JP2007521575A - 照明及び画像キャプチャの狭域及び広域モードを支援するハンド・サポート可能なイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置 - Google Patents

照明及び画像キャプチャの狭域及び広域モードを支援するハンド・サポート可能なイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスは、IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム;動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モードを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステム;動作の狭領域及び広領域照明モードを有しているマルチ-モードLEDベース照明サブシステム;自動露光測定及び照明制御サブシステム;画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステム;マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステム;入出力サブシステム;手動起動可能トリガ・スイッチ;システム・モード設定パラメータ・テーブル;及び上述したサブシステムのそれぞれと一体化したシステム制御サブシステムを備えている。バーコード読取りデバイスは、キャプチャされた画像で画像処理の高度モードを用いて高速で1D及び2Dバーコード・シンボロジーを自動的に読取るためにシステム動作の多数のプログラマブル・モードで設定しかつ動作することができる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、一次元(1D)及び二次元(2D)バーコード・シンボル、並びに他の型のグラフィック的に符号化された情報を読取るための、デジタル画像処理の多様なモードを有している、ハンド・サポート可能かつ携帯可能なエリア-タイプのデジタル・バーコード読取り装置(リーダ)に関する。
自動識別産業の技術は、(i)産業によって開発されかつ採用されてきたバーコード・シンボロジーの異なる分類、及び(ii)様々なユーザ環境における係るバーコード・シンボロジーを読取るために開発されかつ使用される装置の種類により理解することができる。
一般に、現在主要な3つの種類のバーコード・シンボロジーが存在する。具体的には:UPC/EAN, Code39等のような、一次元(1D)バーコード・シンボロジー;Code49, PDF417等のような、1Dスタック・バーコード・シンボロジー;及び二次元(2D)データ行列シンボロジー、である。
一次元光学バーコード読取り装置は、この技術分野で周知である。係る読取り装置の例は、Metrologic Instruments, Inc.によって製造されたMetrologic Voyager Series Laser Scannerの読取り装置を含む。係る読取り装置は、スーパーマーケットで広く用いられているUPC/EAN, Code39等のような、一次元(1D)線形バーコード・シンボロジーを読取ることができる処理回路を含む。係る1D線形シンボロジーは、バー及びスペースの幅で、単一の軸に沿って符号化されるデータによって特徴付けられ、そして、シンボルがその軸に沿って十分に高い解画像度で画像形成されるということを条件として、係るシンボルは、その軸に沿って単一のスキャンから読取ることができる。
単一のバーコード・シンボルで大きな量のデータの符号化を可能にするために、米国特許第4,794,239号(Allais)に記述されたような、Code49、及び米国特許第5,340,786号(Pavlidis, et al.)に記述されたような、PDF417を含む、多数の1Dスタック・バーコード・シンボロジーが開発されている。スタック・シンボルは、符号化されたデータを複数の行に区分化(分割)し、それぞれの行は、その全てまたはそのほとんどが走査または復号され、次いで完全なメッセージを形成するために一緒にリンクされなければならない、各1Dバーコード・パターンを含んでいる。スキャニングは、一次元だけで比較的高い解画像度をまだ必要とするが、複数の線形スキャンがシンボル全体を読取るために必要である。
2D行列シンボロジーとして知られた、バーコード・シンボロジーの第3の分類(クラス)は、配向自由でかつそれらの1Dの対応物よりも優れたデータ密度及び容量を提供する。2D行列コードでは、データは、グラフィック・ファインダ、配向及び基準構造体を伴う、正多角形行列内で暗いかまたは明るいデータ素子として符号化される。2D行列コードをスキャニングする場合には、データ素子の水平及び垂直関係は、ほぼ同じ解画像度により記録される。
これらの異なる種類のバーコード・シンボルを読取るために異なる種類の光学読取り装置を用いなければならないことを回避するために、交換可能にかつ自動的に、それらの様々な亜類型(サブタイプ)を含んでいる、これらの種類のいずれかのシンボルを読取ることができる光学読取り装置を有することが望ましい。より特定的には、人間の介入なしで、即ち、自動的に、上記3種類のバーコード・シンボルの全てを読取ることができる光学読取り装置を有することが望ましい。これは、即ち、読取り装置が、シンボル自体から読取った情報だけに基づき、バーコード・シンボル間を自動的に識別しかつ復号するための機能を有することを必要とする。この機能を有する読取り装置は、“自動識別力がある(auto-discriminating)”または“自動識別(auto-discrimination)”能力を有している、称される。
自動識別力がある読取り装置が(それらの様々な亜類型を含んでいる)1Dバーコード・シンボルだけを読取ることができるならば、それは、1D自動識別能力を有すると言いうるであろう。同様に、2Dバーコード・シンボルだけを読取ることができるならば、それは、2D自動識別能力を有すると言いうるであろう。1D及び2Dバーコード・シンボルを交換可能に読取ることができるならば、それは、1D/2D自動識別能力を有すると言いうるであろう。しかしながら、しばしば読取り装置は、1Dスタック・バーコード・シンボル間を識別しかつ復号することができないにも関わらず1D/2D自動識別能力を有すると言われる。
1D自動識別を実行可能な光学読取り装置は、この技術分野で周知である。係る読取り装置の初期の例は、Metrologic Instruments, Inc.によって製造されたMetrologic Voyager Series Laser Scannerである。
1D/2D自動識別が実行可能でありかつ非同期で移動する1D画像センサの使用に基づく光学読取り装置、特には、ハンド・ヘルド光学読取り装置は、その特許出願がここに参考文献として明示的に採り入れられる、米国特許第5,288,985号及び第5,354,977号、に記述されている。固定2D画像センサの使用に基づく、この種類のハンド・ヘルド読取り装置の他の例は、ここに参考文献として明示的に採り入れられる、米国特許第6,250,551号;第5,932,862号;第5,932,741号;第5,942,741号;第5,929,418号;第5,914,476号;第5,831,254号;第5,825,006号及び第5,784,102号に記述されている。
光学読取り装置は、固定または可動の種類によらず、通常、読取り装置が所与の時間量の間中に一定回数のスキャン(走査)を終了するように設計されていることを意味する、一定のスキャニング・レート(走査速度)で動作する。このスキャニング・レートは、1D読取り装置に対して30走査/秒と200走査/秒との間にある値を一般に有する。係る読取り装置では、連続スキャンの結果は、それらが発生する順番で復号される。
イメージング・ベースのバーコード・シンボル読取り装置は、レーザ・スキャニング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置に対して多くの利点を有する、具体的には:それらは、PDF417シンボロジーのような、スタック2Dシンボロジーを読取ることがさらに可能である;Data Matrixシンボロジーのような、行列2Dシンボロジーを読取ることがさらに可能である;それらの配向に係わりなくバーコードを読取ることがさらに可能である;より低い製造コストを有する;そして、OCR、セキュリティ・システム、等のような、バーコード・スキャニングに関係なく、他のアプリケーションで使用する潜在性を有する。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、多くの更なる欠点及び短所に悩まされている。
ほとんどの従来技術のハンド・ヘルド光学読取り装置は、米国特許第5,929,418号に教示されているようにバーコード・プログラミング・メニューからバーコードを読取ることによってまたはローカル・プロセッサの使用によりプログラムを作り直すことができる。しかしながら、これらのデバイスは、エンドユーザ・アプリケーション環境への配置前に、フィールドでまたはベンチの上のいずれかで、それらが動作すべくプログラムされているモード内で動作するように一般的に抑制される。結果として、係る従来技術のイメージング・ベース・バーコード読取りシステムの固定的に構成された特性は、それらの性能を制限した。
また、組込み照明サブシステムを有する従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置も比較的短い範囲の光学被写界深度をサポートする。これは、大きいかまたは濃密なバーコード・ラベルを読取ることから係るシステムの能力を制限する。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、特定の目標物体上のバーコード・ラベルにカメラの視野を向けるべくユーザを援助するために可視照準光を生成する別個の装置を一般的に必要とする。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、Welch Allyn, Inc.に付与された米国特許第5,932,862号及び第5,942,741号において要求されるような、バーコード・シンボルの画像データの複数のフレームをキャプチャすること及び係る読取り装置内で画像キャプチャ処理に復号処理を同期させる特殊な装置を一般的に必要とする。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、その内に一つのコード・シンボルが画像キャプチャ動作中に存在しうる視野を照らすためにLEDsの大きなアレイを一般的に必要とし、携帯またはモバイル・イメージング・ベース読取り装置ではかなり重要でありうる、大量の電力をしばしば浪費する。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、そこに表されたバーコード・シンボルを見付けかつ復号するためにキャプチャ画像の画素データ・セット全体を処理することを一般的に必要とする。他方、従来技術のあるイメージング・システムは、画素データ・セット処理を減少させかつ画像処理スピードそれゆえにイメージング・システム性能における改良を楽しむべく部分的な画像フレームだけをキャプチャするために通常のCMOS画像センサ内の固有プログラマブル(画素)ウィンドウィング特徴を用いる。
また、多くの従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、そこに表された2-Dバーコード・シンボロジーのコード・ワード(code words)を見付けかつ分析することによってキャプチャした画像のバーコード素子の配向を見付けるようとする復号アルゴリズムの使用も必要とする。
ある従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、その画像キャプチャ及び処理サイクルを起動するために手動起動式トリガの使用を一般的に必要とする。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、可視照準光を生成しかつバーコード読取り装置の視野を照らすために用いられる可視照明光を生成する別個の照明のソース(照明源)を一般的に必要とする。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、単一画像キャプチャ及び処理サイクル中に、(及び)キャプチャされた画像におけるバーコード・シンボルを復号する単一の復号技法を一般的に利用する。
ある従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、選択された部分の露光レベルを測定するための画像検出アレイに組み込まれた露光制御回路を必要とする。
また、多くのイメージング・ベース読取り装置は、その画像強度を検出しかつシステムの画像検出成分における反射光レベルを決定し、そしてその後で画像検出装置における所望の画像露出レベルを達成すべくLEDベース照明源を制御するためにキャプチャした画像の処理部分も必要とする。
組込み照明機構を採用している従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、画像形成された物体(imaged object)から反射された光に画像感知デバイスが露光する時間を制御することによって画像照度及びコントラストを制御する。この方法は、CCDベース・バーコード・スキャナに対して検証されているが、しかしながら、それは、より複雑なシャッタリング機構を必要とする、CMOSベース画像感知デバイスに適しておらず、増大した複雑性、より少ない信頼性、そして最終的には、より高価なバーコード・スキャニング・システムへと導く。
従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、どの復号アルゴリズムを、バーコード・メニューからバーコード・シンボルを読取ることによってプログラムされるべきシステム動作の特定のモード内で用いるべきかを管理するためにテーブル及びバーコード・メニューの使用を一般的に必要とする。
そして、従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置の機械的、電気的、光学的、及びソフトウェア的なデザインにおける制限の結果として、係る従来技術の読取り装置は、一般的に、(i)ユーザがレーザ・スキャニング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置で高密度1Dバーコードを、そしてまたPDF417及びData Matrixのような2Dシンボロジーを読取ることができるようにすることに失敗し、かつ(ii)OCR及びOCV、セキュリティ・アプリケーション、等で使用することができない。
それゆえに、従来技術の方法及び装置の欠点及び短所を回避する画像キャプチャ及び処理技法を用いてバーコード・シンボルを読取るための改良された方法及び装置に対する大いなる必要性がこの技術分野において存在する。
従って、本発明の主な目的は、従来技術の方法及び装置の欠点及び短所を回避する、画像キャプチャ及び処理ベース・システム及びデバイスを用いて1D及び2Dバーコード・シンボロジーの読取りを可能にする新規な方法及び装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、最先端のイメージング技術を用いて、かつ通常のレーザ・スキャニング・バーコード・シンボル読取り装置によって達成されるスピードでかつ信頼性により、1D及び2Dバーコード・シンボロジーを自動的に読取ることが可能である新規なハンド・サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、PDF417、並びにData Matrixのようなスタック2Dシンボロジーを読取ることが可能である新規なハンド・サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、読取り装置に関するそれらの配向とは無関係にバーコードを読取ることが可能である新規なハンド・サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、OCR、OCV、セキュリティ・システム、等のような、バーコード・スキャニングに無関係に他のアプリケーションで用いることができるアーキテクチャを利用する新規なハンド・サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、“フライング-スポット”種類レーザ・スキャナが行うように簡単かつ効果的に、高密度バーコードを読取ることが可能である新規なハンド・サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、通常のレーザ・スキャニング・バーコード・シンボル読取り装置を用いる場合と同様にエンド・ユーザに便利な方法で1D及び2Dバーコード・シンボロジーを読取ることが可能である新規なハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、キャプチャされた画像上で実行されるリアル-タイム処理動作に応じて動的に再構成される、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有している新規なハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、目標物体に照準を定めかつシステムの狭領域画像キャプチャ・モード中に目標物体と位置合せされた1Dバーコード・シンボルを照明するための可視狭領域照明光を生成し、その後でシステムの広領域画像キャプチャ・モード中に目標物体上のランダムに配向された1Dまたは2Dバーコード・シンボルを照明する、組込みLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを有している新規なハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、目標物体に照準を定めるための可視狭領域照明光を生成し、そして目標物体と位置合せされた1Dバーコード・シンボルを照明し、そのG画像をキャプチャし、そしてその後で物体上の1Dまたは2Dバーコード・シンボルを照明しかつその画像をキャプチャしてそれに表されたバーコードを読取るために画像を処理するための広領域照明光を生成する組込みマルチ-モード照明サブシステムを採用している新規なハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、バーコード・シンボル・イメージング動作中に近視野及び遠視野広領域照明光の生成を制御するために自動物体存在及び範囲検出を採用している新規なハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、汎用露光制御技法を用いているCMOS型画像感知アレイを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、CMOS画像感知アレイを露光するためにマルチ-モード照明サブシステムからの狭帯域照明だけを可能にする、そのハンド-サーバポータブル筐体内に組み込まれた帯域通過(band-pass)光フィルタ・サブシステムを有するCMOS型画像感知アレイを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、バーコード読取り動作中にリアルタイム画像解析に応じて動的に再構成可能であるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース自動識別1D/2Dバーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、連続的に動作している自動露光測定及び照明制御サブシステムを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、マルチ-モードLEDベース照明サブシステムを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、1D/2D自動識別機能を有しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モードの両方を有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置における1D/2Dバーコード・シンボロジーの自動識別を実行する方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、その中に図式的に表されるバーコード・シンボルを読取る(即ち、認識する)ためにイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置内でキャプチャされた画像を処理する方法及び装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、その中心から参照された、物体のキャプチャされた2D画像にらせん状掃引特徴-抽出解析を採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、1Dバーコード・シンボルを有して物体のキャプチャされた狭領域画像に外方向に指向される方法で適用された簡単な画像処理動作を採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、システム動作の第1のモード中にIRベース物体存在及び範囲検出サブシステムによってかつシステム動作の第2のモード中にシステム制御サブシステムよって生成された制御信号に応答する遠視野及び近視野照明アレイを有する組込みLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、物体照明及び画像キャプチャリング動作中にCMOS画像感知アレイ及びIRベース物体存在及び範囲検出サブシステムによって生成される制御起動信号に応答して自動露光測定及び照明制御サブシステムによって駆動される組込みLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、該CMOS画像感知アレイの画素の行の全てが組込みの状態にある場合に目標物体を狭く同調されたLEDベース照明に露光するためにLED照明駆動装置回路を起動し、それにより該バーコード読取り装置と目標物体との間の相対運動とは係わりなく高質画像をキャプチャリングするCMOS画像感知アレイを採用しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、そのCMOS画像感知アレイへの狭帯域照明の露光時間が、自動露光測定及び照明制御サブシステム及びCMOS画像感知アレイによって生成された制御信号を用いてそのLEDベース照明アレイの照明時間を制御することによって管理されると同時に、帯域通過光学フィルタ・システムによりそれへの狭帯域照明を制御する、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、照明サブシステムが目標物体を照明する時間を制御することによって画像の輝度及びコントラストを制御する機構を採用している、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステムを提供することにあり、それゆえに、その中に採用されるCMOSベース画像感知アレイに対する複雑なシャッタリング機構の必要性を回避する。
本発明の別の目的は、単一のバーコード・シンボル読取りサイクル中に読取りのそのモードを自動的に切り替え、かつ複数の異なるバーコード・シンボロジー復号アルゴリズムが読取りの各モード内に適用される、マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを採用している、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムが、適応学習技法を適用して、高速で、キャプチャした高解画像度画像を適応的に処理しかつ復号するために、動作の第1のマルチ-リード(複数読取り)(例えば、Omniscan/ROI-Specific)モードを有するような、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、動作のOmniscanモード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメント(断片)が、キャプチャされた(狭又は広)領域画像のROI内で検出されるが、しかしその処理が不成功であったならば、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、自動的に(i)上述した動作のそのROI特定モードを入力し、そして(ii)動作のOmniscanモード中に特徴ベクトル解析によって収集されたROI座標によって特定されたROIでキャプチャされた画像の処理を直ぐに開始する、動作の第1のマルチ-リード(複数読取り)(例えば、Omniscan/ROI-Specific)モードを有しているマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有する、係るハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、キャプチャした画像に存在するときにはいつでも、かつPDF417シンボロジーが検出されるときにはいつでも、1Dバーコード・シンボロジー、及び様々な種類の2Dバーコード・シンボロジーを最初にかつ迅速に読取るために動作のOmniScan Modeを提供する動作の第1のマルチ-リード(複数読取り)(例えば、Omniscan/ROI-Specific)モードを有しているマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有するハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、(バーコード・シンボルの存在の高い可能性がある)特定のROIで高解画像度画像データを直ぐに処理するために動作のそのROI-特定モードに自動的に切り替わる(作動中に)ことができる。
本発明の別の目的は、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、そのマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、適応学習技法を適用して、高速でキャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理するために、動作の第2のマルチ-リード(複数読取り)(例えば、NoFinder/ROI-Specific)モードを有する。
本発明の別の目的は、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、そのマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、動作の第2のマルチ-リード(複数読取り)(例えば、NoFinder/ROI-Specific)モードを有し、かつ動作のNoFinder Mode中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメントがキャプチャされた高領域画像内で検出されたが、しかしその復号処理が不成功であったならば、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、自動的に(i)上述した動作のそのROI-特定モードを入力し、そして(ii)動作のNoFinder Mode中に処理された広領域画像に対応しているy座標によって特定されたROIにおいてキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する。
本発明の別の目的は、係るハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、そのマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、動作の第2のマルチ-リード(例えば、NoFinder/ROI-Specific)モードを有し、かつ動作のNoFinder Modeは、1Dバーコード・シンボロジーがバーコード・シンボル読取り装置に提供されたときにはいつでも、それらを迅速に読取ることができ、そして2D(例えばPDF417)シンボロジーに遭遇したときにはいつでもバーコード・シンボル読取り装置は、その読取りの方法をROI-specific Modeに自動的に切り替えかつNoFinder Mode中に処理された狭(または広)領域画像から収集された特徴を用いることができ、バーコード・シンボルの存在の高い可能性があり、かつかなり的をしぼって、キャプチャされた広領域画像フレームにおける特定のROIを直ぐに処理する。
本発明の別の目的は、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、マルチ-モード画像処理バーコード読取りサブシステムは、適応学習技法を適用して、高速で、キャプチャした高解画像度画像を適応的に処理するために、動作の第3のマルチ-リード(例えば、NoFinder/Omniscan/ROI-Specific)モードを有する。
本発明の別の目的は、係るハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、動作の第3のマルチ-リード(例えば、NoFinder/Omniscan/ROI-Specific)モードを有し、かつ動作のNoFinder Mode中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメントがキャプチャされた狭領域画像内で検出されるが、その処理が不成功であるならば、画像形成及び検出サブシステムが(i)広領域画像を自動的にキャプチャすると同時に、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムが(ii)上述した動作のそのOmniscan Modeを自動的に入力し、そして(iii)動作のNoFinder Mode中に処理された狭領域画像で検出されたコード・セグメントのx及び/又はy座標によって特定された開始画素及び開始角度から始めて、複数の平行に空間的に分離された(例えば、50画素によって)仮想スキャン・ラインでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する;そして、Omniscan ModeがROI内のバーコード・シンボルを首尾よく読取らないならば、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、(i)上述した動作のそのROI-特定モードを自動的に入力し、そして(ii)動作のOmniscan Mode中に処理された広領域画像で検出されたコード・フラグメントに対応するx、y座標によって特定されたROIにおいてキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する。
本発明の別の目的は、ハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、動作の第3のマルチ-リード(例えば、NoFinder/Omniscan/ROI-Specific)モードを有し、かつNoFinder Modeは、それらがバーコード・シンボル読取り装置に提供されるときにはいつでも1Dバーコード・シンボロジーを迅速に取得することができ、そして2Dシンボロジーに遭遇したときにはいつでも、バーコード・シンボル読取り装置は、その読取りの方法を、OmniScan Mode、処理された画像データ上の収集された特徴に、自動的に切り替えることができ、そしてこの読取り方法が成功しないならば、バーコード読取り装置は、その読取りの方法をROI-特定モードに自動的に切り替え、かつキャプチャされた画像フレームの特定のROIを直ぐに処理するためにOmniscan Mode中に収集された特徴を用いることができ、バーコード・シンボルの存在の高い可能性があり、かつかなり的をしぼってそれを行う。
本発明の別の目的は、13.5ミル・バーコード・シンボルに対して約0mmから200mm(8"に向いている)の被写界深度(DOF)を有しているハンド・サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにあり、解画像度は、物体距離の関数として変化し、それは、いずれかの5ミル・コードを復号することができ、その光学系は、いずれかの4ミル・コードを分解することができ、そしてそれは、45°視野(FOV)を有する。
本発明の別の目的は、一組の特徴を用いる、マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しかつバーコードを含みうる興味領域を決定するために特徴ベクトルを構築するイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、興味領域(ROIs)を決定しかつマークを付けるために複数の適応しきい値を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、階層的スキームでバーコード配向を決定するためにいくつかの画像処理方法を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、バー-スペース計数を生成するためにいくつかの異なるスキャン-データ・フィルタリング技法を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、透視変換及び投影変換を修正し、かつまた破損したラベルを復号するためにバー及びスペース・スティッチング(bar and space stitching)を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、画像を累進的に取得すると同時に画像データの増分的処理を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、キャプチャされた画像の明るい点を決定するために低層ヒストグラム分析を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、全方向的に全ての1Dシンボロジー及びPDF417を検出するマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、全方向的にUPC/EAN、1205、C128、C39、C93、CBRを復号するマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、“偽陽性(false positive)”の低い発生率を用いるマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、動作のスナップ-ショット・モード中にメモリに記憶された画像と連動するマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、動作の増分的モード中に累進的に取得された画像と連動するマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、32768×32768画素の画像サイズを有しているキャプチャされた高解画像度画像で動作するマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、使用が簡単で、製造コストが安く、可能な限り少ない素子を必要とし、可能な限り小さいフォーム・ファクタを有し、移動素子を採用しておらず(即ち、ダイナミック・フォーカス及びズームなし)、かつ全球面及び普通ガラスを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、通常の1Dバーコード及びPDF417シンボロジーのような、二次元バーコードの全方向読取りのための低コスト、高解画像度のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、2Dバーコード読取り装置が年齢認証、等のために必要である、コンビニエンス・ストア、ガス・ステーション、クイック・マーケット及び酒店の販売場所でターゲット・アプリケーションを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、それらの基地局、逆自動販売機、小売バーコード駆動式キオスク等、との無線インターフェイスを有しているバーコード駆動式ポータブル・データ端末(PDT)のような、様々な種類の情報キャプチャ及び処理システムへの組込みのための改良型イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、CMOS画像感知アレイを用いてイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置における汎用露光制御を可能にする新規な方法及び装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、照明及びイメージング動作中に鏡面反射(正反射)によってもたらされた検出されたデジタル画像の雑音を自動的に減少させる、照明の新規な方法を採用するイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置に採用された画像形成光学系の被写界深度(DOF)を完全に理論的に特徴付ける複合DOFグラフを生成する新規な方法及び装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードを支持している、照明の新規な方法を採用するハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、キャプチャされた画像で実行されるリアルタイム画像処理動作に応じて動的に再構成可能なマルチ-モード・バーコード・シンボル画像プロセッサを有しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、LEDベース照明サブシステムが照明の狭領域フィールドの目標物体を自動的に照明すると同時に、マルチ-モード画像形成及び検出(IFD)サブシステムがその中の位置合せされた1Dバーコード・シンボルの狭領域画像をキャプチャし、かつトリガ・スイッチによって広領域照明及び画像キャプチャ・モードに手動で切り替えられた場合に、LEDベース照明サブシステムが照明の広領域フィールドの目標物体を照明すると同時に、マルチ-モードIFDサブシステムがその上にランダムに配向された1Dまたは2Dコード・シンボルの広領域画像をキャプチャする、ハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、狭領域画像キャプチャ・モード中に目標物体に照準を定めかつ位置合せされた1Dバーコード・シンボルを照明するために狭領域照明と、広領域画像キャプチャ・モード中にランダムに配向された1Dまたは2Dバーコード・シンボルの広領域画像を照明するために広領域照明とをイネーブルするマルチ-モード照明サブシステムを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、バーコード・シンボル・イメージング動作中に近視野及び遠視野広領域照明の生成を制御するために自動物体存在及び範囲検出を採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、汎用露光技法(global exposure technique)を用いているCMOS形画像センサを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、そのハンド-サポータブル筐体内に組み込まれた帯域通過光学フィルタ・サブシステムを有するCMOS形画像感知アレイを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、リアルタイム画像分析に応じて動的に再構成可能である動作の複数のモードを有しているマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース自動識別1D/2Dバーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、照明及びイメージング動作中にマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムによって検出された物体が十分に照明されかつ検出された物体の高品質デジタル画像が形成されかつ検出されるようなLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を自動的に制御する自動照明及び露光制御サブシステムを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、3モードLEDベース照明サブシステムを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、モジュラ画像処理アーキテクチャを有するマルチ-モード画像処理ベース・バーコード読取りサブシステムを採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モードを有している半自動ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置における1D/2Dバーコード・シンボロジーの自動識別を実行する方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、そこに図式的に表された1D/2Dバーコード・シンボルを読取るように半自動ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置内で物体のキャプチャされたデジタル画像を処理する方法及び装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、その中心から参照される物体のキャプチャされたデジタル画像に螺旋的掃引特徴抽出分析を採用している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、1Dバーコード・シンボルを担持している物体のキャプチャされた狭領域デジタル画像の中心から参照された外方向に配向された方法で適用される簡単な復号画像処理動作を採用している画像処理ベース・バーコード読取りサブシステムを有している、自動ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、自動物体存在及び範囲検出サブシステムによって生成される制御起動信号に応答する自動露光測定及び照明制御サブシステムによって駆動される遠視野及び近視野LED照明アレイを有するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを採用しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、物体照明及び画像キャプチャ動作中に領域型画像感知アレイ及び自動物体存在検出サブシステムによって生成される制御起動信号に応答する自動露光測定及び制御サブシステムによって駆動されるLEDベース照明サブシステムを採用しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、CMOS画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が集積の状態にあるときにだけ自動的に検出された物体を狭帯域LEDベース照明のフィールドに露光し、それにより前記バーコード・シンボル読取り装置と物体との間の相対運動に係わりなく高品質デジタル画像をキャプチャするためにLED照明駆動装置回路を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、CMOS画像感知アレイがLEDベース照明アレイからの狭帯域照明に露光される時間分が、システムに搭載された前記LEDベース照明アレイがCMOS画像感知アレイ及び自動物体存在検出サブシステムによって生成された制御起動信号に応じて狭帯域照明を生成する時間を制御することによって管理される、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、バーコード・シンボルを含んでいるキャプチャされたデジタル画像における興味領域(roi)の最大画素高さに比例する画素-オフセット距離の数によって離間された一組の並列仮想走査線に沿ってキャプチャされたデジタル画像を自動的に処理するサブシステムを有しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、単一のバーコード・シンボル読取りサイクル中にその読取りのモードを切り替え、かつ各前記読取りのモード内で、異なる画像処理ベース・バーコード・シンボル読取り方法を自動的に適用する、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステム採用しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置における復号解画像度の下限を決定する方法及びシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、照明及びイメージング動作中に前記物体からの光の鏡面反射形の反射によってもたらされる雑音が実質的に存在しないそのデジタル画像を生成するように物体を知的に照明する方法を採用しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、多層モジュラ・ソフトウェア・プラットフォーム上で実現されるハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式ポータブル・データ端末システムを提供することにある。
本発明の別の目的は、各イメージング・サイクル中に、その中の実質的に画素の全ての行が集積(統合・組合せ)の状態でありかつ共通の集積時間を有する場合に画素データの単一のフレームがCMOS領域形画像感知アレイによって自動的に検出され、そして画素データが前記CMOS領域形画像感知アレイからFIFOバッファに伝送され、そしてそれに続く画像処理のためにメモリにマップされる、ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステムを提供することにある。
本発明の別の目的は、視野を有する画像感知アレイを有し、かつLEDベース照明サブシステムを有しているハンド-サポータブル・イメージャ内の自動照明制御の方法を提供することにあり、この方法は、キャプチャされた画像の空間強度を分析することを含むソフトウェア・ベース画像照明計測プログラムを採用する。
本発明の別の目的は、改善照明制御のために、自動露光測定及び照明制御サブシステムと、ソフトウェア・ベース画像照明計測プログラムとを備えている、ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、画像クロッピング・ゾーン(ICZ)フレーミング及びポスト画像キャプチャ・クロッピング処理を採用しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムを提供することにある。
本発明のこれら及びその他の目的は、この後で及びここに添付した特許請求の範囲において、より明白に理解されるようになるであろう。
本発明の目的を実行する方法のより完全な理解のために、以下の実施形態の詳細な説明を以下に簡単に説明する添付図面と共に読むことができるであろう。
同じ構成要素が同じ参照番号を用いて示される、添付図面の図を参照して、本発明のハンド-サポータブ・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムの様々な実施形態をより詳細に説明する。
本発明の第1実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス
図1A〜図1Kを参照して、実施形態では、図6A2に示された光透過特性を有している高域通過(赤色波長反射)光学フィルタ素子4Aを有する光透過窓3が設けられたハンドル部分2A及びヘッド部分2Bを有しているハンド-サポータブル筐体2を備えている、本発明の第1の実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス1を詳細に示す。以後、詳細に記述されるように、高域通過光フィルタ素子4Aは、高域通過光フィルタ素子4Aと協力する、図6A1に特性が示された内側に取り付けられた低域通過光フィルタ素子4B内で協力する。これらの高域及び低域通過フィルタ素子4A及び4Bは、筐体のヘッド部分に組込みかつイメージング動作中に照明の狭帯域(例えば、633ナノメートル)だけを筐体から出し入れさせる狭帯域光フィルタ・システム4を供給するように協力する。
図1I、1J、及び1Kに最もよく示されているように、本実施形態のハンド-サポータブル筐体2は、左右筐体ハンドル半分2A1及び2A2;ハンドル半分2A1と2A2との間に取り付けられる脚状構造体2A3;筐体半分に設けられた一対の離間された開口2D1及び2D2内でスナップ・フィット(スナップ式に嵌合)しかつ一対の離間された開口2D1及び2D2内で枢動するトリガ・スイッチ構造体2C;それを通って光透過窓3が形成されかつそれらが接合される場合にハンドル半分2A1及び2A2によって形成された凹部内で支持され、かつシステムによって供給された全てのLED照明アレイを支持する光透過窓パネル5;電子光学構成要素を支持し、かつハンドル筐体半分内に取り付けられた直交して取り付けられたPCボード7に動作可能に接続される光学ベンチ6;発光ダイオード(LEDs)9のアレイの上に取り付けるための光パイプ・レンズ素子8及びハンド-サポータブル筐体のヘッド部分の後部内に取り付けられた光パイプ構造体10;及び、トップ筐体部分2B1及び左右ハンドル半分2A1及び2A2とその間に挟まれた光透過窓パネル5とを一緒に保持すると同時に、それに対するショック保護のレベルを供給するフロント・バンパー構造体2Eを備えている。
図27〜図33に示された本発明の他の実施形態では、ハンド-サポータブル筐体のフォーム・ファクタ(構造因子)は、異なりうる。更に別のアプリケーションでは、筐体がハンド-サポータブルである必要はないが、しかし、デスクトップまたはカウンタートップ表面上の固定支持のために、または商業的または工業的な応用での使用のために設計されうる。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージ・ベース・バーコード読取りデバイス用のシステム設計モデルとしての略ブロック機能図
図2A1のシステム設計モデルに示されているように、実施形態のハンド-サポータブ・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス1は、図示するように、IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12;画像キャプチャの狭領域モード、画像キャプチャの近視野広領域モード、及び画像キャプチャの遠視野広領域モードを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出(即ち、カメラ)サブシステム13;照明の狭領域モード、照明の近視野広領域モード、及び照明の遠視野広領域モードを有しているマルチ-モードLEDベース照明サブシステム14;自動露光測定及び照明制御サブシステム15;画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステム16;図2A2に示しかつ上記に詳述した画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りの5つのモードを有しているマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステム17;入出力サブシステム18;ユーザ開始制御起動信号をデバイスに送るための手動起動可能トリガ・スイッチ2C;システム・モード構成パラメータ・テーブル(表)70;及び上述したサブシステムの各々と組み込まれたシステム制御サブシステム18を備えている。
IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12の主な機能は、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステム13のFOV内でIRベース物体検出フィールド20を自動的に生成し、物体検出フィールド(20A,20B)の所定領域内で物体の存在を検出し、かつ物体がシステムの物体検出フィールド内で検出される時間及び場所を示すためにシステム制御サブシステム19に供給される制御起動信号A1を生成することである。
第1の実施形態では、マルチ-モード画像形成及び検出(即ち、カメラ)サブシステム13は、その上に物体が画像形成される視野(FOV)23を生成するための画像形成(カメラ)光学系21と、照明及び画像収集/キャプチャ動作中に物体から反射された画像形成された光(投影光)を検出するためのCMOS領域画像感知アレイ22とを有している。
第1の実施形態では、マルチ-モードLEDベース照明サブシステム14の主な機能は、各々が狭光学帯域幅を有しかつそれぞれイメージングの狭領域及び広領域モード中にマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム13のFOV内に制限された、狭領域照明フィールド24、近視野広領域照明フィールド25、及び遠視野広領域照明フィールド26を生成することである。この構成は、マルチ-モード照明サブシステム14から透過されかつ照明された物体から反射された光だけが、(1)パネル5の直前の光透過開口3に取り付けられた高域通過(即ち、赤色波長反射)フィルタ素子4A、及び(2)図3Cに示すように画像感知アレイ22の前またはパネル5の後のどこかに取り付けられた低域通過フィルタ素子4Bによって実現された狭帯域透過種類光学フィルタ・サブシステム4を通って最終的に透過されることを確実にするために設計されている。図6A4は、マルチ-モード照明サブシステム14で採用されたLED照明アレイからの放射のスペクトル特性に対して曲線で描いた、狭帯域透過スペクトル・フィルタ・サブシステム4の結果として得られた複合透過特性を示している。
狭帯域組込み光フィルタ・サブシステム4の主な機能は、CMOS画像感知アレイ22が、マルチ-モード照明サブシステム14に関連付けられたLED駆動装置回路30によって駆動される3組のLEDベース照明アレイ27、28及び29によって透過された狭帯域可視照明だけを受信する一方で、光収集光学系によって収集された周囲光の全ての他の構成要素が画像感知アレイ22で実質的に拒否されることを確実にすることであり、それによりそこにおいて改善されたSNRを供給し、それゆえにシステムの性能を改善する。
自動露光測定及び照明制御サブシステム15の主な機能は、2つの要素からなる:(1)その画像感知アレイ22の回りでシステムの光学系によって収集された光エネルギー(即ち、光)のパワー密度[ジュール/センチメートル(joules/cm)]をリアルタイムで測定し、かつ良好な画像形成及び検出に必要な露光量を示している自動露光制御信号を生成すること;及び(2)システム制御サブシステム19によって供給される照明アレイ選択制御信号と組み合せて、マルチ-モード照明サブシステムの選択したLEDアレイ27、28及び/又は29の出力パワーを自動的に駆動しかつ制御して、システムのFOV内の物体がLEDベース照明に最適に露光されかつ最適画像が画像感知アレイ22で形成されかつ検出されることである。
画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステム16の主な機能は、(1)システムの画像形成光学系21によって2D画像感知アレイ22に集束された2-D画像全体を検出すること、(2)キャプチャされた画像フレームの選択した興味領域に対してか、または検出した画像全体に対してデジタル画素データ31のフレームを生成すること、そして(3)それがキャプチャされたときに画像データの各フレームをバッファすることである。とりわけ、実施形態において、単一の2D画像フレーム(31)は、各画像キャプチャ及び処理サイクル中、または処理サイクルの特定のステージ中に、キャプチャされ、画像フレーム重ね書き、および画像キャプチャ及び復号処理の同期化に関連付けられた、Welch Allynに付与されかつここに参考として採用された、米国特許第5,932,862号及び5,942,741号において取り組まれたような、問題を排除する。
マルチ-モード・イメージング・バーコード・シンボル読取りサブシステム17の主な機能は、システム動作の両方の狭領域及び広領域照明モード中に、画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステム16によってキャプチャされかつバッファされた画像を処理することである。係る画像処理動作は、図14〜図25に例示され、かつこの後に詳細が記述される、画像ベース・バーコード復号方法を含む。
入出力サブシステム18の主な機能は、外部ホスト・システム及びデバイスとの標準及び/又は専用の通信インターフェイスをサポートし、かつ処理した画像データ、等を係るインターフェイスにより係る外部ホスト・システムまたはデバイスに出力することである。係るインターフェイスの例、及びインターフェイスを実現するための技術は、その全体が参考文献としてここに採り入れられる米国特許第6,619,549号に記載れている。
システム制御サブシステム19の主な機能は、図示するように、制御または管理シグナリング・サービスを組み込まれた各サブシステム構成要素に供給することである。このサブシステムは、実施形態において、プログラムされたマイクロプロセッサによって実現することができると同時に、図2Bに示され、かつ図11A〜13Lに表され、そしてこの後で詳細に記述される、コンピューティング・プラットフォーム上でサポートされる3層ソフトウェア・アーキテクチャによって実現される。
ハンド-サポータブル筐体に組み込まれた手動起動可能トリガ・スイッチ2Cの主な機能は、トリガ・スイッチ2Cを手動で押し下げることによりユーザが制御起動信号を生成することができ、かつ、ここに詳細に説明する、この制御起動信号をその複雑なシステム及びサブシステム制御動作を実行することに使用するシステム制御サブシステム19に供給することである。
システム・モード構成パラメータ・テーブル70の主な機能は、図26A〜26Cに示され、かつその複雑な動作中に要求されるようにシステム制御サブシステム19によって読取りかつ用いることができる、動作テーブルのプログラマブル・モードで特定されたシステム動作の利用可能なプログラマブル・モードの各々に対する一組の構成パラメータを(不揮発性/永続性メモリに)記憶することである。
各サブシステムの詳細な構造及び機能は、上記のように詳細にここに記述されるであろう。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージ・ベース・バーコード読取りデバイス用のシステム実施(開発)モデルとしての略図
図2Bは、図1A〜図1Lに示したハンド-サポータブル・デジタル・イメージ・ベース・バーコード読取りデバイス1に対するシステム実施の略図を示す。このシステム実施に示すように、バーコード・シンボル読取りデバイスは、
LEDベース・マルチ-モード照明サブシステム14及び自動露光測定及び照明制御サブシステム15によって実行される電子機能を実現しているコンポーネント(構成要素)を担持している照明ボード33;ランダム的にアクセス可能な興味領域(ROI)ウィンドウ機能を有する1280*1024解画像度で7フレーム/秒で、25Mhzマスタ・クロックで実行される高解画像度(1280×1024 8ビット 6マイクロン画素サイズ)CMOS画像感知アレイ22を担持し、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステム13によって実行される電子機能を実現しているCMOSカメラ・ボード34;(i)16ビット 100Mhz外部バス・スピードを有する200mHz 1.0コア電圧で実行されるインテル・サビナール(Intel Sabinal)32ビットマイクロプロセッサPXA210 36、(ii)拡張可能(例えば、8+メガバイト)インテルJ3非同期16ビット・フラッシュ・メモリ37、(iii)100MHzの16メガバイトSDRAM38、(iv)50Mhzクロック周波数及び60MB/秒 データ速度で実行され、カメラ・タイミングを制御しかつ画像収集処理を駆動するように構成された、ザイリンクス・スパルタン(Xilinx Spartan)II FPGA FIFO39、(v)システムの他方のサブシステムを実現するための、マルチメディア・カード・ソケット40、(vi)I2Cバスによって調整可能なMCU用パワー管理モジュール41、及び(vii)一対のUARTs42A及び42B(一つがIRDAポート用、そして一つがJTAGポート用)、を含んでいるCPUボード35(即ち、コンピューティング・プラットフォーム);I/Oサブシステム18によって実行される機能を実現するためのインターフェイス・ボード43;及びサブシステム12を実現するためのIRベース物体存在及び範囲検出回路44、を備えている多数のハードウェア・コンポーネント(構成要素)を用いて実現される。
実施形態では、バーコード読取り装置によってサポートされる画像形成光学系21は、ターゲット(目標)への公称焦点距離で103mm(ミリメートル)の視野を供給する。光学系のパラメータの予備テストを図4Bに示す(図4B上の距離は、エッジから概ね80mmのバーコード・シンボル読取り装置の内側に配置される、画像感知アレイ22の位置から与えられる)。図4Cに示すように、画像形成光学系の被写界深度(depth of field)は、狭いモジュール毎に5ミル(mils)の解画像度を有するバーコードに対して概ね69mmから、狭いモジュール毎に13ミル(mils)の解画像度を有するバーコードに対して181mmまで変化する。
マルチ-モード照明サブシステム14は、イメージング・ウィンドウから短い距離及び長い距離の両方に配置されたバーコードの高コントラスト画像を生成するために十分な照明によりバーコード・シンボル読取り装置の光学的視野(FOV)23に及ぶように設計されている。また、照明サブシステムは、二つの目的:(a)読取り装置の光学的ビューの場所をユーザに示すこと;及び(b)画像のちょっと数ラインの素早いスキャンを可能にしかつバーコードが適切に位置合せされるならば超高速バーコード復号を試みること、を有している狭領域(薄い高さ)ターゲッティング・ビーム24も供給する。バーコードが復号するために一直線上に照明された画像に対して整合されていないならば、視野全体が、広領域照明フィールド25または26により照明され、かつ視野全体の画像は、画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム16によって収集され、かつその配向に関わりなくその中に存在するバーコード・シンボルの読取りを確実にするためにマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17によって処理される。
バーコード・シンボル読取り装置内に採用されたインターフェイス・ボード43は、外部の世界と通信するためにバーコード・シンボル読取り装置に対するハードウェア通信インターフェイスを供給する。システムで実施されるインターフェイスは、RS232、キーボード・ウェッジ、及び/又はUSB、または上記の組合せ、並び手元にある特定のアプリケーションにより必要または要求されるその他のものを典型的に含む。
狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドによってそれぞれ支援された、イメージングのその狭領域(線形)及び広領域モード中の領域型画像形成及び検出(即ち、カメラ)サブシステムの明細書
図3B〜図3Eに示すように、マルチ-モード画像形成及び検出(IFD)サブシステム13は、動作の狭領域画像キャプチャ・モード(即ち、画像感知アレイの中心の回りの画素のいくつかの中央の行だけがイネーブルされる)及び広領域画像キャプチャ・モード(即ち、画像感知アレイの全ての画素がイネーブルされる)を有する。画像形成及び検出サブシステム13のCMOS画像感知アレイ22は、照明されかつ画像形成される物体上の視野(FOV)23を画像感知アレイに設置する画像形成光学系21を有する。図示するように、このFOVは、バーコード読取り装置内に組み込まれたマルチ-モード照明サブシステム14によって照明される。
マルチ-モード照明サブシステム14は、光透過ウィンドウ・パネル5に取り付けられ、かつ光透過ウィンドウ4Aの回りに配列された3つの異なるLED-ベース照明アレイ27,28及び29を含む。各照明アレイは、動作の異なるモード中にバーコード読取り装置のFOVの異なる部分を照明するように設計されている。マルチ-モード照明サブシステム14の狭領域(線形)照明モード中に、23で示されたFOVの中央狭-広部分は、図3Aに示した、狭領域照明アレイ27によって照明される。FOVの近視野部分内で物体を検出するIR物体存在及び範囲検出サブシステム12に応じて起動される、マルチ-モード照明サブシステム14の近視野広領域照明モード中に、FOVの近視野広領域部分は、図3Aに示した、近視野広領域照明アレイ28によって照明される。FOVの遠視野部分内で物体を検出するIR物体存在及び範囲検出サブシステム12に応じて起動される、マルチ-モード照明サブシステム14の遠視野広領域照明中に、FOVの遠視野広領域部分は、図3Aに示した、遠視野広領域照明アレイ29によって照明される。図3Aでは、狭帯域照明のこれらのフィールド(視野)と画像形成及び検出サブシステム13のFOVの遠及び近視野部分と間の空間関係が示されている。
図3Bには、マルチ-モードLEDベース照明サブシステム14が示されており、図3Cに示されかつハンド-サポータブル・デジタル・イメージング-ベース・バーコード・シンボル読取り装置内に組み込まれた、その狭帯域透過型光フィルタ・サブシステム4を通して可視狭帯域照明を透過している。マルチ-モード照明サブシステム14からの狭帯域照明は、画像形成及び検出サブシステム13の画像形成光学系のFOVを有する物体を照明し、かつそれから反射されかつ散乱された光線は、高域通過及び低域通過光学フィルタ4A及び4Bを通して透過され、そしてその上に集束された検出画像の形成のために最終的に画像感知アレイ22上に集束されると同時に、周囲光の他の構成要素は、画像感知アレイ22における画像検出に到達する前に実質的に拒否される。とりわけ、実施形態では、赤色波長反射高域通過光学フィルタ素子4Aは、画像形成光学系21の前のデバイスのイメージング・ウィンドウに配置される一方で、低域通過光学フィルタ素子4Bは、画像形成光学系21の集束レンズ素子間で画像感知アレイ22の前に配置される。これは、FOV内の物体が、サブシステム14から生成された照明の狭帯域内のスペクトル成分だけを用いて画像感知アレイ22で画像形成されることを確実にするためにバーコード読取り装置内に組み込まれる狭帯域光学フィルタ・サブシステム4を形成すると同時に、この狭い領域(例えば、15nm)の外側の周囲光の全ての他の構成要素を実質的に拒否する。
図3Dに示すように、ハンド-サポータブル・デジタル・イメージ-ベース・バーコード読取り装置内に採用された画像形成及び検出サブシステム14は、それぞれが可能な限り小さく作られ(12mmの最大直径を有し)、球面を有し、かつ一般的なガラス、例えば、LAK2(〜LaK9)、ZF10(=SF8)、LAF2(〜LaF3)で作られた、3つのレンズ21A,21B及び21Cを備えている。集合的に、これらのレンズは、図3Eに示すように、レンズ保持アセンブリ45内に一緒に保持され、かつバーコード読取り装置のCMOS画像感知アレイ22の光軸に沿って配列された画像形成サブシステムを形成する。
図3Eに示すように、レンズ保持アセンブリ45は、レンズ素子21A、21B及び21Cを保持するためのバレル構造体45A1、45A2;及び画像感知アレイ22を保持するためのベース構造体45Bを備え;アセンブリは、製造中に固定焦点レンズ・アセンブリの焦点を合わせるためにバレス構造体45Aがベース構造体45B内で摺動するように構成されている。
図3F1及び図3F2において、レンズ保持アセンブリ45は、イメージング・センサ・アレイ22は、システムの中心軸に沿って定義された光学経路(光路)に沿って取り付けられる。実施形態では、画像感知アレイは、例えば、ランダム的にアクセス可能な興味領域(ROI)ウィンドウ機能を有する、1280×1024画素解画像度(1/2"フォーマット)、6マイクロン画素サイズを有している。しかしながら、本発明の範囲または精神から逸脱することなく、ここに開示された本発明の原理を実施するために多くの他の種類のイメージング感知デバイス(例えば、CCD)を用いることができるということが理解される。
変調伝達関数(MTF)を用いて本発明の画像ベース・バーコード読取り装置内の画像形成(即ち、カメラ)光学系を設計する方法
画像形成及び検出サブシステム13の画像形成(即ち、カメラ)光学系の機能は、画像感知アレイ22上に形成される物体の画像を、可能な限り正確的に、形成しかつ投影することである。画像の品質が様々な影響によって制限されるので、実際には、情報の損失なしで物体の絶対的に完全な画像再生を得ることは不可能である。これらの影響は、(i)回折、最良のレンズでさえも常に存在する;(ii)収差、存在するならば、一般的に、最小化されるだけで、消去されない;(iii)物体までの距離の変化、特にレンズがその焦点を動的に調整できないならば;等を含む。レンズ・アアセンブリを生成するために時間及びお金を費やす前に、本発明のバーコード・シンボル読取り装置に対する所与のレンズ設計は、アプリケーションの必要事項を満たすために十分によく動作するということを決定する必要がある。そこで、(i)レンズ性能を定量化するために一つ以上の設計基準を設定すること、及び(ii)所望の性能が達成されるまでこれらの基準の周りの設計を最適化することは、非常に有用である。
そのシステムにおける画像形成光学系を設計するための好適な基準は、変調伝達関数、またはMTFである。MTFは、物体または画像に存在するコントラストの大きさ(程度)を与える。質的に、コントラストは、物体または画像における明るい領域と暗い領域との間の差と考えられうる。物体または画像の二つの領域の間の“輝度”における差が大きい程、以下の図に示すように、コントラストが大きく、図40Aに示すように、コントラストは、左から右に増大する。画像を考えて、画像センサからデータを与えると、定量的処理が可能である。一般的な8ビット・スケールでは、完全に黒である画素は、値0が割り当てられ、完全に飽和した白である画素は、値255が割り当てられる。従って、図40Bに示すように見える画像は、また、図40Cに示すように、その画素値のプロット(グラフ)によっても表されうる。これが目標物体の表示であるならば、結果として得られる画像は異なる。具体的には、上述した様々な影響により、コントラストは、厳密には保存されない。換言すると、物体特徴の間隔が近ければ、物体の画像におけるそのコントラストの再生が悪くなる。従って、物体の画像が図40Dに示したような図的表現のようなものに見えうるしかつ値のグラフは、図40Eに示す後に続く図的表現のようなものに見えうる。
物体または画像に存在するコントラストの大きさを定量化するために数式が必要になり、そして光学系を通して画像形成された後のその変化は、評価されうる。有用なコントラスト量は、物体における所与の領域の変調Mとして定義することができ、以下のように与えられる:
Figure 2007521575
物体または画像におけるコントラストが大きい程、1の最大値までMの値が大きくなる。他方、物体または画像に何のコントラストもない(即ち、問題の物体の領域に識別可能な特徴がない)ことは、0の変調をもたらす。画像形成光学系が画像における目標物体の変調をどの程度保存するのかを決定するために、物体変調に対する画像変調の比、即ちMTFを形成することだけが必要である:
Figure 2007521575
画像における物体コントラストの完全な再生(実際には不可能)は、1のMTFを結果としてもたらす。画像における物体コントラストの全損失は、0のMTFを与える。
ぶれ(blurring)と通常呼ばれる、画像の品質を劣化するあらゆる影響のインパクトを同時に考慮するので、MTFは、光学的設計における有用な概念である。先に説明したように、これらの影響は、回折、収差(球面、色、コマ、非点、画像面湾曲)及びその公称値からの物体距離の偏差を含む。しかしながら、MTFは、画像品質の単一の完全なまたはあらゆるものを含む量ではないということを完全性のために示しておくべきである。一つの潜在的な欠点は、MTFを検査することが同時に全ての影響の総合インパクトだけを明らかにし、かつ一つの欠陥または別の欠陥によってもたらされるぶれ(blurring)の間を識別することができないということである。どの影響がMTFを劣化し、かつそれぞれに対してどの程度までかを決定することが必要であるならば、他の方法を用いなければならないし、かつ他の基準を検査しなければならない。更に、MTFによってまったく明らかにされない、例えば、収差のような、潜在的な負の画像特性が存在する。光学設計者が気を付けないならば、得られることが可能であるように良好である、回折限界に近いMTFを有する画像は、あまりにも悪いので間近のアプリケーションで使用不能であるような収差を有しうることが可能である。
本発明の設計方法によれば、所与の光学設計に対するMTFを計算した後に、問題のアプリケーションに対してどのMTFがよいのかを特定するために追加の基準が必要である。バーコード復号アプリケーションに対して、有用な経験則は、イメージング-ベース・バーコード・シンボル読取り装置でかなり確実に稼動するようにソフトウェアを復号するために0.3MTF以上が必要であるということである。本発明のイメージング-ベース・バーコード・シンボル読取り装置に採用された設計方針は、結果として得られた画像のMTFが0.3まで減少する点におけるコード素子サイズ(ミリメートルで)を、物体距離の関数として、決定することである。換言すると、各物体距離で、光学設計者は、本発明のマルチ-モード画像処理バーコード読取り装置によって読取られるために十分に画像形成されうるコード素子の最小サイズ(ミリメートルで)が何であるかを決定すべきである。実施形態で採用された画像形成光学系の設計の一つのステージにおいて、物体距離に対する最小コード素子サイズのグラフは、図41に示すように表される。係るグラフを与えて、光学設計チームは、結果としてもたらされるバーコード読取り装置性能が間近のアプリケーションの要件を満足するか否かを決定することが必要になる。この決定を行うことを助けるために、以下に記述する高度な光学設計方法及びツールを素晴らしい結果を伴って用いることができる。
本発明のイメージング・ベース・バーコード読取り装置に採用された画像形成光学系のDOFを理論的に特徴付ける方法
図4D〜図4I3を参照して、新規なソフトウェア対応設計ツール及び方法をここで記述する。
一般に、ソフトウェア対応式光学設計ツールは、(例えば、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置で採用された21のような)画像形成光学系、並びに他のイメージング・ベース光学読取り装置の複合DOFを完全に理論的に特徴付け、かつ図式的に見てかつ解釈すると同時に、全ての所望の物体距離にわたりかつ全ての所望のコード・ミル・サイズに対して、光学的性能及び画像センサ限界を同時に考慮に入れる、新規な方法及び手段を提供する。
画像形成光学系21の設計に対するレンズ素子の構成を与えると、本発明の光学設計方法は、本発明に従って複合DOFチャートを生成するために、図4I1〜図4I3に記述されたような、ソフトウェア-ベース光学設計ツールを用いることを含む。この光学設計ツールによって要求される機能を以下に記述する。図4I1〜図4I3に記述した、実施形態のソフトウェア-ベース光学設計ツール(即ち、コンピュータ・プログラム)は、以下に詳述する本発明の原理に従ってZPL(ゼマックス・プログラミング言語:Zemax Programming Language)でプログラムされた、Zemax光学モデリング・ソフトウェアを用いて開発された。
本発明の光学設計ツールによって要求される第1の機能は、物体距離の関数としてグラフに描かれた、画像形成光学系21からもたらされる画像の変調伝達関数(MTF)を計算することができなければならないということである。一般的な産業の経験則は、0.3MTFがバーコード復号に対する最小許容範囲であるということである。従って、このソフトウェア-ベース光学設計ツールは、画像のMTFが0.3まで減少する物体空間-周波数を、物体距離の関数として、決定することができなければならない。
本発明の光学設計ツールによって要求される第2の機能は、物体空間-周波数をコード・ミル・サイズに変換することができなければならないということであり、そしてこのデータが物体距離に対してグラフに描かれるべきである。結果としてえられたグラフを図4Dに示し、図4Dでは、点線の曲線は、所与の物体距離で、復号することができる最小ミル・サイズ・コードによって、画像形成光学系の光学性能を示す。図4Eは、光学性能曲線と問題のミル・サイズとの交叉点を見出すことによって、このグラフからDOFを読取る方法を示す。
しかしながら、画像形成光学系の光学的性能は、所与の幅のバーコード素子を有しているバーコード・シンボルを読取るためのイメージング-ベース・バーコード・シンボル読取り装置の能力を決定する唯一の要因ではない。画像処理ベース・バーコード・シンボル復号ソフトウェアは、画像形成光学系の視野内で、各最小幅コード素子に投影されるべき一定の最小数のセンサ画素“視野”を必要とする。一般的な産業の経験則は、許容範囲の復号に対して狭い要素毎に1.6画素が必要であるということである。本発明によれば、この経験則は、狭い要素毎に1.4から1.6画素の範囲に拡張されており、かつその画像形成光学系21の個々の性能に関わりなくバーコード・シンボル読取り装置1の最終的な性能を制限する標本理論によって課される限定と考えることができる。
従って、本発明の光学設計ツールによって要求される第3の機能は、画像形成光学系21を通して物体空間に投影された(即ち、画像形成光学系21の光学倍率を考慮して)場合に、単一センサ画素の視野の大きさを、物体距離の関数として、計算することができなければならないということである。1.4及び1.6画素規則の両方に対する、これら線形的機能は、図4Fに示したように、光学性能曲線と同じ軸にグラフとして描かれることが好ましい。
本発明の光学設計ツールの主な機能、及びイメージング-ベース・バーコード・シンボル読取り装置に対する図4Fに示したような複合DOFグラフを生成する方法を説明したので、ここで図4Gを参照して、1.6画素の場合について、光学性能及び標本限界の両方を考慮して、実際の複合DOF曲線を決定する方法を説明することがしかるべきである。また、レンズの焦点距離、レンズのfナンバー、等のような、他のシステム情報も図4Gの複合DOFグラフに、例えば、タイトル・ブロックに、表示されうる。
図4Gに示すように、方法は、それが標本限界線と交叉するまで光学性能曲線をフォローする(辿る)ことを含む。そして、標本限界線は、それが光学性能曲線と再交差するまでフォローされ、その地点で光学性能曲線が再びファローされる。それゆえに、選択の標本限界線は、システムの復号分解能(decoding resolution)の下限を表わす。図4Hを参照すると、図4Gの複合グラフからDOFを読取る簡単な技法が示されている。
本発明の光学設計ツールは、ユーザがプログラムに数字を容易にタイプすることができる、ポップ-アップ・ウィンドウを支持している、有用でありうる、簡単なグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)を備えているのが好ましい。また、光学設計ツールは、プログラム・ファイルで数字を変更しなければならないこととは対照的に、プログラムが実行されている間に、ユーザに必要な数字を特定されるために様々な方法を実施するのが好ましい。
本発明の光学設計方法を実行するやや好ましくない代替的な方法は、MTFデータを検査しかつ、例えば、Excelで結果をグラフに描くことによって複合DOFグラフを手動で構築することである。しかしながら、この方法は、大きな労働力を要し、そして図4I1〜図4I3で説明したソフトウェア対応光学設計ツールの使用がもたらすような、精度における明らかな増加をもたらさない。
本発明のハンド-サポータブル画像ベース・バーコード読取りシステムに採用されたマルチ-モードLEDベース照明サブシステムの仕様
実施態様において、LEDベース・マルチ-モード照明サブシステム14は、狭領域照明アレイ27;近視野広領域照明アレイ28;及び遠視野広領域照明アレイ29を備えている。サブシステム14の3つの照明アレイによって生成された狭帯域照明の3つのフィールドを図5A1に概略的に示す。図27及び図28を参照して、以後に記述されるように、狭領域照明アレイ27は、2つの別々に動作可能なアレイ、具体的には:動作の広領域イメージング・モード中に自動IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12の近視野及び遠視野内で目標物体がそれぞれ検出された場合に起動される、近視野狭領域照明アレイ及び遠視野狭領域照明アレイとして実現することができる。しかしながら、説明の目的のために、本発明の第1の実施形態は、図5A1に示すように、実質的にシステムの動作範囲全体にわたり照明するように設計された単一フィールド狭領域(線形)照明アレイだけを採用する。
図5B、5C3及び5C4に示すように、狭領域(線形)照明アレイ27は、円筒形レンズ27B1及び27B2がそれぞれ設けられ、かつ光透過ウィンドウ・パネル5の左右部分に取り付けられた2対のLED光源27A1及び27A2を含む。画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード中に、狭領域(線形)照明アレイ27は、システムのFOV内に狭い光学帯域幅の狭領域照明フィールド24を生成する。実施形態では、狭領域フィールド24は、遠視野で10mmよりも低い高さを有し、実施的に線形またはそれよりもプラナーな照明フィールドの外観(見掛け)を生成する。
近視野広領域照明アレイ28は、図5Bに示すように、光透過ウィンドウ・パネル5の上下部分に取り付けられたレンズなしで2組の(フラットトップ)LED光源28A1-28A6及び28A7-28A13を含む。画像形成及び検出サブシステム13の近視野広領域画像キャプチャ・モード中に、近視野広領域照明アレイ28は、システムのFOV内で狭い光学帯域幅の近視野広領域照明フィールド25を生成する。
図5B、5D3及び5D4に示すように、遠視野広領域照明アレイ29は、球面(即ち、平凸)レンズ29B1-29B6及び29B7-29B13がそれぞれ設けられ、かつ光透過ウィンドウ・パネル5の上下部分に取り付けられた2組のLED光源29A1-29A6及び29A7-29A13を含む。画像形成及び検出サブシステム13の遠視野広領域画像キャプチャ・モード中に、遠視野広領域照明アレイ29は、システムのFOV内で狭い光学帯域幅の遠視野広領域照明光線を生成する。
マルチ-モード照明サブシステムに採用された狭領域(線形)照明アレイ
図5A1に示すように、狭領域(線形)照明フィールド24は、システムの動作範囲内で約30mmから約200mmまで延伸し、かつシステムの近視野及び遠視野の両方の範囲に及ぶ。近視野広領域照明フィールド25は、システムの動作範囲内で約0mmから約100mmまで延伸する。遠視野広領域照明フィールド26は、システムの動作範囲内で約100mmから約200mmまで延伸する。図5A2に示すテーブル(表)は、本発明のマルチ-モードLEDベース照明サブシステム14によって支持される各照明モードの幾何学的特性及び特徴を特定する。
マルチ-モードLEDベース照明サブシステム14に採用された狭領域照明アレイ27は、図5A1に特定されたように、視野の左側の境界からその右側の境界まで測定された、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの視野(FOV)の中心の薄い領域を照明するように光学的に設計されている。以後に詳述するように、狭領域照明フィールド24は、自動IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12の物体検出フィールド内の物体の検出に応じてマルチ-モードLEDベース照明サブシステム14によって自動的に生成される。一般に、IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12の物体検出フィールド及び画像形成及び検出サブシステム13のFOVは、空間的に同一の広がりを有し、かつ物体検出フィールドは、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの作業距離全体に沿ってFOVに空間的に重なる。物体の検出に応じて生成される狭領域照明フィールド24は、二つの目的を供給する:それは、バーコード・シンボル・リーダの光学的視野の場所に関してオペレータに視覚表示を供給し、それゆえに、視野照準機器として機能する;及びその画像収集モード中に、狭領域照明光線は、物体が存在する内のFOVの薄い領域を照明するために用いられ、かつ物体の狭い2-D画像は、その内に表されうる線形バーコード・シンボルを読取るために(画像感知アレイ22の画素の少なく数の行によって)迅速にキャプチャされ、バッファされかつ処理されうる。
図5C1は、ランバーティアン発散度に対するマルチ-モード照明サブシステム14の狭領域照明アレイ27を実現するために用いられるLEDsの波長特性を示す。図5C2は、ランバーティアン発散度に対する同じLEDsの角座標特性を示す。図5C3は、本発明の照明サブシステムにおける狭領域(線形)照明アレイのLEDs(633nm InGaA1P)の前に用いる円柱レンズを示す。図示するように、円柱レンズの第1の表面は、狭領域(線形)照明パターンを生成するために垂直方向に湾曲され、かつ円柱レンズの第2の表面は、狭領域照明パターンを生成すべく線形照明パターンの高さを制御するために水平方向に湾曲されている。図5C4は、本発明の照明サブシステムの狭領域照明アレイを実現するために用いられるLEDsのペア及び二つの円柱レンズのレイアウトを示す。実施形態では、各LEDは、典型的条件下で約11.7mWの総出力電力を生成する。図5C5は、本発明のバーコード・リーダのイメージング・ウィンドウ(即ち、動作距離)から離れていくフィールドに沿って30、40、50、80、120、及び22ミリメートルで取った、実施形態の狭領域照明アレイによって生成された狭領域照明フィールドに対する一組の6つの照明プロフィールを示しており、領域間照明フィールドの空間強度は、約80ミリメートルで実質的に均等になるように開始することを示している。図示するように、狭領域照明ビームは、光透過/イメージング・ウィンドウから開始して40mm使用可能である。
マルチ-モード照明サブシステムに採用された近視野広領域照明アレイ
LEDベース・マルチ-モード照明サブシステム14に採用された近視野広領域照明アレイ28は、図5A1に定義されるように、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの視野(FOV)の近視野部分にわたり広い領域を照明するように光学的に設計されている。以後に詳細に説明するように、近視野広領域照明フィールド28は、(1)IRベース物体存在及び範囲検出システム12によるシステムの近視野内の物体の検出;及び(2)以下の事象の一つ以上を含む、例えば、(i)狭領域照明モード中に線形バーコード・シンボルを成功裏に復号処理することの画像プロセッサの故障(障害);(ii)2-Dバーコード・シンボルに関連付けられた制御ワードのようなコード素子の検出;及び/又は(iii)物体が集束の状態でキャプチャされたことを示す画像における画素データの検出;に応じてLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム14によって自動的に生成される。
一般に、IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12の物体検出フィールド及び画像形成及び検出サブシステム13のFOVは、空間的に同一の広がりをもちかつ物体検出フィールドは、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの動作距離全体に沿ってFOVと空間的に重なる。上述したイベント(事象)の一つ以上に応じて生成された、近視野広領域照明フィールド23は、その内に物体が存在し、かついずれかの方位(配向)で、かつ事実上バーコード・シンボロジーの、その内に表されうる1Dまたは2Dバーコード・シンボルを読取るために物体の2-D画像を(画像感知アレイの全ての行によって)迅速にキャプチャし、バッファしかつ復号処理できる、図5Aに定義するように、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの視野(FOV)の近視野部分にわたり広い領域を照明する。物体照明及び画像キャプチャ動作中の近視野広領域照明フィールドの強度は、近視野ワイド・アレイ照明アレイ28に関連付けられたLEDsがマルチ-モード照明サブシステム14によって電気的に駆動される方法によって決定される。LEDsが駆動される程度は、自動露光及び制御サブシステム15によって画像形成平面の近くで測定された反射光の強度によって決定される。自動露光測定及び照明制御サブシステム15の光検知器における反射光の強度が弱く、物体が低い光反射率特性を示しかつ画像検出アレイ22上に十分な露光を確保するために照明のより強い量がLEDsによって生成されることが必要であることを表すならば、自動露光測定及び照明制御サブシステム15は、LEDsをより強く駆動する(即ち、より高い動作電流で)。
図5D1は、ランバーティアン発散度に対する本発明の照明サブシステムにおける広領域照明アレイを実現するために用いたLEDsの波長特性を示す。図5D2は、ランバーティアン発散度に対するマルチ-モード照明サブシステム14における近視野広領域照明アレイを実現するために用いたLEDsの極角(polar angle)特性を示す。図5D4は、マルチ-モード照明サブシステム14の狭い広領域照明アレイを実現するために用いられるLEDsの幾何学的レイアウトであり、それから生成される照明光線は、マルチ-モード照明サブシステム14の近視野広領域照明アレイにおけるLEDsの前のレンズをある角度に向けることによって照準を定める。図5D5は、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ1のイメージング・ウィンドウ(即ち、動作距離)から離れていくフィールドに沿って10、20、30、40、60及び100ミリメートルで取られた、実施形態の近視野広領域アレイによって生成される近視野広領域照明フィールドに対する一組の6つのプロフィールを示す。これらのグラフは、近視野広領域照明フィールドの空間強度が約40ミリメートル(即ち、中心:エッジ(端)=2:1最大)で実質的に均等になり始めることを示す。
マルチ-モード照明サブシステムで採用される遠視野広領域照明アレイ
マルチ-モードLEDベース照明サブシステム14に採用される遠視野広領域照明アレイ26は、図5A1に定義されるように、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの視野(FOV)の遠視野部分にわたり広い領域を照明するように光学的に設計されている。以後に詳述するように、遠視野広領域照明フィールド26は、(1)IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12によるシステムの近視野内の物体の検出;及び(2)一つ以上の以下の事象、例えば、(i)狭領域照明モード中に線形バーコード・シンボルを成功裏に復号処理することの画像プロセッサの故障(障害);(ii)2Dバーコード・シンボルに関連付けられた制御ワードのようなコード素子の検出;及び/又は(iii)物体が集束の状態でキャプチャされたことを示す画像における画素データの検出を含む:に応じてLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム14によって自動的に生成される。一般的に、IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12の物体検出フィールド及び画像検出及び形成サブシステム13のFOV23は、空間的に同一の広がりを持ちかつ物体検出フィールド20は、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの動作距離全体に沿ってFOV23と空間的に重なる。上述した一つ以上の事象に応じて生成された、遠視野広領域照明フィールド26は、その内に物体が存在する、図5Aに定義されたような、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの視野(FOV)の遠視野部分にわたり広い領域を照明し、かつ物体の2-D画像は、ある配向で、かつ実質的にバーコード・シンボロジーの、その内に表されうる1Dまたは2-Dバーコード・シンボルを読取るために(画像感知アレイ22の全ての行によって)迅速にキャプチャされ、バッファされかつ処理されうる。物体照明及び画像キャプチャ動作中の遠視野広領域照明の強度は、遠視野広領域照明アレイ29に関連付けられたLEDsがマルチ-モード照明サブシステム14によって電気的に駆動される方法によって決定される。LEDsが駆動される程度(即ち、接合電流で測定された)は、自動露光測定及び照明制御サブシステム15によって画像形成平面の近くで測定された反射光の強度によって決定される。自動露光測定及び照明制御サブシステム15の光検出器における反射光の強度が弱く、物体が低光反射率特性を示しかつ画像感知アレイ22における十分な露光を確実にするためにより強い大きさの照明がLEDsによって生成されることが必要であることを示すならば、自動露光測定及び照明制御サブシステム15は、LEDsをより強く駆動する(即ち、より高い動作電流で)。
動作の近視野及び遠視野広領域照明モードの両方の間中、自動露光測定及び照明制御サブシステム(即ち、モジュール)15は、画像キャプチャリング/収集処理中にマルチ-モード照明サブシステム14が画像感知アレイ22を狭帯域照明(即ち、概ね15nm(ナノメートル)の帯域幅を有する633nm)に露出する時間分(time duration)を測定しかつ制御し、そして係る計算された時間分が時間切れになった場合に係る照明の生成を自動的に終了する。本発明の原理によれば、この汎用露出制御処理は、各々及び全ての収集した画像が良好なコントラストを有しかつ飽和されないという、一貫しかつ信頼性があるバーコード読取りに必須の二つの条件を確実にする。
図5D1は、ランバーティアン発散度に対するマルチ-モード照明サブシステム14の遠視野広領域照明アレイ29を実現するために用いるLEDsの波長特性を示す。図5D2は、ランバーティアン発散度に対するマルチ-モード照明サブシステム14の遠視野広領域照明アレイ29を実現するために用いるLEDsの極角特性を示す。図5D3は、マルチ-モード照明サブシステム14の遠視野広領域照明アレイのLEDsの前に用いられる平凸レンズを示す。図5D4は、照明サブシステムの遠(視野)広領域照明アレイ29を実現するために用いられるLEDs及び平凸レンズのレイアウトを示し、それから生成される照明光線は、マルチ-モード照明サブシステム14の遠視野広領域照明アレイのLEDsの前のレンズの角度を曲げることによって照準が定められる。図5D6は、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ1のイメージング・ウィンドウ(即ち、作動距離)から離れていくフィールドに沿って100、150及び200ミリメートルで取られた、実施形態の遠視野広領域照明アレイによって生成された遠視野広領域照明フィールドに対する一組の照明プロフィールを示し、遠視野広領域照明フィールドの空間的強度が約100ミリメートルで実質的に均等になり始めることを示している。図5D7は、マルチ-モード照明サブシステム14から生成された遠視野広領域照明フィールドの中心に対する画素強度値を計算する好適な方法を示しているテーブル(表)を示しており、重要な信号強度(遠い中心(中間)フィールドにおいて80DNよりも大きい)を示している。
本発明のイメージャのハンド-サポータブル筐体内に組み込まれた狭帯域光学フィルタ・サブシステムの仕様
図6A1に示すように、本発明のバーコード・リーダのハンド-サポータブル筐体は、その筐体内に組み込まれた、狭帯域マルチ-モード照明サブシステム14から生成される可視照明の波長の非常に狭い帯域(例えば、620-700ナノメートル)だけを実質的に透過し、かつどのようにしても生成された(即ち、周囲光源)この狭い光学帯域の外側の全ての他の光学波長を拒絶する狭帯域光学フィルタ・サブシステム4を有する。図示するように、狭帯域光学フィルタ・サブシステム4は、ハンド-サポータブル筐体の前面に形成されたその光透過開口3内に組み込まれた赤色波長反射(高帯域通過)イメージング・ウィンドウ・フィルタ4A;及びCMOS画像感知アレイ22の前に配置された低帯域通過光学フィルタ4Bを備えている。これらの光学フィルタ4A及び4Bは、上述した目的に対して協力して狭帯域光学フィルタ・サブシステム4を形成する。図6A2に示すように、低域通過光学フィルタ素子4Bに関連付けられた光透過特性(エネルギー対波長)は、620ナノメートル以下の光学波長がそれを通って通過される一方で、620ナノメートル以上の光学波長は、実質的にブロックされる(即ち、吸収または反射される)ことを示す。図6A3に示すように、高帯域通過イメージング・ウィンドウ・フィルタ素子4Aに関連付けられた光透過特性(エネルギー対波長)は、700ナノメートル以上の光学波長がそれを通って通過され、それによりユーザに赤色外観を生成する一方で、700ナノメートル以下の光学波長は、光学フィルタ4Aによって実質的にブロックされる(即ち、吸収または反射される)ことを示す。
システム動作中、スペクトル帯域通過フィルタ・サブシステム4は、画像キャプチャリング動作中にCMOS画像感知アレイ22の上に降り注ぐ、周囲光の影響をかなり低減する。本発明の光学フィルタにより、光学シャッター機構がシステムにおいて排除された。実際に、光学フィルタは、入射周囲光の85%以上を拒否することができ、かつ典型的な環境において、LED照明の強度は、CMOS画像感知アレイ22上で周囲光よりもかなり大きい。それゆえに、光学シャッターがほぼほとんどの通常のCMOSイメージング・システムで要求されると同時に、本発明のイメージング・ベース・バーコード読取りシステムは、自動露光測定及び照明制御サブシステム15及びCMOS画像感知アレイ22によって生成された制御信号を用いてそのLEDベース照明アレイ27、28及び29の照明時間を単に制御することによってそのCMOS画像感知アレイ22への狭帯域照明の露出時間を効率的に管理すると同時に、上述した帯域通過光学フィルタ・サブシステム4によりそれへの照明を制御する。結果は、移動部品がなく、かつ縮減された製造コストを有している、簡単なシステム設計である。
図示した帯域通過光学フィルタ・サブシステム4が、システムの光学経路に沿って他の光学構成要素によって互いに空間的に分離された、高域フィルタ素子4A及び低域フィルタ素子4Bを備えていると同時に、サブシステム4は、魅力的な赤色に着色された保護ウィンドウを生成すると同時に、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内でビューイングを不明瞭にするように高域ウィンドウ・フィルタ4Aの使用なしで、またはその使用により、画像形成及び検出(IFD)モジュール13の前方に、またはその画像感知アレイ22の前に設置された統合多層フィルタ構造体として実現されうる。好適には、赤色ウィンドウ・フィルタ4Aは、イメージング動作中にそれを通って透過された光のピント合せまたはピンぼけを回避するために平面特性を実質的に有する。
本発明の自動露光測定及び照明制御サブシステムの仕様
自動露光測定及び照明制御サブシステム15の主な機能は、(i)CMOSイメージング感知アレイ22の画像平面における露光を測定すること及び(ii)マルチ-モード照明サブシステム14が起動されたLED照明アレイから生成された狭帯域照明で目標物体を照明する時間分を制御することによって収集した画像の輝度(明るさ)及びコントラストを制御することである。そこで、自動露光測定及び照明制御サブシステム15は、CMOSベース画像感知アレイ22に対する複雑なシャッタリング機構の必要性を除去する。この新規な機構は、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが要求の多いエンド・ユーザ・アプリケーションにおいて高速かつ信頼性がある画像ベース・バーコード復号を保障すべく十分な輝度(明るさ)及びコントラストを有する非飽和(non-saturated)画像を生成することを確実にする。
物体照明中、狭帯域LEDベース光は、(ハンド-サポータブル・バーコード・リーダが照準を定めている)目標物体から反射されかつCMOS画像感知アレイ22によって累積される。特に、物体照明処理は、収集した画像フレームが良好なコントラストを有しかつ飽和されないように最適継続時間に対して実行されなければならない。そのような条件は、一貫性がありかつ信頼性があるバーコード復号動作及び性能に対して要求される。自動露光測定及び照明制御サブシステム15は、目標物体から反射された光の量を測定し、CMOS画像感知アレイ22がマルチ-モード照明サブシステム14に関連付けられた積極駆動形LEDベース照明アレイに露光されたままにされるべき最大時間を計算し、そしてそのようにするために計算された時間が終了した(即ち、期限切れになった)場合に照明アレイを自動的に解除する。
実施形態の図7Aに示すように、自動露光測定及び照明制御サブシステム15は、広帯域スペクトル・インターフェアレンスを除去する狭帯域光学フィルタ・サブシステム4を通して透過される、システムのFOVの中心部分から反射された狭帯域LEDベース光を収集するための、ハンド-サポータブル筐体のヘッド部分内に取り付けられた放物面光収集ミラー55;光収集ミラー55によってそこに集束されたフィルタされた狭帯域光学信号を検出する、光収集ミラー55の焦点に取り付けられた光感知デバイス(例えば、光ダイオード)56;及びCMOS画像感知アレイ22の集平面内の検出された露光レベルの強度を示す光ダイオード56によって生成された電気信号を処理する電子回路57を備えている。露光測定動作中、入射狭帯域LEDベース照明は、球面光収集ミラー55によってシステムのFOVの中心から集められかつ強度検査のための光ダイオード56に集束される前に狭帯域光学フィルタ・サブシステム4によって狭帯域フィルタされる。光ダイオード56は、検出した光信号を、収集した光信号の強度に直接的に対応している振幅を有する電気信号に変換する。
図7Bに示すように、システム制御サブシステム19は、自動露光測定及び照明制御サブシステム15のLEDアレイ駆動装置回路64によってシステム動作の瞬間にどのLED照明アレイ(即ち、狭領域照明アレイ27または遠視野及び狭フィールド広領域照明アレイ28または29)が選択的に駆動されるのかを決定する照明アレイ選択制御信号を生成する。図示するように電子回路57は、光検出器56からの電気信号を処理しかつ選択されたLED照明アレイに対する自動露出制御信号を生成する。次いで、この自動露出制御信号は、ここに開示した本発明の汎用露出制御目的を達成すると同時に、適当な強度レベルで可視照明を生成するようかつCMOS画像感知アレイ22が、十分なコントラスト及び輝度で、照明された物体のデジタル高解画像度画像を自動的に検出するように適格な時間分に対して一つ以上のLED照明アレイを選択しかつ駆動する(即ち、電源投入する)ために、システム制御サブシステム19からの照明アレイ選択制御信号と一緒に、LEDアレイ駆動装置回路64に供給される。図7B及び7Cに示すように、照明アレイ選択制御信号は、(i)手元のシステム動作のプログラムされたモードに対して、図2A1に示した、システム・モード構成パラメータ・テーブル70からシステム・モード構成パラメータを読取ること、及び(ii)自動IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12からの出力を検出すること、に応じてシステム制御サブシステム19によって生成される。
特に、実施形態では、システム制御サブシステム19によって起動のために選択することができる3つの可能なLEDベース照明アレイ27,28及び29が存在し、かつ照明アレイ28及び29の上部及び/又は下部LEDサブアレイは、動作の広領域画像キャプチャ・モード中の自動スペクトル反射雑音低減を含む、ここに教示される様々な目的に対して、サブアレイごとに選択的に起動または停止することができる。
これらの照明アレイの各々は、一般的に、光検出器56で感知され、かつ信号処理回路57によって測定される、物体距離、物体表面反射率、及び周囲光状態の関数である、電子信号処理回路57によって生成される自動露出制御信号により異なる状態に駆動することができる。以下に信号処理回路57の動作を詳述する。
図7Bに示すように、球面光収集ミラー55によって生成される狭帯域フィルタ光学信号は、その振幅が検出された光学信号の強度に対応するアナログ電気信号を生成する光検出器D1 56に集束される。このアナログ電気信号は、処理の様々なステージのために信号処理回路57に供給される。処理の第1の段階は、それを、トランジスタQ1(58)の半分によって実現される、定電流源バッファ回路58を通過させることによって達成される、アナログ電気信号を電流ベース信号から電圧ベース信号へ変換することを含む。この反転された電圧信号は、次いで、トランジスタQ1(58)の第2の半分によってバッファ(一次保存)されかつ第1の入力として加算接合59へ供給される。図7Cに示すように、CMOS画像感知アレイ22は、デジタル電子ローリング・シャッター(ERS)パスル信号60を、出力として、生成し、このERSパスル信号60の時間分(持続時間)は、システムで許された最大露出時間に固定されている。ERSパルス信号60は、トランジスタQ2 61を通してバッファされかつ加算接合59の他方の側を形成する。トランジスタQ1及びQ2からの出力は、加算接合59への入力を形成する。コンデンサC5は、加算接合59の出力に設けられかつ信号処理回路57における電圧オーバーシュート(行き過ぎ量)を低減するために十分な最小集積時間を供給する。コンデンサC5間の出力信号は、比較器(コンパレータ)U1 62によって更に処理される。実施形態では、比較器基準電圧信号は、1.7ボルトに設定されている。この基準伝達信号は、露光測定回路57に対する最小しきい値レベルを設定する。比較器62からの出力信号は、自動露出制御信号として、図7Cに示したLEDアレイ駆動装置回路64の入力に供給される正の論理パルス信号を供給するために変換器(インバータ)U3 63によって変換される。
以下に詳述するように、図7Cに示すLEDアレイ駆動装置回路64は、起動されたLED照明アレイを自動的に駆動し、かつLEDアレイ駆動装置回路64の動作は、マルチ-モード照明サブシステム14が設定される動作のモードに依存する。次いで、マルチ-モード照明サブシステム14が設定される瞬時における動作のモードは、(i)物体存在及び範囲検出サブシステム12の動作の状態、及び(ii)図2A1に示すテーブル70から読取られたシステム・モード設定パラメータを用いてイメージング-ベース・バーコード・シンボル読取りシステムが設定される動作のプログラムされたモードに典型的に依存する。
図7Cに示すように、LEDアレイ駆動装置回路64は、二つの入力信号:(i)信号処理回路57からの自動露出制御信号;及び(ii)照明アレイ選択制御信号を受信するアナログ及びデジタル回路を備えている。LEDアレイ駆動装置回路64は、出力として、狭領域照明アレイ27、近視野広領域照明アレイ28に採用された上部及び/又は下部LEDサブアレイ、及び/又は遠視野広領域照明アレイ29に採用された上部及び/又は下部LEDサブアレイのいずれかに供給されるデジタル・パルス幅変調(PCM)駆動信号を生成する。イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダがどのシステム動作のモードに設定されているかにより、LEDアレイ駆動装置回路64は、物体照明及びイメージング動作中に上述したLED照明アレイの一つ以上を駆動する。以下に詳述するように、CMOS画像感知アレイ22の画素の全ての行が集積の状態にある(それゆえに共通集積時間を有する)場合、係るLED照明アレイは、周囲環境の光強度及びイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに関する目標物体の相対運動に係わりなく、良好なコントラスト及び輝度を有しているデジタル画像をキャプチャするために自動露光及び照明制御サブシステム15によって(アナログ方法で)計算された強度で及び時間分に対してLEDアレイ駆動装置回路64によって自動的に駆動される。
CMOS画像感知アレイを用いて実行される本発明の汎用露出制御方法
実施形態では、CMOS画像感知アレイ22は、図7Dに示すように(即ち、その連続フレーム・シャッター・モードよりも)その単一フレーム・シャッター・モードで動作され、かつCMOS画像感知アレイ22の画素の全ての行が共通集積時間を有し、それにより物体が高速運動の状態にある場合でも高品質画像をキャプチャすることを確実にする新規な露出制御方法を採用する。この新たな露出制御技法は、本発明の“汎用露出制御方法”と呼ばれ、かつ図7E1及び7E2のフローチャートは、この方法が実施形態のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダにおいて実現される方法を明確にかつ詳細に記述する。以下に汎用露出制御方法をいま詳細に記述する。
図7E1のブロックAに示されているように、汎用露出制御方法におけるステップAは、自動露光測定及び照明制御サブシステム、マルチ-モード照明サブシステム、及びそれに組み込まれたシステム制御サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム内に設置されたCMOSイメージング感知アレイに対する動作の単一フレーム・シャッター・モードと、及びCMOS画像感知アレイにイメージ形成される物体が存在する空間の領域への視野を供給する画像形成光学系とを選択することを含む。
図7E1のブロックBに示されているように、汎用露出制御方法におけるステップBは、視野の一部からの照明を連続的に収集し、収集した照明の強度を検出し、かつ処理するために、検出した強度に対応している電気アナログ信号を生成するために自動露光測定及び照明制御サブシステムを用いることを含む。
図7E1のブロックCに示されているように、汎用露出制御方法におけるステップCは、システムの画像形成光学系によってCMOS画像感知アレイへの画像の形成に応じてフォト的(写真的)に生成された電荷を画素のその行が集積し始めるようにCMOS画像感知アレイを(例えば、システム制御サブシステム19によりまたは直接的にトリガ・スイッチ2Cにより)起動することを含む。
図7E1のブロックDに示されているように、汎用露出制御方法におけるステップDは、CMOS画像感知アレイ22が(i)画像感知アレイの画素の全ての行が集積の状態で動作される場合に電子ローリング・シャッター(ERS)デジタル・パルス信号を生成すること、及びその内の露光測定及び照明制御機能/動作を起動するようにこのERSパルス信号を自動露光測定及び照明制御サブシステム15に供給することを含む。
図7E2のブロックEに示すように、汎用露出制御方法におけるステップEは、サブシステム15内の露光測定及び照明制御機能の起動により、(i)その内で連続的に生成されている電気アナログ信号を処理すること、(ii)(図7Aに示された光収集光学系55によって決定された)視野23の中心部分内の露光レベルを測定すること、及び(iii)システム制御サブシステム19によって生成される照明アレイ選択制御信号によって選択されるマルチ-モード照明サブシステム14の少なくとも一つのLEDベース照明アレイ(27、28及び/又は29)からの照明の可視フィールドの生成を制御するための自動露出制御信号を生成すること、を含む。
そして、図7E2のブロックFに示すように、汎用露出制御方法におけるステップFは、図7Dに示したように、確実にCMOS画像感知アレイの画素の全ての行が集積の状態にある場合に、選択したLEDベース照明アレイを駆動しかつそれが設定されうる画像キャプチャ・モードが何であれCMOS画像感知アレイ22の視野を照明するために(i)自動露光制御信号及び(ii)照明アレイ選択制御信号を使用すること、を含み、それによりCMOS画像感知アレイの画素の全ての行が共通の集積時間を有することを確実にする。CMOS画像感知アレイの画素の全ての行が共通の集積時間を有することができるようにすることによって、高速“汎用露出制御”が本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で効率的(有効)に達成され、かつ、結果として、バーコード・シンボル・リーダと目標物体との間の相対運動に係わりなく高品質画像がキャプチャされる。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル画像ベース・バーコード読取りデバイスに採用されたIRベース自動物体存在及び範囲検出サブシステムの仕様
図8Aに示すように、IR波長ベース自動物体存在及び範囲検出サブシステム12は、図1Jに示すように、光学系ベンチ6の前方部分に取り付けられたコンパクト光学系モジュール76の型で実現される。
図8に示すように、実施形態の物体存在及び範囲検出モジュール12は、多数の従部品(サブコンポーネント)、具体的には:サブシステム12を実施するために用いられる光学及び電子光学コンポーネント(構成要素)を支持するための超小型フットプリントを有している光学ベンチ77;低電力IRレーザ光線79を生成するための、光学ベンチ77に取り付けられた少なくとも一つのIRレーザ・ダイオード78;IRレーザ光線を(例えば、ペンシル・ビームのような形状に)整形し、かつそれを光学ベンチ77上に支持されたIR光収集/集束光学系81の視野(FOV)によって定義(規定)された物体検出フィールド20の中心部分に指向するために光学ベンチ上に支持された、IR光線整形光学系80;7.5ミリワットまでの光学パワーにより周波数f0(例えば、75Mhz)でIRレーザ・ダイオードから生成されたIRレーザ光線の振幅を変調するために、光学ベンチ77上に支持された振幅変調(AM)回路82;物体検出フィールド内の物体から反射されたIR光学信号を受信しかつ受信した光学信号84を電気信号85に変換するための、IR光収集/集束光学系81の焦点に取り付けられた、光検出器(例えば、アバランシュ形IR光検出器)83;f0信号成分を分離しかつそれを増幅するための、光学ベンチ77に取り付けられた、増幅器及びフィルタ回路86;安定信号レベル維持するための、光学ベンチに取り付けられた、制限増幅器87;AM回路82からの基準信号成分f0とパッケージから反射された受信した信号成分f0とをミックスし、かつ基準f0信号と反射されたf0信号との位相差の余弦(Cosine:コサイン)に比例するDC電圧に等しい結果として得られる信号を生成するための、光学ベンチ77に取り付けられた、位相検出器88;位相差信号を増幅するための、光学ベンチ77に取り付けられた、増幅器回路89;更なる情報を供給するために用いることができる目標物体から反射された信号のLOG(対数)に比例する電圧を生成するための、光学ベンチ77に取り付けられた、受信信号強度インジケータ(RSSI)90;弱信号からの情報を拒否するための反射率レベルしきい値アナログ・マルチプレクサ91;及び、各範囲データ素子Rn,iが(i)IRレーザ・ダイオード78から(ii)物体検出フィールド20内の物体の表面上の点まで参照された物体距離の大きさを与える、時間におけるnT離散的インスタンスに沿って取った、時間ベース範囲データ素子{Rn,i}のシーケンスにRSSI回路90からのDC電圧信号を変換するための、光学ベンチ77に取り付けられた、12ビットA/Dコンバータ92;及び、以下に記述する範囲分析回路93を備えている。
一般的に、範囲分析回路93の機能は、A/Dコンバータ90からのデジタル範囲データを分析しかつ二つの制御起動信号、具体的には:(i)マルチ-モード照明サブシステム14が設定されうる動作のモードに係わらず、物体検出フィールドから物体が存在するか存在しないかを単に示している制御起動信号A1Aの“物体存在検出”型;及び(ii)マルチ-モード画像形成及び検出サブシステム13のFOVの近視野及び遠視野フィールド部分に対応する、物体検出フィールドの予め定められた近視野または遠視野部分のいずれかに検出された物体が位置決めされることを示している制御起動信号A1Bの“近視野/遠視野”範囲表示型、を生成することである。
IRベース自動物体存在及び範囲検出サブシステム12を実現するために様々な種類のアナログ及びデジタル回路を設計することができる。代替的に、このサブシステムは、その全体が参考文献としてここに採り入れられる米国特許第6,637,659号に教示されたような様々な種類の範囲検出技法を用いて実現することができる。
実施形態では、自動物体存在及び範囲検出サブシステム12は、以下のように動作する。自動物体存在及び/又は範囲検出を必要とする動作のシステム・モードにおいて、自動物体存在及び範囲検出サブシステム12は、システム始動で起動されかつシステム動作中いつでもオペレーショナルであり、イメージング・ベース・シンボル・リーダの物体検出フィールド20の遠近部分の両方の内の物体の状態に関する情報をシステム制御サブシステムに典型的に連続的に供給する。一般的に、このサブシステムは、存在及び範囲の二つの基本的な状態を検出し、従って、動作の二つの基本的な状態を有する。その動作の第1の状態において、IRベース自動物体存在及び範囲検出サブシステム12は、FOV20の近視野領域内の物体を自動的に検出し、かつそれに応じて、この第1の事実の発生を示すためにシステム制御サブシステム19に供給される第1の制御起動信号を生成する。その動作の第1の状態において、IRベース自動物体存在及び範囲検出サブシステム12は、FOV20の遠視野領域内の物体を自動的に検出し、かつそれに応じて、この第2の事実の発生を示すためにシステム制御サブシステム19に供給される第2の制御起動信号を生成する。詳細にかつこの明細書全体を通して記述されるように、これらの制御起動信号は、(i)近視野及び/又は遠視野LED照明アレイのどちらを起動すべきか、及び(ii)CMOS画像感知アレイ22における品質画像露光を確実にするためにこれらのLED照明アレイをどのように強く駆動すべきであるかを決定するような、システム制御処理の特定のステージ中にシステム制御サブシステム19によって用いられる。
マイクロプロセッサ内の直接メモリ・アクセス(DMA)モジュールの制御下のSDRAMにイメージング・アレイによってキャプチャされた画素データのマッピングの仕様
図9に示すように、このデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに採用されたCMOS画像感知アレイ22は、図2Bに示した(FPGAにより実現される)FIFO39及びシステム・バスを通してそのマイクロプロセッサ36に動作可能に接続される。図示するように、SDRAM38も、また、システム・バスにより、マイクロプロセッサ36に動作可能に接続され、それにより、マイクロプロセッサ36内の直接メモリ・アクセス(DMA)モジュールの制御下のSDRAM38へのCMOS画像感知アレイ22によりキャプチャされた画素データのマッピングを可能にする。
図10を参照して、CMOS画像感知アレイ22によりキャプチャされた画素データのバイトが、本発明のハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス内で実行される各画像キャプチャ・サイクル中にそのSDRAM38のアドレス指定可能メモリ記憶場所へ自動的にマップされる(即ち、キャプチャされかつ記憶される)方法の詳細をここに説明する。
実施形態の実施において、CMOS画像感知アレイ22は、その内部SRAMを用いてFIFOを実現するFPGA39への並列データ接続にわたり8ビット・グレースケール・データ・バイトを送信する。FIFO39は、画素データを一時的に記憶しかつマイクロプロセッサ36は、(アドレスOXOCOOOOOO、チップ選択3へマップされる)FIFOからSDRAM38へのDMA転送を開始する。一般に、最新のマイクロプロセッサは、内部DMAモジュールを有し、かつ好適なマイクロプロセッサ設計では、DMAモジュールは、32-バイト・バッファを含む。CPUサイクルを消費せずに、DMAモジュールは、FIFO39からデータを読取り、DMAのバッファに読取ったデータ・バイトを記憶し、その後でSDRAM38へデータを書き込むようにプログラムすることができる。代替的に、DMAモジュールは、SDRAM38にFIFOデータを直接書き込むためにFPGA39に存在することができる。これは、バス要求信号をマイクロプロセッサ36送信することによって行われて、マイクロプロセッサ36は、次いでバスを引き継ぎかつSDRAM38にデータを書き込むFPGA39へのバスの制御を解放する。
以下に、CMOS画像感知アレイ22から出力された画素データがSDRAMのどきに記憶されるか、そしてマイクロプロセッサ(即ち、復号アルゴリズムを実現している)36が係る記憶された画素データ・バイトをアクセスする方法の簡単な説明を示す。図10は、SDRAM38のメモリ空間を示す。1.4MBのリザーブされたメモリ空間がCMOS画像感知アレイの出力を記憶するために用いられる。このメモリ空間は、CMOS画像感知アレイ22からの画素データの1:1マッピングである。各バイトは、画像感知アレイ22における画素を表す。メモリ空間は、画像感知アレイ22からの画素データのミラー・イメージ(鏡画像)である。それゆえに、復号プログラム(36)がメモリへアクセスする場合、それは、あたかもそれが画像感知アレイ22の未加工画素画像へアクセスしているかのようである。バーコード・リーダの動作のモードがマイクロプロセッサ36が最新データへ常にアクセスし、かつ画素データ・セットが最新露光の真の表示であることを保障するので、データを追跡するために時間コードは不要である。データの破損、即ち、古いデータがまだ処理されている間に新しいデータが入ってくること、を防ぐために、リザーブされた空間は、一度画素データの全フレームがメモリに書き込まれたならば更なるDMAアクセスを無効にすることによって保護される。DMAモジュールは、マイクロプロセッサ36がそのメモリを通過することを終了するか又はタイムアウト(時間切れ)が発生するまで再び有効にされる。
画像収集動作中、画像画素は、画像感知アレイ22から順次読出される。一般性の喪失なしで、あるCMOS画像センサに対して欄に関してまたは行に関して読出すことを選択しうるけれども、データの行ごとの読出しが好ましい。画素画像データ・セットは、アドレスOXAOEC0000で始まって、順次SDRAM38に配列される。SDRAM38の画素へランダム的にアクセスすることは、簡単な事項である:行y1/4 列xにおける画素は、アドレス(OXAOEC0000+yx1280+x)に見出される。
各画像フレームが画像感知アレイ22からフレーム開始信号を常に有するように、その信号は、アドレスOXAOEC0000でDMA処理を開始するために用いることができ、かつアドレスは、フレームの残りに対して連続的に増分される。しかし、各画像フレームの読取りは、データのミスアライメントを回避するためにアドレスOXAOEC0000で開始される。しかしながら、特に、マイクロプロセッサ36がROIウィンドウを有するようにCMOS画像感知アレイをプログラムしたならば、開始アドレスは、(OXAOEC0000+1280XR1)に変更される。ここにR1は、ROIの上部左角の行番号である。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル画像ベース・バーコード読取りデバイスの三層ソフトウェア・アーキテクチャの仕様
図11に示すように、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス1は、以下のソフトウェア・モジュールを備えている三層ソフトウェア・アーキテクチャが設けられている:(1)それぞれがソフトウェア・アーキテクチャのアプリケーション層内に存在している、主タスク・モジュール、コードゲート・タスク・モジュール、メトロセット・タスク・モジュール、アプリケーション・イベント・マネージャ・モジュール、ユーザ・コマンド・テーブル・モジュール、及びコマンド・ハンドラ・モジュール;(2)それぞれがソフトウェア・アーキテクチャのシステム・コア(SCORE)層内に存在している、タスク・マネージャ・モジュール、イベント・ディスパッチャー・モジュール、入出力マネージャ・モジュール、ユーザ・コマンド・マネージャ・モジュール、タイマー・サブシステム・モジュール、入出力サブシステム・モジュール及びメモリ制御サブシステム・モジュール;及び(3)それぞれがソフトウェア・アーキテクチャのオペレーティング・システム(OS)層内に存在している、リナックス・カーネル・モジュール、リナックス・ファイル・システム・モジュール、及びデバイス・ドライバ・モジュール。
イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダのオペレーティング・システム層がリナックス(Linux)オペレーティング・システムに基づくと同時に、他のオペレーティング・システム(例えば、マイクロソフト・ウィンドウズ、マックOXS、ユニックス、等)を用いることができるということ、及び設計は、主アプリケーション・ソフトウェア層とオペレーティング・システム層との間で独立を与えるのが好ましく、従って、アプリケーション・ソフトウェア層を他のプラットフォームへ潜在的に移送させることが可能であるということが理解される。本発明のシステム設計原理は、共有ソフトウェア・コンポーネント(構成要素)の広範囲に渡る使用を伴う他の将来の製品へのシステムの拡張性を与え、係る製品の設計を容易にし、それらの開発時間を減少させ、かつそれらの堅牢性(ロバストネス)を確実にすべきである。
実施形態では、上記特徴は、SCOREと呼ばれる、システム・コア・ソフトウェア層の最上部(トップ)で実行されるイベント駆動マルチ・タスキング、潜在的にマルチ-ユーザ、アプリケーション層の実現を通して達成される。SCORE層は、製品アプリケーション・ソフトウェアと静的にリンクされ、従って、システムのアプリケーション・レベルまたは層で実行される。SCORE層は、全てのオペレーティング・システムAPIsが、勿論、その上、アプリケーションに利用可能であるけれども、アプリケーションが基礎的なオペレーティング・システムの詳細を知る必要がないような方法でアプリケーションに一組のサービスを供給する。SCOREソフトウェア層は、動作するために製品アプリケーションに対してリアルタイム・イベント駆動、OS独立フレームワークを供給する。イベント駆動アーキテクチャは、(通常、しかし必ずしも必要ではないが、ハードウェア割り込みが発生した場合に)イベントを検出しかつリアルタイムな方法で処理するためにアプリケーションにイベントをポスト(掲示)する手段を生成することによって達成される。イベント検出及びポスティングは、SCOREソフトウェア層によって供給される。また、SCORE層は、製品アプリケーションにソフトウェア・タスクを開始し取消す手段も供給し、同時に実行することができ、従った、本発明のソフトウェア・システムのマルチ-タスキング特質を供給する。
本発明のイメージング・ベース・バーコード・リーダに採用されたシステム・ソフトウェア・アーキテクチャのSCORE層内のソフトウェア・モジュールの仕様
SCORE層は、多数のサービスをアプリケーション層に供給する。
タスク・マネージャは、製品アプリケーション実行中にいつでも特定のアプリケーション・タスク(スレッド)を実行しかつ取消す手段を供給する。
イベント・ディスパッチャーは、あらゆる種類の内部及び外部同期及び非同期イベントを知らせかつ配送する手段を供給する。
イベントが発生した場合、アプリケーションに対して同期または非同期で、イベント・ディスパッチャーは、その現行状態に基づきアプリケーションによって要求されたようにそれに従ってイベントを実行する、アプリケーション・イベント・マネージャにそれらをディスパッチする。例えば、特定のイベント及びアプリケーションの現行状態に基づき、アプリケーション・イベント・マネージャは、新しいタスクを開始すること、または現在実行しているタスクを停止すること、または何か別のことを行うこと、または何もしないでイベントを完全に無視することを決定できる。
入出力マネージャは、入出力デバイスのアクティビティをモニターしかつ係るアクティブティが検出された場合に適当なイベントをアプリケーションに知らせる手段を供給する。
入出力マネージャ・ソフトウェア・モジュールは、バックグラウンドで実行されかつ外部デバイス及びユーザ接続のアクティビティをモニターし、かつ係るアクティビティが検出される、アプリケーション層に適当なイベントを知らせる。入出力マネージャは、アプリケーションと並行に実行される高優先度スレッドであり、かつシリアル・ポート、ユーザ・トリガ・スイッチ2C、バーコード・リーダ、ネットワーク接続、等のような、ハードウェア・デバイスから非同期で入力してくる入出力信号に反応する。アプリケーションからのこれらの信号及び任意の入出力要求(又はその欠落)に基づき、それは、上述したようにできるだけ迅速に、イベント・ディスパッチャーを通してアプリケーション・イベント・マネージャに配送される、適格なシステム・イベントを生成する。
ユーザ・コマンド・マネージャは、ユーザ・コマンドを管理する手段を供給し、アプリケーションによって供給されるユーザ・コマンド・テーブルを利用し、かつユーザによって入力されたデータに基づき適格なユーザ・コマンド・ハンドラーを実行する。
入出力サブシステム・ソフトウェア・モジュールは、入出力接続を生成しかつ削除し、外部システム及びデバイスと通信する手段を供給する。
タイマー・サブシステムは、あらゆる種類の論理計時機構(論理タイマー)を生成し、削除し、かつ利用する手段を供給する。
メモリ制御サブシステムは、標準ダイナミック・メモリ管理機能と完全にコンパチブルなデバイスでマルチ-レベル・ダイナミック・メモリを管理するインターフェイス、並びに収集したデータをバッファリングする手段を供給する。メモリ制御サブシステムは、ダイナミック・メモリのスレッド-レベル管理のための手段を供給する。メモリ制御サブシステムのインターフェイスは、標準Cメモリ管理機能と完全にコンパチブルである。システム・ソフトウェア・アーキテクチャは、デバイスで動作するための異なるレベルの権限を有しうる、潜在的な複数ユーザへのデバイスの接続性を供給するように設計されている。
ユーザ・コマンド・マネージャは、ユーザ・コマンドを入力し、かつそれを処理する役割を果たすアプリケーション・モジュールを実行する標準的な方法を供給する。ユーザ・コマンド・テーブルに記述された各ユーザ・コマンドは、ユーザ入力毎にユーザ・コマンド・マネージャによって開始(ランチ)することができが、しかし特定のユーザの権限がコマンドのセキュリティのレベルに一致する場合に限る、タスクである。イベント・ディスパッチャー・ソフトウェア・モジュールは、新しいタスクの開始、現在実行されているタスクを停止すること、又は何かをすること又は単にイベントを無視することを含んでいる、アプリケーション・イベント・マネージャにイベントを知らせかつ配送する手段を供給する。
図12Bは、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内で発生しかつディスパッチすることができるシステム-定義されたイベント(System-Defined Events)の例、具体的には:システム始動の完了を知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_POWER_UP;論理計時機構(論理タイマー)のタイムアウトを知らせ、かつパラメータ“pointer to timer id”(タイマーidへのポインタ)を含むSCORE_EVENT_TIMEOUT;予期せぬ入力データが利用可能であることを知らせかつパラメータ“pointer to connection id”(接続idへのポインタ)を含むSCORE_EVENT_UNEXPECTED_INPUT;ユーザがトリガを引いたことを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_TRIG_ON;ユーザがトリガを解放したことを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_TRIG_OFF;物体がバーコード・リーダの下に配置されることを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_OBJECT_DETECT_ON;物体がバーコード・リーダの視野から取り除かれることを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_OBJECT_DETECT_OFF;タスク実行の終りを知らせかつポインタUTIDを含むSCORE_EVENT_EXIT_TASK;及び実行中にタスクの中断を知らせるSCORE_EVENT_ABORT_TASKを一覧に示しているテーブル(表)を供給する。
本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダは、バーコード・リーダで利用可能な、RS232のような、標準通信回線で動作することができる、コマンド・ライン・インターフェイス(CLI)をユーザに供給する。CLIは、ほとんど診断目的で用いられるが、MetroSet及びMetroSelectプログラミング機能性に加えて、設定目的でも用いることができる。CLIを利用しているバーコード・リーダにコマンドを送信するために、ユーザは、例えばCtrlとSのような、実際に複数及び同時のキーストロークスの組合せでありうる、特別な文字を打ち込むことによってユーザ・コマンド・マネージャをまず入力しなければならない。Windows HyperTerminalのような、標準かつ広く利用可能なソフトウェア通信ツールは、バーコード・リーダと通信するために用いることができる。バーコード・リーダは、ユーザに、“MTLG>”のようなプロンプトを送り戻すことによって、コマンドを受け入れるための準備を肯定応答(承認)する。ユーザは、ここで有効なアプリケーション・コマンドを打ち込むことができる。ユーザ・コマンド・マネージャを終了しかつスキャナをその通常動作に戻すために、ユーザは、例えばCtrlとRのような、実際に複数及び同時のキーストロークスの組合せでありうる、別の特別な文字を入力しなければならない。
有効コマンドの例は、バーコード・リーダのメモリからホストPCに画像をアップロードするために用いられる“Save Image”コマンドでありうる。このコマンドは、以下のようなCLIフォーマットを有している:
save[filename[compr]]
ここで
(1)saveは、コマンド名である。
(2)filenameは、画像がその中に保存されるファイルの名前である。省略されたならば、デフォルトのfilenameは、“image.bmp”である。
(3)comprは、0から10までの圧縮数字である。省略されたならば、デフォルトの圧縮数字は、0であり、圧縮なしを意味する。圧縮数字が高い程、画像圧縮比が高く、画像伝送が速いが、画像がより歪むようになる。
本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダは、多くのコマンドを有することができる。全てのコマンドは、製品アプリケーション・ソフトウェア層に含まれる単一のテーブル(表)(図11に示されたユーザ・コマンド・テーブル(表))に記述されている。各有効コマンドに対して、テーブルの適格な記録(レコード)は、コマンド名、コマンドの短い説明、コマンドの種類、及びコマンドを実現する関数(機能)のアドレスを含む。
ユーザがコマンドを入力する場合、ユーザ・コマンド・マネージャは、テーブルのコマンドを探す。見出せたならば、それは、そのアドレスが入力されたコマンドの記録(レコード)に与えられている関数(機能)を実行する。関数(機能)から戻ると、ユーザ・コマンド・マネージャは、コマンドが完了しかつユーザ・コマンド・マネージャが新しいコマンドを受け入れる準備ができていることを示しているプロンプト(指示メッセージ)をユーザに送信する。
本発明のイメージング・ベース・バーコード・リーダに採用されたシステム・ソフトウェア・アーキテクチャのアプリケーション層内のソフトウェア・モジュールの仕様
このシステム内に採用された画像処理ソフトウェアは、画素データを備えているキャプチャされた画像のフレーム内のバーコードを見付け出しかつ認識することによってそのバーコード読取り機能を実行する。画像処理ソフトウェアのモジュール設計は、光学文字認識(OCR)及び光学文字検証(OCV);様々な表面上の直接マークが付けられたシンボルを読取りかつ検証すること;顔(人相)認識及び他のバイオメトリクス識別:のような、バーコード・シンボル読取りに関するかまたは関しない他の潜在的なアプリケーションに対する将来で利用することができる、豊富な組の画像処理機能を供給する。
無限ループにおける、コード・ゲート(CodeGate)・タスクは、以下のタスクを実行する。それは、視野(FOV)の中心における“薄く”狭い水平領域を照明しかつその領域のデジタル画像を収集する。次いで、それは、以後に詳細に説明する本発明の画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステム17によって支持される画像処理ソフトウェア・ファシリティを用いて画像データのキャプチャされたフレームに表されたバーコード・シンボルを読取ることを試みる。バーコード・シンボルが成功裏に読取られたならば、サブシステム17は、復号されたデータを特別な復号データ・バッファに保存する。さもなければ、それは、復号データ・バッファをクリアする。次いで、それはループを続ける。コード・ゲート(CodeGate)・タスク・ルーチンは、それ自身の上には決して存在しない。他のイベントに反応している場合に、それは、システムの他のモジュールによって取消すことができる。例えば、ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引いた場合、イベントTRIGGER_ONがアプリケーションにポストされる。このエベントを処理する役割をするアプリケーション・ソフトウェアは、コード・ゲート(CodeGate)・タスクが実行されているかどうかをチェックし、実行されているならば、それは、それを取消しかつ主タスクを開始する。また、コード・ゲート(CodeGate)・タスクは、ユーザがバーコード・リーダを物体から離れるように移動する場合、またはユーザがバーコード・リーダから離れるように物体を移動する場合にポストされるOBJECT_DETECT_OFFイベントにより取消すことができる。コード・ゲート(CodeGate)・タスク・ルーチンは、プログラムされた動作の“半自動トリガ式”システム・モード(図26Aのシステム動作のモード11〜14番目)が本発明の照明及びイメージング・プラットフォーム上で実現される場合に(主タスクにより)有効にされる。
図13Mに示した狭領域照明タスクは、プログラムされた動作の“手動トリガ式”システム・モード(図26Aのシステム動作のモード1〜5番目)が本発明の照明及びイメージング・プラットフォーム上で実現される場合に(主タスクにより)有効にされる簡単なルーチンである。しかしながら、このルーチンは、コード・ゲート(CodeGate)・タスクと同時には決して有効にされない。図13Dのイベント・フローチャートに示すように、コード・ゲート(CodeGate)・タスクまたは狭領域照明タスクのいずれかは、ここに記述した多様な種類のシステム動作を実現するために主タスク・ルーチンで有効にされる。
イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが設定されるシステム・モードにより、主タスクは、典型的に異なって実行するが、図13Jに記述された制限内である。例えば、以後に詳述されるイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダは、システム動作第12番目のプログラマブル・モード(即ち、半自動トリガ式複数試み1D/2D単一読取りモード)に設定される場合、主タスクは、復号データ・バッファがコード・ゲート(CodeGate)・タスクによって復号されたデータを含むかどうかをまずチェックする。含むならば、それは、データ出力手順を実行することによりユーザにデータを直ぐに送信して出る。さもなければ、ループにおいて、主タスクは、以下のことを行う:それは、視野の全領域を照明しかつその領域の全フレーム画像を収集する。それは、キャプチャされた画像のバーコード・シンボルを読取ることを試みる。それがバーコード・シンボルを成功裏に読取るならば、それは、データ出力手順を実行することによりユーザにデータを直ぐに送信して出る。さもなければ、それはループを続ける。特に、成功裏の読取りによりかつデータ出力手順を実行する前に、主タスクは、“リーダ・プログラミング”コマンドまたは一連のコマンドに対して復号されたデータを分析する。必要に応じて、それは、MetroSelect機能性を実行する。主タスクは、他のイベントに反応する場合に、システム内の他のモジュールによって取消すことができる。例えば、本発明のバーコード・リーダは、MetroSelect及びMetroSetのような、標準計量(Metrologic)設定方法を用いて再設定(再構成)することができる。MetroSelect機能性は、主タスク中に実行される。
MetroSet機能性は、特別なMetroSetタスクによって実行される。Focus RS232ソフトウェア・ドライバ(駆動装置)がその通信回線で特別なNULL信号を検出した場合、それは、METROSET_ONイベントをアプリケーションにポストする。このイベントを処理する役割をするアプリケーション・ソフトウェアは、MetroSetタスクを開始する。一度MetroSetタスクが完了したならば、スキャナは、その通常動作に戻る。
(図26Aのシステム動作のモード6〜10番目)は、以下のソフトウェア・システム変更を行うことによって本発明の照明及びイメージング・プラットフォーム上で容易に実現することができる:(1)自動読取りタスク・ルーチンが、システム・ルーチン・ライブラリに追加され、自動読取りタスクは、無限ループ・ルーチンでありうる第1の自動狭領域照明及び画像キャプチャ及び処理を試みるためにコード・ゲート(CodeGate)・タスク及び主タスクの主動作が一緒にシーケンスされ、自動広領域照明及び画像キャプチャ及び処理が後に続き、そして物体が特定の所定の期間内でもはや検出されなくなるまで、無限ループの広領域動作を繰返し;かつ(2)“Auto-Read Task Routine is enabled”(自動読取りタスク・ルーチンが有効にされる)かどうかを更に尋ねるために図13Dに示すObject_Detect_Onイベント処理ルーチンにおける問合せブロック“Is CodeGate Task or Narrow-Area Illumination Task Enabled?”(コード・ゲート(CodeGate)・タスクまたは狭領域照明タスクは、有効にされるか?)を変更し、そして“Yes”制御経路に、“Auto-Read Task”(自動読取りタスク)を開始するブロックを供給し、そしてリターン(Return)に制御を進める。
本発明のイメージング・ベース・バーコード・リーダに採用されたシステム・ソフトウェア・アーキテクチャのアプリケーション層内のオペレーティング・システム層ソフトウェア・モジュール
トリガ・ドライバ(駆動装置)を含む、デバイス・ドライバ・ソフトウェア・モジュールは、イメージング・ベース・デバイスに採用されるハードウェア・ベース手動始動式トリガ・スイッチ2Cとのソフトウェア接続を設定するための手段と、イメージング・ベース・デバイスに載せられた画像収集機能性を実現するための画像収集ドライバと、及びイメージング・ベース・デバイスに載せられた物体検出機能性を実現するためのIRドライバとを供給する。
図12Iに示すように、デバイス駆動ソフトウェア・モジュールは、:本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに採用されたハードウェア・ベース手動始動式トリガ・スイッチ2Cとのソフトウェア接続を設定するためのトリガ・ドライバ;イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに載せられた画像収集機能性を実現するための画像収集ドライバ;及びイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに載せられた物体検出機能性を実現するためのIRドライバを含む。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの三層ソフトウェア・アーキテクチャによって支持された基本システム動作
図13A〜図13Lにおいて、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの三層ソフトウェア・アーキテクチャによって支持された基本システム動作を概略的に示す。特に、これら基本動作は、ここの開示した画像収集及び処理プラットフォームを用いて、図23に一覧に示しかつ以下に詳細を説明したシステム動作の多数のプログラマブル・モードを実現するために様々な組合せに組み合せることができる、本発明のシステム・アーキテクチャを有する機能的モジュール(または構築ブロック)を示す。本発明の説明、及び不明化の回避の目的で、これら基本システム動作は、システム動作12番目のプログラマブル・モード:マルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のノー-ファインダー・モード及び手動又は自動モードを参照して以下に説明する。
図13Aは、ユーザが物体上のバーコード・シンボルに向けてバーコード・リーダをポイントする場合にシステムのシステム・コア層内で実行される基本動作を示す。係る動作は、IRデバイス・ドライバによる、フィールド内の物体の自動検出を有効にすること、及び入出力マネージャ・ソフトウェア・モジュールの目を覚まさせることを含む。図13Bに示すように、入出力マネージャは、次いで、物体を検出することに応じてイベント・ディスパッチャー・ソフトウェア・モジュールにSCORE_OBJECT_DETECT_ONイベントをポストする。次いで、図13Cに示すように、イベント・ディスパッチャー・ソフトウェア・モジュールは、アプリケーション層にSCORE_OBJECT_DETECT_ONイベントを渡す。
アプリケーション層でSCORE_OBJECT_DETECT_ONイベントを受信することにより、アプリケーション・イベント・マネージャは、狭領域(線形)照明アレイ27を起動する(図13Dに示す)イベント処理ルーチンを実行し(即ち、狭領域照明及び画像キャプチャ・モード中に)、そして提示モードが選択されたかどうか、及びシステム設定中にコード・ゲート・タスクまたは狭領域照明モードが有効にされたかどうかにより、このイベント処理ルーチンは、図13Jに記述した主タスク、図13Eに記述したコード・ゲート・タスク、または図13Mに記述した狭領域照明タスクのいずれかを実行する。図13Dのフローチャートに示すように、システム・イベント処理ルーチンは、提示モードが選択された(即ち、有効にされた)かどうかを決定することをまず含み、次いで、イベント処理ルーチンは、コード・ゲート・タスクまたは狭領域照明ルーチンが(主タスクにより)有効にされたかどうかを決定する。コード・ゲート・タスクが有効にされたならば、アプリケーション層は、コード・ゲート・タスクを開始する。狭領域照明タスクが有効にされたならば、アプリケーション層は、図示するように狭領域照明タスクを開始する。
図13Eに示すように、アプリケーション層は、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モードをまず起動することにより(即ち、CMOSセンサ・アレイ22の数個の中間行の画素を有効にすることのより)コード・ゲート・タスクを実行し、そしてバーコード・リーダのFOVの中心における狭画像を収集/キャプチャする。次いで、コード・ゲート・タスクは、選択されたシステム動作12番目のプログラマブル・モードによって有効にされたファインダー無し(No-Finder)モジュールを用いてキャプチャされた狭領域画像上で画像処理動作を実行する。画像処理方法がバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、コード・ゲート・タスクは、復号されたシンボル文字データをコード・ゲート・データ・バッファに保存する;そうでなければ、タスクは、コード・ゲート・データ・バッファをクリアし、そして画像収集が再発するタスクの主ブロックに戻る。
図13Fに示すように、コード・タスクを実行している間にユーザがバーコード・リーダのトリガ・スイッチ2Cを引くと、OS層のトリガ・スイッチ・ドライバは、システム・コア層の入出力マネージャを自動的に目覚めさせる。図13Gに示すように、入出力マネージャは、トリガ・デバイス・ドライバによって目覚めさせられたことに応じて、またシステム・コア層のイベント・ディスパッチャーにSCORE_TRIGGER_ONイベントをポスト(掲示)する。図13Hに示すように、イベント・ディスパッチャーは、次いで、アプリケーション層のアプリケーション・イベント・マネージャにSCORE_TRIGGER_ONイベントを渡す。図13I1及び図13I2に示すように、アプリケーション・イベント・マネージャは、システム・コア層のタスク・マネージャ内の処理ルーチン(トリガ・オン・イベント(Trigger On Event))を呼出すことによってSCORE_TRIGGER_ONイベントに応答する。
図13I1及び図13I2のフローチャートに示すように、ルーチンは、提示モード(Presentation Mode)(即ち、システム動作10番目のプログラムされたモード)が有効にされたかどうかを決定し、そうであれば、ルーチンが出る。ルーチンが提示モード(Presentation Mode)(即ち、システム動作10番目のプログラムされたモード)が有効にされていないということを決定したならば、それは、コード・ゲート・タスクか実行されているどうかを決定し、それが実行されているならば、それはコード・ゲート・タスクをまず取消しそしてマルチ-モード照明サブシステム14に関連付けられた狭領域照明アレイ27を停止し、その後、主タスクを実行する。しかしながら、ルーチンがコード・ゲート・タスクが実行されていないということを決定したならば、それは、狭領域照明タスクが実行されているかどうかを決定し、そしてそれが実行されていないならば、主タスクが開始される。しかしながら、狭領域照明タスクが実行されているならば、ルーチンは、狭領域照明光線をフル・パワー(全出力)まで増大しかつシステムの視野の中心の狭領域画像を収集し、そしてキャプチャされた狭領域画像のバーコードを読取ることを試みる。読取りの試みが成功したならば、復号された(シンボル文字)データは、復号データ・バッファに保存され、狭領域照明タスクが取消され、狭領域照明光線が停止され、そしてルーチンは、図示するように、主タスクを開始する。読取りの試みが不成功であったならば、ルーチンは、復号データ・バッファをクリアし、狭領域照明タスクが取消され、狭領域照明光線が停止され、そしてルーチンは、図示するように、主タスクを開始する。
図13Mに示すように、狭領域タスク・ルーチンは、再帰的方法で(例えば、コード・ゲート・タスクの実行中に生成されたフル・パワー狭領域照明光線と比較して典型的には半分以下のパワーで)システムの視野の中心に生成されかつ指向された狭領域照明光線を単に保持する無限ループ・ルーチンである。
図13Jに示すように、アプリケーション層により主タスクで実行される第1のステップは、コード・ゲート・データが現在利用可能である(即ち、復号データ・バッファに記憶されている)かどうかを決定することであり、係るデータが利用可能であるならば、主タスクは、図13Kに記述されたデータ出力点順を直接実行する。しかしながら、係るデータが現在利用可能ではないということを主タスクが決定したならば、それは、読取りタイムアウト・タイマー(Read TimeOut Timer)を始動して、読取りタイムアウト・タイマーによって許されたタイム・フレーム内で、検出された物体の広領域画像を収集する。特に、この広領域画像収集処理は、以下の動作、具体的には:(i)マルチ-モード照明サブシステム14の広領域照明モード及びCMOS画像形成及び検出モジュールの広領域キャプチャ・モードをまず起動すること;(ii)物体が(IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12による物体範囲測定を通して)FOVの近視野または遠視野部分に存在するかを決定すること;及び(iii)自動露光測定及び制御サブシステム15によって決定された強度及び持続時間における近視野照明アレイ28または遠視野照明アレイ29(または特別のプログラムされた場合において潜在的に28及び29の両方)のいずれかを用いてFOVの近視野または遠視野部分の物体を照明するために近視野または遠視野広領域照明アレイを起動すること;同時に(iv)詳細に上述した本発明の汎用露出制御方法に従ってCMOS画像感知アレイ22に画像形成された光の空間強度を感知すること、を実行することを含む。次いで、(自動またはオムニスキャン(並びここの開示されていない他の適格な代替復号アルゴリズム/処理)のような、ここに教示した他の画像処理ベース読取り方法をイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダのためにエンド・ユーザによってどのシステム動作のプログラムされたモードが選択されたされたにより用いることができるということが理解されるが)、主タスクは、動作の手動、ROI-特定または自動モードのいずれかを用いてキャプチャされた画像で画像処理動作を実行する。特に、図13Jに示した実施形態では、各画像収集/処理フレームの時間分は、そこの示した開始読取りタイムアウト・タイマー及び停止読取りタイムアウト・タイマー・ブロックによって設定され、かつシステム動作12番目のプログラムされたモード内で、主タスクは、トリガ・スイッチ2Cがオペレータによって手動で押し下げられかつ単一のバーコードがまだ読取られていない限りは、単一のバーコード・シンボルを読取るために繰返された(即ち、複数の)試みを支持する。次いで、(単一の)バーコード・シンボルを成功裏に読取ることにより、主タスクは、データ出力手順を実行する。特に、バーコード・シンボルを読取ることにおける単一の試みが有効にされる、システム動作の他のプログラムされたモードにおいて、主タスクは、係るシステム挙動を支持するために適宜変更される。係る場合には、代替的に命名された主タスク(例えば、主タスク2番目)は、実行時間中に要求されたシステム挙動を有効にするために実行される。
また、主タスク中に異なる種類のシンボル読取り方法のいくつかを有効にしかつ利用し、かつコード・ゲート・タスク中に狭領域画像を処理すると同時に、及び/又は主タスクで実行されている画像収集/処理フレームまたはサイクルの一つの間中にキャプチャされた広領域画像の前処理と同時に、得られた計算結果に基づき特定の読取り方法を適用することが可能であるということもこの際指摘すべきである。ここで行われる主要な点は、G画像処理ベース・バーコード読取り方法の選択及び応用(アプリケーション)がキャプチャされた画像の構造内に表されたグラフィカル・インテリジェンスについて学習した情報に応じて、マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内で利用可能な異なるモードの選択的起動を通して発生するのが好ましく、かつ係るダイナミックが高度画像処理システム、音声認識システム、等で一般的に用いられるダイナミック適応学習の原理に従って発生すべきであるということである。この一般的なアプローチは、バーコード読取りの許された方法が、リアルタイムに基づきキャプチャされた画像で発見された検出された条件に応じてではなく、エンド・ユーザによって選択される静的に定義されたモードに基づき予め選択されるような、従来技術のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダで用いられるアプローチとは好対照である。
図13Kに示すように、主タスクでコールされる、データ出力手順によって実行される第1のステップは、主タスクによって生成されたシンボル文字データがバーコード・リーダをプログラムするためかしないためかを決定することを含む。データがバーコード・シンボル・リーダをプログラムするためではないならば、データ出力手順は、バーコード・リーダ・システム構成によりデータを送り出し、そしてオペレータへの適当な視覚及び音声指示を生成し、そして手順を出る。データがバーコード・シンボル・リーダをプログラムするためであるならば、データ出力手順は、バーコード・リーダ構成(ファイル)構造の適当な構成素子をセットし、そして不揮発性RAM(例えば、NOVRAM)にバーコード・リーダ構成パラメータを保存する。次いで、データ出力手順は、バーコード・シンボル・リーダを再構成し、そしてオペレータに適当な視覚及び音声指示を生成し、そして手順を出る。図13Lに示すように、復号されたデータは、システム・コア層の入出力モジュールからシステムのLinux(リナックス)・OS(オペレーティング・システム)層内のデバイス・ドライバに送信される。
バーコード・シンボル・リーダのCMOS画像感知アレイで鏡面形反射を実質的に低減する方法で広領域照明により物体を照明するように主タスクシステム制御ルーチン中に用いる広領域照明制御方法
図13N1〜図13N3を参照して、本発明による、鏡面反射なしで物体を照明する方法を、ここで詳細に説明する。この制御ルーチンは、図13Jに示す、主タスク・ルーチンの広領域画像ステップの収集中にコールすることができる。
図13N1のステップAに示すように、照明制御方法の第1のステップは、CMOS画像感知アレイ22がバーコード・シンボル読取りシステム内で各照明及びイメージング・サイクルを開始する前に露光される周囲光レベルを測定するために自動露光測定及び照明制御サブシステム15を用いることを含む。
ステップBに示すように、照明制御方法は、システムの視野(FOV)の近視野部分または遠視野部分のいずれかにおける物体の存在及び範囲を測定するために自動IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12用いることを含む。
ステップCに示すように、照明制御方法は、近視野広領域照明アレイ28または遠視野広領域照明アレイ29のいずれかに関連付けられた上部及び下部LED照明サブシステムの両方を駆動するために検出された範囲及び測定された露光レベルを用いることを含む。
ステップDに示すように、照明制御方法は、ステップC中に生成された照明フィールドを用いてCMOS画像感知アレイ22で広領域画像をキャプチャすることを含む。
ステップEに示すように、照明制御方法は、鏡面反射条件を示す、キャプチャされた広領域画像における高空間強度レベルの発生を検出するためにステップD中にキャプチャされた広領域画像を迅速に処理することを含む。
ステップFに示すように、照明制御方法は、鏡面反射条件が処理された広領域画像で検出されるかどうかを決定し、そうであれば、近視野または遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた上部LED照明サブアレイだけを駆動することを含む。また、鏡面反射条件が処理された広領域画像で検出されなかったならば、検出された範囲及び測定された露光レベルが近視野または遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた上部及び下部LEDサブアレイの両方を駆動するために用いられる。
ステップGに示すように、照明制御方法は、ステップF中に生成された照明フィールドを用いてCMOS画像感知アレイ22で広領域画像をキャプチャすることを含む。
ステップHに示すように、照明制御方法は、鏡面反射条件を示す、キャプチャされた広領域画像の高空間強度レベルの発生を検出するためにステップG中にキャプチャされた高領域画像を迅速に処理することを含む。
ステップIに示すように、照明制御方法は、鏡面反射条件が処理された広領域画像でまだ検出されるかどうかを決定し、かつそうであれば、近視野又は遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた他のLEDサブアレイを駆動することを含む。鏡面反射条件が処理された広領域画像で検出されなかったならば、検出された範囲及び測定された露光レベルは、近視野広領域照明アレイ28又は遠視野広領域照明アレイ29のいずれかに関連付けられた(ステップCにおけるように)同じLED照明サブアレイを駆動するために用いられる。
ステップJに示すように、照明制御方法は、ステップI中に生成された照明フィールドを用いてCMOS画像感知アレイで広領域画像をキャプチャすることを含む。
ステップKに示すように、照明制御方法は、キャプチャされた広領域画像の高空間強度レベルの欠落を検出するためにステップJ中にキャプチャされた高領域画像を迅速に処理し、先に検出された鏡面反射条件の削除を確認することを含む。
ステップLに示すように、照明制御方法は、ステップKにおいて処理された広領域画像で鏡面反射条件が検出されなかったかどうかを決定し、かつ検出されなかったならば、広領域画像は、マルチ-モード画像処理バーコード読取りサブシステム17に対して選択されたモードを用いて処理される。処理された広領域画像で鏡面反射条件がまだ検出されるならば、制御処理は、ステップAに戻り、上述したように、ステップAからステップKを繰返す。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル画像ベース・バーコード読取り装置内に採用されたマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって支持されるシンボロジー及びモードの仕様
図14は、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内に採用されたマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17によって支持される様々なバーコード・シンボロジーを一覧表に示す(リストする)。そこに示したように、これらのバーコード・シンボロジーは、Code 128; Code 39; I2 of I5; Code 93; Codabar; UPC/EAN; Telepen; UK-Plessey; Trioptic; Matrix 2 of 5; Ariline 2 of 5; Straight 2 of 5; MSI-Plessey; Code 11;及びPDF 417を含む。
本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムにおける動作の様々なモードの仕様
図15に示すように、実施形態のマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、動作の5つの主要モード、具体的には:動作の自動モード;動作の手動モード;動作のROI-特定モード;動作のファインダー無しモード;及び動作のオムニスキャン(Omniscan)・モード、を支持する。ここに詳細に説明するように、本発明の画像処理ベース・バーコード読取り処理の寿命中にこれら動作のモードの様々な組合せを用いることができる。
図16は、(i)図13Eに示したREAD BAR CODE(S) IN CAPTURED NARROW-AREA IMAGE(キャプチャされた狭領域画像のバーコードを読取る)と称されるブロックのコード・ゲート・タスク・ソフトウェア・モジュール、又は(ii)図13jに示した“READ BAR CODE(S) IN CAPTURED WIDE-AREA IMAGE”(キャプチャされた広領域画像のバーコードを読取る)と称されるブロックの主タスク・ソフトウェア・モジュールのいずれかから一度コールされた、“マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム17”と称されるソフトウェア・サブ-アプリケーションをセットアップしかつクリーニング・アップすることを含む。
マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの自動モード
その動作の自動モードにおいて、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、増分する方法でその中に表された一つ異常のバーコードをサーチし、かつ画像全体が処理されるまでサーチすることを継続するように、その完全なバッファリングの前に、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを処理することを自動的に開始するように設定されている。
画像ベース処理のこのモードは、画像内に存在しうるバーコードの、位置、または配向、または数に関する予備知識が利用可能でない場合にバーコード位置決め及び読取りを有効にする。動作のこのモードでは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、最上部左角から処理することを開始しそれが低部右角に到達するまで継続し、それがそれらに遭遇するときに潜在的なバーコードを読取る。
マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの手動モード
その動作の手動モードでは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、ユーザがバーコード・リーダの照準を定める画像の中心またはスウィープ・スポットから開始して、その中に表された少なくとも一つのバーコード・シンボルをサーチする(即ち、見出す)ように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理するように設定されている。自動モードとは異なり、これは、抽出された画像特徴データのフレームまたはブロックを通して螺旋的な方法でサーチし、そしてそれにマークを付けかつバーコード・シンボルが画像データのキャプチャされたフレーム内で認識される/読取られるまで対応する生デジタル画像データを画像処理することによって行われる。
画像処理のこのモードは、画像内に存在することができる最大数のバーコードが予め知られている場合でかつ主なバーコードの部分が画像の中心の近くに空間位置の高い確率を有する場合にバーコード位置決め及び読取りを有効にする。マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、矩形ストリップに沿って、中心から徐々に離れるように中心から画像を処理することを開始して、かつ画像全体が処理されるか又はプログラムされた最大数のバーコードが読取られるまで継続する。
マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのROI-特定モード
その動作のROI-特定モードでは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内の先に動作のモード中に収集した座標によって特定された、キャプチャされた画像の興味領域(ROI)から開始して、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理するように設定されている。手動モードとは異なり、これは、動作の先のファインダー無しモード、自動モード、又はOmniスキャン・モードのいずれかの間中に導き出された受信したROI-特定座標を分析することによって行われ、そして画像特徴データを処理することが直ぐに開始され、かつバーコード・シンボルが画像データのキャプチャされたフレーム内で認識される/読取られるまで対応する生デジタル画像データを画像-処理する。それゆえに、典型的には、ROI-特定モードがマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17の他のモードと共に用いられる。
画像処理のこのモードは、画像内に存在しうる最大数のバーコードが予め知られている場合及び主要バーコードの部分が画像の特定されたROIの近くに空間位置の高い確率を有する場合にバーコード位置決め及び読取りを有効にする。マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、これらの最初に特定された画像座標から画像を処理することを開始し、そしてROI特定領域から螺旋的な方法で漸次的に離れるように、そして画像全体が処理されるかまたはプログラムされた最大数のバーコードが読取られるまで継続する。
マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード
その動作のファインダー無しモードにおいて、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、自動、手動及びROI特定モードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域(線形)フレームを自動的に処理するように設定されている。
このモードは、画像が、その部分が画像の中心に近い空間位置の高い可能性を有しかつバーコードが水平軸に対して零度に配向されたことが知られている場合に、最大で一つの(一次元)バーコード・シンボルを含むということが、予め、知られている場合にバーコード読取りを有効にする。特に、これは、バーコード・リーダが、バーコード・シンボル・リーダが読取られるバーコード・シンボルで手動的にポイントされる、動作のハンド・ヘルド・モードに用いられる典型的な場合である。このモードでは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、画像の中心で開始し、全てのバーコード位置合せステップをスキップし、かつ水平軸に対して零(0)度及び180度で画像をフィルタする:濾過作用ステップによって生成された“バー-アンド-スペース-カウント”データを用いて、それは、潜在的なバーコード・シンボルを読取る。
マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのOmni-スキャン・モード
その動作のOmniスキャン・モードでは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、処理された画像に表された単一のバーコード・シンボルを読取るように、自動、手動及びROI-特定モードで用いられる特徴抽出及びマーキング動作なしで、一つ以上の所定の仮想スキャン・ライン配向に沿ってデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理するように設定されている。
このモードは、その部分が画像の中心に近い空間位置の高い確率を有するが、しかしあらゆる方向に配向されうる、画像が最大で一つ(1次元)のバーコードを含むということが、先に、知られている場合にバーコード読取りを有効にする。マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、画像の中心で開始し、全てのバーコード位置合せステップをスキップし、異なる開始画素位置におけるかつ異なるスキャン・アングルの画像をフィルタする。濾過作用ステップによって生成されたバー-アンド-スペース-カウント・データを用いて、Omniモードは、可能性があるバーコード・シンボルを読取る。
その動作の自動モード中に動作された本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図17Aに示すように、その動さの自動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行された画像処理方法は、以下の主要な動作のステップを具備する、具体的には:(1)処理の第1のステージは、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチすること(即ち、見付けること)、低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、空間派生ベースの画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトル(Fv)を生成すること、高変調の領域に対して特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けること、(2)処理の第2のステージは、バーコード配向を計算し、かつROIとしてバーコードの3つのコーナーにマークを付けることを含む、そして(3)処理の第3のステージは、バーコード画像データをトラバースすることによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること、特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像データの零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む。
以下に説明するように、動作の自動モードに含まれた画像処理のこれら3つ(3)のステージは、4つの主な処理ブロック(即ち、モジュール)、具体的には:図2A2に示しかつ以下に詳述する、トラッカー・モジュール(Tracker Module)100、ファイダー・モジュール(Finder Module)101、マーカー・モジュール(Marker Module)102、及びデコーダ・モジュール(Decoder Module)103に更に分割(再分割)することができる。マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17の自動モードが呼出される場合、これら4つの処理ブロック(即ち、モジュール)は、画像全体の矩形副領域が呼出し毎に処理できるように、順次かつ任意で、増分的に実行される。
その動作の自動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内での画像ベース処理の第1のステージ
その動作の自動モード中に、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17における処理の第1のステージは、(i)図18Aに示すように、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度G画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチすること(即ち、見付けること);(ii)図18Bに示すように、パッケージ・ラベルの低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること;(iii)勾配ベクトル、エッジ密度量、並行エッジ・ベクトルの数、エドゲル(edgels)のセントロイド、強度変化、及び低解画像度からキャプチャされた強度のヒストグラムを用いて図18Cに示すように、低解画像度画像データの各ブロックに対する特徴ベクトルを生成すること、(iv)図18Dに示すように(空間派生ベース画像処理技法を用いて)高変調、高エッジ密度、多数の並行エッジ・ベクトル及び大きな強度変化の検出によって並行線に対する領域に対する特徴ベクトルを検査すること;及び(v)ROIsにマークを付けること、を具備する。一般に、この処理のステージは、全デジタル画像データ・フレームの全てのラインがメモリにバッファされる前に開始され、かつ読取り処理を始めることができる前にメモリにバッファされるべき所与の(第1の)特徴ブロックにおける行の数だけを典型的に必要とする。
トラッカー・モジュールの詳細の仕様
図17BのブロックA、B、C、C1及びXXに示すように、トラッカー・モジュール100の第1の呼出しは、ファインダ・モジュール101、マーケット・モジュール102、及びデコーダ・モジュール103サブコンポーネントをそれらの初期状態にリセットする(ブロックAのように);それは、特徴ベクトル・アレイFv(ブロックDで)及び興味領域(ROI)の数をリセットする。全ての後続の呼出しは、3つのブロックのそれぞれの最大処理ライン数を画像の現行y次元(current y-dimension)にセットする。トラッカー・モジュールは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムを中止することまたは休止することを容易にするために又は作動中にパラメータを変更するために任意のコールバック機能(ポーズ・チェッカー)を呼出す。
ファインダ・モジュールの詳細な仕様
図17BのブロックD〜Yに示すように、ファインダ・モジュール101(処理ブロック)は、画像を、それぞれがそれに関連付けられた特徴ベクトル・アレイ(Fv)素子を有する、N×Nブロックに分割する。Fv素子は、その画像ブロック内の並行線の存在の高い可能性を識別する一組の数字を包含する。ブロックD〜Yに示すように、ファインダ・モジュール101は、より低い空間解画像度で画像を処理する;それは、選択された線のそれぞれの内のn番目毎の線及びn番目毎の画素を処理し、それによりnでダウン-サンプルされた(down-sampled-by-n)最初の画像で計算を実行する。各選択された線に対してそれは、以下の計算をする:
Figure 2007521575
ここでI(x,y)=画素位置(x,y)におけるグレー値であり、かつ
x=供給された(副)画像のx-次元である。
Figure 2007521575
がプログラマブル“バックグラウンドしきい値”を超えるならば、画像線yは、フォアグラウンド線として宣言されかつファインダ・モジュールによって更に処理される。画素は、そのグレー値が一定のしきい値以下ならばバックグラウンド画素として宣言される。ファインダ・モジュールは、最も左の画素から開始しフォアグラウンド線上を右に横断し、ブロックGでその強度(グレー値)がプログラマブル・バックグラウンドしきい値を超える第1の画素を見付け、かつ線の左-エッジ(xl)としてそれにマークを付ける。ブロックHで、ファインダ・モジュールは、最も右の画素から開始して、フォアグラウンド線上を左方向へ横断し、同じ方法を用いて右-エッジ(xr)を決定する。フォアグラウンド線yに対してファインダ・モジュールは、ブロックIで以下の計算をする:
Figure 2007521575
Figure 2007521575
がブロックJでしきい値を超えるならば、ファインダ・モジュールは、エッジ素子またはedgelとして画素(x,y)にマークを付ける。edgel(x,y)に対応しているエッジ-ベクトルの方向及び大きさを見付けるために、ファインダ・モジュールは、ブロックKで以下の計算をする:
Figure 2007521575
Figure 2007521575
Figure 2007521575
Figure 2007521575
Figure 2007521575
は、オペレータによって以下のように与えられる:
Figure 2007521575
ブロックMで、ファインダ・モジュールは、以下のものでedgel(x,y)が属するFvブロックを更新する:
Figure 2007521575
ここで、
Figure 2007521575
のエッジ強度、及び
n=Fvブロックiの内側のedgelの数
Figure 2007521575

Figure 2007521575

Figure 2007521575
Figure 2007521575
ここで(xj,j)は、edgelsの座標である
Figure 2007521575
ここで
Figure 2007521575
ブロックNで、ファインダ・モジュールは、現行画像セクションの全ての線を通過し(読み)かつ上記特徴を用いてFvアレイを満たす(populates)。ブロックO〜Uで、ファインダ・モジュールは、全ての線が処理されたかどうかを確かめる。
ブロックVで、ファインダ・モジュールは、Fvブロック内で並行線の存在を強力にポイントする特徴に対して各Fvアレイ素子を検査する。ブロックWで、edgelの数がしきい値を超え、edgel方向アレイ素子の少なくとも一つがしきい値を超えた場合に興味があるFvが興味領域(ROI)の部分であるとして宣言され、そして
Figure 2007521575
特に、ブロックC、E、及びTで、ファインダ・モジュールは、スキャニング・アプリケーションに制御を行わせるためにポーズ・チェッカー(Pause Checker)コールバック機能を呼出す。
その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の画像ベース処理の第2のステージ
動作の自動モード中、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17における処理の第2のステージは、(i)並行線に対する特徴ベクトルを分析することによってバーコード配向を計算すること、及び(ii)x、y座標により、ROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む。
図18E及び図18Fは、その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内での処理の第2のマーキング・ステージ中の、バーコード配向を計算することを示し、各特徴ベクトル・ブロック内で、バーコードを表しているスキャン・ライン・データが異なる角度でトラバースされ(即ち、スライスされ)、スライスは、“最小二乗誤差”に基づき互いに一致され、正しい配向は、バーコードの全てのスライスを通して最小二乗誤差感知と一致するその角度であるべく決定される。
図18Gは、その動作の自動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内での処理の第2のマーキング・ステージ中の、検出されたバーコード・シンボルの4つのコーナーのマーキングを示す。処理のこのステージ中に、係るマーキング動作は、パーセルの完全高解画像度画像で実行され、バーコードは、ブロックの中心から開始していずれかの方向に横断され、変調の程度(大きさ)は、強度変化を用いて検出され、かつバーコードの4つのコーナーのx、y座標(画素)は、1及び2から開始してかつバーコード配向に垂直に移動することにより検出され、高解画像度画像内のバーコード・シンボルの検出された4つのコーナーによりROIを結果として定義する。
マーカー・モジュールの詳細な仕様
図2A2に示すマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内で、図17BのブロックZ〜ブロックKKで示されたマーカー・モジュールは、ファインダ・モジュールに取って代わり、かつROIの完全な大きさ(程度)を決定すべく各ROIを検査する。次いで、ファインダ・モジュールは、ROIのセントロイドの位置をチェックしかつそれをメモリの累積された画像のライン番号と比較する。
Figure 2007521575
L=マルチ−モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムひ提示されたバーコードの(画素での)最大長さ
y=累積画像のy-次元
不等式(12)が保持されるならば、マーカー・モジュールは、画像のy-次元が不等が保持しないようになるまでこのROIに対する計算を延期する。マーカー・モジュールがROIを処理することを継続する場合、それは、以下を計算することによって、バーコードの部分で潜在的にありうる並行線の配向をまず決定する:
Figure 2007521575

Figure 2007521575

Figure 2007521575

Figure 2007521575
Figure 2007521575
Figure 2007521575
最小E(β)をもたらす角度θは、並行線の実際の配向角度の密接近似(close approximation)であるものと仮定される。
並行線の正しい配向を計算することにより、マーカー・モジュールは、線の配向の方向に並びにそれに対して180度で(例えば、1<N<10であるような、N×N画素のスポット・サイズ・ウィンドウを用いて)画像をトラバースする(即ち、スキャンする)ことによってROIの近傍における並行線の最も狭い幅及び最も広い幅を計算する。全ての角度測定は、水平軸に対して時計方向であるということに注目すべきである。式(14)は、β=θ,θ+180でトラバース式(traversal equation)を特定する。線の幅を計算するために用いられた方法の詳細は、デコーダ・モジュールのセクションで詳細に説明される。
マーカー・モジュールは、バーコード・シンボロジーに対して許容可能な最小クワイエット・ゾーン(静穏帯)を密接に近似する画素計数(n)を決定するために最も狭い素子及び最も広い素子を用いる。それは、次いで、式(14)を用いて再び画像を横断しかつ次の式を計算する:
Figure 2007521575
ここでmi=画素iで始まるn画素の組の平均
i=画素Iで始まるn画素の組の分散
Figure 2007521575
がしきい値よりも小さいならば、マーカー・モジュールは、並行線のグループが(θ+180方向に対してと同様に)画素iで終了するものという仮定を行う。画素iから開始して式(15)及び例えばN×N画素(例えば、1<N<10)のスポット・サイズ・ウィンドウを用いて画像を横断し、かつ潜在的バーコードの四辺形の境界を近似(概算)する4つのコーナーが決定される式(16)におけるような同様な計算を実行する。上記方法の絵的表現は、“ステップ6:ROIsにマークを付ける:バーコードの4つのコーナーにマークを付ける”と称される図に見出すことができる。
マーカー・モジュールは、次いで、潜在的なバーコードの四辺形の境界を包囲する(取り囲む)全てのFvブロックに現行のROI識別子でマークを付ける;異なる識別子を有する一つ以上のROIsが既に存在するならば、マーカー・モジュールは、他のものを完全に包囲するそのROIをピックする(選ぶ)。古いROIsは、それらが現行のROI内に完全に取り囲まれない場合に限り保持される。
また、マーカー・モジュールは、バーコード読取りアプリケーション(実行中)に制御を行わせるためにポーズ・チェッカー(Pause Checker)を頻繁に呼出す。
その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の画像ベース処理の第3のステージ
処理の第3のステージは、バーコードを横断しかつ特徴ベクトルを更新することによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及びバー及びスペース・パターンを復号することを含む。
図18Hは、その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第3のステージ中の特徴ベクトルを更新することを示す。処理のこのステージ中に、(例えばN×N画素(例えば、1<N<10)のスポット・サイズ・ウィンドウを用いて)バーコードをトラバースする間に特徴ベクトルFvのヒストグラム成分が更新され、黒色-白色間遷移(black-to-white transition)の推定が計算され、かつバーコードの狭い素子及び広い素子の推定もまた計算される。
図18Iは、その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内の処理の第3のステージ中の零交叉に対するサーチを示す。処理のこのステージ中、高解画像度バーコード画像は、バーコード配向に垂直な方向にメジアンフィルタされ、二次導関数零交叉は、エッジ交叉を定義し、零交叉データは、エッジ遷移を検出するためだけに用いられ、かつ黒/白遷移推定は、図式的に示されるように、上部及び下部境界(バウンド)をバー及びスペース・グレー・レベルの方に向けて置くために用いられる。
図18Jは、その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内の処理の第3のステージ中のバー及びスペース・パターンを生成すること示す。処理のこのステージ中、エッジ遷移は、ランプ関数としてモデル化され、エッジ遷移は、1画素幅であるように仮定され、エッジ遷移位置は、副画素レベルで決定され、そしてバー及びスペース・パターン計数は、エッジ遷移データを用いて寄せ集められる。
図18Kは、その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17内の処理の第3のステージ中の復号バー及びスペース・パターンを生成すること示す。処理のこのステージ中、バー及びスペース・データは、境界でフレームされ、かつバー及びスペース・データは、既存のレーザ・スキャニング・バーコード・復号アルゴリズムを用いて復号される。
デコーダ・モジュールの詳細な仕様
図17BのブロックLL〜AAAに示されるように、デコーダ・モジュールは、マーカー・モジュールに取って代わりかつマーカー・モジュールによって先に定義された各ROIを検査する。各ROIに対して、デコーダ・モジュールは、(可能なクワイエット・ゾーンの方向に向けて)潜在的なバーコードのより長い端(より高い先端)を計算するために四角形境界座標{x,y}を用いる。次いで、デコーダ・モジュールは、以下のように可能なスキャン・ラインの最大数を計算する:
Figure 2007521575
ここでD=より長い端の長さ、そしてn=スキャン・ライン毎の画素オフセットである。
特に、パラメータn(即ち、スキャン・ライン毎の画素オフセット)は、どの位遠くまでデコーダ・モジュールが(先の仮想スキャン方向に並行な)その仮想スキャン方向を上方へ移動するかを表しかつ各画像処理サイクル中に画像を処理する。キャプチャされた画像がある程度の雑音(及びバーコード・シンボルを復号できない場合に確実により大きなレベル)によって破損されるように、デコーダ・モジュールは、成功裏の復号を結果としてもたらさなかったスキャン・データの先のラインから可能な限り遠くに離れて配置(位置決め)されるスキャン・データのライン上でその次の処理サイクルを実行することが必要であるが、しかし同時に、デコーダ・モジュールは、多くのバーコード・シンボロジーに与えられている固有の雑音排除性特徴を有効に使うべきである。そこで、本発明によれば、スキャン・ライン毎の画素オフセット変数nは、ほとんどの従来技術のシステムにおけるように、任意に選択されないで、それよりも、慎重に(i)考慮中であるROIの最大画素高さ(長さ)を決定し、かつ(ii)ROIのこの最大画素高さをROIの最大画素高さに比例する多数の画素オフセット距離に分割することによって決定される。好適な実施形態では、画像処理の後続のサイクルに対してROIを分割できるスキャン・ラインのシーケンスの数、それゆえにスキャン・ライン毎の画素オフセットを定義することは、は、式:f(m,n)=(2m−1)/2n-1によって記述され、ここでn=1、2、、Nであり、かつ1<m<2n-1である。
デコーダ・モジュールは、式(14)を用いて潜在的なバーコードを横断しかつ一次及び二次導関数に対する概算(近似式)を計算する:
Figure 2007521575

Figure 2007521575
ここで
Figure 2007521575

Figure 2007521575

Figure 2007521575

Figure 2007521575

Figure 2007521575
及び(xj,yj)は、式(15)によって関係付けられる。
デコーダ・モジュールは、
Figure 2007521575
の零交叉を検査しかつ
Figure 2007521575
ここで、T=最小導関数マグニチュードしきい値である、
ならば、デコーダ・モジュールは、“スペースからバーへの遷移”が発生したという結論に達する。
もし:
Figure 2007521575
ならば、デコーダ・モジュールは、“バーからスペースへの遷移”が発生したという結論に達する。
デコーダ・モジュールは、隣接するバー/スペース遷移の画素位置における差を取りかつ潜在的なバーコードの各素子の幅を決定するためにそれを(I''iを用いて見出した)バー-スペース/スペース-バー遷移の補間中間点に加算する。これは、最も狭い並行線及び最も広い並行線の幅を計算するためにマーカー・モジュールによって用いられたものと同じ方法である。
各スキャン-ラインに対する“バー-及び-スペース-計数”データを計算して、デコーダ・モジュールは、図18Kに示されるように、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内に支持された、異なる(そして別々に有効にされる)シンボロジー-デコーダを呼出す。1-次元またはある2-次元シンボロジー(PDF417のような)である、各シンボロジー・デコーダは、潜在的なバーコード・シンボルを復号しようとする前に正しい数のバー及びスペースそしてまた正しい開始/停止パターンの存在を検出する。
デコーダ・モジュールが現行の“スキャン-ライン・データ”を用いて復号するならば、それは、全ての他のスキャン・ラインをスキップする。デコーダ・モジュールがスタック・シンボロジーを検出するならば、それは、より多くのスキャン-ライン・データを集結することを継続する。復号することに失敗したならば、デコーダ・モジュールは、スキャン-ライン角度(バーコード配向角度)を徐々に調整しかつ処理を繰返す。また、デコーダ・モジュールは、スキャン-ライン・データを収集する処理において、破損したかまたは不完全に表されたバーコードを通して読取るために一つのスキャン-ラインからのバー-及び-スペース・データを隣接するスキャン-ラインのものと相関させる。デコーダ・モジュールによって復号される全てのバーコードに対して、復号された結果を保存するためにコールバック機能が呼出される。デコーダ・モジュールは、スキャニング・アプリケーションに制御を任せるために頻繁にポーズ・チェッカー・コールバック機能をコールする。
その自動モードで、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、画像全体に対して、そして任意で漸次収集した画像に対して、この処理全体を繰返す。
その動作の手動モード中に動作された本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図19Aは、その動作の手動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される処理に含まれるステップ(段階)を示す。この動作の手動モード中に、処理の第1のステージは、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチしかつ見付けること、低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、及び空間派生ベース画像処理技法を用いて中間部ロックに対する特徴ベクトルを生成することを含む。そして、処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けかつ(螺旋的な方法で)中間ブロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向(方位)を計算しかつROIとしてバーコードの4つのコーナーに結果としてマークを付けることを含み、そして(3)処理の第3のステージは、バーコードをトラバースすることによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること、特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及びバー及びスペース・パターンを復号することを含む。
自動モードのように、これら動作の手動モードにおける画像処理の3つ(3)のステージは、4つの主な処理ブロック(即ち、モジュール)、具体的には:詳細が上述された、トラッカー・モジュール、ファインダ・モジュール、マーカー・モジュール、及びデコーダ・モジュール、に再分割することができる。マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17の手動モードが呼出された場合には、これら4つの処理ブロック(即ち、モジュール)は、画像全体の矩形副領域を呼出し毎に処理できるように、順次にかつ任意で、増分的に実行される。
図19Bは、その動作の手動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17によって実行される復号処理に含まれるステップ(段階)を示す。ブロックAで示すように、アプリケーション層の主タスクまたはコード・ゲート・タスクは、中心特徴ベクトルが関連付けられる、キャプチャされた画像データの中心ブロックの中心座標を見付けるためにトラッカー・モジュールを呼出す。この画像データの中心ブロックは、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダによってキャプチャされた画像フレームの中心部分に沿って配置された画像画素に関連付けられている。このステップは、トラッカー・モジュール、ファインダ・モジュール、マーカー・モジュール、及びデコーダ・モジュール・サブコンポーネントをそれらの初期状態にリセットすることを含む;それは、特徴ベクトル・アレイ及び興味領域(ROI)の数をリセットする。図19Bのフローチャートには示されていないが、トラッカー・モジュールは、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17を中止することまたは中断することを容易にするかまたは作動中のパラメータを変更するために制御フロー内の様々な場所で任意のコールバック機能(ポーズ・チェッカー)を呼出す。
図19BのブロックBで示されているように、ファインダ・モジュールが呼出されかつキャプチャされた画像が、それぞれがそれに関連付けられた特徴ベクトル(Fv)アレイ素子を有する、N×Nブロックに再分割される。Fv素子は、その画像ブロック内の並列線の存在の強力な可能性を識別する一組の数字を包含する。上述したように、ファインダ・モジュールは、低空間解画像度で画像を処理する;具体的には、それは、選択された線のそれぞれの内のn番目毎のライン及びn番目毎の画素を処理し、それによりnによりダウン-サンプルされた最初の画像上で計算を実行する。各選択されたラインに対してそれは計算する。ブロックCでは、サブシステム17は、(完全なバーコード・シンボルの境界となっている)ROIが見出したかどうかを決定し、見出したならば、マーカー・モジュールを呼出す。次いで、ブロックEで、サブシステム17は、ROIがマーカー・モジュールによってマークを付けられたかどうかを決定し、マークを付けられたならば、デコーダ・モジュールが呼出され、そしてROIが処理される。バーコード・シンボルがブロックGでROI内で読取られたならば、ブロックHでサブシステム17は、実際の復号サイクルの数が必要な復号サイクルの数に等しいかどうかを決定する。等しければ、サブシステム17の動作の手動モードが停止され、かつフローがアプリケーション層に戻る。
図19BのブロックCでサブシステム17がROIが見付からないということを決定したならば、サブシステムは、ブロックIに進む。サブシステムが全ての特徴ベクトルがまだ検査されていないということを決定したならば、サブシステムは、ブロックJに進み、ブロックJは、画像画素データ・セットを通る螺旋的経路の軌跡に沿って、中心特徴ベクトルに最も近い次の特徴ベクトルに分析を進める。次いで、ブロックBで、サブシステムは、この次の特徴ベクトル上で動作するためにファインダ・モジュールを再び呼出す。
ブロックGで、サブシステムが、デコーダ・モジュールがROIのバーコード・シンボルを成功裏に復号しないということを決定したならば、それは、ブロックIに進みかつ全ての特徴ベクトルが検査されていないかどうかを決定する。
サブシステム17は、単一のバーコード・シンボルがROI内で読取られるまで図19Bのフローチャートによって特定された動作のモードで動作する。ファインダ・モジュールの各インスタンスは、ブロックBで見付けることができかつブロックGで成功裏に復号することができるバーコード・シンボルを包含しているROIを見付けるために別のブロックの(別の特徴ベクトルに対応している)画素データの分析を含む。画素データのブロックの逐次分析は、図19BのブロックAで決定された、中央開始点の回りの螺旋的パターンをフォローする。特に、動作の手動モード中に、サブシステムは、動作の自動モードに関連して上述した画像処理技法を利用する。
動作の自動モードに対する動作の手動モードの主な利点は、手動モードは、ユーザが読取られるバーコード・シンボルにバーコード・リーダをポイントする(向ける)場合、手動モードのバーコード・リーダは、キャプチャされた画像データの上部最左ブロックから開始してキャプチャされた画像全体を実質的にスキャンしかつ処理する自動モードと比較して、画像を収集しかつ非常に素早い方法でバーコード・シンボルを包含しているROI内の画素データを処理する可能性が高く、特に、ハンド-ヘルド・バーコード読取りアプリケーションにおいてより速い応答時間を確実にするということである。
その動作のファインダ無し(NoFinder)モード中に動作された本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図20Aは、その動作のファインダ無し(NoFinder)モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理が、動作の自動、手動及びROI-特定モードとは異なり、画像処理の単一のステージを実質的に含むことを示す。このファインダ無し(NoFinder)モード中、サブシステム17は、トラッカー・モジュール、ファインダ・モジュール又はマーカー・モジュールを採用せず、(i)その中間から開始して、一度にスキャン・データの一つのラインだけ、バーコード・リーダによってキャプチャされた狭領域高解画像度画像を直接処理し、(ii)フィルタされた画像の零交叉を検査し、(iii)それからバー及びスペース・パターンを生成し、そして(iv)通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号するためにデコーダ・モジュールだけを代わりに呼出す。読取り処理が成功しなかったならば、サブシステム17は、キャプチャされた狭領域画像の画素高さと見なされるROIの一定の最大高さを仮定して計算される画素オフセットnから開始して、キャプチャされた狭領域画像内のスキャン・データの別のラインをトラバースする。
図20Bは、その動作のファインダー無し(NoFinder)モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17によって実行される画像処理方法に含まれるステップを示す。図20BのブロックAで示されるように、サブシステム17は、キャプチャされた狭領域画像の中心画素をまず見出す(即ち、計算する)。そして、ブロックBで、サブシステム17は、デコーダ・モジュールを呼出しかつ計算した中心画素を用いてデコーダ・モジュールを設定する。デコーダ・モジュール内で、サブブロックB1〜B8は、次いで図20Aに示すように実行される。ブロックB1に示すように、デコーダ・モジュールは、計算された中心点から開始して、(例えば、N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)水平方向にかつ西方向に画像をスキャンし、そしてバーコードにおける第1の境界が見出されたかどうかを決定するためにスキャンした画像データを処理する。特に、この仮想スキャニング処理は、画像バッファにおけるスポット−サイズ・ウィンドウ及び画素データの数学的コンボリューション(畳み込み)として実現される。ブロックB2で第1の境界が見出されたならば、計算された中心点からもう一度開始して、ブロックB3でデコーダ・モジュールは、(例えば、N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)水平方向にかつ東方向に画像をスキャンし、そして、ブロックB4でバーコードにおける第2の境界が見出されたかどうかを決定するためにスキャンした画像データを処理する。第2の境界がブロックB4で見出されたならば、デコーダ・モジュールは、ブロックB5でキャプチャされた画像を処理する。ブロックB6で、デコーダ・モジュールが画像データのスキャンされたライン内のバーコード・シンボルを成功裏に読取ったならば、サブシステムは、デコーダ・モジュールを終了しかつ動作のファインダー無しモードを停止する。
図20AのブロックB2でデコーダ・モジュールがバーコード・シンボルの第1の境界を見出せなかったならば、それは、ブロックB7に進みかつそれがキャプチャされた狭領域画像内の全ての可能なスキャン・ラインを試みたかどうかを決定する。デコーダ・モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みたならば、それは、停止ブロックに進みかつ動作のファインダー無しモードを終了する。デコーダ・モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みていないならば、それは、ブロックB8に進み、ブロックB8ではそれがキャプチャされた狭領域画像のスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(例えば、N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)新しいスキャン-ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングが再開されるブロックB1に戻る。
ブロックB4で、第2のバーコード境界が見出されなかったならば、デコーダ・モジュールは、ブロックB7に進みかつキャプチャされた画像を通して全てのスキャン・ラインが試みられたかどうかを決定する。試みられたならば、サブシステム17は、デコーダ・モジュールを終了しかつその動作のファインダー無しモードを出る。処理のこのステージで全てのスキャン・ラインが試みられていないならば、デコーダ・モジュールは、ブロックB8に進みかつ上述したように、処理のためにスキャン・データの次のラインへ進む。
図20AのブロックB6でデコーダ・モジュールが処理されているスキャン・データの現行ライン内のバーコードを読取らないならば、それは、ブロックB7に進み、ブロックB7ではそれはスキャン・データの全てのラインが試みられたかどうかを決定する。スキャン・データの全てのラインが試みられていないならば、ブロックB8でデコーダ・モジュールは、キャプチャされた狭領域画像のスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(例えば、N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)新しいスキャン-ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングが再開されるブロックB1に戻る。ブロックB7で、デコーダ・モジュールがスキャン・データの全てのラインが試みられたということを決定したならば、デコーダ・モジュールは、停止しかつその処理を終了する。デコーダ・モジュールによって復号される全てのバーコードに対して、復号した結果を保存するためにコールバック機能が呼出される。デコーダ・モジュールは、バーコード・シンボル読取りアプリケーションに制御させるために頻繁にポーズ・チェッカー・コールバック機能をコールする。
その動作のオムニスキャン(Omniscan)・モード中に動作する本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図21Aは、その動作のオムニスキャン(Omniscan)・モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法が、動作の自動、手動及びROI-特定モードとは異なり、画像処理の単一のステージを実質的に含むことを示す。このオムニスキャン・モード中、デコーダ・モジュールは、トラッカー・モジュール、ファインダ・モジュールまたはマーカー・モジュールを採用せず、代わりに、サブシステム17によってキャプチャされた画像データの2Dフレーム全体を通して横断している複数の離間された(例えば、50画素)仮想スキャニング・ラインに沿って、バーコード・リーダによってキャプチャされた狭領域高解画像度画像を直接処理する。動作のオムニスキャン・モード中、デコーダ・モジュールは、画像形成されたバーコード・シンボルが、1:1アスペクト比を有する(例えば、1"高さ×1"幅)キャプチャされた広領域高解画像度画像の中心に存在すると仮定する。これらの仮定に基づき、サブシステム17は、第1の所定の角度配向(例えば、0、30、60、90、120または150度)で開始し、そして:(i)(N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)一組の並行に離間された(例えば、50画素)仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を直接処理し;(ii)これらの仮想スキャン・ラインに沿って零交叉を検査し;(iii)それからバー及びスペース・パターンを生成し;そして(iv)バー及びスペース・パターンを復号処理する。選択した角度配向に沿って画像処理がバーコード・シンボルを読取ることに失敗したならば、サブシステム17は、先に処理した一組の仮想スキャン・ライン(例えば、0、30、60、90、120または150度)とは異なる角度で配向された異なる組の並行に離間された仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度を自動的に再処理する。この処理サイクルは、単一のバーコード・シンボルが処理された画像内で読取られるまで継続する。
図21Bは、その動作のオムニスキャン・モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17によって実行される画像処理方法に含まれるステップを示す。図21BのブロックAで示すように、サブシステム17は、キャプチャされた狭領域画像の開始画素及びスキャン角(走査角)をまず見出す(即ち、計算する)。次いで、ブロックBで、サブシステム17は、デコーダ・モジュールを呼出し、かつ計算した(i)開始画素及び(ii)開始スキャン角を用いてデコーダ・モジュールを設定する。デコーダ・モジュール内で、サブ-ブロックB1〜B8は、図21Bに示すように次いで実行される。ブロックB1で示すように、デコーダ・モジュールは、計算された開始点及び開始角から開始して、N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて開始角で北西方向に画像をスキャンし、そしてブロックB2でバーコード・シンボルの第1の境界が見出されたかどうかを決定するためにスキャンした画像データを処理する。特に、この仮想スキャニング処理は、画像バッファにおけるスポット−サイズ・ウィンドウ及び画素データの数学的コンボリューション(畳み込み)として実現される。ブロックB2で第1の境界が見出されたならば、計算された中心点及び開始角からもう一度開始して、ブロックB3でデコーダ・モジュールは、(例えば、N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)開始角で南西方向に画像をスキャンし、そして、ブロックB4でバーコードにおける第2の境界が見出されたかどうかを決定するためにスキャンした画像データを処理する。第2の境界がブロックB4で見出されたならば、デコーダ・モジュールは、ブロックB5で上述したデコーダ・モジュールを呼出しかつデコーダ・モジュールを復号処理する。ブロックB6で、デコーダ・モジュールが画像データのスキャンされたライン内のバーコード・シンボルを成功裏に読取ったならば、サブシステムは、デコーダ・モジュールを終了しかつ動作のオムニスキャン・モードを停止する。
図21AのブロックB2でデコーダ・モジュールがバーコード・シンボルの第1の境界を見出せなかったならば、それは、ブロックB7に進みかつそれがキャプチャされた狭領域画像内の開始画素及び開始角の組合せにおける全ての可能なスキャン・ラインを試みたかどうかを決定する。ブロックB7でデコーダ・モジュールが狭領域画像を通して開始画素及び角の組合せにおける全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みたならば、それは、“停止”ブロックに進みかつデコーダ動作のオムニスキャン・モードを終了する。デコーダ・モジュールが狭領域画像を通して開始画素及び角度配向における全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みていないならば、それは、ブロックB8に進み、ブロックB8ではそれがキャプチャされた狭領域画像のスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(N×N画素(ここで、例えば1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)新しいスキャン-ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングが再開されるブロックB1に戻る。
ブロックB4で、第2のバーコード境界が見出されなかったならば、デコーダ・モジュールは、ブロックB7に進みかつ(キャプチャされた画像を通して)全ての可能な開始画素及び角が試みられたかどうかを決定する。試みられたならば、デコーダ・モジュールは、その処理を終了しかつ動作のオムニスキャン・モードを出る。処理のこのステージで全ての開始画素及び角の組合せが試みられていないならば、デコーダ・モジュールは、ブロックB8に進みかつスキャン・データ画像処理のために次の開始画素及び角へ進み、かつ上述したようにブロックB1に戻る。
図21AのブロックGでデコーダ・モジュールが、処理されているスキャン・データの現行の組の並行線内のバーコードを復号しないならば、それは、ブロックIに進み、ブロックIでは(異なる組の開始画素及び角における)並行スキャン・ラインの次の組に進み、そして(N×N画素(ここで、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)並行スキャン-ラインの新しい組に沿ってスキャニング及びプロセッシングが再開されるブロックBに戻る。デコーダ・モジュールによって復号される全てのバーコードに対して、復号した結果を保存するためにコールバック機能が呼出される。デコーダ・モジュールは、バーコード読取りアプリケーションに制御させるために頻繁にポーズ・チェッカー・コールバック機能をコールする。
その動作のROI-特定モード中に動作された本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図22Aは、その動作のROI-特定モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれるステップを示す。特に、動作のROI-特定モードは、それが、動作の異なるモード、例えば、動作のファインダー無しモードまたはオムニスキャン・モード中にキャプチャされた画像・フレームの処理中に先に識別された特定の“興味領域”(ROI)を自動的に処理するために用いられるということを除いて、動作の手動モードに類似する。
図22Aに反映されているように、この動作のROI-特定モード中に、処理の第1のステージは、他の動作のモード(例えば、オムニスキャン・モード、自動モードまたはファインダー無しモード読取りすることの失敗が発生した後に)中に取得した興味領域(ROI)座標{x,y}を受取ること、及び(オムニスキャン・モードから)キャプチャされた低解画像度画像をN×Nブロックに再区分すること、及びオムニスキャン、自動またはファインダー無し・モジュールからインポートされかつそれらの中で収集された特徴を用いてROI-特定ブロックに対する特徴ベクトルをインスタンス生成すること(及び更なる空間派生ベース画像処理技法を場合により利用すること)を含む。処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって更なるROIsにマークを付けること、及び(螺旋的な方法で)特定されたブロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻ること、バーコード配向を計算しかつ復号処理されるべきROI内に含まれたバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む。処理の第3のステージは、バーコードに関連付けられた画素データをトラバースすることによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常のバーコード復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む。
図22Bは、その動作のROI-特定モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれるステップを示す。ブロックAで示すように、オムニスキャンまたはファインダー無しモードに関連付けられたデコーダ・モジュールは、初期特徴ベクトルがインスタンス生成される(バーコード・シンボルの少なくとも一部が存在する可能性が高い)特定のROIに対する{x,y}座標を受取る。そして、ブロックBで、ファインダ・モジュールが呼出され、かつブロックCで、ファインダ・モジュールが(完全なバーコード・シンボルを包含している)ROIが見出されたか否かを決定する。ROI包含バーコードが見出されたということをファインダ・モジュールが決定したならば、ファインダ・モジュールは、マーカー・モジュールを呼出し、それによりブロックEで、マーカー・モジュールは、ROI包含バーコード・シンボルがマーカー・モジュールによってマークを付けられたかどうかを決定する。マークが付けられたならば、デコーダ・モジュールが呼出され、そしてROIに関連付けられた高解画像度画素データが処理される。バーコード・シンボルがブロックGでROI内で読取られたならば、ブロックHでデコーダ・モジュールは、復号の実際の数が(即ち、エンド・ユーザによってセットされた)復号サイクルの必要な数に等しいかどうかを決定する。そうであれば、動作の手動モードが停止され、かつフローは、アプリケーション層に戻る。
図22BのブロックCでファインダ・モジュールが、完全なバーコードを包含している)ROIを見出せなかったということを決定したならば、ファインダ・モジュールは、ブロックIに進む。ファインダ・モジュールが全ての特徴ベクトルがまだ検査されていないということを決定したならば、ファインダ・モジュールは、画像画素データ・セットを通る螺旋的経路の軌跡に沿って、ROI-特定された特徴ベクトルに最も近い次の特徴ベクトルに分析を進めるブロックJに進む。そして、ブロックBで、ファインダ・モジュールは、この次の特徴ベクトル上で動作するためにそれ自体を再呼出しする。
ブロックGで、デコーダ・モジュールがROIのバーコード・シンボルを成功裏に読取らないならば、それは、ブロックJに進みかつ全ての特徴ベクトルが検査されていないかどうかを決定する。そうであれば、デコーダ・モジュールは、動作のROI-特定モードを終了する。典型的に、サブシステム17は、例えば、単一のバーコード・シンボルが、完全なバーコード・シンボルを包含しているとしてマークが付けられたROI内で読取られるまで、この動作のモードを継続する。ファインダ・モジュールの各インスタンスは、ブロックCで見出すことができ、かつブロックGで成功裏に読取ることができる、完全なバーコード・シンボルを包含しているROIを見出すように(別の特徴ベクトルに対応している)画素データの別のブロックの分析を含む。画素データのブロックの逐次分析は、図22BのブロックAで決定された、中心開始点に関する螺旋的パターンに従う。特に、動作の手動モード中、サブシステムは、動作の自動モードに関して上述した画像処理技法を利用する。
その動作の第1のマルチ-リード(オムニスキャン/ROI-特定)モード中に動作された本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図23は、それがその動作の第1のマルチ-リード(例えば、オムニスキャン/ROI-特定)モードに駆動される場合のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17の動作を記述する。この動作の第1のマルチ-リード・モードでは、サブシステム17は、ここの教示される、適応学習技法を適用して、高速でキャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理しかつ読取る。
例えば、マルチ-モード画像処理シンボル復号サブシステムは、図23に示すように、その動作の第1のマルチ-リード(オムニスキャン/ROI-特定)モードで動作するように設定されている。この場合には、動作のオムニスキャン・モード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメントがキャプチャされた(狭または広)領域画像内で検出されるが、その処理が不成功であったならば、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、自動的に(i)上述した動作のROI-特定モードを入力し、そして(ii)動作のオムニスキャン・モード中に特徴ベクトル分析によって収集されたROI座標によって特定されたROIでキャプチャされた画像の処理を直ぐに開始する。実施形態では、サブシステム17におけるこのモードの切り替えは、単一のバーコード・シンボル読取りサイクル内で発生し、かつその内で潜在的な数十の異なるバーコード・シンボル復号アルゴリズムが各復号サイクルで典型的に適用される画像処理ベース・バーコード読取りの少なくとも二つの異なるモード(即ち、方法)を用いてキャプチャされた画像フレームを処理することを含む。
動作のマルチ-リード(オムニスキャン/ROI-特定)モードの一つの潜在的な利点は、動作の手動モードに対して、マルチ-リード・モードが、キャプチャされた画像に存在するときにはいつでも、1Dバーコード・シンボロジー、及び様々な種類の2Dバーコード・シンボロジーを最初にかつ迅速に読取るために動作のオムニスキャン・モードを供給し、かつ(そのコード・フラグメントを通して)PDF417シンボロジーが検出されるときにはいつでも、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、(そこではバーコード・シンボルの存在の可能性が高い)特定のROIで高解画像度画像データを直ぐに処理するためにその動作のROI-特定モードに(作動中に)自動的に切り替えることができるということである。
その動作の第2のマルチ-リード(ファインダー無し/ROI-特定)モード中に動作する本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図24は、適応学習技法を適用して、高速で、キャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理しかつ読取るようにそれがその動作の第2のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/ROI-特定)モードに駆動される場合のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17を示す。
例えば、図24に示すように、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、システムによってキャプチャされた広領域画像を処理する場合にその第2のマルチ-リード(ファインダー無し/ROI-特定)モードで動作するように設定されていると仮定する。この場合には、動作のファインダー無しモード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメントがキャプチャされた広領域画像内で検出されたが、その処理が不成功であったならば、画像形成及び検出サブシステムは、(i)広領域画像を自動的にキャプチャし、同時にサブシステム17は、(ii)上述した動作のオムニスキャン・モードを自動的に入力し、そして(iii)動作のファインダー無しモード中に処理された広領域画像に対応しているy座標によって特定されたROIでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する。実施形態において、画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステム17におけるモードの切替えは、単一のバーコード・シンボル読取りサイクル内で発生し、かつ画潜在的に数十の異なるバーコード・シンボル復号アルゴリズムが各復号サイクル中に典型的に適用されるそれぞれの内で、画像処理ベース・バーコード読取り(即ち、ファインダー無しモード及びROI-特定)の少なくとも二つの異なるモード(即ち、方法)を用いて単一のキャプチャされた画像フレームを処理することを含む。
代替的に、サブシステム17は、システムによってキャプチャされた狭領域画像を最初にそして広領域画像を次いで処理する場合にその“マルチ-リード・モード”で動作するように設定(構成)されていると仮定する。この場合には、動作のファインダー無しモード中にPDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメントがキャプチャされた狭領域画像内で検出されたが、その復号処理が不成功であったならば、サブシステム17は、自動的に(i)広領域画像がシステムによって自動的にキャプチャされるように、上述したその動作のROI-特定モードを入力し、そして(ii)動作のファインダー無しモード中に処理された狭領域画像に対応しているy座標によって特定されたROIでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する。実施形態において、画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステム17におけるこのモードの切替えは、単一のバーコード・シンボル読取りサイクル内で発生し、かつ画潜在的に数十の異なるバーコード・シンボル復号アルゴリズムが各復号サイクル中に典型的に適用されるそれぞれの内で、画像処理ベース・バーコード読取り(即ち、ファインダー無しモード及びROI-特定)の少なくとも二つの異なるモード(即ち、方法)を用いて二つのキャプチャされた画像フレームを処理することを含む。
実現のその方法に係わらず、動作の手動モードに対する“ファインダー無し/ROI-特定”マルチ-モード動作の一つの潜在的な利点は、ファインダー無しモードが、それら(1Dバーコード・シンボロジー)がバーコード・シンボル・リーダに提供されるときにはいつでも1Dバーコード・シンボロジーを迅速に読取ることができ、そして2D(例えば、PDF417)バーコード・シンボロジーに遭遇したときにはいつでも、バーコード・シンボル・リーダは、バーコード・シンボルが存在する高い可能性があり、かつかなりターゲット化された方法でそのようにする、キャプチャされた広領域画像フレームの特定ROIを直ぐに処理するように、ファインダー無しモード中に処理した狭(または広)領域画像から収集した特徴を用いてその読取りの方法をROI-特定モードに自動的に切り替えることができるということである。
その動作の第3のマルチ-リード(ファインダー無し/オムニスキャン/ROI-特定)モード中に動作する本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様
図25は、適応学習技法を適用して、高速で、キャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理しかつ読取るようにそれがその動作の第3のマルチ-リード(ファインダー無し/オムニスキャン/ROI-特定)モードに駆動される場合のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17を示す。
例えば、図25に示すように、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17は、システムによってキャプチャされた広領域画像を処理する場合にその“マルチ-リード・モード”で動作するように設定されていると仮定する。この場合には、動作のファインダー無しモード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・フラグメントがキャプチャされた狭領域画像内で検出されたが、その復号処理が不成功であったならば、画像形成及び検出サブシステムは、(i)広領域画像をキ自動的にャプチャすると同時に、サブシステム17は、(ii)上述した動作のオムニスキャン・モードを自動的に入力し、そして(iii)動作のファインダー無しモード中に処理された狭領域画像で検出されたコード・フラグメントのx及び/又はy座標によって特定された開始画素及び開始角で開始して、複数の並列に空間的に離間された(例えば、50画素で)仮想スキャン・ラインでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する。そして、オムニスキャン・モードがROI内のバーコード・シンボルを成功裏に読取れないならば、サブシステム17は、(ii)上述した動作のROI-特定モードを自動的に入力し、そして(iii)動作のオムニスキャン・モード中に処理された広領域画像で検出されたコード・フラグメントに対応しているx,y座標によって特定されたROIでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する。実施形態において、画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステム17におけるモードの切替えは、単一のバーコード・シンボル読取りサイクル内で発生し、かつ潜在的に数十の異なるバーコード・シンボル復号アルゴリズムが各復号サイクル中に典型的に適用されるそれぞれの内で、画像処理ベース・バーコード読取りの少なくとも三つの異なるモード(即ち、方法)(ファインダー無しモード/オムニスキャン・モード/ROI-特定モード)を用いて二つのキャプチャされた画像フレームを処理することを含む。
動作の手動モードに対する“ファインダー無し/オムニスキャン/ROI-特定”マルチ-リード・モード動作の一つの潜在的な利点は、その実現の方法に係わらず、それらがバーコード・シンボル・リーダに提供されるときにはいつでもファインダー無しモードが1Dバーコード・シンボロジーを迅速に収集することができ、そして2Dシンボロジーに遭遇したときにはいつでも、バーコード・シンボル・リーダは、オムニスキャン・モード、処理された画像データ上の収集された特徴、にその読取りの方法を自動的に切替えることができ、そしてこの復号方法が成功しないならば、バーコード・リーダは、バーコード・シンボル存在の高い可能性が存在し、かつかなりターゲット化された方法でそのようにする、キャプチャされた画像フレームの特定のROIを直ぐに処理するためにオムニスキャン・モード中に収集された特徴を用いてその読取りの方法をROI-特定モードに自動的に切替えることができるということである。
本発明のハンド-サポータブル・デジタル画像ベース・バーコード読取りデバイス内のバーコード読取り動作のプログラマブル・モード
図26に示すように、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダは、少なくとも17の(17)動作のプログラマブル・システム・モード、具体的には:システム動作のプログラムされたモード第1番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第2番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第3番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第4番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第5番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第6番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第7番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第8番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第9番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第10番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの手動、自動またはオムニスキャン・モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第11番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第12番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第13番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第14番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモード及びオムニスキャン・モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第15番目--マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの自動、手動またはオムニスキャン・モードを採用している連続的自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード;システム動作のプログラムされたモード第16番目イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作の診断モード;及びシステム動作のプログラムされたモード第17番目イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作のライブ・ビデオ・モード、を有している。
好適には、システム動作のこれらのモードは、例えば、Metrologic Instruments, Inc.によって開発され、かつMetroSelect Single Line Configuration Programming Method(メトロセレクト単一ライン構成プログラミング方法)の名前で市販されているバーコード・スキャニング・プログラミング技術を記述する、米国特許第6,565,005号に教示されているようなプログラミング・メニューから一連のバーコード・シンボルを読取ることによってプログラムすることができる。
これらプログラマブル・システム動作モードは、以下に詳述する。代替的に、PCを用いてバーコード・シンボル・リーダの設定パラメータを見て変更するためにMetroSet Graphical User Interface(メトロセット・グラフィカル・ユーザインターフェイス)(GUI)を用いることができる。代替的に、バーコード・シンボル・リーダの設定パラメータを見て変更するためにCommand Line Interface(コマンド・ライン・インターフェイス)(CLI)を用いることもできる。
これらバーコード・リーダ動作のプログラマブル・モードは、本発明の原理に従ってそれを実現するために互いに設定されるシステムの他の構成要素を参照してここに詳細に説明される。
イメージング・ベース・バーコード・リーダ・スタートアップ(起動)動作の概説
このバーコード・リーダが起動した場合、そのFPGAは、12.5/50/25MHzクロック・ファームウェアで自動的にプログラムされかつ全ての必要なデバイス・ドライバもまた自動的に設置される。また、オペレーティング・システムへのログインもユーザ“ルート(root)”に対して自動的に行われ、そしてユーザは、the/root/directoryに自動的に指向される。自動物体検出を採用しているほとんど全てのプログラマブル・システム動作モードに対して、IR物体検出ソフトウェア・ドライバが自動的に設置される。また、狭領域照明モードを採用している全てのプログラマブル・システム動作モードに対して、狭領域照明ソフトウェア・ドライバが自動的に設置されて、パルス幅変調(PWM)が狭領域LEDベース照明アレイ27を駆動するために用いられる。バーコード・リーダ動作を開始するために、オペレーティング・システムは、まずthe/tmp/directory(“cd/tmp”)をコールし、そしてthe/root/directoryがフラッシュROMに配置され、かつキャプチャされた画像を保存するために、RAMに配置される、the directory/tmp/がホストへの遷移で画像が記憶される現行のディレクトリであるべきであるから、/root/directoryに配置されたfocusapp プログラムが実行される。
手動トリガ式動作モードで本発明のハンド-サポータブル画像処理バーコード・シンボル・リーダを動作すること
本発明のハンド-サポータブル画像処理バーコード・シンボル・リーダは、図26Aの1番目〜5番目で示される、多数の異なる“手動トリガ式”システム動作モードのいずれか一つで動作するようにプログラムすることができる。しかしながら、これら手動トリガ式動作モードのそれぞれの間中、画像処理バーコード・シンボル・リーダは、手動トリガ式動作の汎用方法に従ってそのサブシステム構成要素を制御しかつ調整する。
特に、そのIRベース物体検出フィールド内の対処物の自動検出により、IRベース物体存在及び検出サブシステムは、物体検出イベントを自動的に生成し、かつそれに応じて、マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内で狭帯域照明の狭領域フィールドを自動的に生成する。
手動始動可能トリガを押し下げているユーザによるトリガ・イベントの生成により、以下の動作が自動的に実行される:
(i)画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード中に、FOV内で狭帯域照明の狭領域フィールドを用いて物体の狭領域デジタル画像を自動的にキャプチャしかつバッファし;そして
(ii)画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その中に表された1Dバーコード・シンボルを読取るために狭領域デジタル画像を処理することを試みる前記1Dデジタル画像を自動的に処理し、かつその中の1Dバーコード・シンボルを成功裏に復号することにより、その表現であるシンボル文字データを自動的に生成する。
次いで、前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが狭領域デジタル画像に表される1Dバーコード・シンボルを成功裏に読取ることに失敗したことにより、以下の動作が自動的に実行される:
(i)マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムのFOV内で狭帯域照明の広領域フィールドを自動的に請求項製し、
(ii)画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、画像キャプチャリング及びバッファリングの広領域画像キャプチャ・モード中に、広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし、そして
(iii)画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その中に表される1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るために広領域デジタル画像を処理し、かつその中の1D又は2Dバーコード・シンボルを成功裏に復号することにより、その表現であるシンボル文字データを自動的に生成する。
システム動作1番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モードを採用している手動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード
システム動作1番目のプログラムされたモードは、以下のようなシステムの設定を含む:IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12を無効にすること;そして手動トリガ起動の使用、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを有効にすること。
システム動作のこのモード中、ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引いた場合、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17のファインダー無しモードを開始する。キャプチャされた画像は、次いでファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理の単一のサイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理の単一のサイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらさないならば、サイクルが終了され、全てのサブシステムが停止され、そしてバーコード・リーダは、その動作のスリープ・モード(節電モード)に戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベント(例えば、トリガ・スイッチ2Cを手動で引くこと)を待つ。
システム動作2番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード
システム動作2番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12を無効にすること;そして手動トリガ起動の使用、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを有効にすること。
システム動作のこのモード中、ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引いた場合、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム17のファインダー無しモードを開始する。キャプチャされた画像は、次いでファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理の単一のサイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステムに送信される。プログラムされた画像処理のサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り照明/キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内でバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、バーコード・シンボル・リーダがそのスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウト(時間切れ)設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作3番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モード及び自動、手動又はROI-特定モードを採用している手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード
システム動作3番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12を無効にすること;そして手動トリガ起動の使用、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラマブル・モード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にバーコード・リーダを向け、そしてトリガ・スイッチ2Cを引くまで、バーコード・リーダは、アイドル(そのスリープ・モード)である。このイベントが発生した場合、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード(即ち、狭領域照明アレイ27を駆動する)、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを開始する。キャプチャされた狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定及び/又は自動モードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、近視野及び遠視野広領域照明の両方を用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定又は自動モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、手動、ROI-特定又は自動モードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、サブシステム19は、全てのサブシステムを停止し、そしてその動作のスリープ・モードに戻り、かつそれをその動作の起動モードに入力させるイベントを待つ。
システム動作4番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モード及び自動、手動又はROI-特定モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード
システム動作4番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12を無効にすること;そして手動トリガ起動の使用、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラマブル・モード中、ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引いた場合、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを開始する。キャプチャされた狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動及び/又は自動モードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、近視野及び遠視野広領域照明の両方を用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの手動(又は自動)モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの手動モードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、サブシステム19は、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ及びプロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内でバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、バーコード・シンボル・リーダがその動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウト(時間切れ)が、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作5番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モード及び自動、手動又はROI-特定モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード
システム動作5番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:IRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12を無効にすること;そして手動トリガ起動の使用、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラマブル・モード中、ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引いた場合、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつマルチ-モード・バーコード読取りサブシステムのファインダー無しモードを開始する。キャプチャされた狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動及び/又は自動モードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、近視野及び遠視野広領域照明の両方を用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動(ROI-特定及び/又は自動)モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの手動モードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、サブシステム19は、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/画像プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で一つ以上の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、バーコード・シンボル・リーダがその動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作6番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モードを採用している自動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード
システム動作6番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モードのみ、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モードのみ、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がバーコード・リーダの視野の下にあり、かつ物体が自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、その動作のファインダー無しモードに設定されたバーコード・シンボル読取りサブシステム17を用いて処理される。プログラムされた復号処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、全てのサブシステムを停止し、バーコード・リーダをその動作のスリープ・モードにさせて、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。
システム動作7番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード
システム動作7番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がバーコード・リーダの視野の下にあり、かつ物体が自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、その動作のファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り狭領域照明/狭領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で単一の1Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、バーコード・シンボル・リーダがその動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作8番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モード及び手動、ROI-特定モード及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード
システム動作8番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:システム動作の全てのフェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がスキャナの視野の下にあり、かつ物体が自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、動作のファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定及び/又は自動モードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、(目標物体の検出した範囲により)近視野又は遠視野広領域照明のいずれかを用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定又は自動モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、読取りの手動モードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、目標物体が検出されている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で一つ以上の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザが物体をバーコード・リーダの視野の外に移動した場合に、バーコード・シンボル・リーダがその動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、物体がバーコード・リーダによって検出されている間、それが成功するかまたは物体がバーコード・リーダのFOVから離れるように移動されるまでバーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作9番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無し(No-Finder)モード及び手動、ROI-特定モード及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード
システム動作9番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:システム動作の全てのフェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がスキャナの視野の下にあり、かつ物体が自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動及び/又は自動モードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、(目標物体の検出した範囲により)近視野又は遠視野広領域照明のいずれかを用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動(ROI-特定又は自動)モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、復号の手動方法を用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、目標物体が検出されている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で一つ以上の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザが物体をバーコード・リーダの視野の外に移動した場合に、バーコード・シンボル・リーダがその動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、物体がバーコード・リーダによって検出されている間、それが成功するかまたは物体がバーコード・リーダのFOVから離れるように移動されるまでバーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作10番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの手動、ROI-特定モード、自動又はオムニスキャン・モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード
システム動作10番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:システム動作の全てのフェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定、自動又はオムニスキャン・モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・リーダの視野の下でバーコード・シンボルを有する物体を提示し、かつ物体が自動的に検出されるまで、バーコード・リーダは、アイドルであり、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定、自動又はオムニスキャン・モードのいずれかを起動する。これは、システムに、(目標物体の検出された範囲により)遠視野又は近視野広領域照明でバーコード・リーダの視野(FOV)内の目標物体の広領域を照明させ、読取りの手動、ROI-特定、自動又はオムニスキャン・モードのいずれかを用いて次いで処理される広領域画像をキャプチャ/収集させる。プログラムされた処理のこの単一サイクルが(手動、ROI-特定及び自動方法を用いた場合に)1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステムに送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、目標物体が検出されている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で単一の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザが物体をバーコード・リーダのFOVの外に移動した場合に、バーコード・シンボル・リーダがその動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、物体がバーコード・リーダによって検出されている間、それが成功するかまたは物体がバーコード・リーダのFOVから離れるように移動されるまでバーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作11番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動、ROI-特定モード又は手動モードを採用している半自動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード
システム動作11番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:システム動作のフェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定、及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がバーコード・リーダの視野の下にあり、かつ物体が自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定及び/又は自動モードを起動する。次いで、ユーザが狭領域照明及び画像キャプチャ中にトリガ・スイッチ2Cを引いてそのようにすることを継続するならば、バーコード・リーダは、広領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定又は自動モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、バーコード読取りの手動、ROI-特定又は自動モード/方法を用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、サブシステム19は、全てのサブシステムを自動的に停止し、バーコード・シンボル・リーダをその動作のスリープ・モードに戻し、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待たせる。
システム動作12番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動、ROI-特定又はオムニスキャン・モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード
システム動作12番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:システム動作のフェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定、及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がバーコード・リーダの視野の下にあり、かつ物体が自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定及び/又は自動モードを起動する。次いで、ユーザが狭領域照明及び画像キャプチャ中にトリガ・スイッチ2Cを引いてそのようにすることを継続するならば、バーコード・リーダは、広領域照明を用いて目標物体を照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定又は自動モードを開始する。キャプチャされた広領域画像は、次いで、読取りの手動モードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で一つ以上の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、バーコード・シンボル・リーダは、その動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでバーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作12番目のプログラマブル・モードの実現
フォーカスIRモジュールが物体検出フィールド20の前方で物体を検出する場合、それは、アプリケーション層にOBJECT_DETECT_ONイベントをポスト(掲示)する。このイベントを処理する役目があるアプリケーション層ソフトウェアは、コード・ゲート・タスクを始動する。ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引いた場合、TRIGGER_ONイベントがアプリケーションにポストされる。このイベントを処理する役目があるアプリケーション層ソフトウェアは、コード・ゲート・タスクが実行されているかどうかをチェックし、そして実行されているならば、それは、それを取消して主タスクを始動する。ユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合、TRIGGER_OFFイベントがアプリケーションにポストされる。このイベントを処理する役目があるアプリケーション層ソフトウェアは、主タスクが実行されているかどうかをチェックし、そして実行されているならば、それは、それを取消す。物体が物体検出フィールド20内にまだあるならば、アプリケーション層は、再びコード・ゲート・タスクを始動する。
ユーザがバーコード・リーダを物体から離れるように移動する(又は物体がバーコード・リーダから離れる)場合、OBJECT_DETECT_OFFイベントがアプリケーション層にポストされる。このイベントを処理する役目があるアプリケーション層ソフトウェアは、コード・ゲート・タスクが実行されているかどうかをチェックし、そして実行されているならば、それは、それを取消す。コード・ゲート・タスクは、無限ループで、次のことを実行する。それは、視野の中心の“狭い”水平領域を照明する狭領域照明アレイ27を起動し、そして画像形成及び検出サブシステム13は、その狭領域(即ち、CMOS画像感知アレイ22の数行の画素)の画像を収集し、そして画像に表されたバーコード・シンボルを読取ることを試みる。読取りが成功したならば、それは、復号データを特別なコード・ゲート・データ・バッファに保存する。さもなければ、それは、コード・ゲート・データ・バッファをクリア(消去)する。次いで、それは、ループを継続する。コード・ゲート・タスクは、それ自体の上に決して存在しない;それは、他のイベントに反応している場合にFocus(フォーカス)ソフトウェアの他のモジュールによって取消す(キャンセルする)ことができる。
ユーザがトリガ・スイッチ2Cを引く場合、イベントTRIGGER_ONがアプリケーション層にポストされる。このイベントを処理する役目があるアプリケーション層ソフトウェアは、コード・ゲート・タスクが実行されているかどうかをチェックし、実行されているならば、それは、それを取消しそして主タスクを始動する。また、主タスクは、ユーザがバーコード・リーダを物体から離れるように移動するか、または物体をバーコード・リーダから離れるように移動する場合にポストされる、OBJECT_DETECT_OFFイベントにより取消すことができる。
システム動作13番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動、ROI-特定又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード
システム動作13番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:動作のシステム起動フェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及び手動、ROI-特定、及び/又は自動モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がバーコード・リーダの視野の下にあり、かつ物体が物体存在及び範囲検出サブシステム12によって自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、システムにバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、システムは、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、ファインダー無しモードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し、そしてマルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動及び/又は自動モードを起動する。次いで、ユーザが狭領域照明及び画像キャプチャ中にトリガ・スイッチ2Cを引いてそのようにすることを継続するならば、バーコード・リーダは、広領域照明を用いて目標物体を自動的に照明し、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定及び/又は自動モードを呼出す。キャプチャされた広領域画像は、次いで、読取りの手動、ROI-特定又は自動モードを用いて処理される。プログラムされた画像処理のこの単一のサイクルが一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた復号処理のこのサイクルが一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/画像プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で一つ以上の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで;その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、バーコード・シンボル・リーダは、その動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作14番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及びオムニスキャン・モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード
システム動作14番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:動作のシステム起動フェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域及び広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモード及びオムニスキャン・モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にリーダを向けるまで、バーコード・リーダは、アイドルである。一度物体がバーコード・リーダの視野の下にあり、かつ物体が物体存在及び範囲検出サブシステム12によって自動的に検出されたならば、バーコード・リーダは、“目覚め”かつシステムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを起動する。これは、狭領域照明アレイ27にバーコード・リーダの視野(FOV)の中心の目標物体の“狭い”水平領域を照明させて、バーコード・リーダによって照準が定められた領域がどこであるかをユーザに示し、それゆえに、ユーザが目標バーコード上に狭領域照明光線を配置しかつ位置合せできるようにする。次いで、サブシステム13は、狭領域画像をキャプチャ/収集し、狭領域画像は、次いで、そのファインダー無しモードを用いてサブシステム17によって処理される。プログラムされた画像処理のこの単一のサイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信され、そしてシステムは、全てのサブシステムを停止しかつその動作のスリープ状態を再開する。プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、それにも係わらずそれは、画像に表されるシンボロジーを表す一つ以上のコード・フラグメントを生成しうる(例えば、PDF417)。この場合には、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のファインダー無しモードを停止し;そして、ユーザがおおよそこの時にトリガ・スイッチ2Cを引いているならば、システムは、マルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及び多分特定の配向で画像内の2Dコード・フォーマット(例えば、PDFフォーマット・コード)を示しているコード・フラグメントが見出されたならば、マルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のオムニスキャン・モードを起動する。次いで、バーコード・リーダは、広領域照明を用いて目標物体を自動的に照明すること、目標物体の広領域画像をキャプチャすること、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17のオムニスキャン・モードを呼出すことに進む。キャプチャされた広領域画像は、まずオムニスキャン・モードを用いて、第1の処理方向(例えば、0度で)を用いて処理され、そして単一のバーコード・シンボルが成功裏に読取られるまで異なる角度方向で(例えば、6つの可能な方向/配向で)読取りのオムニスキャン・モードを逐次前進する。(オムニスキャン・モードを用いて)プログラムされた復号処理のこの単一のサイクルが単一の1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の復号を結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のこのサイクルが単一の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを生成しないならば、システムは、トリガ・スイッチ2Cが引かれている限り広領域照明/広領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にし、そして、システムが目標物体のキャプチャされた画像内で単一の1D及び/又は2Dバーコード・シンボルを読取るまで。その後でのみ、またはユーザがトリガ・スイッチ2Cを解放した場合に、システムは、その動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、トリガ・スイッチ2Cがユーザによって引かれている間、それが成功するかまたはトリガ・スイッチ2Cが手動で解放されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
システム動作15番目のプログラムされたモード:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの自動、手動、ROI-特定又はオムニスキャン・モードを採用している連続自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード
システム動作15番目のプログラムされたモードは、以下のシステムの設定を含む:システム動作の全フェーズ中の手動トリガ起動の使用を無効にすること;そしてIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム12、マルチ-モード照明サブシステム14内の広領域照明モード、画像形成及び検出サブシステム13の広領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード読取りサブシステム17の手動、ROI-特定、自動又はオムニスキャン・モードを有効にすること。
システム動作のこのプログラムされたモード中、バーコード・リーダは、遠視野及び近視野広領域照明の両方でバーコード・リーダの視野(FOV)内の目標物体の広領域を連続的かつ逐次的に照明し、その広領域画像をキャプチャし、そして動作の手動、ROI-特定、自動又はオムニスキャン・モードのいずれかを用いて広領域画像を処理する。(手動、ROI-特定及び自動モードが用いられる場合)プログラムされた画像処理のいずれかのサイクルが1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システム(即ち、典型的に、テスト測定システム)による使用のために入出力サブシステム18に送信される。プログラムされた画像処理のいずれかのサイクルが成功裏の読取りを生成しない場合ならば、システムは、広領域照明/広領域画像キャプチャ/プロセッシングの連続的サイクルを自動的に有効にする。実施形態では、デフォルト復号タイムアウトが、プログラミングによって簡単に変更することができる500msに設定される。このデフォルト復号タイムアウト設定は、物体がバーコード・リーダによって検出されている間、それが成功するかまたは物体がバーコード・リーダのFOVから離れるように移動されるまでイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが500ms(最大で)毎に読取りを再度試みることを確実にする。
イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作の診断モード:システム動作16番目のプログラマブル・モード
システム動作16番目のプログラムされたモードは、診断モードである。認定されたユーザは、バーコード・リーダでコマンド・ライン・インターフェイス(CLI)を開始するためにバーコード・リーダに特別のコマンドを送信することができる。バーコード・リーダがユーザから係る要求を受信する場合、それは、スキャナがユーザ・コマンドを受け入れる準備が整っているというハンドシェーキング表示としてプロンプト“MTLG>”をユーザに送り戻す。次いで、ユーザは、いずれかの有効コマンドをバーコード・リーダに入力しかつその実行の結果を見る(ビューする)ことができる。RS232のように通信回路にわたり診断モードのリーダと通信するために、ユーザは、例えば、Windows HyperTerminal(ウィンドウズ・ハイパーターミナル)のような、あらゆる標準通信プログラムを用いることができる。この動作のモードは、新たに導入された特徴をテスト/デバッグか又はバーコード・リーダ設定パラメータを見る(ビューする)/変更するために用いることができる。それは、また、リーダ・メモリからホスト・コンピュータに画像及び/又は先に復号されたバーコード・データのバックログをダウンロードするために用いることができる。
イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作のライブ・ビデオ・モード:システム動作17番目のプログラマブル・モード
システム動作17番目のプログラム・モードは、他の支持イメージング・モードとの組合せで用いることができる。このモードでは、バーコード・リーダによって収集された画像は、サブシステム17による画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りの結果(係る結果が利用可能であるならば)と一緒にリアルタイムでホスト・コンピュータに送信される。
照明の4つの異なるモードが供給される、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置の第2の実施形態
上述した第1の実施形態では、マルチ-モード照明サブシステム14は、照明の3つの主要モードを有していた:(1)狭領域照明モード;(2)近視野広領域照明モード;及び(3)遠視野広領域照明モード。
図27A、27B及び28に示す本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置の第2の代替実施形態では、マルチ-モード照明サブシステム14は、照明の4つの主要モードを支持するように変更される:(1)近視野狭領域照明モード;(2)遠視野狭領域照明モード;(3)近視野広領域照明モード;及び(4)遠視野広領域照明モード。一般に、これら動作の近視野及び遠視野狭領域照明モードは、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステム13の狭領域画像キャプチャ・モード中に実行され、かつ図28に図示され、かつ図2A1に示されるように、近視野狭領域照明アレイ27A及び遠視野狭領域照明アレイ27Bによって支持される。第2の実施形態では、これらの照明アレイ27A、27Bの各々は、それぞれが結果として得られた狭領域(即ち、線形)照明光線をシステムの視野の近視野部分24A及び遠視野部分24Bにそれぞれ集束するために適当な焦点距離の円柱レンズを有している、少なくとも一対のLEDsを用いて実現される。
FOVの近及び遠視野部分に対して(わたり)狭領域照明フィールドを生成するために一対の独立照明アレイを用いることの一つの利点は、その幅方向の寸法に沿って比較的“狭い”または“狭く先細り(テーパー)された”狭領域照明フィールドの生成をより密に制御することが可能であるということである。例えば、図27Bに示すように、バーコード・メニュー読取りアプリケーション中に、近視野狭領域照明アレイ27Aは、その幅方向及び高さ方向の寸法の両方に沿って狭い照明フィールド24Aを(FOVの近視野部分にわたり)生成するために用いることができ、一つの種類または別の種類のバーコード・メニューから読取られる単一のバーコード・シンボルに照明フィールド(光線)をユーザに容易に整合(位置合せ)させることができ、それにより二つ以上のバーコード・シンボル又は単に誤ったバーコード・シンボルの不注意な読取りを回避する。同時に、近視野狭領域照明アレイ27Bは、その幅方向の寸法に沿って十分に広い照明フィールド24Bを(FOVの遠視野部分にわたり)生成するために用いることができ、物体をフィールドの遠い部分に向けて単に移動することにより、バーコード・リーダの視野の遠視野部分の細長いバーコード・シンボルをユーザに容易に読取らせることができる。
本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置の第3の実施形態
代替的に、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置は、様々なアプリケーション環境でバーコード・シンボルの読取りを支持するあらゆる種類のフォーム・ファクタ(形状因子)を実質的に有することができる。本発明のバーコード・シンボル読取りデバイスに対する一つの代替的フォーム・ファクタを図29A〜29Cに示し、そこでは、本発明のポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス1が様々な斜視図から示され、同時に存在モードに配置されている(即ち、プログラムされたシステム・モード12番目に設定された)。
本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取り装置
図30に示すように、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取り装置1´、1"は、様々な種類の情報収集及び処理システムに容易に組み合せる(統合する)ことができるデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りエンジン100の型でも実現することができる。特に、図30に示すトリガ・スイッチ2Cは、エンジン設計の筐体に象徴的に表され、かつこのトリガ・スイッチ2C又は機能的に同等なデバイスは、ユーザがエンジンと対話(相互作用)できかつそれを起動することができるようにエンジンが組み込まれる、結果として得られたシステムの筐体と典型的に組み合される(統合される)ということが理解される。本発明による係るエンジンは、様々な形状及び大きさで実現することができかつここの教示した様々な画像キャプチャ及び処理機能を必要とする(要求する)様々な種類のシステム及びデバイス内に組み込むことができる。
本発明の無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末(PDT)システムの実施形態
図31、32及び33は、ここに記述した本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジン100を採用しているバーコード駆動式PDT150;及び受話器台供給基地局155を備えている:本発明による無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末(PDT)システム140を示す。
図31及び32に示すように、デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジン100は、パッケージ上のバーコード・シンボルを読取るために用いることができ、かつ読取られたバーコードを表すシンボル文字データを、RF対応2方向データ通信リンク170により受話器台供給基地局155に自動的に伝送することができる。同時に、様々な小売業、産業、教育及びその他の環境でシステム140を用いて実行することができる様々な情報ベース・トランザクションを支持するためにロバスト(頑強)なデータ入力及び表示機能がPDT150に供給される。
図32に示すように、無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末システム140は:ハンド-サポータブル筐体151;図30に示し、かつ上述したように、ハンド-サポータブル筐体151のヘッド部分内に取り付けられたようなデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジン100;ユーザ制御コンソール151A;システム、及び無線PDTの仮想マシン上で実行されているエンド-ユーザ・アプリケーションによって生成されたグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUIs)に入力されるキャプチャされた画像、データを、リアルタイムな方法で、表示するための、ユーザ制御コンソール151Aの下に取り付けられかつハンド-サポータブル筐体と組み合された(統合された)高解画像度カラーLCD表示盤152及びドライバ(駆動装置);及びこの実施形態の無線PDT2Bのハードウェア及びソフトウェア・プラットフォームにより実現されるべきエンド-ユーザ・アプリケーションの要求によるシステム制御動作を実行するための、PDT筐体内に包含されたPDT計算サブシステム180を備えている。
図34のブロック概略図に示すように、図31及び32に示した無線ハンド-サポータブル・バーコード駆動式ポータブル・データ端末システム140に対する設計モデル、及び可能なホスト・システム173及び/又はネットワーク174とインターフェイスするその受話器台支持基地局155は、システム・バスに関して統合する多数のサブシステム、具体的には:電磁気ベース無線2方向データ通信リンク170のPDT側を実現するためのデータ伝送回路156;プログラム・メモリ(例えば、DRAM)158;不揮発性メモリ(例えば、SRAM)159;狭及び広領域画像を光学的にキャプチャしかつそこに認識されたバーコード・シンボルを読取るためのデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジン100;薄膜-切り替え式キーパッド160のような手動データ入力デバイス;LCDパネル152;LCDコントローラ161;LCDバックライト輝度制御回路162;及びシステム・バス(例えば、データ、アドレス及び制御バス)に統合された(組み合された)システム・プロセッサ163、を備えている。また、バッテリ電源回路164が、PDTデバイスを実現するために用いられた技術によって決定された特定の電圧で、調整電源を、様々なサブシステムに供給するために設けられている。
図34に示すように、基地局155は、また多数の集積サブシステム、具体的には:電磁気ベース無線2方向データ通信リンク170の基地側を実現するためのデータ受信回路165;通信制御モジュールを含んでいるデータ伝送サブシステム171;基地局155の動作を制御するための基地局コントローラ172(例えば、プログラムされたマイクロコントローラ)も備えている。図示するように、データ伝送サブシステム171は、この技術でよく知られた、USBまたはR232通信インターフェイス、TCP/IP、AppleTalk等によりホスト・システム173又はネットワーク174とインターフェイスする。一緒に使用して、データ伝送及び受信回路156及び165は、本発明の無線PDTによって採用される無線電磁気2方向デジタル・データ通信リンク170を実現する。
特に、図29A〜29Cに示す無線ハンド-サポータブル・バーコード駆動式ポータブル・データ端末システム140並びにPOSデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ1"は、それぞれ動作の二つの主要モードを有する:(1)PDT150又はPOSリーダ1"がその受話器台から移動されかつバーコード駆動式トランザクション端末または単にバーコード・シンボル・リーダとして用いられるような、動作のハンド-オン・モード;及び(2)PDT150又はPOSリーダ"がその受話器台供給基地局155にそのまま残り、かつほとんどの小売店舗販売時点(POS)環境で要求されるような、提示式バーコード・シンボル・リーダとして用いられるるような、動作のハンド-フリー・モード。係るシステム動作のハンド-オン・モード及びハンド-フリー・モードは、2003年10月11日に出願され、かつその全体がここに参考文献として採用される、同時出願係属中の米国特許出願第10/684,273号にその詳細が記述されている。
係るハンド-オン及びハンド-フリー種類のアプリケーションにおいて、本発明のデジタル・イメージング・バーコード・シンボル読取りデバイスに採用されたトリガ・スイッチ2Cは、図33に示すようにPDTがその基地局155に配置された場合にPDT150及びそのエンジン100をその提示モード(Presentation Mode)(即ち、動作12番目のシステム・モード)又はその他の適当なシステム・モードに自動的に設定しかつ呼出すように設計された、適格なスタンド-検出(stand-detection)機構で容易に変更及び拡大することができる。次いで、図31及び図32に示すように、PDT150がピックアップされかつその受話器台支持基地局155から移動された場合、トリガ・スイッチ2C及びスタンド-検出機構、装置は、PDT150及びそのエンジン100を(図26A及び26Bに示された表(テーブル)から選択された)システム動作の適当なハンド-オン支持モード自動的に設定しかつ呼出すように構成することができ、動作のハンド-オン・モードを有効にする。
同様に、POSデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス1"に採用されたトリガ・スイッチ2Cは、リーダ1"が図29A及び29Bに示すように、カウンタートップ表面上に存在している場合に、POSリーダ1"を提示モード(即ち動作12番目のシステム・モード)又はその他の適当なシステム・モードに自動的に設定しかつ呼出すように設計された、スタンド-検出(stand-detection)機構で容易に変更及び拡大することができる。次いで、POSリーダ"がその動作のハンド-オン・モードでの使用のために、カウンタートップ表面からピックアップされた場合、トリガ・スイッチ2C及びスタンド-検出機構、装置は、図29Cに示すように、システム動作の適当なハンド-オン支持モードにリーダ1"を自動的に設定しかつ呼出す。係る実施形態では、スタンド-検出機構は、デバイスがカウンタートップ表面からピックアップされたときに次いで起動される、物理的接触スイッチ、又はIR物体感知スイッチを採用することができる。係る機構は、ここに開示された教示を考慮して明らかになる。
自動露光測定及び照明制御サブシステム及びソフトウェア-ベース照明メータリング・プログラムを採用しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置
図1〜図34に示したシステムでは、自動照明制御は、露出中のLED照明の存続時間を正確に制御することによって供給され、それにより、よく照明された画像をキャプチャする。しかしながら、ある状況では、より大きな程度の照明制御が必要になり図35〜36に示した方法が有用でありうる。
図35〜36では、強化された自動照明制御スキームが本発明のハンド-ヘルド画像処理バーコード・リーダ内で実施されている。この代替照明制御スキームによれば、キャプチャされた画像の照明レベルは、画像検出アレイの中心部分における実際の光照明レベルを測定することによってまず(即ち、最初に)決定され、そしてこの測定に基づき適当な照明持続時間レベルが計算される。次いで、画像がこの持続時間レベルを用いてキャプチャされた後、ソフトウェア照明メータリング・プログラムは、キャプチャされた画像の空間強度分布を分析し、かつより微調整された画像を供給するために、新しい照明持続時間が後続の画像照明及びキャプチャ動作における使用のために計算されるべきであるかどうかを決定するために用いられる。キャプチャされた画像に表わされた光/照明レベルがソフトウェア-ベース照明メータリング・プログラムによって許容可能であると決定されたならば、次いでプログラムは、自動的に(i)自動露光測定及び照明制御サブシステムによる使用のための修正照明持続時間(カウント)を計算し、かつ(ii)それに修正照明持続時間を供給する。次いで、自動露光測定及び照明制御サブシステムは、システムによって支持される次の物体照明及び画像キャプチャリング動作中に視野(FOV)に配送される照明を制御するためにこの修正照明持続時間を用いる。この強化された自動照明制御方法を用いることによって、本発明の画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダは、最適照明レベルを有しているリアルタイムで微調整された画像をキャプチャするその機能における更なる柔軟性が供給される。
図35は、ソフトウェア-ベース照明メータリング・プログラムが自動露光測定及び照明制御サブシステムがLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御することを支援するために用いられるような、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスを概略的に示す。図35Aは、自動照明制御のこの強化された方法、具体的には、(自動露光測定及び照明制御サブシステムによって決定された)現行照明持続時間が、画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム内で実行されたソフトウェア-実現式、画像処理ベース照明メータリング・プログラムによって計算された照明持続時間で自動的に上書きされる方法をより詳細に示す。次いで、この上書きされた照明持続時間は、本発明の強化された自動照明制御スキームに従って、システムによってキャプチャされた次の画像フレーム中に生成されかつCMOS画像検出アレイに搬送されたLED照明の量を制御するために、自動露光測定及び照明制御サブシステムによって用いられる。
図36は、図35Aに示した強化された自動照明制御スキーム/方法を実行することに含まれたステップを示しているフローチャートである。図36のブロック図で示すように、方法の第1のステップは、自動的に(i)CMOS画像感知アレイの視野の特定の(即ち、中心の)部分における照明レベルを測定し、かつ(ii)キャプチャされた画像において所望の空間強度を達成するために必要な照明持続時間(即ち、時間計数)を決定するために、自動露光測定及び照明制御サブシステムを用いることを含む。
図36のブロックBで示されるように、自動露光測定及び照明制御サブシステムは、LED-ベース照明サブシステムを駆動しかつ画像形成及び検出サブシステムの視野内の物体のデジタル画像をキャプチャするためにこの計算された/決定された照明持続時間を用いる。
図36のブロックCで示されるように、画像処理バーコード読取りサブシステム(例えば、画像プロセッサ)は、キャプチャされた画像の空間強度分布をリアルタイムで分析しかつ測定し、かつ、現行又は後続の画像キャプチャ・サイクル中に、画像データの次の又は後続のフレームをキャプチャする場合に修正照明持続時間が要求されるかまたは望ましいかを決定する。
図36のブロックDに示されるように、自動露光測定及び照明制御サブシステム内で、(分析した画像をキャプチャするために用いられた)先に決定された照明持続時間は、上記ブロックCで決定された修正照明持続時間(計数)により自動的に上書きされる。
図36のブロックEに示されるように、次いで、自動露光測定及び照明制御サブシステムは、LEDベース照明サブシステムを駆動しかつシステムの視野内で照明された物体の後続のデジタル画像をキャプチャするために(ソフトウェア-ベース照明メータリング・プログラムによって計算された)修正照明持続時間を用いる。
図36に示すように、ブロックC〜Eに示されたステップは、各画像キャプチャ・サイクルで、優れた画像コントラストを有する最適化された空間強度レベルを有しているデジタル画像を最終的に生成するために、帰納的方法で多くの回数繰返すことができる。
画像クロッピング・ゾーン(ICZ)フレーミング・パターン、及び自動ポスト-画像キャプチャ・クロッピング方法を採用しているハンド-サポータブル画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダ
上述したハンド-ヘルド画像処理バーコード・シンボル・リーダは、システムの狭領域視野の近傍でユーザへ可視表示を供給する狭領域照明光線を採用する。しかしながら、動作のその広領域画像キャプチャ・モード中にシステムを動作すると同時に、特定のアプリケーションにおいて、システムの広領域視野の可視表示を供給することが望ましいであろう。係るターゲティング/マーキング機能を供給するための様々な技法がこの技術分野で知られているが、図37〜39を参照して新規な方法を以下に説明する。
図37は、その内で物体照明及びイメージング中に画像形成されるようにターゲットされた(照準が定められた)物体を視覚的に取り囲むことができるICZを抽象化(概念化)するために画像クラッピング・ゾーン(ICZ)フレーミング・パターン、及び自動ポスト画像キャプチャ・クロッピング方法を採用しているハンド-サポータブル画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダを示す。図38に示すように、このハンド-サポータブル画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダは、それがシステム制御サブシステムの制御下で動作される一つ以上の画像クロッピング・ゾーン(ICZ)照明フレーミング・ソースを含むということ以外には、上述したそれらの設計に類似する。好適には、これらのICZフレーミング源は、ポスト画像キャプチャ動作中にクロップされる、ICZのコーナーを示している4つの比較的明るいLEDsを用いて実現される。代替的に、ICZフレーミング源は、ICZのコーナーを示している4つのビームレット、またはキャプチャされた画像に表れる明るいラインを生成するために光回折素子(即ち、ボリューム送信ホログラム)を通って伝送される可視レーザ・ダイオードを生成するVLDでありうる。係るコーナー点又は境界線(それによって生成された)によって生成されたICZフレームは、エッジ・トレーシング・アルゴリズムを用いて位置決めする(見付け出す)ことができ、そしてROIのコーナーは、トレースされた境界線から識別することができる。
図39を参照して、本発明のICZフレ-ミング及びポスト画像キャプチャ・クロッピング処理をここで説明する。
図39のブロックAで示されるように、方法の第1のステップは、広領域照明及び画像キャプチャリング動作中にシステムのFOV内でICZフレーミング・パターンを投影することを含む。
図39のブロックBで示されるように、方法の第2のステップは、ユーザがICZフレーミング・パターン内で画像形成されるべき物体を視覚的に位置合せすることを含む(しかしながらそれは実現されうる)。
図39のブロックCで示されるように、方法の第3のステップは、画像形成及び検出サブシステム及び画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムがシステムのFOV全体の広領域画像を形成しかつキャプチャすることを含み、それは、画像形成されるべき物体の回りで位置合せされたICZフレーミング・パターンを包囲する(即ち、空間的に取り囲む)。
図39のブロックDで示されるように、方法の第4のステップは、ブロックBでキャプチャされた広領域画像全体に包含されたこれらの画素から、ICZによって定義された空間的境界内で画素を自動的にクロップするために、画像処理バーコード読取りサブシステム内で実現された、自動ソフトウェア-ベース画像クロッピング・アルゴリズムを用いることを含む。画像歪みがICZフレーミング・パターンのキャプチャされた画像に存在しうるという事実により、クロップされた矩形画像は、ICZフレーミング・パターンそれ自体及びICZフレーミング・パターンに入らない近隣の画素を部分的に包含しうる。
図39のブロックEで示されるように、方法の第5のステップは、画像処理バーコード読取りサブシステムが、その中に図式的に表された1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るようにICZのクロップされた画像画素によって表された画像を自動的に復号処理することを含む。
図39のブロックFで示されるように、方法の第6のステップは、画像処理バーコード読取りサブシステムが、復号されたバーコード・シンボルを表すシンボル文字データを(ホスト・システムに)出力することを含む。
特に、従来技術のFOVターゲッティング方法では、ユーザは、ユーザがキャプチャすることを意図したものといくらか一致する画像をキャプチャする。この状況は、ファインダーとカメラ・レンズの視野が互いに実質的にのみ一致するような、低価格の自動露出カメラに類似する。上述したICZフレーミング及びポスト-処理画素クロッピング方法を採用している提案したスキームでは、ユーザは、ユーザがICZフレーミング・パターンでフレームしたそのものである画素をキャプチャする。従来技術のFOV方法に対するこのシステムの利点は、自動露出カメラに対するSLRカメラの利点に類似する、具体的には、精度及び信頼性。
ICZフレーミング及びポスト-処理画素クロッピング方法を用いることの別の利点は、ICZフレーミング・パターン(しかしながら実現される)が画像形成及び検出サブシステムの視野と一致することを必要としないということである。また、ICZフレーミング・パターンは、並列光学軸を有することを必要としない。この方法の唯一の基本的必要要件は、システムの作動距離に沿って、ICZフレーミング・パターンが画像形成及び検出サブシステムの視野(FOV)内に入るということである。
しかしながら、ICZフレーミング・パターンがカメラの視野の内側に完全に入らない(即ち、ICZフレーミング・パターンが完全な収集された画像内に入らない)場合に、これは、キャプチャされかつクロップされた画像がイメージング・システムの焦点深度に入らないということをユーザに視覚的に暗示するようにシステムのICZフレーミング・パターン及び光軸角を設計しうる。それゆえに、イメージャは、より適格な距離でユーザが画像収集処理を繰返しうるようにユーザに視覚的または音声的フィードバックを供給することができる。
容易に思い浮かぶある変更
本発明の代替的実施形態では、マルチ-モード照明サブシステム14内で採用された照明アレイ27、28及び29は、例えば、Metrologic Instruments, Inc.を出願人としてかつここの完全に示されるかのように、その全てが参照文献としてここに採用された、2002年5月30日に発行された、WIPO公報No.WO02/43195A2に詳細が教示される、可視レーザ・ダイオード(VLDs)のような、LED以外のソリッドステートの光源を用いて実現されうる。しかしながら、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダにVLDベース照明技法を用いる場合、物体照明及びイメージング動作中にコヒーレント照明源を用いる場合に画像検出アレイ22で生成されるスペックル・ノイズを除去するかさもなければ実質的に低減するために大いなる注意が払われなければならない。上記WIPO公報No.WO02/43195A2は、VLD-ベース照明アレイを用いる場合に画像形成及び検出中にスペックル・ノイズを除去するか又は実質的に低減するための様々な方法及び装置を提供する。
CMOS画像感知アレイ技術が本発明の好適な実施形態で用いられるものとして説明されたが、代替的実施形態では、CCD式画像感知アレイ技術、並びにその他の種類の画像検出技術を用いることができるということが理解される。
上記に詳細に説明したバーコード・リーダ設計は、例えば、イサーネットTCP/IPのような、産業界で一般的に用いられるインターフェイスを有する、産業用または商業用定位置バーコード・リーダ/イメージャとしての使用に容易に適応することができる。システムにイサーネットTCP/IPポートを備えることによって、例えば:インターネットにわたる係るバーコード読取りシステムへのマルチ-ユーザ・アクセス;単一のユーザ・アプリケーションからネットワーク上の複数のバーコード読取りシステムの制御;ライブ・ビデオ動作における係るバーコード読取りシステムの有効な使用;係るバーコード読取りシステムのウェブ-サービス、即ち、システム又はインターネット・ブラウザからのシステムのネットワークを制御すること、等のような、多くの有用な特徴が有効にされる(可能になる)。
本発明の実施形態は、1-D及び2-Dバーコード構造を含んでいる様々な種類のバーコード・シンボル読取りアプリケーションに関連して説明されたが、本発明は、あらゆる機会可読な印、データ型、またはバーコード・シンボル構造、英数字文字認識ストリング、手書き、及びこの技術分野で現在知られているかまたは将来開発される様々なデータ型、を含んでいるが、それらに限定されない、図式的に符号化された型の情報を読取る(即ち、認識する)ために用いることができるということが理解される。以後、用語“コード・シンボル”(コード記号)は、全ての係る情報担持構造体又は図式的に符号化された情報のその他の型を含むものとする。
また、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダは、様々なユーザ・アプリケーションにおいて、運転免許証、許可証、クレジットカード、デビットカード、等に印刷された写真及びマーク(印)を含んでいる様々な種類のグラフィック・イメージ(図式的画像)をキャプチャしかつ処理するために用いることもできる。
実施形態のバーコード・シンボル読取りサブシステムに採用された画像キャプチャ及び処理技術は、ここに開示された新規な教示の利益を有する当業者にとって容易に理解される様々な方法で変更されうるということが理解される。その実施形態の全ての係る変更及び変形は、ここに添付した本発明の特許請求の範囲によって定義された本発明の適用範囲及び精神内にあるとものと思われる。
本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの背面斜視図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの正面斜視図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの立面左側面図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの立面右側面図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの立面背面図である。 その照明サブシステム及びその画像キャプチャリング・サブシステムに関連付けられた構成要素(コンポーネント)を示している、本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの立面正面図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの底面図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの平面背面図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第1の斜視分解図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第2の斜視分解図である。 本発明の第1の実施態様のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第3の斜視分解図である。 図1A〜図1Lに示したハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに対するシステム設計を表す概略ブロック図であり、図示したシステム設計は、図示するように、(1)画像形成される物体上に視野(FOV)を生成するための画像形成(カメラ)光学系と、(i)画像感知アレイのいくつかの中央の行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、のいずれかにおいて照明動作中に物体から反射される画像形成された光を検出するためのCMOS等の領域型画像感知アレイとを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出(即ち、カメラ)サブシステム、(2)マルチ-モード照明サブシステムから透過されかつ照明された物体から反射されかつハンド-サポータブル筐体内で実現される狭帯域透過種類光学フィルタを通って透過された光だけが(即ち、その光透過開口に配置された赤色波長高帯域通過反射ウィンドウ・フィルタ素子及び画像センサの前の低帯域通過フィルタを用いて)画像センサによって検出されかつ周囲光の全ての他のコンポーネント(構成要素)が実質的に拒否されるような、それぞれ画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に画像形成及び検出サブシステムのFOV内の狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドを生成するためのマルチ-モードLEDベース照明サブシステム、(3)画像形成及び検出サブシステムのFOV内のIRベース物体検出フィールドを生成するためのIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム、(4)LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御するための自動露光測定及び照明制御サブシステム、(5)画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングするための画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステム、(6)画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつそれに表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取るためのマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、及び(7)各前記サブシステム・コンポーネント(構成要素)が組み込まれるような、外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスに処理した画像データ等を出力するための入出力サブシステム、(8)システム制御サブシステムを備えている。 図2Bに示した三層コンピューティング・プラットフォームを用いて実現された、マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムの概略ブロック図である。 図1A〜図2A2に示したハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに対するシステム実装を示す概略ブロック図であり、システム実装は、(1)マルチ-モードLEDベース照明サブシステム及び自動露光測定及び照明制御サブシステムによって実行される電子機能を実現するコンポーネント(構成要素)を担持している照明ボード(基盤)33、(2)マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムによって実行される電子機能を実現する、ランダムにアクセス可能な興味領域(ROI)ウィンドウ機能(ケーパビリティ)を有する、25Mhzマスタ・クロックで、7フレーム/秒で、1280*1024解画像度で実行されている高解画像度(1280×1024 8ビット 6マイクロン画素サイズ)CMOS画像センサ・アレイを担持しているCMOSカメラ・ボード(基盤)、(3)(i)16ビット 100Mhz外部バス速度を有する200Mzh 1.0コア電圧で実行されているIntel Sabinal 32ビット・マイクロプロセッサPXA210、(ii)拡張可能(例えば、8+メガバイト)Intel J3 非同期16ビット・フラッシュ・メモリ、(iii)100MHz 16メガバイトSDRAM、(iv)カメラ・タイミングを制御しかつ画像収集処理を駆動するように構成(設定)された、50Mhzクロック周波数及び60MB/秒データ速度で実行されるXilinx Spartan II FPGA FIFO39、(v)システムの他のサブシステムを実現するための、マルチメディア・カード・ソケット、(vi)システム・バスによって調整可能なMCU用パワー管理モジュール、及び(vii)一対のUARTs(一つがIRDAポート用、他の一つがJTAGポート用)、を含んでいるCPUボード(基盤)(即ち、コンピューティング・プラットフォーム)、(4)I/Oサブシステムによって実行される機能を実現するためのインターフェイス・ボード(基盤)、及び(5)IRベース物体存在及び範囲検出サブシステムを実現するためのIRベース物体存在及び範囲検出回路を備えて示されている。 動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中のマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムのFOV内の狭帯域照明の近、遠、狭、及び広領域フィールド間の空間関係を示している概略図である。 照明の狭帯域内に包含された光の光学的構成要素だけを用いて物体の画像が形成されかつ検出されると同時に、画像感知アレイにおける画像検出の前に周囲光の全ての他の構成要素が実質的に拒否されるように、その狭帯域透過形光学フィルタ・システムを通して可視狭帯域照明を透過しかつ係る狭帯域照明で物体を照明している、LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを示し、かつ照明された物体から反射された光線を収集しかつ集束するために、画像感知アレイの前に低域フィルタを含んでいる、画像形成光学系も示している、第1の実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの部分断面斜視図である。 赤色波長反射高域レンズ素子が、画像形成レンズ素子の前にデバイスのイメージング・ウィンドウに配置されると同時に、低域フィルタが、画像形成素子間の画像センサの前に配置されて、照明の狭帯域内の光学構成要素だけを用いて画像感知アレイに物体の画像を写すと同時に、周囲光の全ての他の構成要素を拒む、第1の実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス内で用いられる光学構成要素の幾何レイアウトを示している概略図である。 (12mmの最大直径で)全ての3つのレンズが可能な限り小さく作られ、全てが球面を有し、全てが普通ガラス、例えば、LAK2(〜LaK9)、ZF10(=SF8)、LAF2(〜LaF3)から作られる、第1の実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス内に採用される画像形成光学サブシステムの概略図である。 アセンブリをフォーカスするようにバレル構造がベース構造内で摺動するようにアセンブリが設定(構成)される、レンズ素子を保持する二分割バレル構造、及び画像感知アレイを保持するベース構造を示している、第1の実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの画像形成光学サブシステムに採用されるレンズ保持アセンブリの概略図である。 画像形成レンズ・アセンブリ、そこに採用される画像感知アレイ(例えば、ランダム的にアクセス可能な興味領域(ROI)ウィンドウ機能を有する、1280×1024画素解画像度(1/2"フォーマット)、6マイクロン画素サイズ、13.5Mhzクロック・レートを有しているMotorola MCM20027又はNational Semiconductor LM9638 CMOS2-D画像感知アレイ)に関して、マルチ-モード照明サブシステムで用いられるLEDsの物理的位置を、側面から、示している第1の概略図である。 画像形成レンズ・アセンブリ、及びそこに採用される画像感知アレイに関して、ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのマルチ-モード照明サブシステムで用いられるLEDsの物理的レイアウトを、軸側から、示している第2の概略図である。 本発明のバーコード読取りシステムに採用される画像形成光学アセンブリの被写界深度を決定することに含まれるステップを記述しているフローチャートである。 画像形成レンズ解画像度特性が画像感知アレイの画素限度に対してプロットされている、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスにおける画像形成光学系の設計に用いられる被写界深度チャートの概略図である。 画像形成光学系のMTFチに対して物体距離(センチメートル)をプロットしている本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの画像形成光学系の性能を示している図式的チャートである。 ミリメートルで測定して、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの画像形成光学系の被写界深度を示し、かつその被写界深度内の特定の領域に対して測定することができる最狭バーコード素子寸法を示している概略図である。 サブシステムの光学性能だけを示している、画像形成光学系の解画像度をプロットするDOFチャートを示す図である。 画像形成及び検出サブシステムの画像形成光学系の光学的性能だけを考慮して、ある一定のミル・サイズ・コードに対するDOFを読取る方法を図式的に示す図である。 (それらが物体距離の関数であるように)固定された焦点距離リーダに対する光学性能曲線と同じ軸にプロットされた1.4及び1.6画素サンプリング限度を示す図である。 1.6画素の場合について、光学性能及びサンプリング限度を一緒に考慮して、画像形成及び検出サブシステムの複合DOF曲線を決定する方法を図式的に示す図である。 1.6画素の場合について、光学性能及びサンプリング限度を一緒に考慮して、ある一定のミル・サイズ・コードに対するDOFを読取る方法を図式的に示す図である。 一緒にして、ZPL(Zemax Programming Language:ゼマックス・プログラミング言語)で書かれかつ複合DOFチャートを生成することができる例示的コンピュータ・プログラムを示す図である。 一緒にして、ZPL(Zemax Programming Language:ゼマックス・プログラミング言語)で書かれかつ複合DOFチャートを生成することができる例示的コンピュータ・プログラムを示す図である。 一緒にして、ZPL(Zemax Programming Language:ゼマックス・プログラミング言語)で書かれかつ複合DOFチャートを生成することができる例示的コンピュータ・プログラムを示す図である。 本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムから生成された狭領域照明、近視野広領域照明、及び遠視野広領域照明の範囲を特定する概略図である。 本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムによって支持される各照明モードの幾何特質及び特性を特定するテーブル(表)を示す図である。 デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの第1の実施形態において遠視野広領域照明アレイのLEDsが球面レンズの後に配置され、狭領域照明アレイのLEDsが円筒レンズの後に配置され、かつ近視野広領域照明アレイのLEDsがレンズ無し(unlensed)である、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用される狭領域照明アレイ及び近視野及び遠視野広領域照明アレイに関連付けられたLED光源の物理的構成(配列)を示す概略図である。 本発明のマルチ-モード照明サブシステムの狭領域照明アレイを実現するために用いられるLEDsの波長特性対ランバーティアン・エミッタンスを示しているグラフ図である。 本発明のマルチ-モード照明サブシステムの狭領域照明アレイを実現するために用いられるLEDsの極角特性対ランバーティアン・エミッタンスを示しているグラフ図である。 円筒レンズの第1の表面が狭領域(即ち、線形)照明パターンを生成するために垂直に曲げられ、狭領域(即ち、線形)照明フィールドを生成するために円筒レンズの第2の表面が狭領域照明パターンの高さを制御するように水平に曲げられる、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスの狭領域(線形)照明アレイのLEDsの前に用いられる円筒レンズの概略図である。 本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された狭領域(線形)照明アレイを実現するために用いられるLEDsの対の組(pairs)及び二つの円筒レンズのレイアウトを示す概略図である。 狭領域照明フィールドの空間強度が約80ミリメートルで実質的に均等(均一)に成り始めるということを示している、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのイメージング・ウィンドウ(即ち、作動距離)から離れていくフィールドに沿って30、40、50、80、120、及び220ミリメートルで取られた、実施形態のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された狭領域(線形)照明アレイによって生成された狭領域(線形)照明フィールドに対する6つの照明プロフィールの一組(セット)を示す図である。 本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された広領域照明アレイを実現するために用いられたLEDsの波長特性対ランバーティアン・エミッタンスを示しているグラフ図である。 本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された遠視野及び近視野広領域照明アレイを実現するために用いられたLEDsの極角特性対ランバーティアン・エミッタンスを示しているグラフ図である。 本発明の遠視野広領域照明アレイのLEDsの前に用いられる平凸レンズの概略図である。 本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された遠及び狭・広領域照明アレイを実現するために用いられるLEDs及び平凸レンズのレイアウトの概略図である。 近視野広領域照明フィールドの空間強度が約40ミリメートルで実質的に均等(均一)に成り始めるということを示している、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのイメージング・ウィンドウ(即ち、作動距離)から離れていくフィールドに沿って10、20、30、40、60、及び100ミリメートルで取られた、実施形態のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された近視野、広領域照明アレイによって生成された近視野広領域照明フィールドに対する6つの照明プロフィールの一組(セット)を示す図である。 遠視野広領域照明フィールドの空間強度が約100ミリメートルで実質的に均等(均一)に成り始めるということを示している、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのイメージング・ウィンドウ(即ち、作動距離)から離れていくフィールドに沿って100、150及び220ミリメートルで取られた、実施形態のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用された遠視野、広領域照明アレイによって生成された遠視野広領域照明フィールドに対する3つの照明プロフィールの一組(セット)を示す図である。 かなり大きい信号強度(80DNよりも大きい)を示している、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用されたマルチ-モード照明サブシステムから生成された遠視野広領域照明フィールドの中心に対する画素強度値を計算する好適な方法を示しているテーブル(表)を示す図である。 デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用されたマルチ-モード照明サブシステムから生成された可視照明の波長の非常に狭い帯域だけ(例えば、620〜700ナノメートル)を実質的に透過し、かつしかしながら生成されるこの狭い光学帯域に入らない全てのその他の光学波長(即ち、周囲光源)を拒むための狭帯域光学フィルタ・サブシステムを形成するために、協力する、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのハンド-サポータブル筐体内に組み込まれた赤色波長反射(高域)イメージング・ウィンドウ、及びその内のそのCMOS画像感知アレイの前に配置された低域光学フィルタを示している概略図である。 620ナノメートル以下の光学波長が透過されかつ620nm以上の波長が実質的に阻止(ブロック)される(例えば、吸収又は反射される)ことを示している、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのハンド-サポータブル筐体内に組み込まれた赤色波長反射高域イメージング・ウィンドウの後で、しかしそのCMOS画像感知アレイの前に配置された低域光学フィルタ素子に関連付けられた透過特性(エネルギー対波長)の概略図である。 700ナノメートル以上の光学波長が透過されかつ700nm以下の波長が実質的に阻止(ブロック)される(例えば、吸収又は反射される)ことを示している、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのハンド-サポータブル筐体内に組み込まれた赤色波長反射高域イメージング・ウィンドウに関連付けられた透過特性(エネルギー対波長)の概略図である。 本発明の実施形態のマルチ-モード照明サブシステムから生成されたLED発光のスペクトル特性に対してプロットされた、本発明のハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内に組み込まれた狭-ベース・スペクトル・フィルタ・サブシステムの透過特性の概略図である。 入射照明が球面光収集ミラーを用いてシステムのFOVの中心の選択された部分から収集され、そして反射された照明の強度の検出のために光ダイオード上に集束されかつ自動露光測定及び照明制御サブシステムによって実質的に処理されて、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用されたLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムによって生成された照明を次いで制御する、自動露光測定及び照明制御サブシステムに関連付けられ、かつ実施形態のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内に配置された球面/放物形光反射/収集ミラー及び光ダイオードの幾何レイアウトを示す概略図である。 照明がシステムのFOVの中心から収集され、かつCMOS画像感知アレイが十分な輝度(明るさ)の照明された物体のデジタル画像を生成するように、マルチ-モード照明サブシステムの狭領域照明アレイ並びに遠視野及び狭フィールド広領域照明アレイを、適当な強度で、駆動するための制御信号を生成するように自動的に検出される、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに採用された自動露光測定及び照明制御サブシステムの概略図である。 本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに採用された図7Bの自動露光測定及び照明制御サブシステムを実現するために設計されたハイブリッド・アナログ/デジタル回路の概略図である。 本発明の原理により、実施形態のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用され、かつたシステム制御サブシステムによって(又はトリガ・スイッチによって直接的に)一度起動され、かつ画像感知アレイの全ての行が集積動作の状態にある場合、CMOS画像感知アレイは、自動露光測定及び照明制御サブシステムを自動的に起動し、自動露光測定及び照明制御サブシステムは、それに応じて、正確な方法でマルチ-モード照明サブシステムに関連付けられた適当なLED照明アレイを自動的に駆動しかつ画素のその行の全てが集積の状態にある場合に狭くチューンされたLEDベース照明でCMOS画像検出アレイ全体を汎用的に露光し、それゆえに、共通の集積時間を有し、それにより、バーコード・リーダと物体との間の相対的な運動に係わりなく、高品質画像をキャプチャリングする、ということを示している概略図である。 一緒に取って、実施形態のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス内で、本発明の汎用露出制御方法を実行することに含まれるステップを記述しているフローチャートを示す図である。 一緒に取って、実施形態のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス内で、本発明の汎用露出制御方法を実行することに含まれるステップを記述しているフローチャートを示す図である。 第1の範囲表示制御信号がマルチ-モード照明サブシステムの近視野領域内での物体の検出により生成され、かつ第2の範囲表示制御信号がマルチ-モード照明サブシステムの遠視野領域内での物体の検出により生成される、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに採用されたIRベース自動物体存在及び範囲検出サブシステムの概略ブロック図である。 そのCMOS画像感知アレイが、(FPGAにより実現される)FIFO及びシステム・バスを通してそのマイクロプロセッサに操作可能に接続され、かつまたそのSDRAMもシステム・バスによりマイクロプロセッサに操作可能に接続され、マイクロプロセッサ内の直接メモリ・アクセス(DMA)モジュールの制御下でSDRAMへのイメージング・アレイによってキャプチャされた画素データのマッピングを有効にすることを示している、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの概略図である。 デバイス内で実行される各画像キャプチャ・サイクル中に本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置内のCMOSイメージング・アレイによってキャプチャされた画素データのバイトをそのSDRAMのアドレス指定可能なメモリ記憶位置にマップする方法を示している概略図である。 本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの三層ソフトウェア・アーキテクチャに関連付けられたソフトウェア・モジュール、具体的には:主タスク・モジュール、コード・ゲート・タスク・モジュール、狭領域照明タスク・モジュール、メトロセット(Metroset)・タスク・モジュール、アプリケーション・イベント・マネージャ・モジュール、ユーザコマンド・テーブル・モジュール、及びソフトウェア・アーキテクチャのアプリケーション層に存在しているコマンド・ハンドラ・モジュール;サスク・マネージャ・モジュール、イベント・ディスパッチャー・モジュール、入出力マネージャ・モジュール、ユーザ・コマンド・マネージャ・モジュール、タイマー・サブシステム・モジュール、入出力サブシステム・モジュール及びソフトウェア・アーキテクチャのシステム・コア(SCORE)層に存在しているメモリ制御サブシステム・モジュール;リナックス(Linux)・カーネル・モジュール、リナックス・ファイル・システム・モジュール、及びソフトウェア・アーキテクチャのリナックス・オペレーティング・システム(OS)層内に存在しているデバイス・ドライバ・モジュールを示している概略図である。 新しいタスクの始動、現在実行されているタスクを停止すること、何かを行うこと、又は何もしないこと及びイベントを無視することを含んでいる、アプリケーション・イベント・マネージャにイベントを(信号で)知らせかつ配送する手段を供給するイベント・ディスパッチャー・ソフトウェア・モジュールの概略図である。 本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内で発生しかつディスパッチすることができるシステム-定義イベントの例、具体的には:システム始動の完了を(信号で)知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_POWER_UP;論理タイマーのタイムアウト(時間切れ)を知らせかつパラメータ“pointer to timer id”(タイマーidへのポインタ)を含む_SCORE_EVENT_TIMEOUT;予期しない入力データが利用可能であることを知らせかつパラメータ“pointer to connection id”(接続idへのポインタ)を含むSCORE_EVENT_UNEXPECTED_INPUT;ユーザがトリガ・スイッチを引いたことを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_TRIG_ON;ユーザがトリガ・スイッチを解放したことを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_TRIG_OFF;物体がバーコード・リーダの下に配置されることを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_OBJECT_DETECT_ON;物体がバーコード・リーダの視野から移動されることを知らせかつパラメータを含まないSCORE_EVENT_OBJECT_OFF;タスク実行の終わりを知らせかつパラメータUTIDを含むSCORE_EVENT_EXIT_TASK;及び実行中のタスクの中止を知らせるSCORE_EVENT_ABORT_TASK、を一覧に示しているテーブル(表)である。 アプリケーション特定タスク(即ち、スレッド)を実行しかつ停止する手段を供給するタスク・マネージャ・ソフトウェア・モジュールの概略図である。 バックグラウンドで実行されかつ外部デバイスのアクティビティ及びユーザ接続をモニターし、かつ、係るアクティブティが検出される、アプリケーション層に適当なイベントを知らせる入出力マネージャ・ソフトウェア・モジュール(即ち、入出力サブシステム)の概略図である。 入出力接続を生成しかつ削除し、そして外部システム及びデバイスと通信する手段を供給する入出力サブシステム・ソフトウェア・モジュールの概略図を示す。 入出力接続を生成しかつ削除し、そして外部システム及びデバイスと通信する手段を供給する入出力サブシステム・ソフトウェア・モジュールの概略図を示す。 論理タイマーを生成し、削除し、かつ利用する手段を供給するタイマー・サブシステムの概略図を示す。 論理タイマーを生成し、削除し、かつ利用する手段を供給するタイマー・サブシステムの概略図を示す。 標準ダイナミック・メモリ管理機能を完全にコンパチブルな、デバイスを有するスレッド-レベル・ダイナミック・メモリを管理するためのインターフェイスと、並びに収集したデータをバッファリングするための手段とを供給する、メモリ制御サブシステムの概略図を示す。 標準ダイナミック・メモリ管理機能を完全にコンパチブルな、デバイスを有するスレッド-レベル・ダイナミック・メモリを管理するためのインターフェイスと、並びに収集したデータをバッファリングするための手段とを供給する、メモリ制御サブシステムの概略図を示す。 ユーザ・コマンドを入力し、かつユーザ・コマンドを処理する役割をするアプリケーション・モジュールを実行する標準的方法を供給するユーザ・コマンド・マネージャの概略図である。 デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスに採用されたハードウェア-ベース手動始動式トリガ・スイッチとのソフトウェア接続を設定するためのトリガ・スイッチ・ドライバ、デジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイス上で画像収集機能を実現するための画像収集ドライバ、及びイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置上で物体検出機能を実現するためのIRドライバを含む、デバイス・ドライバ・ソフトウェア・モジュールの概略図である。 ユーザがバーコード・リーダをバーコード・シンボルに向けてポイントする場合に、IRデバイス・ドライバは、どのようにフィールド内でその物体を検出し、そしてシステム・コア層で入出力マネージャ・ソフトウェア・モジュールを目覚めさせるかを示している例示的フローチャート図である。 物体の検出により、どのように入出力マネージャがSCORE_OBJECT_DETECT_ONイベントをイベント・ディスパッチャ-・ソフトウェア・モジュールにポスト(掲示)するかを示している例示的フローチャート図である。 物体を検出することに応じて、どのようにイベント・ディスパッチャー・ソフトウェア・モジュールがSCORE_OBJECT_DETECT_ONイベントをアプリケーション層に渡すかを示している例示的フローチャート図である。 アプリケーション層でSCORE_OBJECT_DETECT_ONイベントを受取ることにより、どのようにアプリケーション・イベント・マネージャが、マルチ-モード照明サブシステムに関連付けられた狭領域照明アレイを起動し、かつ(デバイスがプログラムされるシステム・モードによって要求された場合に)図13Eに示したコード・ゲート・タスクまたは(デバイスがプログラムされるシステム・モードによって要求されら場合に)図13Mに記述された狭領域照明タスクのいずれかを実行する、イベント処理ルーチンを実行するかを示している例示的フローチャート図である。 コード・ゲート・タスクがアプリケーション層内で(有効にされかつ)実行される場合に、どの動作がどのように実行されるのかを示している例示的フローチャート図である。 コード・ゲート・タスクが実行されている間に、ユーザがバーコード・リーダ上のトリガ・スイッチを引く場合、トリガ・デバイス・ドライバがシステム・コア・層における入出力マネージャをどのように目覚めさせるかを示している例示的フローチャート図である。 目覚ますことに応じて、どのように入出力マネージャがイベント・ディスパッチャーにSCORE_TRIGGER_ONイベントをポストするかを示している例示的フローチャート図である。 どのようにイベント・ディスパッチャーがアプリケーション層のアプリケーション・イベント・マネージャにSCORE_TRIGGER_ONイベントを渡すかを示している例示的フローチャート図である。 一緒に取って、マルチ-モード照明サブシステムに関連付けられた狭領域照明アレイを停止し、(どのシステム・モードにデバイスがプログラムされるかにより)コード・ゲート・タスク又は狭領域照明タスクを取消し、かつ主タスクを実行する、システム・コア層におけるタスク・マネージャ内の処理ルーチンを呼出すことによってどのようにアプリケーション・イベント・マネージャがSCORE_TRIGGER_ONに応答するかを示している例示的フローチャート図である。 一緒に取って、マルチ-モード照明サブシステムに関連付けられた狭領域照明アレイを停止し、(どのシステム・モードにデバイスがプログラムされるかにより)コード・ゲート・タスク又は狭領域照明タスクを取消し、かつ主タスクを実行する、システム・コア層におけるタスク・マネージャ内の処理ルーチンを呼出すことによってどのようにアプリケーション・イベント・マネージャがSCORE_TRIGGER_ONに応答するかを示している例示的フローチャート図である。 主タスクがアプリケーション層内で(有効にされかつ)実行される場合どの動作が実行されるかを示している例示的フローチャート図である。 主タスクでコールされる、データ出力手順がアプリケーション層の入出力サブシステム・ソフトウェア・モジュール内で実行される場合、どの動作が実行されるかを示している例示的フローチャート図である。 入出力サブシステムからシステムのリナックスOS層内のデバイス・ドライバに送信される復号シンボル文字データを示している例示的フローチャート図である。 狭領域照明タスクがアプリケーション層内で(有効にされかつ)実行される場合、どの動作が実行されるかを示している例示的フローチャート図である。 一緒に取って、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのCMOS画像感知アレイにおける鏡面式反射を実質的に低減するような方法で、広領域照明フィールドで物体を照明するように主タスク・ルーチン中の使用のために、広領域照明を生成する新規な方法を記述しているフローチャートである。 一緒に取って、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのCMOS画像感知アレイにおける鏡面式反射を実質的に低減するような方法で、広領域照明フィールドで物体を照明するように主タスク・ルーチン中の使用のために、広領域照明を生成する新規な方法を記述しているフローチャートである。 一緒に取って、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード読取りデバイスのCMOS画像感知アレイにおける鏡面式反射を実質的に低減するような方法で、広領域照明フィールドで物体を照明するように主タスク・ルーチン中の使用のために、広領域照明を生成する新規な方法を記述しているフローチャートである。 本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内に採用されたマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム・モジュールによって支持される様々なバーコード・シンボロジーを一覧に示すテーブルである。 マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム・モジュールが動作するようにプログラムすることができる4つの主要モード、具体的には:マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、増分する方法でそこに表された一つ以上のバーコードをサーチし、かつ画像全体が処理されるまでサーチすることを継続するようにデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理するように設定される自動モード;マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、抽出されて画像特徴データのフレーム又はブロックを通して螺旋的方法でサーチすること及びそれらにマークを付けかつバーコード・シンボルが画像データのキャプチャされたフレーム内で認識される/読取られるまで対応する生デジタル画像データを処理することによって、その中に表される一つ以上のバーコード・シンボルをサーチする(即ち、見出す)ように、ユーザがバーコード・リーダの照準を定める画像の中心またはスウィープ・スポットから開始して、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理するように設定される、手動モード;マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、マルチ-モード画像形成及び検出システムの視野内のバーコードの場所を特定するデータを協力させることに応じて、そこに表された一つ以上のバーコードをサーチするように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームにおける特定された“興味領域”(ROI)を自動的に処理するように設定される、ROI-特定モード;マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、そこに表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、自動及び手動モードで用いられる特徴抽出及びマーキング動作なしに、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域(線形)フレームを自動的に処理するように設定される、ファインダー無し(NoFinder)モード;及びマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、そこに表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、自動及び手動モードで用いられる特徴抽出及びマーキング動作なしに、一つ以上の所定の仮想スキャン・ライン配向(方向)に沿ってデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理するように設定される、オムニスキャン・モード、を一覧に示すテーブルである。 (i)図13Eに示したREAD BAR CODE(S) IN CAPTURED NARROW-AREA IMAGE(キャプチャされた狭領域画像のバーコードを読取る)と表題が付けられたブロックにおけるコード・ゲート・タスク・ソフトウェア・モジュール、又は(ii)図13Jに示した“READ BAR CODE(S) IN CAPTURED WIDE-AREA IMAGE”(キャプチャされた広領域画像におけるバーコードを読取る)と表題が付けられたブロックにおける主タスク・ソフトウェア・モジュール、のいずれかから一度コールされた、“マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム”と表題が付けられたソフトウェア・サブ-アプリケーションをセット・アプしかつクリーニング・アップすることに含まれるステップを示している例示的フローチャート図である。 (1)処理の第1のステージが、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチする(即ち、見出す)こと、低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、及び空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含む、(2)処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けること、バーコード配向(方向)を計算すること、及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む、そして(3)処理の第3のステージは、バーコードをトラバースすることによってROI内に表されたあらゆるバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含むような、その動作の自動モード中に本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される復号処理に含まれたステップの纏めである。 その動作の自動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれるステップの例示的フローチャート図である。 その動作の自動モードに設定されたマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第1の見出しステージ中のそのオリジナル高解画像度画像からのパッケージ・ラベルの低解画像度画像の生成を示すグラフ図である。 その動作の自動モードに設定されたマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第1の見出しステージ中の、パッケージ・ラベルの低解画像度画像の区分(分割)、それを用いた特徴ベクトルの計算、及び並行線に対するこれら特徴ベクトルの分析を示すグラフ図である。 マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第2のマーイング・ステージ中の、低解画像度画像データの各ブロック内の特徴ベクトルの計算は、勾配ベクトル、エッジ密度の大きさ、並行エッジ・ベクトルの数、edgelsのセントロイド、強度変化、及び低解画像度画像からキャプチャされた強度のヒストグラムの使用を含むことができることを示すグラフ図である。 その動作の自動モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第2のマーキング・ステージ中の、高エッジ密度、多数の並行エッジ・ベクトル及び大きな強度変化を探している特徴ベクトルの検査のグラフ図である。 各特徴ベクトル・ブロックで、バーコードが異なる角度でトラバース(即ち、スライス)され、スライスは、“最小二乗誤差”に基づき互いに一致され、かつ適正な配向がキャプチャされた画像内に表されたバーコード・シンボルの全てのスライスを通して最小二乗誤差感知と一致するその角度であるように決定される、その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第2のマーキング・ステージ中のバーコード配向を計算することのグラフ図を示す。 その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第2のマーキング・ステージ中のバーコード配向を計算することのグラフ図を示す。 係るマーキング動作がパーセルの完全高解画像度画像上で実行され、バーコードは、ブロックの中心から始めていずれかの方向にトラバースされ、変調の程度は、強度変化を用いて検出され、かつバーコードの4つのコーナーのx,y座標(画素)は、1及び2から始めてバーコード配向に垂直に移動して検出され、かつ高解画像度画像内のバーコード・シンボルの検出された4つのコーナーによってROIを定義する、その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第2のマーキング・ステージ中の検出されたバーコード・シンボルの4つのコーナーのマーキングのグラフ図を示す。 バーコード・シンボルをトラバースしている間に、特徴ベクトルFvのヒストグラム構成要素が更新され、黒色-白色間遷移の推定が計算され、かつバーコード・シンボルの狭い及び広い素子の推定が計算される、その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第3のステージ中に特徴ベクトルを更新することのグラフ図を示す。 高解画像度バーコード画像がバーコード配向に垂直な方向にメジアン・フィルタされ、2次導関数零交叉がエッジ交叉を定義し、エッジ遷移を検出するためにだけ零交叉データが用いられ、かつ黒/白遷移推定は、上部及び下部境界をキャプチャされた画像内に表されるバーコード・シンボルのバー及びスペースのグレイ・レベルまで押し上げるために用いられる、その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第3のステージ中の零交叉に対するサーチのグラフ図を示す。 エッジ遷移は、ランプ関数としてモデル化され、エッジ遷移は、1画素幅であるように仮定され、エッジ遷移位置は、副画素レベルで決定され、かつバー及びスペース計数は、エッジ遷移データを用いて寄せ集められる、その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第3のステージ中にバー及びスペース・パターンを生成するグラフ図を示す。 バー及びスペース・データは、境界で囲まれ、かつバー及びスペース・データは、レーザ・スキャニング・バーコード復号アルゴリズムを用いて復号される、その自動モードで動作しているマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の処理の第3のステージ中に復号バー及びスペース・パターンのグラフ図を示す。 (1)処理の第1のステージが、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチする(即ち、見出す)こと、低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、及び空間派生ベース画像処理技法を用いて中間ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み、(2)処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けること、かつ(螺旋的方法で)中間部ブロックを取り囲んでいるその他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻ること、バーコード配向(方向)を計算すること、及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み、そして(3)処理の第3のステージが、バーコードをトラバースすることによってROI内に表されたあらゆるバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、その動作の手動モード中に本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれたステップの纏めである。 その動作の手動モード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像形成方法に含まれるステップの例示的フローチャート図である。 デコーダ・モジュールがバーコード素子ファインディング(見付け)またはマーキング(印付け)技法(即ち、ファインダ・モジュール及びマーカー・モジュール)を採用せずかつ、その中間から始めて、キャプチャされた高解画像度画像の狭領域部分を直接処理し、フィルタされた画像の零交叉を検査し、それからバー及びスペース・パターンを生成しそして、通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号する、その動作のファインダー無しモード中に本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれたステップの纏めである。 その動作のファインダー無しモード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれるステップの例示的フローチャート図である。 デコーダ・モジュールがバーコード素子ファインディング(見付け)またはマーキング(印付け)技法(即ち、ファインダ・モジュール及びマーカー・モジュール)を採用せず、画像化されたバーコード・シンボルが1:1の縦横(アスペクト)比でキャプチャされた広領域高解画像度画像の中心に存在すると仮定し、かつ一組の並行な離間された(例えば、50画素)仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を直接処理し、仮想スキャン・ラインに沿って零交叉を検査し、それからバー及びスペース・パターンを生成し、そして、先に処理された組の仮想スキャン・ラインとは異なる角度(例えば、0、30、60、90、120又は150度)で配向された異なる組の並行に離間された仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を再処理することのオプションで、バー及びスペース・パターンを復号する、その動作のオムニスキャン・モード中に本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれたステップの纏めである。 その動作のオムニスキャン・モード中のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれるステップの例示的フローチャート図である。 (1)処理の第1のステージが、(復号することの失敗の発生後に)動作のオムニスキャン・モード中に取得した興味領域(ROI)座標(x1、x2)を受取ること、(オムニスキャン・モードから)キャプチャされた低解画像度画像をN×Nブロックに再区分(再分割)すること、及び空間派生ベース画像処理技法を用いてROI-特定ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み、(2)処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって更なるROIsにマークを付けること、かつ(螺旋的方法で)中間部ブロックを取り囲んでいるその他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻ること、バーコード配向(方向)を計算すること、及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み、そして(3)処理の第3のステージが、バーコードをトラバースすることによってROI内に表されたあらゆるバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、動作のオムニスキャン・モードとの組合せで用いるために設計された、その動作の“ROI-特定”モード中の本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理ベース・バーコード読取り方法に含まれるステップの纏めである。 その動作のROI-特定モード中に本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される画像処理方法に含まれるステップの例示的フローチャート図である。 その動作の第1のマルチ-リード(オムニスキャン/ROI-特定)モード中に動作されるマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様を示す図である。 その動作の第2のマルチ-リード(ファインダー無し/ROI-特定)モード中に動作されるマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様を示す図である。 その動作の第3のマルチ-リード(ファインダー無し/オムニスキャン/ROI-特定)モード中に動作されるマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの仕様を示す図である。 一緒に取られて、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置内のバーコード・リーダ動作の主要プログラマブル・モード、具体的には: システム動作1番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード; システム動作2番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード; システム動作3番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作4番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作5番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作6番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード; システム動作7番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード; システム動作8番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作9番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作10番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの手動、自動又はオムニスキャン・モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作11番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作12番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作13番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作14番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及びオムニスキャン・モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作15番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの自動、手動及び/又はオムニスキャン・モードを採用している連続自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作16番目のプログラムされたモード--イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作の診断モード;及び システム動作17番目のプログラムされたモード--イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作のライブ・ビデオ・モード、を一覧に示すテーブル(表)を提供する図である。 一緒に取られて、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置内のバーコード・リーダ動作の主要プログラマブル・モード、具体的には: システム動作1番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード; システム動作2番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード; システム動作3番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作4番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作5番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作6番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード; システム動作7番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード; システム動作8番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作9番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作10番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの手動、自動又はオムニスキャン・モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作11番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作12番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作13番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作14番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及びオムニスキャン・モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作15番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの自動、手動及び/又はオムニスキャン・モードを採用している連続自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作16番目のプログラムされたモード--イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作の診断モード;及び システム動作17番目のプログラムされたモード--イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作のライブ・ビデオ・モード、を一覧に示すテーブル(表)を提供する図である。 一緒に取られて、本発明のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り装置内のバーコード・リーダ動作の主要プログラマブル・モード、具体的には: システム動作1番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード; システム動作2番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している手動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード; システム動作3番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作4番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作5番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している手動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作6番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式単一-試み1D単一-読取りモード; システム動作7番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモードを採用している自動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード; システム動作8番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作9番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び手動及び/又は自動モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作10番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの手動、自動又はオムニスキャン・モードを採用している自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作11番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作12番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D単一-読取りモード; システム動作13番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及び自動又は手動モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作14番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムのファインダー無しモード及びオムニスキャン・モードを採用している半自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作15番目のプログラムされたモード--マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの自動、手動及び/又はオムニスキャン・モードを採用している連続自動トリガ式複数-試み1D/2D複数-読取りモード; システム動作16番目のプログラムされたモード--イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作の診断モード;及び システム動作17番目のプログラムされたモード--イメージング・ベース・バーコード・リーダ動作のライブ・ビデオ・モード、を一覧に示すテーブル(表)を提供する図である。 そのマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード中に生成される狭領域照明の近視野及び遠視野の両方を支持する、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの第2の実施形態に採用されるマルチ-モード照明サブシステムから生成される照明の4つのモードを特定している概略図である。 (i)システムのFOVの遠視野領域内の伸長された長さのバーコード・シンボルの簡単な読取り、そしてまた(ii)好適にはシステム動作の“半自動トリガ式”のプログラムされたモード中に、FOVの近視野領域内でかなりの程度の制御を有するバーコード・メニューの簡単な読取り、を有効にする幾何特性を有している近及び遠狭領域照明フィールドを生成するために近視野及び遠視野狭領域アレイに採用される円筒ビーム・シェ-ピング光学系を容易に調整することができる方法を特定している概略図である。 本発明の第2の実施形態によるデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに採用される近及び遠視野狭領域及び広領域照明アレイに関連付けられたLEDs及び集光レンズの物理的構成を示している概略図である。 第1の実施形態のフォーム・ファクタとは異なるフィーム・ファクタのハンド-サポータブル筐体を有して示され、かつ主要な広領域画像キャプチャを支持している、その動作のハンド-フリー/提示モードでの使用のために設定された、本発明のポータブルPOSデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第2の実施形態の第1の斜視図である。 主要な広領域画像キャプチャを支持している、その動作のハンド-フリー/提示モードに設定されかつ動作されて示された、本発明のポータブルPOSデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第2の実施形態の第2の斜視図である。 画像キャプチャの狭領域及び広領域モードの両方を支持している、その動作のハンド-オン形モードに設定されかつ動作されて示されている、本発明のポータブルPOSデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第2の実施形態の第3の斜視図である。 無線ポータブル・データ端末(PDTs)、空き缶(空き瓶)回収機、小売用製品情報キオスク、等を含んでいる、様々な種類の情報収集及び処理システムに容易に組み込むことができるマルチ-モード画像キャプチャ及び処理エンジンの型で実現される、本発明のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスの第3の実施形態の斜視図である。 ハンド-オン・モードに設定されかつ動作されて示された、本発明のイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジンを採用している無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末の概略図である。 そこに具体化されたイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジンが、パッケージのバーコード・シンボルを読取るために用いられ、かつ読取られたバーコードを表すシンボル文字データが、RF対応2方向データ通信リンクによりその受話器受台供給基地局に自動的に送信される、ハンド-オン・モードに設定されかつ動作されて示された、図31の無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末の概略図である。 イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りエンジンが、販売時点(POS)環境で提示式バーコード読取りに適する、動作の広領域画像キャプチャ・モードに設定される、ハンド-フリー・モードで設定されかつ動作されて示された図31及び32の無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末の側面図である。 可能なホスト・システム及び/又はネットワークとインターフェイスして示された、図31、32及び33の無線バーコード駆動式ポータブル・データ端末に対する設計モデルに関連付けられた様々なサブシステム・ブロックを示しているブロック概略図である。 自動露光測定及び照明制御サブシステムがCMOS画像感知アレイの中心部分の露光を測定しかつ、許容できない空間-強度分布に対するキャプチャされたデジタル画像のリアルタイム分析を含んでいる、マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム内に実現されるソフトウェア-ベース照明メータリング・プログラムと協力してLEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御するように適応されるということ以外は、システム設計が図2A1に示したものに類似する、本発明の代替実施形態によるハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに対するシステム設計を表す概略ブロック図である。 自動露光測定及び照明制御サブシステムによって決定された現行照明持続時間が、画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム内で実行されるソフトウェア-実現形、画像処理ベース照明メータリング・プログラムにより計算された照明持続時間によって自動的に無効にされ、かつ本発明の強化された自動照明制御スキームに従って、システムによってキャプチャされた次の画像フレーム中に生成される照明を制御するために用いられる方法を詳細に示している、図35に示されたシステムの概略図である。 図35Aに示された強化された自動照明制御スキームを実行することに含まれるステップを示すフローチャートである。 その内で画像形成される目標物体が照明及びイメージング動作中に囲まれるICZを抽象化するために画像クラッピング・ゾーン(ICZ)ターゲッティング/マーキング・パターン、及び自動ポスト-画像キャプチャ・クロッピング方法を採用しているハンド-サポータブル画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダの斜視図である。 システム制御サブシステムの制御下で動作される画像クロッピング・ゾーン(ICZ)照明ターゲッティング/マーキング源を採用して示される、図37に示されるハンド-サポータブル画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダの概略図である。 図37及び38に示したバーコード・シンボル・リーダ内で具体化される本発明の画像クロッピング・ゾーン・ターゲッティング/マーキング及びポスト-画像キャプチャ・クロッピング処理を実行することに含まれるステップを示すフローチャートである。 変調伝達関数(MTF)を用いている本発明の画像ベース・バーコード・リーダ内の画像形成(即ち、カメラ)光学系を設計する方法を記述することに用いられるグラフ図である。 変調伝達関数(MTF)を用いている本発明の画像ベース・バーコード・リーダ内の画像形成(即ち、カメラ)光学系を設計する方法を記述することに用いられるグラフ図である。 変調伝達関数(MTF)を用いている本発明の画像ベース・バーコード・リーダ内の画像形成(即ち、カメラ)光学系を設計する方法を記述することに用いられるグラフ図である。 変調伝達関数(MTF)を用いている本発明の画像ベース・バーコード・リーダ内の画像形成(即ち、カメラ)光学系を設計する方法を記述することに用いられるグラフ図である。 変調伝達関数(MTF)を用いている本発明の画像ベース・バーコード・リーダ内の画像形成(即ち、カメラ)光学系を設計する方法を記述することに用いられるグラフ図である。 実施形態に採用される画像形成光学系の設計中に用いられる、物体距離に対する最小コード素子サイズのグラフ・プロットである。

Claims (423)

  1. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードをサポートするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    光透過開口を有しているハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素がイネーブルされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行がイネーブルされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成した光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内でLED照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつ表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    複数の前記サブシステムを制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと
    を備えていることを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  2. 前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内のIRベース物体検出フィールドを生成するIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム;及び
    前記FOVの中央部分に入射する露光量を測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を自動的に制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  3. 前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステム及び前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記サブシステムによってサポートされた電子機能を実現している構成要素を担持している照明ボード上で実現されることを特徴とする請求項2に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  4. 前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、ランダム的にアクセス可能な関心領域(ROI)ウィンドウ機能を有する高解画像度CMOS種類画像感知アレイを担持しているカメラ・ボード上で実現されることを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  5. 前記マルチ-モード画像処理バーコード読取りサブシステムは、(i)マイクロプロセッサ、(ii)拡張可能メモリ、(iii)SDRAM、及び(iv)カメラ・タイミングを制御しかつ画像収集処理を駆動するように構成されたFPGA FIFOを含んでいるコンピューティング・プラットフォーム上で実現されることを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  6. 前記I/Oサブシステムは、インターフェイス・ボード上で実現されることを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  7. 前記IRベース物体存在及び範囲検出サブシステムは、IRベース物体存在及び範囲検出回路を用いて実現されることを特徴とする請求項2に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  8. 前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、狭領域照明フィールドを生成するための第1のLEDベース照明アレイ、近視野広領域照明フィールドを生成するための第2のLEDベース照明アレイ、及び遠視野広領域照明フィールドを生成するための第3のLEDベース照明アレイを生成し、それぞれは、狭い光学帯域幅を有しかつイメージングの狭領域及び広領域モード中にそれぞれ前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内に限定(制限)され、それによりマルチ-モード照明サブシステムから伝送されかつ照明された物体から反射された光だけが、(1)前記光伝送開口に取付けられた高域(即ち、赤色波長反射)フィルタ素子、及び(2)前記画像感知アレイの前または前記光伝送開口の後のどこかに取り付けられた低域フィルタ素子によって実現される狭帯域伝送型の光学フィルタ・サブシステムを通って最終的に伝送されることを確実にすることを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  9. 狭帯域組込み光学フィルタ・サブシステムは、前記画像感知アレイが前記マルチ-モード照明サブシステムに関連付けられたLED駆動回路によって駆動された前記LEDベース照明アレイによって伝送された狭帯域可視照明だけを受け入れることを確実にする一方で、光収集光学系によって収集された周辺光の全ての他の構成要素は、画像感知アレイで実質的に拒否され、それによりそこにおける改善されたSNRを供給し、それゆえにシステムの性能を改善することを特徴とする請求項8に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  10. 前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、二つの要素(側面):(1)前記画像感知アレイの回りでシステムの光学系によって収集されたフォトニック・エネルギー(即ち、光)のパワー密度をリアル-タイムで測定し、かつ良好な画像形成及び検出に必要な露光量を示す自動露光制御信号を生成するため;及び(2)システム制御サブシステムによって供給される照明アレイ選択制御信号と組合せて、システムのFOV内の物体がLEDベース照明に最適に露光されかつ最適な画像が画像感知アレイで形成されかつ検出されるように選択したLEDベース照明アレイの出力パワーを自動的に駆動及び制御するため、を有することを特徴とする請求項8に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  11. 前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、(1)前記画像形成光学系によって前記領域型画像感知アレイに集束された2D画像全体を検出し、(2)キャプチャした画像フレームの興味ある選択した領域、または検出した画像全体のいずれかに対するデジタル画素データのフレームを生成し、そして(3)それがキャプチャされたように画像データの各フレームをバッファすることを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  12. 前記マルチ-モード・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、システム動作の狭領域及び広領域照明モードの両方の間中に、画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理することを特徴とする請求項1に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  13. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードをサポートするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素がイネーブルされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行がイネーブルされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成した光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内で狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を自動的に処理しかつそこに表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    制御されたサブシステム動作の方法に従って上述した各前記サブシステム構成要素を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備え、
    前記方法は、
    (i)前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムが前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内で狭帯域照明の狭領域フィールドを生成する段階、
    (ii)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムが当該画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムの狭画像キャプチャ・モード中に1Dデジタル画像を自動的にキャプチャリンスしかつバッファリングする段階、
    (iii)前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムがその中に表された前記1Dバーコード・シンボルを首尾よく読取ることに失敗したならば、前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムがその中に表された1Dバーコード・シンボルを読取るために前記狭領域デジタル画像を処理する段階、
    (iv)前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムが前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内で狭帯域照明の広領域フィールドを自動的に生成する段階、
    (v)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムが当該画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムの広画像キャプチャ・モード中に広領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階、及び
    (vi)前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムがその中に表された1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るために記広領域デジタル画像を処理するようにリアルタイムで動的に再構成される段階、
    を含んでいることを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  14. 前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内のIRベース物体検出フィールドを生成するIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム;及び
    前記FOVの中央部分に入射する露光量を測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えていることを特徴とする請求項13に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  15. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、
    前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、増分する方法でその中に表された一つ以上のバーコードをサーチし、かつ画像全体が処理されるまでサーチすることを続けるようにデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく構成される、第1のモード;
    前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、ユーザがバーコード読取り装置を向けた画像の中央または掃引地点から開始して、バーコード・シンボルが画像データのキャプチャされたフレーム内で認識される/読取られるまで抽出された画像特徴データのフレームまたはブロックを通して螺旋的な方法でサーチしかつそれらにマークを付けかつ対応する生デジタル画像データを処理することによって、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルをサーチする(即ち、見付ける)ように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく構成される、第2のモード;
    前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、前記マルチ-モード画像形成及び検出システムの視野内でバーコードの位置を特定する座標データに応じて、その中に表された一つ以上のバーコードをサーチするように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームにおける特定された“関心領域”(ROI)を自動的に処理すべく構成される、第3のモード;
    前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、第1及び第2のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域(線形)フレームを自動的に処理すべく構成される、第4のモード;及び
    前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、第1及び第2のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、いずれかの一つ以上の所定の仮想走査線配向に沿ってデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく構成される、第5のモード、
    で構成されたグループから選択された動作のモードの二つ以上のグループで動作するようにプログラムすることができることを特徴とする請求項13に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  16. 動作の前記第1のモード中にマルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行される復号処理に含まれる段階であり、
    (1)処理の第1のステージは、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって関心領域(ROIs)をサーチすること(見付けること)、低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、そして空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み、
    (2)処理の第2のステージは、高変調の領域に対して特徴ベクトルを調べることによってROIsにマークを付けること、バーコード配向を計算すること及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み、かつ
    (3)処理の第3のステージは、バーコードを横断することによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること、及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を調べること、バー及び空間パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及び空間パターンを復号することを含む、ことを特徴とする請求項15に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  17. 前記第1の動作のモードで構成された前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステム内の前記処理の第1の見付けるステージは、そのオリジナル高解画像度画像からのパッケージ・ラベルの低解画像度画像の生成を含む、ことを特徴とする請求項16に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  18. 前記処理の第1のステージは、前記パッケージ・ラベルの前記低解画像度画像を区分すること、前記低解画像度画像を用いて特徴ベクトルを計算すること、そして平行線に対してこれらの特徴ベクトルを調べることを更に含む、ことを特徴とする請求項17に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  19. 前記処理の第2のステージ中に、低解画像度画像データの各ブロック内の特徴ベクトルの計算は、勾配ベクトル、エッジ密度測定、平行エッジ・ベクトルの数、エッジのセントロイド、強度変化、及び前記低解画像度画像からキャプチャされた強度のヒストグラムを用いること、を特徴とする請求項18に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  20. 前記処理の第2のステージ中に、高エッジ密度測定、多数の平行エッジ・ベクトル、及び大きな強度変動を探している特徴ベクトルの調査を特徴とする請求項17に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  21. 前記処理の第2のステージ中にバーコード配向を計算している間に、各特徴ベクトル・ブロックでは、バーコードが異なる角度でトラバースされ(スライスされ)、スライスは、“平均最小2乗誤差”に基づき互いに適合され、かつ正しい配向は、キャプチャされた画像内で表されるバーコード・シンボルの全てのスライスを通して平均2乗誤差感知に適合する角度であるように決定される、ことを特徴とする請求項17に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  22. 前記処理の第2のステージ中に、検出したバーコード・シンボルの4つのコーナーのマーキングは、パーセルの全高解画像度画像で以下の動作、具体的には、
    (i)ブロックの中心から始まるいずれかの方向にバーコード・シンボルをトラバースすること、
    (ii)強度変動を用いて変調の程度を検出すること、及び
    (iii)バーコードの4つのコーナーのx、y座標(画素)を検出すること、及び前記高解画像度画像内のバーコード・シンボルの検出した4つのコーナーによってROIを定義すること、
    を実行することを含む、ことを特徴とする請求項17に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  23. 前記処理の第3のステージ中に前記特徴ベクトルを更新すると同時に、バーコード・シンボルを横断している間に特徴ベクトルFvのヒストグラム・コンポーネントが更新され、黒色-白色間遷移の推定が計算され、かつバーコード・シンボルの狭い及び広い素子の推定が計算されることを特徴とする請求項17に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  24. 前記処理の第3のステージ中に零交叉をサーチすると同時に、高解画像度バーコード画像は、バーコード配位に垂直な方向にメジアン・フィルタされ、二次微分零交叉は、エッジ交叉を定義するために用いられ、零交差データは、エッジ遷移を検出することだけに用いられ、そして黒色/白色遷移推定は、キャプチャされた画像内に表されたバーコード・シンボルのバー及びスペースのグレー・レベルに上限及び下限を持ってくるために用いられる、ことを特徴とする請求項23に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  25. 前記処理の第3のステージ中にバー及びスペース・パターンを生成すると同時に、エッジ遷移は、ランプ関数としてモデル化され、エッジ遷移は、1画素幅であると想定され、エッジ遷移位置は、副画素レベルで決定され、かつバー及びスペース計数は、エッジ遷移データを用いて集結される、ことを特徴とする請求項24に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  26. 前記処理の第3のステージ中にバー及びスペース・パターンを復号すると同時に、バー及びスペース・データは、縁でフレームされ、かつバー及びスペース・データは、既存のレーザ・スキャニング・バーコード復号アルゴリズムを用いて復号される、ことを特徴とする請求項25に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  27. 前記動作の第2のモード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行された画像処理方法は、
    (1)処理の第1のステージ中に、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチし(見付け)、低解画像度画像をN×Nブロックに区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いて中間ブロックに対する特徴ベクトルを生成する段階と;
    (2)処理の第2のステージ中に、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けかつ(螺旋的に)中間部ロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向を計算しかつROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む段階と;及び
    (3)処理の第3のステージがバーコードをトラバースすることによってROI内に表されたいずれかのバーコード・シンボルを読取りかつ特徴ベクトルを更新し、フィルタされた画像の零交叉を検査し、バー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む段階とのシーケンスを具備する、ことを特徴とする請求項26に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  28. 前記動作の第4のモード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行された画像処理方法は、
    (i)その中間から始めて、キャプチャされた高解画像度画像の狭領域部分を直接的に処理する段階と、
    (ii)前記フィルタされた画像の前記零交叉を検査する段階と、
    (iii)それからバー及びスペース・パターンを生成する段階と、及び
    (iv)通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号する段階とのシーケンスを具備する、ことを特徴とする請求項26に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  29. 前記動作の第5のモード中にマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行された画像処理方法は、
    (i)画像形成されたバーコード・シンボルが約1:1の縦横比でキャプチャされた広領域高解画像度画像の中心に存在すると仮定して、一組の平行に離間された仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を直接的に処理する段階と、
    (ii)前記仮想スキャン・ランに沿って前記零交叉を検査する段階と、
    (iii)それからバー及びスペース・パターンを生成する段階と、及び
    (iv)前記バー及びスペース・パターンを復号する段階と、
    (v)任意で、先に処理された一組の仮想スキャン・ラインとは異なる角度に配向された異なる組の平行に離間された仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を再処理する段階と、のシーケンスを具備する、ことを特徴とする請求項26に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  30. 前記異なる角度は、0、30、60、90、120または150度(°)で構成されているグループから選択されることを特徴とする請求項29に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  31. 前記一組の平行に離間された仮想スキャン・ラインにおける各ラインは、約50画素によって分離されることを特徴とする請求項29に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  32. (前記動作の第5のモードとの組合せで用いるように設計された)前記動作の第3のモード中に前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行された前記画像処理ベース・バーコード読取り方法は、
    (i)前記処理の第1のステージが、(復号することの失敗の発生後に)前記動作の第5のモード中に獲得した興味領域(ROI)座標(x1、x2)を受取り、(前記第5のモード)からキャプチャした低解画像度画像をN×Nブロックに区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いてROI-特定ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含む段階と;
    (ii)前記処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって追加のROIsにマークを付けかつ(螺旋的に)中間部ロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向を計算しかつROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む段階と;及び
    (iii)前記処理の第3のステージが、バーコード・シンボルをトラバースすることによってROI内に表されたいずれかのバーコード・シンボルを読取りかつ特徴ベクトルを更新し、フィルタされた画像の零交叉を検査し、バー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む段階とのシーケンスを具備する、ことを特徴とする請求項26に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  33. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードを支持するハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素がイネーブルされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの実質的に全ての行がイネーブルされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成した光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内で狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内に空間的に取り囲まれた物体検出フィールドを生成し、かつ前記FOV内の前記目標の存在を自動的に検出する自動物体存在検出サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムの前記領域型画像感知アレイによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつそこに表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記形成及び検出サブシステムから処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;
    上述したサブシステム・コンポーネントを制御するシステム制御サブシステムと;及び
    特定のサブシステムをサブシステム動作の一定の状態に起動する場合に前記システム制御サブシステムにより使用する第1の制御起動信号を生成する、前記ハンド-サポータブル筐体に組み込まれた手動起動式トリガ・スイッチと、
    を備えており、
    (i)前記自動物体存在検出サブシステムが前記FOV内で前記目標の存在を自動的に検出した場合に、前記LEDベース照明サブシステムは、照明の狭領域フィールドの目標物体を自動的に照明すると同時に、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、その上の位置合せされた1Dバーコード・シンボルの狭領域画像をキャプチャし、かつ
    (ii)手動起動式トリガ・スイッチの手動起動により広領域照明及び画像キャプチャ・モードに手動で切り替えられた場合に、前記LEDベース照明サブシステムは、照明の広領域フィールドの目標物体を照明すると同時に、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、その上のランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルの広領域画像をキャプチャする、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  34. 前記FOVの中央部分に入射する露光量を測定し、かつ前記FOV内の狭ベース照明の狭領域及び広領域フィールドの強度及び持続時間を制御するように前記測定された入射露光量に応じて前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を自動的に制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えていることを特徴とする請求項33に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  35. 前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード読取りサブシステムは、動作の第1のモードを備え、かつ前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスは、前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの前記第1のモードを採用している手動トリガ式単一試み1D単一読取りモードを更に備えている、ことを特徴とする請求項33に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  36. 前記第1のモード中に、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、特徴抽出及びマーキング動作なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域(線形)フレームを自動的に処理するように構成されて、デジタル画像データの前記フレームに表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取る、ことを特徴とする請求項35に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  37. 前記第1のモード中に、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、バー-アンド-スペース計数データを生成するために画像の中心で開始し、かつ水平軸に対してゼロ(0)度及び180度でデジタル画像データの前記狭領域フレームをフィルタし、次いで前記濾過段階によって生成した前記バー-アンド-スペース計数データを用いて、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、可能性があるバーコード・シンボルを読取ることを特徴とする請求項36に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  38. 前記第1のモード中の前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、復号モジュールが(i)その中間から始めて、一度に走査データの一ライン、バーコード・リーダによってキャプチャされた狭領域高解画像度画像を直接的に処理し、(ii)フィルタされた画像の零交叉を検査し、(iii)それからバー及びスペース・パターンを生成し、そして(iv)通常の復号アルゴリズムを用いて前記バー及びスペース・パターンを復号するために、呼出される、画像処理の単一のステージを本質的に含む、ことを特徴とする請求項37に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  39. 前記第1のモード中に、バーコード読取り処理が成功しなかったならば、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、デジタル画像データの前記狭領域フレームの画素高さであると見なされる、興味領域(ROI)が前記ROIに沿って一定の最大高さを有するものと仮定することによって計算される画素オフセットから始めて、デジタル画像データの前記狭領域フレーム内の走査データの別のラインをトラバースする、ことを特徴とする請求項37に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  40. 前記第1のモード中に、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、キャプチャされた狭領域画像の中心画素を最初に見出し(即ち、計算し);
    次いで前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記復号モジュールを呼出しかつ計算された中心画素を用いて該復号モジュールを設定し;
    次いで、前記計算された中心画素から始めて、前記復号モジュールは、(例えばN×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(ここに1<N<10))水平にかつ西方向に画像をスキャンし、そしてスポット-サイズ・ウィンドウ及び画像バッファの画素データを数学的に畳み込むことによってスキャンした画像データを処理して、バーコード・シンボルの第1の境界が見出されたかどうかを決定し;
    第1の境界が見出されたならば、もう一度計算された中心点から始めて、復号モジュールは、(例えばN×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(ここに1<N<10))水平にかつ東方向に画像をスキャンし、そして第2の境界が見出されたかどうかを決定するためにスキャンした画像データを処理し;
    第2の境界が見出されたならば、復号モジュールは、キャプチャされた画像を処理し;
    前記復号モジュールが画像データのスキャンされたライン内のバーコード・シンボルを成功裏に読取ったならば、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、復号モジュールを終了しかつ前記動作の第1のモードを停止し;
    前記復号モジュールがバーコード・シンボルの第1の境界を見出さなかったならば、キャプチャされた狭領域画像内の全ての可能なスキャン・ラインを試みたかどうかを決定し;
    前記復号モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みたならば、動作の第1のモードを終了し;
    前記復号モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みていないならば、キャプチャされた狭領域画像におけるスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(N×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(例えば、1<N<10))新たらしいスキャン・ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングを再開し;
    第2の境界が見出されなかったならば、復号モジュールは、キャプチャされた狭領域画像を通して全てのスキャン・ラインを試みたかどうかを決定し;
    そうであれば、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、復号モジュールを終了しかつその動作の第1のモードから抜け出し;
    処理のこのステージで全てのスキャン・ラインが試みられていないならば、復号モジュールは、上述したように、処理のためにスキャン・データの次のラインに進み;
    復号モジュールが処理されているスキャン・データの現行ライン内でバーコードを読取らなかったならば、スキャン・データの全てのラインが試みられたかどうかを決定し;
    スキャン・データの全てのラインが試みられていないならば、復号モジュールは、キャプチャされた狭領域画像におけるスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(N×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(例えば、1<N<10))新たらしいスキャン・ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングに戻り;
    前記復号モジュールがスキャン・データの全てのラインを試みたということを決定したならば、復号モジュールは、停止しかつその処理を終了し;
    復号モジュールによって復号された全てのバーコードに対して、復号された結果を保存するためにコールバック機能が呼出されかつ前記復号モジュールは、バーコード・シンボル読取りアプリケーションに制御させるために前記コールバック機能を頻繁にコールする、ことを特徴とする請求項38に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  41. 前記手動トリガ式単一試み1D単一読取りモードは、以下のようなシステムの構成を含む:
    前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムを無効にし;かつ
    前記手動起動形トリガ・スイッチの使用、前記マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域照明モード、前記画像形成及び検出サブシステムの前記狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの前記第1のモードを有効にすることを特徴とする請求項33に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  42. 前記手動トリガ式単一試み1D単一読取りモード中に、ユーザが前記トリガ・スイッチを手動で始動させる場合、前記システム制御サブシステムは、マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域照明モード、画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード、及びマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの第1のモードを起動し;
    次いで、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつ前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その第1のモードで動作し;
    キャプチャされた画像は、次いで、前記第1のモードで動作している前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって実行されるプログラムされた画像処理のサイクルによって処理され;
    プログラムされた画像処理の単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために前記入出力サブシステムに送信され;かつ
    プログラムされた画像処理の単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらさないならば、サイクルは終了され、かつ全てのサブシステムが停止され、かつバーコード・リーダは、その動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ、ことを特徴とする請求項35に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  43. 前記次のイベントは、前記トリガ・スイッチの手動始動であることを特徴とする請求項42に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  44. 前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムは、第1のモードを備え、前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスは、前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの前記第1のモードを採用している手動トリガ式複数試み1D単一読取りモードを更に備えていることを特徴とする請求項34に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  45. 前記手動トリガ式複数試み1D単一読取りモードは、以下のようなシステムの設定(構成)を含む:
    IRベース物体存在及び範囲検出サブシステムを無効にすること;及び
    前記手動始動式トリガ・スイッチの使用、前記マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域照明モード、前記画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムの第1のモードを有効にする、
    ことを特徴とする請求項44に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  46. 前記動作の第1のモード中、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、デジタル画像データの前記フレームに表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、特徴抽出及びマーキング処理なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域(線形)フレームを自動的に処理するように設定(構成)される、
    ことを特徴とする請求項45に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  47. 前記第1のモード中、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像の中心で開始し、かつバー-アンド-スペース計数データを生成するために水平軸に対して零(0)度及び180度でデジタル画像データの前記狭領域フレームをフィルタし、そして前記濾波ステップによって生成した前記バー-アンド-スペース計数データを用いて、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが潜在的なバーコード・シンボルを読取る、
    ことを特徴とする請求項46に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  48. 前記動作の第1のモード中の前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、(i)その中間から開始して、一度にスキャン・データの一ライン、バーコード・リーダによってキャプチャされた狭領域高解画像度画像を直接処理するために、(ii)フィルタされた画像の零交叉を検査するために、(iii)それからバー及びスペース・パターンを生成するために、そして(iv)通常の復号アルゴリズムを用いて前記バー及びスペース・パターンを復号するために、復号モジュールが呼出されるような、画像処理の単一のステージを実質的に呼出す、
    ことを特徴とする請求項47に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  49. 前記第1のモード中、バーコード読取り処理が成功しなかったならば、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、デジタル画像データの前記狭領域フレームの画素高さと見なされる、興味領域(ROI)が前記ROIに沿って一定の最大高さを有すると仮定することによって計算された画素オフセットから開始して、デジタル画像データの前記狭領域フレーム内のスキャン・データの別の線を横断する、
    ことを特徴とする請求項48に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  50. 前記動作の第1のモード中に、前記サブシステムは、キャプチャされた狭領域画像の中心画素をまず見出す(即ち、計算する);
    次いで、サブシステムは、前記復号モジュールを呼出しかつ計算された中心画素を用いて当該復号モジュールを設定する;
    次いで、計算された中心点から開始して、前記復号モジュールは、(N×N(例えば、1<N<10)画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)水平方向にかつ西向きに画像をスキャンし、そして、スポット-サイズ・ウィンドウ及び画像バッファの画素データを数学的に畳み込むことによってスキャンされた画像データを処理して、バーコード・シンボルの第1の境界が見出されるかどうかを決定する;
    第1の境界が見出されたならば、もう一度計算された中心点から開始して、復号モジュールは、(N×N(例えば、1<N<10)画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)水平方向にかつ東向きに画像をスキャンし、そして、バーコード・シンボルの第2の境界が見出されるかどうかを決定するためにスキャンされた画像データを処理する;
    第2の境界が見出されたならば、復号モジュールは、キャプチャされた画像を処理する;
    前記復号モジュールが、画像データのスキャンされたライン内のバーコード・シンボルを成功裏に読取るならば、サブシステムは、復号モジュールを終了しかつ動作の第1のモードを停止する;
    前記復号モジュールがバーコード・シンボルの第1の境界を見出さないならば、それは、それがキャプチャされた狭領域画像内の全ての可能なスキャン・ラインを試みたかどうかを決定する;
    復号モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みたならば、それは、動作の第1のモードを終了する;
    復号モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みていないならば、それは、キャプチャされた狭領域画像のスジャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(N×N(例えば、1<N<10)画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)新しいスキャン-ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングを再開する;
    第2のバーコード境界が見出せなかったならば、復号モジュールは、キャプチャされた画像を通して全てのスキャン・ラインが試みられたかどうかを決定する;
    試みられたならば、サブシステムは、復号モジュールを終了しかつその動作の第1のモードを出る;
    全てのスキャン・ラインが処理のこのステージで試みられていないならば、復号モジュールは、上述したように、ブロックB8に進みかつ処理のためにスキャン・データの次のラインに進む;
    復号モジュールが処理されているスキャン・データの現行ライン内のバーコードを読取らないならば、それは、スキャン・データの全てのラインが試みられたかどうかを決定する;
    スキャン・データの全てのラインが試みられていないならば、復号モジュールは、キャプチャされた狭領域画像のスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そしてスキャニング及びプロセッシングが((N×N(例えば、1<N<10)画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)新しいスキャン-ラインに沿って再開されるブロックB1に戻る;
    復号モジュールがスキャン・データの全てのラインが試みられたということを決定するならば、復号モジュールは、停止しかつその処理を終了する;
    復号モジュールによって復号される全てのバーコードに対して、復号された結果を保存するためにコールバック関数(機能)が呼出され、かつ前記復号モジュールは、バーコード・シンボル読取りアプリケーションに制御を行わせるために頻繁にポーズ・チェッカー・コールバック関数(機能)をコールする、
    ことを特徴とする請求項49に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  51. 前記手動トリガ式複数-試み1D単数-読取りモード中に、ユーザが前記トリガ・スイッチを手動で開始させる場合、前記システム制御サブシステムは、前記マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域照明モード、前記マルチ−モード画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの第1のモードを起動し;
    そして、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、かつ前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その第1のモードで動作し;
    次いで、前記キャプチャされた狭領域画像は、その第1のモードを用いて前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって処理され;
    プログラムされた画像処理の単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために前記入出力サブシステムに送信され;
    プログラムされた画像処理のサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、前記システム制御サブシステムは、前記トリガ・スイッチが引かれている限り照明/キャプチャ/プロセッシングの連続サイクルを自動的に有効にし、そして前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが目標物体のキャプチャされた画像内のバーコード・シンボルを読取るまで;そして
    その後にのみ、またはユーザが前記トリガ・スイッチを解放した場合に、前記バーコード・シンボル・リーダは、その動作のスリープ・モードに戻り、かつシステムを起動動作にトリガする次のイベントを待つ、
    ことを特徴とする請求項44に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  52. 前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムに対するデフォルト・タイムアウト設定は、前記トリガ・スイッチがユーザによって引かれている間に、前記マルチ-モード・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが、前記マルチ-モード・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダが前記キャプチャされた画像のバーコード・シンボルを読取ることに成功するか、又は前記トリガ・スイッチが手動で解放されるまでキャプチャされた画像(即ち、最大で500ms毎)でバーコード・シンボルを読取ることを再び試みるということを確実にする、
    ことを特徴とする請求項51に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  53. 前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムは、動作の第1のモードを備え、かつ前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスは、システム動作の手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモードを備えている、
    ことを特徴とする請求項33に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  54. システム動作の前記手動トリガ式単一-試み1D/2D単一-読取りモード・プログラム・モードは、以下のシステムの設定を含む:
    前記IRベース物体存在検出サブシステムを無効にすること;及び前記手動始動式トリガ・スイッチの使用、前記マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域及び広領域照明モード、前記画像形成及び検出サブシステムの狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード、及び、前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの第1のモード及び手動、ROI-特定及び/又は自動モードを有効にすること、
    を特徴とする請求項53に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  55. 前記動作の第1のモード中に、マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記デジタル画像データのフレームに表される一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、特徴抽出及びマーキング動作なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域(線形)フレームを自動的に処理するように設定される、
    ことを特徴とする請求項53に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  56. 前記第1のモード中に、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像の中央で開始し、かつバー及びスペース計数データを生成するために水平軸に対して零(0)度及び180度でデジタル画像データの前記狭領域フレームをフィルタし、そして前記濾過ステップによって生成された前記バー及びスペース計数データを用いて、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、潜在的なバーコード・シンボルを読取る、
    ことを特徴とする請求項55に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  57. 前記動作の第1のモード中の前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、(i)その中間から開始して、一度にスキャン・データの一つのライン、バーコード・リーダによってキャプチャされた狭領域高解画像度画像を直接処理し、(ii)フィルタされた画像の零交叉を検査し、(iii)それからバー及びスペース・パターンを生成し、そして(iv)通常の復号アルゴリズムを用いて前記バー及びスペース・パターンを復号するために、復号モジュールが呼出される、画像処理の単一のステージを実質的に含む、
    ことを特徴とする請求項56に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  58. 前記第1のモード中に、バーコード読取り処理が成功しなかったならば、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、デジタル画像データの前記狭領域フレームの画素高さであると見なされる、興味領域(ROI)が前記ROIに沿って一定の最大高さを有するものと仮定することによって計算される画素オフセットから開始して、デジタル画像データの前記狭領域フレーム内のスキャン・データの別のラインをトラバースする、
    ことを特徴とする請求項57に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  59. 前記動作の第1のモード中に、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、キャプチャされた狭領域画素の中心画素をまず見出し(即ち、計算し);
    次いで、前記サブシステムは、前記復号モジュールを呼び出しかつ計算された中心画素を用いて該復号モジュールを設定し;
    次いで、前記計算された中心画素から始めて、前記復号モジュールは、(例えばN×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(ここに1<N<10))水平にかつ西方向に画像をスキャンし、そしてスポット-サイズ・ウィンドウ及び画像バッファの画素データを数学的に畳み込むことによってスキャンした画像データを処理して、バーコード・シンボルの第1の境界が見出されたかどうかを決定し;
    第1の境界が見出されたならば、もう一度計算された中心点から始めて、復号モジュールは、(例えばN×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(ここに1<N<10))水平にかつ東方向に画像をスキャンし、そしてバーコード・シンボルの第2の境界が見出されたかどうかを決定するためにスキャンした画像データを処理し;
    第2の境界が見出されたならば、復号モジュールは、キャプチャされた画像を処理し;
    前記復号モジュールが画像データのスキャンされたライン内のバーコード・シンボルを成功裏に読取ったならば、前記サブシステムは、復号モジュールを終了しかつ前記動作の第1のモードを停止し;
    前記復号モジュールがバーコード・シンボルの第1の境界を見出さなかったならば、キャプチャされた狭領域画像内の全ての可能なスキャン・ラインを試みたかどうかを決定し;
    前記復号モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みたならば、動作の第1のモードを終了し;
    前記復号モジュールが狭領域画像を通して全ての可能なスキャン・ラインを処理することを試みていないならば、キャプチャされた狭領域画像におけるスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(N×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(例えば、1<N<10))新たらしいスキャン・ラインに沿って走査(スキャニング)及び処理(プロセッシング)を再開し;
    第2のバーコード・境界が見出されなかったならば、復号モジュールは、キャプチャされた画像を通して全てのスキャン・ラインを試みたかどうかを決定し;
    そうであれば、前記サブシステムは、復号モジュールを終了しかつその動作の第1のモードから抜け出し;
    処理のこのステージで全てのスキャン・ラインが試みられていないならば、復号モジュールは、ブロックB8に進み、かつ上述したように、処理のためにスキャン・データの次のラインに進み;
    復号モジュールが処理されているスキャン・データの現行ライン内でバーコードを読取らなかったならば、スキャン・データの全てのラインが試みられたかどうかを決定し;
    スキャン・データの全てのラインが試みられていないならば、復号モジュールは、キャプチャされた狭領域画像におけるスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nだけ)、そして(N×N画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて(例えば、1<N<10))新たらしいスキャン・ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングが再開されるブロックB1に戻り;
    前記復号モジュールがスキャン・データの全てのラインを試みたということを決定したならば、復号モジュールは、停止しかつその処理を終了し;
    復号モジュールによって復号された全てのバーコードに対して、復号された結果を保存するためにコールバック機能が呼出されかつ前記復号モジュールは、バーコード・シンボル読取りアプリケーションに制御させるために前記ポース・チェッカー・コールバック機能を頻繁にコールする、
    ことを特徴とする請求項58に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  60. 前記自動トリガ式複数-試み1D単一-読取りモード中に、ユーザがバーコード・ラベルを有する物体の方向にバーコード・リーダをポイントし、そして前記トリガ・スイッチを引くまで前記バーコード・リーダは、アイドルにある(そのスリープ・モード);
    このイベントが発生する場合、前記システム制御サブシステムは、マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域照明モード(即ち、狭領域照明アレイを駆動する)、前記画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの第1のモードを起動する;
    そして、前記マルチ-モード照明サブシステムは、狭領域照明を用いて目標物体を照明し、前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、目標物体の狭領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その動作の第1のモードを実行する;
    次いで、前記キャプチャされた狭領域画像は、第1のモードを用いて前記マルチ-モード・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって処理される;
    プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために入出力サブシステムに送信される;
    プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成しないならば、システム制御サブシステムは、前記マルチ-モード照明サブシステム内の狭領域照明モード、前記画像形成及び検出サブシステムの狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの第1のモードを停止し、そして前記マルチ-モード照明サブシステム内の広領域照明モード、前記画像形成及び検出サブシステムの広領域画像キャプチャ・モード、及び前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムの手動、ROI-特定及び/又は自動モードを起動する;
    次いで、前記マルチ-モード照明サブシステムは、近視野及び遠視野広領域照明の両方を用いて、目標物体を照明し、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、目標物体の広領域画像をキャプチャし、そしてマルチ-モード・バーコード読取りサブシステムは、動作の手動、ROI-特定又は自動モードを実行する;
    次いで、キャプチャされた広領域画像は、動作の手動、ROI-特定又は自動モードを用いて前記マルチ-モード・バーコード読取りサブシステムによって処理される;
    プログラムされた画像処理のこの単一サイクルが1D又は2Dバーコード・シンボルの成功裏の読取りを結果としてもたらすならば、結果として得られたシンボル文字データは、ホスト・システムによる使用のために前記入出力サブシステムに送信される;そして
    プログラムされた画像処理のこのサイクルが成功裏の読取りを生成いないならば、システム制御サブシステムは、全てのサブシステムを停止し、そしてそのスリープ・モードに戻り、かつそれをその動作の起動モードに再入力させるイベントを待つ、
    ことを特徴とする請求項56に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  61. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードをサポートするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    前記ハンド-サポータブル筐体内に配置され、かつ物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイ、を有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    前記ハンド-サポータブル筐体内に配置され、画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内でLED照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記ハンド-サポータブル筐体内に配置され、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムのFOV内でIRベース物体検出フィールドを生成する、IRベース物体存在検出サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記ハンド-サポータブル筐体内に配置され、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつ表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記ハンド-サポータブル筐体内に配置され、処理した画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスに出力する入出力サブシステムと;及び
    前記ハンド-サポータブル筐体内に配置され、上述した各前記サブシステム構成要素を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと
    を備え、
    (i)前記IRベース物体存在検出サブシステムは、前記FOV内の目標物体の存在を自動的に検出し、前記システム制御サブシステムは、照明の狭領域フィールドの前記目標物体を自動的に照明するために前記LEDベース照明サブシステムを自動的に有効にすると同時に前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、その上の位置合せされた1Dバーコード・シンボルの狭領域画像をキャプチャし、そして
    (ii)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが所定の期間内に前記検出された目標物体の1Dバーコード・シンボルを読取ることに失敗したならば、前記システム制御サブシステムは、照明の広領域フィールドの目標物体を照明するために前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを自動的に有効にすると同時に、マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、その上のランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルの広領域画像をキャプチャし、かつ前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、そこに表された一つ以上のランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルを読取るために前記広領域画像を処理する、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  62. 前記FOVの中央部分に入射する露光を測定しかつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を自動的に制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えていることを特徴とする請求項61に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  63. 前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステム及び前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、電気及び電子光学構成要素を担持している照明・ボードで実現される、
    ことを特徴とする請求項61に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  64. 前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、ランダムにアクセス可能な興味領域(ROI)ウィンドウ機能を有するCMOS画像感知アレイを担持しているCMOSカメラ・ボードで実現される、
    ことを特徴とする請求項61に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  65. 前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、(i)マイクロプロセッサ、(ii)拡張可能フラッシュ・メモリ、(iii)SDRAM及び(iv)カメラ・タイミングを制御しかつ画像収集処理を駆動するように設定されたFPGA FIFOを含んでいるCPU・ボード(即ち、コンピューティング・プラットフォーム)で実現される、
    ことを特徴とする請求項64に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  66. 前記入出力サブシステムは、前記I/Oサブシステムによって実行される機能を実現するインターフェイス・ボードを備えている、
    ことを特徴とする請求項61に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  67. 前記IRベース物体存在検出サブシステムは、IRベース物体存在検出回路を備えている、
    ことを特徴とする請求項61に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  68. 前記CMOS画像感知アレイは、FIFO(前記FPGAにより実現される)及びシステム・バスを通してマイクロプロセッサに動作可能に接続され、またそのSDRAMは、システム・バスによりマイクロプロセッサに動作可能に接続されて、マイクロプロセッサ内の直接メモリアクセス(DMA)モジュールの制御下でSDRAMへのイメージング・アレイによってキャプチャされた画素データのマッピングを有効にする、
    ことを特徴とする請求項65に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  69. 前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス内のCMOSイメージング・アレイによってキャプチャされた画素データのバイトは、デバイス内で実行される各画像キャプチャ・サイクル中にそのSDRAMのアドレス指定可能なメモリ記憶場所にマップされる、
    ことを特徴とする請求項65に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  70. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードをサポートするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出するCMOS領域型画像感知アレイ、を有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    画像形成及び検出サブシステムのFOV内の物体検出フィールドを自動的に生成し、かつ前記FOVの近い部分又は遠い部分内の目標物体の存在を検出する自動物体存在及び範囲検出サブシステムと;
    (i)前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内の照明の狭領域フィールド、(ii)前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内の照明の広領域近視野、及び(iii)前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内の照明の広領域遠視野を制御可能に生成することができるように構成されたマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつ表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理した画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスに出力する入出力サブシステムと;及び
    上述した各前記サブシステム構成要素を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと
    を備え、
    (1)前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムは、前記FOV内の目標物体の存在を自動的に検出し、前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作し、前記システム制御サブシステムは、照明の狭領域フィールドの前記目標物体を自動的に照明するために前記LEDベース照明サブシステムを自動的に有効にすると同時に前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、その上の位置合せ(整合)された1Dバーコード・シンボルの狭領域画像をキャプチャし、
    (2)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが所定の期間内に前記検出された目標物体の1Dバーコード・シンボルを読取ることに失敗し、かつ前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムが前記FOVの近い部分内で目標物体の存在を自動的に検出したならば、前記システム制御サブシステムは、(i)前記広領域画像形成キャプチャ・モードで動作するために前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムを、かつ(ii)前記照明の広領域近フィールドの前記目標物体を自動的に照明するために前記LEDベース照明サブシステムを、自動的に有効にすると同時に、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムがその上のランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルの広領域画像をキャプチャし、かつ前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムがその中に表された一つ以上のランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルを読取るために前記広領域画像を処理し、かつ
    (3)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが所定の期間内に前記検出された目標物体の1Dバーコード・シンボルを読取ることに失敗し、かつ前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムが前記FOV内の遠い部分内で目標物体の存在を自動的に検出したならば、前記システム制御サブシステムは、(i)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作するために前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムを、及び(ii)照明の前記広領域遠フィールドの前記目標物体を自動的に照明するために前記LEDベース照明サブシステムを自動的に有効にすると同時に、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムが、そのランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルの広領域画像をキャプチャし、かつ前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムがその中に表された一つ以上のランダムに配向された1D又は2Dコード・シンボルを読取るために前記広領域画像を処理する、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  71. 前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムは、画像形成及び検出サブシステムのFOV内のIRベース物体検出フィールドを自動的に生成し、かつ前記FOVの近い部分又は遠い部分内の目標物体の存在を検出する、
    ことを特徴とする請求項70に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  72. 前記ハンド-サポータブル筐体は、前記FOV及びLEDベース照明が物体照明及びイメージング動作中にそれを通して投影される光透過ウィンドウを有し、かつ前記遠視野は、おおよそ前記光透過ウィンドウからおおよそ5インチまで延伸する、
    ことを特徴とする請求項71に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  73. 前記FOVの中心部分に入射する露光を測定し、かつ前記LEDベース・マルチ・モード照明サブシステムを自動的に制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項70に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  74. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの画素が有効にされる画像キャプチャ・モードの照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出するCMOS領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    LEDベース照明アレイを有しており、その画像キャプチャ・モード中に画像形成及び検出サブシステムのFOV内の狭領域照明のフィールドを生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内の物体検出フィールドを生成する自動物体存在決定サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつ表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    上述した前記サブシステム構成要素を起動しかつ制御するシステム制御サブシステムと、を備え、
    一度前記CMOS領域型画像感知アレイが前記システム制御サブシステムによって起動され、かつ前記CMOS領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が集積の状態にある場合、前記システム制御サブシステムは、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムを自動的に起動し、当該自動露光測定及び照明制御サブシステムは、それに応じて、前記CMOS領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が集積の状態にありかつ共通の集積時間を有する場合、前記LEDベース照明で前記CMOSアレイ型画像感知アレイを汎用的に露出させるために、正確な方法で前記LEDベース照明サブシステムに関連付けられたLEDベース照明アレイを自動的に駆動し、それによりに、前記ハンド−サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスと物体との間の相対運動に係わりなく高品質画像をキャプチャするために前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムを有効にする、ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  75. 前記ハンド-サポータブル筐体は、イメージング・ウィンドウを有し、かつ前記LEDベース照明サブシステムは、前記イメージング・ウィンドウに配置された赤色波長反射高域レンズ素子を備え、低域フィルタは、前記CMOS領域型画像感知アレイの前に配置され、前記ハンド-サポータブル筐体に組み込まれた狭帯域透過型光学フィルタ・システムを形成して、前記照明の狭領域内に包含された光の光学構成要素だけを透過すると同時に、周囲光の全ての他の構成要素は、前記CMOS領域型画像検知アレイでの画像検出の前に実質的に拒まれる、
    ことを特徴とする請求項74に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  76. 前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記ハンド-サポータブル筐体内に配列された球面/放物線光反射/収集ミラー及び光ダイオードを備え、かつ
    入射照明は、球面光収集ミラーを用いて前記FOVの中心の選択された部分から収集され、そして前記LEDベース照明サブシステムによって生成された照明を制御するために反射された照明の強度の検出及び前記自動露光測定及び照明制御サブシステムによる後続の処理のために光ダイオードに集束される、
    ことを特徴とする請求項75に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  77. 照明は、CMOS領域型画像感知アレイが十分な輝度の照明された物体のデジタル画像を生成するように、前記LEDベース照明アレイを、適当な強度で、駆動するための制御信号を生成するように前記FOVの中心から収集されかつ自動的に検出される、
    ことを特徴とする請求項76に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  78. 前記CMOS領域型画像感知アレイは、その単一フレーム・シャッター・モードで動作され、かつ前記CMOS領域型画像感知アレイの画素の全ての行が共通集積時間を有するということを確実にする露出制御方法を採用し、それにより物体が移動の状態にある場合でも高品質画像をキャプチャするために前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムを有効にする(物体が移動の状態にある場合でも前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムが高品質画像をキャプチャできるようにする)、
    ことを特徴とする請求項74に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  79. 前記汎用露出制御方法は、
    (a)CMOS領域型イメージング感知アレイに対して動作の単一フレーム・シャッター・モードを選択し;
    (b)後続処理のために、FOVの部分からの照明を連続的に収集し、収集された照明の強度を検出し、かつ検出された強度に対応している電気アナログ信号を生成するために前記自動露光測定及び照明制御サブシステムを使用し;
    (c)その画素の行が前記画像形成光学系により前記CMOS領域型画像感知アレイに光学画像の形成に応じて光的に生成された電荷を集積することを開始するように前記CMOS領域型画像感知アレイを起動し;
    (d)自動的に(i)画像感知アレイの画素の全ての行が集積の状態で動作される場合に電子ローリング・シャッター(ERS)デジタル・パルス信号を生成し、かつ(ii)その中の露光測定及び照明制御機能/動作を起動するように前記自動露光測定及び照明制御サブシステムにこのERSパルス信号を供給するために、前記CMOS画像感知アレイを使用し;
    (e)サブシステム内の露光測定及び照明制御機能の起動により、(i)その中で連続的に生成されている電気アナログ信号を処理し、(ii)(光収集光学系によって決定された)FOVの中心部分内の露光レベルを測定し、そして(iii)前記LEDベース照明アレイからの可視照明の生成を制御するために自動露出制御信号を生成し;
    (f)前記CMOS領域型画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が集積の状態にあるまさにその場合に、前記LEDベース照明アレイを駆動しかつそれが設定されうるあらゆる画像キャプチャ・モードにおける前記CMOS画像感知アレイの視野を照明するために自動露出制御振動を使用し、それにより前記CMOS領域型画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が共通集積時間を有することを確実にする、
    ことを具備する、ことを特徴とする請求項78に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  80. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの画素の行が有効にされる画像キャプチャ・モードの照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出するCMOS領域型画像感知アレイ、を有している領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    (i)前記LEDベース照明サブシステムから伝送され、(ii)前記照明された物体から散乱され、かつ(iii)前記ハンド-サポータブル筐体内に組み込まれた狭帯域伝送型光学フィルタ・サブシステムを通して伝送された、可視LEDベース照明だけが、前記CMOS領域型画像感知アレイによって検出されると同時に、周囲光の全ての他の構成要素が実施的に拒まれるように、画像キャプチャ・モード中に前記FOV内の狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドを生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつ表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理した画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスに出力する入出力サブシステムと;及び
    上述した各前記サブシステムを制御するシステム制御サブシステムと
    を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  81. 前記FOV内の物体検出フィールドを生成する物体存在及び範囲検出サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記LEDベース照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと、
    を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項80に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  82. 前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記狭帯域照明サブシステムから生成されかつ前記狭帯域透過型光学フィルタ・サブシステムを通して透過されたLEDベース照明の照明時間を制御することによって前記CMOS領域型画像感知アレイへの狭帯域照明の露出時間を有効的に管理する、
    ことを特徴とする請求項81に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  83. 前記ハンド-サポータブル筐体は、前面及び当該前面に形成された光透過開口を有し;かつ
    前記狭帯域透過型光学フィルタ・サブシステムは、前記狭帯域マルチ-モード照明サブシステムから生成された可視照明の波長の非常に狭い帯域(例えば、620〜700ナノメートル)だけを実質的に透過し、かつしかしながら生成されたこの狭い光学帯域以外の全ての他の光学波長(即ち、周囲光源)を拒み;
    前記狭帯域透過型光学フィルタ・サブシステムは、波長の第1の帯域を透過する前記光透過開口内に組み込まれた第1の光学フィルタと、波長の第2の帯域する、前記CMOS画像感知アレイの前に配置された、第2の光学フィルタとを含み;かつ
    前記第1及び第2の光学フィルタは、波長の前記狭帯域を透過する前記狭帯域透過型光学フィルタ・サブシステムを形成すべく協調する、
    ことを特徴とする請求項80に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  84. 前記第2の光学フィルタ素子は、620ナノメートル以下の光学波長を透過し、かつ620nm以上の光学波長を実質的に阻止(例えば、吸収及び反射)する、
    ことを特徴とする請求項83に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  85. 前記第1の光学フィルタ素子は、700ナノメートル以上の光学波長を透過し、それによりユーザに対して赤色に見え、かつ700nm以下の光学波長を実質的に阻止(例えば、吸収及び反射)する、
    ことを特徴とする請求項83に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  86. 前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記狭帯域マルチ-モード照明サブシステムから生成されかつ前記狭帯域透過型光学フィルタ・サブシステムを通して透過されたLEDベース照明の照明時間を制御することによって前記CMOS領域型画像感知アレイへの狭帯域照明の露出時間を有効的に管理する、
    ことを特徴とする請求項81に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  87. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出するCMOS領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内で物体検出フィールドを生成する自動物体存在及び範囲検出サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    リアルタイム画像分析に応じて動的に再設定することができる動作の複数のモードを有し、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を自動的に処理しかつそこに表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取るマルチモード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    上述した各前記サブシステムを制御するシステム制御サブシステムと、
    を備え、
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムの同期の前記複数のモードは、
    前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが、増分する方法でその中に表された一つ以上のバーコードをサーチし、かつ画像全体が処理されるまでサーチすることを続けるようにデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく設定される、動作の第1のモード;
    前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが、ユーザがバーコード読取り装置を向けた画像の中央または掃引地点から開始して、バーコード・シンボルが画像データのキャプチャされたフレーム内で認識される/読取られるまで抽出された画像特徴データのフレームまたはブロックを通して螺旋的方法でサーチしかつそれらにマークを付けかつ対応する生デジタル画像データを処理することによって、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルをサーチする(即ち、見付ける)ように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく設定される、動作の第2のモード;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、前記マルチ-モード画像形成及び検出システムの視野内でバーコードの位置を特定する座標データに応じて、その中に表された一つ以上のバーコードをサーチするように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームにおける特定された“関心領域”(ROI)を自動的に処理すべく設定される、動作の第3のモード;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、第1及び第2のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域フレームを自動的に処理すべく構成される、動作の第4のモード;及び
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、第1及び第2のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、いずれかの一つ以上の所定の仮想走査線配向に沿ってデジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく設定される、動作の第5のモード、
    で構成されている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  88. 前記動作の第1のモード中に、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像処理の3つのステージを実行し、
    (1)前記処理の第1のステージが、高解画像度デジタル画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチし(即ち、見出し)、前記低解画像度画像をN×Nブロックに区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み;
    (2)前記処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付け、バーコード配向(方位)を計算し、かつROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み;及び
    (3)前記処理の第3のステージが、バーコード素子をトラバースすることによってROI内に表されたいずれかのバーコード・シンボルを読取りかつ特徴ベクトルを更新し、フィルタされた画像の零交叉を検査し、バー及びスペース・パターンを生成し、かつ復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    ことを特徴とする請求項87に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  89. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作され、かつ前記画像処理の第1のステージは、
    (1)そのオリジナル高解画像度画像からパッケージ・ラベルの低解画像度画像を生成すること、
    を特徴とする請求項87に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  90. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作され、かつ前記画像処理の第2のステージは、
    (2)パッケージ・ラベルの低解画像度画像を区分(分割)し;
    (3)前記区分された低解画像度画像を用いて特徴ベクトルを計算し;かつ
    (4)バーコード・シンボル構造内のバーを表す並行線の存在を検出するためにこれら特徴ベクトルを分析する、
    ことを具備する、
    ことを特徴とする請求項89に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  91. 前記マルチ−モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが前記動作の第1のモードで動作される場合、特徴ベクトルを計算している画像処理の第1のステージ中に、低解画像度デジタル画像データの各ブロック内で、一つ以上の以下のメトリックス:勾配ベクトル、エッジ密度量、並行なエッジ・ベクトルの数、エッジェルズ(edgels)のセントロイド、強度変化、及び低解画像度デジタル画像からキャプチャされた強度のヒストグラム、を用いることを具備する、
    ことを特徴とする請求項90に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  92. 特徴ベクトルを分析することは、高エッジ密度、多数の並行なエッジ・ベクトル及び大きな強度変化を探すことを具備する、
    ことを特徴とする請求項91に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  93. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作される場合、つ前記画像処理の第2のステージは、
    (5)バーコード素子配向(方位)を計算すること、
    を更に具備し、
    各特徴ベクトル・ブロックに対して、バーコード構造は、異なる角度でトラバース(即ち、スライス)され、スライスは、“最小二乗誤差”に基づき互いに一致され、かつ訂正配向は、キャプチャされた画像内に表されるバーコード・シンボルの全てのスライスを通して最小二乗誤差感知に一致するその角度であるべく決定される、
    ことを特徴とする請求項90に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  94. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作される場合、前記画像処理の第2のステージは、
    (6)検出されたバーコード・シンボルの4つのコーナーのマーキングを更に具備し、(a)係るマーキング動作は、パーセルの完全高解画像度画像で実行され、(b)バーコードは、ブロックの中心から開始して、いずれかの方向にトラバースされ、(c)変調の程度が強度変化を用いて検出され、かつ(d)バーコードの4つのコーナーのx、y座標(画素)が検出されかつ高解画像度デジタル画像内のバーコード・シンボルの検出された4つのコーナーによりROIを定義すること、
    を更に具備し、
    ことを特徴とする請求項92に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  95. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作される場合、前記処理の第3のステージ中に特徴ベクトルを更新することは、
    バーコード・シンボルをトラバースしている間に特徴ベクトルFvのヒストグラム構成要素を更新すること;
    黒-から-白への遷移の推定を計算すること;及び
    バーコード・シンボルの狭及び広素子の推定を計算することを具備する、
    ことを特徴とする請求項88に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  96. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作される場合、前記処理の第3のステージ中に零交叉をサーチすることは、
    バーコード配向に垂直な方向に高解画像度バーコード画像をメジアン・フィルタすること;
    2次導関数零交叉だけを用いて黒/白エッジ遷移を推定すること;及び
    前記推定された黒/白遷移を用いて、キャプチャされた画像内に表されるバーコード・シンボルのバー及びスペースのグレー・レベルの上限及び下限を決定すること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項95に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  97. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作される場合、前記処理の第3のステージ中にバー及びスペース・パターンを生成することは、
    ランプ関数としてエッジ遷移をモデル化し;
    エッジ遷移を1画素幅であると仮定し;
    副画素レベルにおけるエッジ遷移位置を決定し;かつ
    エッジ遷移データを用いてバー及びスペース計数を集めること
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項96に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  98. 前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記動作の第1のモードで動作される場合、前記処理の第3のステージは、
    境界でバー及びスペース・データをフレーム作成し;かつ
    一つ以上のレーザ・スキャニング・バーコード復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・データを復号することを更に具備する、
    ことを特徴とする請求項97に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  99. 前記動作の第2のモード中に、前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像処理の3つのステージを具備し、
    (1)前記処理の第1のステージが、高解画像度画像データのキャプチャされたフレームの低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチし(即ち、見出し)、前記低解画像度画像をN×Nブロックに区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いて中間ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み;
    (2)前記処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付け、かつ(螺旋的方法で)中間ブロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向(方位)を計算し、かつROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み;及び
    (3)前記処理の第3のステージが、バーコードをトラバースすることによってROI内に表されたいずれかのバーコード・シンボルを読取りかつ特徴ベクトルを更新し、フィルタされた画像の零交叉を検査し、バー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    ことを特徴とする請求項87に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  100. 前記動作の第3のモード中に、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像処理の3つのステージを具備し、
    (1)前記処理の第1のステージが、(復号することの失敗の発生後に)動作の第5のモード中に取得した興味領域(ROIs)座標(x1,x2)を受信し、第5のモードから)キャプチャされた低解画像度画像をN×Nブロックに再区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いてROI-特定ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み;
    (2)前記処理の第2のステージが、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって追加のROIsにマークを付け、かつ(螺旋的方法で)中間ブロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向(方位)を計算し、かつROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み;及び
    (3)前記処理の第3のステージが、バーコードをトラバースすることによってROI内に表されたいずれかのバーコード・シンボルを読取りかつ特徴ベクトルを更新し、フィルタされた画像の零交叉を検査し、バー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    ことを特徴とする請求項87に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  101. 前記動作の第4のモード中に、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像処理の1つのステージを具備し、
    キャプチャされた高解画像度画像の狭領域部分は、その中間から開始して直接処理され;
    フィルタされた画像の零交叉は、検査されかつ検出され;
    バー及びスペース・パターンは、検査されかつ検出されたから生成され;そして
    バー及びスペース・パターンは、通常の復号アルゴリズムを用いて復号される、
    ことを特徴とする請求項87に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  102. 前記動作の第5のモード中に、前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、画像形成されたバーコード・シンボルが約1:1のアスペクト比を有するキャプチャされた広領域高解画像度画像の中心に存在すると仮定して、
    (1)一組の並行に離間された(例えば、50画素)仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を直接処理し、かつ該仮想スキャン・ラインに沿って零交叉を検査し、
    (2)それからバー及びスペース・パターンを生成し、
    (3)バー及びスペース・パターンを復号し、かつ
    (4)任意で、先に処理された組の並行に離間された仮想スキャン・ラインとは異なる角度に配向された異なる組の並行に離間された仮想スキャン・ラインに沿って高解画像度画像を再処理する、
    ことを特徴とする請求項87に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  103. 前記組の並行に離間された仮想スキャン・ラインは、約50画素により離間される、
    ことを特徴とする請求項102に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  104. 前記異なる角度は、0、30、60、90、120又は150度で構成されるグループから選択される、
    ことを特徴とする請求項102に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  105. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記FOV内で物体検出フィールドを生成しかつそこに存在する物体を検出する自動物体存在検出サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    リアルタイム画像分析に応じて動的に再設定することができる動作の複数のモードを有し、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理しかつ表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    各前記サブシステムの動作を自動的に起動するシステム制御サブシステムと、
    を備え、
    前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記ハンド-サポータブル筐体内に配置された光収集ミラー及び光ダイオードを有し、入射照明は、前記光収集ミラーを用いて前記FOVの中心の選択された部分から収集され、そして前記自動露光測定及び照明制御サブシステムによる入射照明の強度の検出及び後続の処理のために前記光ダイオードに集束され、かつ
    前記自動物体存在検出サブシステムは、前記物体検出フィールド内の物体の存在を自動的に検出し、それに応じて、前記システム制御サブシステムは、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムが、検出された物体が十分に照明されかつ前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムが照明された物体の良質なデジタル画像を形成しかつ検するように前記FOVの中心の前記選択された部分内の露光を連続的に測定しかつ前記LEDベース・マルチ−モード照明サブシステムを自動的に制御することができるようにする、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  106. 前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、狭帯域照明の前記狭領域フィールドを生成する第1のLEDアレイと、狭帯域照明の前記広領域フィールドを生成する第2のLEDアレイとを備える、
    ことを特徴とする請求項105に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  107. 照明は、前記領域型画像感知アレイが照明された物体の良好な品質デジタル画像を生成するように、前記第1のLEDアレイ並びに前記第2のLEDアレイを、適当な強度で、駆動する制御信号を生成するために、前記FOVの中心の選択された部分から収集されかつ自動的に検出される、
    ことを特徴とする請求項105に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  108. 前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、二つの主要な機能、具体的に:
    (1)前記領域型画像感知アレイによって収集される光エネルギー(即ち、光)のパワー密度[ジュール/cm]を、リアルタイムで、測定し、かつ良好な品質の画像形成及び検出に必要な露光量を示す自動露光制御信号生成し;かつ
    (2)前記システム制御サブシステムによって供給される照明アレイ選択制御信号との組合せで、前記FOV内の物体がLEDベース照明に最適に露出されかつ良好な画像が前記領域型画像感知アレイで形成されかつ検出されるように、選択されたLEDアレイの出力パワーを自動的に駆動しかつ制御すること、を有する、
    ことを特徴とする請求項105に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  109. 前記自動物体存在検出サブシステムは、そこに存在する物体を検出するために前記FOV内でIRベース物体検出フィールドを生成する、
    ことを特徴とする請求項105に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  110. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    前記FOVを空間的に取り囲んでいる物体検出フィールドを生成し、前記FOVの近視野部分内で画像形成される物体の検出により第1の制御信号を生成し、かつ前記FOVの遠視野部分内で画像形成される物体の検出により第2の制御信号を生成する自動物体存在及び範囲検出サブシステムと、
    LEDベース照明アレイから狭帯域照明のフィールドを生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    ここで、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムが前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作し、かつ前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムが前記FOV内で物体を検出する場合に、前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールドを生成し;
    ここで、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムが前記広領域画像キャプチャ・モードで動作し、かつ前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムが前記FOVの前記近視野内で物体を検出する場合に、前記FOVの近視野内で広領域狭帯域照明のフィールドを生成し;
    ここで、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムが前記広領域画像キャプチャ・モードで動作し、かつ前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムが前記FOVの前記遠視野内で物体を検出する場合に、前記FOVの遠視野部分内で広領域狭帯域照明のフィールドを生成し;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされたデジタル画像を処理しかつ表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    前記システム動作中に前記サブシステムの動作を制御するシステム制御サブシステムと、
    を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  111. 前記ハンド-サポータブル筐体は、光透過ウィンドウを有しているフロント・パネルを供え、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、
    前記FOV内の狭領域狭帯域照明の前記フィールドを生成する第1のLEDアレイと; 前記FOVの前記近視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドを生成する第2のLEDアレイと;及び
    前記FOVの前記遠視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドを生成する第3のLEDアレイと;
    を備える、
    ことを特徴とする請求項110に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  112. 前記第1のLEDアレイは、円筒レンズが設けら、かつ前記光透過ウィンドウの左右部分に取り付けられた二対のLED光源を備えている、
    ことを特徴とする請求項111に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  113. 前記狭領域画像キャプチャ・モード中に、前記第1のLEDアレイは、前記FOV内で狭領域狭帯域照明の前記フィールドを生成する、
    ことを特徴とする請求項112に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  114. 狭領域狭帯域照明の前記フィールドは、遠視野で10mmよりも低い高さを有し、実質的に線形の厳密に言えば平面の照明フィールドの外観を生成する、
    ことを特徴とする請求項113に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  115. 前記第2のLEDアレイは、前記光透過ウィンドウ・パネルの上下部分に取り付けられたレンズなしの二組の(フラットトップ)LED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項111に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  116. 前記広領域画像キャプチャ・モード中に、前記第2のLEDアレイは、前記FOVの近視野部分内で広領域狭帯域照明の前記フィールドを生成する、
    ことを特徴とする請求項115に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  117. 前記第3のLEDアレイは、前記光透過ウィンドウ・パネルの上下部分に取り付けられた、球面(即ち、平凸)レンズが設けられた二組のLED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項116に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  118. 前記広領域画像キャプチャ・モード中に、前記第3のLEDアレイは、前記FOVの遠視野部分内で広領域狭帯域照明の前記フィールドを生成する、
    ことを特徴とする請求項117に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  119. 狭領域狭帯域照明の前記フィールドは、システムの作動範囲内の約30mmから約200mmまで拡張し、かつ前記FOVの前記近及び遠部分の両方に及ぶ、
    ことを特徴とする請求項120に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  120. 前記FOVの近視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドは、デバイスの作動範囲内の約0mmから約100mmまで拡張する、
    ことを特徴とする請求項116に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  121. 前記FOVの遠視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドは、デバイスの作動範囲内の約100mmから約200mmまで拡張する、
    ことを特徴とする請求項116に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  122. 前記第1のLEDアレイは、前記FOVの左側の境界からその右側の境界まで測定された、前記FOVの中心の薄い領域を照明するように設計される、
    ことを特徴とする請求項111に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  123. 物体検出フィールドは、IRベース物体検出フィールドであり、かつ前記FOV及び前記IRベース物体検出フィールドは、空間的に同一の広がりをもつものでありかつ前記IRベース物体検出フィールドは、前記デバイスの作動距離全体に沿って前記FOVに空間的に重なり合う、
    ことを特徴とする請求項110に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  124. 物体の検出に応じて生成された、狭領域狭帯域照明の前記フィールドは、二つの目的を果たす:
    (1)それは、前記デバイスの前記FOVの位置に関してオペレータに可視指示を供給し、それゆえに、視野照準機器としての役割をし;かつ
    (2)狭領域画像キャプチャ・モード中に、狭帯域照明の狭領域フィールドは、その内に物体が存在する前記FOVの薄い領域を照明するために用いられ、かつ物体の狭2-D画像を、(前記画像感知アレイの画素の少数の行によって)迅速にキャプチャし、バッファしかつその内に表されうる線形バーコード・シンボルを読取るために処理することができる、
    ことを特徴とする請求項111に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  125. 前記FOVの前記近視野部分を有する広領域狭帯域照明の近視野は、
    (1)前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムによる前記FOVの前記近視野部分内の物体の検出;及び
    (2)一つ以上のイベント、例えば、以下のものを含む:
    (i)前記狭領域照明モード中に1Dバーコード・シンボルを成功裏に復号処理することの前記画像処理ベース・バーコード・シンボル・リーダの失敗;
    (ii)2-Dバーコード・シンボルに関連付けられた制御語のようなコード素子の検出;及び/又は
    (iii)物体がフォーカスの状態でキャプチャされることを示す画像における画素データの検出、
    に応じて前記第2のLEDアレイによって自動的に生成される、
    ことを特徴とする請求項124に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  126. 前記一つ以上のイベントに応じて生成される、前記FOVの前記近視野部分内の広領域狭帯域照明の前記近視野は、その内に物体が存在する、前記FOVの近視野部分にわたる広領域を照明し、かつ物体の2-D画像を、(前記画像感知アレイの実質的に全ての行によって)迅速にキャプチャし、バッファしかつ、あらゆる配向(方位)で、かつ実質的にあらゆるバーコード・シンボロジーの、その内に表されうる1D又は2-Dバーコード・シンボルを読取るために復号処理することができる、
    ことを特徴とする請求項125に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  127. 前記FOVの近視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドの強度は、前記第2のLEDアレイに関連付けられたLEDsが前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムによって電気的に駆動される方法によって決定される、
    ことを特徴とする請求項126に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  128. LEDsが駆動される程度(度合い)は、前記自動露光測定及び制御サブシステムによる画像形成平面の近くで測定された反射光の強度によって決定される、
    ことを特徴とする請求項127に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  129. 前記自動露光測定及び制御サブシステムによって測定された反射光の強度が弱く、物体が低い光反射率特性を示しかつ前記画像感知アレイでの十分な露光を確実にするためにより強い大きさの照明がLEDsによって生成されることが必要であるということを表すならば、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、より強くLEDsを駆動する(例えば、より高い動作電流で)、
    ことを特徴とする請求項128に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  130. 前記FOVの前記遠視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドは、
    (1)前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムによる前記FOVの前記近視野部分内の物体の検出;及び
    (2)一つ以上のイベント、例えば、以下のものを含む:
    (i)前記狭領域照明モード中に線形バーコード・シンボルを成功裏に復号処理することの前記画像プロセッサの失敗;
    (ii)2-Dバーコード・シンボルに関連付けられた制御語のようなコード素子の検出;及び/又は
    (iii)物体がフォーカスの状態でキャプチャされることを示す画像における画素データの検出、
    に応じて前記第3のLEDアレイによって自動的に生成される、
    ことを特徴とする請求項125に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  131. 前記一つ以上のイベントに応じて生成される、前記FOVの前記遠視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドは、その内に物体が存在する、前記FOVの遠視野部分にわたる広領域を照明し、かつ物体の2-D画像を、(前記画像感知アレイの全ての行によって)迅速にキャプチャし、バッファしかつ、あらゆる配向で、かつ実質的にあらゆるバーコード・シンボロジーの、その内に表されうる1D又は2-Dバーコード・シンボルを読取るために復号処理することができる、
    ことを特徴とする請求項130に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  132. 前記FOVの遠視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドの強度は、前記第3のLEDアレイに関連付けられたLEDsが前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムによって電気的に駆動される方法によって決定される、
    ことを特徴とする請求項131に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  133. LEDsが駆動される(即ち、接合電流により測定される)程度は、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムによる画像形成平面の近くで測定された反射光の強度によって決定される、
    ことを特徴とする請求項127に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  134. 前記自動露光測定及び照明制御サブシステムによって測定された反射光の強度が弱く、物体が低い光反射率特性を示しかつ前記画像感知アレイでの十分な露光を確実にするためにより強い大きさの照明がLEDsによって生成されることが必要であるということを表すならば、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、より強くLEDsを駆動する(例えば、より高い動作電流で)、
    ことを特徴とする請求項133に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  135. 動作の近視野及び遠視野広領域照明モードの両方の間中、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムが画像キャプチャリング/収集処理中に前記画像感知アレイを狭帯域照明(例えば,概ね15nm帯域幅を有する、633ナノメートル)に露出する時間分を測定しかつ制御し、かつ係る計算された時間分が時間切れになる場合に係る照明の生成を自動的に終了する、
    ことを特徴とする請求項111に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  136. 前記FOVの前記遠視野部分内の広領域狭帯域照明の前記フィールドは、前記第3のLEDアレイの前記LEDsの前の平凸レンズをある角度に曲げることによって照準が定められる、
    ことを特徴とする請求項111に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  137. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中にそれぞれ前記FOV内の狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドを生成するマルチ-モード照明サブシステムと;
    前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた2-Dデジタル画像を処理しかつ表された1D及び2Dバーコード・シンボルを自動的に読取るマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    前記デバイスに採用された各前記サブシステムの動作を制御又は管理するシステム制御サブシステムと、
    を備え、
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、以下のものから構成されているグループから選択される動作の少なくとも二つのモードを有する:
    前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが、増分する方法でその中に表された一つ以上のバーコードをサーチし、かつデジタル画像データの広領域フレーム全体が処理されるまでサーチすることを続けるようにデジタル画像データのキャプチャされた広領域フレームを自動的に処理すべく設定される、動作の第1のモード;
    前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが、ユーザが前記バーコード読取り装置を向けた物体のデジタル画像の中央または掃引地点から開始して、デジタル画像データのキャプチャされた広領域フレームを自動的に処理するように設定され、バーコード・シンボルがデジタル画像データのキャプチャされたフレーム内で認識される/読取られるまで抽出された画像特徴データのフレームまたはブロックを通して螺旋的方法でサーチしかつそれらにマークを付けかつ対応するデジタル画像データを処理することによって、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルをサーチする(即ち、見付ける)ように、デジタル画像データのキャプチャされたフレームを自動的に処理すべく設定される、動作の第2のモード;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、前記FOV内でバーコード・シンボルの位置を特定する座標データに応じて、その中に表された一つ以上のバーコードをサーチするように、デジタル画像データのキャプチャされた広領域フレームにおける特定された“関心領域”(ROI)を自動的に処理すべく設定される、動作の第3のモード;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、第1、第2及び第3のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、デジタル画像データのキャプチャされた狭領域フレームを自動的に処理するように設定される、動作の第4のモード;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、第1、第2及び第3のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、いずれかの一つ以上の所定の仮想走査線配向に沿ってデジタル画像データのキャプチャされた広領域フレームを自動的に処理するように設定される、動作の第5のモード、
    で構成され、
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、当該マルチ-モード画素処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムの動作のモードを実行することに用いる、4つの処理モジュール、具体的にはトラッカー・モジュール、ファインダ・モジュール、マーカー・モジュール、及びデコーダ・モジュールを有する、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  138. 前記動作の第1のモードが呼出される場合、前記4つの処理モジュールは、デジタル画像データのキャプチャされた広領域フレーム全体の矩形副領域を呼出し毎に処理することができるように順番に、逐次に、かつ任意で増分的に、実行される、
    ことを特徴とする請求項137に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  139. 前記トラッカー・モジュールは、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを中止すること又は一時停止することを容易にするために又は進行中にパラメータを変更するために任意のコールバック機能(ポーズ・チェッカー)を呼出す、
    ことを特徴とする請求項138に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  140. 前記ファインダ・モジュールは、それぞれが前記ブロック画像に関連付けられた特徴ベクトル・アレイ(Fv)素子を有する、N×Nブロックにデジタル画像データの広領域フレームを再分割する、
    ことを特徴とする請求項139に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  141. Fv素子は、その画像ブロック内の(バーコード素子を表す)並行線の存在の強い可能性を識別する一組の数字を含む、
    ことを特徴とする請求項140に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  142. 前記ファインダ・モジュールは、より低い空間解画像度においてキャプチャされたデジタル画像データを処理する;具体的に、前記ファインダ・モジュールは、選択されたラインのそれぞれの内のn番目毎のライン及びn番目毎の画素を処理し、それにより、nによってダウン-サンプルされたオリジナルデジタル画像で計算を実行する、
    ことを特徴とする請求項141に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  143. 各選択されたラインに対して、前記ファインダ・モジュールは、
    Figure 2007521575
    を計算する、
    ここで、I(x,y)=画素位置(x,y)におけるグレー値、及び
    x=供給された(副)画像x-次元であり、かつ以下の画像処理規則に従う:
    yがプログラマブル“背景しきい値”を超えるならば、画像ラインyは、前景ラインと宣言されかつファインダ・モジュールによって更に処理される;そして
    画素のグレー値が一定のしきい値以下であるならば、画素は、背景画素と宣言される、
    ことを特徴とする請求項142に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  144. 前記ファインダ・モジュールは、最左画素から開始し、前景ラインの右をトラバースし、その強度(グレー値)がプログラマブル背景しきい値を超える第1の画素を見出しかつラインの左-エッジ(xl)としてそれにマークを付け;次いで、ファインダ・モジュールは、最右画素から開始し、背景ラインを左方向にトラバースして同じ方法を用いて右-エッジ(xr)を決定する、
    ことを特徴とする請求項143に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  145. 前景ラインyに対して、前記ファインダ・モジュールは、
    Figure 2007521575
    を計算する、そしてIl(x,y)がしきい値を超えるならば、前記ファインダ・モジュールは、エッジ素子又はedgelとして画素(x,y)にマークを付ける、
    ことを特徴とする請求項144に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  146. 前記ファインダ・モジュールは、edgel(x,y)に対応するエッジ-ベクトルの方向及び大きさを計算する、
    ことを特徴とする請求項145に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  147. 前記ファインダ・モジュールは、edgel(x,y)が属するFvブロックを更新する、
    ことを特徴とする請求項146に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  148. 前記ファインダ・モジュールは、現行画像セクションの全てのラインを詳しく調べかつFvアレイを満たす、
    ことを特徴とする請求項147に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  149. 前記ファインダ・モジュールは、現行画像セクションの全てのラインが処理されたかどうかを確認する、
    ことを特徴とする請求項148に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  150. 前記ファインダ・モジュールは、次いで、Fvブロック内の並行線の存在に対して強力にポイントする特徴に対する各Fvアレイ素子を検査する、
    ことを特徴とする請求項149に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  151. edgelの数がしきい値を超え、かつedgel方向アレイ素子の少なくとも一つがしきい値を越える場合に関心があるFvは、興味領域(ROI)の一部であると宣言される、
    ことを特徴とする請求項150に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  152. 前記ファインダ・モジュールは、バーコード・リーダ・アプリケーションに制御を任せるためにポーズ・チェッカー・バックコール機能を呼出す、
    ことを特徴とする請求項151に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  153. 前記マーカー・モジュールは、前記ファインダ・モジュールから引き継ぎ、かつROIの完全な範囲を決定するために各ROIを検査する、
    ことを特徴とする請求項152に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  154. 前記ファインダ・モジュールは、次いでROIのセントロイドの位置をチェックしかつそれをメモリの累積された画像のライン番号と比較する、
    ことを特徴とする請求項153に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  155. 前記マーカー・モジュールがROIを処理することを継続する場合には、それは、潜在的にバーコード・シンボルの一部でありうる並列線の配向をまず決定する、
    ことを特徴とする請求項154に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  156. 並行線の正しい配向を計算した後に、マーカー・モジュールは、(例えば、(N×N(例えば、1<N<10)画素のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて)ラインの配向の方向に、並びにそれに対して180度で画像をトラバース(即ち、スキャニング)することによってROIの近隣の並行線の最狭及び最広幅を計算する、
    ことを特徴とする請求項155に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  157. 前記マーカー・モジュールは、バーコード・シンボロジーに対して許容可能な最小静穏帯(クワイェット・ゾーン)を厳密に近似する画素計数を決定するために最狭及び最広素子の幅を用いる、
    ことを特徴とする請求項156に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  158. 前記マーカー・モジュールは、画像をトラバースし、かつ潜在的なバーコード・シンボルの四辺形境界を近似する4つのコーナーを再び決定する、
    ことを特徴とする請求項157に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  159. 前記マーカー・モジュールは、次いで、現行ROI識別子で、潜在的なバーコードの四辺形境界を取り囲む全てのFvブロックにマークを付け;異なる識別子を有する一つ以上のROIsが既に存在するならば、マーカー・モジュールは、他のものを完全に取り囲むそのROIをピックし;古いROIsは、それらが現行のROI内に完全に閉じ込まれていない場合にかぎり維持される、
    ことを特徴とする請求項158に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  160. 前記マーカー・モジュールは、また、(実行されている)バーコード読取りアプリケーションに制御を任せるためにポーズ・チェッカーを頻繁に呼出す、
    ことを特徴とする請求項159に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  161. 前記デコーダ・モジュールは、マーカー・モジュールから引き継ぎかつマーカー・モジュールによって先に定義された各ROIを検査する、
    ことを特徴とする請求項160に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  162. 各ROIに対して、前記デコーダ・モジュールは、(可能な静穏帯の方向に向けて)潜在的なバーコードのより長い(高い)先端を計算するために四辺形境界座標{x,y}を用いる、
    ことを特徴とする請求項161に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  163. 前記デコーダ・モジュールは、次いで
    Figure 2007521575
    ここでD=より長い先端の長さ、及びn=スキャン・ライン毎の画素オフセット、
    として可能なスキャン・ラインの最大数を計算する、
    ことを特徴とする請求項162に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  164. 前記パラメータn(即ち、スキャン・ライン毎の画素オフセット)は、デコーダ・モジュールがどのくらいまでその仮想スキャン方向を上昇し、かつ各画像処理サイクル中に画像を処理するかを表す、
    ことを特徴とする請求項163に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  165. 前記デコーダ・モジュールは、成功裏の復号を結果としてもたらさなかったスキャン・データの先のラインから可能な限り遠くに配置されるスキャン・データのラインでその次の処理サイクルを実行する、
    ことを特徴とする請求項164に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  166. スキャン・ライン毎の画素オフセット変数nは、注意して(i)考慮するROIの最大画素高さ(長さ)を決定し、かつ(ii)ROIのこの最大画素高さを、ROIの最大画素高さに比例する多数の画素オフセット距離に分割することによって決定される、
    ことを特徴とする請求項165に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  167. ROIが画像処理の連続サイクルに対して分割される、それゆえに、スキャン・ライン毎の画素オフセットを定義している、スキャン・ラインの数又はシーケンスは、
    式:f(m,n)=(2m−1)/2n-1、ここでn=1,2,,Nであり、かつ1<m<2n-1、によって記述される、
    ことを特徴とする請求項166に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  168. 前記デコーダ・モジュールは、潜在的なバーコードをトラバースしかつ一次及び二次導関数に対する近似を計算する、
    ことを特徴とする請求項167に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  169. 前記デコーダ・モジュールは、“スペースからバーへの遷移”が発生したと決定された、二次導関数の零交叉を検査する、
    ことを特徴とする請求項168に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  170. 前記デコーダ・モジュールは、隣接するバー/スペース遷移の画素位置における差を取り、かつ潜在的なバーコードの各素子の幅を決定するためにそれをバー-スペース/スペース-バー遷移の補間中間点に加える、
    ことを特徴とする請求項169に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  171. 各スキャン・ラインに対する“バー及びスペース計数”を計算して、デコーダ・モジュールは、イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内に支持される、異なる(かつ個別に有効にされる)シンボロジー-デコーダを呼出す、
    ことを特徴とする請求項170に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  172. 1次元又は特定の2次元シンボロジー(PDF417のような)の、各シンボロジー・デコーダは、正しい数のバー及びスペースの存在、そしてまた潜在的なバーコード・シンボルを復号することを試みる前の正しい開始/停止パターンを決定する、
    ことを特徴とする請求項171に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  173. デコーダ・モジュールが現行スキャン・ライン・データを用いて復号するならば、それは、全ての他のスキャン・ラインをスキップする、
    ことを特徴とする請求項172に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  174. デコーダ・モジュールがスタックされたシンボロジーを検出したならば、それは、より多くのスキャン・ライン・データを集め続ける、
    ことを特徴とする請求項173に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  175. 復号が失敗したならば、デコーダ・モジュールは、スキャン・ライン角度(バーコード配向角度)を漸次調整しかつ処理を繰返す、
    ことを特徴とする請求項174に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  176. また、デコーダ・モジュールは、キャン・ライン・データを収集する処理において、損傷された又は不完全に表されたバーコードを読取るために、一つのスキャン・ラインからのバー及びスペース・データを、隣接するスキャン・ラインのバー及びスペース・データと相関する、
    ことを特徴とする請求項175に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  177. デコーダ・モジュールによって復号される全てのバーコードに対して、復号された結果を保存するためにコールバック機能(関数)が呼出される、
    ことを特徴とする請求項176に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  178. 前記FOV内で物体検出フィールドを生成する自動物体存在及び範囲検出サブシステムと;及び
    前記FOVの中心部分に入射する露光を測定し、かつ前記マルチ−モード照明サブシステムの動作を自動的に制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと、
    を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項137に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  179. 動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モードを有しているハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダにおいて1D/2Dバーコード・シンボロジーの自動識別を実行する方法であって、
    (a)
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)画像感知アレイのいくつかの中央行の画素が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、または(ii)画像感知アレイの多くのまたは実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中にそれぞれ前記FOV内の狭領域及び広領域狭帯域照明のフィールドを生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記FOV内で物体検出フィールドを生成し、かつそこに存在する物体を検出する自動物体存在検出サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムによって検出された2Dデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた2Dデジタル画像を処理しかつそこに表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取るマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;
    第1の起動信号を生成する、前記ハンド-サポータブル筐体に組み込まれた手動始動可能なトリガ・スイッチと;及び
    各前記サブシステムの動作を制御するシステム制御サブシステムと、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスを供給する段階と;
    (b)前記物体検出フィールド内でバーコード構造を担持している物体を提示する段階と;
    (c)前記自動物体存在及び範囲検出サブシステムの前記物体検出フィールド内に存在する前記物体を自動的に検出し、かつそれに応じて、第1の制御起動信号を自動的に生成しかつ前記システム制御サブシステムに供給する段階と;
    (d)以下のイベントを前記システム制御サブシステム下で制御する段階と:
    (1)画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる前記狭領域画像キャプチャ・モードで前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを動作し、
    (2)前記狭領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭領域狭帯域照明の狭領域フィールドを生成するために前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムを動作し、
    (3)前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を自動的に制御するために前記自動露光及び照明制御サブシステムを動作し、
    (4)前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2D狭領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファするために前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムを動作し、かつ
    (5)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記2D狭領域デジタル画像を処理するために前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを動作すること;及び
    (e)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが第1の所定期間内に1Dバーコード・シンボル構造を読取ることができるならば、前記入出力サブシステムは、外部ホスト・システム又は他の情報受信又は応答デバイスに処理された画像データを出力する段階、
    を具備することを特徴とする方法。
  180. (f)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが第1の所定期間内に1Dバーコード・シンボル構造を読取ることができずかつ前記ユーザが前記第1の所定期間内で前記手動始動可能トリガ・スイッチを手動で始動するならば、以下のイベントを前記システム制御サブシステム下で制御する段階:
    (1)画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が有効にされる前記広領域画像キャプチャ・モードで前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムを動作し、
    (2)前記広領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを生成するために前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムを動作し、
    (3)前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記自動物体存在及び検出サブシステムによって供給される入力に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御するために、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムを動作し、
    (4)前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2D広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファするために前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムを動作し、そして
    (5)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされたかつバッファされた前記2D広領域デジタル画像を処理するために前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを動作すること、
    を更に具備することを特徴とする請求項179に記載の方法。
  181. (g)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが第2の所定期間内で1D又は2Dバーコード・シンボル構造を読取ることができるならば、前記入出力サブシステムは、外部ホスト・システム又は他の情報受信又は応答デバイスに処理された画像データを出力すること、
    を更に具備することを特徴とする請求項180に記載の方法。
  182. (h)前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが第1の所定期間内に1D又は2Dバーコード・シンボル構造を読取ることができず、かつ前記ユーザが前記手動始動可能トリガ・スイッチを手動で始動し続けるならば、前記システム制御サブシステムは、前記デバイスが前記キャプチャされた広領域デジタル画像内の1D及び/又は2Dバーコード・シンボル構造のいずれかを読取ることができるようにすべく、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステム、前記自動露光測定及び照明制御サブシステム、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステム、及び前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを制御し続けること、
    を更に具備することを特徴とする請求項181に記載の方法。
  183. 前記デバイスは、前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが動作できる少なくとも二つの主要モード、具体的には:
    前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上の1Dバーコード・シンボルを読取るように特徴抽出及びマーキング動作なしで、前記キャプチャされた2D狭領域デジタル画像データを自動的に処理すべく設定される、動作の第1のモードと;
    抽出された画像特徴データのフレームまたはブロックを通して螺旋的方法でサーチしかつ前記抽出された画像特徴にマークを付け、かつ1D又は2Dバーコード・シンボルが前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で認識される/読取られるまで対応する生デジタル画像データを処理することによって、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルをサーチする(即ち、見付ける)ように、前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが、ユーザが前記バーコード読取り装置を向けた物体の広領域デジタル画像の中央または掃引地点から開始して、前記キャプチャされた2D広領域デジタル画像を自動的に処理するように設定される、動作の第2のモードと、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項182に記載の方法。
  184. 前記デバイスは、前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが動作できる、3つの更なる主要モード、具体的には:
    前記マルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、前記FOV内でバーコード・シンボルの位置を特定する座標データに応じて、その中に表された一つ以上のバーコードをサーチするように、デジタル画像データのキャプチャされた2D広領域デジタル画像の特定された“関心領域”(ROI)を自動的に処理すべく設定される、動作の第3のモードと;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、増分される方法でその中に表された一つ以上のバーコード・シンボルをサーチし、かつデジタル画像全体が処理されるまでサーチすることを継続するために、前記キャプチャされた2D広領域デジタル画像を自動的に処理するように設定される、動作の第4のモードと;
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、その中に表された一つ以上のバーコード・シンボルを読取るように、前記第2のモード及び前記第4のモードで用いられた特徴抽出及びマーキング動作なしで、いずれかの一つ以上の所定の仮想走査線配向に沿ってデジタル画像データの前記キャプチャされた2D広領域デジタル画像を自動的に処理するように設定される、動作の第5のモード、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項183に記載の方法。
  185. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内の物体のキャプチャされた画像を処理する方法であって、
    (a)
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを供給する段階と;
    (b)前記自動物体検出サブシステムを用いて前記FOV内で物体の存在を自動的に検知する段階と、
    (c)段階(c)内で物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明する段階と、
    (d)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(c)中に照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (e)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(d)で形成及び検出された前記狭領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (f)そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて段階(e)中にキャプチャされたかつバッファされた前記狭領域デジタル画像を直接的に処理する段階であり、前記画像処理動作が特徴抽出又はマーキング動作なしで前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を自動的に処理することを具備する、該段階と、
    (g)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(f)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明する段階と、
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(g)中に照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(h)で形成されかつ検出された前記広領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (j)抽出された画像特徴データのブロックを通して螺旋的方法でサーチしかつ抽出された画像特徴データの前記ブロックにマークを付けかつ1D又は2Dバーコード・シンボルが前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で認識される/読取られるまで対応するデジタル画像データを処理することによって、そこの表された一つ以上のバーコード・シンボルを見出すように、ユーザが前記ハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを向けた物体ユーザの前記広領域デジタル画像の中心又は中間領域から開始して、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて、段階(i)中にキャプチャされかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理する段階と、
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(i)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、広領域狭帯域照明の前記フィールドで画像形成されるべき前記物体をもう一度自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで前記段階(g)、(h)、(i)及び(j)を繰返す段階と、
    を具備することを特徴とする方法。
  186. 前記段階(f)は、
    処理されたデジタル画像を生成するために、その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を直接的に処理すること;
    前記処理されたデジタルの零交叉を検出しかつ検査すること;
    前記処理されたデジタル画像の検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成すること;及び
    復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを具備する、
    ことを特徴とする請求項185に記載の方法。
  187. 前記段階(j)は、増分する方法でその中に表された一つ以上のバーコードをサーチし、かつデジタル画像全体が処理されるまでサーチすることを継続するように、前記キャプチャされた広領域デジタル画像を自動的に処理することを具備する、
    ことを特徴とする請求項185に記載の方法。
  188. 前記段階(j)は、画像処理の3つのステージを具備し、
    (1)処理の第1のステージは、前記キャプチャされた広領域デジタル画像の低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチすること(即ち、見出すこと)、N×Nブロックに低解画像度画像を区分すること、そして空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み、
    (2)処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けること、バーコード配向を計算すること、及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含み、かつ
    (3)処理の第3のステージは、バーコードをトラバースすることによって前記ROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされた画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    ことを特徴とする請求項187に記載の方法。
  189. 前記画像処理の第1のステージは、
    (1)そのオリジナル高解画像度画像からパッケージ・ラベルの低解画像度画像を生成することを具備する、
    ことを特徴とする請求項188に記載の方法。
  190. 前記画像処理の第2のステージは、
    (2)前記パッケージ・ラベルの低解画像度画像を区分すること;
    (3)前記低解画像度画像を用いて特徴ベクトルを計算すること;及び
    (4)コード構造内でバーを表す並行線の存在を検出するためにこれらの特徴ベクトルを分析すること、
    を更に具備する、
    ことを特徴とする請求項188に記載の方法。
  191. 前記画像処理の第2のステージ中に、低解画像度画像データの各ブロック内の特徴ベクトルを計算することは、以下のメトリックス:勾配ベクトル、エッジ密度量、並行エッジ・ベクトルの数、edgelsのセントロイド、強度変化、及び低解画像度画像からキャプチャされた強度のヒストグラム、の一つ以上を用いて実行される、
    ことを特徴とする請求項190に記載の方法。
  192. 特徴ベクトルを分析することは、高エッジ密度、多数の並行エッジ・ベクトル及び大きな強度変化を探すことを具備する、
    ことを特徴とする請求項190に記載の方法。
  193. 前記画像処理の第2のステージは、
    (5)バーコード素子配向を計算することを更に具備し、
    各特徴ベクトル・ブロックに対して、バーコード構造は、異なる角度でトラバースされ(即ち、スライスされ)、スライスは、“平均最小二乗誤差”に基づき互いに整合され、かつ正しい配向は、キャプチャされた画像内に表されるバーコード・シンボルの全てのスライスを通して平均二乗誤差感知と整合するその角度であるべく決定される、
    ことを特徴とする請求項190に記載の方法。
  194. 前記画像処理の第2のステージは、
    (6)検出されたバーコード・シンボルの4つのコーナーのマーキングを更に具備し、かつ(i)係るマーキング動作は、前記完全高解画像度デジタル画像で実行され、(ii)バーコードは、ブロックの中心から開始していずれかの方向にトラバースされ、(iii)変調の程度は、強度変化を用いて検出され、かつ(iv)バーコードの4つのコーナーのx、y座標(画素)が検出され、かつ高解画像度デジタル画像内でバーコード・シンボルの検出された4つのコーナーによってROIを定義する、
    ことを特徴とする請求項193に記載の方法。
  195. 前記処理の第3のステージ中に前記特徴ベクトルを更新することは、
    バーコード・シンボルをトラバースする間に特徴ベクトルFvのヒストグラム構成要素を更新すること、
    黒-から-白への遷移の推定を計算すること;及び
    バーコード・シンボルの狭及び広素子の推定を計算すること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項188に記載の方法。
  196. 前記処理の第3のステージ中に零交叉をサーチすることは、
    バーコード配向に垂直な方向い高解画像度バーコード画像をメジア・フィルタリングすること;
    二次微分(二次導関数)零交叉だけを用いて黒/白遷移を推定すること;及び
    推定された黒/白エッジ遷移を用いてキャプチャされた画像内に表されるバーコード・シンボルのバー及びスペースのグレー・レベルの上限及び下限を決定すること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項188に記載の方法。
  197. 前記処理の第3のステージ中にバー及びスペース・パターンを生成することは、
    ランプ関数として前記黒/白エッジ遷移をモデル化すること;
    各エッジ遷移が1画素幅であると仮定すること;
    副画素レベルの各エッジ遷移位置を決定すること;及び
    前記黒/白エッジ遷移データを用いてバー及びスペース計数を集めること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項196に記載の方法。
  198. 前記処理の第3のステージは、
    バー及びスペース計数を境界でフレーミングすること;及び
    一つ以上のレーザ・スキャニング・バーコード復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・データを復号すること、
    を更に具備する、
    ことを特徴とする請求項197に記載の方法。
  199. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で物体のキャプチャされたデジタル画像を処理する方法であって、
    (a)
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを供給する段階と;
    (b)前記自動物体検出サブシステムを用いて前記FOV内で物体の存在を自動的に検知する段階と、
    (c)段階(b)内で物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明する段階と、
    (d)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(c)中に照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (e)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(d)で形成及び検出された前記狭領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (f)そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて段階(e)中にキャプチャされたかつバッファされた前記狭領域デジタル画像を直接的に処理する段階であり、前記画像処理動作が特徴抽出又はマーキング動作なしで前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を自動的に処理することを具備する、該段階と、
    (g)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(f)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明する段階と、
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(g)中に照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(h)で形成されかつ検出された前記広領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (j)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いてかつ前記広領域デジタル画像の上部左コーナーから開始してその下部右コーナーに達するまで継続し、少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが認識される/読取られるまで、段階(i)中にキャプチャされかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理する段階と、
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(i)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、狭帯域照明の前記広領域フィールドで画像形成されるべき前記物体をもう一度自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで前記段階、(h)、(i)及び(j)を繰返す段階と、
    を具備することを特徴とする方法。
  200. 前記段階(d)は、
    その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の狭領域部分を直接的に処理すること;
    前記処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査すること;
    検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成すること;及び
    通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号すること、
    を具備することを特徴とする請求項199に記載の方法。
  201. 前記段階(j)は、増分する方法でその中に表された一つ以上の1D又は2Dバーコードをサーチし、かつ広領域デジタル画像全体が処理されるまでサーチすることを継続するように、その完全なバッファリングの前に、前記キャプチャされた広領域デジタル画像を自動的に開始処理することを具備し、それにより画像内に存在しうるバーコードの位置、又は、その配向、又は、その数に関する予備的知識が利用(入手)可能でない場合にバーコード位置決め及び読取りを有効にする、
    ことを特徴とする請求項199に記載の方法。
  202. 前記段階(j)は、画像処理の3つのステージ、具体的には:
    (1)(a)段階(i)でキャプチャされた(高解画像度)広領域デジタル画像のフレームから導出された低解画像度画像を処理すること、(b)前記低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、(c)空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトル(Fv)を生成すること、及び(d)高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けることによって興味領域(ROIs)をサーチすること(即ち、見出すこと)を含む処理の第1のステージ;
    (2)バーコード配向を計算すること、及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む処理の第2のステージ;及び
    (3)バーコード画像データをトラバースすることによって前記ROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること、特徴ベクトルを更新すること、フィルタされたデジタル画像データの零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む処理の第3のステージを具備する、
    ことを特徴とする請求項201に記載の方法。
  203. 処理の第1のステージは、
    (i)前記低解画像度デジタル画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチする(即ち、見出す)こと;
    (ii)前記低解画像度デジタル画像をN×Nブロックに区分すること;
    (iii)勾配ベクトル、エッジ密度量、並行エッジ・ベクトルの数、edgelsのセントロイド、強度変化、及び低解画像度デジタル画像からキャプチャされた強度のヒストグラムからなるグループから選択された一つ以上の量を用いて低解画像度デジタル画像データの各ブロックに対する特徴ベクトルを生成すること;
    (iv)(空間派生ベース画像処理技法を用いて)高変調、高エッジ密度量、多数の並行エッジ・ベクトル、及び多きな強度変化からなるグループから選択された一つ以上の属性の検出によって並行線を有している領域に対する特徴ベクトルを検査すること;及び
    (v)ROIsにマークを付けること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項202に記載の方法。
  204. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内でキャプチャされた画像を処理する方法であって、
    (a)
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを供給する段階と;
    (b)前記自動物体検出サブシステムを用いて前記FOV内で物体の存在を自動的に検知する段階と、
    (c)段階(b)内で物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明する段階と、
    (d)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(c)中に照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (e)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(d)で形成及び検出された前記狭領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (f)そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて段階(e)中にキャプチャされたかつバッファされた前記狭領域デジタル画像を直接的に処理する段階であり、前記画像処理動作が特徴抽出又はマーキング動作なしで前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を自動的に処理することを具備する、該段階と、
    (g)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(f)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明する段階と、
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(g)中に照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(h)で形成されかつ検出された前記広領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (j)前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で表された一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るために、特徴抽出及びマーキング動作なしで、一つ以上の所定の仮想スキャン・ライン配向に沿って、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて段階(i)中にキャプチャされかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理する段階と、
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(j)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、狭帯域照明の前記フィールドで画像形成されるべき前記物体をもう一度自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで前記段階、(g)、(h)、(i)及び(j)を繰返す段階と、
    を具備することを特徴とする方法。
  205. 前記段階(d)は、
    その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の数個の行を直接的に処理すること;
    処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査すること;
    検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成すること;及び
    通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号すること
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項204に記載の方法。
  206. 前記段階(j)は、
    (1)一組の並行に離間された(例えば、50画素)仮想スキャン・ラインに沿って前記キャプチャされた高領域デジタル画像を直接的に処理すること;
    (2)前記仮想スキャン・ラインに沿って零交叉を検出しかつ検査すること;
    (3)検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成すること;
    (4)通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号すること;及び
    (5)任意で、仮想スキャン・ラインの先に処理された組みとは異なる角度で配向された並行に離間された仮想スキャン・ラインの異なる組に沿って高解画像度デジタル画像を再処理すること、を具備する、
    ことを特徴とする請求項204に記載の方法。
  207. 前記並行に離間された仮想スキャン・ラインの組は、約50画素の大きさの量で離間される、
    ことを特徴とする請求項206に記載の方法。
  208. それに沿って前記並行に離間された仮想スキャン・ラインの組が配向される、前記異なる角度は、0、30、60、90、120及び150度で構成されているグループから選択される値である、
    ことを特徴とする請求項207に記載の方法。
  209. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で物体のキャプチャされたデジタル画像を処理する方法であって、
    (a)
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを供給する段階と;
    (b)前記自動物体検出サブシステムを用いて前記FOV内で物体の存在を自動的に検知する段階と、
    (c)段階(b)内で物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明する段階と、
    (d)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(c)中に照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (e)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(d)で形成及び検出された前記狭領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (f)そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて段階(e)中にキャプチャされたかつバッファされた前記狭領域デジタル画像を直接的に処理するか、又は前記狭領域デジタル画像内でバーコード素子を検出しかつ前記バー素子の座標を特定する段階と、
    (g)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(f)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムを用いて広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明する段階と、
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムを用いて段階(g)中に照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出する段階と、
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムを用いて段階(h)で形成されかつ検出された前記広領域2Dデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と、
    (j)前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で表された一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るために、特徴抽出及びマーキング動作なしで、一つ以上の所定の仮想スキャン・ライン配向に沿って、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを用いて段階(i)中にキャプチャされかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理する段階と、
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(j)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、広領域狭帯域照明の前記フィールドの前記物体をもう一度自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで、前記ROIに表された一つ以上のバーコードをサーチしかつ読取ることを開始するように、段階(f)の前記座標によって特定された特定の興味領域(ROIs)における前記キャプチャされたデジタル画像を自動的に処理する、
    を具備することを特徴とする方法。
  210. 前記段階(f)は、その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の数個の行を直接的に処理し、前記処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査し、検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを具備する、
    ことを特徴とする請求項209に記載の方法。
  211. 前記段階(i)は、画像処理の3つのステージ、具体的には:
    (1)処理の第1のステージは、(復号することの失敗の発生の後で)段階(i)中に取得した興味領域(ROI)座標(x1,x2)を受信すること、N×Nブロックにキャプチャされた低解画像度デジタル画像を再区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いてROI-特定ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み;
    (2)処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって追加のROIsにマークを付けかつ(即ち、螺旋的方法で)中間ブロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向を計算し、かつROIとしてバーコード・シンボルの4つのコーナーにマークを付けることを含み;そして
    (3)処理の第3のステージは、バーコード・シンボルをトラバースすることによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされたデジタル画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項209に記載の方法。
  212. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で物体のキャプチャされたデジタル画像を処理する装置であって、
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを備え、
    (a)前記自動物体検出サブシステムは、前記FOV内で物体の存在を自動的に検出し;
    (b)段階(b)内で物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明し;
    (c)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (d)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記物体の前記形成されかつ検出された狭領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (e)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように、前記キャプチャされかつバッファされた狭領域デジタル画像を直接的に処理し、前記画像処理動作は、特徴抽出又はマーキング動作を実行することなく前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を自動的に処理することを具備し;
    (f)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(e)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明し;
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記形成されかつ検出された広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (j)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは抽出された画像特徴データのブロックを通して螺旋的方法でサーチしかつ抽出した画像特徴データの前記ブロックにマークを付け、かつ1D又は2Dバーコード・シンボルが前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で認識される/読取られるまで対応しているデジタル画像データを処理することによって、そこに表された一つ以上のバーコード・シンボルを見出すように、ユーザが前記ハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを向けた物体の前記広領域デジタル画像の中心又は中間点から開始して、前記キャプチャされかつバッファされた広領域デジタル画像を自動的に処理し;
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(i)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、もう一度前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールドの前記物体を自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで、それぞれのサブシステムで前記段階(g)、(h)、(i)及び(j)を繰返す、
    ことを特徴とする装置。
  213. 前記段階(e)中に、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、以下の動作を実行する:
    処理されたデジタル画像を生成するために、その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を直接的に処理し;
    前記処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査し;
    前記処理されたデジタル画像の検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成し;及び
    復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号する、
    ことを特徴とする請求項212に記載の装置。
  214. 前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、増分した方法でその中に表される一つ以上のバーコードをサーチし、かつ全てのデジタル画像が処理されるまでサーチすることを継続するように、前記キャプチャされた広領域デジタル画像を自動的に処理する、
    ことを特徴とする、請求項212に記載の装置。
  215. 前記段階(j)は、画像処理の3つのステージ、具体的には:
    (1)処理の第1のステージは、前記キャプチャされた広領域デジタル画像の低解画像度画像を処理することによって興味領域(ROI)をサーチすること(即ち、見出すこと)、N×Nブロックに低解画像度画像を区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み;
    (2)処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって追加のROIsにマークを付け、バーコード配向を計算しかつROIとしてバーコード・シンボルの4つのコーナーにマークを付けることを含み;そして
    (3)処理の第3のステージは、バーコード・シンボルをトラバースすることによって前記ROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされたデジタル画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    ことを特徴とする請求項212に記載の装置。
  216. 前記画像処理の第1のステージは、
    (1)前記段階(i)でキャプチャされた前記高解画像度狭領域デジタル画像から低解画像度画像を生成することを具備する、
    ことを特徴とする請求項215に記載の装置。
  217. 前記画像処理の第2のステージは、
    (2)パッケージ・ラベルの低解画像度画像を区分すること;
    (3)低解画像度画像を用いて特徴ベクトルを計算すること;及び
    (4)コード構造内でバーを表す並行線の存在を検出するためにこれら特徴ベクトルを分析することを更に具備する、
    ことを特徴とする請求項216に記載の装置。
  218. 前記画像処理の第2のステージ中に、低解画像度画像データの各ブロック内で特徴ベクトルを計算することは、一つ以上の以下のメトリックス:勾配ベクトル、エッジ密度量、並行エッジ・ベクトルの数、edgelsのセントロイド、強度変化、及び低解画像度画像からキャプチャされた強度のヒストグラム、の一つ以上を用いて実行される、
    ことを特徴とする請求項217に記載の装置。
  219. 特徴ベクトルを分析することは、高エッジ密度、多数の並行エッジ・ベクトル及び大きな強度変化を探すことを具備する、
    ことを特徴とする請求項217に記載の装置。
  220. 前記画像処理の第2のステージは、
    (5)バーコード素子配向を計算することを更に具備し、
    各特徴ベクトル・ブロックに対して、バーコード構造は、異なる角度でトラバースされ(即ち、スライスされ)、スライスは、“平均最小二乗誤差”に基づき互いに整合され、かつ正しい配向は、キャプチャされた画像内に表されるバーコード・シンボルの全てのスライスを通して平均二乗誤差感知と整合するその角度であるべく決定される、
    ことを特徴とする請求項217に記載の装置。
  221. 前記画像処理の第2のステージは、
    (6)検出されたバーコード・シンボルの4つのコーナーのマーキングを更に具備し、かつ(i)係るマーキング動作は、前記完全高解画像度デジタル画像で実行され、(ii)バーコードは、ブロックの中心から開始していずれかの方向にトラバースされ、(iii)変調の程度は、強度変化を用いて検出され、かつ(iv)バーコードの4つのコーナーのx、y座標(画素)が検出され、かつ高解画像度デジタル画像内でバーコード・シンボルの検出された4つのコーナーによってROIを定義する、
    ことを特徴とする請求項220に記載の装置。
  222. 前記処理の第3のステージ中に特徴ベクトルを更新することは、
    バーコード・シンボルをトラバースしている間に特徴ベクトルFvのヒストグラム構成要素を更新すること;
    黒-から-白への遷移の推定を計算すること;及び
    バーコード・シンボルの狭及び広素子の推定を計算すること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項215に記載の装置。
  223. 前記処理の第3のステージ中に零交叉をサーチすることは、
    バーコード配向に垂直な方向に高解画像度バーコード画像をメジアン・フィルタすること;
    二次導関数零交叉だけを用いて黒/白エッジ遷移を推定すること;及び
    前記推定された黒/白エッジ遷移を用いて、キャプチャされた画像内で表されるバーコード・シンボルのバー及びスペースのグレー・レベルの上限及び下限を決定すること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項215に記載の装置。
  224. 前記処理の第3のステージ中にバー及びスペース・パターンを生成することは、
    ランプ関数として黒/白エッジ遷移をモデル化すること;
    各前記エッジ遷移を1画素幅であると仮定すること;
    黒/白エッジ遷移データを用いてバー及びスペース計数を集めること
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項215に記載の装置。
  225. 前記処理の第3のステージは、
    境界線でバー及びスペース計数ケータをフレームすること;及び
    一つ以上のレーザ・スキャニング・バーコード復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・データを復号すること、
    を更に具備する、
    ことを特徴とする請求項224に記載の装置。
  226. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で物体のキャプチャされたデジタル画像を処理する装置であって、
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダと;
    (a)前記自動物体検出サブシステムは、前記FOV内で物体の存在を自動的に検出し;
    (b)段階(a)内での物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明し;
    (c)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (d)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記物体の前記形成されかつ検出された狭領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (e)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように、前記キャプチャされかつバッファされた狭領域デジタル画像を直接的に処理し、前記画像処理動作は、特徴抽出又はマーキング動作を実行することなく、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を自動的に処理することを具備し;
    (f)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(e)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明し;
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記形成されかつ検出された広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (j)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記広領域デジタル画像の上部左コーナーから開始してその下部右コーナーに達するまで継続して、少なくとも1D又は2Dバーコード・シンボルが前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で認識される/読取られるまで、ステップ(i)中にキャプチャされたかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理し;
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(j)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、もう一度前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールドの前記物体を自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで、各サブシステムによって前記段階(h)、(i)及び(j)を繰返す、
    ことを特徴とする装置。
  227. 前記段階(d)は:
    その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域2Dデジタル画像の狭領域部分を直接的に処理し;
    前記処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査し;
    前記検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成し;及び
    通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号する、
    ことを具備する、
    ことを特徴とする請求項226に記載の装置。
  228. 前記段階(j)は、増分する方法でその中に表された一つ以上の1D又は2Dバーコードをサーチし、かつ広領域デジタル画像全体が処理されるまでサーチすることを継続するように、その完全なバッファリングの前に、前記キャプチャされた広領域デジタル画像を自動的に開始処理することを具備し、それにより画像内に存在しうるバーコードの位置、又は、その配向、又は、その数に関する予備的知識が利用(入手)可能でない場合にバーコード位置決め及び読取りを有効にする、
    ことを特徴とする請求項226に記載の装置。
  229. 前記段階(j)は、画像処理の3つのステージ、具体的には:
    (1)(a)段階(i)でキャプチャされた(高解画像度)広領域デジタル画像のフレームから導出された低解画像度画像を処理すること、(b)前記低解画像度画像をN×Nブロックに区分すること、(c)空間派生ベース画像処理技法を用いて各ブロックに対する特徴ベクトル(Fv)を生成すること、及び(d)高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けることによって興味領域(ROIs)をサーチすること(即ち、見出すこと)を含む処理の第1のステージ;
    (2)バーコード配向を計算すること、及びROIとしてバーコードの4つのコーナーにマークを付けることを含む処理の第2のステージ;及び
    (3)バーコード画像データをトラバースすることによって前記ROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること、特徴ベクトルを更新すること、フィルタされたデジタル画像データの零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む処理の第3のステージを具備する、
    ことを特徴とする請求項226に記載の装置。
  230. 処理の第1のステージは、
    (i)前記低解画像度デジタル画像を処理することによって興味領域(ROIs)をサーチする(即ち、見出す)こと;
    (ii)前記低解画像度デジタル画像をN×Nブロックに区分すること;
    (iii)勾配ベクトル、エッジ密度量、並行エッジ・ベクトルの数、edgelsのセントロイド、強度変化、及び低解画像度デジタル画像からキャプチャされた強度のヒストグラムからなるグループから選択された一つ以上の量を用いて低解画像度デジタル画像データの各ブロックに対する特徴ベクトルを生成すること;
    (iv)(空間派生ベース画像処理技法を用いて)高変調、高エッジ密度量、多数の並行エッジ・ベクトル、及び多きな強度変化からなるグループから選択された一つ以上の属性の検出によって並行線を有している領域に対する特徴ベクトルを検査すること;及び
    (v)ROIsにマークを付けること、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項229に記載の装置。
  231. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内でキャプチャされた画像を処理する装置であって、
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを備え;
    (a)前記自動物体検出サブシステムは、前記FOV内で物体の存在を自動的に検出し;
    (b)段階(a)内での物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明し;
    (c)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (d)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記物体の前記形成されかつ検出された狭領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (e)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるように、前記キャプチャされかつバッファされた狭領域デジタル画像を直接的に処理し、前記画像処理動作は、特徴抽出又はマーキング動作を実行することなく、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を自動的に処理することを具備し;
    (f)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(e)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明し;
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記形成されかつ検出された広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (j)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で表される一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るように、特徴抽出及びマーキング動作なしで、一つ以上の所定の仮想スキャン・ライン配向に沿って、ステップ(i)中にキャプチャされたかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理し;
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(j)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、もう一度前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールドの前記物体を自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで、各サブシステムによって前記段階(g)、(h)、(i)及び(j)を繰返す、
    ことを特徴とする装置。
  232. 前記段階(d)は、その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の数個の行を直接的に処理し、前記処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査し、検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを具備する、
    ことを特徴とする請求項231に記載の装置。
  233. 前記段階(j)は、
    (1)一組の並行に離間された仮想スキャン・ラインに沿って前記キャプチャされた高領域デジタル画像を直接的に処理すること;
    (2)前記仮想スキャン・ラインに沿って零交叉を検出しかつ検査すること;
    (3)検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成すること;
    (4)通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号すること;及び
    (5)任意で、仮想スキャン・ラインの先に処理された組みとは異なる角度で配向された並行に離間された仮想スキャン・ラインの異なる組に沿って高解画像度デジタル画像を再処理すること、を具備する、
    ことを特徴とする請求項204に記載の方法。
  234. 前記並行に離間された仮想スキャン・ラインの組は、約50画素の大きさの量で離間される、
    ことを特徴とする請求項233に記載の装置。
  235. それに沿って前記並行に離間された仮想スキャン・ラインの組が配向される、前記異なる角度は、0、30、60、90、120及び150度で構成されているグループから選択される値である、
    ことを特徴とする請求項233に記載の装置。
  236. その中に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で物体のキャプチャされたデジタル画像を処理する装置であって、
    (1)手動始動可能トリガ・スイッチ、
    (2)視野(FOV)、及び前記領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、及び前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モード、を有する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステム、
    (3)前記FOV内で物体を自動的に検出する自動物体検出サブシステム、
    (4)前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールド及び前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを選択的に生成するLEDベース・マルチ-モード照明サブシステム、
    (5)画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステム、及び
    (6)画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステム、
    を含んでいるハンド-サポータブル半自動イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを備え;
    (a)前記自動物体検出サブシステムは、前記FOV内で物体の存在を自動的に検出し;
    (b)段階(a)内での物体検出に応じて、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、狭領域狭帯域照明の前記フィールド内で前記物体を自動的に照明し;
    (c)前記狭領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の狭領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (d)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記物体の前記形成されかつ検出された狭領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (e)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、そこに表された少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを自動的に読取ることを試みるか又は前記狭領域デジタル画像内でバーコード素子を検出しかつ前記バー素子の座標を特定するように、前記キャプチャされかつバッファされた狭領域デジタル画像を直接的に処理し;
    (f)少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルが段階(e)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動されるならば、前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールド内で画像形成されるべき前記物体を自動的に照明し;
    (h)前記広領域画像キャプチャ・モードで動作する前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムは、照明された物体の広領域デジタル画像を形成しかつ検出し;
    (i)前記画像キャプチャ及びバッファリング・サブシステムは、前記形成されかつ検出された広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし;
    (j)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記キャプチャされた広領域デジタル画像内で表される一つ以上の1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るように、特徴抽出及びマーキング動作なしで、一つ以上の所定の仮想スキャン・ライン配向に沿って、ステップ(i)中にキャプチャされたかつバッファされた前記広領域デジタル画像を自動的に処理し;
    (k)少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが段階(j)中に読取られず、かつ前記手動始動可能トリガ・スイッチがまだ手動で始動されているならば、もう一度前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、広領域狭帯域照明の前記フィールドの前記物体を自動的に照明し、かつ少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルが読取られるか又は前記手動始動可能トリガ・スイッチがもはや手動で始動されなくなるまで、前記ROIに表された一つ以上のバーコードをサーチすること及び読取ることを開始するように、ステップ(f)で前記座標によって特定された興味領域(ROI)の前記キャプチャされたデジタル画像を自動的に処理する、
    ことを特徴とする装置。
  237. 前記段階(f)は、その中間から開始して、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の数個の行を直接的に処理し、前記処理されたデジタル画像の零交叉を検出しかつ検査し、検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成し、かつ通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを具備する、
    ことを特徴とする請求項236に記載の装置。
  238. 前記段階(i)は、画像処理の3つのステージ、具体的には:
    (1)処理の第1のステージは、(復号することの失敗の発生の後で)段階(i)中に取得した興味領域(ROI)座標(x1,x2)を受信すること、N×Nブロックにキャプチャされた低解画像度デジタル画像を再区分し、かつ空間派生ベース画像処理技法を用いてROI-特定ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み;
    (2)処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによって追加のROIsにマークを付けかつ(即ち、螺旋的方法で)中間ブロックを取り囲んでいる他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために第1のステージに戻り、バーコード配向を計算し、かつROIとしてバーコード・シンボルの4つのコーナーにマークを付けることを含み;そして
    (3)処理の第3のステージは、バーコード・シンボルをトラバースすることによってROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされたデジタル画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号することを含む、
    を具備する、
    ことを特徴とする請求項236に記載の装置。
  239. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    画像キャプチャ・モードにおいて前記画像形成及び検出サブシステムの動作中に前記FOV内で広領域狭帯域照明のフィールドを生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を自動的に処理する画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記処理は、ユーザが前記デバイスを向けたと仮定する、物体の前記デジタル画像の中心又は中間点から開始して、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムがその中に表された少なくとも一つのバーコード・シンボルを迅速にサーチし、見出しかつ読取ることができるように前記デジタル画像の前記中心点の回りに螺旋的方法で進行する、処理の3つのステージを具備し、
    処理の第1のステージは、前記デジタル画像に、バーコード素子を可能的に包含している、興味領域(ROIs)をサーチしかつ見出すことを含み、低解画像度デジタル画像は、サンプリング技術を用いて前記キャプチャされたデジタル画像からまず導き出され、次いで前記低解画像度デジタル画像をN×Nブロックに区分すること、そして空間派生ベース画像処理技法を用いて中間ブロックに対する特徴ベクトルを生成することを含み、
    処理の第2のステージは、高変調の領域に対する特徴ベクトルを検査することによってROIsにマークを付けること、そして螺旋的方法で、中間部ロックを取り囲んでいる画像データの他のブロックに対する特徴ベクトルを生成するために前記処理の第1のステージに戻り、バーコード素子の配向を計算すること、及びROIとしてバーコード・シンボルの4つのコーナーにマークを結果として付けることを含み、かつ
    処理の第3のステージは、バーコードをトラバースすることによって前記ROI内に表されたバーコード・シンボルを読取ること及び特徴ベクトルを更新すること、フィルタされたデジタル画像の零交叉を検査すること、バー及びスペース・パターンを生成すること、及び一つ以上のバーコード・シンボルを読取るためにバー及びスペース・パターンを復号することを含み、
    外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ処理した画像データを出力する入出力サブシステムと;及び
    前記デバイスの前記サブシステムを制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えていることを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  240. 少なくとも一つのバーコード・シンボルを見出すことは、抽出された画像特徴データのブロックを通して螺旋的方法でサーチし、次いでそれにマークを付けかつ少なくとも一つのバーコード・シンボルがその中で認識される/読取られるまで前記キャプチャされたデジタル画像に関連付けられた対応する生デジタル画像データを画像処理することによって行われる、
    ことを特徴とする請求項239に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  241. 前記キャプチャされたデジタル画像内で存在することができる最大数のバーコードが予め知られている場合でかつ主要なバーコードの部分が前記広領域デジタル画像の中心に近い空間位置の高い確率を有する場合に、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、バーコード・シンボルを読取るために用いられる、
    ことを特徴とする請求項240に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  242. 前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、中心から漸次離れて矩形ストリップに沿って、中心からデジタル画像を処理することを開始し、かつ画像全体が処理されるか又はプログラムされた最大数のバーコードが読取られるまで継続する、
    ことを特徴とする請求項239に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  243. 前記処理の第1のステージ中に、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、以下のステップを実行する:
    (1)中心特徴ベクトルが関連付けられる、前記キャプチャされたデジタル画像の中心ブロックの中心座標を見出し;
    (2)前記画像データの中心ブロックを前記キャプチャされたデジタル画像の中心部分に沿って配置された画像画素に関連付け;
    (3)それぞれがそれに関連付けられた特徴ベクトル(Fv)アレイ素子を有する、N×Nブロックに前記キャプチャされたデジタル画像を再分割し、Fv素子がその画像ブロック内で並行線の存在の強い可能性を識別する一組の数字を包含し;
    (4)より低い空間解画像度で前記キャプチャされたデジタル画像を処理し、即ち、選択されたラインのそれぞれの内でn番目毎のライン及びn番目毎の画素を処理し、それにより、nによりダウン・サンプルされたオリジナル画像で計算を実行し;
    (5)各選択されたラインに対して、(完全なバーコード・シンボルの境界を示している)ROIが見出されたかどうかを決定し、見出されたならば、ROIがマークを付けられたかどうかを決定し、マークを付けられたならば、処理されたROIを再処理し;
    (6)バーコード・シンボルがROI内で読取れるならば、実際の復号サイクルの数が要求される復号サイクルの数に等しいかどうかを決定し、等しいならば、処理することを停止し;
    (7)ROIがステップ(5)で見出されないならば、全ての特徴ベクトルがまだ検査されていないということを決定し、かつ画像画素データ・セットを通る螺旋的経路の軌跡に沿って、中心特徴ベクトルに最も近い次の特徴ベクトルに分析を進め;
    (8)この次の特徴ベクトルで動作し、かつROIのバーコード・シンボルを復号することを試み、かつ全ての特徴ベクトルが検査されたかどうかを決定し;
    (9)単一のバーコード・シンボルがROI内で読取られるまで、見出すことができかつ成功裏に復号することができるバーコード・シンボルを包含しているROIを見出すために(別の特徴ベクトルに対応している)画素データの別のブロックを分析し;かつ
    (10)中心開始点に関して螺旋的パターンで画素データのブロックの系列分析に従う、
    ことを特徴とする請求項239に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  244. ユーザが前記デバイスを読取られるべきバーコード・シンボルにポイントした場合、前記デバイスは、そのデジタル画像を収集する可能性がかなり高く、かつ非常に迅速な方法でバーコード・シンボルを包含しているROI内で画素データを自動的に処理する、
    ことを特徴とする請求項239に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  245. 自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有している領域型画像形成及び検出サブシステムと;
    狭領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭領域狭帯域照明のフィールドを生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記FOV内で物体検出フィールドを自動的に生成し、その上に1Dバーコード・シンボルを有している物体を検出する、自動物体存在検出サブシステムと;
    前記検出された物体の狭領域デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記物体の狭領域デジタル画像内で図式的に表された1Dバーコード・シンボルを読取ることを試みるように、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の中心から参照された、前記狭領域デジタル画像で外方向に指向された方法で適用された復号画像処理ベース動作を用いて、かつ特徴抽出及びマーキング動作を採用しないで、前記狭領域デジタル画像を自動的にかつ直接的に処理する画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理した画像データを前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムから、外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;及び
    各前記サブシステムを制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えていることを特徴とする自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  246. 前記キャプチャされた狭領域デジタル画像に図式的に表された1Dバーコード・シンボルは、前記狭領域デジタル画像の中心に近い空間位置のかなり高い可能性を有する部分を包含し、かつ前記バーコード・シンボルは、前記狭領域デジタル画像を通過する水平軸に対して約ゼロ度で配向される、
    ことを特徴とする請求項245に記載された自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  247. 前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、
    (i)その中間から開始して、一度にスキャン・データの一ライン、前記狭領域デジタル画像を直接的に処理し、
    (ii)前記処理された狭領域デジタル画像の零交叉を検査し、
    (iii)それからバー及びスペース・カウント・データを生成するために、水平軸に対してゼロ(0)度及び180度で前記デジタル画像をフィルタし、かつ
    (iv)前記キャプチャされた狭領域デジタル画像に表される前記1Dバーコード・シンボルを読取るために通常の復号アルゴリズムを用いて前記バー及びスペース・パターンを復号する、
    ことを特徴とする請求項246に記載された自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  248. バーコード・シンボルが段階(iv)で復号されないならば、前記イメージング・ベース・バーコード読取りサブシステムは、興味領域(ROI)が前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の画素高さに等しい一定の最大高さを有するものと仮定して計算される、画素オフセットnから開始して、段階(i)で前記キャプチャされた狭領域デジタル画像内でスキャン・データの別のラインを自動的に処理する、
    ことを特徴とする請求項246に記載された自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  249. 前記イメージング・ベース・バーコード読取りサブシステムは、以下のステップを具備する方法:
    (a)前記キャプチャされた狭領域デジタル画像の中心画素を計算し;
    (b)前記計算された中心点から開始して、N×N画素(例えば、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて水平方向にかつ西向きに前記狭領域デジタル画像を実質的にスキャンし、次いでバーコード・シンボルの第1の境界(境界)が見出されるかどうかを決定するために前記狭領域デジタル画像を処理し、かつ見出されたならば、画像バッファに画素データを記憶し;
    (c)第1の境界が段階(b)中に見出されたならば、前記計算された中心点からもう一度開始して、N×N画素(例えば、1<N<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて水平方向にかつ東向きに前記デジタル画像をスキャンし、次いでバーコード・シンボルの第2の境界(境界)が見出されるかどうかを決定するために前記狭領域デジタル画像を処理し、かつ見出されたならば、画像バッファに画素データをバッファリングし;
    (d)第1の境界及び第2の境界が段階(c)中に見出されたならば、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像に関連付けられた画像データのスキャンされたライン内でバーコード・シンボルを読取るように前記キャプチャされたデジタル画像を処理し、かつ前記バーコード・シンボルが読取られた後で、画像処理を終了し;
    (e)バーコード・シンボルの第1の境界が段階(d)中に見出されなかったならば、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像内で全ての可能なスキャン・ラインが処理されたかどうかを決定し;
    (f)全ての可能なスキャン・ラインが前記狭領域デジタル画像を通して処理されたならば、処理を終了し;
    (g)前記狭領域デジタル画像を通して全ての可能なスキャン・ラインが段階(f)で処理されていないならば、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像のスキャン・データの次のラインに進み(例えば、オフセット画素量nで)、次いでn×n画素(例えば、1<n<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて新しいスキャン・ラインに沿って画素データをスキャンしかつ処理し;
    (h)バーコード・シンボルの第2の境界が段階(d)で見出されなかったならば、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を通して全てのスキャン・ラインが処理されたかどうかを決定し;
    (i)前記キャプチャされた狭領域デジタル画像を通して全てのスキャン・ラインが処理されたならば、処理を終了し;
    (j)この処理のステージで全てのスキャン・ラインが処理されていないならば、処理のために、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像内でスキャン・データの次のラインに進み;
    (k)バーコード・シンボルが処理されているスキャン・データの現行ライン内で読取られていないならば、スキャン・データの全てのラインが処理されたかどうかを決定し;
    (l)スキャン・データの全てのラインが処理されていないならば、前記キャプチャされた狭領域デジタル画像のスキャン・データの次のラインに進み(即ち、オフセット画素量nで)、次いでn×n画素(例えば、1<n<10)のスポット-サイズ・ウィンドウを用いて新しいスキャン・ラインに沿ってスキャニング及びプロセッシングを再開し;
    (m)スキャン・データの全てのラインが処理されたならば、処理を終了し;かつ
    (n)復号される全てのバーコード・シンボルに対して、シンボル文字データを生成しかつそれを保存する、
    を用いて前記狭領域デジタル画像を処理することによって前記キャプチャされた狭領域デジタル画像に表される少なくとも一つの1Dバーコード・シンボルを読取る、
    ことを特徴とする請求項245に記載された自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  250. 前記FOVの中心部分に入射する露光を測定する露光測定回路と、前記LED照明サブシステムの動作を自動的に制御するLED照明ドライバ回路と有している自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項245に記載された自動ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  251. 作動範囲を有しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    (i)前記画像キャプチャ・モード中に第1の制御起動信号の生成に応じて第1のLED照明アレイから前記FOVの近部分内で狭帯域照明を、及び(ii)前記画像キャプチャ・モード中に第2の制御起動信号の生成に応じて第2のLED照明アレイから前記FOVの遠部分内で狭帯域照明を、自動的に生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記作動範囲の相当な部分に沿って前記FOVと空間的に重なり合う物体検出フィールドを自動的に生成し、かつ前記FOVの近部分内で物体の存在を自動的に検出しかつそれに応じて前記第1の制御起動信号を生成し、そして前記FOVの遠部分内で前記物体の存在を自動的に検出しかつそれに応じて前記第2の制御起動信号を生成する自動物体存在及び範囲検出サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ物体照明及びイメージング動作中に前記領域型感知アレイに配送される狭帯域照明の量を制御するように、前記第1及び第2のLED照明アレイの動作を制御する、自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を処理し、かつその中に図式的に表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;
    前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと;及び
    前記サブシステムを収容し、そしてそれを通して前記FOVが拡張し、前記狭帯域照明が投影され、かつ前記物体から反射されかつ散乱された狭帯域照明が前記領域型画像感知アレイに再透過されるイメージング・ウィンドウを有する光透過パネルを有している筐体とを備えている、
    ことを特徴とするデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  252. 前記第1のLED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、レンズなしの二組の(フラットトップ)LED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  253. 前記第2のLED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、球面(即ち、平凸)レンズが設けられた二組のLED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  254. 前記広領域近視野照明フィールドは、前記システムの作動範囲内の約0mmから約100mmまで拡張する、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  255. 前記広領域遠視野照明フィールドは、前記システムの作動範囲内の約100mmから約200mmまで拡張する、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  256. 前記物体検出フィールドは、IRベース物体検出フィールドであり、かつ前記IRベース物体検出フィールドは、前記システムの作動距離の相当な部分に沿って前記FOVに空間的に重なり合う、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  257. 前記筐体は、ハンド-サポータブル・バーコード・シンボル読取りアプリケーションで前記システムを用いるためのハンド-サポータブル・フォーム・ファクタを有する、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  258. 前記筐体は、提示型バーコード・シンボル読取りアプリケーションで前記システムを用いるためのカウンタートップ-サポータブル・フォーム・ファクタを有する、
    ことを特徴とする請求項251に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  259. 作動範囲を有しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出し、かつ前記領域型画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が集積動作の状態にある場合に、第1の制御起動信号を自動的に生成する領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    前記LED照明アレイから前記FOV内でLEDベース照明を自動的に生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記デバイスの作動範囲内で前記FOVの相当な部分を空間的に取り囲む物体検出フィールドを自動的に生成し、かつ前記FOV内で物体の存在を検出しかつそれに応じて前記第2の制御起動信号を生成する自動物体存在検出サブシステムと;
    前記LED照明アレイからLEDベース照明を生成しかつ物体照明及び帯画像キャプチャ動作中にそれにより前記検出された物体を照明するように、前記第1及び第2の制御起動信号の両方の生成に応じて、前記LED照明アレイの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記照明された物体のデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を処理し、かつその中に図式的に表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;
    前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと;及び
    前記サブシステムを収容し、そしてそれを通して前記FOVが拡張し、前記LEDベース照明が投影され、かつ前記物体から反射されかつ散乱された光が透過されるイメージング・ウィンドウを有する光透過パネルを有している筐体とを備えている、
    ことを特徴とするデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  260. 前記第1のLED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、レンズなしの二組の(フラットトップ)LED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項259に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  261. 前記第2のLED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、球面(即ち、平凸)レンズが設けられた二組のLED光源を更に含む、
    ことを特徴とする請求項260に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  262. 前記物体検出フィールド及び前記FOVは、前記所定の作動距離の相当な部分に沿って空間的に重なり合う、
    ことを特徴とする請求項259に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  263. 前記自動物体存在検出サブシステムは、前記物体検出フィールドが近視野部分及び遠視野部分を有しているIRベース物体検出フィールドである、IRベース自動物体存在及び範囲検出サブシステムである、
    ことを特徴とする請求項259に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  264. 前記自動物体存在検出サブシステムは、物体に対して前記物体検出フィールドを連続的に監視するためにシステム開始で起動されかつ前記システム制御サブシステムに前記物体検出フィールドの遠及び近部分の両方内で物体の状態に関する情報を供給する、
    ことを特徴とする請求項263に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  265. 前記領域型画像感知アレイは、CMOS領域感知アレイを備えている、
    ことを特徴とする請求項259に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  266. 前記筐体は、前記デバイス・ハンド-サポータブル・バーコード・シンボル読取りアプリケーションを読取るイメージング・ベース・バーコード・シンボルを用いるためのハンド-サポータブル・フォーム・ファクターを有する、
    ことを特徴とする請求項259に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  267. 前記筐体は、前記デバイス提示型バーコード・シンボル読取りアプリケーションを読取るイメージング・ベース・バーコード・シンボルを用いるためのカウンタートップ-サポータブル・フォーム・ファクターを有する、
    ことを特徴とする請求項259に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  268. 作動範囲を有しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    イメージング・ウィンドウを有する光透過パネルを有しているハンド-サポータブル筐体と;
    (i)前記イメージング・ウィンドウを通りかつ物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(ii)画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出し、かつ前記CMOS領域型画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が集積動作の状態にある場合に、第1の制御起動信号を自動的に生成するCMOS領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    前記LED照明アレイから、前記イメージング・ウィンドウを通って前記FOVに投影される狭帯域LEDベース照明のフィールドを自動的に生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記作動範囲の相当な部分にわたり前記FOVと空間的に重なり合う物体検出フィールドを自動的に生成し、かつ前記物体検出フィールド内で物体の存在を自動的に検出しかつそれに応じて前記第2の制御起動信号を生成する自動物体存在検出サブシステムと;
    (i)前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定する露光測定回路と、及び(ii)前記CMOS領域型画像検出アレイの画素の実質的に全ての行が集積の状態にありかつ共通の集積時間を有する場合にだけ前記CMOS領域型画像検出アレイを前記狭帯域LEDベース照明により汎用的に露出する正確な方法で、前記LED照明アレイが駆動されるように、前記第1及び第2の制御起動信号の両方の生成に応じて前記LED照明アレイの動作を制御するLED照明ドライバ回路とを有している、自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記バーコード・シンボル読取りデバイスと前記照明された物体との間の相対運動に係わりなく前記照明された物体のデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を処理し、かつその中に図式的に表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムとを備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  269. 処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項268に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  270. 前記第1のLED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、レンズなしの二組の(フラットトップ)LED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項268に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  271. 前記第2のLED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、球面(即ち、平凸)レンズが設けられた二組のLED光源を更に含む、
    ことを特徴とする請求項270に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  272. 前記物体検出フィールドは、IRベース物体検出フィールドであり、かつ前記IRベース物体検出フィールドは、前記作動範囲の相当な部分にわたり前記FOVと空間的に重なり合う、
    ことを特徴とする請求項268に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  273. 作動範囲を有しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    イメージング・ウィンドウを有する光透過パネルを有しているハンド-サポータブル筐体と;
    その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出し、かつ前記CMOS領域型画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が集積動作の状態にある場合に、第1の制御起動信号を自動的に生成するCMOS領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    (i)前記LEDベース照明サブシステムから伝送された、(ii)前記照明された物体から反射/散乱された、及び(iii)前記CMOS領域型画像感知アレイの前に配置された狭帯域伝送型光学フィルタ・サブシステムを通って伝送された、狭帯域照明だけが前記CMOS領域型画像感知アレイによって検出されると同時に、周囲光の全ての他の構成要素が実質的に拒まれるように、前記画像キャプチャ・モード中にLED照明アレイから前記FOV内で狭帯域照明のフィールドを自動的に生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記作動範囲の相当な部分に沿って前記FOVを空間的に取り囲む物体検出フィールドを自動的に生成し、かつ前記物体検出フィールド内で物体の存在を自動的に検出しかつそれに応じて前記第2の制御起動信号を生成する自動物体存在検出サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記CMOS領域型画像検出アレイの画素の実質的に全ての行が集積の状態にありかつ共通の集積時間を有する場合にだけ前記CMOS領域型画像検出アレイを前記狭帯域照明により汎用的に露出する正確な方法で前記LED照明アレイが駆動されるように、物体照明及びイメージング動作中に前記LED照明アレイの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記CMOS領域型画像検出アレイが前記狭帯域照明に露出する時間分は、前記LED照明アレイが前記第1及び第2の制御起動信号の生成に応じて狭帯域照明の前記フィールドを生成する時間を制御している前記自動露光測定及び照明制御サブシステムによって管理され;
    前記システムと前記照明された物体との間の相対運動に係わりなく前記照明された物体のデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を処理し、かつその中に図式的に表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと;
    前記サブシステムを収容し、そしてそれを通して前記FOVが拡張し、前記狭帯域照明が投影され、かつ前記物体から反射されかつ散乱された狭帯域照明が前記CMOS領域型画像感知アレイの方向に再透過されるイメージング・ウィンドウを有する光透過パネルを有している筐体と、
    を備えている、
    ことを特徴とするデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  274. 前記LED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、レンズなしの二組の(フラットトップ)LED光源を含む、
    ことを特徴とする請求項273に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  275. 前記LED照明アレイは、前記光透過パネルの上下部分に取り付けられた、球面(即ち、平凸)レンズが設けられた二組のLED光源を更に含む、
    ことを特徴とする請求項274に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  276. 処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項273に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  277. 前記物体検出フィールドは、IRベース物体検出フィールドであり、かつ前記IRベース物体検出フィールド及び前記FOVは、前記システムの作動範囲の相当な部分に沿って前記FOVと空間的に重なり合うフィールドである、
    ことを特徴とする請求項276に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  278. 前記自動物体存在検出サブシステムは、前記物体検出フィールドの近部分又は遠部分内で検出された物体の範囲を検出する手段を更に備え、かつ前記第2の制御起動信号は、(i)検出された物体が前記物体検出フィールドの前記近部分内で検出されることを示す第1の型の第2の制御起動信号と、及び(ii)検出された物体が前記物体検出フィールドの前記遠部分内で検出されることを示す第2の型の第2の制御起動信号とを備えている、
    ことを特徴とする請求項276に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  279. 前記LED照明アレイは、前記物体検出フィールドの前記近部分にわたり狭帯域照明のフィールドを生成する第1のLED照明アレイと、前記物体検出フィールドの前記遠部分にわたり狭帯域照明のフィールドを生成する第2のLED照明アレイとを備え;かつ
    前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、CMOS領域型画像感知アレイが前記第1又は第2のLEDベース照明アレイからの狭帯域照明に露出される時間分は、LEDベース照明アレイが前記第1及び第2の制御起動信号に応じて狭帯域照明を生成する時間を制御することによって管理されるように、前記第1又は第2のLED照明アレイのいずれかを自動的に駆動するために前記第1の制御起動信号及び第2の第1及び第2の型の第2の制御起動信号に応答する、
    ことを特徴とする請求項278に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  280. 前記筐体は、前記ハンド-サポート型バーコード読取りアプリケーションを用いるためのハンド-サポータブル・フォーム・ファクターを有する、
    ことを特徴とする請求項273に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  281. 前記筐体は、提示型バーコード・シンボル読取りアプリケーションでシステムを用いるためのカウンタートップ-サポータブル・フォーム・ファクターを有する、
    ことを特徴とする請求項273に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  282. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    前記画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭帯域照明のフィールドを生成するLED照明アレイを有しているLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された物体のデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記キャプチャされたデジタル画像に図式的に表された1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るように方法によって前記デジタル画像を処理する画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと、
    前記方法は、
    (1)画素オフセット距離の数によって離間された一組の並行な仮想スキャン・ラインに沿って前記キャプチャされたデジタル画像を処理する段階であり、該処理は、
    (i)バーコード・シンボルを包含している前記デジタル画像の興味領域(ROI)を決定すること;
    (ii)前記ROIの最大画素高さを決定すること;及び
    (iii)前記ROIの最大画素高さに比例する画素オフセット距離の数を計算することを含み;
    (2)前記仮想スキャン・ラインに沿って零交叉を検出しかつ検査する段階と;
    (3)検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成する段階と;及び
    (4)一つ以上の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号する段階とを具備し;かつ
    前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  283. 前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって採用された前記方法は:
    仮想スキャン・ラインの先に処理された組とは異なる角度で配向された異なる組の並行な離間された仮想スキャン・ラインに沿って前記デジタル画像を再処理し、かつ前記キャプチャされたデジタル画像に図式的に表される1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るために、異なる角度を用いて、必要に応じてこの段階を繰返すことを段階(4)の後に更に具備する、
    ことを特徴とする請求項282に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  284. 前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムによって採用された前記方法で用いられる異なる角度は、前記並行な仮想スキャン・ラインの組の初期配向から測定された30、60、90、120及び150度から構成されているグループから選択される、
    ことを特徴とする請求項283に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  285. 処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項282に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  286. 前記バーコード・シンボル読取りシステムの作動距離の相当な部分に沿って前記FOVと空間的に重なり合う物体検出フィールドを生成する自動物体存在検出サブシステムと;及び
    前記LEDベース照明サブシステムに採用されたLED照明アレイを駆動する自動露光測定及び照明制御サブシステムと、
    を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項282に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  287. キャプチャされたデジタル画像に図式的に表されたバーコード・シンボルを復号するためにハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内でキャプチャされたデジタル画像を処理する方法であって、
    (a)視野(FOV)を有する領域型画像感知アレイを有しているハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを供給する段階と;
    (b)前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダのFOV内で画像形成されるべき物体を位置決めする段階と;
    (c)前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダからLEDベース照明のフィールドを生成し、かつ前記FOV内で前記物体を照明する段階と;
    (d)前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で、前記段階(c)中に照明された物体のデジタル画像を形成しかつ検出する段階と;
    (e)前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で、前記段階(d)で形成されかつ検出された前記デジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする段階と;
    (f)前記ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ内で、画素オフセット距離の数によって離間された一組の並行な仮想スキャン・ラインに沿って前記キャプチャされたデジタル画像を処理する段階であり、当該処理が
    (1)バーコード・シンボルを包含している前記デジタル画像の興味領域を決定する段階と、
    (2)前記ROIの最大画素高さを決定する段階と、及び
    (3)前記ROIの最大画素高さに比例する画素オフセット距離の数を計算する段階とを具備する、該段階と;
    (g)前記並行な仮想スキャン・ラインの組に沿って零交叉を検出しかつ検査する段階と;
    (h)前記検出された零交叉からバー及びスペース・パターンを生成する段階と;及び
    (i)通常の復号アルゴリズムを用いてバー及びスペース・パターンを復号する段階と
    を具備することを特徴とする方法。
  288. (j)仮想スキャン・ラインの先に処理した組とは異なる角度で配向された異なる組の並行な仮想スキャン・ラインに沿って前記デジタル画像を再処理する段階を前記段階(i)の後に更に具備する、
    ことを特徴とする請求項287に記載の方法。
  289. 前記異なる角度は、前記並行な仮想スキャン・ラインの組の初期配向から測定された30、60、90、120及び150度から構成されているグループから選択される、
    ことを特徴とする請求項288に記載の方法。
  290. デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    前記画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭帯域照明のフィールドを生成するLED照明アレイを有しているLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記デジタル画像を処理する第1のモード及び第2のモードを有しているマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムであり、各バーコード・シンボル読取りサイクル中に、
    (1)前記第1のモードを自動的に入力し、かつ前記キャプチャされたデジタル画像に図式的に表された少なくとも一つのバーコード・シンボルを読取ることの試みにおいて第1の画像処理ベース・バーコード読取り方法により前記キャプチャされたデジタル画像を処理し;かつ
    (2)前記第1のモード中に前記デジタル画像に図式的に表された少なくとも一つのバーコード・シンボルを読取ることに失敗することにより、前記第2のモードに自動的に切替え、かつ前記キャプチャされたデジタル画像に図式的に表された少なくとも一つのバーコード・シンボルを読取ることの試みにおいて第2の画像処理ベース・バーコード読取り方法により前記デジタル画像を処理することを継続する、該マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記サブシステムを制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと;
    前記サブシステムを収容し、そしてそれを通して前記FOVが拡張し、前記狭帯域照明が投影され、かつ前記物体から反射されかつ散乱された狭帯域照明が前記領域型画像感知アレイの方向に再透過されるイメージング・ウィンドウを有する光透過パネルを有している筐体と、
    を備えている、
    ことを特徴とするデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  291. 前記第1のモード中に、前記処理は、少なくとも一つのバーコード・シンボルを包含している興味領域(ROI)を識別することを含み;かつ前記第2のモード中に、かつ前記処理は、前記少なくとも一つのバーコード・シンボルを読取るために前記興味領域(ROI)を処理することを含む、
    ことを特徴とする請求項290に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  292. 処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項290に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  293. 前記作動距離の相当な部分に沿って前記FOVと空間的に重なり合う物体検出フィールドを生成する自動物体存在検出サブシステムと;及び
    前記LED照明アレイを駆動する自動露光測定及び照明制御サブシステムと、
    を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項290に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  294. 前記筐体は、前記ハンド-サポート型バーコード読取りアプリケーションで用いるためのハンド-サポータブル・フォーム・ファクターを有する、
    ことを特徴とする請求項290に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  295. 前記筐体は、提示型バーコード・シンボル読取りアプリケーションで用いるためのカウンタートップ-サポータブル・フォーム・ファクターを有する、
    ことを特徴とする請求項290に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  296. デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの復号解画像度の下限を決定する方法であって、
    (a)デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに採用される画像形成光学系の複合DOFチャートを生成するためにソフトウェア-ベース光学設計プログラムを用いる段階と;
    (b)その画像の変調伝達関数(MTF)が0.3に降下するような物体の空間-周波数を、物体距離の関数として、決定する段階と;
    (c)物体の空間-周波数をコード・ミリメートル・サイズに変換し、次いで物体距離に対してこの変換されたデータをプロットする段階であり、結果として得られたプロットは、所与の物体距離で、復号することができる最も小さいミリメートル・サイズ・コードにより前記画像形成光学系の性能を示している光学性能部分を含む、該段階と;
    (d)ミリメートル・サイズと光学性能曲線との交差点を見出すことによって、段階(c)で生成された前記プロットからDOFを読取る段階と;
    (e)前記画像形成光学系の光学的倍率を考慮しながら、前記画像形成光学系を通してかつ物体空間へ投射された場合に単一センサ画素の視野の大きさを、物体距離の関数として、計算する段階と;
    (f)1.4及び1.6サンプリング・リミット画素規則の両方に対して、光学性能曲線と同じ軸上に段階(e)で計算した値をプロットする段階と;
    (g)それがサンプリング・リミット・ラインと交差するまで光学性能曲線をフォローする段階と;
    (h)それが前記光学性能曲線と再び交差するまで前記サンプリング・リミット・ラインをフォローする段階と;及び
    (i)交差の前記点で、光学性能曲線をフォローし、それにより選択のサンプリング・リミット・ラインが、前記デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの復号解画像度の下限を表す段階と、
    を具備することを特徴とする方法。
  297. イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに採用される画像形成光学系の被写界深度(DOF)を理論的に特徴付ける方法であって、
    (a)デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに採用される画像形成光学系の複合DOFチャートを生成するためにソフトウェア-ベース光学設計プログラムを用いる段階と;
    (b)その画像の変調伝達関数(MTF)が0.3に降下するような物体の空間-周波数を、物体距離の関数として、決定する段階と;
    (c)物体の空間-周波数をコード・ミリメートル・サイズに変換し、次いで物体距離に対してこの変換されたデータをプロットする段階であり、結果として得られたプロットは、所与の物体距離で復号することができる最も小さいミル・サイズ・コードにより前記画像形成光学系の性能を示している光学性能部分を含む、該段階と;
    (d)ミリメートル・サイズと光学性能曲線との交差点を見出すことによって、前記プロットからDOFを読取る段階と;
    (e)前記画像形成光学系の光学的倍率を考慮しながら、前記画像形成光学系を通してかつ物体空間へ投射された場合に単一センサ画素の視野の大きさを、物体距離の関数として、計算する段階と;及び
    (f)1.4及び1.6サンプリング・リミット画素規則の両方に対して、光学性能曲線と同じ軸上に段階(e)で計算した値をプロットする段階と
    を具備することを特徴とする方法。
  298. (g)それがサンプリング・リミット・ラインと交差するまで光学性能曲線をフォローする段階と;
    (h)それが前記光学性能曲線と再び交差するまで前記サンプリング・リミット・ラインをフォローする段階と;及び
    (i)交差の前記点で、光学性能曲線をフォローし、それにより選択のサンプリング・リミット・ラインが、前記デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの復号解画像度の下限を表す段階と、
    を更に具備することを特徴とする請求項297に記載の方法。
  299. 前記段階(a)は、
    ユーザが前記ソフトウェア-ベース光学設計プログラムに数字を容易にタイプすることができるようにポップ-アップ・ウィンドウスを支持するグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)を開始することを具備する
    ことを特徴とする請求項298に記載の方法。
  300. アプリケーション要件を有しているデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダでの使用される画像形成光学系を設計する方法であって、
    (a)アプリケーション要件(例えば、復号解画像度)を有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ設計で用いられる画像形成光学系によって形成される物体の画像の変調伝達関数(MTF)を計算する段階と;
    (b)結果として得られた画像の変調伝達関数(MTF)が0.3に降下するようなバーコード・シンボルのコード素子サイズ(ミリメートル)を、物体距離の関数として、決定する段階と;
    (c)物体距離に対する最小コード素子サイズのプロットを生成する段階と;及び
    (d)前記イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダの結果として得られた性能が前記アプリケーション要件を満たすか否かを決定するために、前記プロットを用いる段階と
    を具備することを特徴とする方法。
  301. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    その中に形成された光透過ウィンドウを有する前方筐体パネルを有しているハンド-サポータブル筐体と;
    (i)前記光透過ウィンドウを通りかつ物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(ii)画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モードにおいて照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出する画像感知アレイを有している画像形成及び検出サブシステムと;
    (i)前記前方筐体パネルの第1の空間位置に配置された第1のLED照明サブアレイ、又は(ii)前記前方筐体パネルの第2の空間位置に配置された第2のLED照明サブアレイから前記FOV内に狭帯域照明を自動的に生成するLEDベース照明サブシステムと;
    前記FOVの中心部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ前記第1及び第2のLED照明サブアレイの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像キャプチャ・モード中に照明された物体のデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記キャプチャされたデジタル画像に包含される画素データの空間-強度を迅速に決定するために、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされたデジタル画像を処理し、かつその中に図式的に表された少なくとも一つの1D又は2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;及び
    以下のように前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムとを備え、
    (a)制御起動信号の要求により、前記LEDベース照明サブシステムは、前記第1のLED照明サブアレイから前記FOV内で狭帯域照明の第1のフィールドを生成し、前記画像形成及び検出サブシステムは、物体の第1のデジタル画像を形成しかつ検出し、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記第1のデジタル画像をキャプチャリングし、かつ前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記キャプチャされた第1のデジタル画像の画素データを分析し、かつ鏡面型反射条件が前記キャプチャされた第1のデジタル画像で検出されるかどうかを決定し;
    (b)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、鏡面型反射条件が前記キャプチャされた第1のデジタル画像で検出されないということを決定したならば、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記キャプチャされた第1のデジタル画像に図式的に表される少なくとも一つのバーコード・シンボルを読取るように前記第1のデジタル画像を自動的に処理し;
    (c)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、鏡面型反射条件が前記キャプチャされた第1のデジタル画像で検出されるということを決定したならば、前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記第1のLED照明サブアレイだけを駆動し、前記画像形成及び検出サブシステムは、第2のデジタル画像を形成しかつ検出し、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記第2のデジタル画像をキャプチャし、かつ前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記記キャプチャされた第2のデジタル画像の画素データを分析しかつ鏡面型反射条件が前記キャプチャされた第2のデジタル画像で検出されるかどうかを決定し;
    (d)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、鏡面型反射条件が前記キャプチャされた第2のデジタル画像で検出されないということを決定しならば、前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その中に表された少なくとも一つのバーコード・シンボルを読取るように前記第2のデジタル画像を自動的に処理し;かつ
    (e)前記画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムが、鏡面型反射条件が前記キャプチャされた第2のデジタル画像で検出されるということを決定したならば、前記システム制御サブシステムは、少なくとももう一つの動作のサイクルに対して段階(a)、(b)、(c)及び(d)を通して前記サブシステムを制御しかつ協調させる、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  302. 前記第1のLED照明サブアレイは、前記光透過ウィンドウの上に配置されかつ前記第2のLED照明サブアレイは、前記光透過ウィンドウの下に配置される、
    ことを特徴とする請求項301に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  303. 前記第1のLED照明サブアレイは、複数のLED光源を含み、各前記LED光源は、球面レンズが設けられている、
    ことを特徴とする請求項302に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  304. 前記第2のLED照明サブアレイは、複数のLED光源を含み、各前記LED光源は、球面レンズが設けられている、
    ことを特徴とする請求項303に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  305. 鏡面型反射なしで物体を照明する方法であって、
    (a)領域型画像感知アレイがイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム内で各照明及びイメージング・サイクルを開始する前に露光される周囲光レベルを測定するために前記自動露光測定及び照明制御サブシステムを用いる段階と;
    (b)前記システムの視野(FOV)の近又は遠フィールド部分のいずれかの物体の存在及び範囲を測定するために前記自動IRベース物体存在及び範囲決定サブシステムを用いる段階と;
    (c)近視野広領域照明アレイ又は遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた上部及び下部LED照明サブアレイの両方を駆動するために前記検出された範囲及び前記測定された露光レベルを用いる段階と;
    (d)段階(c)中に生成された照明フィールドを用いて前記領域型画像感知アレイで広領域画像をキャプチャリングする段階と;
    (e)鏡面型反射条件を示す、前記キャプチャされた広領域画像の高空間-強度レベルの発生を検出するために段階(d)中に前記キャプチャされた広領域画像を迅速に処理する段階と;
    (f)鏡面型反射条件が処理された広領域画像で検出されるかどうかを決定し、検出されたならば、近視野又は遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた上部LED照明サブアレイだけを駆動し、そして鏡面型反射条件が処理された広領域画像で検出されないならば、検出された範囲及び測定された露光レベルが、近視野又は遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた上部及び下部LEDサブアレイの両方を駆動するために用いられる段階と;
    (g)段階(f)中に生成された照明フィールドを用いて前記領域型画像感知アレイで広領域画像をキャプチャリングする段階と;
    (h)鏡面型反射条件を示す、前記キャプチャされた広領域画像の高空間-強度レベルの発生を検出するために段階(g)中に前記キャプチャされた広領域画像を迅速に処理する段階と;
    (i)鏡面型反射条件が処理された広領域画像でまだ検出されるかどうかを決定し、検出されたならば、近視野又は遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた他のLED照明サブアレイを駆動し、そして鏡面型反射条件が処理された広領域画像で検出されないならば、検出された範囲及び測定された露光レベルが、近視野広領域照明アレイ又は遠視野広領域照明アレイのいずれかに関連付けられた段階(c)におけるものと同じLEDサブアレイを駆動するために用いられる段階と;
    (j)照明制御方法は、段階(i)中に生成された照明フィールドを用いてCMOS画像感知アレイで広領域画像をキャプチャリングすることを含み;
    (k)キャプチャされた広領域画像の高空間-強度レベルの欠如を検出するために段階(j)中に前記キャプチャされた広領域画像を迅速に処理し、先に検出された鏡面型反射条件の削除を確認する段階と;及び
    (l)段階(k)で鏡面型反射条件が処理された広領域画像で検出されないかどうかを決定し、検出されないならば、広領域画像は、前記マルチ-モード画像処理バーコード読取りサブシステムに対して選択されたモードを用いて処理され、そして鏡面型反射条件が処理された広領域画像でまだ検出されるならば、制御処理は、段階(a)に戻りかつ段階(a)〜(k)を繰返す段階と、
    を具備することを特徴とする方法。
  306. 作動範囲を有しているハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    手動始動可能トリガ・スイッチが手動で始動される場合に制御起動信号を生成する該手動始動可能トリガ・スイッチを支持しているハンド-サポータブル筐体と;
    (A)前記筐体内に配置されかつ以下に識別される一つ以上のサブシステムの実現を支持している第1のボードと;
    (1)その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、又は(ii)前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射される画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    (2)狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭領域及び広領域狭帯域照明のフィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    (3)前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    (B)前記筐体内に配置されかつ以下に識別される一つ以上のサブシステムの実現を支持している第2のボードと;
    (4)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を処理し、かつ前記キャプチャされたデジタル画像に図式的に表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取るマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    (5)処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;及び
    (C)前記第1のボード又は第2のボード上で、又はボードに係わりなく実現され、前記サブシステムの動作を制御しかつ協調させ、かつ前記制御起動信号に応答するシステム制御サブシステムと;
    を備え、
    前記マルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その画像処理ベース・バーコード・シンボル読取り動作を実行するための3層ソフトウェア・アーキテクチャを採用し;かつ
    前記3層ソフトウェア・アーキテクチャは、アプリケーション層、システム・コア層、及びオペレーティング・システム(OS)層を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  307. 前記第1のボードは、
    前記作動範囲の相当な部分に沿って前記FOVと空間的に重なり合う物体検出フィールドを生成し、かつ前記FOVの遠又は近部分内で物体の存在を検出する自動物体存在及び範囲検出サブシステム;及び
    前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステム、
    の実装を更に支持する、
    ことを特徴とする請求項306に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  308. 前記3層ソフトウェア・アーキテクチャに関連付けられたソフトウェア・モジュールは、
    (1)前記アプリケーション層に存在している、主タスク・モジュール、二次(コードゲート)タスク・モジュール、アプリケーション・イベント・マネージャ・モジュール、ユーザ・コマンド・テーブル・モジュール、及びコマンド・ハンドラ・モジュール;
    (2)前記システム・コア層に存在している、タスク・マネージャ・モジュール、イベント・ディスパッチャー・モジュール、入出力マネージャ・モジュール、ユーザ・コマンド・マネージャ・モジュール、タイマー・サブシステム・モジュール、入出力サブシステム・モジュール、及びメモリ制御サブシステム・モジュール;及び
    (3)前記OS層内に存在しているリナックス・カーネル・モジュール、リナックス・ファイル・システム・モジュール、及びデバイス・ドライバ・モジュール、
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項306に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  309. 前記イベント・ディスパッチャー・モジュールは、新しいタスクの開始、現在実行されているタスクの停止、何かを行うこと、又は何も行わずかつイベントを無視することを含んでいる、イベントを前記アプリケーション・イベント・マネージャに知らせかつ配送する手段を供給する、
    ことを特徴とする請求項307に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  310. 前記イベント・ディスパッチャー・モジュールは:
    システム開始の完了を知らせる第1のシステム定義イベント;
    論理タイマーの時間切れを知らせる第2のシステム定義イベント;
    予想外の入力データが利用可能であることを知らせる第3のシステム定義イベント;
    ユーザが前記手動起動可能トリガ・スイッチを引いたことを知らせる第4のシステム定義イベント;
    ユーザが前記トリガ・スイッチを解放したことを知らせる第5のシステム定義イベント;
    物体がバーコード・リーダの下に位置決めされたことを知らせる第6のシステム定義イベント;
    物体がバーコード・リーダの視野から移動されたことを知らせる第7のシステム定義イベント;
    タスク実行の終わりを知らせる第8のシステム定義イベント;及び
    実行中のタスクの中止を知らせる第10のシステム定義イベント、
    で構成されているグループから選択されたシステム定義イベントをディスパッチする、
    ことを特徴とする請求項309に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  311. 前記タスク・マネージャ・モジュールは、アプリケーション特定タスク(即ち、スレッド)を実行しかつ停止する手段を供給する、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  312. 前記入出力マネージャ・モジュールは、バックグラウンドで実行されかつ外部デバイス及びユーザ接続のアクティビティを監視し、かつアプリケーション層に適当なイベントを知らせる、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  313. 前記入出力マネージャ・モジュールは、入出力接続を生成しかつ削除し、かつ外部システム及びデバイスと通信する手段を供給する、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  314. 前記タイマー・サブシステムは、論理タイマーを生成し、削除し、かつ利用する手段を供給する、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  315. 前記メモリ制御サブシステムは、照準ダイナミック・メモリ管理機能に完全にコンパチブルな、デバイスでスレッド-レベル・ダイナミック・メモリを管理するインターフェイスと、並びに収集したデータをバッファリングする手段とを供給する、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  316. 前記ユーザ・コマンド・マネージャは、ユーザ・コマンドを入力し、それを処理する役割をするアプリケーション・モジュールを実行する標準的方法を供給する、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  317. 前記デバイス・ドライバ・モジュールは、
    前記手動始動式トリガ・スイッチとの接続を設定するトリガ・スイッチ・ドライバと、
    前記デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに搭載された画像収集機能性を実現する画像収集ドバイバと、及び
    前記デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスに搭載された物体検出機能性を実現するIRドライバと、
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  318. ユーザがバーコード・シンボルに向けてバーコード・リーダをポイントする場合に、IRデバイス・ドライバは、フィールド内でその物体を検出し、次いでシステム・コア層で入出力モジュールを目覚めさせる、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  319. 物体を検出することにより、前記入出力マネージャは、前記イベント・ディスパチャー・モジュールに検出された物体イベントをポストする、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  320. 物体を検出することに応じて、前記イベント・ディスパッチャー・モジュールは、前記検出物体イベントを前記アプリケーション層に渡す、
    ことを特徴とする請求項319に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  321. 前記アプリケーション層で前記検出物体イベントを受信することにより、前記アプリケーション・イベント・マネージャは、前記マルチ-モード照明サブシステムに関連付けられた狭領域照明アレイを起動するイベント・ハンドリング・ルーチンを実行し、かつ前記二次(コードゲート)タスクを実行する、
    ことを特徴とする請求項320に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  322. 前記二次タスクが実行されている間にユーザが前記手動始動可能トリガ・スイッチを引く場合に、前記トリガ・デバイス・ドライバは、前記システム・コア層で前記入出力マネージャを目覚めさせる、
    ことを特徴とする請求項321に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  323. 目覚めさせることに応じて、前記入出力マネージャは、前記イベント・ディスパッチャーにトリガ-起動イベントをポストする、
    ことを特徴とする請求項322に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  324. 前記イベント・ディスパッチャーは、前記アプリケーション層の前記アプリケーション・イベント・マネージャに前記トリガ-起動イベントを渡す、
    ことを特徴とする請求項323に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  325. 前記アプリケーション・イベント・マネージャは、前記マルチ-モード照明サブシステムに関連付けられた狭領域照明アレイを停止する前記システム・コア層の前記タスク・マネージャ内のハンドリング・ルーチンを呼出すことによって前記トリガ-起動イベントに応答し、前記二次(コールゲート)タスクを取消し、かつ前記主タスクを実行する、
    ことを特徴とする請求項323に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  326. 動作は、前記主タスクが前記アプリケーション層内で実行される場合に実行される、
    ことを特徴とする請求項325に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  327. 動作は、前記主タスクでコールされた、前記データ出力手順が、前記アプリケーション層の前記入出力サブシステム・モジュール内で実行される場合に、実行される、
    ことを特徴とする請求項326に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  328. 復号シンボル文字データは、前記入出力サブシステムからシステムの前記OS層内のデバイス・ドライバに送信される、
    ことを特徴とする請求項326に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  329. 前記主タスク・ルーチン中に、前記画像感知アレイで狭帯域照明の鏡面型反射を実質的に低減する方法で広領域狭帯域照明のフィールドで検出された物体を照明する照明制御の方法が用いられる、
    ことを特徴とする請求項308に記載のハンド-サポータブル半自動デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  330. デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式ポータブル・データ端末(PDT)システムであって、
    基地局のクレードル部分における支持のためのハンド-サポータブル筐体と;
    制御起動信号を生成する、前記ハンド-サポータブル筐体と一体化した手動始動可能トリガ・スイッチと;
    その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、又は(ii)前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射される画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    狭領域及び広領域画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭領域及び広領域狭帯域照明のフィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記作動距離の相当な部分に沿って前記FOVに空間的に重なり合う物体検出フィールドを生成する自動物体存在検出サブシステムと;
    前記FOVの制御部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ物体照明及びイメージング動作中に前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を処理し、かつその中に図式的に表された少なくとも一つの1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;
    前記ハンド-サポータブル筐体と一体化したユーザ制御コンソールと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされたデジタル画像、及び前記デバイスで実行されるエンド-ユーザ・アプリケーションによって生成されるグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUIs)を表示する、前記ユーザ制御コンソールに関連付けられたディスプレイ・パネルと;
    前記PDTシステムにデータを手動で入力する、前記ユーザ制御パネルに関連付けられた手動データ入力デバイスと;及び
    前記サブシステムを制御するか又は協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えている、
    ことを特徴とするデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式ポータブル・データ端末(PDT)システム。
  331. クレードル-供給基地局を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項330に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式PDTシステム。
  332. 読取られたバーコード・シンボルを表すシンボル文字データは、RF対応2方向データ通信リンクにより前記入出力サブシステムから前記基地局へ自動的に伝送される、
    ことを特徴とする請求項331に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式PDTシステム。
  333. LCDバックライト輝度制御回路と;及び
    プログラムを実行しかつシステム制御動作を実行する、前記ハンド-サポータブル筐体内に包含されたコンピューティング・サブシステムと、
    を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項331に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式PDTシステム。
  334. 前記基地局は、ホスト・システム及び/又はネットワークとインターフェイスされ、かつシステム・バスに関して一体化された多数のサブシステム、具体的には:
    前記電磁気ベース無線2方向データ通信リンクの基地側を実現するデータ受信機回路;
    通信制御モジュールを含んでいるデータ伝送サブシステム;
    前記基地局の動作を制御する基地局コントローラ(例えば、プログラムされたマイクロコントローラ);
    プログラム・メモリ(例えば、DRAM);及び
    不揮発性メモリ(例えば、SRAM)、
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項331に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式PDTシステム。
  335. 前記デバイスが前記基地局に配置される場合に、提示モード又は他の適切なシステム・モードを自動的に構成しかつ呼出すために設計された、標準検出機構とを更に備え、
    前記ハンド-サポータブル筐体がピックアップされかつ前記クレードル部分から移動される場合に、前記トリガ・スイッチ及び前記標準検出機構、装置(構成)は、前記PDTシステムを、動作のハンド-オン・モードを有効にするためにPDTシステム動作の適切なハンド-オン支持モードに自動的に構成しかつ呼出すように構成することができる、
    ことを特徴とする請求項331に記載のデジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル駆動式PDTシステム。
  336. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び画像感知アレイの画素の実質的に全ての行が有効にされかつ前記CMOS領域型画像検出アレイの画素の実質的に全ての行が集積の状態にありかつ共通の集積時間を有する場合に画像キャプチャ・モードの照明動作中に物体から反射された画像形成された光を検出するCMOS領域型画像感知アレイ、を有している画像形成及び検出サブシステムと;
    起動制御信号の生成に応じて、前記画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭帯域照明のフィールドを自動的に生成するLED照明アレイを有しているLEDベース照明サブシステムと;
    前記FOVの中央部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ物体照明及びイメージング動作中に前記LEDベース照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像の画素データを自動的にキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、マイクロプロセッサ、FGAにより実現される先入れ先出し(FIFO)バッファ、前記デジタル画像に関連付けられた画素データの単一フレームをバッファリングするアドレス指定可能メモリ記憶位置を有しているSDRAM、及び前記マイクロプロセッサと前記SDRAMを動作可能に結合するシステム・バスを含み、
    前記CMOS領域型画像感知アレイは、前記FIFOバッファを通して前記マイクロプロセッサに動作可能に接続され、かつ
    各デジタル画像キャプチャ・サイクル中に、画素データの前記単一フレームのバイトは、前記SDRAMのアドレス指定可能メモリ記憶位置に自動的にマップされ、
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を自動的に処理し、かつ表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;及び
    前記サブシステムを制御するか又は協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  337. 前記CMOS領域型画像感知アレイは、前記画素データの8ビット・グレー・スケール・データ・バイトを並列データ接続で前記FIFOに送信する、
    ことを特徴とする請求項336に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  338. 前記FIFOは、一時的に前記画素データを記憶し、かつ前記マイクロプロセッサ内のDMAモジュールは、前記FIFOから前記SDRAMへの前記画素データのDMA転送を開始する、
    ことを特徴とする請求項337に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  339. 前記DMAモジュールは、前記FIFOからデータを読取り、前記DMAモジュール内のバッファ・メモリに読取ったデータ・バイトを記憶し、かつデータを前記SDRAMに続いて書き込む、ようにプログラムされる、
    ことを特徴とする請求項336に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  340. 前記FPGA内のDMAモジュールは、前記マイクロプロセッサが前記FPGAへの前記システム・バスの制御を解放し、それにより前記FPGAが前記システム・バスを引き継ぎかつ前記SDRAMに画素データを書き込むように、バス要求信号を前記マイクロプロセッサに送信することによって、前記FIFOから前記SDRAMへ画素データを直接的に書き込む、
    ことを特徴とする請求項338に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  341. 前記CMOS画像感知アレイから出力された前記画素データは、前記SDRAMに記憶され、かつ前記マイクロプロセッサは、SDRAMから前記記憶された画素データのバイトにアクセスしかつそれに対して復号アルゴリズムを実行する、
    ことを特徴とする請求項336に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  342. リザーブされたメモリ空間は、前記CMOS画像感知アレイの出力を記憶するために用いられ、画素データの1:1マッピングは、前記CMOS画像感知アレイから前記リザーブされたメモリ空間に発生し、かつ画素データの各バイトは、前記CMOS領域型画像感知アレイの画素を表す、
    ことを特徴とする請求項336に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  343. 前記リザーブされたメモリ空間は、前記CMOS領域型画像感知アレイから受信した前記画素データのミラー・イメージである、
    ことを特徴とする請求項342に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  344. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステムであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる画像キャプチャ・モード中に物体から反射された画像形成された狭帯域照明を自動的に検出するCMOS領域型画像感知アレイ、を有している画像形成及び検出サブシステムと;
    起動制御信号の生成に応じて、前記画像キャプチャ・モード中に前記FOV内で狭帯域照明のフィールドを自動的に生成するLED照明アレイを有しているLEDベース照明サブシステムと;
    前記FOVの中央部分に入射する露光を自動的に測定し、かつ物体照明及びイメージング動作中に前記LEDベース照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出されたデジタル画像の画素データを自動的にキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、マイクロプロセッサ、FGAにより実現される先入れ先出し(FIFO)バッファ、前記デジタル画像に関連付けられた画素データの単一フレームをバッファリングするアドレス指定可能メモリ記憶位置を有しているSDRAM、及び前記マイクロプロセッサと前記SDRAMを動作可能に結合するシステム・バスを含み、
    前記CMOS領域型画像感知アレイは、前記FIFOバッファを通して前記マイクロプロセッサに動作可能に接続され、かつ
    各デジタル画像キャプチャ・サイクル中に、画素データの前記単一フレームのバイトは、前記SDRAMのアドレス指定可能メモリ記憶位置に自動的にマップされ、
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた前記デジタル画像を自動的に処理し、かつ表された1D及び2Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;及び
    前記サブシステムを制御するか又は協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  345. 前記CMOS領域型画像感知アレイは、前記画素データの8ビット・グレー・スケール・データ・バイトを並列データ接続で前記FIFOに送信する、
    ことを特徴とする請求項344に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  346. 前記FIFOは、一時的に前記画素データを記憶し、かつ前記マイクロプロセッサ内のDMAモジュールは、前記FIFOから前記SDRAMへの前記画素データのDMA転送を開始する、
    ことを特徴とする請求項344に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  347. 前記DMAモジュールは、前記FIFOからデータを読取り、前記DMAモジュール内のバッファ・メモリに読取ったデータ・バイトを記憶し、かつデータを前記SDRAMに続いて書き込む、ようにプログラムされる、
    ことを特徴とする請求項336に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  348. 前記FPGA内のDMAモジュールは、前記マイクロプロセッサが前記FPGAへの前記システム・バスの制御を解放し、それにより前記FPGAが前記システム・バスを引き継ぎかつ前記SDRAMに画素データを書き込むように、バス要求信号を前記マイクロプロセッサに送信することによって、前記FIFOから前記SDRAMへ画素データを直接的に書き込む、
    ことを特徴とする請求項346に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  349. 前記CMOS画像感知アレイから出力された前記画素データは、前記SDRAMに記憶され、かつ前記マイクロプロセッサは、SDRAMから前記記憶された画素データのバイトにアクセスしかつそれに対して復号アルゴリズムを実行する、
    ことを特徴とする請求項344に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  350. リザーブされたメモリ空間は、前記CMOS画像感知アレイの出力を記憶するために用いられ、画素データの1:1マッピングは、前記CMOS画像感知アレイから前記リザーブされたメモリ空間に発生し、かつ画素データの各バイトは、前記CMOS領域型画像感知アレイの画素を表す、
    ことを特徴とする請求項344に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  351. 前記リザーブされたメモリ空間は、前記CMOS領域型画像感知アレイから受信した前記画素データのミラー・イメージ(鏡画像)である、
    ことを特徴とする請求項350に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  352. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードを支持するハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    光透過開口を有しているハンド-サポータブル筐体と;
    その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、又は(ii)前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射される画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内でLED照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理し、かつ表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    処理された画像データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムと;及び
    複数の前記サブシステムを制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備えている、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  353. 前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内のIRベース物体検出フィールドを生成するIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム;及び
    前記FOVの中央部分に入射する露光量を測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を自動的に制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項352に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  354. 前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステム及び前記自動露光測定及び照明制御サブシステムは、前記サブシステムによってサポートされた電子機能を実現している構成要素を担持している照明ボード上で実現されることを特徴とする請求項353に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  355. 前記マルチ-モード領域型画像形成及び検出サブシステムは、ランダム的にアクセス可能な関心領域(ROI)ウィンドウ機能を有する高解画像度CMOS種類画像感知アレイを担持しているカメラ・ボード上で実現されることを特徴とする請求項352に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  356. 前記マルチ-モード画像処理バーコード読取りサブシステムは、(i)マイクロプロセッサ、(ii)拡張可能メモリ、(iii)SDRAM、及び(iv)カメラ・タイミングを制御しかつ画像収集処理を駆動するように構成されたFPGA FIFOを含んでいるコンピューティング・プラットフォーム上で実現されることを特徴とする請求項352に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  357. 前記I/Oサブシステムは、インターフェイス・ボード上で実現されることを特徴とする請求項353に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  358. 前記IRベース物体存在及び範囲検出サブシステムは、IRベース物体存在及び範囲検出回路を用いて実現されることを特徴とする請求項353に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  359. 前記イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、システム動作の狭領域及び広領域照明モードの両方の間中に、画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理することを特徴とする請求項352に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  360. 照明及び画像キャプチャの狭領域及び広領域モードを支持するハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    ハンド-サポータブル筐体と;
    その上に物体が画像形成される視野(FOV)を生成する画像形成光学系、及び(i)領域型画像感知アレイの画素の数個の中心行が有効にされる狭領域画像キャプチャ・モード、又は(ii)前記領域型画像感知アレイの実質的に全ての行が有効にされる広領域画像キャプチャ・モードのいずれかにおいて照明動作中に物体から反射される画像形成された光を検出する領域型画像感知アレイを有しているマルチ-モード画像形成及び検出サブシステムと;
    画像キャプチャの狭領域及び広領域モード中に前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内で狭帯域照明の狭領域及び広領域フィールドをそれぞれ生成するマルチ-モードLEDベース照明サブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムによって検出された2-D画像をキャプチャリングしかつバッファリングする画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムと;
    前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムによってキャプチャされかつバッファされた画像を処理し、かつそこに表された1-D及び2-Dバーコード・シンボルを読取る画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムと;
    前記画像形成及び検出サブシステムの前記FOV内でIRベース物体検出フィールドを生成するIRベース物体存在検出サブシステムと;及び
    前記システム内でトリガ・イベントを生成する手動始動可能トリガと;
    制御されたサブシステム動作の方法に従って上述した各前記サブシステム構成要素を制御しかつ協調させるシステム制御サブシステムと、
    を備え、
    前記IRベース物体検出フィールド内の物体の自動検出により、前記IRベース物体存在検出サブシステムは、物体検出イベントを自動的に生成しかつそれに応じて、前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内で狭帯域照明の狭領域フィールドを自動的に生成し;かつ
    (A)前記手動始動可能トリガを押し下げているユーザによる前記トリガ・イベントの生成により、以下の動作が自動的に実行される:
    (i)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムの前記狭領域画像キャプチャ・モード中に、FOV内の狭帯域照明の前記狭領域フィールドを用いて物体の狭領域デジタル画像を自動的にキャプチャしかつバッファし、かつ
    (ii)前記画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記1Dデジタル画像を自動的に処理し、その中に表される1Dバーコード・シンボルを読取るように前記狭領域デジタル画像を処理することを試み、そしてその中の1Dバーコード・シンボルを成功裏に復号することにより、それを表すシンボル文字データを自動的に処理し;
    (B)前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが前記狭領域デジタル画像に表される前記1Dバーコード・シンボルを成功裏に読取ることに失敗することにより、以下の動作が自動的に実行される:
    (i)前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムのFOV内で狭帯域照明の広領域フィールドを自動的に生成し、
    (ii)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムの前記広領域画像キャプチャ・モード中に広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし、そして
    (iii)前記画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その中に表された1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るように前記広領域デジタル画像を処理し、かつその中の1D又は2Dバーコード・シンボルを成功裏に復号することにより、それの表すシンボル文字データを自動的に生成する、
    ことを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  361. 前記FOVの中心部分に入射する露光を測定し、かつ前記LEDベース・マルチ-モード照明サブシステムの動作を制御する自動露光測定及び照明制御サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項360に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  362. シンボル文字データを外部ホスト・システムまたは他の情報受信または応答デバイスへ出力する入出力サブシステムを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項361に記載のハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  363. ハンド-サポータブル画像処理バーコード・シンボル・リーダの動作を制御する方法であって、
    (a)そのIRベース物体検出フィールド内の物体の自動検出により、IRベース物体存在検出サブシステムは、物体検出イベントを自動的に生成し、かつそれに応じて、マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記画像形成及び検出サブシステムのFOV内の狭帯域照明の狭領域フィールドを自動的に生成し;
    (b)前記手動始動可能トリガを押し下げているユーザによる前記トリガ・イベントの生成により、以下の動作が自動的に実行される:
    (i)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムの前記狭領域画像キャプチャ・モード中に、FOV内の狭帯域照明の前記狭領域フィールドを用いて物体の狭領域デジタル画像を自動的にキャプチャしかつバッファし、かつ
    (ii)前記画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、前記1Dデジタル画像を自動的に処理し、その中に表される1Dバーコード・シンボルを読取るように前記狭領域デジタル画像を処理することを試み、そしてその中の1Dバーコード・シンボルを成功裏に復号することにより、それを表すシンボル文字データを自動的に処理し;
    (c)前記マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムが前記狭領域デジタル画像に表される前記1Dバーコード・シンボルを成功裏に読取ることに失敗することにより、以下の動作が自動的に実行される:
    (i)前記マルチ-モードLEDベース照明サブシステムは、前記マルチ-モード画像形成及び検出サブシステムのFOV内で狭帯域照明の広領域フィールドを自動的に生成し、
    (ii)前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムは、前記画像キャプチャリング及びバッファリング・サブシステムの前記広領域画像キャプチャ・モード中に広領域デジタル画像をキャプチャしかつバッファし、そして
    (iii)前記画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムは、その中に表された1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るように前記広領域デジタル画像を処理し、かつその中の1D又は2Dバーコード・シンボルを成功裏に復号することにより、それの表すシンボル文字データを自動的に生成する、
    ことを特徴とする方法。
  364. 視野を有する画像感知アレイと、LEDベース照明サブシステムとを有している、ハンド-サポータブル・イメージャ内の自動照明制御の方法であって、
    (a)前記画像感知アレイの視野の特定(例えば、中心)部分における照明レベルを自動的に測定しかつ(ii)キャプチャされた画像において所望の空間強度を達成するために必要な照明継続時間(即ち、時間計数)を決定する段階と;
    (b)LEDベース照明サブシステムを駆動しかつ前記視野内の物体のデジタル画像をキャプチャするために前記計算された/決定された照明継続時間を用いる段階と;
    (c)前記キャプチャされた画像の空間強度分布をリアルタイムで分析しかつ測定しかつ現行又は後続の画像キャプチャ・サイクル中に、画像データの次の又は後続のフレームをキャプチャリングする場合に修正照明継続時間が要求されるか又は望ましいか否かを決定する段階と;
    (d)段階(c)で決定された修正照明継続時間(計数)で(分析した画像をキャプチャするために用いられた)先に決定された照明継続時間を上書きする段階と;
    (e)前記LEDベース照明サブシステムを駆動しかつシステムの視野内の照明された物体の後続のデジタル画像をキャプチャするために修正照明継続時間を用いる段階と、
    を具備することを特徴とする方法。
  365. (f)優れた画像コントラストを有する最適化空間強度レベルを有しているデジタル画像を生成するように、帰納的方法で、各画像キャプチャ・サイクルで、数回、段階C〜Eを繰返す段階を更に具備する、
    ことを特徴とする請求項364に記載の方法。
  366. ハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイスであって、
    自動露光測定及び照明制御サブシステムと;及び
    ソフトウェア-ベース照明メータリング・プログラムと
    を備えていることを特徴とするハンド-サポータブル・デジタル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りデバイス。
  367. (a)広領域照明及び画像キャプチャリング動作中に前記システムのFOV内に画像クロッピング・ゾーン(ICZ)フレーミング・パターンを投射する段階と;
    (b)前記ICZフレーミング・パターン内で画像形成される物体を視覚的に位置合せする段階と;
    (c)画像形成される物体に関して位置合せされた前記ICZフレーミング・パターンを包囲する(即ち、空間的に取り囲む)、システムのFOV全体の広領域画像を形成しかつキャプチャリングする段階と;
    (d)段階(c)中にキャプチャされた広領域画像フレーム全体に包含されるそれらの画素から、前記ICZフレーミング・パターンによって定義された空間境界内で画素を自動的にクロップするために自動ソフトウェア-ベース画像クロッピング・アルゴリズムを用いる段階と;
    (e)その中に図式的に表される1D又は2Dバーコード・シンボルを読取るために前記ICZフレーミング・パターンでクロップされた画像画素によって表される画像を自動的に復号処理する段階と;及び
    (f)復号されたバーコード・シンボルを表すシンボル文字データを、ホスト・システムに出力する段階と、
    を具備する画像クロッピング・ゾーン(ICZ)フレーミング及びポスト-画像キャプチャ・クロッピング処理を採用しているハンド-サポータブル画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  368. キャプチャされた画像で実行されるリアルタイム復号処理動作に応じて動的に再構成(再設定)されるマルチ-モード・バーコード復号プロセッサを有しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  369. システムの狭領域画像キャプチャ・モード中に目標物体に向けられかつそれに位置合せされた1Dバーコード・シンボルを照明し、そしてその後にシステムの広領域画像キャプチャ・モード中に目標物体上のランダムに配向された1D又は2Dバーコード・シンボルを照明する可視狭領域照明光線を生成する集積LEDベース照明サブシステムを有しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステム。
  370. システムの狭領域画像キャプチャ・モード中に目標物体に向けられかつそれに位置合せされた1Dバーコード・シンボルを照明する可視狭領域照明光線を生成し、そしてその後に物体の上の1D又は2Dバーコード・シンボルを照明しかつ復号処理のためにその画像をキャプチャリングする広領域照明光線を生成する集積マルチ-モード照明サブシステムを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  371. バーコード・シンボル・イメージング動作中に近視野及び遠視野広領域照明の生成を制御するために自動物体存在及び範囲検出を採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  372. 汎用露出制御技法を用いているCMOS型画像センサを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  373. そのハンド-サポータブル筐体内に一体化された帯域通過光学フィルタを有するCMOS型画像センサを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  374. バーコード読取り動作中にリアルタイム画像分析に応じて動的に再構成(再設定)可能なマルチ-モード・コード・シンボル読取りサブシステムを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース自動識別1D/2Dバーコード・シンボル・リーダ。
  375. 連続的に動作する自動照明及び露出制御サブシステムを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  376. マルチ-モードLEDベース照明サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  377. 動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モードの両方を用いて1D/2Dバーコード・シンボロジーの自動識別を実行するハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  378. 動作の狭領域及び広領域画像キャプチャ・モードの両方を有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダにおいて1D/2Dバーコード・シンボロジーの自動識別を実行する方法。
  379. その中心から参照される、物体のキャプチャされた2D画像に螺旋的に掃引する特徴抽出分析を採用しているハンド-サポータブル画像ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  380. 1Dバーコード・シンボルを担持している物体のキャプチャされた狭領域画像に外方向に指向された方法で適用される簡単な復号画像処理動作を採用しているハンド-サポータブル画像ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  381. システム動作の第1のモード中にIRベース物体存在及び範囲検出サブシステム及びシステム動作の第2のモード中にシステム制御サブシステムによって生成された制御信号に応答する遠視野及び近視野照明アレイを有する集積LEDベース照明サブシステムを採用しているハンド-サポータブル画像ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  382. 物体照明及び画像キャプチャリング動作中にCMOS画像感知アレイ及びIRベース物体存在及び範囲検出サブシステムによって生成される制御起動信号に応答する自動露光測定及び照明制御サブシステムによって駆動される集積LEDベース照明サブシステムを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  383. 前記CMOS画像感知アレイの画素の行の全てが集積の状態にある場合に狭く調整されたLEDベース照明に目標物体を露出するためにLED照明ドライバ回路を起動し、それにより前記バーコード・リーダと前記物体との間の相対運動に係わりなく高品質画像をキャプチャリングする、CMOS画像感知アレイを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  384. そのCMOS画像感知アレイへの狭帯域照明の露出時間は、自動露光測定及び照明制御サブシステム及びCMOS画像感知サブシステムによって生成される制御信号を用いてそのLEDベース照明アレイの照明時間を制御すると同時に、帯域通過光学フィルタ・サブシステムによりそれへの狭帯域照明を制御することによって管理される、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  385. 照明サブシステムが目標物体を照明する時間を制御することによって画像輝度及びコントラストを制御する機構を採用し、それゆえにその中に採用されるCMOSベース画像感知アレイに対する複雑なシャッタリング機構の必要性を回避する、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りシステム。
  386. 単一のバーコード・シンボル読取りサイクル中にその読取りのモードを自動的に切替え、かつ複数の異なるバーコード・シンボロジー復号アルゴリズムが各読取りのモード内に適用される、マルチ-モード画像処理バーコード・シンボル読取りサブシステムを採用しているハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  387. マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、適応学習技法を適用して、高速でキャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理しかつ復号する、動作のマルチ-リード(例えば、オムニスキャン/ROI-特定)モードを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  388. 動作のオムニスキャン・モード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・セグメントがキャプチャされた(狭又は広)領域画像のROI内で検出されるが、その復号処理が不成功であるならば、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、自動的に(i)上述したその動作のROI-特定モードを入力し、次いで(ii)動作のオムニスキャン・モード中に特徴ベクトル分析によって収集されたROI座標によって特定されたROIでキャプチャされた画像の処理を直ぐに開始する、動作のマルチ-リード(例えば、オムニスキャン/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  389. キャプチャされた画像に存在するときにはいつでも、1Dバーコード・シンボロジー、及び様々な種類の2Dバーコード・シンボロジーを最初にかつ迅速に読取るために動作のオムニスキャン・モードを提供し、かつPDF417シンボロジーが(そのコード・フラグメントを通して)検出されるときにはいつでも、本発明のマルチ-モード・バーコード・シンボル読取りサブシステムは、(バーコード・シンボルが存在する可能性が高い)特定のROIで高解画像度画像データを直ぐに処理するためにその動作のROI-特定モードに(オン-ザ-フライ)で)自動的に切替えることができる、動作のマルチ-リード(例えば、オムニスキャン/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  390. 適応学習技法を適用して、高速でキャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理するために、動作のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  391. 動作のファインダー無しモード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・セグメントがキャプチャされた広領域画像内で検出されるが、その復号処理が不成功であるならば、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、自動的に(i)上述したその動作のROI-特定モードを入力し、次いで(ii)動作のファインダー無しモード中に処理された広領域画像に対応しているy座標によって特定されたROIでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する、動作のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  392. それらがバーコード・シンボル・リーダに提示されるときにはいつでも、ファインダー無しモードは、1Dバーコード・シンボロジーを迅速に読取ることができ、次いで、2D(例えば、PDF417)シンボロジーに出会ったときにはいつでも、バーコード・シンボル・リーダは、バーコード・シンボルが存在する可能性が高い、キャプチャされた広領域画像フレームの特定のROIを直ぐに処理するために、その読取りの方法をROI-特定モードに自動的に切替えかつファインダー無しモード中に処理された狭(又は広)領域画像から収集された特徴を用いることができる、動作のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  393. 適応学習技法を適用して、高速でキャプチャされた高解画像度画像を適応的に処理しかつ復号するために、動作のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/オムニスキャン・モード/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  394. 動作のファインダー無しモード中に、PDF417バーコード・シンボルに関連付けられたコード・セグメントがキャプチャされた狭領域画像内で検出されるが、その復号処理が不成功であるならば、画像形成及び検出サブシステムは、(i)広領域画像を自動的にキャプチャすると同時に、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、(ii)上述したその動作のオムニスキャン・モードを自動的に入力し、次いで(iii)動作のファインダー無しモード中に処理された狭領域画像で検出されたコード・フラグメントのx及び/又はy座標によって特定された開始画素及び開始角度で始めて、複数の並行な空間的に離間された(例えば、約50画素で)仮想スキャン・ラインでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始し、オムニスキャン・モードがROI内のバーコード・シンボルを成功裏に復号しないならば、マルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムは、(ii)上述したその動作のROI-特定モードを自動的に入力し、次いで(iii)動作のオムニスキャン・モード中に処理された広領域画像で検出されたコード・フラグメントに対応しているx、y座標によって特定されたROIでキャプチャされた広領域画像の処理を直ぐに開始する、動作のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/オムニスキャン/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  395. それらがバーコード・シンボル・リーダに提示されるときにはいつでも、ファインダー無しモードは、1Dバーコード・シンボロジーを迅速に収集することができ、次いで、2Dシンボロジーに出会ったときにはいつでも、バーコード・シンボル・リーダは、その読取りの方法をオムニスキャン・モード、処理された画像データの収集された特徴、に自動的に切替えることができ、この読取り方法が成功しないならば、バーコード・リーダは、バーコード・シンボルが存在する可能性が高い、キャプチャされた画像フレームにおいて特定のROIを直ぐに処理するためにその読取りの方法をROI-特定モード自動的に切替えかつオムニスキャン・モード中に収集された特徴を用いることができ、かつかなりターゲット化された方法でそのようにする、動作のマルチ-リード(例えば、ファインダー無し/オムニスキャン/ROI-特定)モードを有するマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを有している、ハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  396. 解画像度が物体距離の関数として変化し;それがどこかで5ミル・コードを復号することができ;その光学系がどこかで4ミル・コードを分解することができ;それが45°視野(FOV)を有する、13.5ミル・バーコード・シンボルに対して約0mmから200mm(8"の方向を向いて)の被写界深度(DOF)を有しているハンド-サポータブル画像ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  397. イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダに採用される画像形成光学系の被写界深度(DOF)を完全に理論的に特徴付ける複合DOFプロットを生成するシステム。
  398. 照明及びイメージング動作中に鏡面反射によってもたらされる検出されたデジタル画像における雑音を自動的に低減する照明の新規な方法を採用するハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード読取りシステム。
  399. キャプチャされた画像で実行されるリアルタイム画像処理動作に応じて動的に再構築(再設定)可能なマルチ-モード・バーコード・シンボル画像プロセッサを有しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  400. 前記システムの狭領域画像キャプチャ・モードで目標物体に照準光を生成しかつその上に位置合せされた1Dバーコード・シンボルを照明し、そして該システムの広領域画像キャプチャ・モードで前記目標物体上のランダムに配向された1D又は2Dバーコード・シンボルを照明する集積LEDベース照明サブシステムを有しているイメージング・ベース・バーコード読取りシステム。
  401. 目標物体に照準を合わせかつ1Dバーコード・シンボルが位置合せされた画像をキャプチャするために狭領域照明、1D及び2Dバーコード・シンボルの画像をキャプチャするために広領域照明を有効にする集積マルチ-モード照明サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  402. バーコード・シンボル・イメージング動作中に近フィールド及び遠フィールド広領域照明の生成を制御するために自動物体存在及び範囲検出を採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  403. リアルタイム画像分析に応じて動的に再設定可能なマルチ-モード・コード・シンボル・デコーダを採用しているイメージング・ベース自動識別1D/2Dバーコード・シンボル・リーダ。
  404. 連続動作自動照明及び露出制御サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  405. 3モードLEDベース照明サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダ。
  406. その中心から参照された物体のキャプチャされた2D画像に螺旋的に掃引する特徴抽出分析を採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り方法。
  407. 1Dバーコード・シンボルを担持しているキャプチャされた狭領域画像で外方向に配向された方法で適用される簡単な復号画像処理動作を採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り方法。
  408. システム動作の第1のモード中にIRベース物体存在及び範囲検出サブシステムによって及びシステム動作の第2のモード中にシステム・コントローラによって生成された制御信号に応答する遠フィールド及び近フィールド照明アレイを有する集積LEDベース照明サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り方法。
  409. 物体照明及び画像キャプチャリング動作中にCMOS画像感知アレイとIRベース物体存在及び範囲検出サブシステムとによって生成される制御起動信号に応答して自動露光測定及び制御サブシステムによって駆動される集積LEDベース照明サブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取り方法。
  410. CMOS画像感知アレイの画素の行の全てが集積の状態にある場合に狭く調整されたLEDベース照明に目標物体を露出するためにLED照明ドライバ回路を起動し、それによりバーコード・リーダと物体との間の相対運度に係わりなく高品質画像をキャプチャリングする、CMOS画像感知アレイを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りの方法。
  411. そのCMOS画像感知アレイへの狭帯域照明の露出時間が自動露光測定及び制御サブシステム及びCMOS画像感知アレイによって生成された制御信号を用いてそのLEDベース照明アレイの照明時間を制御することによって管理されると同時に、帯域通過光学フィルタ・サブシステムによりそれへの狭帯域照明を制御する、イメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りの方法。
  412. バーコード・シンボルを包含している画像の興味領域(ROI)最大画素高さに比例する多数の画素オフセット距離によって分離されかつメモリに記憶されたスキャン・データの複数のラインに沿って画像を処理する方法。
  413. 単一のバーコード・シンボル読取りサイクル中にその読取りのモードを自動的に切替え、かつ各前記読取りのモード内で、複数の異なるバーコード・シンボロジー復号アルゴリズムが適用されるマルチ-モード画像処理シンボル読取りサブシステムを採用しているイメージング・ベース・バーコード・シンボル読取りの方法。
  414. 照明及びイメージング動作中に鏡面反射によってもたらされる検出されたデジタル画像の雑音を自動的に低減するようにハンド-サポータブル・イメージング・ベース・バーコード・シンボル・リーダを用いて物体を照明する方法。
  415. 一組の特徴を用いかつバーコードを包含しうる興味領域を決定するために特徴-ベクトルを構築するマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  416. 興味領域(ROIs)を決定しかつそれにマークを付けるために複数の、適応的しきい値を用いるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  417. 階層的スキームでバーコード配向を決定するためにいくつかの画像処理方法を用いるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  418. バー-スペース計数を生成するためにいくつかの異なるスキャン・データ・フィルタリング技法を用いるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  419. 透視変換及び投影変換を修正するためにかつまた損傷ラベルを復号するためにバー及びスペース・ステッチングを用いるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  420. 画像が漸次的に収集されている間に画像の増分処理を用いるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  421. キャプチャされた画像におけるブライト・スポットを決定するために低上昇調ヒストグラム分析を用いるマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  422. 全方向的に全ての1Dシンボロジー及びPDF417を検出するマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
  423. 全方向的にUPC/EAN、1205、C128、C39、C93、CBRを復号するマルチ-モード画像処理ベース・バーコード・シンボル読取りサブシステムを有しているバーコード・シンボル・リーダ。
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