JP2007522865A - 生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手 - Google Patents

Abstract

生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手は、生物医学的流体回路に接続可能な第１の端部（７）と、カラー（１４）（これは、脆弱部分（１８）でプラグ（９）に接続される）を有するプラグ（９）によって閉じられる第２の端部（６）とを有する管状コンジット（２）によって規定され、コンジット（２）は、プラグ（９）をコンジット（２）に嵌める場合に脆弱部分（１８）を破壊するための、かつカラー（１４）をコンジット（２）に接して保持するための破壊部材（２１）を有する。

Description

（技術分野）
本発明は、生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手に関する。

より具体的には、本発明は、生物医学的流体回路に接続可能な第１の端部と、キャップによって閉鎖される第２の端部とを有する管状コンジットを備える型の、生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手に関する。

（背景技術）
キャップは、通常、第２の端部を開く開位置と第２の端部を閉じる閉位置との間で移動可能なプラグ；およびプラグが開位置にある場合にプラグおよびカラーを互いに接続したままにするために、可撓性要素によってコンジットに嵌められかつプラグに接続される、弾性的に変形可能なカラーを備える。

上記の型の公知の注入および／または回収用継ぎ手は、主に、ユーザーがカラーを弾性的に変形させることを要することによって、コンジットへのカラー組み立てが比較的複雑であることに起因して、いくつかの欠点を有する。

上記の型の公知の注入および／または回収用継ぎ手のさらなる欠点は、相対的に、カラーがコンジットからゆるみやすいことにある。

（発明の開示）
本発明の目的は、前述の欠点をなくするように設計された、生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手を提供することである。

本発明によれば、請求項１に記載されるような、生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手が提供される。

（発明を実施するための最良の形態）
図１の番号１は、生物医学的流体回路（示さず）のための注入および／または回収用継ぎ手を全体として指す。

継ぎ手１は、管状コンジット２を備え、この管状コンジットは、所定の長手軸３を有し、軸３に実質的に垂直な、２つの表面４によって軸面に規定され、実質的に切頭円錐形状の表面５によって内部が規定され、続いて、幅の広い、実質的に円筒状の頂部６と、生物医学的流体回路（示さず）に接続可能な、幅の狭い、実質的に切頭円錐形状の底部７とを備える。

部分６は、プラグ９を備えるキャップ８によって閉じられる。このキャップは、所定の長手軸１０を有し、実質的にカップ形状であり、軸１０に対して実質的に垂直な環状端部壁１１と実質的に円筒状の側壁１２とによって内部が規定されており、壁１１で、中央シャンク１３によって軸面に閉鎖する。この中央シャンクは、壁１１から軸方向に突出しており、実質的に、表面５と同じテーパーを備える、切頭円錐形状のカップの形態であり、プラグ９の陥凹部と向かい合う陥凹部を有する。

プラグ９はまた、環状カラー１４を有し、この環状カラーは、軸１０と実質的に同軸であり、壁１２と同平面の円筒状部分１６を備える側壁１５と切頭円錐形状の部分１７とによって内部が規定され、多くの歯状物１９（これは、軸１０に実質的に平行かつ軸の周りに等しく間隔を空けられている）によって規定される事前に切断された脆弱部分１８で、プラグ９に接続される。

部分６およびプラグ９は、ネジによる継ぎ手（ｔｈｒｅａｄｅｄ ｃｏｕｐｌｉｎｇ）２０によって、部分６を係合するシャンク１３（図２）と、接続可能である。

図２に示されるように、キャップ８を部分６にねじ込む場合、脆弱部分１８の歯状物１９は、部分６の外側表面から外向きに延びる環状フランジ２２を備える破壊デバイス２１によって破壊される。

フランジ２２は、外向きにテーパーを付けられており、２つの向かい合う実質的に切頭円錐形状の表面２３および２４によって規定され、これら表面は、軸３と同軸でありかつ表面２３に接続される実質的に円筒状の表面２５によって、そして表面２４と２５との間にあって表面２５に対して垂直に位置する環状表面２６によって、互いに接続される。

図２および３を参照すると、一旦歯状物１９が破壊されると、フランジ２２は、プラグ９とカラー１４との間に位置して、カラー１４をコンジット２に接して保持し、カラー１４は、コンジット２に回転する様式で接続され、プラグ９は、部分６を開く開位置と、部分６を閉じる閉位置との間で移動可能である。

部分６を開く開位置において、プラグ９は、プラグ９とカラー１４との間に延びている可撓性要素２７によってカラー１４に接続されたまま維持され、プラグ９とカラー１４とが１部品になるように形成される。

本発明の非限定的な実施形態が、添付の図面を参照しながら例示によって記載される。
図１〜３は、異なる作動位置にある、本発明に従う注入および／または回収用継ぎ手の好ましい実施形態の長手軸方向の断面図を示す（明瞭にするために、部品を拡大している）。 図１〜３は、異なる作動位置にある、本発明に従う注入および／または回収用継ぎ手の好ましい実施形態の長手軸方向の断面図を示す（明瞭にするために、部品を拡大している）。 図１〜３は、異なる作動位置にある、本発明に従う注入および／または回収用継ぎ手の好ましい実施形態の長手軸方向の断面図を示す（明瞭にするために、部品を拡大している）。

Claims (10)

1. 生物医学的流体回路のための注入および／または回収用継ぎ手であって、該継ぎ手は、生物医学的流体回路に接続可能な第１の端部（７）と、第２の端部（６）とを有する管状コンジット（２）；および該第２の端部（６）に嵌るキャップ（８）を備え、
   該キャップ（８）は、第２の端部（６）を開く開位置と第２の端部（６）を閉じる閉位置との間で移動可能なプラグ（９）と、カラー（１４）と、該プラグ（９）が該開位置にある場合に該プラグ（９）を該カラー（１４）に接続されたままにするための接続手段（２７）とを備え；そして
   該継ぎ手は、キャップ（８）が、該プラグ（９）を該カラー（１４）に接続する脆弱部分（１８）を備え；該コンジット（２）が、該キャップ（８）を該第２の端部（６）に嵌める場合に該脆弱部分（１８）を破壊して、該プラグ（９）を該カラー（１４）から分離し、そして該カラー（１４）を該コンジット（２）に接して保持するするための破壊手段（２１）を備えることによって特徴づけられる、
   継ぎ手。
2. 前記破壊手段（２１）は、前記コンジット（２）の外側表面から外向きに突出する環状フランジ（２２）を備える、請求項１に記載の継ぎ手。
3. 前記フランジ（２２）は、外向きにテーパーが付けられている、請求項２に記載の継ぎ手。
4. 前記フランジ（２２）は、実質的に切頭円錐形状の第１の表面（２３）によって、実質的に切頭円錐形状の第２の表面（２４）によって、かつ該第１の表面（２３）と該第２の表面（２４）との間に位置する、実質的に円筒状の第３の表面（２５）によって規定される、請求項２または３に記載の継ぎ手。
5. 前記フランジ（２２）はまた、前記第２の表面（２４）と前記第３の表面（２５）との間に位置する環状の第４の表面（２６）によって規定される、請求項４に記載の継ぎ手。
6. 前記第３の表面（２５）および前記第４の表面（２６）は、互いに対して実質的に垂直に位置している、請求項５に記載の継ぎ手。
7. 前記キャップ（８）は、所定の長手軸（１０）を有し；前記脆弱部分（１８）は、該軸（１０）の周りに分布し、かつ前記カラー（１４）と前記プラグ（９）とを接続する多くの歯状物（１９）を備える事前に切断された部分である、請求項１〜６のいずれか１項に記載の継ぎ手。
8. 前記接続部材（２７）は、前記プラグ（９）と前記カラー（１４）との間に置かれている可撓性要素（２７）を備える、請求項１〜７のいずれか１項に記載の継ぎ手。
9. 前記可撓性要素（２７）は、前記プラグ（９）と前記カラー（１４）とが一部品になるように形成されている、請求項８に記載の継ぎ手。
10. 前記キャップ（８）と前記第２の端部（６）とを接続するためのネジ継ぎ手手段（２０）を備える、請求項１〜９のいずれか１項に記載の継ぎ手。

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