JP2007518347A - デジタルマルチメディア放送システムにおける放送サービス受信装置及び方法 - Google Patents

Abstract

コード分割多重化方式(ＣＤＭ:Code Division Multiplex)に基づくデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)における放送サービス受信装置及び方法を提供する。該放送サービス受信装置及び方法は、受信者が放送サービスを変更するときに、ユーザの不便を最少化することができる。放送サービスを変更するとき、受信機は、バッファに格納されている既存の放送を維持し、その既存の放送を維持する一方、受信機が要求した新規な放送サービスのデータをデインターリービングして画面及び別途の出力装置に出力する。その要求された放送サービスのデータをデインターリービングするために、余裕チャンネルを設定する。

Description

本発明は、放送システムにおける放送サービスの受信装置及び方法に係り、特に、デジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ:Digital Multimedia Broadcasting)受信装置及び方法に関する。

デジタル放送は、従来のアナログ放送を取り替えられる高画質、ＣＤ(compact disk)水準の音質及びより高いレベルのサービスをユーザに提供することができる。このようなデジタル放送は、地上波放送システム及び衛星放送システムに分けられる。ここで、地上波放送システムは、地上の中継器を用いて放送サービスを提供し、衛星放送システムは、人工衛星を中継器として用いて放送サービスを提供する。

デジタル放送は、高画質及び高音質等のサービスを提供するために、ＭＰＥＧ−２(Motion Picture Experts Group−2)及びＭＰＥＧ−４技術を用いる。この二種類の技術は、放送サービストラフィックを高い圧縮率で圧縮して伝送する。ＭＰＥＧ−２技術は、高い圧縮率で大量のデータを伝送できるため、デジタル放送システムで広く用いられている。デジタル放送システムは、大量のデータを伝送するために、高い圧縮率を提供できる技術を採択する。

このように放送サービストラフィックを伝送するために多様なシステムが用いられる。その一つが、ＤＭＢシステムである。以下、ＤＭＢシステムによって提供される放送サービスについて説明する。

ＤＭＢシステムは、特定の端末に一つの放送サービスを提供するために、五本のチャンネルを使用する。図１を参照して五本のチャンネルについて説明する。

図１は、ＤＭＢシステムの端末で放送サービスを提供されるために必要なチャンネルの構成を示す。以下、図１を参照してＤＭＢシステムの端末で放送サービスを提供するために必要なチャンネルの種類及び機能について説明する。

図１に示したように、ＤＭＢシステムは、パイロット情報を伝送するチャンネル−０ １００と、電子番組ガイド(ＥＰＧ:Electronic Program Guide)情報を伝送するチャンネル−１ １０２と、限定受信システム(ＣＡＳ:Conditional Access System)情報を伝送するチャンネル−２ １０４とを含む。また、ＤＭＢシステムは、放送トラフィックを伝送する二本の放送チャンネルを使用する。図１において、放送チャンネルは、放送Ａ−１のチャンネル−３ １０６と放送Ａ−２のチャンネル−４ １０８とに分かれる。放送トラフィックを伝送するために実際に使用される二本のチャンネルは、チャンネル−３ １０６とチャンネル−４ １０８である。上述したＤＭＢシステムは、一つの放送サービスのための放送トラフィックが、二本のチャンネルを通じて伝送されるように構成されている。

このような放送サービスを提供するとき、ＤＭＢシステムは、伝送される放送トラフィックを大きいデータブロック単位でインターリービングして伝送する。すなわち、符号化器は符号化されたデータを大きいデータブロック単位でインターリービングして伝送するため、受信機は、そのインターリービングされたすべての符号化データを受信するときのみ、放送データを復号することができる。より詳しくは、大きいデータブロック単位でインターリービングされたデータのすべてを受信するときのみ、デインターリービングが可能であり、デインターリービングが完了されなければ、復号を遂行することができない。したがって、ＤＭＢシステムの端末は、上述したデインターリービングの遂行に必要なサイズのデータを受信した後に、放送サービストラフィックの復号化を行えるため、放送サービスを提供する動作は相当に遅延される。

このような放送サービスの提供に必要な時間遅延は、端末がサービスを開始する場合のみならず、ユーザが別途のチャンネルを要求する場合にも発生する。以下、端末が特定なチャンネルの放送サービスを提供されている間に、異なるチャンネルの放送サービスが要求されることにより、サービスが遅延される場合を、図２を参照して詳しく説明する。

図２は、従来のＤＭＢシステムにおいて放送サービスが切り換えられるときの、遅延時間を説明するためのタイミング図である。以下、図２を参照して放送サービスが切り換えられるときの、放送の遅延理由及び遅延時間について説明する。

図２を参照すると、ｘ軸は時間を示し、ｙ軸は放送サービスを提供するトラフィックを示す。まず、端末に対してＤＭＢサービスの放送Ａ ２００のサービスが提供される状況を図２に示した。このように放送サービスが提供されている端末で、ユーザが放送サービス変更を要求する場合、端末は、放送Ａ ２００を提供するためにバッファに格納されたデータを削除し、要求されたチャンネルのデータを受信しなければならない。上述したように、放送Ａ ２００を提供するためにバッファには大量のデータが格納されるが、これは放送データのインターリービングに必要なデータサイズに相当する。

このようにバッファに格納されたデータを削除した後に、ユーザが要求された放送サービスである放送Ｂ ２０４を受信するように、端末は、該バッファにＴ₀₀の時点からＴ₀₂の時点までデータを格納しなければならない。このように要求された放送サービスである放送Ｂ ２０４を正常に提供するために、バッファに格納されるデータの量は、インターリービングされたデータの量より多いか、同じでなければならない。デインターリービング/復号による遅延を示す時間区間２０２は、要求された放送サービスのトラフィックを格納する時間と、格納されたデータがデインターリービング及び復号される遅延時間とを含む。すなわち、時間区間２０２内に要求された放送サービスである放送Ｂ ２０４のデータを連続的に受信するが、要求された放送サービスは、Ｔ₀₂以後の時点のみに提供される。

放送データが大きいデータブロック単位でインターリービングされて伝送されるとき、端末は、その放送データをデインターリービングするために、インターリービングされたすべてのデータを受信しなければならない。この場合、デインターリービング及び復号時間を含む遅延時間が要求される。したがって、インターリービングのサイズが大きいＤＭＢシステムの端末が、放送サービスの切り換えを遂行しようとする場合、少なくともインターリービングされたすべてのデータを受信するまでは、放送サービスを提供することができない。且つ、すべてのデータを受信した後にも、デインターリービング及び復号時間区間の内には、放送を提供できない。放送Ａ ２００から放送Ｂ ２０４へ切り換えが要求されるとき(Ｔ₀₀)、放送Ａ ２００の受信が中断され、放送Ｂ ２０４が受信されてデインターリービングされる場合、時間区間２０２内に放送は提供されない。放送Ｂ ２０４のデインターリービング及び復号が完了されてから、放送Ｂ ２０４が出力される。

一方、ＤＭＢシステムは、放送トラフィックのインターリービングを大きいデータブロック単位で遂行するが、これは、送信機でデータを伝送する際の伝送誤りを受信機が訂正可能にするためである。これにより、データをデインターリービングして復号しようとする場合、受信機は、インターリービングされたデータを基本的に受信すべきである。したがって、ＤＭＢシステムにおいて放送サービスを切り換える場合、図２に示したように、少なくともＴ₀₀の時点からＴ₀₂の時点まで放送サービスが提供されない区間が発生するため、ユーザに不便を与える。

したがって、本発明の目的は、ＤＭＢシステムの端末において、放送サービスを円滑に受信することのできる装置及び方法を提供することにある。

本発明の他の目的は、ＤＭＢシステムの端末において、放送サービスの切り換えが要求されるとき、放送中断時間を最少化することのできる装置及び方法を提供することにある。

このような目的を達成するための本発明は、パイロットチャンネルと、電子番組ガイド(ＥＰＧ)チャンネルと、限定受信システム(ＣＡＳ)チャンネルと、トラフィックを伝送する二本の放送サービストラフィックチャンネルとを用いて、一つの放送サービスを提供するデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)システムにおける放送データを受信するための装置を提供する。この装置は、放送サービスを提供するためのチャンネル以外に、少なくとも一つの余裕チャンネル(reserved channel)を受信するための受信機と、受信機から受信されたチャンネルを独立的にインターリービングして復号する復号器と、チャンネル変更が要求されるとき、放送サービスを提供するチャンネルのうち、使用可能なチャンネルを選択し、要求された放送トラフィックのバッファリングが完了されるとき、現在提供される放送トラフィックを、要求された放送トラフィックに切り換える制御部と、を含み、その要求された放送トラフィックは、余裕チャンネルと使用可能なチャンネルとを通じて受信される。

また、前記した目的を達成するための本発明は、パイロットチャンネルと、電子番組ガイド(ＥＰＧ)チャンネルと、限定受信システム(ＣＡＳ)チャンネルと、トラフィックを伝送する二本の放送サービストラフィックチャンネルとを用いて一つの放送サービスを提供するデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)システムにおいて放送データを受信するための方法を提供する。この方法は、チャンネル変更が要求されるとき、放送サービスを提供するためのチャンネルのうち、使用可能なチャンネルを選択するステップと、該放送サービスを提供するために、チャンネルのうち、放送トラフィックチャンネルと、選択された使用可能なチャンネル及び余裕チャンネルを用いて、チャンネル変更要求に関連した放送トラフィックとを復号するステップと、要求された放送トラフィックのバッファリングが完了するとき、既存の放送トラフィックを要求された放送トラフィックに変更するステップと、を含む。

本発明は、コード分割多重化方式に基づくＤＭＢシステムにおいて放送が変更されるとき、所定の時間区間内に放送サービスの中断によるユーザの不便を最少化しながら、移動端末機器への採用構造も単純にすることができる。

以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照しながら、詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にするために、関連した公知の機能や構成についての具体的な説明は、適宜省略する。

図３は、本発明によるデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)システムにおける放送サービス方法の概念を説明するためのタイミング図である。例えば、図３は、放送Ａ ３００をサービスしている状態で、新たに放送Ｂ ３０４へのサービス変更が要求される場合、サービス変更方式を示している。

図３において、ｘ軸は時間を示す。図３を参照すると、ユーザが放送サービス切り換えを要求するとき(Ｔ₀₄)、受信機は、新規な放送Ｂ ３０４がデインターリービングされる時間区間３０２内に、既存の放送Ａ ３００を維持することにより、放送の中断現象を防止し、進行過程情報を伝送することを示している。また、放送Ｂ ３０４のデインターリービングが完了される前に、バッファ(図示せず)に格納されている放送Ａ ３００が空になることを参照符号３０６として示したことがわかる。

上記動作のために、本発明は、図１の従来のチャンネル構造のような放送ガイド情報が含まれたチャンネル−１と余裕チャンネルとを備え、この余裕チャンネルを用いて放送サービス変更要求時点Ｔ₀₄から放送サービス変更完了時点Ｔ₀₆まで、放送Ｂ ３０４のデータを受信する。この時間区間３０２内に、放送Ａ ３００は中断されずユーザに連続的に提供される。したがって、本発明は、放送サービス変更の際に、従来の放送システムで発生する放送中断現象を防止することができる。

図４は、本発明によるデジタルマルチメディア放送システムにおける放送サービス受信装置の構成を示したブロック構成図である。この放送サービス受信装置は、放送サービスを受信する移動端末に実現される。以下、ユーザに放送Ａがサービスされている状態で、ユーザの要求に応じて新規な放送Ｂへのサービス変更が行われる状態を仮定する。

また、ＲＡＫＥ受信機４０４とデインターリーバ４０６とは、図３の時間区間３０２内に放送Ａのサービスを維持する状態で、新規な放送Ｂを受信するように少なくとも一つの余裕チャンネルをさらに備える。本発明によれば、受信された放送データに関して復号及び同期化を遂行するＲＡＫＥ受信機４０４と、デインターリービングを遂行するデインターリーバ４０６とは、図１の五本のチャンネル以外に別途の余裕チャンネルを備える。かつ、残余構成要素であるチャンネルデコーダ４０８とＭＰＥＧデコーダ４１０とは、従来のようなチャンネル構造を有する。

図４の放送サービス受信装置において、放送Ｂへサービスを変更しようとする場合、ユーザは入力部４２０のキーを操作して変更する放送Ｂを選択する。このような放送サービスの切り換えのために、制御部４１８は、ＲＡＫＥ受信機４０４とデインターリーバ４０６とを分析して余裕チャンネルが利用可能か否かを確認する。例えば、ＲＡＫＥ受信機４０４とデインターリーバ４０６とに一つの余裕チャンネルを備える場合、放送ガイド情報を伝送するＥＰＧチャンネルを別途の余裕チャンネルとして用いる。

制御部４１８は、ＲＡＫＥ受信機４０４とデインターリーバ４０６との余裕チャンネルが利用可能なものと確認されれば、変更しようとする放送Ｂのデータをアンテナ４００とＲＦ受信部４０２とを通じて受信するように制御する。また、デインターリーバ４０６は、内部バッファ(図示せず)のバッファリング要求により相当な遅延時間を有し、内部カウンター(図示せず)を用いて内部バッファのアドレスを生成する。より詳しくは、デインターリーバ４０６は、内部カウンターを用いてバッファリングの遅延時間後に、所望情報の出力時点を把握することができる。

したがって、制御部４１８は、デインターリーバ４０６を通じて放送サービス変更開始及び終了時点と、これによる進行状況とを示す情報を受信することができ、その放送変更情報を表示部４１６を通じてユーザに知らせる。また、制御部４１８は、デインターリーバ４０６の内部バッファに空きがなくなるまで、変更しようとする放送Ｂを提供しないため、デインターリーバ４０６の内部バッファに空きがなくなる状態であるかどうかを連続してモニタリングする。

本発明において、チャンネルデコーダ４０８は、内部にデインターリーバ４０６の出力信号のうち、所望の放送サービスのチャンネルデータを受信して所望の出力チャンネルに切り換えるチャンネルスイッチ(図示せず)を備える。制御部４１８は、チャンネルスイッチの動作を制御する。また、チャンネルスイッチをデインターリーバ４０６とチャンネルデコーダ４０８との間に介在して構成することができる。かつ、本発明においては、デインターリーバ４０６とチャンネルデコーダ４０８とを復号器として称する。例えば、デインターリーバ４０６のチャンネル０のデータが、チャンネルデコーダ４０８のチャンネル０又は別途の任意のチャンネルに出力されることが可能である。

すなわち、サービス変更要請が発生すれば、例えば、新規な放送Ｂが、余裕チャンネルとして選択されたチャンネルＢを通じて、ＲＡＫＥ受信及びデインターリービングを始める。デインターリーバ４０６の内部バッファに空きがなくなるまでに、既存の放送Ａはそのまま放送される。デインターリーバ４０６の内部バッファに空きがなくなり、放送Ｂの出力が可能な状態になると、既存の放送Ａを中断し、放送Ｂを出力する。この際、チャンネルデコーダ４０８の入力チャンネルは、既存のチャンネルＡに限定されず、任意のチャンネルを使用することができる。上述した方式で放送サービスを変更すると、既存の放送を維持した状態で、新規な放送データに対するＲＡＫＥ受信及びデインターリービングを遂行することが可能である。

また、制御部４１８は、デインターリーバ４０６の内部バッファに空きがなくなって放送Ｂの出力が可能な状態になると、既存の放送中の放送Ａを中断し、デインターリービングされた放送Ｂのデータをチャンネルデコーダ４０８に伝送する。該チャンネルデコーダ４０８は、放送Ｂのデータに関して誤り復元のためのデコーディングを遂行してＭＰＥＧデコーダ４１０に出力する。その後、デコーディングされた放送Ｂのデータは、映像/音声処理器４１２を通じて表示部４１６及びスピーカー４１４に伝送されてユーザに放送Ｂの映像及び音声を提供する。

図５は、本発明による放送サービス変更の際に、図４の受信装置のチャンネルによるデータ処理過程を示したタイミング図である。図４のＲＡＫＥ受信機４０４とデインターリーバ４０６とに、例えば、一つの余裕チャンネル、すなわち、チャンネル−５ ５１０をさらに備える。より詳しくは、ＥＰＧチャンネル、すなわち、チャンネル−１ ５０２を放送サービス変更のための別途の余裕チャンネルとして設定する。この二本の余裕チャンネルは、放送Ａのチャンネル５０６，５０８が、放送Ｂのチャンネル５１０，５０２に切り換えられるとき、復号及びデインターリービングを遂行するためのチャンネルとして用いられる。

以下、図５に示した各チャンネル(チャンネル０からチャンネル５)の機能を説明する。まず、ユーザが、図４の受信装置を通じて放送Ａのチャンネル５０６，５０８を受信する。このとき、ユーザが、放送Ｂのチャンネル５０２，５１０へのサービス変更を要求すると、二本の余裕チャンネルは、放送Ｂのチャンネル５０２，５１０の映像及び音声データのためのチャンネルとして割り当てられる。

本実施形態においては、異なるチャンネルに比べて低い優先順位、すなわち、低いチャンネル占有率を有するＥＰＧチャンネルを余裕チャンネルとして割り当てる。一方、ＥＰＧチャンネル以外の別途のチャンネルを余裕チャンネルとして割り当てることも可能である。また、ＥＰＧチャンネルであるチャンネル−１ ５０２と本発明によるチャンネル−５ ５１０とを通じて、放送Ｂデータの復号及びデインターリービングが遂行されるため、放送Ｂがデインターリービングされる内に、ユーザが放送Ａを視聴することにより、従来のような放送中断による不便を防止する。

以下、図６Ａ及び図６Ｂを参照して、図４の受信装置に適用される本発明によるデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)システムにおける放送サービス受信方法を説明する。図６Ａ及び図６Ｂの方法は、上述した図５のチャンネル構造に基づいて遂行される。

まず、放送Ａのサービスが提供される状態(ステップ６０２)で、入力部４２０を通じてユーザの放送サービス変更要求が制御部４１８に印加される(ステップ６０３)。すると、ステップ６０４において、制御部４１８は、ユーザによる所望のサービスへの変更要求、すなわち、所望のチャンネルへの変更要求を収集及び認知する。その後、制御部４１８は、ステップ６０６で、ＲＡＫＥ受信機４０４とデインターリーバ４０６とを分析して余裕チャンネルが存在するかどうかを判断する。このとき、ステップ６０６で余裕チャンネルが存在しないと判断されれば、制御部４１８は、ステップ６０８に進んでサービス提供に影響を与えない状態で、放送サービスを中断できるチャンネルが存在するかどうかを判断する。一方、ステップ６０６で余裕チャンネルが存在すると判断される場合、制御部４１８は、現在のサービスの変更に必要なチャンネルの数を確保するステップ６１４に進む。

ステップ６０８において、放送受信を中断できるチャンネルが存在すれば、ステップ６１２に進んで該チャンネルの放送受信を中断する。しかしながら、放送受信を中断できるチャンネルが存在しなければ、ステップ６１０に進んで既存の放送を提供している放送チャンネルの放送受信を中断する。上述したステップ６１２，６１０を遂行した後に、制御部４１８は、ステップ６１４に進んでサービス変更に必要なチャンネルの数を確保する。該サービス変更に必要なチャンネルの数を確保した後には、ステップ６１６に進んで確保したチャンネルを用いて新規な放送データの受信及びデコーディングを始める。

また、制御部４１８は、デコーディング以後に、ステップ６１８に進んで放送サービス変更進行状況を表示部４１６に出力する。この場合、表示部４１６は、すぐ変更される放送を知らせる所定の案内メッセージを出力する。このように放送サービス変更進行状況を伝達する内に、制御部４１８は、ステップ６２０に進んで放送サービス変更準備が完了されたかどうかをモニタリングする。仮に、サービス変更準備が完了されなかった場合には、サービス変更進行状況を連続して表示部４１６に表示する。

しかしながら、サービス変更準備が完了された場合、制御部４１８は、ステップ６２２に進んで放送Ａを中断してから、ステップ６２４に進んで放送サービス変更完了メッセージを伝達する。該放送サービス変更完了メッセージを伝達した後に、ステップ６２６に進んで所望の出力端末に新規な放送Ｂを出力する。この放送Ｂを出力した後に、制御部４１８は、ステップ６２８で放送を変更しながら、放送受信を中断したチャンネルを復旧するかどうかを判断する。仮に、中断された放送受信チャンネルを復旧すべきであれば、ステップ６３０に進んで放送サービス変更に使用されたチャンネルを中止し、ステップ６３２に進んで以前のサービスを再開する。その後、制御部４１８は、ステップ６３４に進んでサービス変更を完了する。しかしながら、放送受信の中断されたチャンネルを復旧する必要がなければ、直ちにステップ６３４に進んでサービス変更を完了する。

以上、本発明の詳細について具体的な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。したがって、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及び該記載と均等の範囲により定められるべきである。

従来のＤＭＢシステムの端末において、放送サービスを提供されるために必要なチャンネルの構成図である。 従来のＤＭＢシステムにおいて、放送サービスを切り換えるときの遅延時間を説明するためのタイミング図である。 本発明によるデジタルマルチメディア放送における放送サービス方法の概念を説明するためのタイミング図である。 本発明によるデジタルマルチメディア放送における放送サービス受信装置の構成を示したブロック構成図である。 本発明による放送サービス変更の際に、図４の受信装置のチャンネルによるデータ処理過程を示したタイミング図である。 Ａ及びＢは、本発明によるデジタルマルチメディア放送における放送サービス受信方法を説明するためのフローチャートである。

符号の説明

４００ アンテナ
４０２ ＲＦ受信部
４０４ ＲＡＫＥ受信機
４０６ デインターリーバ
４０８ チャンネルデコーダ
４１０ ＭＰＥＧデコーダ

Claims (10)

1. パイロットチャンネルと、電子番組ガイド(ＥＰＧ)チャンネルと、限定受信システム(ＣＡＳ)チャンネルと、トラフィックを伝送する二本の放送サービストラフィックチャンネルとを用いて、一つの放送サービスを提供するデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)システムにおける放送データを受信するための装置であって、
   前記放送サービスを提供するためのチャンネル以外に、少なくとも一つの余裕チャンネルを受信するための受信機と、
   前記受信機から受信された前記チャンネルを独立的にインターリービングして復号する復号器と、
   チャンネル変更が要求されるとき、前記放送サービスを提供する前記チャンネルのうち、使用可能なチャンネルを選択し、前記要求された放送トラフィックのバッファリングが完了されるとき、現在提供される放送トラフィックを、要求された放送トラフィックに切り換える制御部と、を含み、
   前記要求された放送トラフィックは、余裕チャンネルと前記使用可能なチャンネルとを通じて受信されることを特徴とするデジタルマルチメディア放送システムにおける放送サービス受信装置。
2. 前記復号器から出力された放送サービストラフィックチャンネルをデコーディングし、前記デコーディングされた放送トラフィックを表示部に出力するＭＥＰＧ(Motion Picture Experts Group)デコーダをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 前記制御部は、前記チャンネル変更が要求されるとき、一つの放送サービスを提供するための前記チャンネルのうち、前記選択された使用可能なチャンネルを除いたチャンネルを連続して復号するように前記復号器を制御し、要求された放送サービスの提供に必要なチャンネルが前記チャンネル変更以後に復号されるように、制御動作を遂行することを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. 前記復号器は、デインターリーバとチャンネルデコーダとを含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
5. 前記復号器は、前記復号されたチャンネルのうち、前記チャンネル変更要求に関連した放送トラフィックチャンネルをＭＥＰＧデコーダに切り換えるチャンネルスイッチをさらに含むことを特徴とする請求項４に記載の装置。
6. 前記受信機は、前記放送データを受信するためのＲＦ受信部とＲＡＫＥ受信機とを含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
7. 前記放送トラフィックを表示するための表示部をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。
8. パイロットチャンネルと、電子番組ガイド(ＥＰＧ)チャンネルと、限定受信システム(ＣＡＳ)チャンネルと、トラフィックを伝送する二本の放送サービストラフィックチャンネルとを用いて、一つの放送サービスを提供するデジタルマルチメディア放送(ＤＭＢ)システムにおける放送データを受信するための方法であって、
   チャンネル変更が要求されるとき、前記放送サービスを提供するための前記チャンネルのうち、使用可能なチャンネルを選択するステップと、
   前記放送サービスを提供するために、前記チャンネルのうち、放送トラフィックチャンネルと、前記選択された使用可能なチャンネル及び余裕チャンネルを用いて前記チャンネル変更要求に関連した放送トラフィックとを復号するステップと、
   前記要求された放送トラフィックのバッファリングが完了するとき、既存の放送トラフィックを前記要求された放送トラフィックに変更するステップと、を含むことを特徴とするデジタルマルチメディア放送システムにおける放送サービス受信方法。
9. 前記要求された放送トラフィックのバッファリングが完了するとき、前記復号された放送トラフィックを前記ＭＰＥＧデコーダに切り換えるステップをさらに含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 前記チャンネルを復号する前にデインターリービングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項８に記載の方法。
    

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