JP4808889B2 - 透過分光を用いるウェハ帯域エッジの測定方法、及びウェハの温度均一性を制御するためのプロセス - Google Patents

透過分光を用いるウェハ帯域エッジの測定方法、及びウェハの温度均一性を制御するためのプロセス Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は、2000年1月5日に提出の“透過分光を用いた基板のバンドエッジ測定法と温度の均一性を調整するための方法”と題された米国の仮出願番号60/174,593と、1999年9月29日に提出の“多領域抵抗ヒーター”と題された米国の仮出願番号60/156,595との先願に関連する。これらの全ては、これらを全体的に参照することによって、本明細書中に組み込まれている。
【0002】
本発明は、バンドエッジ温度測定(band−edge temperature)(BET)を用いて、特に、透過分光計(transmission spectroscopy)(TS)を用いて、バンドギャップ(band−gap)と独立した温度を有する基板の温度をその場で測定するの方法が導かれる。
【0003】
【従来の技術】
処理中の半導体基板の温度の正確な測定は、半導体基板の処理のために非常に必要とされている。特に、工程の多くは温度に敏感であり、したがって、エッチング並びに/もしくは析出化学のための光学特性の制御に対して、正確な温度測定が前提条件である。さらに、半導体基板を通る温度の空間的バリエーションは、エッチングもしくは材料の析出のときに、不均一な処理をもたらし得る。
【0004】
3つの幾何学的モード、すなわちバンドエッジ温度測定(BET)の構成がある。すなわち、(1)透過分光計(TS;図2の(A)参照)と、(2)鏡面反射分光計(specular reflection spectroscopy)(SRS;図2の(B)参照)と、(3)拡散反射分光計(diffuse reflectance spectroscopy)(DRS;図1の(A)と(B)を参照)とである。各モードの幾何学性は、図1の(A)、(B)及び図2の(A)、(B)に表されている。
【0005】
前記DRSモードにおいて、光源と検出器とは、検出器が非鏡面位置に配置された状態で、基板の同じ側にある(ジョンソン(johnson)他、米国特許第5,568,978号と第5,388,909号(以下、それぞれ“’978号特許”と“’909号特許”と称する)を参照)。非鏡面検出器は、前記ウェハを透過し、かつ前記検出器の立体角の方へ、拡散的に戻って散乱される光を検出する。前記DRS方法において、前記基板を通る2重透過の光は、波長の関数、もしくは、同等に、光子エネルギーの関数として測定される。波長が強くなると、前記光子エネルギーは、低下し、また、基板の透明の始まりは、前記光子エネルギーが前記バンドギャップエネルギーより小さくなったときに生じる。
【0006】
前記SRSモードにおいても、前記光源と検出器とは、基板の同じ側にある。この検出器は、ウェハの両面から鏡面反射される光を検出する鏡面位置に配置されている(カビブ(cabib)とアデル(adel)、米国特許第5,322,361号(以下、“’361号特許”)を参照)。前記ウェハを通らずに前記検出器の方へ反射された光は、温度情報を有しておらず、結果として、比較的一定のバックグラウンド信号のみ加算する。前記基板の反対側の内表面から反射される光の要素は、前記ウェハを通って前記検出器まで戻る。この反射された要素は、前記ウェハを2回通り、有用な温度情報を含んでいる。
【0007】
TSモードにおいて、基板の透明(もしくは、同様に、バンドギャップエネルギー)の始まりは、キリロフ(Kirillov)とパウエル(Powell)(米国特許第5,118,200号(以下、“’200号特許”))に説明されているように、基板を通る光の透過によって決定される。この幾何学的配列において、前記光源と前記検出システムとは、前記ウェハの逆側である。このアプローチにともなう課題は、前記基板の反対側で、チャンバへの光学的アクセスを必要とすることである。しかし、前記SRSモードに比べると、このTSモードは、光検出器によって受け取られる光の強度の増大をもたらす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
どんなモードが使用されたとしても、温度サイン(signature)は、スペクトルから抽出されなければならない。一般に、3つのアルゴリズムが、バンドエッジスペクトルから基板温度を抽出するように共通して用いられている。3つのアルゴリズムは、(1)第1の導関数の最大値のスペクトル位置、もしくは、同様に、反射点と、(2)あらかじめ定められたスペクトルデータベースに対するスペクトルの直接比較と、(3)スペクトルニー(spectrum knee)の位置(すなわち、第2の導関数の最大値の場所)とである。第1の方法は、前記’200号特許に記載されている。前の較正におけるスペクトルの反射点の位置の関数としての前記基板温度があらかじめ決定されているこの方法は、各スペクトルの温度が分かっているところで行う。この方法の効果は、単純さ、迅速さ、並びに測定の絶対的強度に関わらないことである。課題は、被処理シリコン(Si)ウェハの両面で生じる干渉効果にかなり過敏であることである。
【0009】
第2のアプローチにおいて、前記’361号特許は、既知の温度で調べられるスペクトルから構成されている温度従属データベースと所定の温度を比較している。1つの効果は、Siウェハにとってよく作用するように記録されていることである。課題は、干渉効果に敏感で、絶対的な反射測定を必要とすることである。したがって、各ウェハは、分離された正規化スペクトルを必要とする。
【0010】
最後に、前記’978号特許と’909号特許とは、サインとして前記スペクトルニーの位置を用いて、DRSモードのBETを開示している。このモードの効果は、前記スペクトルニーの位置が基板の透明の始まりに対して最も近い識別点であり、したがって、干渉効果にあまり過敏ではないことである。このアプローチの欠点は、いくらかの電流の適用に対して遅すぎるということである。
【0011】
一般に、BETシステムは、3つの主要ユニット、すなわち光源と、分散装置と、光検出器とを有する。現在、いくつかの商業的に手に入れられ得るシステムがあるが、以下の基準を完全に可能とするものはない。
【0012】
1)前側の処理中に、Siウェハの剥き出している裏面からの非接触温度測定
2)光学方法の使用と、処理チャンバ内外の光と組み合う石英ロッド
3)ウェハ温度の2次元スナップショット(snapshot)
4)100ミリ秒かそれより小さい応答時間で、大きいSiウェハ上のいくつかの点(約10)の同時抽出
5)20ないし300℃の温度範囲
6)2ないし5℃以内の温度測定の正確さ
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、(1)基板温度と、(2)基板温度の空間的バリエーションとの非妨害的な測定方法を提供することである。この測定方法は、(1)処理に対するチャンバの温度応答を調節し、(2)処理を通してその場で達成される温度測定への応答におけるチャンバの温度特性を同時に変更するように使用され得る。
【0014】
多くの半導体材料のバンドギャップが温度を低くするので(デバイ温度より上で線形的に)、この半導体材料の透明の始まりは、基板温度の再現可能な正確な測定を提供する。これは、バンドエッジ温度測定(BET)に、半導体処理中に基板温度のその場での非接触測定に対する理想的な方法をもたらす。この方法は、高温測定が効果的でない低い温度の適用に対して、並びに、前記処理が、その場での温度センサへの有害な影響(例えば、温度結合)を有する、もしくは逆に、その場での温度センサが、処理への有害な影響を有する適用において特に有用である。
【0015】
本発明のさらに完全な認識と、多くの付随の効果は、特に、図面と関連して考えられたとき、以下の詳細な説明を参照して、この技術分野の通常の知識を有する者に容易に明らかとなるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
図面を参照すると、同じ参照符号が、いくつかの図を通して同じ、もしくは対応している部品を指し示しており、図2の(A)は、透過分光を用いる第1の構成の概略図である。以下のセクションは、(1)透過分光(TS)の使用の裏づけとなる基本原理と、(2)光源の記載を含み、温度を測定するために用いられている実施の形態と、(3)温度情報を抽出するための方法と、(4)測定速度と、(5)測定の分光分析と、(6)基板の温度特性の調節とを説明する。
【0017】
基本原理
本明細書に記載されている基本的な理論は、吸収断面が作動温度とスペクトルの範囲との全域にわたって一定であるように仮定されるとき、シリコン帯域エッジのシミュレーションに基づいている。また、前記帯域エッジに近い吸収係数は、放射状の帯域を備えた間接的なバンドギャップ材料の状態のジョイント密度(joint density)に対して比例するように仮定されている。最後に、シリコンに対する前記シミュレートされた帯域エッジのスペクトルは、TS測定の構成に基づいている。
【0018】
吸収が状態の光学的なジョイント密度に比例し、かつエネルギー帯域が放射状であると仮定すると、前記吸収係数は、エネルギーについて(バンドギャップ状のエネルギーに対して(間接的なバンドギャップ材料について))、2次式である。これらの仮定の下で、シリコンに対する前記吸収エッジは、
hv<E に対して α=0,また、
hv≧E に対して α=A(hv−E
によって説明される。ここで、
=E(T)=E(0)−(aT)/(T+B)
は、温度の関数(Thurmond,1975参照)であるシリコンのバンドギャップエネルギーであり、Tは温度、hvは光子エネルギー、並びにAは定数である。半導体は、典型的に、自由電荷により生じる吸収によって、前記バンドエッジより下にあり、完全な透明ではない。この吸収は、
α=A
によって表される。ここで、Aは定数である。前記全吸収は、
α=α+α
によって与えられる。最後に、前記TS測定の構成に対して、帯域エッジスペクトルは、
TS=((1−R)e−αd)/(1−R−2αd
によって与えられる。ここで、Rは前記ウェハ表面での反射率、dは、このウェハの厚さである。
【0019】
TSに対して上記方程式を用いる帯域エッジスペクトルのシミュレーションは、40ミリの厚さのシリコンウェハとして、図9に示されている。これらシミュレーションのために、用いられている前記バンドギャップのパラメータは、E(0)=1.12eV、a=0.000473eV/K、並びにB=636K(Thurmond,1975を参照)であり、また、用いられている他のパラメータは、A=1,000cm−1eV−2、A=0.000004cm−1−2、並びにR=0.313である。これらパラメータは、基板のドーパントの型及び基板へのドーパントレベルに応じて変化する。また、前記総吸収量、もしくは同様に、前記総透過量は、ウェハの厚さに対応する。したがって、正確性は、各ドーパントの型及びレベルに対して、及び各ウェハの厚さに対して、個々の較正曲線を提供することによって改善され得る。しかし、均一な厚さとドーパントレベルとを有する一連のウェハのを与えることにより、この測定技術は、ウェハ間で1℃の再現性を有するようになる。図9に示されている前記シミュレートされたスペクトルは、20℃ないし320℃の範囲の温度をカバーしている。各スペクトルの温度は、最も低い温度が最も左側のスペクトルに対応した状態で、プロットの右手側に一覧表示されている。これら温度は、最も右側のスペクトルが320℃に対応する状態で、右側に移るスペクトルにつき50℃上昇する。これらシミュレートされたスペクトルは、波長及び温度の関数として、反対側から前記基板を通って生じる付随の放射体の割合を表している。波長の範囲が示されており、この範囲内において、実質的な非透過(ほぼ0)から最大透過(温度に応じて、ほぼ0.45ないし0.50)に変化する。前記光子エネルギーがバンドギャップエネルギーより大きいとき、光は前記基板に吸収され、前記光子エネルギーがバンドギャップエネルギーより小さいとき、光は前記基板中を透過する。この透過光は、分光計によって分析され、透明の始まる波長の測定から、前記基板の温度が推量される。
【0020】
基板の温度の決定の正確性は、追加の情報の使用により改善され得る。このような追加の情報は、(1)最近の洗浄からの処理チャンバの使用範囲と、(2)ウェハ表面の状態と、(3)ウェハの型(例えばP型もしくはN型、並びに不純物濃度)と、(4)ウェハの表面コーティングの特性と、(5)ウェハのサイズ、及びウェハ上の形成物のサイズに対する測定部材のサイズとを含む。
【0021】
本発明の第1の実施の形態は、図5に示されている。図9に示されている少なくとも関連した波長の範囲と、音響光学的に同調可能なフィルター(acousto−optic tunable filter)(以下、AOTF)及び、図5に示されているように、2次元(以下、2−D)の光検出器アレイ(例えば、2−D電荷結合素子(CCD)アレイ、もしくは2−D電荷注入素子(CID)アレイ)を備えている分光計を用いる波長高感度検出システムとを有する。この技術分野の通常の知識を有する者により理解されるように、前記バンドギャップエネルギーは、図9の温度の関数として決定され得る。
【0022】
CIDアレイは、本明細書に記載されるためのCCDアレイに対応する2つの明らかな効果を有する。
【0023】
第1に、CIDアレイは、ピクセルが飽和されて、光度が隣接するピクセルへ“溢れる(spill)”ときに生じる“ブルーミング(blooming)”に左右されない。第2に、前記ピクセルアレイ内のあらかじめ選択されたピクセルは、全体のピクセルアレイを走査することなくサンプリングされる。しかし、CCDアレイは、典型的に、これらCIDの対応部分より早く、感度が高い。CIDアレイは、約100kHz(ゼロゲインで)の最大ピクセルの呼びかけ周波数(interrogation frequency)を有する。この呼びかけ周波数が減少するのに応じて、前記ゲインは増加する。例えば、約50のゲインが約33kHzの呼びかけ周波数に対して到達できる。しかし、CCDアレイは、約100kHzと同じ高さの周波数で用いられ得る。
【0024】
本発明の1つの効果は、機械的に回転される格子/単一検出法と換わるAOTFの使用によるものである。こうすることについて、高速は、基板を横切る温度分布の2−D表示を得る一方で、従来の方法によって達成され得る。
【0025】
また、バンドギャップスペクトルからの温度情報の高速抽出は、このスペクトルの高いオーダーの導関数に基づくデジタルフィルターを使用する方法を用いて達成することができる。この方法は、温度の抽出に要する時間を大幅に減らし、従来の温度抽出方法に比べて、備わっている干渉の影響を最小にすることができる。
【0026】
これら改善によって、前記BET測定システムは、短い反応時間で高度に分析されるスペクトル測定を可能にする。実際、10ミリ秒より短い反応時間が可能である。このような反応時間は、多くの要因によって、過去の技術を超える改善を示している。この技術の出現によって、半導体基板の改善された空間的温度制御が可能である。
【0027】
本発明のシステムの第1の実施の形態は、図5に示されている。光学システム195は、赤外線(IR)透過ウィンドウ120bを通して被処理基板をのぞいている。図示されている実施の形態において、このウィンドウは、ICP(inductively coupled plasma)、もしくはESRF(electrostatically shield)プラズマプロセッサ内のプロセスチャンバの上面に位置されているが、他の配置も可能である。これらICP及びESRFプラズマプロセッサは、少なくとも1つの誘導コイル129を有し、ESRFプラズマプロセッサもまた、静電シールド128を有する。理想的には、光学システムの軸方向は、基板とウェハチャックとのどちらかの軸と同軸である。
【0028】
図5の光学システム195は、(a)0.95μmと1.25μmとの間の全ての波長での信号を(最小限の減衰で)通し、かつこの範囲外の全ての波長での信号をできるだけほぼ完全に減衰する帯域(band−pass)フィルター127と、(b)この帯域フィルター127によって透過される0.95μmと1.25μmとの間の波長での信号の強度の均一な調節を可能とし、どちらか一方が電気的に制御されるニュートラル濃度フィルターか、もしくは機械的な絞り200と、(c)複数の部材と基板全体を囲んでいる視野領域とを有するレンズシステム110bと、(d)このIR透過のレンズシステム110bが、図10に示されている複数の測定位置でウェハ135を透過される前記IR放射体によって、このウェハ135のイメージを形成する2−D検出器アレイ145(CCDアレイとCIDアレイとのどちらか一方を含む)とを有する。
【0029】
前記帯域フィルター127は、前記検出器145によって、0.95μmと1.25μmとの間にない波長、すなわち関連の範囲での放射の効果を許容できるレベルまで減衰することにより、前記測定システムのノイズに対する信号の比(以下、S/N比)を改善する。前記ニュートラル濃度フィルターもしくは機械的な絞り200は、前記2−D検出器アレイ145に当たる前記IR放射体の強度が、0.95μmと1.25μmとの間の波長によって、前記2−D検出器アレイ145に当たる前記IR放射体のために、飽和されないことを保証することが必要とされるときに、減衰され得る手段を提供する。このように、前記2−D検出器アレイ145の各部材の飽和によって、誤データが防止される。
【0030】
本発明に係る測定システムは、図2の(B)に一般的に示されているTSモード配列を用いる。本発明の一実施の形態の概略図が図5に示されている。この図は、広域スペクトル光源100と、音響光学的に調節可能なフィルター(以下、AOTF)140と、上述の波長高感度光学システム195と、ロックイン(lock−in)増幅器とを有する。
【0031】
広域スペクトル光源100(例えば、タングステン−ハロゲン光源、もしくはIR発光ダイオード(以下、LED)のアレイ)は、レンズ110a(単一部材のレンズと複数部材のレンズとのどちらか)によってコリメータ111の進入穴に集められるIR放射体を放射する。前記コリメータ111を通る放射体は、モータ155によって駆動される機械的チョッパー105によって定期的に切断される(choped)(すなわち、さえぎられる)。前記機械的チョッパー105を通る放射体は、前記AOTF140の入力穴に当たり、このAOTF140は、前記無線周波数(以下、“RF”)ドライバー141によって駆動される。このRFドライバー141からの信号の周波数は、このAOTF140を通る狭域の周波数を決定し、この周波数は、約5μ秒の反応時間で、約0.95μmから約1.25μmまでの範囲内の波長を備えた信号を選択する能力を有する。前記選択された波長を備えた放射体が前記AOTF140を通過する角度は、一般的に、波長に応じる。しかし、前記AOTF140を通過するすべてのIR放射体にとって、この放射体がIR透過真空ウィンドウ120aを通る反応チャンバ125に進入するとき、同じ方向に移動することは効果がある。これを達成するために、プリズム184は、前記AOTF140と前記IR放射体透過真空ウィンドウ120aとの間の光路内に備えられる。
【0032】
一実施の形態において、前記IR放射体は、IR透過真空ウィンドウ120aを通過し、光学ビームスプリッタ130に当たり、この光学ビームスプリッタ130は、複数の部分へ前記IR放射体を分割し、複数の部分は、温度が決定されるウェハ135の複数の測定位置によって決定される。単一の測定位置が用いられる他の実施の形態においては、前記光学ビームスプリッタ130は省略される。図5は、簡易性のために、2つだけの等しい部分への分割を示しているが、多数(例えば10以上)の等しい部分への分割も可能である。前記IR透過真空ウィンドウ120aは、前記反応チャンバ125の完全な真空状態を維持する。前記IR放射体の一部は、前記ウェハ135を通過し、前記プラズマ196を通過し、前記波長高感度光学システム195に当たる。
【0033】
本発明のさらなる実施の形態が図6に示されている。図6の実施の形態において、前記AOTF140は、(上述の図5と対照してみると)前記プロセスチャンバ125を通過した後に解析されるように、前記IR放射体を選択している。図6の実施の形態は、上述の広域スペクトル光源100を用いるが、図6に示されている位置において、前記AOTF140は、このAOTF140によって選択された各周波数での波長を除いて、全ての波長を除去するので、帯域フィルター127を必要とせず、前記ノイズに対する信号の比を大幅に改善する。
【0034】
図6に示されている実施の形態から導かれる別の実施の形態において、前記AOTFから発生する放射体は、波長と関係ない同じ方向のプリズム184によって伝播されない。またさらに別の実施の形態において、前記プリズム184は、完全に省かれている。この実施の形態は、前記AOTF140及び前記RFドライバー141によって決定されるように、かくして呼び掛け器190の設計を簡易にするように、前記2−D検出器アレイ145の部材、もしくは部材群を、基板135の各測定位置及び各波長と明確に結びつけることができる。
【0035】
図7において、前記IR放射体は、真空ウィンドウ120を通って、光学ビームスプリッタ130に当たり、この光学ビームスプリッタ130は、前記IR放射体を少なくとも2つの部分(例えば10の部分で、これら複数の部分は、温度が決定されるウェハ135上の複数の位置によって決定される)に分割される。真空ウィンドウ120は、反応チャンバ125の完全な真空状態を維持する。光ファイバー199aは、ウェハチャック182を通して、温度が決定されるウェハ上の135の少なくとも2つの位置の各々の下側まで、前記IR放射体を伝導する。このIR放射体の一部は、ウェハ135を通り、プラズマ196を通り、また、駆動電極185とシリコン電極183との穴を通り、そして、交換可能なウィンドウ198と通って光ファイバー199bまで通過する。
【0036】
光ファイバー199bによって集められたIR放射体は、光真空フィードスルー(feedthrough)195a,195b、光学フィルター173b,173d、レンズ110b,110c、並びにフィルター173a,173cへ、前記光ファイバーによって伝導され、これらフィルターは、前記IR放射体をそれぞれフォトダイオード187a,187bへ集める。別の実施の形態においては、フィルター173a,173cは、省略されている。かくして、前記フォトダイオード187a,187bと結合される放射体の総量は、前記検出器(もしくは以下に説明されているアレイ)の飽和を防止するように制御される。前記フィルターは、望ましい範囲内(例えば、0.95mmと1.25mmとの間)の全ての波長を通し、この望ましい範囲外の全ての波長をできるだけほぼ完全に減衰させる。これらフィルターが、前記検出器の飽和を防止しない実施の形態において、適切なニュートラル濃度フィルター(例えば、電気的に制御されるニュートラル濃度フィルター)は、各帯域フィルターとともに含まれている。ここに記載されているタイプのフィルターは、この技術分野の通常の知識を有する者によく知られている。さらに別の実施の形態において、ニュートラル濃度フィルターは、通過する光の量を制限するための機械的絞りと交換され得る。
【0037】
光真空フィードスルー195a,195bは、反応チャンバ125の完全な真空状態を維持する。フォーカスレンズが、まとめられたフォトダイオード内に含まれる実施の形態において、分離した2つのレンズ110b,110cが省略される。前記フォトダイオード187a,187bの各々の出力は、コンピュータ160により提供されるプロトコルに応じる呼び掛け器190によって連続的に選択され、ロックイン増幅器150へ運ばれる。かなり多くの入力チャンネルを備えたロックイン増幅器が用いられている場合、呼び掛け器は必要とされない。ロックイン増幅器150からの出力信号は、コンピュータ160に送られ、このコンピュータ160は、フォトダイオード187a,187bの各々に対するデータを記憶する。フォトダイオード187a,187bに対する出力データは、コンピュータ160内に記憶されており、このコンピュータ160は、音響光学フィルター140のためのRFドライバー141へ信号を送り、また、このRFドライバー141によって音響光学フィルターに適用されるRFドライバー周波数は、他の周波数(例えば、あらかじめ選択された10の周波数の2番目)に変換される。コンピュータ160が、あらかじめ選択された全ての周波数に対応しているダイオード187a,187bのためのデータを受信したとき、フォトダイオード187aに対応したウェハ位置での温度と、フォトダイオード187bに対応したウェハ位置での温度とを計算するようにメモリに記憶されたプログラムを用いる。このような温度測定は、揮発性、もしくは不揮発性記憶装置に記録され得る。
【0038】
本発明のフィードバックシステムの第4の実施の形態が図8に示されている。この実施の形態において、光ファイバーは、光真空フィードスルー195a,195bからフィルター173を通るレンズ110bまで前記IR放射体を伝導する。前記フィルター173は、直線アレイもしくは2次元アレイである電荷結合装置(CCD)アレイもしくは電荷注入装置(CID)アレイ145上の放射体を集める。CCDもしくはCIDアレイ145の各部材の出力は、コンピュータ160により提供されるプロトコルに応じる呼び掛け器によって、連続的に選択され、ロックイン増幅器150に運ばれる。前記フィルター173は、0.95mmと1.25mmとの間の全ての波長を通し,この範囲外の全ての波長をできるだけほぼ完全に減衰させる。このフィルターが前記CCDアレイもしくはCIDアレイの飽和を防止しない場合、適切なニュートラル濃度フィルターを、帯域フィルターとともに含む必要がある。電気的に制御されたニュートラル濃度フィルターが用いられ得る。ここに記載されたタイプのフィルターは、この技術分野の通常の知識を有する者に知られている。ここで説明されたものを除き、この第4の実施の形態は、前記第3の実施の形態と等しい。
【0039】
また、ここに記載されている全ての実施の形態は、一体型の光ファイバー入力及び出力のピグテール(pigtail)を有するAOTFを用いて達成され得る。このタイプのAOTFが用いられるとき、前記光学部材のいくらかの変形は、図5もしくは図6に示されている前記AOTF140に最も近い。例えば、図6に示されている実施の形態において,OZオプティクス社(OZ Optics Ltd.)により製造されているSMA905もしくはSMA906のようなファイバーコリメータ/焦点調節器(focuser)は、コリメータ111とプリズム184と関連して、すなわちこれらの位置において、ピグテール接続されたAOTFとともに効果的に用いられ得る。このような変形は、この技術分野の通常の知識を有する者によって理解され、当然、本発明の技術的思想と一致している。
【0040】
前記測定の手順は、装置オペレータが、前記コンピュータ160の入力ターミナル(例えば、キーボード422もしくはマウス424)によって始動の命令を入力したときに開始する。次に、RFドライバー141が、前記ウェハ135の通過のための第1の狭域のIR波長を選択する信号を、AOTF140に送る。前記2−D検出器アレイ145の各部材の出力は、前記コンピュータ160により提供されたプロトコルに応じる呼び掛け器190によって連続的に選択され、ロックイン増幅器150に運ばれた後に、前記2−D検出器アレイ145の各部材に対するデータを記憶している前記コンピュータ160に運ばれる(かなり多くの入力チャンネルとともにロックイン増幅器が用いられている場合、前記呼び掛け器190は必要ない)。前記2−D検出器アレイ145の各部材に対する出力データが前記コンピュータ160に記憶された後、このコンピュータ160は、前記AOTF140のために前記RFドライバー141に信号を送り、前記RFドライバー141によりこのAOTF140に適用される前記RFドライバー周波数は、あらかじめ選択されている約10の値うちの別の値に変換される。これらあらかじめ選択された周波数の全てに対する前記2−D検出器アレイ145の全ての部材に対する受信データを有する前記コンピュータ160は、この2−D検出器アレイ145のそれぞれの部材に対応する前記ウェハ位置での温度を計算する。温度を計算した後、このコンピュータ160は、前記温度分布を調節する。このコンピュータは、どちらにしても均一になるように前記基板の温度を生じるために複数の部材の基板ヒーター181aへ供給される電力を調節するようにウェハチャックのヒーター制御部180aに指示することができる。また、このコンピュータ160は、どちらにしても均一になるように前記基板の温度を生じるために複数の部材の基板クーラー181bへ供給される電力を調節するようにウェハチャックのクーラー制御部180bに指示することができる。冷却を調節するために、前記ウェハチャック内の複数の部材の基板クーラー181bは、冷却剤の流れが、前記ウェハチャッククーラー制御部181bにより制御されて流通する複数のチャンネルを有する。別の実施の形態において、熱電クーラーのアレイが前記チャック内に埋め込まれている。
【0041】
上述の説明は、30nmのスペクトル分析を想定しているが、測定速度(例えば、前記呼び掛けもしくはサンプリング周波数)が、所定のオーダー規模で減衰される場合、3nmのスペクトル分析を得ることも可能である。この測定速度における減衰は、光源(並びにロックイン検出器の変調周波数)に応じて20ミリ秒ないし1秒のシステム反応速度を生じる。一般に、前記S/N比は、前記DRSモード(特に、シリコンウェハの温度測定のため)よりも前記TSモードを用いるときに大きくなる。しかし、このS/N比が低いときには、前記ロックイン増幅器150を用いることによって改善され得る。前記光源からの光は、変調され(例えば、前記コンピュータ160と通信する機械的チョッパーを用いて)、合成信号は、前記ロックイン増幅器150によって増幅される。この方法において、前記信号は、前記チョッパー105によって決定された周波数で生じる反応を観察することにより、ノイズから出され得る。しかし、前記測定の速度は、(広域の光源100に結合された)前記機械的なチョッパー105の周波数と、次に続くロックイン増幅器150とによって制限される。
【0042】
別の実施の形態において、図5に示されている前記広域のスペクトル光源100は、LEDがかなり高い変調周波数に応答することができるので、複数の赤外線(IR)LEDを有する。この理由として、前記広域のスペクトル光源は、測定速度を大幅に改善することができる。したがって、高変調周波数と互換性があり、広域のスペクトル出力を有するいかなる他のIR光源も用いられ得る。
【0043】
また別の実施の形態のいて、図5の光源100は、およそ10のレーザーダイオード(例えば、パラメータXの異なる値を備えたGa1−Xレーザーダイオード)を有するアレイと交換されており、前記各ダイオードは、かなり狭い範囲の波長にわたってIR放射体を放射する。n番目のレーザーダイオードによって放射される波長は、nが0と約9との間の値の整数であるλ(n)=0.95+(0.04)nμmによってほぼ与えられるが、前記放射された波長間の他の関係が可能である。結果的に、前記10のレーザーダイオードは、この適用に対して関連した波長の範囲(ほぼ0.95μmないし1.25μm)にわたる10のほぼ等しく分離した波長を提供する。したがって、前記AOTF140、RFドライバー141、並びにプリズム184は必要ない。しかし、RFドライバー141は、この実施の形態において、結果的に約10のうちの1つ(1つだけの)IR放射体を放射するレーザーダイオードを生じるマルチ出力ダイオードコントローラと交換される。
【0044】
最後に、あらかじめ配置された基板状の複数の空間的位置におけるこの基板の温度の前記高速測定(更新時間<100ミリ秒)は、前記チャンバのターミナル特性が、前記基板において最適化されることを可能とする。また、この即時の反応によって、前記ウェハが処理されるのに応じて、前記基板の温度の空間的分布を調節することができる。各波長の所定の割合の光だけが、検光子(例えば分光計)によって受けられる基板を透過する。前記AOTF140は、あらかじめ選択されたスペクトル範囲(例えば、約0.95μmないし1.25μm)にわたる前記帯域波長を迅速に調節することができる。走査順序中の各波長に対して、透過光の強度は、図5に示されている前記2−D検出器アレイ145を用いて記録される。前記基板135上の各測定位置での温度は、所定の較正曲線を得るためのいくつかの公知の技術を用いて、前記透過スペクトルから得られる。
【0045】
すでに記載されているように、前記システムは、広域の光源100(例えば(1)タングステン−ハロゲンの安定化光源、(2)IRのLEDのアレイ、もしくは(3)レーザーダイオードアレイ)を用いる。従来の白熱電球の物理的サイズのために、前記AOTF140との光の結合係数は低い。さらに、nの測定位置がある場合、前記AOTF140によって遮られた光の1/nだけが、各測定位置に対して前記光ファイバー199aに結合される。したがって、前記ロックイン増幅器150は、一般に必要とされる。タングステン−ハロゲンの安定化ランプを用いるとき、前記光源からの光は、前記機械的チョッパー105を用いて、1ないし2kHz変調される。ロックイン検出器は、図5に示されている前記2−D検出器アレイ145に当たり得るいかなる周囲のバックグラウンド光のために、非干渉信号(例えばノイズ)を取除くように用いられる。前記タングステン−ハロゲンの安定化光源を用いる効果は、比較的低いコストと、前記関係したスペクトル範囲(例えば、0.95μmないし1.25μm)にわたる連続してスペクトルを提供する機能である。しかし、述べられているように、前記タングステン−ハロゲンランプは、他の光源(例えばレーザーダイオード)より前記光ファイバー190aとの光の結合において効率的でない。
【0046】
ロックイン増幅器の重要な部分は、低域フィルターであり、この低域フィルター(low−pass filter)は、上側半値電力周波数(upper half−power Frequency)(例えば、−3dB周波数)と時定数とのどちらかによって特徴づけられ得る。この時定数は、1/2πfであり、fは−3dB、すなわち前記フィルターの遮断周波数である。従来、前記ロックイン増幅器の低域フィルターは、これらの時定数によって特徴づけられている。(時定数の概念は、前記ロックイン増幅器の出力が比較的時間に依存しているので、ここでは適切である。)前記時定数は、出力が、前記入力の変化にどのくらい遅く応答するかに影響し、結果として、スムーズさの程度に影響する。大きい時定数は、スプリアス(spurious)の原因により影響しないように、それゆえ、より信頼性のあるように、出力信号を生じる。したがって、入力信号における実際の変化が出力での影響される多くの時定数を持ち出さなければならないので、交換条件が考慮されなければならない。これは、単一セクションのRCフィルターが、最終値を決定する約5つの時定数を必要とするからである。より早い測定がより短い時定数を必要とし、前記フィルターのためのより高い遮断周波数を必要とすることは明らかである。したがって、約1kHzのチョッピング周波数での従来のチョッパーは、各測定位置での各波長増分に対して約5ミリ秒の応答時間を提供する。したがって、このような機械的なチョッパーに基づく設計は、IR波長の各選択された帯域に対する50ミリ秒ごとの前記基板の温度の測定にとって適切である。(この結果は、10の位置での測定を想定しており、また、データ抽出アルゴリズムが測定ごとに約0.01ミリ秒を必要とすることを想定している)。したがって、10の測定位置と10の波長増分とに対して、約500ミリ秒が、基板の完全な走査に必要とされる。別の実施の形態において、他のプロトコルに応じる全ての波長増分と全ての測定位置に対するデータを得る。
【0047】
前記機械的なチョッパー105によって課される制限のために、変調周波数は、LEDによって達成されるよりかなり低い値に拘束される。このLEDは、0.95μmと1.25μmとの間の波長範囲で作動し、典型的には、10ないし30nmのスペクトル帯域幅を有する。したがって、約9ないし10のLEDが、関連の波長域を必要とする。改善されたS/N比に対して、ロックイン増幅器が200MHzまで変調され得るように用いられ得る(これら機械的チョッパー105と前記タングステン−ハロゲンの広域光源との組み合わせによって大幅に改善される)。したがって、前記LEDは、速度と光との組み合わせることに関する多くの問題を解決することができる。LEDは、典型的なタングステン−ハロゲンの光源よりかなり小さい全体の光パワーを有するが、ここに関連するスペクトルの部分におけるこれらパワー出力は比較可能である。LEDを用いる追加の一効果は、光学的ポート(もしくはチャンネル)ごとに、分離したLEDが、前記S/N比を改善するように用いられ得る。LEDを用いる効果は、これらLEDの潜在的に低減された安定性とコストである。どちらにしても、バックグラウンド光源スペクトルが、各測定間隔、及び各測定位置での基準スペクトルとして記録される。
【0048】
約100kHzの変調周波数の使用は、0.05ミリ秒のオーダーでの各測定に対する応答時間を提供することができ、この応答時間は、前記データの獲得時間が含まれるとき、測定ごとに約0.06ミリ秒に一致する。したがって、10の波長増分と10の測定位置に対して、約6ミリ秒の全体の測定応答時間を得ることができる。
【0049】
温度情報を抽出するための方法
バンドギャップ温度測定に関するあらゆる技術の重要な部分は、スペクトルから温度を抽出する方法である。本発明は、高オーダーのスペクトルの導関数に基づいたデジタルフィルターを用いる。他の抽出手段(例えば、小波変換(wavelet transform)に基づく方法)が可能である。デジタルフィルターの主な効果は、これの速度である。これは、微粒子制御に対し、10ないし100ミリ秒の更新時間を達成するために重要である。現行のバンドエッジ温度測定技術は、毎秒1回のオーダーで温度を更新し、この場合、現行のパーソナルコンピュータの計算の速度が問題にならない。しかし、本発明は、コンピュータの計算的な限界に近づくことなく、10の要因の少なくとも1つによって、測定周波数を増やす。
【0050】
正確な測定を提供することによって、前記システムは、制御ループ内でフィードバックとして、前記基板の温度を使用することができる。かくして、本発明は、処理中に基板の温度分布を制御する方法を提供する。内容が参照によって本明細書に組み込まれている“多層抵抗ヒーター(Multi−zone resistance heater)、米国の仮出願番号60/156,595”と題されている先願に記載されているシステムと関連して、前記多数の位置での温度測定システムは、基板の温度の改善されたフィードバック制御を提供することができる。この組み合わせにおいて、前記制御信号は、前記チャック(もしくは基板支持部)内にあらかじめ設計された各領域(もしくはセクター)の加熱、並びに/もしくは冷却を調節するように用いられる。この加熱/冷却調節(〜1−2秒)に対する温度応答に関する前記測定システムの速度(<100ミリ秒)のために、連続の温度測定(例えば、時間に対する温度の第1の導関数、もしくは変化の割合)から得られる情報は、ロバスト制御のアルゴリズムの設計に対する情報を提供することができる。
【0051】
図11に示されているコンピュータシステム160は、温度を測定し、流れている熱量を増す、もしくは減らすように、加熱並びに/もしくは冷却のいかなる組み合わせを信号で伝える。特に、各加熱もしくは冷却部材への電力、並びに/もしくは冷却剤の流量は、各領域の中へか外へのどちらかに設計された熱量を提供するように調節される。図11のコンピュータ160は、本発明の方法を達成しており、コンピュータハウジング402は、CPU406と、メモリ408(例えば、DRAM、ROM、EPROM、EEPROM、SRAM、SDRAM、並びにフラッシュRAM)と、他の任意の特別な目的の論理装置(例えばASICs)もしくは設定可能な論理装置(例えばGAL及び再プログラム可能なFPGA)とを含むマザーボード404を囲繞している。また、このコンピュータ160は、複数の入力装置(例えばキーボード422及びマウス424)と、モニタ420を制御するためのディスプレイカード410とを有する。さらに、このコンピュータシステム160は、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ414、もしくは他の取外し可能なメディア装置(例えば、コンパクトディスク419、テープ、並びに取外し可能な光磁気メディア(示されていない))と、ハードディスク412、もしくは適切な装置バス(例えば、SCSIバス、拡張IDEバス、もしくはUltraDMAバス)を用いて接続された他の固定された高密度メディアドライブとを有する。また、同じ装置バス、もしくは他の装置バスに接続されている場合、前記コンピュータ160は、コンパクトディスクリーダー418と、コンパクトディスクリーダー/ライターユニット(示されていない)もしくはコンパクトディスクジュークボックス(示されていない)とをさらに有する。コンパクトディスク419は、CD容器内に示されているが、このコンパクトディスク419は、容器を必要としないCD−ROM装置に直接挿入され得る。また、プリンタ(示されていない)は、長時間かけて、1以上の次元で、基板の温度のプリントされた表も提供する。
【0052】
上述されているように、前記システムは、少なくとも1つのコンピュータ読み込み可能媒体(computer readable medium)を有する。コンピュータ読み込み媒体の例は、コンパクトディスク419、ハードディスク412、フロッピー(登録商標)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(EPROM,EEPROM,フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAMなどである。これらコンピュータ読み込み媒体のうちの1つもしくは組み合わせに記憶される場合、本発明は、前記コンピュータ160のハードウェアを制御するためと、このコンピュータ160が人間である使用者と相互作用することを可能とするためにソフトウェアを有する。このようなソフトウェアは、限定されないが、開発ツールとして、装置ドライバーと、作動システムと、ユーザーアプリケーションとを有する。このようなコンピュータ読み込み媒体は、基板の温度を測定するために、本発明のコンピュータプログラム製品をさらに有する。本発明のコンピュータコード装置は、限定されないが、スクリプト、インタープリター、ダイナミックリンクライブラリ、Java(登録商標)クラス、並びに完全に実行可能なプログラムとを有する、インタープリターされる、すなわち実行可能なコードメカニズムである。
【0053】
明らかに、本発明の多くの変形及びバリエーションが上述の説明の点で可能である。したがって、請求の範囲内で、本発明が、本明細書に特別に記載されているのとことなって実行され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1の(A)は、拡散反射分光を用いる装置の第1の構成の概略図である。図1の(B)は、拡散反射分光を用いる装置の第2の構成の概略図である。
【図2】 図2の(A)は、透過分光を用いる装置の第1の構成の概略図である。図2の(B)は、鏡面反射分光を用いる装置の第1の構成の概略図である。
【図3】 図3は、従来の誘電結合プラズマ(以下、ICP)源を示す図である。
【図4】 図4は、従来の静電遮蔽された無線周波(以下、ESRF)プラズマ源を示す図である。
【図5】 図5は、基板の温度を制御するようにフィードバックを用いるウェハ温度測定システムの第1の実施の形態の概略図である。
【図6】 図6は、基板の温度を制御するようにフィードバックを用いるウェハ温度測定システムの第2の実施の形態の概略図である。
【図7】 図7は、基板の温度を制御するようにフィードバックを用いるウェハ温度測定システムの第3の実施の形態の概略図である。
【図8】 図7は、基板の温度を制御するようにフィードバックを用いるウェハ温度測定システムの第4の実施の形態の概略図である。
【図9】 図9は、パラメータとしての温度を備えた波長の関数として、シリコン基板を通過するIR放射体の正規化透過を示すグラフである。
【図10】 図10は、複数の測定位置を有するウェハの概略図である。
【図11】 図11は、コンピュータの概略図である。

Claims (20)

  1. プラズマプロセスシステム内で処理される基板を保持する基板ホルダーと、
    この基板ホルダーの第1の側に設けられ、前記処理される基板の処理されていない裏面のみのそれぞれの位置に複数の光ビームを組み合わせる複数の透過点を有する光源と、
    前記基板ホルダーの第1の側とは反対側の第2の側に設けられ、前記複数の透過点から前記基板の処理されていない裏面へと組み合わせられ、前記基板ホルダーによって保持されている基板を透過し、前記基板の前面が処理されている間に、基板を横切る温度分布の2−D表示を得るように、この基板の前面から出て行く複数の光ビームの各々の部分前記処理される前記基板の前面のみから集光する集光システムと
    を具備する、プラズマプロセスシステム内の基板の物理的に離された複数の場所の温度を測定するための装置。
  2. 前記光源は、変調光の光源である請求項1に記載の装置。
  3. 前記変調光の光源は、電気的に変調された光の光源である請求項2に記載の装置。
  4. 前記変調光の光源は、機械的に変調された光の光源である請求項2に記載の装置。
  5. 前記機械的に変調された光の光源は、
    広域光源と、
    機械的チョッパーと
    を有する請求項4に記載の装置。
  6. 前記電気的に変調された光の光源は、電気的に変調された光の広域光源である請求項3に記載の装置。
  7. 前記電気的に変調された光の光源は、複数のLEDを有する請求項3に記載の装置。
  8. 前記電気的に変調された光の光源は、複数のレーザーを有する請求項3に記載の装置。
  9. 前記光源と前記基板ホルダーとの間に位置された、音響光学的に調整可能なフィルターをさらに具備する請求項1に記載の装置。
  10. 前記基板ホルダーと集光システムとの間に位置された、音響光学的に調整可能なフィルターをさらに具備する請求項1に記載の装置。
  11. 前記集光システムは、複数のフォトダイオードを有する請求項1に記載の装置。
  12. 前記集光システムは、電荷結合素子アレイを有する請求項1に記載の装置。
  13. 前記集光システムは、電荷注入素子アレイを有する請求項1に記載の装置。
  14. (1)前記複数の透過点のうち1つの場所に対応する基板の位置部分の測定温度と、(2)前記複数の透過点のうち1つの場所に対応する基板の前記位置部分に対する目標温度との間の温度差を検出するための誤差検出回路をさらに具備する請求項1に記載の装置。
  15. 前記基板ホルダーは、前記誤差検出回路の出力に基づいた前記複数の透過点のうち1つの場所に対応する基板の前記一部分の温度を変化させるための加熱部材と冷却部材との少なくとも1つを有する請求項14に記載の装置。
  16. 前記基板ホルダーは、前記誤差検出回路の出力に基づいた前記複数の透過点のうち1つの場所に対応しない基板の一部分の温度を変化させる少なくとも1つの加熱部材と冷却部材とを有する請求項14に記載の装置。
  17. 前記集光システムは、中央の光検出器を有する請求項1に記載の装置。
  18. 前記集光システムは、物理的に離れた複数の集光器を有する請求項1に記載の装置。
  19. 前記プラズマプロセスシステムは、誘電結合型プラズマプロセスシステムである請求項1に記載の装置。
  20. 前記プラズマプロセスシステムは、容量結合型プラズマプロセスシステムである請求項1に記載の装置。
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