JP2007518783A - Dopeおよびp80の非ラメラ組成物 - Google Patents

Dopeおよびp80の非ラメラ組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも50%のジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)と、1〜50%のポリソルベート80(P80)とを含む粒子組成物に関する。全ての部はa+bの重量の合計に対する重量比で示され、前記組成物は、非ラメラ粒子を含むか又は水性流体と接触させると非ラメラ粒子を形成する。前記組成物は有利な安定性を有するとともに毒性が低く、本発明はその医薬組成物にも関する。

Description

本発明は、活性剤の保護、安定化および送達に有用な組成物に関する。特に、本発明は、両親媒性の組成物および製剤ならびにこれらに基づいた活性剤送達システムに関する。
両親媒性物質を基剤とする製剤は、多くの物質の送達において、特にインビボでのヒトまたは動物の体への送達に関して、非常に大きな可能性を示している。両親媒性物質は、かたまりとなって極性および非極性領域を形成する極性基および非極性基の両方を有しているため、極性化合物および非極性化合物のいずれをも有効に可溶化することができる。加えて、極性および/または非極性溶媒中で両親媒性物質/構造化剤によって形成される構造の多くは、他の両親媒性化合物を吸着および安定化させることができる非常に大きな面積の極性/非極性境界を有する。
両親媒性物質/水、両親媒性物質/油および両親媒性物質/水/油の相図における非ラメラ状領域の形成はよく知られた現象である。このような相は、分子レベルでは流体であるが顕著な長距離秩序を示すキュービックP、キュービックD、キュービックGおよびヘキサゴナル相のような液晶相と、液晶相の長距離秩序が無い二分子層シートの多重相互接続3次元両連続ネットワークを含むL3「スポンジ」相とを含んでいる。これらの相は、それぞれの曲率に応じて、順(非極性領域に向かう平均曲率)または逆(極性領域に向かう平均曲率)として説明し得る。脂質系の自発曲率がほぼゼロである場合、構造は典型的にユニラメラまたはマルチラメラ小胞/リポソームのようなラメラ状であり、自発曲率がさらにゼロより大きいかまたは小さい場合は、ミセル、キュービックおよびヘキサゴナル相が典型的に支配的となる。
非ラメラ状の液晶相およびL3相は、熱力学的に安定な系である。すなわち、これらの相は、層やラメラ相などへと分離および/または改質する単なる準安定状態ではなく、混合物の熱力学的に安定な形態である。
ラメラ状および非ラメラ状のいずれの系についても、食事療法剤、化粧品用剤、栄養剤、診断用剤および医薬用剤のための担体ならびに/または賦形剤としての特性が研究されているが、非ラメラ状の系は、極性および非極性領域間の内部表面積が大きい点で非常に有利であると考えられている。このため、特に放出制御製剤における、比較的難溶性の化合物を可溶化するための非ラメラ相の研究が非常に多く行われている。
前述のように、バルク非ラメラ相は典型的に熱力学的に安定な系である。加えて、このバルク相を極性または非極性溶媒中に分散させてバルク溶媒中で非ラメラ(特に液晶)相の粒子を形成し得る。これにより、バルク非混和相を用いると問題が生じる状況、例えば非経口適用において、バルク非ラメラ相の利点を適用することができる。このような非ラメラ粒子の分散液により、化合物の放出プロファイルのさらなる制御も達成し得る。
液晶またはL3相は、過剰の溶媒と熱力学的に平衡または略平衡になることが可能であり、非ラメラ粒子のコロイド的に安定な分散液に分散し得る。このような粒子は、完全に(つまり熱力学的に)安定であり得るかあるいは徐々に分解し得、それにより、このような粒子と共に製剤化された活性剤の放出プロファイルが制御される。分散液の形成は、自発的なこともあり、せん断または超音波のような機械的な力の結果であることもある。これらの非ラメラ粒子は、活性剤の送達において非常に興味深いものであり、多くのこのような活性剤用の担体として提案されている。
ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)の系の相挙動ならびにPEG置換ジステアロイルホスファチジルエタノールアミン、脂質DSPE−PEG(2000)およびDSPE−PEG(750)が、ジョンソン(Johnsson)らによって研究されたが、非常に不安定なために価値が無い分散液を形成することがわかっている。
液晶またはL3内部相の公知の粒子は、この相に表面相形成剤の溶液を添加し、攪拌して粗分散液を形成し、得られた混合物を細分化するなどの方法によって形成し得る。
液晶相の存在を評価するためには、小角X線回折(SAX)、cryo−透過型電子顕微鏡法(cryo−TEM)または核磁気共鳴(NMR)分光法を用いて見込みのある液晶材料を調べることができる。分散粒子の大きさおよび粒度分布は、光散乱により、特にレーザ光散乱装置を用いて調べることができる。
有効成分を含有する分散液、特にヒトまたは動物の体への静脈内投与用の分散液は、コロイド状である、すなわち、粒度が10μm以下、特に5μm以下、とりわけ1μm以下であるのが好ましい。分散液内の粒子がこの大きさを超えると、分散液がコロイド的に安定でないことがあり、調製剤を静脈内投与する際に塞栓症を引き起こす恐れが非常に大きい。さらに、いかなる活性剤の放出の制御をも最大限に行うために、粒度の分布が狭いのが好ましい。粒子組成物を静脈内投与以外の方法(例えば、経口投与、筋肉内投与、皮下投与、経直腸投与または吸入による投与)によって投与する場合は、粒子は必ずしもコロイド状でなくてもよいが、粒子の分解および/または活性剤の放出の速度を制御するためには、特徴がはっきりした再現可能な粒度分布とすることがやはり有利である。
粒子組成物の粒度は、非常に長期間にわたる保存に対して安定していることも必要である。粒度の分布が著しく変化すると、組成物の有効輸送率(例えば、任意の活性剤の拡散性および放出速度による)に悪影響が及ぶことがある。より重要性が高いのは、静脈内投与用のコロイド分散液中の粒度の安定性である。このような分散液の粒度分布が(例えば保存および流通に対して)安定していないと、時間が経つにつれて大きな粒子が生じることがあり、投与時に危険となり得る。直接危険とはならなくても、保存の不安定性により、薬物動態学、力学および/または有効性において著しいばらつきが生じる可能性がある。
水のような溶媒中での非ラメラ相の分散粒子の形成方法が米国特許第5,531,925号に記載されている。このような粒子は、非ラメラ液晶またはL3内部相とラメラまたはL3表面相とを有し、有効成分も含有し得る。
粒度を制御するのに加えて、所望の相つまり非ラメラ相にある粒子の割合を最大化することが、放出制御および再現性の点でこの有益効果を最大化するために好ましい。したがって、ユニラメラまたはマルチラメラ小胞のようなラメラ粒子の割合は最小化する必要がある。
公知の非ラメラ相分散粒子形成方法は、非常に有効ではあるが、典型的に、粒度の分布が比較的広くなり、一定の割合の「夾雑」ラメラ小胞粒子を生じる。粒度分布を狭くするために製剤中の細分化および/または安定化剤(例えば、界面活性剤、コポリマーおよび/またはタンパク質)の割合を増加させたり均質化処理のエネルギー投入量を増加させたりしてもよいが、ラメラ粒子の割合を増加させてしまうという犠牲を払うことになる。
現在入手可能であるかあるいは提案されている非ラメラ組成物の1つの限界は、それらが、高濃度ではインビボであまり許容されない脂質にしばしば依存していることである。一般に用いられているモノアシルグリセロール(よく用いられるモノオレイン酸グリセリル−GMOを含む)は、高濃度では、用量制限的であり得る毒性を有する可能性がある。脂質担体による毒性の可能性によって、活性剤が用いられる適応症の範囲も副作用の危険が許容され得る非常に重篤なものに限定されることがある。したがって、粒子状分散液のように形成可能で安定しており、予測可能な非ラメラ相挙動を示し、かつ、広く用いられている組成物(例えば、GMOを含む組成物)と比較して毒性が少ない(例えば、溶血指数および/または急性毒性の調査からわかる)脂質組成物を提供することは、非常に大きな進歩である。このような製剤がコロイドサイズの粒子分散液(例えば、直径0.05〜約2μmの粒子の分散液)のように形成可能で非常に安定しており、狭い単峰型の粒度分布を有していると、さらに有利である。
本発明は、2つの特定の両親媒性成分の混合物が、安定な非ラメラ分散液を形成するのに非常に有効であり、インビボで驚くほど低い毒性を示し得ることを新規に立証したものである。
したがって、第1の局面において、本発明は、
a)少なくとも50%のジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)と、
b)1〜50%のポリソルベート80(P80)と、
を含み(全ての部はa+bの重量の合計に対する重量比で示される)、
非ラメラ粒子を含むか又は水性流体と接触させると非ラメラ粒子を形成する粒子組成物を提供する。
本発明の好適な組成物は、本明細書に記載のような少なくとも1つの活性剤をさらに含有し、溶媒(特に、水または水性溶媒もしくは溶媒混合液)を含有してもよい。組成物は、適切な担体、賦形剤、充填剤、安定化剤などの成分も含有し得る。
さらなる局面において、本発明は、少なくとも1つの本発明の組成物と、少なくとも1つの製薬上許容可能な担体または賦形剤とを含む医薬製剤を提供する。
本発明の両親媒性組成物は、ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE−成分a)と、「構造膨張」剤ポリソルベート80(P80−成分b)とを含む。成分bは、組成物の細分化を容易にもする。全両親媒性成分(a+b)のうち少なくとも50重量%(すなわち、50〜99%)がDOPEであることが必要であり、1〜50%がP80であることが必要である。
DOPEの割合は、好ましくは60〜95%、より好ましくは65〜90%、典型的には80〜90%である。これに対応して、P80のレベルは、好ましくはa+bの5〜40重量%、より好ましくは10〜35%、最も好ましくは10〜20%であることが必要である。
DOPEは、過剰の水の中で単独で製剤化されると、逆ヘキサゴナル相を形成するものである。これは、水中で混合物を調製し、公知かつ/または本明細書に記載の技術(小角X線散乱(SAXS)、偏光顕微鏡法および/もしくはcryo−透過型電子顕微鏡法(cryo−TEM)を含む)のいずれかによって相挙動を分析することによって容易に立証することができる。
DOPEは組成物中の主な成分であるため、この成分が生体適合性を有することが特に重要である。従来、多くの非ラメラ組成物は、所望の秩序構造および安定性を得るために、比較的高い急性毒性を有する主要な構造形成成分に依存してきた。本発明の組成物を用いることにより、理想的とはいえない生物学的特性を有する脂質の使用の削減または廃止までもが可能になる。
脂質の生物活性の1つの尺度は、水または水溶液への溶解度である。水溶解度が比較的高い成分は、溶液中の溶解脂質モノマーのより高い平衡濃度を維持し、このことは、観察される生物学的効果に少なくとも部分的に関与し得る。例えば、一般に用いられている「モノオレイン酸グリセロール」(GMO)は、室温で少なくとも10-7M、生理的温度ではそれを上回る平衡水溶解度を有する。これに対して、DOPEの溶解度は約10-10Mである。
ポリソルベート80(P80)は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルPEG(20)ソルビタンモノオレエートの一般名である。この化合物は、DOPEの格子を膨張させて、DOPEがより容易に分散粒子形態をとることができるようにする。
成分bは、細分化剤としても作用し、相挙動の制御および安定と、非ラメラ相の粒子への細分化の促進および安定化との両方に役立つ。
構造膨張剤としてP80を特に選択することで安定性の高い粒子状分散液が得られることがわかっている。
成分bは、DOPE相構造の細分化を容易にするのに、かつ/または細分化された非ラメラ相粒子を安定化するのに十分なレベルで含まれる。このような細分化は、自発的であってもよく、又はせん断および/もしくは超音波処理によるような物理的細分化を必要としてもよい。当業者は、本明細書中の実施例に鑑みて任意の組成物が十分な細分化剤を含有しているかどうかを容易に評価できるであろう。
本発明の組成物は、非ラメラ粒子を含むか又は水性流体と接触するとこのような粒子を形成する。このような流体は、対象への送達用の流体(例えば、水または無菌食塩水)であってもよく、又は体液、特に胃液、腸液、粘膜表面液または血液であってもよい。
本明細書において、用語「非ラメラ」は、ラメラ相またはリポソームにおいて見られるようなラメラ構造とは対照的なものとして、キュービックもしくはヘキサゴナルもしくはL3相またはこれらの任意の組み合わせを示すために用いられる。粒子が非ラメラ相または構造を有すると記載されている場合は、少なくとも粒子内部がこの構造を有することを示す。粒子は一般に2つの別個の領域、つまり内部領域と周囲の表面領域とを有している。表面領域は、「非ラメラ」粒子においてさえもラメラ状または結晶状であり得、非常に規則正しい結晶または液晶相から実質的に無秩序な流体層までのいかなる相でもあり得る。
用語「ラメラ粒子」は、本明細書において、内側の溶媒室を取り囲む1つまたは複数の外側の両親媒性物質ラメラ二分子層を含むことを特徴とする小胞粒子(例えば、リポソーム)を示すために用いられる。
本発明の1つの局面において、組成物は非ラメラ粒子を含む。このことは、存在する(好ましくはコロイド)粒子のうち、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、最も好ましくは少なくとも85%(容積比)が、非ラメラ状であることを示している(例えば、レーザ回折とcryo−TEMまたはSAXSとの併用によって判断)。本発明の別の局面において、組成物は水性流体と接触すると非ラメラ粒子を形成する。このことは、水性流体(例えば、本明細書に記載のもの)と接触すると、粒子のうちの少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、最も好ましくは少なくとも85%(容積比)が非ラメラ粒子になることを示している。
活性剤を本発明の組成物中で製剤化する場合、活性剤はしばしば構造化剤の相挙動に影響を及ぼす。例えば、ある活性剤(サイクロスポリンAなど)は、DOPEよりも大きな負の曲率を生じさせ、高濃度では、キュービックまたはヘキサゴナル液晶相ではなく逆ミセルL2相のような非常に負に湾曲した相を形成させ得る。それにもかかわらず、DOPEと自発曲率の負の程度がそれほど大きくないP80との適切な混合物を用いて製剤化することにより、このような活性剤を例えば逆ヘキサゴナル相に製剤化し得る。この方法により、混合物全体として適切な負の曲率が得られ、本発明の組成物における使用が可能になる。
当業者は、特定の混合物の自発曲率の程度または活性剤を含むことが自発曲率の程度に及ぼす影響を評価するために、標準的な方法を用いることができる。これは、例えば、水中でのDOPE/P80混合物のバルク相挙動を調査し、その後、含まれる活性剤の濃度を様々に変えて調査することによって行い得る。相は、本明細書中に示した方法(例えば、偏光、SAXS、cryo−TEMなど)のいずれかと、その都度選択された成分の適切な混合物とによって調べることができる。活性剤が混合物の相挙動に及ぼす影響が大きいような状況によっては、選択されたDOPE/P80混合物はそれ自体所望の非ラメラ相を提供しない(例えば、非常に小さいか非常に大きい自発曲率を有する)ことがあるが、活性剤と共に製剤化された場合にのみこの相を生じる。このため、平衡相は、活性剤の添加により、例えばキュービック相からヘキサゴナル液晶相へと変化し得る。
好適な実施形態において、本発明の組成物は少なくとも1つの活性剤を含む。適切な活性剤は、ヒトならびに獣医用薬剤およびワクチン、診断用剤、植物精油、抽出物または香料のような「代替」活性剤、化粧品用剤、栄養剤、栄養補助食品などを含む。適切な薬剤としては、例えば、βラクタムまたは大環状ペプチド抗生物質のような抗菌剤、ポリエンマクロライド(例えば、アンホテリシンB)またはアゾール抗真菌剤のような抗真菌剤、ヌクレオシド類似体、パクリタクセルおよびその誘導体のような抗がんおよび/または抗ウイルス薬、非ステロイド系抗炎症薬のような抗炎症薬、コレステロール低下および血圧低下薬を含む心臓血管作用薬、鎮痛薬、セロトニン吸収阻害剤を含む抗鬱薬、ワクチンならびに骨調節剤が挙げられる。
コロイド組成物においては、例えば光散乱法(レーザ回折など)で測定すると、平均(中間)粒度は典型的に0.1〜0.6μmの範囲である。好ましくは、0.05〜1.5μmの範囲から外れるのは粒子のうち1%以下であり、より好ましくはこの範囲から外れるのは0.1%以下であり、最も好ましくはこの範囲から外れる粒子は(レーザ回折では)検出されない。非コロイド製剤においては、平均粒度は典型的に10〜150μmの範囲である。
さらに、本発明のコロイド製剤は、典型的に、周囲温度での長期保存に対して物理的に安定している。このような製剤は、室温で少なくとも10日、より典型的には少なくとも3ヶ月、好ましくは少なくとも6ヶ月、より好ましくは12ヶ月以上の期間にわたって、相挙動と粒度のいずれの点においても本質的に安定しているはずである。これに対して、同様の粒度の公知の分散液は、粒度が室温で10日未満しか安定していないこともある。
保存期間中の平均粒度の増加が2倍以下であれば、粒度分布が保存に対して本質的に安定していると考えることができる。好ましくは、保存期間中の平均粒度の増加は50%以下であり、より好ましくは20%以下である。同様に、保存期間中の分布の半値幅の増加は、好ましくは50%以下、より好ましくは20%以下、最も好ましくは10%以下である。分布が単峰型である場合は、保存期間中は単峰型のままであるのが好ましい。非常に好適な実施形態において、本発明の組成物の粒子の粒度分布は、上記の期間にわたる保存時に、平均粒度および粒度分布の半値幅の変化が10%以下であり、単峰型のままである。
静脈内または動脈内投与用のコロイド分散液の場合は、保存および使用中に粒度分布が安定していることが特に重要である。比較的小さな成分の非コロイド粒子を含有する組成物であっても、血流への直接投与により塞栓症または少なくとも予測不可能な放出速度を引き起こし得る。同様に、活性剤の放出制御は、その他のいかなる経路による投与用の組成物においても、信頼性の高い粒度分布に依存し得る。医薬用、診断用および獣医用製品もまた数ヶ月間の保存に対して安定しているのが好ましく、そうでなければ製品のコストおよび有用性に重大な悪影響が及ぶ。
本発明の組成物は、溶媒(水性溶媒など)中でDOPEとP80の分散液を調製し、その後、必要に応じて分散液の加熱および冷却処理を1サイクルまたは複数サイクル行うことによって生成し得る。
本発明の組成物は、溶媒(水性溶媒など)中でDOPEとP80の分散液を調製することによって生成し得る。この製剤は、本明細書中の実施例ならびに米国特許第5,531,925号、国際公開第WO02/02716号、WO02/068561号、WO02/066014号およびWO02/068562号に示されているような確立した方法によって調製し得る。これらおよび本明細書中の全ての引用文献の開示を参照により本明細書に援用する。このような方法は、両親媒性物質/水液晶相(水中のDPOEなど)を細分化剤(P80)の水溶液に添加し、混合物を自然に細分化させるかあるいは例えば機械的攪拌、ボルテックス、回転−固定子混合、高圧均質化、ミクロ流動化および/または超音波を用いてこの過程を促進させることを含んでいる。
非ラメラ形態の粒子の存在は、20を超える粒子、好ましくは50を超える粒子の試料を示しているのが好ましい1組のcryo−透過型電子顕微鏡粒子画像から評価するのが好ましい。非ラメラ粒子の存在はX線散乱実験によっても評価し得る。
粒子は、(例えば限外濾過もしくは透析によって)濃縮してもよく、かつ/または例えば噴霧乾燥、流動層乾燥もしくは凍結乾燥によって乾燥させてもよい。乾燥粒子の場合、乾燥処理は、凝集および造粒工程を1回または繰り返し実施して粒度を拡大した後で行い得る。このようにして生成された、濃縮、乾燥および/または凝集状態の粒子製剤は、そのまま用いてもよく、特にインビボでの活性物質の送達用に適した非ラメラ粒子分散液を得るために水和および/または分散させてもよい。このような濃縮、乾燥および/または凝集状態の粒子製剤と、それらを再懸濁/水和することによって得られる分散液は、本発明のさらなる局面となる。
本発明の製剤は、少なくとも1つの本発明の組成物と、少なくとも1つの担体または賦形剤とを含む。製剤が医薬製剤である場合は、担体または賦形剤は製薬上許容可能なものである。
組成物は、水性担体(例えば、注射用水)、結合剤、充填剤、安定化剤、オスモル濃度調節剤、発泡剤、pH緩衝剤および調整剤、粘度調整剤、甘味剤、滑沢剤、乳化剤、香料、コーティング剤(例えば、耐胃液コーティング)などの従来の医薬用担体、希釈剤ならびに/または賦形剤を用いて製剤化し得る。本発明の組成物と少なくとも1つの製薬上許容可能な担体および/または希釈剤とを含む製剤は、懸濁剤、散剤、錠剤、カプセル、コーティングカプセル、コーティング錠、エアゾール剤、坐剤、クリーム、経皮貼付剤、スプレー剤などを含むいかなる公知の剤型にも製剤化し得る。本発明の組成物を乾燥させた場合は、これを、投与前に適切な媒質(精製水または生理的オスモル濃度の溶液など)中に再懸濁するのに適した形態(散剤など)として製剤化してもよい。
本発明の一実施形態において、製剤は、非経口投与(例えば、筋肉内、皮下または静脈内注射もしくは注入による投与)に適している。別の実施形態において、製剤は、経口投与、吸入による投与、局所投与(例えば、クリームまたは点眼剤として)、経直腸投与などを含むその他の方法による投与に適している。
以下の本発明を限定するものではない実施例および添付の図面を参照することにより、本発明についてさらに説明する。
両親媒性粒子
DOPE(アヴァンティポーラーリピッズ(Avanti Polar Lipids)社、米国、0.80g)とP80(0.2g)を脱イオン水(49.0g)中で混合し、マグネチックスターラーで24時間攪拌することによって、キュービックおよびラメラ粒子の分散液を形成した。
図1は、80:20の比率のDOPE:P80の粗分散液の非ラメラ粒子のcryo−透過型電子顕微鏡(cryo−TEM)画像を示す。
安定性
実施例1で調製した分散液の相挙動を、周囲温度での10日間の保存の前後に調べた。粒度または相挙動の変化は見られなかった。
毒性試験
3.1 溶血
実施例1により得られた分散液(白色)を、ミクロ流動化装置において周囲温度で10分間(8回)高圧(350バール)で均質化し、オートクレーブ(120℃、20分)し、室温まで冷却した。
DOPE:P80の重量比は80:20であり、全両親媒性物質濃度が5重量%になるまで水中に分散させた。この溶液を、様々な最終濃度となるように水で希釈した。
様々な濃度での分散液の溶血効果を測定した。分散液は、1重量%までの全両親媒性物質濃度では非溶血性であることがわかった。
対応する方法によってグリセロールモノオレインのキュービック分散液を調製し、同じ条件で溶血効果試験を行った。GMOを基剤とする分散液は、0.1重量%という低い全両親媒性物質濃度で著しい溶血効果を示した。
3.2 発熱性
実施例3.1と同様にDOPE/P80製剤を調製し、ウサギモデルにおいて発熱性試験を行った。組成物は、少なくとも5ml/kg(全両親媒性物質5重量%)の用量までは非発熱性であることがわかった。
3.3 急性毒性
実施例3.1と同様にDOPE/P80およびGMOを基剤とする組成物を調製し、ラットモデルにおいて急性毒性試験を行った。
DOPEを基剤とするキュービック相分散液は、10ml/kg(両親媒性物質10重量%)までの用量で用量依存的に検討したところ急性毒性を示さなかった。
他方、グリセロールモノオレインを基剤とするキュービック相分散液は、対応する脂質用量で毒性があることがわかった。
図1は、DOPEとP80の粗分散液の非ラメラ粒子のcyro−TEM画像を示す。

Claims (13)

  1. a)少なくとも50%のジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)と、
    b)1〜50%のポリソルベート80(P80)と、
    を含み(全ての部はa+bの重量の合計に対する重量比で示される)、
    非ラメラ粒子を含むか又は水性流体と接触させると非ラメラ粒子を形成する粒子組成物。
  2. a)少なくとも50%のジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)と、
    b)1〜50%のポリソルベート80(P80)と、
    c)必要に応じて溶媒と、
    からなる両親媒性担体製剤を含み(全ての部はa+bの重量の合計に対する重量比で示される)、
    非ラメラ粒子を含むか又は水性流体と接触させると非ラメラ粒子を形成し、
    該担体製剤は、ラットにおいて、対象の1kgあたりの成分a+bが少なくとも1000mgまでのレベルでは急性毒性を示さない粒子組成物。
  3. a)少なくとも50%のジオレオイルホスファチジルエタノールアミン(DOPE)と、
    b)1〜50%のポリソルベート80(P80)と、
    c)必要に応じて溶媒と、
    からなる両親媒性担体製剤を含み(全ての部はa+bの重量の合計に対する重量比で示される)、
    非ラメラ粒子を含むか又は水性流体と接触させると非ラメラ粒子を形成し、
    該担体製剤は、ウサギにおいて、対象の1kgあたりの成分a+bの5%分散液が少なくとも5mlまでのレベルで非経口投与した場合、発熱性を示さない粒子組成物。
  4. 少なくとも1つの活性剤をさらに含む請求項1から3のいずれかに記載の組成物。
  5. 少なくとも50%の非ラメラ粒子を含む請求項1から4のいずれかに記載の組成物。
  6. 水性流体と接触すると少なくとも50%の非ラメラ粒子を形成する請求項1から4のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記水性流体が体液である請求項6に記載の組成物。
  8. 前記粒子の平均粒度が10〜150μmである請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
  9. 前記粒子がコロイド状である請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
  10. 前記粒子が、少なくとも10日の室温での保存に対して相挙動および粒度の点で安定している請求項9に記載の組成物。
  11. 乾燥粉末状である請求項1から10のいずれかに記載の組成物。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の組成物を含む医薬製剤。
  13. 少なくとも1つの製薬上許容可能な担体または賦形剤をさらに含む請求項12に記載の製剤。
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