JP2007522688A - 負荷等化アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話ユーザのニーズの変化に従って携帯電話ユーザに向上したサービスを提供するようにビームを割り当てる。
【解決手段】アンテナビーム間のトラフィックを等化するためのシステム及び方法が示される。システム及び方法の態様は非実時間通信に基づくトラフィック及び/又は非実時間通信を等化しようとするためにビーム幅を変えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明の態様は、アンテナに関する。特に、本発明の態様はサービスの品質を維持しながらネットワークを通じて処理能力を最大にするためにアンテナからのビームを修正することに関する。
携帯電話会社や供給業者は偏在する携帯電話サービスに対する要求の増加に応える方法を絶えず探している。携帯電話会社は最新の高速技術を早く導入できるようにネットワークの構造を調整している。一方、供給業者は彼らの無線製品の性能を高めるための方法を考え出すことに努力している。最新の傾向を以下に述べる。
a.携帯電話会社は自社の携帯電話ネットワーク内のホットスポット(例えば、空港やショッピングモール等)をカバーするため、無線のローカルエリアネットワーク(WLAN)技術の使用に乗り出した。WLANはまた、大手企業内においては携帯電話サービスを提供する手段として既に普及している。
b.無線供給業者は自社の携帯電話やWLAN製品の容量を増加させる有望な技術として、適応アレーアンテナ(「スマート」或いは適応アンテナと呼ばれる)技術を検討している。「スマート」アンテナは、スマートアンテナパターン、即ちスマートアンテナビーム、並びにこれらビームの方向が異なったアレイ素子に関する関連パラメータ(例えば振幅や相対位相など)を調整することにより変えることができる箇所に放射アンテナ素子のアレイを含めることができる。スマートアンテナの各ビームが個別の搬送周波数を持ち、個別の物理チャンネルを示すため、「ビーム」及び「周波数チャンネル」という用語はここでは交互に使用される。
現在行われている数々の取り組みは扱いにくい。なぜなら、それらは少なくとも1つの指定区域及びトラフィック特性に関連した周波数チャンネルの方向を動的に適用することがないからである。
一般の分析ビーム形成方法では、通例、各周波数チャンネルの信号対雑音及び干渉比(SNIR)が最小となり、その容量が最大となるようにスマートアンテナの関連パラメータを調整及び制御している。ビーム形成技法に対する一般的な「最適性」の基準は、最小平均二乗誤差(MMSE)及び最小二乗(LS)方法である。これらの技法はアンテナアレイ出力と、トランシーバにおいて加入者の所望信号の局所的に生成される推定値(即ち、局所基準信号)との間の差異の二乗を最小化する再帰空間フィルターを作り出す最適フィルタリング理論を用いる。MMSE及びLS方法では、トランシーバが演繹的知識或いは加入者の要求信号の推定値のいずれかを持つことを要求する。これらの推定値は、通常、周期的トレーニングシークエンスや決定有向適応化(decision directed adaptation)などの方法を用いて取得される。しかしながら、それらはトラフィック関連や位置を動的に取り扱わない。
本発明の態様は、携帯電話ユーザのニーズの変化に従って携帯電話ユーザに向上したサービスを提供するようにビームを割り当て、従って、従来技法における1つ以上の問題点に対処することに関する。
本発明の態様は、負荷バランス周波数チャンネルへのビームを制御することに関する。本発明の態様はまた、ユーザの位置やサービスのタイプといった情報を含んだ1以上のデータベースと併せて使用される。
本発明の態様は、フレームのスタートを認識する携帯端末及びアクセスポイント間の現行のアップリンクを使用してもよい。また、完全な同期技術(例えば、ブルーツース(登録商標)、CDMA)及び802.11アクセスポイント間の明確な相互作用並びに関連フレーミングを与えるアップリンク上の携帯電話を含むさほど完全ではない同期技術を含むさまざまな手法が使用できる。少なくとも1つの利点として、本発明の態様をアップリンク上の「パケットステアリング」方法と共に本発明の態様を使用する場合、アンテナシステムの全体の処理能力を全く劣化させることなく携帯電話の消費電力を減少することができる。
下記に説明する本発明の態様では、スマートアンテナ方式(WLAN他)のリアル・タイムサービス(例えば、音声)のQoS要求を満たしつつ処理能力を高めることを試みており、システムの制御装置の構成要素はユーザの位置及びサービス形式の情報を含むデータベースに接続されていてもよい。
図1では、本発明の態様として、時間を長さTの固定フレームに分割する(ステップ100)処理が説明される。ステップ101では、この処理は各時間Tを実時間周期に分け、非実時間周期で終わる。次に、この処理においてユーザの位置及び彼らのセッションについての適切な情報(例えば、能力やサービス形式)が用いられ、実時間及び非実時間周期中にビームの負荷を等化するためのビーム幅が選択される(ステップ102)。
本発明の態様は、各ユーザの位置、即ち(ri及びθ)の演繹的知識を持つ或いは取得できるシステム及びユーザのサービス形式と併せて使用され、ユーザが移動中、そのデータベースを動的に更新する。ここで、rはアレイアンテナからI番目のユーザまでの距離であり、θはその方位角度である。一例として、セッション確立及び切断要求(即ち、「INVITE」又は「BYE」メッセージ)を受け取った際、セッションマネージャ(例えばSIPサーバ)は、スマートアンテナ制御装置に対して、サービス形式情報を提供する。携帯電話の位置を割り出す様々な従来の取り組みが存在するが、ここでは詳細には取り上げない。例えば、携帯電話会社ネットワークでは、位置情報は衛星利用測位システム及び測距又は双曲位置アルゴリズムを通して簡単に入手できる。
ここでは、スマートアンテナシステムは、Nの異なった周波数チャンネルを提供することが考えられる。即ち、それはNのビームフォーマ(例えば、3又は4のビームフォーマ)を持つ。最大ωmax及び最小ωminの実現可能な値のビーム幅が知られる(例えば、ωmin=15°からωmax=80°のような値が実現できる)。このシステムはまた、両方のタイプのハンドオフをサポートすることが求められている(即ち、可動方式ハンドオフ(MAHO)或いはネットワーク方式のハンドオフ(NAHO))。
WLAN或いはその他のネットワークは、実時間(例えば、音声)及び非実時間(例えば、最善努力データ(best effort data))サービスの少なくとも1つをサポートできる。負荷は対称であってもなくても良い。ネットワークはまた、WLAN環境において同時実時間セッションの数を適正に制限するためにセッションのセットアップ時に実時間サービスに承認制御を行使できる。概して、ネットワークは最善努力データトラフィックを搬送するセッション以外の全てのセッションに承認制御を行使できる。ここでは、セッションの等価容量は、セッションのQoS要求を満たすようにネットワークがセッションに割り当てるべき推定の容量であってもよい。
図2は、(WLAN或いはその他のネットワークと共に用いる)スマートアンテナシステムの実例モデルを示す。このシステムは、実時間202及び非実時間203入力の両方を受信するアンテナ制御装置201を含む。このシステムは、2つのタイプの顧客、即ち、実時間及び非実時間パケットをサポートするN個の並列サーバ207〜209と共にN列204〜206を持つことができる。各ユーザのパケットは、各ユーザの携帯端末に記憶することができる。複数のサーバを持つ単一配信列としてのシステムのこのモデリングは、パケットサービスの実際のサービス時間がメディアアクセス時間とその伝送時間の総計であるという事実を反映する。
N個の並列サーバ207〜209はWLANスマートアンテナのN周波数チャンネルをモデル化する。パケットの実際のサービス時間は、チャンネルへのアクセス待ち時間にパケット自体の伝送に要する時間を加えたものに相当する。例えば、802.11では携帯電話がパケットを有するときはいつでも、そのMAC層はそのパケットを送信する「許可」を求めるRTS(フレーム送信要求)を送信する。各列の顧客は、その周波数チャンネル受信可能範囲に入るユーザ人口のパケットを表す。図2では、サービス時間はチャンネルアクセス及びパケット伝送に要する経過時間を含む。それ故、周波数チャンネル毎の単一待ち行列モデルは、アップリンクにおいてユーザパケットが周波数チャンネルのサービスエリアに渡って分布している携帯電話のバッファに実際に存在しているとしても適正である。このために、更なる待ち行列手法が使用できる。
アンテナ制御装置201はユーザ位置(211)やセッションの要求容量及びそのサービス時間(212)等のセッションについての関連情報を使用し、実時間サービスのサービス品質(QoS)要求、例えば実時間(音声等)パケットの遅れやジッタに対する厳重な制限を満たしつつ、アンテナビームの方向の調整を介してシステムの処理能力を「最大化」するNサブセットにユーザ人口を区分する。
実時間サービスのサービス品質(QoS)要求を満たすためには、実時間トラフィックは(必ずしも物理的でなく、実質的に)分離されていてもされていなくてもよく、非実時間トラフィックに対して先制の優先度を有する若しくはスケジューリングを介して定期的なサービスを受ける。
また、待ち行列システムの処理能力をたった一種類のパケットで最大限に発揮するためには、サーバを可能な限り忙しくておくことが有用である。
以下、アンテナシステム制御装置について、始めに非実時間サービスを考慮して、次に実時間サービスを扱って説明する。記述される制御装置の態様は、ユーザのトラフィック負荷を周波数チャンネル上に比較的均一に配信するため、この制御装置は「負荷等化装置」或いは「空間負荷等化装置」と称される。
実時間サービス及び非実時間サービス
空間負荷等化装置
最初に、非実時間サービスのみのシステムが扱われる。ここでは、例えば、WLAN環境は遅延要求のない非実時間サービスのみをサポートする。スマートアンテナの処理能力を「最大化」し、且つ各周波数チャンネルにおける伝送を待って各待ち行列に1パケット以上を有することが同様にありえることを確実にするために、制御装置は、周波数チャンネル上のトラフィック負荷が比較的均一であり、全ての周波数チャンネルのビーム幅がアンテナアレイに対して許容範囲にあるようにユーザ人口をN周波数チャンネル間に区分する必要がある。
進行中のセッションの累計がUであり、k番目のセッションの等価容量がCbpsの場合、制御装置は領域がトラフィック負荷全体のおおよそN分の1、即ち
Figure 2007522688
を含むように進行中のセッションをNの隣接領域/区域に割り当てることができる。この区分処理はユーザ位置の方位角度に基づいてのみ行うことができる。これはなぜなら、たった1つのタイプのサービスしかない上、ユーザは(アンテナ圏内にいるということを条件に)スマートアンテナの位置データベースに現れるからである。一般的に、各領域/区域が正確には全トラフィック負荷のN分の1を含むようなサービスエリアの区分、即ち、Sbpsは非実用的である。なぜなら、各領域/区域が隣接のユーザのみしか含まず、またセッションは異なった等価容量を有すると思われるからである。よって、領域/区域の負荷の正確な同一性を見つける代わりに、ここではトラフィック負荷を比較的均一に領域/区域に割り当てる空間負荷等化装置(即ち、区画方式)を選択した手法を説明する。
下記に空間負荷等化装置の処理を説明する。まず始めに、等化装置は、第1領域/区域の負荷が全トラフィックのN分の1を超えるか、或いは結果として得られるビーム幅がωmaxを超えるまで隣接ユーザ/端末を第1領域/区域に集める。これは、ビーム幅ωによって定義される弧301に携帯電話ユーザを割り当てることにより示される。
次に、空間負荷等化装置は続けて残りの隣接したユーザ/端末(即ち、第1領域/区域のメンバーでないもの)を、第2領域/区域の負荷が第1領域に割り当てられていない端末の全負荷の(N−1)分の1を超えるまで第2領域/区域に割り当て続ける。これは、ビーム幅ωの弧302におけるユーザによって示される。
次に、空間負荷等化装置は残りの隣接したユーザ/端末(即ち、第1及び/又は第2領域/区域のメンバーでないもの)を、第3領域/区域の負荷が第1及び第2領域に割り当てられていない端末の全負荷の(N−2)分の1を超えるまで、或いは結果として得られるビーム幅がωmaxを超えるまで第3領域/区間に割り当て続ける。これは、ここにビーム幅ωの弧303でユーザによって示される。
この処理は、全てのN領域又は区域が指定されるまで続けられる。
各々のビーム幅及び方向は、これらの領域/区域のうちの1つをカバーするよう設定され、そのビームの方向は領域の方位角度の中心を指す。
空間負荷等化装置は、必要とされる容量及び/又は位置を考慮してユーザを振り分ける様々なアルゴリズムにより実現できる。例えば、とりわけ、クイックソートアルゴリズムが使用できる。クイックソートアルゴリズムは、ユーザの方位角度の高い順に進行中セッションのリストを作る。空間負荷等化装置は、区域の負荷の合計がSを超えるまで、或いは、結果として得られるビーム幅がωmaxを超えるまで隣接するセッションを区域/領域に割り当て続ける。I番目のセッションユーザ位置の方位角度をθi、j番目の周波数チャンネルのビーム幅をωjとすると、空間負荷等化装置の擬似コードは下記のように表わすことができる。即ち、
クイックソートアルゴリズムを呼び出し、セッションの方位角度θU−1、θU−2、・・・θの高い順にセッションのリストを作る。但し、θ≧θ≧・・・θである
Figure 2007522688
第1に、スマートアンテナが(0−π)の範囲で任意のビームを形成できるならば、指定された隣接の「負荷均等化」領域/区域は重畳することはない。しかしながら、実際、負荷均等化アルゴリズム/発見的アルゴリズムがωminよりも小さいビーム幅の領域/区域を指定した場合、アンテナは隣接区域と重なることになるこの領域にωmin幅のビームを指向する。即ち、ある領域のトラフィック密度が高い場合、この手法ではサービスエリアをより狭い非重畳区域に分割できる。これら非重畳領域を実際に実現することは、多数の重畳ビームを過密トラフィック領域に指向することになる。
第2に、位置データベースが更新されるとすぐに制御装置はそれに従って区分化を更新し、トラフィック負荷がN周波数チャンネル間にほぼ均等に割り当てられるようにビーム方向とビーム幅を調整する。言うまでもなく、負荷等化装置がスマートアンテナビームを調整するときには、ユーザが全く移動しなく、ユーザ位置が変わらなかったとしても、いくらかのユーザはハンドオフを強いられることがある。
a.WLANサポート型NAHOにおいては、ネットワーク制御装置は事前に携帯電話に通知をし、対象とする周波数チャンネルへの切り替え処理を開始する。一般的に、このNAHO方式の事前警告機能は、ハンドオフ遅れを減少させ、性能を向上させる。
b.しかしながら、IEEE802.11のようなMAHOのみの環境では、負荷等化装置は、必ずしも正しく作動するとは限らない。それは、負荷等化装置がビームを調整し、前回のビーム調整後移動していない携帯端末(例えば、端末A)から離れて電流供給ビーム(周波数チャンネル)を方向付けするときに、以下2つの異なったシナリオが考えることができるからである。即ち、
i.ビーム調整により、端末Aでの受信信号強度がハンドオフ閾値未満に低下することになる。この場合、負荷等化装置は正常に作動する。なぜなら、携帯電話のMAHOメカニズムがあるビーム(チャンネル)からもう一方のビームに移動したかのように標準方法によりビーム(チャンネル)の変化を検出し、ハンドオフ処理を行使するからである。
ii.ビーム調整により、端末Aでの受信信号強度がハンドオフ閾値未満に低下することにならない。この場合、受信品質がまだ許容範囲内にあるため、MAHOメカニズムはハンドオフ処理を行使しない。よって、アクセスポイントから更なる指示がない限り、負荷等化装置が端末Aにハンドオフすることを期待している事実にもかかわらず端末Aは隣接ビーム(チャンネル)へハンドオフしない。よって、MAHOのみ(例、IEEE802.11)の環境においては、アクセスポイントは、負荷等化装置が求めているように端末Aが隣接するビームへハンドオフをするよう指示するメカニズムを必要とする。
後者のシナリオは、MAHO環境はまた負荷等化装置がビームの再構成により影響されるこれら携帯電話に明確に通知できるNAHO機能を必要とすることを意味する。負荷等化装置の正確な動作を確保するため、MAHO及びNAHO方式は、以下のように使用される。即ち、
a.アクセスポイントは、NAHOスキームを用いて、前回のビーム再構成の結果として異なるビームに再割り当てされたこれら端末に通知する。
b.端末は、自身がビーム上を移動しながら、MAHOをハンドオフ用として引き続き使用する。
次なる問題は、アクセスポイントが影響を受けた携帯電話へビームの再割り当てを通知するNAHOメカニズムに対してどのプロトコルを用いるかである。ビームの再割り当ては、アクセスポイント再構成に起因するので、新たなビーム/チャンネルにハンドオフすることを携帯電話に指示するためにネットワーク管理プロトコル、即ちIP環境におけるSNMPを用いることができる。NAHOハンドオフプロトコルの詳細な仕様は、本開示には含まれない。また、所要のNAHO処理を行うため、下位層プロトコルを行使することもできる。NAHOハンドオフ処理の一般的な方法は以下の通りである。即ち、
a.負荷等化装置がビームを再構成する際、新たなビームに再割り当てされた全ての携帯電話にSNMP SETメッセージを送信し、それらに新たな周波数チャンネル識別子、即ち、SET FREQ_CHANNEL「新たなチャンネルID」を通知する。SETメッセージを受け取ると、モバイルSNMPエージェントはMIBを点検及び更新し、新たなチャンネルへのハンドオフを強制する。この方式の利点は、
i.NAHO処理を行うための標準SNMPプロトコルを使用し、モバイルハードウェア、即ち、ビーム/チャンネル識別子を記録するためのレジスタに対するわずかな影響を有し、いかなる新たなプロトコルを必要としなく、そして必要に応じて容易に無効にできる。
b.主な不利点は以下の通りである。即ち、
i.実行中のSNMPデーモン及び携帯電話上にその支援MIBを必要とする。携帯電話に活性SNMPデーモンが存在することによって携帯電話の消費電力が増加し、モバイルディスク(又はPDAsのメモリ)の一部(16−32MB)が取られる。ノート型パソコンにより、これらの要求は容易にサポートできる。原則的には、PDAsもまたこれらをサポートできるが、1つは、さらに少ないメモリスペースを占めるPDAsに対して「新たな」リンク層NAHOソリューションを構築できる。
第3に、結果の区域の実際の負荷の差に関係なく、ユーザの非近接分布が各領域/区域の負荷間の差を少なくできるとしても、「負荷均等化」手法は、最小可能ビーム幅及び最大可能範囲拡張を確立するために近接ユーザ及びそのセッションを区域に主として割り当てる。
第4に、ユーザはいくつもの同時に進行するセッションを持つことがある。そのようなユーザが1つのインタフェースしか持たないとき、負荷均等化アルゴリズムは、(周波数チャンネルを意図的に不均等にする)「均等化」エラーを増加させる危険性があるにも係わらず、このユーザの全てのセッションを周波数チャンネルの1つに割り当てる。
全てのユーザが同一の非実時間セッションを有する(即ち、全てのセッションの等価容量が同一である)特別な場合に、負荷等化装置は、スマートアンテナのサービスエリアをN領域/区域に区分けし、「均等な」セッション人口を持つ各領域、即ち、各周波数チャンネルがセッションのほぼ1/Nを扱うようにする。更に具体的には、進行中のセッションの総数がUであり、U=(MN+r)であれば、そしてk番目のセッションの等化容量が全ての0≦k<Uに対してC=1と仮定されると、負荷等化装置アルゴリズムの擬似コードでは、これらのセッションをNの隣接区域に配分する区域分けとなり、それにより区域のrはM+1セッションを含み、残る(N−r)区域は、各々Mセッションを有する。
要約すれば、図3は、N=3の周波数チャンネル及びU=14=4N+2のユーザを有するWLANスマートアンテナにおける空間負荷等化装置の行動パターンを提供し、各ユーザは、進行中の最善努力式データセッションを有する。実線で描かれた引出し線は、ビーム幅がω、ω及びωの周波数チャンネルの境界線を示し、点線は、それらの方向を示している。
説明した空間イコライザは、実時間及び非実時間のサービスを同時にサポートするWLAN環境におけるビーム幅を決定する。空間イコライザの性能は、各周波数チャンネル(またはビーム)における進行中の実時間セッションの負荷が、サポートし得る最大限の実時間負荷内であれば好ましい。しかしながら、実時間セッションの負荷が、チャンネルがサポートできる上限を超えてしまった場合、これらのセッションのQoS要求は満たされない。その場合、システムは実時間ユーザ/セッションの位置のみを使用してアンテナビームを調整してもよい。この手法は実時間セッションのQoS要求は満たすが、非実時間セッションがビーム上で歪曲されて配分される結果となり得ることから、非実時間サービスの性能(例えば、処理能力、パケット損失など)を低下させるかもしれない。以下に、多様な種類のサービスを扱う別の手法を記述する。
時間空間負荷等化装置
時間空間負荷等化装置は、空間負荷等化装置の時分割変形であり、スマートアンテナシステムを実時間及び非実時間サービス間で時分割し、処理能力を「最大」にして、実時間サービスのQoS要求を満たすようにする。時間空間負荷等化装置は、時間をTサイズの均等なフレームに分割し、全てのフレームが実時間及び非実時間周期を含む。実時間周期中は、パケットを持つ実時間セッションのみが送信できる。同様に、非実時間周期においては、非実時間サービスを有するセッションのみがパケットを送信できる。各実時間(又は非実時間)周期中は、時間空間イコライザの行動は、実時間(または非実時間)セッションのみをサポートする空間負荷等化装置の行動と類似する。即ち、実時間(又は非実時間)周期中は、実時間(又は非実時間)セッションをトラフィック負荷が比較的均等であるN領域/区域に分配し、周波数チャンネルのビーム幅及び方向を領域/区域に調整する。
Tサイズのフレームは、通常、最も遅い実時間アプリケーションにセッション上でパケットを生成させるのに要する時間に相当する。例えば、毎20ミリ秒、40ミリ秒、または、80ミリ秒にボイスパケットを生成するボイスアップリケーションソフトウェアでは、Tはそのボイスアプリケーションソフトウェアが使用されている環境に応じて、20ミリ秒、40ミリ秒又は80ミリ秒に設定される。
具体的には、移動局及びスマートアンテナがフレームの始まりを(必要な時や必要に応じて)正確に認識している、即ち、一貫した構成の構造をアクセスポイント及び携帯電話上で有すると仮定すると、時間空間負荷等化装置は以下のように機能する。即ち、
a.各フレームの最初、即ち、T秒毎に、2組のビーム幅及び方向を算出する。その一方はボイス実時間周期用(即ち、実時間セッションのみを考慮して)、もう一方は非実時間周期用(即ち、非実時間セッションのみを考慮して)である(ステップ401)。
b.実時間サイクルに従ってビームを調整する(ステップ402)。
c.全ての携帯電話が所有する全ての実時間パケットを送信するまで実時間周期を続ける(ステップ403)。
d.アップリンクでは、システムはステップ404において実時間周期中に全ての周波数チャンネルが少なくともある時間(例えば、(2τ+μ)秒)間サイレントとなる。但し、2τは周波数チャンネルにおける往復伝搬遅延であり、μは周波数チャンネルにおける実時間パケットのサービス(アクセス及び送信)時間である。
e.ステップ404においてnoである場合、システムは時間が経過するまで待つ。
f.ステップ404においてYesである場合、ステップ405において、一時空間負荷等化装置は、非実時間周期を開始し、ステップ406におけるフレームの最後までこれを続ける。具体的には、制御装置は、アンテナビーム幅及び方向を再調整し、非実時間セッションの負荷がそれらに均等に分配されるようにする。ダウンリンクもまた時間が経過するまで待っても良い。しかしながら、ダウンリンクでは、スマートアンテナが実時間サービスバッファを消耗させるとすぐに制御装置が非実時間周期への移行を開始するという点において、最適化が実現される。
アップリンクでは、前記アルゴリズムは、携帯電話及びスマートアンテナシステムがフレームの開始を正しく識別することを要求する。他方では、アップリンクにおいて時間空間負荷等化装置が正常に作動できないかもしれない。なぜならば、ユーザがメディア上に分布しており、フレームの開始やフレーム内の異なった周期のための個別参照を持たないためである。しかしながら、ダウンリンクにおいては完全なフレーミングは不要である。アンテナが自身でフレームの開始またはその周期を認識しており、携帯電話の受信者は信号を受信すると、電話に出るからである。アップリンクにおけるアクセスポイント及び携帯電話上の一貫したフレーミング構造を確保するための二つの手法を挙げる。即ち、
a.アクセスポイント及び携帯電話間の完全な同期化、及び
b.フレームの開始を知らせるため、アクセスポイント及び携帯電話間の明確なメッセージング/対話。
ブルーツースやCDMAのような完全なシンクロナステクノロジーは、アクセスポイントや携帯電話上に一貫したフレーミング構造を自動的に提供する。しかしながら、アップリンクにおける同期化は、IEEE802.11bの仕様がアクセスポイント及び携帯電話間におけるそのような完全な同期化の方法を提供しないことから、802.11bWLANにとって問題を生じさせる。ブルーツースマスターズ(WLANsにおけるAPsに類似する)は、実際、スレーブス(WLANsにおける携帯電話に類似する)と完全な同期化をしており、各々のスレーブが送信する時期、また各々のスレーブが実時間(例、音声)であるのか非実時間(例、データ)であるのかを認識している。
802.11bの問題に取り組むためには、少なくとも2つの方法がある。第1の解決法は、どのユーザに送信権利があるのかを決定するスマートアンテナシステムにおけるポーリングメカニズムの使用である。この手法は、802.11メディアアクセス制御(MAC)方式の仕様に記載されるポイントコーディネーション機能(PCF)に類似する。この手法の利点は、コンテンションフリーのボイスサイクルを可能にし、周波数チャンネル毎の音声同時セッションの数を潜在的に増加させることである。一言で言えば、802.11MACへのこの追加により、ユーザパケットに対する優先度の4種類の手段、及びこの仕様においてハイブリッドコーディネーション機能(HCF)と呼ばれているPCFに類似する機能強化されたポーリングメカニズムが提供される。予備性能評価調査によると、HCFは、期限が定められたトラフィックを配信する手段を提供するが、HC(ハイブリッドコーディネータ)範囲内の全てのステーションにそのコーディネーションに従うよう要求する。
完全な同期化がない場合は、アクセスポイント及び携帯電話間における明確なメッセージングを用いて、アップリンクビーム上に一貫したフレーミング構造を提供することができる。この手法により、アクセスポイントは定期的に予告メッセージを送り、携帯電話に新たなフレームの始まりを知らせる。アクセスポイントはまた、この予告メッセージを使用して携帯電話に各フレーム内の実時間の終わり(非実時間の始まり)の周期について知らせることを選択することもできる。携帯電話に実時間の終わり(非実時間の始まり)の周期について知らせるためにこの予告メッセージを使用することで、周期間の沈黙をτ秒削減することができ、アップリンクにおけるシステムの処理能力を向上させることができる。フレーム予告メッセージの始まりは、以下のように符号化された2バイトコントロールフィールドを有する802.11MAC_PDUである。即ち、
a.プロトコルバージョン:全てのフィールドに対し00
b.タイプ:01、即ち、スタート/エンド両方に対し制御MAC_PDU
c.サブタイプ:スタートに対し0000及びエンドに対し0001
d.コントロールフィールドの残りのビットは無視される。
この手法は、ごくわずかな付加信号伝達オーバーヘッドを導入し、そのスタート/エンド制御MAC_PDUsは、携帯電話による確認を必要としない。それは、これらのMAC_PDUsのペイロードがゼロであり、また長さ4バイトのMAC_PDUのFCSフィールドがその長さ2バイトのコントロールフィールドを保護するからである。
周波数チャンネル上でユーザの総伝送速度を測定し、全ての周波数チャンネル(即ち、サービスエリア)のビーム幅の合計が一定に保たれ、最高トラフィックのチャンネルのビーム幅が一定量(例えば、λ程度)狭められ、最低トラフィックのチャンネルのビーム幅が同量(即ち、λ程度)広げられ、そして他の周波数チャンネルのビーム幅は、一定に保たれるようなビーム幅を適応する適応アンテナを幾人かは提案していた。下記に挙げた少なくとも1つにより負荷等化スマートアンテナは上記の適用アンテナ方式から識別される。それは、負荷等化スマートアンテナが、
a.総トラフィック率に限らず、ユーザ位置及びサービスタイプにも適応する、
b.実時間及び非実時間サービスを事実上分離するためサービス間で周期的方法によりアンテナを時分割し、非実時間サービスがその対応する実時間の性能に与える弊害を軽減する、
c.全てのユーザに対しQoSを「かなり」向上するため各フレームの種類周期中に各サービス種類(例えば、実時間)のトラフィック負荷をほぼ均等に周波数チャンネル上に割り当てる、
d.スマートアンテナの全ノミナルサービスエリアを走査し、活動中の全ユーザを取り込むためにビームを定期的に調整するけれども、ユーザのトラフィック及び位置を動的に追跡するが、ノミナルの所定地理的区域を継続的にカバーすることを必ずしも要求しない。
システムが同一音声サービスや同一最前努力データサービスのみをサポートすると仮定すると、図5は、N=3周波数チャンネルで、14人のユーザの内5人(同心円として描かれている)が音声セッションを持ち、残りの9人がデータセッションを使用する図解例を示す。全ての音声セッションは同一であるため、音声セッションの等化容量は単一、即ち全てのセッションに対してC=1であり、フレームの最初の音声周期中に周波数チャンネルのビーム幅ω0、ω1及びω2については図5に到達する。図6は、フレームの非実時間周期中の同携帯端末を示す。
図5においては、3つのビームは主に実時間携帯端末を対象とする。ビームω0は、(それぞれに輪がかけられ、実時間として表された)実時間携帯端末501及び502をカバーする。ビームω1は、実時間端末503及び504をカバーする。ビームω2は、実時間端末505をカバーする。
図6においては、3つのビームは全ての携帯端末をカバーする。ビームω0は、携帯端末501、502、601、602及び603を対象とする。ビームω1は、携帯端末503、504、604、605及び606をカバーする。ビームω2は、携帯端末505、607、608及び609をカバーする。
簡潔にするため、図5及び図6に示す時間空間イコライザの例では、ユーザは音声又はデータサービスのいずれか一方を持つよう示されている。しかしながら、これは必要条件ではなく、ユーザは音声及びデータサービスの両方を同時に持つことができる。両方のサービス種類を同時に使用するユーザは、音声集団(実時間)の一員及びデータユーザ集団(非実時間)の一員として数えられる。また、とりわけ実時間セッションにおけるセッションの遅延要求を満たすため、ネットワークは周波数チャンネル毎の進行中のセッション、実時間、また必要に応じて非実時間の数を正しく制限するため、許可制御ポリシを使用してもしなくても良い。
パケットステアリングを持つ負荷等化装置
無線環境においては、各々の携帯電話の消費電力を削減することにメリットが見出されている。これを達成するため、負荷等化装置はアップリンクビームの技術で周知のパケットステアリング手法と連動して使用される。携帯電話から(RTS)メッセージの送信要求を受け、それに対して送信権利を与えると、負荷等化スマートアンテナは、パケットステアリングを用いて2地点間受信(アップリンク)ビーム、即ち、可能な限り狭いビーム(例、15°±5°)或いはアンテナアレイが作り出すことのできる可能な限り狭いビームを携帯電話の位置に向けて送信する。携帯電話からパケットを受け取ると、ダウンリンクビームによりアクナレッジメント(ACK)パケットを送る。その間アップリンクビームを負荷等化装置によって設定された通常のビーム幅に復元することで、周波数チャンネルに割り当てられる全ての携帯電話のRTSパケットを聞くことができる。スマートアンテナは、携帯電話に送信権利を与えた後、この処理を繰り返す。
時間空間負荷等化装置の構成要素
図7は、負荷等化スマートアンテナと関連して使用される具体的構造を示す。この構造は、アンテナ701及び制御装置702を有するスマートアンテナシステム704を含む。アンテナ制御装置702は、ネットワーク703と情報をやりとりする。ネットワーク703は、搬送、制御及び管理要素を含む。簡潔にするため、図7では、制御装置702と相互作用するネットワークの要素(順にプロファイルサーバ707に連結されるSIPサーバ705に連結されたアウトバウンドSIPプロキシ706を含む)を示している。プロファイルサーバ707は、ポリシサーバ709に接続されるリソースマネージャ708に接続されている。ネットワーク703における要素の配置は一例にすぎなく、他の関係も同様に用いることができる。
制御装置702は、アウトバウンドSIPプロキシ706及びデータベースアップデートエンジン711と情報交換するSIPメッセージプロセッサ(SMP)710を含むことができる。制御装置702はまた、リソースマネージャ708、SMP710及びポリシサーバ709と情報交換し、位置データベース712に情報を記憶するデータベースアップデートエンジン711を含む。制御装置702は更に、位置データベース702と情報交換する負荷等化(及び制御)エンジン713を含む。
アンテナ701は、時空間デマルチプレクサ714及び時空間マルチプレクサ716を含む。両方ともプロセッサ715に接続することができる。アンテナ701は更に、デマルチプレクサ714及びプロセッサ715に接続されたマルチチャンネル受信機717を含む。アンテナ701は更に、マルチプレクサ714及びプロセッサ715に接続されたマルチチャンネル送信機719を含む。マルチチャンネル受信機717及びマルチチャンネル送信機719は、アンテナアレイ718に接続されている。
プロセッサ715は、ユーザ携帯端末からの到来方向(DOA)を演算(又は演算に必要なデータを獲得)し、それを(又はそれらを)負荷等化エンジン713に渡す。プロセッサ715はまた、制御装置702(或いは複数の制御装置702)の負荷等化エンジンからビーム幅を受信し、アンテナ701(或いは複数のアンテナ701)からアンテナビームを方向付けるため、それらを適切な重み付けベクトルに変える。各ネットワーク703毎に、1つ以上の制御装置702及び1つ以上のアンテナ701が存在していてもよい。各制御装置702毎に、1つ以上のアンテナ701が存在していてもよい。更に、各制御装置702は、1つ以上のネットワーク703に接続されていてもよい。
制御装置702は、ユーザ位置及び彼らのサービスに関する情報を取得及び処理し、オペレータのポリシに従ってアンテナ701のビームを方向付けるため、その情報を制御動作に変える。例えば、負荷等化エンジン713は、スマートアンテナの処理能力を最大化するためにユーザ位置及びサービスデータを使用するタスクを担うポリシ実施地点(PEP)であってもよい、即ち、上記で説明された時空間負荷等化装置手法を実現しても良い。負荷等化(或いは、一般的に制御)エンジン713は、如何なるオペレータのポリシをも実施できてしまう動的ポリシ実施地点を意味する。制御装置702は、以下のものを含む。即ち、
a.コール/セッション状態のプロセシングエンジンであるSIPメッセージプロセッサ(SMP)710。SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、アンテナ701のサービスエリア内に位置するユーザから信号伝達メッセージのコピーを送受信し、ユーザ及び彼らのサービスやセッションについての情報を入手(又は、更新)するため、それらを処理/フィルタをかけ、位置データベース712における情報を更新するため、その情報をデータベース更新エンジン711に転送する、
b.ユーザ位置、彼らの進行中のセッション及びこれらのセッションに対するサービスのタイプを収容する標準(例、SQL)位置データベース712、
c.上記で説明された時空間負荷等化ヒューリスティック(temporal-spatial load equalizing heuristic)を実現するため、位置データベース712内のデータを使用する負荷等化エンジン713。ポリシ実施地点は、ポリシサーバによって規定された制御ポリシを実施する、及び
d.SIPメッセージプロセッサ(SMP)710及びアンテナ701のプロセッサ715から受け取った情報に従って位置データベース712を初期化及び更新するデータベース更新エンジン711。
制御装置702は、アンテナ701から分離して示されている。また、制御装置702は、アンテナ701と一体化しても良い。更に、制御装置702は、ネットワーク703に或いはネットワーク703とアンテナ701との間のどこかにおいてアウトバウンドSIPプロキシ706と一体化されてもよく、例えば、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710をアウトバウンドSIPプロキシ706と一体化し、その他の構成要素とアンテナ701を一体化する。一般的には、制御装置702は、モバイル通信サーバ(MCS)の一体部分となる。
ユーザサービス及びセッション
以下は、ユーザサービス及びセッションに関する関連情報、及び制御装置702が位置データベース712をどのように初期化し、どのように関連データを取得し、どのように位置データベース712を更新するかに関する。
ユーザデータオブジェクト
各ユーザの携帯端末は、端末の位置やユーザ端末が発信源或いは発信先である進行中のセッション及びサービスに関する全ての関連情報を含む位置データベース712内のユーザデータオブジェクトにより識別される。ユーザデータオブジェクト801は、図8に示すように1つ以上の下記の属性を含んでいても良い。
a.ユーザのSIP URL802
b.ユーザ端末のIPアドレス803
c.ユーザ端末のMACアドレス804
d.ユーザ端末(単独に或いはアンテナ701に関して)の位置(及び/又は方位角度)805、及び
e.ユーザ端末が発信源或いは発信先の進行中セッションのサービスタイプ、SIPセッション識別子(セッションIDs)及びそれらに対応する等価容量807
f.付加的情報を808として含んでいても含んでいなくても良い。
一般的に、ユーザ端末のMACアドレス、そのIPアドレス及びユーザのSIP URLを含む3つ組みは、アンテナ701の位置データベース712内のユーザデータオブジェクトを識別及び更新するために使用される。端末のMACアドレスは、ユーザサービス及び/又は移動パターン及び可動性をサポートするネットワークプロトコルに関係なくそれを識別する。MACアドレスは、携帯端末の位置にユーザサービスやセッションを関連付けるため、位置データベース712において1つ以上の物体識別子として機能することができる。SIP信号伝達メッセージは、ユーザのセッションをそのユーザのURL及びIPアドレスによって識別する。SIP REGISTERメッセージの本体は、ユーザURL及びIPアドレスをそのユーザ端末のMACアドレスと/に関連付ける/マップする。セッションセットアップメッセージ内のSIP URLはセッションをユーザに関連付けることができるが、サービスの可動性上、常にその関連付けがそのユーザの端末にされるとは限らない。例えば、あるユーザはある進行中のセッションを自身の携帯電話から、必ずしも位置データベースに存在するとは限らない別の装置(例、自身のオフィスの電話)に転送するかもしれない。この場合、SIP RE_INVITE(又はUPDATE)メッセージ内のIPアドレスは、このセッションが別の装置に転送され、そのユーザの携帯電話及び進行中の動作を示すユーザデータオブジェクトから削除することができることを示す。これにより、データベースアップデートエンジン711にこのセッションをユーザデータベースオブジェクトから削除することを許可する。
位置データベースの初期化及び更新
負荷等化アンテナに関与するユーザデータオブジェクトの属性は、そのユーザ端末の位置又は位置の方位角度である。その角度は、直接的に検出、或いは絶対的位置識別情報(GPS、三角測量、又は双曲線の位置識別情報)により決定される。アンテナシステムは、位置標定またはユーザ位置(即ち、端末)の方位角度を取得することで技術的に周知の到来方向(DOA)想定アルゴリズムのどちらか一方と併せて受信信号を使用する。スマートアンテナにおけるDOA情報の使用においては、3つの課題がある。即ち、
a.アンテナシステムを起動するにあたり、位置データベース712はどのように初期化されるか?
b.制御装置702は、負荷等化(制御)エンジン713によるビーム幅及びそれらの角度の動的調整により、システムサービスエリアおよび受け入れ不可(又は不定)期間外にある非活動ユーザ/端末を残さないことをどのように確認するか?
c.セッションの位置、サービスタイプ及び等価容量はどのように確保され、位置データベース712に格納されるか?
第1の課題を解決するには、アンテナのビーム幅及びそれらの角度はシステムの起動時に地域全体をカバーするよう初期化される。負荷等化(制御)エンジン713は、初期のビーム幅をω=π/N,0≦k<Nに指定する。例えば、負荷等化エンジンはω0=ω1=ω2=π/3によりスリービームアンテナを起動させ、初期化インターバルが満了するとすぐに負荷等化手順の実行を開始する。初期化インターバル持続時間の正確な値は、DOAアルゴリズムがシステム受信地域内の全てのアクティブ端末の位置を割り出すのに要した時間により決まる。
データベースアップデートエンジン711は、次にユーザの位置及びMACアドレスの少なくとも一つにより、ユーザのデータオブジェクトを初期化し、その間、データベースアップデートエンジン711がSIPメッセージプロセッサ(SMP)710からURL、IPアドレス、及びセッションIDやトラフィック記述子の情報を受け取るまで、残存するオブジェクトを「ゼロ」にセットする。データベースエンジン711は、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710から受け取った情報を処理し、ユーザデータオブジェクトのその他の属性を抽出し更新する。
第2の課題の解決法、即ち、沈黙期間後にユーザが再びアクティブになった時にシステムへ再結合させる手段は、第1の課題と類似する。ただし、後者は周期的プロセスであるのに対し、前者は比較的まれに実行されるタスクであるという点において異なる。言い換えれば、Nビームを有するアンテナ701の負荷等化(制御)エンジン713は、周期的に(例えばTp秒毎に)負荷等化ビームの形成を一時中断し、ω=π/N,0≦k<N幅のビームを作り出すことにより、サービスエリア全体を走査し、全てのアクティブユーザを位置データベースに授ける(又は復帰する)。初期設定タスクと同様、一時中断時間の長さはDOAアルゴリズムによる。データベース更新期間Tpの選択おけるトレードオフは、1)これらの更新による負荷等化装置の性能への影響が比較的些細であるように時間空間フレームサイズTよりもはるかに大きくすべきこと、及び2)オフフックユーザを締め出してしまう可能性が最小限で済むようことを確実にするために十分に小さくすべきことである。
また、(同じアンテナアレイ又は別のアンテナアレイから)別のビームを作り出し、そのエリアを走査して、全ての新たな或いは再結合する携帯端末を確認しても良い。
第3の課題を解決するために、データベース更新エンジン711は、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710又はアンテナ701のプロセッサ715のいずれか一方から新たな位置、セッション及びサービス情報を受け取ると、データベースを修正する。
データベース更新エンジン711がSIPメッセージプロセッサ(SMP)710又はベーシックスマートアンテナのプロセッサ715のいずれか一方からデータを受信すると、データベース更新エンジン711は、必要に応じて(例えば、セッションの等価容量を計算するなど)情報を処理し、オブジェクトが既にデータベースに存在する場合は、対応するユーザデータオブジェクトを更新する。異常な状態がなければ、オブジェクトは既にデータベースに存在する。存在しない場合、データベースに新たなユーザデータオブジェクトを作り、その識別子を使用しそれにアクセスする。識別子は、「新たな」ユーザ端末のMACアドレスであっても、なくても良い。
データベース更新エンジン711は、必要に応じて古いユーザデータオブジェクトを削除する。例えば、古いオブジェクト(その後更新がなく数分或いは数時間が経過したもの)はもはや適切ではない。アンテナが長時間に渡りユーザの携帯電話から信号を受信していない場合、そのユーザデータオブジェクトは古いと判断され、この点において、ユーザ端末が破損若しくは(オペレータのポリシにより記述されたように)長期間その登録を更新していない場合、ユーザデータオブジェクトは古いと見なされる。
ユーザセッション及びサービスに関する情報の入手
制御装置702は、SIP信号伝達メッセージからの、ユーザ、ユーザの端末MAC及びIPアドレス、及び進行中のセッションやサービスに関する情報を保持する。IEEE802.11WLANに関しては、端末は通常、始めにアクセスポイントに登録してから情報が送れるようになる。そのため、ユーザデータオブジェクトのMACアドレス及び位置の属性は、通常他のものに先駆けて位置データベースに現れる。
SIPメッセージから取得されるユーザデータオブジェクトの属性は、ユーザSIP URL、IPアドレス及びそのユーザ端末に対応するMACアドレス、進行中セッションの「セッションID」、及びそれらのサービス要求である。また、これらはその他のソースから得ることもできる。MAC及びIPレベルでのURL及び端末アドレスは、SIP登録メッセージフローの間に取得することができ、また、進行中のセッション及びそれらのサービスに関する情報は、SIPコールセットアップメッセージ交換から引き出すことができる。SIPアウトバウンドプロキシ706は、アンテナ701のサービスエリア圏内ユーザの携帯電話発着セッションの信号伝達メッセージ経路中にあり、アンテナ701サービスエリア圏内のユーザ間で行き来する信号伝達メッセージをSIPメッセージプロセッサ(SMP)710にコピーする。SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、これらのメッセージをフィルタにかけ、データベースアップデートエンジン711に伝達するための必要な情報を取得する。
SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、位置データベースのユーザデータオブジェクトが、ユーザのURLs、IPアドレス及びMACアドレスに関する正確且つ最新の情報を含むことを確実にする。SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、以下の1以上を通して本件及びその他のタスクを実行する。即ち、
a.アウトバウンドSIPプロキシ706からSIP REGISTERメッセージを受信する際、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710はメッセージをヘッダとボディの両方に関し加工し、ユーザURL、そのターミナルIPアドレス、そのMACアドレス、また登録セッションIDの少なくとも1つを取得する。ユーザ端末の登録セッションID、ユーザURL及びIPアドレスはSIP REGISTERヘッダから入手可能である。MACアドレスは、REGISTERメッセージボディから取得される。
b.携帯電話IPがターミナルモビリティを与える場合、ユーザNAI(即ち、ユーザのホームIPアドレス)はSIP登録メッセージのCONTACTフィールドに設けてもよい。特に、クロスアプライアンス(装置間共通)サービスモビリティの場合においては、アプライアンス(装置)変更後、CONTACTフィールドは変更携帯端末のNAIに設定される。それにより、データベース更新エンジン711は、セッションが元の携帯端末に属さないことを知る。
c.同じ登録セッションIDを持つ「200」OKメッセージを受信する際、SMPは、MACアドレス、IPアドレス及びURLをDB更新エンジンへ転送する。DB更新エンジンは、MACアドレスを使用して、SIP URL及びIPアドレスの属性が更新されるべきユーザデータオブジェクトを特定する。
下記は、SIPにおけるリソース及びセッションマネジメントの分離及びその密接な関係について説明する。本技術分野で知られるように、SIPの仕様はリソースマネジメント及びセッションマネジメント機能を分離する。SIPに関する限り、リソースマネジメントはセッションを設定するための前提条件である。ここでは、一定量のリソースを持つセッションの設定する要求はリソースが準備されない限り達成されることはない。しかし、SIP自身はこれらのリソースの獲得について何もしないので、必要なリソースの取得はエンドユーザ次第である。しかしながら、他のプロトコルによってネットワークがリソースを準備するときにもっと積極的な役割を果たすことができる。
図9は、リソース前提条件(例えば、電話での通話)を持つベーシックセッションを設定するメッセージフローを示す。ここでは、アンテナサービスエリア圏内の発呼側がアンテナサービスエリア圏外の被発呼側に電話をかけている。
ステップ901では、通話は、INVITEメッセージ本体にSDP(セッション記述プロトコル)PDU(プロトコル・データ・ユニット)を含む発呼側からのINVITEメッセージで始まる。SDP PDUは、INVITEメッセージ本体中にセッションのサービス要求を含む。SDP PDUは(SDP1として表記)、発呼側端末でサポート可能なサービスのタイプ及び要求について被発呼側に知らせるセッションメディア情報を含む。
次に、ステップ902では被発呼側は被発呼側端末の性能を示すSDP PDU(SDP2として表記)を含む進行中の183セッションにより応じる。
ステップ903及び904において、「183」メッセージ受信後に、発呼者及び被発呼者がPRACK及びOKメッセージを交換する。確認メッセージに続く準備期間905では、発呼者及び被発呼者がそれぞれ自己の手段やプロトコル(例、RSVP他)によりリソースを準備する。
準備処理が完了すると、発呼者は被発呼者方向に対する発呼者でのメディア準備を記述するSDP PDU(SDP3として表記)を含むUPDATEメッセージ906を送る。
被発呼者は、発呼者方向に対する被発呼者でのメディア準備を示すSDP PDU(SDP4として表記)を含む「200」OKメッセージ907を送る。
被発呼者は発呼者に対し呼び出しメッセージ908を送り、被発呼者を現在呼び出し中であることを発呼者に警告する。
一組の確認信号が909及び910として交換される。
被発呼者は次に911において通話がつながっていることを示し、発呼者は912で確認し、セッションが開始する。最後に、発呼者はACKメッセージを被発呼者に送り、ステップ913でセッションが始まる。
前述のメッセージフローは、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710がINVITE−SDP1 901、UPDATE−SDP3 906及び200 OK−SDP4 907、及びメッセージフローの最終ACK 912メッセージを処理し、セッション及びそのサービスに関する情報を取得することを示す。SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、それにコピーされる、各呼出に関する全ての他の呼出設定メッセージを無視するかも無視しないかもしれない。SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、各通話のINVITE901、UPDATE906、200 OK 907及びACK912のメッセージを次のように処理する。即ち、
アウトバウンドSIPプロキシ706から各INVITE901を受信すると、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、INVITEメッセージのヘッダを処理し、セッション−ID、発呼者のSIP URL及びIPアドレスを取得し、これらのデータを1つ以上含んだ時間的データオブジェクトを作成する。
同じセッションIDを持つUPDATEメッセージをアウトバウンドSIPプロキシ706から受信すると、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、UPDATE本体内のSDP PDUからメディア情報を取得する。SDP PDUメディアは、アップリンク方向にこのセッションサービス要求を識別する。SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、アップリンク上のこのセッションメディア(すなわち、サービス要求)をセッションID属性がUPDATEメッセージのセッションIDと同一である時間的データオブジェクトに追加する。
同じセッションIDを持つ次の200 OK 904を受信すると、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、ダウンリンクにおいてセッションサービス要求を特定する本体中のSDP PDUからメディア情報を取得する。次に、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710は、このダウンリンクセッションメディア情報をセッションID属性が同じである時間的データオブジェクトに含める。
最後に、SIPメッセージプロセッサ(SMP)710が同じセッションIDを持つ次のACKを受信すると、この時間的データオブジェクトをデータベースアップデートエンジン711に転送する。
データベース更新エンジン711は、転送されてきた時間的データを処理し、それに従って対応するユーザデータオブジェクト801を更新する。データベース更新エンジン711は、1つ以上のURL、IPアドレス、セッションID及びアップリンクとダウンリンクメディア情報を含む時間的データオブジェクトを受信する。データベース更新エンジン711は、セッションIDやセッションのアップリンク及びダウンリンクメディア情報を含むリソースマネージャにメッセージを送る。ネットワークのリソースマネジメント方式に応じて、リソースマネージャは等価容量を計算してそれをデータベース更新エンジン711に送るか、セッションのアップリンク及びダウンリンクメディアのトラフィック記述子を自ら等価容量を計算するデータベース更新エンジン711に送る。次に、データベースアップデートエンジン711は、MACアドレス、URL及びIPアドレスを使用し、位置データベース内の対応するユーザデータオブジェクトを独自に識別し、更新する。
制御システム及び技術は、更に他の活動領域にも適用される。さらに、負荷等化スマートアンテナのアップリンクにおいて適切なフレーミングを確保するWLANの予告MAC_PDUsのタイプ及びサブタイプフィールドに対するコード・ポイントを標準化することもできる。負荷等化スマートアンテナは、他の類似するアンテナ及び従来の(負荷非分散)アンテナと共に使用することができる。
パケットネットワークにおけるセッション許可制御
アンテナ及び制御システムは、パケットネットワークにおける選択的セッション許可を介して負荷の制御をしてもよい。セッション(或いは呼出)許可制御は、ネットワークのトラフィック管理ポリシに従って新たなセッションをセットアップする要求を受け入れるか拒否するかを決定する。ネットワークは、別個の容量需要やQoS要求を持つさまざまなサービスの種類をサポートするので、許可制御ポリシは通常、サービス種類間における公平なブロッキングを確立し、各々の許可されたセッションに対し十分なネットワークリソースが有用であることを保証し、ネットワークリソースのプール全体に対し好ましい活用レベルの維持することを試みる。
パケット(ATMまたはIP)ネットワークのトラフィック管理は、広範に研究されてきた。数々の許可制御、スケジューリング、フロー制御、ポリシング(policing)及びシェーピング(shaping)技術が存在し、ここに説明するアンテナ負荷バランシングシステムと共に機能することができる。2つの手法が記述されており、これらはネットワークにおけるセッションの「等価容量」或いはノードの「入場許可領域」のいずれか一方を用いたセッション許可制御である。
等価容量を用いた許可制御
等価容量を用いた許可制御においては、ネットワークはセッションのトラフィック記述子及びそのQoS要求を用いて、セッションをサポートするのに必要とされる容量(等価容量と呼ばれる)を推定する。等価容量の導出に対する様々な解析表示が提案されてきた。セッションの等価容量の選択にあたっては、アクセスインターフェイスでのセッション毎Xパケットの所定のバッファサイズに対し、アクセスリンクにおけるセッションのパケット損失率がセッションのサービスレイヤ同意にて決められた規定値βを超えないものとする。実時間サービスの動作に対する第1のQoS制約は、パケット遅延が上限Tを超えないことである。よって、これを満たすため、実時間セッション毎の最大バッファサイズはX≦0.5「T/μ」であり、μは周波数チャンネルにおける実時間パケットの平均サービス(アクセスに加えて送信)時間である。
i−thセッション上のトラフィックのピーク率がR (i)の場合、その平均率はR (i)であり、その平均バースト長はδ −1である。i−thセッションにおけるトラフィックアクティビティが2状態のマルコフ連鎖モデルに準拠すると仮定し、Anick et al. (D. Anick, D. Mitra, and M.M. Sondhi, “Stochastic Theory of Data Handling System with Multiple Sources”, Bell System Technical Journal (BSTJ), Vol. 61, No. 8, October 1982)の結果と合わせてセッショントラフィックの簡単な流体近似値を用いると、Guerin, et al. (R. Guerin, H. Ahmadi, and M. Naghshineh, “Equivalent Capacity and Its Application to Bandwidth Allocation in High-Speed Networks”, IEEE Journal on Selected Areas of Communications, Vol. 9, No. 7, September 1991)はi−thセッションの等価容量Cに対し、次式に到達する。即ち、
Figure 2007522688
但し、α=−Ln(β)及びρ=R (i)/R (i)である。ρ→1、例えば音声電話技術セッションであれば、その時、C→R (i)、即ち、一定のビットレートセッションの等価容量はピーク率に相当するということは注目に値する。
アクセスチャンネル(リンク/媒体)上の空き容量が、要求されたセッションの等価容量を超える場合、即ち、Cがチャンネル容量であるΣC≦Cの場合、ネットワークはセッションを設定する要求を許可する。802.11WLANs等の多重アクセス共有媒体チャンネルにおいては、CがそのMACプロトコルの「ノミナル」動作の下で媒体の最大処理能力を示すことは注目に値する。
許可領域を使用した許可制御
許可領域手法を用いた許可制御においては、ネットワークは許可領域「マップ/カーブ」をガイドラインとして用いて、パケットネットワークにおけるセッション設定要求を容認するか拒否するかを判断する。これらのマップ/カーブは、スイッチングノード、スマートアンテナ制御装置などのネットワーク構成要素やその他の場所に記憶されてもよく、ネットワークに記憶されなくてもよいけれども、ネットワークからアクセスすることができる。許可領域とはマップ/カーブであり、それらのポイントがチャンネルやノードによってサポートできるさまざまなサービス種類の同時セッションの数を表している。
許可領域マップは通常、ネットワークにネットワークに所定数のサービス種類を仮定して、測定、シミュレーション又は分析を介してオフラインで取得される。この手法は、限られた数のサービス種類を持つ小さなネットワークにおいて有効であるといえる。
例えば、音声及び最善努力データサービス(best effort data services)のみをサポートするアンテナシステムの場合、そのビーム幅の機能として各周波数チャンネルの許可領域を測定(或いは抽出)する必要がある。許可領域は、システムに存在するデータトラフィックの量に対する、システムがサポートし得る同時音声セッションの数を示すカーブである。許可領域アプローチを使用する許可制御を用いる利点の1つとしては、許可領域がMACプロトコルのノミナル動作を反映することである。
本発明の態様に従ったビーム間の負荷を等化する処理を示す。 本発明の態様に従ったアンテナ制御装置の具体例を示す。 本発明の態様に従った修正されたビーム幅の図解を示す。 本発明の態様に従ったビーム間の負荷を等化する処理を示す。 本発明の態様に従った修正されたビーム幅の図解を示す。 本発明の態様に従った修正されたビーム幅の図解を示す。 本発明の態様に従ったシステム構築の具体例を示す。 本発明の態様に従ったユーザ・データ・オブジェクトのデータ構成を示す。 本発明の態様に従った信号交換を示す。

Claims (21)

  1. アレイアンテナからの2以上のビーム間のトラフィックを等化する方法であって、
    前記2以上のビームによってカバーされる領域内の携帯端末の各端末に要求される容量を決定するステップと、
    前記携帯端末の位置を決定するステップと、
    前記2以上のビームが前記端末に情報を提供するように前記ビームを割り当てるステップと、
    前記端末に情報を提供するため前記2以上のビームの最初のビームを方向付けるステップと、を含み、
    前記ビームの少なくとも1つはその集合容量が前記ビームにより情報提供される端末によって要求される合計容量の少なくとも1/N(但し、Nはビーム数)である多数の端末に情報を提供する、方法。
  2. 前記割り当てステップは
    前記2つ以上のビームの最初のビームの最大幅に到達するまで前記最初のビームに端末を加えるステップを更に含む、請求項1記載のトラフィック等化方法。
  3. 前記割り当てステップは、
    前記2つ以上のビームのうちの最初のビームにおける端末の前記要求容量は前記2以上のビームによって情報が与えられる端末によって要求される前記合計容量の1/N以上になるまで前記最初のビームに端末を追加するステップを更に含む、請求項1記載の方法。
  4. 前記割り当てステップは非実時間情報の要求容量に基づいて前記ビームを前記端末間に割り当てる、請求項1記載の方法。
  5. 前記割り当てステップは実時間情報の要求容量に基づいて前記ビームを前記端末間に割り当てる、請求項1記載の方法。
  6. 前記割り当てステップは実時間及び非実時間情報の両方の要求容量に基づいて前記ビームを前記端末間に割り当てる、請求項1記載の方法。
  7. 前記割り当てステップは、
    時間フレームを実時間割り当て部及び非実時間割り当て部に分離するステップと、
    前記実時間情報を扱うため前記実時間割り当て部期間に前記ビームを割り当てるステップと、
    前記非実時間情報を扱うため前記非実時間割り当て部期間に前記ビームを割り当てるステップを更に含む、請求項6記載の方法。
  8. アレイアンテナから送出される2以上のビーム間のトラフィックを等化するシステムであって、
    前記2以上のビームによってカバーされる領域内の各携帯端末に要求する容量を決定する手段と、
    前記携帯端末の位置を決定する手段と、
    前記ビームが前記端末に情報を提供する前記2以上のビームを割り当てる手段と、
    前記端末に情報を提供する前記2以上のビームの最初のビームを方向付ける手段と、を含み、
    前記ビームの少なくとも1つが多数の端末に情報を提供し、これら端末の総容量が前記ビームにより情報が与えられる前記端末によって要求される総容量の少なくとも1/Nであり、但し、Nはビームの数である、方法。
  9. 前記割り当て手段は前記2以上のビームのうちの最初のビームの最大幅に達するまで前記最初のビームに端末を追加する、請求項8記載のシステム。
  10. 前記割り当て手段は、前記2以上のビームのうちの最初のビームにおける端末の要求容量が前記2以上のビームによって情報が提供される前記端末によって要求される前記総容量の1/N以上となるまで前記第1ビームに端末を追加する、請求項8記載のシステム。
  11. 前記割り当て手段は非実時間情報の要求容量に基づいて前記端末間に前記ビームを割り当てる、請求項8記載のシステム。
  12. 前記割り当て手段は実時間情報の要求容量に基づいて前記ビームを前記端末間に割り当てる、請求項8記載のシステム。
  13. 前記割り当て手段は実時間及び非実時間情報の両方の要求容量に基づいて前記ビームを前記端末間に割り当てる、請求項8記載のシステム。
  14. 前記割り当て手段は、
    フレームを実時間部及び非実時間部に分離する手段と、
    前記実時間情報を扱うため前記実時間部の間に前記ビームを割り当てる手段と、
    前記非実時間情報を扱うため前記非実時間部の間に前記ビームを割り当てる、請求項13記載のシステム。
  15. 端末のSIP URLを含む第1部と、
    前記端末の位置を含む第2部と、を含むデータ構造により構成され、前記第2部に記憶される前記位置情報は、前記第1部における情報により同定される端末に情報を提供するためビームの割り当てに用いられるコンピュータ読み取り可能媒体。
  16. 前記端末のIPアドレスを記憶する第3部を更に含む、請求項15記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  17. 前記端末のMACアドレスを記憶する第3部を更に含む、請求項15記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  18. 前記端末の少なくとも1つの進行中セッションのサービスタイプを記憶する第3部を更に含む、請求項15記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  19. 端末に情報を提供するビームを有するアンテナと、
    前記アンテナを制御し、前記端末の位置及び前記端末により要求される容量に基づいて前記ビームを割り当てる負荷等化エンジンを有する制御装置と、を含むビーム間のトラフィックを等化するシステム。
  20. 前記制御装置が端末の位置を記憶する位置データベースを更に含む請求項19記載のトラフィック等化システム。
  21. 前記制御装置が端末の進行中セッションのサービス或いは複数のサービスのタイプを記憶する位置データベースを更に含む請求項19記載のトラフィック等化システム。
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