JP2007519932A - 光ファイバー式測定装置 - Google Patents

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Abstract

電磁放射線源(22)を含む照射ユニット(20)と、光ファイバー装置(30)と、検出装置(40)とから成る測定装置(10)が提供される。光ファイバー装置は、放射線源から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための入力端(114)と、受け取った放射線を材料ウエブ(100)へ差し向けるための出力端(116)を有する第1光ファイバー構造体(110)と、材料ウエブから反射された放射線を受け取るための入力端(84)と、該反射放射線を検出装置へ差し向けるための出力端(86)を有する第2光ファイバー構造体(80)を含む。検出装置は、第1波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第1出力信号を発生するための第1検出器(90)と、第2波長帯域の電磁放射線を検出して、材料ウエブの測定すべき第1特性を表示する対応する第2出力信号を発生するための第2検出器(90)から成る。

Description

本発明は、一般に、物質特性を測定するための器械に関し、特に、散乱モード、多波長吸収差分光法によって物質特性をオンライン測定するための改良された器械に関する。
米国特許第5,338,361号は、移動する紙シートのコーチングをオンライン測定するためのセンサーを開示している。このセンサーは、赤外線のビームを移動シートに向けて発信するための光源を有する。赤外線は、広い波長範囲を包含する。紙シート上のクレーやラテックス等のいろいろなコーチング並びに水分が、いろいろな異なる波長を異なる量で吸収する。一実施例では、赤外ビーム線のうちの反射された部分の強度を測定するために移動シートの、光源が置かれている側と同じ側に受信器が置かれる。受信器は、少くとも1つのビームスプリッターと、複数の個別検出器から成る。帯域フィルターが、各検出器に関連して設けられ、スペクトルのうちの、該フィルターの通過帯域内に入る部分を通過させるようになされている。従って、第1検出器に関連する第1帯域フィルターは、スペクトルのうちの、紙シート上の第1コーチング材、例えばラテックスによって強く吸収される波長を通過させる。第2検出器に関連する第2帯域フィルターは、スペクトルのうちの、第2コーチング材、例えばクレーによって強く吸収される波長を通過させる。第3検出器に関連する第3帯域フィルターは、スペクトルのうちの、ベースシート(紙)によって強く吸収されるが、上記第1及び第2コーチング材分によっては弱くしか吸収されない波長を通過させる。第4検出器に関連する第4帯域フィルターは、スペクトルのうちの、水分によって強く吸収されるが波長を通過させる。
上記米国特許第5,338,361号に開示されたセンサーの第1の欠点は、放射線(赤外線)源から紙シートまで、そして紙シートから各検出器への経路が長いことに関連したものである。即ち、経路が長いことの結果として、各検出器が受け取る信号の総量が少なくなる。第2の欠点は、各検出器への経路の長さが同じではないことであり、その結果として、各検出器の視野が異なることである。又、反射された放射線はビームスプリッターの軸線に沿って正確に整列させなければならないが、このセンサーではそれができるかどうかは疑わしい。
上記米国特許第5,338,361号に開示されたものと類似したもので、光ビームを移動基体に衝突する前に通す実質的に透明な窓を備えた反射式赤外線測定装置(センサー)も知られている。しかしながら、この窓面に少しでも塵が存在すると、光が1つ又は複数の検出器に向けて後方散乱されるので、そのような散乱光が放射線(赤外線)検出器に到達するのを防止するためにセンサーハウジングに遮蔽部材が設けられている。遮蔽部材は、塵によって散乱せしめられた光の相当な部分を遮蔽する働きをするが、移動基体から反射された光の一部分をも遮蔽する働きもするので、基体から後方散乱される被検出放射線総量を減少させることになり、従って、器械のSN比(信号対雑音比)を低下させる。更に、光源によって放出された光は、上記窓の、基体によって後方散乱される光とは異なる区域を通過するので、窓面上の塵(通常、分布は均一ではない)は、基体に衝突する光の特性に対して、基体によって後方散乱される光の特性に対するのとは異なる態様に影響を及ぼすことである。このセンサーは、又、上記米国特許第5,338,361号に開示されたセンサーに関連して上述した第1及び第2の欠点と同じ欠点をも有する。
従って、各検出器が同じ視野を有するように各検出器までの経路長が実質的に等しくされ、光源と移動基体との間の距離、及び、移動基体と各検出器との間の距離が最小限にされた赤外線測定装置を求める要望がある。
米国特許第5,338,361号 米国特許出願2004/0065829A1
本発明によれば、散乱モード、多波長吸収差分光法によって物質特性をオンライン検出するための改良された器械が提供される。
本発明の第1側面によれば、電磁放射線源を含む照射ユニットと、光ファイバー装置と、検出装置とから成る測定装置が提供される。光ファイバー装置は、放射線源から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための入力端と、受け取った放射線を材料ウエブへ差し向けるための出力端を有する第1光ファイバー構造体と、材料ウエブから反射された放射線を受け取るための入力端と、該反射放射線を検出装置へ差し向けるための出力端を有する第2光ファイバー構造体を含む。検出装置は、第1波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第1出力信号を発生するための第1検出器と、第2波長帯域の電磁放射線を検出して、材料ウエブの測定すべき第1特性を表示する対応する第2出力信号を発生するための第2検出器から成る。
第1光ファイバー構造体は、好ましくは、各々放射線源から放出された電磁放射線の前記部分を受け取るための第1入力端と、各々該受け取った放射線を材料ウエブ上へ差し向けるための第1出力端を有する第1光ファイバーの束から成る。第2光ファイバー構造体は、好ましくは、各々材料ウエブから反射された放射線を受け取るための第2入力端と、各々該反射放射線を検出装置へ差し向けるための第2出力端を有する第2光ファイバーの束から成る。これらの第1出力端は、第2入力端とランダムに混ぜ合わせることができる。
第1波長帯域の電磁放射線は、第1赤外線波長帯域の電磁放射線とすることができ、第2波長帯域の電磁放射線は、第2赤外線波長帯域の電磁放射線とすることができる。前記第1出力信号は、基準信号を構成するものとし、材料ウエブの第1特性を判定するために第2出力信号をプロセッサを介して第1出力信号と比較することができる。第1及び第2波長帯域は、紫外線、可視、近赤外線又は中間赤外線波長帯域とすることができる。
前記検出装置は、更に、第3,第4,第5及び第6検出器を含むものとすることができる。第3検出器は、第3赤外線波長帯域の電磁放射線を検出して、材料ウエブの測定すべき第2特性を表示する対応する第3出力信号を発生する。第3出力信号は、材料ウエブの第2特性を判定するためにプロセッサを介して第1出力信号(基準信号)と比較することができる。第4検出器は、第4赤外線波長帯域の電磁放射線を検出して、材料ウエブの測定すべき第3特性を表示する対応する第4出力信号を発生する。第4出力信号は、材料ウエブの第3特性を判定するためにプロセッサを介して第1出力信号と比較することができる。第5検出器は、第5赤外線波長帯域の電磁放射線を検出して、材料ウエブの測定すべき第4特性を表示する対応する第5出力信号を発生する。第5出力信号は、材料ウエブの第4特性を判定するためにプロセッサを介して第1出力信号と比較することができる。第6検出器は、第6赤外線波長帯域の電磁放射線を検出して、材料ウエブの測定すべき第5特性を表示する対応する第6出力信号を発生する。第6出力信号は、材料ウエブの第5特性を判定するためにプロセッサを介して第1出力信号と比較することができる。
光ファイバーの前記第1出力端と第2入力端は、該第2入力端が材料ウエブから反射された実質的に拡散電磁放射線だけを受け取るように、該材料ウエブに対して約30°から約60°までの角度で位置づけすることができる。
前記第1光ファイバーは、それらの第1入力端と第1出力端がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回す(通す)ことができ、前記第2光ファイバーも、それらの第2入力端と第2出力端がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回すことができる。
前記第2光ファイバーは、すべて実質的に同じ長さとすることが好ましい。
前記照射ユニットは、更に、電磁放射線源を結合するための支持体を含むものとすることができる。前記測定装置は、好ましくは、更に、チョッパー素子を含むチョッパー機構を備えたものとすることができる。照射ユニットの支持体は、電磁放射線源によって発せられた光が該支持体に形成された主照射開口を介して第1光ファイバー構造体の入力端へ通るのを防止するように前記チョッパー素子を挿入することができる第1スロットを有する。測定装置は、又、更に、シャッターを含む標準化機構を備えたものとすることができる。照射ユニットの支持体は、電磁放射線源によって発せられた光が開口を介して第3光ファイバー構造体の入力端へ通るのを防止するように前記シャッターを通すことができる第2スロットを有する。
前記第3光ファイバー構造体は、前記シャッターが前記第2スロットに挿入されていないとき、各々電磁放射線源から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための第3入力端と、各々受け取った光を前記検出装置へ差し向けるための第3出力端を有する第3光ファイバーの束から成るものとすることができる。
前記光ファイバー装置は、更に、前記第1及び第2光ファイバー構造体の少くとも一部分を収容する光ファイバーハウジングを備えたものとすることができる。
本発明の第2側面によれば、電磁放射線源を含む照射ユニットと、電磁放射線ガイド装置と、検出装置と、プロセッサから成る測定装置が提供される。電磁放射線ガイド装置は、放射線源から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための入力端と、受け取った放射線を材料ウエブ上へ差し向けるための出力端を有する第1放射線ガイド構造体と、材料ウエブから反射された放射線を受け取るための入力端と、該反射放射線を検出装置へ差し向けるための出力端を有する第2放射線ガイド構造体を含む。検出装置は、第1波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第1出力信号を発生するための第1検出器と、第2波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第2出力信号を発生するための第2検出器から成る。プロセッサは、第1出力信号と第2出力信号を受け取り、それらの出力信号を用いて材料ウエブの1つの特性を判定する。
第1放射線ガイド構造体は、各々放射線源から放出された電磁放射線の前記部分を受け取るための第1入力端と、各々該受け取った放射線を材料ウエブ上へ差し向けるための第1出力端を有する第1光ファイバーの束によって構成することができる。第2放射線ガイド構造体は、各々材料ウエブから反射された放射線を受け取るための第2入力端と、各々該反射放射線を前記検出装置へ差し向けるための第2出力端を有する第2光ファイバーの束によって構成することができる。これらの第1出力端は、第2入力端とランダムに混ぜ合わせることが好ましい。
前記検出装置は、更に、第3波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第3出力信号を発生するための第3検出器と,第4波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第4出力信号を発生するための第4検出器と,第5波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第5出力信号を発生するための第5検出器と、第6波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第6出力信号を発生するための第6検出器を含むものとすることができる。
本発明の第3側面によれば、電磁放射線を材料ウエブへ差し向け、該材料ウエブから後方散乱された放射線を受け取るための光学システムが提供される。このシステムは、各々電磁放射線を受け取るための第1入力端と、各々受け取った放射線を材料ウエブへ差し向けるための第1出力端を有する第1光ファイバーの束と、各々材料ウエブから後方散乱された電磁放射線を受け取るための第2入力端と、各々該ウエブから受け取った後方散乱放射線を少くとも1つの電磁放射線出力ポート、即ち検出器のフェルール(口輪)へ差し向けるための第2出力端を有する第2光ファイバーの束から成る。これらの第1出力端は、第2入力端とランダムに混ぜ合わせることが好ましい。
各図を通して同じ部品は同じ参照符号で示されている。先ず、図1〜3を参照すると、ウェブ製品の特性を測定するための本発明による測定装置10の一実施形態がに示されている。本発明は、一般に、製造中のいろいろなウエブ製品(「材料のウエブ」又は「材料ウエブ」又は単に「ウエブ」とも称する)の測定に適用することができるが、ここでは移動する紙のウエブ100(図1には示されていない)に関連して説明する。測定装置10は、照射ユニット20と、光ファイバー装置30と、検出装置40を含み、照射ユニット20、光ファイバー装置30及び検出装置40を結合するためのベースプレートを有する。ベースプレート12には、開口12bを有するフェースプレート12aが結合されている。ベースプレート12は、照射ユニット20、光ファイバー装置30及び検出装置40と共に、ウエブ100が移動する加工方向に対して横断方向の横スキャン方向に移動する。
照射ユニット20は、広帯域幅光源又は白色光光源(以下、単に「光源」又は「電磁放射線源」とも称する)22を用いる。この光源の光強度は、光源に印加される電圧のレベルによって制御される。光源22は、例えば、金メッキ反射器24と、ハロゲンガスによって囲包されたタングステンフィラメントを有するランプ26から成る焦点投射ランプである(図3参照)。反射器24は、照射ユニット支持体28に結合され、照射ユニット支持体28は、光ファイバー装置ハウジング32に結合されている。検出装置40は、図示の実施例では、近赤外線領域(1〜3μm)の放射線を検出しするので、光源に供給される電圧は、光源の放出曲線を可視スペクトルからそらすために設計電圧より低いレベルに、即ち、光源の寿命を延長するように約3500Kの「色温度」から約2600Kの目標値にまで低下させることができる。従って、光源22は、好ましくは、赤外(及び可視)波長を放出し、その光は、光ファイバー装置ハウジング32の一部を構成する光ファイバーの光源側フェルール(口輪)34の縁34aに近接した、制御された焦点距離のところに位置する直径約1cmのスポットに合焦される。光源22は、ランプ寿命を延長するとともに、測定システムへの熱作用を少なくするために、慣用の冷却機構(図示せず)を用いて空冷することができ、あるいはその他の方法で冷却することができる。
又、この検出装置40は、紫外線、可視、又は中間赤外線領域の電磁放射線を検出することも企図されており、その場合は、光源22は、対応する領域の放射線を放出する。
照射ユニット20には、チョッパー(以下、「チョッパー素子」とも称する)52と、チョッパーステップモータ54と、コントローラ56から成るチョッパー機構50が結合されている。チョッパーモータ54は、後述するように、光源22から放出された光を数ミリ秒間又はそれより長い時間遮断するためにチョッパー52を動作させる働きをする。チョッパー52は、照射ユニット支持体28に形成された第1スロット28a内を移動する。チョッパー52は、光源22から発せられた光を遮断する場合、光が照射ユニット支持体28の主照射開口28bを通って光ファイバーの光源側フェルール34へ抜けるのを実質的に完全に阻止する。チョッパー52は、公開された米国特許出願2004/0065829A1に開示されたシャッターフラッグと基本的に同じ態様に構成することができる。
チョッパーモータ54は、チョッパー52が光源を選択的に遮蔽するようにチョッパー52を移動させるステップモータ又は他の適当な駆動デバイスであってよい。コントローラ56は、電気的にプログラム可能な論理デバイス(EPLD)と慣用のモータドライバーから成る。そのようなコントローラの1つが、STマイクロエレクトロニクス社から「L6506D IC」という製品名で市販されている。コントローラ56は、1)後述する「暗状態」値を測定することができるように装置10の正常な物質特性測定操作中チョッパー52を往復動させる、2)「暗信号」値と「明信号」値を測定することができるように装置10の標準化操作中チョッパー52を光又は放射線遮蔽位置へ移動させる、及び3)診断操作を実施することができるようにチョッパー52の移動を停止させるために、システムプロセッサ60から受け取る指示に基づいてモータ54を制御する働きをする。
照射ユニット20には、更に、標準化用シャッター72と、シャッターソレノイド74と、コントローラ76から成る標準化用シャッター機構70が結合されている。シャッターソレノイド74は、標準化用シャッター72を光源22によって発せられ、照射ユニット支持体28に形成された開口又は内孔28cを通る光の経路内外へ移動させる働きをする。標準化用シャッター72は、内孔28cを通して放出され光を遮蔽するように位置づけされるときは、光が光ファイバー装置ハウジング32の一部を構成する標準化用フェルール36内へ通るのを実質的に完全に阻止するように照射ユニット支持体28に形成された第2スロット28d内へ挿入される。
標準化用シャッターソレノイド74に代えて、シャッター72が内孔28cを通る光を選択的に遮断するようにシャッター72を移動させる他の任意の駆動デバイスを設けることができる。コントローラ76は、電気的にプログラム可能な論理デバイス(EPLD)と慣用のソレノイドドライバーから成る。そのようなコントローラの1つが、インターナショナル・レクチファイア社から「IRFR2405」という製品名で市販されている。コントローラ76は、後述する標準化操作中シャッター72を移動させるようにシステムプロセッサ60から受け取る指示に基づいてソレノイド74を制御する働きをする。
光ファイバー装置30の一部を構成する光ファイバー装置ハウジング32は、第1側壁32aと第2側壁32b(図3参照)を有する。第1側壁32aは、照射ユニット20に結合され、第2側壁32bは、検出装置ハウジング42に結合されている。上記光ファイバーフェルール34と標準化用フェルール36は、第1側壁32aに装着されている。光ファイバーの光源側フェルール34は、約0.24in(6.096mm)の直径を有し、標準化用フェルール36は、約0.181in(4.4974mm)の直径を有する。図示の実施例では、第2側壁32bに、第1、第2、第3、第4、第5及び第6検出器フェルール44a、44b、44c、44d、44e、44fが装着されている(図2及び3参照)。各フェルール44a〜44fは、約0.245in(6.223mm)の直径を有する。光ファイバー装置ハウジング32は、又、前壁32c、後壁32d、底壁32e及び上壁32fを有する。上壁32fの1つからほぼ円筒形の光ファイバー保持部材32gが、ウエブ100に対して約30°〜約60°、好ましくは約45°の角度で延長している。この円筒形部材32gは、約0.625in(15.875mm)の直径を有する。
光ファイバー装置30は、第1光ファイバー構造体110を含む。第1光ファイバー構造体110は、各々光源22から放出された光の一部分を受け取るための、光ファイバー光源側フェルール34内に挿通された第1入力端114と、各々該受け取った光をウエブ100上へ差し向け、ウエブ100上に光のスポット(照射スポット)Sを創生するための、円筒形部材32g内に挿通された第1出力端116を有する第1光ファイバー112の束から成る(図2、3及び5参照)。光ファイバー装置30は、更に、第2光ファイバー構造体80を含む。第2光ファイバー構造体80は、各々材料ウエブ100から拡散反射された光を受け取るための、円筒形部材32g内に挿通された第2入力端84と、各々該反射光を検出装置40へ差し向けるための第2出力端86を有する第2光ファイバー82の束から成る。第2出力端86は、設けられた検出器フェルール44a〜44fと同数の分割束86a〜86fに分離される。分割束86a〜86fの各々は、ほぼ同数の出力端86を有するものとすることができる。一実施例では、各々約0.003in(0.0762mm)の直径を有する約6800本の第1光ファイバー112が設けられ、各々約0.003in(0.0762mm)の直径を有する約40900本の第2光ファイバー82が設けられる。光源22から後述する各検出器素子までの光路の差異を小さくするために、第1光ファイバー112はすべて実質的に同じ長さとし、第2光ファイバー82も、すべて実質的に同じ長さとする。光ファイバー112,82は、好ましくは、赤外線伝送光ファイバー材、例えばドイツのショット・ガラス社によって製造され、ニューヨーク州オーバーンのショット−フォステック社から「IR1」という製品名で販売されている光ファイバー材で形成される。
ウエブ100と円筒形部材32gとの間のパスライン距離D(図2参照)が変化しても、各第2光ファイバー82の第2入力端84が、各第1光ファイバー112の第1出力端116とウエブ100上の実質的に同じ照射スポットSを検出、即ち「見る」ことができるように、各第1光ファイバー112の第1出力端116を各第2光ファイバー82の第2入力端84とランダムに混ぜ合わせることが好ましい。図示の実施例では、ウエブ100とフェースプレート12aの上面12cとの間で測定した公称パスライン距離D(図2参照)は、3.5mmである。図2には示されていないが、円筒形部材32gの、ウエブ100に最も近い最上縁は、フェースプレート12aの上面12cより約1mm〜約1.5mm下に上面から離隔させて引込められた構成とすることができる。又、ウエブ100から正反射された正反射光が実質的に全く第2入力端84に受け取られないようにすることが好ましい。正反射光は、ウエブ100の吸収センターと相互作用するのを防止するようにウエブ100の第1表面100aから直接反射する。従って、正反射光は、ウエブ100の特性に関する情報をほとんど提供しない。
光は、約30°の円錐角Aを有する光の円錐体として第1光ファイバー112の第1出力端116によって放出される(図2参照)。正反射光が第2入力端84によって受け取られるのを防止するために、第1出力端116は、ウエブ100に対して約30°〜約60°、好ましくは約45°の角度に向けられている(図2参照)。第1及び第2光ファイバー112,82は、円筒形部材32gがそれらの光ファイバーのウエブ100に対する角度を画定するように円筒形部材32g内に堅く締めて束ねられる。
第1出力端116及び第2入力端84の露出縁は、磨き仕上げされている。又、第1出力端116及び第2入力端84の磨き仕上げされた外表面に積もるおそれのある塵を吹き払うために加圧空気供給源(図示せず)から空気供給管190へ加圧空気を送る(図2参照)
第1光ファイバー112のルーティング(引き回し)は、たとえ何らかの像が第1入力端114に投射されたとしても、その像が第1出力端116で観られる光パターンに何ら関係することがないようにするために、第1入力端114が光ファイバーフェルール34内に意図的にランダムに位置づけされ、第1出力端116が円筒形部材32g内に意図的にランダムに位置づけされるように行うことができる。同様に、第2光ファイバー82のルーティングは、たとえ何らかの像が第2入力端84に投射されたとしても、その像が第2出力端86で観られる光パターンに何ら関係することがないようにするために、第2入力端84が円筒形部材32g内に意図的にランダムに位置づけされ、第2出力端86が検出器フェルール44a〜44f内に意図的にランダムに位置づけされるように行うことが好ましい。
光ファイバー装置30は、更に、第3光ファイバー構造体140を含む。第3光ファイバー構造体140は、各々内孔28cを通る光を受け取るための、標準化用フェルール36内に挿通された第3入力端144と、各々受け取った光を検出装置40へ差し向けるための第3出力端146を有する第3光ファイバー142の束から成る(図2、3及び4参照)。第3出力端146は、設けられた検出器フェルール44a〜44fと同数の、図4に示される図解的に示される分割束146a〜146fに分離される。各検出器フェルール44a〜44f内において、第3出力端146は、第2出力端86とランダムに混ぜ合わされる。分割束146a〜146fの各々は、ほぼ同数の、例えば約670の出力端146を有するものとすることができる。一実施例では、各々約0.003in(0.0762mm)の直径を有する約4000本の第3光ファイバー142(即ち、670本の光ファイバー×6つの分割束146a〜146f)が設けられる。第3光ファイバー142は、すべて実質的に同じ長さである。これらの光ファイバー142は、好ましくは、赤外線伝送光ファイバー材、例えばドイツのショット・ガラス社によって製造され、ニューヨーク州オーバーンのショット−フォステック社から「IR1」という製品名で販売されている光ファイバー材で形成される。
検出装置ハウジング42は、好ましくは吸収波長検出素子である検出器素子(以下、単に「検出器」とも称する)90a〜90fを収容している。図3には、検出器素子90a、90c、90eだけしか示されていないが、検出器フェルール44b、44d、44fにそれぞれ対応する検出器素子90b、90d、90fも設けられており、図3に示されている検出器素子90a、90c、90eの真前に配置されている。検出器素子90a〜90fは、InGaAs検出器であってよいが、測定したい特性に応じて他のタイプの検出器とすることもできる。例えば、より長い波長を測定したい場合は、セレン化鉛又はケイ化プラチナ検出器を用いることができる。図示の実施例では、検出器素子90a〜90fは、G8372−06、G8792−01及びG7953−21という製品名でハママツから市販されているInGaAs検出器である。本発明の測定装置10は、検出器素子90a〜90fのような個別の波長検出器素子を使用することにより、ウエブ100の同じサンプル(被検)部分から拡散反射されるそれぞれ対応する波長のエネルギーを測定することが可能にされ、従って、ウエブ100の複数の特性/特徴の実質的に同時検出を可能にする。
再び図3を参照して説明すると、分割束86a〜86f(図3には分割束86a〜86fのうちの86a、86c、86eだけが示されている)からの光信号は、帯域フィルター110a〜110f及び好ましくは円錐形の形の集光器112a〜112fを通して検出器素子へ送られる。図3には帯域フィルター110a〜110fのうち110a、110c、110eだけしか示されていないが、フィルター110b、110d、110fも検出器素子90b、90d、90fにそれぞれ対応して設けられており、図3に示されているフィルター110a、110c、110eの真前に配置されている。同様に、図3には集光器112a〜112fのうち112a、112c、112eだけしか示されていないが、集光器112b、112d、112fも検出器素子90b、90d、90fにそれぞれ対応して設けられており、図3に示されている集光器112a、112c、112eの真前に配置されている。図3Aには、検出器素子90aと、帯域フィルター110aと、集光器112aが拡大図で示されている。別法として、集光器112a〜112fに代えて、レンズを用いることもできる。各帯域フィルターは、特定の特性/特徴、例えばセルロース繊維、水分、ラテックスバインダ、クレー、炭酸カルシウム又はプラスチックフィルムなどによって容易に吸収される赤外線スペクトルのうちの所定の1つの帯域内にはいる赤外線を通すように選択されており、各フィルターに対応する検出器素子90a〜90fが測定する。
先に述べたように、ウエブ100から拡散反射された光は、第2光ファイバー82によって受け取られる。第2光ファイバー82の第2出力端86は分割束86a〜86fに分離されているので、第2光ファイバー82によって収集された光は、それぞれ対応する光部分に分離され、各光部分は、まず、対応する帯域フィルター110a〜110fによってろ波された後それぞれの検出器素子90a〜90fによって受け取られる。従って、第2光ファイバー82は、光ビーム分配器として機能する。
検出器素子90a〜90fは、それぞれの検出器素子によって発せられる信号を処理するための回路(図示せず)を含む検出器回路基板94に取り付けられる。図示の実施例では、各波長検出器素子90a〜90fからの信号は、それぞれの対応する特定波長帯域内に入る反射赤外線の量に対応する電流信号である。これらの電流信号は、検出器回路基板94上に配置されている検出器素子90a〜90fの1つに対応する、やはり検出器回路基板94上に設けられた電流−電圧プリアンプによって処理される。各プリアンプからの出力電圧信号は、利得回路基板へ送られ、利得回路基板は、それらの信号を後述する態様で処理する。利得回路基板からは、アナログ信号がシステムプロセッサ60へ送られる。
可視光を検出することができる規格シリコンフォトセルから成るシリコン「シンク(synch)」検出器92が、ハウジング32に近接して配置されている。そのような検出器は、フェアチャイルド・セミコンダクタ社からQSC114という製品名で市販されている。検出器92からの光管92aは、主照射開口28bに近接する位置にまで延長している。図示の実施例に用いられる検出器92は、可視光スペクトル並びに1.1μmまでの赤外線スペクトルに感応する。このシリコン「シンク」検出器92は、チョッパー52が光源22からの光を遮断する位置へ移動されたときそれを知らせる信号を発する。この可視光検出器92は、検出器素子90a〜90fのような赤外線検出素子に比べて、チョッパー52の位置に関して遙かに良好なSN比を有する。
作動において、光源22からの赤外線光は、第1光ファイバー112によって円筒形部材32gに近接し定置する移動紙ウエブ100の小さな区域(「被測定区域」と称する)又は単一のサンプル(被検)部分上へ光のスポットSとして伝送される。紙ウエブ100の材料、及び、紙ウエブにコーチングが被覆されていれば、そのコーチングは、この入射赤外線光と相互作用し、被測定特性/特徴、例えばセルロース繊維、水分、又は紙シート上のクレー、ラテックスバインダ、炭酸カルシウム又はプラスチック(それらはすべて入射赤外線光の特定波長を異なる態様で吸収する)などのコーチングに応じていろいろなスペクトル成分を吸収又は反射する。これらの被測定特徴としては、水分、セルロース繊維、クレー、ラテックスバインダ、炭酸カルシウム、プラスチック等の特定の個別赤外線吸収帯域を有する特性などがある。先に述べたように、拡散反射された光は、第2光ファイバー82の第2入力端84によって受け取られ、第2出力端86の分割束86a〜86fによって帯域フィルター110a〜110fへ、次いで、検出器素子90a〜90fへ分配される。
第1及び第2光ファイバー112,82のルーティングは、ランダム態様に行われるので、ウエブ100からの反射にいかなる不均一があっても、それは、すべての集光器112a〜112f、帯域フィルター110a〜110f及び検出器素子90a〜90fのところでほぼ同じ影響を及ぼす。
先に述べたように、検出器素子90a〜90fは、InGaAs検出器素子とすることが好ましい、より具体的にいえば、検出器素子90a〜90fは、多重拡バンドギャップ型砒化インジウム−ガリウム(InGaAs)検出器素子90a〜90fとする。本発明においては任意のサイズの検出器素子を用いることができるが、約1mmの直径を有するInGaAs検出器素子が好ましい。「波長」検出器素子90a〜90fは、実質的に同時に異なる波長帯域に亘って赤外線光を測定し、対応する信号を出力する。各特定帯域は、ウエブ100の測定対象となっているスペクトル吸収特性/特徴を表示すように選択される。このため、各検出器素子90a〜90fは、測定対象とする特定波長帯の赤外線を検出する能力を最適化するために、拡張バンドギャップと称されるわずかに異なる設計を有するものとすることができる。単一のタイプのInGaAsピンダイオードでは、すべての異なる波長に亘って良好な感光性を発揮しない。従って、検出器90a〜90fは、ハママツからG8372−06、G8792−01及びG7953−21という製品名で市販されている検出器のような、インジウム対ガリウムの割合を異にする3つの異なるタイプのものとする。これによってそれらの検出器に異なるバンドギャップを与え、個々の検出器のそれぞれ対象とする波長に対する感度を高める。
帯域フィルター110a〜110fは、同調二色性干渉フィルターとすることができる。これらの同調二色性干渉フィルターは、通過帯域の中央波長をそのフィルターと直角を成す光のためのより長い波長へシフトさせる(ずらす)ために傾斜させることができる。あるいは、集光器112a〜112fの反射性を調節することによって、又は、光ファイバーに開口を形成することによって帯域フィルター110a〜110fを通る光の角度を制御することができる。
赤外線分光測定法において周知のように、第1波長、即ち、対象とされるスペクトル吸収波長として、測定すべきウエブの特性/特徴、例えば水分、セルロース繊維、ラテックスバインダ、クレー、炭酸カルシウム等による吸収量が高い領域の波長が選択される。次いで、第1波長に近い第2波長、即ち、基準波長として、ウエブの特性/特徴よる吸収量が低い領域の波長が選択される。ウエブ100から反射されたこれらの2つの波長の赤外線の比関数が、測定すべきウエブ100内又はウエブ上の1つの特性/特徴の区域重量(area weight)又は量と相互に関連づけられる。水に関していえば、特定区域重量水分測定値をそれと孔軸域のウエブの総重量で除することによって特定区域重量水分測定値が水分率(%)に変換される。この総ウエブ重量は、被測定紙繊維の重量の関数から推量することができる。
慣用のInGaAs検出器素子は、約1.7μm未満の波長の赤外線に感応し、10ナノ秒単位の時定数を有する。しかしながら、ウエブの測定すべき特性/特徴のなかには、比較的長い波長の検出を必要とするものがある。パーキンエルマー社、エレクトロオプティックス社、ハママツUSAなどの幾つかの製造会社が、波長感受性を2.7μmまで拡張することができる拡張InGaAs検出器素子を提供している。しかしながら、検出可能波長領域のこの拡張の1つの特徴は、幾つかの性能パラメータ、特に、いわゆる「分路抵抗」と称される特性が劣化することである。分路抵抗が低くなる結果として、検出器素子に小さなオフセット電圧(μV)を印加しただけでも、そのようなオフセット電圧が被測定された信号に匹敵するほどの暗電流を発生する。その結果、信号に作用するノイズが高くなり、それを補償しない限り、得られる最大限利得が制限される。分路抵抗は、温度依存性が高い。暗電流は、検出器を冷却することによって減少させることができる。
検出器素子90a〜90fの能動素子を熱電冷却することにより、各検出器素子90a〜90fを同様な分路抵抗で作動させることができる。従って、感応可能波長の拡張度を大きくすればするほど、拡張波長で作動する検出器素子90a〜90fをより低い温度で作動させなければならない。各検出器素子90a〜90fの作動「分路抵抗」このように均等化することにより、すべての検出器信号の数学的関数組合せによって実施することができる全体の測定のノイズフロアを最小限にすることができる。ペルチエクーラーなどの熱電冷却デバイスや、サーミスタなどの温度測定デバイスが、市販のInGaAs検出器素子の内蔵部品として現在入手可能である。更に、InGaAs検出器素子は、所望の冷却温度を達成するために、必要ならば、圧縮空気による放熱法(ヒートシンク)を用いることができる。これらの冷却デバイスは、冷却すべき検出器素子をそれらの設定温度から3°C以内に維持することが好ましい。好ましくは、これらのInGaAs検出器素子90a〜90fのうちの一部分、例えば、拡張波長で作動する素子、例えば2.1μm以上の波長を検出する素子を温度制御し、他のInGaAs検出器素子、例えば2.1μmより短い、非拡張波長で作動する素子は、温度制御しない。波長拡張InGaAs検出器素子の温度による感応性の低下を正確に補償することができることにより、従来の測定装置とは異なり、本発明による多重InGaAs検出器素子が実質的に同時に信号を得ることを可能にする。
InGaAsフォトダイオード検出器素子は、通常、3〜5VDCの逆バイアスで作動される。この逆バイアスを(絶縁破壊限度にまで)増大させれば、検出器の応答時間が改善される。逆バイアスが高いということは、電荷(電子と正孔)が集まるのが早くなり、接合容量が低くなることを意味する。しかしながら、逆バイアスが印加されると、光の入射なしでいくらかの電流が流れる。これを「暗電流」といい、上述したように分路抵抗の関数である。フォトダイオードの温度を変えると、暗電流(分路抵抗)が変わる。本発明では、各検出器をゼロバイアスに近いバイアスで作動させることが好ましい。そうすることにより、各検出器の厳密な温度制御の必要性を最少限にすることができる。ゼロに近いバイアスでの作動は、検出器の遮断周波数を低くするが、それでも、ゼロに近いバイアスでの作動の結果として得られる遮断周波数は、約1MHz(メガヘルツ)である。この多少遅い応答は、検出器信号を5kHzでサンプリングする現行の用例が要求する要件を超える。本発明では、頻繁な「暗状態」修正(後述する)の必要なしに、又、被測定物質の特性に悪影響を及ぼすことなく、検出器温度の最高5°Cまでの変動が許容される。
次ぎに、チョッパー機構50の作動を説明する。装置10の平常の物質特性測定操作中は、チョッパー52は、光源22によって放出された光が開口28bを通るのを周期的に遮断し、それによって、各検出器素子90a〜90fの残留信号を光源からの照射(光入射)がない状態で測定することを可能にする。残留信号は、被測定パラメータから生じない、即ち、ウエブ100から反射された電磁放射線から生じない信号成分である。従来の方法によれば、赤外線測定装置は、測定における低周波ノイズを少なくするために信号遮断を用いることができる。低周波ノイズ(DCから約100Hzまでの範囲)は、検出器特性のゆっくりしたドリフチング(変動又は乱れ)と、外部からの無制御の入射赤外線源によって起こる。通常、従来の赤外線測定装置では、信号遮断(断続)は、通常、旋回アパーチャー(開口付き)ホイールによって、又は、音叉型のシャッターを駆動する共振発振器によって赤外線源を周期的に急速に遮断することにより行われている。
しばしば「l/fノイズ」とも称される低周波ノイズは、これらの従来慣用の装置では、低周波成分を除去する同調順次エレクトロニクス段(フィルター)によって低減される。例えば、信号を直列キャパシタに通すようにした容量性結合を用いる濾過は、DC及び低周波成分を有効に遮断することができる。信号遮断法は、光源が遮蔽されている間検出器素子が被検体を測定しないことになるので、望ましくない。音叉型シャッターによって信号を遮断するような周期的遮断装置では、遮断される信号は、利用可能な信号のうちの50%以上にもなる。更に、周期的な信号遮断は、エイリアシングエラーをもたらす原因ともなり、遮断周波数がセンサーのサンプリング周波数に干渉するので偽信号パターンを発生したり、ノイズや、測定されたサンプリングの何らかの擬似乱数パターンを発生することがある。
本発明の測定装置10は、チョッパー機構50によって光源22を低い可変レート(単位時間当たり遮断回数)で遮断する方法を採る。検出器素子90a〜90fは、光源22がゼロ測定値即ち「暗状態」値として機能するように完全に遮蔽されているときに、測定値をとる。暗状態値信号は、3つの主要成分として、各検出器素子90a〜90fに固有の電子オフセットと、周囲赤外線によって発生される検出器素子信号と、検出器暗電流の変化を有する。静止状態では、何らかの周囲成分があると、それが、定常状態に留まる傾向があり、検出器素子に関連する成分が、温度及び長期にわたる検出器素子ドリフトの関数として非常にゆっくりと変化する。スキャンシステムでは、バックグラウンドが変化し、その結果として、バックグラウンドの赤外線源が有意に(相当に)変化するので、「暗状態」値をより頻繁に測定する必要がある。システムプロセッサ60は、暗状態値を用いて、光源22が遮蔽されていない問いに検出器素子90a〜90fによって発せられるオンライン測定信号を修正する。
チョッパーレート(チョッパーの単位時間当たり遮断(チョップ)回数)は、連続的回転運動ではなく、往復動遮断動作によって、毎秒0.1回から約30回の遮断レート範囲に亘って変更するように制御することができる。遮断時間(遮断されている時間)の割合は、実時間(リアルタイム)の約1%とすることが好ましい。チョッパーステップモータ54は、チョッパー52を光源22を完全に遮蔽する位置へ移動させるために非同期で作動し、加速度及び最大限速度を別途に制御することにより、チョッパーレートが変更されても、実際の遮断ドウェル(保持)時間を一定に維持することができるような角精度を可能にする。このようにチョッパーレートが比較的遅い(低い)ということは、低周波成分を除去するために以後の処理工程で高域フィルターを挿入する必要がないことを意味する。又、この比較的遅いチョッパーレートは、慣用の鉛塩検出器が用いる毎秒50〜1000回の遮断レートとは対照的である。名目上は、チョッパー52は、毎秒1回の遮断レートで約8〜16ミリ秒間光源22を遮断する。この毎秒1回の公称(名目)チョッパーレートは、電子的安定性を維持する上ではほぼ十分である。しかしながら、このチョッパーレートは、バックグラウンド放射線の変動を補償するためには不十分な場合がある。例えば、毎秒1回のチョッパーレートと、それに対応する暗状態値の測定では、(検出器の視野内に移動する高温放射源が存在する工場環境などで起こりうる)急激に変化するバックグラウンド赤外線光源がある場合には不十分な場合がある。
十分であるが、頻繁すぎない遮断操作を行うために、チョッパーレートは、最初に、毎秒1回の遮断レートに設定される。通常、所要のチョッパーレートは、現行の暗状態又は対応する基準線ノイズ値を前の暗状態又は対応する基準線ノイズ値と比較することによって決定される。必要ならば、このチョッパーレートは、技術者が例えばこの測定装置10が設置されているスキャナ装置に保存されている電子ファイル内の定数を変更することによって変えることができる。
チョッパー機構50のチョッパー遮断レートには周期性や規則性が必要とされないので有利である。チョッパーコントローラ56は、プロセッサ60のセンサー制御部分によって各遮断毎に個々に指令され、レートに関して制御可能であり、非同期的に制御される。チョッパーレートは、変更可能であり、この可制御性が、本発明の測定装置10をして、それが広範囲の条件下で測定している時間部分を実質的に正確に最大限にすることを可能にする。このチョッパー制御は、検出器のサンプリング操作とは独立していることが好ましい。サンプリング操作は実質的に連続的に行われ、必要に応じて中断される。
チョッパーモータ54は、チョッパーレートを高い時間分解能で0.1Hzから約30Hzまで調節することを可能にする。チョッパーモータ54は、連続的回転遮蔽ではなく、毎秒30回の遮断レートで往復動遮蔽を可能にするのに十分な応答性を有するものとするべきである。かくして、チョッパー52は、実際上必要なだけ長い又は短い時間光源22を遮蔽する。
更に、先に述べたように、本発明の測定装置10は、好ましくは、正確な測定を可能にするようにチョッパー機構50の正確なタイミングを検出するための「シンク」検出器92を含む。システムプロセッサ60は、このシリコン「シンク」検出器の信号を受け取る。「シンク」検出器の信号は、一実施例では、信号処理に用いるための、そして必要に応じて用いるための方形波パルスから成る。
実際の遮断動作は、チョッパーモータ54を始動せよというシステムプロセッサ60からコントローラ56に発せられる指令によって行われる。コントローラ56には、所定の加速、減速、及びいろいろな異なるチョッパーレートを予めプログラムしておくことができ、それらのうちの1つは、先に述べたように、技術者が決定することができる。チョッパーモータ54は、チョッパー52をある角度に亘って加速させ、次いで照射ユニット支持体28に形成された第1スロット28aに進入させる(図3参照)。例えば、一実施例では、チョッパー52は、3.1ミリ秒の第1遷移時間と、光源22を完全に遮蔽する10.4ミリ秒の時間と、3.1ミリ秒の第2遷移時間から成る16.6ミリ秒の総遮断時間を有する。検出器素子90a〜90fからのサンプルが毎秒5000サンプルの割合で収集されるとして、合計暗時間が10.4ミリ秒であったとすると、チョッパー52が光源22完全に遮蔽しているときに収集されたサンプルの数は約52であることを意味する。図示の実施例のInGaAs検出器素子は第1応答時間を有するので、これらの測定は有効であると考えられる。ただし、パルスの立ち上がり縁と立ち下がり縁、即ち第1遷移時間と第2遷移時間に対応する区間の各々からそれぞれ追加の3つの測定を破棄することもできる。かくして、測定データを正規化(ノーマライズ)するために約46(52−6)の暗状態サンプルを用いることができる。上記の数を用いると、測定装置10が紙ウエブ100の特性/特徴を測定していない時間は、測定装置10の作動時間の2%未満である。
図示の実施例では、システムプロセッサ60は、チョッパー52が光源22を遮蔽しているときに収集されたどのサンプルが排除されたのかを判定するために方形波シンク検出器92のパルスを用いる。例えば、方形波パルスの立ち上がり縁と立ち下がり縁の各々の外側の所定数のサンプルを破棄するとともに、方形波パルスの立ち上がり縁と立ち下がり縁の各々の内側の所定数のサンプルを破棄することができる。従って、第1遷移時間は、破棄される、パルスの立ち上がり縁の内側と外側の所定数のサンプルに対応し、第2遷移時間は、破棄される、パルスの立ち下がり縁の内側と外側の所定数のサンプルに対応する。
光源22は、更に、ランプ26に供給される電圧をその特定のランプに適する基準レベルに精細に制御するための光源強度コントローラ27(図3参照)を含む。電圧強度は、選択されうるレベルがいずれも非常に安定したものとなるようにクリスタル制御カウンターでパルス幅変調されることが好ましい。光源22のパワーは、最高限と最低限との間の遷移時間が無視しうるほど短くなるように、10kHzの方形波ACとして供給することが好ましい。光源22の強度を制御するために供給されるパワーの範囲は、好ましくは、ゼロボルトから使用される特定の光源の最大限電圧レベルまでとし、光源強度が、ラッチデジタル指令、例えば00000=0%と11111=100%を用いて1つの部分又はステップを3.125%として2即ち32の部分又はステップに分割されるように光源強度コントローラ27によって制御される。もちろん、デジタル指令は、必要に応じて5ビット以下又は以上とすることができる。
ランプを高パワーで、即ちその定格100%パワーで作動させると、ランプ寿命は急勾配で短かくなる。従って、光源22は、上述した光源強度コントローラ27からのデジタル制御信号によって制御して、その定格パワーの名目上で75%で作動させることが好ましい。
先に述べたように、検出器素子90a〜90fからの信号は、各々検出器素子90a〜90fの1つに対応する電流−電圧プリアンプを通して送られる。電流−電圧プリアンプは、検出器回路基板94に設置されている。それらの電流−電圧プリアンプからの出力信号は、利得回路基板(図示せず)へ供給される。利得回路基板は、各々検出器素子90a〜90fの1つに対応する複数のデジタル制御式オフセット零化(nuling)回路(図示せず)から成る。各オフセット零化回路は、バックグラウンド放射線、検出器素子の暗電流漏れ及びアンプオフセットから生じる信号を無にする、即ち消去するように、それぞれの対応する電流−電圧プリアンプからの電圧信号をシステムプロセッサ60によって与えられた設定によって制御されるオフセット零化電圧と合算合計する。このオフセット零化信号は、標準化操作中に決定される。オフセット零化信号は、光源22からの光がウエブから反射されて対応する検出器素子に入射しないように遮蔽されているときのバックグラウンド放射線と、対応する検出器素子からの暗電流と、アンプオフセットの合計である。アンプオフセットは、対応するプリアンプ内の固有の電圧オフセットと、後述する、対応するデジタル制御式可変利得アンプ内の電圧オフセットによって生じる。
オフセット零化信号は、システムプロセッサ60によって制御されるデジタル−アナログ変換によって発生される。標準化操作の1区間において、最高利得ステップで(照射(光の入射)なしに)検出器信号が測定される。システムプロセッサ60は、各測定チャネル毎に該システムプロセッサが受け取る信号がほぼゼロボルトになるようにデジタル−アナログ変換器を各測定チャネル毎に1ステップずつ進める。標準化操作のこの区間は、アンプオフセット又は検出器の暗電流に起因するいかなるオフセット信号をも零化しない。
オフセット零化信号は、装置10の物質特性測定操作中は以後の標準化操作中に変更されるまで一定に保持される。
利得回路基板は、更に、各検出器素子90a〜90fに対応してデジタル制御式可変利得チャンネルアンプ(図示せず)を含む。上述した工程によって創出されたオフセット零化信号は、各検出器のためのデジタル制御式可変利得アンプの入力端において各検出器信号と合算される。各デジタル制御式可変利得アンプは、その信号がデイジタイザ、即ちシステムプロセッサ60の一部を構成するアナログ−デジタル変換器(図示せず)によって受け取られる十分な分解能を有するように、0〜90dBの利得を提供する。図示の実施例では、システムプロセッサ60に単一のデジタイザが設けられている。各可変利得チャンネルアンプは、システムプロセッサ60によって発せられるデジタル利得値に応答して、0〜90dBの間で6dBづつ16ステップで増幅を実行することができる。
システムプロセッサ60は、デジタイザからの検出器素子90a〜90fの1つに対応する各出力が許容しうる値、即ちデジタイザの中心範囲近傍の値であるかどうかを周期的に判定する。そうでない場合は、システムプロセッサ60は、デジタイザがその中心範囲内又はその近傍の信号を出力するように、検出器素子の対応する可変利得チャンネルアンプに対する利得ステップを変更するために対応するデジタル利得を変更する。
可変利得チャンネルアンプによって与えられる実際の利得は、構成部品の公差や電子ドリフトがあるために公称値とは異なることがある。従って、各可変利得チャンネルアンプは、標準化操作の1区間において16の利得ステップ毎に検査され、その結果が、システムプロセッサ60の実際の利得ステップ値の表に保存される。校正操作は、各利得チャンネルアンプに関して、システムプロセッサ60が校正回路を制御し、対応する検出器素子及び対応するプリアンプをバイパスして利得回路基板へ第1校正電圧信号を供給させることによって行われる。対応する利得チャンネルアンプは第1増幅ステップにおいて増幅を与えるようにプログラムされており、利得チャンネルアンプからの出力が、デジタイザを用いて測定される。次いで、その出力がシステムプロセッサ60によってメモリー内に保存される。第1校正電圧が、再び利得回路基板へ入力される。利得チャンネルアンプは第2増幅ステップにおいて増幅を与えるようにプログラムされており、利得チャンネルアンプからの出力がデジタイザによって測定され、第1増幅ステップ/第1校正電圧に関してメモリーに保存されているデジタイザの値と比較され、その比較値、即ち、第1増幅ステップ/第1校正電圧に関する値に対する第2増幅ステップ/第2校正電圧に関する値の比が、システムプロセッサ60内の実際の利得ステップ値の表に修正された第1増幅又は利得ステップとして保存される。
次に、第1校正電圧のほぼ2分の1の第2校正電圧が利得回路基板へ供給される。対応する利得チャンネルアンプは第2増幅ステップにおいて増幅を与えるようにプログラムされている。デジタイザからの出力が測定され、次いで、その出力がシステムプロセッサ60によってメモリー内に保存される。第2校正電圧が、再び利得回路基板へ入力される。利得チャンネルアンプは第3増幅ステップにおいて増幅を与えるようにプログラムされている。利得チャンネルアンプからの出力がデジタイザによって測定され、第2増幅ステップ/第2校正電圧に関してメモリーに保存されているデジタイザの値と比較され、その比較値、即ち、第2増幅ステップ/第2校正電圧に関する値に対する第3増幅ステップ/第3校正電圧に関する値の比が、システムプロセッサ60内の実際の利得ステップ値の表に修正された第2増幅又は利得ステップとして保存される。この校正プロセスは、残りの増幅又は利得ステップ(3〜16ステップ)の各々に関して実験的に導出された利得ステップが求められるまで継続される。これらの保存された実際の利得ステップ値は、各検出器素子90a〜90fの信号レベルを比較する目的で検出器素子90a〜90f間の相対的信号レベルを算出するのに用いられる。
各デジタル制御式可変利得アンプが独立して利得供給能力を有するので、デジタイザをその最適(最も直線的で最善の分解能)範囲内で作動させることができる。例えば、低質量製品は、測定波長をいくらかは吸収するとしてもほとんど吸収しないので、個々の検出器素子90a〜90fから得られる信号は大きさがすべて近似している。従って、低質量製品を測定する場合は、各デジタル制御式可変利得アンプのための電子利得、即ち増幅又は利得ステップは、システムプロセッサ60によって実質的に同じ値に、具体的にいえば、各アンプからの出力信号をシステムプロセッサ60内のデジタイザのための入力範囲の中心に近くにもたらすような値に設定される。検出器素子90a〜90fの1つに対応する帯域内に入る電磁放射線の有意の一部分を吸収する製品の場合は、該1つの検出器素子は、僅かにしか吸収されず、他の帯域に属する電磁放射線を検出する他の検出器素子より遙かに小さい信号を創出する。このような高質量製品の測定においては、すべての可変利得アンプから、やはりシステムプロセッサ60内のデジタイザの入力範囲の中心に近い、同様な信号出力レベルが得られるように、上記1つの検出器素子に対応するデジタル制御式可変利得アンプについては異なる利得、即ち異なる増幅ステップが選択される。システムプロセッサ60は、各デジタル制御式可変利得アンプに割り当てられた(実際の利得ステップ値の表に保存されている)増幅又は利得ステップの実際の値を知ることによって、2つ又はそれ以上の検出器素子の間の吸収比を算定することができる。検出器素子90a〜90f間の相対利得は、検出器素子90a〜90f間の比測定を行う上で必要とされる。可変利得アンプのそれぞれ独立した、この利得供給方法は、本発明の測定装置10の「ダイナミックレンジ」を大幅に拡張する。
各検出器素子の対応するデジタル制御式可変利得アンプがシステムプロセッサ60内のデジタイザに同様な数の増幅された信号を供給するように、好ましくは、検出器素子の出力の各々毎秒5000回の公称レートでサンプリング又は測定される。InGaAs検出器素子は比較的速い応答速度を有するので、同様に応答速度の速いエレクトロニクスシステムを用いて毎秒20,000回から1,000,000回の範囲の高い測定レートも可能である。各「波長」検出器素子90a〜90fの算出値は、その測定された出力を対応するデジタル制御式可変利得アンプの利得によって除した値である。可変利得アンプの利得は、各利得ステップを掛け合わせることによって求められる。例えば4つの利得ステップがある場合、可変利得アンプの利得は、利得ステップ1×利得ステップ2×利得ステップ3×利得ステップ4によって算出される。
「シンク」検出器素子、図示の実施例ではシリコン「シンク」検出器92は、デジタル制御式可変利得アンプを必要としないが、調節不可の利得アンプ(図示せず)を必要とする。「シンク」検出器素子チャンネルは、光源が遮蔽されていることを示す100mV(ミリボルト)未満と、光源が開放している、即ちONの状態である4V以上との間で変化する。
各検出器素子90a〜90fの1回の測定で1組のデータが得られる。デジタイザは、毎秒5000回の公称レートで慣用のマルチプレクサーと協同して各検出器素子をサンプリングし、合計毎秒30,000回のレートでサンプリングする。
測定装置10は、検出器素子のドリフト、エレクトロニクスのドリフト又は光源のドリフトを補償する正規化を周期的に行うために30〜120分毎に「標準化」操作を実施することができる。この操作中は、物質特性/特徴の測定は行われない。
標準化操作の1部分は、チョッパー52を、光ファイバーフェルール34に向けられた光エネルギーを完全に遮蔽する位置へ移動させることから成る(図3参照)。これによって、光が第1光ファイバー112によって形成される経路に進入するのを阻止され、従って、円筒形部材32Gから光エネルギーは出ない。次いで、標準化用シャッター72が、エネルギーを標準化用フェルール36に進入させることができる開放位置へ移動される。かくして、光源からの光エネルギーは、ハウジング32内にランダムに位置づけされている第3光ファイバー142を通り、各検出器素子90a〜90fを照射する。次いで、システムプロセッサ60が、各検出器素子90a〜90fによって発せられる光信号をウエブ100からの反射光の影響なしに読み取り、これらの光信号の値を「暗・開1」値として保存する。
「暗・開1」信号値が測定された後、しかし、チョッパー52がまだ光ファイバーフェルール34への光エネルギーの進入を阻止する閉鎖位置にある間に、シャッター72が、内孔28cに進入する光を完全に遮断し、従って、光エネルギーが標準化用フェルール36に進入するのを阻止する、図3に示される閉鎖位置へ移動される。この閉鎖即ち遮蔽位置が、オンライン測定中のシャッター72の「正常」位置である。光源22からのすべてのエネルギーが検出器素子90a〜90fに対して遮断された状態で、システムプロセッサ60は、検出器素子90a〜90fの信号を読み取り、それらの値を「暗・閉」値として保存する。
「暗・閉」信号値が測定された後、しかし、チョッパー52がまだ光ファイバーフェルール34への光エネルギーの進入を阻止する閉鎖位置にある間に、シャッター72が、再び、光エネルギーが標準化用フェルール36に進入するのを許す開放位置へ移動される。次いで、システムプロセッサ60は、検出器素子90a〜90fによって発せられる光信号をウエブ100からの反射光の影響なしに読み取り、これらの光信号の値を「暗・開2」値として保存する。
システムプロセッサ60は、標準化値を算定し、検出器素子90a〜90fの各々からのこれらの測定値に基づいて下記の方程式を用いて標準化比を決定する。
標準化値
標準化R値 =[(暗・開1+暗・開2/2)]−暗・閉
標準化M1値 =[(暗・開1M1+暗・開2M1/2)]−暗・閉M1
標準化M2値 =[(暗・開1M2+暗・開2M2/2)]−暗・閉M2
標準化M3値 =[(暗・開1M3+暗・開2M3/2)]−暗・閉M3
標準化M4値 =[(暗・開1M4+暗・開2M4/2)]−暗・閉M4
標準化M5値 =[(暗・開1M5+暗・開2M5/2)]−暗・閉M5
ここで、
暗・開1は、標準化操作中、基準検出器素子によって測定された「暗・開1」値である。図示の実施例では、検出器素子90aが基準検出器素子とされているが、検出器素子90a〜90fのうちの任意の1つを基準検出器素子と定めることができる。
暗・開2は、標準化操作中、基準検出器素子90aによって測定された「暗・開2」値である。
暗・閉は、標準化操作中、基準検出器素子90aによって測定された「暗・閉」値である。
暗・開1M1は、標準化操作中、基準検出器素子90bによって測定された「暗・開1」値である。
暗・開2M1は、標準化操作中、基準検出器素子90bによって測定された「暗・開2」値である。
暗・閉M1は、標準化操作中、基準検出器素子90bによって測定された「暗・閉」値である。
暗・開1M2は、標準化操作中、基準検出器素子90cによって測定された「暗・開1」値である。
暗・開2M2は、標準化操作中、基準検出器素子90cによって測定された「暗・開2」値である。
暗・閉M2は、標準化操作中、基準検出器素子90cによって測定された「暗・閉」値である。
暗・開1M3は、標準化操作中、基準検出器素子90dによって測定された「暗・開1」値である。
暗・開2M3は、標準化操作中、基準検出器素子90dによって測定された「暗・開2」値である。
暗・閉M3は、標準化操作中、基準検出器素子90dによって測定された「暗・閉」値である。
暗・開1M4は、標準化操作中、基準検出器素子90eによって測定された「暗・開1」値である。
暗・開2M4は、標準化操作中、基準検出器素子90eによって測定された「暗・開2」値である。
暗・閉M4は、標準化操作中、基準検出器素子90eによって測定された「暗・閉」値である。
暗・開1M5は、標準化操作中、基準検出器素子90fによって測定された「暗・開1」値である。
暗・開2M5は、標準化操作中、基準検出器素子90fによって測定された「暗・開2」値である。
暗・閉M5は、標準化操作中、基準検出器素子90fによって測定された「暗・閉」値である。
標準化比
標準化M1比 =(標準化M1値/標準化R値)*内M1標準
標準化M2比 =(標準化M2値/標準化R値)*内M2標準
標準化M3比 =(標準化M3値/標準化R値)*内M3標準
標準化M4比 =(標準化M4値/標準化R値)*内M4標準
標準化M5比 =(標準化M5値/標準化R値)*内M5標準
ここで、内Mx標準=後述するように計算される内標準Mx比定数
測定装置10のオンライン作動中、システムプロセッサ60は、検出器90a〜90fによって創出されたオンライン測定信号を以下の方程式に従って修正する。
生の測定比
以下は、生の比値である。
(R−R )/Rに対する総利得
生のM1比 =(M1−M1)/M1に対する総利得

(R−R )/Rに対する総利得
生のM2比 =(M2−M2)/M2に対する総利得

(R−R )/Rに対する総利得
生のM3比 =(M3−M3)/M3に対する総利得

(R−R )/Rに対する総利得
生のM4比 =(M4−M4)/M4に対する総利得

(R−R )/Rに対する総利得
生のM5比 =(M5−M5)/M5に対する総利得
ここで、
M1は、チョッパー52がスロット28aに挿入されておらず、標準化用シャッター72がスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90bによって創出されるオンライン信号である。
M1は、測定装置10の、標準化操作を除く、オンライン作動中、チョッパー52及び標準化用シャッター72がそれぞれスロット28a及びスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90bによって創出されるチョッパー遮蔽信号である。
M1に対する総利得は、対応する可変利得チャンネルアンプのための、システムプロセッサ60内の利得ステップ表に保存されている実際の利得ステップ値を取りだし、その利得ステップにそれより低いすべての利得ステップを乗じることによって算定される。例えば、4つの利得ステップの場合、総利得=利得ステップ1×利得ステップ2×利得ステップ3×利得ステップ4
M2は、チョッパー52がスロット28aに挿入されておらず、標準化用シャッター72がスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90Cによって創出されるオンライン信号である。
M2は、測定装置10の、標準化操作を除く、オンライン作動中、チョッパー52及び標準化用シャッター72がそれぞれスロット28a及びスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90cによって創出されるチョッパー遮蔽信号である。
M2に対する総利得は、対応する可変利得チャンネルアンプのための、システムプロセッサ60内の利得ステップ表に保存されている実際の利得ステップ値を取りだし、その利得ステップにそれより低いすべての利得ステップを乗じることによって算定される。
M3は、チョッパー52がスロット28aに挿入されておらず、標準化用シャッター72がスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90dによって創出されるオンライン信号である。
M3は、測定装置10の、標準化操作を除く、オンライン作動中、チョッパー52及び標準化用シャッター72がそれぞれスロット28a及びスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90dによって創出されるチョッパー遮蔽信号である。
M3に対する総利得は、対応する可変利得チャンネルアンプのための、システムプロセッサ60内の利得ステップ表に保存されている実際の利得ステップ値を取りだし、その利得ステップにそれより低いすべての利得ステップを乗じることによって算定される。
M4は、チョッパー52がスロット28aに挿入されておらず、標準化用シャッター72がスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90eによって創出されるオンライン信号である。
M4は、測定装置10の、標準化操作を除く、オンライン作動中、チョッパー52及び標準化用シャッター72がそれぞれスロット28a及びスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90eによって創出されるチョッパー遮蔽信号である。
M4に対する総利得は、対応する可変利得チャンネルアンプのための、システムプロセッサ60内の利得ステップ表に保存されている実際の利得ステップ値を取りだし、その利得ステップにそれより低いすべての利得ステップを乗じることによって算定される。
M5は、チョッパー52がスロット28aに挿入されておらず、標準化用シャッター72がスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90fによって創出されるオンライン信号である。
M5は、測定装置10の、標準化操作を除く、オンライン作動中、チョッパー52及び標準化用シャッター72がそれぞれスロット28a及びスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90fによって創出されるチョッパー遮蔽信号である。
M5に対する総利得は、対応する可変利得チャンネルアンプのための、システムプロセッサ60内の利得ステップ表に保存されている実際の利得ステップ値を取りだし、その利得ステップにそれより低いすべての利得ステップを乗じることによって算定される。
Rは、チョッパー52がスロット28aに挿入されておらず、標準化用シャッター72がスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90aによって創出されるオンライン信号である。
は、測定装置10の、標準化操作を除く、オンライン作動中、チョッパー52及び標準化用シャッター72がそれぞれスロット28a及びスロット28dに挿入されているときに、検出器素子90aによって創出されるチョッパー遮蔽信号である。
Rに対する総利得は、対応する可変利得チャンネルアンプのための、システムプロセッサ60内の利得ステップ表に保存されている実際の利得ステップ値を取りだし、その利得ステップにそれより低いすべての利得ステップを乗じることによって算定される。
標準化修正測定比
下記は、標準化修正(修正された)測定比である。
標準化修正M1測定比 =生のM1比*標準化M1比
標準化修正M2測定比 =生のM2比*標準化M2比
標準化修正M3測定比 =生のM3比*標準化M3比
標準化修正M4測定比 =生のM4比*標準化M4比
標準化修正M5測定比 =生のM5比*標準化M5比
内標準Mx比定数の導出:
以下の計算は、センサーがその製造中初期校正されるときにのみ実施される。
センサーがその製造中初期校正されるとき、サンプル又は「黄金標準」が測定され、その黄金標準が、製造部門に残される。黄金標準は、まず最初に、対応する内M1標準、内M2標準、内M3標準、内M4標準及び内M5標準=1と設定して標準化M1比、標準化M2比、標準化M3比、標準化M4比及び標準化M5比を算定するために測定される。次いで、これらの値が、やはり製造中に黄金標準に基づいて決定された収集された生のM1比、生のM2比、生のM3比、生のM4比及び生のM5比と組み合わせて用いられ、標準化修正M1比、標準化修正M2比、標準化修正M3比、標準化修正M4比及び標準化修正M5比の値を算出する。次いで、製造中に、黄金標準に基づいて算出された上記各標準化修正X比の値が、それぞれ、標準化修正M1比黄金標準、標準化修正M2比黄金標準、標準化修正M3比黄金標準、標準化修正M4比黄金標準及び標準化修正M5比黄金標準として定義される。
製造後にセンサーの光学系の何らかの主要部分が修理された場合には、黄金標準にまで追跡できる反射率特性を有する第二サンプルを用いて上述したプロセスが現場で反復される。そしてそれらの値から、以下の方程式を用いて内M1標準、内M2標準、内M3標準、内M4標準及び内M5標準が算定される。

内M1標準 =標準化修正M1比黄金標準


内M2標準 =標準化修正M2比黄金標準


内M3標準 =標準化修正M3比黄金標準


内M4標準 =標準化修正M4比黄金標準


内M5標準 =標準化修正M5比黄金標準
なお、検出器素子90a〜90fによって発せられたオンライン測定信号を修正するために用いられる「暗状態」値は、M1、M2、M3、M4及びM5を介して生のM1比、生のM2比、生のM3比、生のM4比及び生のM5比を算出する際に考慮に入れられる。
標準化修正M1比、標準化修正M2比、標準化修正M3比、標準化修正M4比及び標準化修正M5比の各々は、上述した、ウエブ100から反射された2つの波長の赤外線光に比であり、この比は、測定すべきウエブ100内又はウエブ上の1つの特性/特徴の区域重量と相互に関連づけられる。システムプロセッサ60は、ウエブ100の繊維含量、含水量、及び、ラテックス、クレー、炭酸カルシウム及びプラスチック等のコーチング材などのいろいろな特性/特徴を測定するために、上記標準化修正M1比、標準化修正M2比、標準化修正M3比、標準化修正M4比及び標準化修正M5比を当業者には周知の主成分分析アルゴリズムへの入力として用いる。
図5の実施例では、例えば移動するウエブ100の両面に被覆されているコーチング又はウエブ100の両面上の表面水分を測定するために、ウエブ100の両面に第1測定装置202と第2測定装置204が配置されている。第1,第2及び第3光ファイバー構造体110,80,140は、各測定装置202,204の一部を構成しているが、図5に示されていない。測定装置202と204は、図1〜4に示された装置10と基本的に同様の態様に構成され、それらの装置によって創生される光のスポットSがノイズを発生したり、互いに干渉することがないように配置される。
図1は、本発明のに従って構成された赤外線測定装置の透視図である。 図2は、図1に示された赤外線測定装置の、光ファイバー装置を貫通する線2−2に沿ってみた断面図である。 図3は、図1の線3−3に沿ってみた断面図である。 図3Aは、1個の検出器素子とその対応する帯域フィルターの断面図である。 図4は、図1の赤外線測定装置の光ファイバー装置の概略図である。 図5は、本発明の2つの赤外線測定装置から成るシステムの断面図である。
符号の説明
10 測定装置、測定装置システム
12 ベースプレート
12a フェースプレート
12b 開口
12c 上面
20 照射ユニット
22 光源
24 反射器
26 ランプ
27 光源強度コントローラ
28a スロット
28b 主照射開口
28c 内孔
28d スロット
28 照射ユニット支持体
30 光ファイバー装置
32 光ファイバー装置ハウジング
32a 側壁
32b 側壁
32c 前壁
32d 後壁
32e 底壁
32f 上壁
32g 光ファイバー保持部材、円筒形部材
34 光ファイバー光源側フェルール
34a 縁
36 標準化用フェルール
40 検出装置
42 検出装置ハウジング
44a〜44f 検出器フェルール
50 チョッパー機構
52 チョッパー
54 チョッパーステップモータ
56 チョッパーコントローラ
60 システムプロセッサ
70 標準化用シャッター機構
72 シャッター
74 シャッターソレノイド
76 コントローラ
80 光ファイバー構造体
82 光ファイバー
84 入力端
86 出力端
86a 分割束
90a〜90f 検出器素子、検出器
90a 検出器素子
90b 検出器素子
90a 検出器素子
90b 検出器素子
90a 検出器素子
90b 検出器素子
92 可視光検出器
92a 光管
94 検出器回路基板
100 材料ウエブ
100a 表面
110 光ファイバー構造体
110a〜110f フィルター
112 光ファイバー
112 光ファイバー
112a〜112f 集光器
114 入力端
116 出力端
140 光ファイバー構造体
142 光ファイバー
144 入力端
146 出力端
146a 分割束
202,204 測定装置
S 光のスポット

Claims (26)

  1. 電磁放射線源(22)を含む照射ユニット(20)と、
    光ファイバー装置(30)と、
    検出装置(40)とから成る測定装置であって、
    前記光ファイバー装置は、前記放射線源から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための入力端(114)と、該受け取った放射線を材料ウエブ(100)へ差し向けるための出力端(116)を有する第1光ファイバー構造体(110)と、該材料ウエブから反射された放射線を受け取るための入力端(84)と、該反射放射線を前記検出装置へ差し向けるための出力端(86)を有する第2光ファイバー構造体(80)を含み、
    前記検出装置は、第1波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第1出力信号を発生するための第1検出器(90)と、第2波長帯域の電磁放射線を検出して、前記材料ウエブの測定すべき第1特性を表示する対応する第2出力信号を発生するための第2検出器(90)から成ることを特徴とする測定装置。
  2. 前記第1光ファイバー構造体(110)は、各々前記射線源(22)から放出された電磁放射線の前記部分を受け取るための第1入力端(114)と、各々該受け取った放射線を前記材料ウエブ(100)上へ差し向けるための第1出力端(116)を有する第1光ファイバー(112)の束から成り、前記第2光ファイバー構造体(80)は、各々前記材料ウエブ(100)から反射された放射線を受け取るための第2入力端(84)と、各々該反射放射線を前記検出装置(40)へ差し向けるための第2出力端(86)を有する第2光ファイバー(82)の束から成り、前記第1出力端は、前記第2入力端とランダムに混ぜ合わされている請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記第1波長帯域の電磁放射線は、第1赤外線波長帯域の電磁放射線であり、前記第2波長帯域の電磁放射線は、第2赤外線波長帯域の電磁放射線であり、前記第1出力信号は、基準信号を構成し、前記材料ウエブ(100)の前記第1特性を判定するために前記第2出力信号がプロセッサ(60)を介して前記第1出力信号と比較される請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記検出装置(40)は、更に、
    前記材料ウエブ(100)の第2特性を測定するために、第3赤外線波長帯域の電磁放射線を検出し、プロセッサ(60)を介して前記第1出力信号と比較するべく、該材料ウエブ(100)の測定すべき第2特性を表示する対応する第3出力信号を発生するための第3検出器(90)と、
    前記材料ウエブ(100)の第3特性を測定するために、第4赤外線波長帯域の電磁放射線を検出し、プロセッサを介して前記第1出力信号と比較するべく、該材料ウエブ(100)の測定すべき第3特性を表示する対応する第4出力信号を発生するための第4検出器(90)と、
    前記材料ウエブ(100)の第4特性を測定するために、第5赤外線波長帯域の電磁放射線を検出し、プロセッサを介して前記第1出力信号と比較するべく、該材料ウエブ(100)の測定すべき第4特性を表示する対応する第5出力信号を発生するための第5検出器(90)と、
    前記材料ウエブ(100)の第5特性を測定するために、第6赤外線波長帯域の電磁放射線を検出し、プロセッサを介して前記第1出力信号と比較するべく、該材料ウエブ(100)の測定すべき第5特性を表示する対応する第6出力信号を発生するための第6検出器(90)を含む請求項3に記載の測定装置。
  5. 前記光ファイバーの前記第1出力端(116)と第2入力端(84)は、該第2入力端が前記材料ウエブ(100)から反射された実質的に拡散電磁放射線だけを受け取るように、該材料ウエブ(100)に対して約30°から約60°までの角度で位置づけされている請求項2に記載の測定装置。
  6. 前記第1光ファイバー(112)は、それらの第1入力端(114)と第1出力端(116)がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回されており、前記第2光ファイバー(82)も、それらの第2入力端(84)と第2出力端(86)がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回されている請求項2に記載の測定装置。
  7. 前記第2光ファイバー(82)は、すべて実質的に同じ長さである請求項2に記載の測定装置。
  8. 前記照射ユニット(20)は、更に、電磁射線源(22)を結合するための支持体(28)を含む請求項1に記載の測定装置。
  9. チョッパー素子(52)を含むチョッパー機構(50)を備えており、前記照射ユニット(20)の支持体(28)は、前記電磁射線源(22)によって発せられた光が該支持体(28)に形成された主照射開口(28b)を介して前記第1光ファイバー構造体(110)の入力端(114)へ通るのを防止するように前記チョッパー素子を挿入することができる第1スロット(28a)を有する請求項8に記載の測定装置。
  10. シャッター(72)を含む標準化機構(70)を備えており、前記照射ユニットの支持体(28)は、前記電磁射線源(22)によって発せられた光が(28c)開口を介して第3光ファイバー構造体(140)の入力端へ通るのを防止するように前記シャッターを通すことができる第2スロット(28d)を有する請求項9に記載の測定装置。
  11. 前記第3光ファイバー構造体(140)は、前記シャッター(72)が前記第2スロット(28d)に挿入されていないとき、各々前記電磁射線源(22)から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための第3入力端(144)と、各々該受け取った光を前記検出装置(40)へ差し向けるための第3出力端(146)を有する第3光ファイバー(142)の束から成る請求項10に記載の測定装置。
  12. 前記光ファイバー装置(30)は、更に、前記第1及び第2光ファイバー構造体(110,80)の少くとも一部分を収容する光ファイバーハウジング(32)を備えている請求項1に記載の測定装置。
  13. 電磁射線源(22)を含む照射ユニット(20)と、
    電磁放射線ガイド装置(30)と、
    検出装置(40)と、
    プロセッサ(60)から成る測定装置であって、
    前記電磁放射線ガイド装置は、前記射線源(22)から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための入力端(114)と、該受け取った放射線を材料ウエブ(100)上へ差し向けるための出力端(116)を有する第1放射線ガイド構造体(110)と、該材料ウエブ(100)から反射された放射線を受け取るための入力端(84)と、該反射放射線を前記検出装置(40)へ差し向けるための出力端(86)を有する第2放射線ガイド構造体(80)を含み、
    前記検出装置(40)は、第1波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第1出力信号を発生するための第1検出器(90)と、第2波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第2出力信号を発生するための第2検出器(90)から成り、
    前記プロセッサ(60)は、前記第1出力信号と第2出力信号を受け取り、それらの出力信号を用いて材料ウエブ(100)の1つの特性を判定することを特徴とする測定装置システム。
  14. 前記第1放射線ガイド構造体(110)は、各々前記射線源(22)から放出された電磁放射線の前記部分を受け取るための第1入力端(114)と、各々該受け取った放射線を材料ウエブ(100)上へ差し向けるための第1出力端(116)を有する第1光ファイバー(112)の束から成り、前記第2放射線ガイド構造体(80)は、各々材料ウエブ(100)から反射された放射線を受け取るための第2入力端(84)と、各々該反射放射線を前記検出装置(40)へ差し向けるための第2出力端(86)を有する第2光ファイバー(82)の束から成り、これらの第1出力端は、該第2入力端とランダムに混ぜ合わされている請求項13に記載の測定装置システム。
  15. 前記検出装置(40)は、更に、第3波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第3出力信号を発生するための第3検出器(90)と,第4波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第4出力信号を発生するための第4検出器(90)と,第5波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第5出力信号を発生するための第5検出器(90)と、第6波長帯域の電磁放射線を検出して、対応する第6出力信号を発生するための第6検出器(90)を含む請求項14に記載の測定装置システム。
  16. 前記第1出力信号は、基準信号を構成し、前記プロセッサ(60)は、前記材料ウエブ(100)の第1、第2、第3、第4及び第5特性を判定するために、前記第2、第3、第4、第5及び第6出力信号の大きさと、該第1出力信号の大きさを用いる請求項15に記載の測定装置システム。
  17. 前記第1出力端(116)と第2入力端(84)は、該第2入力端が前記材料ウエブ(100)から反射された実質的に拡散放射線だけを受け取るように、該材料ウエブに対して約30°から約60°までの角度で位置づけされている請求項14に記載の測定装置システム。
  18. 前記第1光ファイバー(112)は、それらの第1入力端(114)と第1出力端(116)がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回されており、前記第2光ファイバー(82)も、それらの第2入力端(84)と第2出力端(86)がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回されている請求項17に記載の測定装置システム。
  19. 前記電磁射線源(22)によって発せられた電磁放射線が前記照射ユニットの支持体(28)に形成された主照射開口(28b)を通って前記第1放射線ガイド構造体(110)の前記入力端(114)に入るのを阻止するために該支持体(28)に設けられたスロット(28a)内で移動するチョッパー(52)を含むチョッパー機構(50)を備えている請求項13に記載の測定装置システム。
  20. シャッター(72)を含む標準化機構(70)を備えており、前記照射ユニットの支持体(28)は、前記電磁射線源(22)によって発せられた電磁放射線が開口(28c)を通って第3放射線ガイド構造体の入力端に入るのを阻止するために、該シャッター(72)を通す第2スロット(28d)を有する請求項19に記載の測定装置システム。
  21. 前記第3放射線ガイド構造体(140)は、前記シャッター(72)が前記第2スロット(28d)に挿入されていないとき、各々前記電磁射線源(22)から放出された電磁放射線の少くとも一部分を受け取るための第3入力端(144)と、各々該受け取った光を前記検出装置(40)へ差し向けるための第3出力端(146)を有する第3光ファイバー(142)の束から成る請求項20に記載の測定装置システム。
  22. 電磁射線源を材料ウエブ(100)へ差し向け、該材料ウエブ(100)から後方散乱された放射線を受け取るための光学システムであって、
    各々電磁放射線を受け取るための第1入力端(114)と、各々該受け取った電磁放射線を材料ウエブ(100)へ差し向けるための第1出力端(116)を有する第1光ファイバー(112)の束と、
    各々材料ウエブ(100)から後方散乱された電磁放射線を受け取るための第2入力端(84)と、各々該ウエブ(100)から受け取った後方散乱放射線を少くとも1つの電磁放射線出力ポート(44)へ差し向けるための第2出力端(86)を有する第2光ファイバー(82)の束から成り、これらの第1出力端(116)は、第2入力端(84)とランダムに混ぜ合わされていることを特徴とする光学システム。
  23. 前記第1出力端(116)と第2入力端(84)は、該第2入力端が前記材料ウエブ(100)から反射された実質的に拡散磁放射線だけを受け取るように、該材料ウエブに対して約30°から約60°までの角度で位置づけされている請求項22に記載の光学システム。
  24. 前記第1光ファイバー(112)は、それらの第1入力端(114)と第1出力端(116)がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回されており、前記第2光ファイバー(82)も、それらの第2入力端(84)と第2出力端(86)がランダムに位置づけされるようにランダムに引き回されている請求項23に記載の光学システム。
  25. 前記第2光ファイバー(82)は、すべて実質的に同じ長さである請求項24に記載の光学システム。
  26. 各々放射線を受け取るための第3入力端(144)と、各々該受け取った放射線を前記少くとも1つの電磁放射線出力ポート(44)へ差し向けるため第3出力端(146)を有する第3光ファイバー(142)の束を含む請求項22に記載の光学システム。
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