波を有する光を用いてスクリーン上に画像が投影される。線形偏光子(リニアポーラライザー)は、垂直に位置調整されており、検出器の前に配置される。検出器は、その垂直に位置調整された偏光子を通過する反射光の強度Iを測定する。それから、水平に位置調整されるように、線形偏光子は90度回転される。検出器は、その水平に位置調整された偏光子を通過する反射光の強度Iを測定する。比率I/Iは、偏光解消の量を表す。Rosco3026基材上に形成されたアルミニウム反射層の上に酸化珪素の保護層128を含む設計は、0.79%にも上る偏光解消の量を減少させることができる。偏光解消は、波長にそれほど強く影響されない。
表1は、3つの投影スクリーン、すなわち、投影スクリーン100、投影スクリーンA、投影スクリーンBの特性を纏めたものである。投影スクリーンAとBは、3D画像のために設計された市販のスクリーンの例である。投影スクリーン100において、反射層124は、図3に示されるような表面プロファイルを有する。スクリーン100は、反射層の上に酸化珪素の保護層128を含む。より高い表面角度を有する領域上で基準厚さはより小さくなるけれども、酸化珪素の保護層128は、134nmの基準厚さを有する。投影スクリーンAは、図8に示されるプロファイルを有する金属ベースの反射面を有し、その反射面の上に保護コーティングを有しない。投影スクリーンBは、金属ベースの反射面を有し、その反射面の上に保護コーティングを有しない。
Figure 2007525710
表1から、投影スクリーン100がより広い視角を有し、投影スクリーンAとBより実質的に高い偏光解消を有しない、ということが分かる。スクリーン100も許容範囲にある硬度“F”を有する。
シリコーンまたは過フッ化炭化水素(フルオロカーボン)のコーティングは、耐汚染性を改善するために投影スクリーン100の保護層128の上に加えられることができる。投影スクリーン100の光学特性に重大な影響を与えないように、コーティングは、約1から5nmの厚さを有するように薄くされることもできる。シリコーンまたは過フッ化炭化水素層は、汚染物がコーティングの細孔に入るのを防止し、投影スクリーン100の表面がより容易に清浄にされることを可能にする。
いくつかの例が以上で検討されてきたけれども、他の具現や適用も特許請求の範囲に含まれる。
より複雑なオプティカルコーティングは、可視光線で定義される範囲以上のSとPのスプリットを最小化させるために設計されることができる。例えば、次の設計は、500から600nmの範囲を超えるSとPのスプリットの局所極小を達成する。
Figure 2007525710
さらにもっと多くの層を有する設計は、波長の関数としてSとPのスプリットをさらに改善するために使用されることができる。
例えば、銀、クロム、チタン、ニオブ、または他の種類の金属は、反射層124に使用される材料としてアルミニウムと置換されてもよい。保護層124は、酸化珪素の他に、二酸化珪素(SiO)や二酸化チタン(TiO)のような異なる材料を使用してもよい。異なる種類の酸化物が使用されるとき、保護層124の厚さは、減少される偏光解消の量を達成するために適宜に調整される。一般に、保護コーティングは、Rosco3026のような拡散基材の上のアルミニウム上に堆積される場合に可視光線を通過させるために少なくともFの鉛筆硬度を有し、水や他の溶媒に対して耐性があることが有用である。その厚さは、低指数材料より大きく、高指数材料より小さいに違いない。その厚さは、可視スペクトルの所望の部分で最大の反射を維持するように調整されることができる。
図3に示される表面プロファイルに類似する表面プロファイルを有する投影スクリーンは、伝統的な大きな劇場またはドーム劇場で使用されることができる。そのような大きな会場用において、そのスクリーンの反射面は、32度の視角(水平)において反射光の強度が直接見られるときの反射光の強度の30%より大きくなるように設計される。その金属反射層上の表面プロファイルとコーティングは、偏光解消の量が0.7%未満であるように設計される。
室内で使用される投影スクリーンを示す。 スクリーンの概略側面図を示す。 顕微鏡写真である。 表面の隆起部を示す。 確率密度プロットを示す。 顕微鏡写真である。 確率密度プロットを示す。 顕微鏡写真である。 確率密度プロットを示す。 表面で反射した光を示す。 s偏光とp偏光の反射率を示す。 表面で反射した光を示す。 s偏光とp偏光の反射率を示す。 スクリーンの概略側面図である。 スペクトル曲線を示す。 スペクトル曲線を示す。 偏光分離曲線を示す。
符号の説明
100 投影スクリーン
102 投影機
104 視聴者
106 ゴーグル
108 フロントスピーカー
110 偏光接眼レンズ
120 基材
122 艶消面
124 反射層
126 反射層の表面
128 保護層
130 3次元グラフ
132 隆起部
134 凹部
136 x軸
138 y軸
139 z軸
140 基準面
220 アルミニウム層
222 入射光
226 酸化珪素層

Claims (40)

  1. 投影スクリーンに使用される組立体であって、
    金属反射面と、
    2つの異なる方向に偏光された入射光に対する前記金属反射面の反射率の差の量を減少させるための前記金属反射面の上の層と、を含む組立体。
  2. 前記層は、光の2つの偏光に対する前記組立体の反射率の差の量を減少させる請求項1に記載の組立体。
  3. 前記金属反射面の上の層は、50から200nmの基準厚さを有する請求項1に記載の組立体。
  4. 前記金属反射面の上の層は、60から75nm、又は、170から190nmの基準厚さを有する請求項1に記載の組立体。
  5. 前記金属反射面の上の層は、酸化物、酸化珪素、二酸化珪素または二酸化チタンのうち少なくとも何れか1つを含む請求項1に記載の組立体。
  6. 前記層は、前記金属反射面より硬い保護層を含む請求項1に記載の組立体。
  7. 鉛筆硬度計を用いて前記保護層に隣接した前記組立体の側部から測定した前記組立体は、HBより高い硬度を有する請求項1に記載の組立体。
  8. 前記金属反射面は、200nm未満の厚さを有する請求項1に記載の組立体。
  9. 前記金属反射面は、アルミニウム、銀、チタン及びニオブのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の組立体。
  10. 前記金属反射面は、前記投影スクリーンに使用される際に、投影される画像を受ける前記組立体の少なくとも一部を覆う請求項1に記載の組立体。
  11. 前記金属面の上の層は、前記金属反射面の50%より多くを覆う請求項1に記載の組立体。
  12. 前記金属反射面を支持する基材をさらに含む請求項1に記載の組立体。
  13. 前記基材は、前記基材表面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きいような表面特徴を有する請求項12に記載の組立体。
  14. 前記表面特徴は、0.5から500μmの範囲の寸法を有する請求項13に記載の組立体。
  15. 前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する請求項13に記載の組立体。
  16. 40から90度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度の割合は、5%未満である請求項13に記載の組立体。
  17. 前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する請求項16に記載の組立体。
  18. 前記金属反射面の上の層は、複数の副層を含む請求項1に記載の組立体。
  19. 耐汚染性を改善するための他の層をさらに含む請求項1に記載の組立体。
  20. 前記耐汚染性を改善するための層は、シリコーンと過フッ化炭化水素の少なくとも何れか一方を含む請求項19に記載の組立体。
  21. 投影スクリーンに使用される組立体であって、
    金属反射面;
    前記金属反射面の上の保護層であって、前記金属反射面で反射された光の偏光解消を減少させる特定の材料と厚さを有するところの保護層;
    前記金属反射面を支持する基材であって、前記金属反射面は、前記金属反射面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きい表面特徴を有し、前記表面特徴が1から100μmの範囲の寸法を有するところの基材;を含む組立体。
  22. 前記基材、前記金属反射面及び前記保護層の結合体は、鉛筆硬度計を用いて前記保護層の表面から測定された硬度がHBより大きい硬度を有する請求項21に記載の組立体。
  23. 投影スクリーンに使用される装置であって、
    表面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きく、40から90度の範囲の表面角度と−90からー40度の範囲の表面角度の割合が5%未満であり、前記表面が400nmから700nmの間の波長を有する光に対して70%より大きい反射率を有する表面特徴であって、1mmより小さい寸法を有するところの表面特徴を有する表面と、
    前記表面を支持する基材と、を有する装置。
  24. 前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する請求項23に記載の装置。
  25. 前記表面を支持するための基材をさらに含む請求項23に記載の装置。
  26. 前記基材は、プラスチックの上に形成されたプラスチックまたは高分子コーティングを含む請求項25に記載の装置。
  27. 前記表面は、金属反射面を含む請求項23に記載の装置。
  28. 20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合は、10%より大きい請求項23に記載の装置。
  29. 40から90度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度の割合は、2.5%未満である請求項23に記載の装置。
  30. 50から90度の範囲の表面角度と−90から−50度の範囲の表面角度の割合は、3%未満である請求項23に記載の装置。
  31. 前記装置の反射率は、−32から32度の間の視角において50%より大きい請求項23に記載の装置。
  32. 金属反射面を有する投影スクリーンと、前記金属反射面上の酸化珪素の保護層と、を有する投影スクリーンを含む装置。
  33. 前記酸化珪素の保護層は、50から200nmの範囲の基準厚さを有する請求項32に記載の装置。
  34. 投影スクリーンに使用される組立体を製造するための方法であって、
    金属反射面を準備し、
    偏光の2つのモードに対する前記組立体の反射率の差の量を減少させるために前記金属反射面の上に層を配置する方法。
  35. 前記偏光の2つのモードは、第1方向に沿って直線偏光された光である第1モードと、第2方向に沿って直線偏光された光である第2モードと、を含み、前記第2方向は前記第1方向に垂直である請求項34に記載の方法。
  36. 前記金属反射面の上の層は、前記金属反射面の組立体より硬い保護層を含む請求項34に記載の方法。
  37. 耐汚染性を改善するために前記保護層の上に他の層を配置することをさらに含む請求項34に記載の方法。
  38. 前記投影スクリーンの表面の反射率が−32から32度の間の水平視角において0度における反射率と比較して50%より大きく、偏光解消の量が1%未満であるように構成された表面特徴とコーティングを有する投影スクリーン上に画像を投影することを含む方法。
  39. 前記表面の表面角度を特定の方向に沿って測定した時、20から40度の範囲の表面角度と−40から−20度の範囲の表面角度の割合が5%より大きく、90から40度の範囲の表面角度と−90から−40度の範囲の表面角度の割合が5%未満であるように、前記表面特徴が構成された請求項38に記載の方法。
  40. 前記表面特徴は、1から100μmの範囲の寸法を有する請求項39に記載の方法。
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